「場の空気」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 場の空気とは

2023-11-28

「暗さ」と「生き抜くための武器」の話

世間では「明るいこと」に比べて「後ろ暗いこと」への理解が浅い。浅すぎると思う。


そもそもいつからこんなに、明るさや賑やかさが正義とされ始めたのだろう。そして明るさを「楽しい」と変換する安直な人が増えたのだろう。

性質」と「それがもたらす感情」は別物なのに、ごく当たり前のようにいっしょくたにされすぎである自分の中できちんと「楽しい」に変換されたなら全く構わない。し、社訓や集団スローガンに沿っていっしょくたになる場合は往々にしてあるから仕方ない。

けれどよく考えずに、よりによってその場の空気なんかで「楽しい」としているのはいただけない。

後述するように、思考放棄すると自分のためにならないからだ。


明るく賑やかなものに触れると楽しい。後ろ暗いものに触れると気が滅入るし嫌だ。だから暗さは人生必要ない。Q.E.D

ここまで解いてペンを置く人たちが意外と多くて恐怖をおぼえる。はたしてそんなに簡単証明できるものなんでしょうか。まだ終了のチャイム鳴ってませんよ。まだまだ考える時間はたくさんありますよ。ゲーデル不完全性定理みたく証明できないということを証明しても間違いじゃないんだから、もうちょっと考えましょうよー!


情報が増えSNSが普及し、みんなが広く「人と比べる」ことを始めてから、世の中ではグッとわかりやすものへの評価が高まった。

わかりやすいというのは、説明やすいということだ。「楽しい」はわかりやすい。他者との濃密なコミュニケーション。よろこび。平和笑顔健康皮肉にも先人たちのブランディングのおかげで、個人に沿ったものかは別として楽しいシチュエーションなんて山ほどあげられる。フェス。海。BBQ。友人とのランチ家族との食事etc……。

それに比べて「気が滅入る」「嫌」はどうだ。「楽しい」ほどポンポンシチュエーションが出る人は少ない気がする。

それは人によって全く違う形をしているのと、「嫌なことなんて忘れて、楽しいことだけ考えないと人生もったいないですよ♪」というひとつの考えが蔓延しているからだ。

はたしてそれがみんなに適応する考えなのだろうか。楽しいことだけで自己形成されているわけなんてないのに、臭いものに蓋をしてしまったとき、ひずみが生まれないだろうか。そしてそのひずみは、今すぐでなくても時間をかけてゆっくり自分を苦しめたり、あるいは自分無意識他者攻撃する原因になったりしないだろうか。


私の母はもう還暦になるが、家の中でひとりでボケてツッコんで、永遠に喋り続けている陽気な関西人だ。器用で頭の回転が速く、生活力も抜群に高い。何をやらせても80〜120点でこなせるタイプで、どこでも重宝されて生きてきた。

母は子供時代友達と遊ぶことを許されなかった。共働きの両親の代わりに家事を引き受け、弟の面倒をみた。ランドセルを放り出して遊びにいきたいのをずっと我慢して、結婚して家を出るまで一生懸命家族に尽くしてきた。

年月は流れ、両親も母も歳を取った。いざ相続に関する話が出たとき、母の親、つまり私の祖父母露骨に弟を贔屓したそうだ。

母は当時50代だったが、そこから何年も「男尊女卑精神が染み付いた両親」と向き合うことになった。

『思えばずっと、あの家が嫌いだった。ずっと、両親の弟贔屓が嫌だった。でも、嫌ってしまったら「嫌な家庭に生まれ人間」になってしまうから考えないようにしていた。年老いた親を嫌うひどい人間になりたくない』……。

さめざめと泣く母を見て「別に実の親のこと嫌っててもいいじゃん。そういう自分を認めていいじゃん。『私はあの人たちを嫌いで理解できない』ってことを自分理解しておけばいいじゃん」と言った。

これは言わなかったけれど「私は絶対自分の中の『暗い部分』や『何かを嫌う理由』と向き合っておこう」と思った。

自分を広く知ることは武器になる、と常々思う。

私は母と違って生活力もなければ大抵のことが40〜50点しかできないし、場合によっては0点も当たり前、でもある特定の条件が重なると涼しい顔で200点を叩き出せる、そういうタイプ人間なのでより一層そう思う。

これは私の持論だが、これから先もずっと自分の弱い部分や後ろ暗さ、悲しみや憎しみについて考えなければならないと思う(楽しいことなんて放っておいても無意識に考える)。

「ずっとトラウマを抱えるな」「いい大人なんだから忘れろ」「うじうじするな」「そんなこと考えて人生楽しい?」とかなんとか言ってくる人がいる。けれど、そもそも簡単に忘れられないかトラウマなのだし、「いい大人」なんて曖昧言葉理由になることなんてないし、うじうじしているのではなく向き合っているのだし、人生は広い目で見ると楽しいけどピンポイントで見ると全然楽しくない、そういうものだと思ってます

勘違いされたくないから強調するが「『暗い部分』や『何かを嫌う理由』と向き合って昇華し、キラキラすっきりと生きていこう♪」という能天気なことを言っているわけではない。無理無理、それは私には無理。ずっと私は暗いもん抱え続けて生きているし、嫌なもんは嫌なまま。

その理由言葉説明できるようにしておくと「本当に無理なこと」を避けられる。客観視できるまで噛み砕いておくと「これに関しては私のバランス感覚おかしいのだな、人を選んで主張しよう」「これは今いる環境によって自己がブレてしまって起きている事象から、あまり気にしないでおこう」と判断ができる。

自分を知るという槍、客観視点という盾で戦うしかない。転生したらきっとチート主人公になれるのだから、今世ではとりあえず、武器を持って立ち上がろうと思う。

2023-11-25

ジャイアンというキャラ有害

ずっと前から思っていたことだが

ドラえもん」に出てくるジャイアンは非常に有害キャラ

子供があの暴力性まねするとかそういう話ではない

世の多くの人々は「いじめ」といえば

ジャイアンのび太いじめてるようなのを思い浮かべるだろう

実際に今でもああい暴力的なの「も」ある

しか現代現実いじめあんなに直接暴力的でもなく

いじめっ子といじめられっ子が明確でもなく

複数人の仲間内特定の子がいつも「いじられ役」にされて

「”いじめ”ではありません”いじり”です」と自己正当化しつつ

その場の空気や集まってる面々の盛り上がりの”ノリ”で

いじめ行為をやっているからこそ悪意に自覚がなく

行為エスカレートしていくパターンではないか

しばし前に1990年代雑誌記事小山田圭吾

10代のころ関わってたと報道されたいじめ内容

(実際には小山田がワルぶって他人行為を吹聴しただけ)も

北海道旭川で起きた女子中学生が他生徒の面前

自慰行為強要されて自殺した件とかもこの手のパターンぽい

まり現実には一人の明確ないじめっ子がいて

暴力的に命令するいじめなんてとっくに時代遅れなのに

明確な主犯もなく場の空気やノリでいじめが発生し

それゆえ悪意の自覚がないという事態をみんなきちんと理解せず

いまだに単純古典的ジャイアンイメージに囚われてる

本当にジャイアンって人々の想像力を殺す有害キャラだと思う

藤子不二雄FとAは2人とも世の中そんな単純じゃないと理解してた筈

とくにAの方は「少年時代」なんかを読むと

いじめっ子といじめられっ子が単純な支配支配関係とは限らず

どこか相互依存的な共犯関係場合だってあることを描いてる

――まあでもみんなジャイアンキャラが好きなんだろうな

あいうわかりやすい直接暴力タイプが悪いことにしておけば

自分場の空気やノリの共犯者かもしれないことを自覚せずに済むから

2023-11-14

職場炊飯してたら懲戒免職になった

当方アウトドアファンで、車中泊などしながら色々な自炊アイテムを試すのが趣味

1合から炊ける弁当箱サイズ炊飯器TVでやっていたので、ネットポチった。

これは良い!確かに音もにおいもなく、これなら職場でも使えそうだと興奮した。

職場では案外皆無関心で、中には気づいている人もいただろうけど(弁当電源ケーブルつながってるので)、何も言われなかった。

ところが1カ月ほど使ったころだろうか?

