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はてなキーワード: 宿主とは

2021-11-28

名無しさん子供のままでいたい

名無しさん:癇癪起こして地団駄踏みたい

名無しさん:猫は良いよなあ

名無しさん:気楽でよお

名無しさん (ID:2): おろろっろろろおr [無視]

名無しさん (ID:2): しにたいまかい [無視]

名無しさん (ID:2): つらいい [無視]

名無しさん (ID:2): 機嫌がわるい [無視]

名無しさん (ID:2): しにたい [無視]

名無しさん (ID:2): どうでもいい [無視]

名無しさん (ID:2): シコってねたい [無視]

名無しさん (ID:2): すべてをわすれたい [無視]

名無しさん (ID:2): 天使のいってたとおり [無視]

名無しさん (ID:2): なんでつらいおもいしなきゃいけないの [無視]

名無しさん (ID:2): すげえ不愉快 [無視]

名無しさん (ID:2): 嫌な気分 [無視]

名無しさん (ID:2): これ機嫌ね [無視]

名無しさん (ID:2): 宗教とは別 [無視]

名無しさん (ID:2): はあすげえ嫌な気分 [無視]

名無しさん (ID:2): しねええ [無視]

名無しさん (ID:2): はあ [無視]

名無しさん (ID:2): つかれた [無視]

名無しさん (ID:2): 忘れようかな [無視]

名無しさん (ID:2): べつにいっか [無視]

名無しさん (ID:2): 宗教違反してないし [無視]

名無しさん (ID:2): そうだよね [無視]

名無しさん (ID:2): ただ機嫌めっちゃわるい [無視]

名無しさん自然発生なら、コロナ自分を守るために、宿主の命を奪わないように広まるらしい。 今回そうじゃないかもしれないのだとか

コロナってなんでうまれたとおもう? あの小さい脳で 繁殖たかったとか思うわけないし 意味わからん 結局現象でそこに在るだけって感じか

2021-10-17

エキノコックス対策としての駆虫薬効果

エキノコックス報道について②

https://note.com/kuma1206/n/n9a5bf1261462

を読んだので勝手に補足する。

"行政野良犬ネズミ対策必要でしょう。「プラジクアンテル」を混ぜた餌の散布も必要になるかもしれません。"

主にこの部分について。

    

・言いたいこと

キツネイヌに対する駆虫薬の投与ではエキノコックスの根絶(清浄化)はできない。

しかし、ヒトへの感染リスクを下げる対策にはなる。

    

以下本文

    

エキノコックスについて

エキノコックスの幼虫はノネズミ類(北海道では主にエゾヤチネズミ愛知県ではまだ不明であろう)の肝臓で成長し、キツネイヌネズミごと捕食され、キツネイヌの消化管で成虫になる。

成虫は消化管で虫卵を生み、キツネイヌの糞の中に虫卵が混ざる。その虫卵をネズミが食べ、ネズミ体内で幼虫が孵化する。

このようなループ感染環という。

    

キツネ糞便に虫卵、ネズミに幼虫、キツネに成虫。この話を読んでいる間だけでも覚えておいてほしい。

ネズミキツネ、二種類の宿主感染があることがとても大事

    

駆虫薬プラジクアンテルについて

キツネイヌ体内のエキノコックス成虫に対する寄生虫用薬としてプラジクアンテルがあり、これはキツネイヌエキノコックスに対してはほぼ100%の駆虫効果がある。

具体的には、経口投与を行うと、感染している成虫が死に、糞便と一緒に排出される。いわゆる虫下しだ。

しかし、エキノコックス清浄化という観点からは不足があり、

    

1.虫卵に対する効果がない

2.ネズミに投与しても幼虫には効かない

という問題がある。

    

1.虫卵に対する効果がない

については、この薬は虫卵を殺す(感染性を失わせる)ことはできない。

虫卵を十分形成している成虫をプラジクアンテルで駆虫した際にも、成虫ごと虫卵が糞便中に排出され、それは感染性を持つ。

なので、元記事にもあるように、プラジクアンテル投与後には、糞便の適切な処理が必要になる。

    

投与してしばらく(次に感染したネズミを食べ、体内で成虫が育つまで)は、虫卵の排出一定期間抑えられる。

プラジクアンテルは経口投与が可能なため、この効果を期待して、定期的にプラジクアンテルをキツネの嗜好性の高い餌に混ぜて散布する事業(ベイト散布)が北海道の一部地域では行われている(後述)。

    

ちなみに、エキノコックスの虫卵は耐性がそもそもめちゃめちゃに高く、そこらの洗浄剤消毒薬ほとんど効果がない。

実験的にエキノコックスを扱う施設では、消毒に高温水を用いて熱で殺している。

一般家庭であやしい糞を処理する場合は、糞に触らず袋で何重かにつつみ、燃えるゴミだろうか。廃棄物の扱いについては詳しくないのでこれ以上は言及しない。

手についた場合石鹸と水でよく洗い、物理的に流すのが最も効果的だと思われる。アルコールをかけても駄目。

水分が多い環境(川・泥・雪上など)では感染性を数か月失わないという研究もあったはず。

    

2.ネズミに投与しても幼虫には効かない

については、現在のところ、ネズミ体内の幼虫を駆虫する手段存在しない。

少し話がそれるが、エキノコックスのヒトへの感染は、「ネズミの代わりに間違ってヒトに感染する」というルートと考えてよい。

まりキツネの糞の中の虫卵をネズミの代わりに食べることで、ヒトは感染しているのだ。

ネズミと同様、ヒトでも薬による駆虫はあまり成功していない(というか、ヒトに対する治療研究の方が盛んにされている。)

      

1.2.を踏まえて、キツネイヌに対するプラジクアンテルを投与を行うと、どうなるかというと……

・投与した飼いイヌについては、エキノコックスの成虫が駆虫される。定期的な投与によって、その後も虫卵の排出を防げる。

 (そもそもネズミを食べなければ感染しないのだが、散歩中に意外と食べてるみたいな話もあるので……)

・ベイト散布によって投与したキツネについては、エキノコックスの成虫が駆虫される。定期的な投与も人手があれば可能

・虫卵そのものについては、効果がない。(環境に数か月残存)

・ノネズミ感染したエキノコックスの幼虫は、駆虫できない。(ネズミ寿命の1~数年は残存)

    

このようになり、卵と幼虫が残ってしまうのだ。

この卵と幼虫は、もちろんネズミキツネ摂食することで、再び感染環が成立する。

      

また、別の問題として、すべてのキツネプラジクアンテルの投与ができないという問題もある。

キツネ縄張りもつ動物で、同じシーズンに限っては同じ場所に同一個体(同一家族)がいるとみなせ、個体数が確認やすい方ではある。

何十個かのプラカンテル入りのベイト散布を縄張り内で行うことで、狙ったキツネへの投与は可能である

しかし、人里離れた地域キツネの数をすべて把握するのは実際のところ無謀であり、すべてのキツネの駆虫は難しい。

      

しかし、逆に言えば、決まった地域で駆虫を行い、ある地域での虫卵の排出を抑えることはできる。

これを目的として北海道の一部で行われているのが、大学キャンパス公園等のキツネと人が接しやす場所でのベイト散布だ。

嗜好性の高い餌にプラジクアンテルを混ぜた餌を、範囲内に定期的にまくことで、その場所での虫卵からヒトへの感染を防ぐことができる。

別の地域には依然としてエキノコックスは残るし、ベイト散布をやめればネズミキツネの移動によりエキノコックスがまた浸潤することとなるが、対処療法的には実績を残している方法のようである

この手法愛知県でも実施可能であろう。

      

結論

イヌキツネに対するプラジクアンテルの投与を行っても、卵と幼虫がときには年単位で残ってしまい、再び感染環が成立する可能性がある。

また、投与漏れがあれば、そこで感染環が維持される可能性がある。一般的に、投与漏れを防ぐのは難しいのではないか

    

一部地域プラジクアンテル入りのベイトを散布する方法は、エキノコックスの根絶こそはできないものの、

対策としては実績もあり、有効なのではないか

      

(余談)

愛知県はどうすべきか?

愛知確認されているエキノコックスは野犬からのみの検出であるが、同じ地域キツネもいるため、キツネ検査を行うことが望ましい。当然動いてるとは思うが。

ちなみに、エキノコックスネコ、タヌキに感染しても感染性のある虫卵を形成できないことが知られている。(ネコは一例だけ例外があるが、基本は安全とみてよい)

    

また、中間宿主のノネズミの種が不明であるため、ネズミ捕獲調査必要

北海道では、街中にはいないエゾヤチネズミ感染環のメインなので、都市部に住むキツネ比較感染環が成立しづらいという意見を聞いたことがある。

しかし、愛知での状況は不明であるので、確認したい。また、都市部に住むネズミ(ドブネズミ等)もエキノコックス感染例はある。

    

感染範囲が狭いのであれば、もしかするとベイト散布だけで清浄化できる可能性もある。

理論上、すべてのイヌキツネに定期的にプラジクアンテルを投与し続けることで、

成虫を排除し続け、虫卵とネズミ体内の幼虫の絶滅を待つという形はとれるかもしれない。

これは単なる想像で、実績があるわけではない。

    

十分感染が広がってしまっている場合は、現状では清浄化は難しい。

例えば、イヌキツネエキノコックスワクチンの開発等が必要であろう。

    

愛知県民はどうすべきか?

