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2024-03-23

お前らさ、まだ女子枠が大学入試だけだと思ってるワケ?

最近アファーマティブ・アクションに対する議論が活発になっているのを感じる。

だがその内容は「女子枠」といった大学入試に関するモノが殆どの様に思える。

SNSなどを見てるとまだ殆ど人間が気付いていないようだが、女性優遇の波はSNSでは可視化されていない所にも既に浸透している。

その一つが『税金』だ。

昨年12月22日に令和6年の税制大綱が閣議決定された。毎年この時期になると次の年の税制が確定する事になっている。

変化はいくつかあったが今回取り上げるのは『賃上げ促進税制』だ。

これは企業従業員給与一定%以上増加させた場合に増加額の何割かをその年の法人税から減税できるという制度であり、国が従業員賃上げを促進する目的施行された。

一応中小企業からでも使える事になっており、制度使用可能になる%と減税の税率は毎年コロコロ変わる。

その『賃上げ促進税制』に来年変化が起きる。

プラチナくるみん』あるいは『プラチナえるぼし』を取得している企業場合は、追加で5%減税できるという内容だ。

急にふわふわした単語が出てきたが

くるみん」とは要約すると男に育休を沢山取らせた企業に与えられる認定エンブレムで、「えるぼし」とは女性活躍させた企業に与えられるエンブレムだ。

厚生労働省が旗振り役を担っている。

エンブレムは実績に比例してランク付けされており「プラチナ」は最上位グレードである事を意味する。

「えるぼし」における女性活躍定義は以下の通りだ。

採用

労働時間

離職率

管理職

これら4つの項目全てで女性社員の数値が男性社員一定率以上下回らない事が「えるぼし」の認定条件となっている。

えるぼし取得企業さら複数の条件を満たした上で省庁に申請することで「プラチナえるぼし」を取得する事ができる。

ちなみに数値の設定はかなりシビアだ。

たとえば女性離職率は男の80%を下回らない様にコントロールする必要がある。

仮に男が5人退職した場合女性退職絶対に4人以下になるように抑えなければならない。

採用においても女性男性と約同数を採用する必要がある。

女性からの応募が多かった場合結果的に男ばかりになりました」は通用しない。

必ず約同数程度になるように採用結果を調整する必要がある。

また労働時間においては女性残業は毎月45時間未満でなければならない。

管理職も、女性男性管理職の8割以上をキープする必要がある

仮に男を5人管理職に昇進させる場合は、女性も4人以上管理職に昇進させる必要がある。

そうしなければ「プラチナえるぼし」の認定が受けられず減税する事が出来ない。

この「えるぼし」の一番の特徴は女性に対しては諸々の厳しい制約が課せられているものの、男に対しては一切の制約が無いという事だ。 

男の採用ゼロだろうが、男だけ全員リストラしようが、男だけ月100時間残業だろうが、管理職に男が例えゼロ人であっても税額控除には一切の影響がない。

こういったエンブレム基本的大企業社会自分たちいか先進的な存在かをアピールするために用いられる。

いわば広告宣伝費みたいなもの短期的なコスパ度外視だ。

「えるぼし」は女性活躍のための認定なので男性配慮が含まれていないのは当然だし、別にそれが問題でもなかった。

だがそれも2024年までの話だ。

何故ならこれまではえるぼしがビジネスに直接関与してくる事はなかったからだ。

自分が驚いたのはこういった認定税金という直接的な実利を国税庁が紐づけてしまった事だ。

この件にもし問題があるとすれば恐らくそれは厚生労働省ではなく国税庁の方だろう。

これはつまり、これまでは大企業の余剰リソースで行ってきたはずのポリコレ戦略が、これから王道生存戦略として用いられるようになる事を意味する。

まり今後の経営者合理的人材戦略とは、男の採用はなるべく削り、退職したくなるような激務は男にやらせ残業は男に押し付け管理職には女性を優先して出世させる事なのだ

なぜならその方がシンプル税金が減って利益が生まれからだ。

今回の5%減税は賃上げ促進税制の中ではオプション的な立ち位置だ。

これが来年すぐさま社会に影響を及ぼすとは自分も思っていないが、これからもっと控除税率が上がっていったり、制度世間に周知されていけばその先は分からない。

そして昨今の風潮を見るに今の日本はその方向に向かって進んでいる様に思える。

…そろそろ全員目を覚ました方が良い。

厚生労働省の「えるぼし」のページには

設立背景として「男女の賃金格差は依然激しく」とあるが、私は男女で給与が分かれている求人票を生まれて一度も見た事がない。

現代でそんなものを公に出せば即座に大炎上するだろう。

男女の賃金格差が生まれ理由シンプル残業時間の差と、出産によるキャリア喪失理由だ。

子供が生まれれば夫婦の内の片方はキャリアを捨てて育児に入る事を強いられる。

現代でその役目を担っているのは殆ど女性である訳だが別にそれは差別されているからという訳ではなく、妻より年収の高い夫を働かせた方が合理的からという理由に過ぎない。

なぜ年収の高い夫と低い妻という組み合わせが大多数になるのかというと、女性自身が年収の低い男よりも高い男を好むからに他ならない。

なので女性は『夫ももっと家事しろ』と叫ぶ事はあっても『私が働くから夫は仕事を辞めて代わりに家事しろ』と言う事は絶対にない。

キャリア喪失女性自身の選択なのだ

それを結果だけ拾って平等化するというのは最早『女性優遇』と表現して差し支えないだろう。

えるぼしと減税の紐づけの先にあるもの男女平等でもなんでもない、純粋男性差別社会の実現だ。

殆ど人間大学入試にばかり囚われて、この事にまだ気付きもしていない事実に私は絶望している。

男に産まれただけで不幸になる世の中は、お前達が思っている以上にすぐそこまで迫っている。

誰も教えてくれないハローワーク求人の探し方

ハロワ求人ゴミばっかと言うのがネット上の定説であるが、実態として、


というのが実際のところであろうし、また以上のような言説では真面目にハローワークインターネットサービス仕様検証しているところなど無く、Xランドでは少し触って極端にクソな求人ピックアップしてやっぱりクソ!とか言ってる程度である

当然ながら仕様理解してないゲームレビューは総じて無価値なのでまず仕様説明する。


まず重要なのはハロワはSOLDが表示されないメルカリという認識が一番近いということだ。売れる条件の求人はとっとと売れて消滅している。

平日の昼に完全新着順で求人更新されること、そもそもユーザー数が多いことから、良い条件の求人は即日消滅することすらあった。

またPR検索結果に介入してこないのでユーザーにとっての検索体験独自テイストになる。他と比較すると大手メリットは少ないが中小には有利な設計である

よってその仕様の良し悪しはともかく、最適な戦略は以下のとおりである

  • 平日昼に定期的に希望条件で検索し、出てきたらなるべく早く紹介状をもらって応募する

最近ユーザー登録していれば行かなくても電話オンラインで紹介を受けてネット紹介状を出してくれるハローワークがある。近所でやってないとかそこの担当者が気に入らなくて行きたくないとかでも遠隔地のハローワークでも対応してくれるので適当なところを利用すれば良い)


ハロワを褒めたところでアフィ報酬がもらえるわけではないので誰も教えてくれないが、これを実行してみると明らかな優良求人が出ては即消えてる実態を知ることができる。

逆に言うとこれができない・やりたくないのであればハロワの優良求人には遭遇しづらいので使わない方がいいだろう。

2024-01-19

ベンチャーの奴が大企業に行ったら元の界隈が気持ち悪くなった

興味ないかもしれないが誰にも言えないから書かせてください。

増田は約15年ベンチャー界隈でそのうちの約10年は役員資金調達から営業、人事までその時々でなんでもやってた。とあることがきっかけでベンチャー界隈を脱出してここ数年大企業にいる。

元々はベンチャー違和感なんてなかったんだが、段々疲れてきたこともあったし、「資本潤沢な大手で好き勝手できる特権」みたいなのを運よくゲットできたので、転職して大手に行った。

