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はてなキーワード: 悟性とは

2023-01-02

anond:20230102010941

俺も高校クラスメイトは男女ともに即物的人間が多くてソリが合わなかったし、多分今も合わない

ああなりたいとは欠片も思わないし、感性悟性が合う人間を見つけるのは人生大事目標の一つかもな

2021-08-25

ユークリッドからガウスの手前くらいまでの数学は、我々の感覚から自然に延長された世界の把握の仕方である

一方、19世紀初頭、リーマンガロアあたりから登場した現代数学の基底となったアイディアは、一見、実世界では観察されえないものの、人間もつアプリオリ思考からは確実に真相を表していると考えられる世界宇宙のとらえ方である。前者は「悟性」、後者は「理性」に相当するのではないか、と解釈しながら読んだ。

「AはBである」という命題には「分析命題」と「総合命題」の2種類あることが示されている。

分析命題」は、言い換えのようなもので、Aをよく吟味すれば、Bであることがわかる。「総合命題」は、「理性」を必要とし、思考の飛躍が必要である。つまりAをいくら眺めたところで、Bはなかなか出てこない。BはAの世界の外にある。

昔、大学初年のころ「数学は単なる式変形や定義トートロジー(言い換え)であるからまらない」と言っていた友人がいた。彼はその後数学から哲学科に転向した。

中学生のころ、速く動くと時間が遅れるとか、空間が曲がっているとか、そういう相対性理論の話を聞きかじったときに、なぜそういうことが人間にわかったのか不思議に思った。

悟性」の単なる延長上で、数学を進めていっても、数学トートロジーであったならば、現代物理でわかっている宇宙素粒子構造理解できなかったに違いない。つまり現代数学理論物理は「分析命題」によるのではなく、「総合命題」の積み重ねによっている。

この本は、なぜ、このような理解可能であるか、を説明しようとしている本なのではないか。本書のすごいところは、現代数学現代物理学が誕生する以前に書かれたにもかかわらず、現代数学の諸概念を考えるきっかけを作ったのではないかと思えるところだ。実際、リーマンガロアが出現した時代は、この本が出た直ぐ後であり、本書が、まるでその後の現代数学誕生を予見していたかのように見える。さらに、現実宇宙がまさに、それらの現代数学によってしか記述てきないものであることを発見したアインシュタインや、物質状態に不確定性を見たハイゼンベルクなどドイツ系理論物理学者は、若い頃にカントを読んでいた節がある。

現在では、宇宙が量子場の曲がった多次元空間であり、群の対称性から素粒子とはまさにその多次元空間の変換の規約表現のものであることが発見され、物質質量後天的に獲得されたものであることがわかり、人間思考実験によって、「理性」による「総合命題」が積み重なり、驚くべき宇宙理解が進んできている。

この現代数学物理学の飛躍的発展に、本書が間接的に果たした役割は、かなり大きいのではないか人類の残した書物金字塔の一つであろう。

2021-01-12

anond:20210112234018

正しいもの直感的に嫌悪する自分の脳と和解する話です。

私がクズなのは同意しますけど、自分が正しいと思うことを正しいという際悟性が一働きする必要があるめんどくさい人間がいるんだ、とだけわかってもらえれば。

追記右翼脳を持って生まれた事に悩んでいたが、はてブを見て救われ

anond:20210112165321

これ見て書きたくなった。

タイトルのとおりなんだけど、

いわゆる保守リベラル思想傾向って、脳みその作りによるんじゃないかなと私は考えている。

政治志向の本流から外れたどうでもいい些細なことまで、いわゆる「リベラル」と「保守」でどちらが共感を抱きどちらが反感を抱くのかの予想が、高精度で当たりすぎる。

もうこれはなにか根本的な思考傾向の違いだろう。

そして、私は右翼脳に生まれてきたようだ。

私は世界中マラソントライアスロンに参加するのを趣味にしていた(無論中断中)ので、人種わず国外の友人は多い。南極を除く全大陸に連絡を取り合う友人がいる。

グローバル企業と言われる企業に務め、英会話ネイティブには程遠く特段得意とは言えないが、まぁ不自由はない。

倫理哲学の名著等を呼んだ経験も特段専門に学んでいない人間の中では豊富な方であろうと思う。そういったもの学生~若年時代に読むのが当たり前だと思わせてくれる家庭に生まれたからだ。

いかにも、リベラル派の思考をしていそうなスペックだ。

だが悲しいかな私は右翼脳を持って生まれてきた。

本を読んでどれだけそのとおりだなと思ってもやはりリベラル派の言動にはイラつく事が多いし、右翼向けの情報に一瞬心躍るのである

私が米国に住んでいてもQアノン陰謀には乗らなかったろう。連邦議会乱入もしなかったろう。

しかし、BLMデモが略奪を伴っていたことにそれ見たことかと言い、トランプ投票していた可能性が高い。

トランプを支持していると言うより、民主党欺瞞に対する抗議として、7000万分の1ならばまぁ良いか、と判断したと思われる)

