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はてなキーワード: 官公庁とは

2024-01-05

anond:20240104094708

当時中堅SIerにいたけど、官公庁事業発注が一切ストップして、元請け下請け孫請けで一気に仕事が無くなったよ。

ワークシェアという名の休職や、今まで見過ごされていた成績の悪い社員リストラ地方拠点の閉鎖(と大量解雇)で乗り切ったけど、あれはなかなかつらい経験だった。

 

余談だが、官公庁事業の売上比率が7割という弊社において、「自民党にお灸をすえた」と発言するバカ社長…。

2023-12-31

クラスで一番の嫌われ者だった彼が地方公務員になって無双するお話 part.1/7


今はしがないフリマアプリ事務スタッフ(カスタマーサポート)だが、昔は関東にある地方自治体役人をしていた。年末ということで、その頃の思い出を振り返ってみたい。

ちょっと気になる同僚がいたのだ。その人をメインにしてエピソードを書いていく。できるだけ穏便に書かせてもらうが、かなり前のことだしぶっちゃけるかもしれない。

関東地方の比較田舎にある自治体だった。当時の自分は、26才になる年だった。福祉部署……『福祉課』としようか(もう少し洒落名前)。俺はそこにいた。

4月の年度初めだった。同い年の新入職員が配属になった。民間企業に3年勤めて、地元に帰ってきたらしい。

その職員を観たことがあった。何を隠そう、彼と俺は同郷であり、大きい山の上にある公立中学校に通っていた。どちらも地元育ちだ。ただ、当時の彼のことはあまり思い出せなかった。見た目がもっさりしているのは変わらずで、ちょっと日に焼けたかなって感じだった。肥満ではないが、ガリガリというわけでもない。中ほどの体型だ。

自分はというと、専門学校を出て新卒採用後、福祉課に配属されて6年目だった。そろそろ中堅として難しい仕事を~というところにきてた。課のメンバー、という意味ではベテランだ(地方公務員は3,4年で異動が一般的国家公務員場合による)。社会福祉法人指導する仕事の(先輩や上司の)お手伝いをしてたんだが、いよいよ自分が主担当になった。

前年度は、40代主査級の職員がその仕事を担っていた。20代自分に務まるか不安だったが、何とかしてやろうって気概に満ちていた。

ところが……上で話した同郷の職員というやつが、いわゆる問題職員だった。福祉課だから、F君としておく。彼は年度当初から、とにかく先輩や上司に怒られていた。同じ課でも違う業務グループだったから(※課の中に係ではなく業務グループがある制度。係制との違いはよくわからん)、そこまで状況は把握してないが、こんな行動傾向だった。

なお、これを書いている時は、はてな匿名ダイアリーで「Bさん」なる概念流行っていた。Bさんというのは、葬送のフリーレンでいうところの『魔族』である。F君は、その仲間かもしれない。ただ、後で述べるがBさんとは違うような気がする。

ほうれんそうしない

判断がつかないことでも押し進める

・わからないことは質問するが、なんか不自然な感じ

・注意してきた先輩や上司を睨む

感情を顔に出さない。サイコパス

ミスをしても謝らない

会議や打ち合わせでしゃべらない。二言三言はしゃべる

尊大というほどではないが、堂々としている

飲み会に出たがらない

・かと思えば、窓口に来る市民業者には丁寧

具体的なエピは、すまないが出せない――まあ、部分的ならいいか。F君が電話を受けて、必要な事項を先輩の人に共有しておらず、叱責を受けていたのを覚えてる。

「おいF。なんで共有しなかった?」

「今回は、まあいいかと思って」

「お前、どういう感覚仕事してんだ?」

別にフツーです」

普通って何なん?」

「わかりません」

「あ!? もっぺん言ってみろや」

ここで先輩が立ち上がった。F君の椅子の前に行って、「きちんとしゃべれや、おい。もしかして、お前障害とかある? 俺のガイジーカウンターが反応してんだよ。正直に言われても、身障みたいには扱えんけどな」みたいなことを言った。そしたらF君は、「怒っても何も解決しないのではないですか?」と確かに言ってた。で、また先輩が「お前、このままやったら駆除すんぞ!! ゴキブリが……」と怒りの声を発した。

惜しむらくも、この当時は職場でのこういう記録をメモしてなかった。上のやり取りはうろ覚えだ。これ以降は、自分の身を守るためにも一応メモするようになった。

で、厳しいやり取りが続いていたが、誰も止めに入らなかった。単純に面倒くさかったのかもしれないし、関わり合いになりたくなかったのだと思う。ある1人の女性職員が、気持ち悪そうな顔をして席を立って、どこかに行った。おそらくストレスなのだろう。

よくキレることで知られた先輩だった。実をいうと……F君がいる施設グループというのは、問題職員が6人中4人(F君含む)を占めていた。人事課からマークされた職員が配属されやすい。

それらの先輩方は、仕事能力問題なかったが、勤務中にキレたり怒鳴ったり、仕事道具を机の上に叩きつけたり、所得が少ない市民とか、病気障害がある市民侮辱する発言を繰り返していた。

いかげん、上の2人がうるさくてしょうがなかった。先輩はやいのやいの騒いでいるし、F君は不気味なほど冷静にボールを撃ち返している。その内容は覚えてないけど、アドラー心理学の本(岸見一郎が書いた『嫌われる勇気』)みたいだった。「それはあなた課題でしょ。私の課題じゃないでしょ」みたいな。

嫌われる勇気』って、すでに嫌われてる人が自分肯定するために読んでる印象がある。本の表題は『嫌われ続ける勇気』が妥当だろう。

あと、『エッセンシャル思考とか』とか『限りある時間の使い方』みたいな本ってさ、基本は自己中な人が書いて、同じく自己中な人が愛読してる印象がある。合理的なのがそんなに大事なんだろうか。人生には無駄必要なんじゃないか自分らしく生きるのが一番いいって、おかしくね? 自分らしくなくても、社会のために生きることって大事なんじゃないかな。こういう本が流行っていると、古来から伝統的な価値観解体されてるみたいで気分が悪い。

さて――この『先輩』というのはマジでキレやすい。役所内でも札付きだった。思ったことを何でも口に出す。例えば、福祉課の小さい事業で「特定高齢者向け福祉用品を買うと2/3を市が負担~」みたいな制度があった。

そんな制度があるのはいいのだが、たまに悪質な業者がいて……社会経験豊富増田読者なら想像がつくと思うが、例えば小売価格10万円の品を「自治体補助金があるからお得!!」ということで、市民の人(高齢者が多い)に10万円……ではなく、なんと15万円で売るのだ。業者補助金なしの場合と比べて5万円儲かっている。ひどい業者だと20万を超える。要するに、市のお金業者にもっていかれている。

その『先輩』は、ある時そんな事案を見つけて、業者電話してケンカになった。渡り廊下の向こう側まで聞こえるほどの声で、電話口で業者と争っていた。

「お前が(市民から)金を出さそうとしとるんだろうがっ!!」

これを三回くらい叫んでいた。凄まじい勢いだった。相手方の声は聞こえないが、ベイブレード同士がぶつける以上に激しい戦いなのはわかった。

戦いの最後になると、「お前。武蔵野市会社だったな。都庁武蔵野市情報共有しとくからな。覚悟しとけよ、ボー―――――ケッ!!」と叫んだ。そして、ひと呼吸おいた後で、「……お前はもう申請しちゃだめ。申請があっても、受付せずに却下するから市民の○○さんにはこっちから連絡しとくね」と告げて電話は終わった。

その後、先輩は本当に、同じ県内都内地方自治体で、うちと同じ制度をやってるところに注意喚起電話をしていた。

※数年後にわかったのだが、その先輩は後天的精神病だった。若手職員の頃に、反社対応仕事で無理をしすぎて、頭がおかしくなったという話を年配職員から聞いた。現在退職している。

それはさておき、F君と先輩職員のバトルに戻ろう。俺は、あまりにうるさかったので止めに行こうと思った。先輩職員ヒートアップしていて、口汚い言葉すら発していた。増田では書けないほどの。「お前みたいなゴミゴミ処理場で引き取ってもらえや」くらいのことは言ってた。

「うるさいぞ、黙れ!」

ようやく止めに入ったのは、F君がいる部署グループリーダー、係制でいうところの係長だった。民間企業でいうと課長くらいか普段はマジメで寡黙な人だが、怒るとコワい。例えば、福祉課にいる若い女の子目当てで、弱者男性職員とか、チャラい見た目の職員とか、おじさん職員とかが話しかけにくることがあるんだが、そのグループリーダーが「お前、職場になにしに来とるんだ。キモイんじゃ帰れ!」と一喝すると、みな一目散に逃げていく。

ハラスメントですよ」とそんな人達の一部が言い返すと、「じゃあ、人事に行けや人事に。なあ、お前がキモイことしてたの、お前の上司に共有するからな。それでいいな?」と睨み返すのだ。

