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はてなキーワード: 手をつなぎながらとは

2024-03-21

anond:20240320194510

2028年3月21日、ワイの日記やで。

朝、娘のミラが起こしに来たんや。「パパ、起きて!朝やよ!」と言うて。ミラは、このパラダシアの言葉で「輝き」を意味するんや。彼女が生まれた時から、ワイとフェミちゃんにとって、まさに家族の輝きそのものや。

フェミちゃん朝帰りで、夜通しの狩りから戻ってきた。2年前、彼女ステージが一つ上がり、超女性になったんや。この世界でいう「ステージが上がる」とは、個人能力精神性が大きく飛躍し、その存在が周囲に対してより大きな影響を与えられるようになることを意味するんや。フェミちゃんが追い求めていた「女性が救われる世界」は、実は女性自身が自らの可能性を最大限に引き出し、超女性になれる世界のことやったんやな。

セリアタウンの市場での朝は、いつも賑やかや。フェミちゃん手をつなぎながら歩いていると、新鮮な果物野菜、珍しい香辛料が並ぶ店々が目に入る。「こんなに色々あると、毎日何を作ろうか迷うわね」とフェミちゃんが言った。「ワイはフェミちゃんが作るものなら何でも美味しく食べられるで。それに、ミラもお前の料理が大好きやし」とワイが返すと、フェミちゃんは笑って、「じゃあ、今夜はミラが好きなキラベリーパイを作ろうか」と言うてくれた。

市場での買い物を終えて家に戻ると、ゴミーが嬉しそうに迎えてくれた。ゴミーはパラダシアに来てからも、ワイたち家族の大切な一員や。ゴミーとミラは仲良しで、よく庭で一緒に遊んでる姿を見る。ミラと追いかけっこをするゴミーを見てると、家族の絆がさらに深まるような気がする。

夕方フェミちゃんともう一度会話を交わした。「この4年でほんまに色々あったけど、お前と一緒にいられることがワイの一番の力になってるで」とワイが言うと、フェミちゃんは微笑んで「ワイ、ありがとう。私も同じよ。二人で支え合いながら、これからもっと素敵なことを一緒に創り上げていこう」と答えたんや。

ワイとフェミちゃん幸せ生活はまだ始まったばかりやで。

2023-12-14

anond:20231214150959

公立動物園とか田舎ヘイトにお熱なブクマカ見てても分かるけど、東京に住むと狂人になるのかな?

増田ももう少し東京に染まったらきっと恋人(居るかどうか知らんが)と手をつなぎながら行人に「死ね」って言えるメンタルに育つんだろうね

2023-08-27

結婚30年になりますが、毎日バグキスします。

風呂も一緒に入りますし、寝るときも手や足を絡ませて寝ます

子どもたちの前でも手をつないだり、軽いキスならします。

子どもたちも慣れているので何も言いません(笑)

人達から理想カップルのように言われますが、

夫の浮気や遊びには長年悩まされました。

けれど、お風呂に一緒に入ったり、

毎日度々にキスしたり、ハグしあっていると心は離れないものですね。

何かあった時こそ、離れずにいることが大切だと思います

正面向き合って喧々諤々やるよりも、

手をつなぎながら話し合う方が良い話し合いができます

2022-09-03

狭い歩道で向こうからカップル手をつなぎながら歩いてきたので俺は身を縮めて立ち止まるしかなかったんですけど、

これって社会の縮図ですか?????

2021-04-23

さて、新卒入社したSIer企業で約1ヶ月が経ったわけだが

結論

転職してえ...

はじめに

匿名ということで、忌憚なき意見が得られたらと思ってここに書いきました。たぶん、新卒がまた甘いこと言ってるよと思う人もたくさんいると思いますが、それはそれで受け止めます

ただ、どこにも迷惑をかけたくないので、本質を違えない程度にはフェイクを挟んで書いてます。なんか辻褄合わなくね?みたいなところあるかもしれませんが、そういうものだと思ってください。

背景

まず、私がどんな状況のやつかわからないと話にならないので、ちょっとバックグラウンドを紹介

情報工学修士持ち、メーカー系のグループ会社SIをやる会社に在籍。

グループ会社とはいえ、2000人規模で同期が100人近くいるので、そこそこ規模の大きい会社だと思ってくれて構わない。

本文

研修周り

「某S社に入社したけどミスだったかもしれない」というはてな匿名ダイアリー一年前だったか二年前だったか少しバズったが、今の僕はこれに近い気分である。(該当記事は社名まで出しているが、前述の通り迷惑かけたいわけではないのでぼかしておく)

まず不満点として、研修があまりに虚無すぎるというのがある。

文系出身の人もいるので内容がしょうもないのは、仕方ないとは思う。

それでも情報工学修士を出ておきながら、再び学部1年の授業を水で薄めたような講義を受けるのは非常に苦痛である。一人でやれば数時間で終わるものに1日かけてみんなで足並み揃えてやっているのは、運動会手をつなぎながらゴールする様を想起させる。

そもそもIT系研修はいまだに一週間やったか?程度でしかやっていない。ずっとやってるのはコンプラビジネスマナー技術文書の書き方である

今時中学生でもできますよ。それ。

とあるごとに偉そうに、賃金を貰いながら学ばせてもらってる身なんだからうんぬんと説教垂れてくるのも腹立つ。研修で新しく学んだことなんかひとつもねーよボケ

PC周り

PC周りの環境がひどすぎる。

もっさりしたパソコンを重たい仮想環境に一斉に接続し、さらテザリングオンライン会議につなぐことでまるで水の中で動いているかのようなもったり具合である。非常にストレスが溜まる。

あとこれは、仕方ないとは思うけれど、セキュリティ上の理由自由アプリケーションを入れることができない。もっと効率的作業をこなせるのに、使いにくいアプリや社内製のゴミシステムを使わされるのは合理的信条とするITを志すものとしてかなりストレスになる。(どうでもいいけどOutlook使いにくすぎませんか?)

まぁ、でもこれは仕方ないと思いますよ。セキュリティ上の理由と言われたら反論できませんもん。

ただ、一つだけあまりにも我慢できないことがあります

...SEなのにテキストエディタMS Wordメモ帳しか入ってないんですよ???!!!!???!!!?????

これでどうやってコーディングさせる気なんですか???

...ちなみにアルゴリズム研修フローチャートパワポで書きました。これからやるデータベースSQL研修は紙上でコーディングすることがわかりました。泣きそうです。

......ITってなんなんですかね......?

周囲の技術に対するモチベーションが低すぎる

技術力が現時点で低いのは全然構わない。私も当然まだまだだし、上を見れば見るほどキリがない世界だ。

これはただ単に知るのが早いかいかの違いでしかない。

ただし、IT系に関わることをこれから仕事にしていこうという人が「私、プログラム苦手でーw」というのは本当に許せない。

バス運転手が「いやー私、運転苦手なんですよねーw」と言っているようなもんだぞ?誰がそんなやつに仕事を任せるんだ?自分がこれから何をしていくのかについて、あまりにも自覚というか覚悟がなさすぎる。(あんまり自覚とか覚悟とか人に押し付けたくはないんだけど、他にいい言葉が思いつかない)

キレても仕方ないので、愛想笑いして誤魔化してる自分にも腹が立つ。マスクのおかげで口元が笑ってなくてもいいのは非常にありがたい。

成果主義と言いながら、結局年功序列

年次で仕事が割り振られるので、成果主義といいながら結局は年功序列である。少なくとも入社3年は足並みを揃えた昇給

ちなみに、働く前は年功序列もいい点あるよなーとか呑気に思っていましたが今は違います

会社ルールを決める連中が全部親会社天下り老人。上がり幅が小さすぎる給与レンジ。若手はやっすい給料で働かせられる。

こんなのを見てしまうと若手のやる気を削いでるのは、お前ら老害じゃないかと思わずはいられませんでした。

ついでに、年寄りどもが定期的に言う(大学上がり) = (遊んでばかりの怠け者)な価値観は明らかに古いものです。

今の若者あなたが思っているよりかなり優秀だと思います

自身の安定感について考え方が変わった

当初は安定感があるのもいい点だと考えて、現在いる会社に決めましたが、しばらく生きて安定感に対する考え方が変わりました。

ことIT業界に限って言えば、安定感は会社に与えられるものではないです。自身技術力が担保するものです。端的に言うと、いつクビになっても他に行けるような技術力を持つことが安定感だと考えるようになりました。

そういったことを考えると、他に行った時にほぼ役に立たない社内政治力や、社独特の書類作成能力、使いにくい内製フレームワーク勉強をしていくことに全く興味を持てなくなりました。

技術力が全く身に付かない今の現状を考えると、若いうちの安い給料としょっぱい昇給幅で我慢して働くことに対するモチベーションは無くなりました。

フェアじゃないのでいい点も
その他

おわりに

データ菜園機械学習系、ソフトウェア開発系で職を探しているので紹介してください。

ちなみに真面目に質問なんですけど、転職しようと思う場合やはり少なくとも半年くらいは在籍した上でなければ厳しいんでしょうか?

もういつ辞めるかの違いでしかないので、決めたならできるだけ早く動くべきだと考えて動いてきたけど、結構風当たりが厳しく、今転職活動するのは流石に悪手なのかなと思ってきてます、少し忌憚なき意見が欲しいなーと思ったり...

おまけ

せめて現職で少しでもコードが書けたらだいぶ気持ち的に楽になるのになー...

