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はてなキーワード: 延命治療とは

2024-04-25

アノンVtuberの狸山まみりん(まみやままみりん)、52歳で逝去

アノンVtuberのまみりんが死んだ

暇空茜は誹謗中傷デマ、それらによる訴訟ネタにして金を稼ぐという新しいビジネスを生み出し

その芸風を真似た数多くのフォロワーYoutuberを生み出した

その一人がまみりん

みりんは暇空登場以前からゆたぼんを中傷する活動をしていたが、暇空以降は暇空を称賛し仁藤や堀口くんを中傷する動画大量生産していた

堀口くんはメインコンテンツ化し、55本の動画がアップされた

暇空の発信を根拠にした、堀口くんは学歴詐称している・身長が低い・風俗狂いだと主張する内容の動画

https://www.youtube.com/playlist?list=PLJsUS2owtN7Ad9OkLYIay8rZTlciqqoAp

3月31日に堀口くんはまみりんの開示に成功個人情報を入手した

みりんの発信は全て捏造名誉毀損だと堀口くんは主張している

https://note.com/hidetoshi_h_/n/nd8eca31f4178

みりん更新4月10日最後にして止まり、てっきり裁判に備えて鎮静しているかと思われていた

しかり、まみりんを兄と呼んで慕っている親戚の女性がまみりんが急病で入院していると明かした

NAO(本垢です)

@ROjh1549AAA

お兄ちゃん延命治療を辞めました。

今日明日までだと思います

Xでお世話になった方達、ありがとうございました。

https://twitter.com/ROjh1549AAA/status/1783102907010908316

兄がお世話になりました

動脈解離で倒れ、本日延命治療を辞めました

https://twitter.com/ROjh1549AAA/status/1783151968829296855

親戚はまみりんネット上の活動について知らなかったが、まみりんの妻に知らされ、自分アカウントから告知しているのだという

みりんの友人であり同じく暇アノンYoutuber天佑はまみりんの死亡報告をして、香典募集している


天佑

@tououtei

【連絡】

先ほど狸山まみりんさんの訃報をご家族より受け取りました。なおご家族許可を得てX民側の弔電、香典の窓口をさせていただくことになりましたのでまみりんさんの旧知、ファンフォロワーの方については私にご連絡頂くようご周知下さい。

https://archive.md/wip/yofB2


なお、以前にも堀口くんに開示された途端に暇アノンVtuberが死亡する事件がおきた

決子チャンネルは死亡報告の動画最後更新を途絶えさせている

https://www.youtube.com/@910noketuko/videos

堀口くんには一定の条件、例えば名前と顔を知ることで相手呪い飛ばして死に至らしめる能力があるのかもしれない

開示に成功すれば名前がすぐにわかり、また探偵を雇えば相手引きこもりでもない限り顔写真の入手も可能だろう

暇空はいまだ顔が不明なため発動できないだけで、これからも開示された者が次々と突然死するかもしれない

2024-03-21

生成AIの登場でようやく47氏の言う世界になってきた

デジタルコピーができるようになった時点で著作権なんてものには意味がなくなっていたのに

今までのらりくらりと延命治療してきた

ところが生成AIが完全にそれをぶっ壊した

ぶっ壊された側が被害を主張するのはごもっともだけどラッダイト運動しかならないよ

生成AI規制とか「お前ら歴史から何を学んだ?」というレベルでアホなことやってる

どれだけルールを定めて規制しても回避方法グレーゾーンは残ってしまうし

「デジタライズとインターネットがもたらしたモノ」

についてもうちょっとマジメに議論すべきだと思うよ

2024-03-12

anond:20240312192155

そもそも自ら望んで死にたいとかないからでは?

(ただ終末期の耐えがい苦痛については、緩和ケア役割やろ!!と思いつつもコメントを控える)

 

希死念慮は単なる病気から病気治療自己との対話頑張ってだし、自殺あかんことだから日本では自殺補助罪があるわけで

最終的にはオランダオレゴン州みたいになるのが目に見えてるので、死にたくない大多数にとってひたすらに大迷惑

 

オランダは、鬱病認知症も0〜11歳も安楽死オッケー

レイプされたティーン安楽死選択して、何故かオランダ社会OKしたニュースは、ローマ法王コメントしてましたね

(正確には安楽死センターを利用して死んだのではなく、絶食合法的に認めたとのこと。いずれにしてもとんでもない)

 

オレゴン州延命治療緩和ケア支援はできないけど安楽死支援なら出来るって送りつけてくるらしい

実際、多数派ではないとは言え、経済的背景を安楽死を選んだ理由にしている人がいる

 

安楽死云々は、ぼく・あたしを救わないとテロるぞ!!!!!と言ってるのと大差ない自覚は欲しい

テロ権利ではなくて、生きるための援助の方を周囲に求めてどうぞ

2024-03-07

ブラックジャックによろしく

いまさらkindleアンリミで読んでるけど

20年以上前から高齢患者延命治療に金をかけてたら医療財政崩壊するって言われてたんだな

そのときと何も状況変わってなくて笑うわ

 

