「新劇」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 新劇とは

2021-03-30

シン・エヴァンゲリオン釣りシーンから考える新劇の水生生物

おそらく誰も気づいていないが何の役にも立たない考察披露します。

新劇での水生生物について考察


三村シンジケンスケに頼まれ釣りをする。シンジ釣竿を渡され、やったことないから出来ないと言う。

ん?釣竿を渡されただけで「釣り」を認識出来ている?

新劇エヴァではセカンドインパクトによって海が赤くなり海洋生物が失われている。

そのため、海での釣りは出来ないはずだ。釣り概念も同時に失われていそうだが…


疑問に思い色々探ってみると序の第六の使徒(ラミエル)戦で芦ノ湖の水の色が青いことが分かった。また、破の第八の使徒(サハクィエル)戦では川の水が青いことが分かる。

シンでシンジ釣りを知っていたこと、序、破で湖、川の水が青かったこから死滅しているのは海の生物だけで湖、川の生物生存していたと考えられる。

実際、破の海洋生態系保存研究機構のシーンでも「失われた海洋生物永久保存と~」とケンスケが言っていることから海洋生物けが失われていると考えられる。

まり、湖や川に魚は生息していたから「釣り」という行為存在し、シンジも当然知っていたと言うことになる。


ん?破の海洋生態系保存研究機構のシーンを思い返して欲しい。


「おおっ!?背中になんか背負ったやつがおるぞ」「カメって言うらしいよ」

トウジとケンスケの会話である

湖、川の生物は生きているはずであるカメは淡水域海洋砂漠草原森林などの様々な環境に生息する。(Wikipediaより)

しかし、カメを知らない!

まり新劇エヴァカメは海にしかいない!!


ちなみに破のシンジが作ったアスカ弁当タコさんウィンナーがある。

!!!!!

タコを知っている!?

まり新劇エヴァタコは淡水種である!!



以上です。

追記

浦島太郎あたりの昔話も失われてしまったのかな?という反応を頂きました。

かに浦島太郎の昔話が伝わっていればカメを知ってそうなので失われていそうです。(というかエヴァ世界の昔話があまり想像出来ませんね笑)

浦島太郎の件から、もしかしたら地球平面説なんかは提唱すらされていなかったのではないかと気付きを得ました。

anond:20210330100033

新劇エヴァ音楽が金かかってるだけでダメ

アレンジは豪華になった、有名シンガーともタイアップした

でも音楽演出は旧劇の方が冴えていた

例えばエヴァ2号機vs量産機戦でG線上のアリアを流す演出

新劇なら大音量オーケストラアレンジで平凡な演出をしていただろう

俺「お前らどうせ、残酷な天使のテーゼからし高橋洋子知らないだろうけど、俺は静寂(SI・JI・MAから知ってっから!」

バカ高橋洋子って誰ですか?」

俺「エヴァの歌うたってる人」

バカエヴァって宇多田ヒカルですよね?」

  

ホント新劇にわかよぉ!!

2021-03-29

シン・エヴァ感想 ※広義のネタバレ含む

この間シン・エヴァ観て来たので感想を書く。

公式ネタバレ解禁したらしいし。

ネタバレが嫌な人はここでブラウザバックするといいよ。

もう観た人やネタバレ別にいい人は読んでくれるとうれしいよ。
















まあ、ネタバレって言えるほどのネタバレも書く気はないけど。

観た人と感想を共有したくて書くだけ。

ま、断っとかないとうるさい奴がうるさそうなので。




















さて、書くか。

この作品エヴァンゲリオンは「完結」らしい。

実際に観てみるまでは、

またまた〜そんなこと言ってまたモヤっとしたエンドなんでしょ〜?」

と思っていたが、観終わってみると、確かにこれは「完結」であった。

シン・エヴァは俺に物語の「完結」という概念を教えてくれた。

すなわち、エヴァが「完結」するとは、観客が「もう続きは観なくていいか・・・」と思うことなのだった。

序を観た時は

エヴァなのに大人ちゃん大人してる!斬新!!!

って感想が巷に溢れていた。

そりゃもう本当、逆に斬新だったよな。

破を観た時は

「こういうエヴァがあってもよかった!!!続きが早く観てえ!!!

と思ったもんだったよ。

心がぽかぽかしたよな。

その期待を一身に背負って出てきたのがQだった時の絶望たるや。

まさに僕の気持ちを裏切ったな!状態

「完結」とは程遠い、「早く続きを観せろ!」という状態だった。

そして今回のシン・エヴァである

なんと言うか・・・シンプルダサい

キャラの心情の変化がおかしい。

「設定」を説明しきっただけで「物語」として成立していない。

おもしろくない・・・

なんとも言い難いのだけれども、全体的にダサい

綾波田植えをするのは斬新でよかったが、全体的になんとも言えないダサさが漂っている。

敵のデザインダサい

服のデザインダサい

セリフダサい

システムUIデザインダサい

画面がごちゃごちゃしていて、何と戦っているのか分からない戦闘シーンが多い。

だいたいエヴァセンスっていうのは、エヴァという制御できない力、現象への恐怖、畏怖、制御しきれない無力感

そしてエヴァという強大な力を恐れながら利用する人の賢さ、全能感、生へのしぶとさが絶妙バランスで混ざって生まれる、独特のものだった。

それがまるでない。

活動限界が来ないエヴァなんてエヴァじゃないだろう。

早く電池切れてさっきまでの超常の力を発揮できなくなって無力感に苛まれろよ。

そして思春期特有アイデンティティ・クライシスと相まって独自センスを醸し出せよ。

登場人物の心情変化がおかしい、公式解釈違い起こしている。

劇中でさんざんシンジに「メンタル弱すぎ」って怒鳴ってるアスカだけど、

トウジやケンスケが大人の余裕でうじうじしたシンジを受け入れ、心の傷が癒えるのを辛抱強く待っているのに

「先に大人になった」って自称してるアスカ子供のまますぎてイラつく。

14歳女の子がそういうキャラだと愛らしいのに、28歳でそれって、単純にキャラとして魅力がない・・・

シンジ立ち直るの急過ぎるだろ。

心的外傷を負って何もできなくなっても腹は減る。

泣きながらレーション食べなきゃならないのは情けないよな。

どうなるんだろって思ってたら、様子を見に来た綾波に、

「みんなどうして僕に優しいんだよ!」

って叫んでて、自分がいじけてるだけだって自覚あるんか〜い!

シンジよ、綾波が溶けて悲しいか

それが「大人」になるきっかけになったらしいが、まともにからんでたの一週間くらいだろ。

多分一番悲しんでるの、一緒に仕事してたおばちゃん達だぞ。

それくらいでキャラ変わるくらい成長すんなよ!!!

だいたい、シンジ君はメンタルが弱いというほど弱いわけではない。

いきなり巨大ロボを操縦して巨大生物と戦えって、誰だって

「できるわけないよ!」

って言いたくなるだろう。

例えば、近所に熊が出たから、

「猟銃持って駆除してきて」

って言われて

「やってみる」

って言える人はどれくらいいるんだ?

10代でも30代でも60代でも、目の前に傷だらけの少女が出てきて、お前がやならきゃこの子が熊撃ちに行くぞって空気圧力かけられても、やるなんて言い出せないだろ普通

それをやるって言えるんだから男気のある奴だよシンジ君は。

ただちょっと陰キャなだけだよ。

やったことないだけの釣りを「できない」なんて断る奴じゃないだろ。

公式解釈間違ってるとしか言いようがない。

後半では何かと「やってみる」と言うようになるが、そんな安請け合いできるような簡単な話だったら誰も苦労しないんだよ。

つまんねぇな!!!