「〇〇くん、ちょっと

課長をすっとばして部長からの直接のお声がけだった。

部長について薄暗い会議室に行くと、課長がすでに座っていた。青白い顔でこちらをにらみつけている。

「やっちまったか?」

そう思ったがすでに後の祭りだった。

部長最近女性社員から会社自炊している社員がいる、という通報があってね・・・

ワイ「じ、自炊ってほどでは・・・

部長「そんなことができるのかい?」

ワイ「はいサンコーレアノショップで買いました。参考までに・・・

課長ダジャレを言っている場合か!ひゃまおかあ!」

場の空気は最悪になった。重い沈黙流れる

すると、突然ドアを大きく開けて一人の女性社員が入ってきた。

???すみません、ちがうんです!私の勘違いです!」

経理の子だった。正直、以前から気になっていた子だ。

部長「わけを説明したまえ」

(中略)

そんなこんなでキャンプ好きの嫁と今は幸せアウトドアライフを送っています

2023-11-04

テレビを見ない人

テレビを見ない人と釣りの話をしている人がいたとして

どっちが厄介かと言ったら前者だな

まあ別に釣りでなくても良い

マラソンでもアニメでもいい

なんでかっていうと、テレビを見ない人は自分生産性向上とかQOLとかのはなしにすぐ結びつけたがり、仲間を求めているんだよね

「僕もテレビありません」って人が集まりやすくて、そういう集団は目がおかし

趣味人の集まりとは明らかに異なる

はてなオフ会たらこんなのばっかだろうなと感じる人たちだ

普通の人がそういう話するだけで、いきなり場の空気が変わる

似たものとしては「野球政治」の話題だろうな

世論が別れやすいことをネタ自分意見を通して悦に浸りたい人がそういう話をしたがる

2023-10-29

anond:20231029011305

嫌なら無理せずに、ちゃんと『やめてください』って言った方がいいぞ

場の空気とか会社規模とかメリットとか関係ない。自尊心健康幸せに直結するものなので最優先

何よりも自分自身大事にしてほしい

 

  

書いた余計な話は、今ではなく、いつかの未来で、イラッとはするけど嫌ってほどでもないって気持ち

もしなれたら思い出して欲しいってことを書いてみた

 

おっさん・おばさんになったら、フツーは気安く接して貰えない&期待値が上がるものなので、

『○○は仕方ないなーーw』って言って貰えるの無敵だぞ

言って貰えない場合は、その年齢・経験に期待される役割は果たさなきゃいけない

2023-10-27

10月27日18時30分、東京駅の人混みしんどい

私は人混みが苦手だ。人混みといっても2種類ある。1つは音楽フェスディズニーランドのようなもの。もう1つは朝の東西線や通常時のスクランブル交差点のようなものだ。前者はまだ耐えられるのだが、後者は急に部屋に湧いた得体の知れない虫くらい嫌いだ。

私は前者と後者の差が、人混みの中の人が抱いている感情にあると考えている。音楽フェスディズニーランドにいる人々は、それぞれのイベントを楽しむため、わざわざ現地まで足を運んでいる。彼らは同じ事象に対して、それぞれ似たような感情を持っているのである。そしてその感情は少なくともポジティブであると考えられる。だから場の空気も熱気や高揚感といった、ポジティブもの支配される。大勢の人がいればいるほど、そうした空気感が増幅されていくのが魅力と言うこともできるだろう。

一方、後者はどうだろう。彼らの目的地はバラバラである。家に帰る人もいれば、会社に行く人、飲みに行く人、美容院に行く人、本当に様々な行き先がある。彼らは同じ事象を共有しているわけでもなければ、感情ベクトルも様々なのである。彼らが一堂に会すとどうなるか。文字通りカオスである特に感情ベクトルが負に向いている人は最悪だ。ただでさえ自分に与えられたスペースが狭く、人とすぐ当たってしまうのに、楽しそうな人を見てしまったら、感じたくもないイライラが募ってしまう。フェスではあんなに心地よかった熱気が、ただただ不快ものに変わる。加えて、プラス感情が増幅されるという人混みの魅力が一切ないのも苦手な理由ひとつだ。

ただ、世の中にはそんなごちゃ混ぜな空気感好きな人もいるらしい。外国人渋谷が人気なのはそんな理由もあるそうだ。私もそんなカオス空気感も楽しめるほど余裕を持てるようにもなってみたい。なんだか言いたいことがまとまらなくなってきたので、ここで書くのをやめる。とりあえず東京駅の人混みしんどかった。

2023-10-04

男ってホモ自体ミソジニーって感覚がないのか?

リュウジが何で批判されてるのか、リュウ自身擁護してる男も、全くわかってないみたいでびっくりした。奢らないことに文句を言ってるんじゃないよ。

男がホモソ内の男を批判できなくて、結果的に女に対してだけ文句言ってることが批判されてんの。

今回の件で一番悪いのって、場の空気を読まずに女に奢りを前提に消臭をかけたのに、それを共有しなかった男の友人でしょ。

女としては、当然奢りだと思ってたから反発するし、リュウジもいつのまにか奢りが決まってたことに反発するのもわかる。これは男の友人の幹事ミスしかない。

でも、リュウジは男の友人を一生懸命に庇いながら女だけを叩こうと必死事実を歪曲してまで文句言ってるよね。そういうところがまさしく批判されてる。

男って、同じホモソに属してる男に対しては異常に甘いんだよな。罪を糾弾できないし、自浄作用がないんだよ。そうして、悪いことは全部女が悪い、ってするからミソジニーだって言われんだよ。

男はホモ自体が悪だって感覚がないんだな。それが本当に驚くし、キモいなって思う。

anond:20231004073018

ぼちぼちあの会見を批判する報道も出てきたから良かった

改めて思うと、やっぱりその場の空気に流されすぎるのよ

2023-10-03

anond:20231003200225

自称情強はてなーたちもその場の空気に飲まれて、ルールを破る方が悪いと言い出すし、もう終わりだよ

2023-09-29

空気を読むことと、空気を読んだ上でその場における無難アクション選択する、ということは別に抱き合わせではない。

空気を読んだ上で、しょーもないノリに付き合うのがバカらしくてわざとスルーするだってあるはず。

相手の嫌味を汲み取った上で、言ったら意趣返しのように額面通りに受け止めたような返答をする事だってあるはず。

相手一方的な「それが普通だろ」みたいな振る舞いに反抗する意味で、わざと「空気の読めない」行動を取る事だってあるはず。

そういう空気を読んだ上で空気に従わないという意思表示理解出来ないのなら、「空気」を読めてないのは果たしてどちらかな?って話で。

無難な行動を選択しないという所まで含めて、それを「場の空気」や共同体の何たるかを理解できないアホだ、場のノリには例外なく常に従うべきだ、と言うのならそれはそれでどんだけムラ社会に生きてるんだって思う。

ただ残念ながら人間エスパーではないので、心を覗き込む以外の方法で単に空気を読めないのと空気を読んだ上で逆らうのを見分けるのにはある程度の関係性が築かれていないと難しいのが厄介な所。