だが、頭ではわかっている。

俺の直感が感じていることの逆が正しい。

学生時代には自分感性と「正しさ」のズレを感じていたので、「自分なりの考えを持とう」と思い図書館南京大虐殺慰安婦に関する本を片端から借りてきて(無論、左右双方の視点からの)読んだりした。

基本的には「正しい」ことを言っている方に合点がいく。合点がいくのに、文章の端々がイラつくのである

自分矯正することに次第に諦めがついてきた。

俺は正しくない脳を一生コントロールして生きるしか無い。結構絶望に近い気分だった。

左翼脳を持って生まれてきたかった。

彼らは感情のままに書く文章がそのまま「新しい」「正しい」のだ。なんと羨ましいことか。

友人と話す時悟性フィルタをいちいち切り替えなきゃならない右翼脳持ちの気持ちがわかるか。

私は悔しい。素直にリベラル思考ができさえすれば、こんなアンビバレンツな感情を抱かずに済むのに、とずっと考えていた

そんな中、去年のコロナ禍の中で出会ったのがこのはてなブックマークだ。

NewsPicksみたいなのは肌に合わない。ツイッターはやかましすぎる。5chはもう卒業した。

そんな私にははてなブックマークは新しい居場所になった。

この適度な匿名性、アカウント制がちょうどいい感じだ。

そこで出会ったのがいわゆる「はてサ」だ

はてブで、5chやツイッターの様に実在性が確認できない存在ではなく、ただの煽りや演技でないガチ話の通じないリベラルがそこにいると感じられて、かなり救われた。

皮肉が混じっているのは否定しないが、これは本心だ。

彼らのコメントにはウヨへの純粋嫌悪が込められている。

私が普段感じている、知識と理性で編み出した思考の裏から沸き立ってくる、どうしようもないリベラルへの嫌悪を煮詰めてフィルタリングせずに開放するとこんな感じであろうというものが溢れている。

彼らは「新しい」「正しく」思考をごく自然に生み出せる脳を持っているのに、それを乗りこなせていない。

なるほど、感性が正しくても悟性コントロール必要な事例もあるのだなと合点がいった。

まり左翼脳を持っている人間も、人間である。怒り、苛つく。

思考をそのまま言葉にした時、「新しく」「正しい」源流から生み出されていても、「素晴らしい」ものになるとは限らない。

こんなかんたんなことに今まで気づかなかったのか、と浮力発見したアルキメデスの気分だった。

まり、正しくいたいと考えた時、自分の脳をコントロールするすべを身につける必要があるのは、人類皆の必須科目なのだ

自分で読み返してもなんか皮肉っぽい文章になったと思う。

はてサよ、自分の脳を過信するんじゃないぞ、と言いたい部分もある。

しかしこれは本心だ。

自分心臓が取り替え不能であるように、脳も取り替え不能だ。私はこの右翼脳と一生生きていく。できる限り正しくあろうと思う。

追記

みんな右翼脳で人格を作り直す努力をしなければ左翼脳になれないって、マジで人類お先真っ暗では?

自分の知る左翼のみなさんが全員そんな努力をしてきたってのはちょっと考えづらいと言うか、

よほど私に左翼になる才能がないということになるのか。つら。

2020-11-28

anond:20201128022302

これもな

お笑い番組の真似だなと思えればそれで市民権なんて言う感覚を与えてしま悟性についての反省も無しに絡みはじめたお前さんが謝る番なのは明らかにしておく

しからずさん

まず、にほんしねをやってくれと言ったのは別の人

そして、「にほんしねをやってくれ」というのは一言一句その通り書いてくれという意味ではなく、前回保育園落ちたを書いた人みたいに本音を言ってくれという願望である(とこちらには読める)