この漫画エピソードでは、

主人公が「僕は医者・・・!!」とか言って結局延命治療に全力注いで

患者はすぐ死んだけどみんな感動してハッピーエンドみたいになってるけど

今の現実の有様を見るとまったく共感できなくなってしまった

(読みたい人は1巻を読もう)

 

少し前にDr.コトー診療所も読んで

うろ覚えだけど、主人公の「僕はいつでもここにいますから、ずっと頑張っていきましょう」みたいなセリフ

「いやいや、その金は誰が出すんだよ」とか思ってこちらもまったく共感できなかった

 

そんな自分が悲しい

いったい誰が悪いんだ

2024-02-13

anond:20240213170305

もしかしてマジでそれらができるって知らなくて言ってた?

ホスピス医療緩和ケアではそういったことは発生する。

例えば医療麻薬の類いを使って良いと言う要件があるわけだけど、その中にはもう回復が難しく他に方法が無い場合に限って使うと言うものもある

ここら辺は学会ガイドラインを公開しているから興味があれば読んでみて

https://www.jspm.ne.jp/publication/guidelines/index.html

定価とか書いてあるけどPDFなら無料で読める。

誤解が無いように添えておくと、ここでは癌の話になっているけれども、他の難病でも考え方はほぼ同じ。痛みを抑えてQOLを上げる事を優先する治療存在し、それが単に延命治療をする場合よりも寿命を縮めても優先することができると言う話だからね。

殺すために薬を使うわけじゃ無いから。

よくある誤解として、医療麻薬を使うと即座に死ぬとか、段々と効かなく成って苦しむとか言うのものがある。ガイドラインではそれをどのように緩和して分かってもらうかという事が一章割かれて書かれているけど、ホントマジよくある誤解なんだよ。

最後ケアとして安楽死しかないと思い込んでるなら間違い。んなわけない。

anond:20240213163940

認めると際限なしで、オランダなんか、鬱病認知症も0〜11歳も安楽死オッケーだから

レイプされたティーン安楽死選択して、何故かオランダ社会OKしたニュースは、ローマ法王コメントしてましたね

(正確には安楽死センターを利用して死んだのではなく、絶食合法的に認めたとのこと。いずれにしてもとんでもない)

 

オレゴン州なんか延命治療緩和ケア支援はできないけど安楽死支援なら出来るって送りつけてくるらしいしな

実際、多数派ではないとは言え、経済的背景を安楽死を選んだ理由にしている人がいる

 

下記で理解できない人は困ったもんですね

ぼくが死んだ方がいいと思う人は殺しても無罪

anond:20240213163139

高瀬舟のどこに「現代医療では治療できない難病」なんて出てくるの?

現代仮定して妄想していいなら、社会保障、適切なターミナルケアホスピス医療や、延命治療の停止・拒否可能であるといった部分を何故入れず、高瀬舟の中に「現代医療では治療できない難病」だけを導入して考えたの?

それを妄想と言わず何というのよ。

虎の威を借る狐もいい加減にしろ

2024-02-10

自死脚本家のせいではないと思うけど、フツーの職なら下記をやったらどのみち解雇ですよ?

一般人仕事内容が第三者にわか状態SNS関係者非難したり愚痴ったりしないんだ

問題になるし、場合よっちゃクビや損害賠償からね 。何のための秘密保持契約NDA)って話ですのよ

 

誰も得しないので黙っているが正解だったけど、何がなんでもなにか申したい、危ない橋を渡ってでも『私じゃないもん』やりたかったなら、

せめて下記のように発言すれば、よかったよね、これなら表立っては誰からも責められずに『私が書いたんじゃないから』をできた

最後の2話は、な…なんと!!!原作者様がご自身脚本を書いてくださいました!サプライズプレゼント🎁🎄でしたが、原作ファンの皆様にも喜んでいただけるような作品に仕上がったと自信を持ってお伝えできます

こう言っとけば、ゴタゴタが取り沙汰されても、下記のように言えば全部問題片付いた

『このドラマ製作過程では、チームメンバーの間で様々な意見が飛び交いました。それは、原作ファンドラマ視聴者に、最高の作品を届けたいという共通の想いがあったからです。原作者の方にも、貴重なご意見やご協力をいただきました。おかげさまで、素晴らしい作品に仕上げることができました。ぜひドラマをご覧になって、製作チームの情熱を感じてください』

 

それすらもしないで、2次創作者の立場原作者ドラマ出演者と一緒の写真を添えて非難という傲慢奇行、そりゃ燃えるよね🔥

 

ただ、これ何度も書いているんですけど、日本シナリオ作家協会の振る舞い見ていてもわかる通り、

TV業界に連なる脚本業界って世の常識が通じる世界じゃないんですよ

物書きに必要能力関係ない、コネコネコネ、そしてコネ、あと学歴みたいな世界です

(高卒・中卒のコンテスト出身叩き上げ高卒・中卒の劇団出身のとかもゼロではない・・・・)

