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はてなキーワード: 帰国とは

2024-02-25

リベラルが「祖国に帰れ」と外国人罵倒するのはどのような場面?

リベラル排外的なことをするとは信じにくいけど、まんがいちの仮定の話で。

もし外国人相手でも擁護しきれなくなって、帰国をうながすことがあるとすればどのような場面だろう。

外国人権利保護でさんざん世話になってきたのに、恩をあだで返すようなことをした

共同親権安楽死児童虐待防止、夫婦別姓同性婚など、リベラルが大切にしている価値観攻撃した

このあたりか?

2024-02-22

anond:20240221215115

新型コロナウイルスパンデミックが起きると、国境を封鎖した。定住外国人でさえ、帰国が認められなかった。何十年も日本暮らし、ここに自宅や事業がある外国人を、なぜ観光客のように扱うのか、私は外務省質問してみた。返ってきたのは、「全員外国人から」という身も蓋もない答えだった。

無理やり開国させられてから150年。日本はいまだに、外の世界に対して疑心暗鬼で、恐れてさえいる。

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-64357046

まさにこれ

2024-02-19

悲惨旅2

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40万くらいするはずなのよ!だから困るわ……💦💦」

困るって、そういう問題ではないだろう。祖母がそういうちょっとお高めのものを好む人物ということは知っていたが、具体的な値段とかは初めて聞いた。というか、なぜ旅行にそんなに値の張るものを持ってきているの?そんで、なんでそんなのを無くす?

すごい、疑問符オンパレードだ。なんなんだこの人。

「どうしようかしら!どこかで盗られたのかも……」

探し始めて20分ほどで大胆で心配性の彼女の悪い所が出る。

探しているところを見ていたが、ギチギチのスーツケースを撫でるように探すだけで「無いわ…」と言っているがまずその布しか入ってないスーツケースを全てひっくり返す方が先だろう。

でもこれは今の私だから言えることであって、当時その場にいた私はそれなりに焦っていた。ちょうど母方の祖父インドで30万円をすられた話を聞いていたから、もしかしたら…の気持ちがぬぐえなかったのだ。

うちの親戚たちはなぜ旅行に行くのに数十万を迂闊に持ち運ぶのだろう。成金なの?それともマヌケ?まぁ、もうじいさんは死んでるから知りようもないが。かなしいかな、私たちはしっかり両方の間抜けの血を引いている。せめて他人に余計な迷惑をかけずに生きましょう。

それはさておき、見つからなくても旅行は始まる。

とりあえず添乗員さんに知らせるとすごい必死で前日止まった宿に連絡してくれた。申し訳ない。

そんでもってその伝え方がまぁ"繁子(祖母)節"だったから聞いてもらおう。

添乗員さん、あのね、全部で40万のアクセサリーの入った袋が無いのよ…」

「えぇ!」

「もしかしたら昨日の宿に置いてきちゃったのかもしれないから連絡してくれない?40万くらいのアクセサリーが入った黒い袋ね、盗られたのかもしれないわ…」

「わ…かりました。すぐに連絡致します。」

これを早口でまくし立てる。ポイントなのが、「40万」という金額連呼すること。その単語いる?

可哀想添乗員さんはすぐに宿を始めとする各所に連絡してくれた。

その間祖母迷惑をかけたなんてさらさら思っておらず、わりと旅行を楽しんでいた。さらには昼食の席で一緒になったご婦人方に「40万くらいのアクセサリー類が無くなったのよ〜」と話していた。ご婦人方は心配してくれたが、傍から聞くと困りに見せかけた金持ち自慢にしか聞こえない。

さら添乗員は休憩時間に入った時に「すみません、もうクリーニングが入っていて、そういった届けは無いようです…」と報告してくれた。ぜんっぜん悪くないのに「申し訳ございません」と述べる添乗員さんが哀れで祖母迷惑をかけていたたまれなかった。

当の本人は「あら…。じゃあどうしようかしら…」と不安げな表情を浮かべたが、盗られた(仮定)ことには微塵の疑いもなく、金のイヤリングだのバカかいカメオだの、アクセサリー類がどんなものだったか説明していた。それを聞いてさら添乗員さんの顔がますます曇る。そりゃ、自分が引率した客がすられたなんて良い話じゃないだろう。しか祖母いわくかなりの高額商品。あるのかは知らないが保険とかそういう手続きだってある。添乗員さんの皮膚の見える頭頂部はこの心労で抜け毛が増えるんじゃなかろうか。

なんだってそんな高いもんを持ってきたんだ。見栄です。って、理由があまりにもしょうもないでしょ。

結局見つかりそうもないままホテルへ。荷解きをしている時祖母が声を上げた

「あ!あったわ!

「えっ!?!?

例のアクセサリーが見つかった。スーツケースポケット部分に入っていたらしい。真っ先に探すべきところでは?そして、

「なんだ、こんなとこにあったのね。」

一言。こういう時、普通の人ならば「よかった…」とか、「心配かけちゃったわね…」とかの反応をすると思うが、そこは祖母他人迷惑をかけたという発想がない。一日がかりで何人も余計な心配をかけたことに対する謝意とか、そういったことはこの人の頭には存在しないのだ。それに気づいて力が抜ける。

添乗員さんと昼のご婦人方はに無事見つかったことを伝えたが、その時も"繁子節"は圧倒的だった。以下はご婦人方に知らせた時の祖母だ。

「ほら、見てぇ〜!見つかったのよ〜!」

と言いながら早速見つかったブローチを胸元に付けたのを見せつけに行った。昼間に散々「盗まれたかも」とか言って心配してもらってた相手にできることじゃない。呆れを通り越して面の皮の厚さに天晴れだわ。その精神力があれば怖いものなんかないだろう。

こうして、40万アクセサリー紛失事件添乗員さんに余計な苦労をかけただけで幕を閉じた。

余談だが、この話はリアルタイムLINEで共有していたのだが、帰国してから父が「ほら見てぇ〜!」と言いながら胸元を指さすモノマネをしばしばやるようになった。こうしてネタにしてはいるが、もし、当時同行していたのが父だったら海外で最悪の親子喧嘩をして帰ってきていたと思う。

閑話・ボッティチェリに敬意を示して。

さて、前回無くしたアクセサリーが無事見つかったが、次の日はフィレンツェにあるウフィツィ美術館に向かう。ボッティチェリの「春」「ヴィーナス誕生」等某ゼリヤ店内で必ずと言っていいほど飾られている有名すぎる絵が見どころだ。

正直ヨーロッパツアーだと1週間とかでいくつもの美術館を巡るから作品ひとつひとつの貴重さとかよりも人でごった返す中、はぐれないよう頑張ってついて行きーの作品チラ見して説明聞きーの写真撮りーのの繰り返しで鑑賞する風情もへったくれもあるもんじゃなかったけど、そんなもんなのか。

ツアー自体の目玉でもあるこの日、祖母特にオシャレをして臨んだ。あのギッチギチのスーツケースからこの日に着る服を決めていたのだと思われる。毎日服を変えていた祖母ファッションショー写真で残しておけばよかった。当時はそんな余裕もなかったが。

その日のコーデの主役は胸元に付けられたバカデカカメオ。5~6cm程のブローチにしてはかなり大きなそれは真偽は知らないが祖母曰くかなり高級なものらしい。そう、前日無くしたと騒ぎを起こしたあれだ。

同じツアーの客にブローチ素敵ねと声をかけられ祖母の鼻は高々。

「えぇ、ボッティチェリに敬意を示してね。ほら、プリマヴェーラの柄なのよ」

添乗員さんにまで聞かれてもないこだわりを披露する祖母。ああもう、添乗員ちょっと引いてるじゃないか他人のフリをさせてくれ

この話、何がすごいって、祖母別に美術に特段関心がある人でもないということ。美術が好きでボッティチェリの実物を見れるのが嬉しい!という人ならばまぁ、「ボッティチェリに敬意を示して」なんて言っても許されるが祖母絵画の前を結構素通りするような人だから、余計に「んなこと言う!?」という気持ちが大きい。普通に生きててそんなの言う様な人は叶姉妹くらいしか思いつかないのだけど、祖母普通一般人じゃん、ハイソぶってるん?恥じゃん、そんで身内じゃん。勘弁してくれ。

しかボッティチェリの実物を間近見てもまぁサイゼで見たのも同じだなぁという感想になった自分ももしかしたら祖母と似たような感性を持っているのかもしれない。血の繋がりに震える。しょぼい感想しか言えなくて情けなくなるが、貴重なものを鑑賞したこと自体は間違いなく良い経験になったと思いたい。小学2年生並の感想ではあるけど。


5章 ナポリと靴

青の洞窟に行く日、ついに私は限界を迎え、その日の観光を全てブッチして一日ホテルに留まる権利を獲得した。そして、ここまでで祖母性格をなんとなく知っているならばこの権利を得るまでにも戦いがあったことも想像に難くないだろう。

この作戦はまず第一に私とおばあちゃんとの別行動が肝だ。というか、そのためだけに私はわざわざ観光の目玉ともいえる青の洞窟キャンセルしたのだ。

朝食の時間から勝負は始まった。朝食会場に着くと同時に添乗員に駆け込み

「スミマセン、チョットタイチョウガワルイノデ今日観光ホテルヤスマセテイタダキタイデス」

添乗員は当然心配ポーズを取りながらも了承する。

「あら!そしたら私も一緒にいた方がいいかしら!?

間髪入れず飛んできた祖母(謎自信杖無し)の攻撃に、勘弁してくれ!!!叫びたくなる。若干叫び漏れたかもしれない。

大丈夫です!なのでおばあちゃんはぜひ行ってきてください!!!!!貴重な体験ですし!!!!!!

ビックリマークの数は必死さの証。ここで折れたら全部ムダ。白刃戦の火花が散った。

「でも…」

ダイジョウブデスカラ!!!!!!