そして、自分はこれが一番の問題だと思うが、ゲンドウとユイのなれそめが映画の中で描写されてない。

観客の大部分はTV版も旧劇場版も観ているから、ゲンドウが人類補完計画を進めている理由は知っているはずだが、新劇の中ではほとんど触れられていない。

もしも新劇だけを観ている人がいたら、ゲンドウに向かって

「ああ見えて実はカワイイ所がある」

なんて言う女性がかつて居たという、衝撃の事実を知ることはない。

ここを書き忘れたなんてことはありえない。

後半でゲンドウが半生を振り返りながら内心を吐露するシーンがあるのだから

その前に生前ユイゲンドウの心温まる交流の回想でもなければ、このシーンの価値が無くなってしまう。

人類を皆殺しにしてても取り戻したかった物がなんなのか観客に示すことなく、

ゲンドウの内心に大きく尺を割く制作上の動機はない。

から制作陣は、TV版にはあったこれらのシーンをわざと省いたのだ。

なぜか?

おそらく、制作陣はシン・エヴァを、序から始まる新映画版を完結させる気で作ってないのだ。

もうこれ以上「続きを作れ」と言われない形でまとめることだけを優先したのだろう。

よっぽどもうエヴァを作りたくないんだな。

いろんな所から「もうエヴァ作りたくない」ってインタビューが聞こえてきてたけど、これほどとは。

もしゲンドウの行動を正当化できてしまうようなシーンを描いてしまったら、

前半で描かれたトウジやヒカリケンスケの、慎ましくも幸せ生活を全てぶち壊してでも取り戻したいと思えてしまえるような、

そんな幸福ゲンドウが得ていたと描いてしまったら、必ずファン

「続きが観たい」

と言うからだ。

今回のゲンドウの内心の吐露で、ゲンドウは子供の頃から陰キャで人嫌いだったのが大学ゼミ彼女できて全部どうでもよくなった、っていうしょうもない奴だと分かってしまったわけだ。

ユイとの生活では、さぞかしカワイイ所を見せていただろうよ。

でもそれはシン・エヴァでは描かれることはなかった。

だってそんな所を見せられたら、「続き」が観たくなるもんな。

エヴァの『続き』を作れ」

って言われてしまうよな。

いくらでも商業成功できるスピンオフ展開が思いつくぞ。

碇ゲンドウの子育て日誌なんてどうだろうか。

不器用だが一生懸命ゲンドウがユイと一緒に赤ちゃんだったころのシンジを育てる話とか。

絶対に当たるわ。

離乳食を食べさせようとして悪戦苦闘するゲンドウ。

手が滑って自分の頭から離乳食かぶってしまう。

なにやってんの!」

とあきれるユイ

そこで一言

問題ない」

絶対に当たるわ。

実際にこういうスピンオフをやるかどうかはともかくとして。

そういう話を考えたくなるほど、物語にのめりこめるってことが重要だった。

エヴァはそういう物語だった。

だが、それじゃ永遠にエヴァの続きを作れ」と言われてしまう。

から、のめりこめない話を作って「完結」にした。

そういう制作陣の意図が随所に感じられる作品だった。

つまんなかったな。

から俺達が言うべきことは一つなんだろうと思う。

エヴァはもう忘れた!

シン・ウルトラマン楽しみにしているぞ!!!

2021-03-24

anond:20210315212739

カヲルくんのとこは、カヲルくんはアダムの魂を持った存在から多分何度やり直しても地球アダムがはじめての生命体ということになるんだよ。人類(リリン)の祖はリリスだけど。

からカヲル君がこれから地球作ってこか〜っていう前に書く設計図生命の書であり明言されてないけどこれがゼーレの持つ死海文書

TVから旧劇での人類補完計画とか(新劇時間軸でも何度かなんらかのミスが起きて)で地球という星の誕生から何度もループやり直して再生してるけどカヲルくんはその円環の中で出会った人類補完計画の要にされてるシンジのことが気がかりで毎回生命の書に名前を書いて救おうとしてた

解釈してる

(追記)カヲルくんがループしてるかもしれない描写は序からあるよ

2021-03-23

[]2021年3月22日月曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
0011514584126.857
016113169215.961
02405412135.355
03273160117.066
04193471182.7104
051143839.824
0624169170.566.5
07407934198.476.5
089314663157.746
0910810938101.354.5
1016316965104.146
1118620562110.546.5
121791639091.651
131731447083.646
141801768898.344
151671615196.748
1617118405107.650
1714717550119.448
1811613446115.951
191451371694.642
2099936994.638
2115119997132.439
22201156721779.741
23129924971.740
1日2745436139158.948

本日の急増単語 ()内の数字単語が含まれ記事

一生けん命(8), まっ黒(8), 併(7), 座す(6), あすこ(10), 電燈(9), まん中(7), さけび(9), 一向(6), いちめん(6), 立ちあがり(5), 2万円(20), 焼肉(18), 温泉(19), 眼(13), 庵野(17), 青(22), とうとう(15), じっと(13), シン(14), ウマ(9), ウマ娘(20), ほんとうに(14), 実に(14), エヴァ(32), 黒い(15), 障碍者(12), すると(15), 白(20), 思わず(15), 障害者(30), だんだん(16), たろ(16), そこら(19), ホテル(20), 立っ(24), 息(14), まるで(28), 介護(18)

頻出トラックバック先 ()内の数字は被トラックバック件数

■私がどっちだっけ?ってなるもの /20210322072938(35), ■ /20210321221337(34), ■障害者の手助けをしたくないと思った話 /20210321005812(31), ■ブスが活躍する漫画が見たい /20210320203100(26), ■新劇エヴァ、なんでどんどん興収増えてんの? /20210322143040(20), ■ /20210321234439(13), ■ブクマカには、やはり「調べる」「確かめる」という”文化”がないようだ。 /20210321203507(10), ■ネット民の言う「嫌なことは嫌と言える社会になってほしい」って言う願望は首締めるだけ /20210322103140(10), ■韓国アイドル日本語歌唱verが嫌い /20210322023644(10), ■容姿言及ハラスメント(さえぼう先生がするのは無問題) /20210319130200(9), (タイトル不明) /20150812121048(8), ■婚活でウケがいい女の趣味 /20210316214158(8), ■子なし夫婦になるかもしれない /20210322091949(8), ■春日太一の本性 /20210322101907(8), ■ /20210322135727(7), ■Twitterでたまにオモコロライターガチ恋してる子見るけど /20210322101721(7), (タイトル不明) /20210322124314(6), ■2万円あったらさ /20210322134102(6), ■別にセックスができなかったことが悔しいわけではないのよ /20210322203121(6), ■ウマ娘二次創作統制の歴史 /20210322154936(6), ■高知能者向けの定型業務仕事ってないのかな /20210322171111(6), ■命の電話につながらないから、ここに書く /20210322173942(6), (タイトル不明) /20200716013534(6), ■ウォシュレットの強さ最強にするやつ /20210318112645(6)

2021-03-22

anond:20210322154153

親:放送当時のファン

子:その子

 

というパターン以外にも、子供新劇から観ていて親も興味を持つパターン、親子共々最近ハマったパターン、色々あるだろうなと思った

 

新劇エヴァ、なんでどんどん興収増えてんの?

ヱヴァ序 20億円

ヱヴァ破 40億円

ヱヴァQ 53億円

シンエヴァ49億円+

こういうシリーズものってたいてい最初いちばん売れてだんだん下がってくもんじゃん。

いきなり二作目から観る人なんてほとんどいないわけだからさ。

エヴァは元から有名作だし「一作目が話題になったから観てみるか」みたいな層もおそらく少ないじゃん。

それならこの増加してる観客はどっから湧いて出てきてるの?

地上波放送のたびにいまさら新規ファンを獲得してるってこと?