忘れた頃にしれっと活動復活しますよ、そんなナイーヴ業界じゃないし、今どきTV観てる人はそんな賢くないです(すぐ忘れる)

 

実際、ナチス大学教授、「延命治療やめろ」&「(小山田氏の障害者イジメに対して)裁判するにも知能がいるしね」の社会学者TVに出てますしね

anond:20240210095548

2024-02-06

60歳からの死亡努力義務

本日から60歳以上の高齢者対象に死亡努力義務が課されます

長く生きることは非生産的で、ライフプランを立てづらく、若年層の負担も大きいことから議会一致で法案が可決されました。

なお法案には医療介護の5割自己負担延命治療禁止、高度医療高齢者適応などが盛り込まれています

法案により2040年までに1000万人の高齢者人口減少が見込まれており、経済効果は絶大であるとのことです。

なーんて時代がくれば幸せなのにな

45歳で仕事引退してさ、50代は好きなことだけしてさ、60代は金が尽きれば死ねばいい

人間これでいいじゃん、80歳で右も左もブレーキアクセルわからんくなってまるでジジイゾンビですって顔してるおじいちゃん

俺はあんなんになりたくないね

どうよ?

2024-02-05

anond:20240205131724

返信ありがとう

会話ができない、ただ痛みが苦しみがあるだけ、植物状態など、同意が取れないケースなどいくらでもあります

知的障害認知機能の低下によって自由意志の表明が困難な場合というのは難しい問題だが、たとえば自由意志を表明する能力がない人間には契約をする権利がないわけで、安楽死もそれに準じたものとして考えるほかないと思う。認知機能の低下によって意思表示が困難になった(けれど痛みだけは感じている)場合は、ブコメでも出ていたが、事前の意思表示尊重するというのも考えられてよいかもしれない(もちろん、その意思表示が「最後の瞬間まで治療しろ」であれば絶対安楽死させてはいけない)。

植物状態については、なぜ植物状態の人を安楽死させる必要があるのか? 以外の答えができない。俺の理解が間違っていたら申し訳ないが、植物状態というのは完全に意識がなく、したがって痛みや苦しみを一切感じない状態であるはずで、そうであるなら安楽死必要なんて存在しない。安楽死は避け得ない痛みや苦しみを終わらせるための制度であるべきで、植物状態患者には不要だ。

こういった場合延命治療拒否によって実質的安楽死が行われますが、延命治療拒否安楽死ではないのでしょうか?

人を助けないことと人を殺すことは等価ではない。たとえば、見ず知らずの他人が道で倒れていても(あなたが轢いたのでない限り)救命措置を行う義務はないし救急車を呼ばなくとも罪ではないが、その他人にとどめを刺すことは許されない。

そもそも受刑者を釈放するというのが分かりません。

仮釈放、というのは、受刑中の受刑者を「仮に」刑務所から出して一般社会生活させることを指す。当然、これはあくまで仮の釈放なので、たとえば仮釈放中に万引きをしたら刑務所に再収容される。この場合、たとえば移送先の所外の病院で「やっぱ安楽死は嫌だ」という意思表示がなされたら、仮釈放を取り消して医療刑務所に再収容すればよいのではないか

私はこういった終末のあり方は良くないと思いますし、日取りを決めて家族皆で見送ってあげる方が健全だと思います

どのような終末のありようが健全かというのを、国や社会押し付けるべきとは思えない。大事なのは積極的安楽死能動的に他人生命を奪う行為なのだから実装するとしたら本人の意思表示に基づくべきで、本人の自由意志に基づかない安楽死はただの殺人である、という点だ。ここは譲ることができない。

ついでに元記事ブコメにも反応しておく。

行為同意すらあったなかったでこんだけ揉めてるのに、安楽死同意なんて取り付けるのは無理だろう

行為同意でモメるのは、

からでしょ(恋人夫婦あいだでは、ムード大事にして言葉同意を取らずに身振りでOKを示すことはよくある、と風の噂に聞く)。公証人なり複数医師なりが同席して定められた手順に従って意思表示すりゃいいんだよ。

医者がやるとしてメンタルへの負担すごいだろ。慣れるものでもないし。意思尊重して欲しいか貴方には殺人者になって欲しい、って感覚もよく分からんのよな。

安楽死については応召義務例外とし、個々の医師による安楽死拒否を事前に明示しておいて、安楽死しません派の医師安楽死を拒んでも可(ただし土壇場で拒否するのは禁止)としたうえで、地域の基幹病院かに安楽死を受け入れる医師一定数確保することを義務づける、とかどうだろうか。

anond:20240204201558

元増田です。

書きっぱなしで放置していたら、この話が総合に入ってきていたので返信しておきます

安楽死にとって絶対に譲れない条件は「それが本人の同意に基づくこと」である人間には生きる権利がある。生き続けるのが苦痛である場合にその権利放棄したい人たちが求めているのが安楽死だ。当然、同意に拠らない安楽死はすべて否定されるべき...

まず、そもそも必ずしもすべての人間同意を取れるわけではありません。

会話ができない、ただ痛みが苦しみがあるだけ、植物状態など、同意が取れないケースなどいくらでもあります

こういった場合延命治療拒否によって実質的安楽死が行われますが、延命治療拒否安楽死ではないのでしょうか?