追記

5ch感覚レス飛ばしてましたが追記の方がいいらしいので追記します。

あと、思ったより注目を集めてしまった感あるので、これで基本最後にしようと思います

たくさんのアドバイスありがとうございました。

2021-01-01

追記:マッチングアプリで50人会って彼女できそう、なのにできてない

追記 1/2 16:30】コメントありがとうございます。今一人虚しいのでめちゃくちゃ返事してます

1 anond:20210101200618

2 anond:20210102170754

タップルを入れた。4ヶ月間ほどで50人くらいに会っていい感じの子がやっと1人見つかったという状況。50人と会うことが目的だったわけじゃなく、自分がいい年していまだに外見で恋人にしたいかどうかを判断しているので結果ここまでもたついているのだと思う。この見つけた1人との今後はともかく以下マッチングアプリ感想。誰かの参考になってほしい。

筆者スペック

会った女性50人について:

アプリ留意点:

会う時の留意点:

思い出深かったこと:


付き合わずセックスするという事についてはタップルをやる前にも数回経験があって、それがアプリによって効率的ブーストしただけだと思う。一方で意識的に書いてないが、チャットで返事が返ってこないこと、実際に会っても相手スマホをずっと見てて相手にもされないことなどは、もちろん無数にあった。アプリの良いところ(悪いところでもある)は1人に執着できないのでその無数の失敗をすぐ忘れる。それでも残る屈辱や寂しさを紛らわせるために自分は会う人数で補完を試みたのだと思う。その数が増えれば人に会うことさえルーティン化していって、初対面の女性に緊張はしなくなるので徐々に自信や余裕も出てくる。オシャレになったし若返ったとも思う。逆にその代償はどこまでいっても全てが虚無でしかないと思ってしまうこと。自分はただの恋に恋してたいセックス依存症なのかもしれない。不倫裁判沙汰に巻き込まれてないだけ奇跡だ。

その結果、初対面の相手なんやかんやあってその日のうちにセックスまでいくのが結局一番アドレナリンは出るイベントとなり、それが閾値ベースとなって普通の段階的な恋愛がもうよく分からなくなってしまっている。だからこそ本当に彼女にしたい子ができてからは、逆に何をどうしたら良いのか何も分からないし他事例での大胆さも発揮できてない。何度かデートしてもらっているがずっと悪手ばかり踏んでいる気がする。今までの女性の連絡先を全部消してでも彼女と付き合いたい。タップルは大晦日アンインストールした。

とりあえずまだコロナにはなってないor奇跡的無症状。その点については奇跡だし自分が愚かだったと認める。

2020-07-31

女性風俗で感じなかった話

女性風俗に行ってきた、というレポなんてインターネットを探せば溢れかえっているとは思うが、なぜか大体写真通りの死ぬほどイケメンが来て、いつもよりめちゃくちゃ感じて、楽しかった、ってストーリーが多い。

でも多分そんなことばっかりじゃないと思う。

というわけで、今日私が女性風俗に行ってきたありのままレポートを書いていきます

まず私のスペック

20代

彼氏は1人いた

処女

クリトリスでイける

乳首マグロすぎる

・イッても声どころか息も漏れない

正直、男が好きなのかも怪しい。

からといって女が好きというわけでもない気がする。

アセクシャルか?と思ったこともあるけど、性欲は女性風俗に行こうと思い立つくらいにはそれなり。

①予約

何回か予約しようとしてやめるというのを繰り返していたが、今日ふとサイトを見ると好みの顔の人がちょうど時間的に空いていたので予約を入れた。

1番短い70分コースを選んだら、待ち合わせ不可だったので先にラブホテルで待つことに。

事前にホテルシャワーを浴びていいか聞いた。問題ないらしい。(結局到着がギリギリで浴びれなかった)

ホテルに何分前に着いた方が良いかも聞いた。10分前くらいには部屋番号を連絡して欲しいと言われた。(ギリギリに着いたのでry)

ラブホテル

処女というわけで、もちろんラブホテルも初めて。

とりあえず道に迷って到着が遅れる。

タッチパネルが思いの外デカくて、大阪駅電光掲示板並みのサイズがある。なんかオシャレ。1番安い部屋を選ぶ。

エレベーターで上がり、部屋に入って1分後くらいに指名した人が来た。部屋の開け方が分からなくて混乱する。

ロビー電話して「もう1人来たので開けてもらって良いですか?」と言ったら、すぐ開けてもらえた。

そこは誰か教えて欲しかった。

③対面

私はジャニ系の顔が好きで、とにかく目が大きくて可愛い感じの人を選んだ。Twitterをやっていて顔写真普通に見れたので、それを参考に選んだ。

写真小池徹平永瀬廉を混ぜた感じだった。

実際会ってみると、思いの外痩せている、それは別に問題ない。むしろ痩せている方が好きだから

思いの外疲れて見える。まぁこんな仕事から仕方ないよね。

というわけで、総合印象は窪田正孝関ジュ藤原丈一郎って人を足して2で割って10引いた感じ。

いや、多分悪くないんだと思う。ただ私はもっとツルツルしてて可愛い感じの子を予想してたんだ。ごめん。

施術

お茶をくれた。死ぬほど会話が弾まない。もうちょっと喋ってくれるもんじゃないのか?

雰囲気疲れた窪田くんといった感じなので、ここから彼のことを窪田くんと呼ぶ。

窪田くんは100枚ほど束ねてバインダーに挟まれカウンセリングシートを几帳面に整え、私の方に向けながら器用に丸をつけていく。

ちなみに前の人のカウンセリングシートが1番上に残っていた。

ここでキスが苦手なことを伝える。

元彼キスが臭くて、それ以来ややトラウマである

ということを正直に伝えればよかったのだが、微妙に濁したせいで手をつなぎながら言葉攻めのようなことをされる。今じゃない。ごめん。

どうやら私とのカウンセリング微妙空気になったことに気づいたらしく、残りの設問は早めに切り上げてくれた。ごめんね。疲れた窪田くんは若干空回りが見えるものの、基本的には優しい。

そして支払いを終えて、シャワーへ。

「一緒に入る?入ってくる?」と聞かれてビックリして「入ってくる」と答えてしまった。だって色々洗わないといけないし。

ラブホ風呂場って脱衣所ないんですね。こんなことなら一緒に入った方が脱ぐタイミング困らなかったのにと少し後悔した。

私が出ると、窪田くんは何やらオイルとかが入っているポーチを開けて精力剤的な何かを持って洗面所に向かった。セックスしないのに大変だね。

3分ほどでバスローブを着た窪田くんが戻ってきて、仰向けに寝るように言われた。

施術

覆い被さられて、ハグをした。

めちゃくちゃ細く見えたけど、思ったよりもガタイは良い。174cmとプロフィールには書いていて、私がヒールを履いて175cmで少し小さいくらいだったので、恐らく172cmとかかな?

それでも私の実際の身長よりは4cm高いので、そんなもんなのかもしれない。

キスしていい?」と言われて頷いてしまった。

なんというか、上から見ると窪田くんが消えて藤原丈一郎になることが気になってしょうがない。

キスはやっぱり楽しくない。ていうか口周りに他人の唾液つけられるの気持ち悪い。これは多分どんなにイケメンであってもだと思う。

その後耳を舐められたが、くすぐったいもの快感はない。でも嫌いじゃない。わりとすぐに切り上げられた。

バスローブリボン結びを口で解いてた。

すごい、本当にやるんだ、と妙に冷静。

左側をはだけられて、乳首の周りを触られたり舐められたり、これはわりと気持ちいい。早く触って欲しいってなる。

で、しばらくして乳首を吸われた。

ごめん、気づかなかった。 

最初に言った通り、私の乳首マグロである

なんなら乳首の周りの方がまだ敏感。

可愛い」と何度か言ってくれたが、どう反応していいか全く分からない。セックス中に「可愛い」と言われた時の反応の正解って何?

そこから多分20分ほど乳首責めが続いた。

天井見ながら、「めっちゃ舐めるなぁ」って考えてた。

ラブホ天井は壁と同じ柄で、なんか火災報知器とか、ちっちゃいライトとか、色々付いてる。

たまに気持ちいいけど、多分太ももでもこの反応できる。

もちろん声は出ない。どう反応すればいいのか分からない。

途中で「声我慢してるの?出ないの?」と聞かれた。「出ない」と素直に答えた。声が出ないタイプだと気づいてくれたのは嬉しかった。

しばらくして指が下に進む。

割れ目を撫であげられた。正直これが私の快感ピークだった。

しばらくして指は内側に進み、やけに同じ場所を触ってるなぁと思ったらクリトリスだった。

ていうか乳首にもクリトリスにも気づかない私、どうなってるんだろう?

途中動きを速くしてくれたあたりで、軽〜くイった気もした。マジで軽い。気持ちよさが0というわけではないけど、3/100くらい。

その後はなんか痛かった。

その後クンニが始まった。

私の1番の虚無タイムである

めっちゃ舐めてるなぁ」って思った。

足開いてるの辛くなってきた。ごめん。

気持ちよくないわけではない。ただ気持ちいいわけでもない。虚無。

この時間結構長かった気がするけど、これ以上書くことがないので飛ばす。

いよいよ指を入れられる。音的に思ったより濡れてるようだ。極めて冷静。

快感と愛液の量って別に比例しないんだなーって。

元彼未遂になったことがあったけど、あの時も「濡れてる」と言われた。でも全然気持ちよくなかった。

窪田くんは「濡れてる」と得意な顔で言ってこなかったのが、ありがたかった。多分プロなので私があまり気持ちよくなっていないことに気づいている。

「2本は痛い?」と聞かれて実際そうだったので頷いた。

1本入ってくる。「痛くない?」と何回も確認されたが、全然痛くない。だってタンポンと変わんねえし。

なんなら入ってることが分からない。

でも動かされたらちょっと気持ちいい。10/100。

そのまましばらく動かされながらクリトリスを舐められた。舌疲れそう。

なんかイけそうな気がする、みたいなタイミングもあったけど、無理だった。

ていうか皮剥かれると痛くてそれどころではない。

しばらくして何か変化が必要だと思ったのか、指2本の挑戦が始まった。

最初は痛くない。でも途中でなんかビリって痛みが来た。

「痛い?」と聞かれて頷く。「1本にしとこっか」と言われて、タイマーが鳴るまでこの時間が続いた。

解散まで

70分はあっという間だった。

ハグされながら「イけなかった?ほんとはイッてた?」って聞かれたので、素直にダメだったと答えた。

ていうか、この人質問がプロだとここで気づく。

最初の「声我慢してるの?出ないの?」の時もそうだったけど、2択の答えを先に与えてくれてることで、雰囲気のままYESと言ってしまわないようにしてくれてる。

というわけで、一緒にシャワーを浴びることになった。

初めて生のちんこを見た。勃起してるのかしてないのか、判別はつかなかった。

一緒に風呂に浸かって、ここの会話が一番面白かった。

面白かった?興味深かった。

最初に手で強くやりすぎたのがダメだったと思うんだ」

「そうなの?」

「そう、手って思ってるより力が強いから、刺激に慣れちゃうんだよ」

「そうなんだ」

「指入れられるの、痛かった?」

「うんう」

「2本入れたときは痛かったんだよね」

「うん」

「痛そうだなって分かるんだよ」

「そうなの?」

「輪ゴムで指を締め付けられるみたいな」

「え、すごいね

「1本の時も感じたんだけど、2本入れたときはかなり強くて、途中まではいけるかなと思ったんだけど、この第二関節が一番太いからさ、ここさえ入れば問題ないんだよ、でも第二関節の時にやっぱり引っかかる感じがしたから」