記事にもあるが、エキノコックス北海道中に広がっているのに、年間の感染者は20人程度に過ぎず、発症したものを放っておけば死亡するにもかかわらず、死亡例もほとんどない。

(その前に肝機能障害病院にかかるような気もするが)

これは疫学的にはなかなかすごいことで、wikipediaによるとエキノコックス症の全世界での発生率が10万人あたり1人程度であるにもかかわらず、

北海道での感染率が10万人当たり0.5人以下しかないということになる。なんとエキノコックス症が発生していない地域も含めた全体より低いのである

(発生と感染を同等に扱っているので厳密には違うが、エキノコックス場合はそんなに変わらない数字になるはず)

    

これについての主な理由としては、北海道民のエキノコックスへの理解の高さがあるとされている。

まり、沢水を飲まない、キツネに触らない、山菜などはしっかり洗う、といった啓蒙成功している例である

また、スクリーニング検査自治体によっては無料で受けられ、山に入るような人は検査を受けているようだ。

検査の精度は高く、エキノコックス症のヒトでの経過が非常にゆっくりであることから10年に1回程度検査をすれば問題ない。

    

愛知県民も同様に、正しい知識の取得と啓蒙が現状では最も重要であろう。

手を洗おう。

2021-10-12

宿主を殺すと感染範囲が狭くなるから

殺さずに延々とくしゃみさせておくのがウイルスとしては最適解

から普通は毒性が弱まるほうで進化するのが一般的なんだけど

「ば、馬鹿!? 弱毒化するはずじゃ…」

というのが現在の状況

まあ今も即死させるわけじゃないかウイルス側も別に困らないんだろうね

2021-10-07

若者へのコロナワクチン推奨に反対する

少なくともワクチン重症化予防効果があることは確からしいし、副反応も短中期的には通常のワクチン程度であり長期的にはこれからの話しだがそれもおそらく問題ないだろう。

お金時間と人手と資源無限にあるなら、若者へのコロナワクチンに反対しない。

だが、残念なことにそれらは有限である。有限である以上、何かにリソースを使うことは、別の何かにリソースを使わないことを意味する。

別の何かにリソースを使ったほうが良いのではないかという考えは常に必要であり、その観点から若者へのコロナワクチン費用対効果は非常に小さい。

少し計算してみよう。

ファイザー製のワクチン事務費も含めて2070円/回であり、2回接種なら4140円、3回接種なら6210である

https://www.med.or.jp/nichiionline/article/009772.html

10代、20代人口はおよそ2300万人であるから、全体の9割がワクチン摂取するとして、総費用は2回摂取場合で860億円程度であり、費用は全て税金で賄われる。

一方で、10代と20代の累計死者数は2021/9/22時点でそれぞれ2人、20である

https://covid19.mhlw.go.jp/extensions/public/index.html

仮にワクチンによってこれら全員が死亡しなかったとすると、単純計算で一人あたり約39億円になる。

これは明らかに費用対効果として成立していない。

例えば10代、20代の死亡要因の第1位は自殺であり、年間およそ10代で500人、20代で3000人が亡くなっている。

また第2位の不慮の事故でも年間で10代が500人、20代1000人亡くなっている。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html

これらに860億円を使えば、22人程度は簡単に救える。

例えば単純な話、自殺をしようとする人をランダムに860人選んで、「1億円あげるから自殺をやめろ」と言えば少なくとも800人くらいは自殺を止めるだろう。

このように書くと、「ワクチンによる感染予防効果医療崩壊による30代以上の死亡者数増加を考慮していない」との反論が来るに違いないので、そちらについても考えてみよう。

先に言っておくと、私はコロナワクチン感染予防効果はある程度は期待できると考えている。しかし、若者へのワクチン接種についてに限定するとどれだけの効果があるかは疑問がある。

まず、コロナワクチン重症化予防や発症予防の効果がかなり認められているのに対し、感染予防効果についてはよくわかっていないのが現状であり、厚生労働省感染予防効果については明言を避けている。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0011.html

ウイルス感染原理原則で言えば、身体の中で増えたウイルスが咳などによって外に飛び出し、新たな宿主身体に入ることで感染が生じる。この咳などに含まれウイルスは体の中のウイルス数が増えるとともに増えていく。また体の中のウイルスが増えるとは基本的には発症するということでもある。簡単に言えば熱が出てゴホゴホ咳をしている人からは伝染りやすく、特に症状もない人からは伝染りにくい。

したがって、発症重症化しやすい50代以上についてワクチン発症を抑える=体内のウイルス数を減らすことは感染予防にも効果であると考えられる。しかし、そもそも発症しにくい20代以下についてもともと低かったウイルス数をワクチンで更に減らすことは、定性的にはともかく定量的にはどれほどの感染予防効果があるか疑わしい。

また、仮に感染予防効果が有ったとしても、それで問題になる医療崩壊については医療従事者や受け入れ体制を拡充することのほうが直接的な対策である

860億円は、例えば年収500万円×5年間×3500人の医療従事者を増やすこと同額であり、22人+αを救うためにはこちらのほうが有効だろう。

大事ことなので最後にもう一度。

お金時間と人手と資源無限にあるなら、若者へのコロナワクチンに反対しない。

だが、残念なことにそれらは有限である。有限である以上、何かにリソースを使うことは、別の何かにリソースを使わないことを意味する。

別の何かにリソースを使ったほうが良いのではないかという考えは常に必要であり、その観点から若者へのコロナワクチン費用対効果は非常に小さい。

2021-09-24

極小のジェノサイドの巻物があったとして、それをコロナウィルス

ぶつけるかどうか、って話なんだけど。

ジェノサイドの巻物は初代風来のシレンに登場するアイテムで、敵にぶつけると敵自体とその系統も含めて完全に消滅して、以降は発生しなくなる。

系統も含めて、というところがミソだ。例えばドラゴンに使えば、その上位種のスカイドラゴンアークドラゴンも出てこなくなる。コロナウィルス使用すればその変異株も含めてこの世界存在しなくなる、という感じだろうか。

医療従事者、自分親族罹患者がいる人、ウィルスの影響で生業がおびやかされている人は間違いなくぶつけるだろうと思う。漠然と、「この世界の不幸の総量が減った方がいい」って人もきっとぶつけるだろうな、という気がする。それは正しい。

さて、俺は。

俺は、ちょっと考えちゃうなー。たぶん、現時点だったらぶつけないかも。

日本国内に関して言えば、いまは最悪の状態から脱しつつあって、これがまたヤバくなるようだったら多分ぶつけるけど、現状だったらぶつけないかなあ。

別にウィルスの影響で到来した世界が思いのほか住みよいから、とか、俺が人類総体として憎んでるとかでもないのよ。ただ、人間視点から判断して、一つの種を根絶しきっていいのか、という漠然とした不安みたいなものがある。

これ、生態系全体における役割みたいな話とも違うんだよな。

例えば、蚊いるじゃん。あいつら、全然いても意味ないじゃん。

でも、ハリガネムシっていうよくカマキリ寄生している細っこいヒモみたいなやつがいて、蚊(というかその幼虫のボウフラ)ってその中間宿主らしいんだわ。だから、蚊にジェノサイドの巻物ぶつけるとハリガネムシが困るんだよな。

ハリガネムシは最終宿主であるカマキリとかキリギリスとかを水辺に誘って水中に還ろうとするんだけど、昆虫はその過程で水の中の魚に食われて栄養になる。ハリガネムシ(と蚊)の存在が池や湖の生態系にも干渉してくる…と考えれば、気楽に「蚊、種として滅びろ」とも言えなくなる。

本題に戻るけど、でも、そういう話とも違うんだよな。

仮に新型コロナウィルス人間込みの地球上のあらゆる生物に対して害悪しかもたらさなくても、なんか根絶やすって決定はまずいんじゃないかって気がするんだよな。

別に文明は適度に危機さらされて、合理化健全化のきっかけにするべきである、的なマッチョ止揚を言ってるのとも違うのよ。コロナ人生狂った人はそもそも、フザけたこと言ってんじゃねえってことだと思うけど、違うのよ。

あくま生命生命なんだわ。ウィルス生命とみなすかは視点によるだろうけど、実体があっておおよそ繁殖可能で異物と接触しないと存在を維持できないなら生命だとする。

それを、死ね!つって種としてジェノサイドしていいのかな。例えその種族世界に悲しみしかもたらさないとしても。

俺はなんかよろしくないと思う。でも、理由言葉になんねえ。宗教みたいな、もう超個人的なそういう域なんだろうな。

でも、家族感染したら秒でジェノサイドするんだろうな。

そう考えると、いまも闘病中の人医療機関で限界まで消耗してる人、現時点で大勢いるんだろうから、単に俺の心が冷たいのかもしれないなー。

2021-09-11

もしもミギーみたいなやつが自分右手だったとしても人生アドバイスとか入試の手伝いとかはしてくれないんだろうな。

彼らにとって宿主がしあわせかどうかなんて関心事ではないんだろうから

死なない程度に生きてくれたらそれでいいんだよな。

2021-09-09

ウイルスの致死率が高くなると広まる前に宿主死ぬからまらないって言うけどさ

それって交通機関が発達していない頃の話で、今の時代感染即死亡でもない限り広がり続けるんじゃね?