わっかんねえわー。

酷い出来のシンエヴァとぼくのかんがえたさいきょうのエヴァ

面白くない、というか酷い出来というのが正しいと思う。

三村でトウジたちが生き残ってるのが意味分からん

Qの世界全体に漂っていた死のイメージはなんだったんだ?

シンジが着替えの服にトウジの名前を見つけて察するシーンも、崩壊した世界を見てパニックになったのはなんだったんだ?

カヲル君が「贖えない罪はない」と慰めるシーンの意味も変わってこない?カヲル君ひょっとして第三村存在を知らなかったの?

知らないと結論するしかないんだけど、ゲンドウに次いで世界理解してる感じのカヲル君が人間の生き残り(それもシンジの友人たち)の存在を知らないってある?

三村での描写は「絶望シンジを立ち直らせるには自然の中で1時間くらい使えば納得するでしょ。」という演出の都合みたいなものしか感じられなかった。

綾波が死んだ時も「ああ死亡フラグ積み重ねてたから回収ね」って感情が動かなかった。

同じ1時間を使うなら、もっとシンジ内面を描いてほしかった。

三村も生き残りも無しにして、3人が壊滅した街をずっと何日も移動する話にして良かった。

シンジが生きる気力は無いけど飢えでレーション自分から手を出して「死にたいけど生きようとしてしまう」って流れで似たようなこと出来たと思う。

綾波の死がピンとこないのは一緒に過ごした時間が少ないからで、3人で寝食を共にするというエピソードがあったら心に響いたのではと思う。

シンエヴァは全編通してラストから逆算して作ってるからキャラの心情描写とか展開に粗が多い。

エヴァを完結させるにはこうするしかない」って意図計算が見える演出ばかりだった。

アスカケンスケと付き合ってるという話も納得するところはあるけど、それより「制作の都合でそういうことにされてしまった」感がある。

最後シンジマリは「こうするしかないよね」と言われたら、はいそうですねと返すしかない。

最終決戦前に銃で撃たれるシンジかばミサトさんという下りは何のために?と思った。そもそもピンク髪のクルーはQでは「自己中な最近の若者

って描かれ方だったのがシンで急に「家族のかたき!」って殺意向けるのが唐突に感じる。

トウジをニアサーで死んだことにして、桜に銃持たせて「命の恩人であると同時に兄のかたき」みたいにしたほうがすっきりしない?

シンジエヴァに乗るための禊の儀式なんだろうけどそもそも必要ないと思う。

というかピンク髪の「超ヤバー」とか若者言葉セリフもそうなんだけど、序破Qシン通して何?この世界から浮ついたセリフって感じるのが多かった。

マヤの「これだから若い男は」もあとで回収するためだけのセリフだったし。しか特に感動しない。

ぽかぽかって言う綾波もバズりたい!名台詞にしたい!って意図しか感じなかった。

アスカが「バカシンジ」「コネメガネ」とかマリが「姫」「ワンコくん」って呼び方も軽くイライラしてた。

ここぞ!ってとき本名で呼ぶだめの前フリなんだけどしつこい。

後半、ミサトさん特攻はなんか変だと感じた。「これから特攻するので、総員退避だけど艦長だけ残ります」って事前アナウンスだとこれから死にます自殺します感が大きい。

「総員退避しました→あいつが居ない!→まさか!?」みたいな流れが鉄板だけど効果的じゃなかったのか。

そもそも特攻してやることは槍のお届け物でーすってだけだし。

ゲンドウとの戦いで背景が撮影所になるシーンでぞっとした。そういう演出TV後半があって旧劇もしつこいくら精神内面描写があったから良かった。

新劇演出でやると酷い違和感しか感じない。なんかどこかのタイミングシンジが客席に向かって「映画を見てるみなさん!僕に力を貸してください!」

とか言いそうで怖かった。

シン詰まんなかったって書くと「じゃあどんなのが良かったんだよ」って返されるけどそれは俺の仕事じゃない、と思いつつ考えると、神様が出てくる話でよかったのでは。

エヴァ考察では使徒人間を作った神的な存在があると指摘してるものもあったので、最初ネルフVSヴィレだったのが、人類VS神という展開になるって話。

ゲンドウとシンジ関係共闘を通して修復される。Qで出てきた新クルー活躍できる。というかそのためにあんキャラ増やしたのでは。

最終決戦で話が全宇宙、全銀河レベルになって視聴者置いてけぼりなのはグレンラガンでもトップでもアベノ橋でも旧ガイナックスの18番だし。

シンは公開日初日に見て酷いという感想だったんだけど、今のところ評価する感想が多くて居心地が悪かった。これだけ書けて満足でした。

スクールカースト後遺症と、エヴァンゲリオン

エヴァを初めて見たのは中学校2年生のころだった。

端的に言って、2度と当時には戻りたくないと思う。

穏やかな小学校生活が終わって、中学校に上がった。中学校は周囲のいくつかの小学校から生徒が合流し、顔ぶれは半分ぐらい変わった。

新しい同級生、新しい先輩、見知らぬ古い校舎、荒れた空気で余裕のない先生同級生はみんな、自分の居場所リセットされて、それを確保するのに必死だったと思う。

一部の同級生が、先輩らの影響で短ランやボンタンのような制服を着て、髪の色が明るくなり、言動が激しくなった。

それに伴って、学校は腕っぷしの強さや声の大きさ、容姿の美醜、スポーツの出来不出来、笑いが取れるかどうか、を軸とした上下関係階層構造が強まった。

勉強のできる学校地域ではなかったから、勉強の出来不出来や知識豊富さはそこまで階層への影響はなかった。むしろ、真面目に勉強をしていることはダサいという空気感すらあった

当時の僕は、身長は高い方だが、容姿は下、スポーツは並、笑いは全く取れない、勉強はそれなりにできるが、トータルでは平凡な男の子だった。

ただ、良好な人間関係の作り方や上下関係のやり過ごし方などの処世術に鈍く、学校に上手く馴染めないまま過ごしていた。

プライドが高かったのだと思う。

階層トップの不良グループクラスの場を支配していたけれど、僕は、支配されたフリをして上手く立ち回るのはイヤだった。

イジられても笑いで返せず、キレ返した。物がなくなっているなどの軽いいじめに、張本人を殴ったり同じことを仕返しした。

お前、小学校の頃は休み時間に一緒にサッカーしてたよな?僕のお父さんの車で一緒に釣りに行ったよな?何でこうなっちゃったんだよ!とずっと思っていた。だからこそ、負けたくなかった、譲れなかった。

昔は仲が良かったみんなも、自分のいる階層を保つ or 上昇させるために、グループ所属して、その勢いに流され、僕や立場の弱いグループを、気まぐれに攻撃することが、中学校のなかで当たり前になった。

そして、いつも反抗的な態度の僕は、特に標的にされ、孤立した。

カバンや筆箱が無くなっていたり、お金が盗まれていたり、パンツを脱がされたり、通りがかりに殴られたり、いろいろ。当時はよくがんばって学校に行っていたなと思う。えらい。だけど今思えば、がんばり過ぎないで欲しいなと思う。

こんな感じで、安心できる場所学校には一切なかった毎日心も体もかなり緊張していて、ビクビクしながら過ごしていた。

その時の身体の強張りはクセになってしまい、他人がいると男子トイレの小便器おしっこすることが出来なくなった。おしっこをしている時はイタズラされることから逃げられないから、他に人がいると落ち着かず、どんなに頭でおしっこをしようと思っても、出てこない。

