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はてなキーワード: 教義とは

2024-04-26

ファンタジーなるもの

ファンタジー名乗るだけでこの辺の設定は何も考えず使えるから便利だよな

2024-04-24

anond:20240424155852

書評 飯山陽著『イスラム教論理

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jorient/61/1/61_74_78/_article/-char/ja

本書は,クルアーンイスラム法論理解説しながら,イスラム教本来的な教義が,「イスラム国」をはじめとする「過激派」の活動の内在的要因であることを示すものである

著者によれば,「イスラム国」の掲げる理想が「イスラム教徒全員にとっての理想」(4頁)であることは,イスラム教教義を「正しく」理解したのであれば当然の帰結として導き出されるという。

イスラム教の「異質性」,「対話不可能性」を示しながら,著者は,楽観的な態度で「イスラム教徒との共存」を可能と考える日本人警鐘を鳴らしている。

本書の最大の特徴は,イスラム法理論依拠して議論を展開する点にある。

著者は,イスラム教教義イスラム教徒による「テロ」や「暴力」との連関の有無を論じるためには,イスラム法学をはじめとするイスラム教理論的枠組みに言及することが不可欠であることを十分に強調した上で(6–7頁),イスラム教の「論理」を考察の中心に据えるスタイルを全体を通して貫いている。

著者の言うように,イスラム教行為規範の主だった問題イスラム法学の中で論じられる。

したがって,イスラム教徒の行動の宗教的背景を説明する際にイスラム法知識が求められるという著者の主張は極めて妥当である

この方針は,本書に高い画期性を与えていると評することができる。

ただし,いくつか問題点も指摘できる。

(略)

第一問題点は、著者がイスラム法学の諸理論について正確な理解を欠いていることである

(略)

第二の問題点は,著者の(イスラム教以外の宗教を含む)宗教全般についての先入観無理解である

(略)

第三の問題点は,本書の全体的な論の進め方・レトリックについてである


(略)

本書は,イスラム教徒──特に過激派」──の思想・行動とイスラム教本来教義との連関をイスラム法論理依拠して論じようとしている。

このこと自体は,法学神学への言及なしに「過激派」とイスラム教教義の(無)関係性を説明しようと試みるその他の一般書と一線を画す,極めて正当な方針と言える。

しかしながら本書は全体にわたって種々の問題散見される。

そのため,イスラム法学の知識クルアーン解釈(tafsīr)の知識,昨今の「過激派」と「穏健派」の解釈の異同についての知識等を備えたうえで注意深く読まなければ,イスラム教についての誤った理解をもたらす可能性が高いと言わざるを得ない。

2024-04-23

anond:20240423155958

洗いたては清潔という極めて理論的な教義に基づいた行動じゃないか

2024-04-22

anond:20240421233112

『「1宗教教義、1地域でのローカル風習」には違うものもある、ってお前は言ってるのか?』

とずっと聞いてる

イエスだろ?

「1宗教教義、1地域でのローカル風習

一般性否定できるものにならない

から一般性否定できないの

風習の中身がどうとかじゃないの

IFの話、西洋自戒の話でしょそれ?

ラマダーン仏教文化存在するから毎日ご飯を食べる習慣は一般的じゃない

と言ってるようなもの

2024-04-21

anond:20240421231141

これじゃ、「1宗教教義や1地域ローカル風習」が反例だと言ってるようなものだよね

一般的なのは西洋的なアカデミアの考え方」って自分で認めてるようなもんじゃいか

その説明では、「1宗教教義、1地域でのローカル風習」ですよね?

じゃあ「一般的事実」ではないということですよね。

喧嘩売りたいわけじゃなくて、イスラムの一派とかキリスト教一派がとかいうなら、洋服とか禁豚肉食とかアッラー以外の神の禁止かのことも、「ある種の信仰上の一教義」ではなくて「世界一般常識」と思ってんのかな?

「ある地域やある宗教上の信仰」だよね?

anond:20240421220735

フェミニズムって各社会で受け入れ可能か本当に正しいのか証明してる最中に過ぎないやん

再現可能性じゃないけど「この教義を受け入れて社会に持続可能性があるのか」を試してる

実際アメリカじゃ中絶権とか反動禁止になっとるしイスラム教でもウラマーの集まりじゃ割れてるやろ

何とか入れようとしちゃいるけど各社会実践次第じゃ全然社会共通認識」じゃなくて「西欧支配文化流行っただけ」になってもおかしくはない

anond:20240421220159

SDGs条約人権宣言法学政治学一般的じゃないとか1宗教教義と同等なんて初めて聞いたし意味不明なんだけど

喧嘩売りたいわけじゃなくて、イスラムの一派とかキリスト教一派がとかいうなら、洋服とか禁豚肉食とかアッラー以外の神の禁止かのことも、「ある種の信仰上の一教義」ではなくて「世界一般常識」と思ってんのかな?

2024-04-18

anond:20240418121943

そのとおり

教義にすがりつく者は等しく████

さて、教義にすがりつく者とは?

2024-04-11

真◯苑の功罪

私にとっての功罪というか、今は信仰とは距離を置いていて向こうの人たちとは没交渉です。

子供の頃から親に巻き込まれる形で流されるままやってきて、長じて大人になり結婚を機にほぼ関わらなくなった自分が改めて思うことを綴ります

--------

小学校低学年の頃に母が入信し、そこから日曜は母に連れられて精舎に行く日々に。

ちなみに父は反対していた。(母が強引に勝手に父の入信届も出していたけども)

小さい頃から行っていたので素直に信じていたけど、ずーっと子供は親の言うことを素直に聞くのが修行みたいなことと親への感謝を言われ続けていて年齢が上がるにつれてうんざりしていた。

母は独善的で過干渉な人で、あなたのためによかれと思ってとよくいい、自分が求めたことが受け入れられるまでどこまでも引かない人だったので、イヤイヤながらしたがっていたけども、物心つくかつかないかの頃から親に反抗していた私は、親の言うことを素直に聞かない自分ダメなヤツだという思いと筋が通らないおかしい主張をなぜ受け入れなければならないかという思いの間で揺れながら子供時代を過ごしていた。

母と喧嘩になると、私が母に反発するのは背後にいる呪縛霊のせいだとか御先祖様が水神を利用するだけ利用して疎かにしていたからだとか言ってきて嫌だった。

こんなに親と衝突しないといけないのなら将来子供は持ちたくないと思うほどだったし、自分子供として可愛げがないということにも嫌気がさしていた。

余談だが、教義が家父長的というか今は変わってるのかもしれないけども妻は夫をたてて素直に受け入れるのが大事で、自分配偶者理不尽であってもそれは過去因縁で与えられた試練みたいな感じでたまに明らかに配偶者がモラなのに、至らない自分が悪いんだみたいなことを呟いてるXのポストをみるともやる。

進学して家を出ても、行った先の信者の方にお世話になりながら最寄りの精舎に行っていた。(母による手回しにより)

社会人になってもそれは続いていたが、一人暮らし薄給なのに、定期的に先祖の供養のための施餓鬼護摩お布施をむしり取られるのが地味に痛かった。(5000円〜10000円ぐらい/回)

これまた余談だが、真◯苑は経済的には良心的な宗教法人だと思う。誓願しても最大で毎月3万円ぐらいのお布施だった気がする。(お布施とは言わないが独自用語なのでわかりやすお布施と言っています)

個人金銭的な負担は薄く広くと言ったところか。

その割には、立川に大きな精舎を作ったり、三越を通してオークション流出しそうだった仏像を高額で競り落としたり、村山工場跡地を買ったりと沢山お金を使っていてその財源は一体どこから?と素朴な疑問として思っていた。

若い頃は苛烈だった母も歳をとり、自身病気になったりでだいぶ弱ってパワーダウンし、もう真◯苑には関わらないと宣言したわけでもないが、あれしろこれしろとは全く言わなくなって私は完全に離れ、ホッとしている。

思うに私は信仰をするには怠惰すぎた。早起きして公園掃除をすることも、友人を失う覚悟勧誘することも嫌で仕方がなく、それよりもいつまでも寝ていたいとか友達と遊びたいとかそう言った目先の利益のために信仰することをやめたと言っても過言ではないだろう。多分後悔はしていない。今とても楽だから

それでも時たま、後ろめたく思うのは、悪い因縁を断ち切ってなくて子供達に引き継がれたらどうしようとかそう言うことをふと思ってしまうし、色々な恩を受けたのに仇で返すような生き方をしていてこのままで済むわけがないともたまに思うからだ。

死んだら菩薩にはなれないだろうし… まぁもういいけど。

真◯苑に限らず、よく「大難を小難に。小難を無難に」と界隈では言われるが、そう言うことを能登大地震にあった人にも正面切って言えるのかと思う。

私はあの地震被害を見て神も仏もないとつくづく思った。もしそれでも仏はいるというのであれば、仏とはなんと無慈悲存在か。

それでも、生き残った人たちで真◯苑を信仰している人たちは信仰があってよかったんだろうと思う。

母にもあってよかった。違うものに走っていたら周りの人間も母自身も今よりも断然酷い目にあっていただろうから

代表について一言。直に話したことはないけども、5メートルぐらいの距離対峙した時にこの人はすごいお坊さんだと思って、なぜか知らないが涙がブワッと出てきてすごい奇跡みたいな人だと思った。カリスマ性がすごかった。

そして、つくづく私にはこんな立派なお坊さんにはなれないと感じた。

まぁこんな感じです。

もう2度と戻ることはないと思うけど、歳をとって子供達が独立して配偶者もいなくなったらまた信仰しようと思うかもしれないとも思う。

批判を目にしたりするとそんなことないと思う気持ちもあり、なんと思っていいのかわからないのが正直な気持ちだ。私の人生にとっては、いい面も悪い面もあった。それだけ。

anond:20240411153320

こだわりが否定的意味になるのは禅宗教義にかかわる時だろ…

「こだわってはいけない。こだわらないことにこだわってもいけない」

2024-04-06

anond:20240406093809

そもそも薬飲んでもなんも変わらんで。糞詰まりしただけやったで

テンションが異常に上がったまま下がらないには効果あったけど

早々滅多にテンション異常に上がらんからなぁ

 

あと、ひとりが平気な人は、宗教教義生得的な孤独耐性以前に、

周囲から特にから、生きるにじゅうぶんな愛情をもらっていた問題がある

 

孤独とか言っている人は家族パートナーや友人がいても愛情を受け取れなかった人たち

2024-04-04

バルト三国は答えられるけどバルト三国が何なのかは全く分かっていない。

人生ずっとそんな感じ。

大学勉強全然面白くない。

宗教実存主義ニヒリズムの話だけはちょっと面白いけど、おれが常日頃考えてることを再確認・整理する程度で目新しいことや視点を得た感じは全くしない。

宗教の具体的な教義とか、何の神様が何をしてとかは全く興味ないし……

あと実存主義世間的には時代遅れ構造主義だのポストモダンが云々みたいな事を聞いた気がするけど、「納得」は全てに優先するぜッ!!って話とあん関係なくない?古いとか新しいとかなくない?って思う。

2024-04-01

仏教キリスト教イスラム教の違い

仏教

2500年ほど前に生まれ宗教。「生きることは苦しみであり、その苦しみから逃れるにはどうすればよいか」という問題に、開祖は「思索を深めて悟りを開くことで苦しみから解脱する」ことを説いた。僧侶となり厳しい戒律を守ることで悟りを開くことができるとする派閥と、過去悟りを開いた人たちが神のような存在となって僧侶でない人でも助けてくれるとする派閥がある。

キリスト教

2000年ほど前に生まれ宗教。神と開祖は同一の存在であるとする。世界が終わるときに神による裁判が行われるが、開祖が全ての人の罪を背負って死んだので、開祖の言うことを信じて生きれば救われる、と説く。当初から国家によって保護されたので、キリスト教指導者世俗君主との棲み分けがなされ、そのため倫理道徳としての側面が強くなった。

イスラム教

1500年ほど前に生まれ宗教。神と開祖は異なる存在であり、人ならざる神の気持ち推し量ることはできないので、ただひたすら神が命じたとおりに行動するしかない、と説く。また、開祖自身が国を打ち立てた指導者だったこからイスラム教国家政治と一体化しており、その教義がそのまま法律として運用されている。

2024-03-31

anond:20240331191322

端的に言って借金玉氏はホラ吹きだった。早稲田と言っても2部(夜間)だし、会社でやっていけなかったし、起業成功してない。障害も克服できてないし、そもそも障害者手帳持ってないし治療にも詳しくない。抱えてる問題発達障害以外のところ問題が大きい。彼は実家が太いから生きていけるだけまるでやっていけてない。世間を知らない発達障害相手に本を売って1山当てたけど、本の内容は実践できてない。はっきり言ってロールモデルになれるような生き方をしてないんよ。

まあそんなハリボテでも少なくない発達者の希望になったのは事実だろうよ。虚像でもロールモデルを示したこと意味があったんだろう。宗教が人を救うのにあたって教義科学真実でなくも構わないのと同じだ。嘘が人を救う事はなんら珍しいことじゃない。詐欺師だって人を救えるだ。だから救われた人がいるという事が借金玉の言動正当化するものでも正しさを保証するものでもないという当たり前の事を確認しておくぞ。


その当たり前の事は当たり前だと俺も思う。脅迫は良くない事だし、諸々の事実了解してる。借金玉氏は正しくもないし、正当化もされない。でも、救われたのは事実だったから、今苦しんでるならいろいろ差っ引いてもやっぱり悲しいなと思ってこれを書いたよ。個人的には氏はもう全部投げ出しちゃった方が(周りも当人も)幸せだと思ってる。

にしてもハリボテでも希望になれるなら俺にもなれるかもなあ、無理だろうけど就活上手くいったらエントリでも書こうかしら

anond:20240331183517

端的に言って借金玉氏はホラ吹きだった。早稲田と言っても2部(夜間)だし、会社でやっていけなかったし、起業成功してない。障害も克服できてないし、そもそも障害者手帳持ってないし治療にも詳しくない。抱えてる問題発達障害以外のところ問題が大きい。彼は実家が太いから生きていけるだけまるでやっていけてない。世間を知らない発達障害相手に本を売って1山当てたけど、本の内容は実践できてない。はっきり言ってロールモデルになれるような生き方をしてないんよ。

まあそんなハリボテでも少なくない発達者の希望になったのは事実だろうよ。虚像でもロールモデルを示したこと意味があったんだろう。宗教が人を救うのにあたって教義科学真実でなくも構わないのと同じだ。嘘が人を救う事はなんら珍しいことじゃない。詐欺師だって人を救えるだ。だから救われた人がいるという事が借金玉の言動正当化するものでも正しさを保証するものでもないという当たり前の事を確認しておくぞ。

2024-03-23

滅ぼそう努力教

もし努力神聖視するのが、恵まれ環境にあるお貴族様、無自覚確信犯どちらであれ負のインフルエンサーだけに限られていれば、救いはある

だが、深刻なことに、社会的に弱い立場にある人たちこそ、トンチキな努力教の教義共感し、強く主張する傾向にある

 

これは、自分が困難な状況にあることに対する正当な理由を求めているからなんだよな

例えば、『自分が苦しんでいるのは、必要な "キーアイテム" を持っていないからだ』みたいな感じでね

かに、深刻な人種差別のような個人抗うのが難しい状況では、"キーアイテム" が無いことが困難の原因となることもある。でも、多くの場合、単なる不運が理由

先進国に生まれなかったり、内戦が続く国に生まれたりした人々のように、ただただひたすらに残酷に運が悪かっただけ。世界は公平になんか出来ちゃいないのだ

"キーアイテム"を持っていても持っていなくても、苦難や不幸は不公平に訪れる。そこに正当性なんかひとつもない

 

努力神聖視する努力教の信徒が、勝ち目のない不利なレースに挑むことまでは・・・・・まぁいいよね

だって、なにが吉と出るかはわからないし、自分のことを問題解決できる人間だと信じることは非常に大切で素晴らしいことだから

 

ただ、努力教の信徒の多くは結局ズタボロになり、自分無能を周囲に証明する取り組みをせっせとはじめるのよ

努力方法が分からない』、『努力にも才能が必要だ』、『自分には何もできないから周囲は自分を見捨てるべきだ』とかね

ネットだとそういう言説が無限に転がってるの見るよね

これらの考えや状態に陥ると、メンタルヘルス専門家の助けが必要になる。本来出来るはずのことも出来ないとか言い出すようになる

 

でも、努力の仕方もなにも、そもそも、みんな、自分が好きなこと、できることだけに取り組んでいて、自分が乗り越えられるハードルしか超えていねーのよ

するべきは、自分が不利なレースに挑むことじゃなくて、勝てるレースを見つけて挑むこと、もしくはそもそもレースなんかしないでハイキングでもしながら人生を楽しむこと

 

あるいは、開拓者求道者として、誰に笑われようとも、明後日な結果に終わることを恐れずに、続けられる楽しみを見つけること

 

令和で努力教は滅ぼそう

anond:20240323114705

はてなーとはなしてて自民党信者民主党信者より大分ましだときづいた

頭のよい自民党信者自己中心的で身勝手だけど言ってることはまとも

頭のよい民主党信者信条のためなら人の命とかレイプとかもどうでもいい

頭の悪い自民党信者→国を良くしようと言う気概はあるけどバカから自民党に騙される

頭の悪い民主党信者信条のためなら人の命とかレイプとかもどうでもいい

自民系は総じて知能によって行動が大分変わるけど民主はおなじなんだよ。何か教義があって全てのリソースをその教義布教するために使ってる。

民主系はあり得ないな。

ちなみに俺は令和支持者だけどね。民主の方が考え近いと思ってたけど自民信者を切り崩した方がましな気がしてきた。

2024-03-22

しか機能的な面では年老いることで劣るのは間違いないのだけれど

からって老いた後の判断が全て誤りだというのもどうかと思うなあ

ましてや本人の気持ちの部分なんて人生の段階で変わってくるもの

自身がいずれ死んで無になることが耐えられないからこそいろんな宗教教義もあるんだろうし

言うことをそのまま叶えてやることは無理だし、親が死んでなお親が作ったものを維持する必要もないけど

残したいという気持ちには配慮してやったら、と思う

2024-03-16

anond:20240316153717

からそういう法律を制定することは禁止されていないでしょ。

アニメキャラ結婚できる法律を制定する党」を作るなり神政連の教義に加えさせるなり、そういう民主主義的な活動をしようや。

2024-03-12

anond:20240311232207

神道民族宗教から教義経典がないんよ

から元となる資料はない

研究書はあるけど


これとかどうかな

[増補版]神道はなぜ教えがないのか 単行本ソフトカバー) – 2023/9/1

https://www.amazon.co.jp/dp/4594095666/

2024-03-03

うちの実家は太かった

古くからその土地に住み、大きな家と田地を持ち、しか戦後農地改革ほとんどの財産を失い、裕福だった証拠はやたらと広い一族墓地くらいのもの田舎にはこういう家が溢れている。僕の家はそんな所だった。戦国時代から続いていて僕で 17 代目だとか?それを証明する家系図はもう火事で焼けてしまったみたいだが。

少し古い映画だが、「サマーウォーズ」で主人公訪問する田舎一族イメージとしてはアレに近い。正月一族で集まり当主から順にズラリと並び、その当主がくれるお屠蘇を漆塗りの器におしいただいて、一族健康繁栄を願うのだ。僕は当主からすると直系の最初の孫に当たり、父に続いてお屠蘇をいただくのを誇らしく思ったものだ。

しかし当時から不思議に思っていたのだが、父を含む僕の家族はこの家に住んでいなかった。父は長男、つまり次期当主だったのにも関わらずだ。家業は稲作なのに農作業を手伝うことは無く、そもそも他県に住み教師をして生計を立てていた。自然と僕もこの大きな家を他人行儀に感じ、普段公営住宅の狭い家に住んでいることから、この家のことを盆と正月にだけ滞在する言葉の通じない外国の別荘のように考えていた。「外国」と言うのは、県も違うので僕の方言が通じなかったのだ。

父が家を出た理由は本人からは結局聞けず仕舞いだったが、叔父などから断片的に聞く限りではかなり複雑な家庭環境だったようだ。確かに、僕の知るお婆ちゃんは本当の祖母では無いとか、床の間に知らない男性遺影が飾ってあるとか、そんなミステリアスな所も「外国の別荘」のような連想助長していた。これらについては、故人の尊厳のためにも深く穿鑿すべきではないと、当時も今も考えている。

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そんな父は、人の親としてはかなり優秀だった。それまでの経緯から実家支援は受けられなかっただろうに、独り立ちできるよう手に職を付け、教師としては結構な金を稼ぎ、できるだけ教育投資して僕を大学に入れたと思ったら、力尽きたようにポックリ逝ってしまった。それでいてそんなに禁欲的だった訳ではなく、夏休みには家族旅行もし、仕事研修で何度か海外に行き、長期の休みを取っては毎年一人でスキー釣りを楽しんでいた。

自身が興味を持ったことは何でもやらせてくれる父で、書道ピアノ幼児の頃から大学に入るまで続けさせてくれた。サッカーがやりたいと言えばボールを買い、野球に興味を持てばユニフォームを揃え、夜に星空を見たいと言えば立派な天体望遠鏡を買ってくれた。これらはほとんどモノになることはなく、ただ一つ、当時流行り始めていた 8bit マイコンを買ってくれたことが、僕が今でも IT エンジニアとして生きて行くきっかけとなった。

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そんな父にも欠点はあった。とにかく迷信深く、いくつもの新興宗教にハマったのだ。父自身、また僕が病弱だったことや、ひょっとすると実家事情も影響していたのかも知れない。今でも覚えているのは、自宅に仏壇とは別に祭壇を用意し、そこにお供え物を上げて妙な文章を読み上げる儀式を、僕が担当して毎日夕方にやっていたことだ。

他にも気功か何かで癌が治ると言う宗教に熱心で、こちらは父自身信者同士の合宿に何度も出掛けていた。教義をまとめたノートを作り、会合で発表する様が写真にも残っている。

世紀末で世の中にはこういうインチキ宗教が沢山罷り通っていた。父の信仰心はその病状を好転させることは無く、父が死んだ後、これらの宗教団体は解散して費した金は全て無駄になってしまったようだ。

これらにどの位散財したのだろうか?僕にはもう分からない。それでいて子供二人を中高一貫校に進学させ、上に書いたように習い事もさせながら、東京大学に入るまで面倒を見てくれたのだ。教師としての稼ぎだけでできる気がしないのだが、実家の助けがあったとも思えない。専業主婦だった母も死んでしまったので、この辺の事情を聞ける人はもう居なくなってしまった。

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十年振りに、「外国の別荘」、つまり父の実家の大きな家を訪問した。昔僕にお屠蘇を注いでくれた祖父はとうの昔に他界し、今ではそこに僕とは違う方言を話す叔母が住んでいる。彼女の息子が将来は家を継ぐという話を聞いた。

子供の頃、父が作ってくれた滑り台で遊んだ庭は潰されてアパートが立っていた。耕す者の居ない農地は全て売却したそうだ。父の遺骨はもう一族墓地には入っていない。

2024-02-18

全く共感できないアメリカYouTuber動画

貧しい人に大金を渡す動画、あれは全く共感できないんだよな。

ちょっと親切にしてくれた一般人大金を渡したりレストランチップとして大金あげるバージョンもある。

単純に文化の違い、価値観の違い、ということは理解してるけど一ミリ面白く思えない。

日本人YouTuberアメリカYouTuberネタを真似するけどこの手のジャンルには一切手をつけないしね。

キリスト教的な施しの文化なのかな?イスラム圏でも実は結構人気あるんだよな。

ただ日本含めてアジアではあんまりだな。タイなんかは若干、似たような動画があって賞賛されたりもする。

フィリピンキリスト教的な文化なのか拝金主義なのかわからないけど人気あるね。

ヨーロッパは多少ある気がするけどアメリカほど人気のあるジャンルではなさそう。

なんとなく宗教的教義からくる価値観かと思ってたけど買いてたらただの拝金主義な気がしてきた。

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