2021-09-07

anond:20210907151134

おー、サンキュー

ウイルス or 寄生虫コントロールされて繁殖宿主探してる説が一応合理的かな。

そこまで高等なコントロールができるのかが疑問だけどねえ。

虫とかかたつむり寄生虫コントロールされるのは、鳥とかに食われやすい行動になるだけだからなあ。

2021-09-06

原始人がネックレスをつけた理由 パート1

概要

貨幣前身は、言語とともに、初期の現代人が他の動物解決できない協力の問題解決することを可能にした。これらの原型は、非フィアット通貨と非常に特殊な特徴を共有しており、単なる象徴や装飾品ではなかった。

お金

17世紀イギリスアメリカ植民地では、当初から硬貨の不足という問題があった。イギリスの考えは、大量のタバコ栽培し、世界的な海軍商船の船のために木材を切り出し、その見返りとしてアメリカ人の労働力として必要物資を送るというものであった。つまり、初期の入植者は、会社のために働き、会社の店で買い物をすることになっていたのである投資家王室は、農民要求に応じてコインで支払い、農民自身物資を買わせ、さら天罰として利益の一部を確保するよりも、この方法を好んだ。

植民地の人々の解決策は目の前にあったが、彼らがそれを認識するまでには数年を要した。原住民お金を持っていたが、それはヨーロッパ人が慣れ親しんできたお金とは全く違っていた。アメリカン・インディアンは何千年も前からお金を使っていたし、新しくやってきたヨーロッパ人にとっても便利なお金であった。しかし、ニューイングランドの人々は、銀も金も使わず自分たち生活に最も適したお金を使っていた。その代わりに、彼らは獲物の耐久性のある骨組みという、その環境に最も適した貨幣を使っていた。具体的には、ワンパムと呼ばれる貝(ホンビノスガイ)とその近縁種の貝殻をペンダントにしていた。

貝は海でしか採れないが、ワンパムは内陸部でも取引されていた。アメリカ大陸の各部族には、さまざまな種類の貝殻貨幣存在していた。イリコイ族は、貝の生息地に近づかずに、最も大きなワンパムの財宝を集めることができた。ワンパムを専門に製造していたのは、ナラガンセッツ族などほんの一握りの部族で、他の何百もの部族(その多くは狩猟採集民)がワンパムを使用していた。ワンパムのペンダントは、長さとビーズの数が比例しており、様々な長さのものがあった。ワンパムペンダントの長さは様々で、ビーズの数は長さに比例しており、ペンダントを切ったり繋げたりして、支払った金額と同じ長さのペンダントを作ることができた。

入植者たちは、本当のお金とは何かという問題を克服すると、ワンパムの取引に熱中した。貝(clam)は、アメリカでは「お金」の別名として使われている。ニューアムステルダム現在ニューヨーク)のオランダ人知事は、イギリスアメリカ人の銀行からワンパムで多額の融資を受けた。しばらくすると、イギリス当局もこれに同調せざるを得なくなった。1637年から1661年にかけて、ニューイングランドではワンパムが法定通貨となった。植民地の人々は流動的な交換手段を手に入れ、植民地貿易は盛んになった。

ワンパムの終わりの始まりは、イギリスアメリカ大陸に多くのコインを出荷するようになり、ヨーロッパ人大量生産技術を応用するようになってからである。1661年になると、イギリス政府はワンパムの製造を中止し、本物の金や銀、そして王室監査を受けてブランド化されたコインで支払うことにした。この年、ニューイングランドではワンパムは法定通貨ではなくなった。1710年にはノースカロライナ州一時的法定通貨となった。ワンパムは、20世紀に入っても交換手段として使われ続けていたが、その価値西洋の収穫・製造技術によって100倍にも膨れ上がり、貨幣発明された後に西洋で金や銀の宝飾品が行き渡ったように、よくできたお金から装飾品へと徐々に変化していった。アメリカ貝貨言葉は古風な遺物となった。百貝は百ドルになった。「Shelling out」とは、コイン紙幣で支払うことを意味し、やがて小切手クレジットで支払うようになった。我々は、自分たち種の起源に触れてしまたことを知らなかった。

収集

ネイティブ・アメリカンお金は、貝殻以外にも様々な形があった。毛皮、歯、そして後述する特性を持つ他の様々な物体も、交換手段としてよく使われた。12,000年前、現在ワシントン州で、クロービス族は、驚くほど長い角岩の刃を開発した。しかし、すぐに折れてしまう。これでは切ることもできない。火打ち石は「楽しむため」に作られていたのか、それとも切ることとは関係のない別の目的のために作られていたのか。後述するように、この一見軽薄に見えることが、実は彼らの生存にとって非常に重要であった可能性が高い。

しかし、ネイティブ・アメリカンは、芸術的ではあるが役に立たない刃物最初に作ったわけではないし、シェルマネー発明したわけでもない。ヨーロッパ人も、昔は貝や歯をお金にしていたし、牛や金、銀、武器なども使っていた。アジア人は、それらすべてを使い、政府が発行した偽物の斧も使っていたが、この制度も輸入していた。考古学者が旧石器時代初期の貝のペンダント発見しており、それがネイティブ・アメリカンお金の代わりになっていた可能性があるからだ。

1990年代後半、考古学者のスタンリーアンブローズは、ケニアリフトバレーにあるロックシェルターで、ダチョウの卵の殻やブランク、貝殻の破片でできたビーズキャッシュ発見した。これらのビーズは、アルゴン-アルゴン(40Ar/39Ar)比を用いて、少なくとも4万年のものとされている。スペインでは、この時期に穴の開いた動物の歯が発見されている。また、レバノン旧石器時代初期の遺跡からは、穴の開いた貝殻が出土している。最近では、南アフリカのブロンボス洞窟で、さらにさかのぼって7万5千年前に作られたビーズ状の貝殻が発見されている。

現代の亜種はヨーロッパ移住しており、紀元前4万年から貝殻と歯のネックレスが登場している。また、オーストラリアでは紀元前3万年から貝と歯のペンダントが出土している。いずれも高度な技術を要するものであり、もっとから行われていたと思われる。採集や装飾の起源は、解剖学的に現存する亜種の原産地であるアフリカである可能性が高い。人類が常に飢餓と隣り合わせの生活をしていた時代に、貝殻の製造には膨大な技術時間必要だったのであるから収集してネックレスを作ることには重要選択利益があったはずである

実質的貿易を行っていない文化や、現代的な貨幣使用している文化であっても、事実上すべての人類文化は、ジュエリーを作り、楽しみ、実用性よりも芸術性や家宝としての価値を重視している。我々人間は、貝殻のネックレスやその他の種類のジュエリーを、純粋に楽しむために集めている。進化心理学者にとって、人間が「純粋に楽しむため」に何かをするという説明は、説明ではなく、問題提起なのである。なぜ多くの人が宝石を集めたり身につけたりすることを楽しんでいるのか?進化心理学者にとってこの問題は「何がこの楽しみを進化させたのか?」ということである

進化と協力、そして収集

進化心理学は、ジョン・メイナードスミス重要数学発見から始まる。スミスは、発達した集団遺伝学の分野から共進化する遺伝子の集団モデルを用いて、単純な戦略的問題ゲーム理論「ゲーム」)で使用される善悪戦略コード化できる遺伝子を提唱した。スミスは、これらの遺伝子が次世代への伝播を競っている場合競争相手提示する戦略問題に対してナッシュ均衡となる戦略進化させることを証明した。このゲームには、協力の典型的問題である囚人のジレンマ」や、攻撃とその緩和の典型的問題である「鷹と鳩」などがある。

スミス理論重要なのは、これらの戦略的ゲームは、近距離表現型間で行われているが、実際には、究極のレベルである遺伝子間のゲーム、つまり伝播されるべき競争レベルで行われているということである遺伝子(必ずしも個体ではない)は、あたかも拘束された合理性生物学原材料過去進化歴史考慮して、表現型が表現できる範囲内で、可能な限り最適な戦略コード化する)と「利己的」(リチャード・ドーキンス比喩使用であるかのように行動に影響を与える。遺伝子が行動に与える影響は、遺伝子が表現型を通じて競合することで生じる社会的問題への適応であるスミスはこれらの進化したナッシュ均衡進化的安定戦略と呼んだ。

性淘汰や血縁淘汰など、それまでの個人淘汰説の上に構築されていた「エピサークル」は、このより一般的モデルの中に消え去り、コペルニクス的な方法で、個人ではなく遺伝子を理論の中心に据えることになる。このようにドーキンスは、スミス理論説明するために、「利己的な遺伝子」という比喩的でよく誤解される言葉を使っている。

旧石器時代人間のように協力し合う種は他にほとんどない。雛の世話、アリ、シロアリハチコロニーなど、動物が協力するのは親族からであり、親族にある自分の「利己遺伝子」のコピーを助けることができるからである。非常に制約の多いケースでは、進化心理学者が「相互利他主義」と呼ぶ、親族以外の者同士の継続的な協力関係存在する。ドーキンス説明によると、好意の交換が同時に行われない限り(場合によってはその場合でも)、どちらかが不正を行うことができる。そして、普通はそうする。これは理論家が「囚人のジレンマ」と呼んでいるゲーム典型的な結果である詐欺師と吸血者の集団では、常に詐欺師が勝つ。しかし、「Tit-for-Tat」と呼ばれる戦略を用いて、相互作用を繰り返すことで協力するようになる動物もいる。この報復の脅威が継続的な協力の動機となる。

しかし、動物世界で実際にそのような協力が行われる状況は、非常に制約が多い。主な制約は、少なくとも一方の参加者が多かれ少なかれ相手の近くにいなければならない関係限定されていることである。最も一般的なケースは、寄生虫とその体を共有する宿主共生体に進化した場合である寄生虫宿主の利害が一致し、どちらか一方が単独活動するよりも、両者が一緒に活動する方が適している場合(つまり寄生虫宿主にも何らかの利益をもたらしている場合)、Tit-for-Tatゲーム成功させることができれば、両者の利害、特に世代間の遺伝子の出口メカニズムが一致した状態である共生体に進化する。そして、1つの生物となるのであるしかし、ここでは協力だけではなく、搾取も行われている。それらは同時に起こる。この状況は、以下で分析する人間が開発する制度、つまり貢ぎ物に類似している。

