「夏目漱石」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 夏目漱石とは

2024-02-27

暇っさん小学生の時図書室の本を全部読んだのが自慢だったのにネトゲ戦記の文が夏目漱石パクリって言われて

夏目漱石なんて読んだことない!うちの小学校ニッキョーソが支配してたか図書室はスカスカだった!(?)」とか言っちゃうのがかわいいんだよな

2024-02-26

暇空茜「地方小学生星新一を読んでたのは俺だけ」

今までの暇空「小学校では授業に出ずに図書室の本読破したわ」

夏目漱石坊っちゃんネタをふられてトンチンカンな返しをして読んでないのがバレる

図書読破嘘松ではないか話題

暇空「日教組の強い小学校だったからまともな本が置いてなかったせい。でも星新一は読んだ。星新一読むなんて地方小学生で俺一人だけだろ」

星新一読んでたの俺だけ

暇空茜@himasoraakane

日教組公立小学校図書室なんて戦争資料写真集とか豪華な割に小説とかスカスカでクソみたいな蔵書だったぞ

なんで図書室と聞いて何があるか自分想像したものが俺に当てはまると考えられるんだろ

友達できたことない奴のコミュ障たわごとだな

図書館?何をいってんだ

小学校図書室だぞ

あの学校の、地方小学生では星新一すら読むやつは俺くらいだろうよ

と書いたところで魂まで東京人になってしまったなと思った

所感

現在奈良教職員組合日教組から脱退しておりむしろ日本有数の日教組が弱い地域だが暇空が小学生の頃ってどうだったんだろう

ネトゲ戦記にも書いていた読破自慢が坊っちゃんすら置いてないスカスカ図書室じゃ自慢にならなくなってしま

また、星新一を読む小学生なんてたくさんいるだろう

星新一を読んだことに特殊性を感じて誇りにする小学生もあまりいないのに、誇りにする40代男性がいるのか

2024-02-25

20240225[アタック25]Next 2024年2月25日 #100 50代大会 2024-02-25結果

BSジャパネクストで日曜昼などに放送

日曜日の本放送だけ1時「25」分から

BS1からボタン2回(今だけ?)とか

ケーブルテレビSTBでは見られない場合があるようなのでBSパススルーとか

地域によってはSTBで見られるようになったかもしれないので最新情報確認

つながるジャパネットアプリ放送同期・見逃し配信あり

 

赤:[高]田雄一郎@大阪54

緑:齋尾大輔@広島54

白:合田弘美@東京57

青:宮内賢一郎@神奈川55  

 

今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・01 [ある漫画タイトル]『オバケのQ太郎

・02 岡本太郎 おかもとたろう

・03 6(回目

・04 オーストリア

・05 坂本冬美 さかもとふゆみ

・06 [すべて][4つ][新しい方から]野口英世 夏目漱石 伊藤博文 聖徳太子

・07 [どちら]オス

・08 [近似値]2242700

・09 堺雅人かいまさと

10 青森(県

11 口分田 くぶんでん

12 厚生労働(大臣

・13 [植物から]ジャスミン(ライス

・14 [名前から]大塩平八郎(の乱

・15 千鳥(格子 ちどり(ごうし

・16 満)50(歳以上

17

・18 ヴェルサイユ(宮殿

・19 [緊急発進]スクランブル(交差点

20 伊藤

・21 [ふるさとクイズ][滋賀県大津市]うなぎ

・22 [合計]18

23 韓国

24 [条文に]歳費

・25 山形(県

・26 赤塚不二夫 あかつふじ

・27 [AC]健康

28 [AC2]鹿児島中央(駅

・29 アラベスク

・30 [3択]12(位

31 『52ヘルツクジラたち』

・32 タルト)タタン

・33e[略さない]宅地建物(取引

 

赤:清水香

緑:高橋将士

白:富田健一

青:坂井

 

CM ポニーテール

・xx [ある文学作品名前]『雪国ゆきぐに

2024-02-21

歴史上の人物って異常な人多くない?