でも、基本は頼りになる上司だった。普段事務仕事でも、打合せや会議でも、公式行事イベントでもマジで頼りになるグループリーダーだった。

先輩職員は、そのグループリーダーから一喝されると押し黙った。F君に向かって「ボケ!!」と叫んでトイレに向かった。F君の顔を見ると、いつものぶっちょう面だった。よく言えばクールで、悪く言うと人間味がない。この時になって、F君の中学校時代を思い出したんだっけ。

当時もこんな感じだった。スポーツは◎で、勉強も○で、家柄も○なのだが、いかんせん、こいつ本当に人間か? というくらい協調性がない。言いたいことをストレートに言い過ぎるのだ……。それでいてわがまま

先生もよく怒らせていた。もちろん生徒だってそうだ。彼はクラス中に嫌われていた。キャライメージで言うと、ひろゆきがもうちょっと謙虚になった感じのキャラクターだった。プチひろゆきだった。

しかし、本人自体は何かに本気で取り組んでいる。実際、F君は剣道が強かった。関東大会まで勝ち抜いていた。市役所内で後に聞いたところだと、大学剣道部ではインカレに出場したらしい。

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(Tips) 問題職員一般的な扱い

官公庁税金追い出し部屋を作るのは実務上難しい。よって、いろんな部署にある程度の人数の問題職員を押し込めてバランスを取っている。現場に行くタイプ部署や、窓口対応をする部署に多い。優秀な職員は、企画政策室とか財政課とか人事課とか監査室とか議会事務局に行く。一般向けの窓口部署に配属されるのは稀だ。え……心当たりがある?

当時の福祉課は、『陸の孤島』に準ずる部署だった。陸の孤島というのは公務員業界俗称で、いわゆる水道局とか教育委員会とか支所機関とか、こぢんまりとした事務所がポツンとあるタイプ職場だ。福祉課は、内部に福祉事務所を抱えてるから本庁舎の中にあるが長い廊下で隔てられている。怒号もあまり市民には聞こえない。いや、福祉課に来客中の人には当然聞こえてしまうが、そこは愛嬌だ。

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F君は……今思えば、そこまで悪くなかった。あの当時は悪い奴だと思っていたが。実際、勤務態度は悪かったよ。ほうれんそうしないし、自分判断とか解釈を押し通すスタイルだし、上司上司とも思ってないし、仲間を仲間とも思ってない節すらあった。でも、彼なりに仕事にマジメに取り組んでるのはわかったし、広告代理店で働いてただけあって、公務員側の人間感性が違うのはしょうがなかった。

ただ、やっぱり協調性はなかったな。人間味もなかった。あれは、なんというんだろう。発達障害とは違う気がする。というのも、職場ヤバい(※業務グループピンチの意)となった時だと、ほかの職員以上にリーダーシップを発揮したり、イベント参加者を取りまとめたり、困難な事態を打破するような企画を考えたりしていた。その意味では、ちょっと前に増田流行ったBさんとは違う存在だと思う。仕事ができるBさんだ。人格や人柄は悪いけど。

シロクマ先生ブログを読んでる限りだと、人格パーソナリティ障害みたいな扱いになるのだろうか。

(当時のF君の印象)

オフィスソフトの腕に覚えアリ。VBAAccessちょっとはイケる。

・筆が立つ。公文書が読みやすい。

・窓口のお客さんと難しい局面になっても諦めない。

・彼をよく思わない職員はいたが、市民取引業者とはトラブルを起こさない。

この時点のF君は、1年目でまだ実力がなかった。別の問題職員からロジハラみたいなのを受けることもあった。とある女性職員(30代半ば。未婚。以下♀とする)がいたのだが、これがまた辛辣だった。

公務員というのは、『様式の中に生きる動物』といっていい。F君の発した伺文書(民間でいう稟議書)を事細かに見て、ミスがあった時はF君を詰っていた。あとは、やっぱり意思決定か。F君の担当業務は、新人らしい、基本的かつ奥深い仕事だった。ジャンルでいうと設備管理とか財産管理だった。その関係で、F君の行動や意見に甘いものがあると、その♀職員が詰ったり、怒ったりするわけだ。

これらはメモに取っている。全部♀の発言にしてるけど、F君は相手にしてなかった。ポツリとは発言してたが、聞き取れなかった。方言は一応そのままにしている。

♀「どうして○○ができひんの?」

♀「それはなぜ?」※何度も繰り返し「なぜ」と訊く

♀「お前、今なにしてた?」

♀「あんた、保育園児みたいやな」

 ※F君が相手にしないとこう言うことが多い

♀「お前に指導して、金がもらえるんか! おい、私に金払え」

♀「日本語しゃべれや、日本語。○○○症でも話せるで!!」

♀「お前の私に対するハラスメント女性部で問題にしよか? いい?」

 ※労働組合女性部。よからぬことをする職員がいると、組合新聞さらし者にする。ひどい時だと本人の写真付きで紙面を配布する。

♀「おい、今お前の仲間が来はったで。一緒に帰らんでええの?」

 ※精神障害者が窓口から帰った後。

話を聞いてる途中、俺はずっとイライラしてた。繰り返すが、この人は女性だ。増田読者の溜飲を下げるために言わせてもらうと、この人には約二年後に罰が下った。後述。

繰り返すが、この福祉課は陸の孤島に準ずる存在だった。やりたい放題する職員が昔から一定数いたらしい。例えば、市内の製造メーカー市役所に対して、専門機器や専門器具卸売価格で売ってくれる制度があった。それを悪用して、自分が購入した後にヤフオクメルカリ転売する人がいたり……あとは、行事イベントで大量に余った弁当お茶コーラアクエリアスを、箱単位で家に持って帰る人もいた。

自分が知ってる年配の男性職員にも、そういうことをしてる人がいた。でも、やっぱり天は見てるんだろうな。その人は、飲み会の帰りに酔っぱらって、どっかの店で万引きして捕まってた。で、その年度末に当市から消えることになった。

ところで、変な職員のことばかり書いてきたけど、もちろん大多数は普通職員だ。人柄がキチンとしてる。あなた過去に、市役所とかで接客を受けたことがあるような。そんな普通の人たちだ。これだけははっきり言わせてほしい。

序章の締めになるが、増田読者の皆様も、どうか悪いことはしないでほしい。世の中はうまくできている。天は見ている。ぜんぶ自分に跳ね返ってくるのだ。

ここから先は、F君と俺を中心に、記憶に残っているエピソードを述べていく。すまないが、全部で二万字以上はある。まさかこんな文章量になるとは思ってもみなかった。

次 https://anond.hatelabo.jp/20231231221401

2023-12-22

さいたま新都心官公庁に勤めてるが、職場寒い

雰囲気とかノリの話ではなくではなく物理的に寒いんだが?暖房費削減で空調温度は低め、トイレは壊れてるし照明も切れてる。仕事がつらいのでなんとかしてほしい。

2023-12-21

anond:20231221081554

IT土方しか知り合いがいないならまだしも、上場企業官公庁のクソデカ案件やってる奴らですら修士がそれほどいないって話してるんだが。

陰キャ過ぎて現実世界との関わり合いが極端に少ないんじゃないか

大学とかの同期とのみ行ったり遊び行ったりしてるか?

anond:20231221080512

知り合いとかも含めれば90人くらい居て、大手の上流で官公庁関連のマネジメントまでしてるやつから底辺IT土方までいるけど、ガチボーダーフリーの「IT専門学校」行ってたやつはいるけどそいつ底辺IT土方やってるし、まともに修士とってるやつは一人も居ないわ。

富士通三菱ですら修士どころか専攻じゃないやつがマネジメントまで任されたり、プロジェクトリーダーやったりしてるしそいつらの話聞いても別に専攻でやってたやつってメチャクチャ少なそうだぞ。

お前がしてるのは現実IT業界の話なんか?

