はてなキーワード: 方法とは
一連の安保理決議は、北朝鮮に対し次の3点を義務付けています。
(1) 弾道ミサイル技術を使用した発射、核実験又はその他の挑発をこれ以上行わないこと。
(3)全ての核兵器、核計画、その他のいかなる大量破壊兵器及び弾道ミサイル計画も完全な、検証可能な、かつ、不可逆な方法で放棄すること。
北朝鮮に対する安保理決議は上記の通りで、人工衛星と称しても「弾道ミサイル技術を使用した発射」には違いがないのだから、日本としてはそれを批判し、警戒するのは当然のことだと思うんだけど、実際の所、北朝鮮がミサイルを打つ度に、日本政府への悪感情が高まり、日本の軍拡を許してはならないと言う世論が高まるんだよね。
ただそこに疑問を持つと、侵略戦争主義者、歴史修正主義者、差別主義者、自民の犬、壺カルト信者等とボロカスに言われるんだけどさ。
男性の自殺率が高いのは「弱い」からだけなのか? 統計データから読み解く複雑な背景
確かに、厚生労働省の統計によると、2021年の日本の自殺者数は男性が女性の約3倍と、先進国の中でも高い水準となっています。しかし、単純に「男性は弱いから自殺する」と断言するのは適切ではありません。自殺という複雑な問題には、様々な要因が絡み合っているからです。
男性は古くから、「家計を支える」「家族を守る」といった強い責任感やプレッシャーを背負ってきました。近年、ジェンダーロール意識は変化しつつありますが、社会全体ではまだまだ男性優位な考え方が根強く残っています。
男性は、問題を抱え込んでも外見に出さずに我慢する傾向があります。周囲に助けを求めることを恥じたり、弱みを見せることを恐れたりする気持ちから、一人で悩みを抱え込んでしまうのです。
女性は、うつ病などのメンタルヘルス疾患を発症しやすい傾向がありますが、男性は受診率が低いという課題があります。周囲の理解不足や、男性特有の「弱音を吐かない」という気質などが原因と考えられています。
4. 死への手段
男性は、首吊りや飛び降りなど、より致死性の高い手段で自殺する傾向があります。一方、女性は薬物過剰摂取など、比較的手段の致死性が低い方法を選ぶことが多いです。
5. 経済格差
近年、男性の非正規雇用労働者が増加しており、経済的な困窮が自殺のリスクを高める要因となっています。
近年、男性もDV被害者として浮き彫りになってきています。パートナーからの暴力は、精神的なダメージだけでなく、経済的な困窮や社会的な孤立にも繋がり、自殺のリスクを高めます。
このように、男性の自殺率が高い背景には、ジェンダーロールや社会的なプレッシャー、問題への対処方法の違い、メンタルヘルスへのアクセスの差、死への手段の違い、経済格差、DV被害など、様々な要因が複雑に絡み合っています。
「弱い」という単純な言葉で片付けるのではなく、それぞれの背景にある社会的な問題や課題に目を向け、多角的な視点から対策を検討していくことが重要です。
自殺は、単一の原因ではなく、様々な要因が絡み合って起こる複雑な問題であることを強調する。
男性の自殺率が高い背景には、ジェンダーロールや社会的なプレッシャー、問題への対処方法の違い、メンタルヘルスへのアクセスの差、死への手段の違い、経済格差、DV被害など、様々な要因があることを説明する。
男性の自殺を防ぐためには、ジェンダーロール意識の改革、男性向けのメンタルヘルスサービスの充実、DV防止対策の強化など、社会全体で取り組む必要があることを訴える。
結婚相談所にいる人たちなんて自分で相手も見つけられない集団でしょ
残飯の中でまだ食べられるものを探すような場所で相手見つけても幸せになれるわけないじゃん
静岡県知事選が行われ、鈴木康友元浜松市長が新県知事となった。
いろいろ言われているが、西部出身で、中部と東部にも在住経験がある増田が思うことをつらつらと書いてみた。
中部…伝統に誇りを持っている、お公家っぽい(今川さん)、変化を嫌う、ゆっくり
東部…伊豆、温泉、リゾート、観光業・サービス業が多くて金銭的に大変そう
てか正直遠すぎて(特に東部)バチバチに意識しているというより無関心に近い。
西部と中部というのは、わかりやすく言えば大阪と京都なのだと思う。商いのまち大阪と歴史伝統お公家さんのまち京都。
中部に引っ越してきて驚いたのは、この令和の時代に高齢者のみならず、10代20代の若者まで当たり前のように伊勢丹近くの元城下町のことを「おまち」と呼んでいたことだ。わたしはいまだにちょっと恥ずかしくて言えない。いつまで駿府城下町を引きずってるだよとちょっと思ってしまう()
でも、観光資源(国宝久能山東照宮などの歴史・世界遺産三保の松原・梅ヶ島温泉・エスパルス)と都市のバランスは良いと思う。西部は工業は栄えているけどわざわざ遠くから遊びに来たくなるような楽しいところ全然ないから。
正直住む前は、東部=伊豆であり、田舎というイメージで、三島や沼津、御殿場に対する印象がすっぽり抜け落ちていた。しかし住んでみると沼津・三島・御殿場などは関東圏に近いことや、御殿場アウトレットに外国からの観光客がたくさんくるのでかなり栄えているしハイカラな感じがある。関東圏に近い洗練された東部にくらべると、西部はもう田舎臭すぎる。全然違う。
鈴木康友氏を支持した。
理由は彼以外の候補から「稼ごう・財政を潤わせよう」という気を感じられなかったからだ。
正直自分は一般市民で、どの程度某自動車メーカーと彼がズブズブなのかはネットの噂程度しか知らない。メガソーラーや水道の民営化については彼のマイナスポイントだと思っている。それでも彼に投票したのはただ、稼ごうともせずに福祉や防災の話ばかりする人間が信用できないと思ったからだ。
これこそ上記であげたとおり、工業のまちである西部民の気質であり、今回の康友氏の西部票の一因でないかと思う。(ちなみに一番多いのは、「市長やってた」「名前知ってる」とかその程度でなんとなく入れてる人だと思う… 西部vs中部とか、打倒自民とか、組織票とかそんな大した陰謀論みたいな理由はあまり関係ないと地元民的には思う)
今回の選挙結果から、正直西部の支持が重要だと可視化されてしまった感は否めない。ゆえに西部はこれからも優遇されると思う。東部に関しても、個人的にはある程度優遇されると考えている。なぜなら中部を優遇するよりは、下記の2点でメリットがあるからだ。
正直中部の人間が、少しくらい優遇したところで寝返る率は東部を優遇したときほど高くないというのは西部の人間の肌感としてある。となれば、「ちゃんと東部を見ている」というアピールをすれば票になる東部はある程度優遇されると思われる。実際今回の結果を踏まえると、西部を盤石にしたうえで、東部にそっぽを向かれなければ次も安泰だろうし。
かつて廃墟と化したらしい熱海が、最近はインスタ映えで栄えている。隣県だが、箱根も若い人すごくたくさん旅行に来ている。伊豆半島も、鉄道・地理・観光資源すべてにおいて上記に続けるポテンシャルがある。票が稼げるうえにお金も稼げるなら投資する価値はある。
中部はなんというか都市としても観光としても中途半端。住む分にはいろいろあって楽しいんだけどね。県外や国外から人を呼ぶにはちょっと弱い(≒投資しても無駄)感がある。清水港に豪華客船来るからそれは活かしたいけどね。ちょっと海外旅行の需要を生むほどの観光地化は難しそう。
観光地以外の方法でお金を作ろうにも、いまだにおまちを引きずっていて、旧静岡市内にはイオンモールを建てられないくらいに商工会議所かなんかの発言力がある中部(というか静岡市)を工業開発・商業開発するのもめんどくさそう。それなら新幹線も停車して関東に近い東部のほうがいい。
おわり
人には大なり小なり性的嗜好があるものだと思う。中にはニッチなものであったり、他人からドン引きされてしまうようなものを抱えている人もたくさんいるはずだ。
かくいう私はくすぐりフェチで、人が無理やり笑わされている様子を見て性的に興奮する性質である。私にとってこれはニッチなものであるため、この性的嗜好を一生他人に明かすことはないだろうと考えて生きていた。
そんな私に恋人ができた際、この性的嗜好を相手に明かすべきか非常に迷った。
選択肢は二つ
1.自分の抱える性的嗜好を一生相手に隠し続け、ある種悶々としたともいえる日々を送り続ける。
2.相手にドン引きされる覚悟で伝えて、自分の性的嗜好に付き合ってもらう。
迷いに迷った結果、交際を開始してから2週間ほどでパートナーに私の抱える性的嗜好のすべてを打ち明けることにした。
というのも、私はパートナーとの性交渉はお互いの関係を維持するうえで必要不可欠であると感じており、"私はあなたに魅力を感じていますよ"ということを最もダイレクトに表現できる方法であると考えている。そのため、性交渉に関して満足できない点があるというのはお互いにとってデメリットであると感じたため、すべてを打ち明けた。(エビデンスはないが、不貞行為の原因には性交渉に満足できていないというのがそれなりにあるのではないかと考えている。)
正直、相手に拒絶されたらどうしよう、これがきっかけで別れることになったらどうしようと内心震えていたのだが、相手は存外すんなりと受け入れてくれた。
話は戻り、なぜ早いうちに明かした方が良いと思うかについて、相手の性的嗜好を受け入れられなかった場合、付き合い始めの早い段階ならばお互いにスムーズに離れられるから、というのが私の考えである。もっと言うと、付き合う前に明かした方がミスマッチは起こらないのではないかとすら思う。
付き合ってから相手の性的嗜好が生理的に無理、となってしまうのはやはりお互い切ないと思う。そう考えるとやはりできるだけ早いうちに自分の抱える✖✖✖や△△△などとても人に言えない性的嗜好は伝えるべきなのではないかと思う。
まとめ
内閣府が孤独・孤立対策強化月間である5月のあいだ開設する仮想空間<メタバース> 「ぷらっとば~す」 というのが、はてなにあがってきた。
https://www.notalone-cao.go.jp/category/monthly/metaverse/
このメタバース、すごいのが、誹謗中傷防止のためか、「ユーザー同士のコミュニケーションはすべて禁止」」ということ。
チャットはできないし、ログインすると、すぐに「けいびのひと」というアバターが、静音モードにしろと近寄ってくる。絶対にユーザー同士が会話を交わさないように見張っているらしい。
これ…なにもできなくね…?? なんか内閣関連のリンクに飛ぶくらいしかできないみたいだ。 なにそれ?
そもそも、孤独感をもつひとのためのメタバースなのに、誰ともコミュニケーションできなければ、より孤独感を感じるだけなんじゃないだろうか。
ツイッターで古市も指摘してたけど、これ、税金でやってることだからねぇ…(呆れ)
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孤独な人は、将棋(か囲碁か、健康マージャン)を趣味にするべき。
将棋はルールさえ知ってればできる対人コミュニケーションゲームなので、一生できる。年齢に関係なくでき、幅広い年齢層がいる。競技の場も整備されていて、オープンチャットとかのSNSコミュニティに所属したり、将棋道場(碁会所)の常連になって顔なじみになったりすれば、そこですぐに友人ができる。
いろんな年齢の人と同卓でゲームする、という対人コミュニケーションゲームがもたらす「人と仲良くなる」効果って、ボードゲーム好きな人はわかると思うけど、本当に大きい。
こういうゲームという入り口から顔なじみになって、次第に(親友とは言わないまでも)友人になっていくのが、一番自然な「孤独の解消方法」だと思う。少なくとも、こういう顔見知りを作っておけば、孤独・孤立感にさいなまれることはなくなるはず。
政府は孤独問題に本気で取り組む気があるのなら、「将棋や囲碁で、世代にかかわらず交流しよう!」みたいなキャッチフレーズをかかげて囲碁将棋を推奨し、初心者のイベントを発足し充実させて、全国の将棋道場や碁会所に、投資とはいわないまでも盛り上げてくれたなら、孤独な人が日本から1割は減るのではないかと本気で思う。
今の時代、将棋や囲碁の道場はどこも運営がかつかつなので、政府からの支援があればありがたいので、将棋界にとってもwin-winだ。
逆に言えば、囲碁将棋界(あとは麻雀界も)は、孤独強化をかかげる内閣府に、「ゲームを入り口に孤独を解消できます!予算ください!」と自ら売り込みに行くべきなのだとも思う。業界には大きな、競技人口拡大のビジネスチャンスなんじゃないのか。
長々と書いたけど、私が言いたいことは、「将棋面白いよ!友達もできるよ!みんな将棋覚えて、将棋道場に行ってくれ!」ということだけだ。
群れの秩序を守る、というような正義感や、要らぬおせっかい的な部分がある
これはアメリカ的な考え方で、ある一定の能力を持っていない人間は
街の中にも入れてやらない、という考え方。完全自己責任。ゲーティッドコミュニティ。
まず間違いなく日本的であれば、弱者も包摂していこう、という風潮になる
ただ、それには弱者の側が、教授や政治家、経営者、士業などのいわゆる"先生"と呼ばれるような
性別は一般的に、生物学的な特性に基づいて人々を男性または女性に分類する方法を指します。
染色体: 通常、人間の性染色体の組み合わせはXX(女性)またはXY(男性)です。女性は通常、XX染色体を持ち、男性はXY染色体を持ちます。ただし、例外もあります(例えば、XXY、XYY、XOなど)。
生殖器: 生物学的性別は、生殖器の形状や機能に基づいても定義されます。男性は通常、精子を生産し、精子を運搬する器官(睾丸、精巣、陰嚢、精管など)を持ちます。女性は通常、卵子を生産し、受精卵を受け入れ、胎児を育む器官(卵巣、子宮、卵管、膣など)を持ちます。
ホルモン: 生物学的性別は、性ホルモン(テストステロン、エストロゲンなど)の分泌パターンにも関連しています。男性は主にテストステロンを生産し、女性は主にエストロゲンとプロゲステロンを生産します。
そもそもDXが失敗する理由は簡単で「業務をシステムに合わせないから」
業務してる側は「今の業務が(自分は何もしないで)楽になればいいなー」と思ってるし
DX導入側の全員が思ってるしなんならシステム開発する人も思ってる
本当に内製でゴリゴリに作ればそんなシステムもできるかもしれないけれど
そもそも業務が非効率の塊になってることも多いから見直ししないとダメ
そんで自治体とかJTCとかって、そういう「自分たちの業務の方法を変える」っていうのがめちゃくちゃ無理なんだよね
前の彼女がそういう人だった。
デートのたびに水筒にお茶を淹れてきたり、弁当まで用意したきたことがあった。めちゃくちゃ喜ばしげに見せてくるのだ。
私はどっちも手をつけなかった。
私が潔癖なのが悪いのかもしれないけど、いつどういう方法で洗ったのかもわからない水筒に、どういう方法で入れたお茶なのか分からなかったから。
弁当だって、元彼女に一応の信頼があるとはいえ、何が入れられてるか分からないし、ちゃんと清潔なキッチンで調理してるのか、見てたわけじゃないから確証が得られなかったから。
私にとっては、他人(あくまで、素性を完全に知っているわけじゃない人って意味)の作った食べ物を食べることの嫌悪感は、食べ物を捨てることの罪悪感より上だというだけの話。
最初のうちは喉が渇いてないから、食欲がないからでごまかしてたけど、だんだん意図的に避けていることがバレ始めてきて、問い詰められるようになった。
だから正直に、私が潔癖症チックなのが悪いけど、あなたの食べ物を食べることはいやだ、と伝えた。
傷つくかと思ったら、元彼女は食べ物が無駄になっていることに対して怒り始めた。それならそう早く言ってくれ、食べ物を捨てなきゃいけなかったって言い出した。
お願いもしてないのに勝手に作ってきて何?って思ったけど、それ以上に食べ物を捨てることにそこまで嫌悪感ある人がいることに驚いた。
増田を読んでいると、どうやらそういう人って結構いるらしい。お店で食事する時も、食べきれなかったら許さない人と同じなのか?栄養が栄養として使われずに無駄になることが我慢できないという、効率厨の一種なんだろうか。
あんだけ複雑な注文形態取っといて店頭か電話しか発注方法ないってどうなってんの
前回口頭で4本注文したら店員がテンパってドレッシング間違えたから今回は紙に全てのオーダー書いたやつ渡して注文したんだ 全部で7本あったし
それがどうだ全部ドレッシング間違ってんじゃねえかどうなってんだ
バンズはおすすめでって言ったけどドレッシングは全部指定してたよな???????????
何で朝からあんな辛いソース食わなきゃならんの 唐辛子マジで嫌いなんだけど
作るのに時間かかるから席で待っててくれ言われてイートインの方行ったからドレッシング間違ってても指摘できんしそもそも全部バジルソースって書いてあっただろうが
マヨネーズ嫌いだから毎回ドレッシング変えてんのにマヨネーズべったりかかってるしクソ萎えるわ
可視化した方が分かりやすいかと思ったのに全部間違うってじゃあ何だったらオーダー通りのものが来るわけ?
過去にテイクアウトでっつったのに思っくそトレーに乗せられて渡されたこともあったからな話聞けや
モバイルオーダーぐらいしか思いつかんけど客もストレス無く注文できて店員もオーダーをきちんと確認できるようなシステム作ってくれ
食いたいもん食わせてくれ
昔の?ダイエット方法に出された皿は必ず一定の割合を残す、と指導したものもあったからなあ
最初から少量を盛り付ければいいのにと思ったもんだけど違うんだな、今思うと
健康のためには店のラーメンのスープは飲まずに残すなんてのはだいぶ一般的になったけど
以下の最高裁大法廷判決の 真ん中に、 「しかしながら、同条の文言および前示相殺制度の本質に鑑みれば」 とあるように、法解釈技術は、 文言(法的安定性)と、民法の本質(公正公平)を両立させる難しい技術であるから本件判決は、最初に、民法511条の本質を説明したうえで、民事執行法の規定などとの技術的な整合性を図りながら、結論を導出しているので、最高裁の法解釈は、論理的で技術的なものであり、裁判官の感想とか、文学の類を並べたものではないから、お前が考え方を間違っているだけ。なお、判決をした裁判官の名前が、 いしだかずと、おさかべきんご、けさいち、という氏名も見られるように、老人の氏名が並んでいるが、この判決は、昭和45年のものであり、この老人男性はこの世に存在しない。
ところで、相殺の制度は、互いに同種の債権を有する当事者間において、相対立する債権債務を簡易な方法によつて決済し、もつて両者の債権関係を円滑かつ公平に処理することを目的とする合理的な制度であつて、相殺権を行使する債権者の立場からすれば、債務者の資力が不十分な場合においても、自己の債権については確実かつ十分な弁済を受けたと同様な利益を受けることができる点において、受働債権につきあたかも担保権を有するにも似た地位が与えられるという機能を営むものである。相殺制度のこの目的および機能は、現在の経済社会において取引の助長にも役立つものであるから、この制度によつて保護される当事者の地位は、できるかぎり尊重すべきものであつて、当事者の一方の債権について差押が行なわれた場合においても、明文の根拠なくして、たやすくこれを否定すべきものではない、およそ、債権が差し押えられた場合においては、差押を受けた者は、被差押債権の処分、ことにその取立をすることを禁止され(民訴法五九八条一項後段)、その結果として、第三債務者もまた、債務者に対して弁済することを禁止され(同項前段、民法四八一条一項)、かつ債務者との間に債務の消滅またはその内容の変更を目的とする契約、すなわち、代物弁済、更改、相殺契約、債権額の減少、弁済期の延期等の約定などをすることが許されなくなるけれども、これは、債務者の権能が差押によつて制限されることから生ずるいわば反射的効果に過ぎないのであつて、第三債務者としては、右制約に反しないかぎり、債務者に対するあらゆる抗弁をもつて差押債権者に対抗することができるものと解すべきである。すなわち、差押は、債務者の行為に関係のない客観的事実または第三債務者のみの行為により、その債権が消滅しまたはその内容が変更されることを妨げる効力を有しないのであつて、第三債務者がその一方的意思表示をもつてする相殺権の行使も、相手方の自己に対
する債権が差押を受けたという一事によつて、当然に禁止されるべきいわれはないというべきである。もつとも、民法五一一条は、一方において、債権を差し押えた債権者の利益をも考慮し、第三債務者が差押後に取得した債権による相殺は差押債権者に対抗しえない旨を規定している。しかしながら、同条の文言および前示相殺制度の本質に鑑みれば、同条は、第三債務者が債務者に対して有する債権をもつて差押債権者に対し相殺をなしうることを当然の前提としたうえ、差押後に発生した債権または差押後に他から取得した債権を自働債権とする相殺のみを例外的に禁止することによつて、その限度において、差押債権者と第三債務者の間の利益の調節を図つたものと解するのが相当である。したがつて、第三債務者は、その債権が差押後に取得されたものでないかぎり、自働債権および受働債権の弁済期の前後を問わず、相殺適状に達しさえすれば、差押後においても、これを自働債権として相殺をなしうるものと解すべきであり、これと異なる論旨は採用することができない。
裁判官 入 江 俊 郎
裁判官 草 鹿 浅 之 介
裁判官 長 部 謹 吾
裁判官 城 戸 芳 彦
裁判官 熊 谷 永 華
裁判官 永 谷 正 男
裁判官 岩 田 誠
裁判官 戸 田 勇 哉
裁判官 色 川 幸 太 郎
裁判官 斎 藤 秀 司
裁判官 鈴 木 光
裁判官 飯 村 義 美
裁判官 村 上 朝 一
裁判官 関 根 小 郷