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はてなキーワード: 年貢とは

2022-11-02

anond:20221101162313

これ 

1 魔王はA帝国に貢いでおり、高い年貢に苦しんだ人々は、魔王を倒し、魔王2をたてた

2 魔王2はS帝国に貢ぎ、S帝国代理でA帝国との戦争をはじめたので、多くの人々が○された

2022-10-29

有資資格専門職なんだけど、会社組織で働いていた。

なんていうか、全然違うかもしれないけど、全国に50事務所くらい展開している税理士事務所を同一資本運営している、みたいな感じ。

そこの一事務所税理士的というイメージ

資格持ちの税理士はその事務所では自分だけで、他にスタッフが数名。

業界特定されたくないので、あくまでもイメージ

んでさ、辞めて起業すんのよ。すぐ近くで。

クソみたいな会社からさ、皆クソなことに気づいてどんどん人が辞めてんのね。

んで、クソだからあんまり入ってはこない。

い組織だから無資格スタッフにとっては居心地良いのかも。そっちは結構人が増えてるイメージ。でも有資格者が辞めちゃう。んで、業務量が過大なのに残業するなとか意味不明なこと言われるから辞める。

競業避止義務の定めとかないから、近くで起業するんだけど、まあヤメハラが凄い。

優良企業としてではないけど、親会社は誰もが知っているグループ企業からさ、変なことはできないだろうと思ってた。

から、後任を決める猶予がないと会社も困るだろうなと思って、辞めて起業することを結構早めに上司に伝えてやった。

最初地域同業者として仲良くやっていきましょうなんて言われてさ、さすが腐っても規模が大きい企業なだけはあるなと思ったのよ。

ところがどっこい、後任が決まった途端に早く辞めろと退職勧奨ですよ。

遠方への異動かやめるか選べって。

からさ、もう2-3ヶ月働きたかったんだけど、辞めたよ。

そうするとさ、困る顧客が出るじゃん。

だけどさ、個人情報は抜けないかホームページ作ったのよ。起業予定のお知らせとさ、突然やめてごめんねってのを書いてさ。もうちょっと働きたかったんだけど、会社に認めてるもらえず辞めざるを得ませんでしたってさ。

そんでさ、元上司から連絡来たよ。

誹謗中傷書くなら訴訟するぞ!」って脅しですよ。

ヤクザやなぁと。

でも、ラインで連絡来て良かったですよ。電話だと脅迫証拠残らないじゃん。今後も電話には出ないようにしようと思うわ。

近隣で起業する方が悪いって?

いやそりゃ俺だって中小企業修行させてもらったならこんなことしないよ。

そもそも納得いく待遇なら辞めないし、俺は新卒で入ったわけじゃない。即戦力として貢献してきた。っていうか裁量はなく責任だけ被させられて非主流派のクソみたいなポジションで長年貢献してきた。今までで1番忙しく働いて、会社客観指標でも俺が1番頑張っていることが明らかなのに、待遇を下げられたらそりゃ辞めるって。食事もロクに取れず、文字通り身を削って働いた結果給料下げられるんだぜ?意味わからんだろ。

一緒に働いていたスタッフは、もちろん引き抜く人もいるんだけど、残る人にも幸せになってほしいと願っているよ。

ただ、前職の俺に関わった管理職役員地獄に堕ちろと願うよ。

あ、でも本当に地獄に落ちてクソどもが入れ替わって素晴らしい会社になってしまうと、競合としてつらいので、潰れない程度に苦しみながら生きながらえてほしいわ。

先に独立していった先輩方が、なんでそんなに会社を恨んでいるのかイマイチからなかったけれど、自分ごとになってはじめてわかった。

でも辞めて良かった。

不遇を受け入れるか、管理職としてこういう非人道的なことをし続けるしか会社で生き残る道はなかったわけだ。

俺はアトキンソン好きだったのよね。日本中小企業が多いから非効率ってやつ。

大企業効率化するのは、全てが明文化されて暗黙のルールとかでグレーゾーン文化の乏しいアメリカからよね。

日本大企業の方が非効率になる気がする。

こういう話ってさ、業界内ではすぐ広がるのよね。そんなに大きくない業界からさ。

気持ちよく辞められるようにした方が今後のためにもなるだろうに。

2022-09-14

anond:20220914131402

関係ないけど「年貢の納め時」って変な言葉じゃね?

年貢ってそんなに逃げて逃げて捕まったかしょうがなく納めるものだったの?

もっとシステマティックにいついつに納めなさいみたいなのじゃなかったのか?

2022-08-21

江戸時代肥溜めはあまり臭くなかった説

まずヤツらは肉をほとんど食べていない。

主食雑穀(米は年貢用でほとんど食えない)、卵は高級品なので売って現金収入にしただろう。

牛馬は農耕のために必須資産であり食べる発想がなかった。

まり動物性のものほとんど摂っていなかった。

地域によっては川魚をよく食べていたかもしれないが、その程度である

また、肥溜めには発酵飼料(米ぬか、麦わら)を入れていればほとんど無臭だったと思われる。

と、この記事を見て思った。

https://thecampus.jp/media/122/

2022-07-22

anond:20220722101331

しろ飯が食えなくなったか正義執行するんじゃないですか?

年貢が高すぎてママ餓死して自分も死にそうだから悪代官天誅するとか

2022-07-18

anond:20220718201634

昔、一揆の首謀者を処刑した上で年貢を少し安くしたみたいな話かな

2022-06-28

anond:20220628145959

でもそれ農民からもっと年貢を搾り取るためだしなぁ

飢饉とき倹約とか言ってたのかなぁ

2022-06-22

ハシモトホームパワハラ案件ヤバすぎ

ここまで頭おかしいと人災というより何らかの地理的因縁を感じる

八戸といえば天保飢饉で大打撃があったところか

天明天保の大飢饉

八戸藩は、天明の大飢饉で深刻な打撃を受け、百姓一揆も起き、年貢の増徴による藩財政改善も見込めない状況に陥っていた。このため、八戸藩の運営は御用商人からの借り入れに頼らざるを得なくなっていた。そんな中、時の藩主南部信真は野村軍記を登用し、文政2年(1819年)、「国政御主法替」と称する藩政改革に乗り出した。その一環として、八戸藩最大の産物である大豆専売制を開始。もともと大豆流通に力を持っていた商人たちを排除し、あらたな御用商人を登用した。その過程で、従来最大の権勢を誇っていた七崎屋を取り潰した。文政6年には大野鉄山を藩営とし、実際の運用西町屋に任せて利益を藩に収めさせた。天保3年(1832年)、天保の大飢饉が発生。八戸藩では領知高2万石のうち1万1千石が損毛となる大凶作となった。翌年も8割の減収となった。藩は財政に窮し、御用商人西町屋や美濃屋に銀札を発行させ、預かり小切手も発行して米や食糧の買占めを行おうとした。しかし、インフレが急激に進行し経済が大混乱となり、天保5年には久慈農民一揆をおこし、民衆八戸城下へ押し寄せる事態となった。いわゆる「稗三合一揆である。これは、藩が1人1日稗三合の食糧を残して、残りを全て価値の激減している銀札や小切手で買い占めようとしたことから、このように呼ばれた。一揆に対して野村軍記は武力鎮圧を主張したが採用されず、一揆側の主張をほぼ受け入れる形で決着した。そのため野村軍記が進めていた藩政改革ほとんどが否定されることになり、野村自身も失脚。幽閉され間もなく死去した[2]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E6%88%B8%E8%97%A9

自殺社員侮辱の「賞状」 遺族が勤務先の住宅会社提訴

2022/6/21 18:48

新年会男性に渡された賞状を模した書面。翌月、男性自殺した(画像の一部を加工しています

青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」が、青森市40代男性社員平成30年に自殺=に、賞状を模し侮辱する内容の書面を渡していたことが、遺族側への取材で分かった。遺族は20日、パワハラ長時間労働自殺につながったとして、会社などに約8千万円の損害賠償を求め、青森地裁提訴した。会社側は「表彰の一環」と説明している。

原告側によると、関係会社も参加した30年1月の新年会で、男性課長が作った「症状」と題した書面を渡された。文面には「今まで大した成績を残さず、あーあって感じ」などと書かれていた。上司から「おまえはバカ」とのショートメッセージを受け取るなどした男性は翌2月、重度の鬱病発症自殺した。

男性の妻は、代理人弁護士を通じ「こんな『症状』を渡して、家族が見たらどう思うのか、何も想像しなかったのかと不思議でなりません」とのコメントを出している。

https://www.sankei.com/article/20220621-SAR4XBLCPVNZNEDYKGDZKZPR74/

被害者に合掌

2022-05-17

anond:20220517175536

でも田んぼを測量して年貢徴収するのに名前と台帳は必要ですよね。

YouTuberみたいに勝手に名乗れば?「アーティストGACKT」とか狙い目だゾ

2022-05-07

anond:20220507184912

大昔の人は畑耕して年貢おさめるだけの人生だったんじゃないの

ロシアウクライナ占領地の農家に「収穫量の70%を引き渡すこと」を条件に種まきを許可

年貢かあ

徳川将軍にあこがれる

2022-03-07

NHKBBC

ここ数日、BBCニュース映像翻訳付きで見られるし、考察ニュース記事もすぐに流れてくるし、

距離的な問題はあるにせよNHK存在意義について考えてしまう。


やっぱり、「世界を見てる狩猟民族」と「小作人から年貢を吸い上げる地主農耕民族」の違いなのかね。

2022-02-20

anond:20220220215359

村を作るだろ?

定住して住居を作るだろ?

稲作をはじめるだろ?

リーダーになりたがるやつが出てくるだろ?

なんだかんだジャイアンみたいなやつだろ?

つの間にか年貢を収めさせられるようになるだろ?

でも村にいないと仕事や食料が安定しないから逃げれないだろ?

身分リーダーを頂点としたピラミッド階層構造になるだろ?

上の階層ほどモテるだろ?

非モテ村でも俺は最下層だろ?

ほら、村作る意味がなくなってるだろ?

2021-12-13

信長秀吉家康の功績まとめ

織田信長の功績

関所撤廃流通の円滑化への一手)

道路の整備(流通の円滑化への一手)

・腐敗した宗教団体の成敗(比叡山焼き討ち)

・はかりとしての枡の統一規格を定める(計量の安定化)

豊富秀吉の功績

刀狩り(武器の取り上げによる農民などの武力弱体化)

太閤検地単位としての尺を制定し、年貢の取り立て量を明確にした)

徳川家康の功績

東京整備(家康支配前は荒れ果てた湿地帯の田舎だった)

貨幣制度統一(金銀の管理流通

2021-11-20

昔の年貢四公六民とか五公五民とかだったらしいけれど

俺は毎日シコシコだぞ

2021-10-29

anond:20211029012020

税というのは、そもそも公共のために使われるものから

どんな徴収の仕方をしても全く問題が無い。

コメを作ったら年貢をおさめ、関所を通ったら関税をおさめ、井戸を掘ったら井戸税を課す。

人間社会活動のあらゆる行為課税対象であり、

どこからどれくらい税を取ると、社会全体のバランスがよくなるか?だけが議論対象となる。

anond:20211029012020

所得税がとられる意味もあまり釈然としないがまだわかる

稼ぎに対しての年貢みたいなものなんだろう

年貢を納めないといけない理由がわからないが

消費になぜ税がかかるのか?

消費税意味がわからない

消費にたいしてなぜ税がかかるのか

ぽっと出の税ということもあってかなにか釈然としない

 

税が必要なのはわかる

国や自治体で使うために必要なんだろう

 

住民税がとられる意味はなんとなくわかる

住んでるとこへのショバ代と思えば納得できる 

所得税がとられる意味もあまり釈然としないがまだわかる

稼ぎに対しての年貢みたいなものなんだろう

 

だけども消費税意味わからん

消費すんのに金とるのなんでなん?

効率よく取りやすいから取る側の都合でだけ出来たもんとしか思えない というかそういうもんなんだろう

 

どうせ納めるならなんか納得のいく理由が欲しい

多くの人から幅広く取れて必要からかい理由だと納得いかない

 

消費すんのに税がかかるのになんとなくでも納得できる理屈はないものだろうか?

2021-10-24

anond:20211024082210

高い年貢に抗議してる人達に「それでは将軍様が困る」と文句つける百姓がどこにいる?

2021-09-06

原始人がネックレスをつけた理由 パート5

戦争戦利品

チンパンジー部隊狩猟採集民の文化では、暴力による死亡率が現代文明よりもはるかに高い。これは、少なくともチンパンジーとの共通祖先にまで遡ると思われるが、チンパンジー軍隊も常に戦っていた。

戦争には、殺し、傷つけ、拷問し、誘拐し、レイプし、そのような運命を避けるために貢ぎ物を強要するなどの行為が含まれていた。隣接する部族同士が戦争をしていないときは、一方が他方に貢ぎ物をしているのが普通である。貢ぎ物は、同盟関係を結び、戦争規模の経済を実現する役割も果たした。ほとんどの場合、それは勝利者にとって、敗者にさらなる暴力を振るうよりも有利な搾取形態であった。

戦争勝利すると、敗者から勝者へ即座に支払いが行われることもあった。多くの場合、これは熱狂的な勝者による略奪という形で行われ、敗者は必死収集品を隠した。また、定期的に貢ぎ物を要求されることもあった。この場合には、敗北した部族の財やサービス供給能力と勝者の需要を一致させるような、精巧現物支給スケジュールによって、三重の偶然性を回避することができたし、時にはそれが実現した。しかし、このような解決策であっても、原始的貨幣はより良い方法提供することができた。つまり共通価値を持つ媒体として、支払い条件を大幅に簡素化することができたのである。これは、条約の条件を記録することができず、暗記しなければならなかった時代には非常に重要なことであった。イリコ連合使用されていたワンパムのように、収集品が原始的記憶装置役割果たしている場合もあり、そのままではないものの、条約の条件を思い出すための補助として使用することができた。勝者にとっては、収集品はラファー最適値に近い形で貢物を集める手段となった。敗者にとっては、収集品を隠しておくことで「過少申告」が可能となり、勝者は敗者がそれほど裕福ではないと信じて、要求額を少なくすることができた。また、収集品の隠し場所は、熱狂的な貢ぎ物収集者に対する保険にもなった。原始社会の富の多くは、その秘密性の高さゆえに宣教師人類学者の目に触れることはなかった。このような隠された富の存在を明らかにできるのは、考古学だけである

隠蔽などの戦略により、貢ぎ物を集める人たちは、現代徴税人と共通する問題を抱えていた。それは、いかにして自分たちが取り出せる富の量を見積もるかということである価値の測定は、多くの種類の取引において厄介な問題であるが、敵対関係にある税や貢ぎ物の徴収においては、これほど厄介なことはない。このような非常に困難で直観的でないトレードオフを行い、それを一連の問い合わせ、監査徴収行為の中で実行することで、貢ぎ物の徴収者は、たとえその結果が貢ぎ物の支払い者にとって非常に無駄ものに見えたとしても、効率的収入最適化することができたのである

ある部族が、以前に戦争で敗れた近隣の部族数人から貢ぎ物を集めているとする。その際、各部からどれだけの金額を引き出せるかを見積もらなければならない。推定値が悪いと、一部の部族の富が控えめになり、他の部族は実際には持っていない富の推定値に基づいて貢ぎ物を払わなければならなくなる。その結果、被害を受けた部族は縮小する傾向にある。利益を得た部族は、得られるはずの貢ぎ物よりも少ない量を支払うことになる。どちらの場合も、勝利者にとっては、より良いルールで得られるかもしれない収入よりも少ない収入しか得られない。これは、ラファー曲線を特定部族運勢適用したものである。この曲線は、優れた経済学者アーサー・ラッファーが所得税適用したもので、税率が上がると収入額は増えるが、回避、逃避、そして何よりも課税対象となる活動従事する意欲がなくなるため、税率に比べてますます遅い速度となる。このような理由により、ある一定割合で税収が最適化される。ラファーの最適値を超えて税率を上げると、政府収入は増えるどころか減る。皮肉なことに、ラッファー曲線は、政府収入に最適な徴税理論であって、社会福祉や個人の選好満足度に最適な徴税理論ではないにもかかわらず、減税を主張する人々に利用されてきた。

もっと大きなスケールで言えば、ラッファー曲線政治史の中で最も重要経済法則と言えるかもしれない。チャールズ・アダムスはこの法則を使って、帝国の盛衰を説明している。最も成功した政府は、自分たちインセンティブ短期的な収入への欲求と、他の政府に対する長期的な成功)によって、暗黙のうちにラッファー曲線に従って収入最適化するように導かれてきた。ソビエト連邦ローマ帝国のように納税者に過剰な負担を強いた政府歴史の塵となり、最適な収入を下回った政府は、資金力のある隣国征服されることが多かった。民主党政権は、資金力のない国家征服するよりも、もっと平和的な手段で、歴史的な時間をかけて高い税収を維持することができるかもしれない。民主党政権は、外部からの脅威に比べて税収が非常に高く、税収のほとんどを非軍事分野に使う余裕がある歴史上初めての国家である。彼らの税制は、これまでのほとんどの政府よりも、ラッファー最適に近い形で運営されている。(このような贅沢は、民主主義国家徴税最適化するインセンティブを高めたのではなく、核兵器攻撃を抑止する効率性を高めたことで可能になったとも考えられる。) ラッファー曲線を応用して、様々な部族に対する条約上の貢納条件の相対的な影響を調べてみると、収入最適化したいという願望から、勝者は敗者の所得や富を正確に測定したいと思うようになるという結論が得られた。価値を測ることは、富を隠したり、戦いや逃亡によって貢ぎ物を回避したりする支那人インセンティブ判断する上で極めて重要である。一方,支那人は,収集品を隠しておくなど,さまざまな方法でこれらの測定値を偽装することができるし,実際にそうしている。貢ぎ物を集めることは,インセンティブが一致しない測定ゲームである

収集品があれば,支流供給できるものや勝者が必要としているものではなく,戦略的に最適なタイミングで貢ぎ物を要求することができる。勝利者は、貢ぎ物を取られた時に富を消費するのではなく、将来的に富を消費するタイミングを選ぶことができる。その後、紀元前700年頃には貿易が盛んに行われていたが、貨幣貴金属製の収集品のような形をしていた。これを変えたのが、アナトリア現在トルコ)のギリシャ語を話す文化圏、リディアである。具体的には、リディアの王たちが、考古学的・歴史学的に最初の主要な貨幣発行者となったのである

その日から今日まで、コインの発行は民間鉱山ではなく、自ら独占権を与えられた政府鉱山が中心となっている。なぜ、当時の半市場経済圏に存在していた民間銀行家などの私利私欲による鋳造が行われなかったのか。政府コインの発行を独占してきた主な理由は、政府けが偽造防止策を実施できるからであるしかし、現在も当時も商標権行使するのと同様に、政府は競合する民間鋳造所を保護するために、そのような措置を講じることができたはずである

コイン価値見積もることは、収集品の価値見積もるよりもはるか簡単であった。物々交換ではなく貨幣を使った取引の方がはるかに多く、実際、取引から得られるわずかな利益が初めて取引コストを上回ったため、多くの種類の低額取引が初めて可能になったのである収集品は低速度貨幣であり、少数の高価値取引に関与していた。コインは速度の速い貨幣であり、多数の低価値取引を促進した。

これまで見てきたように、原始貨幣が貢納者や徴税者にとって有益であることや、そのような支払いを最適に強制するためには価値測定問題重要であることを考えると、徴税者、特にリディアの王が最初貨幣を発行したことは驚くべきことではない。徴税によって収入を得ている王には、臣下保有し交換する富の価値をより正確に測定する強い動機があった。また、交換のための媒体商人安価に測定することで、効率的市場に近いものが生まれ個人が初めて大規模に市場に参入できるようになったことは、王にとっては偶然の副次的効果であった。市場流れる富が増え、課税対象となったことで、国王収入は、通常のラッファー曲線効果である税源間の誤計測の減少以上に増加した。

徴税効率化と市場効率化が相まって、税収全体が大幅に増加したのである徴税人たちは文字通り金鉱を掘り当てたのであり、リディア王のミダス、クロイソス、ギゲスの富は今日まで有名である

数世紀後、ギリシャアレキサンダー大王は、エジプトペルシャインドの大部分を征服したが、その壮大な征服資金は、低速度の収集品の集合体であるエジプトペルシャ神殿を略奪し、それらを溶かして高速度のコインにすることで得られた。彼の後には、より効率的包括的市場経済と、より効率的徴税が生まれた。

貢物の支払いは、それだけでは収集品の閉ループ形成しない。貢物は、最終的に勝者が結婚交易担保など何かに利用できる場合にの価値があった。しかし、勝者は、たとえ敗者の自発的利益にならなくても、収集品を得るための製造を敗者に強要することができた。

争議と救済策

古代狩猟採集民には、現代のような不法行為法や刑法はなかったが、現代法でいうところの犯罪不法行為に該当するような紛争解決するための類似した手段があった。紛争当事者一族による罰や支払いによって紛争解決することは、復讐復讐戦争のサイクルに代わるものであった。アメリカイリコイ族からキリスト教以前のゲルマン人に至るまで、ほとんどの近代以前の文化は、罰よりも支払いの方が良いと考えた。些細な窃盗から強姦殺人に至るまで、すべての実行可能犯罪には価格ゲルマン人の「weregeld」やイリコイ人の血税など)が設定されていた。お金があれば、支払いはお金の形で行われた。牧畜文化では家畜が使われた。それ以外では、収集品の支払いが最も一般的な救済策であった。

訴訟などの損害賠償の支払いには、相続結婚年貢などと同じように、事象供給需要三位一体問題が発生した。訴訟判決は、原告損害賠償能力と、被告損害賠償による利益を得る機会と願望が一致する必要があった。原告がすでにたくさん持っている消耗品を救済措置とした場合、救済措置は罰としての役割は果たすが、被告を満足させることはできないであろうし、したがって暴力連鎖抑制することはできない。このように、収集品には、紛争解決したり、復讐連鎖を断ち切るための救済策を可能にするという付加価値がある。

紛争解決は、支払いによって復讐心が完全になくなるのであれば、閉ループ形成しない。しかし、支払いによって復讐心が完全に消滅しない場合、支払いは復讐連鎖に続くサイクルを形成する可能性がある。このような理由から、より密に接続された取引ネットワークが出現するまでは、復讐のサイクルを減らすことはできても、なくすことはできないという平衡状態に達していた可能性がある。

2021-09-05

男「なんだっけ、あのペンギン...」 女「ペンギン?」

男「そう、ペンギン。」

女「ペンギン...」

男「なんか小さくて、人の名前みたいだった気がする。」

女「なんやろ、マゼランペンギンかな...」

男「あっ思い出した!ヒデリペンギンだ!」

女「ヒデリペンギン...」

  

  

日照りペンギン

  

私の住んでいる村ではその昔、ひどい旱魃に見舞われたことがあり、梅雨になっても雨は降らず、夏になっても稲穂に実は入らず、秋になっても年貢はおろか自らが食べる分さえ収穫できないという有様で、このままでは冬にみな飢え死にするしかないと嘆いていました。

  

窮した村人たちがある日、海の神様祈りを捧げたところ、海からそれは大きなペンギンが現れ、口からイルカほどもある大きな魚を吐き出しました。

村人たちは喜んでその魚を食べ、飢えた体を一息つかせることができたのでした。

  

それからペンギン毎日村へやってきては、サメマグロカツオエビ、カキなど、考える限りの海の幸を吐き出して村人たちの腹を満たしました。

それは次の年の春に裏作小麦が収穫できるまで続いたそうです。

  

飢饉が終わり、村人たちがようやく魚以外のものを口に出来るようになった頃、人々はあれだけ大きかったペンギンが一匹の普通ペンギンに戻っていることに気がつきました。

自分身体を顧みずに助けてくれたペンギンの頑張りに、涙を流さない者はいませんでした。

  

最後の日、ペンギンは小さなイワシを一匹だけ吐き出すとヨチヨチと海へ帰っていきました。

別れを偲んだ村人たちも浜辺へ駆け寄り、膝まで海に浸かりながら両腕を天に掲げ、いつまでもいつまでも振り続けました。

  

時は流れ、食べ物に困ることのなくなった現代ではペンギンに助けられることも無くなりましたが、今でも村ではその恩を決して忘れず、春になるとペンギンが帰った浜へ行き、祈りながら海に魚を投げ入れるそうです。

  

めでたしめでたし

  

  

女「...ヒデリペンギンって、アデリーペンギンのこと?」

男「あっ、それだ!」

  

めでたしめでたし

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