はてなキーワード: 團十郎とは
単なるアイドル事務所の枠をいつの間にか超えていて、すごいことになってるよね?
NHKだと紅白やうたこん、Venue101は言うに及ばず、大河の主役もあれば『少年倶楽部』なんて、ジャニーズにスポットあてた番組もあれば、Eテレで中高生もその父母をターゲットにした『バリューの真実』なんて番組も、MCはジャニーズのグループだ。
東京でオリンピックやれば当然、嵐がテーマ曲うたって番組の司会。
民放のテレビは言うまでもなく、なぜかニュース番組でしたり顔で語っているのも何人も。
クイズ番組でも最近は、そこそこの大学や大学院いってるインテリジャニーズ枠がたいていはいってるし。情報系バラエティは風間俊介入れときゃなんとかなるみたいになってる。
舞台の世界に目を向けると、帝国劇場、新橋演舞場、東京グローブ座、大阪松竹座あたりは、もうジャニーズの集客力を切ったら、経営にそこそこ悪影響出ると思う。
ここ10年くらい、日本の伝統美を取り入れた舞台で、一番若い人に影響力を持ってたのは『滝沢歌舞伎』とか『滝沢演舞城』だと思う。
そういえば今年の新橋演舞場の新春公演では、海老蔵じゃなかった團十郎白猿がジャニーズの子を共演させて普段歌舞伎なんて見ない若い客を引っ張ってた。
帝国劇場もすっかり、年始の公演はジャニーズが定番になってしまったし、今、日本で“単独主演ミュージカル公演”の公園回数記録を持ってるのは、堂本光一だ。かつては森繁久彌(屋根の上のバイオリン弾き)とか先代の松本幸四郎(ラ・マンチャの男)とかが競っていた記録だが。
なんでこうなった?
SMAPを、“バラエティもこなせるスーパーアイドル”としてもてはやしすぎたから? さらにそれに続いて、櫻井翔に“ニュースも読めるアイドル”なんてカテゴリーを作らせてしまったから?
欧州のオペラやバレエや演劇のように、きちっと歌ったり踊ったり演じたりする人を育てて供給して保護する仕組みがないから?
日本だと結局、宝塚かジャニーズか、国立劇場の歌舞伎の養成所くらいしか、そういうのちゃんとやって来なかったっぽいよね。
いや、これたけでっかくなって閉まった権益を壊すのって、そりゃ大変ですわ。
あー、こんど團十郎て名乗ることになったヒトの息子のかんげんくんのことね。
新之助になるのって、本人が望んで積極的になりたいっていってるのかなー?て話
なんか業界的な慣習だか伝統だかってことで、本人そんなに気乗りしてないのに「しんのすけ」にされちゃって、クラスのみんなに「しんちゃん」と呼ばれ、「おらぁ」という一人称を使って、ケツだけ星人のモノマネとかせざるを得ない宿命を背負わされるってことだとしたら、これ近頃話題の「宗教2世」と似たようなある種の児童虐待なんじゃねーの?
仮に、本人が実際「新之助になりたい」て言ってるんだとしても、それは歌舞伎役者の家系に生まれて、何もわからない新生児の段階からずっとそうなるように刷り込まれ洗脳されてきたせいではないの?単なる普通の一般家庭に生まれたら、しんのすけになろうなんて誰も思わないじゃんw
小林麻央さんが亡くなってからというもの、TVでは毎日のように彼女の報道がなされている。
でも、正直何がそんなに大変かって、元女子アナの綺麗なお嬢さんが夫と子供を残し若くして死んでしまったことよりも、あの成田屋の若奥さんが亡くなってしまったことだ。
歌舞伎を知らない人はわからないかもしれないが、とにかく成田屋は300年以上続いていて、歌舞伎の家の中でも名門だ。上手いこと例えられないが、日本の車メーカーで置き換えてトヨタとしておく。
で、海老蔵はそこの社長になるわけだ。それで、梨園の妻って何してるかって、世間は悠々自適な主婦生活じゃなくて、劇場に挨拶回りして、チケット売りさばいて、お茶だの花だの着付けだの、江戸か明治のお嫁さんかいなって言うくらいの芸事を覚えて、夫に栄養のいいもの食べさせて、不祥事があれば謝り、跡継ぎを生んで育てるって、まぁとんでもない量の仕事がある。非常に言い方が悪いが、夫は商品で、妻は、営業、総務、アフターケアから新人研修まで一人でやってるってことだ。
つまり、歌舞伎界のトヨタの営業、総務、教育係がいなくなってしまったと言うことになる。
だからと言って、「はい、もう続けられません。成田屋は廃業です。お疲れ!」とは言えない。
成田屋は、前述の通り300年以上続く老舗の歌舞伎の一門であり、最近は成田屋は不祥事が多くて、中村屋が結構真面目に頑張ってたから霞んでる部分もあったが、家の格で言えば一番である。
その証拠に、麻央さんの力があったとはいえ、あの遊び人の海老蔵が、先代の團十郎が死んでから熱心に稽古に励んでいると言うではないか。
あのヤンキーが恐れおののいて真面目になるだけのお家だと言えばわかりやすいかもしれない。
つまり、今まで通りにお家を存続させるためには、妻かその代わりになる人の力が必要と言うことだ。
今までは海老蔵の母親が、麻央さんの代わりにその仕事をやっていた。でも、誰でもわかることだが、お母さんだっていつまでも元気なわけではなので、その代わりにも限りがある。
でも、息子には未来の團十郎になるための一種の帝王学を教え、娘には梨園の女としての教養を身につけさせる役割は誰がやるのだろうか。
もし海老蔵がやるならば、彼は團十郎になるための時間はとれるのだろうか。
もし再婚するとするならば、そして、その女がエゴイズムの塊で跡継ぎを生むことに執着したなら、そして生まれてしまったら、成田屋にお家騒動が勃発するかもしれない。
そうであるなら再婚は避けるだろうが、あの成田屋の團十郎に妻がいないこともそれはそれで問題ではないか。
ただの俳優ならこの純愛を貫き通すのが粋なのかもしれない。なぜ歌舞伎はそれが出来ないのか。そんなの理屈なんてない。
海老蔵もきっとわかっているだろう。
だからこその、あの涙の会見だったのだろう。
きっと、海老蔵は麻央さんをこれからも大事にし続けていくだろう。それと同時に、麻央さんが大事にしてきた成田屋を守っていくためにも、新しい奥さんをもらわなくてはいけない…。
世間はもしそうなっても海老蔵を(もしかしたら團十郎になっているかもしれないが)叩かないでほしい。
それが、一般人には理解できない、成田屋の当主としての務めになるのだから。
できることなら、麻央さんに海老蔵が團十郎になって、息子が海老蔵になって、夫がまたちょっとした不祥事を起こして麻央さんが謝ってるのを見て、おい旦那、ふざけるな、とか言いたかった。