安定収入美味しいです。

ベンチャー気持ち悪いところ

自分ベンチャーだったはずなんだけど、すごい気持ち悪い。何が気持ちいかという言語化が難しいんだけど、羅列させてもらうと、

  1. イキりが気持ち悪い。皮肉屋なところもオレわかっちゃったんですよみたいなのもモテないコンプレックスの固まりみたいな感じがして胃もたれがする。
  2. ブランディング気持ち悪い。え、何あの「自分テーマソングつけちゃうんです」みたいな2つ名みたいなの。XX@BtoB営業の鬼みたいのみると胃もたれがする。
  3. 結局はサークルでワイワイしてて、3文字イベントとか本当に金稼ぐ気あんのかこいつらって思ってしまう。
  4. 新興ヤクザorマルチ商法集団みがあるのが寒い特にVC逆恨みだとか言うけど傍から見てもモラルコンプラも無いに等しくて酷い。何でイキッてんのこいつら。PE崩れ?大手金融崩れなの?みたいに思えてくる。



でもってさ、なんでか知らんけど俺らカッケーとか思ってる感じがまたひどい。

自分の知ってるベンチャー役員不倫乱交、P活、オフィス不倫コンプラ違反どころじゃなくて笑える。

大手もあるのかもしれんが、やっぱり上場企業だとそういうのって表にならないように気を付けるんだよなーと思うよ。キャバクラとか連れてかれるけど。

そんでもって、ベンチャーそいつらがガンガンメディア出て「僕たちは未来に生きているんだ」みたいに語ってると本当シラけるし、頭悪いんだよなと思ってしまう。

ベンチャー役員社員妊娠させて婚外子とか聞いてて気持ち悪くなったことも何度もあったし、セフレ自慢や顧客情報暴露みたいなのが本当懐かしい。

イキリきもい巣窟Twitter(x)とFacebooknote

皆も気持ち悪い馴れ合いを見たかたらここを見れば一発だ。

「ここがイケてないよ大手」「ベンチャー馬鹿にするな」みたいなオンパレードで、たまに「大手情報収集された!!!ムキー!!」とかなってるんだけどぶっちゃけお前らのことなんて大手雑草くらいにしか思ってないんだよな…。

だって所詮ベンチャーだし…、もっと言えば「それってただのサークルでは?」ってのと「零細企業の方がまだ偉い」と思ってるよ。俺でさえ思ってるよ。

俺も前は同じ穴の狢だったから、気持ちはわかる。

目立ってなんぼの世界。目立ちたがり屋が起業することは多いけど、必然的ピエロになるしかないという事も多い。広告宣伝費も掛けられないんだから無料メディアで如何に目立つかくらいしか目に留まらせていただけないよね。

なぜ気持ち悪くなったのか考察した

でもなんでここまで気持ち悪いと思っているのか、という事に対して幾つか考えてみた

  1. なんか全体が宗教臭いのが生理的に受け付けない
  2. 金が無いのに偉そうだし、結局金が稼げてないのに偉そうにしてて強がってるのを見ていると中二病だった時の自分を見ているようで共感羞恥になる。
  3. というか新しいタイプ中二病というか、「何者でもないけど何者かになりたいオレ」大演説って感じがして辛い。たまに選挙とかでネタ枠なのか?みたいな人の演説見てると居た堪れなくなるんだけど、それに似てる。
  4. XXさんはすごい、頭がいいという名指しでの崇拝文化がまるで(以下略)そして、そいつって確か捕まったよな?ってなる。

俺はもう大企業だけどさっていう俺も気持ち悪いんだけど、ぶっちゃけこっち側活躍できなかったはみ出した人みたいな感じに思えてくるんだよ。

俺がそうだったからかもしれないけど。

こっちに来てからベンチャー絡みの奴と接するのが嫌になったし、たまに一緒に仕事する事もあるし全員ではないけどレベルが低いなと思ってしまう。

多分俺はベンチャーに居た時の自分も大嫌いだったんだと思う。一番がこれなんじゃないのかな。

からこそ、脱却できて本当に良かった。特にベンチャーカンファレンスとか2度と行きたくないし新興VCとか結局大企業が出した金で運用してるわけで、なんでそんなに偉そうにしてられるの?本当にワカラナイ…俺らにはポリシーがって言うけど、PEだったりもちゃんポリシーがあるでしょうよ。

打率どれくらいよっていって1割未満だったりするわけでそれなら中小企業MAした方が良いだろ。

さて明日社畜から社会貢献する為に寝るわ。お休み

2024-01-02

印象操作ってこうやるのね。釣られる増田もちょろすぎだな。

>> ~皆さんののふるさと納税で、こどもたちにプレゼント

他にも、こどもたちに体験を届けるための企画管理システムの開発費・運用管理費、対象の方に情報を届ける広報活動費等に、活用させていただきます

https://furusato-shibuya.jp/cf/detail.php?unid=444e53ff2931d202cbe06b4e28212948

(※何故かここは画像だったので書き起こした。なお、どの程度の割合で用いられる予定かの記載はなかった。)

というわけで、わざわざ「等」と書かれているということはフローレンス運営費用にも相当程度用いられると思われるが、その割合が書かれていないので不明である

管理費には人件費を含むのが通例なので、フローレンス所属する者の給料役員報酬、その他様々な費用に充当することももちろん可能だ。

ちなみに、フローレンスの手掛ける他事業では直接子供に渡る部分は1%程度で、大部分が人件費広告宣伝費に充当されていた(https://togetter.com/li/1314349)。

子供に直接渡る部分は企業から寄付で賄ったりしていたのだろうか。税金の投入に見合う成果だったのかはこれから検証されるのだろう。~ <<

→これを読んだら、「運営管理費」は「システムの」にかかっていることは明白。使途限定的。そして最後にわざわざ「これから検証される」との文。お前もわかってないじゃんwwださ。

togetterの1パーセントの数値も外部から類推しかない。ファクトがあるかと思って全部見ちゃったよ。時間を返せよ。残念だが、それをファクトのように扱うことは誤認を生む。頭はそこそこかもだけど、意図邪悪

印象操作の結果として得たいと想定されるもの:駒崎氏が脱法的に経済的利得を得ていた!!みたいな。

だけど、これだけの情報では判断できませんね。それは増田も明言しています。ということはこの文章についての意義は印象操作以外残らないわけです。お金をもらっているのかボランティアなのかわかりませんが、お疲れさまです。お前の文章意味ないよ。

ちなみにふるさと納税制度的に疑問を感じるので、無駄お金を使うよりは地方交付税等で効率的にやってください派です。

2024-01-01

ふるさと納税クラウドファンディングを用いた節税方法

子育て支援で著名な駒崎弘樹氏・著名なライターヨッピー氏と、Colaboの追及で有名な暇空茜さんと揉めているようだ。

その中で、駒崎氏がクラウドファンディングに100万円の自腹を切ったという記事があった。

このやり方を見て、非常に賢い、合法的節税方法だと思ったので備忘的に残しておきたい。

(駒崎氏やヨッピー氏と暇空茜氏の主張はどうでもいいです、念の為

ふるさと納税クラウドファンディングとは

従来のふるさと納税寄附金の使い道を選ぶことができますが、「ふるさと納税クラウドファンディング」ではプロジェクトごとに寄附金の使い道がより明確になっているのが特徴です。そして、寄附者様には共感したプロジェクト選択して寄附いただくため、従来のふるさと納税よりも寄附者様の想いをダイレクトに反映させることができます

ふるさと納税クラウドファンディング」を通して行われた寄附は、従来のふるさと納税の寄附と同じように扱われます確定申告またはワンストップ特例制度を利用することで、寄附金額の2,000円を超える部分について、一定の限度額まで原則として所得税住民税から全額が控除されます

渋谷区Webより)

というわけで、使途を限定したふるさと納税という理解で良さそうだ。

駒崎氏が100万円の寄付をしたのは本当か

駒崎氏が自身noteにおいて「ふるさと納税ラファンで、100万円自腹切りました」(https://note.com/komazaki/n/n2c019ceec5fe)としているので本当だろう。

駒崎氏の自己負担額はどの程度か

渋谷区Webによると、2000円の負担金のみのようだ。ただし、ふるさと納税には所得に応じて上限額が定められており、100万円のふるさと納税をして上限に引っかからないようにするには年間所得で3000万円以上必要になる。(https://www.city.maebashi.gunma.jp/material/files/group/8/itirann.pdf

もちろん、上限以上に寄付をすることもできるがそれをするなら直接NPO寄付をすれば良いだけなので、駒崎氏は自己負担額2000円と言うことだろう。

(厳密にいうなら、仮に100万円中限度額を超えている部分があるならその部分は「納税」ではないので、もとの駒崎氏の記事ミスリードになると思われる。)

寄付金の行き先は

寄附額に83パーセントを乗じた金額(千円に満たない端数は切り捨て)

渋谷区WEBより)