押し問答を何回か繰り返し、半ば無理矢理一人の休暇を勝ち取った。勝ちました。人生は強引さが必要な時もあって、それは今だった。朝から何をやっているんだろう。

部屋でのことは特に書くともないけど、FGO夏イベをやっていたことと、わりと階数の高い部屋で窓がやたら汚かったことぐらい。

私が一人時間を無為ソシャゲに費やしている間に事件は起こった。祖母は、ウン年前、下手したら二桁年前に買った慣れない靴を引っ張り出してきていたのだった。ツアーについていけなくなったあたりから「靴が悪いのよね!前の奴だから!」と旅行初日から怪しい声を聞いていたその靴が遂にぶっ壊れたという。

身体能力ごまかすような靴への悪態を聞くたびに普通に靴は古いし本人の体力も身体能力も落ちてますよ、の言葉を喉元で押しとどめていた。あたりまえ体操過ぎる。

帰ってきた祖母第一声は「この靴ナポリで買ったの!」だった。足元にはメタリックな輝きを放つパープルの靴が光る。まずなんで洞窟を見に行った人の足元が新しくなって帰ってきてんの?

頭に???が浮かぶ

肝心の洞窟はと言うと「ああ、綺麗だったわよ、うん。」とホントに行った???と思うようなうっすい反応。

その後ろを添乗員さんが「すごかったですよおばあ様。店内でたくさん試し履きをされていて」と伝えてくれた。

すごい、見てないのに光景が目に浮かぶ添乗員さんにお世話を丸投げしたようなもんだ。心なしかげっそりして見えて申し訳なさが募る。ごめん、でも限界だったんだ。

当の本人はケロッとしておニューの靴にご満悦なようだ。きっと気に入るものが出てくるまで沢山試着したのだろうと想像して頭が痛くなる。添乗員さんの様子を見るに多分現地の店員さんにも日本語で「もっと𓏸𓏸なのはないの!?」とかなんとか言ってたんだろうなあと思う。言葉の通じない異国の地で謎に自信に満ち溢れてる(そのくせ心配性な)のはなぜなんだ。

こうして、ぶっ壊れたウン10年前の靴はろくに使われずに外国ホテルに捨てられて行き、おばあちゃんの足元は新しく"ナポリで買った靴"で飾られ、その後の旅路を共にすることとなった。

今回の教訓:靴は履きなれたもの履いて行こう。

間違っても大事しまい込んだ靴を久々に出すもんじゃないよ、旅先でぶっ壊れるからね。

六章 おばあちゃんクレーム

クレームクレーム (クレイム、英語: customer complaint, consumer complaint)は、サービスに対する苦情や改善要求契約あるいは法律上権利請求を指す和製英語。ーWikipediaより

クレームを入れたことはあるだろうか。私はない。大体の人もそこまでのことがなければクレームを入れることは無いと思う。サービス側が悪いこともあるが、客側がかなり無茶苦茶をいうことがある。無茶苦茶クレームを入れる人のことをクレーマーと呼び、さらサービスだけでなく個人的な怒りも乗せてくるような輩は一段昇格して「モンスタークレーマー」と呼ばれる。こうなってくると、もうヒューマンじゃありません。ホモ・サピエンスから新しい生き物への変身だ。

コールセンターアルバイトで実際にクレームを受けたことがあるが、その時は相手の「だいたいお宅はさあ!」との発言に(本当にこんなことを言う人がいるんだ!)と感動したものだ。今まで私が見てきた創作内のクレーマーが言ってたことそのまんまの言葉を受け取って、おお!と今までの答え合わせができた気分だった。まぁ、バイトの内容的に相手の氏名住所生年月日職業家族構成家族情報も全部知っているという圧倒的に有利な立場だったから慌てなかったというのもある。

さて、クレーマー対処には同じ気持ちになって怒ると有効というのがある。自分より起こってる人を見て逆にクレーマー側が冷静になるとか、自分の怒りが認められたと思うことによって満足するらしい。

一方で、対処相手同調してくれたと思い込みさらに怒りがヒートアップするタイプもいる。もちろん祖母後者だった。

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

悲惨

ツッコミ祖母ファンタスティックで困るって話【不在】

膝の手術を3回受けた70代祖母が同行者の孫に無断でイタリア縦断弾丸ツアーに申し込んだ話。

序章 不安しかない出発

一章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

三章 こんなとこに住む人の気がしれませんよね

四章 40万()のアクセサリー

五章 ナポリと靴

六章 おばあちゃんクレーム

七章 ローマの夕食

終章 逃げ切った空港バス

サイドストリー

シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

・激重スーツケース

・Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

・自慢話と夏の空

ボッティチェリに敬意を示して。

・嵐ってすげぇや!

序章 不安しかない出発

孫が中学三年になるのに合わせて祖母海外旅行に行きたいと言い出した。

昔は海外によく行っており孫と一緒に行くのが夢だったんだそう。

そこで白羽の矢が立ったのが、2番目の孫で初の女の子わたし

おばあちゃんは息子しかいないから初めての女の子をかわいがって、よく自分の好みの服やらを買って着せられた。娘がいたらしたかたことを私にしてる感じ。

あとまぁ「孫と一緒に旅行!」ってのが老人にとってはステータスなんだね。「孫と海外旅行をするくらい仲が良くて金銭的にも裕福な家庭」みたいなさ。

「あらお孫さんと旅行?いいわね〜羨ましいわ〜」って言われたいのもあったと思う。そりゃあ孫連れて旅行してる人がいたらそういう反応しかないでしょ。

当時は何も知らんかったか旅行行くのに全然賛成で二つ返事でOKしたし海外行けんの楽しみにしてた。

祖母は膝が悪く何度か手術の経験もあるため、最初は膝のこともあるしバンクーバーあたりのひとつ都市に留まってゆっくりしようねって話してた。

それが5月のある日

「孫ちゃんイタリアにしない!?もう申し込んじゃった!」

って。ねぇ、あんた。

パンフレット見せてもらったらまぁイタリアを北から南まで大移動する8日間の超弾丸ツアー。母が「大丈夫なんですか?」と心配そうに聞いても「大丈夫よ〜!」で聞きゃしない。

身体爆弾抱えてる人がどうしてそこまで自信満々になれるのか。謎です。

テンションの上がった人間は突拍子もないことを言い出すの典型を目の前で見た。

1章 〜杖買うって言ったじゃん!!〜

そして迎えた当日、前泊する為に祖母の家に行った私が「杖あります?」って聞いたら、自信満々に「無いわ!でも多分大丈夫だと思うから!☺️」

まって??

いやもう、「なんで??」の一言に尽きる。

だって言ったもん、「買う」って言ってたやんけ。母さんがおばあちゃんの膝を考慮して折りたたみ式の勧めたり口酸っぱくして杖を持っていけって言ってたから。そりゃあ買ってると思ってたし若くないんだから過信しないでくれ、たのむから

ここで私が間違ったのは不安に思いながらもすぐそばショッピングモールに走って杖を買いに行かなかったこと。これが後に解決できない大問題となる。

今なら過去の私をぶん殴ってでも杖買ってこっそり自分スーツケースに突っ込む。もし声だけでも伝えられるなら夜とか関係なしに「杖を探しに走れ〜!!!!!」って叫ぶ。絶対に。

「何かあったら現地で買うわ!」って言ってたか大丈夫かと思ってた。

予想してたとおり毎日足が痛くなるくらい歩く超弾丸ツアー。15歳の私でそうなんだから70代の祖母はさぞ辛かったと思う。

でもね?普通に考えて膝にボルト埋まってて普段杖ついてんのに、どう見ても歩くツアーに杖の1本も持ってかないなんて、そんなことある

現地について2日目くらいに高級店が並ぶ通りで杖を見つけた。べっ甲の持ち手のついたツヤツヤの杖だったからこれならおばあちゃんも満足だろうと思って「杖ありましたよ!」って声かけた。のに。

「でもね〜、ここ(現地)の人に合わせてあるからおっきいのよ」

なんて??????

現地で買うって?言ってませんでした???

祖母は中肉中背、ヨーロッパ基準の杖はそりゃ合わんだろう

ちょっとマジでよく分からないんだけどそんなん最初からお前わかってたの?つまり絶対買う気ないのに買うって言ってたんか?って。

既にツアーの列から遅れて添乗員さんに迷惑かけてんのに何言ってんの?って。

オシャレでプライドの高い祖母にとって杖を着いて歩くのは格好悪いと、ただそれだけだったのだ。

結局杖は買わず観光続行。明らかに膝を気にかけております

miss! 選択 を 間違え た !

地獄ルート に 決定 します !

to be continued

閑話 シャワーとかは感覚で使わせて欲しい

イタリアに着いて初日夕方に到着したのでそこからバスに乗る。着く少し前に機内食が出たから夕飯は無し、この日はホテル直行して寝るだけ、明日から観光が始まる。

10時間以上のフライトで腰は痛いしケツはもじょもじょするしで、10時間前に一瞬顔を合わせた人たちと一緒のバスに乗ってホテルへ向かう。

ホテルの部屋へ入り、荷物の整理をして、今すぐシャワーを浴びて寝たいところだが事は起こった。

シャワーが出ないのだ。

というか、湯をシャワーから出せないのだ。

普通、コックを上下に動かせば水が出るし、それをひねれば温度調節ができる。少なくとも日本ではそうだ。

このシャワーはどうだろう。コックを上にあげると蛇口から水が出る。コックをひねって温度調節も可能だ。それでも蛇口から繋がるシャワーはうんともすんとも言わなかった。

困った。いちおう先進国なのに世界共通必須のものの使い方がわからないなんてことある?私はある

もういっそこの蛇口で滝行をするしかないのか?とまで考えた。

長旅直後に知らない土地で使い方がわからなくてゆっくり風呂にも入れないなんて哀れだね。

しばらく考えて、海外経験豊富なおばあちゃんなら知ってるかなと思って聞いてみたら、祖母はすぐに「フロントに連絡するわ!」と。

あんたも知らないんかーい

いやいいんだけど、知らないのは別に良いのだけどね、ここでフロントに連絡してもイタリア語なんてさっぱりだし、なんなら英語も怪しい祖母と孫で外人スタッフコミュニケーションが取れるなんて到底思えない。

それだけは勘弁してくれの一心で私はひたすらスマホで使い方を探した。

その間も祖母3分に1回「やっぱりフロントに聞いた方が良いんじゃないかしら」と言ってきた。祖母なりに心配だったのだと思う。その自信はどこから来るのかだけ聞かせて欲しい。

型番を検索しても外国語のページが出るばかりで、祖母によるホテルスタッフ襲来の圧を受けながら色々いじくっていたら、ふとした拍子にシャワーから水は出た。

蛇口から水を出した状態蛇口の先の部分を引っ張るとシャワーが出る仕組みだったらしい。初見しか

なんでこんなとこで1人謎解きやってるのかさっぱり分からないが、ホテルスタッフを呼ばれる前に解決できたのはファインプレーだったと今も思っている。

二章 「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

歩く!歩く!歩く!