エジソンは「空を飛べる薬」を友達に飲ませて病院送り

映画を複製して大儲け。

死者と交信できる装置を作ったり、おかしかったよね。

心理学フロイトコカイン中毒者。

キュリー夫人弟子不倫

ジャン=ジャックルソー露出狂

モーツァルト下ネタうんこ)好き。

夏目漱石鼻毛原稿に植え付けてるし。


やっぱり天才となんたらは紙一重なのかな?

anond:20240220212224

夏目漱石器械体操だいとくい~♪」

南方熊楠「…チィッ!あんなのは腹っ減らしに過ぎんのや」

2024-02-11

夏目漱石の「三四郎」を読んだ人は少ないらしい

三四郎」は、主人公青年が知らない女の人とたまたま旅館の同じ部屋に泊まってひとつの布団で寝ることになるというエロコメ展開で始まるので、読んだら「漱石もこんなベタなこと書いてたんだよー」と人に話したくなると思うんだが、ネットでそれをネタにしてる人を見たことがない。

2024-02-09

読書遍歴(小説)を思い出せるだけ書く

小学生

 はれときどきぶた

 (これ以外思い出せん)

中学生

 宇宙みなしご(森絵都)

 悲しい予感(吉本ばなな)  模試か何かの試験問題になっていて、何故だか刺さった。小説っていいなと初めて思った。

高校生

 マリカの長い夜(吉本ばなな)

 パン屋再襲撃レキシントンの幽霊(村上春樹)

大学生

 グラスホッパー(伊坂幸太郎)  講義室の忘れ物勝手に読んだ。面白かった。

 室井佑月の何か

 田口ランディの何か

 GOTH、夏と花火と私の死体(乙一)

 憑神メトロに乗って(浅田次郎)

 森博嗣のS&Mシリーズ四季シリーズ、Gシリーズの一部

 パークライフパレード(吉田修一)

 人間失格 (太宰治) 見栄を張って、全集借りてきてここだけ読んだ

 龍は眠るレベル7 (宮部みゆき) 嫌いな小説がある、というのを宮部みゆきで初めて経験した。

 慟哭(作者思い出せん)

 神様から一言(同上)

 思い出トランプ(同上)

社会人

 伊坂幸太郎の色々(ゴールデンスランバーモダンタイムス、チルドレン、サブマリンマイクロスパイアンサンブルアイネクライネナハトムジーク砂漠ラッシュライフ、オーデュボン祈り)

 森博嗣の色々(Gシリーズ)

 吉田修一の色々(太陽は眠らない、森は生きている、怒り、悪人横道世之介、静かな爆弾)

 原田マハの色々(楽園カンヴァス、暗幕のゲルニカ、たゆたえども沈まず、キネマの神様本日はお日柄もよく)

 赤い竪琴 その他色々 (津原ヤスミ) 図書館で赤い装丁の本が気になって手に取ったのがきっか

 グレッグイーガンの何か ここで薦められた奴

 プロジェクト・ヘイルメアリー (アンディ・ウィアー)

 坊ちゃん(夏目漱石)

 命も要らず、名も要らず(作者思い出せん)

 博士の愛した数式(同上)

 花戦(同上)

 植物図鑑(同上)

 老人と海武器よさらば(ヘミングウェイ) 上司がなんか言ってたから読んだ奴

 サリンジャーの何か(バナナフィッシュ云々が収録されてるヤツ) 漫画バナナフィッシュを昔読んだのをふと思い出して読んでみた

もっと読んでるはずだけど、なかなか思い出せんな。

漫画ゲームエロ動画にはもっと時間割いているけど、結構読書家じゃろ?

 

2024-02-01

ミスドアプリで、3回食べたらドーナツ1個無料になるらしい!