というわけで、寄付額の83%が、自己会長を務めるフローレンス交付される、とのことだ。

また、フローレンスでは役員報酬が支払われている。(フローレンス定款19条1項(https://florence.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/10/teikan2021.pdf))

交付されたお金の使い道は

皆さんののふるさと納税で、こどもたちにプレゼント

他にも、こどもたちに体験を届けるための企画管理システムの開発費・運用管理費、対象の方に情報を届ける広報活動費等に、活用させていただきます

https://furusato-shibuya.jp/cf/detail.php?unid=444e53ff2931d202cbe06b4e28212948

(※何故かここは画像だったので書き起こした。なお、どの程度の割合で用いられる予定かの記載はなかった。)

というわけで、わざわざ「等」と書かれているということはフローレンス運営費用にも相当程度用いられると思われるが、その割合が書かれていないので不明である

管理費には人件費を含むのが通例なので、フローレンス所属する者の給料役員報酬、その他様々な費用に充当することももちろん可能だ。

ちなみに、フローレンスの手掛ける他事業では直接子供に渡る部分は1%程度で、大部分が人件費広告宣伝費に充当されていた(https://togetter.com/li/1314349)。

子供に直接渡る部分は企業から寄付で賄ったりしていたのだろうか。税金の投入に見合う成果だったのかはこれから検証されるのだろう。

まとめ

◯駒崎氏はふるさと納税として100万円を渋谷区納税した。

本来支払うべき所得税住民税からほぼ全額が控除されるので、自己負担は2000円である

納税した100万円のうち83万円は自己トップを務めるフローレンス交付される。

フローレンス交付されたお金の使途割合について明記されていない。

◯駒崎氏はフローレンス会長であるので、フローレンスから役員報酬または給与その他金銭を受け取ることができる立場(実際の報酬額は明らかにされてないか不明)であり、またその肩書で多数の著作や講演等の実績がある。

◯このようにNPOふるさと納税クラウドファンディングを組み合わせれば、通常のふるさと納税還元率(最大50%だが、定価計算されているものが多く実質的には25%程度)をはるかに超えるリターン率を合法的に生み出すことができる。

◯更に、これを実績として宣伝して事業拡大したり、出版・講演などをすることも可能だ。社会起業家として非常にクレバーと言えるだろう。みんなも賢く金儲けしよう

◯追加として、自身ふるさと納税以外に他人から貰ったふるさと納税も、自身役員報酬等に充当することも含めて使途制限はない。

まとめのまとめ(1/2追記

自己納税額の83%を自己NPO還流させられる。

◯更にそれを宣伝することにより耳目を集め、他者納税額の83%を自己NPO還流させられる。

還流された税金の使途制限はなく、そこから自身報酬を受け取ることも可能である

ブコメ返し(1/2追記

本来支払うべき所得税住民税からほぼ全額が控除されるので、自己負担は2000円である。”←控除で戻って来るのは払った額×税率分だけなのでコレは悪質な印象操作と判定される可能性あり。

ふるさと納税上の控除の概念理解してないのはこのブコメ

控除上限額−2000円が全額税金から減額されるって形になり、それを控除と表現している(というか自己負担額がない形で控除が計算される。)

渋谷区Webにもこの通りの表現で書いてあり、総務省でも特例としてそのように記載されている。(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/deduction.html

というかそうじゃなきゃ誰がふるさと納税なんてするんだよ。

仕組みに疑問を持つのは良いと思うが、はてな民NPO会計は使途含め公開されていることや、利益剰余金社員に還付できない制度であることぐらいはわかってコメントしてるのか不安https://florence.or.jp/about/ir/

駒崎氏が大企業役員並みに報酬を受け取ってると自身で述べていること、フローレンスに随分資金が積み上がっていることはぐぐったらでてきたね

それに還付できなくても役員報酬給与にはできるよね

何かケチつけたいのか知らないが、肉とかメロンとか家電自己消費する人よりはよっぽど立派じゃないの。/ふるさと納税自体の可否はもちろん別だが、増田はもちろんやってないんだよね?

ふるさと納税することを「自腹を切る」とは言ったことはないかな。

あと、更にそれをアピールして自分団体の懐に入るクラウドファンディング宣伝したこともないね

更に、83%も還流するふるさと納税なんてやったこともないよ。

ふるさと納税で集まったお金自治体用途使用時期を申請して審査を受けたのちに交付活動期間が終了したら事業報告書などを作成して報告する決まりになっているから、好き勝手に使えるわけではないと思うよ

要綱のどこに使途の制限が書いてあるの?

事業報告しろと書いてあるだけだよ?

そこに「人件費」だとか「管理費」とか書いてあったら渋谷区拒否するの?しないでしょ

ちなみに駒崎氏と渋谷区長はそこそこ懇意なようだね。(https://florence.or.jp/news/2017/09/post19905/

あ、事業報告を厳しくチェックされないために、自治体側のトップを抑えておく必要があるって指摘かな?それならご尤も

2023-11-29

iPhoneがなぜ日本人に受け入れられたか


なんとなくこの業界に関わってきたので、どうして日本でこんなにiPhoneが支持されるようになったのか、ちょっと書いてみたいと思う。ちなみに俺は今は亡きS社(今は完全に消滅して、かつての本社市役所になっている)でPHS(みんな覚えてる?)の開発に携わったのが最初。その後は出向で三浦半島の先の方で怒りのデスロードみたいな経験をしたり転職して某関西メーカーAndroidやったり。当時一緒にやってた人たちの一部は京セラに行ったけど、大体はどこに行ったか知らない。とにかく日本の一大産業であった携帯電話基地局生産や開発に一通り関わってきて、その衰退とともに生きてきました。

 

で、よく知られているように日本携帯電話1999年iモードの導入から劇的に進歩し、ネットが見れるだけでなく、カメラも付きラジオも聞け非接触決済もできて音楽を聞いてテレビまで見れて、もちろん防水でアプリまで動かすことができた。カッチリ作られた二つ折りやスライド機構は触ってるだけで楽しかったし、こんな携帯日本メーカー以外どこも作れなかった。

 

まあそれがガラパゴスと言われて後々の衰退につながるんだけど、実際はドコモガラパゴスを良しとしてなくて、iモードを普及させようとして海外携帯キャリアガンガン出資していたし(その大半が失敗して莫大な損失が生じた)、ドコモ進出と同時に日本メーカーは高機能携帯世界に売り込もうとした。でも結局どれもうまく行かなかった。なんとか海外地盤を築いていたのはソニー・エリクソン三洋くらいで、三洋アメリカスプリントCDMA携帯を輸出してそこそこのシェアを取っていた。ライヴァルであるモトローラとかサムスン携帯を買って研究していたのが懐かしい。

 

後にAndroidiPhoneがすごい勢いでエコシステム世界に広げていくのを見ると、どうしてiモードにはそれができなかったのかなと思ったりする。まあでも日本メーカーの小さな筐体にぎっちりと機能の詰まった携帯は、個人的にはサイバーでありジョリーグッドで今でも好きなのだが、海外はいまいち受けなかったし、ドコモおんぶにだっこで儲けていたNECやらパナやら富士通は、お付き合い程度にしか海外進出をする気もなかったようだ。

 

当時すでにスマートフォン海外ではそこそこ普及しており、SymbianとかPocketPCとかBlackBerryなんかの端末は結構海外ビジネスマンは使っていた。しか日本はいわゆる「ガラケー」のデキが良すぎてほとんど普及せず。シャープWindowsCEを積んだW-ZERO3を出してたくらい(持ってた)。

 

で、2010年追記2008年の間違いだった、申し訳ない)ついにiPhone日本で発売。もちろん俺は買った。当時ソフトバンクの独占発売だった。よく知られているように、当時の論調は「iPhoneより日本ガラケーの方がずっと高機能」で、こんなものは驚異にはならないという話だった。確かにiPhoneはすぐに電池が切れるし、FeliCaも防水もワンセグもなし。文章コピペもできないダメケータイだった。実のところ俺自身も使ってみて、こんなダサいもの日本携帯に勝てるもんかと思った。しかソフトバンクiPhone未来イメージシンプルで安い料金プランでガンガン攻めてきて、audocomo対応せざるを得なかった。

 