学校の中でも奥の奥にある、ほとんど誰も使わないトイレに、休み時間になると駆け込んだ。たまに先に人がいると、その周りを歩いて出てくるのを待った。

小学校からやっていた陸上部を、中学校に入っても続けていた。

年間のなかで最も大きい大会に、中体連の県大会、といったものがあった。

うちの中学校では、この県大会大会出場のときには、様々な部活から各種陸上競技に出演するメンバーが選ばれた。

僕はどの競技選抜からも落ちたが、大会までの練習や当日の飲用水の用意など、陸上部としてサポート役のため駆り出された。

小学校から続けてきたが、なかなか結果は出なかった。そして、陸上部ではないみんなとの競争に勝てなかった。

知らないメンバーのために、部活からサポートをすることは、楽しいことではなかった。大事大会で走れない陸上部、ということが情けなくて、恥ずかしくて、自信が持てなくなった。

陸上のもの楽しいから続けている、という内的動機も弱くなったこともあって、部活という居場所自分から閉じてしまった。

部活を辞めてからは、授業が終わり次第すぐ帰り、毎日自宅のPCインターネットを利用した。

Yahoo!チャットでは、立場や背景も関係ない、見知らぬ人とフラットに会話できることがとても楽しかった。私は当時南の島に住んでいたが、その島には映画館が無いと本気で思っている人がいるなど、この嫌な地元とは切り離された人と、遠く距離を超えて繋がれることにワクワクした。

オンラインゲームでは、徐々に強くなっていくキャラと、連帯感のあるギルド所属するチーム)でゲーム内に居場所ができた。

ただ、Yahoo! チャットでは人とのごく短い付き合いしかできなかったし、親はオンラインゲームお金をかけることは許さなかったから、オープンβテストの期間が終わったら、ゲームはそれ以上続けられなかった。

それでも、毎日急いで家に帰って、ここではないどこかに場所を求めた。

ここまでがだいたい中学1年生。

2年生になりクラスが変わってからも、同じような軽いいじめ、イジリがある構造は変わっていなかった。そんな中、ある事をきっかけに階層に反抗する心は折れることとなった。

小学6年生の時から好きだった女の子と、同じクラスになった(初恋だったんだと思う)。

修学旅行のはずみもあって、就寝前、端っこあたりで寝そべっていた僕にも、みんなで好きな子暴露する順番が回された。そこで、迂闊にもその子が好きであることを話してしまった。

僕は次の日の朝、ある場所に連れ出された。女子から男子からも人気のあったイケてるグループメンバーが、勝手にその子を呼び出していた。

事前に、僕が彼女のことを好きだということは伝えられていたようで、女の子は戸惑った、迷惑そうな顔をしていた。

そして、ちゃん好意を伝えることもできないまま、一方的に、僕のことを好きではないことを伝えられた。

好きではないという事実以上に、あの迷惑そうな顔に、かなり心が傷ついた。あれは、階層の中で下位グループと同じ括りにされることを嫌がる拒否反応のような、そんな表情とリアクションだった。

ひどく鼓動が早くなった。気持ちが塞がってしまい、僕の修学旅行はそこで終わった。

この女の子とも、小学生のときは、同じクラスの隣の席でよくお喋りをした。いつも落ち着いていて、知性があるような雰囲気で、スピッツが好きだった。

小学6年生の遠足の時、移動までのバスカセットテープを流すことができた。僕は遠足の前日、スピッツの「recycle」をカセットテープに録音して、当日のバスで流した。

歌うことが大好きだったし、上手だと思っていたから、その子の近くの席でこれ見よがしに、特に好きだった「渚」か「楓」を歌っていたと思う。

小学生らしく、好きだからといって何ら関係を変えるためのアクションは取らなかったが、日々その子と話ができることが嬉しかった。

中学校に上がってからは、僕は廊下などで見かける度に意識していたけれど、クラスが違うこともあり疎遠だった。

そして、2年生に上がり同じクラスになってからも、思春期特有自意識過剰から、まともに話すことができなかった。

そしてそのまま、拒否された。

一方的彼女好意を伝え、呼び出した複数人男子グループは、彼女が嫌がるそぶりを見せたとき、「うわ、かわいそ〜」と他人事のように、少し面白がっているように話していた。

個人としてどういう人だ、と言う前に、どの階層に属するかによって、こういう風に軽んじられる存在があることを強く認識したし、軽く扱われる自分自身のことも好きじゃなくなっていった。

自信をなくして、自分のことを好きじゃなくなっていくのと並行して、上の階層である不良グループ嫌がらせをされても、ヘラヘラと笑ってその場をやり過ごせるようになった。そしてもっと自分のことが嫌になった。

体育の授業で複数人グループを組んだ時に、兄の影響でアニメに詳しいクラスメイトがエヴァンゲリオンの話をしているのを聞いた。

ガンダムの仲間かな、というぐらいにしか知らなかったけれど、家族ゲオに来たついでに、何気なくレンタルをしてみた。

結果、見事にハマった。

戦闘シーンやメカニクス描写などに強い興味はなかったが、同じく14歳シンジや他のキャラ内面描写に、自分を重ね合わせて見ていた。

中でも人類補完計画セカンドインパクトは、思春期想像力と合わさって、朝起きたら本当に起きているのではないかと、期待しながら眠ることもあった。

意地悪をする同級生は、個人それぞれは悪いやつでないことは知っていた。グループ階層といった構造になると、途端に他人攻撃できることを体験的に知った。また、僕自身にも、階層の中で下のグループを軽んじてしま意識があることを知った。

何で人間はこんな生き物何だろう、と思った。それぞれ個人としては思いやれる人も、集団となると流されてしまう仕組みが、欠陥だと思った。

他人もそうだし、自分の暗い部分も怖いから、誰かと近づくのをやめようと思った。関係を深めることをやめようと思った。だけど、誰かと認め合いたいという矛盾した気持ちがあった。

人類補完計画のように、人々の壁がなくなってひとつになったら、人間の欠陥もなくなって、みんなが幸せになれると思っていた。本当に早く来てほしかった。

でも、当たり前だが、そんなものは来ないことも分かっていた。だから何度も何度も見直して、頭の中だけでもエヴァ世界から抜け出さないようにした。

繰り返し見る中で、分からない部分も多くあった。なぜシンジ人間ひとつになる世界をやめたのか、なぜアスカ気持ち悪いと言ったのか、結局それぞれのキャラは救われていくのか?

これらのモヤモヤと、いつまでも起きない人類補完計画への期待感は、中学3年生になって受験勉強に忙しくなったのもあって、少しずつ心の片隅に追いやられていった。心に残る形は歪なままだけれど、そのままフタをした。

その後、県内では進学校だった高校入学し、校内の暴力的上下関係などはなくなって、落ち着いた学校生活を送れるようになった。

大学第一志望には落ちたけれど、都内学校に進学でき、希望していた地元から脱出は叶った。

だけど、その都度、人間関係の構築は必要だった。苦手意識や恐れを感じて、中学生の頃のような緊張が蘇ってきて、上手くいかないことも多かった。言葉が上手く出てこない、出てきても変なことを言ってしまう、怖くて誘えない、など。

人がいる男子トイレでのおしっこも、出ないままだった。

大学1年生の終わり頃に、良い友人との出会いがあった。何かと心の距離を取りたがる僕を、何度も何度も誘ってくれて、しつこく自宅に招いてくれた。そして、人に近づく怖さがだんだんと薄れていった。

また、その友人を起点に人間関係が広がっていった。みんな優しく受け入れてくれて、少しずつ人付き合いの自信がついていった。

いつまでもどこか漠然とした孤独感や居場所のない不安はあり、心のクセになっていてなかなか取れなかった。同時に、エヴァのこともよく思い出した。

それでも、その後の学生生活はこれまでにないほど充実して終えることができた。

この時に身に付けた自信から就職先での人間関係も何とかやり過ごすことができるようになっていた。

今は、30歳になった。それなりに忙しく働いていて、家族もある。

誰かの心の痛みがよく分かる優しい人と一緒になった。

できることが増えて、自分人生俯瞰で見られるようになり、生活をうまくやる自信もつけている。

日常の中で中学生当時のことと、エヴァのことを思い出すことはほとんどなくなっていた。

そして、今回の新劇場が話題になっているのを見た。これで最後ということで、とても気になった。

なぜ今さら気になるのか考えてみると、過去集団の中で屈してしまった悔しさ、自信喪失ちゃんと受け止めて解釈して、成長することができているということを、大人になった今エヴァ対峙することで、確認たかったのだと思う。