私は制度設計として、複雑で複数の死を選ぶ制度があるよりも、安楽死に一本化した方が適用範囲拡大を防ぐためにも良いと考えているので、

延命治療拒否制度廃止して、安楽死統一すべきだと思います

仮に重病の受刑者安楽死希望する場合でも、仮釈放して刑務所の外で安楽死を行う病院につなげる程度の慎重さが求められるだろう。

そもそも受刑者を釈放するというのが分かりません。

この話を手順にすると、次のようになりませんか?

病院に行って安楽死しなければ、また逮捕でもするんですか?

それとも安楽死同意を得ずに受刑者を釈放するんですか?

意味が分かりません。

必要なのは介護放棄できる制度ではないか

彼にとって必要なのは「親を殺すこと」ではない。「親を放り出す権利である。親を放り出すことができないことに彼の不幸の根源があり、逆に言えば放り出すことができさえすれば親を殺す必要はない。

私は放り出す施設があれば良いとは全く思いません。

実際に現在、親を放り出してベッドに拘束して死ぬまで待つという施設が全国の至る所にあります

これらは親の介護格安で放り出す施設なわけですが、こういった施設の賛成派なんでしょうか?

  

不適切身体的拘束…老人ホーム改善命令「手のかかる人を預かり仕方なかった」と釈明=静岡沼津市

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/500960

  

私はこういった終末のあり方は良くないと思いますし、日取りを決めて家族皆で見送ってあげる方が健全だと思います

発見が遅れて腐乱した親や、手足に拘束の傷のある親の死に顔を見たいとは到底思えません。

2024-02-03

結局戦争をするのならバイデンよりもトランプの方がマシだったなと思うんだよね、延命治療を選んで何も解決出来なかった死に際の老人とその家族よりもパワーパワー言いながら死ぬのがわかっててもパワーの為にパワーしてる方がThis is Americaの本当の姿ではあったんだろうね。

2024-02-02

安楽死急進派が考える安楽死要件

きっか

私が安楽死急進派になったのは、あるテレビ番組きっかけだった。

そこには、親の介護のために会社を辞めざるを得ず、チューブだらけの言葉も発することができない寝たきりの親の横で「これでは結婚もできません」と苦笑いで語る30代男性の姿が映し出されていた。

私にとってその番組は非常に衝撃的なものであり、これを機に、介護のために健常者の人生が奪われてはいけないと考えるようになった。

そうして、様々な安楽死議論を見ていくうちに次のような要件を考えるようになった。

要件

プログラム形式で条件を記載する

IF 受刑者である場合:
  IF 要支援1 以上である場合:
    # 近年、刑務所では受刑者高齢化問題となっており刑務官介護をしなければいけない件数が増え続けている
    # 裁判における長期の懲役刑や、無期懲役刑の増加が原因であり、そのしわ寄せが受刑者介護問題に繋がっている
    GOTO 安楽死
  
IF 生活保護受給者である場合:
  IF 要介護1 以上である場合:
    # 身寄りのない要介護者は老人ホームに入れなければ生活できず、公営住宅は腐乱死体が増加している
    # また、そういった人が老人ホームに優先されることで、老々介護子供会社を辞めて介護する問題が発生してしまっている
    GOTO 安楽死

IF 要介護認定:
  IF 事前の本人同意がある場合:
    # 尊厳死のケースがこれに当たる
    GOTO 安楽死
  ELSE:
    # 事前の本人同意が無い場合は要介護であっても安楽死はできない
    # 資産家の親族遺産を増やすために安楽死させることを防ぐため
    PASS

IF 健常者である場合:
  IF 本人同意 AND 3親等以内の親族7割の同意:
    # 健常者の場合、本人がいくら死にたいと言っても親族同意しなければ安楽死は不可
    # しか親族同意すれば安楽死ができるものとする。事故病気などで苦しみが続くケースがこれに当たる
    GOTO 安楽死
  # IF 3親等以内の親族10割の同意:
    # 植物状態など本人の同意が取れないケース
    # GOTO 安楽死

IF 本人の意識が無く回復見込みも無い場合:
  IF 3親等以内の親族7割の同意:
    # 植物状態など本人の同意が取れないケース
    GOTO 安楽死

