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2023-12-06

複雑化する思想対立適当に分類する

※これは毎日XことTwitterを見ている人間観測範囲から見えることだけで考えた戯言です

Xは今日燃えている。その原因の多くは思想的な対立かと思うが、その内容は以前よりかなり複雑化しているように思う。

以前の思想対立の主流は「ネトウヨvsパヨク」であり、匿名掲示板時代からある古式ゆかしい対立である特に安倍元首相在任時はこれが顕著であった。

今回はこの思想対立ベースにどのように思想が分裂していったかを考えたい(なお、この文章ではあえて思想対立ベースを「ネトウヨ」「パヨク」と記載する)。

新型コロナ

基本的二項対立だった論争は、2020年から旗色が変わってくる。その原因はもちろん新型コロナウィルス感染症、Covid-19である

ここで生まれたのがみなさんご存知「自粛派vs反自粛派」「ワクチンvs反ワクチン」の対立だ。

この時点では(現在も)多くの者が前者の立場を取ったため、あまり思想ごとの偏りは多くなかった。せいぜい政府対策の遅さを非難するべく「パヨク」側が前者に立っていたのが目立つぐらいだろうか。

しかし発生が中国武漢であったとされている点、政府アメリカ製ワクチンを推進したという点からネトウヨ」「パヨク」の一部が「反自粛」「反ワクチン」に移ったことは抑えておきたい。

フェミニズム

さて、その前後で起こっていた思想対立といえば「ツイフェミvsアンチフェミである

これは比較的単純で、ツイフェミ陣営は「パヨク」、アンチフェミ陣営は「ネトウヨ」が主であった。というのも、当時のTwitterで湧き上がる論争は概ね「宇崎ちゃん献血コラボ」「温泉むすめ」「ラブライブ!サンシャインJAコラボ」等に対するツイフェミから批判嚆矢となることが多かったので、「左派表現規制vs右派表現の自由戦士」という文脈で語られることがほとんどだったためであるそもそも表現規制右派お家芸だったのだが…そこら辺は割愛)。

しかしここで一つの変化が生まれる。それがトランスジェンダーを巡る問題である

人権尊重を是とする「パヨク」およびそれに準ずる「ツイフェミ」にとって、トランスジェンダーおよびLGBは当然尊重すべき存在であり、欧米各国の動きを見ても当然と考えられていた。

しかし、「ツイフェミ」と呼ばれる女性の一部が「フェミニズム」を掲げている理由は主流左派のそれとは異なっていた。それは男性から性的に客体化される恐怖や怒り、男性嫌悪が行動の原理となっていたという点である

この視点から考えるに、彼女らにとって身体男性トイレ銭湯に入ってくるというのは全く受け入れられない。結果的トランス排除に向けて「ツイフェミ」は分裂する。いわゆる「TERF」の誕生である

ここで興味深いのが「TERF」と「ネトウヨ」の合流である戸籍制度の護持を標榜する「ネトウヨ」にとって同性婚は蟻の一穴となりかねないものとなっており、必然的LGBTに対しても反対的な立場を取るものほとんどだった。これが、「TERF」と「ネトウヨ」を結びつけるに至った。本来対立する思想各論反対によって一致するというのは興味深い。

もっとも、ラディカルフミニストの思想本質的にかなり保守的であるため、合流は当然という見方もある)

ウクライナロシア戦争、イスラエルハマス紛争

ここまででもお腹いっぱいであるが、今最も新しい思想対立最後に紹介する。

それが「ウクライナロシア戦争」と「イスラエルハマス紛争パレスチナ-ガザ地区)」の思想対立である

日本国立場としては前者は「ウクライナ寄り」後者は「中立であると筆者は考えている。

しかし「ネトウヨ」と「パヨク」はここでさらなる分裂を迎えることになる。

まず「パヨク」の方は比較シンプルで、基本的には「ウクライナ寄りの中立」「パレスチナ寄り」となっている。

憲法9条を基にした戦争反対という考えがベースにあり、被害がより深刻な陣営に寄り添うという思想からは当然のことのように思われる。しかし注意したいのが「パヨク」は基本的に「反米であるという点である。なので米国支援するイスラエル戦闘状態にあるパレスチナガザ地区)については積極的に支持できる一方、同様に米国支援するウクライナ消極的な支持となっている。その証左ウクライナの抗戦を諫め降伏を促す言論基本的に「パヨクから出てきている。これが高じた一部の「パヨク」は明確にロシア側の立場を取るものも少なくない数観測できる。

一方の「ネトウヨ」はさらに分裂している。

まず「ウクライナロシア戦争」においては基本的に「ウクライナ寄り」の者がほとんどかと思う。というのも、ネトウヨほとんどは政府見解と一致した親米保守であり、反中・反東側陣営という点から見てもウクライナ支持がほとんどかと考えられる。

だが「イスラエルハマス紛争」においてはかなり微妙である。先ほど述べた通り「ネトウヨ」は基本的政府見解と一致した思想軸足を置いているため、かなり中立となっている現在日本立場には拠り所がない。

もちろん親米保守立場からイスラエル支持、パレスチナ批判を展開する「ネトウヨ」もいるが、どちらかというとドイツイスラエル決死支援嘲笑うぐらいで特に支持を明確にしていない場合も多いように思う。

しかし「ネトウヨ」が親米保守であるというのはあくま原則論である。中には極右として自民党すら切り捨てる勢力存在する。それが「参政党」「日本保守党」の支持勢力である思想の違いは存在するが、共通するのは強烈なラディカル右派であるという点である

どちらも政府自民党の不満へのカウンターとして存在しており、前者は「政府コロナ対応後者は「トランスジェンダー法案の可決」を機に勢力を伸ばした。

当然の如く反「パヨク」や反中反韓ではあるが、日本第一主義の観点から反米(というか反戦勝国)的視点も持ち合わせており、その観点からウクライナロシア戦争」においてロシア側を支持する者も多い。

そしてえてして反ワクチン思想も兼ね備えているケースが散見される。

最後

さて、ざっくりまとめただけでもこのような分類になったが、実際にはもっと多くの対立存在している(インボイス推進vs反インボイスAIvs反AI etc…)

ワンイシューでの思想対立が難しい現状において、統率の取れた反対運動というのは以前よりも減少しているのかもしれない。しかし、それに反比例するように炎上自体の回数は増えているように思う。

この思想対立に終着は見えないが、Xが終わるその日までこの争いを見届けたい。

2019-01-31

anond:20190131212652

はてサと呼ばれる存在も、日本第一主義から内政問題に熱心なんじゃね?安倍はさっさとやめろと思うし。俺は少なくともそうよ。

anond:20190131212312

ちゃん日本第一主義極右を名乗るようにすれば何も言われなくなるとおもうよ

2018-06-18

anond:20180618133215

日本にも極右政党が台頭する…?そういえば日本第一主義を掲げる政党があったような…。

 
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