寄生虫宿主が同じ体を共有して共生体に進化するのではない、非常に特殊な例がある。寄生虫宿主が同じ体を共有し、共生生物進化するのではなく、同族ではない動物と高度に制限された縄張りを持つ、非常に特殊な例がある。ドーキンスは、クリーナフィッシュを例に挙げている。この魚は、宿主の口の中を泳いで出入りし、そこにいるバクテリアを食べて宿主の魚に利益をもたらす。宿主である魚は、クリーナーが仕事を終えるのを待ってから食べるというズルをすることもできる。しかし、そうはしない。両者とも移動可能なので、潜在的には自由関係を断つことができる。しかし、クリーナフィッシュは個々の縄張り意識を非常に強く進化させており、偽造しにくいブランドロゴのように、偽造しにくい縞模様や踊りを持っている。宿主魚はどこに行けば掃除してもらえるかを知っているし、もし不正をしたら、新しい不信感を持った掃除魚ともう一度やり直さなければならないことも知っているのだ。この関係入口コスト、つまり出口コストが高いので、不正をしなくてもうまくいくのである。それに、クリーナフィッシュは小さいので、それを食べることで得られる利益は、少数の、あるいは1匹のクリーニングで得られる利益に比べて大きくはない。

最も適切な例として、吸血コウモリがある。その名の通り、獲物である哺乳類の血を吸う。面白いのは、良い夜には余剰分を持ち帰るが、悪い夜には何も持ち帰らないことだ。彼らの暗躍は非常に予測不可能である。その結果、幸運な(あるいは熟練した)コウモリは、洞穴の中で幸運でない(あるいは熟練していない)コウモリと血を分かち合うことが多い。彼らは血を吐き出し、感謝している受取人がそれを食べる。

このようなレシピエントの大部分は親族である。屈強な生物学者G.S.ウィルキンソンが目撃した110件の血反吐のうち、77件は母親子供に食べさせるケースであり、その他のケースもほとんどが遺伝的な親族であるしかし、親族間の利他主義では説明できないケースも少なからずあった。これらが相互利他主義のケースであることを示すために、ウィルキンソンは2つの異なるグループコウモリ個体群を組み合わせた。コウモリはごく稀な例外を除いて、元のグループの旧友にしか餌を与えなかった。このような協力関係を築くには、パートナー同士が頻繁に交流し、お互いを認識し、お互いの行動を把握するような長期的な関係を築く必要がある。コウモリ穴は、そのような絆を形成できる長期的な関係コウモリを拘束するのに役立つ。

人間の中にも、非常にリスクの高い不連続な獲物を選び、その結果得られた余剰分を親族以外と共有していた者がいたことがわかるだろう。実際、人間は吸血コウモリよりもはるかに大きな範囲でこれを達成している。その方法が本論の主題であるドーキンスは、「お金は、遅延した相互利他主義正式トークンである」と示唆しているが、この魅力的なアイデアをそれ以上追求することはない。我々はそうする。

人間の小集団の中では、世間の評判が一人の個人による報復よりも勝って、遅延型互恵主義の協力を動機付けることができる。しかし、評判を信じることには2つの大きな誤りがある。どの人が何をしたかについての誤りと、その行為によって生じた価値や損害を評価する際の誤りである

顔や好意記憶する必要があるというのは、認知上の大きなハードルであるが、ほとんどの人間比較的容易に克服できると考えている。顔を認識するのは簡単であるが、好意を受けたことを思い出すのは難しい。また、好意を受けた人にとって、その好意がどのような価値を持つものであったかを思い出すことは、さらに困難である紛争や誤解を避けることは、不可能なほど、あるいは法外に難しいことである

パート2: https://anond.hatelabo.jp/20210906120933

パート3: https://anond.hatelabo.jp/20210906125926

パート4: https://anond.hatelabo.jp/20210906130017

パート5: https://anond.hatelabo.jp/20210906130125

パート6: https://anond.hatelabo.jp/20210906130158

2021-08-19

anond:20210819135727

別に既存株をラムダ株が白血球みたいに攻撃して直接減らしてるみたいなことじゃないんだよね?

椅子取りゲームみたいなもんかな。ラムダ株にかかる人が増えると既存株が感染できる宿主がその分減るから自ずと増殖が抑えられしまうみたいな。

2021-08-18

anond:20210818133446

人類詰んだコロナも同時に詰みになりそうなもんだが、何故かレベル高い変異がどんどん出てくるなぁ。人類以外の宿主が多くいるのかもしれんけど。

2021-08-17

いうてウイルス宿主全滅するまで繁殖するだろうか

2021-08-16

anond:20210816143547

宿主を殺すと感染範囲が狭くなるから

殺さずに延々とくしゃみさせておくのがウイルスとしては最適解

から普通は毒性が弱まるほうで進化するのが一般的なんだけど

「ば、馬鹿!? 弱毒化するはずじゃ…」

というのが現在の状況

まあ今も即死させるわけじゃないかウイルス側も別に困らないんだろうね

2021-08-15

anond:20210815125235

直前のダークドロッチェが強いとか言うけど、その強いボスの後にセーブ不可で連戦になるんだから、真のラスボスが弱いのはゲームデザイン的にも理に適ってると思う

夢の泉だってデデデすっぴんで戦えば相当手強いが、その後のケツアゴは弱い

そもそもアイツ、パラサイモンみたいに寄生すると宿主強くするタイプのだろ

2021-08-05

ウィルス弱毒化ってちゃん研究されたんだろうか

宿主を殺しきるとウィルス自体も滅びるから……

 →そんな明確な意図持って変異せんやろ

 →生存戦略的には別の宿主適応する方向もあるやん


何百年単位だと、宿主側でウィルス耐性強い群が生き残るから結果として弱毒化とかはあるかもしれんが

数年単位(数十年でも)で弱毒化がちゃん確認された研究結果とかってあるんですかね

インフルも、予防接種でなんとか抑え込んでるやつらも全然弱毒化してない気がするんだが

2021-08-04

存在意義

コロナウイルスっていうのは、いちおう生き物な訳でしょ?

生物存在意義って次世代自分遺伝子を残していくことなわけでしょ?

ハリガネムシとかカタツムリ寄生する寄生虫の生き方を見ると

宿主を殺してしま場合、次の宿主に移って効率よく生き続けて

次の世代自分を残すというのが目的になっているのがわかる。

でも、コロナウイルスって寄生した宿主を殺しちゃう

彼らはもし誰か他の人にうつることができない場合

宿主を殺してしまうから自分も死んでしまうのだよね。

本来自分次世代に残すためには、宿主を生かさず殺さず

ほどほどに弱らせておくのが得策だと思うんだけど。

なんで殺しちゃうような生態なんだろう。

ウイルスというのは、生き物というカテゴリには当てはまらないということなのかな。

いったい彼らの目的はいったい何なんだろう?

人間から見るとウイルスは陣取り合戦をしている。

ウイルスが取り合っている陣地はもちろん宿主人間を指す。

どういうわけか理由はわかっていないけれども、コロナウイルスインフルエンザウイルス感染しているとその間は別のコロナウイルスインフルエンザウイルスには感染しにくくなる。

感染出来ないとウイルスは行き場がなく死んでしまう(ウイルスが生きているかはともかく感染性を失う)のでウイルス必死に陣取り合戦をしている。

インフルエンザ流行があったり、昨シーズンインフルエンザが激減したり、インフルエンザのうち2種が消滅した可能性があるのは人為的ものではなくウイルス同士が陣取り合戦をしているから。

今年の春頃、大阪感染が広まった原因はN501Y変異株の流行にあったとされている。

知事変異株が流行した原因は従来株の流行が収まっていたからだと話したところ叩かれたが科学的には間違ってはいない。

デルタ株の割合が増えているのは海外から流入したとみるのではなく、単純に国内デルタ株が他のウイルスとの陣取り合戦勝利を収めつつあるから

デルタ株への置き換わりはオリンピックとは全く関係がない。

2021-07-28

庭でキャンプしたら、家族が溶けた。

うちの男どもはみんなキャンプバカで、私が小さい頃から、兄ちゃんもお父さんもおじいちゃんも、しょっちゅう仲間たちとキャンプ場に数日籠もっては、別人かってくらい日焼けして帰ってきていた。

お父さんの取引先?が持ってる山奥の豪華な別荘地に泊まる年とかもあって、

あとで写真とか動画を見せてもらうと、めっちゃ綺麗なコテージ。テントもピカピカしてて、楽しそうな雰囲気ではあるのだけど、

「じゃあメグも来るか?」と言われると、酒飲んで騒いだり、踊ったり、時には号泣するようなノリにはついていけないかな…と思ってしまう。

今は部屋で絵を描いてる方が楽しいし、私だって子供なりに友達付き合いとかあるし。

コロナになってすぐ、おじいちゃんゲーセン感染して入院してからも、残った二人はキャンプ活動を続けていた。

お母さんは心配そうにしてたんだけど、5月のある日、仕事から帰ってきたお父さんが嬉しそうに「今年はうちの庭でやることになった」と宣言したのを聞いて、とうとうキレる。