解説

この要件は端的に言えば「他人人生犠牲にしない限り元気に生きろ」かな。

安楽死の話において「弱者高齢者死ねというのか」という指摘がよくあるが、この要件では、むしろ元気な高齢者自由に生きて欲しいと考えています

なぜなら、労働者にとって老後はある種の希望でもあるし、定年後すぐに死ねと言われれば働く意欲を奪うことに繋がると考えているからです。

そのため、元気なうちは自分ひとりの勝手死ぬことはできないルールになっています。死にたくなったら親族相談しなければなりません。

あくま介護や世話で誰かの人生の大半を費やすことがあってはいけないという思想で条件を作っています

本人同意確認方法

実施方法

意見募集

条件をこのように変えた方が良い、このような問題があるなどの指摘があれば歓迎します。

トラバブコメいただければ幸いです。

追記

いくつか指摘もらったので追記しておきます

IkaMaru そこまで金に固執するのに、なぜ「納税額以上の公的サービスを受ける者は全員安楽死」まで行かないの? 自分が入っちゃうから

こういった拡張論は一部にありますが、私はやりすぎだと思います

納税額以上の公的サービスを受ける者は全員安楽死」など、ただの恐怖政治です。

レールを外れることくらい誰しもありえることだと思いますので、そこを範囲に入れるのは反対です。

基準が拡大していくことについての指摘・懸念なら私も同意します。過去歴史政府への信頼度の低さから同意せざるを得ません。

ただ、だからこそ、別増田が書いていた法律論や曖昧文章ではなく、プログラムのような条件文にしています

こういった話は曖昧感情論などにしておいた方が同意が得られやすいのは理解していますが、過剰な拡大を防ぐためにも基準は明確にしておくべきだと考えます

genhou このコードだと要介護認定を受けてないと、3親等以内の親族全員が同意したら(本人の意思関係なく)殺されてしまうじゃないかバグ

かにご指摘の通りです。10割(全員同意)としていましたが、親族が少ない場合は本人が嫌がっていても殺されてしま問題がありますね。

植物人間状態を想定しているのですから、本人の意識が無い場合に限るべきです。書き直しました。

fugunokamatari 「GOTO 安楽死」がツボるそもそも介護離職なんてする奴は親の殺処分同意なんてしないだろうから増田問題意識解決策が全く噛み合ってないだろ。

必ずしも同意する必要はありません。上記条件文では各家庭の自主判断です。

ROYGB 自分が育てられないか子供を殺すのが異常な程度には、親の介護が出来ないから殺そうとするのは異常。極論でいくなら親などほっておいて結婚でも何でもすればいい。

これも各家庭で判断することだと思います

延命治療拒否と同じ話です。

税金払う額より社会保障費などを受け取る額の方が多い人間は全て「他人人生犠牲」にしていると言えるけどその点はどう思う?

今寝たきりになっている人間過去にたくさん納税寄付を行っていた場合でも安楽死させるべきだと思う?

介護認定人間に多額の資産があって、高給で介護者を雇っている場合は?

他人迷惑をかけさせないことが目的なら、単に援助を打ち切ってのたれ死にさせればいいのでは?安楽死させるにも薬や医者を用意する必要があって金がかかるよ?

この場合はPASSルートに入るようになっています。ご確認を。

2024-02-01

安楽死必要要件を考える

予め言っておくが、自分は「安楽死反対派」である。それもかなり強く反対している。

それを前提にした思考が当然含まれるので留意されたい。

ネット上ではたびたび安楽死に関する法整備を求める意見が見られる。

経済的理由による安楽死は論外として、病気による耐えがたい苦痛を避けるための安楽死を求める意見一定の支持があるようだ。

だが、主張は結構なことだが「国家によって安楽死を認める」ことがどれほど重大なことか理解していない意見が多いように見受けられる。

あくま自分意見だが、「安楽死を認める要件」として最低限以下のようなものがあってしかるべきだと思う。

法的な手続き

具体的には「裁判所許可である

安楽死とは、要するに医師などにより生命活動を停止させること、即ち「殺人」に他ならないのは疑いなく事実である

即ち、「安楽死を法的に認める」ということは「国家によって殺人承認する」ことに他ならない。

国家によって認められた殺人と言えば、「死刑」もそれに相当する。死刑判決を言い渡すのは言うまでもなく裁判所だ。

当然殺人を法的に認める以上、安楽死についても裁判所による手続きがなければならないと考える。

医師による「回復不能」の判断

医師によって、患者がもはや死を避けられない状態であることの証明必要だ。

主治医はもちろんだが、感情的選択を避けるためには利害関係のない複数医師による中立的判断がなければならないと考える。

当然、安楽死を「行う」医師がどれほどいるかという問題もある。

本人の自由意志によるものであることの証明

これが難題である

その意志が、短期的な抑うつ状態や、周囲や「世間」の圧力に左右された一時的ものでないか証明が非常に難しい。

2019年透析中止死事件では、透析を続ける苦痛のあまり透析中止を決断したとされるが、終末期に至って透析中止を撤回したいと言いながらも助からなかったとされる。

本人の意志とはこのように揺らぐものであり、かなり長期間意志確認必須である中立公証人による証明があってもいいかもしれない。

同様に、安楽死を決めたものの直前になって「生きたい」と意志表示したならば即座に安楽死を中止しなければならないだろう。

また、周囲や世間圧力でないことを証明するためにも、「安楽死」を美談にしないようにマスコミSNSには厳重な自制と規制が求められるだろう。

特定病気になったら安楽死するべき、なんて世論が広がることはあってはならない。

なまじハラキリ文化の日本であり、「潔い死」が受け入れられやす社会的素地があるのはかなり危うい。

安楽死を法的に認める」ためには、「安易安楽死は認めない」という国民意識改革がなければならないという矛盾がある。

結論

上記3点は必須であろう。

これらの議論を進められるだけの十分な社会的理解日本にあるかというと、正直言って「ない」と言わざるを得ないのではないかというのが自分意見である

特にマスコミSNSに関しては、現状ではほぼ絶望的なのではないかと思われる。

その他

なお、昨今の安楽死議論の中には「終末期患者を生かし続ける社会的コスト」に言及するものがあるがこれは論外で、

憲法25条の生存権を見れば明らかなように、国民には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」し、