まもなくシャープ富士通東芝ソニーNECなどが次々とAndroidスマホ発売。このあたりの大混乱の思い出はブコメでもよく見るけど、未だにどうしてこうなったんだと思わざるを得ない体たらくだった。iPhoneに対抗するためにキャリアワンセグFeliCaの搭載を求めたために、開発は難航。第一Androidの開発をしたことがある人なんていなかったし、そもそもスマホなんて作ったことなかったのだった。納期に間に合わせるためにやっつけて作ったソフト不具合連発。一体何であんなもんを作ったのか未だにわからない、メガネケヱスと言われて1円でばらまかれたシャープの端末、まともに動いた時間のほうが少ないと言われたレグザフォン、ホッカイロスマホと言われ東京湾在庫が沈められたと噂されたアローズ。この頃俺は端末の開発からは遠ざかっていたけど、何人が死んでるんだろうと思うくらい現場悲惨だったようだ。

 

それでも各社はなんとしてでもiPhoneに抗おうと必死だったようだ。AndroidiOSはほぼ同時期に出てきているんだけど、端末開発では若干iOSが先んじたが、実際のところ世界ではスマホシェアはあっという間にAndroidiPhoneを抜き去っている。しか日本Android勢はソニーエリクソンを除けば総崩れで、iPhoneを扱うソフトバンクへの流出が止まらない。まずauiPhone4を扱うことに。docomoは当初ツートップ戦略というサムスンソニースマホで推す作戦に出たが、それによってパナやNECといった古くから携帯を作ってきたメーカーが脱落。その後2013年Appleに屈した。その契約屈辱的な内容だったらしく、日経は「不平等条約」と書いた。専用の売り場を設けたりといったよく知られている事に加えて、一説によると販売する端末の3~4割がiPhoneでなければならないとか、iPhoneのために莫大な広告宣伝費負担するなどである。未だに日本ではiPhoneが発売されるとaudocomoiPhoneCMを流すが、あれにはAppleは1銭も出していない。全部キャリアの持ち出しである。彼らの強欲なやり方を告発した、「アップル帝国の正体」という本が出たのもこの頃だ。

 

結局の所キャリア各社はこの契約を履行するために、iPhone用のお得な料金プランや分割購入プランを作り、窓口でも積極的に売り込んだ。初期のAndroidスマホのできの悪さを見聞きしてきた人たちは一斉に乗り換えていった。キャリアはいままで苦楽をともにしてきた日本メーカーをあっさりと見捨ててApple推しまくった。この頃はAndroidの開発もこなれてきて割とマシなスマホ日本メーカーも作れるようになってきたが、もうキャリア消費者も見向きもしなかったのだ。実際iPhoneは使いやすかったし、膨大なCM提灯記事キャリアショップのど真ん中で扱われたことで、もうスマホを買うことはiPhoneを買うことと同じくなっていく。

 

もうこうなるとiPhoneなしでは全くキャリア戦略は成り立たない。今に至るまでApple契約した屈辱的な関係を捨てることはできず、結局の所3キャリアAppleの言いなりになって莫大な国富を貢ぎ続けた。まあ彼らのやり方がうまかったといえばそうなんだが、こんな事になってしまった国は日本くらいで、いまやアメリカをもしのぎ世界で最もiOSシェアの高い国である。他の国ではiPhoneは一部の富裕層の持ち物であり、安くて高性能なAndroidスマホがとっくに主流になっている。iPhoneはそのCPUを除けばもうすでにイノベーションからは周回遅れであり、中国メーカーの作るAndroidがいまや先端を突っ走っているが、日本ではなぜか多くの人がiPhone最先端で最高性能と信じ続けた。

 

結果として、この給料のまるで上がらない国で、値段が上がり続けるiPhoneは売れ続け、日経が「最新のiPhone日本人平均給与の6割」という記事を書くまでになった。まあ別に何を買おうと勝手なのだけど、貧困女子といったタイトルがつく報道カップラーメンをすすっている人が持っているスマホが、10万円近いiPhoneだったりするどこか歪んだ社会になってしまった。最近も同僚から家族みんなでiPhoneを買い換えるので40万かかる」との嘆きを聴いた。OPPOあたりにしとけば全員分買っても10万で済みそうなのだが、その選択肢は彼らにはない。

 

とにかく日本キャリア総務省の顔色を伺いながらiPhoneを売るだけのAppleポチになってしまった。audocomo傲慢な連中だったが(もっと言えばNECもパナもry)、Appleはそれに輪をかけて傲慢クズ会社である。彼らが電気電子産業が壊滅した焼け野原日本から、ケツの毛一本までも利益をむしり取っていく現状は悲劇しか言いようがない。一社支配的な力を持つ市場はろくなことにならないという証左であろうが、もっともそのクソに完膚なきまでに負けたのも我々である。ほんとすみません

 

俺は岐阜のS社の研究所と虎ノ門DDIポケット本社を往復してた時代から、百花繚乱のごとく日本携帯が咲き乱れた黄金期を生きて、それらが全部Appleになぎ倒されていく歴史の中に身を置き、どうしてこうなってしまったのか、どこでどうしたら良かったのかと今も思う。しばらくはiPhoneに使われる部品日本製が多かったが、今や台湾韓国にも負けてしまった。スマホCPUを作れたのはルネサスだけでそれも一世代消滅メモリ液晶もだめになって、今やNANDとMLCCくらいか。最終製品を失った日本にもう一度半導体をと言っても虚しく響く。

iPhoneがなぜ日本人に受け入れられたか


なんとなくこの業界に関わってきたので、どうして日本でこんなにiPhoneが支持されるようになったのか、ちょっと書いてみたいと思う。ちなみに俺は今は亡きS社(今は完全に消滅して、かつての本社市役所になっている)でPHS(みんな覚えてる?)の開発に携わったのが最初。その後は出向で三浦半島の先の方で怒りのデスロードみたいな経験をしたり転職して某関西メーカーAndroidやったり。当時一緒にやってた人たちの一部は京セラに行ったけど、大体はどこに行ったか知らない。とにかく日本の一大産業であった携帯電話基地局生産や開発に一通り関わってきて、その衰退とともに生きてきました。

 

で、よく知られているように日本携帯電話1999年iモードの導入から劇的に進歩し、ネットが見れるだけでなく、カメラも付きラジオも聞け非接触決済もできて音楽を聞いてテレビまで見れて、もちろん防水でアプリまで動かすことができた。カッチリ作られた二つ折りやスライド機構は触ってるだけで楽しかったし、こんな携帯日本メーカー以外どこも作れなかった。

 

まあそれがガラパゴスと言われて後々の衰退につながるんだけど、実際はドコモガラパゴスを良しとしてなくて、iモードを普及させようとして海外携帯キャリアガンガン出資していたし(その大半が失敗して莫大な損失が生じた)、ドコモ進出と同時に日本メーカーは高機能携帯世界に売り込もうとした。でも結局どれもうまく行かなかった。なんとか海外地盤を築いていたのはソニー・エリクソン三洋くらいで、三洋アメリカスプリントCDMA携帯を輸出してそこそこのシェアを取っていた。ライヴァルであるモトローラとかサムスン携帯を買って研究していたのが懐かしい。

 

後にAndroidiPhoneがすごい勢いでエコシステム世界に広げていくのを見ると、どうしてiモードにはそれができなかったのかなと思ったりする。まあでも日本メーカーの小さな筐体にぎっちりと機能の詰まった携帯は、個人的にはサイバーでありジョリーグッドで今でも好きなのだが、海外はいまいち受けなかったし、ドコモおんぶにだっこで儲けていたNECやらパナやら富士通は、お付き合い程度にしか海外進出をする気もなかったようだ。

 

当時すでにスマートフォン海外ではそこそこ普及しており、SymbianとかPocketPCとかBlackBerryなんかの端末は結構海外ビジネスマンは使っていた。しか日本はいわゆる「ガラケー」のデキが良すぎてほとんど普及せず。シャープWindowsCEを積んだW-ZERO3を出してたくらい(持ってた)。

 

で、2010年追記2008年の間違いだった、申し訳ない)ついにiPhone日本で発売。もちろん俺は買った。当時ソフトバンクの独占発売だった。よく知られているように、当時の論調は「iPhoneより日本ガラケーの方がずっと高機能」で、こんなものは驚異にはならないという話だった。確かにiPhoneはすぐに電池が切れるし、FeliCaも防水もワンセグもなし。文章コピペもできないダメケータイだった。実のところ俺自身も使ってみて、こんなダサいもの日本携帯に勝てるもんかと思った。しかソフトバンクiPhone未来イメージシンプルで安い料金プランでガンガン攻めてきて、audocomo対応せざるを得なかった。

 