2023-09-27

Twitterでフェニズム関連の話題に口を出す男はみんな頭がチンコになってる

https://anond.hatelabo.jp/20230927112031

私を含めてTwitterで戯れにフェミぽいことをいいだす男が言いたいのは「モテたい」「女に褒められたい」だけ

そういったほうが「カーストが上の女からモテそうだからそっちの発言をしてる。(カーストが低いおんなはこっちからお断り

理屈付はあまり関係ない

その場の空気でそういったほうがモテそうであれば

同性をマウントしたり、弱者女性こき下ろすこともある。

私の中では特に矛盾はしていない。

からしたらフェミニズムというものはただのモテのための道具である

フェミニズムかじったほうがモテそうならやるが、メリットがないならただの女のキモい妄想しか無い。

私の言ってることが矛盾しているとおもうのなら、たかフェミニズムなんかが主役だと思うから矛盾していると感じてるだけ。

フェミニストは、自分が信じてるもの他人にとっても大事だと思ってくれるという無茶な願望を捨てろ

2023-09-14

「私はオタクだけど」といちいち言うやつ。

ここ最近、「私はオタクだけど、オタクは〇〇という常識がないよね」というやつがまた増えた。

アレって、30年前からずっと続いてる残念オタク仕草なんだよね。

「他のオタクは最低のキモオタだが、自分だけはわかっているきれいなオタクだぞ」というダメマウントポジション

サブカルとかで、「俺だけがわかってる」ってやるやつと一緒。

「私は腐女子だけど、腐女子って場の空気読めないよね」とか、いくらでも応用が効く。

あいうのってなんで、周囲をdisって自分地位が上がると思うんだろうか。

そんな事するよりも、オタクサブカルなら、一枚絵を描いたり、動画あげたりしたほうがよっぽど皆に尊敬されるのにねえ。

2023-09-11

色々な事情を隠して明るく振舞ってたら

お前っていつもヘラヘラしてて悩み無さそうだよなwww

って言われてキレそうになった

お前と違って介護だ親の世話だ、体が悪い妹の世話だって働きながらしてんだよ

でもそういうの吐き出したところで場の空気が悪くなるだけだから明るく振舞ってるフリしてんだよ

もうあの連中とは絡まないわ。

アホらし

2023-09-07

anond:20230907152331

なんとなくタレント2人の「いい話風トーク」の空気に流されていた会場の空気が変わったな

東山社長質問に答えるが精一杯で、どんどんフワッとした回答になった

2023-08-30

新人パワハラしていた先輩を通報した結果

パワハラしていた先輩=Aさん

パワハラされていた新人=Bさん

Bさんが入社したのは2021年1月

3月退職する社員がいて、その後釜だった。

前任者から引き継ぎを受けた後は、Aさんがサポート係になってペア組んで仕事してた。

Aさんのパワハラっぽい行動が目立ち始めたのは、たしか2021年の秋ごろ。

「それ何回教えたら覚える?」という言葉が頻繁に聞こえてくるようになった。

Bさんが何か質問すると「マニュアルに載ってる」「自分で調べなさい」「前回教えたときメモしてなかったの?」と突き放すような言動が目立ち始めた。

そうやって突き放すわりに「なんで勝手判断した?こっちに確認してから動いて」みたいなこともよく言っていた。

Bさんの仕事の覚えが悪いことは何となく察していたが、それにしたって言いようがあるだろと思っていた。

だんだんとAさんの態度はきつくなっていって、部署雰囲気が悪くなっていった。

2022年1月に、労働環境についてのアンケートがあった。

パワハラを受けている同僚はいませんか?という項目があって、俺は最初書く気はなかったんだが、ある同僚がBさんがAさんにパワハラを受けていることを書くって言い出したのがきっかけで何となくそういう雰囲気になり、俺もその場の空気に飲まれて書いてしまった。

2022年4月、Aさんは別の部署に異動になった。

これで部署雰囲気が良くなるだろうと安心しつつ、Aさんは仕事ができる人だったので抜けた穴はでかいなと少し不安だった。

Bさんは入社して1年になるから一人立ちの時期だったんだけど、部長の指示でなぜか俺がサポート係をすることになった。

地獄が始まった。

Bさんは朝から晩まで、10分に1回は俺に質問してきた。

入社してすぐに研修で教わる初歩的なもの、前任者から絶対に教わったはずの書類の書き方、社会人だったら知ってて当たり前の常識ググるシス管ヘルプ頼めばいいパソコン関係のものまで全部俺に尋ねてくる。