国には「国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」とされている。

国民生存を望むならば国は生存保障しなければならない憲法上の義務存在する。どれほどのコストを支払ってもだ。

まり、一番手っ取り早い方法憲法25条の改正と言うことになる。

当然自分はこのような憲法改正には賛成しないし、国際人権A規約にも反する。ハードルは極めて高いと言わざるを得ない。

追記

いくつかコメントが来ていたので補足。

繰り返すが、自分は「安楽死反対」の立場からこれを書いている。

これくらい厳しく要件を掛けなければ、恣意的運用されかねないという強い懸念があってのことである

コメントにあるように「経営者労働者家族安楽死要求する」なんてことが起こりかねない。

裁判所の決定を要するとしているのも、時勢に強く左右されかねない行政ではなく、常に法の番人たるべき裁判所が決定すべきと言う考えからである

実際、裁判によって決定した死刑囚の署名を時の法務大臣意志で停止した過去の例もある。

 

そしてこの程度の要件クリアできないのであれば、そもそも安楽死法制化するべきではないというのが主旨だ。

国民生存保障するためにある国家が、それに相反する法制を行うことがどれほど困難なことかということについて、頭の片隅にでも残れば幸いである。

植物状態

個人的には本人の自由意志確認できなくなった段階で安楽死を認めるべきではないと考えている。

「本人の自由意志がなければ生存権行使している」と見なすべきであり、当然国家はそれを保障しなければならない。

この時点で「本末転倒だ」と思われる人は多いかもしれないが、安楽死法制化は終末期医療コスト削減策「ではない」。

あくまでも本人の自由意志によって死を選択する自由を与えるための法制であるべきであり、

医療コスト削減が目的にすり替わるのであればそもそも法制化の目的を見誤っている。

 

なお、現行法制でも積極的安楽死ではなく、延命治療終了による消極的安楽死は行われており、この手続きで不備があるとは思えない。

この延命治療の終了というレベルまで反対するつもりはない。

2024-01-13

anond:20240113183824

書いた本人たけど、こないた財務省統計を出してて(なんで厚労省じゃなく財務省かっていうと、「おい厚労省社会保障費足りないとかぶっ殺すぞ。年金障害者福祉医療保険介護保険も全部全部無茶苦茶だろ」って会議体の資料から)、こういう福祉がどんだけ受けられるかは自治体差がすごいらしい。

障害者福祉関連のサービスの利用額や給付金人口あたりの額を都道府県別に並べると、東京都はかなり下位。

障害者手帳や療育手帳人口あたりの発行枚数も

生活保護新規認定数についても同じ。

ざっくり3倍くらい認定されやすさが違う。

東京はいろんな制度があっていいなと羨む声もあるけど、実態からすると、東京障害者にもひとり親世帯にも生活困窮世帯にも優しくない。

障害者認定してくれないし、ひとり親だからって相当低収入じゃないと支援はないし、生活保護認定はおりにくい。

あれだ、75歳以上は高額医療費の上限が5万くらいで、どんなに延命治療しても年間収入のほうが大きくなるからみんな延命するみたいな。

支援してくれるのはうれしいが、寝たきりになる前にもうちょっと助けてくんねーかなっていう感じで、もうちょっと支援対象裾野を広くしてもいいんじゃないかなとは思う。

2023-12-27

anond:20231227134656

それは可愛いが無価値になるだけだよ。替えの利く可愛いに金を落とす奴はおらん。

寝たきり老人の存在のもの延命治療以上のお金を産む様にならないと正当性は生まれいか

2023-11-29

一択ならA社、可能ならB社→A社

ワイならそうする。

anond:20231129171506

読んだ感じ分析すると

と言う分析を元に、どちらか一択ならA社に入る方が良いと思う。

何故かと言うと、B社のような会社は、恐らく出世が難しいから。ポストが限られていて、一定以上の偉い人クラスは、だいたい天下りを受け入れる形になりがち。
その人脈と、業界独特の商習慣による参入障壁の高さで事業を成り立たせているところがあると思うので、増田の「飽きっぽい」「勉強は好き」というステータスだと、それほど長期間いる会社では無いように見えるから。というか、そう言う会社は往々にして若い人は一定の年限で転職するのが前提みたいなこともよくあると思う。と言うのは、キャリア国家公務員がそうだから。半民半官の会社だと、そう言う文化を受け継いでいるケースが多い。

