はてなキーワード: 尿酸とは
尿酸値下げる薬飲んでるやで
と書こうとしたら、別に医者とは言ってないか。医療関係の仕事でしたね。
結論には同意(サウナもほどほどに・水分とろうね)なんだけど、途中が良くないね。
サウナが痛風のリスクファクターかどうかは、少なくとも痛風で受診する人とそうでない人の間で割合を比べてみないといけない。
患者で良く見かけるのは、昨今のブームでサウナが若い人の一般的なライフスタイルに組み込まれてるってだけの可能性が高いと思うね。
自転車通勤しててジムに通ってるやつがサウナには行ってないなんてことある?ないよねえ。
出てきた中じゃあジムと自転車のほうが痛風に関してはリスクだよ。
高強度の運動が血中の尿酸レベルを上げるのはみんな大好きエビデンスがあるので。
あと飲酒ね。あまり飲みませ~んなんて言って週1~2で飲んでたりするからな。痛風になって不思議でもなんでもない。
とはいえ最初に言ったとおり結論(サウナもほどほどに・水分とろうね)は同意です。現代人は水分足りてない。
これはすごいわかる。
ジムでサウナ入る人は多いんだけど、風呂だけ入りに来る爺さん以外だと筋トレやるマッチョなタイプに多い。ランニングや自転車で有酸素やる人はそっちで汗をかけるけど、筋トレ好きマッチョは有酸素嫌いが多いからだと予想してる。体が重い人にとってランニングやエアロビクスはヘビーだし、速筋鍛えてマッチョ目指す人にとって遅筋に効く有酸素は逆効果だったりするからだ。
有酸素は喉が渇くので水を飲む。だけど筋トレはそうじゃないので、トレーニング中はほとんど飲まずにロッカールームでプロテイン飲むとかそんな人が結構いる。
痛風の原因となる尿酸は窒素を含んでいるたんぱく質を壊すとできる物質なので毎日筋トレやるマッチョタイプは当然尿酸値が高い。プリン体云々よりも筋肉を壊して作る作業をしてることが大きい。ちゃんと処理できればいいんだけど全然水を飲んでなかったり、腎機能が弱ってたりすると血液の中で尿酸が飽和して結晶ができて痛風になる。
予兆が出たらマッサージとか絶対にやったら駄目だ。血液を回して結晶を作らせないようについついやりたくなるんだけど、ちょっと痛みが出たくらいのタイミングでマッサージすると即刻進むぞ。痛風の痛みは足の使いすぎの痛みと似てるので足の使いすぎと勘違いしてマッサージしてもらって発作きたことが2回ある。レントゲンや血液とらないととらないと医者も外科と内科の切り分けができないので、変な痛みがあったらマッサージとかしないですぐに外科に行くことをお勧めする。
みなさんサウナは好きですか?
私は好きです。
まず我慢の限界までサウナに入り、命の危機を感じた頃に水風呂に入り、屋外(にあればなお良い)の椅子に腰掛けて放心状態になる、というやつです。
この一連の動作を3回くらい繰り返すと全身の細胞に電撃が走ったかのような感覚に陥り、究極の境地に辿り着くことができます。
「ととのう」もすっかりお馴染みワードになりました。
話は変わり、医療関係の仕事をしていて最近気づいたことがあります。
それは痛風の患者が数年前に比べて増えている(気がする)ことです。
もう少し正確にいうと、「今まで見なかったタイプの患者が増えている」です。
もちろん今でも飲み会大好きなビール腹の中年男性が患者の大半を占めていますが、最近は酒もあまり飲まず太ってもいない30代前後の人々がよく発作を起こします。
こうした人々の多くは日常的に飲酒はせず、ジムに通い、日々の通勤は自転車、という具合に至って健康的な生活を送っています。
しかし新たに高尿酸血症や痛風発作を訴えて病院を訪れる患者のうち、このように一見健康な若年者の割合が徐々に増えています。
一般的に痛風になるのは焼き鳥やホルモンでビールを沢山飲んでいるおじさんなのに、何故なのでしょうか。
このような人たちに普段の生活習慣を聞きいていくと、多くのケースで共通していることがあります。
サウナです。
もちろん中には大酒飲みや不摂生万歳という人もいるかもしれませんが、ここで最も考えうる原因は脱水(血液の濃縮)です。
小学校の理科の実験で食塩水を使って塩の結晶を作ったことがあると思います。
食塩の量は変わらないのに水だけが減っていくと次第に溶けていられる食塩の量が減り、余った分が結晶になる、というやつです。
サウナに入って汗が噴き出している瞬間、これと同じことが血管の中で起きています。
痛風は尿酸という物質が血中に増えていき、ある時結晶化した尿酸が関節に蓄積して炎症を起こすことによって激痛が引き起こされます。
つまり、食塩水と同じように血液の水分が減ることで本来溶けているはずだった尿酸が溶けていられなくなり、仕方なく結晶になってしまったということです。
塩の結晶は水を足せばすぐに溶けるので良いのですが、尿酸の結晶ではそうはいきません。
一度発作が起きてしまったらどれだけ水を飲んでも劇的に解消することはなく、1-2週間はまともに靴下も履けない生活を送ることになります。
血液中には尿酸だけでなく、さまざまな血球や細胞が流れています。
今回は痛風の話ですが、全く同じ原理でもっと深刻な病気が脳梗塞です。
脳梗塞の原因はいくつかありますが、脳の血管が詰まるので半身不随になったり言葉を発することができなくなることもありますし、最悪死にます。
最近まで元気だった人が突然脳梗塞で倒れた、のようなケースも血液が濃縮していることがよくあります。
このように血液を濃縮させて良いことは何一つありません。
よく1日2Lは水を飲みましょう、などと聞くと思いますが個人的には全然足りないと思います。
特にサウナや有酸素運動など大量に汗をかくような場合は(血液が濃縮する前に)飲めるだけ飲むべきです。
夜トイレに起きるのが嫌だからとあまり水を飲まない人もいるかもしれませんが、夜中に起きても最悪漏らしてもいいので水を優先してほしいと思います。
朝まとめて飲んで夕方まで飲まない、のような飲み溜めは意味がありません。少しでも常に水を飲んでいる状態にあるのが理想です。
あと間違っても酒を水分と認識しないでほしいと思います。夕方のビールのために朝から水を我慢するおじさんに待ち受けている未来は脳梗塞ただ一つです。
恥ずかしさを感じるかもしれませんが、すぐに病院に行ってください。
あとサウナはせいぜい月1回か2回くらいにしておくのが良いです。