いや、マジでその話興味深すぎるからあと30分くらい聞かせて欲しい、と思ったけど、時間時間だったのですぐに湯船を出た。

粘液がねとねとして気持ち悪いのと、キスされた口を洗いたいと思っていたら、ちゃんと先に出てくれた。ありがたい。思う存分洗う。

この辺ではもう、全裸に対する羞恥心が全くない。

そんなものは序盤の脱衣所が無いところがピークだった。

お互い背を向けながらそそくさと服を着る。ちょっとマンネリ気味のカップルみたいで面白い。

と思ってたら、ブラをつける時にストラップをつける手伝いに来てくれた。

ブラのストラップ、外されるより付けてくれる方がときめく気がする。

「いつもホック何個め?」と聞かれて、プロってすげえなと思った。そう、あれ1個変わると気持ち悪いんだよね。

そんな感じで着替え終わって、相変わらず会話の弾まないまま駅まで送ってもらって解散した。

分かったこと&変わったこ

・なぜか乳首めっちゃ勃つようになった

(ただしクソマグロなのは変わらない)

・やっぱり「痛い」は伝えないといけない

・抱かれても興奮しないが、嫌悪感があるわけではない

・私は思ったより羞恥心が欠けている 

・というより人間として感情が欠けている

プロはマジすげえ

・ブラは外してあげるより、付けてあげる

キスは嫌い

処女膜は輪ゴム

性に興味はあるものの、男から責められるセックスに興奮しないことが分かって良かったです。個人的自分はSではないか疑惑があるので、今後何かの機会があれば検証してみたい。

あとは、女の子ともヤッてみたいな。以上。

2020-06-13

成人したので,ソープ童貞を捨ててきた話

先日,吉原に行って童貞を捨ててきた。誰かの参考になればと書く。

はじめに

人間は3大欲求を持っている。食欲,睡眠欲,そして性欲。物心がついた頃から誰しも少なからず持っている。

睡眠欲,食欲,これらはたやすく満たすことができるだろう。しかし,性欲は違う。したいと思っても簡単には満足するまで満たせない。

ラーメン屋のようにパット入ってサクって抜いてもらうこともなければ,毎日家にあるわけでもない。

コミュ障非モテ童貞こじらせオタクな俺は,"本物"を夢見て自分自分を慰めて気休めとするのだ。


ある日,友人らに冗談半分で「金くれたらソープ行ってレポート書いてやるよwwww」と言ったら,本当に誕生日に2000円ずつカンファが来て,計22000円集まってしまった。言ってしまったらあとには引けない。というわけでこのレポートを書いているというわけだ。


ソープ実態

風俗代名詞であるデリヘル基本的に本番(挿入)ができない。これは,法律上問題である

しかし,ソープ風呂屋である店舗側が性的行為管理してないため,本番行為問題ないというわけだ。

そのためか,ソープには"入浴料"と"サービス料"の2つがある。入浴料は店舗側に渡す金,サービス料は個人事業主である嬢に渡す金というわけだ。

HP情報誌には入浴料のみが掲載されている事があるので注意が必要だ。ネットで総額とggればたいてい出てくる。まぁ総額一括支払いの店も多いわけだが...

ソープといえども,種類がある。大衆店,中級点,高級店,超高級店...

大衆店は2万円~時間も60分程度である。もちろんコンドームの着用は必需だ。

中級店は4万円~時間も90分~と少し高くなってくる。このくらいになると非着用が可能な嬢も出てくる。またマットプレイというのも可能らしい。

高級店はピンきりだ。ここぐらいになるとほぼ中出しできるらしい。


今回は2万円もらったため大衆店に行くというわけだ。大衆店だからと言って,嬢のレベルが地に落ちるレベルでひどいというわけでもないので問題ないだろう。


選定と予約

店の選定には苦労した。自宅の近所という縛りもないため店がふんだんにある。ソープメッカ吉原だけでも数十と店がある。

無料クーポン券を発行しているサイトや,予約システムを構築しているサイトなどを見たがさっぱりわからん

友人のすすめもあってか,吉原にあるランキングサイト1位の店にすることにした。1位ならハズレもないだろう。


次は嬢の予約だ。ソープは予約しないとだれがいるかからない。2日前からネット予約できるようだったので,童貞らしく童顔で小柄でかわいくて優しそうな子を狙った。が,お目当ての子は予約バトルに敗れて予約できなかった。まぁほかにかわいい子が空いていたので予約した。よく嬢選びは日記を見ろというが,日記見てもわからんかったので感覚で決めた。


予約は11時。朝のほうが安いし行動もしやすいのでこの時間にした。


入店

風俗と言ったらどういうイメージを持つだろうか。行ったことのない多くの同士は,ホストみたいな見た目をした柄の悪そうな男や,小太りで無愛想な中年男性タバコを吹かしながら受付をしているというイメージだろう。個室ビデオ店の店員風といえばわかりやすいだろうか。そんな想像をしていた。

しか現実は違った。ホテルを思わせるような丁寧な接客とビシッと決まったスーツ。髪も変に固めておらず自然な感じとイメージを覆す丁寧な接客だ。

そんな受付で名前を言い,コロナ対策の検温,爪のチェック(伸びてないか確認)を終わらせる。すると,希望シートというものを受け取る。これは,予め希望するプレイを書き込むシートだ。攻めがいいかけがいか。着衣がいいか脱衣がいいのか。タメ口がいいのか敬語がいいのか...。こじらせた童貞オタクである俺は迷わず,受け,着衣,タメ口を選んだ。ほかにコメント欄があり書き込めるようだったが,"イチャラブどろどろのとろけ合うようなsexがしたい"と書くのも童貞匂がキツすぎるので結局書かずに提出した。そのあと待合室に案内される。待合室はソフトドリンク飲み放題と大画面でテレビが流れていた。喫煙室が設置されており,ここにまで分煙の流れが来ているのかと感じつつ,お茶を飲みながらそよそよしながら待つのであった。


ご対面

"6番様〜"男に番号を呼ばれる。

嬢とのご対面だ。カーテンのかかってる階段に案内される。下に映る足を見ながら期待と不安つのらせてカーテンをめくる。

そこには,"写真通りの超絶美少女がいた"わけではなく,写真とは若干違う少し年上の女がいた。とはいえ顔は整っており,かわいい。中の上といったところだろうか。まぁ風俗ではよくある話で,まぁそのとおりであると感じた。手をつなぎながら階段を登り部屋に入る。そこは,まさにプレイのための部屋であった。


入室

部屋は6畳ほど,手前左にベット,手前右に服を置く棚,奥右に風呂,奥左に洗体場とすべてが詰まっている。部屋は薄暗くそれっぽい雰囲気がある。まさにヤリ部屋。まぁそうなんだけど...。

大学生かとか童貞かとか適当な話をしながら,いわれるがままに服を脱がされる。彼女の服も脱がす。憧れの女体というのになぜかドキドキしない。俺はこの時点でイケるか不安になった。

どうでもいい話を繰り返す。彼女はたわいない話を積極的にしてくれるが正直疲れた

同窓会行った?」と聞かれた。別に嘘つく理由もないのに"行った"と言った。適当に辻褄合わせの会話をする。彼女も俺が嘘をついていることはわかったかもしれない。彼女の頑張ってる感と,素直に会話できない自分に嫌気が差した。


前戯

まずは凹字型の椅子通称スケベイスに座らされる。手で泡を作り,股間を中心に丁寧にあらわれる。そのあと隣の風呂に入る。その間に歯磨きイソジンうがいをする。

するとおまちかね,潜望鏡だ。潜望鏡とは,男性のまたの間に入り湯船から顔だけをだしてフェラすることだ。フェラ気持ちい・よくないの段階に入る前にあっさりと終わってしまった。もう少しやっていただきたかったが,内気な俺は流されるまま次のフェーズへと写った。

ベットに移ったらキス,それもDキスだ。ベットに横になるように言われ横になる。

そしたらなぜかうまいDキス講座になった。別にそんなの求めていないが勝手に始めた。

彼女いわくうまいDキスとは普通キスから,舌を出して舌と舌をチロチロ舐め回すことらしい。AVで見るような口をあんぐりあけてやるものは魅せるためのもの気持ちい物では無いという。こちとら経験がないに等しいためわかるはずもなく,言われるがまま行う。気持ちい・心高ぶるという感情も抱かず素直にDキスをする。あぁこんなもんかと。

そのまま徐々に下に行く,乳首もなめられる。同時にペニスもいじられる。ペニスを弄られるのはやはり気持ちいい。これは本能だろう。カリ首をいじられたときはきたねぇオス声も出てしまった。単純に敏感だからだが...