2023-12-16

教育委員会最後に取り組んだ課題 <其の四>


(前part)

https://anond.hatelabo.jp/20231214132432

5. 発達障害のD君

の子社会教育課にいた。子といっても、当時すでに40歳を過ぎていた。明らかにそういう症状があった。それで周りとの軋轢が生じていた。

の子場合は、それなりの割合で悪意があった。発達障害であるだけで問題になることはない。彼もまた、T区の人事部局が認めるところの問題職員一角だった。

話は逸れるが、前段として必要であるため述べる。私が学校教育現場で教壇に立っていたのは十余年である。そこまで長くはない(教育現場から教委に異動する者としては標準的な年数)。その十余年の中でも、今でいう発達障害とされる児童と接した経験がたくさんある。

当時はまだ発達障害という言葉はなく、ただ「ボヤっとした子」「癇癪持ちの子」「よく動き過ぎる子」「細かいこだわりがありすぎる子」などの漠然とした分類があるだけだった。確かに、彼ら彼女らは扱いづらい。話が通じないこともある。

そんな児童と関わる中で感じたのは、人間多様性というものだ。動物植物も、これまで多くの種が生まれ現在に至っている。ハイデガー風に、存在し続けていることが正しさだと言うのなら、発達障害の人も其処に生きる意味がある。

個人意見だと、説得力がないかもしれない。以下にひとつ引用したい。

「もしも誰かがわれわれの手紙を読んだら、あまりの多様な内容にびっくりするのではないかと思う。なにしろ、われわれ二人ときたら、大変な重要人物ででもあるかのように、荘重な口ぶりで国際政治を論じあうかと思えば、一枚紙をめくるや、話題は一転し、軽い普通の人々に日々起るものに変るからだ。

 このやり方は、品位を損ずると思う人もいるだろうが、わたしは悪くないやり方と思う。なぜなら、われわれ人間自然模倣するものだが、その自然たるや多種多様が当り前で、だから多様は非難さるべきことではないのだ」 わが友マキアヴェッリ1 (2010) 塩野 七生 (著) P.361



さて、厳しい現実ではあるが、上のような発達障害の子公務員試験を受けるとどうなるか。ほぼすべての子面接試験悲惨な結果を遂げる。私はこれまで何百人もの正規職員非正規職員面接試験官を行ってきた。発達障害と思われる人には次のような傾向がある。

本音と建前の区別がつかない

 例)理想を述べるか、言いたいことをストレートに言うのどちらか

そもそも喋ることができない

 例)会話が極端に遅い、内容も伝わり辛い

・考え方が極端

 例)児童虐待は絶対に許せない、地球温暖化はどんな犠牲を払っても止めるべきなど

稀にではあるが、面接に適性のある子がいる。D君はその一人だ。彼の外見や、話している最中の態度はまともとしか言いようがない。無能の鷹ではないけれど、外資系企業営業マンのようだ。発達障害には見えない。

実際、公務員試験評価される観点は、本質的民間企業と同じである。「弊社で使える人材か?」ということだ。使える人材であれば、多少のことには目を瞑る。

日本国の法に反する思想があってもいいし、公にしないのであれば共産党員でもいい。有給休暇を取って組合活動をするのは公に認められているし、選挙期間外であれば多少の政治活動には目を瞑ろう。

勤務時間中に煙草休憩をしたり、ほんの小さな横領行為をしたり、取引会社飲食を共にしたり、小売業者個人購入品を値引きしてもらうとか、そういった行為でも咎めない。

そんな些末なことより大事なのは、その人がこれから公務員として採用されて、「使える人材」でいられるかどうかだ。国の機関だろうと地方自治体だろうと関係ない。何十年もこの世界にいた私が断言する。

話を戻そう。D君はどういうところが悪かったのか。私が三年間で見てきた彼のよろしくない行動は、概ねこんなところだ。

≪勤務態度≫

 気分にムラがある。仕事に意欲的なこともあれば、反面ボーっとしていることもある。皆が必死に働いている時でさえも。

 イベント・式典の時なども、サボっているのでは……? と思えるほど何もしない。C係長などに怒られても平然としている。

反社会性≫

 D君の隣の席にいる職員コーヒーか何かを机上にひっくり返した時、ほかの職員は一緒に机を拭くなど手伝っていたが、彼は何もせず書籍を読んでいた。

 私がつい激高して、彼を叱責したところ、「お前には関係ないだろ!!」と逆ギレのような形で食いかかってきた。

無責任

 区民や取引業者迷惑をかけた時も、上司に言われるまで報告せず、報告の際にも悪びれた様子がない。

 ある時などは、自治会長と思われる人との約束をすっぽかした後、現場から堂々と事務所に帰って来た。その際、C係長からどやしつけられていた。それでも、淡々とした態度で心の篭っていない「すいません」を繰り返したところ、C係長がまた怒鳴り声をあげた。

 最悪だったのは、都庁から視察に来ていた都職員らにその現場を見られたことだ。パソコン入替業者や、シルバー人材センターの清掃員も聞いていた。

 その後、C係長と、そのさら上司である社会教育課長厳重注意を受けた。教育局長の部屋で二時間に渡る説教を受けたのだ。D君は反省文をひとつ書いただけでお咎めなしだった。

≪嘘≫

 平然と嘘をつく。このタイプ発達障害者はそうなのだが、涼しい顔で嘘を吐ける。まるで、自分自身が嘘をついている認識がないかのような。D君もその例に漏れず、上司にも同僚にも他部署職員にも、区民にも(自らの利になる)嘘をついていた。傍から聞いている私でもわかるレベルの。

 嘘がバレても平気な顔をしていた。周りの職員がどれだけ、何を言っても、例えば「Cさんは信頼できない!」と言われたとしても、彼は「心の底からどうでもいい」という表情だった。

あれは、言うなれば悪魔』とか『魔族』とか言われるものだ。神話時代創作者は、ああいった者をモデルとして悪魔を作り上げたのかもしれない。

ここは官公庁である診断書を要するレベル障がい者が働くべき世界ではない。公務員というのは、陰ながら社会を支える存在であり、その地域住民全員が相手である学校教育で教わった考え方や価値観を元に、毎日コツコツと気を緩むことなく働き続ける人に適性がある。

いざ災害などの非常事態になれば、自分のことは一番後回しにして人助けを行う必要がある。私個人も、災害級の風雨の中で児童生徒の避難誘導をした経験が何度もある。命が危なかった。

公務員というのは、地域住民毎日幸せに、無事に暮らせる社会を支えるのが仕事である教員だろうと自治体職員だろうと変わりはない。

そのような仕事を、人柄や人格精神性、肉体に異常のある人間にこなすことはできない。自分という人間が安定・成熟しているからこそ、人を助けることができる。身分保障もそのひとつだ。

D君はその域に達していなかった。その意味では、先ほど取り上げたB君にしてもそうだ。誰かが、どうにかして辞めさせるのが組織にとっての正しい在り方だった(残念ながら、D君はC係長でも匙を投げるほどだった)。

官公庁においては、仕事にならないレベル人間採用すべきではない。公共性の高い仕事をこなすことができないからだ。そういった類の雇用は、民間企業NPO主体として行われるべきである

(次part)

https://anond.hatelabo.jp/20231216182604

2023-12-09

東京23区の真ん中はどこか

東に行くと官公庁的で

その南が金融ビジネス

西に行くとおしゃれで

北に行くとビジネス歓楽街

 

と見ると真ん中は赤坂四ツ谷六本木あたりなんだよね

2023-11-20

anond:20231120232924

ソシャゲクレームメッセージにそこまで気にしなきゃいけない機密ねえだろ

つかMSAIサービスでいいじゃん

官公庁が取り入れてるレベルサービスなんだから何かあっても言い訳できる

2023-11-14

社会人とは弱者男性の受け取り拒否である

弱者男性からテイクしないのでギブなどありえない

弱者男性はギブが出来ない

ギブが出来ない人は稼げない

会社官公庁はギブアンドテイク経験を重視する

分かってくれる人はいる、僕ら以外にね。知らんけど

2023-11-04

anond:20231104190354

官公庁は土日祝日納期限にしないやろ

たとえば国民健康保険一般納付(預金引き落としではなく、金融機関コンビニに納付書と金を納めるやつ)にすると毎月末日が期限日になるけど、9月の分はご丁寧に日を繰り下げて10月2日限にしてくれたやで

2023-10-28

チャット手紙だと思ってる人は一定数いる

官公庁がTeamsを公文書にするためにスクショを撮るとかいう話を聞いて分かるように

世の中にはチャット手紙の延長だと思ってる人が一定数いる

その前に電子メール手紙の延長だと思ってる人はかなりいる

メールで送った文章印刷して証跡として保存しておく、とかいうのもその考えに基づいている

メール最初に「〇〇様 いつもお世話になっております」とか書いたり末尾に署名を書いたりするのも同じだ

Toに書いてある、Fromにも書いてある、署名するなら電子署名しないと意味が無い、といくら言っても分かってはくれない

こういう考えの人の何割かはチャット手紙の延長だとも思っている

読んでるくせに全然返事をしない、やたら長い文章送信してくる、1行レスができない、などなど

使いこなせていないだけでなく、彼らにとって送った文書・送られた文章は立派な手紙だと思っているので証拠・証跡として残しておくべきだと思っていて

なんならその証拠を使って大事仕事を進める、みたいなことをやるので害悪でもある

ちなみに決まってこの手の人はタイピングが遅く、とにかくテキストを書き出すことができない

Web会議で打ち合わせをしましょう」と言って会話ベースで無いと話が進まないのだ

彼らにとって会話は証拠を残しておかなくても良いものだが、チャット証拠を残しておくもの手紙)だと思っている

ちなみにうちの会社には会話すら手紙だと思っている人がいて

打ち合わせのWeb会議を繋いでも「少々お待ちください。こちらで検討します」と言ってミュートにし

向こうのチームで相談してから回答する、みたいな官僚的なことをやる奴すらいる

決まって録音される

一方で実はLINEは会話としての地位を築いていて手紙だと思っている人は少ない

スクショ等で証拠を残したりしたとしても、それは会話を録音しているのと同じ状態だと思う人が多い

なので企業内でもコミュニケーション効率良く進めるためにLINEを導入しているところは多いし

SlackやTeamsではないのはそういう理由なんだと思っている

LINE情報を渡したくない、という理由で某大手通会社が「LINEに代わるチャットアプリを!」とか言って独自チャットアプリを開発してて

チャット手紙だと思っていた人にとっては意味があることだと勘違いしたようなのだ

チャット手紙だと思っていない人には総スカンを食らい

逆にチャット手紙だと思っていた人には結局は手紙だと思われている

噂で聞いたが結局は社内でもメールの代わりとして使われていてチャットとしては機能しておらず、そもそも使っている人が少ない、とのことだった

このあたりにデジタルデバイド存在していると思っていて

Teamsの履歴公文書にする・しないという議論以前に、チャットの使い方をリテラシーとして教育すべきだと思う

2023-10-21

anond:20231019012834

脱獄転職)した元地方公務員が答えるよ

 自分関東公務員政令指定都市ではない基礎自治体事務)を10年程度経験してから民間に移った。元々いた役所の人と話すとだいたい仕事辞めたいという話になるので、地方公務員を辞めたい他の方へも参考になると思い、増田の辞めるべきか悩む理由に沿って思うことを書いてみる。以下はすべて基礎自治体地方公務員を前提としている。

 増田は35歳だと主査係長)か主任主事上級兵隊)か?仮に都内基礎自治体勤務として、35歳で月40時間残業代(2,000円/h)が付くなら、600万円弱くらいはいくんじゃないか

増田が明記してない最大の問題

 最初増田転職活動の最大のネックになるんじゃないかと思うことを伝えておく。「やめるべきか悩む理由」、「気になること」で明記されていなかったが、はっきり言って高卒であることが一番ネックになると思う。役所低学歴にとってコスパがいい職場だということは認識しておくといい。逆に国家公務員総合職に行くような高学歴にとっては搾取されつくされる職場だ。

 残念だけど、学歴で伸びしろを図る会社は多い。さらに、増田職務経験に自信がないんだよな。それから増田が望むまっとうな会社を挙げてみな?増田が知ってるようなCMを打ってる会社高卒35歳未経験をとってくれるところは少ないと思う。もちろん小さな会社でも素晴らしい会社はあるだろうけど、そこがどこかはここで聞いても答えは返ってこないと思う。なぜなら、高卒35歳未経験をとる会社は小さい会社営業区域限定される。増田が住んでいるところがどこかわからない以上、何とも言えない。

 増田もみんなも知っている会社高卒35歳未経験支給される残業40時間仮定して年収600万弱の会社をあげられるひとはほとんどいない。加えて、残念なことに小さな会社ほど社長パーソナリティに社風が左右される。いいかえると、中にいる人しかからない事情で社風が左右される。これは私の経験に基づかない主観に過ぎないが、そうした会社ほど残業をはじめ法令関係の扱いについて無茶苦茶するように思う。余計に毒の少ない会社を探すことは難しい。

悩む理由へのコメント

以下は増田の辞めるべきか悩む理由へのコメントをしたい。

①35歳未経験に対してのイメージ

 未経験であっても求人からすると隣接領域経験しているなら、決して悪くないと思う。例えば、増田土木系の工事発注やってるんだよな?土木系の業界公共との付き合いが多い会社が多い。だから増田の経歴に関心を持つ公共工事で食っている会社は多いだろう。特に最近流行りの公民連携PFI)の発注経験があるなら興味を持つ会社は必ずある。求人は多いみたいだ。おれも隣接領域への企業転職して、2年で年収が8割くらい上がった。

②現状の市場価値の低さ、③転職後に官と関わりたくない、⑦資格がない

 とはいえ官公庁系の仕事がしたくないんだよな。元公務員転職先として官公庁向けにコンサルやってる会社転職先として一番わかりやすいとは思ったが、高卒官公庁しか経験がない増田でも関心を持ってくれる職種があるといいな。ごめん、増田の年齢・学歴かつ、非官公庁系で関心を持ってくれる会社万年人が足らないブラック以外思い浮かばなかった。

 もっとも、逃げ道がないわけではない。伸びしろ勝負できない、官公庁仕事も嫌だという以上、即戦力として自分は今これができますという証明があるといいんじゃないか。

 不動産鑑定士司法書士とか難しめの資格を取得するために1,2年費やせば何とかなると思う。どっちも官公庁とのつながりもあり得るけど、つながりがない資格は何か探してくれ。職業大学校での資格取得でもいいし。公務員になれたっていうことは机に向かって勉強できるということだ。資格はいいんじゃないか。なんとなく、公務員の「仕事の進め方のルールを守る」が性に合ってる人は、経理が向いてるんじゃないかと思ってる。

④完全なスキルリセットへの恐怖

 そもそも役所と関わりたくないという前提での話をする。役所とかかわりがない会社で、増田が重ねてきた経験のうちスキル評価されることは極めて少ないということを前提にした方がいい。なんかあるかもしれんけど、高齢経験、まっとうな職場を前提とすると思い付かない。②、③との関係で言うと、簿記社労士資格職として思いつくけど、役所は長く複式簿記採用してこなかったし、労働基準法適用除外だったしな。強いて言えば、規則通りにやるということは意外と重宝されるけど、そういう人が重宝されるのは、そもそも規則すら守れない人があふれる組織であるような気がする。

 ただ、資格職はおいておいて、だいたいどんな仕事経験積めばできるように制度設計されているのであんまり気にしなくていいと思う。ただし、これは入社できれば、という話で、さら入社できたとしても35歳だと最初からいい歳の中途採用者としてそれなりの成果は求められるだろう。

 そもそも転職できるか、さらに、まともなところに入れるかを気にした方がいい。④は入ったうえで自分がやり切れるかという心づもりの問題だろう。もっとも入ってから業務で求められる頭の使い方がそれまでと違いすぎて俺はかなり苦労した。

募集要項への不信感

 これはおれも失敗した。面接ホワイトだと言われて中小企業入社したらブラックだった。もっとも、その後まともな会社転職している。

 どうしたら回避できるだろうか?OpenWorkに課金したり、コンプラがうるさい上場企業を狙うのがいいと思う。Open workの口コミがなく、中小企業上場企業でもないところからのまともな会社の見分け方は、そこで働いてる人に聞く以外わからない。力になれなくてごめんね。

ビジョンの無さ

 これが一番何とかなる。自分が信じられるビジョンなんかなくていい。適当中途採用向けのフォーマットに合わせて物語作っとけ。今ないなら、訴求力ありそうな物語をとにかく作ってみて、その物語に足りない資格経験は今から何とかすればいい。

 増田が気にしている中で一番でっち上げられるところだと思う。どうやってでっちあげるかわからなければ、Amazon中途採用希望者向けの本を買えばいい。

資格等がない

 先述したところと重なる。これは今からとればいい。増田の手持ちの時間とやる気が問われる。

辞めずにしのぐための提案

 暗いことばかり連ねたが、最後転職しない場合の処方案を伝えたい。

 精神科行って病んだとか適当な診断もらって休んでこい。なんだかんだ言って役所はまだまだ使えないと診断されたやつに仕事ふらない程度の体力はある。やりたいこともないなら、診断もらって今のところにしがみつくことをお勧めする。図書館勤務でまったり余生を過ごせばいい。

最後

 転職って公→民だけじゃなくて、公→公もあるし、その場合は上で書いたことひっくり返るよ。

 そんじゃーね

2023-10-20

経済政策が減税ではなく補助金一辺倒になる仕組みを解説するよ

減税の場合官公庁自治体側には追加の事務はほぼ発生しないが、補助金は受付審査事務が追加発生する。

一見「減税のほうが良いじゃないか」と言われそうだが、事はそう単純ではない。

補助金によって事務は増えるが、今以上公務員業務量は増やせないので、民間委託が発生する。ここがポイントだ。

新設された補助金の受付審査事務設計から実行までを民間に丸投げするのだ。その原資は補助金のために割り当てられた予算から。これにより、さまざまな企業が新たな稼ぎにありつける。

事務設計するコンサル業者設計された事務を実行する人材派遣業者、その様子を統括()してあれこれ能書きを垂れる別のコンサル業者、など。増田はそのコンサル業者に居たことがある。

簡単に言えば、補助金雇用確保も同時に出来る「お得セット」だ。これは減税ではほぼ出来ない。減税でも審査を入れる仕組みにすれば似た効果は狙えそうに見えるが、「歳入減のための事務予算」が認められないので出来ないし、よく言われる「消費税減税」のようなもの審査を入れようがない。

から、「補助金」というモルヒネを打ち続けるしかないのだ。

仮に補助金を全部止めて、その分を減税に置き換えたら何が起こるか?

