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はてなキーワード: 手打ちとは

2024-02-07

「この先安心して描けない」人気漫画家 芦原妃名子さん急逝受け連載中の小学館への“提言”に「勇気ある」と支持続々(女性自身) - Yahoo!ニュース

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一ツ橋グループ筆頭・小学館からすれば「じゃあ出て行っていいですよ」ってだけになるんだよな。

日テレとの手打ちが終わったんで、これ以上は何もしない。

確実に何もしないし、漫画家ボイコットしても構わない。

大事なのはメンツ。何よりもメンツ。古い会社からこそ。

日テレから幾ら貰ったんだろうね。勿論、遺族には1円も入らないよ。

次のドラマ化の版権料の値上げかな。原作者には100万円しか入らないけど。

それに今後のドラマ化用の連載作家には連載時の契約書の付帯条項で「改変があっても文句を言うな」が入るはず。

「法的に問題なければ、道義的など無意味」がジャップビジネスから

おぞましいねぇ。

2024-02-06

俺の実家は太い

実家が太い云々という増田を目にして、俺もつ自分人生について書きたくなった。

約30年前、俺は両親が医者の家庭に長男として生まれた。

医者というとなんとなく世間的にもお金持ちのイメージがあるだろうが、事実裕福な家庭に生まれたと今でも思う。

そんな俺だが、結局30も手前になって職歴なしどころか学歴すらない立派な引きこもりに成り果ててしまった。

まず前提として俺の家系は代々医者一族で、父方の祖父地元(と言っても俺の住んでいる市内)でおそらく一番大きい総合病院理事長をしていた。

その祖父思想が強く、医者でなければ人間でないと言わんばかりの態度を常に振り撒いていた。

母方の祖父母は確か医者ではなかったと記憶しているが、いつだったか父方の祖父母の家に連れて行かれた際、「あまりあっちのじいじ・ばあばと話をすると頭が悪くなっちゃうぞ」などと耳打ちされたことを今でも覚えている。

当時は家や身なりも立派で見るからに"偉い"祖父漠然尊敬していたためにその言いつけを守り、母方の祖父母とはほとんど口も聞いていなかった。

俺がそんなだからか、或いは母親か誰かがそんな祖父辟易したのかは知らないが、小学校の高学年くらいから母方の祖父母に会うことは無くなった。

そんな祖父プレッシャーのせいか物心がついた頃にはもう塾に通っていた。

習い事も多くさせられ、ピアノバイオリン空手水泳テニスを確か幼稚園くらいから習っていた。

これは気質もあるのだろうが、自分の意に反して何かをさせられるのがかなりのストレスのようで、あまりにも習い事に行きたくなくてよく体調を崩していたり、時には仮病を使ったりしていた。

また、センス問題なのかモチベーション問題なのか、どの習い事も全く上達せず、発表会や大会のたびに親に恥をかかせてはよく平手打ちをされていた。

ある夜、何かをしたくてリビングに降りた時、両親が俺が何もできない無能である事について真剣に話し合っているのを耳にしてしまい、眠れなくなってしまたこともある。

いつしか出来損ないのレッテルを貼られた俺は、それでもなんとか医者に仕立て上げなければならないという強迫観念を持った両親の元で家にいる間は四六時中机に縛られ、常に勉強をさせられていた。

朝起きたら強制的に机に座らせられ、親の指定する量の勉強をこなすまでは朝食すら取れないような生活だったので、朝起きるのが苦痛睡眠障害になってしまい、次第に学校にすら行けなくなってしまった。

勉強ストレスで常に吐き気がしており、食欲もなく、睡眠不足も相まって頭も余計に回らず、さらに両親に叱られるといった感じで完全に負の連鎖に入ってしまっていたと思う。

ネットテレビに触れなかったためか、「自殺」という概念が当時の自分の中になかったために踏み切ることがなかったものの、もしもその概念を知っていたなら、間違いなく自殺を選んでいたと思う。そんな精神状態だった。

そんな両親の下なので中学受験をさせられ、結果としてはそれなりの中高一貫校入学することはできた。

しかし、高ストレス下で勉強だけをさせられて育った結果、いつしか俺は著しいコミュニケーション障害を抱えていた。

小学生の頃に友達と遊ばせてもらうことができなかったせいか、両親に過度に気を使う癖が付いてしまったせいか、原因は今となってはわからないものの、とにかく友人とフラットコミュニケーションを取るということが全くできなくなっていた。

当然の帰結かもしれないが、イジメにあった。

と言っても育ちのいい生徒ばかりだったので、ドラマアニメで見るような苛烈ものではなく、ただ無視されるとか陰口を言われるとか、そんなレベルではあったが。

いずれにせよ学校に居場所をなくした俺は、いつしか不登校になっていった。風邪で休んでそのまま復帰できなくなったとか、そんなんだった気がする。

クラス替えというシステムがない学校だったため、一度不登校になってしまったら人間関係を取り返す術はなく、そのまま5年半ほど不登校を続ける形になった。

留年して再スタートすることも提案されたが、両親の面子を保つためか受け入れられず、(どういうシステムかは今思えば謎だが)とりあえずそのまま進級し、卒業を迎えることになった。

当然医学部を目指させる家庭方針だったため、塾・予備校には通わせられていたし、家でも小学校の時さながら机に縛られる生活だった。

しかしながら、反抗期を迎えたこともあり、また俺の体格が大きくなってきたこともあるのだろうが、小学校の時ほどは勉強強制されず、俺も次第に家の中でも部屋に引き篭もるようになった。

もちろんある程度独学はしていたものの、受験の結果は案の定ダメで、箸にも棒にもかからないような成績だった。

とは言ってもMARCHくらいなら合格できる成績だったのだが、医学部以外の受験は認められなかったため、全落ちのまま浪人生となった。

それ以降は特に語ることもないが、2浪、3浪とする中で、親の洗脳も次第に解けていった。そうすると、ただ親の意向のためだけに医学部受験をしていることの虚しさを目を向け始めてしまい、勉強にも身が入らなくなっていった。

そうはいっても医学部以外への進学を認めないという親の方針は変わらず、一応俺は10浪中ということにはなっている(と思う)。

が、2年前くらいかセンター試験(共通テスト)の出願すらもしないようになった。そのことに両親が気づいているのかもわからないが。

もちろん住む場所にも日々の食事にも何一つ困ってはいないのだが、俺はきっと社会に出ることはできず、ひたすらに自我と向き合いながら、この広い実家幽閉され続けるのだと思う。

もう30も目前となった今さらになって、軌道修正を図る気力も無いし、仮に何か行動したとて無意味なんだと思ってもいる。

そしておそらくは両親も、こうなってしまった俺をどうして良いのか、そして俺と、ひいては自分たちの過ちとどう向き合って良いのかがわかっていないんだと思う。

から今日も変わらず義務のように母親は俺の食事を用意し、父親は何も言わずに俺のボロいスマートフォン通信量を払い続けいてるんだと思う。

多分お互いに、行動を起こすのが怖いんだろうな。

から現状維持に甘んじて、昨日と変わらない今日を過ごすことで失敗から目を背けているんだと思う。

こうやって気づけば10年以上が経っていて、きっとそのまま老いて死んでいくんだろうな。

いつだったかネットで『5億年ボタン』のコピペを読んだ時に感じた、途方もない無の中に幽閉される恐怖。

思えば俺はその中に今居るし、ついぞ抜け出すことなどなくそのまま死ぬんだろうと思う。

とりとめもなく書いてしまって終わり方もわからなくなってしまったが、一旦この辺で終わりにする。

読んでくれてありがとう。これを書くことをコミュニケーションとまでは言えないだろうが、誰かに自分気持ちを表明する経験が無さすぎて、書きあげるとともに凄いカタルシスのようなものを感じている。

2024-01-30

anond:20240129233532

良くないけどこれに同意なんだよな。そうなりゃこれにて手打ち、もう外野は何も言うまいってなる。

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

2024-01-24

松本は早期に謝罪した方が良かったって言うけど

(※社会的にクロが確定しているわけでもないのに「謝る」ってなんだよって問題もあるけど、そこは置いておく)

じゃあ本当に謝ったとして、それで「よーし、じゃあしっかり禊したらまた芸能界で頑張りな!」っていう人がどれだけいるかって話だわ。

ぜってー大半の人はそのまま叩き続けるでしょ。

そもそも現在コンプライアンス基準で言えば、告発女性の言っていたことが百パーセント正しいなら謝ってもまず復帰は無理。

からといって、「ここまでは事実です、ごめんなさい。でもここからは本当にやってません」って言ってもどうせ「被害女性の言うことに嘘があるというのか!? 酷い!」ってなるんだから、結局、真実を争うことには変わらない。

ならもう、松本が本気で自分立場を守ろうと思ったら罪は犯してないとツッパる一択だよ。

負けた時により酷く晩節を汚すというリスクはあるが、実利面で言えば否認する方が絶対合理的

コンプライアンスが厳しくして、手打ちという落とし所を作ることを社会が拒絶したんだから事実の有無に関わらず、認めたらそれはもう白旗同義なんだよ。

謝ればと言っている人達はただ松本に負けてほしいってだけだろうに、それを本人のためにも~みたいに言ってるのマジでキッショイ。

2024-01-22

anond:20240121063718

逆だよ、お金がないから、世間に、この世の中に自分の爪痕を残したいともがく、その結果だよ

から今の40歳以上は手打ちHTML打てるし<blink>xxxxxxx番目のお客様です</blink>とかやってた

2024-01-17

企業にお褒めのメールを送りまくっている

最近SNSに疲れてきたのであれ買っただのあれうまかっただのこれ欲しいだのそういった話はメーカーお客様相談室のようなところに直接感想をぶっ込むようになった。

基本返信不要にチェックしているが、その選択肢がない所は普通に返信がくる。中身も面白く、微妙に主旨とズレたテンプレを返してくるもの、ガッチガチの難読ビジネスメール文体のものや、急ごしらえで手打ちで書いているようなもの、逆に担当個別に考えて添えた言葉かと思いきやテンプレだったりするもの(←2回目の返信で気付く)など様々ある。

印象に残ったものは某飲料メーカー。激ハマりしたドリンクがあったのでいつものように感想を書いて返信不要にチェックを入れ送信したら、翌日「返事を差し上げますことをお許しください」と自分の書いた文章ひとつひとつ引用しながらとても励みになりますとの返信が来た。更に締めの言葉も大体の企業は「今後も多くのお客様にご満足いただける商品を〜」とするところを「今後も増田様をはじめ多くのお客様に〜」と改変されていた。きっとこれもテンプレ手法なんだろうが、とても気分が良くなった。

メーカー凸、おすすめ

2024-01-16

anond:20240116171917

誤字が多いぞ。

速報性が肝心なニュースじゃないんだから時間をかけて見直ししてから投稿しろよ。

それに、上場企業として経営を安定させたカバー心配するくらいなら、君自身のことを心配しなよ。

Vtuver

Vtuebr

固有名詞手打ちせずに、コピペした方がいいぞ。

ちなみに正しい表記は「VTuber」だ。

2文字目のTは大文字だぞ。

夜空メル(2023/01/16)

「夜空メル」契約解除に関するお知らせ

今日の日付を間違えてて草。

年が変わって半月も経つのに、まだ2023年気分かよ。

2024-01-11

anond:20240111120611

海外から支援もあって攻め込ん出る時に東部明け渡して手打ちにする

負けだけど手を打つならここしかなかったんだよ

2024-01-05

実家が太い」に対してまで「は?太くねーし」をする必要あるか???

別にいいじゃん。

「お前のトーチャンとカーチャンちゃんと稼げてて羨ましいわ」ってことだろ?

そんなん「おう。俺も感謝してるぜ」でいいだろ。

なんでそこに対していちいち「は?俺の実力なんですけど?もし孤児院の出だとしても奨学金貰って良い学校に行って結果出してたんですけど?」みたいな言い返し方する必要あるか???

努力の量を競うようなアホっぽい文化やめろよ。

そういう所にこだわるのってマクロは心が籠もってないか手打ちすべきって考えと一緒じゃん。

よくないよ。

相手が「俺の方が努力してる」と言ってきたら「凄いじゃん」でいいだろ。

なんでそこで「は?俺も努力してるし?」になるねん。

拘りすぎだろ。

人生やりこみゲームじゃねーんだよ。

高校生の時に林家木久扇が来た

今日SNS春風亭昇太師匠結構な言われようだったのを見て、自分高校生の時に林家木久扇師匠地元に来た時のことを思い出した。

高校2年か3年の時に、文化学習という名目地元文化会館で落語を鑑賞するという機会があった。

出演者笑点で有名な林家木久扇師匠一門。私は東北地方都市で、人口10万人を下回るこの町に有名人が来るなんてと胸を踊らせたが、同級生の大半が興味なさそうにしていた。

いざ始まるとお弟子さんが先陣を切って落語披露してくれた。内容は面白いのに、女子生徒は明らかにまらなさそうにしている。別に主催者でもないのに、私は申し訳なさを抱きながら高座を見続けた。

そして、林家木久扇師匠の番が来た。流石にテレビに長年出続けているだけあってか場内は待ってましたという万雷の拍手

どういった内容だったかは忘れてしまったが、落語に興味がない若者相手でも笑えるようなものだったはず。

始まって数分。1時間以上も落語を味わった高校生の反応が重い。最初は期待が勝っていたものの次第に疲れが出てきたのか笑いが薄い。

そんな中で木久扇師匠が噛んだ。明らかに噛んだ。言葉を借りれば素人にも分かるレベルで噛んだ。それ以降、何度も噛んだ。

おいおい大丈夫か?と思っているとまた噛んだ。と、勝手心配をしていると、木久扇師匠は手のひらを大きく広げ、自分の頬に向かって強く振りかぶった。

パチンという音が広がると会場が一気にどっと沸いた。何やってんだよという笑いに近かったと思う。

いやいやすいませんね、と笑う木久扇師匠がいた。

私は笑いと一緒に驚きを抱いた。

明らかなミスをした状況下でも笑いに昇華させるベテランの力を目の当たりにしたから。

それまで漫才を始めとするお笑いというのは一言一句間違えないことが良いと思っていた。ただ、平手打ちをした木久扇師匠を見たら、完璧ではないけど笑わせる力、臨機応変さを見る・聴く魅力が落語というかお笑いに含まれているような気がした。


その後、木久扇師匠は何回か噛んだが1番の盛り上がりだった。流石だった。

文化会館を出て、あの状況下だと自分はどう対処するだろうと思ってしまった。

いやあの瞬間では苦笑いしかできないような気がする。言い訳をするような気がする。

100点を求めている自分に新たな考えをもたらしてくれた。とても良い経験だった。

因みにその週の笑点を見ると、その時にも木久扇師匠は噛んでいた。

最近ログインフォームで、

パスワードマネージャーIDパスワード入力される

ログインボタンがグレーアウトしたまま

パスワード欄に触ると入力内容がすべて消える

 

という仕掛けのやつに連続で当たったんだけど、設計した奴らはどういう意図でああいいやがらせをやってんの?

自動入力は認めん、パスワードぐらい手打ちしろ、とかそういうこと?

anond:20240105030107

あーーもう本当にありがとう

今ちょうどOCR使えないか試してたところだったんだ

マイナー言語の本だから多分難しそうだけど、最悪手打ちでやってみるよ

そうだよね、多分なんとかなるんだよね

うん、話し言葉の量で考えると不可能じゃないよね

連休中になんとか下地っぽいもの作るとこまで粘ってみる

こんな駄目なやつにアドバイスくれてありがとうな、おやすみ😭

anond:20240105025045

2万字なら、2時間話すくらいの分量だから余裕でいける。

2週間で1年分の学費(=100万以上するでしょ)を稼ぐと思ったらやる気出ない?

・まずは5日でその本を読む。文字認識しないと言うことだけど、Google翻訳アプリダメ無料OCRツールは試した?原書読むより入力するほうが早いなら、最悪手打ち入力して翻訳にかけたら?

・1日で論文構成を考える。ここはChatGPTと相談しながらできるでしょ。

・その翌日、Word音声認識を使ってガーっとしゃべっていく。とにかくしゃべる。

・できた文を直し、切り張り切りはりして、整える。ここに2日かける。

時間が余ったら先行研究とかざっとネットで見る。それをちょいちょい引用・追加していく。(ちゃんとそれを残す=アピールポイント

やれたら自信になると思うよ。そして社会人になると、2万字くらいのレポートは1週間ももらえないんだよね。

2023-12-20

anond:20231220230117

土下座謝罪マン、毎回手打ちしているのかchatgptの回答を都度コピペしているのか気になる

2023-12-15

洋画パロAVってまだ出てるんだろうか

セックス・アンタ・ト・シテェ

オッパイダーマ

スパダーマ

アーンイヤーンマン

パイパニック

NU E.T(ヌイテー)

インクレディブル ハメル

ダイハード

ダイハード ラスト・マデイ

ハメンジャー

ハメンジャーズ エーチチモムウルトロン

MiBマゾインブラック

ジョーズ

キャプテンハメリカ

マイチンソー

カタークナイトライジング

ハーミデータ

エヴァリン

ハメナプトラ

エクスペンシャブルズ

ハリーホッターとスケベな椅子

DeSAW(デソウ)

ファックトゥザフューチャー

コスッテバスターズ スマターライフ

2001年恥丘の旅

A・DETAR ア・デター

ロビンフット

コピペではなく全部心を込めて職人手打ちしました

2023-12-13

anond:20231213084220

「男は君を守りたいとかいうけど、なにからだよw」というネタ定番なのだ

まさに彼は平手打ちで妻を侮辱から守ったわけよね

ウィル・スミスの平手打ちは、結婚生活を救っていた。妻が明かす

12/12(火) 15:06配信

ハフポスト日本版

(左から映画自由への道』のプレミア試写会に参加したウィル・スミスさんとジェイダ・ピンケット・スミスさん(2022年11月30日

俳優ジェイダ・ピンケット・スミスさんが、夫ウィル・スミスさんの2022年アカデミー賞授賞式での平手打ちが「結婚生活を救った」とデイリーメールインタビューで明かした。

動画アカデミー賞授賞式でウィル・スミスさんがクリス・ロックさんを平手打する様子がこち

ピンケット・スミスさんは「それまで何年もウィルと別れるべきか考えてました。でもあの平手打ちで、私は決して彼の元を去ることはないだろうとはっきりしました」と語っている。

(左から映画自由への道』のプレミア試写会に参加したウィル・スミスさんとジェイダ・ピンケット・スミスさん(2022年11月30日)**問題になった平手打ち

ウィル・スミスさんは2022年3月アカデミー賞授賞式で、妻の髪型揶揄したコメディアンクリス・ロックさんを平手打ちした。

当時、ピンケット・スミスさんは脱毛症のため頭髪を剃っていたが、ロックさんは、その髪型1997年映画G.I.ジェーン』を絡めたジョークに。これを聞いた夫のスミスさんがステージに上がり、ロックさんを平手打ちした。

スミスさんはその後謝罪したものの、暴力的な行動は強く批判され、10年間アカデミー賞関連イベントへの出席が禁止された。

(左からアカデミー賞授賞式の壇上に立つクリス・ロックさんとウィル・スミスさん(2022年3月27日)ピンケット・スミスさんは「2022年の授賞式は欠席するつもりだったが出席してよかった」と語っている。

「あれ以降、良いことがたくさん起きたので、私は『神聖な平手打ち』と呼んでいます

ふたり1997年結婚したものの、関係2022年アカデミー賞授賞式以前に難局を迎えていたという。ピンケット・スミスさんは2023年10月に放送されたNBCインタビューで、2016年から別居していると明かしている。

2016年になる頃、私たちは疲れ果てていました。お互いに、相手がどうあるべきかという幻想にとらわれていたと思います

物議を醸した平手打だが、ピンケット・スミスさんは「もし(平手打ち)が起きていなかったら、私たち関係はどうなっていたかわかりません」と述べている。

聴いてるか妻帯者たちよ・・・

これが妻を去らせない唯一の方法だ(ドン!)

2023-12-11

anond:20231211085954

そばもん1巻辺りで手打ち至上主義の客と店員ボコボコにしてたな。手打ち・手切りだと均一に出来ないから茹で加減にバラツキが起きて不味くなるんよ。最悪蕎麦の端っこが煮すぎで溶けたりする。

機械による均一な打ち・切りがベストゆで太郎が正解。

そういや確かに手打ちを謳ってるくせにぶっちゃけ大してうまくない蕎麦屋うどん屋ってあるよな

それなり規模の都市だったら、そういうビミョーなうどん屋の方は讃岐うどんチェーン店に壊滅させられたと思うんだけど、蕎麦屋って意外と生き残ってるよな。

ウチの近くにもメインのメニュー価格帯がだいたい1500円級の蕎麦屋あって、なんか地元の名店で修行してましたってのを売りにしてんだけど、ぶっちゃけ茹で太郎以下なんだよな。

anond:20231209235501

2023-12-10

anond:20231210194449

池内さんと山添さんがすべての罪状を認めて政界から引退して手打ちになったんだと思うけど。

2023-11-18

姉の夫が亡くなって一か月

ある日の朝に姉の夫が亡くなる夢を見た。酔っ払って道路で寝て車にひかれていた。

夢の中では洗濯機で毛布を洗っていたら姉がやってきて、夫が亡くなったので姪を見ていてほしいと訪ねてきた。

妙にリアルだったので夢と現実区別がつかなくなり、なぜか母に「念のため聞くけど姉の夫は死んでないよね?」とメールをした。

「たぶん生きてると思うよ。どうしたの?」

「姉の夫が死ぬ夢を見た。酔っ払って道路で寝てひかれた」

「朝方見たなら正夢かもね。おじいちゃん(母方の祖父)に似たのかな。一応お姉ちゃんに連絡しておくね」

そんなやり取りをした約一週間後、本当に姉の夫が亡くなった。酔っ払って道路で寝て車にひかれた。

結婚したばかりのころは優しいけどちょっと世間知らずな人くらいだったらしい。私から見ればごく普通の男の人だった。

だんだんお酒を頻繁に飲むようになり、そのためなら残業だの接待だの嘘もつくようになっていった。毎日飲むわけじゃないけど一度飲みだすと寝落ちするまで止められない。飲みに行くと家の近くの公園で寝ていたり、寝たままタクシーで送られてきたりしたそうだ。お酒を止める姉に平手打ちをして逆にぶん殴られてもお酒を止めなかった。

アルコール依存症だと周りは思っていたが、毎日飲まないか大丈夫という理由絶対病院には行かなかった。

子供が欲しいとうるさかったわりには妊娠しても姉に何もせず、生まれてきた姪にも何もしなかった。最終的にメール必要事項のみやりとりする仮面夫婦になっていた。

亡くなって姉がせいせいしたのかどうかはわからない。ただ、死に方が死に方だったのでここまで手間かけさせやがって、というのが本音

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