絶対ありえない!なんで勝手に決めてくるの?」

大丈夫だって絶対家には上げないから」

「うちの庭って、この庭でしょ?」

お母さんにつられて窓から薄暗くなった庭を見てみる。

広く見積もっても車2台も入らないと思う。私は聞く。

「何人来るの?」

10人くらい、の予定、あくまで」

さすがに私もこいつバカかと思ってしまう。

この庭で、10人の大人たちがテント張って、キャンプ

「でも、キャンプファイヤー実際に見たら…感動するよ?」

という訳のわからない弁解に、工場勤めから帰ってきた兄ちゃんが「それは確かにそうだ」と同意しだしてバカが一人増えるけど、看護師として働くお母さんは理路整然と撥ね付ける。

「誰かがウイルス持ってたらどうするの?検査簡単にできないし、ワクチンも間に合ってない状態で、集団感染しないようにキャンプする方法提示できる?できないよね?もし感染したらおじいちゃんの面倒を見れなくなるし、私も仕事できなくなるよ?」

キャンプの間、窓を締め切ってれば安全なんだよ!そのためにリーダー完璧マニュアルを」

ちょっと待った」

「なんだよ」

「……『リーダー』って誰よ」

その後の両親とバカ兄の喧嘩とも呼べないようなやり取りによると、お父さんは数年前からキャンパーズ」なるグループの一員になっていたらしい。

取引先やら飲み友達やらのキャンプ好きが集まって、毎年誰かの家や別荘とかでキャンプを開く、15人程度のサークルで(このあたりで兄ちゃんが「やべえ!」と叫んで会話が中断)、遂に今年のキャンプ地をうちが勝ち取った、それはとても名誉なことだし、今更覆せないと、お父さんは主張している。

リーダーの顔を潰すわけにはいかないんだよ絶対

「…え何、その人って会社上司なの?」

「いや違うけど」

取引先でもないんだよね?」

「だからさっきから言ってるだろ、行きつけのバーオーナーで」

「じゃあ断れるでしょ!」

「だから!ウチの理事も通ってる店で、理事友達なの!このキャンプがうまくいったら、確実に出世できるんだって!メグの進学とか……あるだろ?」

いきなり私の名前を出されてお母さんが黙り込み、グダグダだった空気に気まずさが加わる。

「…私はいいよ、大学行けなくても…このままでも」と私は言うけど、私の本音を知っているお母さんは何も言わない。

感染とか金は心配しなくていいから…絶対家には迷惑かけない。お前はいつも通りにしていい。きっといいキャンプになるよ。な?」

お母さんを抱きしめながら言うお父さんに、兄ちゃんが泣きながら頷いている。

私は誰とも目を合わせられない。



近所で感染者数が少しずつ増える中、1ヶ月後に控えた庭キャンプの準備は着々と進んでいる。

後で兄ちゃんから聞いたら、お父さんはキャンパーズに「うちの庭は狭いけど、キャンプには最適で、家族も大歓迎と言っている。そして何より病床の父に希望を与えたい」と、だいぶ話を盛ってプレゼンしていたらしい。

てか兄ちゃんもいつの間にかキャンパーズのメンバーになっていた。

キャンプで得られるサバイバルの知恵とか、協力することの素晴らしさとかを、食卓で私やお母さんに毎回説明してくるようになったけど、キャンプのもの否定しているわけではないことに、兄ちゃんは気づかない。

キャンプまで残り10日。

テントなどの資材がメンバー持ち込みじゃなくて全部うち負担だったことが発覚して、両親の喧嘩は激化する。

キャンプまで残り7日。

夜中、部屋で新しいペンタブを試していたら怒鳴り声がして、リビングに行くと、お母さんがテンティピの高級テントをケースから出して、裁ちバサミで切ろうとしていた。

「やめろ!」とお父さんが止めに入るけど、かんたんに撥ね飛ばされる。お母さんも長年の病院勤務で腕っぷしは強いのだ。

「これ、リーダーのために買ったんでしょ」静かな声でお母さんが言う。「キャンプが終わったらリーダープレゼントするって、ケンから聞いたけど」

あいつ」

ちゃん仕事と買い出しの連続で疲れて既に寝ている。

いくらしたの?」

「………」

領収書見せてよ。あるんでしょ?」

右手のハサミが反射でギラリと光る。

「…わかった。キャンパーズの事務所に置いてあるから明日持ってくる」

「……………」

「わかってくれよ…このキャンプで、きっと我が家はいい方向に進むんだ。メグの未来のために、な」

「…私をダシにしないで」

気づいたら口が勝手に動いていた。

「お父さんがキャンプしたいだけでしょ…?そんな高そうなテントとか、ピカピカのウッドデッキとか、バーベキューセットかいっぱい買ってきて、それも全部私のため?私の夢とホント釣り合い取れるの?」

「………」

「知ってる?クラスの皆、うちのことでヒソヒソ言い合ってんだよ?友達も遊びに誘ってくれなくなったし、フェイスブックで『殺人キャンプ一家』とか書かれて、すぐ先生が言って消してくれたけど…夏休みじゃなかったら、私…」

絶対泣きたくないと思ってたのに、出てきた涙は止まらなかった。

「もう夢とか言わないよ…キャンプなんてやだよ…」

お母さんが私の肩を抱いてくれるけど、お父さんは「絶対大丈夫から。お父さん疲れたから」とか言いながら2階に行ってしまって、私は追いかけられない。

翌日、お父さんが会社に行ったまま帰ってこなくなる。

その夜キャンパーからの連絡で、お父さんが胃炎理由キャンパーズを脱退したことを知る。

「もしかしたら癌かもしれない。続けられないのが無念でならないが、息子のケンが立派に後を継いでくれる」と言ってたらしいけど、癌は多分嘘だ。会社にはどっかから律儀に通っているらしく、後日フェイスブックで、ステーキを美味そうに完食してるのを撮られていた。

責任押し付けられた兄は、父を恨むこともなく、よりキャンプ一筋になる。

当然家からお金は出せないので、付き合ってる彼女借金を無心して、即座に振られる。かわいかったのに。



残り5日。

兄は「感動キャンプライブ配信」を掲げてSNSクラウドファンディングを呼びかけるけど、このご時世でのキャンプなんて世間理解を得られるわけもなく、その日のうちにバッシングをドバドバ浴びる。

でも、一部の好事家が結構な額を出してくれたらしく、リーダーからTwitterで褒められた兄ちゃんは泣いて喜ぶ。

残り4日。

昨日のクラファンがバズって、ネットニュースになる。

キャンパーズ」が金持ち道楽趣味で、中流階級から搾取しているみたいな大げさな記事もあって、反対意見が飛び交う中、「環境に優しい取り組み」「SDGsにも沿っている」「悪と断じるわけにはいかない」みたいな支持コメントもあって、兄ちゃんがまた泣く。

残り3日。

からキャンプに参加して欲しい」と頼まれる。

キャンパーズって、金持ちもそうでない人も、男も女も、どんな人種でも、誰でも参加できるキャンプを目指してるんだ」

最近女性メンバーが増えたキャンパーズが、ネットで脚光を浴びたのをきっかけに、世間に顔向けできる団体になろうとしてるらしい。

「だったら庭キャンプを中止してよ」と言いたいけど、兄のまっすぐな瞳を見上げて私は黙ってしまう。

ちゃんはすぐ泣くし鬼バカだけど、長年見てきてたか純粋キャンプ愛はわかる。

何があっても一つのことに打ち込む姿はかっこいいと思うし、だから私も叶わぬ夢に追いすがっている。

メンバーにメグのこと言ったら『大歓迎する』って」

「…窓から見てるだけじゃだめ?」

「うん…全然いいんだけど、キャンプファイヤーって実際に皆で囲んだ方が感動が大きいからさ…返事は当日でも良いよ」

そう言って兄ちゃんは買い出しに出かけていった。



残り2日。

リーダーがやってくる。

アウトドア派とは思えない、ゆったりとした体格で高そうなスーツに身を包んだリーダーは、玄関私たちに深々と頭を下げる。

「この度は、ここをキャンプ地としてくれて、ありがとうございます

ちゃんが例のテントを抱えて持ってくると、リーダーの隣りにいた使用人みたいな人が受け取って、なぜかベンツトランクに載せる。

それを確認したリーダーがうちの中を眺めながら「僕はどの部屋だい?」と聞いてきて、お母さんと私は「は?」と声を揃える。

あのバカ親父は、リーダーだけテントじゃなくて、部屋に寝泊まりすることを約束していたらしい。

お母さんは出ていった父の部屋を掃除して、ついでに父がキャンプの度に持ち帰ってきた古い雑誌コレクションをすべて処分する。

キャンプ前日。

おじいちゃんが死んだ。

葬儀キャンプ後に執り行って欲しい」というリーダーの頼みを、兄ちゃんは断れなかった。

お父さんに連絡すると「安全面を考えて明日キャンプファイヤーには参加しません」という謎メールが返ってきて、私はすぐ削除する。お母さんは手続き仕事で疲れて寝込んでいる。