あの「派遣切り」再びである

派遣切りの時は20万人以上が失職したと言われているが、その2倍は失職することになるのではないか

2023-10-19

anond:20231019012834

コメントできそうな範囲コメントしてみる。

回答者 : 36歳、IT企業勤務、転職経験3回、採用業務もやってます

一番伝えたいこと

求職者ブラック企業に送り込む転職エージェントがたくさん居るのでマジで気をつけてほしい。

前提として伝えたいこと

IT企業一口にいっても色々あるので、私が書いた内容と違うノリのIT企業もたくさんある。

ちなみにIT企業にどういう種類があるのか

ざっくり言うと以下のようなジャンルがある。

エンタープライズ or 自社サービス (例: NTTデータLINEヤフー)
小企業 or 大企業 (例: フリーランス法人化して業務委託を受けてる1名の法人社員数1万名超えの法人)

これらによって仕事性質文化もぜんぜん違う。

(ちなみに自分所属してきたのは200人規模〜1000人規模くらいで自社サービスをやってるIT企業)

気になることへのコメント

①35歳未経験に対してのイメージ

自分会社では年齢は気にしてない。求職者の年齢もチェックした事無いしチームメンバーの年齢もまったく把握してない。「関連する職種で何年の経験があるか?」っていうキャリア年数は気にする。増田プロフィールであれば、「関連する職種での経験ゼロ+社会人歴は長い(ので一般常識は期待できる)」って感じになると思う。

この点だけ考えると、企業から見た増田評価はおそらく「未経験3年目」の求職者とかとあまり変わらないと思う。あとは増田希望年収によって話が変わってきそう。増田希望年収が未経験3年目の求職者とあまり変わらなければ年齢はそれほど不利じゃないと思うし、ガッツリと35歳経験者と同じ年収希望してるならしっかりと不利になると思う。

公務員から民間への転職者の現状。出来れば高年齢での転職

自社の場合公務員から転職して来た人はほとんど居ない。わずかに居るのは法的規制に関連して関連省庁とコミュニケーションを取る部署に居たりして、官公庁との橋渡し的な役割を期待されてる場合が多い(っていうかそういうケースしかたこと無い)

公務員的なスキル法令文書読解・書式トレース独自文体換骨奪胎・謎ローカルルール前例から踏襲)の民間での使い道

法律知識武器になると思う。最近コンシューマー向けのITサービスも様々な法規制クリアする必要があるので。ただ、大きい企業だと法務部門があってその役割を専門にこなしてる場合が多いか増田法律についての知識が「法務部門担当者として採用されるレベルか?」っていうのが、1つのポイントになると思う。

書式トレース独自文体換骨奪胎(ってなんなのでしょうか?)・謎ローカルルール前例から踏襲といったスキルは役に立ちそうにない。

転職サイト募集要項を読むコツ。嘘(とは言えずとも真実と遠い情報)がありがちな箇所。会社レビュー信頼度

「最終的には入社してみないとわからない」というのが前提。その上で情報を集めるコツは、以下。

目当ての企業で働いている人に話を聞く

行きたい企業で働いてる知り合いが居るなら絶対に話を聞きに行った方がいい。

企業中の人求職者質問に答えてくれる面談(カジュアル面談という)をしてる企業も多いので、そういうのを探しても良いかも。

転職口コミサイトを見る

OpenWorkとか転職会議とかそういうのを見る。それほど当てにはならないけど、読まないよりは絶対良い。

転職口コミサイトありがちなのは「職種による人数の偏り」例えば、大まかに分けて開発部署営業部署がある会社があったとして「人員の9割が営業で残りが開発部門」みたいな会社だとどうしても口コミ営業部署での口コミが多くなる。

から転職検討している会社の中でも「希望職種に該当する人が書いた口コミ」を読むのは少しコツだと思う。

転職エージェントの言う事を信用しない(大事)

転職エージェントビジネスモデルは、このようになっている

エージェント求職者企業を紹介する

紹介された人がその企業就職する

企業から転職エージェントにフィーが支払われる(例えば「紹介した人の年収の3割分の手数料転職エージェントに支払われる」とか)

この場合転職エージェントが一番お金を儲けるにはどうしたらいいかというと「求職者に合う職場か」どうかなんてのを無視してとにかく人を欲しがってる企業求職者を送り込んでフィーをたくさん貰うのが一番儲かる。じゃあ「とにかく人を欲しがってるIT企業」ってどんな企業かというと「急成長してて人が足りてない企業」か「離職率が高くて人が足りてない企業」という事になる。急成長してる企業基本的ハイレベル人材を求めるので、増田エージェントから紹介されるのは離職率が高い企業可能性が高い。

個人的感想としては、経理とか土木などの専門知識を捨てて転職しようとしてるのがもったいないなーとは思う。「ITで言えば応用情報試験程度」って書いてあるけど、その知識に本当に需要がないのかはあらためて考えてみても良いのではないでしょうか? 今まで培ってきた専門知識を捨てて転職しようとしたらそれは未経験者扱いになるだろうし、未経験者が転職できる場所というのは自然と「経験から人気がない職場」って事になって結構苦しいですからね...

anond:20231019012834

「気になること」に答えつつ、⑤で私見を書きます

 

①35歳未経験に対してのイメージ

正直言って、これだけを見るとかなりマイナスです。

単純に若くないという問題以上に、35歳までただくすぶり続けていた人ではないのかと疑われかねません。

 

公務員から民間への転職者の現状。出来れば高年齢での転職

失敗した人も多くいる一方、成功した人は以下の特徴の一部または全部を持っています

1. 自分がやりたい仕事について明確なビジョンがある

2. 仕事で役立つスキルや人脈をしっかり身につけている

3. 本人の全般的能力・意欲がかなり高い

4. 転職後の辛い時期に耐え、キャリア形成をする

5. 頼りになる人達に支えられている

 

公務員的なスキル法令文書読解・書式トレース独自文体換骨奪胎・謎ローカルルール前例から踏襲)の民間での使い道

元増田が括弧内で挙げたようなスキルはほぼ役に立ちません。

ただ、法令文書読解は、当該文書から背後にある組織的な都合や事情を広く深く読み取って、自社の利益に繋げられるような分析→実行可能提案ができる場合には役立ちます。公に関わる特定少数の職に限った話ですが。

もし元増田土木関係の入札に関する機微を、余人が少し聞いたり調べたりした程度では理解できないほど深く理解して転職先の利益に繋げられるのであれば、「公務員的なスキル民間での使い道」になりますしかしこれは「官公庁系の仕事であるだけでなく、元増田土木関連企業風土と合わないかも知れません。短い文章からの当て推量ですが、合わない可能性もかなりあると思います

 

転職サイトの募集要項を読むコツ。嘘(とは言えずとも真実と遠い情報)がありがちな箇所。会社レビュー信頼度

募集要項レビューの読み方についてはググれば出る程度の情報しか持っていませんが、候補になる職場ができたなら実際に見る・働いている人に聞くことをお勧めします。

まっとうそうな募集要項は書こうとすれば幾らでも書けまし、求人は誘因であって最終的な契約ではない(雑)という判例さえあります。もちろん誠実に書いている募集も多いのですが、募集要項だけでハズレ職場を避けられるものではありません。

レビューも、知恵とコストをかければそれなりにコントロールできます

 

⑤バレない範囲追記するかもなのでそっちが気になること。

「気になること」そのものではなく、私見を書かせていただきます

元増田意思によるところも大きいのですが、個人的お勧めするのは、今の職場にもう少し居座りながら転職準備をしっかりする、というものです。

この転職準備は

1. 元増田が何か有利な材料を持っていないか、様々な人の知恵を借りながら探す

2. 元増田が実際に様々な職場のことを知る

3. 残業拒否して転職準備の時間を得る

4. 実際に未払いの残業代が発生しているのなら、日本労働弁護団所属弁護士などに相談し、きちんと証拠を取った上で請求し、軍資金を稼ぐ

などがあります

 

これを読んでどう思われるかはわかりませんが、もし何かのお役に立てれば幸いです。

anond:20231019012834

転職後に官と関わりたくない:公務員的な文化が嫌で仕方がないので転職後に官公庁系の仕事がしたくない。でもそうなると益々市場価値が下がる。

気持ちはわかるけど、転職先が能力以外で主をとるとしたら官公庁へのパイプ役としての期待なのでここは捨てちゃダメじゃないかなあ…

anond:20231019012834

1. 公務員キープで、行政学等の大学院に通う。

2. 学位取得後、行政法行政学等分野の大学院公募を探す。

これなら需要はあるのでは?でも官公庁との仕事はあるかも。

anond:20231019012834

こんにちは採用もやる管理部門おじさんです。マジレス希望だと思ったのでマジレスいたします。

年齢:35歳(女)

結婚願望:皆無

実家:細い

両親:今は元気

簡易職歴研究室に馴染めず大学中退 → ニート → 地方公務員

経験した業務内容:「経理系の事務」と「土木系の工事発注」を行ったり来たり

30代以下の女性を雇う場合、雇ったと思ったらいきなり結婚出産でいなくなる、が一番困るパターンですが、結婚出産予定なんてこちからは聞けないことなので、それとなく独り身であることはアピールする必要があります

ちなみに結婚願望皆無なのは何故ですか。元々一人が好きとか人生のこれまででガチ結婚願望無かったとかですか。それとも人としての魅力に乏しく彼氏候補)もいないので諦めているということですか。後者場合、人柄の良さというのを面接アピールするのは難しいと思われるのですが、大丈夫ですか。

辞めたい理由

残業:毎月80時間程度(土日出勤込みの総時間数)

残業代未払い:80時間残業のうち支払われているのは40時間程度。

③2年おきの配置換え:最初半年必死ローカルルール適応、次の1年で担当業務大体把握、残り半年で状況まとめ切れずグダグダの引き継ぎ。これを全員が繰り返すので色んな仕事グダグダ

民間転職で高確率改善されます

④専門能力の身につかなさ:事務手続きと現状の把握で精一杯で専門的に掘り下げる時間がない。困ったらいつも民間企業に丸投げ。

民間転職で高確率改善されますが、そもそもまともな民間転職できるかどうか……。

仕事効率の悪さ:ハンコ主義。低スペックPCFAX現役。電話現役。メール文化なし。チャット文化なし。前例踏襲に拘るくせに部署ごとにコロコロ変わる書式。てにをはや固有の表現への固執トップダウン故のちゃぶ台返しの多さ。

会社の規模と経営者意識によります非上場オーナー企業だとかなり大きくてもビックリするくらいクソなことがあるので、転職口コミの精査が必要になります

トップ無責任さ:2年以内に「俺が育てた」することしか考えておらず、「後は野となれ山となれ」が無限に累積。いなくなったあとの責任取る気ゼロの気まぐれ管理現場はグチャグチャ。

微妙民間だろうがクソ上司は当然におりクソ上司はクソです。

辞めるべきか悩む理由

①後戻り不能:年齢的に公務員試験の受け直しは不可能民間へは一方通行

後述しますがあなた公務員を全うする方が少なくとも収入的にはマシだと思われます

②現状の市場価値の低さ:公務員スキル民間ではあまり使い道がないので最初転職先で今後の市場価値が決まる。そこで失敗した場合転職難民になりかねない。

あなた市場価値を高められるような企業転職できる可能性は正直あまり高くないです。

転職後に官と関わりたくない:公務員的な文化が嫌で仕方がないので転職後に官公庁系の仕事がしたくない。でもそうなると益々市場価値が下がる。

そんな拘りは犬に食わせましょう。また外から接する限りにおいて官公庁はだいたい丁寧なのでそこまで嫌な思いをすることはあんまないです。

④完全なスキルリセットへの恐怖:職場環境の劣悪さもあり汎用スキルが育っていない。その状況で「公的業務」のスキルを完全に捨てるのでかなり下のスキルからの再スタートになる。

35歳で汎用スキル(って何を想定しているのかよくわかりませんが……)が年相応でない人はそもそもまともな転職が難しいです。

募集要項への不信感:いわゆるレモン市場問題転職先が今よりマシかどうかを総合的に測る手段がない。転職エージェントが正確に情報を把握しているのかも分からないし、会社が正直に言うかも不明

転職エージェントを使う程度に採用に金をかける気のある企業なら、雇った後に「聞いてたんと違う」で辞められるのを避けるために可能な限り正直に伝えますよ。もちろん、表に出ない情報と言うのはどうしてもありますが……。

ビジョンの無さ:転職後の明確なビジョンがない。「ネットの噂なんて無視して興味のあるIT系に行けばよかった」という漠然とした後悔はあるが、興味があるだけでそこまで勉強しているわけではない。基本情報技術者(所内システム担当者の枠を狙って取ったけど一度もなれんかった)は持ってるけど、これで35歳未経験IT業界は無理やろってのはなんとなく分かる。

あなたの最大の問題はこれです。どういう仕事をやりたい・やれると思っているのでしょうか。事務職ですか? 事務職といってもCADオペなのか経理系なのか庶務なのか営業事務とかありますよ。それとも営業とか販売スタッフでもいいのですか? 3K仕事でも可能ですか?

資格等がない:現在業務関係資格はあるけどレベルがかなり低い。IT業界で言えばいいとこ応用情報技術者試験程度。というかそもそもこの業界あんま好きじゃないことが分かってきたので転職後にまたこ仕事やるのもなって。官との関わりを完全に断てば毛色が大きく変わりそうな気はしないでもない。

簿記3級持ちとかなんでしょうか。ぶっちゃけよっぽどのガチ資格でもない限り資格転職に有利に働くことはあんまりないので気にしても仕方ないです。

気になること

①35歳未経験に対してのイメージ

今時珍しくもないので別にイメージが悪いということはありませんが、当然に経験者=即戦力を求めている求人からお断りされるのですが、そこはご理解されていますか。

公務員から民間への転職者の現状。出来れば高年齢での転職

ミドサー以上で地方公務員から天下り転職されるのはかなりレアキャラでは。

公務員的なスキル法令文書読解・書式トレース独自文体換骨奪胎・謎ローカルルール前例から踏襲)の民間での使い道

文書ちゃんと読める」こと自体は立派な汎用スキルなのと、どんな職場でも謎ローカルルール前例踏襲はあるのでそれへの抵抗が無いのはいいことですが、それは同世代のまともに働いている人なら普通できることなのであんま売りにはなりません。

転職サイト募集要項を読むコツ。嘘(とは言えずとも真実と遠い情報)がありがちな箇所。会社レビュー信頼度

エージェント経由の情報は確度が高いです。また転職口コミサイト比較最近書き込みはけっこうアテになります

嘘がありがちというか表に出てこない箇所は経営者の質と人柄です。どんなに立派な会社でも経営者がクソだとどこかにそのクソ要素が影響してきます。例えばビッグモーターのように。

⑤バレない範囲追記するかもなのでそっちが気になること。

気になることというか、いくらなんでももちょっと転職のための条件を設定してください。フワっとし過ぎていて答えようがありません。

  • 年収は下がってもいいのですか?
  • 転居は可能ですか? 不可能なら応募可能企業なんて自ずと絞られますね?
  • 実際どういう仕事ならやれる・やりたいという想定なのですか?

あなた民間企業に対する研究自己分析がまずまったく足りていませんので、本当にもうちょっと真面目に考えてください。

具体的な話はそれからですね。

公務員辞めようか本気で悩んでるんだけど、転職失敗したら詰みそう 追記10/19

質問者情報

年齢:35歳(女)

結婚願望:皆無

実家:細い

両親:今は元気

簡易職歴研究室に馴染めず大学中退 → ニート → 地方公務員

経験した業務内容:「経理系の事務」と「土木系の工事発注」を行ったり来たり

辞めたい理由

残業:毎月80時間程度(土日出勤込みの総時間数)

残業代未払い:80時間残業のうち支払われているのは40時間程度。

③2年おきの配置換え:最初半年必死ローカルルール適応、次の1年で担当業務大体把握、残り半年で状況まとめ切れずグダグダの引き継ぎ。これを全員が繰り返すので色んな仕事グダグダ

④専門能力の身につかなさ:事務手続きと現状の把握で精一杯で専門的に掘り下げる時間がない。困ったらいつも民間企業に丸投げ。

仕事効率の悪さ:ハンコ主義。低スペックPCFAX現役。電話現役。メール文化なし。チャット文化なし。前例踏襲に拘るくせに部署ごとにコロコロ変わる書式。てにをはや固有の表現への固執トップダウン故のちゃぶ台返しの多さ。

トップ無責任さ:2年以内に「俺が育てた」することしか考えておらず、「後は野となれ山となれ」が無限に累積。いなくなったあとの責任取る気ゼロの気まぐれ管理現場はグチャグチャ。

辞めるべきか悩む理由

①後戻り不能:年齢的に公務員試験の受け直しは不可能民間へは一方通行

②現状の市場価値の低さ:公務員スキル民間ではあまり使い道がないので最初転職先で今後の市場価値が決まる。そこで失敗した場合転職難民になりかねない。

転職後に官と関わりたくない:公務員的な文化が嫌で仕方がないので転職後に官公庁系の仕事がしたくない。でもそうなると益々市場価値が下がる。

④完全なスキルリセットへの恐怖:職場環境の劣悪さもあり汎用スキルが育っていない。その状況で「公的業務」のスキルを完全に捨てるのでかなり下のスキルからの再スタートになる。

募集要項への不信感:いわゆるレモン市場問題転職先が今よりマシかどうかを総合的に測る手段がない。転職エージェントが正確に情報を把握しているのかも分からないし、会社が正直に言うかも不明

ビジョンの無さ:転職後の明確なビジョンがない。「ネットの噂なんて無視して興味のあるIT系に行けばよかった」という漠然とした後悔はあるが、興味があるだけでそこまで勉強しているわけではない。基本情報技術者(所内システム担当者の枠を狙って取ったけど一度もなれんかった)は持ってるけど、これで35歳未経験IT業界は無理やろってのはなんとなく分かる。

資格等がない:現在業務関係資格はあるけどレベルがかなり低い。IT業界で言えばいいとこ応用情報技術者試験程度。というかそもそもこの業界あんま好きじゃないことが分かってきたので転職後にまたこ仕事やるのもなって。官との関わりを完全に断てば毛色が大きく変わりそうな気はしないでもない。

気になること

①35歳未経験に対してのイメージ

公務員から民間への転職者の現状。出来れば高年齢での転職

公務員的なスキル法令文書読解・書式トレース独自文体換骨奪胎・謎ローカルルール前例から踏襲)の民間での使い道

転職サイトの募集要項を読むコツ。嘘(とは言えずとも真実と遠い情報)がありがちな箇所。会社レビュー信頼度

⑤バレない範囲追記するかもなのでそっちが気になること。

追記

様々な意見情報提供ありがとうございます

皆さんのおっしゃるとおり「情報収集」と「ビジョン確立」が足りていなかったように思います

転職のものについては一度保留し、「後悔が少ない選択をするための現状整理」へと目標修正して行動していきたいと思います

以下は質問や疑問への回答です。

年収が下がることへの認識について:お金を使わない生活には慣れているので耐えられますとはいえ次の職場でもサービス残業をやらされることが多いと耐えられない気がします。給料自体の多い少ないよりも「払うべきものを払わないで平気な顔をされていること」に対して強いストレスがあります

②官との関わりへの拒否反応について:民ー民の取引について「隣の芝生は青く見える」が起きているだけなのかも知れません。情報収集を行った上で改めて結論を出そうと思います

③やっている仕事の詳細について:今まで関わってきた仕事の例をあげると、「発注書の作成」、「見積合せの処理」、「職員給与に係る事務」などになります。コレ以上の詳細を書くリスクは避けるべきだと直感が警告してくるのでここまでが限界です。

④今の職場の中で上手くやるべきというアドバイスへの返答:全くそのとおりだと思います採用面接をする側の視点に立って考えても、現職の中で全く行動を起こさないのは「極端な選択しか思いつかない行動に柔軟性のない人物」という印象を与えるのではないかと感じます転職をしないのであれば、いよいよもって現状を改善する手段は現職の中で探すしかない。転職をするにしてもしないにしても、現職の中で改善手段を探すのは必須項目であるということの認識レベルを大きく引き上げたいと思います

他にもいくつか返答したいと思ったものがあったのですが、他人時間を割いてまで読んでいただけるだけの内容に整理しきれず、下手をすれば読んだ人間の一部に不要不快感を与えることが懸念される内容もあったためひとまずこれだけとさせていただきました。

今後また何か思いついたり、答えられる内容が見つかりましたら再追記させていただくかも知れません。

2023-10-16

anond:20231012205920

PCについては余った消耗品費とかで買うから駄目なんじゃない?

それこそ事務PCは4年に一度官公庁標準化したスペックで一括して買うとかして調達コスト抑えるとかしないと駄目だと思うよ

まあそれだと財務省のいいなりと外資に勝てなくなるから無理だろうけど

2023-10-15

今だにニートとして扱われている。

大学卒業後数年ニートしてから

五次請SIerセキュリティソフトを手掛けるスタートアップ派遣SE→一次請SIer

という道を辿っている。

五次請にいる頃やスタートアップにいる頃は時給換算すれば田舎スーパーパート以下だった。ITドカタだった頃は資格を取っただけで何も身に付かず。転職したスタートアップにてストックオプションに釣られボロボロになったが結局その会社清算しかヒアリング、開発、設計運用保守まで全て経験できたおかげで派遣SEの時点で額面年収700万円を超え、転職を経て現在は額面1000万円を超えている。

高校大学の同期は官公庁地方公務員、JTC、地銀が多く30代の現時点では俺よりも年収が低い人が殆ど

だけど同級生たちの中では「大学卒業後数年ニート」というのが大きいのか、未だに一番未熟者扱いされる。仕事飲み会に集まりに参加できないといえば「いや!お前一番暇だろ!w」と言われ、仕事の話をしても「いやwニートが何を言うw」「あははw」となり、結婚する時も「ニートが養えるのか!w」みたいなノリがお決まりになっている。ニートだったのは10年前の話なんだがこのノリはいつまで続くんだ。

2023-10-13

弱者男性だった頃の自分へ 1/2


先週、32才になった。思うところがあって、過去恋愛的なことを振り返ってみたい。

数年前だったかはてな匿名ダイアリーが『弱者男性』の話題で盛り上がることがあっただろ。その時に気になってた。

それで、恋愛に興味がなかったあの頃と、恋愛をしてみた体験を綴ろうと思ったのだ。

今は一応、結婚したいと思える人ができた。けど、昔は紛れもなく弱者男性だった。

その頃のことを語りたい。最初に言っておくけど、失敗談だ。読んでる人が退屈にならないよう心がける。

(本文開始)

28才あたりまでは、まごうことな弱者男性だった。恋愛的な意味での。一応、消防設備会社正社員として働いていた。電気工事士とかの。安月給だが、生活できるだけの金は稼げる。月に一度は焼肉だって行ける。夜の店には行けないけど。

ただ、恋愛に興味がなかった。全くといっていいほど。子供の頃から……。童貞としての真正性を有していた。

女性と話すことはできた。挨拶でも雑談でも仕事でも、知らない人に話しかけることはできる。地蔵男子みたいなやつじゃなかった。

地蔵男子の特徴】

女性から声をかけてもらえるのを待っている(悪い結果になるのが怖いから)

・他の男子の前では恋愛できる風を装う(劣等感の裏返し)

プライドが高い。食事の誘いを断られただけで全存在否定された気分になる

大体こんなものか。今思えば、一番目には当てはまっていたかもしれない。女性食事に誘うと、相手が嫌な気分になるんじゃないかと思って誘うことができない。「傷つくのが嫌だ」という思いもおそらくあった。

当時の仕事内容は、消防設備のもの点検だった。年収は350万程度。

内容はといえば、工場文化ホール体育館の奥まった所にある消防機器配電盤を開けて、自動火災報知機ちゃんと鳴るかとか、誘導灯が切れてないかとか、消防計画ちゃんとしてるかとか、消火器が期限切れになってないかとか、何十項目かのチェックを重ねていって、クライアント点検結果報告書を渡して、それが最終的に地区消防組合に渡る。

あなたも見たことがあるかもしれない。作業服を着た人がオフィス廊下を歩いていて、自撮り棒をもっと長くしたようなやつ(熱源付き)を持ってる。それを天井にある火災報知器に当てると、ジリリ!という音がして、火災報知器が正常に作動してることがわかる。

今思えば、情けない社会人だった。官公庁メインの案件担当していて、防火対象物点検結果報告書役所に持って行った時に、よく若手公務員に小言を言われた。「日付は空欄って言ったでしょ?」「判定不備の一覧表作ってくれますか」「修繕の見積り予算オーバーしてるんですけど何とかなりませんか」など、言われたい放題だった。



29になる年だった。女性社員が事務員として入ってきた。地元出身で、大学を出たばかりらしい。うちの会社関東田舎にある中小企業だった。大卒女子は珍しい存在である(N子とする)。

当時はすでにコロナ禍だった。N子はマスクを付けていても瞳が印象的だった。丸っこい感じだけど、視線が鋭い。茶色い瞳孔で突き刺してくるんだよな。でも、やっぱりまあるい感じの眼で、ギャップがある。

話をしてるとクールな印象だ。背筋が伸びている。冷たい香りは漂ってなくて、心の奥から人の善さがにじみ出てる。面と向かって話していると、ほんのりと気高く甘い、葉巻のケースの杉の香りのような雰囲気を感じる。そんな立ち姿だった。