極めつけは前日とまったく同じ質問や、手順書に書いてあることまで質問してきた。

俺は「昨日も同じこと質問してるよね?」「それ手順書に書いてあるじゃん」と言いたかったが飲み込んで答えるしかなかった。

電話対応も最悪。

取引先の社名を聞き間違えるのは当たり前。

折り返しが欲しいと言ってきた相手電話番号や、FAXを送ってほしいと言ってきた相手FAX番号を聞き忘れる。

俺が離席中に同僚Cが出先からかけてきた電話を受けたのに、なぜかメモにDさんから電話でしたと書いて渡してくる。

同僚宛の電話を受けたときそいつが離席していると、なぜか俺に電話を代わらせようとする。

勝手に答えたらいけないことを自己判断で回答してトラブル発生。

逆にBさんが主担当案件の問い合わせに答えられず、保留にして俺に電話を回す……きりがない。

日本語もまったくできない。

ある申請書類を書いてもらったら、何が書いてあるのかさっぱり分からなかった。

よく今までこの書類つっかえされずに済んだな、と思って過去にBさんが書いた書類データを見たが至極まともな日本語だった。

もしやと思ってプロパティを参照したら作成者にAさんの社員番号が入っていた。

Aさんが代筆していたらしい。

添削して本人に修正させたほうがBさんのためになると分かってはいたが、正直次々と起こるBさん由来のトラブル対応に追われていてそんな余裕はない。

自分書類を作って印刷して、Bさんにシャチハタを押させて出すしかなかった。

ルーチンの業務はある程度できるのだが、それ以外は壊滅的にできない。

Bさんよりあとに入社した新卒のほうがよほどできるくらいだった。

それでも仕事ができないだけならまだ良かった。

性格というか、言動が最悪なのだ

まず息をするように嘘をつく。

ある証明書の最新版総務部から取り寄せてと課長から指示が出たときに、発行日がそこそこ前のを持ってきた。

「これ本当に最新版?」と聞いたら「総務部の人が最新ですって言ってました」という。

怪しく思ってこっそり総務部担当者に確認したら案の定新版じゃなかった。

「最新版を出すなら数日かかるが、旧版でよければすぐ出せると言ったらBさんに旧版でいいと言われた」とのことだった。

こんなことは日常茶飯事で、具体例をあげたらきりがない。

他にも、自分の過失を認められない、謝罪ができない、フォローに対するお礼ができない、責任転嫁がひどい。

どう考えてもBさんのミスが原因で起こったトラブルでもなぜか自分のせいと認めず、謝罪しない。

仕方ないから俺がなんとかフォローして関係者に頭さげてまわっても、俺に対する礼はなし。

支離滅裂言い訳ばかりして、隙あらば他人責任を擦り付けるようなことを言う。

ひどいときなんて、「作業中にCさんに話しかけられたから間違えました」みたいな、小学生でも言わない低レベル言い訳を平気で口にする。

「お前が10分に1回質問するせいで俺が仕事を間違えるかもとは思わないのか?」と言いかけて飲み込んだ。

俺が外出しているときに何かあったら、俺に責任転嫁してんだろうなと思うとどっと疲れてしまった。

何度も注意したからか質問の頻発は多少マシになったが、俺が外出する直前に質問してくる癖だけはどうしても直らなかった。

10時に会社を出る日は、必ずと言っていいほど9時55分を過ぎてから質問してくる。

さすがに「俺のスケジュール全部共有してあるんだから、外出時間ギリギリ質問するのやめてくれないか」と言ったが、本人は漫画みたいなきょとん顔をしてた。

何がダメなのか理解できないらしい。

説明しても無駄だと思ったので、騙し討ちみたいで悪いなと思いつつ、予定表の出発時間をわざと+15分で書くようにした(10時出発なら10時15分出発と書く)。

これで外出ギリギリ質問はだいぶマシになったが、今度は出先から戻ってきたら秒速で質問されるようになった。

まだパソコンスリープすら解いてないうちから「俺さん質問いいですか?」である

「それって今聞かないとだめ?俺がパソコンスリープ解くのすら待てない?」と聞いたら「はい」と言い出したのでもうどうしようもできなかった。

こういうタイミング質問されたとき、緊急性のある質問だったことは一度もない。

逆に緊急性の高い案件についての質問は、なぜか塩漬けしてトラブルになることが多かった。

「逆だよ逆」と何度もどなりつけそうになった。

質問いいですか?」って聞いてくるだけマシのように思えるが、「忙しいからあとで」と答えても質問たかった内容を話し続ける。

無視しようかとも思ったが、それってパワハラだと言われかねんよなと思ったら無視できなかった。

Bさんのサポートで、自分仕事時間メンタルがごりごり削られていった。

特にきつかったのは、Bさんの話を同僚にしてもまともに相手にされなかったことだ。

自分でもこうして文字で書き起こしているとたいしたことないように思えるから仕方ないかもしれないが。

周りはAさんのパワハラを受けた「被害者であるBさんに同情していて、俺が何を訴えてもたしなめられるだけだった。

部長に同行して外出したとき相談したこともあるが、やはり軽く流された。

あげくに「BさんはAさんからまり指導を受けられなかったそうだから入社1年目の新人のつもりで助けてやってほしい」と言われた。

そんなわけない。

しかにAさんはだんだん突き放すような言動が増えていたけど最初は丁寧にサポートしていた。

退職した前任者も真面目な人だったかちゃんと引き継ぎをしはずだ。

前任者とAさんが、Bさんに適切な指導をしなかったとはとても思えなかった。

気づくと、自分でもまずいと思うくらい酒量が増えた。

今日は酒やめておこうと思っても、飲まないと頭の中にBさんの言動がちらついて眠れないので仕方なく強めの酒を入れて無理やり寝おちるようにした。

出先から戻る途中で急に頭がぼーっとして、気づいたら終点駅で駅員に声をかけられていたこともある。

職場に戻ろうとすると心臓がズキズキして冷や汗が出て倒れそうになり、慌ててカフェにかけこむのもたびたびだった。

胃痛は慢性化していた。

病院で薬を処方されたが、しばらくすると効かなくなった。

通院し続ける気力もなくて、諦めて放置した。

だんだんまずいことになっている自覚はあった。

でも、俺と同じ状況に追い込まれていただろうAさんのことをパワハラ加害者扱いしたんだから自業自得では?という気持ちがあって身動きがとれなかった。

今振り返ると家族友達愚痴れば多少マシになったのかもしれないが、同僚や部長の反応から「誰に話しても理解してもらえない」と思い込んでいて誰にも吐き出せなかった。

しまいには、同僚がAさんのことをアンケートに書くなんて言い出さなければ俺がBさんのサポート係をしなくて済んだのにとか、自分も厳しく指導すればパワハラで異動できるのかな?とか、最悪なことを考えるようになった。

正直、退職も考えてた。

そんなとき、昼飯を食べに外に出たらAさんとはちあわせた。

おごるからと誘われ、断るのも変な流れだったし、一緒に飯屋にはいった。

「Bさんのサポート係って今俺くんがやってるの?」と聞かれてそうですと答えた。

Aさんは、「俺くん、大丈夫?」と聞いてきた。

俺は、そんなつもりなかったのに泣いてしまった。

涙が勝手に次々と出た。

涙腺が壊れたってこういうことかと思った。

Aさんは突然泣き出したキモい俺の肩を、何も言わずにずっとさすってくれた。

俺はこんな優しい人をパワハラ加害者だと思い込んで追い出してしまったんだと思ったらもっと辛くなってさらに泣いた。

俺はもう耐えられなくて、Aさんをパワハラ加害者だとアンケートに書いたことを告白して謝罪した。

Aさんは「あのアンケートのおかげで部署を異動できたからお礼言いたいくらいだよ」と言って許してくれた。

終業後に改めて飯に行く約束をして、Aさんに詳しい話を聞かせてもらった。

Aさんも課長部長に何度もBさんの異常性を訴えていたがまともに取り合ってもらえず、周りに相談しても新人ってそういうもの、と相手にされなかったらしい。

半年もしないうちに限界がきて、不眠、胃痛耳鳴り、過食、急に白髪が増える……いろいろあったらしい。(もっと言っていたような気がしたけど忘れた)

あのアンケートきっかけでAさんと人事部面談実施され、そこでBさんのやばさを人事に説明して心身の不調を訴えたらパワハラ疑惑はおとがめなしで異動できたらしい。

体調不良ほとんど治ったって聞いて、本当に安心した。

Aさんは「部署雰囲気を悪くして申し訳なかった」と謝罪した。

Bさんをまともに相手していたらああなってしまうのは仕方がないと思って、「こちらこそAさんの苦労を理解せずにパワハラと決めつけて申し訳なかった」と謝罪した。

謝罪するってあまりいい気持ちになるものじゃないと思うんだけど、何があっても謝罪しないBさんと日々接しているせいか、お互いに謝りあうってこんなに気持ちいいものなんだなと感動した。