キャンプ当日。

からちゃんは資材チェックや芝刈りを一心不乱にやっている。

隣近所の住民たちは、コロナ感染を恐れ隣町に行っていて、いつも以上に静かだ。

夕方我が家の庭に、リーダーを含む8人の男女が集まってくる。メンバー20人の半数以上が参加を辞退したらしいけど、それでもウチの庭には多すぎるような。

ちゃんに負けないくらい瞳がキラキラしているメンバー達は、準備していた資材をものすごい速さで組み立てていき、1時間もしないうちに庭がキャンプ場になる。

空間無駄なく活用して、コンパクトテントや炊事場、キャンプファイヤーが整然と並べられていくのを、窓越しに眺めながら思わず「凄い」とつぶやく

この日から連休を取ったお母さんは、時々メンバーの人にお水をあげたり、手伝ったりしている。せっかくの休みなのに、お母さんは本当に偉い。

そんな様子が兄ちゃんスマホ越しにインスタライブ配信されていて、1万人くらいが見ている。

やがて日が暮れて、キャンプファイヤーが始まった。

メンバーはそれぞれ、おしゃれな服に着替えて火を囲む。マスクカラフルだ。

ちゃんは既に泣いている。勝負服ジャージダサいけど、揺らめく炎に照らされてなんとなく様になってる。

昔はお父さんと一緒にキャンプしていたお母さんも、この時だけは幸せそうに火を眺めている。

窮屈そうだけど、ちゃんキャンプぽい感じ。

私も参加しなきゃと思うけど、恥ずかしくて窓を開けることができない。

リーダーが手を挙げ、マスクをはずして話し出す。

「皆さん、第20キャンパーズ定例キャンプへようこそ。この場所に集ってくれたすべてのキャンパー感謝を伝えます…」

それからしばらくの間、コロナとか社会情勢とかキャンプ用品に関する話が続くけど、死んだおじいちゃん名前は一回も出てこない。

「…そして今夜、新たなキャンパーが私達の仲間に加わってくれます。メグ!」

ウトウトしてたところで名前を呼ばれて、驚いて目を開けると、火を囲む皆がこちらを見ているのに気づく。体がビクってなったの見られてたかもしれない。

あなた希望象徴です。あなたの参加は、きっと世界中勇気を与えることになります。どうぞ、共にこの火を囲みましょう」

かなり大げさな歓迎ぶりは鼻につくし、恥ずかしいけど、お母さんを見たら優しく頷いてくれるから、窓を開けようと思った時、リーダーが「さあメグ、立ち上がって」と言った後「ヴフッ」と笑うのを見て、私は一気に冷める。

他のメンバーさんや兄ちゃんには悪いけど、こいつと同じ空気は吸いたくない。

私は窓に向かって中指を立てて、振り返り窓から離れる。

「どうしたんだメグ?…っ今から、君のエホッ、キャンブがっハ、始ばるんだよゼヒ」

リーダーの声が、いつのまにか強烈な咳に変わっていて、振り返るとリーダーの顔が真っ赤に歪んでいる。

ていうか、溶けてる?

「窓をッ、バハ、開げでぅレん」

そのまま崩れるように倒れ、シュウシュウ音を出しながら溶けていくリーダーを見たメンバーから悲鳴が上がる。

「ゲホッ、何だこデべ、デュぼホッ…」

見ると、他のメンバーも咳き込みながら、倒れはじめて、お母さんが駆け寄る。だめ、お母さんも感染する。

「お母さん!」

「開けちゃだめ!!!」と叫ぶお母さんも、苦しそうだ。

庭を見渡したけど、兄ちゃんはどこにもいなくて、勝負服ジャージが脱ぎ捨てられたみたいに芝生に落ちている。

「窓から、離れて、救急車ヲ…」

私は泣きながらスマホを取り出して911にかける。



2年前の冬、北欧で見つかった新型コロナウイルスALS-CoV」は、宿主の肺胞を溶解させてしまう、致死性ウイルスだった。

感染力は高いものの、寒冷地でのみしか発症例が無かったため、アメリカ南部では感染対策結構緩かった。

体が頑丈だったおじいちゃんも新型を甘く見ていて、ニューオリンズ郊外ゲーセン若いちゃんマスクをせず口論になった時にウイルスをもらって、肺が溶けて亡くなった。

そして、ルイジアナ州の一軒家で突然変異した「ALS-CoVζ+(ゼータプラス)」は、感染後即座に発症するだけでなく、内臓はおろか筋肉や骨組織まで溶かしてしまう最低最悪のウイルスだったらしい。

「らしい」というのは、私が入院中に看護師から盗み聞きしたり、SNSから拾ったりした眉唾情報からだ。どうやらネットニュースTVでは報道差し止められてるっぽい。

でも私はこの目で見た。

あの時、一番最初発症してたのは兄ちゃんだった。

きっと買い出しで熱い中毎日駆けずり回ってた超人的な兄ちゃんの体でウイルス変異したんだと私は勝手に決めつける。

我が家周辺が封鎖されて数ヶ月後、ゼータプラス株の全身溶解現象は消え、ショッキングライブ動画は「悪質な合成だった」という結論で、みんなすぐ追いかけるのに飽きていった。

残されたキャンパーズも解散、おじいちゃん葬儀は私の知らない所で執り行われ、お母さんと兄ちゃんのお墓はどこにもないままだ。

私は、CDC検査と手厚い補償を受けながら、病室で絵を描いている。

1ヶ月前、人懐こいマフィアみたいなおじさんがやってきて「ここに閉じ込めているお詫びがしたい」と、最新型のモジュールを持ってきた。

脳波カーボンがどうとかいう凄いものらしいけど断った。

かにそれも私の夢だったけど、私以上にその「足」を必要としてる人はいるはずだし、別に立ち上がらなくても、私は私だ。見世物じゃない。笑うヤツは溶けてしまえばいい。



そういえば、50年くらい前、同じようなウイルス流行の真っ只中で、大々的なスポーツイベントを行って世界中から人を集めた国があったらしい。

それまでなんとか感染者数を押さえていたのに、そのイベントの影響で感染者数が爆上がりして病院パンクしたとか。

きっと、その時も家族をなくして悲しんだ人がたくさんいたに違いない。

キャンプ当日の朝、兄ちゃんお母さんと3人で撮った写真は、ずっと枕元に置いてある。

父親からの連絡はない。



ニューヨーク美術大学への入学願書ができた。

学費心配はなくなったけど、「家族がいたあの頃に戻りたい」と、私はこれから先ずっと思い続けるのだろう。

私は、電動車椅子操作して病室を出る。

2021-07-15

異常性癖

ラフィリア(異常性癖)ってたくさんあるよね

犯罪性のあるものから実質無害なものまで

私はその中でも特に異常(だと思う)な性癖を持ってるんだけど、寄生生物が大好きなんだよね、こう、物理的なやつ

男女どころか人間動物わず、(人間以外に)寄生されていること自体に興奮するというか

冬虫夏草もそうだし、ヤドリギもそうだし、

わかる人いるか分かんないけどデッドスペースっていうゲームに出てくるネクロモーフの一種のディバイダー(人の頭にタコの足生えたみたいなやつ)が主人公乗っ取る時とかさ、めっちゃ興奮するの

誰か分かってくれる人いないかなー?

ちなみに宿主自我があるかどうかは問わない

2021-06-15

anond:20210614204907

家出男子なんてTwitterで募っても宿主見つけることなんてまず不可能じゃん

ヒモになるには男より女のほうが遥かにイージー

2021-06-05

まずはカルトを吊るせ

まずは『集団感染集団免疫を得る』とかほざいてたカルトどもを吊るしてからにしようぜ

■ 2020-11-10 (anond:20201110102709)

アメリカネトウヨを輸入してる日本のアホはワクチン無意味・開発出来ないって騒いでたがな

加えて集団免疫

割と日本のアホは配慮必要な域にあると思う。ネトウヨと明確に区別してよい

 

 

見本 ↓

さすがにワクチンに期待するのはノー天気過ぎると思うが・・

anond:20200811111731

 

anond:20200628132000

集団免疫形成にはワクチン必要です

必要としないカルト民は予防注射するなよ

■2020-06-28 anond:20200628132752

 

キミは集団免疫形成にはワクチン必要であること

しか副反応のないワクチンなど無いことだけ理解出来ればいいよ

なお、同じコロナウイルスの例↓

[ナショジオ] MERSワクチン、開発が進まない理由

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9272/?ST=m_news

コロンビア大学メイルマン公衆衛生大学院、ジョン・スノウ教授同大学院感染症・免疫センターディレクターを務めるW・イアン・リプキン(W. Ian Lipkin)氏は、

「もし世界中の全ての人にワクチンを接種するとしたら、ある人がワクチンに対して副作用を起こす可能性は、MERS発症する可能性よりも高いだろう」と話す。

 

◆予防の鍵はラクダ

 

 SARSときにはウイルス媒介する動物駆除制圧を早めたように、MERSさらなる感染拡大を止めることが何より望まれるという点では誰もが一致している。

 

 リプキン氏は、最も有効なのがラクダだと期待する。MERSの予防ワクチンを人に接種するのではなく、感染拡大の鍵を握っているらしいラクダへの接種に焦点を移した方がよい。「宿主としてのラクダを根絶すれば、MERSを抑え込む合理的な一撃になるだろう」とリプキン氏。

 

 ラクダワクチンの開発であれば、人間ワクチンの開発よりも安く、早く、容易に実現するだろうし、人間場合に比べて安全性懸念も小さいとリプキン氏は話す。

 

anond:20210605232432 anond:20210613003020 anond:20210615130655 anond:20210615134531 anond:20210620145240 anond:20210627164730 anond:20210627165930 anond:20210722120156 anond:20210728211540 anond:20210728211832 anond:20210829112603 anond:20210829113328 anond:20210829114355

ニューズウィークのお粗末に過ぎる陰謀論

「研究所流出説」を甦らせた素人ネット調査団、新型コロナの始祖ウイルスを「発見」!|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

武漢研究所は長年、危険なコロナウイルスの機能獲得実験を行っていた|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