まもなくシャープ富士通東芝ソニーNECなどが次々とAndroidスマホ発売。このあたりの大混乱の思い出はブコメでもよく見るけど、未だにどうしてこうなったんだと思わざるを得ない体たらくだった。iPhoneに対抗するためにキャリアワンセグFeliCaの搭載を求めたために、開発は難航。第一Androidの開発をしたことがある人なんていなかったし、そもそもスマホなんて作ったことなかったのだった。納期に間に合わせるためにやっつけて作ったソフト不具合連発。一体何であんなもんを作ったのか未だにわからない、メガネケヱスと言われて1円でばらまかれたシャープの端末、まともに動いた時間のほうが少ないと言われたレグザフォン、ホッカイロスマホと言われ東京湾在庫が沈められたと噂されたアローズ。この頃俺は端末の開発からは遠ざかっていたけど、何人が死んでるんだろうと思うくらい現場悲惨だったようだ。

 

それでも各社はなんとしてでもiPhoneに抗おうと必死だったようだ。AndroidiOSはほぼ同時期に出てきているんだけど、端末開発では若干iOSが先んじたが、実際のところ世界ではスマホシェアはあっという間にAndroidiPhoneを抜き去っている。しか日本Android勢はソニーエリクソンを除けば総崩れで、iPhoneを扱うソフトバンクへの流出が止まらない。まずauiPhone4を扱うことに。docomoは当初ツートップ戦略というサムスンソニースマホで推す作戦に出たが、それによってパナやNECといった古くから携帯を作ってきたメーカーが脱落。その後2013年Appleに屈した。その契約屈辱的な内容だったらしく、日経は「不平等条約」と書いた。専用の売り場を設けたりといったよく知られている事に加えて、一説によると販売する端末の3~4割がiPhoneでなければならないとか、iPhoneのために莫大な広告宣伝費負担するなどである。未だに日本ではiPhoneが発売されるとaudocomoiPhoneCMを流すが、あれにはAppleは1銭も出していない。全部キャリアの持ち出しである。彼らの強欲なやり方を告発した、「アップル帝国の正体」という本が出たのもこの頃だ。

 

結局の所キャリア各社はこの契約を履行するために、iPhone用のお得な料金プランや分割購入プランを作り、窓口でも積極的に売り込んだ。初期のAndroidスマホのできの悪さを見聞きしてきた人たちは一斉に乗り換えていった。キャリアはいままで苦楽をともにしてきた日本メーカーをあっさりと見捨ててApple推しまくった。この頃はAndroidの開発もこなれてきて割とマシなスマホ日本メーカーも作れるようになってきたが、もうキャリア消費者も見向きもしなかったのだ。実際iPhoneは使いやすかったし、膨大なCM提灯記事キャリアショップのど真ん中で扱われたことで、もうスマホを買うことはiPhoneを買うことと同じくなっていく。

 

もうこうなるとiPhoneなしでは全くキャリア戦略は成り立たない。今に至るまでApple契約した屈辱的な関係を捨てることはできず、結局の所3キャリアAppleの言いなりになって莫大な国富を貢ぎ続けた。まあ彼らのやり方がうまかったといえばそうなんだが、こんな事になってしまった国は日本くらいで、いまやアメリカをもしのぎ世界で最もiOSシェアの高い国である。他の国ではiPhoneは一部の富裕層の持ち物であり、安くて高性能なAndroidスマホがとっくに主流になっている。iPhoneはそのCPUを除けばもうすでにイノベーションからは周回遅れであり、中国メーカーの作るAndroidがいまや先端を突っ走っているが、日本ではなぜか多くの人がiPhone最先端で最高性能と信じ続けた。

 

結果として、この給料のまるで上がらない国で、値段が上がり続けるiPhoneは売れ続け、日経が「最新のiPhone日本人平均給与の6割」という記事を書くまでになった。まあ別に何を買おうと勝手なのだけど、貧困女子といったタイトルがつく報道カップラーメンをすすっている人が持っているスマホが、10万円近いiPhoneだったりするどこか歪んだ社会になってしまった。最近も同僚から家族みんなでiPhoneを買い換えるので40万かかる」との嘆きを聴いた。OPPOあたりにしとけば全員分買っても10万で済みそうなのだが、その選択肢は彼らにはない。

 

とにかく日本キャリア総務省の顔色を伺いながらiPhoneを売るだけのAppleポチになってしまった。audocomo傲慢な連中だったが(もっと言えばNECもパナもry)、Appleはそれに輪をかけて傲慢クズ会社である。彼らが電気電子産業が壊滅した焼け野原日本から、ケツの毛一本までも利益をむしり取っていく現状は悲劇しか言いようがない。一社支配的な力を持つ市場はろくなことにならないという証左であろうが、もっともそのクソに完膚なきまでに負けたのも我々である。ほんとすみません

 

俺は岐阜のS社の研究所と虎ノ門DDIポケット本社を往復してた時代から、百花繚乱のごとく日本携帯が咲き乱れた黄金期を生きて、それらが全部Appleになぎ倒されていく歴史の中に身を置き、どうしてこうなってしまったのか、どこでどうしたら良かったのかと今も思う。しばらくはiPhoneに使われる部品日本製が多かったが、今や台湾韓国にも負けてしまった。スマホCPUを作れたのはルネサスだけでそれも一世代消滅メモリ液晶もだめになって、今やNANDとMLCCくらいか。最終製品を失った日本にもう一度半導体をと言っても虚しく響く。

2023-08-05

投資物件不動産屋が自分で買わない理由

個人経営は別だけど、

不動産屋は基本不動産を売る。

賃貸物件必要以上には持てない。

運用するのは一定収入は得られるけど、会社の規模によってそれでは足りない。

逆に松竹みたいに自社ビルを建て替えてデカくして貸す。

でもこれは映画コケたりするリスク回避

それは超一等地からできる。(あと容積率

通常は物件を回転させる。

https://www.veritas-investment.co.jp/contents/4770/

短期的に利益をあげ経費を払う必要がある不動産会社

不動産会社は、営業担当者を雇っている以上、毎月人件費を支払わなければなりません。また、これ以外にも会社経営には広告宣伝費事務所家賃備品購入費、通信費などたくさんの経費が掛かります

不動産会社はこれらの経費をまかなうために、毎月経費以上の利益をあげる必要があります。優良物件を一つ所有しているからといって、会社経営にかかる経費をすべてまかなうことはとてもできません。

必然的に、不動産会社リスクを背負って複数物件仕入れ、売却することで利益を積み上げていくことになります。売却益は会社経営必要な経費と社内留保、そして次の物件の購入費用に充てられるので、売却益が立たなければ、優良物件が出た時に購入するチャンスを逃してしまます。これが、不動産会社が自社で優良物件保有し続けない理由です。

会社の規模は一定というのは難しい。

2023-07-18

何かの業者を選ぶときにどのくらい広告を出している業者を選ぶのが良いかと考えてしまう。

・沢山広告を出している→広告宣伝費が費用に上乗せされるから高くなりそう。見た目だけの張りぼてで実力が無いかもしれない

全然広告を出していない→やる気があるのかわからない。力量に自信が無いのかもしれない。

・ほどほどに広告を出している→ちょうどいい?

2023-07-14

宮崎駿最新作が今日封切り

これもう広告宣伝費0円で長編映画撮ったらどんだけ金稼げるのかの実験だろ

2023-07-02

Twitter利用制限損害賠償になるのか?

仮に1000万円広告宣伝費払えば100万人程度に対して訴求効果がある、という宣伝を信じて広告を出したとする

それが場合によっては100人とか10レベルの訴求効果になりました、これは仕様なので仕方ありませんねwとか言われても1000万払った方は到底納得できないと思うんだよね

唐揚げランチが食べたくて1000円払ったら、「今日はこれだけです」とたくあん唐揚げの端っこを一欠片寄越されてさあ1000円払え、と言われた様なもの

大金払ってる企業ほど激怒する案件だと思うんだけど、どう対処するんだろうね?