Aさんは「Bさんのことでつらくなったらいつでも話を聞くよ」と言ってくれて、俺はまた泣いた。

Bさんと接するまで、俺はパワハラをするやつが悪いと思っていた。

でも今は違う。

優しい人を鬼にしてしまうようなやばいはいる。

後日、Aさんが人事に根回しをしてくれて、俺は異動こそできなかったけどBさんのサポート係を外れることができた。

Bさんの次のサポート係は課長になった。

Bさんはいまだに俺に質問してくるときがあるが、「課長に聞いてくれ」で押し通している。

さっそくトラブルを起こして取引からクレームが入ったようだが俺は自分メンタル大事なので我関せずを貫いている。

課長フォローに追われて大変そうだなと思うが、助けるとまたBさんに関わらないといけないので何もできない。

課長人事部から何か聞いてるのか、俺にヘルプを求めてくることはない。

時々ため息をつきながら仕事をしていて、少し申し訳なる。

最近人事部の人と飲む機会があった。

聞いたら、ああいう輩はそこそこの割合入社してくるらしく、採用後にトラブルになることも珍しくないそうだ。

面接でふるい落とせないのか聞いたら、あの手の奴らはなぜかマネージャー層のウケがいいらしく、現場人間が反対しても上がごり押しして入ってきてしまうらしい。

Bさんが入社たころ、「部長が前任者の反対を押しきってBさんを採用した」という噂が流れていたのを思い出した。

あれは本当だったのかもしれない。

部長がAさんや俺の訴えで動いてくれなかったのは、自分ごり押し採用した人材がじつは人罪だったと認めたくないかなのだろうか。

人事部の人は、「正社員雇用してしまった以上、よほどのことがないとクビにはできないから飼い殺すしかない」と言っていた。

ぞっとした。

あんなのが、本人が辞めると言い出さない限りずっとうちの部署にいるのか。

仮に他の部署へ追い出すことができたところで、異動先でまた誰かが犠牲になるのだろう。

これからも誰かのメンタル健康をすすって生きていくんだな、Bさん。

なんか化物みたいだな。

そう思ったときちょっと楽になった。

Bさんは化物。

人間じゃない。

から人間理屈は通じない。

化物相手必死人間ルールを教えようと無駄だ。

とにかく化物でもできることだけやらせて、それ以上は望まないのが大事なんだと悟った。

Aさんにもその例え話をした。

私たちは化物を相手にしていたのか。しんどいはずだ」と笑ってくれて、もしかしたらAさんも少し気が楽になったかな?と思った。

そうだったらいいと思う。

たぶんこの化物の例え話は、Bさんみたいなやばいやつと深く接したことがある人間しかからないと思う。

から理解されなくても仕方がない。

ただ、あの人パワハラしてないか?と思ったら、パワハラされている相手のこともよく見てから動いたほうがいいとだけは言っておく。

あと、Bさんみたいなやつに悩んでる人へ。

そいつは化物だから逃げたほうがいい。

逃げられないなら、対化物用の策を練るしかない。

「これが人間社会ルールだよ」なんて説いても無駄から

頑張れ。

ここまで読んでくれてありがとう

本筋に関係ないところはフェイク入れてるから変な文章になっていたらごめん。

以上、会社の先輩が新人パワハラをしていたので通報した結果、自分が病んだ話でした。

2023-08-27

anond:20230827102504

いや日本にもそういう所はあるだろ、

日本だと場の空気が分かるからわざわざ言われなくても行かないけど海外だと分からず入り込んでしま危険性が高いのと

海外だと自分が(外国人言葉分からん世間知らずと思われて)犯罪ターゲットになりやすくより危険、ってだけで

2023-08-24

日記見返して思った

俺は場の空気に流されすぎてる

親の老後に怯えて安心しようとしてる

性について書きすぎている

自分弱者側と仮定してものを書く癖がある

食について書きすぎている

言いたいことを書くんじゃなくて

自分で読んで、面白いことだけを書いた方がいい

2023-08-22

anond:20230822021754

DJは他の楽器と違って「事前にMIXして録音したものこちらです」が割と許されるから

ただもちろん場の空気と合わなかった時に取り返しはつかないけど

2023-08-21

anond:20230821104625

これ面白いな。

からすると、カフェで隣に座ったやつの服装をどうのこうの言う方がよっぽどマナー違反だし品も性格も悪いだろ、って思っちゃうんだけど。

なんていうか、女性不愉快って、男性のそれより閾値が低い。そりゃ俺も隣がクチャラーだったら不愉快だけど、それよりもよっぽど低い場所閾値があると思う。

以前、母親&姉と一緒に食事に行ったときに、近くの席に座っていた若い女性が、靴を脱いでめっちゃ足裏が見える姿勢で座ってたことがあった。俺は新海誠と似たような性癖の持ち主なので役得だと思っただけだけど、あとで母親がその女性のことを「品が無い座り方でどうかと思う」みたいなこと言い出して、姉も頷いてるのを見て、(えっ!? たかだか他人の足裏程度にどうこう陰口を叩く方がよっぽど品が無いけど???)と思った。口には出さんかったけどね。

別に、一人1000円程度で収まるような店なんだし、奔放な座り方する女の一人や二人いてもいいだろ、って思うんだけど、そこで不快感トリガー発動させちゃうのが面白いなと思った。いやー、近くの席のやつの悪口を言い出す方がよっぽど不愉快だし、場の空気を壊すでしょうよ……女性不愉快トリガー閾値が低い上に肝心なところで発動しないまである

ちなワイも半ズボンでオシャレなカフェに行く民なので一瞬「これ俺か?」って思っちゃったけど、「めちゃくちゃ仕事できそうなおしゃれイケメンだった」って書いてあるから違うな! 半ズボンカフェに行くの楽しいし快適だから、みんなもやろうぜ!

追記

本人に言うわけでもないのにマナー違反とか言う方がどうかしてるわ

anond:20230821213746

???

俺の目の前で近くの席に座っただけの他人への悪口大会をおっ始めることは愉快か不愉快かでいえば不愉快なんだけど???

足裏が見えるような奔放な姿勢で座ってる女なんかよりも、いきなり赤の他人への悪口を始める方がマナーに即してないとは思いませんか???

2023-08-12

anond:20230812215318

ポリコレ陰謀論って、その場の空気評価クルクルさせるから相手にしない方がいいわ。

マリオ映画って、ピーチ姫が率先して戦うからポリコレだって散々騒いでたくせに、なぜかアンチポリコレ映画文脈で語られるしな。

今やってるバービー映画だって原爆の騒ぎがあるまでは、ルッキズム肯定アンチポリコレ映画って言われてたんやで。それが今じゃなぜかフェミ映画とかのレッテルを貼られてるし、もうわけがわからん

2023-08-10

羽生結弦の思い出/感情の整理/記録(私用)

羽生結弦 結婚

初めて。

初めて推し結婚を心の底から喜べなかった。

Twitterでは祝福の声で溢れ、誰が見てもめでたいことはわかってた。

けれども、本当に「おめでとう」と言えなかった。

別にガチ恋勢とかそういうわけでもない。

でもなんで素直におめでとうと思えなかったんだろうと、色々思っていたけどこれまで吐き出していなかった感情を一旦全部整理しようと思ってコレを書いている。

明確な答えを出せるとは思ってないけど取り急ぎ感情の波が収まる前に書きつけておかないと多分忘れちゃう

しまた思い出したら追加で書いたりするかも。

追加:羽生さんのこと基本全部フルネーム表記してますが、ほぼ彼が「羽生結弦」という概念になってると思ってるので敢えてこの表記にしてます

報告の当日から何日もかけて、ちまちま思い出したことからぶつ切りで書いてるから話の前後やその時の情緒も語気も滅茶苦茶。

読み手のことを考えてる文章じゃないからかなり読みにくいが、同じように心の底から喜べずに悲しんでる人へ向けて「世の中に少なくとも1人、私がおるで」というための日記

から祝えない中、無理に喜ぶフリすると後から反動呪い言葉吐いてしまいそうだったか真剣に落ち込んでみた。

ちなみに、私はスケートという概念結婚したと思って正気を保っているので、ここから先はレディーガガの「marry the night」をお勧めします。是非聞いてね。

10年。

20ちょっと生きてる人間にとっての10年なんて人生の半分なんよねぇ。

あいいや。

初めて見たのはアイスショーで踊ってたツィゴイネルワイゼンだった。

元々親がスケート好きでたまにショーを見に行ってた事もあり、自分も連れて行ってもらったのが始まりだったと思う。

当時は荒川さんや浅田さんの影響も大きく、女子花形競技って感じで。男子はそんなに目立った感じじゃなかった。

(幼稚園生の時よくイナバウワーして遊んでたのでスケートといえば男子<女子だった)

小学生自分にとって、それまで見たことないタイプ名前電光掲示板に出ていたのは新鮮で「なんて読むねん」と思いながらぼんやりと見ていた。

なにより今では想像できない踊りで。

まぁ簡潔にいうと「何をしてるんだ…?」と聞きたくなるくらいすっ転びまくっていた。

(何年のやつか思い出せないけど知ってる方も多いと思う)

そんなアイスショーから数年。

羽生くん金メダルだって!」と。

中学の冬の朝、母親に叩き起こされたことを今でも覚えている。

え?「あの」羽生くん?と何度も確認して。

自分私生活が忙しくて少し離れてる間にすっ転びまくっていた少年五輪メダリストに変化していた。

何度も何度もソチ五輪映像を反芻して、居ても立っても居られなくなった私と母はそのまま3月のワールドに行った。

(このワールドsp、滑り出しの直前に「ゆづ〜!愛してるゥ〜!」という複数人による謎の掛け声があり会場全体が変な空気になったんだよな、カスゴミ客は◯んでくれ。)

その後はとんとん拍子で転がり落ちるように沼にハマりファンになった。

全部は長いから書けんけど、常に「羽生結弦」という男は自分にとって輝ける一等星というか。

第一印象がすっ転びワイゼンだったことも大きく、自分がまだ中学生でこれからなんでもできるという時期だったこともあって「彼のように努力すればここまで上り詰めることができるんだ」というある種の指標になっていたんだと思う。

羨望とかそういうのひっくるめて、こんなに頑張ってる人がいるのに、自分体たらくはなんなんだろうかと考えるそういう感じ。

中学高校私生活勉強で色々両立することがあって大きな変化はなかったけど、やっぱり「羽生結弦はいつも生活の側にあった。

普通に肩こり酷い人間だったから、黒と青のファイテン常に付けてた。これ可愛いよね。

高校入ってからかな。

母の彼への入れ込み方が激しくなってきたことがあって、若干嫌悪感を持つ時期があった。

詳細は省くけども、

ひねもす掲示板に張り付いて有る事無い事、噂やファン同士の諍い…望んでもないのに大量の情報を聞かされ、注入される感覚はあまりにも不快で気がついたら「憧れ」から「実の娘である私よりも母の気を引く邪魔存在」にもなっていた。