一方で、社員数が少ないので、プライム元請け的な仕事の動かし方を経験するには良い会社だと思う。故に、最初に入った後、概ね10年ぐらいを目処にA社的なところに移るようなつもりで、キャリアプランを立てるのがベターな気がする。可能ならね。

一方でA社は、ネガティブ要素として上がっている部分もカバー可能な様に見える。
全体として扱う金額が大きいなら、出世を目指すなり、社内で転属してキャリアを磨けるならこちらでも恐らく金は扱えるはず。
また、「飽きっぽい」「一緒に働く人でかなり生産性が変わる」という自己分析から、ハズレを引いたときダメコンが難しいタイプだと思うんだけど(ワイもそう)、大きい企業の方が、社内でキャリアチェンジがしやすい。社内で無理なら、A社のようなブランドがある会社名が入ると、履歴書が華やかになって転職時の幅がかなり広がるかもしれない。

あと、この類いだとA社の方が福利厚生は充実しているはず。(B社が相当に特殊会社でない限り、だけど)賃金が同等レベルだとすると、A社の方が、実質的収入は1割ぐらい多めになるぐらいのインパクトはあるかもしれない。

と言うことで、勝手ライフプランを作ると

  1. 新卒でB社に入社
  2. B社にいるうちに、同類婚(同じぐらいの年収パートナーを見つけて結婚する)
  3. B社のうちに、その業界独特の商習慣と、プライムとしての動き方を身につける(できたら人脈も)
  4. パートナーとお互いに時期をずらして、転職活動。A社に転職
  5. パートナーと交代で育休をつとって3人ぐらい子どもをもうける
  6. B社時代に培ったコネクションと経験で順調に出世し、タイパのよいポジションに着く
  7. 55歳で執行役員、60歳で役員選出を断ってアーリーリタイア
  8. 夫婦二人で世界旅行して帰ってきたら前職から泣き付かれて、孫育てしながら「増田事務所」みたいな個人法人作って仕事する
  9. 88歳で完全にリタイア
  10. 90歳で豪華老人ホームに入る
  11. 110歳で延命治療拒否緩和ケアをうけ、ひ孫に見守られて老衰死ぬ
  12. 異界にエルフとして転生して現代知識を生かして無双

何が言いたいのかと言うと

どちらにしてもOB訪問とか、OpenWorkとか利用するなりして、情報集めるのが吉。就職情報戦だよ。

2023-11-23

anond:20231123112706

あー逆にその辺がガチホモ結婚したい理由なんよな

相続とか片方が延命治療になった時とか配偶者じゃないとできないことがたくさんあるから

人が何とセックスするかとか興味ないしそんなの個人的には好きにできるべきだと思うし

そうすると現実的問題として配偶者なのに性別が違うから延命治療拒否/許可できないとか相続できないとかは変だわな

2023-11-22

anond:20231122003118

高度機能障害って命に別状はない状態も含まれから延命治療の要否とはまた別だよ

いや事実上延命治療でしょ

自力栄養摂取ができない状態(経管栄養か中心静脈栄養必要)が高度機能障害なんだから

高度機能障害保険を使うとしたら、中心静脈栄養をする内科でなく、経鼻・胃漏をする消化器科入院しなければならないが

患者希望しても院内で転院することは難しい

anond:20231122002601

高度機能障害って命に別状はない状態も含まれから延命治療の要否とはまた別だよ

増田父親は、生前には、「延命治療など必要ない」と豪語していた

しかし、いざ倒れたとき医療保険証書を探してみたら、高度機能障害保険に入ってたwww

少し笑ったけど、本人はやはり死にたくないし、家族自分年金を貰えれば殺しに来ないだろうと考えてたんだろうな・・・

しかし実際には、介護人の増田ともどもあっさり妻から切られたので、無念の霊の主張がいろいろある)

2023-11-09

賽の河原

「90代女性老人ホーム入所中、要介護5の方の発熱救急要請です」

看護師からの連絡を受け、搬送許可を出した後に大きくため息をついた。

きっと、また、だ。

物言わぬ患者への輸液を処方してから救急外来へと足を運ぶ。この足取りがこんなに重くなったのはいからだろう。

患者カルテはもちろんない。せめて理解力のある親族がいればと願いながら、救急車を待った。

「3ヶ月くらい前から食べなくなっていて、でもなんとなく食べそうな雰囲気はあるんですよ。診療所先生は年だなんていうけど、あの先生は信頼できないから。ほら先月には誕生日のお祝いもしたんですよ!」

主観客観区別ができない介護からの病歴をまとめると、数ヶ月前から原因不明の食思不振があり、嘱託医は老衰、あるいは認知症末期症状として、看取りが望ましいと判断していた様子だ。今朝から特に症状を伴わない38℃の発熱があったため、嘱託医は呼ばずに救急要請した、と。

施設ではこういう人は見れないんですよー」

独居の息子がいるが、老人ホームに入所してからは面会に来たのは2回だけ。他の親族はいない。

ああ、また、だ。

ストレッチャーの上で小さく横になり、ただ穏やかに虚空を見つめている老婆に目をやる。認知症になっても礼節が保たれているようだ。それか、身体を動かす力も残っていないのか。

