はてなキーワード: 従業員目線とは
マッサージに行くのが生き甲斐で、2週間に1回はマッサージ店に行っている。
運動不足とデスクワークで身体はガチガチ、大体1〜2時間コースを選んでいる。
マッサージ店は個人経営の意識高い系に行くようにしているが、予約が取れないときは、スタッフが何人もいる大型店に行く時もある。
私は30代で中肉中背なのだが、私よりも歳が上の老婆やガリガリの人がマッサージ担当としてつく時は、2時間もガチガチの体を揉ませることになってマジで申し訳ないと思っている。
マッサージ店の従業員は、2時間コースとかの時は「チッ、重労働させやがって」みたいな気持ちなのか、それとも「お疲れの身体を徹底的に癒してあげよう!」みたいな気持ちなのか、気になっている。
一度、マッサージ中に寝てしまって、目が覚めた時に時間中なのにマッサージされていないことがあって、それからはその店には行っていない。
当店はけっこう前から夜間の営業を辞めており、営業時間はAM 6:00〜PM 11:00となっている。あと1時間でセブンイレブンになれたけど、なれなかった。
では、いざ……。
当店は、夜〜早朝にかけての来客数がけっこう多い店だった。そこそこ車通りのある道路沿いにあり、高速インターも近い。長距離トラックや夜勤労働者、早朝出勤の労働者などが多く来店する店だったのだ。
そのため、夜勤は夕勤(17:00〜22:00)と兼業の夜勤、夜勤早番(20:00〜25:00)、夜勤遅番(21:00〜3:00)、フルの夜勤(20:00〜6:00 早朝の人手がなければ残業あり)といった感じで、メンバーそれぞれの都合により多様な働き方があった。そのため、夜勤のメンバー数が多く、しかも昼・夕・早朝のシフトの穴を埋められるだけのスキルを持っている人もいた。
夜間にシフトに入る人数も2〜3人ほどだった。
PM 11:00には店じまいをして、AM 0:00くらいまでには雑用と掃除などを終わらせて店に施錠・セキュリティをかけて帰らなければならない。翌朝店を開けるのは早朝勤の仕事となるはずだったが、早朝勤の人手不足が凄まじいので、現実にはほとんど毎日オーナーが朝5時に来て開店準備をやっている。現在のメンバーはフリーター1名、学生1名、Wワーク社会人1名、そしてオーナー。だが、フリーター1名以外はちゃんと戦力になっていないのが現状。PM 22:00〜は夜勤1人だけで全部の仕事をする。
何故かというと、オーナーが夕方〜朝までぶっ通しのシフトに入らずに済むようになったから。ただし、フリーターの夜勤の人が休みの夜は代替の人手がないので、オーナー自らが穴埋めをしなければならず、そんな日とその翌日のオーナーの機嫌はものすごく悪い。
夜遅くの仕事に女性を雇うのは防犯上のリスクになるってことで、当店ではずっと前から22:00以降には女性を雇っていなかったのだけど、そしたら夜勤は男だらけの夜勤は怠惰な野郎どもの溜まり場となってしまっていた。夜でもそれなり客が入るということで、バイトが3人も店に居るという時間があった。そこで、夜勤のバイトマン達は結束していかにサボり労力を減らして時給だけせしめるかという作戦を練り、実行していたというわけ。
彼らは夕方の廃棄時間の1時間前に廃棄予定商品を事務所に隠し、大量の廃棄を出して店を「夜は客の来ない店」にしようと画策した。夜の間にすべきたくさんの品出しを「昨夜は忙しかったので」と言って朝〜夕方のパート・アルバイト(ほぼ女性しかいない)に押し付けた。
また、夕勤限定のシフトに入って来た新人バイトにレジ打ち以外の仕事をさせずにスポイルして「夕勤が無能なせいで夜勤の仕事が出来なかった」と言い訳に使ったり、逆に面倒な仕事を夕勤に押し付けアゴで使うというような事をしていた。
当店の夜勤はとても忙しいという印象と、男だけで力仕事と危険な仕事をやってあげているという口実で(現実には昼勤のパートさんたちが重い商品の品出しを丸々かぶされていたのだが)、その他の時間帯の従業員からの苦情を封じていた。
現在は夜勤は原則20:00〜0:00のシフトなのだが、22:00までは夕勤と組んで仕事をしなければならない。夕勤は女性店員が多いのだが、女性は先輩後輩の上下関係で黙らせたり子分にしたりしづらいので(コンビニで働くような女は基本的に気が強いし。)、その分夜勤の主導で共謀して悪さをすることがしづらくなる。夜勤同士が会う機会もないので、悪事の手口を共有したり情報交換をすることも出来ない。