そして本番へ

そろそろ入れたい?と聞かれたから二つ返事で入れたいという。やってみたい体位をきかれたので,童貞らしく素直に騎乗位を選んだ。腰の振り方なんてわからない。彼女に任せるのが一番だと思ったからだ。事前に責められ俺のペニスはビンビンだ。ペニスコンドームをつけられ,彼女マンコに俺のペニスを当てる。彼女は喘ぎ声をだしながらゆっくりと腰を落としていく。ペニスマンコを切り裂くように入っていくわけでもなく,どちらかというと障害のないゆるふわオナホペニスを突っ込むような感覚だ。自分感覚と,彼女の喘ぎ声が釣りわず,下手な演技にさえ聞こえてくる。人の体温同士なのだから,当然マンコが温かいと感じることもない。何一つ特別感情を抱かなかった。

彼女パンパンッと喘ぎ声を出しながら腰を振り続ける。彼女の裸体には興奮しないどころか,喘ぎ声で萎えすら感じる。「本当にイケるか?」などと考えながらゆるふわオナホのようなマンコの感触を味わう。

ものの数十秒で体位を変えるか聞かれたので正常位をする。彼女の又の前に膝をつき,ヘコヘコと腰をふる。噂に聞く通り正常位は疲れる。

こちらも,ものの数十秒でバックを提案されたのでバックをする。膝立ちになり彼女の尻を持って,おもうがままにペニスを打ち付ける。これこそまさにオナホを扱ってるような気分だ。彼女に対して興奮できないのだから...

もう一度騎乗位をしてもらう,おかずがない中でゆるふわオナホにしごかれているのだから,イケるか不安になってくる。実際ペニスも完全フルボッキから少し萎えてきていた。

相手も察しが付いたのか「緊張し過ぎでしょ~(笑)」とか言ってくる。別に緊張なんてしていない,興奮できていないだけなのだ...。

カリ首を手コキされもう一度立たせる。イきやすそうな体位を聞かれたので,バックと答える。自分の好きなように腰を打ち付けられるからだ。

ついでにコンドームをLサイズに変えて再び腰を打ち付ける。正直さっさと射精して終わらせようかと考えていた。足ピンをしたようにペニスに力をいれ無理やり自分イカせる。彼女ことなど考えずに自分がイクことだけを考え生オナホに腰を打ち付けた。彼女に「イキそう」と伝える。彼女はそのまま「イッていいよ」という。何も考えずに射精をした。べつに気持ち良いわけではない。ある意味作業のような射精だった。


事後

終えたあとはまたもや謎のSEX講座を聞かされ,適当に相槌を打って過ごした。ピピッとタイマーが鳴り体を洗浄する。洗浄はあっさり,泡で体やペニスを洗われ風呂に浸かる。

服を着替え彼女と部屋を出る。最後ソープにはまらないようにと謎の忠告をされた。本当に心配してくれたのかもしれないが,俺には俺への拒絶に聞こえた。

階段下のカーテン手前でお別れをし,待合室で飲み物をがぶ飲みしアンケートを記入する。そして,複雑な心境を抱えながら店を出るのだった。


最後

今回の体験SEXが良いものだったかと聞かれても,二つ返事でyesとは言えないだろう。

しかし,いい経験になったのは確かだ。いいも悪いも小学校高学年から憧れたSEXを味わえたのは幸せである

しか普段オナニーを超える気持ちよさかと言えばそれは偽である

そもそも普段同人音声で抜く,シチュエーション大事にする俺にはSEXのものが向いていないのかもしれない。


とある同人作家が言っていた。

童貞には童貞のみが持っている力,童貞力がある

これは正しいと思う。童貞からこそ女体に強い憧れを抱き,強い妄想を得る。童貞からこそ夢を抱き,思いを馳せることができる。


しかし俺はまだ,心に童貞力を宿している。

強い妄想をし,思いを馳せ続けている。

実際には無いかもしれない"本物"を夢見て...

2018-12-08

正直に告白すると設計間違えた

始めは研究室内で使うおもちゃだったし、重要なのはハードウェア挙動であってコマンドはどうでもよかったんだよ

から起動は「スバル」停止は「バルス」ってノリで決めた

そしたらいつの間にか装置はでっかくなる、町のインフラに使う、しまいには城市全体を注に浮かせる原動力に使うようになったんだけど

本格的に使うようになったタイミングでもう一回設計し直すべきだったと思うよ?

から作ったコマンドは「リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール」みたいに

ちゃん文法になってるし安全だし拡張あるじゃん

 

まあでも起動停止コマンドなんて今更変更したらどこまで影響範囲広がるんだ

なんて文句も出てくるし、しょうがない

安全のため二人同時に手をつなぎながら唱えないと発動しないようにしたか

しばらくこれで運用して

 

引き継ぎの人がちゃんとしてくれるよたぶん

2018-07-03

街を囲む山々のてっぺん雪化粧ですっかり白くなっている。師走も半ばを過ぎ、世間では年末にむけて慌ただしさを増していたが、私の勤める会社のは例年になく穏やかなもので、みなのんびりと業務をこなし、そこには一年が終わりに近づくしんみりとした空気と、その前に控えたクリスマスに対する浮かれた空気が混在している。

 その日も、五時を回るころには私の業務はあらかた終わってしまい、六時の終業までの時間自分の席でもてあましていた。することがなくなるなんて、普段なら考えもよらない。たとえ休日を家で過ごすとしたってなんだかんだで忙しい。いつだって体や頭を動かしているのが当たり前で、不意に何もしていない時間が訪れると、なんだか悪いことをしているような後ろめたい気持ちを感じてしまうのだ。

 何かすることはないかな、と思い、作成した書類ファイルをもう一度点検したけれど、仕事は出てこない。

八坂さん」

 居心地悪く椅子の上に佇んでいると、同期の、そして高校時代からの知り合いでもある月島君が話しかけてきた。

コーヒーでもどう?」

 彼が差し出してくれたコーヒーを受け取る。

年末なのに暇だね。この会社潰れるのかな」

 そう言って、彼は笑った。特別整った顔立ちというわけではないけれど、逞しい体と、爽やかで人の良さそうな笑顔は、会社女の子に好感を持たれている。高校時代野球部キャプテンで、当時もそれなりに人気があった。

「そのかわり、年明けからは大変そうだけれどね」

 そう答えてから、私はコーヒーを口に含みかけ、普段とは違う香りに気が付いた。

ちょっと、これ、課長私物の、あの高いコーヒーじゃない?」

「あ、間違っちゃったかな」

 月島君はおどけてみせたが、ボタンを押すだけで出てくるコーヒーメーカーのコーヒーと、間違えようがない。

「ま、課長もたまにはこれくらい部下たちにサービスしてもいいと思うよ」

 彼は微笑しながらそう言った。

「たち?」

 辺りを見回すと、課長は丁度席を外していて、シマのみんなは一様に淹れたてのコーヒーを啜っている。部屋にはいつのまにか、コーヒーの良い香りがたちこめている。

「知らないわよ」

大丈夫だよ。課長は通ぶってるけど、違いなんかわかりゃしないんだ。こないだ、コーヒーまれインスタント持って行ったけど気が付かなかったし。ちゃん確認済み」

「用意周到なのね」

 私は遂に苦笑してしまった。

「お、いいね

「え?」

「いま笑った。やっぱり笑うとかわいいな」

気持ち悪いこと言わないでよ。びっくりするわ」

気持ち悪いっていうなよ。最近全然笑わないから、心配してたんだ」

 言葉通り、微笑を消して私をのぞき込むような目で彼は言う。

「そうなの?」

「そうさ。いつも根を詰めがちだし、ため息ばっかりついてるし。疲れてるな」

「うーん……」

「まあ、俺は笑わなくてもかわいいとは思うけど」

「もう、だからそういうのやめてって」

「なに、ただ同僚として思ったことを指摘してるだけさ」

 月島君は笑う。私は困って黙り込んでしまう。

月島さーん、仕事中に八坂さんを口説かないでください」

 向かいの席の山下さんが言うと、月島君は照れくさそうに頭をかいて、自分の席に戻って行った。

 椅子の上で、いつのまにか強ばっていた背中をほぐした。私的な会話を持ちかけられると、なんだか変に緊張してしまう。

 一人になってから課長秘蔵のブルーマウンテンを飲むと、柔らかで苦みのない味わいがコーヒー特別好きではない私にも美味しくて、ほっとため息が出た。


 仕事が終わり、買い物を済ませると、私は学校あろえを迎えにゆく。あろえと私は二人で暮らしている。何をしでかすかわからないこの妹を一人にさせるわけにもいかいから、学校が終わって、私が迎えに行くまでの時間ボランティア学生が面倒を見てくれている。

 いつも通りの時間学校に行けば、大抵あろえはすでに帰る準備をしていて、私が来るのを待っている。彼女時間にうるさくて、早すぎても遅すぎても不機嫌になる。かといって、定刻に迎えに行っても特別嬉しそうな顔をしてくれるわけでもなく、無表情に近寄って来てそっと私の手を握るだけだ。

 その日も、いつも面倒を見て貰っているその学生さんから簡単にその日の彼女についての報告を受ける。普段どおりの問題はあったけれど、特別出来事はなかったそうだ。それからいまの彼女学習状況。彼女が主に取り組んでいるのは、会話の訓練だった。

「このところ、すごい成長ですよ」

 と、その深沢という名の学生は嬉しそうに言った。

「前は、何かして欲しいものとか場所に連れて行って、触らせたりしながら単語連呼するしかなかったんですが、最近ではまず言葉だけで伝えようと試していますね。もともと彼女の中には、話したいっていう欲求自体はあるんですよ。だけれど、うまく話せないのがストレスになってたんだ。普段パニックも減ってきたんじゃないかな。なんだか全体的に大人しくなったような気がしませんか?」