今日映画館に見に行くことができた。

僕はとても救われた気持ちになった。

今回の物語では、シンジミサトさんを始め、みんなが過去の様々な間違いや未熟さを認めながら、前を向くことができた。

第3村のトウジとヒカリレイ田植えなどの描写は、日常に地に足をつけて生きていることに対して、背中を押してくれたように思う。

劇中のみんなが自分なりの希望を見つけていくのと同じように、今僕自身が生きている人生に対しても「それでいいんだ」と、認めることができたように思う。

本当に良かった。ああ、これでいいんだね。

ありがとうさようならエヴァンゲリオン。

2021-03-21

シンエヴァ感想を色々読んだ結果、どーしても文章として感想を残しておきたくなったので、この文章を書こうと思うよ!

ボクがガンダムシリーズで1番好きなのはVガンダムで当時ガイナックス制作のお手伝いをしていたようです。

エヴァの話じゃないの?って思うかもだけど まあちょっと付き合ってもらいたいかなぁ

Vガンダムは鬱だった富野御大総監督制作されたガンダムで、御大めっちゃ嫌ってるらしく

DVDBOXには「 買ってはいけません!!」とか書いてあったりする。

富野御大は嫌っていても個人的には御大最高傑作だと思うし、多分御大自身 二度と作れないと思う作品 それがVガンダム

Wikipediaによると庵野くんはVガンダムにハマってて ボクの記憶だと確かニュータイプ寄稿してた気もする。(うろ覚え

なんでエヴァの話でVガンダムの話になってるのかって言うと ボクが思うに庵野くんはVガンダムに触発されて

エヴァを作ろうと思ったじゃないのかなーって感じるからです。

御大が52歳の時に作ったVガンダムオリジナル物語は、

自分自身世代を”コピー世代最初”と思っている庵野くんに、多大な影響を与えたんじゃないかな。

庵野くんの作った映像作品はすべて原作があるから・・・

自分自身オリジナルといえる物語を作りたくなったんだと思う。

エヴァオリジナル物語を作ろうとしたとき庵野くんは自分の中に伝えたいなにかを見つけることができなかった。

から唯一持っていた自分自身というオリジナルエヴァ投影してしまった。

自分自身を切り刻みながら作った映像は人を惹きつけたけど、最後まではできなかった。

TVエヴァはそうして最終回を迎える。きっと後悔したんだと思う。自身差し出してまで作った映像を完結させられなかったことに。

もう一度終局するため作った旧劇版エヴァは確かに物語を終わらせたとボクは感じていたか

新劇エヴァを作るという情報が流れた時は驚いたなー。

そして新劇エヴァはシン・エヴァンゲリオンを持って完結しました。

ボクはTV放映前からエヴァをかなり楽しみにしていて、東京ゲームショウガイナブースに行ったりもした。

あの時まだ綾波黒髪で初号機は白いカラーだったと思う。

父親が家を購入して引越しタイミングが初回放送と重なってて録画できないじゃん!ってかなり怒ってた記憶がある。

結局録画できたんだけどねw

あの頃からシンエヴァ完結まで随分月日が経ったなってホントに実感する。

ボクがシンエヴァを観に行ったのは庵野くんが経た月日、ボクが経た月日がどういったものだったのか

確認したくて観に行きました。新劇を作るってことはきっと、あの時とは違うなにかを観せてくれると思ったから。

ボク自身がそれをどう感じるのか知りたくて。とても楽しみにしてました。

シンエヴァ観たボクの感想は「庵野くん良かったね。」です。

シン・エヴァンゲリオンはあなたオリジナル物語だと思います

庵野くんがとても幸せな感じなのがうれしく思えます

そう思えたボク自身の今までにありがとうです。

anond:20210321194048

庵野くんよかったねって思うとなんでぼくにありがとうになるの?

隙あらば自分語りしないと死ぬの?

 

anond:20210321193710

シンエヴァ感想を色々読んだ結果、どーしても文章として感想を残しておきたくなったので、この文章を書こうと思うよ!

ボクがガンダムシリーズで1番好きなのはVガンダムで当時ガイナックス制作のお手伝いをしていたようです。

エヴァの話じゃないの?って思うかもだけど まあちょっと付き合ってもらいたいかなぁ

Vガンダムは鬱だった富野御大総監督制作されたガンダムで、御大めっちゃ嫌ってるらしく

DVDBOXには「 買ってはいけません!!」とか書いてあったりする。

富野御大は嫌っていても個人的には御大最高傑作だと思うし、多分御大自身 二度と作れないと思う作品 それがVガンダム

Wikipediaによると庵野くんはVガンダムにハマってて ボクの記憶だと確かニュータイプ寄稿してた気もする。(うろ覚え

なんでエヴァの話でVガンダムの話になってるのかって言うと ボクが思うに庵野くんはVガンダムに触発されて

エヴァを作ろうと思ったじゃないのかなーって感じるからです。

御大が52歳の時に作ったVガンダムオリジナル物語は、

自分自身世代を”コピー世代最初”と思っている庵野くんに、多大な影響を与えたんじゃないかな。

庵野くんの作った映像作品はすべて原作があるから・・・

自分自身オリジナルといえる物語を作りたくなったんだと思う。

エヴァオリジナル物語を作ろうとしたとき庵野くんは自分の中に伝えたいなにかを見つけることができなかった。

から唯一持っていた自分自身というオリジナルエヴァ投影してしまった。

自分自身を切り刻みながら作った映像は人を惹きつけたけど、最後まではできなかった。

TVエヴァはそうして最終回を迎える。きっと後悔したんだと思う。自身差し出してまで作った映像を完結させられなかったことに。

もう一度終局するため作った旧劇版エヴァは確かに物語を終わらせたとボクは感じていたか

新劇エヴァを作るという情報が流れた時は驚いたなー。

そして新劇エヴァはシン・エヴァンゲリオンを持って完結しました。

ボクはTV放映前からエヴァをかなり楽しみにしていて、東京ゲームショウガイナブースに行ったりもした。

あの時まだ綾波黒髪で初号機は白いカラーだったと思う。

父親が家を購入して引越しタイミングが初回放送と重なってて録画できないじゃん!ってかなり怒ってた記憶がある。

結局録画できたんだけどねw

あの頃からシンエヴァ完結まで随分月日が経ったなってホントに実感する。

ボクがシンエヴァを観に行ったのは庵野くんが経た月日、ボクが経た月日がどういったものだったのか

確認したくて観に行きました。新劇を作るってことはきっと、あの時とは違うなにかを観せてくれると思ったから。

ボク自身がそれをどう感じるのか知りたくて。とても楽しみにしてました。

シンエヴァ観たボクの感想は「庵野くん良かったね。」です。

シン・エヴァンゲリオンはあなたオリジナル物語だと思います

庵野くんがとても幸せな感じなのがうれしく思えます

そう思えたボク自身の今までにありがとうです。

anond:20210321124740

ちゃんと終わったことに意義があるんだからそれでいいじゃない

旧劇はとても「ちゃんと終わった」とは言えないか新劇が受け入れられたわけで

シン・エヴァンゲリオンは如何にしてシン話になったか

新劇エヴァンゲリオンは、エヴァンゲリオンという物語引き起こし現実事象トレースする、神話である

インフィニティ

首無しインフィニティエヴァに心を奪われた観客。

ケンスケがシンジに第三村を案内する場面。首無しインフィニティを指して「最近徘徊するようになった」と言う。これはシン・エヴァの公開が待ちきれず、そわそわしているエヴァ呪縛に囚われた哀れな人間の末路。