中国杯の後に増えたファン民度の悪さとかに嫌気が差していたり、自分勉強の方とかで精神的に追い詰められていた部分もあったから単純な話ではないのだけれど。

その頃自分大学受験に際して、部活のように取り組んでいた習い事を辞めていた。

スケート完璧勉強もできる「羽生結弦」を横目に「ああ自分は彼のようにはなれんのだなぁ」と失望してた。

また当時自分は家庭環境が最悪になっており家を出ることが目標だった。

家を出るためには親が納得するき足るだけの学力とそれだけの大学でないと説得できないと思ったこと、羽生結弦という男が育った街が知りたくて仙台大学を選んだ。

他に行きたい場所もなかったから、仙台に行くと決めてからはわりとすんなりと勉強ができた覚え。

羽生結弦過去ananの表紙を飾っていたが、意味わからんクソナガ茶マフラーを巻いてるポスターを机の前に飾ってた。

今なおよくわからん長ェマフラーをしてたのかは謎(調べると画像が出てくるから暇だったら見て)

どう考えても勉強する環境ではないが、サボろうとしても前向けばあの眼光から監視してもらう感じで。

話がズレたな。

平昌五輪差し迫り、母は現地で見たいと切望したものの、それまでの家事を疎かにする姿を見ていて誰がそれを応援しようと思ったか

当然家族全員反対した。

今思えば行っておいでと言えば良かったかもしれないが、私からしてみれば娘の受験よりも「羽生結弦」が優先なんだ、へぇ(笑)って感じだったし。

そんなこんなしてるうちに羽生結弦はサラリと2連覇。そこからまたファンが増え、シーズンオフアイスショーでも変なファンが増えたことでさらに嫌気が差していた。

どこかのアイスショーだったか忘れたんだけど、トイレ行ってる間にババアが「ゆづパンツが」とか会話で盛り上がってるの聞いて気分良いわけないからな。

あとアレな、アイリンの奥にある待合室の椅子全部、一つ一つに座っていたババア。この手のファン自称してる変な人たちも気持ちいから消えて欲しい。

無事進学が決まったことで家を出て、一人暮らしと同時に意識的スケート界隈を視界に入れないようにし始めた。

ここで一回離れたのが良かったのか悪かったのか。国際センター仙台駅の本屋仙台地下鉄ポスター

競技を追わずとも、さまざまなところで羽生結弦という男を目にして、その度にこの男を見て自分はこの土地までやってきたんだと思い出していた。

また話ズレるけど仙台大好き。

故郷よりも好き。

都会なのに緑が多くて気持ちがいいんよね。

就職を契機に都内へきてしまたか仙台を離れてしまったけど、はよ仙台戻りたい。

私は川が大好きなので死後、私の遺骨は広瀬川に撒いてくれと常日頃言ってます

大好きだ仙台

話を戻そう。

とはいえTwitterでこれ見よがしに呟いてるファンは正直気持ち悪かったし、自分も同じようになりたくなかったかTwitterでは鍵開けて呟くこともしなかった。そもそも羽生sageがひどい中、どれだけ擁護しようとも「羽生ファンガー」「ユヅリスト笑」と言われるんだから俺たちにできんのは「沈黙」だけだろ。

(ここでクラピカの顔が出てきたやつはツイカスかハンターオタだから前者はツイカであること自覚して生きような)

TwitterじゃなくてX?

うるせぇ、俺たちが共通センターと呼ぶのとおなじや。

そんなこんなでたまに目にしたり、アイショー見たりとかするくらいまではしてもシーズン中全部追うみたいな生活を2.3年せずにいたら北京五輪になってた。

数年まともに追っかけていなかった間に、さらスケーティング技術が向上してる様を見てやっぱり努力の人で憧れなんだよなと再認識した。

FPの朝。

雪がしんしんと降り積もる中、大崎八幡宮に4A祈願へ向かった。

FP前日に事実無根記事が大量に出回っているのを見て「4年経ってもこんな記事を書いて彼を貶めようと必死なんだ」と辛い思いしたな。

何年経っても彼を取り巻く環境は良くなるところか酷くなる一方なんだなぁと。

タイミング忘れちゃったんだけど、いつかのシーズンで本人が死のうと考えたみたいなこと言ってたのを時折思い出して。

それを考えると結婚したいと思える人と出会たことはなんて素晴らしいことなんだろうと素直に言えるんだけども。

そんなこんなしてたらあれよあれよと時間が過ぎて、引退かと思ったらプロ転向へ。

前々から引退したらどうしようと思っていたところ、最高の「答え」をお出しされて悲しむことも落ち込むこともなくて嬉しかった。

男子スケートにハマった理由に、彼らが命を燃やして戦うあの会場の空気が好きだったこともあって、その覇気がなくなったのは些か寂しい気持ちもあったけど。

まだこれからも彼のスケートが見られるんだなって嬉しかった。

ここまで色々自分の話をまとめてしまったけれど、ここからプロ転向後の個人的にモヤった点をいくつかまとめておく。

プロローグの八戸だっけな。

みんなのライト投票して踊るプログラムを決めるってやつでさ、

最初の方はみんな悲愴が多かった覚え(多分水色と青色が似ててそう見えただけの部分もある)なんだけど選ばず他のプロ踊って。

数日間ある中でも最後の日に、悲愴思い入れがあるからと踊って。

じゃあ最初からリクエスト選択肢から悲愴外してよかったんじゃね?になったけど。

あともう一個個人的に許せなかったのが阿修羅ちゃんだっけ、adoの曲使ったやつ。

adoなんて過去ネット活動してた人をアンチ自殺未遂まで追い込んでたわけじゃん。

そんないじめていた側の人間音楽を使うという事実を受け止められなかったんですわ。

giftとか、お礼に〜って内容なのにそこで使うのが「あの」「ado」ですか(笑)っていう。

いつまでも過去の話を蒸し返すなと言われるかもしれないけど、散々sage記事アンチに酷い目に遭わされてた羽生結弦がソイツの楽曲使うってグロくない?

この辺から自分の思ってた羽生結弦から乖離が起きてるのを感じていた。

まぁ自分が合わなくなっていっただけだけど。

あとまたこれは違う愚痴

notte stellata3/11に現地参加してたんだけど、中国ファンか知らんが明らかに場にそぐわない掛け声すんのやめてほしい。

こちとら鎮魂なり祈り、そこから希望とか再生意味するショーだと思っているのにそこで「あいしてる」なんてでかい掛け声は耳障りなだけなんよ。

最近見なくなったけど貞子みたいなストーカーも、アイスショー千秋楽必ずセンター1列目の変な女も邪魔

そもそもフィギュアスケートというスポーツのあり方自体も異質だよね。

プロではなくてアマチュアの方が技量が上、大会などに出場して集客してと見せ物のようになるのがアマチュアの方なん。

ただそのスポーツが好きというだけで始めた人間が、上手くなればなるほどよく分からない人たちの目に晒される環境にあって、

アスリートなのにアイドルのような消費の仕方/され方してるのがな…高校野球だけ謎に神聖視されてるのと似てる?

アイドル最初からそういう売り出し方をするからいいが、スポーツは違うじゃん。

好きで始めただけなの晒されて人格に難癖つけられてとかね。

世知辛いわね〜

まぁそんなこんなで、勝手理想像を求めてる俺みたいな人間は鈴の言葉でも反芻して生きような↓

すごい、馬鹿みたい。

勝手に期待して、勝手失望して。

ほんと馬鹿みたい。

でも王様ってそんなものなのね。

みんな勝手に期待して、陽子自体ことなんて考えてもみないで。

勝手失望していくの。

(アニメ十二国記』より)

Twitterとか世間では祝福の言葉ばかり目について、悲しむような人を見つけられなかった。

その様子を目の当たりにして、素直に喜べなかった自分の心の醜さに打ちひしがれてしまったし、周りのその「潔白」な態度に吐き気を催した。

だってさ…

今まで彼が「スケートを想って滑ってる」と思いながら見てた演技が「誰か特定の人に対しての感情を含みながら滑っていた」とかだったら悲しくない?