ちなみに、 店にとっては、以前は夜勤のせいで大量の廃棄を出されることによって、月に100万円ものマイナスが出ていたとか。それでも、夜勤は昔から人手不足気味だったので、どんなに悪い事をしても法に触れるレベルでない限りはクビにはならなかったのである。
そりゃもう夜勤が勝手に商品を廃棄しなくなったからである。とりあえず置いておけば売れるらしい。
といっても、当店は開店以来強盗に入られたことはないらしいのだが。夜間にも客がぼちぼち出入りしていたからだと思う。ただ、一般的には強盗に入られやすいのは草木も眠る丑三つ時とその前後なので、その時間帯に店が閉まっていれば、当然強盗にも入られない。なお、閉店後に窓を破ってATMを壊して金を奪うことは、店に店員が居る時に金を脅し取るよりもずっと難しい。
酔っ払いの出現ピークがPM 11:00〜AM 1:00くらいなので、その時間帯に店を開けていなければ、店員が酔っ払いに絡まれたり店内にゲロを吐かれたりすることは限りなく0に近くなる。完全にはなくならないが。
下に詳しく書くが、夜勤の人手不足が極まった結果、今まで適当だった従業員教育にオーナーが真面目に乗り出し、従業員一人ひとりを大事にするようになったのはほんといいことだと思う。特に夜勤の新人には期待を込めて大切にしているが、仕事ぶりを見張ってもいるので、働かない威張りん坊化が防がれている。
夜間営業がなくなった主な原因は人手不足なのだが、夜勤の労働時間が短くなったせいで稼げず、しかも短時間で沢山の仕事を片付けなければならなくなったせいで仕事が重労働化し、より一層夜勤希望者が来なくなった。
また、夜中に一旦店を閉めてしまうぶん、早朝〜午前中に勤務するオーナーやパート・アルバイトからのチェックが厳しくなり、掃除や作業をやり残してあるとそれがきっちり「夜勤の怠慢」と認識されるので、へたな仕事が出来なくなった。(まあこれは夜勤以外の従業員にとってはメリットだな)
そういう訳で、当店の夜勤は今や全然美味しい仕事ではないのである。過酷なので人が居つかない。
当店の夜勤はほとんどフリーター1名によって支えられている。彼は時間に融通が利くために、夜間の仕事時間が減ったぶん早い時間の方へとシフトを延長したので、生き残れたのだ。ちなみに彼は昔はすごくルーズな仕事ぶりだったのだが、昼に厳しい女性パートさん達と組まされたことによって真面目が感染り、だいぶマシになった。
そして、早朝勤の人手不足の深刻度は夜勤以上だ。朝の6時〜なんて時間帯に働きたがる奇特な人間はもとから少ないので、早朝勤はいつも人手不足なのだが、かつてはそれを夜勤が残業することによって補っていたのが、今は出来ない。そのうちオーナー、開店時間は朝9時にする! とか言い出すんじゃないかな。
夕勤も人手の薄くなりがちな時間帯で、過去には夜勤早番の人が夕勤の時間帯に入って仕事をしていた。夜勤が夜勤専門化したせいで夕勤もやや人手不足になったが、夕勤はそんなに大変じゃないから一度居着くと長く働くし、派遣で補う事も出来るので、早朝程は悲惨じゃない。
夜勤の人達から聞いたことによれば、当店は早朝の売上が良い店だったらしく、朝5時〜7時はかなり忙しかったそう。だが今や開店時間が朝6時なので、売上は減ったんじゃないかと思われる。ただ、忙しい時間帯に来る客の買うものはタバコ一箱とコーヒーくらいなもんなので、オーナーにしてみれば大した損でもないのかもしれない。夜間にバイトを3人雇う賃金と天秤にかけた結果、夜間営業を辞めた方が利益が上がると判断したのかもしれないし……。
当店は、長距離トラック運転手が次の仕事が入るまでの休憩所として使われてもいたのだが、今では午後11時の閉店と共に駐車場も閉めてしまう。でないと何か起きた時にオーナーが管理責任を問われることになるからである。そのせいで長距離ドライバーがあまり立ち寄らなくなった。短期的には長距離ドラーバー達にとっても不利益だったかもしれないけど、最近長距離ドライバーの労働環境を改善しようという機運が高まっているので、コンビニが夜閉まるというのは逆に長距離ドライバーの待遇改善につながるかもしれないよね、しらんけど。
夜間営業を取りやめた当初は、夜勤バイトが閉店作業の際に長距離ドラーバーとトラブルになることがよくあった。夜のコンビニで休んでいる長距離ドライバーの多くは酒を呑んじゃっているので、店を閉めるから退いてと今更言われても飲酒運転になっちゃうから移動出来ない! と言って喧嘩になるのだ。腕力に自身のある酔っぱらいとの喧嘩は怖いだろうね。今では長距離ドライバーたちの間で情報が共有でもされているのか、夜遅くに長距離ドライバーが来る事もなくなったけど。