どうせ広告効果には一切の責任を持たないみたいな契約内容になっているんだろうけど、どこまでそういった文面に効力があるのかは疑問

2023-05-11

anond:20230509104636

ツイッターダメな点は、広告宣伝効果がめちゃくちゃ高いメディアにも関わらず、公式広告枠を買うよりもフォロワーの多いユーザーツイート依頼した方が宣伝効果が高いってことだと思う。

巨額の広告宣伝費が動いているのに、それらはツイッター運営を素通りしてユーザークライアントとの間で直接やりとりされるだけ。

これでは運営健全収益を得られるわけがない。

2022-12-27

anond:20221226142009

6500円って買う方からしたら高いけど、200万じゃ作る方も割に合わんね

まあ広告宣伝費でしょ

どの記事でもトップに載ってるし

2022-12-26

anond:20221225211832

6500円なら外見はこんなもんでしょ (味は知らんけど)。

そもそも普通クリスマスケーキ 2000~3000円とするならたかが2倍程度。

訓練されたパティシエ手作りする金額じゃないって。

名の売れたホテルケーキとか、5万とか10万とかもあるじゃん

そもそも人を1時間動かすのにいくらかると思ってるんだ。

原材料費広告宣伝費輸送費もかかるよ。

6500円なんて大量生産の枠内でしか成立しえないんだから夢みちゃいかんよ。

2022-07-31

さて、先の6月23日より、「AV出演被害防止・救済法」、いわゆるAV新法が試行された。法の骨子としては、AV出演契約の際に契約関係を明文化し、その内容を出演者説明すること、撮影における同意のない行為禁止契約から撮影撮影から販売までの間に一定モラトリアムを設けること、出演者契約から1年間は無条件に契約を解除できる権利を持つこと、などというものであり、成人年齢の引き下げに伴って、責任能力不安のある新成人を中心とした、女性AVにまつわる被害を防止することを目的としている。

私の考えるこの法制問題点は、法が実際のAV業界実態に即しておらず、法の施行に伴ってAV業界で働くセックスワーカー雇用を奪うだけにとどまらず、「AV被害者」を増加させかねないというところである

第一に、AV業界セックスワーカー雇用が奪われる問題についてであるAVに出演する女性は、非常に流動的であり、この法で定める1年間の契約解除期間を必ず守るであろう女性を見極めるのは、当然メーカーにとっては困難である。そして、実際にAV販売前に契約が解除されてしまった場合メーカー撮影コストをはじめ広告宣伝費プロダクトの製造費用等を回収することはできず、丸損となる。また、AV女優の中で、ひとりで作品に出演することができるほど人気のある女優は全体の20%に満たないとされ、その他の女優は、複数女優が出演する作品女優の一人としてAVに出演する。このうち後者場合、新法適用後、メーカーにとっては、ひとつ作品に出演する女優が多ければ多いほどその作品が「だめになる」可能性は上昇するため、必然的にそうした作品撮影を避けることになり、先に挙げた残り約80%のAV女優雇用を失う可能性がある。すでにそうした動きはメーカーにみられ、撮影の中止が相次ぐなど、先行きは芳しくない。法案を提議した政治家やそれを支援した人権団体は、本当にAV業界クリーン化を目指しているのか、あるいは実際にはAV業の排除を目指しているのか、定かではないが、少なくとも前者をスローガンとして掲げている以上は、現場AV女優ベネフィットがある形での法制化を検討することはできなかったのだろうか。法制化という実績にかられて、セックスワーカー権利を置き去りにした、政治家人権団体の身勝手体現した法であるというように思えてならない。

第二に、新たな「AV被害者」を増やしかねないという点についてである。近年、にわかに数を増やしつつある「似非AVとして、アンダーグラウンドでペイ・パー・ビュー方式により販売されているものがある。これは、国内法の規制の届かない海外本拠を置く日本語プラットフォームにおいて、素性のわからない個人法人独自撮影したAV等を出品するというもので、当然風営法違反するものであり、同プラットフォームにおける出品者から逮捕者複数出ていながらも、依然として出品数は増え続けている。このようなAVが増えている原因としては、法制施行から煩雑契約手続きをすっ飛ばし撮影販売可能であることからAV撮影者・出演者の双方に一定需要があったことや、国内法規制では不可能映像表現可能であることなどがある。そして、AV新法の施行により、先に挙げた「雇用を奪われた」AV女優がこうした危険AVに流れ、新たな被害を生むのではないかという指摘がなされている。政策立案に携わった人々にAV業界への十分な理解があれば、あるいは現場への十分なヒアリングなどが行われていれば、こうしたアンダーグラウンドAVに対する規制を強化していく案を盛り込むなど、実際にAV女優被害から防ぐ法整備につなげることができたはずだが、そうしたヒアリングなどはほとんど行われることはなかったという。

近しい知人に複数セックスワーカーを持つ身として、こうした性産業に関する政治動向には強い関心を持っていたのだが、今回のAV新法についてはただただ残念である。この法案の成立の背景には人権団体による強い後押しがあったといい、私なりにそうした団体について調べることもしたのだが、その関係者には元セックスワーカーもおり、それではどうしてこのような現場の実情を無視した法案が提出されることとなってしまったのか、理解に苦しむ。そうした人権団体が掲げる「女性権利向上」というスローガンには、もちろん私は賛成なのだが、AV新法から見て取れるように、一部の人意見のみを取り上げることによって、男女間の分断どころか、女性間での分断も招きかねないということを、法整備に携わる方々には十分に考慮していただきたい。

2022-06-15

会社経営して利益も出してる私が賃上げをしない理由

フェイクや数字のボカしを多少入れてるので注意。自分たちが今私みたいな中小企業経営者だったらどうするか想像しながら読んでほしい



私は年商数億・利益千万社員20~30人の中小企業経営してる。業態身バレのために言わないが原価のかかるもの販売してる。

昨今のインフレの話もあり賃上げ検討してるのだがどうしても踏み出せない。

その一番の理由人件費が完全に固定費から


利益というものは季節変動や原価率の変動によく振り回される。最近では月単位赤字に落ちる月もあった。


そんな中、日本では驚くほど人を辞めさせるのが大変だ。退職金を積んだとしても常に訴訟リスクがつきまとう。

正社員減給もかなり骨が折れる。

そのため社員人件費は一度積んだら下げられない、辞めさせられない。


私の会社では人手が必要な際は派遣業務委託を駆使するようにしてる。

販売戦略計画のようなレベルの高い業務にもプロフリーランス人材業務委託として活用してる。

これらのフリーランス人材半年以上ずっと業務を請け負ってくれてて社員とも仲が良く、社員と同等に扱われる。

さらにこれらのフリーランスは単価で月100万払ってる人もいるのだ。社員の月給に比べて明らかに高い。


なぜ私がこれらの業務委託派遣人材を高単価で活用してるかというと答えは単純で、いざとなったら切れるからだ。

我々の経営においては彼らは「変動費」なのである広告宣伝費のように市況に応じて調整弁として使えるのだ。




アメリカなどで給料が上がってる背景は絶対にこの点がある。アメリカでは即日レベル簡単に人を辞めさせられる。アメリカ大手金融大手ITが数千万円の給料を出せてる理由変動費に近い扱いができるからだ。


もし日本社員を辞めさせやすい法体制ならば私の会社でも社員フリーランスと同じ月給100万の水準をもっと出したいし出せると思う。

日本賃上げの答えは案外単純にこれだったりする。




「いつクビになるかわからないのは怖い」という意見はありえる。だが辞めさせるということは新たに人を雇うスピードも早くなる。回転率が上がる。

他社も同じ経営判断になっていくと、クビになった社員がまた仕事を見つけることはそこまで難しいことはないはずだ。

つどつど仲介料を取る人材市場もかなり巨大化しそういう経済効果もあるだろう。




なぜこの方向に社会が進まないのか?