悲しくない?そう…俺が捻くれてるだけやね。

まぁそら遠くからお金落としてるだけのファンと、近くで辛い時支えてくれた人ならそっち好きになるのは当然だしね。

羽生結弦ファンであるなら、ファンもどこまでも清く、正しく、美しくあるべきところ私はそうできなかった。

私と同じように思っていても、表向き発信してない人が多くいると思うし。

私みたいな人も同じようにいるんだと知って、1人でも救われれば良いなと思って今回ここまでちゃん自分気持ちを書いた。

これは関係ない話だけど、Twitterで「羽生結弦結婚したのは俺?!俺!ole!」言うてる人の見て元気出たよ、ありがとう

どんなに切望しても普通には得ることが叶わない、スケートの神に愛された男が、スケート以外に愛する存在を見つけてしまった事実が悲しかった。

ただ、ただ、悲しかったんだと思う。

でもそれが神様でもなんでもない、人間としての羽生結弦で。

踏みつけても立ち上がるたんぽぽのように。

泥の中から咲かせる蓮の花のように

どんな場所でも美しく在る男の姿が。

そんな1人の男が好きだったな。

報道翌日に体を引き摺りながら仙台へ行って七夕祭り楽しんできたけど、また今度仙台行ってご祝儀代わりにお金落としてくるわ。

次はヒカペ目標で。

じゃ。


追記:

報告直後におめでとうと言ってた周りの人ほど今更落ち込んでる。最初に落ち込んでた俺の方がいま元気なの見るに、やっぱり無理するの良くねぇンだな〜に。

Twitter羽生関係を全部ミュートにしててしばらく見てないけど、羽生結弦に限らずオタクは全員キモいから自覚して生きような。

羽生結弦の思い出/感情の整理/記録(私用)

羽生結弦 結婚

初めて。

初めて推し結婚を心の底から喜べなかった。

Twitterでは祝福の声で溢れ、誰が見てもめでたいことはわかってた。

けれども、本当に「おめでとう」と言えなかった。

別にガチ恋勢とかそういうわけでもない。

でもなんで素直におめでとうと思えなかったんだろうと、色々思っていたけどこれまで吐き出していなかった感情を一旦全部整理しようと思ってコレを書いている。

明確な答えを出せるとは思ってないけど取り急ぎ感情の波が収まる前に書きつけておかないと多分忘れちゃう

しまた思い出したら追加で書いたりするかも。

報告の当日から何日もかけて、ちまちま思い出したことからぶつ切りで書いてるから話の前後やその時の情緒も語気も滅茶苦茶。

読み手のことを考えてる文章じゃないからかなり読みにくいが、同じように心の底から喜べずに悲しんでる人へ向けて「世の中に少なくとも1人、私がおるで」というための日記

から祝えない中、無理に喜ぶフリすると後から反動呪い言葉吐いてしまいそうだったか真剣に落ち込んでみた。

ちなみに、私はスケートという概念結婚したと思って正気を保っているので、ここから先はレディーガガの「marry the night」をお勧めします。是非聞いてね。

10年。

20ちょっと生きてる人間にとっての10年なんて人生の半分なんよねぇ。

あいいや。

初めて見たのはアイスショーで踊ってたツィゴイネルワイゼンだった。

元々親がスケート好きでたまにショーを見に行ってた事もあり、自分も連れて行ってもらったのが始まりだったと思う。

当時は荒川さんや浅田さんの影響も大きく、女子花形競技って感じで。男子はそんなに目立った感じじゃなかった。

(幼稚園生の時よくイナバウワーして遊んでたのでスケートといえば男子<女子だった)

小学生自分にとって、それまで見たことないタイプ名前電光掲示板に出ていたのは新鮮で「なんで読むねん」と思いながらぼんやりと見ていた。

なにより今では想像できない踊りで。

まぁ簡潔にいうと「何をしてるんだ…?」と聞きたくなるくらいすっ転びまくっていた。

(何年のやつか思い出せないけど知ってる方も多いと思う)

そんなアイスショーから数年。

羽生くん金メダルだって!」と。

中学の冬の朝、母親に叩き起こされたことを今でも覚えている。

え?「あの」羽生くん?と何度も確認して。

自分私生活が忙しくて少し離れてる間にすっ転びまくっていた少年五輪メダリストに変化していた。

何度も何度もソチ五輪映像を反芻して、居ても立っても居られなくなった私と母はそのまま3月のワールドに行った。

(このワールドsp、滑り出しの直前に「ゆづ〜!愛してるゥ〜!」という複数人による謎の掛け声があり会場全体が変な空気になったんだよな、カスゴミ客は死んでくれ。)

その後はとんとん拍子で転がり落ちるように沼にハマりファンになった。

全部は長いから書けんけど、常に「羽生結弦」という男は自分にとって輝ける一等星というか。

第一印象がすっ転びワイゼンだったことも大きく、自分がまだ中学生でこれからなんでもできるという時期だったこともあって「彼のように努力すればここまで上り詰めることができるんだ」というある種の指標になっていたんだと思う。

羨望とかそういうのひっくるめて、こんなに頑張ってる人がいるのに、自分体たらくはなんなんだろうかと考えるそういう感じ。

中学高校私生活勉強で色々両立することがあって大きな変化はなかったけど、やっぱり「羽生結弦はいつも生活の側にあった。

普通に肩こり酷い人間だったから、黒と青のファイテン常に付けてた。これ可愛いよね。

高校入ってからかな。

母の彼への入れ込み方が激しくなってきたことがあって、若干嫌悪感を持つ時期があった。

詳細は省くけども、

ひねもす掲示板に張り付いて有る事無い事、噂やファン同士の諍い…望んでもないのに大量の情報を聞かされ、注入される感覚はあまりにも不快で気がついたら「憧れ」から「実の娘である私よりも母の気を引く邪魔存在」にもなっていた。

中国杯の後に増えたファン民度の悪さとかに嫌気が差していたり、自分勉強の方とかで精神的に追い詰められていた部分もあったから単純な話ではないのだけれど。

その頃自分大学受験に際して、部活のように取り組んでいた習い事を辞めていた。

スケート完璧勉強もできる「羽生結弦」を横目に「ああ自分は彼のようにはなれんのだなぁ」と失望してた。

また当時自分は家庭環境が最悪になっており家を出ることが目標だった。

家を出るためには親が納得するき足るだけの学力とそれだけの大学でないと説得できないと思ったこと、羽生結弦という男が育った街が知りたくて東北大を選んだ。

他に行きたい場所もなかったから、仙台に行くと決めてからはわりとすんなりと勉強ができた覚え。

羽生結弦過去ananの表紙を飾っていたが、意味わからんクソナガ茶マフラーを巻いてるポスターを机の前に飾ってた。

今なおよくわからん長ェマフラーをしてたのかは謎(調べると画像が出てくるから暇だったら見て)

どう考えても勉強する環境ではないが、サボろうとしても前向けばあの眼光から監視してもらう感じで。

話がズレたな。

平昌五輪差し迫り、母は現地で見たいと切望したものの、それまでの家事を疎かにする姿を見ていて誰がそれを応援しようと思ったか

当然家族全員反対した。

今思えば行っておいでと言えば良かったかもしれないが、私からしてみれば娘の受験よりも「羽生結弦」が優先なんだ、へぇ(笑)って感じだったし。

そんなこんなしてるうちに羽生結弦はサラリと2連覇。そこからまたファンが増え、シーズンオフアイスショーでも変なファンが増えたことでさらに嫌気が差していた。

どこかのアイスショーだったか忘れたんだけど、トイレ行ってる間にババアが「ゆづパンツが」とか会話で盛り上がってるの聞いて気分良いわけないからな。

あとアレな、アイリンの奥にある待合室の椅子全部、一つ一つに座っていたババア。この手のファン自称してる変な人たちも気持ちいから消えて欲しい。

無事進学が決まったことで家を出て、一人暮らしと同時に意識的スケート界隈を視界に入れないようにし始めた。

ここで一回離れたのが良かったのか悪かったのか。国際センター仙台駅の本屋仙台地下鉄ポスター

競技を追わずとも、さまざまなところで羽生結弦という男を目にして、その度にこの男を見て自分はこの土地までやってきたんだと思い出していた。

また話ズレるけど仙台大好き。

故郷よりも好き。

都会なのに緑が多くて気持ちがいいんよね。

就職を契機に都内へきてしまたか仙台を離れてしまったけど、はよ仙台戻りたい。

私は川が大好きなので死後、私の遺骨は広瀬川に撒いてくれと常日頃言ってます

大好きだ仙台

話を戻そう。

とはいえTwitterでこれ見よがしに呟いてるファンは正直気持ち悪かったし、自分も同じようになりたくなかったかTwitterでは鍵開けて呟くこともしなかった。そもそも羽生sageがひどい中、どれだけ擁護しようとも「羽生ファンガー」「ユヅリスト笑」と言われるんだから俺たちにできんのは「沈黙」だけだろ。

(ここでクラピカの顔が出てきたやつはツイカスかハンターオタだから前者はツイカであること自覚して生きような)

TwitterじゃなくてX?