ニューズウィークが新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)の武漢ウィルス研究所(WIV)起源説をぶち上げているがひどくお粗末だ。

なぜお粗末かと言うと、ほぼデバンク済みの『コロナウィルス人工説』である上にその中でも完全に粉砕されている『RaTG13起源説』を提唱しているかである

RaTG13は新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)と最も近縁だが、これをいじってSARS-CoV-2を作ったという主張は既に反証済みなのだ

詳しく説明しよう。

RaTG13では遠すぎる

SARS-CoV-2とRaTG13のゲノムの相同性は約96%。しかしそれでは遠すぎる。

SARS-CoV-2の最も近い親類は、武漢ウイルス学研究所に保管されていたRaTG13という名前コウモリウイルスです。このウイルスSARS-CoV-2の起源であるという根拠のない憶測がいくつかあります

ただし、

(i) RaTG13はCOVID-19が最初に発生した武漢(湖北省)とは別の省(雲南省)からサンプリングされました。

(ii) SARS-CoV-2とRaTG13の間のゲノム配列の相違のレベルは、平均50年(少なくとも20年)の進化距離に相当します。

したがって、SARS-CoV-2はRaTG13から派生したものではありません。

―――エドワード・ホームズ,シドニー大学教授

実際、Boni et al. (2020)推定ではSARS-CoV-2とRaTG13が共通祖先から分岐したのは約39~71年前であった。さらに言えばSARS-CoV-2とRaTG13は祖先と子孫ではなく同じ祖先もつ兄弟である

研究室でRaTG13を培養して進化させてもSARS-CoV-2にはならないし、仮になり得るとしてもそれにはうん十年かかる。

WIVがRaTG13を見つける前、何なら研究所設立から培養してなきゃいけないねえ。

RaTG13からは作れない

距離が遠いなら科学の力で乗り越えよう!

Gain-of-Function research (GOF機能獲得研究)には培養だけでなくゲノム切り貼りしたキメラウィルスを作製する方法がある。これだ!

しかしこれも問屋が卸さない。

ゲノムを組み替えてキメラウィルスを作った場合、組み替えた部分だけ違っていて他のゲノム領域はほぼ同一になる。仮に組み換え後に培養を経ても変異分布痕跡が残る。

しかし、RaTG13とSARS-CoV-2の相違(変異)はゲノム全域にわたりほぼ均等に分布している(Zhou et al., 2020)。これはRaTG13のゲノムを組み替えてSARS-CoV-2を作ったとする主張の決定的な反証である

その他

これはRaTG13に限った話じゃないが、SARS-CoV-2は近縁のコロナウィルス(CoV)が持っていない特徴をいくつも持っている。

つのスパイクたんぱくのRBD配列2019年時点では他に類似配列を持つものがいなかったし、フューリン塩基切断部位とO-結合型グリカンも近縁のCoVでは見られなかった。

仮にSARS-CoV-2を研究室で作製するなら、これらの当時未知だった特徴をどうやって組み込んだのか説明できない。

意図的に組み込んだのではなく、培養中に進化して偶然できたと答えようにも、2020年に野生動物(センザンコウ)から発見されたCoVもつRBD配列SARS-CoV-2とほぼ同じだったという事実が立ちふさがる。

研究室選択圧のもと進化した配列が、自然環境下で進化してできたそれと偶然一致するのはまずあり得ない。

あり得たとしても、『自然環境にはSARS-CoV-2に類似した特徴を持つ未知のCoVが色々いる』可能性の方がはるかに高い。

以上から、RaTG13に限らず当時の地球においてSARS-CoV-2を人工的に生み出すためのバックボーンウィルス人類は持っておらず、このウィルス自然環境下で進化したものだと考えるのが妥当である(Andersen et al., 2020)、と言うわけだ。

結論として

『RaTG13起源説』は科学的に完膚なきまでに粉砕されている陰謀論である

証拠がない”ではなく“否定する証拠がある”レベルの仮説である。WIV起源説好意的研究者ですら肯定していない。

ニューズウィーク記事の前編のタイトルは『「研究所流出説」を甦らせた素人ネット調査団、新型コロナの始祖ウイルスを「発見」!』であるが、『RaTG13はSARS-CoV-2の始祖ウィルスではない』という科学事実の前には滑稽と言うしかない。

“「研究所流出説」を甦らせた”と言うのも嘘で、最近のWIVへの追及は『研究所経由説』とでも呼ぶべき新しい(本当は古いけど陰謀論に隠れて無視されてた)説による。

ニューズウィーク記事の前編も後編も、あれが怪しいこれが怪しいと疑惑てんこ盛りにしていたが、その怪しさを全部『RaTG13起源説』に紐づけしたせいで、台無し

過激陰謀論ピックアップされてしまえば、類似のしかし陰謀論とはとても言えない“あり得る仮説”でさえ、十把一絡げに陰謀論扱いされてしまうという危機感を持ってほしい。

『RaTG13起源説』みたいな糞陰謀論で『研究所経由説』をつぶそうとするのはやめてくれ。

研究所経由説』

Andersen et al. (2020)やLiu et al. (2020)Hakim (2021)など、SARS-CoV-2を研究室内で作り出すのは合理的に考えれば不可能であることがわかり、初期の雑い陰謀論(含『RaTG13起源説』)はだいたい駆逐された。

そのおかげで『ウィルス自然起源だが拡散にはWIVが関わっているかもしれない』という元々あった穏当な仮説が台頭してきた。

親愛なるブックマーカー諸氏のため詳しく説明いたしましょう。

研究所経由

SARS-CoV-2は野生動物起源もつが、WIVの研究員がそれを武漢に持って来たかもしれないと言う説です。厳密に言えば研究所起源の説ではありません。

最近の、WIVを追求する流れは主にこの説が念頭に置かれています

SARS-CoV-2の起源に関する現在の最有力な仮説は以下ですが、

宿主(起源):祖先ウィルス宿主。人との接触が少ない野生動物コウモリが有力。

中間宿主:人との接触が頻繁な動物ウィルス媒介するほか、感染中にウィルス進化する場合も。SARSの時はハクビシン(有力)、MERSの時はラクダ(確信)、COVID-19では……?

ヒト集団

中間宿主ポジションあるいは中間宿主とヒト集団の間のポジションに“研究員/研究所”を置いたのが研究所経由説です。

ウィルス探してフィールドワークコウモリひしめく洞窟で、SARS-CoV-2に感染して武漢に帰ってきました』と言うわけです。亜種として『サンプルをラボに持ち込んでから流出しちゃった』バージョンもありますが大意は変わりません。

この説の利点は『まったく無理がない』ことです。ウィルス学的なエビデンスと競合することもなければ未知のウィルスでっちあげる必要もない。

ウィルス感染しているかもしれない動物ウィルスを含んでいるかもしれないサンプルを採取する立場の人が、その途上でウィルス感染たかもしれないと言うのは非常に合理的な考えです。

もちろん、食卓に並ぶべく中国各地で採集された野生動物たちによって武漢の生鮮市場ウィルスが持ち込まれ可能性も当然あります

あるいはミンクなどの家畜の群れでウィルスがサーキュレートしていたかもしれません。

たまたま山歩きをしていた市民コウモリバッティング(激うまギャグ)して感染した可能性もあるでしょう。

重要なのは、これが“あり得る仮説”であり、検証可能であることです。

そう、検証可能なのです。中国側が研究所職員学生血液サンプルや、武漢血液銀行のサンプル(19年12月より古いやつ)を提供してくれれば、非常に多くのことがわかるはずです。

WIVの職員が皆陰性であれば、選択肢が一つ消え、他の仮説がより確からしくなります

陽性であれば、その陽性者の行動を追跡することでわかることが多々あります。野外採集には行かず生鮮市場を訪れていれば、感染源は市場かも知れません。野外採集に行っていれば、その行先に祖先ウィルスいるかもしれません。

あるいはWIVとは関係なく12月よりずっと前からCOVID-19が蔓延していたことが明るみに出るかもしれません。

しかし、中国データ資料の提出を拒否しています

WHOは19年12月よりずっと前に武漢COVID-19のような症状を出した人を見つけました。それも90人以上。

アメリカはWIVの職員3人が11月COVID-19のような症状で入院したのを明らかにしました。バイデン大統領継続調査を求めました。

しかし、中国データ資料の提出を拒否しています

今、中国やWIVに対しての批判とはつまり検証への非協力への非難であるともいえましょう。

何故データを出さないのか?出しさえすれば否定できる仮説に対して、何故データを出さずに否定しようとするのか?何を隠しているんだ?HEY!!

研究所経由説を選択から外しはしない』という各国の研究者やWHO声明は、ほっかむりは許さんぞという宣言なのです。

野生動物起源一本やり(WIVの関与は無視)にすると、どうしたって武漢血液データへの追及は弱まりますからね。

親愛なるブックマーカー諸氏におきましては、同じラベルでも中身は違いますので糞(『RaTG13起源説』等)も味噌も一緒くたにししまわないようお願いいたします。

anond:20210605155605

たかるのは種主から金をとろうとせず、宿主を探してる人ですよ。

2021-05-28

"SARS-CoV-2研究所起源説"とは?

"SARS-CoV-2研究所起源説"が盛り上がっているけれど、詳しい人は少なさそうなので説明しよう!