私がこれを匿名増田で書いてる理由でもあるのだが、今の日本経営者立場で「人を辞めさせやすくしたい」と言うと必ず炎上うるからだ。そのため経団連人間たちも、パソナのように国にべったり癒着した人材企業ですらこれを実際に発言することは憚られる。


これは日本の多くの経営者がきっと頭の中ではわかってるが声に出せない日本救済のシナリオだ。

誰か権力を持った人間勇気を出してこの方向に向くように扇動すればきっと日本は救える。



追記

アメリカが人を辞めさせやすいという事を証明する法律はどこだと聞かれたので下記を読んで欲しい。

"随意雇用at-will 雇用英語 at-will employment, employment at will)とはアメリカ合衆国労働法英語版)の用語であり、期間の定めのない雇用契約は雇用者・被用者のどちらからでも・いつでも・いかなる理由でも・理由がなくても自由に解約できるという原則のことである[1]。この原則を employment-at-will doctrine日本語訳 随意雇用原則)と呼ぶ[2]。

随意雇用のもとでは、解雇および辞職は即時に行うことができ、手当金や予告は必要とされない[2]。"

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%8F%E6%84%8F%E9%9B%87%E7%94%A8#:~:text=%E9%9A%8F%E6%84%8F%E9%9B%87%E7%94%A8%E3%80%81at%2Dwill%20%E9%9B%87%E7%94%A8,%E5%8E%9F%E5%89%87%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82


追記2

賞与についてのコメントがたくさん来てるが、賞与はもちろん出してる。だがそこまで賞与額は高くなく業績が良かった年に多めに出してる程度。


社員家賃などの生活水準賞与込みでは考えない。ボーナスあくまボーナスでありベース給与ではない。これはサラリーマンなら当たり前だと思う。


賞与存在に甘んじてベース給与をおさえるパターンはあるがその状況は一サラリーマンにとってかなり不利だろ。


追記3

ブコメ増えてて驚いている。

・もう一度言うが賞与は多少出してるが、サラリーマンなら毎年賞与がある前提で生活水準を決めることはないだろ。

・毎年昇給も少ないがしている。できれば社員にはインフレ率を一定超える昇給してあげたい。だが売上は毎年変わるしITベンチャーのように急成長してる会社ではないか固定費増は避けようとしてしまう。

・私は別に優秀な経営者ではないから至らない点はたくさんある。私は中小企業、いや零細企業か、を細々と経営してるただの人だ。ブラック企業にならずに社員自分幸せで飯が食えるために努力してるだけだ。ただ世の中には私みたいな層がそれなりにいるとわかって欲しい。

アメリカを引き合いに出したが欧州労働法はそこまで詳しくない。ドイツなんかだと労組が異常に強いか労組経由での賃上げ圧力が強いという程度の知識しかない。ドイツでも労組の手が及ばない中小企業での賃上げ傾向がどうなってるのかは知らない。ブコメ欧州の話が多かったのでこれを機に勉強してみようと思う。ありがとう

2022-02-19

anond:20220219165913

共感できるところもあるが、日本が、っていうより、結局「広告費で成り立っています無料コンテンツ問題根本なような気がする。

インターネット上のコンテンツ自分が見たいものより、誰かが見せたい、意見誘導したい、広告したい、広告宣伝費を稼ぎたいトラップであふれるところが

ディストピアの原因ではないだろうか。

2021-12-09

anond:20211209132234

一回数十億円ぐらいらしいね宇宙行くのって。

前澤さんは、アプリインストールしてる人全員にお金を配るらしいから、宇宙行くだけの人とはちょっと違うかも。

自分で儲けた金だから使い方は自由だし、金貰えるなら貰いたい。どうせたかるなら、持ち上げといたほうがよいだろうし。

抽選金額が変わるとか言ってるけど、アプリダウンロード者は多くても1000万人ぐらいじゃなかろうか。多分数百万人。

宇宙行きにかけた金額ぐらいは配ってくれると勝手に予想してる。

何十億かを数百万人で分けたら大体何円ずつぐらいになるのだろうか。

誰か計算して。

久しぶりに寄付アプリ開いてみたら、寄付に応募してる人が激減してて意外だった。

少額の案件が増えたのと、応募にフォロー必要なのが多いのがやっぱり面倒だったりするんだろな。

それでも数万円で一時的とはいえフォロワー何千人獲得できるから、業種によっては広告宣伝費としては安いのかもしれない。社会貢献してる気にもなれるし

2021-10-26

iPhoneがなぜ日本人に受け入れられたか

最近増田ホットAndroidiPhoneの罵り合い。楽しいですね。

 

なんとなくこの業界に関わってきたので、どうして日本でこんなにiPhoneが支持されるようになったのか、ちょっと書いてみたいと思う。ちなみに俺は今は亡きS社(今は完全に消滅して、かつての本社市役所になっている)でPHS(みんな覚えてる?)の開発に携わったのが最初。その後は出向で三浦半島の先の方で怒りのデスロードみたいな経験をしたり転職して某関西メーカーAndroidやったり。当時一緒にやってた人たちの一部は京セラに行ったけど、大体はどこに行ったか知らない。とにかく日本の一大産業であった携帯電話基地局生産や開発に一通り関わってきて、その衰退とともに生きてきました。

 

で、よく知られているように日本携帯電話1999年iモードの導入から劇的に進歩し、ネットが見れるだけでなく、カメラも付きラジオも聞け非接触決済もできて音楽を聞いてテレビまで見れて、もちろん防水でアプリまで動かすことができた。カッチリ作られた二つ折りやスライド機構は触ってるだけで楽しかったし、こんな携帯日本メーカー以外どこも作れなかった。

 

まあそれがガラパゴスと言われて後々の衰退につながるんだけど、実際はドコモガラパゴスを良しとしてなくて、iモードを普及させようとして海外携帯キャリアガンガン出資していたし(その大半が失敗して莫大な損失が生じた)、ドコモ進出と同時に日本メーカーは高機能携帯世界に売り込もうとした。でも結局どれもうまく行かなかった。なんとか海外地盤を築いていたのはソニー・エリクソン三洋くらいで、三洋アメリカスプリントCDMA携帯を輸出してそこそこのシェアを取っていた。ライヴァルであるモトローラとかサムスン携帯を買って研究していたのが懐かしい。

 

後にAndroidiPhoneがすごい勢いでエコシステム世界に広げていくのを見ると、どうしてiモードにはそれができなかったのかなと思ったりする。まあでも日本メーカーの小さな筐体にぎっちりと機能の詰まった携帯は、個人的にはサイバーでありジョリーグッドで今でも好きなのだが、海外はいまいち受けなかったし、ドコモおんぶにだっこで儲けていたNECやらパナやら富士通は、お付き合い程度にしか海外進出をする気もなかったようだ。

 

当時すでにスマートフォン海外ではそこそこ普及しており、SymbianとかPocketPCとかBlackBerryなんかの端末は結構海外ビジネスマンは使っていた。しか日本はいわゆる「ガラケー」のデキが良すぎてほとんど普及せず。シャープWindowsCEを積んだW-ZERO3を出してたくらい(持ってた)。

 

で、2010年追記2008年の間違いだった、申し訳ない)ついにiPhone日本で発売。もちろん俺は買った。当時ソフトバンクの独占発売だった。よく知られているように、当時の論調は「iPhoneより日本ガラケーの方がずっと高機能」で、こんなものは驚異にはならないという話だった。確かにiPhoneはすぐに電池が切れるし、FeliCaも防水もワンセグもなし。文章コピペもできないダメケータイだった。実のところ俺自身も使ってみて、こんなダサいもの日本携帯に勝てるもんかと思った。しかソフトバンクiPhone未来イメージシンプルで安い料金プランでガンガン攻めてきて、audocomo対応せざるを得なかった。

 

まもなくシャープ富士通東芝ソニーNECなどが次々とAndroidスマホ発売。このあたりの大混乱の思い出はブコメでもよく見るけど、未だにどうしてこうなったんだと思わざるを得ない体たらくだった。iPhoneに対抗するためにキャリアワンセグFeliCaの搭載を求めたために、開発は難航。第一Androidの開発をしたことがある人なんていなかったし、そもそもスマホなんて作ったことなかったのだった。納期に間に合わせるためにやっつけて作ったソフト不具合連発。一体何であんなもんを作ったのか未だにわからない、メガネケヱスと言われて1円でばらまかれたシャープの端末、まともに動いた時間のほうが少ないと言われたレグザフォン、ホッカイロスマホと言われ東京湾在庫が沈められたと噂されたアローズ。この頃俺は端末の開発からは遠ざかっていたけど、何人が死んでるんだろうと思うくらい現場悲惨だったようだ。

 

それでも各社はなんとしてでもiPhoneに抗おうと必死だったようだ。AndroidiOSはほぼ同時期に出てきているんだけど、端末開発では若干iOSが先んじたが、実際のところ世界ではスマホシェアはあっという間にAndroidiPhoneを抜き去っている。しか日本Android勢はソニーエリクソンを除けば総崩れで、iPhoneを扱うソフトバンクへの流出が止まらない。まずauiPhone4を扱うことに。docomoは当初ツートップ戦略というサムスンソニースマホで推す作戦に出たが、それによってパナやNECといった古くから携帯を作ってきたメーカーが脱落。その後2013年Appleに屈した。その契約屈辱的な内容だったらしく、日経は「不平等条約」と書いた。専用の売り場を設けたりといったよく知られている事に加えて、一説によると販売する端末の3~4割がiPhoneでなければならないとか、iPhoneのために莫大な広告宣伝費負担するなどである。未だに日本ではiPhoneが発売されるとaudocomoiPhoneCMを流すが、あれにはAppleは1銭も出していない。全部キャリアの持ち出しである。彼らの強欲なやり方を告発した、「アップル帝国の正体」という本が出たのもこの頃だ。