笑った顔も素敵だ。マスク越しだから当然笑顔なんて見えないんだが、それでもワクワクした顔をしてるんだなっていうのが伝わってくる。

性格は言うまでもない。いい子だった。正直者で、嘘をつかない。いや、ひとつ嘘があったか。今ではもういい。

の子食事に誘ってみようと思ったのは、夏のことだった。

俺がやってる仕事事務的内容(消防点検結果のチェック、工事見積請求関係消防提出用報告書類の編綴とか)を手伝ってくれていたのだが、人柄がいい子だなってやっぱり思っていた。

「好き」だという感情は、この時はなかった。プラス感情があっただけだった。心臓がどきどきするなんてことはない。廊下ですれ違う時に挨拶したり、「髪切ったね」→「前髪切ったんですよ」→「似合ってるね」→「ありがとうございます」といった何気ないやり取りとか、N子がこっそり休日出勤してた時(※無給)に事務所で暑そうにしてたのでエアコンを付けたりとか、そんな程度だった。

の子食事に誘いたくないなという思いと、やっぱり誘いたいという思いがぶつかっていた。それで、その年の夏だった。労働組合が一応あるんだが、新入社員対象バーベキューを催すことが決まった。自分は当時、組合青年部長的な役をしていた。それで段取り役の1人になり、どういう風にバーベキューをするか思案していたところ、会社から車で35分ほどの長閑なエリアにある食肉卸を見つけた。ガレージ提供サービスがあり、何千円か払ったら焼肉用の食材を用意してくれるらしい。会社の近くのスーパーで売ってる肉より何割か安い。低予算でも皆がたくさん食べられて、よさそうだと感じた。

ひとつ問題があった。夏場にバーベキューとか、果たしてみんな来るのだろうか。特に女性。どう考えても臭くなる。そこは、もう1人の段取り役の男性が何とかしてくれた。自分の2つ年下で、女性と難なく会話ができるタイプモテ男だ。息を吐くように女と自然な会話ができる。見た目もいい。スラっとしていてモデルみたいだ。

そいつ(T君としよう)が、ネットワークを使って新入社員だけでなく、ほかの世代女子も集めてくれたのだ。彼は俺と違う部署だった。企画部だ。経営陣に近いところで仕事をしている。

当初の参加者候補

新人max5人、組合幹部若干名、手伝い2人(Tと自分

実際の参加者

新人5人、年次が5年目までの女性3人、組合幹部若干名、手伝い2人(〃)

という構成になった。3人増えているが、予算はまだ余裕があった。食肉卸を選んでよかった。1人あたりの料金が安すぎて量が心配だったが、当日は全員がんばっても食べきれないほどの肉・野菜おにぎり提供してくれた。炭火セットまで付いていた。

もし、スーパーマーケットで全部用意していたとしたら、1人頭で5000円以上はかかっただろう。

ガレージ内の簡易テーブルに座ってわいわいと歓談したり、肉を焼いたりしていたのだが、開始1時間ほど経った頃だった。労働組合執行委員長が「みんなで自己紹介しましょう。ここにいる全員で」と提案し、1人ずつガレージの端に立って自己紹介タイムが始まった。

自分の出番は後の方だった。執行委員長が「増田君~!」と名前を呼ぶと、緊張しつつも出て行って、1分くらいかけて自己紹介をした(個人情報なのでほとんど略。剣道やってたことと読書趣味)。

それが終わって、炭取用のトングで熱した炭火を耕していると、N子がこちらのスペースに寄ってきてた。さっきまでは真ん中にあるテーブルで、ビールを飲みながらガールズトークしてた。

またとない機会だった。N子に話しかけてみようと思った。女子大生が着てそうな、上下ひと揃いで1万円以内な感じの装いだった。灰のロングスカートと、年季の入った青いチュニックを着てた(後に知ったが両方ブランドものだった)。マスクを付けていない姿は予想どおりだった。笑顔が素敵な子だった。

それで話しかけてみた。以下、会話の抜粋

お疲れ様です」

増田さんお疲れ様です」

「元気ですか?」

「元気です!」

「肉おいしいね

「もう食べられないです」

「御冗談を……」

冗談じゃないです」

「(本当に?)俺ももう無理。おにぎりならなんとか」

「もうなくなりましたよ」

「そっか。残念」

「お肉か野菜で取ってほしいのありますか?」

「(無理って言ったじゃん)え、取ってくれるの」

はい

・・・・・・

「N子さんは肉が好き? 野菜が好き?」

「どっちも好きです」

「区内だと、どのお店によく行く?」

「えーと」(※お好み焼き店和風居酒屋サイゼリヤを挙げた)

「N子さんはけっこう食べる人かな」

はい、 食べます!!」

「よかったら今度、ご飯食べてみたい?」

「えっ、やったっ。連れて行ってくれるんですか?」(「ヤタッ」という発音だった)

「いいよ」

ありがとうございます!」

それで、初秋に一緒にサイゼリヤに行って、その次の週は洋風居酒屋に行った。その次は、一緒に紅葉ライトアップを見に行ったっけ。

その帰り際だった。自分自家用車を持ってなくて、N子が乗ろうとしてる車の前で見送りをしてる時だった。よさそうな雰囲気になって、N子の肩に軽く手を回して、それで両腕で抱きしめた。N子がふふっと笑う声と、息遣いが首元に届いて……抱きしめ返してくれた。

俺は「愛してます」と言った。N子が抱かれたまま頷くと、髪とか頬が首筋をひっかくみたいになって、くすぐったかった。それから、「いつからですか~?」みたいなやり取りが続いた。

行為をしたのは年末頃だった。いきなりホテルだった。最初は家でしたかったのだが、そこはまあチャレンジだと思って突撃した。

別に特別ものは何もなかった。あー、肌が触れ合うってこんな感じなんだな、とぼんやり思った。事前にインターネットでたくさん勉強してたのもあって、40分ほどかけて最初のは終わった。あまり動かないセックスだった。タニシ同士が田んぼの中で生殖行為をしてるみたいな、ゆっくりとしたセックスだった。

最後に、ベッドの中で横向きにN子を抱きしめてる時、ホルモン的なやつが脳内から出ていた。人生で初めて味わう種の脳内麻薬だった。ビビビビ、と静かな高揚感が連続して襲ってくる。

食べ物でいったら、温泉卵が乗った肉そぼろ丼を一口ずつ味わってる時みたいな、そういうじんわりとした幸せを噛みしめていた。



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ごめん。今日はここまでだ。

明日仕事日だったけど有給を取った。

終わりまで書けると思う。午前中を目標にする。

(続き)

弱者男性だった頃の自分へ 2/2

https://anond.hatelabo.jp/20231014112231

2023-10-11

オワコン日本

中国の男に生まれたら

北京大学精華大学深圳大学コンピュータサイエンス専攻して起業するかテンセントなどに入社金持ちになってから共産党に入党しイケイケ。ウイグル美人高身長中国美女結婚北京上海の高級マンション悠々自適

韓国の男に生まれたら

ソウル大学法学部に入って検察官韓国検察官国内官公庁で最も権力を持った特権階級)になるか医学部に入って美容外科医に。高収入尊敬もされ将来も安泰。韓国美女結婚ソウルでイケイ人生

アメリカの男に生まれたら

裕福な家庭ならボーディングスクールを経て名門大学コンピュータサイエンスを専攻しカリフォルニアテック企業エンジニアに。いずれはスタートアップを築き売却してリタイア

貧しい家庭なら高校卒業後に海軍兵学校陸軍士官学校空軍士官学校のどれか、或いは予備役将校課程で奨学金を貰いながら大学へ。将校として尊敬されながら名門大学修士号を経て政界デビュー国防省の高官へ。

イギリスの男に生まれたら

パブリックスクールからオックスブリッジに進み、秘密情報部保安局に勤務。尊敬の念を集めながら上流階級女性結婚余暇地方カントリーハウスで過ごす。

フランスの男に生まれたら

高校卒業しプレパを経て高等師範学校パリ政治学院国立行政学院卒業して財務官僚か会計検査院判事に。フランス美女契約結婚して愛し合いながら出世しいずれは大統領首相

日本の男に生まれたら

小学校から塾通いし胃を痛めながら勉強し有名男子中高一貫校へ。さらに胃を痛めながら英語数学勉強しまくり国立医学部へ。卒業後は病院ブラック労働。ブスなジャップメスに必死に媚を売って結婚してもらい、専業主婦の妻と家事子育て折半子供が生まれ家を買ったら生活は苦しく、やりたいことも買いたいものも全て諦める人生。なおこれが唯一日本でまともな人生を歩めるコースでありここから脱落したら悲惨な低収入孤独人生

他の国に生まれていればいくらでもイケイケな人生が待っているが、オワコン日本に生まれると死に物狂いで医師になる以外に道はなく、仮に医師になっても幸せ生活が待っている訳ではない。

2023-10-08

anond:20231007223834

官公庁で手早く工事進めるためにどうしても土曜出ないといけない

あのへん変わればまだ人手あつまりそうだけど

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