インパクト

劇中の首無しインフィニティが心待ちにしてるのは4thインパクトである

首無しインフィニティエヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間の末路である

エヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間が心待ちにしているのは新劇エヴァである

したがって、4thインパクト新劇エヴァである

自動的に、3rdインパクトは旧劇エヴァ(まごころエヴァ)、ニアサー新世エヴァとなる。

新劇では「破」のラスト予告枠で3rdインパクトが起きた。ならば、新劇Q以降のコア化した世界は旧劇エヴァ(=3rdインパクト)を観た者の心象風景に他ならない。

なお、2ndインパクト機動戦士ガンダムである。なぜなら、新劇エヴァ世界では2ndインパクトは「15年前」に起きたとされている(新世エヴァでは西暦2000年)。

ニアサー新世エヴァが放映されたのは1995年であり、その15年前は1980年。すなわち、機動戦士ガンダムが放映された年である

使徒信者

使徒福音(evangel)を非信者に伝えるものであるエヴァ福音配偶者や同僚へ伝えるエヴァ信者

最強の拒絶タイプとか、やっかい浸食タイプがいる。わかる。

考察YouTuber

三村の人々

エヴァンゲリオンに興味を持たない、あなたの隣人。使徒による布教やコア化を心から恐れている。

キャラクターへのあてはめ

ゲンドウ:庵野監督

ユイエヴァという作品の魂?

シンジゲンドウとユイの子エヴァという作品自体

レイ二次創作物

カオル:Qで使徒レッテルを張られるエヴァ信者

マリマグダラのマリア=亜使徒気持ち悪くないエヴァ信者

アスカ二次創作物蹂躙→闇堕ち(使徒化)

海岸アスカ二次創作物アスカ成仏

その他

槍:作品を作りたい気持ちと、やめたい気持ち

ゲンドウ、ユイガイウスの槍で死ぬ監督としてもうエヴァは作らない。作品の魂も死んだ。ガイナックスとも縁を切った。

宇多田ヒカル歌詞ファン気持ち

2021-03-20

流石はエヴァンゲリオンと思わされた。ネタバレ

流石はエヴァンゲリオンだと思ったね。

アフター旧劇のオタク創作世界って、

自らエヴァンゲリオン補完計画をやってる観があったじゃない。

旧劇の終わり方に対して、こうすればいいんじゃなかったの?という

アンサーみたいな作品がたくさんできたじゃない。

 

まあ今回の新劇はそういう要素を沢山取り込んだものなんだけど、

そういうアンサーがたくさん作られたけれど、

そういうアンサー達が全く手を出さなかったのが、

当時革新的と捉えられた止め絵を使った演出とか、

これはアニメですよというのをアニメ内でやることだと思う。

 

なかにはあったのかな?

あの旧劇での荒々しい演出方法に対して、

こうすればよかったんじゃない?というアンサーを出したものが。

多分なかったんじゃないかな。

まりにもファンからの反感が多かったところだから

あれは触れていはいけないもの赫奕たる異端的なものがあったのではないかな。

 

から、今回の新劇では自ら、あの演出はこうしておけばよかったんだよなというアンサーを自ら創造じている。

それがすごくハマっている。

 

旧劇でもアンサー作品でもあった、ゲンドウな人が人見知りでただ単に死んだ嫁はんを生き返らせたいという独白のシーン、

あの一種シラケるシーンを、見事に止め絵の連続という演出でむしろ映像体験的に引き込まれるシーンへと脱皮させている。

見事としか言いようがない。

 

旧劇でも同じような演出があったが、当時は正直格好つけてるだけだみたいな印象しか無くて有効演出手段として活用されていなかった。

それを独白というシーンに叩き込むことで見事な快感映像体験へと昇華させている。

  

それにしても庵野氏は真面目な人なんだなと思うよ。

宮崎さんが気に入っているのも、真面目さなんだろうね。

 

こんなクソ面倒くさい映画をつくるのなんて、

ただただ苦痛しかなかったんじゃないか?と疑問を持つのだけど、

そういうのが好きなんだろうか。

 

シン・ゴジで発散しないと持たなかったという意味が完結編を観終わってわかるような気がしています

シンのアスカって幸せになったの?(ネタバレ)




先週末にエヴァ観てきて、

面白かったなーと思いながら世の人の感想を読んでるけど


アスカって幸せになったという解釈でいいのか???


基本新劇世代アニメと旧劇は一回サラッと観た、漫画は途中までの人間解釈なので浅すぎんだよ!という話だったらごめん。

すみません素で名前間違えました…ありがとうございます、直しました。深夜テンションはよくない。



いやもう14年も経ってシンジのこと好きじゃなくなってるのもケンスケが大切な人になってるのは全然めちゃ理解できる 普通 けど

そもそも村でのアスカの様子(村人との交流がないどころか、人の来訪の気配に対して拳銃構えなきゃいけないレベル精神状態)から言って、

まともな(健康な)精神状態28歳になれてる訳じゃないじゃないですか

エヴァ呪縛に縛られてる時点でそれはもうどうしようもないというか。それはいくらケンスケが優しくしてくれようが愛してくれようが認めてくれようがどうにもならない。

そしてその自分じゃどうにもならない呪いに対する感情を多分その気持ちを唯一出してもいいかレベルの人は、同じパイロットマリの前でだけだったのではないかと。(マリアスカ百合みを感じたのはそういうことだったんだと思う)


ケンスケとの関係もやるこたやっててもやってなくてもいいんですけど、多分アスカの心情的には結局まどマギさやかちゃんみたいなものでしょ?

いくら自分ケンスケを大切に思っても、アスカには委員長のようにケンスケとの間に子供もできないし一緒に歳を重ねることもできない、結局エヴァ呪いに縛られてそこからはどう足掻いても救われないしまさかこの呪いから解放される訳がないと思ってる(そりゃ14年も経てばな)。だから最後の闘いの前にシンジあんなこと言っちゃう…。

(余談だけどさやかちゃんの「人間ではなくなってしまった自分は恭介と結ばれることができないと思い詰める」(wikiより)の心情が全然理解できてなかったんだけど、今回のアスカのお陰でちょっと理解できた気がする)


もし村でアスカが村人と少しでも交流していたり、

物理的には無理でも精神的に呪縛から解き放たれたアスカが描かれていたら、

あーアスカは先に大人なっちゃったんだなと思って全然印象違ったと思うんだけど、

あーゆー感じに村の描写使ったりゲンドウの回想入れるなら余計に…

せめて委員長だけでも(新劇ではそんな友人関係じゃなかったかもしれんが)アヤナミにみせたやさしさのかけらでもアスカに向けた描写があればなあ。



結局エヴァ呪縛からアスカを解き放ってくれたのはシンジで、

アスカアスカのままでいいと言ってもらえたのを受け入れられるようになれるのは、

エヴァに乗らなくてもいいアスカになれたからで、

そういう意味アスカにとってのヒーローはどう足掻いてもシンジで、

でもそのヒーロー自分じゃなくて、

呪縛の14年間一緒に過ごしたマリ(多分この14年の間にマリがいてくれたことに対してアスカは紛れもなく救われた部分がある)を選んで、

どっちもアスカにとっては色々思うところがあるにせよめちゃくちゃに大事で恩人な訳じゃないですか。どっちも幸せになってほしいナンバーワン人間というか。それは違うか…でもまあ何も言えんじゃん。

そういうことで最後駅のシーンでもアスカは一人らしいのは(私はもはやアスカ存在見つけられなかったんですけど一人だったらしいですね?)まあ納得なんですけど、この流れはあまりにもかわいそうでは!?



