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はてなキーワード: 文明とは

2024-03-26

anond:20240326134447

ウィリアム・モリスの講演「芸術目的」における分業と競争に関する言及(https://www.marxists.org/archive/morris/works/1882/hopes/chapters/chapter4.htm)

Will you, therefore, look upon me as a craftsman who shares certain impulses with many others, which impulses forbid him to question the rules they have forced on him? so looking on me you may afford perhaps to be more indulgent to me if I seem to dogmatise over much.

Yet I cannot claim to represent any one craft. The division of labour, which has played so great a part in furthering competitive commerce, till it has become a machine with powers both reproductive and destructive, which few dare to resist, and none can control or foresee the result of, has pressed specially hard on that part of the field of human culture in which I was born to labour. That field of the arts, whose harvest should be the chief part of human joy, hope, and consolation, has been, I say, dealt hardly with by the division of labour, once the servant, and now the master of competitive commerce, itself once the servant, and now the master of civilisation; nay, so searching has been this tyranny, that it has not passed by my own insignificant corner of labour, but as it has thwarted me in many ways, so chiefly perhaps in this, that it has so stood in the way of my getting the help from others which my art forces me to crave, that I have been compelled to learn many crafts, and belike, according to the proverb, forbidden to master any, so that I fear my lecture will seem to you both to run over too many things and not to go deep enough into any.



19世紀芸術家であり社会思想家でもあったウィリアム・モリスは、1880年に行った講演「芸術目的」の中で、分業と競争芸術に与える悪影響について鋭い指摘を行っている。モリスは自らを「多くの職人衝動を共有する一人の職人」と位置づけた上で、かつては商業下僕だった分業が、いまや文明のもの支配するまでに至り、本来人類の喜びと希望、慰めの源であるはずの芸術をも困難な状況に陥れていると訴えた。

モリス自身仕事例外ではなく、分業の弊害により他者の助けを得ることが難しくなり、多くの技術を学ばざるを得なくなる一方で、どの技術も極められなくなってしまったと吐露している。

この指摘は、現代の音楽制作における問題にも通じるものがあるのではないだろうか。チームの肥大化制作規模の拡大に伴い、個々のクリエイター芸術性が発揮しづらくなり、音楽おもしろさが失われていくのではないか?分業と専門化が進むほど、全体を見渡せる人材が不足し、音楽芸術性が損なわれるという事態が、いま起こっているのではないか

2024-03-25

anond:20240325090339

どれだけ文明が発達しても人類労働時間が伸びていくことに絶望してたけど

仕事が尽きることはあるんだな

ちょっと希望が持てたよ

anond:20240325011030

私の記憶違いじゃなければ、███禍前から█をしてたらパンティーをするのがマナーだったと思うんですが、███禍の反動?(反動ってなんだよ)で、█をしてるのにパンティーをしてない人間が増えた気がする。文明レベルが後退した?

私のパンティーに対する思考って凝り固まりなのかなあ。

2024-03-23

5分でわかる小説 三体 Ⅰ Ⅱ Ⅲ ネタバレあらすじ

うろ覚えのあらすじ

三体Ⅰ

葉文潔(イエウェンジェ)「宇宙人来てー、私たちはここよー」

軍の施設使ってこっそり宇宙に向けて発信しつづける。

三体星人がその電波キャッチ

三体星系は太陽が3つあって環境過酷(三体問題)

過去何度も滅亡しては復興を繰り返す

今の文明もそのうち滅びてしまうので他の星系に移住したい

地球情報キャッチ

三体人「よっしゃ、地球奪ったろ」

三体星系と地球間は4光年だけど、みんなで地球行くのには400年かかるわ。

その間に地球人の技術進歩したら、抵抗されて地球奪えんくなる。

三体人「光速素粒子コンピュータの智子(ソフォン)を大量に地球へ送り、イタズラしたろ」

ソフォンは量子通信地球情報全部リアルタイムで知れるかつ目に見えない、リモート操作可能のスグレモノ。

地球科学者加速器の結果が無茶苦茶や!