弾丸ツアーはひたすら歩く。海外旅行に行く層なんて暇と金のある金持ちのじいさんばあさんが主なのに、旅行会社のツアーは「夢の🎶イタリア一周」だとか、「スペイン世界遺産ツアー」だとかの移動にかなり無理があるツアーばかりを組んでくる。

東京の有名観光地を巡るだけのツアーとか作れよ

例に出したのは私が実際に祖母(父方 母方)と参加したツアーだ。そしてどちらも参加者の平均年齢が60を越していた。

老人、己の体力を過信するな。

しかしたらゆったりしたツアーもあったかもしれないけど、私が知る前に祖母は申し込んでいたから知る由もない。そゆとこの報連相大事だと思うんだ!

数日で全部を回ろうなんてツアーでは大体の日程がメチャクチャ歩いてるか数時間バスに乗るかの2択になるが、直射日光を浴びて歩いたジジババばかりのバスなんて小学生遠足帰りのバスより爆睡率が高い。

寝息の聞こえる静まり返ったバス内は幼稚園のお昼寝の時間と同じ空間だった。

日に当ててから涼しいとこでゆっくりさせるのはね、寝かしつけの方法なんよ。

私はイタリアに行ってまでソシャゲガチャを引いて、推しが出ては「ありがとうイタリア…😭🙏」とTwitterつぶやくだけになった。景色は飽きる

観光地に着くとその場限りの現地ガイドが着くことがままある。

大体このガイドはやたら大声でハキハキと話す細身な40代くらいの女性が多い。あとなんかダサい旗持ってるよね、キティちゃんとか。

そんで、そのハキハキしたおばさんガイドはめちゃめちゃ歩くのが早かった。大股でズンドコ行くので必死で追いかけるが、配布のトランシーバー早口観光地の説明をするから忙しい。

実績解除のための観光だ。この現地ガイドにより観光RTA(リアルタイムアタック)に様変わりした。

参加者も置いていかれないよう頑張って着いていくが、ここで忘れちゃいけないのが祖母だ。

観光は現地ガイドが先頭に立ち先導しつつ、はぐれる人がいないよう1番後ろを常勤ガイドで挟む姿勢を取る。

私が息切れしながら振り返ると、横にいたはずのおばあちゃんがいなかった。

前に言った通り祖母は膝が悪く、普段杖をついているくらいだから当然歩くのが遅い。それに杖無しというデバフ+でこぼこの石畳+傾斜が拍車をかけた。

「歩くのが早すぎるのよあのオバサン!」

追いついた時、祖母一生懸命歩きながら悪態をついていた。

うん、まあ、なんだろう。同情できない。

列の1番後ろでガイドさんに付き添ってもらって悪態をつくって、どう???

ガイドさん、ごめんな。

杖があればどんなに楽だっただろうと今更ながら後悔したし、この旅行中頭10%くらいでは常に杖のことを考えていた。ちなみに今でも百均で杖を見ると「この!クソ!!これがあれば!!」と思う。500円しないで買えるんだぜ?

閑話 クソ重スーツケース

表題の通りである。おばあちゃんスーツケースバカクソ重いって話。

おばあちゃんスーツケースが重量制限心配になるくらいマジでバカ重かったんだけど、

「何も入ってないのよ〜このスーツケースいから〜」って言ってたし、古いスーツケースの重さなんて知らんからそんなもんかなって思ってた。ハードケースだったし。

重量制限23キロまでで、おばあちゃんのは20キロくらいだったはず。行きの時点でこれって土産のも買うはずだけど大丈夫????となったがホテルで開けて驚いた。

広げた両側に服が隙間なくギッチリ詰め込まれていた。

ニモ…入って…ない…❓

スーツケースが古いとかそんな問題じゃねーよ。ギチギチに布詰めて「何も入ってない」なんて言える姿勢は逆にすげーよ。

ちょっと冷静になったけどこの後のお土産タイムで早速おばあちゃんが買ったワイン旅行中ずっと私のスーツケースに入れて運ばれた。たまにスーツケースから瓶が擦れて酒屋の音がした。

旅行の回数が多いだけの自称旅慣れてると本当の旅に慣れてる人というのは別物だ。

閑話 Tボーンステーキ〜季節のマウントを添えて〜

閑話3つ目である。ちなみに書いてあること全部まだ2日くらいで起こったことで、たかだか1週間程度の旅行でよくここまでネタがあるなとしみじみ思う。

一応海外旅行に行くからには大体のツアーには現地の有名料理が組み込まれている。Tボーンステーキもそれのうちの1回。2日目の夕飯だったかな。

「夕ご飯のメインはステーキです」

ガイドさんがメニューを読み上げてなんかよくわからんサラダとか食べて、例のメインは来た。

ミスター味っ子存在だけは知ってる料理だけあって私は若干テンションが上がっていた。

出てきた肉は画像の通りである

第一印象、「左ちっっっさ!!!!」

漫画の微かな記憶では左がヒレで右がサーロイン、さっぱりしたヒレを先に食べ脂の乗ったサーロインを味わうのが鉄板だと味っ子の顔のうるさい審査員が言っていた。

記憶のTボーン比率は約1:2、出てきた肉の比率は1:5くらい。申し訳程度のヒレ肉に思わず笑ってしまった。これ、わざわざTボーンにする必要ある?

まぁそれは例によって外国なのでサーブされた人によって大きさも全然違っていた。海外に行ってまで日本のような画一化を求めるのが間違っているとも言える。日本が細かいのか、海外が雑なのか。

肉質にも差があって、同じテーブルのおじいさんは「固すぎて食べられない」と言っていた

私のは食べられないって程じゃなかったけど、先に言ったようにツアー参加者は老人の方が大体だ。その人たちにこれは重いんじゃないかと思う。

そっかーとか思いつつ1人で黙々と食べてたら祖母

「そうかしら?私のすっごく柔らかいのよ!ほら!」

と、見せつけるように肉を切っていた。肉が固いと言っていた人の目の前で。

何故。

嫌がらせか?と思ったが、別に祖母はそんなこと考えておらず、ただ思ったことを言っただけだ。それがナチュラルマウントになる人なのだ純粋培養のヤバ人(やばんちゅ)である。悪意は一切ない。

そしてその素直な性格がこの旅行悲惨にした一番の原因である

ただただ、いたたまれなかった。ここで私が「そういう意図はないんです!」なんてことは到底言えないし、言ったところで祖母理解するような人じゃないし、わたしにできることと言ったら押し黙って肉を食うだけだった。

言われた同じテーブルの人たちは「人によって差があるのね〜」とかで流してくれた。大人だ。

そしてうちの祖母がごめん。

3章 「こんなとこに住む人の気がしれませんよね」

イタリアといえばベネチア水の都。今回のツアーももちろんベネチア観光が含まれていた。

こんなにネタがある時点ででお察しだとは思うが、祖母はかなり癖が強い。私と年代が違うから、というだけでなく単に人間としての癖が強すぎる。だから付き合うにはかなりコツなり話し方なりに工夫が必要だ。特殊食材

祖母の特徴を端的に並べると

お嬢様趣味(メルヘン)気質なとこがある。

・謎の自信を持つ。

・反面、少々過剰に心配性な面もある。

個人的英語のレッスンを習っていた。

介護息抜き海外旅行へ行っていた。特にヨーロッパを中心に巡っていてイタリアにはもう何回も来たからもう飽きちゃったくらい!が旅の口癖だった。

謎の自信、杖の件はこれが遺憾なく発揮された結果だ。このエピソード祖母人間性が伝わったかと思う。決して悪い人ではないから逆にタチが悪いのだ。悪意じゃないから私もそんな強く言えないし、そもそも強く言えるような間柄でもないのがさらに状況の悪化拍車をかけた。私は押しに弱い典型的な日本人であったから余計に。あの場にいたのがアメリカ人かもしくは私たちの母だったら「ダメよ!杖を持たないと出発しないから!」と断固拒否姿勢を見せただろう。私も1人ストライキを決行すればよかった。

話を戻そう、ベネチアである

ここで問題なのが「イタリアにはもう何回も来て飽きちゃった!」の口癖だ。

わざわざ12時間飛行機に乗ってケツを酷使して見知らぬ土地に降り立って言うことがそれなの、普通にやばい。現地ディスしたい行動力の鬼なの?

修学旅行の同じ班に到着直後から「もう来すぎて飽きちゃった!」なんて言う奴がいたら、そいつ絶対回る友達いないでしょ。もし現地の京都人に聞かれて初手からぶぶ漬けを出されても文句は言えない。花輪くんでもそんなマウントは取らん。

しかし一番直近でも10年以上前イタリアだって発展し続けるのだ。祖母は旅の間中も思い出のイタリア(思い出補正シマシ)に浸り続けている。

ベネチアは陸から少し離れた場所にあり小さな船に乗って向かう。

海の水は綺麗ではないが、所狭しとゴンドラが並び、ヨーロッパ建築様式で作られたカラフル屋根や壁に白い柱、窓の一つ一つまで細かな意匠が凝らされた建物がずらりと並び、それらが海の上に浮かぶ光景は圧巻だった。色んな作品の題材になるわけだ。これは日本では見れない、世界は綺麗なものがいっぱいあるなぁ、連れてきてもらってありがたいなと素直に感謝した。

水に浮かぶふかふかした地面の繋ぎ目を歩き、現地ガイドさんの説明を聞きツアーの皆さんもワクワクした目で街を見渡しているその時

「こんなとこに住む人の気がしれませんよね〜」

ここでタイトル発言だ。

見れば祖母が隣の人になかなかの声量で話しかけていた。あえての悪意とかではなく井戸端会議で「や〜ね」とでも言うような表情で。

やめろや。思うのはまだ良いとして、百歩譲って話しかけるなや。瞬時に吹っ飛ぶ感謝もっとありがたがらせてくれ。

隣の人はどんな反応をしたっけ。曖昧に相槌を打っていたっけ。でもこの場で言うべき言葉ではないことだけはわかる。

KY発言選手権があればこの発言はかなり上位に食い込む確信があるし、さらに現地で言ったことで芸術点も加算、相当な高得点を取れるはずだ。エピソードとして聞く分には良いのだけども。