用語説明

SARS-CoV-2: COVID-19の原因ウィルスCOVID-19は病気名前で、SARS-CoV-2はウィルス名前であるSARSの原因ウィルスであるSARS-CoVと一応は近縁なので-2がついた。

RaTG13: コウモリ由来のコロナウィルス2013年中国雲南サンプルから発見された。ゲノムベースではSARS-CoV-2に発見当時もっとも近縁で、96%以上が相同であるとされる。後に日本タイカンボジアコウモリ試料から類似ウィルスが検出されている。

ACE2受容体: 動物側の細胞膜上の受容体の一つ。SARS-CoV-2などのコロナウィルス感染では、ここにウィルス側の受容体結合ドメイン(receptor-binding domain, RBD)が結合することで、細胞内に侵入(融合)できるようになる。ACE2受容体(に限らないが)の構造宿主動物の種によって違うため、ウィルスのRBDの構造によって宿主への感染し易さが違う。

最初にちょろっとだけ、ウィルス人工合成説の紹介と否定

SARS-CoV-2は人工的に合成されたという説がある。生物兵器説と呼ばれることも。

これはSARS-CoV-2がユニーク過ぎて、ゲノム切り貼りして作成するのがまず無理ということで否定された。新規ウィルス作成にはコピペ必須だがそのコピペ元が無いというわけだ。

主な根拠はACE2受容体のRBDの構造2019年時点でSARS-CoV-2のRBD配列は他の既知のウィルスとは全く異なり、仮にコンピュータ構造解析してゼロから生み出そうにも計算上"理想的ではない"ため難しい。

その上、2020年に初めて発見されたセンザンコウ由来のコロナウィルスのRBD配列SARS-CoV-2と共通していた。

人工合成したと仮定するなら、既知のウィルスを参考にしたわけでもなければ構造解析の結果から導いたわけでもないSARS-CoV-2のRBD配列が、ウィルス合成時点で世界中の誰一人その存在を知らない野生ウィルスのそれと一致するという、あり得ないレベルの偶然を想定しなければならない。

それ以外にも、SARS-CoV-2はフーリン塩基切断部位とO-結合型グリカンを持つが、当時既知だった近縁のコロナウィルスにそれは無かった。一方で2020年に見つかったコロナウィルスRmYN02とSARS-CoV-2はフーリン塩基切断部位を持っている。合成時にコピペ元が無いのに何故かフーリン塩基切断部位を組み込んで、実は偶然にもウィルス合成時点で世界中の誰一人その存在を知らない野生ウィルスがそれを持っていましたと考えるのはちょっとね。

故にこの説は否定され、今では頭にアルミホイル被ってる人くらいしか取り沙汰していない。

研究所漏洩

人工的に作ったんじゃなくて「野生のコロナウィルス培養研究してたらSARS-CoV-2ができちゃった。そいで漏れちゃった」or「野生のSARS-CoV-2をこっそり研究してたら漏れちゃった」という説。

証拠は無いけどなんか怪しいにゃー」くらいの立ち位置。対抗馬(野生動物起源説)が強すぎるけど、一蹴するのは時期尚早、的な?

肯定材料

武漢ウィルス研究所コロナウィルス研究が盛んで、コウモリSARSコロナウィルス切り貼りしてキメラウィルスを作ったり、新たな機能を獲得させるような研究を行うなどしていた。

SARS-CoV-2に近縁なRaTG13というコロナウィルス発見したのはこの研究所

2019年12月研究所研究室(武漢CDCラボ)の移転があり、その際に漏洩があり得たのではという疑惑

2019年11月職員3名がCOVID-19感染症ともとれる症状で入院。 ←New!

否定材料

① 前駆ウィルスの不在:SARS-CoV-2はユニーク過ぎて、既知の近縁種を培養しても得られない。また最初から研究所SARS-CoV-2そのものを秘匿していたと主張する場合、水掛け論にしかならない。

培養の困難性:SARS-CoV-2は培養細胞での培養では失われるはずの構造を持っており、マウスにも感染しにくいため実験動物による継代も困難。

普通に感染した説:3人の職員感染だが、WHO調査では1011月92コロナ様症状の患者武漢確認されてるので、この3人も同じように感染してたのではないか

前駆ウィルスの不在

ウィルス培養して研究しようにも、故意しろ事故しろそれを流出させるにも、元となる"モノ"が必要

候補として人気なのはRaTG13だ。武漢ウィルス研究所は以前からコウモリコロナウィルス研究をしてきたからだ。RaTG13を発見したのも研究所メンバーである

しかし、最近縁と言っても96%程度の類似度。分岐年代計算した研究があるが、RaTG13とSARS-CoV-2は40~70年前に共通祖先から分岐したと推測されている。

この2つは既に分岐した別種で、チンパンジー進化してホモサピエンスにならないように、RaTG13を培養してもSARS-CoV-2にはならない。

他には?SARS-CoVだろうか。猛威を振るったSARS病原体なのでよく研究されており、中国では流出事件が起きたこともある。しかし遠縁過ぎる。これを培養したら進化してSARS-CoV-2になったというのはRaTG13以上にあり得ない。ミュウ進化してミュウツーにはならない。

培養したら殺人ウィルスできちゃった♥」というストーリーでなければどうだろう。

最初からSARS-CoV-2に極めて近縁な未知のウィルスSARS-CoV-2そのもの」を研究所が秘匿して研究していたと主張するのは?

これはやったやってないの水掛け論にしかならない。不毛

培養の困難性

ラボでのウィルス培養は多くの場合培養細胞を用いて行われる。

SARS-CoV-2の持つO-結合型グリカンは宿主免疫機構への防衛機能であると知られているが、培養細胞免疫機構は無いため、培養細胞SARS-CoV-2を長期培養すればO-結合型グリカンは失われる。

故にSARS-CoV-2は培養細胞を用いた培養を経たウィルスではないことが示唆される。

必然ラボ培養されていたという説に固執するなら、それは実験動物を用いた継代ということになるが、ウィルス培養・維持目的実験動物への接種と継代が行われることはまずない。

ウィルスを保存しておきたいのに、宿主免疫ダメになるかもしれない危険を犯すわけがない(さら動物から取り出すときウィルス単離の手間もかかる)。研究するうえでも不便だ。

ウィルス動物に接種する場合はその病原性を見るためだったり、長期感染時の進化を見るためだったりするが、その場合も元のウィルス株は培養細胞などで維持する。

よしんば動物を用いたin vivo培養を是としても、SARS-CoV-2はマウスへの感染力が低いため、他の感受性の高い動物――豚、猫、コウモリ、ヒト、センザンコウ等――を使わねばならない。

培養細胞マウスも使わずに豚や猫やコウモリなんかを飼育してウィルス培養する理由合理的正当化する方法はない。

ちなみにこのSARS-CoV-2が感染やす動物はいずれも中国の生鮮市場食材として並ぶものである(ヒト除く)。

普通に感染した説

COVID-19感染症の拡大が大本営発表2019年12月より前だったというのは信憑性の高い仮説である

WHO3月レポートでは、2019年1011月武漢COVID-19様の症状を呈した人が92いたことが確認されている。臨床的にはCOVID-19ではなかったと主張されているが、WHO生データ提供されなかったため、詳細データ患者の血清等の試料要求している。ついでに12月以前の武漢血液バンク試料提供要求している。中国側に要求は呑ませたが結局まだ提出されてはいないらしい。12月以降の試料は出してくれるのにおかしいねえ。

また中国外、例えばアメリカでは12月初旬の血液サンプルからSARS-CoV-2が検出されており、中国の発表した感染時系列比較しても早すぎる。フランスでは血清の抗体調査11月採取した試料でもSARS-CoV-2陽性が確認された。

他にも11月23日に中国ツアーをしたギタリストAndy Gillが帰国COVID-19様の症状を呈し亡くなっている。

故に11月COVID-19に武漢在住の人が感染しても別におかしいことではない。中国の発表を信頼しない限りにおいては。

本当にCOVID-19の武漢での最初の発生が12月8日なら、11月職員感染は怪しいが、中国が嘘言ってるなら別に不思議ではない。

まあCOVID-19じゃなくて他の感染症の可能性もある(中国はそう言ってる)けどね。

まとめ

現状、研究所漏洩説を肯定するなら下記のごときストーリーになる。

武漢ウィルス研究所はどこからか「SARS-CoV-2に極めて近縁な未知のコロナウィルスSARS-CoV-2そのもの」を手に入れ、それを秘匿したまま飼育している豚か猫かコウモリセンザンコウウィルスを接種して感染させて維持し、それが研究所から何らかの形で漏洩して市井の人動物感染してパンデミック引き起こした。

このストーリーは超えるべきハードル(エビデンスと言ってもいい)が多く、有力な仮説とは到底言えない。

仮説の直接的な証拠が皆無で核となる主張がSARS-CoV-2の特性により間接的に否定されていることも大きい。

言ってしまえば「怪しさ特化」の仮説であり、中国信頼性の無さに依って立つ仮説と言える。

一部の科学者WHO認識している通り「可能性は低いが、証拠の欠如は欠如の証拠ではないので、引き続き調査必要」という考え方が科学的には妥当である

参考

https://www.nature.com/articles/s41591-020-0820-9?utm_medium=affiliate&utm_source=commission_junction&utm_campaign=3_nsn6445_deeplink_PID100024934&utm_content=deeplink

https://www.who.int/publications/i/item/who-convened-global-study-of-origins-of-sars-cov-2-china-part

https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciaa1785/6012472

https://link.springer.com/article/10.1007/s10654-020-00716-2

2021-05-23

anond:20210523192912

初秒しないということと中間宿主にならないということは別問題からなぁ

発病はしないが中間宿主にはなりえるだろ

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