さらに、言葉かいによって話を受け取る受け取らないを決めていいというのは、何か名前がついててハラスメント一種である

もとより正式公式が最重視される環境で病んだのなら権威付けとは人を病ませるストレッサーなのだといえる

じゃ無くて論争はご自身の言いたい事言うだけの論理武装であり文脈整理に役立ちませんので意味無いです 悪しからず

謝ることでお前さんのストレス反応が減るだろうので

或いは減ると言う文言がお嫌いであれば謝って丸まって居ろと言うぐらいの価値観

アップグレードを与えてやる

お笑い番組の真似だなと思えればそれで市民権なんて言う感覚を与えてしま悟性についての反省も無しに絡みはじめたお前さんが謝る番なのは明らかにしておく

お笑い番組の真似だなと思えればそれで市民権なんて言う感覚を与えてしま悟性についての反省も無しに絡みはじめたお前さんが謝る番なのは明らかにしておく

2017-06-09

淫行関係

俳優小出さんが17歳と中出し淫行したとかでニュースバンバン流れてる。

芸能界経済界というかマスコミ的にはドラマCMへの影響がかなりでかいらしい。

ニュース見た範囲だと、酒席に呼ばれて出てきて普段からやりまくってそうな「被害者」様。

これで彼女が難癖つけて訴えたら周りでかなりの人が儲けたり損して賠償ふっかけたりするんだろうな。

一方、山本圭一さんは未だに人前に出てくるだけで批判というか非難轟々だそうな。

淫行発覚タレントと言えば、板尾さんやそのまんま東さんはなんでか山本さんほどには叩かれずに芸能界復帰して今はかなりいいポジションにいるし。

淫行って響き悪いけど、未成年同士だとバンバンやっても問題ないんだよね。

酷いのは大人に無理やりされて、女性だと特に未成年のまま妊娠してその後人生に悪影響あったり。

近親者にされてしまうケースはかなり気の毒だけど、実際問題多いらしいという闇の噂。

人間というか生き物としての本能に根ざした問題だし。

快楽というのはかなり知能が発達している人でも抗えない蜜の味だし。

理性や悟性だけで割り切れない場合があるし。

そう言うので迷って宗教に頼ってしまうのも道なんだろうけど。

から宗教関係者によるその手の迷った挙句のゴタゴタ話も多いので、誰もが安心できる道でも無さそうだし。

性の快楽人間が生身の生物である限り避けられない罠であり救いでも在るんだろうな。

#ぜんぜん違う話になってる・・・

2016-05-03

神の本性

ところで、神の本性には、常に存在するということが属すると、我々は明晰、判明に認知できる。

従って神の本性には、真に常に存在することが属しているといえる

省察6の内容検討

物質的専物の存在証明

①我々のうちにはある種の受動能力対応する能力能力感覚を刺激し、物質事物観念を送りこむ能力>が、我々の中か外に存在しなければならない。

②当然、この受動能力対応する能動能力・・・

③ところで、こうした能動能力は我々の中に存在するとは考えられない

④なぜなら、こうした能力能力は、我々の認識能力の中核である悟性の働き<理解する働き>とは無関係だし、また意思の力の支配下にもないから

⑤従って、こうした能動能力は我々の外にあるものの中に存在していなければならない

⑥ところで、我々の外に存在するはずの能動能力を持つものは、それが送り込む物質事物観念と同等以上の実在性を持っていなければならない

⑦こうした条件を満たすものとしては物質事物天使、神の3つが考えられる

2016-05-02

神が欺かないことの証明

神が欺かないことの証明

欺きは全て欠陥に基づく

ところで、存在証明された神は「すべての完全性を持っており、いかなる欠陥からも全く免れている神」にならない

従って神は決して我々を欺かない

ギモン)邪悪な霊による欺きの可能性は?

これに対する直接的解答は与えられていない。しかし「省察4」で展開される議論を参考にすると 恐らく次のように解答可能

仮に邪悪な霊をつくったのは神だから神が邪悪な霊を手先に我々を欺いていることに

ところが神は決して我々を欺かないから

こうしたことはありえない

従って邪悪な霊が我々をを欺くことはない

→以上の議論により「神または邪悪な霊による欺きの可能性」が打ち消されることに

従って、明証性の規則に従う限り「神または邪悪な霊による欺きの可能性を根拠物事に従うことはできない

省察4の内容検討

デカルトが感じる不安自分にこれまで何度も誤りを犯してきた。仮にこの誤りの原因が特定できないと、これから先も同じように誤りを犯すことになるのでは?

この不安を解消するため、デカルトは誤りの原因を特定する作業に取り組むことに。

私の能力 1(意識能力感覚し、想像し、記憶理解する能力

2(意思する能力→欲求し肯定否定し疑う能力

このうち意思する能力は極めて大きく神における意思する能力匹敵するほど完全。

なぜ?

意思本質→他から強制によることなしに自らの判断に基づいて何かを決断すること。

これを「私」は十分備えている。そしてその限界意思の力は完全に近いと言える

こうした強大で完全な意思する能力が誤りの直接的原因になるとは

考えられない

他方、認識能力はきわめて小さく不完全だが、我々を決して欺くことがない神によって与えられたものからこれが誤りの直接的原因だとも考えられない

→この結果一瞬デカルトは戸惑うがすぐにいい考えを思いつく

「それでは、私の誤りはいったいどこから生じるのであろうか。この1つ1つのことからすなわち意思悟性よりも広い範囲に広がるものであるゆえ、私が意思悟性と同じ範囲にとどめておかずに私の理解していない事柄にまで及ぼす、というこの1つのことから生じるのである

 
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