うるせぇ、俺たちが共通センターと呼ぶのとおなじや。

そんなこんなでたまに目にしたり、アイショー見たりとかするくらいまではしてもシーズン中全部追うみたいな生活を2.3年せずにいたら北京五輪になってた。

数年まともに追っかけていなかった間に、さらスケーティング技術が向上してる様を見てやっぱり努力の人で憧れなんだよなと再認識した。

FPの朝。

雪がしんしんと降り積もる中、大崎八幡宮に4A祈願へ向かった。

FP前日に事実無根記事が大量に出回っているのを見て「4年経ってもこんな記事を書いて彼を貶めようと必死なんだ」と辛い思いしたな。

何年経っても彼を取り巻く環境は良くなるところか酷くなる一方なんだなぁと。

タイミング忘れちゃったんだけど、いつかのシーズンで本人が死のうと考えたみたいなこと言ってたのを時折思い出して。

それを考えると結婚したいと思える人と出会たことはなんて素晴らしいことなんだろうと素直に言えるんだけども。

そんなこんなしてたらあれよあれよと時間が過ぎて、引退かと思ったらプロ転向へ。

前々から引退したらどうしようと思っていたところ、最高の「答え」をお出しされて悲しむことも落ち込むこともなくて嬉しかった。

男子スケートにハマった理由に、彼らが命を燃やして戦うあの会場の空気が好きだったこともあって、その覇気がなくなったのは些か寂しい気持ちもあったけど。

まだこれからも彼のスケートが見られるんだなって嬉しかった。

ここまで色々自分の話をまとめてしまったけれど、ここからプロ転向後の個人的にモヤった点をいくつかまとめておく。

プロローグの八戸だっけな。

みんなのライト投票して踊るプログラムを決めるってやつでさ、

最初の方はみんな悲愴が多かった覚え(多分水色と青色が似ててそう見えただけの部分もある)なんだけど選ばず他のプロ踊って。

数日間ある中でも最後の日に、悲愴思い入れがあるからと踊って。

じゃあ最初からリクエスト選択肢から悲愴外してよかったんじゃね?になったけど。

あともう一個個人的に許せなかったのが阿修羅ちゃんだっけ、adoの曲使ったやつ。

adoなんて過去ネット活動してた人をアンチ自殺未遂まで追い込んでたわけじゃん。

そんないじめていた側の人間音楽を使うという事実を受け止められなかったんですわ。

giftとか、お礼に〜って内容なのにそこで使うのが「あの」「ado」ですか(笑)っていう。

いつまでも過去の話を蒸し返すなと言われるかもしれないけど、散々sage記事アンチに酷い目に遭わされてた羽生結弦がソイツの楽曲使うってグロくない?

この辺から自分の思ってた羽生結弦から乖離が起きてるのを感じていた。

まぁ自分が合わなくなっていっただけだけど。

あとまたこれは違う愚痴

notte stellata3/11に現地参加してたんだけど、中国ファンか知らんが明らかに場にそぐわない掛け声すんのやめてほしい。

こちとら鎮魂なり祈り、そこから希望とか再生意味するショーだと思っているのにそこで「あいしてる」なんてでかい掛け声は耳障りなだけなんよ。

最近見なくなったけど貞子みたいなストーカーも、アイスショー千秋楽必ずセンター1列目の変な女も邪魔

そもそもフィギュアスケートというスポーツのあり方自体も異質だよね。

プロではなくてアマチュアの方が技量が上、大会などに出場して集客してと見せ物のようになるのがアマチュアの方なん。

ただそのスポーツが好きというだけで始めた人間が、上手くなればなるほどよく分からない人たちの目に晒される環境にあって、

アスリートなのにアイドルのような消費の仕方/され方してるのがな…高校野球だけ謎に神聖視されてるのと似てる?

アイドル最初からそういう売り出し方をするからいいが、スポーツは違うじゃん。

好きで始めただけなの晒されて人格に難癖つけられてとかね。

世知辛いわね〜

まぁそんなこんなで、勝手理想像を求めてる俺みたいな人間は鈴の言葉でも反芻して生きような↓

すごい、馬鹿みたい。

勝手に期待して、勝手失望して。

ほんと馬鹿みたい。

でも王様ってそんなものなのね。

みんな勝手に期待して、陽子自体ことなんて考えてもみないで。

勝手失望していくの。

(アニメ十二国記』より)

Twitterとか世間では祝福の言葉ばかり目について、悲しむような人を見つけられなかった。

その様子を目の当たりにして、素直に喜べなかった自分の心の醜さに打ちひしがれてしまったし、周りのその「潔白」な態度に吐き気を催した。

だってさ…

今まで彼が「スケートを想って滑ってる」と思いながら見てた演技が「誰か特定の人に対しての感情を含みながら滑っていた」とかだったら悲しくない?

悲しくない?そう…俺が捻くれてるだけやね。

まぁそら遠くからお金落としてるだけのファンと、近くで辛い時支えてくれた人ならそっち好きになるのは当然だしね。

羽生結弦ファンであるなら、ファンもどこまでも清く、正しく、美しくあるべきところ私はそうできなかった。

私と同じように思っていても、表向き発信してない人が多くいると思うし。

私みたいな人も同じようにいるんだと知って、1人でも救われれば良いなと思って今回ここまでちゃん自分気持ちを書いた。

これは関係ない話だけど、Twitterで「羽生結弦結婚したのは俺?!俺!ole!」言うてる人の見て元気出たよ、ありがとう

どんなに切望しても普通には得ることが叶わない、スケートの神に愛された男が、スケート以外に愛する存在を見つけてしまった事実が悲しかった。

ただ、ただ、悲しかったんだと思う。

でもそれが神様でもなんでもない、人間としての羽生結弦で。

踏みつけても立ち上がるたんぽぽのように。

泥の中から咲かせる蓮の花のように

どんな場所でも美しく在る男の姿が。

そんな1人の男が好きだったな。

報道翌日に体を引き摺りながら仙台へ行って七夕祭り楽しんできたけど、また今度仙台行ってご祝儀代わりにお金落としてくるわ。

次はヒカペ目標で。

じゃ。

2023-08-04

ワイasdだけど

別に選んでるわけじゃないのになぜか仲良くなるやつに発達が多いんやが

かと言って発達は発達同士仲良くなるわけでもない

他害とか暴言とかあるやつは無理

asd者のなかでも社会適応が良くないタイプで「嘘は良くない、常に真実を言うべき」と思ってるやつがい

奴らは「正直に」暴言悪口を悪びれもなく言う(そっちのほうが正々堂々としていて、むしろ建前で適当に濁す方が悪いと思っている)

空気を読んで建前を言うのはasd者には難しいから、正直ベースコミュニケーションになりがちなのは仕方ないんだが

しろ悪口言ったほうが誠実という誤った学習をした奴が居ると衝突が絶えず場の空気が悪くなるから

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん