「新規性」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 新規性とは

2024-04-28

    我が国における過去天才数学者がどのようにしていたのかの経緯  それ以外

  (1)  長尾健太郎   灘高校   平成10年 国際数オリ  金メダル

      骨肉腫の癌を当時から患い、余命が限定されることに驚愕し、数学サッカーに打ち込んできた。  

  (2) 赤れい

         2000年当時に、宇宙人のようなプロポーションということで、  普遍性一般性新規性驚愕性、簡潔性、スマートさという美の要素を再現したもののようである

    後日の検討であまりそうではなかった。

  (3)  数学定理驚愕の一要素からくるのか、ということ

      その分野を研究して出て来るものであるが、  数学では、それ自体に、 驚愕の一要素が反映される場合と、 驚愕それ自体象徴である場合があると分類される。

      デカルトヨーロッパ戦争中の驚愕体験の中からデカルト座標を発見した。しか平成時代においてなんら説明されなかった。

   法律規定 ・・・  それがどんなもんであるかについてネタバレした人は誰もいない。これほどくそまらない分野も存在しない。

2024-04-16

anond:20240416125428

誰も俺及び俺の発信情報に興味がない

は当然。なぜならそのアカウントには蓄積がないから。(始めたばかりだからこの増田を書いたのだろうという推測のもとでの結論)

よって、価値高まるまで『有益情報を発信し』続けなければならないだろう。

本当に有益(かつ新規性のある内容)なら、そのうち検索に引っかかるようになるのではないか

だいいちにして、blueskyでそれを実行することにどれほどの価値があるのか(難易度が高いのではないか)、既にある程度人口のあるtwitterや他のsnsではダメなのか、そういう趣味discordなどはどうなのか、という疑問は湧くが、まあ、事情があるのだろう。

2024-04-08

anond:20240408010741

プレスリリース          2008年7月15日

株式会社プリファードインフラストラクチャー

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   プリファードインフラストラクチャーはてな戦略的提携合意

  第一弾としてはてなブックマークの新機能共同開発し、本日リリース

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株式会社プリファードインフラストラクチャー代表取締役西川 徹/東京都

文京区)と株式会社はてな代表取締役近藤淳也京都市中京区)は、7月15日

付にて、両社の長期的な発展を目的戦略的提携をおこなうことで、基本合意

いたしました。

今回の戦略的提携により両社は、はてな運営するウェブサイトはてな」に

おいて、プリファードインフラストラクチャー保有する高度な情報処理技術

と、はてな保有する高いインターネットサービス開発能力を組み合わせ、

ユーザーにとって価値が高く、新規性のあるサービス開発をおこなうことで、

両社のさらなる発展とインターネット分野における成長を目指します。

提携の具体的な成果として、本日ソーシャルブックマークサービス

はてなブックマーク」にて「関連エントリー表示機能」をリリースしました。

機能については、本年6月に両社が初めて実施した共同開発合宿によって生ま

れた第一弾の成果となります

はてなブックマーク関連エントリー表示機能」について

http://b.hatena.ne.jp/

機能は、プリファードインフラストラクチャー保有する類似情報抽出エン

ジンを元にはてなとの共同開発により、製作された類似記事抽出機能です。

機能の大きな特徴として、はてなブックマークのある記事におけるエントリ

ーページを閲覧すると、「そのエントリーに関連する他のエントリー」が表示

され、ブックマークされた該当記事 (エントリー) に関連する他のエントリ

を高い精度をもって発見することが可能となります

例えば、タイムリーに盛り上がっている議論ブログ関連エントリーとして、

同様の議論議論のサマリなどが一覧で見ることができる、あるいはコンピュー

タについて書かれた技術エントリからは、類似する他のテクニック

発見できるといった、利用者がより多くの価値ある情報出会える機会をも

たらす新機能といえます

両社では現在さら新規性の高いシステムの開発にも取り組んでおり、今回

リリースした機能にとどまらず、今後も継続的共同開発をおこない、ユーザ

ーにとって価値の高い新機能新サービスを創出していく予定です。

https://web.archive.org/web/20080720142725/http://preferred.jp/index.html

2024-03-23

anond:20240322205107

少数派じゃなくてトランス女性とハッキリ書けばいい

性自認といういくらでも自称できるものを取っ払えば昔ながらの男が女を脅して立ち退かせる構図そのまんまでしかない

別になんの新規性もない古代からあることだ

障害者難民も男だけか?女の障害者も女の難民もいるだろ

つい先日話題になった車椅子ユーザーも女だろ

それを女vs障害者なんて意味不明対立構図に持ち込むのは高みから対立煽りたい健常者男の特権意識がなせるわざ

2024-03-22

もうパターン化された"CS学生"羨ましすぎるんだよ,NAND回路でtetris,RustでRDBMS実装する,CPU自作OS自作コンパイラ自作TCP/IPプロトコル自作エミュレーター自作キーボード自作計算機プログラム構造解釈,長いこと大学いたけど,全然出来なかった やりたい

から修士2年で,今はまだ就活中だがそのうち終わるし,授業ももう無いしで,なんか純粋知的好奇心を満たすやつをやりたくなってきた

この一年で徐々に徐々に,回路触りたいとか,低レイヤやりたい欲求が再燃しつつあった

奨学金も借りて経済的に少し余裕ができたせいもある

本や部品を買うためにバイトを増やすと,肝心の活動に避ける時間がなくなってしまうし

もちろん,研究でもある種の好奇心は満たせるし,就活で停滞していたぶんを早く取り返したい気持ちもある

自分の受け止め方は,

研究

→ググっても出てこないことを調べて,ググったら出てくる情報にする,新規性客観的な正しさが重要

好奇心も満たされ,場合によっては就活アピールにもなる

進学しない人でも実績増やせば奨学金免除も狙える(大学院の話)

趣味ソフトウェア開発

車輪の再開発OK

でもまあ,一発ネタでもなんでもいいけど,解決したい課題とかテーマ必要な感じ,独自性があるといろいろと受けがよい

チーム開発したとか,身近な人に使ってもらったWebサービスとかだと,エンジニアでない人事担当者にも伝わりやすそう

自分場合就活でとてもいいアピールになっている

アルバイト

→金が儲かる,なんか社会の役に立つ(たぶん),なんか金儲けに役立つスキルが身に付く

上司や先輩から色々教われるのがよい

動機(金が儲かる,人の役に立つ)があるおかげで,もともとそんなに興味が無いようなことでも,調べて勉強したりするきっかけになって面白い

みたいな感じなんだけど,

ArduinoLEDをチカチカさせる,CPU作る,みたいなことはわかる人にはそれなりに評価されるのかもしれないが,短期的に対外的評価に繋がりにくいように思うし,すぐには自分生活をよくしないので,学生自分ですら後回しにしがちだったと気づいた

でもクラフト系(?)でしか満たせない何かがある

ポジティブな側面では知的好奇心だし,

ネガティブ意味ではよくわかっていないコンピュータシステムの上でいろいろやっている負い目とか,

コンプレックスだったり,インプットが足りていないままアウトプットに偏った活動をしている劣等感とかだろうか

就活就活向けの思考に疲れ始めているせいで,そうゆうコンピュータクラフト系に癒しを求めている部分もあると思う

自分のこれまでの活動をうまく利用して,有利に就活を進められる場を提供してくれたサポーターズなどのサービスイベント

自分を高く評価してくれる企業には大いに感謝もしているが,

品定めするような目線を受け続けているとアンチ金儲け主義のような意識が芽生えてくる

会社が金儲けのために使う道具として自分がどれだけ優れているかばかりアピールしていると,そうではない側面が盛んに自己主張をはじめる

就職活動念頭にあるので,自分経験をわかりやす就活で有利になるパッケージにしよう,みたいな考えにいつのまにか陥ってしまっていた

年代経済的な豊かさを手に入れ,どんどん人生の次のステージに進んでいくのを見ていて,焦りもあった

パンだけじゃ 生きていけねえ,し,

せめて高収入だったり,他人にすごいと思われるような職について,自分を慰めてやりたかったのかもしれない

あと一ヶ月もしたら,これまでの活動内定承諾という形で一旦精算されそうなので,

残りの時間研究と,別に新しい何かを生み出さないかもしれないただ好奇心を満たすための活動に使いたいと思い始めた

(面接では,一日も早く御社活躍できるような人材になれるように勉学に励みます,みたいな顔をしているが)

別に社会人になっても,休日に自室で一人で自作CPU半田付けしていてもいいし,多分やってると思うんだけど,

終わりが見え始めたら,周りに興味をもってくれそうな人がたくさんいる今の環境は尊く得難いものであると気づいてきた

そんなことを考えながら,いろいろググっていたらCPU自作手芸に例えたとても秀逸な投稿を見かけた

自分コンピュータ裁縫編み物も好きなのでとても共感した

裁縫編み物商業的にはほとんど機械化していて,実用品を手に入れる目的なら買った方がはるかに早く安く性能もいいが,

まさに手を動かして作る楽しさを味わうために取り組む趣味的な活動として残り続けている

自作CPUとかは短期的には対外的評価を得にくい活動かもしれないが,それ自体純粋自分好奇心を満たし,

達成感や充足感を与えてくれるので精神的な意味では「すぐに自分生活をよくしてくれる活動」と言えるかもしれない

ロシア語では趣味のことを「魂のためにやっていること」と表現するそうだが,まさにそういう癒しを求めているんだろう

2024-03-06

修士落ちこぼれになってしまった

今私は修士2年だ。でも修士論文ではほぼ新規性が出せなかった。ジャーナルにも投稿は難しいと言われた。

選択を間違えたのだろうか。研究が向いていなかったのだろうか。

先生からはもはや目をかけられていないだろうと勝手に思っている。

当たり前のことが周りはできているのに私だけできていないのだから当然か。

私の存在意義って何だったんだろうか

ブレイバーンは確かに面白いけどさ

現在放送中のロボットアニメ勇気爆発バーンブレイバーン』が面白いと今話題なっている。

なかでも話題となったシーンは、主人公ブレイバーンに搭乗して戦闘を行っていると主題歌が流れ始め「なんなんだこの歌は!?」と主人公ツッコミところである

かにこのシーンは面白いと思う。

ただ気になるのは、それはあくまでもメタ的な面白であることだ。

かに熱血系のロボットアニメでは活躍と共に主題歌流れるのは定番である。その上で、そこで流れる主題歌演出ではなく実際にコックピットで流れている、となって笑えるのは明らかにそうした一連の流れを視聴者側が把握しているからだ。

ここでは別にそのようなメタさを批判したい訳でもなければ、良い悪いを議論したいわけでもない。

しかブレイバーンというアニメ話題性はそうしたメタ性にあるというなら、それは新規さがあるのではなく従来の作品踏襲した上でそれを利用しているに過ぎない。

要するに、目新しさがないのだ。

これはブレイバーンのみならず、昨今の作品にも同様のことが言える。新たな世界観新規性のある設定を考えるというよりかは、これまでの作品踏襲してメタ的にイジる、という安易な形に逃げているような気がするのだ。

80年代作品では良くも悪くも実験的、新規的な作品が多かったが、今ではそうした作品群を食い潰さんとした粗めのメタ作品が量産され、以前であれば同人誌まりであったような作品が一次作品として容認される。

違うんだよ。もう雑なメタはいらないんだ。

かに現代では分かり難い設定や馴染みのない世界観はウケ難いかもしれない。

それでも、そうした作品を俺は支持する。俺はもっと斬新で、これまでになかったような作品を観たいんだよ!!

2024-02-14

陽キャだけどオタクです😅」

しかそもそもルッキズムの頂点みたいな二次元からの影響を受けないのは現実逃避憧憬何も考えていないetc...もあるのだろうけど知識技術が足りてないところがあったんだろうな。SNS一般化した美容知識が流れ込んできて、それらのイマドキなオタク(倍速視聴組を含めるかは微妙だけど)の新規性と、新奇性にアテられたいわゆる少し上の世代がそれを"ファッション"とか"にわか"とかでカテゴライズしようとしてるのではないか

2024-02-08

anond:20240207203629

正解。なろう系でテンプレ流行理由がこれだし、王道系がいつまでも愛されてるのもこれが理由。付け加えるなら新規性重要最初ガツンとインパクトを与えて読者を引き込むわけだな。せいぜい、人間セロトニン支配されるだけのカスよ。

anond:20240207203629

あらゆる演出を取り除いた状態ストーリーって

ほとんど「あらすじ」だから

それだけで楽しめるとなると難しそう

「こんな展開初めて見た」みたいな新規性評価ポイントになるのかな

2024-01-30

アイシールド21」読切に倒れ伏している

昨日のジャンプ買った?

20年ぶりの「アイシールド21」読切、どうだった?


・読めて感激、気分はお祭り文句なしに大喜びできている人

・ 「アイシールド21」という作品にはひとつ欠点もないと感じる信心深い人

ヒル魔好きな人

以下の文章を読むことはおすすめしない。

読切うれしい。21周年おめでとう。ありがとう

増田もそう思ってるよ。嘘じゃない。


思ってはいるけど、漫画ファンとしては、

ぶっちゃけ全然手放しで喜べない、

看過できない仕上がりだったとも思っている。

なのでここにその旨のお気持ちを記録しておく。


・今回の読切に少しでも思うところがあった人

・「アイシールド21」という作品全体を通じて積年の思いがある人


向けの内容である


・筆者について

・はじめに

・読切のストーリーについて

作画について

・かつてのアイシールド21の何が素晴らしかったのか

・まとめ


の順で触れていく。

あと言っておくが「アイシールド21」の21周年は心から祝っている。

おめでとう。読切企画を実現してくれた関係者各位、先生方、心からありがとう


しかどうしてこうなった



筆者について(読み飛ばし可)

アラサー漫画オタク

・往年のアイシールドファン。連載開始から最終話までリアルタイムジャンプで読んでた

単行本画集も持ってる。アニメも見た。

・連載後半は2ちゃんアイシスレ見たりもしてた(本スレアンチスレを兼ねる様相で当時はおどろいた)

はじめに

かきおろし読切の制作が決定したという作者の告知があってからこの日をずっと楽しみにしていた。

完結して十何年もたった作品の続きが読める、

こんな奇跡はまたとない。

お祭り読切です」という言葉にいやおうなく期待は高まった。

発売日、即ジャンプ買って読んだ。



………………。



昨日からSNSは「アイシールド21が読めて嬉しい!」といった歓喜の声にあふれている。作品名でトレンド入りもしている。

総じてネガティブ意見は言いづらい空気が漂っている。


昨今、批評批判混同され歓迎されない風潮だが、

いちファン作品真剣に相対したいち記録となることを信じてせっせとこれをネットの海に流している。


読切のストーリーについて


まずあの話、どうでした?

過去キャラ総出演!」

セナVSヒル魔まさかの激突で激アツ展開!」

…とは思えなかった。

というか読切では当然のように「ヒル魔セナ、双璧のW主人公」みたいな雰囲気が醸されているのだが、

そもそも大前提として、本作品はW主人公作品ではないだろう。

という確認がなされないまま作られている印象だった。


ヒル魔というキャラクターが大いなる魅力や影響力をもっている、そのこと自体異論はない。

人気投票では主人公を凌ぐレベルの票をあつめ、

ストーリー於いて重要役割を担い、

彼の求心力とある種のカリスマ性が、読者並びに各種ファンダムを今なお牽引していることにも異論はない。

原作者が格別の思い入れを注いでいることにも、この際異論はないものとする)

それでも、少年漫画としての「アイシールド21」に考えをはせるなら、第1話の構造からいっても、

この物語主人公セナひとりであり、

この物語は「アメフトを通して描かれる小早川瀬那の成長譚」でなくてはならないはずだ。

……にもかかわらず、本作はそこをぶらしていった。

連載半ばからヒル魔は悪い意味でどんどん主人公化していった。

そしてそれが改善されていないどころか、全面化していたのが今回の読切だった。


思えば、最終話の落としどころはまだマシだった。

セナの結末とは別のレイヤーで、ヒル魔の着地点を描いていたからだ。

デビルバッツ創立時のコアメンバー3人、

ヒル魔・栗田・武蔵がそれぞれ、

京大・炎馬大・バベルスという別の進路をとり、三国志の道を選ぶ。

ここの3人が対等なライバルとなる結末は、

物語構造からしても納得感があるものだった。

にもかかわらず読切で披露されたのは

セナvsヒル魔NFLにいくのはどっちだ!?」対決………って、



三国志とはなんだったんだ?????

武蔵と栗田の立場がなさすぎて、あんまりじゃないのか????????



(※さらに言うなら武蔵に至っては読切に影も形も出演がないの、本当にあんまりだったと思う。回想の円陣にもいないとはいったい…。

※この点について「読切から興味をもった読者に武蔵存在を伏せたかった・ネタバレを防止したかたからでは」という擁護意見も目にしたが、

そうであるなら円陣では後ろ姿で顔が見えないように描いたりすればいいだけだし、現在軸の観客ポジションはいてもいいはずである

それすらない以上、描き忘れ疑惑が晴れるものではないと思う)


読切の大筋を

「先輩とライバルになり、それを超えていく主人公セナ

という骨子にするのならせめて

セナ率いるドリームチーム vs デビルバッツ創立時メンバー3人が再結成するドリームチーム

…みたいな構図にはできなかったものだろうか。

さらに「AIをしのぐのは人間勇気」みたいなテーマを(是非はともかく)導入したいのだったら、

半端にセナ主人公とせず、いっそいさぎよく「読切なので主人公ヒル魔です。セナは脇役として登場してもらいます」などとして構成してしまうほうが、

まだ「作者のエゴ」と「読者」と「読切作品としての完成度」、すべてに対して誠実な仕上がりをみたのではないだろうか。


このあたりの整合性のとれていなさ、ちぐはぐさが、読み味の違和感、納得感の薄さにつながっているように思う。


(※余談だが、アイシールドスポーツマンガとして傑出している点であり特色のひとつに、

天才と凡人」というテーマ残酷なまでに描いているところが挙げられると思う。

それを思うと、読切からその要素が完全に排除されていたのも惜しむべき点だった。

その意味においても、読切では

身体能力においてはある種の天才であるセナと、今度はそれに挑む身体的凡人ヒル魔

といったふうにセナとは別の視点ヒル魔視点から描いてしまうほうがいっそ面白かったんじゃないだろうか。

原作者ヒル魔描きたい欲も、キャラファン読者の需要も両方満たされただろうし

本作の新たな面を見せることができたんじゃないか、等々。

後述するが、原作者編集者はそういった検討すらしなかったのだろうか)


あとこれも看過できないので言及するが、

セナvsヒル魔試合」という今回の読切が、アニメ最終話の追認に近いものになってしまっていることにも絶望しかない。

アニメアイシールドはあらゆる意味筆舌尽くしがたい出来栄えなのだが、満を持した読切がそれと今さらカブるって、そんなことがあっていいのか。


作画について

村田先生、みんなご存じ、少年漫画界屈指の超絶技巧ハイレベル画力の持ち主。

アイシールド完結から十数年、満を持しての読切、

すなわち『ワンパンマン』のようなアップデートされた村田先生作画で、

令和のアイシールドが読めるのか!?!?


…というファンの期待は儚くも裏切られた。


今回の読切の作画

最終巻付近の、あのへんの絵柄………である


……そうか……。


初期からずっと絵がうまくて、

どんどん画力が凄みを増していって、

20巻あたりになってくると最強に脂がのってきて、

綿密な書き込みコミックスの隅々の描きおろし

強いこだわりや作品愛を感じられて、

だけどそんな村田先生が心身の調子を崩し、

あのすばらしい絵が、だいぶ淡泊ラフな方向へ変わってしまった、

そんな、あの頃の絵柄…


遠くにいるキャラには顔描き込みさえなく、

防具や背景の作画もそこはかとない省エネで、

特徴的な造形のキャラ達もどことなく平均化されている、

そんな、あの頃の絵柄…


フィールドにいるはずのキャラがなぜか観客席にもいるとかい

キン肉マンもかくやの謎作画ミス連発のうえ

それを誰も指摘しないままジャンプでお届けされていた、

そんな、あの頃の絵柄………



…………そうか………。




掲載日もガチガチに21周年に合わせているわけではなさそうだし、

読切制作告知はずいぶん前に行われていたし、

作画時間、じゅうぶんとれていたはずでは…ないのだろうか。

武蔵はおらず、十文字の顔の傷は違う所にあり、

背番号服装の誤りも細かく発生しており、

そんなこまごまとしたミスをチェックして修正する手間すら…惜しかったのだろうか。


もしや、アイシールド、描きたく……なかったのだろうか。


憶測にすぎないけれど、したくもない想像が膨らんでしま作画がただただ悲しい。




かつてのアイシールド21の何が素晴らしかったのか



なぜこんなにも失望感が大きいのか。

失望感を覚えるということは、

そもそもアイシールド21」という漫画に何らかの幻想を抱かせるような霧でもかかっていたんじゃないだろうか。


その正体は何か。



理由をたどると「原作作画の分業制でつくられた作品であること」が挙げられると思う。


そもそも原作者稲垣先生のほうはそこまでキャラの扱いに手厚いタイプではないと見受けられる。

キャラクターにとんでもない退場のさせ方をしたり、

かと思えば突飛なタイミングで再登場させたり、

桜庭アイドルヘアや阿含ドレッドをある日突然無慈悲に剃り上げてファン阿鼻叫喚の渦に叩き込んだり等々

何にせよ相当ストーリー優位の作り方をしている作家と思う。

それはそれで一つのスタイルなので良い悪いの問題ではない。

事実アイシドクターストーントリリオンゲームと3本つづけて大ヒットを飛ばしている優れたストーリーテラーであるわけだし、どれもとんでもなく面白いし)



だが、作画を担う若き村田先生は、真逆タイプだった。


要人から端役に至るまで、

あらゆるキャラクターにかっこよさや愛嬌人間味、

バックボーン想像させる表情や振る舞いなどの魅力を付与して、

見るものに何らかの愛着を抱かせるような造形に仕上げ、

コマコマ情熱をこめて作画していた。


信じられない密度で、オマケページを埋め、

色んなキャラの色んな一面を描きまくってくれた。


別冊として出たデータブックでは各校の全チームメイトの顔カット100人単位で書き起こし、

人物紹介には毎巻のように「ウォーリーを探せ」のようなぎしり楽しい一枚絵を用意し、


神龍寺戦完結巻にいたっては、カバー絵などの余白をフルに使って、

様々な光景を高解像度で補ってくれさえした。


かような作画者による手厚いキャラメイクによって、

アイシはただストーリー面白い・アメフト題材に新規性があるというだけではなく、

キャラクターを「推したくなる」作品に化けた。

そういう層のファンを獲得したという意味でも、商業的な成功をみた。



これは原作作画別れているからこその、やや特殊な事例であると思う。

原作者のつくったストーリーキャラに、

作画者の解釈が加わったことで魅力が倍増している。

まり村田先生がこの作品魔法をかけてくれていたのだ。

アイシ推しキャラがいるとしたら、

それは村田先生魔法をかけてシナジーを起こしたキャラなのだ



そして時を経て、魔法は解けていった。

何かのきっかけで、のっぴきならない理由で、本作を作画することへの情熱が失われてしまったのかもしれない。

読者にそれを知るすべはない。

ともあれ、作画による丁寧なフォローや補足はされなくなり、ありし日の熱量は失われ、

原作ある意味むき出しとなった結果が、連載終盤のアイシールドともいえる。


読切でも、魔法は解けたままだった。

そのことが残念でならない。



まとめ


長々と書いてきたが、ぶっちゃけ少し真面目に作品に相対していればこのくらいのことはいくらでも思い浮かぶはずと思う。

プロ作家編集者ならなおさらのはずだ。


なのにお出しされてきたのは、

素人でもこれだけの問題点をあげつらうことができてしまう、

そういう出来栄えの読切だった。


逆に、なぜそんな出来栄えで世に出てしまったのか。

これに関して「編集者何やってんだよ」という視座を欠くわけにはいかない。



読切をつくるとなって、まともな打ち合わせの一つもしなかったのか?

傾向と対策は、作品分析はしなかったのか?

この作品ファン層は? 

客観的に見て作品の愛されている点は? 

批判されている点は?

少しリサーチすれば情報感想玉石混交いくらでも掘り出せるはずだ。

作者の描きたいもの、興味関心のあるテーマは?

それを作品化するとして、最良の形とは?

プロットは、構成は? 今何をどのように描くべきなのか?

精査していればもう少しブレや迷走は防げたはずだ。

編集者作画クオリティ面にまでは口出しできないかもしれない。

にしても、あきらかな作画ミス校閲し指摘することはできるはずだ。

設定確認や、過去単行本と見比べるくらいしなかったのか?


「どうせ手を抜いたって、愛がなくたって、ファンなら喜んでジャンプを買い、涙を流してありがたがるだろう」


と、作品知名度にあぐらをかい編集部によって読者全員がナメられていること、

それが記念読切から透けてみえてくることが、作品を愛読してきた者として慚愧にたえない。


期待は捨てているけれど、改めて言いたい。

ジャンプ編集部ちょっとはマトモに機能してくれ頼むから


そして少しでも反省したなら俺らに誠意を見せてくれ。

すなわち、ファンアンチもぐうの音も出ずに拍手喝采してしまうような、素晴らしいクオリティに練り上げた「アイシールド21短期中連載とか企画してください。金とアンケートならいくらでも出します。わあわあ言うとりますが未だにアイシールド大好きなんです。よろしくお願いします。ほんとマジで

2024-01-27

「君に愛されて痛かった」を数巻買っちゃったのは黒歴史

作者の人となりを知らなかったか

実在人物誹謗中傷絵とか描いてるはすみとしこ系とか絶対金出しちゃいけないタイプだった

切ったのは普通にまらなかったからだが

いわゆるパパ活漫画

ただ作者がけっこう年行ってる人なのか、ノリが90年代

90年代の援交ものだとドラマ化もしたももち麗子作品が有名であるが、それを超える表現うどんにはなかった

ももち麗子の方がエロくて可愛い

一応現代舞台であるらしいが、現代だとやはりドラマ化している明日カノが「今どきの女の子」を描けているのに対し

君に~は90年代臭が濃く新規性がなく、今更手垢がついた題材をやるにしても目を見張る過激さや妙なるシナリオがあるわけでもなく

都会の女の子ファッショナブルに描く明日カノに対し、君に~は古臭く垢抜けないカッペJKうろ覚えだが確か)

田舎キラキラしてない子たちの親ガチャ外れの焦燥感みたいなのを題材にした作品が近年流行であるが、そういう路線にも行ききれていない

売春ネタとりあえずやればエロいし社会問題取り上げてるみたいでええやろという今やピッコマに大量にある漫画の一つでしかない

2024-01-23

anond:20240123164612

私も、卒論学術新規性までは求められないと思います

なので、この元増田卒論で「日本レベルが下がった」などというコメントは、失当ですし、

上から目線で極めてダサいセンスを疑わざるを得ないなと思った次第です。

そうした人が、他者から見て目を見張るような、新規性のある、素晴らしい卒論を書いているとは思えませんし、

大成したとも思えないなと思い、卒論の内容と現在の状況を伺いました。

人生うまくいってますか?

anond:20240123134936

そう言う貴方はどれだけ立派な卒論書いて、今どう言った偉い仕事についてるんでしょうね?参考までに、卒論で達成した学術新規性現在の職位を教えてください。

2024-01-22

キャラが似てるから問題だってのは(当の任天堂株ポケが何も言ってないかそもそも問題ではないが)

まだお気持ちとしてわからんでもないけど

新規性が」「差別化が」「オリジナリティが」って言ってる奴ら

おまえらSteamNintendo eShopでもいいが)にあるゲームたこあんのか?

○○っぽいゲームだらけだし

元祖になったゲームジャンル名になってさえいるぞ

2024-01-11

anond:20240111111230

テーマ一つだけだと新規性のある漫画が作りにくいんじゃない?

2024-01-08

10年ぐらい前から有名だったはてなー大体みんな「お前にこの話題を語って欲しくない」って感じになってきてる

なまじっか成功体験があるせいで2000年代インターネッツ的な論調話題のものにいっちょ噛みしてくるんだけどさ、正直言って今の時代にそういう態度取るような人って煙いんだよね。

別に自分がどうでもいいと思ってることとか、自分的にも気に食わないもの適当喧嘩売ってるときならいいんだけど、割りと重めの事案について首突っ込まれたり、自分も今楽しんでるコンテンツ言及されるとすげー鬱陶しく感じる。

とっくに語り尽くされた普遍的話題に対して、それでもあえて語れるような新規性を持って切り込むか、みんな知らないようなダンゴムシの下の岩の話を掘り起こした上で面白おかしく語るとかやってよ。

まだ皆が語りだしたばかりでたどたどしい言葉しか紡げなかった時代と違って、今はもう話題のものへのいっちょ噛みっていくらでもありふれていて、その中においては古代インターネットで使われていたような煽り方なんて下の上ぐらいでしかないわけよ(下の中が対立煽りのための嵐行為で、下の下がそれに対して反論してる側まで自分自作自演するクソカスみてーなマッチポンプ。なので実質的底辺の部類なんだが、まあこの層はネットピラミッドの最下層でクッソ広くて仲間がたくさんいるか安心してよ)。

特にウゼーのが、自分の得意分野を他と無理に絡める感じのやつな。

アレ本当うざい。

得意分野のことは分かってても、それと絡める側の方については生兵法なはずじゃん?

その癖してさも良く分かってるように語るのがうざいんだよね。

たとえばカードゲームに超詳しい人がカードゲーム環境メタと絡めて将棋について語たったとして、そこで出してる将棋の話が完全に時代遅れだったら「いやいや将棋勉強してから語れよ」ってなるやろ?

そのレベルが多すぎるんだよな。

ちゃん理解した上で語るか、理解できないなら「私全然分かってないんですが」って態度で語れよ。

なんで「メタについて超詳しい俺が語ってやるよ」みたいな態度なんだよそもそもメタの前提条件が読めてねえから話になってねえから

そう感じさせる記事が多くなってきたわ。

なんやろな。

高齢化して新しいことは出来なくなったけど、その癖して自分は確実にレベルアップしてるから適当にやっても皆からいいねジャブジャブなはずだとか油断してんのかね?

そんな簡単じゃね―ぞネットいいね稼ぐのは。

一時期上手くいったからって簡単に考えるなよ。

2023-12-23

anond:20231223012048

そもそもが初期のインターネッツ草の根ネットの延長で

面白いのはそこで同志とくっちゃべることなんだよな

そっちの方面は、掲示板個人サイト)、ブログSNSと流れていく

掲示板の頃は「相互リンク」で繋がっていたし

ブログなら相互リンクから一歩進んで、互いに言及し合うことで客を融通しあって繋がってた

そこに名詞がついたのが「はてな村」だね

検索ホッテントリ入りなんてのは、結構あとの話で

それまでは「ポータルサイト」とかのお世話になることになる

相互リンクようにバナー作ったりしたよね)

相互リンクからサイトを辿って、掲示板挨拶から入って、即売会訪問してオフ会ってな感じ

結構狭い世界だったけど、それまでの雑誌の読者コーナーとかで繋がるよりかは遥かに広くて

あれらの存在に救われたおたくは当時多かったはず

mixi発足当時は、招待制により荒れない場として注目され、ログインできることがステータスの時期もあったりした

足あと機能によりmixi疲れなんて言葉を生み出したりした

古の昔から続く掲示板文化も輸入され

キリ番だの踏み逃げだのと面倒くさい時代だった


コンテンツとしての充実は、ネット回線の拡幅とサーバー容量の増大を待つ必要があった

それまではテキストサイトが主流で

みんなが掲示板とかでテキストサイトの真似してた

ちゆ12歳とか侍魂とか覚えてる人もいよう

あの頃はキャラとの掛け合いが普通に行われていて

Pとか提督とかではなく、普通にボクが話をするってパターンが多かった

夢小説とか真っ青な痛い文章がそこら変にゴロゴロしてた

思い出すとベッドを転がりたい御仁も多かろう

個人サイトほとんどは跡形もなく

正直、あの当時のログとか残ってなくて本当に良かったと思う


テキストサイトの延長という訳では無いが

携帯一般に普及してimodeサイトが安定していくと

魔法のiらんどなどの投稿サイトが盛り上がっていくことになる

ケータイ小説などで一時期注目もされた

スマホじゃなくケータイでよく書いたよなって今にすると思うけど

インターネットの話をする時に、imodeのことはスコーンって抜ける人いるよね

あの「北へ。」もメールゲームをやっていたんだ

選択するとメールが来て、また選択してってやるんだけど

メールちゃんキャラ名で届くんだぜ

携帯(imode)で活動してる人と、PC活動してる人のインターネット観は全然別物なんじゃなかろかって思うんだよな

私はあんまし携帯活動してないからモバゲタウンとかの内情をしらないんだよね

ゲーム情報交換で掲示板ちょっと覗いたくらいで

そっち側のコミュニティ歴史とかも知りたいね



毛色の違うところでは

MADアングラでやり取りされて

隠語符丁で取りに行く類のものだった

表では話題にするなと自治が行われ秘密結社のようだった

紙袋に包んでビデオテープダビングなどで配られたり

リンクのないページでパス付きで限定配布されたりと

違法行為だよってことを認識したものだった

番頭ビデオとか、アレ間違いなく中の人仕業だよなって思う編集だけど

デジタルでないアナログでよくぞあそこまでって出来だったよ(当時は)


ツールデジタル化されて、ニコニコとかで気楽に(違法コンテンツがやり取りされるようになって

そこからだよね

市井の才能ある人が世に出やすくなった、みたいなの

ボカロによって、それまでmidi文化に閉じこもっていた音楽界隈が表に出てきて

動画制作が楽になってMAD職人特別な機材なしに誕生できるようになった

これらは、マネタイズがどうとかそういうことじゃなくて

面白いことを出来る遊び場として認知されたからで

それなりの作家表現の場とした初期のエロゲとかと一緒よね


初期の熱量がなくなると大抵は陳腐化するけど

それは元増田がうだうだ並べてるようなことじゃなくて

単に「新規性がなくなった」だけの話よね

2023-12-20

ただのサラリーマンプロフェッショナルとは呼ばない

プロとはそれによって金を貰っている人」という言葉があるが、これはあくまで「アマチュアプロの切り分けにおけるプロ定義」であり、プロフェッショナルという言葉定義ではない。

大抵のサラリーマンは言われたままに作業をしているだけであり、工夫や判断もその作業の一環として存在するだけだ。

まりは、会社から与えられた責任範囲という柵の中、檻の内側でしか動けない。

だがプロフェッショナルは違う。

プロフェッショナルの前にはその世界限界を超えた未知の地平が広がっている。

多くのサラリーマンたちは結局の所、誰かが既に通ったあとの道を進みながら、既に通った誰かの痕跡を頼りにして歩んでいる。

通い慣れた道に降りつもったばかりの雪の上に最初足跡をつけたことを「俺は誰も踏み込んだことがない場所勇気だけを持って挑んたぞ」と勝手に満足するのがせいぜいだ。

プロフェッショナル達の挑む未知の領域とは、そんな天の気まぐれによって産まれ偶発的な新規性ではなく、少しずつ切り開かれた密林の奥地、山の頂きにあるものだ。

その座標そのものに初めてたどり着く人類自分であるという瞬間、それを知らないものプロフェッショナルではない。

プロフェッショナル達に作ってもらった道をなぞるだけの作業者でしかない。

2023-12-15

話すは離す、深淵には反応がない

若いうちは情熱があってブログを書こうとかSNSで発信しようと思ったかもしれない

しかし32歳にもなると、大抵のことは予測範囲内の出来事になり、発信など馬鹿らしく思ってくるのである

若いうちに「離した(話した)」ことの数々は、今ではありきたりなつまらない存在となり、どうでもよくなるのだ

これは自分だけに適用される話ではない

ネット言論ニュースを見ても、刺激を得られなくなってくるのである

「また似たようなことを言ってる」という感想に落ち着くので、わざわざ他人言論を見る必要性がなくなってくる

フェミニスト弱者男性論争だってそうだ、ありきたりなことしか連中は言っていない

下駄を履かせてもらているインフルエンサー有名人の類が、傲慢チキにしか見えなくなるのもこの歳の現象だろう

「誰もが考え付いたことのない新規性の高いことを発信すること」を目指そうとしても、一筋縄はいかない

検索すれば似たようなことを考えている人がいる

高度な数学アイデアの類であれば「自分とそれを研究する者しか知らない」というドメインを見つけることもできるが、そのような事柄には人からの反応がないのである

そう、深淵には反応がない...これはネット社会の一つの奇妙な側面と言える。深淵研究孤独を伴うのだ

例えば平均場ゲーム理論グラフダイミカシステムについて研究したいなら、ごくごく少数の研究者を見つけ出して彼らの知見を聞き出すのが良いだろう

しかし寂しさを紛らわせるためにたくさんの人にちやほやされたいというのであれば、深淵へ取り組むことはあきらめたほうがよい

2023-12-13

でも結局Adoに求めてるのは技巧性なんだよな、と思った話

https://nikkan-spa.jp/1963162

この記事で言うところの「めちゃくちゃ上手くて心に響く歌手」って既にいくらでもいるんだよね(本来は超難しいことなんだけど だからその「いくらでもいる状況」がおかしいっちゃおかしいんだけど)

本文で例示されてる欧米スターは勿論そうだし、日本国内でも、なんなら今年の紅白歌手に絞っても、まずMISIAがいて、Superflyがいて、JUJUがいて、miletもいるし長屋晴子もいる、ベテラン演歌勢は言わずもがな、挙げてくとキリがない

この飽和状態で今さら別にAdoにそういうポジションを求めてない、というか、まぁそれはそれで「いい歌だね」ってなるんだけど、新規性がないから「別にMISIAでもいいじゃん」ってなっちゃう 自分はね

>> だから、歌や演奏が、難しいゲーム攻略しているように聞こえてしまう。自らの腕を証明するために、曲中にわざと難所を仕掛けているといったら意地悪でしょうか。 <<

これさ〜クラシックでいうところのパガニーニリストみたいな「自分演奏スキルが高すぎるから自分が上手く弾ける範囲内で曲を作ったら超絶技巧曲ばっかりになっちゃった」に似てるんじゃないか

Adoの「踊」も「唱」も、King Gnuの曲も、確かに技巧的ではあるけど技巧一辺倒ではなくて、サビは難易度を落としてキャッチーさを優先させてて、曲全体としてはちゃんポップスとして成立してるから聴きやすくて自分は好きだよ

というか聴きやすいから実際売れてんだと思う

おそらく作り手もそのバランス意識してやってる そんな馬鹿じゃない

「はたしてAdoKing Gnuの曲パガニーニリストに並ぶほどの歴史的名曲か?」まで問うと、それはこれから時代に長く揉まれても淘汰されないか検証必要から今はわかんないけど

少なくとも記事批判されてるほどの欠陥が楽曲にあるとは思えないし、そもそも技巧曲はやる人が少ない(できる人が少ない)から数としてはあんまり出てこない、そして極端に技巧に走りすぎると流行らず廃れる

からAdoKing Gnu基準点として日本の今後のトレンドまで危惧するのは杞憂だと思うし

パガニーニリストは人気だけどベートーベンバッハも人気だから大丈夫だと思う

名曲のかたちはいろいろ、だから音楽楽しい

それと「『超絶技巧曲を歌いこなせる』ということがAdoの唯一無二の個性なんじゃないか?」って最近思ってて

Adoカバー曲とか、大物アーティストから楽曲提供されたオリジナル曲とか、いろいろ聴いて「やっぱ歌うめーなー」って思うんだけど、失礼ながらそれ止まりで、「踊」や「唱」を聴いたときのような「これはどう考えてもAdoしか歌えない」という畏怖や屈服まではいかなくて、ちょっとだけ物足りなさを感じてしま

いや歌の感想で畏怖や屈服って何?って感じだけど、聴き手にそこまで感じさせるのがAdo絶対的個性であり武器だと思う

あとほんとに失礼な話だけど、B’zしか椎名林檎しかりミセスしかり、「普段特定のメインボーカルを想定して書いている作曲家」がAdo楽曲提供したとき、おそらくその曲へのAdo個人なりの楽曲解釈を経て、最終的にAdo歌声で出力されるわけだけど、ひとえにAdo理解力表現力が高すぎる故に「別に本家に寄せにいったわけではないけど、この曲における100点満点の表現を追求したら結果的本家と似てしまった」ケースが割と多いような…?そう感じるのは自分だけ…?ってずっとモヤモヤしてた

B’z曲のB’z節が濃すぎて(あとAdoが歌うますぎて)結果Adoの背後に稲葉がチラついて見える…誰も悪くないんだけど…というか全員が全力で最高の仕事をした結果こうなってしまった感がある

あと自分椎名林檎古参ファンなので、Adoへの提供曲は「新宿系を標榜していた頃の椎名林檎が令和に戻ってきた」感じで懐かしくて嬉しかったけど、あまりにも再現率が高すぎて新規性は無かったし(あれを再現できるのは凄いことなんだけどね)、正直もっと予想を上回る凄いことをやってくれると思ってた…この2人が組むならと期待値が高すぎた感がある

あとヤスタカの「新時代」は、本家?にあたるPerfumeきゃりぱみゅAdoとは対極的な歌い方だから新規性がウケて売れた面もあるのかな?と個人的には思ったりする 知らんけど

聴き手それぞれの「Adoにこんな曲を歌ってもらいたい」と思うものがみんなちがってみんないいけど自分は「踊」や「唱」みたいなやついっぱい聴きたいです

2023-12-02

anond:20231202122442

植林とかアフリカの子供達に支援ってのは多すぎてあまり印象に残らなくなってるけど、マクドナルドのは新規性を感じて目を引くので慈善事業戦略必要なんだなぁと。

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