タイトルは本文と関係ありません。

明鏡止水

水が止まるほど明るい鏡のこと。

快刀乱麻

らんま1/2主人公

乾坤一擲

昭和俳優

疾風怒濤

ドイツ語Sturm und Drangの訳。

大器晩成

朝に焼き始めた器が晩に焼き上がること

風林火山

森羅万象みたいな意味

則天去私

夏目漱石言葉

臥薪嘗胆

薪を舐めると胆汁が出て床に臥してしまうのでやめよう

2024-01-31

anond:20240130160759

オペラエフゲニー・オネーギン 」

ロシア文学の父プーシキンの偉大な原作をないがしろにした台本に観客からは不評の嵐

プーシキン日本でいえば夏目漱石 中国でいえば魯迅にあたる国民文豪

映画ティファニーで朝食を

原作とかけ離れた展開にカポーティ激怒

オードリー・ヘップバーンは全く原作ホリーのイメージとは違う

映画Wの悲劇

原作作中作にしてしまうという蛮行

夏樹静子スタジオ見学をしたがどこを撮影しているのかわから困惑した

映画魔界転生

山田風太郎は「あれはならんです」とバッサリ

2024-01-26

満月の夜月見蕎麦増田朱眞のば素美詰煮る世の津減摩(回文

おはようございます

道が凍結していた危ないったらなんの!

雪は降ってないこそ雪国マイタケな朝で、

屋外のバケツには表面に氷が張っているのよね。

そこでスケートできんじゃね?ってぐらいまではいかないものの、

でもこれ道も凍ってるから

しかも雪降ってたりしてないから白くなっていないところが、

本当に通常の道なのか凍結した道なのか見た目では判断できないぐらいな道端で

私危うく転びそうになったわ!

さすがに運動靴とかそう言うのには履き替えたけれど、

とはいえとはいえ

滑るもの滑るの。

でも身体って自然バランスを崩さないように無意識作動するもので、

私が一瞬でも道でじゅりん!って滑りそうになった昨日書いたばかりのことを、

体勢が崩れるかと思いきや、

とっさに脚を倒れない方向に踏ん張るじゃない。

あれって誰が考えてとっさに判断してこのぐらいの脚の踏み込み方でいいんじゃね?って考えてるの?

無意識よ!

誰も何も思っていないのに勝手身体が動いてしまことない?

不思議だわー

その制御系。

全て寒いのがいけないのよ。

転ばなかった先の杖だったから良かったものの。

転んだら怪我したら痛いじゃない!って思いながら啜る月見そばって美味しいわよね温かくて!

満月にちょうど月見蕎麦を食べるってなんかスピリチュアルな感じがするけど、

だいたいは蕎麦って2種類あるじゃない。

月見そば月見そば以外かのあのローランドさん方式

この時期の月見そば玉子は生玉子

駅そばのここは夏場は温玉に変わるけど、

冬は生玉子

レジェンドの女ピン芸人研ナオコさんがいうギャグで「生玉子!」って絶叫するネタ元ネタが分からないまま日々暮らして過ごしているようなもので、

その生玉子は冷たい生玉子を掛け蕎麦に投入するものから

崩しちゃうとお汁の温度が下がっちゃってせっかくの熱々の月見そばがその月見そばたる所以温度キープできなくなって温くなっちゃうのよね。

でも私蕎麦玉子を絡めて食べる蕎麦カルボナーラと心で呼ばず今初めて言ってみたけど、

その食べ方だと温いのか玉子のとろっとした美味しい感じとでどちらを楽しむのか

迷うところよね。

こないだなんか余りに寒くって玉子存在を忘れている頃に食べ終わってしまって、

夏目漱石さんが満月の夜に訳した本でアイラブユーってある一節のように、

私は月見そばの器の底に沈んで佇んでいる生玉子

ちょうどまだ生玉子の芯は冷たいままゴクンと最後飲み干したの。

そのぐらい昨日は満月

満月の夜になると全力で少年だった!いや違うの

全力でオオカミ男の女版でうぉー!って月見そばの生玉子を見て発狂しそうなほど身体の芯まで寒くって

オオカミどころの騒ぎではなかったわ!

寒さのあまり本当にウォー!って叫んじゃうけど。

わ、忘れていた山脈のことをうたいつつ私は温かい月見そばを平らげてしまってからまた心の冷たい生玉子を一気に飲み干してしま山脈に向かってヤッホー!って叫んだのよ。

それこそオオカミ男のノリよ!

オオカミ男が満月じゃ無いときでもオオカミ男のパワーを発揮するとき

スーパーマン電話ボックスで駆け込んで変身して助けに行くシーンのあれのオオカミ男版で

目の前のピンチに遭遇したら、

近所の近くのお蕎麦屋さんに駆け込んで月見そばを食べようとして変身して助けに行く設定のオオカミ男って全力で少年よね!