 彼は去年からボランティアをしていて、私たちとの付き合いもも一年半になる。

 確かにあろえはこのところ成長していると思う。その功績の大部分は彼によるところだと、私も先生も認めざるをえない。彼はいろいろと勉強してくれているようで、新しいアイデアをたくさん出してくれる。失敗することも多いが、それ以上の成果は上げている。

 会話の進歩があまり芳しくなかったあろえに、コミュニケーションブックを導入しようと提案したのも彼だった。当初は色々と不安もあったけれど、結果としては大正解だったと思う。

「ただわからないのは、言葉自体は、結構複雑なものでも理解出来ているようなんですが、簡単なことが出来なかったりします。自分名前に反応しなかったり。いや、自分をさしてるとはわかるらしいんですが、あなた、とか、お前、みたいな言葉と同じものだと思ってるみたいで、自分から人に呼びかけるときにもたまに使ってしまます。何度教えても直らないんですよ。間違って覚えてるのかな。気をつけて呼びかければ反応してもらえるから、今のままでも実生活特別な不便はないとは思うんですけれど」

「ああ、それは……」

 気づいたのか、と思いながら、私は言葉を続けた。

「むかし、家でアロエ栽培していて、母がよく話しかけていたから、それと自分名前区別がつかないんじゃないのかしら」

「うーん、そう言うのって、あるのかな。」

「ほら、犬なんかも、そうやって名前の覚え違いするじゃないですか」

「そうですねえ……」

「でも、思い付きですから全然違う理由かもしれないですが」

 彼が考え込んでしまったので、私はそう誤魔化した。

「とにかく、調べておきます自分名前をはっきりそうと知らないなんて寂しいですからね」

「すごいぜたふびーむ、つよいぜたふびーむ、じゅうまんばりきだたふびーむ」

 歩きながら、あろえテレビコマーシャルの歌を口ずさむ。鼻歌が出るのは機嫌が良い証拠で、私も安心する。

 とても歌には聞こえないその歌に、行き交う人は露骨視線を向けてくる。私も、すっかりこんなかたちで人に注目されることに慣れてしまった。それが良いことなのか、悪いことなのか知らないけれど。

 彼女手をつなぎながら、家までの道を歩いている。あろえの足取りは、バレリーナのような独特の歩き癖が出てしまっている。つま先立ちで、ひょこひょこと頼りない。ちょっと目立ってしまうけど、別に実害はないし、私の目からするとコミカル可愛いく見える。

 歩きながら私は、深沢君に指摘されたことについて考えていた。

 あろえ自分名前を覚えていないのには、深沢君に誤魔化したのとは別の理由があると思う。

 二年前まで一緒に住んでいた母はあろえを嫌っていて、医者自閉症と診断されても何一つ学ぼうともせず、適切な教育を受けさせようともしなかった。おかしな薬を吐くほど大量に飲ませたり、狐のせいだと祈祷に連れていって棒で叩かせて、活発なあろえが二、三日大人しくなったと喜んでいたが、それはただ動けないほど弱っていただけだった。当時はそんなものかと思っていたけれど、今思うと恐ろしさにぞっとする。足を捻挫しても平気に笑っているほど痛みに鈍感なあろえが動けなくなるなんて、どれだけ殴ったのだろう。

 もちろんそれでもあろえの状況は変わらず、変わるはずもなく、すると母は絶望してしまった。自分はとんでもない不幸を背負い込んでしまったと、周囲に愚痴をこぼし自分悲劇理解させることばかりに懸命になった。

 そして暇さえあれば本人に面と向かって罵っていた。周りが咎めても、どうせ本人は馬鹿言葉なんかわかりはしないのだから、何を言ったってかまわないんだ、自分はそれくらいつらい目にあわされている、と権利を主張していた。

 そして実際、当時の彼女は今よりもずっと言葉理解していないようで、何も言ってもまるで聞こえていないように見えた。それが、母の苛立ちをいや増ししていたらしい。私が高校に通っていたころ、学校から帰ってくると、母がこんなふうに語りかけているのを聞いてしまった。

「まったく、あろえって本当に迷惑子供ね。どうしてこんな出来損ないに生まれたのかしら。お母さんは本当に、あろえのおかげでいつも恥ずかしい思いばかりするわ」

 母がにこやかな表情で口にしたその言葉意味を、あろえ理解しているようには見えなかった。彼女普段どおりの茫漠とした顔つきで、言葉を聞き流し、母がくすぐると、嬉しそうに笑い声をたてる。「ほんとに頭が悪いのね」と母を苦笑させていた。

 父親が滅多に帰らない家で、昼のほとんどをあろえと二人っきりで過ごしていた母は、こんな言葉をどれだけ語りかけたのか。とにかく、この悪意に満ちた悪戯のなか「あろえ」と言う言葉はそこにいない誰かみたいに使われて、あろえ名前自分と結びつけることが出来ないまま成長してしまったんだと思う。

 もし、その記憶がまだあろえの頭に残っているのなら、自分名前など、この先ずっと知らないでいた方が良い。調べてくれると言っていた深沢君には気の毒だし、知ったところであろえが傷つくことはないだろうけれど。

「おかえりなさい」

「ただいまでしょ」

はい

 あろえは返事をしながら自分の靴をいつもの決まった場所に慎重に置いた。それから私の脱いだブーツの場所も気に入らなかったのか、2センチほど位置を整える。

 今日晩ご飯和食きんぴらごぼうポイントだ。あろえは歯ごたえのある食べ物が好きではない。これをどうやって食べさせるか、が私の挑戦である

 テーブルに向かい合って、自分食事をしながら、彼女の食べるのを観察している。きんぴらごぼうあろえお気に入りカラフルガラス小鉢にいれてある。あろえは二度、三度、視線を投げかけるが、手にしたフォークはなかなか小鉢に伸びない。

 私は彼女小鉢からゴボウつまみ上げ、自分で食べてみせる。自分領域を侵されたあろえは、じっと私を見る。

ゴボウが美味しいよ」

 私が笑うと、あろえ小鉢視線を落とす。

「食べてみてください」

「だめです」

「あ」

 彼女はいま、ブックを開かずに自分言葉で返事が出来た。簡単言葉だけれど、私は、嬉しくなってしまって、

「よく言えました」

 思わず褒めかけて、思いとどまった。返事自体きんぴらごぼうを食べたくないというわがままな内容だったじゃない。ここで褒めてはいけない。私はしばしばあろえを甘やかしすぎると指摘されていたのを思い出した。気を引き締めて問い返す。

「なんで駄目ですか?」

「なんでだめですか」

きんぴらごぼう嫌いですか?」

ごぼうきらいですか」

 褒めた傍から反響言語が出てきてしまう。しかも、どうあってもきんぴらごぼうなど食べたくないらしい。私はがっかりして、ため息をつく。

 結局、私の試行錯誤は虚しくにんじんを半分かじっただけで彼女きんぴらには手を付けずに食事を終えてしまった。

 食後には、空になった食器を私のも含めて流しに持ってゆくのがあろえ役割だ。家のことを毎日素直に手伝うのは、同じくらいの普通の子と比べても良くできた習慣だ。難点を言えば、ときに私がまだ食べ終わって無くとも持って行ってしまうくらいだろうか。

 テーブルの上に食器がなくなると、あろえ椅子に座ってテーブルに両手の平を貼り付ける。私が食後のコーヒーを出すのを待っているのだ。どうしてだか知らないけれど、この子お菓子ジュースよりも、コーヒーブラックで飲むのが好きなのだ

 私がマグカップを並べるのが遅いと、眉間にしわをよせてブックから言葉を拾い出し、コーヒーが出てくるまでその言葉を繰り返す。

コーヒーください」

コーヒーください」

 与えると、二杯目がないことはわかっているから、時間をかけて一杯を飲み干す。

コーヒー好きなのに、ニキビとか全然出来ないね

 あろえのなめらかな肌を見ながら言ってみたが、当然のごとく反応はない。マグカップを両手で包み込むようにして、まるで試験会場の受験生のような真剣な表情でコーヒーを飲んでいる。

 寝付きが悪くなることもあるし、出来れば夜にコーヒーを与えるのは避けたいのだけれど、彼女の集中した様子を見ると、生活にそれくらいの喜びがあってもいいのかなと思ってしまう。

 こうして黙って大人しくしていると、あろえは、うらやましくなるくらい整った顔つきをしていることに気が付く。そして実際、人にもよくうらやましがられる。ただ保護者立場としては、この子にとってそれは余計な危険をまねく大きな要素になってしまっているから、手放しでは喜べない。

 これでもし健常だったら、さぞモテたろう。普通学級に通って、同級生男の子と付き合ったり別れたりしていたのかしら。そしたら私たちはどんな姉妹になれただろうか。一緒にデパートに行って流行の服をああでもないこうでもないと話しながら選んでいたかもしれない。悩み事を相談しあったり出来たかもしれない。

 他人より少し風通しの悪い世界のなかで、この子は何を考えているのだろう。いくらか話すようになったとはいえ、その内容は何が欲しいとか何がイヤだとか、そういったシンプルで具体的な事柄に限られていて、心の立ち入った部分について語られたことはない。何を考えているとか、抽象的な事柄は一度も言葉したことがない。誰も彼女の本当の気持ちはわからないし、彼女の方からからせようともしてくれない。あろえ孤独を感じないのだろうか。

 食事が終わると、入浴。あろえが湯気のたつ体をパジャマに包むのを見届けたら、次は私の番だ。お湯に肩までつかり、入浴剤の爽やかな香りを鼻腔の奥まで含み、それをため息と共にはき出すと、あろえの声が聞こえる。また、歌っているらしい。きっとテレビを見ているのだろう。

 お風呂に入っている時間が、一番癒される。この町には温泉があるのだけれど、他人が入る外風呂より、一人でリラックス出来る家のお風呂のほうが安心する。私は風邪をひきそうなくらいぬるくうめるので、外のお風呂では熱いのに我慢しなければならないのだ。

 体温に近いお湯のなかを体の力を抜いてたゆたっていると、皮膚から溶けてゆきそうだ。本当に溶けてしまったらどれだけ気持ちよいものだろうかと想像する。私であり続けることには、めんどくささが多すぎる。

 会社で、笑顔がないと言われてしまったのは少なからずショックだった。外に出ているときはそれなりに愛想良くしているつもりだったけれど、私はそんなあからさまに余裕をなくしていたのか。

 もしそうだとしたら、きっとそれは先日の母から電話が原因だと思う。

「まだ、お前はあろえの面倒を見ているの?」

 母と会話になればいつもなされる質問だ。

 父と離婚したあと、この家にはもう住みたくないと母は隣町にある実家に帰ってしまった。そして、あろえをもう育てたくないと、家を売ってそのお金でどこか施設に預けようとさえしていた。そこで、丁度大学を出て仕事をはじめていた私がここに残って引き受けることで納得させたのだ。

「当たり前じゃない。お母さんとは違うわ」

 私の返事は、つい、喧嘩を売るような口調になってしまう。

「あの子病気なのよ。あんな獣じみた子が、人間と一緒に暮らせるわけないわ」

 母は私の敵意を無視して殊更に心配感情を込めて言葉を続ける。その親らしく装った態度が一層私を苛立たせる。

病気じゃないわ、障碍よ。それに、もう暴れて血が出るほど噛みついたりすることはなくなったのよ。お母さんがいたころより、随分と良くなったんだから

「じゃあ、治るの?」

「だからあろえのは、治らないとか、るとかいものじゃないんだって……」

「やっぱり一生治らないんでしょう? お医者さんも言ってたものね。頑張るだけ無駄よ」

 そんなことない、と思うが、咄嗟に断言できないのが忌々しい。私が黙ってしまうと、母は我が意を得たりと喋り出した。

「お前は充分やったわよ。もう自分のことをやりなさい。お前はまだ若いのよ? このまま回復の目処がたたないあろえの世話をしながら、お婆ちゃんなっちゃってもいいの? 良くないでしょう? あんなのに関わって、人生台無しにすることないわよ。お前もまだ一人前になりきってないのに、良くやったわ。恥ずかしがることなんかないわよ。悪いのは私だからあなた責任を感じなくてもいいのよ。あの子はお前に感謝なんかしない。お前が死んでも泣いてはくれない。どうせ何もわからないのよ」

「そんなのは関係ない」

 私の声から張りが落ちてしまっているのが、忌々しい。 「ねえ、お母さんが悪かったわ。それはわかってるの。だから、お願いだから、お前は自分人生を……」

 母が言いかけた途中で、私は電話を切った。黙り込んだ携帯電話を見ていたら、不意に涙がこぼれて、喉からは嗚咽がもれて、止まらなかった。泣きながら、自分は何で泣いてるのだろうと思った。衝動的で自分本位な母を私は嫌いだ。その言葉に泣かされるなんて、あっていいことじゃない。

 私には、どこにも行き場なんかないし、行ってはならない。ここが私の場所なのだ。そして、それは自分で選んだことなのだ。同じ環境に生まれたのに、妹より恵まれて育ってしまった私には、妹の出来ないことをかわりにしてあげる義務がある。彼女のために私の何か割いて与えるは当たり前なんだ。そうに決まっている。私のしていることはきっと間違っていない。間違っていないはずなのに。

 自分に言い聞かせていると、くらくらと目眩がしたので、バスルームを出た。体を拭き、服を身につけ、それでもまだ不安が心を支配していて、なんだか心細く、怖い。

あろえ

 テレビを見つめるあろえの横顔に、呼びかけた。聞こえているはずなのに、反応を見せてくれない。

あろえ

 二度、三度、感情を込めて呼びかけても、やはり彼女は振り返らない。

あろえ、こっちを向いて」

 私の妹は振り返らず、上半身をゆるやかに揺らしている。

 泣きそうになった。

https://www.saibunkan.co.jp/lechocolat/soft/ka_swan/images/preswan.htm

2017-08-13

義務教育中の芸能活動

やはり、そろそろ義務教育中の芸能活動法律禁止すべきだと思う。

そもそも義務教育中は働くこと自体禁止

だけど「子役」はどうしても代わりがきかないからという理由で、特例として認められているに過ぎない。

その代わり、労働時間とかに制約がある。

でも、最近義務教育中のアイドル活動は、はたして「子役」としての活動といえるのだろうか。

義務教育からアイドル活動みたいなことをしているから、未成年のうちから飲酒喫煙したり、

新幹線の中で不倫相手手をつなぎながら爆睡したり、不倫して元夫を自殺に追いやったりするような大人が出来上がる。

やはり、義務教育中は人間教育を含めて、まともな大人になるための準備期間とするべきだ。

2014-10-13

妻の乳がん発見と男の影

妻の乳がん発見と男の影

 妻に乳がん発見された。早期発見だが、片方の乳房全摘出することになり、かなり気落ちしている。

 妻とは共通の趣味である音楽で知り合った。音楽と言っても演奏する方で、それも固定のバンドではなく、同じ音楽好きな人たちがスタジオに集まって演奏する、という形のサークルのようなもので知り合った。結婚したのがちょうど1年程前。

 妻をサークルに連れてきた友人含めてサークル内で知り合った人たちでバンドを組んだりして、これまでごく普通生活をしていたので青天の霹靂だ。

 手術は半日、その後一週間入院。摘出した側の腕はリハビリ必要ということで仕事はしばらく休職することになった。

 手術は入院先の病院と執刀医のスケジュールの都合で1か月後となり、それまでは自宅療養。がんといっても胸のしこり以外に症状があるわけでもなく、手術するまでは特に生活に支障はないが、精神的に不安定かつ、診断結果を聞いた日から熱が出て、入院までは自宅で寝て過ごすことが多かった。起きている間は気持ちが落ちるような環境を一切排除したいとのことで、録りためたバラエティ番組をひたすら見ている。録画を見尽くすと、ツタヤバラエティ番組DVDを借りて来て見る、という生活

 番組を見て笑ってる時はいいのだが、ふと気が付くと横で泣いてことが多々あり、家にいる時はテレビを見るか、妻の涙を拭くのが専らの仕事となり、バンドも休止したため、自分ギターを弾いたり、音楽聴く時間ほとんどなくなった。俺は結婚してから職場で異動があった関係で土祝も出勤になってしまったため、今の妻の精神状態で家に独り残しておくのは心苦しかったが、なるべく仕事も早く上がるようにしたし、仕事以外の時間は全て妻との時間に費やした。

 手術2週間前くらいにようやく気持ち的に落ち着いてきたのか、俺の晩飯や昼の弁当を作ってくれるようになった。医者から特に制限されていることもないので、宣告前と同じように夜はビールも飲むようになったし、週末は病気を打ち明けた友人と会って飲んで、見舞いの品をもらって帰ってきたり。

 手術1週間前あたりで、妻が欲しがっていたLINEのスタンプを購入してやろうと、妻が寝ている間に妻のiPhoneを開いた。妻はクレジットカードを所有しておらず、iPhoneも私が支払いをしており、apple IDもクレジットカードを登録していないため、コンビニiTunesカードを買ってきたのでそれで購入してやろうと思ったのだ。だが、これが良くなかった。

 LINEのトークには妻とある男のやりとりがあった。その男バンドメンバーの一人だった。以降その男間男と呼ぶ(体の関係があるかどうかわからないけれど)。バンド内で既婚者は俺と妻のみだが、間男以外は全員彼氏彼女持ちで、間男は寡黙だが顔はイケメンの部類に入る顔立ちで、40手前で日々音楽中心の生活で絵に書いたような独身貴族といった感じ。

 俺はバンドのリハであまりにも練習をして来ないそいつを気に入っていなかったし、妻も寡黙というよりも暗い間男のせいでバンド内の士気が上がらない、とかアイドル好きの面食い(実際女優アイドル写真集DVDを購入するツイートをしている)などと揶揄して嫌っている様子だったので、LINE内で1対1でやりとりしていること自体が信じられなかったが、トークの内容からは前々から二人で会っているような感じだった。それも俺が仕事の土祝の日に朝から間男の家に行っているようだった。

 「週末会える?」とか「明日起こしに行っていい?」とか。手術直前には間男にも乳がん告白しており、その文面には「退院後には違う体になって帰ってきます」とあり、なんとなく体の関係を匂わせるものも。

 入院の日と、翌日(手術当日)は俺も仕事を休むと職場に告げていたので、入院前々日は仕事のやり残しを減らすため、仕事をして帰りが遅くなってしまった。その日は妻が音楽サークルのみんなに「みんなに会いたいなー」とLINEしていたのでその日の晩に「明日の夜はみんなと飲む?」と聞いたがうつむいたまま「いい」と言ったので特に会合は開かず。その後妻が風呂に行っている間にLINEを見ると、俺が遅くまで仕事をしている間に間男と会っていたようだ。

 入院前日。妻は昼間に昔からの友人(女性)と会う約束をしていた。帰りが何時になるかは聞いていたなかったが俺は前日に仕事を大方やってけていたので早く帰れそうだった。夕方から「晩ごはん食べてくる」とメールが来た。友人となのか、間男となのか分からなかったが俺は早く帰って独りで晩飯を食べながら妻の帰りを待った。

 待ってる間iPhoneを探す機能で妻の居場所を探すと、友人と飯を食べに行ける距離でもあったし、間男が家から徒歩で行ける距離でもあった。

 妻が帰って来ると俺が食べてたコンビニ弁当をやたらつまんで来るので「晩ごはんあんまり食べなかったの?」とか「何食べたの?」とか聞いてみたが生返事しか帰ってこず。風呂の間にまたLINEを覗くとやはり間男と会っていた。

 入院前日の晩飯に俺でもなく、サークルのみんなでもなく、間男を選んだのだ。体の関係があるのかは未だに分からなかったがこれは悲しい事実だった。

 そんなLINEを見てしまって、心の中がモヤモヤしたまま手術の日を迎えてしまった。手術は予定時間を90分ほど延長したものの、手術自体は無事成功し、妻がベッドごと病室に帰ってきた。これまでに医師から受けていた説明では、麻酔が切れた後は多少ボーっとしているかもしれませんというくらいだったが、帰ってきた妻の状態はそんなものではなく、息は荒く「苦しい、苦しい」とうめき、呼吸が上手くできない上に酸素マスクが口元にあるのも嫌がるといった状態でとても見ていられなかった。手をつないだり、頭をなでてやったり、そんなことも嫌がるためしばらくは看護師に任せ病室から出ることにした。昼過ぎに妻が病室から帰ってから俺は数時間を病室と同じ階の待合室で過ごし、晩飯を済ませてからまた病室に戻った。

 部屋に入ると妻は眠っているように見えたが、しばらくするとまた「苦しい」と言い出し、ナースコールを押しては喉が乾いた、腕が痛い、枕が高い、氷枕が欲しいと伝えて、まだ体が自分では動かせないようだった。何をしてやったらいいか分からなかったが看護師の作業を見てからは、ベッドを起こすだとか、飲み物を飲ませるとか自分でできそうな事は妻にしてやった。その日の晩は俺も病室に泊めてもらえることになった。その後数日は他の手術の予定がないとかで、結局俺も病院に4泊した。

 入院中、少しずつ元気を取り戻して、後半には一人でトイレに行けたり、半身を自分シャワーしたり、看護師に髪を洗ったりしてもらったりできるようになった。それ以外は自宅から持ってきたノートPCで借りてきたDVDでまたバラエティ番組を見ながら比較的穏やかに過ごした。看護師に髪を洗ってもらっている間、またLINEを覗く。「退院したらまた会ってね」だって。このモヤモヤ退院後も続きそうだ。

 入院1週間で大分元気を取り戻し、無事退院病院を後にして本人の意思で徒歩で自宅まで帰った。子供と歩くような速度で手をつなぎながらゆっくり歩いて帰ったが退院後2日もすると歩く速度も入院前に近づき、コンビニまでなら一人で歩いたりできるようになった。退院3日目には二人で居酒屋で酒も呑んだ。まだ一人で遠出はしないだろうと思っていた退院4日後にまた間男と会った。また俺が出勤している祝日の日にだ。午後一iPhoneを探すを起動すると、ちょうど自宅の最寄り駅にいる。きっとツタヤのある駅にでも行くのだろうと思ったが、ツタヤがある駅とは反対側に進んでいる。そして間男の住む駅へ。iPhoneGPS機能の精度の良さには驚く。間男の家に妻のiPhoneがある(バンドミーティングで部屋には俺も妻も行ったことがある)。結局午後1時から3時まで2時間滞在していた。

 退院後初めて会いに出かけたのも間男の所か…。

 きっと部屋で一人でいるのも滅入るし、寂しいんだろうな。でも会うのはそいつじゃなくてもいいだろ。

 この文章を打ったのがこの日の出来事。

 今後の事を考える。

 1案)現状の情報だけを妻にぶつける。LINEを覗いたことやiPhoneを探すで居場所を調べた事は怒るだろうな。

 2案)現状維持バンドも続ける。ただし、間男とは一言も話さない。妻も間男も何かしら感づくかもしれない。

 3案)バンドは続けない。間男とも会わない(間男が別でやってるバンドライブにも行かない)。間男の他のバンドメンバーとか、対バンとも夫婦で繋がりがあるので、交流の取捨選択に不自然な所が出てくるので妻は何か感づくかも。

 4案)体の関係を突き止める。入院前については調べようがないので今後の証拠を掴むにも妻のリハビリがしばらく続くのでこれはしばらく後になりそう。そもそも体の関係があるかどうかも分からない。逆に体の関係が前も今後もないなら問い詰める機会すらないのでモヤモヤを抱えたまま生活を続けることになる。突き止めるにしても興信所を頼るほかないので費用がかかる。興信所から体の関係否定された場合1~3案をまた考えなければならない。関係が発覚した場合は即刻離婚だろうな、問い詰め方はまた考えるとしても。

2014-01-23

ラブラブセックスの楽しさ

風俗とかワンナイトとか短い付き合いしか知らない人は損してるなあと思う。

長年付き合っている彼女とは未だにラブラブセックスをする仲だ。

というか、セックスの良さが二人を結び付けているのかなあとも思う。

喧嘩してもセックスすれば気持ち良すぎて仲直り。人にはあんまり言えんが。

具体的にどんなことをしているのか

長い長いハグから始まる。相手の目を見て、嫌そうならやめる。

エロい気分になってくると身体が熱くなって目が潤んでくると思う。

そうなったら開始。疲れてるとき時間ないときハグだけで終わるときもある。

どちらからともなくいっぱいキスをする。

ちゅっちゅっとする軽いキスからまり

相手の唇を軽くくわえてみたり、舌を絡めたりする。

この時、感触やニオイが気持ち悪くならないよう

二人とも唇が乾燥しないように、とか口臭がしないように、とか割と気を遣っている。

忘れがちなのが髭のジョリジョリ。自分はひげが濃いからあんまり相手に当たらないよう気をつける。

この段階でも疲れたり嫌だったりしたらやめる。

服の上から好き勝手さわりあいっこする。女の子の身体はふわふわしてて気持ちいい。

痛くないように気をつけながら胸とかおしりとか、やわらかい好きなところをふわふわ触る。

相手は俺の体の硬いところが好きらしい。あそこだけじゃなくて筋肉とか肩とか。

このときみっともないように、普段から軽く肩まわりや腕、腹筋を鍛えておくのを忘れない。

相手が気持ちいいように、かつ自分も気分がいいように触ると自然ソフトタッチになる。

そのうちたくさんキスをしながらお互いで敏感なところを触りあう。

時間をかけて弱い力でさわる。どんどん濡れてくるのがわかる。

自分はこの時点でいきそうになるが勿体無いので我慢。

お互いこの段階で寝てしまうこともある。

けど、気持ちいいからそれでも別にいいという感覚

そろそろいいかな、という段階になったら挿入。

どんな体位でもできる限りいっぱいキスしながら行う。

片手が空いたら、必ずつなぐ。

ギュッハグするような体位になることが多い。

疲れてるときとか射精せずに終わるときもある。

終わると手をつなぎながらそのまま眠る

物足りないときは相手の身体をさわったりキスしたり。

お互いの気持ちが合ったらまた再開。

と、いうわけで時間のあるときしかできない。という悩みを友人に話してみると

「それってスローセックスじゃね?ww老人かよ!!」と言われた。

一連の流れは最低でも2時間はかかる。

特別勉強したわけではなく、気持ちいいのを追求していたら自然とそういうものになっていたらしい。

キスとかハグばかりするのが普通かと思っていたから、

風俗とかワンナイトとか、あんまり知らない人とセックスをするのが考えられない。

いきなりこんなに上手くいくわけじゃない

ちなみに言うと、自分達は処女童貞カップルではない。お互いに、前に数人としたことがある。

しかしお互い前の数人はマグロだったり、攻められすぎだったり、あんまり良くなかった。

二人の最初セックスがこういう感じだったわけでもない。

何度も肌を重ねるうちに段々具合がよくなってきた。

何が言いたいかというと

こういう相手や関係ができると楽しいよ、ということ。

誤解を招くような内容だが、会うとセックスばかりというわけではなく、

ちゃんと他のデートとかもしてます。でもセックスすごい楽しい

「いや、普通だろこんなんwwww」という意見とか「きめえwww」とかい意見あったら欲しいです。

他のひとたちのセックスが知りたい。自分達のはふつうなのかなー。

2013-12-24

他人の彼女を寝取ってやった

「あっ、みてみて、ほら、あそこ、おっきなクリスマスツリー! きれいだなあ。」

「おお、ほんとだ。 でもさ、お前のほうが、ずっときれいだよ。」

「もうっ。」

クリスマスイヴ大通りは賑やかだ。

ふだんは静かなこの街も、年に一度の大イベントとなれば、カップルの会話があちらこちらに響きわたり、イルミネーションによって鮮やかに照らしだされる。

俺は手袋をした両手をポケットにつっこみ、人ごみの中に立ち尽くすと、夜空を仰ぎ見、ふーっとひとつ息を吐いた。

星明かりと白い息とが相まって、えもいわれぬ風情を感じさせる。

ああ、今日イヴなのだ

一年に一度のこの日が、今年もまたやってきたのだ。

そう思う間にも、カップルたちは後ろからつぎつぎやってくるので、俺はふたたびゆっくりと歩を進める。


毎日立ち寄るコンビニ今日は様子がちがっていた。

店頭ではクリスマスセールなるものがやっていて、サンタクローストナカイの格好をした店員がケーキシャンパンを楽しそうに売っている。

俺はそれらに見向きもせず、いつもの弁当を求めた。この日はあまり売れていないようだった。

「お箸お付けしますか?」

「あ、えっと、はい、お願いします。  あ、やっぱりいいです。」

こんな特別な日にコンビニレジを打つ若い女が不憫に思われたけれども、おそらくバイトが終われば彼女も夜の街へ繰り出すのだろうと思い直し、コンビニの出口へ足早に向かう。

が、外へ出ようとして、酒を買い忘れたことに気がつき、引き返してカップ酒を一びん手にとる。


外は相変わらず寒かった。

けれども通りを歩く人々の顔には寒そうな気振りなどまるで見られない。

笑顔笑顔笑顔。だれもかれも気味悪いほど同じ表情をしている。

なにがクリスマスだ、お前らクリスマス意味も知らないで、ただ訳もわからず騒ぎまくっているだけだろう、まったく哀れなやつらだ。

そう思って鼻でせせら笑うと、コンビ二の前に座りこむカップルの会話が耳に入った。

俺は家で飲むつもりだったカップ酒をここで開け、こっそりと耳をすましてみる。

「いくよ、はい、あーん。」

「ちょっ、熱いって、ふーふーしてからにしてよ。」

おでんの湯気がもくもくと上がっている。

「きょうは最高の日だね。今年も雪は降らないみたいだけど、ユウくんが隣にいるだけで、私、しあわせ。」

「俺もしあわせだよ。こんなクリスマスは生まれてはじめて。」

「ねえ、ユウくん、このあと、どうする? ・・・・・ ホテル、行く? 私、もう平気だよ。ユウくんとなら・・・・・」

「いや、じつは、今まで内緒にしてたんだけど、俺さ、先月から一人暮らしはじめたんだよね。だから今日は、うちくる?」

「いくいく! うれしい! 今夜はずっと一緒だね。でも・・・ユウくん、やさしくしてね?」

「もちろん。だいじょうぶ。心配しなくていいよ。」

おでんを食べ終えた二人は、手をつなぎながら大通りへ歩き出す。

女が俺の前を通りすぎるとき、ほのかなシャンプー香りがした。

俺はひそかに深呼吸をして、そして思った。

よし、今夜は、あいつの彼女を、寝取ってやろう。


女は俺の部屋にいる。

ロングの黒髪を顔全体で撫で回し、におやかな雌の香りを思いきり吸い込み、小振りなお耳にかぶりついて、乾燥した紫の唇をうるわしい桜色に密着させる。

まっ白い首筋を無精髭で弄び、焦らしつつも徐々に下ってゆき、まあるいふんわりとした二つのものに舌と顔面とを埋めて、いつまでもいつまでも愛おしむ。

いよいよ息が苦しくなり、頭を上げ、黒縁のメガネをとると、夢の世界を浮かべて顔はおのずとほころぶものの、すぐにまた真剣な表情にもどり、女の秘境に勝負を挑んだ。

「あっ、あっ、やっ、だめっ、んっ、んっ、あっ、あああぁぁぁぁっっっ」

俺はなおも舐りまわす。

おい、どうだ、すごいだろう、感じるだろう、どうなんだ、おら、言ってみろ」

「あっっ、だ、だめっ、わたしには、わたしには、ユっ、ユっ、」

女の体中の水分を搾りとり、満足げな顔を上げると、こんどは岩のように硬くなった準備万端のもの秘境の深部めがけて突き刺し、野獣のように激しく動く。

「おら、どうだ、ユウくんより、いいだろう、気持ちいいだろう、ユウくんよりも上手ですって、ユウくんのより大きいですって、言え、言え、おら!」

俺は、女の瞳を見つめながら、自分のすべてを吐き出した。今日まで生きてきた数十年の歳月を、わずかな液体に収斂させて、力一杯解き放ったのである


ふぅ。

涙の浮かぶ目をあけると、今年もホワイトクリスマスだった。

2013-05-17

おっさん風俗で何をしているか知っています

昨日はたくさんの共感・肯定・否定・誹謗中傷コメントをニヤニヤして読みながら寝た。

共感コメントは単純に嬉しかったし、自分と違う思考の方の意見も大変参考になった。

ただし、1つだけどうしても許せない意見があった。



結婚して「やったー無料風俗ゲットー!」って……。このひとにとって妻は無料風俗女友達無料ホステスなのか。 / “おっさん水商売の店に行く理由” http://htn.to/k5m4t6



俺は、悲しい。

君のその了見の狭さ、偏見に満ちた思考、愛の無さが悲しい。

きっと愛されて来なかったんだね、かわいそうに。

でも、大丈夫

俺は君を見捨てたりしない。

いかい、よく聞いて。



妻は無料風俗女友達無料ホステスなのか?と言う問いは、本質を見誤っている。

『特定のシチュエーション』において、『風俗嬢が有料の理想の妻』であり、『ホステスが有料の理想女友達』なのである



そもそも、disっているお前は風俗に行ったことがあるのか?

スナックに行ったことがあるのか?

それとも働いていたのか?

風俗嬢水商売女性をバカにした口調でバッサリ切れるだけの偉い身分なんでしょうか?

神ですか?

それとも殿様か何かですか?

ちげーだろ、偏見だけで語ってんだろ。

そもそもな、30過ぎた男の性欲について、ちゃんと理解してんのかよ?

いか、特別に教えてやるからよく聞けよ。

30過ぎるとなぁ、もう性欲なんて減退してきてんだよ。

10代、20代の頃は射精したくてしょうがなかったが、今はもうあんまりしたくないんだよ。

昔は早漏気味だったのに、気付けば凄い遅漏になってるし。

体力無くなってきてるし。

頑張っていたしていても、途中でだるくなってきて「では、今日はこの辺で。」なんてことが結構あるんだよ。

出来れば激しく腰なんて振らずに、イチャイチャだけしてたいんだよ。

いっぱいキスしたり抱き合ったり、愛されてるって実感するようなことをお互いし合いたいんだよ。

正直射精について言えば、セックスよりオナニーのほうが楽なんだよ。

30代以上にとって、セックス射精のためではなく、精神的満足感を得るための場なんだ。

まずはそこをしっかりと抑えて頂きたい。



で、本題だが、30過ぎた男が風俗でなにしてるか知ってるのかよ?

一緒にソープ行って、頑張ってる旦那の腰の動きに合わせて手拍子でもしてたのかよ?

オッパブの店員みたいに。リズミカルに。

してねーだろ。

何も知らねーくせに、全否定してんじゃねーよ。

いか、30過ぎの男はな、エロいサービスなんてまともに受けてないんだよ。

ベッドに腰掛けて、手をつなぎながらおしゃべりしたり、おっぱいに頬当てたまま黙って泣いたりしてるんだよ。

最後にちゃちゃっと射精することもあるが、しないで帰ることも多々ある。

ストレスではちきれそうな心を綺麗に洗ってもらいに行ってるんだよ。

ちょっとカビ臭い部屋の、ピンクバスタオルを敷いた硬いベッドの上で、僕らは静かに泣く。

田中泰延も言ってた、湿度は人間からプライドを奪うって。

・・・・・・・・・・・・

嫁の実家の隣駅に買った35年ローンのマンションから毎日時間半かけて通勤して

会社上司に怒られて

後輩は言うこと聞かなくて

すり減って

すり減って

やりきれなくて。

同期誘ってさくら水産に飲みに行って

たくさん愚痴って

飲み過ぎちゃって

でも気分が晴れなくて。

そんなボロボロの状態で帰ってきた夫が、

「酔っ払ってチンチンは立たないんだけど、おっぱいに顔を当てて泣きながら眠りたい」って言ったのを、

お前は常に笑顔で受け入れているのか?

臭いとか

ウザいとか

ひげが痛いかキスすんなとか

こっちは疲れてんだよ早く寝ろとか言わずに、

優しく抱きしめてんのかよ?



風俗のおねーちゃんは、そんな俺を何も言わず優しく抱きしめてくれるんだよ。

女神以外の何者でもねーよ。

ありがとう、本当にありがとう


スナックホステスさんも一緒なんだよ。

別に恋したりしねーんだ。

他愛もない話をしたいだけなんだよ。

何度も俺は言っただろうが、一緒に飲む女友達いねからスナックに行くんだって

友達の要素をホステスさんに求めてるんだって

男は女友達と会っている時に、恋しちゃってるのとは別の感情幸せ感じてるんだよ。

フワフワした時間って、そういうことだ。

わっかるっかな~?わっかんね~だろ~な~。



大体な、奥さんは無料じゃねーんだ。

一番高い買い物なんだよ。

奴の生活全てオレが背負ってんだ。

メシ代もマンションと車のローンも電気ガス水道携帯電話代アイツの奨学金の返済まで俺が払ってんだよ。

子供やらせたいという習い事も全部受け入れて、俺が稼いできた金で水泳ピアノ英語教室に通わせてんだよ。

奥さんの友だちとのメシ代洋服代化粧代使われていないダイエット器具の代金・・・全部出してんだよ。

最近は犬を飼いたいと言い出しやがった。



で、残った僕のお小遣いは月4万円です。

犬が来たら3万円になるかもしれません。










でも、それは僕が望んで選んだ人生です。

奥さんの幸せは僕の幸せです。

彼女が大好きで

ずっと一緒にいたくて

彼女笑顔を見ていたいか結婚したんです。

その奥さんに、ちょっとだけフワフワした時間求めちゃいけませんか?

月に三回くらい、夜、僕のお話聞いていただけませんか?

一緒に寝ちゃ、いけませんか?

僕は贅沢言ってますか?

愛・おぼえていますか



専業主婦が大変なのもわかります

子供のために色々頑張ってくれてます

今、子供が小さくて、僕の相手をする精神的余裕が無いのなら、

せめてその間だけでも、有料の奥さんに頼っちゃいけませんか?

ねえ、いけませんか?

風俗行く金なんて無いけどな・・・



・・・・・・・・・



暗い部屋で一人 テレビはつけたまま

僕は震えている なにか始めようと

外は冷たい風 街は矛盾の雨

君は眠りの中 何の夢を見てる?

時代裏切りも悲しみも 全てを僕にくれる

眠れずに叫ぶように からだは熱くなるばかり

Good Night 数えきれぬ Good Night 夜を超えて

Good Night 僕らは強く Good Night 美しく

儚さに包まれて 切なさに酔いしれて

影も形もない僕は

素敵なものがほしいけど あんまり売ってないか


せめて、スナックに行ってはいけませんか?









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おっさん水商売の店に行く理由 http://anond.hatelabo.jp/20130515153030

おっさん風俗で何をしているか知っていますか http://anond.hatelabo.jp/20130517180521

おっさんの話を読んでくれてありがとう http://anond.hatelabo.jp/20130523134045

2013-01-27

うわーんやだやだ

私もお友達手をつなぎながらお買い物したりしたいよー

あんまん買い食いしてはんぶんこしてえづけしたりされたりしたいよー

日曜日仕事してたくないよー


なんで私孤独仕事中のおっさんなんだろう

 
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