 

結局の所キャリア各社はこの契約を履行するために、iPhone用のお得な料金プランや分割購入プランを作り、窓口でも積極的に売り込んだ。初期のAndroidスマホのできの悪さを見聞きしてきた人たちは一斉に乗り換えていった。キャリアはいままで苦楽をともにしてきた日本メーカーをあっさりと見捨ててApple推しまくった。この頃はAndroidの開発もこなれてきて割とマシなスマホ日本メーカーも作れるようになってきたが、もうキャリア消費者も見向きもしなかったのだ。実際iPhoneは使いやすかったし、膨大なCM提灯記事キャリアショップのど真ん中で扱われたことで、もうスマホを買うことはiPhoneを買うことと同じくなっていく。

 

もうこうなるとiPhoneなしでは全くキャリア戦略は成り立たない。今に至るまでApple契約した屈辱的な関係を捨てることはできず、結局の所3キャリアAppleの言いなりになって莫大な国富を貢ぎ続けた。まあ彼らのやり方がうまかったといえばそうなんだが、こんな事になってしまった国は日本くらいで、いまやアメリカをもしのぎ世界で最もiOSシェアの高い国である。他の国ではiPhoneは一部の富裕層の持ち物であり、安くて高性能なAndroidスマホがとっくに主流になっている。iPhoneはそのCPUを除けばもうすでにイノベーションからは周回遅れであり、中国メーカーの作るAndroidがいまや先端を突っ走っているが、日本ではなぜか多くの人がiPhone最先端で最高性能と信じ続けた。

 

結果として、この給料のまるで上がらない国で、値段が上がり続けるiPhoneは売れ続け、日経が「最新のiPhone日本人平均給与の6割」という記事を書くまでになった。まあ別に何を買おうと勝手なのだけど、貧困女子といったタイトルがつく報道カップラーメンをすすっている人が持っているスマホが、10万円近いiPhoneだったりするどこか歪んだ社会になってしまった。最近も同僚から家族みんなでiPhoneを買い換えるので40万かかる」との嘆きを聴いた。OPPOあたりにしとけば全員分買っても10万で済みそうなのだが、その選択肢は彼らにはない。

 

とにかく日本キャリア総務省の顔色を伺いながらiPhoneを売るだけのAppleポチになってしまった。audocomo傲慢な連中だったが(もっと言えばNECもパナもry)、Appleはそれに輪をかけて傲慢クズ会社である。彼らが電気電子産業が壊滅した焼け野原日本から、ケツの毛一本までも利益をむしり取っていく現状は悲劇しか言いようがない。一社支配的な力を持つ市場はろくなことにならないという証左であろうが、もっともそのクソに完膚なきまでに負けたのも我々である。ほんとすみません

 

俺は岐阜のS社の研究所と虎ノ門DDIポケット本社を往復してた時代から、百花繚乱のごとく日本携帯が咲き乱れた黄金期を生きて、それらが全部Appleになぎ倒されていく歴史の中に身を置き、どうしてこうなってしまったのか、どこでどうしたら良かったのかと今も思う。しばらくはiPhoneに使われる部品日本製が多かったが、今や台湾韓国にも負けてしまった。スマホCPUを作れたのはルネサスだけでそれも一世代消滅メモリ液晶もだめになって、今やNANDとMLCCくらいか。最終製品を失った日本にもう一度半導体をと言っても虚しく響く。

 

まあ、もう50すぎのおっさん独り言です。ちなみに私が使っているのはかつてアメリカ市場で我々とCDMA携帯シェアを争ったサムスンGalaxy。妻とむすめはiPhoneです。二人は絶対iPhoneじゃなきゃいやだ、Androidは使いにくいといいますおっさんはそんなことないと思います。でも、何言ってもも彼女らは「iPhone」なのです。

2021-07-19

小山田圭吾さんの虐待告白に関する考察

歓迎されてないオリンピック

オリンピック開会式楽曲担当する小山田圭吾さんの過去いじめ(という名の凄惨虐待)が

世間に渦巻く東京オリンピックへの反感に引火して、大炎上を起こしている。

今、世間オリンピックを歓迎してない。おもてなし出来る雰囲気ではない。

特に首都高1,000円増しなどの政策オリンピックに関心ない都民にも負荷をかけるので、

ダイレクトオリンピック政府に対する憎悪を招くだろう。

損切りが出来ない組委員会

このオリンピック佐野研二郎氏のロゴパクリ疑惑森喜朗氏の女性蔑視発言などしょっちゅう炎上事件を起こしている。

この先の展開は全部同じで、組織委員会が本人に謝罪か釈明をさせて、続行とするが、それでは不十分と再炎上

次々と追撃されて、損害がどんどん拡大し、圧力限界に到達して、辞任させざるを得なくなる。

オリンピック組織委員会問題過小評価してしまい、損切りができない。

小山田圭吾氏もこれから海外報道に飛び火して、最終的には圧力限界に達して、切るしかなくなる。

誰も小山田圭吾心中はしたくない。


一方でトヨタオリンピックCM放送しないという決断を下した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/29eb18c22249c6022a450750d97dd9dbdbb34035

既に東京オリンピックに莫大な広告宣伝費を投入しているにもかかわらずだ。

この判断の速さと正確さには舌を巻く。


そもそも東京オリンピック自体損切りしてしまえばよかったが、膨大な投資をしてしまったので、その判断ができなかった。

国民生命を守るためにオリンピックを中止する。この決断の信を問う。」と解散総選挙してれば菅義偉さんでも勝てたかもしれない。

おそらく秋の総選挙都議選の二の舞だろう。強力な政府がいなくなり、不自由するのは国民の方だ。

小山田圭吾さんの人生の貸し借り

小山田圭吾さんについてだが、30年以上前に彼と彼の仲間がいじめ(というのなの凄惨虐待)を行っていたのは事実だろう。

彼のインタビュー記事から知的障害者への強烈な軽蔑が感じられる。自分より劣った弱い人間に対して、当時としても傷害罪に当たるような虐待を行っていた。

そのことを成人後に雑誌で誇らしげに語っていたのは、確かに90年代時代背景もあるだろう。

過去事件現代価値観から断罪するのは不当という意見もわかるが、やはり当時としても犯罪行為だろう。


東京オリンピック開会式楽曲担当という彼のミュージシャン人生の最高到達点(何故彼なんだという議論は置いておく)で

30年以上前知的障害者へのいじめで、大炎上し、彼を選考した広告代理店担当者、オリンピック組織委員会、彼の協力者に

莫大な迷惑をかけながら、最高到達点から最低到達点に引きずり降ろされるだろう。


個人的人生の貸し借りは最終的には解消されると思っている。言わば小山田圭吾さん10代に行った知的障害者への虐待という”巨大な借り”は

50代の人生の円熟期のまさにピークで返済を迫られているわけで、イソップ童話のような話がまさに展開している。

彼はとんでもなく苦悩しているだろうが、まさにそれは人生の貸し借りの返済を迫られているものであって、

今回の事件にどのように対応するかは小山田圭吾さんの人生の可否に通ずると思う。


追記

小山田圭吾氏の留任 組織委があらためて強調「貢献は大きなもの

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4e4e3d2c6ffe2798f060409602ebfc621c5f059?tokyo2020

これは悪手だな。「高い倫理観を持って創作活動するクリエーター」という表現がとても良くない。

倫理観がないから、こんなことをしてるんじゃないかとツッコまれるし、

更に彼の倫理観がない過去ネタを掘り返される。

結局、小山田圭吾さんを切るまで際限なくダメージが膨らむ。大会は数日後なのに。

何でこんなに運営が拙いんだろう。

リスク評価ダメコンが無いし、無責任なんだが、日本陸海軍大本営もかくやと感じる。

2021-05-09

スポンサーになると何が得なの?

オリンピックスポンサーになる為には大枚をはたくわけで

スポンサーになると会場に広告打ったりできて、世界中に自社を宣伝できるってことぐらい?

今、この時期のオリンピック広告主って、逆に印象悪くならないのかねえ。

あとは何かお得なのはある?

そんな広告宣伝費に金かけて実際に売上とか伸びるんだろうか

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