まあそれがアスカらしくね?と言われたらそれまでなのかもしれんけど。

エヴァ呪縛から解放されただけで幸せなのかもしれんけど…それでいいのか…他キャラとの差が…

別にじゃあどうしたらよかったとかはなくて、

ほんとにアスカ幸せになったのか?最後までかわいそうだったなあ…とじわじわ毎日思ってる。


2021-03-19

シン・エヴァンゲリオンは如何にしてシン話になったか

新劇エヴァンゲリオンは、エヴァンゲリオンという物語引き起こし現実事象トレースする、神話である

インフィニティ

首無しインフィニティエヴァに心を奪われた観客である

ケンスケがシンジに第三村を案内する場面。首無しインフィニティを指して「最近徘徊するようになった」と言う。これはシン・エヴァの公開が待ちきれず、そわそわしているエヴァ呪縛に囚われた哀れな人間の末路。

インパクト

劇中の首無しインフィニティが心待ちにしてるのは4thインパクトである

首無しインフィニティエヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間の末路である

エヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間が心待ちにしているのは新劇エヴァである

したがって、4thインパクト新劇エヴァである

自動的に、3rdインパクトは旧劇エヴァ(まごころエヴァ)、ニアサー新世エヴァとなる。

新劇では「破」のラスト予告枠で3rdインパクトが起きた。ならば、新劇Q以降のコア化した世界は旧劇エヴァ(=3rdインパクト)を観た者の心象風景に他ならない。

なお、2ndインパクト機動戦士ガンダムである。なぜなら、新劇エヴァ世界では2ndインパクトは「15年前」に起きたとされている(新世エヴァでは西暦2000年)。

ニアサー新世エヴァが放映されたのは1995年であり、その15年前は1980年。すなわち、機動戦士ガンダムが放映された年である

使徒信者

使徒福音(evangel)を非信者に伝えるものであるエヴァ福音配偶者や同僚へ伝えるエヴァ信者

最強の拒絶タイプとか、やっかい浸食タイプがいる。わかる。

考察YouTuber

三村の人々

人間らしい生活を送る、あなたの隣人。使徒による布教やコア化を心から恐れている。

キャラクターへのあてはめ

ゲンドウ:庵野監督

ユイエヴァという作品の魂?

シンジゲンドウとユイの子エヴァという作品自体

レイ二次創作物

カオル:Qで使徒レッテルを張られるエヴァ信者

マリマグダラのマリア=亜使徒気持ち悪くないエヴァ信者

アスカ二次創作物蹂躙→闇堕ち(使徒化)

海岸アスカ二次創作物アスカ成仏

その他

槍:作品を作りたい気持ちと、やめたい気持ち

ゲンドウ、ユイガイウスの槍で死ぬ監督としてもうエヴァは作らない。作品の魂も死んだ。ガイナックスとも縁を切った。

宇多田ヒカル歌詞ファン気持ち

2021-03-18

エヴァ劇場版、本当にこれで終わりなの?(ネタバレあり)

Yahooはてなブログでの高評価を見て期待して劇場に足を運んだ

でも自分としてはこれは単なる未完成か投げっぱなしENDにしか思えなかった

本当にこれがあの好きだったエヴァシリーズ最後映画なのか?

納得がいかなかったのでここでぶちまける事にする

後半になるにつれて意味が分からなくなる

前半の村パートは分かりやすかったのに対して後半のネルフとの決戦は半分以上意味不明だった

知らない用語が次々と出てきては、はい次と進行していきぽかんと置いてきぼりを食らった

本当に熱心なファンであれば設定を熟知してなるほどと理解できているのかもしれない

でもTV版と旧劇と新劇を見た程度の自分にはとんとついていけなかった

ゴルゴダオブジェクトがどうのこうの希望の槍カシウスがとか一体何のことなのか

最終的に劇場の中で理解は諦めてなんとなくのストーリーを追うしかなくなったのである

勿論TV版や旧劇場版にもこういう訳の分からない用語と言うのはあったがこれほど酷くは無かったように思う

アスカの扱いが悪い

綾波アスカ、どっちが好きかと言えば自分は断然アスカである

それを差っ引いて聞いて欲しい

アスカシンジに対して投げかける言葉は始終辛辣な物であった

ケンスケやトウジが年齢を重ねて落ち着いており、シンジに対して優しさを示したのに対する対比かと思えるほどの当たりの強さだった

シンジが突然未来世界に目覚めたのに対してアスカはその間も生きていた訳である

ならその分の成長と言うかシンジに対する心情の軟化があっても良かったのではないか

シンジ親友二人の成長に対してアスカはよく言えば昔のまま変わらずであり悪く言えば何も成長していないと感じられた

セリフでは先に大人になったのとか言っていたが全くそうは思えなかったのである

そして最終決戦で使徒化してまで13号機を封印しようとしたのに失敗し、逆にゲンドウに利用されて取り込まれ

その後シンジに助け出されてしゅぽんと脱出する

旧劇の様な八面六臂の活躍を見せる訳でも無く、本当にえっと思うような退場であった

その上シンジの事は好きだったと過去形ケンスケといい関係になっているのである

これはもう半分NTR物を見せつけられている気分になったしとてつもないショックであった

エヴァと言うのは極端に言うとシンジ綾波アスカ物語である

100歩譲って加持さんならまだ分からなくもなかったが何故ここでケンスケなのか

ぽっと出の奴とまでは言わないがケンスケとそういう関係になったアスカは見たくは無かった

その上最後シンジを迎えに行くのは綾波ですらなく謎の人物マリである

マリって一体だれなんだよ?

本当にマリって言うのは誰なのか

言うまでもなく新劇場版から登場人物である

しか最後重要役割を果たす割にはこのマリという人物の人となりや目的バックボーンなどの殆ど不明なのである

綾波クローン命令だしアスカは親に見捨てられて褒められたいと言う動機というかキャラクター性がマリにはない

最終盤でなぜかユイや冬月やゲンドウの近くに描かれていたりはしたが何故年を取っていない様に見えるのかの説明もなく余計に謎が増えただけである

分かる事と言えば何やら突然出てきてシンジ臭いを嗅いだと思えば若干寒いセリフを言い続けるエヴァパイロット

この掘り下げも何もない様なキャラが最終盤でシンジを迎えに行く重要な役に割り当てられ挙句に成長したシンジと仲睦まじい様子を見せられてもぽかんとするしかなかった

アスカマリの事をコネメガネと呼んでいたがそのコネが何なのかすらも判明しなかった

そして最後に駅のホームでのシーンからの実写ENDである

これで納得しろと言う方が無理ではないか

最後

残ったのは喪失感と大きな不完全燃焼感であった

そしてもう一度見ようだとか考察しようだと言う気力が湧いてこないのは何とも言い難い感情であった

何にせよこれで四半世紀続いたエヴァは終わったらしい

と言う訳で次は予告でもやっていたガンダム映画を見に行く事にする

エヴァアダルトチルドレンオタク)に目を覚まして現実に帰れと伝えるためにずっと同じものを作ってたのに、

TV版「おめでとう(シンジの成長)」

↑なんかよくわからんけどすごいとオタクのめり込む

旧劇「きもちわるい(アダルトチルドレンが籠るアニメ空間破壊)」

↑なんかよくわからんけどすごいとオタクのめり込む

新劇おっぱい大きい(シンジリア充化、現実すげー良いところ)」

↑こんなのエヴァじゃないと旧劇の世界に引きこもる

と結局アダルトチルドレン現実サルベージすることに失敗した作品って認識OK

ちなみに新劇で一番ガッカリしたのは

ゼーレの中でサヨウって甲高い声を出す人がいなくなったこと。

2021-03-17

『シン・エヴァ感想なぐり書き【ネタバレ

遅ればせながら『シン・エヴァ』観ました。個人的感想メモネタバレあり)。ちなみにTVから観ている39歳男です。

アスカの救済

・旧劇場版シンジアスカがお互い傷つけあったのは「二人は他者から、触れ合えば傷つくのは必然なんだ」と受け止めてた。それに対する『シン・エヴァ』の回答は「あれは二人の相性が悪かったせい。それぞれ別の人とくっつけば幸せになれるよ」ってことだと理解した。マジか、と思いましたね。あまりに身も蓋もなさすぎて。しかし言われてみれば確かにそう。こうなってみると、もうこの終わり方しか考えられない。