間違って全部食べちゃった回は笑っちゃったけど。

おやっさん!生玉子入ってねーよ!って

さすがのオオカミ男も発狂して吠えちゃうわよね、

まだ変身していないって言うのに!

でも彼のピンチに遭遇しても慌てずに月見そばを食べて落ち着かせて最後の生玉子を変身してからゴクンと飲み込んで手の甲で口を拭いそろそろ行くか!って格好でピンチ解決するの!

もう本当に心に余裕のある私のヒーローわ!

だって悠長に月見そばなんて食べているうちは本当のピンチなのかピンチじゃないのかよく分からないわよね。

でも彼の中の美学があって

きっとこだわりの蕎麦のお蕎麦があるのかも知れないし、

真のピンチの時は月見そば満月見立てた生玉子を見て変身したより、

リアル満月でそれを見て変身した方がフルパワー出せちゃったりとか!

的にやられそうになって月見そばの生玉子見て変身して助けに行ったのに力が及ばなくて、

仰向けに倒れた拍子にリアル満月が彼の目に入って

真のパワーを発揮するオオカミ男になってピンチを毎回解決して今売っていう定番フォーマットにすれば、

毎回満月にってならないとその真価は発揮できないわよね。

でも月見そば満月見立てた生玉子リアル満月のとで2段階で変身して強くなってピンチ解決するってカッコよくない?素敵だわ!

たぶん松戸市すぐやる課よりすぐやると思うの!

それぐらい私の心の中のヒーローよね。

そう思うわ。

月見そばで変身するオオカミ男ってロマンがあるわ!

うふふ。


今日朝ご飯

チキンサンドしました。

タマゴとチキンが挟まってボリュームのあるミーにピッタリのボリューミーな感じがちょうどいいわ!

食べ応え充分よ!

お腹が空いている朝は快調のしるしよ。

たぶん。

だって美味しくサンドイッチが食べられるじゃない。

デトックスウォーター

ホッツルイボスティーウォーラーね!

こっちも絶好超よ!

温かく飲める朝のホッツでご機嫌さんよ!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2023-12-31

名前意味ちゃんと分かる作家っていいよな

大槍葦人 → 槍がデカイ 考える葦の人

夢枕獏→ 夢枕に立つ獏

ペンネームはやっぱこういう路線であるべき。

夏目漱石みたいな後半だけペンネームみたいなのは逃げ。

全部ちゃんペンネームしろ

2023-12-20

すでにプロだった人が小説家転向した人を教えてください

元々小説以外の分野で活躍し、プロフェッショナルな行き方をしていた人が小説家になったというケースを探しています

なぜこのような人を探しているのかというと、『巨大投資銀行』『トップレフト』などを著作に持つ黒木亮氏の作品があまり面白かったからです。

この小説は、金融世界プロフェッショナルとして生きていない限り、絶対に書けない小説でした。

金融世界にいた人間が書く小説。これは、その世界匂いがわかるほどリアルものでした。

圧倒的な知識に裏打ちされた小説は、それだけで心地よいものであるともわかりました。

単に文章うまい文学的表現する、などの小説家は求めていません。吉本ばななのような小説家は不要です。

小説家になる前に、すでに別世界プロフェッショナルとして生きていて、小説家に転向した人を教えてください。


追記

見当違いな小説家の名前を挙げてる方が多いので追記

「元々別の職業をしていた小説家を教えてください」ではなく、

「元々別の職業をしていて、その知識を活かして小説を書いている小説家を教えてください」が私の意図するところです。

そうとしか読めない本文のはずですが・・・

司馬遼太郎が元新聞記者からといって、「元新聞記者しか書けない小説」を書いていますか?

夏目漱石が元英語教師からといって、「元英語教師しか書けない小説」を書いていますか?

村上春樹が元バー経営者からといって、「元バー経営者しか書けない小説」を書いていますか?

誤読している人が多すぎてがっくり。

2023-12-09

anond:20231209232758

夏目漱石が胃病で入院中に温熱療法で腹部に乗せられたコンニャクをつい食べてしまったの、あれも依存性だったのかな🤔

anond:20231209112038

夏目漱石「…キミたちはなべたべないの?」

内田百閒「…ゆうてのう、センセエはゆうちゃったんじゃ!ワシら門弟がセンセエんとこで牛鍋を御馳走になったときにの!みんな遠慮して手ぇつけとらんかったらそがあにゆうちゃったで!ありゃああれよ、ぜったい「鍋」と「何故」をかけた駄洒落じゃて!そがあなふうにの漱石センセエもたまにゃあギャグゆうてのときもあったんよ♡」

増田広島県人じゃけぇ岡山弁いなげなことになっとるなぁゆるしてつかあさいや😢

2023-11-26

anond:20231126175631

草枕徒然草ファウストフリーレン的だと思わんかった?ドストエフスキーニーチェ的だとは全然思わん。夏目漱石を楽しめるならツァラトゥストラも楽しめるはずだと思うけど。あとは古典SFファンタジーじゃね?四畳半神話大系シュタインズゲートゼーガペインにグレッグイーガンが多大な影響を与えているのは確かだけど、知らなくても説明的だから楽しめるんじゃね?フリーレンは説明感情抑制してるから教養ないと楽しめないって言われるんだろね。

草枕徒然草ファウストフリーレンと関連づけるという発想そのものが出てこなかった。

あとドストエフスキーニーチェ的なのではなく、ニーチェドストエフスキー無神論に影響を受けてる。

古典SF四畳半神話大系シュタインズゲートゼーガペインにグレッグイーガンは一切履修してない。完全にそのあたりの知識は欠落してる。自分が知るファンタジーゲームRPGほとんどかもしれない。それが原因なのかも。

今回、ネットSNSフリーレンの感想を漁ってみたんだけど、楽しんでいる人たちの大多数はもっと感覚的なところで素朴に純粋に楽しんでいるように見えた。

なので、教養がないと楽しめないというより、教養があるとより楽しめる作品なんじゃないかな、というのが個人の感想

それはフリーレンに限らないけれど、フリーレンはどちらかというと起伏があまりない作品なので、その傾向がより顕著になるんではないかなと。

anond:20231126174653

草枕徒然草ファウストフリーレン的だと思わんかった?ドストエフスキーニーチェ的だとは全然思わん。夏目漱石を楽しめるならツァラトゥストラも楽しめるはずだと思うけど。あとは古典SFファンタジーじゃね?四畳半神話大系シュタインズゲートゼーガペインにグレッグイーガンが多大な影響を与えているのは確かだけど、知らなくても説明的だから楽しめるんじゃね?フリーレンは説明感情抑制してるから教養ないと楽しめないって言われるんだろね。

2023-11-23

奥さん」という呼称について

相変わらずジェンダーがどうとかつまらない話が多いので、過去の用例から奥さん」あるいは配偶者呼称についていろいろ考えたいなあ。と思って書きます

勿論、女中などに似ようはないと、夢か、うつつか、朦朧と認めた顔のかたちが、どうやらこう、目さきに、やっぱりそのうつ向き加減に、ちらつく。従って、今声を出した、奥さんは誰だか知れるか。

 それに、夢中で感覚した意味は、誰か知らず、その女性(にょしょう)が、

「開けて下さい。」

 と言ったのに応じて、ただ今、とすぐに答えたのであるが、扉(ひらき)の事だろう? その外廊下に、何の沙汰も聞えないは、待て、そこではなさそう。

「ほかに開ける処と言っては、窓だが、」

 さてはまさしく魘(うな)された? この夜更けに、男が一人寝た部屋を、庭から覗き込んで、窓を開けて、と言う婦(おんな)はあるまい。(「沼婦人泉鏡花、1908(明治41年

奥さん」は、自分配偶者というより既婚女性に対する敬称として用いられています。「女中などではなく」自分夢想する上流階級を思わせる女性奥さん)が誰か分からないが、夜更けに訪ねてきた「女性(にょしょう)」は普通の「婦(おんな)」ではないだろう……という流れですが、この呼び分けは、日本語代名詞の豊かな言語世界垣間見せてくれますね。

奥さん」という語がめちゃくちゃ出てくる小説と言えば、やはり夏目漱石こころ」(1914(大正3年))でしょう。前半では「先生」の妻である静さんの呼称として、後半では先生青年期に下宿していた、静さんの母親呼称として「奥さん」が登場します。この作品は、一人称の語り手による手記の体を(前半後半とも)取っているため、固有名詞を避ける書き方をしており、その結果であると思われます

私はすぐ玄関先を去らなかった。下女の顔を見て少し躊躇してそこに立っていた。この前名刺を取り次いだ記憶のある下女は、私を待たしておいてまたうちへはいった。すると奥さんらしい人が代って出て来た。美しい奥さんであった。

奥さんらしい人」という表現から、「奥さん」が「配偶者」の意味で用いられていることが感じられます。ただ、自分配偶者を呼ぶ呼び方ではないですね。

 私の知る限り先生奥さんとは、仲のいい夫婦の一対であった。家庭の一員として暮した事のない私のことだから、深い消息は無論わからなかったけれども、座敷で私と対坐している時、先生は何かのついでに、下女を呼ばないで、奥さんを呼ぶ事があった。(奥さんの名は静(しず)といった)。先生は「おい静」といつでも襖ふすまの方を振り向いた。その呼びかたが私には優しく聞こえた。返事をして出て来る奥さんの様子もはなはだ素直であった。ときたまご馳走になって、奥さんが席へ現われる場合などには、この関係が一層明らかに二人の間に描き出されるようであった。

こころ」は新聞連載ですが、奥さんの初登場は先の連載4回目、その後奥さん先生(夫)の重要なシーンである第8回を経て、この第9回で初めて名前が登場します。この作品先生訪問してきた「私」と奥さんが共に食卓を囲むシーンなどが多くあり、この夫妻は大正当時の一般的夫婦関係よりも幾分現代に近い感じで描かれているように思います

次は、「先生」が若いころ、その奥さんの自宅に下宿をしたとき奥さん母親を「奥さん」と読んでいたというシーンの引用です。(中略があります

 それはある軍人家族、というよりもむしろ遺族、の住んでいる家でした。主人は何でも日清戦争の時か何かに死んだのだと上さんがいいました。一年ばかり前までは、市ヶ谷士官学校そばかに住んでいたのだが、厩(うまや)などがあって、邸(やしき)が広過ぎるので、そこを売り払って、ここへ引っ越して来たけれども、無人で淋しくって困るから相当の人があったら世話をしてくれと頼まれていたのだそうです。私は上さんから、その家には未亡人(びぼうじん)と一人娘と下女より外にいないのだという事を確かめました。私は閑静で至極好かろうと心の中に思いました。

(略)

 私は未亡人に会って来意を告げました。未亡人は私の身元やら学校やら専門やらについて色々質問しました。そうしてこれなら大丈夫だというところをどこかに握ったのでしょう、いつでも引っ越して来て差支えないという挨拶を即坐に与えてくれました。未亡人は正しい人でした、また判然(はっきり)した人でした。私は軍人妻君というものはみんなこんなものかと思って感服しました。感服もしたが、驚きもしました。この気性でどこが淋しいのだろうと疑いもしました。

(略)

 私は未亡人の事を常に奥さんといっていましたから、これから未亡人と呼ばずに奥さんといいます奥さんは私を静かな人、大人しい男と評しました。それから勉強家だとも褒めてくれました。けれども私の不安な眼つきや、きょときょとした様子については、何事も口へ出しませんでした。

「上さん」「未亡人」「妻君」「奥さん」は全て同じ人物を指していますが、それぞれの場所ニュアンスが異なることが分かります。それぞれ「下宿屋の女主人」「(夫を亡くした)配偶者」「配偶者尊称)」「既婚女性尊称)」くらいに捉えるのが適切でしょうか。

かみさん奥さんの用例としては、

そういうわけで、私たちは家の主婦奥さんと呼んでいました。下宿屋のおかみさん奥さんと呼ぶのは少し変ですが、前にも言う通り、まったく上品で温和な婦人で、どうもおかみさんとは呼びにくいように感じられるので、どの人もみな申合せたように奥さんと呼び、その娘を伊佐子さんと呼んでいました。家の苗字は――仮りに堀川といって置きましょう。(「白髪鬼」岡本綺堂、1923(昭和3年))

…「下宿屋のおかみさん奥さんと呼ぶのは少し変」という言語感覚から、「おかみさん」「奥さん」の使い分けがくっきりと見て取れて面白い用例ですね。この話は、発表は昭和ですが、岡本綺堂明治まれですし、物語時間10数年前(つまり震災前)という設定ですから言語感覚としては漱石の少し後、大正期の中頃を反映していると言った方が適切かもしれません(まあ、それを言うなら「こころ」の場合、おおむね時代明治期の想定と言えそうですが。)

昭和に入ると、「奥さん」が配偶者を指す呼称としてライトに用いられ始めたように思います。太宰はこういう言葉ちょっとしたニュアンスが本当に上手な作家で、次の用例の言葉の使い分けは非常に印象的です。

奥さま、もうすこしのご辛棒しんぼうですよ。」と大声で叱咤しったすることがある。

 お医者奥さんが、或るとき私に、そのわけを語って聞かせた。小学校先生の奥さまで、先生は、三年まえに肺をわるくし、このごろずんずんよくなった。お医者一所懸命で、その若い奥さまに、いまがだいじのところと、固く禁じた。奥さまは言いつけを守った。それでも、ときどき、なんだか、ふびんに伺うことがある。お医者は、その都度、心を鬼にして、奥さまもうすこしのご辛棒ですよ、と言外に意味をふくめて叱咤するのだそうである。(「満願太宰治、1938(昭和13年))

医者が、夫の体の静養のためにセックス禁止して…というちょっとした掌編なのですが、最初の「奥さま」は、医者患者配偶者である若い奥さんに言い聞かせるとき呼称医者の「奥さん」は医者の(やや年配の)配偶者ニュアンスで用いられていますが、地の文での「奥さま」と「奥さん」の使い分けで、雰囲気表現されているのは実にうまいです。

最後に、呼称という点で、最初に見かけてこれは書き留めておきたい(ぶっちゃけこの記事を書くきっかけになった)のがこちら。

 は水の引くように痩せて、蚊帳の中で死んでしまった。死ぬ前「今度奥さんを貰う時は、丈夫な奥さんを貰ってね」と言った。

莫迦、お前が死んだら俺は一生独身でいるよ、女房なんか貰うものか」

 彼は妻の胸に涙を落しながら言った。その涙をふいている内にふと俺は嘘を言ってるのかも知れないと思った。

 しかし、妻が死んでしまうと、彼は妻に言った言葉を守ろうと思った。死んだ人間に対しては、もう約束を守るよりほかに何一つしてやるものがないのだと思った。

(「蚊帳」織田作之助、(初出が調べられなかったのですが、上の満願より少し後の1940年前後だと思います。))

この3つの呼称の呼び分けを、代名詞豊富でない文化圏の人にどうすれば伝えられるだろうなあ、と思ったりします。

さて、蛇足ながら、このエントリを書いた理由について。呼称代名詞というのは、時代によって変遷し、人の心を映すもの。だから、いろいろな意見議論はあっていいと思いますし、そもそも言葉時代ジェンダー観を反映するというのは、取り立てていう必要もないくらい当たり前のことではありますが、そういった、人々の内心の方を変えるのが面倒だからといって、言葉の方に罪を着せるようにして言葉狩りじみたことをするのは、正直「違うんじゃないかなあ」と思います。人々の心が変化すれば、誰が強制しなくても言葉は廃れ、変化していきます。〇〇という言葉を使うな!なんて言わなくても、それが指す事象が消えたり変化したりすれば、あっという間に言葉は移り変わっていくものです。だから、変えるべきことを人々の総意に基づいて粛々と変えるよう努力するのが重要であって、「言葉狩り」みたいな遊びで何か大きな社会貢献を為したような気分になるのは、正直やめてもらいたいなあ、と思っています。そんな感じのことを感じていただけたのなら、この記事を書いた意味があったというものです。ありがとうございました。

2023-11-18

知己の死に触れ、告別式に向かう。死体を見る必要特に感じなかったので受付を済ませ弔いの花と香典を渡しそのまま席に腰を下ろそうとすると、喪主が顔を見てやってくれと2度言ってきた為に顔を見に行く。(己は喪主と面識は無かったのだが花を渡したから促されたのだろうか?)

棺桶を覗き込むと生前と然程変わらぬ穏やかな死に顔を整えてあり、さもありなん(生命活動を終えた肉体がそうなっている状態として自然な様子である特に感慨はない。肉親を含み、過去2回見ている)と思ったが、悲しむのが礼儀認識はしているため、心掛けて悲しい顔をした。

焼香を済ませ、棺に蓋をする手前、仏花を全て棺に入れていく旨あり、列に並び、係員によって盆の上に盛られている花達を手に取り遺体に添えていく。

人々の泣き声を聞きながら何度かその行為を行っていると別の知己が傍にやってきて、悲しい、残念だと涙を流すので、本当に、言葉もない、残念なことだと同意して心掛けて涙を滲ませ労る為に相手の肩をさすった。

 

夏目漱石の「思い出すことなど」を読んでいると、地球という天体はそも一塊の瓦斯から発生した程度のもの宇宙歴史から見れば人の一生はほんの瞬く間、その構造鑑みる本来は生死を一喜一憂するまでもない事象といった事を述べた直後に知己の死への弔いの句を認めている為、システムとしての生死と、道義としての生死を別枠で認識している、せねばならんと能動的に意識しているのだろうと感じ、共感を抱いた。

 

他者が人の生や死に一喜一憂するのを無駄とは言わないが、己が同様にそう出来るかどうかはまた別の話である。己以外の他者も或いはそんなものかもしれないが、確認のしようはない。

 

悲しくない訳ではない。本来なら人前にそれをわざわざ出す必要を感じない、というだけの事で。他者の目があるので奇異に映らぬよう意識して外に出す努力はするが。

2023-11-11

anond:20231111141338

自分言及したのは主に昭和「以前」の話なんだが

あい

高等遊民という言葉を使っているので

家族制近代的になりつつある明治時代から昭和後期までで説明しよう

 

明治から昭和にかけても大家族と言っても様々であったようで、この形態が必ず

子ども達+父母+祖母祖父であって

とは限らない

 

なぜなら祖父母には子供たちの父母以外にも娘息子がいるわけで

昭和時代祖父母やってる世代なら複数子どもがいるだろう?)、

彼らの中には生家でもある実家自分たちの両親(子供世代には祖父母)と同居していた者がかなりいたんだよ

昭和後期にはかなり減っていったので増田は知らんのかもしらんが

 

それと「高等遊民」って調べてみてほしいな

大学卒業するという超エリートにも関わらず、経済的不自由しないために賃金労働につかない者(小説随筆執筆したリはする)」

という定義が明確にある

夏目漱石の「こころ」の「先生」なんかがそうだな

高等遊民というと昔のニートって説明されることがあるけど、不労所得があるエリートという点で高等遊民ニートは相当違う

2023-11-08

anond:20231108000231

青空文庫夏目漱石の『猫』の銭湯回を読んだら明治民間信仰や衛生意識がわかってオモロかった

薬湯というのがあってな…

2023-10-22

青空文庫おすすめを教えてほしい

知ってはいたけど、実際に利用してみると図書館に行く必要もなく往年の名作が読めて嬉しくなったので、皆さんのおすすめを教えてほしい。

ググればおすすめなんて幾らでも出てくるけど、自分向けにおすすめしてもらえると贅沢感があっていいなと思うんだ。知恵袋のほうが向いてるかな。

ちなみに自分はあまり文学に明るくなく、読んだことがあるとすれば宮沢賢治夏目漱石夢野久作少女地獄のみ)、谷崎潤一郎を何作か読んだことがある程度。

こちらの好みは勘案せず、思いついた作品があったら書き残してぜひ教えてくれると嬉しい。

2023-10-21

ドラクエ主人公訴訟の結果を見て、小説著作権って意外と弱いなって思った。

最近、シン夏目漱石が大賞取ったライトノベルもあったよな。

なろう小説特定ゲームしか登場してないアイテムモンスター普通のものとして出てきてたりする。

登場人物地名キーワードが他の作品と被っていても問題ないんだ。

 

そういや、葬送のフリーレンで思い出したけど、異世界ウォーキングってラノベにもフリーレンって名前が出てくる。

 

名称だけならもっと自由に流用していいんだって、みんなに広めたいよ。

特にドラクエファイファン世界観がわかりやすいから使ってもらえると入りこみやすくなる。

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