これによって私は生涯ベネチアを思い出す際にはこの時の祖母発言とあのいたたまれない気持ちを思い出すのだ。なんの呪いだよ。

以上、ベネチアでの思い出でした。

まぁこの後も絆創膏を探してドラッグストア店員(イタリア人)に「Where is バンドエイド?」と英語で聞いたり(結局買えなくて私が持っていたのを渡した)自由時間迷子になったり私が素敵な羽根ペン買ったら「お金あるわね〜」と本人にその気はなくても嫌味と取れる事を言われたりがありましたがエピソードとしては”弱”なので口頭で説明すれば良いかと思います

四章 40万()のアクセサリー

その日祖母は朝からガサガサと何かを探し回っていた。

「無いわね〜」

「何かなくしたんですか?」

アクセサリーが入った袋がないのよ」

昨日はあったはずのアクセサリー類がまとめて見つからないのだという。身なりにこだわる祖母だ。アクセサリーもこの服にこれを!というものをあのギチギチのスーツケースに詰め込んできたらしい。

「あら、どうしようかしら〜……40万くらいするんだけど……」

パタパタと探してる最中爆弾発言に思わず固まった。なんだって

「あれ全部で40

2024-02-14

婚活ブームに乗っかってみる

婚活の参考になれば幸いだ

俺は二十歳から交際した女と22歳で結婚し子無しのまま24歳で離婚

相手浮気が原因だが特に恨みは無い。

結婚したい?はいはい離婚したい?はいはい

俺はこーゆー人間で情の薄さが浮気の原因だろう

俺も元嫁も悪くない、ピースがうまくはまらなかっただけだ

 

バツイチになってから遊びまくった、抱いた女の数は覚えてない

金もあり男前で品が良い俺はモテ

人生たのしー、毎晩飲み歩いていたら体が超速劣化した

時期ははっきり覚えてないが30代後半、口内射精したら「甘っ」と驚かれた

薄々は分かっていた、小便をすると下から甘い匂いが漂ってくる

健康診断の数値もよろしくない、というが最悪

体はむくみ腹は突き出る、体力も低下、品も知性もドブに捨てた

しかしその頃から仕事が忙しくなってきた

毎晩飲んではいたが深酒は少なくなった

仕事海外出張が多い、専門卒のアホだが日常英会話習得した。適応力は高い。

会社は忙しいがプロジェクト端境期に二週間程度の休暇が取れるので溜まったマイル海外旅行するようになった

 

醜男フィリピンが気に入った。気候人間、飯、雑さ、心地よかった

マニラで女を紹介してやると声をかけてきた中年男と知り合った

明らかに胡散臭い旅行者狙いのペテン師だろうが、俺は怖いもの見たさで乗ってみることにした。

そういう冒険も悪くない、殺されることは無かろう。いや最悪殺さてもそれはそれで楽しい自殺願望など一ミリもないが、かといって長寿の執着も無い、それよりも人生を楽しみたい。

約束時間場所に明らか素人若い女を連れてきた。可愛い子だった。

彼はコミッション要求しなかったが俺はマニラ平均賃金1週間の金を渡した

彼は貧民が肩を寄せうドミトリーの住人だった、そこには地方から職を求めて上京(上マニラ)してきた若者たち大勢いる。

彼女もそこの住人だった。

何日でもOKだと言うので1週間の契約を結んだ。

彼女ショッピングモールに連れて行き上質な服と靴と下着やバッグとピアス時計、装身具、ナショナルブランド化粧品を買い揃え、髪を切り、ネイルを施した。

スタイルも顔も俺好みだったがさらに2ランクほど上がった

彼女観光地ショートトリップ三つ星ホテルに部屋を取り、観光してプールでイチャラブして、沢山セックスをして、数週間生活に困らない金を渡してバイバイして帰国した。

同じような旅行を4,5回した。

置屋の彼からは今度いつ来るのか催促のショートメッセージが毎月届くようになった

毎回いい女を連れて来るが、一度ハズレが居た

顔もスタイル最上級だったが勘違いクソ女だった。

彼にクレームしたらバスで5時間かけてチェンジの女を三人連れてきた

どれでもいいから好きなのを選べだと。

まぁ金払いの良い上客だからな、

ミナミキャバクラで遊ぶことを考えたら安いもんだ。

 

からの連絡が途絶えた、死んだんだろう。しらんけど

それでも俺はフィリピンに行った

GoGo作法は分かっている、俺は世界中で遊んでいる、ルールマナーも大体同じ。

それにも飽きると町でナンパするようになった。

英語が話せると世界が広がる

ショッピングモールレストランで「仕事の後にデートしない?」

9割釣れる。

 

そうして妻と知り合った。出会った時にビビビと来た、他のフィリピン人とオーラが違った

デートしていろいろ話をした、高等教育を受けていないが地頭の良さ、正義感、機転、気遣い、品と知性と人生に対する達観を持ち合わせていた。素敵な女性だと思った。

当然知り合ったその日にセックスもした、こちらも相性が良かった

とはいえ最初は他の娘たちと同じ束の間の逢瀬、遊びのつもりだった

彼女たちから帰国テキストショートメール)が来ることはあるが、こちらが返さないと諦めも早い、そこに愛は無いんだ、すまんな。

しかし妻は何度もメッセージをくれたし、俺も返信した

フィリピンに再訪し彼女に会いに行った、何度も行った。

彼女貧困層で子持ちだった。

俺はマニラの平均月給二ヶ月半の金を毎月送金してやった。

その頃には日本での飲み歩き、夜遊びも完全に飽きていたので金はあった。

次第に要求する金が増えた、フィリピンあるある

こいつもかよ、とは思ったが、応じられる範囲で応じてやった、そういうのも面白いと思った

日本にも呼んだ、ビザを取り、航空券を手配してやった。

結婚してくれと言うので応じた。なんだか人生が楽しくなりそうな予感がした。

三人の子持ちの妻は結婚直前に実は5人だと打ち明けた

まぁ何人でもいいんだけどね

しか結婚書類を書いている時にdivorce(離婚歴)にチェックをつけたのを見て

「え?離婚したことあるの?」と驚かれ、私は初婚だと勝ち誇られた、これは納得できん

 

かに妻には婚姻歴は無かった

恋はするが結婚は大切な人と決めていたらしい、俺なんだってさ。うへ

ともかく俺は再婚した。在留ビザを取り日本で一緒に暮らし始めた。

連れ子たちはフィリピンの義両親に見てもらい不自由ない金を送った

子どもたちは概ね10歳を超えており今更日本教育を受ける必要もなかろうと判断した。経済成長率0%の国よりも6%の国でキャリアを積んだほうが未来は明るい。

結婚当初妻は2ヶ月に一回帰省していた

当時は航空券が安かった。往復で1万円を切っていた

とはいえ金を持って帰らなきゃならないのでそちらのほうがデカい。

俺の貯金はどんどん減っていく

俺の父親会社経営しており妻はそこで働き始めた

しかし相変わらず金をジャブジャブ使う、

家族病気だの、仕事を始めるために金がいるだの

俺の貯金は底をついた

しかしこれは俺が悪い、フィリピン文化理解していなかっただけ

断ればいいだけ、ワンチャン要求しているだけなのだ

 

しばらくしたら一番上の娘が成人した、ようやく独り立ちして送金が減ると期待していたら

ソッコーで結婚子供を産みやがった、旦那も一応は働いているようだが一家を支えるほどの収入は無い。ならば結婚するなとフィリピン人に説教しても無駄

俺の負担さらに上がった。

次女も同様、成人、妊娠結婚専業主婦貧困連鎖

だーかーらー働けよ、せめて計画的にさ、ゴムを使えゴムをとフィリピン人に説教しても無駄

この次女はガチ可愛いアイドル級、妻と交際中に紹介されたとき「できればこっちで」と喉まで出そうになったが

今は毎日食っちゃ寝で子育てしてるから猛烈な勢いでデブ化、セフセフ

現在俺は4人の孫も扶養している(正確には今はしていない後述)

 

そんなこんなで結婚して9年経つが今でもラブラブ

結婚4年目で子供が産まれた。五体満足の男の子

現在俺は無職で妻は働いている。

父の経営していた会社は父の引退事業譲渡され妻も継続雇用されていたが、2年持たずに倒産し妻も整理解雇

ホテル清掃の仕事転職、大変そうだ

俺は半年前に転勤辞令を蹴って退職イマイチ労働意欲がわかず、失業手当も貰えるし貯金はあるので日々ネット時間を浪費。

生活不自由は無いが金が有り余ってるわけではない。

俺が働いているときは毎月妻にまとまった金を渡していたがそれもストップしているが妻はなにも言わない

早く働けとか、家でダラダラしてるなら掃除でもしろ、なんてことも言わない

これまで頑張って働いてくれてたから今はちょっと休憩ね、みたいな事らしい

 

コロナ禍前、出張で家を開けることも多く帰宅も遅い俺は育児を妻に任せきっていた、まだ乳幼児でよく熱も出した、異国の地で大変だっただろう、それを愚痴られたことも無かった。

コロナから三年間は在宅勤務で時間が取れるようになり今は息子のハートを独り占め。

無職現在毎日幼稚園に迎えに行ってポケGO巡り、今日も息子と二人でラブトロスをゲット

家族三人笑いながら暮らしている、楽しい

 

こんな結婚もある、参考にしてくれ

2024-02-08

海外旅行って楽しいよね

海外旅行がチラホラ話題になってるから書く

親には国公立大の学費を払ってもらい、月数万円の仕送りを貰っていたが別に太い実家ではない(と思っている)

就活氷河期リーマンショックの間の世代大学を出て就職普通にできたから運は良かった方だ

学生の頃にバイト代を貯めて韓国タイに行き、日本と違う空気文化やメシに触れるのが楽しかった

地方の安月給の会社就職してから通勤途中でよく読んでたのは海外旅行web記事で、それによく出てきたのが会社辞めて世界一周してる人たちのブログとかだった

何となくバックパッカーに憧れはあった

なんだかんだ5年で会社辞めることになって、退職届出した時に貯金が250万ほどできており、ふと世界一周できるな?したろ!

ということで春秋航空上海行き片道チケットを取った

もう10年くらい前のことである

行きたい所は3つだけ決めていたが、ルートは未定で、基本的に現地で次の目的地への交通手段を手配する感じだ

最初目的地はネパールで、上海から昆明まで40時間超の長距離列車で移動し、そこから飛行機カトマンズに入る

漫画版神々の山嶺を読んでエベレストを見たかったので、ベースキャンプへのトレッキングをした

4500mを超えたあたりからクソしんどかったが生のヒマラヤは鮮烈だった

そっからインドに行き、一ヶ月ほど時々腹を壊しながらカレーを食べつつインド人に騙されたり頻繁にボラれたりし、スリランカからシンガポールへ飛び、シンガポールから第二の目的タイバンコク陸路で移動する

大学の時に知り合ったタイ留学生を訪ねて酒を飲んだ

その後ビザ必要ミャンマー以外のインドシナ半島各国を麺や焼き飯を食いながら一周し、次は西へ行きたいと氷入りのビールを飲みながら思っていたところ、マレーシア航空ドバイ行き格安チケットを見つけたので予約し、ドバイではオイルマネーの力に驚嘆し、世界一高いビルのブルジュハリファは入場料が高かったので外から見た

飛行機紅海対岸の禁酒国家イランへ、イラン旅人には親切にしろと刷り込まれているムスリムの国なのでいい所だが、テヘランバスで男にケツを撫でられる

後で知ったがゲイがバレると当地では死刑になるので外人ターゲットにするそうだ

イランは当時も経済制裁の影響でatmでのキャッシングが使えず、米ドルを街中で両替するのが面倒なことと、酒が無いので1週間くらいで出国することにし、バスを乗り継ぎアルメニアに抜けて飲んだワインはクソうまかった

あと名物ザリガニチョウザメ結構いけた

当時まだグルジアだったジョージアワインうまい料理がとてもうまい、元栃ノ心さんがワインの輸入するそうでがんばってほしい

シュクメルリ話題になったがヒンカリハチャプリ、ほか名前わからん料理などどれもうまかった

黒海沿いに移動して、パンがクソうまいトルコカッパドキアイスタンブールを回り、ボスポラス海峡を渡ってようやくヨーロッパへ入り、ブルガリアヨーグルトを食べて元琴欧州鳴戸親方生地ヴェリコタルノボを歩いた

ヨーロッパはさすがに文明的で、旅するのに快適であまり苦労した覚えがない

バルカン半島経由で北上し、ポーランドから船でスウェーデン渡りノルウェーサーモンを食うため北極圏の町トロムソに行き、魚屋で買ったサーモンオスロで買っておいたスシライスカリフォルニア米)を炊いて寿司を作って、ホステルで一緒になったドイツ人カップルに振る舞いながら500mlで1本700円くらいするシロクマのラベルの缶ビールを飲んでいたところ、オーロラが出たので見られたのは幸運だった

ノルウェー物価が高すぎたためオスロ空港出国前に2晩ほどベンチで寝てたら警備員に注意される

インドで知り合ったスコットランド人学生を訪ねてライアンエアーオスロからエジンバラへ、夜ギグに行こうと言われて半地下のクラブへ連れて行かれる

さっきまで壇上でサックスを吹いてたシュッとした青年普通にアンフェタミンを勧めてきてびびったが、すでにエールで酔っ払っていたので楽しかった事しか覚えていない

そこからメシと酒がクソうまいバルセロナへ飛び、夜な夜なバルセルベーサを飲み、昼はパエリアを食ったりおやつバレンシアオレンジをかじり、マドリードの安宿の屋上テラスの藤の椅子に座ってチーズハモンで赤ワインをやりながらどこに行くか迷っていたところ、サウジアラビア経由エチオピア行きのチケットがあったのでアフリカに入り、大地溝帯に沿って南下し、ケープタウンまで陸路で移動することにした

アフリカはどこの国も同じで当然黒人ばっかりでメシがまずく、衛生状態治安も悪く交通機関もクソだが、ヤリまくって産みまくって死にまくるという原始の人間生活を見られたほか、やたらと多い子供は汚いがかわいかった

あとサバンナは最高にきれいで、朝焼けの露に濡れた草原が輝く景色は忘れがたく、ライオンキリンやゾウは動物園で見るのと全く違う美しさだった

ナミビアボツワナ南アフリカサブサハラの中でも経済が強いのでそれなりに文明的な旅ができたが、ナミビアの乗合バンエンストしょっちゅうで、止まったバン乗客みんなで押しがけした

乗客同士で一体感が生まれ面白い体験だったが、ライオンのいるサバンナで夜中2時に止まった時はヒヤヒヤした

ケープタウンで久しぶりにうまいワインを飲みながら南米行きのチケットを探して、カタール経由ブエノスアイレス行きを見つけ、カタール航空の機内食ハーゲンダッツが久しぶりのまともなアイスクリームだったので感動して3個も食べた

アルゼンチンは肉とワインがメチャ旨く安いので、毎日ワインを1本ずつ開けた

チリワインも当然うまく、フロンテラというのが安くてお気に入りだった

このワイン日本でも飲めるが、やはり現地と味が違うような気がする

アルゼンチンチリバス網が発達していて、車内は三列シートが基本でゆったりでき、パーサーがいて食事ワインサービスもあり快適だったが、普通に丸2日バス移動とかがあり広すぎである

南部パタゴニアの名峰フィッツロイチリパイネでトレッキングをして、道中一緒になった日本人女性に恋をするが思いは伝えられずそのまま別れた

この人とは帰国後たまに会ってメシを食う仲だが、一度冗談ぽく結婚しないかと言ったら、お前のような貧乏人とは結婚する訳ないと言われた

その後金持ちの男と結婚したらしく、幸いなことである

チリ北上してアタカマ砂漠の星空を見て、それから三番目の目的ウユニ塩湖へ向かう

ポカリスエットCMビートたけしが立ってた鏡張りの景色で有名な所で、ちょうど日本大学春休みシーズンだったため、ウユニの街は日本学生だらけでちょっと辟易したが、さすがに見渡す限り鏡張りの光景や遠近感の無くなるほど遠くまで広がる塩の平原はめちゃくちゃにきれいだった

そのあとペルーへ移動しマチュピチュに行ったが、すでに遺跡を腐るほど見ていたのでやや感動が薄かった

ペルーあたりからラムが安いので、全世界同じ安心安全コカコーラを買って毎晩ラムコークを飲んでいた

バスを乗り継ぎエクアドルグアヤキルに行き、ガラパゴス行きの飛行機を待つ

グアヤキルで数日滞在した安宿から15分くらい歩くと、カラフルな家がびっしり建つ丘があったので、ぶらぶらしていたらおばちゃんに呼び止められる

スペイン語はほぼわからないが、この先に行くと死ぬ的な事を言っているようで、あとで調べたらその先には有名なスラムがあった

別に一人で帰れるがおばちゃんの息子らしき人にホテルまで送ってもらう

グアヤキル新婚旅行で訪れた日本夫婦強盗に遭い、旦那さんが殺された事件があった所である

ただしガラパゴス諸島は観光地のため、先進国並みに治安は良く、物価も同じくらい高い

アシカやウミイグアナがうじゃうじゃおり、進化論で有名な鳥のフィンチも数種類見てリクガメ写真に撮れたのでとても満足した

南米本土に戻って北上を続け、コロンビアボゴタオーパーツ黄金ジェットを見たが絶対あれは魚だと思う

このあたりで日本を出て1年少々経過しており、だんだん旅に飽きて働きたくなってきたので日本へ帰るチケットを探しはじめ、フロリダを経由してニューヨークから日本へ帰還した

成田の「おかえりなさい」のサインを見て泣きそうになり、缶コーヒーコンビニざるそばがうますぎて泣いた

使った金は約200万円、1年1ヶ月の旅だった

仕事休みなので昼から酒を飲みながら長々書いてしまった

今はちゃん再就職していい年になってしまい、結婚して子供ができたりして、出張以外でなかなか海外に行くことはないが、たまにあの頃は楽しかったなあと思い出す

円安でなかなか厳しいが、体力と10万か15万の金があれば近場なら十分行けるので、ぜひ現地のメシや酒を味わって欲しい

2024-02-07

ネガショッカー

帰国相談

anond:20240207093545

もうちょっと頑張ろうよ、なあ。 ここでやってけないならどこでもやれないよ。 技術身につけて、国で身を立てるんだろう? 家族だって安くない借金負って送り出してくれたのにさあ...

anond:20240207113153

頑張って怪人になれてもみんな爆死じゃないですか!

anond:20240207113531

いやいいんだよ?

歳と借金だけ増えて国に帰って、じゃあどうするの?って話でさ。

思い出してみなよ。

どんな想いで田舎から出てきたのさ。

オレが乗り越えてやる、この理不尽ハカイする、子どもたちには引き継がせない、そんな気持ち、もう忘れちゃったんかね、お父ちゃんは。

ならいいんだいいんだ、もう忘れてくれ。みんなで不幸を担ぎ合えば、生きてくだけならできるだろうさ。呼吸して泥すすって毎晩恨み言吐き出すだけの日々を生きていると言えるならさ。

2024-02-02

ドイツ人ジャップコミュ力低すぎ、見知らぬ人が挨拶雑談をしてこなくて恐怖で震えた、経済破綻するわけだわ」

日本人の「コミュニケーション能力」はますます低下 ドイツ人コンビニで「震えるほど怖かった」瞬間とは

https://www.dailyshincho.jp/article/2023/08231100/?all=1

日本人購買力と同程度に失っているのではないか、と危惧する事柄がほかにもある。コミュニケーション能力である

国際的に見て普通ではない」

 今年前半に2度ほどイタリアに行ったが、その際に見かけたり、自分体験したりしたさり気ないコミュニケーションを、まずは思い出すままに記してみたい。

 小さな商店食料品を購入するときも、店員と買い手のあいだに会話があり、たがいに目を見て話し合っている。ホテル廊下でほかの客とすれ違った際に、あいさつされることが多い。エレベーターにだれかと乗り合わせると、相手から先に降りるように促されることが多い。電車内で棚に荷物を載せる際に苦労していると、何人もの人に助けられる――。

 上記は一例にすぎないが、帰国後に感じたのは、日本では同じような場面でのコミュニケーションのありようが、おおむね正反対だということだった。

 コンビニエンスストアでもスーパーマーケットでも、多くの客がほとんど言葉を発しないまま買い物を終える。店員になにかを問われたとき相手の目を見て話すと、目を逸らされてしまうことが多い。ホテル廊下で客同士があいさつし合うことなど、ほとんどない。エレベーターにあとから乗ってきた人たちは、後ろを一切振り向くことな自分たちが先に降りる。新幹線などの車内では、客同士はできるだけ関わり合わないようにしており、棚に荷物を載せるのに苦労している人を、大抵の人は見て見ぬふりをしている。

 日本人男性と結婚し、5年ほど前から日本に住むドイツ人女性も言う。

日本コンビニで買い物をするとき相手の目を見てなにかを聞いても、目を逸らされたり怪訝な顔をされたりするのには、慣れるのに時間がかかりました。電車内やカフェなどで知らない人に話しかけても、ほとんど変な人あつかいされます日本人シャイだと感じますが、こうした応対はシャイである以前に国際的に見て普通ではなく、日本人にとって損だと思います

やまびこあいさつ」をご存じだろうか。コンビニ小売店などで、一人の店員が「いらっしゃいませ、こんにちは」とあいさつすると、ほかの店員も一斉に同じあいさつをするもので、集客力と売上げアップのために推奨されているという。しかし、これが実践されている店舗では、ほとんどの店員が客の顔を見ておらず、このドイツ人女性ははじめて「やまびこあいさつ」をされたとき、「震えるほど怖いものを感じた」と語る。人間人間コミュニケーション崩壊が感じられたというのだ。

2024-01-30

前にこんな迷惑メールが届いたんだ

「件名 私をもう一度輝かせてくだされませんか」

お願いです、私を輝かせてくれませんか?

3年前、夫がタイから帰国しました。

しかし、夫はカブトムシになってしまいました。これは日本カブトムシです

子供は少なくとも3人は欲しいと思っています

まさかカブトムシとは交尾できないのですね。

私はビートルズサポートするために多額のお金を費やしています人生は辛くて苦しい

そこでお願いがあるのですが、一度だけお付き合いください。

私と交尾しませんか?一度だけ行う必要があります。もちろんお金はたくさんある

このリンククリックして戻ってきて、私と一緒に輝いてください。これは良いアイデアです

※この下にリンクがあったけど明らかに詐欺から省略


まさか令和になってこんなメール来るとは…

内(山)田洋(行)

音楽好き-内山田洋

一時海外に行き日本帰国内田洋行

最大公約数をとってウチダヒロシという偽名が生まれたのでは

これ警察情報提供したほうがいいか

2024-01-29

はてなーウッチャンナンチャンの笑いは人を傷つけない」←本気か???

バラエティ番組で死人出てるウンナンが人を傷つけないはどう考えてもおかしいだろ!!!!!

ウォン・カークイ死亡事故とその影響

1993年6月24日未明フジテレビ第4スタジオで人気コーナー「やるやらクエストII」の収録中、ゲストとして参加していた香港ロックバンドBEYONDの黄家駒(ウォン・カークイ)がセットから足を滑らせて転落して頭部を強打し、重体(急性硬膜下出血頭蓋骨骨折脳挫傷)となって東京女子医科大学病院搬送される事故が発生した。この事故では内村も転落しており、全治2週間の打撲傷を負った。スタジオには狭いゴンドラのようなセットが約3メートルの高さに釣り上げられ、当時現場にいた関係者によればそのセットは水浸しになっていたといい、セットの下に緩衝材を設置するなどの安全対策は何らとられていなかったという[2][3][4]。内村はこの時のことを「後ろから崩れるような音が聞こえ、気がついたら転落していた」と振り返っている[5]。

6月26日番組冒頭に「先日、番組収録中に事故があり、皆様にご心配をおかけしましたことをおわび申し上げます。負傷されたウォン・ガークゥイさんの一日も早い回復をお祈り申し上げます。」とのテロップを表示し、通常通り放送された。番組最後には、内村が「来週のやるやらはまたナイターでお休みでございます。再来週7月10日にお会いいたしましょう」と予告した。しかし、この日の放送結果的最終回となる。

6月30日16時15分、黄家駒が収容先の病院で死亡した。その夜にフジテレビ村上光一編成局長(当時)が緊急記者会見を開き、番組の今後について「当面、放送自体野球ですとかJリーグですとか、24時間テレビ平成教育テレビ)[注釈 6]といったようなことで、たまたま休みが入りましたので、その間にしかるべき結論を出したいという風に思っています」と発言した。

7月1日フジテレビ記者会見番組打ち切り正式に決定され、『タイム3』で詳細を公表した。

7月2日、この日の日中に黄家駒の遺体を納めた棺が香港に無言の帰国を果たす。夜には有楽町ニッポン放送ウッチャンナンチャンの2人による謝罪記者会見が行われ、「彼の分まで頑張っていきたい。残されたメンバーも僕らで役に立つことがあったら、また仕事をしたい」と涙ながらに謝罪した[5]。会見後の25時(7月3日1時)、内村が『ウッチャンナンチャンオールナイトニッポン』の番組冒頭より今回の事件に関して二人の口から語られ、黄家駒への追悼としてBEYONDの曲をかけ、リスナーから届いた励ましの便りなどを紹介した。

7月3日ナイターが雨で中止となるも『やるやら』は放送されず、特番あなたの心のスター全集!!」(司会:峰竜太中山秀征、鷲見利恵 制作ジャパンプロデュース)が放送された。

上述の6月26日放送で予告された7月10日Jリーグ中継[注釈 7]、7月17日上記の「あなたの心のスター全集!!」を再度放送。『平成教育テレビ』を挟んで2週間後の7月31日、土曜20時枠は『人気バラエティ最終回 感動の大特集』が生放送され、冒頭で露木茂による本番組打ち切りのお詫びと黄家駒への追悼の挨拶がなされた。この際、露木が「秋から形を変えてウッチャンナンチャンには頑張ってもらいます」と説明し、秋からフジテレビでのウンナンの新たなレギュラー番組が予定されているのを示唆するものだったが、それは製作会社スタッフの異なる『ビートたけしのつくり方』のレギュラー出演だった。

12月被害者側への賠償問題などを経てコーナーの収録に携わった番組プロデューサー以下スタッフ数名が警視庁により書類送検(後日、不起訴)された。

1994年4月11日からやるやら』と同じスタッフによるウンナンの新たなレギュラー番組として『ゲッパチ!UNアワー ありがとやんした!?』を開始するが、1994年9月12日に全23回の放送で終了となる。

さらに3か月後、1994年12月28日の15:00 - 17:25に『ウッチャンナンチャン年末ジャンボ総集編』を放送[注釈 8]。『誰やら』『やるやら』の総集編とともに『やるやら』未放送の「ウチムラセブン 第6話約束」が放送された。

その一方で、土曜20時台は、1996年10月19日に、『めちゃ×2イケてるッ!』(『めちゃ×2モテたいッ!』の深夜からゴールデンタイムへの枠移動版)が開始するまで、再び迷走することとなる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%84%E3%82%8B%E3%81%AA%E3%82%89%E3%82%84%E3%82%89%E3%81%AD%E3%81%B0!

2024-01-22

元暇アノン・めたまん(14歳女子)、暇空茜への開示請求成功

めたまんは暇アノンだったが脱アノンしてcolaboと和解

colaboへの反省についてお父さんがインタビューを受け報道されるなどしていた

その結果、裏切り者として暇アノンに住所を晒され、不審者が出没して庭を踏み荒らされるなどの被害

一家引っ越しするはめになり、暇アノン刑事告訴

暇空は自分信者がめたまんへの住所晒しやリア凸しているのを把握した上で繰り返しめたまんを中傷して扇動

めたまんのお父さんの職場晒した上で、「めたまんはダンゴムシ臭い」などと罵倒

暇空はイギリス大学に通っている堀口くんに執着し恋い焦がれているが堀口くんには嫌われてスペース参加すら拒まれており

堀口くんが帰国時にめたまんとオフ会してティータイムしたため、めたまんに嫉妬しまくっている

今回、めたまんが暇空の開示請求成功

暇空はめたまんを訴え返すために、めたまんがなにか暇空に対してリーガルアウトな発言をしていないか信者たちに捜索命令を出す

めたまんは暇空の話題について「😂😂😂😂😂😂😂😂」とツイートしていたことが判明

この絵文字連打は誹謗中傷ではないかとめたまん糾弾会が開かれてしま

2024-01-20

anond:20240120115403

リンク記事善意介護はうけていたとかいてあるんだから読んだ前提でトラバしようや

日本国籍捨てたわけじゃなければ帰国すれば有償のしっかりした介護うけられるだろうに、介護保険料や年金の振り込みをしてなかったんやろな

2024-01-19

カナダワーホリ中間管理をやってるけど日本人男子は人気あるよ

日本人男子がホームステイで不人気すぎる。

この日記がわりと賑わってるみたいだけど、はっきり言ってカナダではダントツで人気があるのが日本人女子男子

女子は元々「小さい、可愛い」でオーストラリアでも人気だったんだけど男子も同じくらい人気がある

理由は「優しい、温厚」がほとんど。この仕事20年くらいやってるけど13年くらい前から日本人男子の人気が上がった

それまではずっと韓国人だったから人気が変わったとき事務所話題になってたんだけど

大きく変わったのが東日本の大震災だった。あのとき対応話題になって日本人の団結力とか集団行動から評価が上がった

もちろん同情もあったんだろうけど、シェアハウス日本人割合が増えて「一緒になるなら日本人男子がいい」って要望が増えた

あれからもずっと人気が続いてるんだけど、なんで不人気って流れになるのかが全くわからいねってはなしを事務所でしてる

ちなみにセクハラめいた行動は人種に限らず一定数いるよ

洗濯機から洗う前の下着を盗んだり、ノーブラの胸を見てきたりキモいというより怖いって相談はいまだにある

それに関しては、男とって本当に意味わかんないけどまあそれが男だよねって印象しかない

とにかく実際には日本人男子の人気は衰えがなく高いって真実を伝えたかった

ただ、1つだけ残念なデータとしては日本人男子英語習得挫折率はだんとつで1位だよ

心が折れて帰国する人が本当に多い。ヒアリングしてるとワーホリに来れば英語で喋るしかいか

自然英語力が身につくし外国人の友だちもできるし一石二鳥挫折?やる気があるので問題ないです!って人が多い

Youtubeキラキラした生活を見せてる人たちも録画を停止したら暗い顔になる人は多いし、良い部分しか流してないよ

あんまりワーホリに大きな期待を抱かないでほしいなってのが正直なところ

こっちに来ても日本にいた頃と同じか、それ以上に英語勉強必要だし自然と身につくタイプだったら

そもそもワーホリを利用しなくても身についてるはずだから現実は厳しいよって知ってほしい

そして、日本人女子男子ともに人気があるから部屋割で弾かれることが少ない分、良い機会を利用してほしい

最後アドバイス。こっちに来る前に中学校3年までのテキストくらいは前提知識を入れといたほうがいいよ!

2024-01-18

anond:20240116194927

何でやろうと思ってTwitterホームステイ日本人男子検索してみたら、主に家事やらんのが原因みたい。

最近男子は変わってきてるだろうけど、バブル期から何十年もかけて信頼損ねちゃったんだろうな。

カナダの家探し女性限定多すぎ!ってついーとが流れ去って行ったんだけど、私が出会った大家さん達、軒並み「日本人男性女性と比べて格段に当番の家事をやらない、壊したり汚してもそのままにするから募集しづらい」等々と言っていてフォローできなかったんですよ🥺イギリスでもNZでも言われた🥺

結局シェア女の子達が当番する羽目になってて申し訳いから✋とか言ってた人もいたんじゃよ、がんばれ日本男性

そろそろクソリプ来そうな気がするんでカナダ若者事情書いときます。家庭によると思うんだけど、私の知ってるティーンの子達は大抵実家にいても洗濯も部屋の掃除自分でやってて、"社会人実家を出て慣れない家事をやり始めた…"みたいな日本でまあまあ聞く悩みはあんまし聞いたことないです。

そういう風に実子を育てた大家さん達が、自分のことや割り振られた当番あんまやらない(ふうに見える)人に対して「大人なのになぜ??」って思うのはまあしょうがないよなって思う。

アジ専とかジャパ専とかい変態大家も界隈には出没するので、日本人女性は部屋探しの勝ち組楽勝イエーイ✨✌️という話ではないです。内見には必ず友達を連れていきましょう😔

このついは国籍差別とか性別差別を認めるものでは無いです。外国に住むにあたってマイノリティとなる日本人が陥りやす落とし穴と、それに気づかず女性ばっかりズルい!という発言に対するものですあしからず

ハイ( ˙0˙)۶ ハイ( ˙0˙)۶ ハイ( ˙0˙)۶ ハイ( ˙0˙)۶

男が差別されとる!いう人が現れてきたので付け足します。

私の知ってる大家さんたちは、実子が巣立ったあとの空き部屋を留学生等に貸してる人らが大半で、年金生活者もいます。そんな人に差別イカンっつって→

ベースメント水浸しバックレ事件とかトイレ便器ヒビ入れ事件とか女性テナント怒って退去とかのリスクを負えとか言えないんですよね。我こそは掃除達人である!という男性諸氏がいらしたら、ぜひ問い合わせの時にアピールして下さい。きっと聞いてくれると思いますよ‼️

メンドクセ~のが現れたから追加しますネ‼️

イギリスNZカナダも合わせると合計14年くらい住んでて、結構大家さんと仲良くなるタチで、その大家仲間のお茶会かにもよくお邪魔してお喋りするの好きなんだよね。仲良くなると色々質問もされるわけ。日本人はみんな自分お箸持ってくるの?とか🤣

その中で、なんで日本人男の子はこういうビヘイビアをするのか?どんな文化的背景があるのか?て聞かれるチャンスが結構あるんだよ。私も日本人から理解しようとしてくれるわけ。オマエら日本人コノヤローかいうdisrespectな聞き方された事は一度たりともありません。

日本人男性募集しづらいって大家さんがいるって言っただけで差別じゃあああってなってるのなんなん?アピールしたら大丈夫だよゆうとるやん。

私もホームステイマムをしてる人から日本人男子バスルームも酷く汚して掃除しないし、日曜朝早くから牛乳いから買ってきてと起こすし(日曜はスーパー開くの遅いのに)コミュニケーション全然取らないし、もう2度と入れたくないと聞いた事ある。日本人男子に限らず勿論人によるんだけどね。

いやまあ、さもありなん。カナダ(か、アメリカか)に留学してた知り合いも、シェルームで日本男子がやたら女の子セクハラシモネタ言うし洗濯物(下着)ニヤニヤ眺めてるしで不評だったフォローするこっちの身にもなれ!って憤慨してたもんなぁ。

これ何回も言ってるけど、アメリカ留学した日本人男性が、いい感じになった女の子の部屋で2人きりになったのでセックスOKだと思ってヤろうとしたら、通報されて帰国危機になった事がある。領事館の人に、日本人男性セックス同意を取る習慣がないので度々起こる事例だと聞いた。

あとは授業中にふざけて女の子差別的な言葉を使った事が大学で大問題になって退学・帰国騒ぎになったとか。これも日本人男性

ま〜んとかまんさんとかふざけて面と向かって使われた事あるけど、アメリカだったら退学にできたな。規制がないってそういう事だよね。

なるほど、ここまでツイートが伸びると創作とか言われるのか。このツイートがここまで伸びる前から何度も言ってる話なんだけど。

領事館派遣されてる日本警察官からアメリカ治安に関する説明の一環で聞いた話なんだけどなあ。

まあ信じない人は信じないんだろう。

ちなみに大学の話は、title Ⅺの説明の一環で大学教員から聞いた話。

ホームステイ食事の準備も手伝わない、食洗機に皿も入れず掃除洗濯しない→ステイ先母の役と思ってた、BBQ父親達手伝わずビール飲んで態度も✖️だった→市が協力していたプログラムだった故その日本人男子留学生大学がその市でステイ出来ない🟰出禁にされたのを目の前で見た、一流大学だったが😛

この種の話は本当によく聞きますね。来てすぐの時は言葉も満足ではないので、食事が終わると何もかもそのままで、さっさと自室に引き上げてしまう、と。ホームステイ意味がわかっていないのでは?と、ホストファミリーは思うそうです。

ホームステイしてた時に居たのが日本人男子だったんだけど、マムの料理にめちゃくちゃケチつけてた。。。だからデブなんだって。。作って貰ってて文句言うとかやっぱりアイツはダメだった。料理できないくせに。。

2024-01-08

anond:20240107145636

バラエティ番組で死人出てるウンナンが見過ごされてるのはどう考えてもおかしいだろ!!!!!

Ingunial 根拠にしているヒロトダウンタウンに救われたって話がデマ。逆に松本学生時代いじめとか、爆笑問題とかナイナイへの悪質ないじめは明らか。/私はウッチャンナンチャンが好きだった



ウォン・カークイ死亡事故とその影響

1993年6月24日未明フジテレビ第4スタジオで人気コーナー「やるやらクエストII」の収録中、ゲストとして参加していた香港ロックバンドBEYONDの黄家駒(ウォン・カークイ)がセットから足を滑らせて転落して頭部を強打し、重体(急性硬膜下出血頭蓋骨骨折脳挫傷)となって東京女子医科大学病院搬送される事故が発生した。この事故では内村も転落しており、全治2週間の打撲傷を負った。スタジオには狭いゴンドラのようなセットが約3メートルの高さに釣り上げられ、当時現場にいた関係者によればそのセットは水浸しになっていたといい、セットの下に緩衝材を設置するなどの安全対策は何らとられていなかったという[2][3][4]。内村はこの時のことを「後ろから崩れるような音が聞こえ、気がついたら転落していた」と振り返っている[5]。

6月26日番組冒頭に「先日、番組収録中に事故があり、皆様にご心配をおかけしましたことをおわび申し上げます。負傷されたウォン・ガークゥイさんの一日も早い回復をお祈り申し上げます。」とのテロップを表示し、通常通り放送された。番組最後には、内村が「来週のやるやらはまたナイターでお休みでございます。再来週7月10日にお会いいたしましょう」と予告した。しかし、この日の放送結果的最終回となる。

6月30日16時15分、黄家駒が収容先の病院で死亡した。その夜にフジテレビ村上光一編成局長(当時)が緊急記者会見を開き、番組の今後について「当面、放送自体野球ですとかJリーグですとか、24時間テレビ平成教育テレビ)[注釈 6]といったようなことで、たまたま休みが入りましたので、その間にしかるべき結論を出したいという風に思っています」と発言した。

7月1日フジテレビ記者会見番組打ち切り正式に決定され、『タイム3』で詳細を公表した。

7月2日、この日の日中に黄家駒の遺体を納めた棺が香港に無言の帰国を果たす。夜には有楽町ニッポン放送ウッチャンナンチャンの2人による謝罪記者会見が行われ、「彼の分まで頑張っていきたい。残されたメンバーも僕らで役に立つことがあったら、また仕事をしたい」と涙ながらに謝罪した[5]。会見後の25時(7月3日1時)、内村が『ウッチャンナンチャンオールナイトニッポン』の番組冒頭より今回の事件に関して二人の口から語られ、黄家駒への追悼としてBEYONDの曲をかけ、リスナーから届いた励ましの便りなどを紹介した。

7月3日ナイターが雨で中止となるも『やるやら』は放送されず、特番あなたの心のスター全集!!」(司会:峰竜太中山秀征、鷲見利恵 制作ジャパンプロデュース)が放送された。

上述の6月26日放送で予告された7月10日Jリーグ中継[注釈 7]、7月17日上記の「あなたの心のスター全集!!」を再度放送。『平成教育テレビ』を挟んで2週間後の7月31日、土曜20時枠は『人気バラエティ最終回 感動の大特集』が生放送され、冒頭で露木茂による本番組打ち切りのお詫びと黄家駒への追悼の挨拶がなされた。この際、露木が「秋から形を変えてウッチャンナンチャンには頑張ってもらいます」と説明し、秋からフジテレビでのウンナンの新たなレギュラー番組が予定されているのを示唆するものだったが、それは製作会社スタッフの異なる『ビートたけしのつくり方』のレギュラー出演だった。

12月被害者側への賠償問題などを経てコーナーの収録に携わった番組プロデューサー以下スタッフ数名が警視庁により書類送検(後日、不起訴)された。

1994年4月11日からやるやら』と同じスタッフによるウンナンの新たなレギュラー番組として『ゲッパチ!UNアワー ありがとやんした!?』を開始するが、1994年9月12日に全23回の放送で終了となる。

さらに3か月後、1994年12月28日の15:00 - 17:25に『ウッチャンナンチャン年末ジャンボ総集編』を放送[注釈 8]。『誰やら』『やるやら』の総集編とともに『やるやら』未放送の「ウチムラセブン 第6話約束」が放送された。

その一方で、土曜20時台は、1996年10月19日に、『めちゃ×2イケてるッ!』(『めちゃ×2モテたいッ!』の深夜からゴールデンタイムへの枠移動版)が開始するまで、再び迷走することとなる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%84%E3%82%8B%E3%81%AA%E3%82%89%E3%82%84%E3%82%89%E3%81%AD%E3%81%B0!

雨の涙

雨の名前を持った少女との出会いは友人に連れられて行った異国のバービア街だった。

女性を金で買う遊びに慣れておらず、結局友人を残してバービア街を出るとその入り口にたむろする何らかの事情バービアにすら所属できない人達の塊が見えた。ふと目に止まったその少女若い頃に別れた恋人にとてもよく似た顔をしており、つい話しかけてしまった。その子が何かを言おうとした時に横から女衒の様なおばさんが出てきて、カタコトの英語で値段を連呼している。プレイステーションソフトが一個買えるくらいの値段で彼女の夜は売られていた。

僕は彼女時間女衒のおばさんから買い取り、彼女ホテルへ連れて行き話をすることにした。彼女英語があまりうまく話せず、昨日田から出てきたばかりとのことだ。

普段見ているニュースやこの世界の中ではでは、よくよくある話だが実際に触れたのは初めてだった。

Google翻訳を介して彼女言葉と僕の言語を交換していく中で色々なことがわかった。

女衒に見えたあの女は彼女母親で、アル中であること。彼女母親の酒代と自分たち家族生活費の為にこの仕事を始めることを決意したこと。そしてその初めの客であり、今はただただ怖いということを話してくれた。

彼女名前ナムフォン、雨を意味するあだ名であること。タイでは基本的本名を使わずあだ名でお互いを呼び合い、そのあだ名は生まれ場所や、その日の天気などから決めるのだそうだ。僕はナムフォンに危険なことは起こらないということ、そして君が望むならお金だけを渡して今すぐ前の場所に戻っても良いことを伝えた。

ナムフォンは戸惑い、報酬に対して正当な対価を返せないのにもらうことはできないと言った。言語の壁が翻訳では取り払われず、意図が上手く伝わらない。しかし、もどかしいやり取りを繰り返す中で彼女報酬はもらわなくても今日はもうあの場所には戻りたく無いと震える声で教えてくれた。その時、彼女電話がなり、彼女母親が金はちゃんともらったか確認を入れてきた。困った彼女電話を借りて間違いなく彼女お金を渡すこと、そして気に入ったから朝までここにいてもらうことを伝えた。彼女母親は満足そうに電話を切った。横でナムフォンは泣いていた。

翌日の予定をキャンセル自己満足しか無いけど雨の涙に寄り添い、温かい飲み物彼女に飲ませた。

彼女を囲む根本的な闇から救い出してあげることはできない。それでも今この時できることは翻訳を介して彼女の話を聞くことだけだった。

朝が来て、途中で寝てしまった彼女を起こす。

タイ1月は乾季でほとんど雨は降らない。

しかしこの部屋に降った雨の涙は彼女の顔に跡を残していた。

帰り際手元にある金を彼女に全て渡し、少しでも早く今の場所から逃げて、自分幸せを考えた欲しいと伝えた。しか彼女笑顔ありがとうと言いつつ、まだ小さな弟を残して逃げれないと悲しそうに呟いた。

一瞬彼女を連れて逃げようかとも思ったが、ただの旅行者である自分パスポートも持たない彼女を連れていくことはできない。彼女と連絡先を交換し、何か力になれることがあれば連絡して欲しいことだけを伝えた。多分彼女は不気味に思っただろう。僕も逆の立場なら目的が分からず混乱するはずだ。

それでもナムフォンが泣くことに耐えられない自分の心だけをタイに置き、帰国した。

彼女からはたわいもない近況の連絡が時々入る、しか仕事を続けていること、母親から逃げられないことは出会った時のままだ。

2024-01-06

anond:20240106220929

KY」が流行語だった頃、海外暮らしから帰国して来てた義兄夫妻に説明してたら、『アメリカ人なんかみんな空気よまないよ(苦笑)』と言ってたのを思い出した

Visit Japan Web がクソであることの説明と、改善案を考えてみた

以前 https://anond.hatelabo.jp/20240104093645 を書いた増田だが、動画レンダリングしている間ヒマなので、この前書いたのをもう少しきちんと書いておこうと思った。

なぜVisit Japan Webがクソなのか。これは圧倒的なユーザ体験の悪さにある。

Visit Japan Webを使うと以下のような流れになる。

1. Webユーザアカウントを作る

まずここがとてつもなくクソ。ほとんどの国民は年に数回も海外に行かない。その帰国ときに使うためだけにアカウントを作らせる。こんなの次に使うときにはパスワードを忘れるに決まっている。まあ俺の場合last passに保存してあるので問題ないが、そうでない人はどうフォローアップするのか。税関前の手荷物受取所というのはあまり落ち着いて作業などできる場所ではないから、思い出せずあーもう紙でいいやってなる人もいるかもしれない。

2. パスポートと紐付ける

次に作ったアカウントパスポートを紐付ける。ここもクソ。利便性のためにパスポート顔写真ページを写真で撮って自動認識させるよう誘導されるが、自分場合は何回やっても認識できず、手作業パスポート番号や有効期限などを手入力した。おそらくこれは後述する顔認識と紐付けたり、追跡できるように身元の情報を持たせておくためだと思われる。そもそもパスポートにはこれらの情報が入ったICチップがあるのだから、そこから読めばいいじゃないかと思うがそれはしない。たぶんこれも後述するように入管税関役所の壁があるんじゃないかと思う。

3. 持ち込み禁止品に関するアンケートに答える

従来紙でチェックしていた各項目、例えば銃はありませんよね、とか、100万以上の現金はありませんよね、とかを答えさせる。紙でやろうがブラウザでやろうが質問自体は変わらないのであーはいはいいつものやつねとバババといいえをチェックすることになる。私もそうだったが、ほとんどのひとはまともに質問を見ていないんじゃないか。いわずもがなクソである

で回答に完了するとQRコードが発行される。

4. 顔認識ゲートを通過する

答え終わったら顔認識ゲートで顔を照合しQRコードスキャンさせ、通過して入国完了となる。

で、考えるに、これ最後顔パスをやりたいがためのシステムだよな、と感じる。最初顔パスで通らせろというお題目があって、それをやるために現場役人別に決してバカにしているわけではないが、その役人がいやいや顔パスだけでは困る、追跡できないとダメとかちゃんと自己申告したことエビデンスがないとダメだとか条件つけて、SIer脳死システム作っていっちょうあがり、的な作りだなと感じた。ガラパゴス日本の伝統芸能的なクソシステム

入国時に、おそらく若手か業務委託会社であろう女性の方が「スムーズ入国処理のためQRコード登録をお願いしますー」と言って回っているのだ。実際にやってみればわかるんだけど、別にQRコード登録(=Visit Japan Webへの登録)をしようがしまいが、ひとりひとりの税関の通過に要する時間ほとんど変わらない。みんなわかってるんだと思うが、Visit Japan Web登録して顔認証ゲートを通過している人はほとんどいなかった。私の感覚では100人に一人くらいかな。みんなクソってわかんだね。あの若手の女性の係官も税関仕事ができるからには優秀だろうにこんなクソ仕事させられてて不憫だ。

ということで、Visit Japan Webはクソが何段にも積み重なった壮大な巻きグソだったですよって話。

そもそも私が経験する中で、入国時の税関申告と、役人手荷物対面チェックを併用している国は日本しかない。記憶では韓国台湾香港税関申告があった気がするが、対面での手荷物チェックはなかった気がする。EUアメリカではそもそも申告すらなかった(ゲート自体はあるが、申告品がない人はそのまま通過できるゲートを通って出ることができる)と記憶している。想像ではあるが、入国管理と税関役所として分かれているため、それぞれチェックポイントを設けているのが日本なのではないかと思う。

クソクソ言ってるだけで対案を出さないのはよくないので以下は私なりの対案。

1. 税関申告は入国審査の顔認識ゲートにタブレット増設して、そこで答えさせる

パスポートスキャンし、実際の顔とも照合しているので、追跡可能な本人である確認できる。自己申告を省略することは難しいかもしれないので、タブレットで答えさせる。もちろんアカウントも作らない。

2. 手荷物は係官が勝手検査する

ランダムピックアップして検査。ひっかかったばあいはその場で対応するか、パスポート情報から追跡。

3. 以上。


どうだこの方が簡単でしょ。理想的には部署的にも入国管理と税関はいっしょになったほうがいいと思うけど、それは難しいかもしれないから、実運用的には上記のやり方はありなんじゃないかと思うんだよね。

たぶん私はこういうシステム考える人から比べたらバカなのかもしれないから、突っ込みどころがあったらよろしくねがいします。

2024-01-04

コロナ陽性で帰国しました

耳抜きできなくて(内耳パンパンに腫れてたのかもしれん)耳が爆発して死ぬかと思った

今度から飛行機で近くの席で離着陸時に耳抜きできなくて死にそうになってる奴がいたらコロナかもしれんぞ

2024-01-01

リスクを取らない人たちが氷菓される

イギリスに行くと決めた時、会社の人事に「お前はもうまともな仕事には就けない」と言われた。

帰国後私は某アーティスト世界を周り、大手外資企業転職し、起業した。

リスクを取ることではなく取らないことが評価される日本。だけどリスクをとった人だけが見える世界ってあるよね。

2023-12-31

スキーム】青

青はしばしば罪人の利用を意味する。

 

文春砲を被った松本日生学園卒業だそうだが、高島屋下請工場一般企業歌舞伎猿之助伝統業界人物医者殺人を「委託され」てした、法律無視で無実の敵を勾留中死亡させた司法職員、逃げ果せているのが多い(裏金自民政治ぶり)。

一方、ケーキ崩れ事件障害者雇用施設スワンベーカリーにはとんだとばっちり

 

ところでリン酸塩はカルシウムの吸収を阻害するが、だからといってビタミンDサプリを取ると内臓蓄積のリスクがある。

このことからすれば、大資本からモノを買えばカッコは良いが負ける、という可能性は想定できよう

自分もついつい事件報道に釣られるという意味で負けているのだ(日本軍がそうであったように)

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