・旧劇場版アスカって、エヴァの全編を通してみてもトップクラスに酷い目にあってたと思う。肉体的にも精神的にも。見ていて居たたまれなかった。なので、浜辺のシーンで惣流のほうのアスカも救済してくれて嬉しかった。

カヲル君の正体

・それにしても、まさか渚カヲルゲンドウの分身(別人格)だとは思ってもみなかった。これが一番衝撃的だったかも。

・でもよく考えると、TV版の時点でカヲルレイに「君は僕と同じだね」って言ってるんだよね。レイユイクローンだとして、じゃあカヲルは誰の分身なのかと考えれば、論理的にはゲンドウしかありえない。なんで俺は25年間その可能性に気づかなかったのか、ということのほうが今となっては不思議

カヲル君の「歌はいいねえ」という台詞シンジ君のウォークマンが、25年の時を経てゲンドウというキーワードひとつに結びつけられる展開は震えた。

第3村

庵野さんの鉄道に対する愛情が全開で、鉄オタの俺、歓喜

・あそこに置かれていた鉄道車両は、庵野さんの故郷山口あたりで昭和時代に走っていたやつが多かったと思う(あとは天竜浜名湖鉄道?)。あの村が箱根そば2029年ごろに存在しているとすると、明らかに時空が歪んでいる。この時点ですでに庵野さんの心象風景に片足を突っ込んでいると理解した。あの村全てが仮想空間とも受け取れる。

作画もあの村の場面の一部だけ、なんか質感が違いましたよね?

TVから存在していた夕闇の電車の中での自分との対話シーン。あれはあの旧型国電の中でやってたのか。あの車両庵野さんの地元宇部線で長く走ってた形式。なので単に懐古趣味で旧い電車を出してたのではなく、自分故郷の、おそらく青春時代によく乗っていた電車の中でずっと自問自答していたわけね。なんというか、本当にエヴァって私小説だ。

・村の人がレイを「そっくりさん」と呼び続けるの、普通に気持ち悪いよ! 初日だけならともかく、その後もずっと。同僚に対してその扱いは酷くないかレイ視点から悪意がないように受け取れるけど、実際にはあれは村社会新人イビリなんじゃないの。エヴァは「誰が誰をどういう名前で呼ぶか」について極めて意識的作品なので、こういう「気持ち悪さ」も織り込み済みでやってそう。

レイはやっぱり個体によってかなり人格が違う。にしてもTV版の「ばーさんは用済み」のあの子だけは極端に性格悪かったな。あれは何だったのか。

シンジ君が嗚咽するシーンは緒方恵美さんの一世一代の名演。

ミサトさんとか

ミサトさんは「自分大人じゃないけど、それでも大人の役をきちんと果たすんだ」と決めた人。TV版と旧劇場版ではそういうちゃんとした大人ミサトと加持ぐらいだったけど、新劇場版ではリツコとヴンダークルー達も付いてきてくれていて、そこが良かった。

・にしても生命種の種を満載した船で最終決戦に突っ込むのは、リスク管理としてやばすぎ。そいつらはどっか安全場所に厳重保管しておくべき。

ミサトさんが息子とずっと会わないと決めたこと。それってユイゲンドウと同じ過ちを繰り返してるんじゃないの、と思えて複雑だった。ユイも「自分選択を息子はわかってくれる」みたいなことを言って死んだけど、息子の側からしたら親に捨てられたと思っただろうし、その葛藤を描いてきたのがまさにエヴァという物語なので。これは「シンジ物語が終わっても全てが解決するわけじゃない。親子の葛藤は次の世代にも続いていく」というメッセージだと受け止めた。

新劇場版の全体を通して、リツコさんの物語はほぼカットされちゃった。新劇から見た人にとっては、あの人はミサトさんの有能な副官というだけの存在になるのかな。まあ尺もあるし仕方ないか

新劇場版での冬月が何をしたかったのか全然からない。旧劇場版まではユイとの再会だよね? 今回は違うの? あんた何なの?

ゲンドウとシンジの取っ組み合いのケンカは笑った。庵野さんって、映画の前半で綿密にリアリティーを積み上げておきながら後半で暴走するよね。『シン・ゴジラ』の無人在来線爆弾ときも思ったけど。

・「ユイ、お前はずっとシンジの中にいたのか」って、そんなの当っったり前だろうがー!! そんな凡庸結論に至るまでに人類を3回も滅亡の淵に追いやるんじゃねえよ。

エンディング

庵野さんはエンディング巨匠だと思っている。「全ての子供達に、おめでとう」と「気持ち悪い」。観た人の記憶に刻み込まれエンディングを2つも作ったのは神業

・そして今回のエンディングも後世に語り継がれる素晴らしい出来だと思った。俺は泣きました。

大人になったシンジ君、イケメンだなあ。声は神木君だしパートナーは素敵な人だし。この話って結局「ただしイケメンに限る」ってやつじゃねーの、という思いもよぎる。

チョーカー現実世界でもずっとつけてたのは、思春期呪縛はそれだけ強いものなんだという意味合いかな。それとも単にマリチョーカーを外す場面が撮りたかっただけ?

マリ鶴巻和哉の色が濃いっていう評を見たけど、確かにフリクリから飛び出てきたみたいなキャラ。『フリクリ』も大好きなので嬉しかった。鶴巻さんもありがとう

・でもこの結末って言ってみれば「夢オチ」だよね。それでも自分も含めて肯定的感想が多いってことは、要するにたいがいの人は登場人物人間関係に決着がつくことを何より重視していて、そこに整理がつけば夢オチでも構わないと思ってるってこと…?

・「One Last Kiss」最高。天才の曲。宇多田ヒカルエヴァ関連の仕事は全て文句のつけようがない。こんな荒唐無稽物語にかっちりハマりつつ、なおかつ宇多田ヒカルらしさを失わない曲をよくぞ3曲も作ったものだと思う。宇多田ヒカルさんもありがとう

・で、『Q』で出てきたトウジの制服は何だったの? とかそういうことを考えだすとキリがないので、もう考えない。

余談

劇場自分の前の席に高校生集団が座っていて、終わった後で「どうだった?」「わかんねー(笑)」と、まさに自分高校生で旧劇場版を観た時と同じような会話を繰り広げていた。そのことに何だか感動してしまった。

庵野さん、カラーの皆さん。世代を超えて人の心を動かす作品を作ってくれて、ありがとうございました。

きみはまずシンを見にいくところからでしょ anond:20210317102214

ちなみになに見てそう言ってんの?

ワイの感想文、映画サイトで反応ついたけど

「俺はこれでエヴァを終わらせる。お前もそうしろ」みたいな押し付けすんのマジでやめろや。

なんて書いてねぇし

「お前の存在がQ止まりじゃねえか」みたいなやつ多すぎだろ。

新劇はQのみ評価に値する。あとはクソだと思ってる

絵についてはシンも評判ほど嫌いじゃないです4D鑑賞予定

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん