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2018-08-02

100均造花の花束

友人の結婚式の余興で、ブーケブートニア儀式というのをやる。各テーブルから新郎が1本ずつ花を集めて、花束にして新婦に渡すというやつ。

余興メンバーで話し合いを続けていて、プリザーブドは高いし生花は扱いが大変なので、造花にする方向でまとまった。問題は花の調達先。

一番乗り気の友人Aが、100均のやつで賄う気満々で正直引いた。

どれだけ節約したいんだよ…と思ったけど、「高いものをあげても新郎新婦に気を使わせてしまうから」「100均でもラメスプレーとかラインストーンで飾ればかわいくなるからだって

かにググると「100均の造花で高見え手作り結婚式!」みたいな記事がいっぱい出てくる。ほとんど新郎新婦向けだけど。

あとあと記念品として新郎新婦に渡すんだよ?

捨てるに捨てられない、キラキラデコられた100均の造花の花束って…そりゃもらうこと自体は嬉しいけどさ、置き場所悩みません?私なら悩む。ハンドメイドとか、そもそも自体、私が興味なさすぎるだけなんですかね。そういうのきっちり飾る家もあるだろうし…

Aは元々倹約家だし、今回も一番お金のことを気にしているので(「みんな生活があると思うから」って)察したい気持ちは山々なんだけど、100均でも全然オッケーだと思ってるのは単純に好みの違いでもあるんだろうな。

新婦の好みに合わせるのがベストだけど、正直わかんない。特に好きだと聞いたことはないけど、嫌いそうでもない。旦那さんとは面識がない。

なんかもう買ってしまいそうだったので、とりあえず待ったをかけて、昨日手芸屋と造花専門店を見に行ってきた。どれも100均よりは品良く見えるけど、一輪150円も500円も素人目には大して違わない。専門店アレンジメントの相談も乗ってくれるみたいだし。

私は地元を離れてそこそこの都会暮らしなので、地元でここまで造花の選択肢はないと思う。ちょっとお金かかっちゃうけど、私が良いのを買っていく方向で、折れてくれませんかね…。

なんか知恵袋みたいな愚痴だけど、友人が見そうな確率的にこっちにしました。

2015-10-05

鬱とバインミー

過去えげつない傷を残すと、

自己評価がひどく下がり、

自己否定自己嫌悪スパイラルに陥る。

自分自身がそうだった。

中学生のころ苛められた過去があり

まり精神的に強くないのに、、

ブラック企業に入ってしまったため

うつ病発症。一日のうちで布団で

過ごす時間が最も長くなってしまった。

毎日毎日自分クズから

死ななければならないという

強制感と恥ずかしさで悶絶しながら

なんとか時間を過ごしてきた。

そのうち、薬がよく効いたのか、

家の中はうろうろできるようになり、

調子が良い日は公園散歩できるくらいになった。

付き合ってる彼女仕事有休代休

ほとんど俺のために使ってくれて、

平日の昼間によく2人で公園に行った。

大学生の時、作ってくれたサンドイッチまた食べたい。

家で暇してるなら作ってよー」

俺が鬱であることをおくびも気にもせず、

カラカラと笑う彼女は可愛かった。

俺はお礼も兼ねて、公園に行く日は

サンドイッチを作るようになった。


作るのは決まってバインミー

ベトナムのナマスを挟んだサンドイッチだ。

当時は1人で人混みに出るのは、厳しくて

母親が買った食材を夜中にこっそり使って作っていた。

バゲットは毎回、彼女が有名なパン屋のもの

買って持ってきてくれた。俺は、中身の具材を

もちより2人で公園ランチを楽しんだ。

増田バインミー美味しいんだけど、

お肉美味しかったらもっと美味しいと思う」

というので、鶏ハム手作りしたり、

ローストビーフを焼いてみたり、

ひき肉でガパオ作ってみたりした。

彼女は本当に満面の笑みで

美味しそうにバインミーを食べていた。

彼女が食べたいというバインミーを作るたびに

俺の症状は軽くなっていった。

タイとかベトナムから輸入したパクチー

味がもっと濃いんだよ!」

というので、

電車に乗って、少し遠くのアジア食料品店へも

行けるようになった。

そんなこんなで2か月くらい

バインミー作りに励んでいた所、

彼女友達手作り結婚式バインミー

出したいと言ってきた。

大勢の人に会うのは

不安だったが、彼女の頼みでもあったので

200個のバインミーを作るのを承諾した。

近くのパン屋さんに頼み、

大量にハムを仕込んだ。

実家冷蔵庫は、バインミー食材

パンパンになっていた。

当日。俺のバインミーは飛ぶように無くなった。

みんながこんなに美味しいの食べたことないと

賞賛してくれた。彼女は嬉しそうにお手伝いをしてくれた。

それから3年。

彼女は嫁さんとなり、その時の会場で知り合った人経由で

バインミーキッチンカーに乗っている。

生活は嫁の稼ぎのほうがずっと多いが、

毎日、とても幸せにやっている。

もし、どこかでバインミー

キッチンカーを見かけたら、ぜひ食べてもらいたい。

3年前鬱から救ってくれた鶏ハムバインミー

今でもウチの看板メニューだ。

 
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