入院前の説明介護士にはできない。翌々日に病院に来る、と息子と電話約束をし、入院の準備を進める。

何も考えない頭に息子の言葉こだまする。

延命治療はしなくていいです。ただ、できることはやってください。熱があるとつらいので。あと点滴も」

培養結果を待つまでもなく、抗生剤を処方して、救急外来を離れる。あの膿尿だ、見なくてもわかる。

この人は2ヶ月で帰れるだろうか。そんな考えが無駄なことを思い出して、今日ジムでのメニュー意識を変えた。

発熱の原因は尿路感染症からの菌血症であった。食事も水分も取らないのだからトイレも行かない。すると尿で洗い流していた尿道にも細菌が群がる。当然のことだ。

治療自体は難しくないが、尿が少ない以上、再発は火を見るより明らかだ。また起きることをわかって治療をしている。賽の河原みたいだ。一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため。そうして鬼に崩される。

加齢に伴い食事を取らなくなる高齢者は多い。認知症や脳の異常で食欲そのものが湧かないこともあれば、口や喉の筋力低下で嚥下機能が廃絶し、飲み込めない、飲み込むとむせるから食べないということもある。

急性期病院に運ばれた以上、一通りの検査はやるが、治療可能ものは見つからない。萎縮した海馬認知症であることを裏付けただけだった。

「でも点滴はしてほしいです」

饐えた臭いの息子からは3度同じ言葉が出てきた。下を向き記録をつける看護師と天を仰いだソーシャルワーカーを見て、ICは終わった。

治療の先に何があるのか、輸液の先に何があるのか、医者が決めていい時代は終わった。パターナリズム非難され、医者は決定権を患者家族に手放した。だから、何も言わない。言ってはいけないのだ。

「自宅ではみれません。仕事があるので。昼間ひとりにはできませんよ」

食事を取らず、点滴をする患者退院先は少ない。自宅が無理だと言われると、療養型病院くらいになってしまう。

ああ、また、だ。

また、あの列に一人加わった。

食べるでもなく、看取られるでもなく、見舞われるでもなく、ただベッドに横になり点滴を受ける患者が病床をひとつ埋めた。

手足も曲がり、物言わぬ患者の脇に毎朝赴く。何も起きていないことを確認するために。虚空を見つめていた穏やかな目が自分に刺さるのを感じる。

これは罰なのだろうか。

これは罪なのだろうか。

足早に病室から抜け出し、ピッチ電話が2度と鳴らないことを祈った。

2023-11-08

生殺与奪の権を握らせないで欲しい

私は高齢者医療に携わっている医者である。癌は見ず、難病認知症ばかり診る内科にいる。高齢者延命治療などが増田やXで話題である。その是非についてではなく、自分が日々感じていることを書く。

急性期治療と慢性期治療延命処置の違い、疾患ごとの違いなど、延命処置の中にもスペクトラムがあるが、私が関わるのはどちらかというと慢性期治療における延命処置胃瘻などの誰がみても延命と考える処置をするかどうかに直面することが多い。

高齢者に癌や致命的な心疾患などがなければいずれは寝たきりになり食べられなくなるタイミングがくる。経鼻や胃瘻栄養を投与したり高カロリー点滴などを継続しないと亡くなる状態になることがある。

その際、栄養投与を続けるかといった延命処置を行うかどうかを家族と話し合う。

実は高齢者積極的治療はあまりしないでおこうというのが現代の市中病院内科医師のトレンドではあり、昔とは違い今は家族延命処置希望しないことも多い。家族胃瘻や中心静脈栄養など希望しなければ生きるには不十分なカロリーである末梢点滴のみを続け、緩和的に看取る方針になることは多い。

私は10年以上医者をしているが、今でもこの延命処置をしない…自分が命を長らえさせることが出来るのにあえて行わないということを、まるで自分のその人を殺しているかのように思ってしまう。

もちろん延命処置をしないことは自然の流れに身を任せることであり、延命治療を行うことで本人の苦痛が増すのはわかっている。意識や理性がなくなっても痛みや苦しみはわかるはずだ。しかし私が命を捌いていいのかと常に思ってしまう。ICするとき延命治療を強く勧めるわけではないが、家族延命処置希望した場合はあまり止めないようにしている。

年次を経ても慣れず、逆に経験が増え、特に高齢者が急性期疾患を合併したときなどで、この人はこのままなら亡くなるが無理矢理栄養投与をしたり、人工呼吸器をつけたりすれば命だけは半年から単位で持たせられるだろうというのがより正確にわかるようになった。嫌な気分になることが増えた。そういう文字通りの延命可能なのに行わないと決定したときには命の形に触れる気がする。家族意見無視して栄養投与すれば生かせられるがそれをしない。家族延命を説得することが行えるのにしない。できるのにしないのは自分である。手の平大で少しどろっとした感触で、こぼれ落ちるのをそのままにする。

人の人生に関わるのは嫌だなぁと思いながら今日仕事を続けている。多分医者には向いておらず、一生慣れないままだろう。

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