基礎研究がなんも進まんわ」

ソフォンが科学者に見せるイタズラに悩まされる科学者

科学進歩は閉ざされた、、生きる意味ない、、死ぬわ」

その頃、地球において三体人歓迎の葉文潔を中心に「地球三体組織(ETO)」が組成され三体人とコミュニケーションをしてた。

その情報を掴んだ国家警察の史強(シーチャン)警察官がETOぶっ潰して、三体人が450年後に地球にやってくることが全人類に明らかになった、、

三体Ⅱ

地球人が三体侵略対抗のためにアレコレ計画しても三体人にはソフォン通じて筒抜け。

でもソフォンは人間の頭の中は読めないから、惑星防衛理事会(PDC)が 4人のエキスパートを選出して、頭の中で三体攻略を練れと命じる。

選者は面壁者(ウォールフェイサー)と呼ばれ、面壁者はなんでもできる権限を得る。

面壁者の1人、羅輯(ルオジー)はその権限を使って奥さんをゲットして優雅にのんびり暮らす。

PDC世間は「それも三体人攻略の策なのか?」と思い何も言えない。

そのうち羅輯 は適当やってるのがPDC世間にバレて奥さんと娘を冬眠させられてしまい、真剣に三体攻略を考える。

そして、ある星系の座標を全宇宙送信し、コールドスリープする。

約200年後、羅輯はコールドスリープから目覚める。

その時代では、宇宙艦隊組織され2,000隻もの宇宙戦艦が、三体艦隊から放たれた探査機(通称:水滴)を調査していた。

水滴は動き出し、2,000隻を1機で壊滅させる。

うち数隻はやられずに逃亡に成功

1年後、羅輯が送信した星系が破壊されたことが確認され、羅輯復権

星系が破壊されたことにより暗黒森林理論証明された。

宇宙は暗黒の森であり、そこで出会相手は仲間か敵かもわからない。

暗黒の森では自分が襲われる前に、相手を見つけたら即時殲滅宇宙文明を存続させるには他星系との交流リスクが高すぎるので、見つけたらやっつける、それが暗黒森林理論

羅輯は三体星系の座標を全宇宙送信する仕組みを作り、三体人を脅す

自分が死んだら三体星系の座標を宇宙に曝す」

それは同時に送信元の地球の座標もバレてしま

(三体星系も滅ぶが地球も他宇宙文明に滅ぼされてしまう)

三体人はそれを受け、地球侵略艦隊を引き下げ羅輯は妻子と暮らし始めた。

三体Ⅲ

三体艦隊が引き下がる前の時代

天明(ユンテンミン)は末期癌で余命幾ばくか。

大学時代アイデアを元に成功した同級生からもらったお金で、あの頃片想いしてた程心(チェンシン)に匿名で星をプレゼント

程心はPDC戦略情報局(PIA)の職員

PIAは三体艦隊探査機を送る梯子(ラダー)計画準備中

計算上、探査機には人間の脳くらいしか搭載できない…

大学の時の知り合いの雲天明って人が末期癌みたいだからその人を候補に…

上司のウェイド「やれ!」

脳みそ摘出手術直前で「あの星のプレゼントは雲天明からよ」と知らされ「まってー!」となるも時遅し。

天明梯子計画の結果を見届けるため程心はコールドスリープに入る。

数十年後、三体艦隊が引き下がった後の時代(抑止期限)に目覚めた程心は、雲天明からプレゼントされた星の価値が爆上がりしてお金持ちに。

その星に惑星を見つけた大学院生の艾AA(アイエイエイ)と資産管理会社を起こし、行動を共にするようになる。

抑止紀元では座標を曝す装置を執剣者(ソードホルダー)が守っている。

執剣者は100歳を超えた羅輯。

次の執剣者を選定するころ、程心は三体世界地球に配している智子(トモコ)という美しい女性AIと面会し、執剣者に立候補することとする。

人類はこの抑止紀元の数十年、三体文明とも交流を深め、危機感が薄れ、腑抜けていた。

そんな感じで執権者が程心に決まり、引き継いだ矢先、三体の水滴が地球を襲ってきた!