以前、近くの病院に勤めているお医者さんから言われたんだけど、当店の周辺は病院や介護施設で夜勤をしている女性達が車やチャリでよく通る場所なんだそうで、コンビニが開いてるのと閉まっているのとでは、彼女達の身の安全と不安への影響が大きく違うんじゃないかと。コンビニもインフラの一つだと思って夜勤を再開してくれない? ってオーナーに言っといてと言われても、ねぇ……。
当店周辺はたしかに街灯が少ない。当店のサインポールや街灯の明かりに依存して、自治体が街灯の設置を怠けたのがいけないような気も。
コンビニではとにかく人手不足が深刻になっているんだけど、当店のように開業時間を減らしたせいで却って人が集まりにくくなった事例もあるけど、もちろんそれだけが原因じゃない。今月・来月辺りからは低賃金サラリーマンのダブルワークが税制上とてもしづらくなるので、更に酷いことになるだろう。当店の夜勤にも1人ダブルワークサラリーマンがいるけど、彼もそろそろ辞めるんじゃないかな。元々、週1日のたった四時間の夜勤じゃあ働いたって疲れるだけでメリットが少ないってぼやいていたし。
また、よくパートの○○○万円の壁というのが言われているけど、今は社保と税金それぞれに月88000円の壁というのがある。夫の収入だけじゃ足りないから働きに出たという妻が家計に損を出させないように働こうとすると、全力でフルタイム()のパートをするしかなくなる訳だけど、そうなると平日の朝から夕方までのシフトがパートで綺麗に埋まってしまう。コンビニのシフトの自由度が減って学生やフリーターや夢追い人が働きにくくなる。朝夕のご飯時みたいな、誰もが出来れば働きたくない時間帯にだけ働いてくれる人なんか滅多にいないというのに。
しかも、人手不足と物価の高騰によって雇う方は闇雲に時給を上げて来ている一方で月88000円の壁は動かされていないから、高時給のニッチな時間に働きに来る奇特な御仁は、余計に働きづらくなるよねー。あーあ。
会社でアンケートが来た。テレワーク環境について思うことはなんでもどうぞ的なざっくりしたやつ。
うちの会社は割と早めにケツ叩いて、今後の方針を決めさせたからまだいいんだけど、テレワークと出社の境目をウロウロしている会社は大変だと思う。一次しのぎとしてのテレワークなのか、完全にテレワークに移行するのか。緊急事態宣言の都度切り替えていくのか、もう最初から割り切ってテレワーク中心の仕事の仕方を定着させるのか。従業員目線で考えるとうろちょろされるのが一番問題である。
コロナの感染拡大や緊急事態宣言については、あくまでアンコントローラブルなものである。我々にはどうしようもない。しかし、自社の勤務体系をどうするかは、会社ごとに決定権がある。完全にテレワークにするなら、それに応じた設備投資をするし、一次しのぎならその程度の環境しかつくらない。ボスの態度が曖昧なら、曖昧な環境構築になる。それで生産性が低いとかやりづらいとか言われても、そりゃそうでしょうよとしか思えない。
切り替える場合の問題は他にもある。結局のところ、コロナに対する恐怖心は人それぞれである。それは一人暮らしか妊娠中の妻がいるのか、乳幼児がいるのか、祖父母と同居しているのか、全く違う。乳幼児がコロナに強いとか言われても、乳幼児を抱えた父親、母親の母性本能は凄まじいので、現在判明している程度の科学で説得しても感情や本能は動かない。その恐怖心は日々の感染者数の発表で煽られていく。また増えてしまった。少し減ったなど、無駄すぎるストレスである。テレワークを続けていると、東京で何人とか言われても、そんなもの北海道での感染者や韓国、中国での感染者と対して変わらない。つまりは自分の行動範囲外での感染者数はあまり気にする必要がないわけである。それが通勤してる間はずっと心のどこかで引っかかる。そのストレスが問題なのである。
第二波がいつ来るのかわからない。わからないが、早ければ7月8月に兆しが見えるだろう。今、緊急事態宣言の度にテレワークと出社を言ったり来たりすると決めている会社はどうなるであろうか。一番の問題はエアコンである。ちゃんとエアコンがある部屋でテレワークできる環境を作ることが、第二波がいつ来ても大丈夫な環境作りの筆頭である。そのエアコン代は誰が出すのか。会社がボーナスに上乗せするでも言って置かなければ、ズルズル設置が遅れる人が多いであろう。
今この状況で仕事があることはありがたい。それは当たり前なんだが、とは言えテレワークで仕事の効率が上がらないのは、経営判断によるところが大きいというのは、断言せざるを得ない。