程心が送信装置を押すか迷っている間に送信アンテナが水滴に破壊されてしまった。

智子は地球支配し、武力により全地球人をオーストラリア移住させた。

そんなさなか、三体世界地球から撤退することになった。

過去宇宙空間で水滴から逃れた戦艦万有引力」が三体星系と太陽系の座標を全宇宙送信したのだ。

これにより地球宇宙の他文明に曝され、消滅させられる運命となった。

数年後、三体星系が消滅した。

三体世界は智子を通じて、雲天明と程心を会わせてやると言う。

自分たちの星も消えたし、地球も消える運命で、地球文明を助けてやる義理はないけどお情け的に。

面会は宇宙空間監視付き、雲天明地球文明にとって有益情報を伝えようものなら2人もろとも破壊する条件で面会。

そこで雲天明は程心にお伽話を聞かせる。

物語のない国のお話

その話から人類は以下のヒントを見出す

人類は他宇宙文明からの暗黒森林攻撃を避けるため3つのプロジェクトを進めることになる

ウェイドが光速船作るというから会社の全権与えて冬眠してたけど、光速船の航跡危険なので連邦政府没収するとなり程心起こされる。

起きてみたら、太陽系には掩体都市ができていて、人類ほとんどが地球から離れ、巨大ガス惑星の影にコロニーを作り暮らすようになっていた。

ウェイド「髪の毛のカケラ光速で2センチ動かせるようになったぞ!」

光速船作るの取り上げられるなら、掩体世界反物質テロしたるわ!

程心「最終決定権は私という約束したよね、戦争なっちゃうから武装解除して光速船作るのはお終い!」

程心「冬眠する!太陽系が消されそうになったら起こして」

約50年後、暗黒森林攻撃アラートが出たと起こされる。

しかし、掩体コロニー惑星の影に隠れていない

太陽系に向けられた攻撃は一切れの紙切れ

この紙切れは周囲を三次元から二次元に変換する兵器だった。

この平面は太陽系全体を二次元に飲み込みながら広がっていく

二次元から光速しか逃れられない

人類光速船の選択肢を捨てている

程心が捨てさせた

このままでは全人類二次元化されてしまう…

連邦政府「程心よ、地球文明二次元世界でも綺麗に残したいか冥王星にあるコレクションを回収して宇宙にばら撒いて欲しい」

宇宙船「星環」に乗って艾AAと2人で冥王星へ向かう。

冥王星では200歳を超えた羅輯がいた。

共に平面化していく地球コロニー人類を見守る

人は二次元では死んでしま

太陽二次元化され、燃えるのをやめた

もう絶望

程心と艾AAゴッホの絵など貴重な地球文明の数々を星環に積んで宇宙

もう平面化はすぐそこまで迫ってる

羅輯から言われる「それ、実は光速船やで」

2人は雲天明からプレゼントされた星の座標を目指す

、、、、

あー、力尽きた

こっからとんでも展開なのでまとめきれん

読んだことない人はぜひ読んでほしい

anond:20240323171648

まず、人口減は悪いことではないということ。

経済は回りにくくなるけど、回らないわけじゃない。

人口が減ったほうが自然環境破壊速度が低下し、結果として、文明が長持ちする可能性がある。

大切なことは、人口を無理して増やすのではなく、人口減による痛みを減らすことなのだ。

みんなが気持ちよく人口を減らせるなら、それでよいのだ。

2024-03-21

いわゆる「マナー講師案件」こそがマナー本質なんだよな

文明化の過程研究したノルベルト・エリアスによると礼儀作法というもの階層差異化のために気まぐれに恣意的に作られるものだと

差異化という目的のためには実用性がなく合理的でない方がいい

しかし完全にランダム行為というものは長続きせず忘れ去られてしまうため後付けで適当理屈が与えられる

そしてマナーが定着し階層を超えて普及してしまうと差異化という目的が果たせなくなるためまた新しいマナー必要とされるというサイクル

マナー講師のやってることはまさにこれなわけでマナー講師こそがマナー本質体現した存在なんだよね

人間社会というものマナー講師必要としているんだよ

2024-03-20

その街の文明度は紅茶がおいしい店があるかどうかでわかる。

◯か☓か?

2024-03-19

今の10代~20代がおそろしい

20代から投資はほぼ最適解のNISAオルカン超長期投資出来て

学校タブレット使えるし、プログラミング学習もしてて

スマホあってデジタルネイティブ

YouTubeでなんでも無料で学べて

便利なアプリサービスもいっぱいあって

海外とかも比較的安く行けてワーホリ行けて

同性愛とかの多様な文化にも寛容で

体力あって結婚にとらわれなくて

まじで無敵じゃん?

文明的なリソース豊富すぎる

この世代が60代になる頃には、明らかに今の60代の上位互換じゃん

いったいどんなバケモンに育つんだ??

2024-03-17

anond:20240317153855

うそ

健康で文化的な最低限度の生活なんだわ

健康で非文化的生活を送っている人たちは自分たちが非文明的で野卑な生活をしているという事実を受け入れられないんだよね

[]ハーレム逆ハーレム

ハーレム逆ハーレム

一夫多妻一妻多夫マッチングサイト

豊かな暮らしがしたい!それ、ハーレム(逆ハーレム)なら実現できます

年収500万の夫(妻)が3人いたら、それだけでハーレム年収は1500万円です

これだけあれば結構かに暮らせそうですね!

しか家庭内労働力が非常に増えます

もちろん人数が多い分だけやる量は多いのですが、そこにはスケールメリットが間違いなく生まれます

文明の利器をフル活用して、家事負担を削減&家事分担で一人当たり負担の削減し、安価で楽な生活を実現することは可能です!

ハーレム主はそのハーレムの「ボス」です

でもそれは偉ぶって、なんでもできるわけではありません

しろハーレム要員の機嫌を最大限に取り、ハーレムを維持するサーバントリーダー役割が求められます

機嫌を損ねたらハーレム崩壊してしまますから

誰か一人を贔屓にするのは御法度です!

2024-03-14

一生無人島ゲームして暮らすつもりかよ anond:20240313233347

一刻も早く「文明社会」に戻って来たいだろw

いわゆる「文明の利器」は存在しなくて、せいぜいサバイバルナイフ程度だけ持ってる前提なら、どうするのが最善策だと思う?

オレだったら、どうにかして火をおこして、そのへんに生えてる植物ガンガンやすねw 山火事を起こすって感じか

けっこうな「絶海の孤島」だとしても、今の時代衛星写真とかでわりとすぐ山火事が起きてるってのが発見されて、調査に来たり、衛星写真を超拡大してみたりするだろ。浜辺に流木とかで「SOS」とかの文字を書いとけばバッチシだと思う。

2024-03-13

家の周りに畑があった。生計の足しになってんだか、税金対策趣味レベルなのか、微妙分からんレベルの規模のやつが。

繁華街にほど近い都心部で生まれ育った連中から田舎と言われそうな、トーキョーといえば全部大都会だと思ってるような田舎から全然文明のある方だろと言われそうな東京西部郊外だ。

道路を挟んでウチのマンションの目の前にその畑の直売所があった。ガキの頃よくお遣いで行かされて、毎度オマケを持たされた。おれが通い始めた時はウコンとかよう分からんものを貰ってきて、姉におまけの豪華さでマウントを取られ大変不快な思いをした。曰く、自分が行けばトマトとかもらえるのにお前はウコンなんぞもろてきてどう食うねんと。

それでも通っていくうちにインゲンとか枝豆とか、トマトさえも貰えるようになってきた。ある日目当てのものがなくて手ぶらで帰ろうとしたところ、タダで数種の野菜を袋に詰めて持たされたのを割とよく覚えている。

そんな光景中学になれば無くなってきた。直売所が閉じたからか、おれが自我を持ち反抗期を迎えたからかは忘れた。

今やその手の地域ヌクモリティ的なものも煩わしいなと思う。事あるごとに「昔は素直で優しかったのにねえ」と言う母にイラッとして、人間は変わるもんなんです〜〜〜変化を否定すれば成長をも拒んでしまうんです〜〜〜いつまでも自我がなくて可愛かった子供記憶に縋りついててウザいです〜〜〜と反抗期のおれは心の中でそう思っていた。今でも全然思う。それでもやっぱり他人の親切に素直にあやかっていた時期もあったんだよなとも思う。

お遣いには行かなくなっても畑は以前在る訳で、家の周りの光景として、原風景の一つとして心に刻まれてる。好きからいかはともかく。

中学高校の頃、さっさと家を出たいという気持ちが常に頭の半分以上を支配していた時によく夢を見た。家の庭のフェンスによじ登って、夢特有のフワフワとした跳躍で畑を超えて行く夢だ。

逃げた先に何があったかは覚えてない。何もなかったかもしれない。少なくとも天国ではなかった。でも逃げる事に意味があった。

夢なんて大体理不尽不条理で謎の存在に謎に追っかけ回されるばっかりだし、脳のウンコしかない。示唆的なものがあるとかユングの類は全部まやかしだと思ってる。それでも家の裏の畑ばっかりは固有のモチーフとして何度も何度も出てきた。ウンコでも健康状態を知るのには役に立つのかもしれない。予知夢とかは全部嘘か偶然か思い込みだと思う。

夢に限らず、100mほどの畑沿いの道を歩くのは好きだった。夜中にひっそりと家を抜け出して、音楽聴きながら畑越しに見える団地電波塔送電塔みたいなデカ建造物をボーッと見てるとナイトホークスでも鑑賞してるような気持ちになれた。都会のダイナーには行けないけれど、郊外には郊外なりのものがある。

住宅街には住宅街の良さがあるとか言う人いるけど、おれは人の生活の息づきとかには何の魅力も感じない。人様の生活勝手に思いを馳せて勝手に感動するステーションバーめいた行為をおれは下品とすら思う。だから住宅街の静かな畑の特にまり返った夜中が好きだった。公園も悪くないけど、浮浪者とかおれの同類みたいな陰気ティーンや騒いでる学生風の集団がいたりしておちおち黄昏ぶってられない。

そんな畑もおれが高校卒業する手前辺りで、なんぼかを残しつつ潰されて家の建設が始まった。噂じゃ畑の持ち主はマンションを持ってて不動産収入があるらしい。やっぱり畑は本格的な仕事ではなかったんだろうか。

大学入って暫く経ってから一人暮らしを始めて、都心へよく行くようになった。今までは交通費も覚束なくて両手で数えられる程度しか行けなかった都心に。バイト先もわざわざ遠くの都心を選んだ。人の金で行けるのだから美味しい話だ。駅から駅の間を歩いても途切れる事なく繁華街が続く光景には心踊るものがある。夜中でなくとも歩いてて楽しい。夜中だと尚更楽しい

それでも人のいない静かな場所で過ごすのは変わらず好きだった。聖蹟のゆうひの丘までよく1時間かけて歩いて行った。カップルが多かったりしてちょっと落ち着かないけれど、高台から見下ろす夜景は畑越しに見える景色と通ずるものがあった。終電で行く冬の鵠沼海岸も夏の芋洗い状態が嘘みたいに人がいなくて趣深かった。多摩川もいい。場所さえ選べば人がいなくて、トランペット担いで行って一応ミュートつけて練習してみたりたした。「河原トランペットを吹く青年」を自分がやっている状況に興奮を覚えた。夜釣りと称して魚がいるか分からん場所で竿を振り回したりもした。ボウズのまま迎えた朝陽マジで綺麗だったし、なんか何かを急かされてるような気もした。この頃にはもう家の裏の畑を飛ぶ夢は見なくなっていた。

大学で色々あって最近また実家に戻ってきた。近所の景色マイナーチェンジはありつつ、まあたかだか数年の事なのですぐ目に馴染んだ。

畑の跡地の住宅地は、おれが出ていく前はほとんど更地だったのが割と家の形になっていた。家の骨格越しに電波塔が点滅する景色はなんだかディストピアめいた味があって、これはこれでちょっと好きだった。

施工は日々進んでいって、人気のない家の殻が出来上がって来る頃にはもう遠くの景色は遮られて見えなくなってくる。新しい住宅地の中には公園と称した小さなスペースも出来ていた。空き家に囲まれたそこで夜にタバコ吸いに行くのがなんとなくルーティンになっていた。

カーテンも張られていないガラスから工事用?の照明が付けっぱなしなのか、ほんのりと照らされるもぬけの空の部屋が見える。それを見ているとガラスをブチ割って土足で座り込んでタバコでも吸ってトレインスポッティングを気取ってみたい気分になってくる。廃墟どころか新居だし、そもそもそんな度胸はないので妄想まりだけれど。

つい最近からその住宅街にも一挙に人が棲み着き始めて、夜中に歩いていても家々から放たれる息づきからなんだか圧迫感のようなものを感じる。

件の公園日中はすっかりガキの遊び場になっているのを目にする内、なんとなく足が遠のいた。自分だけの場所地域の(幼い子供を持つ家庭の)共有物となってしまったような気分だ。元々おれの場所などではないのだけど。

それでも時々ベンチにストロング系のロング缶が置いてあったりして、なんとなく捨て主にエンパシーを感じたりする。

平成狸合戦ぽんぽこで描かれたような再開発へのメッセージとはまるで別種だろうし、開発といってもごくごく小規模なものだけど、おれはおれなりのイヤさを感じているのかもしれない。

おれは地域ヌクモリティがさァ!文化資本がさァ!とかそういう話がマジで嫌いだ。ネットでその手の話題が露悪的に語られがちなのもあるけれど、土地がどうあろうが各々の生き方次第だろって思うから。おれは構造主義より実存主義が好きだ。

そうは言っても都会なら都会なりに、田舎なら田舎なりに土地が育む心の特定の部位みたいなのはあるのかもしれんなって思った。

anond:20240313195741

文明の発達に伴って教育コストは上がり続けるわけで

不可避の淘汰だと思うんだよな

俺だけなんすかね

お前らの募金待ってるぜ!

アフリカの恵まれない子供たちに50年募金しても一向に文明が発展しないの、個人間にまで募金が行き届いてないんじゃないかなー。絶対途中でガメてる所で止まってると思うわ。

2024-03-11

妻が文明を覚えてくれない。

何回かここに書いたことがあるけど、また我慢できなくなってきた。もう限界

ゴミゴミ箱に捨てない。

→食べかけのお菓子や袋がテーブルテレビの脇、たまに床に放置されている。

生理ナプキンを放っておくといつまでも捨てない。

トイレゴミから溢れたまま。風呂の脱衣所の床に落ちたままのことも。

・夜に風呂に入らない。

シーツの交換回数が増えて実にめんどい

家事を一切しない。

掃除洗濯料理、皿洗い、ゴミ捨て、名前の付かないあらゆる家事をしない。

妻は以前に交通事故に遭ったことがあるため、事実として身体の不調を抱えている。だからこそ家のことが何も出来ないのだと主張している。

しかし、フルタイム仕事をしている状態にも関わらず、お菓子の袋やナプキンを捨てられないことは容認できない。勘弁してくれよ。

本当に辛い。なんで文明的な生活が出来ないんだよ。

anond:20240311085853

たぶんレジスタンス概念自体暴力的だという思想だろ。

そしてそれは的を得てると思うぞ。

デモ活動労組とかレジスタンス組織は、時に必要不可欠だが、暴力性を伴うことは否定出来ない事実

最近テロとか自殺が、話題性を生み隠れた闇にスポットライトを当たって、今まで微動だにしなかった現状が動き出すとかいう、イカれた世の中になってきてるけど。だけどそれって全然平和じゃない。文明とはいえない。

言論を通じて世界は変わっていくべきだ。

だって全部の本や本格的な論文を当たった訳ではないけど、中世ヨーロッパに関して書かれている本を見ると、

排泄物を壺にためておいて、一杯になったら窓から道にぶちまけてたって記述はよく見る。

しかし、中世ファンタジーでそのような描写を見かけたことはないので、所詮は全部ナーロッパ文明に過ぎないと思っている。

中世を冠するならフリーレンだってダイだってから汚物かぶるべきではないのか。

個人的に、芸術意味もなく埋め込まれているロマンを取り去る作業をしている。

美的センス」だのなんだのという言葉があるが、それは「細かい色使い」「線の置き方」「参照元の選別」だったりが、鑑賞者集団の何割に(各鑑賞者に与えられた被鑑賞物集団の中から選考されるか、という意味合いの抽象的な、ただあるんじゃないか仮定しただけの概念である

そんな曖昧で、無数にいる鑑賞者が何の気無しに好き勝手に見てる被鑑賞物に左右されるようなものは「トレンド」の言い換えでしかない。「美的センス」なるものを「トレンド」の上に覆いかぶせ、気難しい芸術というジャンルビジネスとして成立させようとしているのであれば、せせこましい姑息努力に涙を禁じ得ないが、こっちとしてはそんな都合しったこっちゃない。

から、それを、うすーい商売っ気を踏みつけながら成り立っている芸術ごと殺すために、制作過程アルゴリズミックにするべきだ。しかしどうしよう。流行り物をコピーして機械的な変更を加え、配置する、それを複数回行って新しいモノを…。そんなものは、ただシンプルに行えばコラージュしかない。少し複雑にしたらカオスだ。カオスラウンジだ。計算機を使った機械的芸術生産、できないことはないが、コラージュから出発してゴールまでの間にカオスラウンジという谷がある。

その谷に渡す橋が生成AIだ。私には虹色に見える。レインボーブリッジだ。

既存のものにごちゃごちゃ変更を加えたもの学習するという法や芸術倫理をすり抜ける「機械的な変更」を備えている。機序からしてこれがゴールだといえる。

🔪

話はここで終わり。なぜこんなことをするのか?「意味」はあるのか?

お前は「言葉」に支配されている。「言葉」の指し示す先を見ず、ただその指を見つめている。「意味は何か?」は使うことのできない言葉だ。

単語」や「慣用句」に使った場合は「私の代わりに辞書を引いてください」という21世紀なら発声が終わるまでの時間自分でできることを他人に依頼する「無意味」な言葉になる。

概念」や「行動」に使った場合「(多くの場合言葉を発した者に対して)有益かどうか」ということを「世界共通のあらゆる物事にたいする公正な評価システム存在し、それが高い指標を出してくれる、世界にとって有益物事か」という質問であるかのように偽装して尋ねる言葉になる。これらはすべて「数億年後に太陽系ごと爆発して文明ごと霧散するが、それに意味はあるのか」という質問によって「無意味」なものにできるため結論はすべて同じになる。

そもそも質問者の利益になるかは、物事観測して自分判断すべきだし、被質問者の利益になるかは、かなり主観が入ってきて「北斗七星が十四星に見えるため、これは有益です」と理解しがたい主張をされて、納得するだろうか。

その「北斗七星が十四星に見える」のが何故良いかの仕組みを聞くことになり、それは終わらないエンドレスなぜなぜ分析であり、ハーグ条約に囚われない新機軸のJTCの拷問であり、衒学じみた古代哲学であり、アトムを分解しようとして核爆発が起こり、「意味」ごと世界を壊し、つまりそれは禅の間違った横道であるからして、合法ドラッグなのであるから言語道断なのである

意味はない、役には立たない。私の言葉は間違っているか?もちろん間違っている。なぜなら「言葉」だから芸術は「言葉」に頼らず原始的であるべきで、そうでないものは生成AI破壊代替換骨奪胎できるのである

まり、私の破壊の後に残ったものこそが芸術なのである。そしてビジネスを1つ潰すだけのその行為に、意味はない。

追記

一部の論理的哲学には敬意を持っているが…他の哲学やってるやつらってマジで馬鹿なの?こんなガバガバ文章いくらでも論破できるだろ

2024-03-10

発達に問題がある子を持つ親はどこまで以下のような事を本気で思っているのだろう?

https://twitter.com/tanoshimidanaaa/status/1477179735147163648?t=3IbpjbXW5dUV_W4wVXOE1g&s=19

世の中、定型しかいなかったら、文明進歩はなかったと思っています

みんなとは違った発想や行動をする人がいるから、新しいアイデアが生まれるのだと思う。

成功に非定型発達が関わる例はあるが、それが一般的なわけではない。

新しい発見をした人々の中に非定型発達の人がいるだけ。

成功と非定型発達を直結させる考えは危険

より重要なのは、非定型発達に合わせた教育提供。これが本人の支援につながる。

内閣府が作った被害認定の手引きがある。被害規模が大きいのが原因

anond:20240305172559

七尾市の状況はこんな感じだそう。↓

「早く家を調査してもらわないことには…」 能登自治体、罹災証明の発行まだ3割台 生活再建のネックに:東京新聞 TOKYO Web 2024年2月20日

https://www.tokyo-np.co.jp/article/310377

七尾市名古屋市から応援を受け調査態勢を強化。16日時点で1万3840件の申請があり、交付率は38%。当初は3人1組6班態勢だったが、2人1組の最大12班にし、1班で半日に4件しかできなかった調査を、1日で30件程度まで増やした。

おそらくは・・・そもそも申請対応するキャパがないがとにかく調査を進めて明らかに崩れている家をまず認定せねばならない。

このことは新潟市で今取り上げられてる。新潟市こうした情報を取りまとめて出せるが、七尾市あたりは全然それどころではないと思う。

地震 新潟市住宅被害認定めぐり290件余の再調査申請NHK 新潟県ニュース 03月08日

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20240308/1030028654.html

市によります被害認定屋根や外壁など外観の被害を調べる方式で行いましたが、再調査にあたる2次調査を求める申請が先月までに299件、提出されたということです。

2次調査住宅の室内に入って天井や床の状況を調べる方式で行われ、被害認定が下がることもあり得るということです。

市は、国の指針に基づいて調査を進めてきたとしたうえで「2次調査を求める声があることを国にも伝えたい。調査を迅速に進めるとともに判定結果を丁寧に説明していきたい」とコメントしています

このように外観で判断してとにかく調査をして認定を進める方針は、以前からから示されているという。正確には知らないが、これだろうか。

災害に係る住家被害認定業務 実施体制の手引き 平成29年3月内閣府防災担当) P.12

https://www.bousai.go.jp/taisaku/pdf/saigai_tebiki_full.pdf#page=20

a) 地震による被害 地震により被災した住家に対する被害認定調査は、第1次調査・第2次調査の2段階で実施します(調査棟数が少ない場合等においては、第1次調査実施せず、第2次調査から実施することも考えられます)。 第1次調査は、調査棟数が膨大となり、余震による二次災害のおそれがある等の地震災害特性を踏まえ、外観の損傷状況の目視による把握、住家の傾斜の計測及び住家の主要な構成要素(外観から調査可能な部分に限る。)ごとの損傷程度等を目視により把握するものです。 第2次調査は、第1次調査実施した住家の被災から申請があった場合実施します。第2次調査は、外観目視調査及び内部立入調査により、外観の損傷状況の目視による把握、住家の傾斜の計測及び住家の主要な構成要素ごとの損傷程度等の目視により把握するものです。 被災住民に対しては、上記のように2段階で調査実施されること及びその意義について十分周知することが必要です。

かに住めない立ち入れない家の持ち主は早く認定が降りて助かるが、自分は助かったと表明するわけがないし、当然不満を抱えた人の意見がどんどん溢れてくる。

こうしたことを明らかにしても何も救いにはならないとは思うが、とにかく地震で膨大な家屋損壊するという天変地異はそのくらい文明社会限界を超えるものなのだろう。

ゴリラと犬ならどっちの方が頭がいいのか

人間脱出できない迷路を猫が脱出するという事例がある。この人間個体としてアホすぎただけかもしれんが、猫がある程度賢いともいえる。

猫にクリアできるんだからGPS機能遺伝子レベルでついてる犬ならいわずもがなクリアできる個体一定するいるだろう。

そこで思ったんだが、なんで犬は文明を持たなかったのか。人間並みの道具を作ってそれを行使して犬と人間が対等に種族対立して戦争するみたいなことにはならなかったのか。

私は思う。犬はゴリラ程度と比べれば十分賢いが、その身体性ゆえに、賢さを十全に外的に表現することができなかったのではないかと。

犬や人間には物をつかんで器用に扱うのに十分な長さの指が犬にはない。

これだけでも、いくらちゃんの頭のなかで、人間征服する道具を作り出そうとしても、作れない。人間は「機械を作る機械」を作り、今度は機械にその作業を繰り返させるようことによって、その道具を精緻化させていったが、そういう機械ももっとも原始的な段階のものすら、あの体では作れそうにない。

また一匹すごく賢い犬がいても、その発想を共有する手段としての言語を持たないから、人間がするような大人数による巨大なプロジェクト=文明もできるわけがない。

言語を持たないのもまた脳自体に宿る知能の高低よりも、身体性の問題だ。

人間が持つような言語構成するほど多様な発声が犬の声帯には無理だからということだと思う。

モールス信号なら犬でもできそうじゃん」って思うだろうが、自然言語をすっとばしてモールス信号をいきなり発明してかつ「それをプロコトルとして他者認識の共有を図る」つまり「それ以外の一切の言語を前提として持たずに、モールス信号モールス信号を伝える」のは、人間の知能でも無理ではなかろうか。

そういうわけで、犬ちゃんはそこらの日本語文章も読めずにクソリプするひとたちよりはよっぽど理知的なことを考えていて、人間征服しようと夢想はしているが、この体ではそれができないことこともわかっていて、悟りの境地で人間に従うふりをしているだけなのかもしれません。

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