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2024-05-26

インターネット引きこもりオタクの驕り高ぶり

anond:20240512152055

何度でも言うが、俺がインターネット引きこもりオタク便宜上呼ぶ属性は、オタク歴史の中では一過性存在にすぎない。

インターネット登場以前のオタク自分の足で情報を稼ぐしかなかった。見逃した物は誰かに頼み込んで見せてもらうしかなかった。

そんな古いオタクたちの活動アオイホノオ(島本和彦)やコミックマーケット40周年誌(なんと国会図書館以外では1館しか所有していない!)で見ることができるが、まあ割と普通社会的の人らが主である(40周年誌はフォークダンス踊ってる写真が有名ですね)

当時は消費オタクですら十分な稼ぎがないと務まらないのだから当たり前のように働いていたし、創作ギリギリ師弟関係機能していた。

他の漫画家のアシに入るか、出版社編集アドバイス貰うか、何かしら人伝があった。

特にコミックマーケットを始めとした同人誌即売会は各々でムラを形成していた。

それがインターネットによって広く開放され、オールジャンルイベントがまるで公共の物のように扱われ、コミケビッグサイトで開催されるようになった。

今ではいろんなイベントビッグサイトで開催されている。

大変素晴らしいことであるインターネットしか場所のなかった社会不適合者でもリアルお祭りに参加できるのだから

だが繰り返し言うがお前はこれらムラの歴史の一部に存在する者でしかない。

分派していった(諸説あり)女性向けオンリーなどまさしく「社会」であったし、SF本流などは「組織」であった。

オアシスはお前だけのものではない。みんな違ってみんないいのがオールジャンルイベントなのだ

---

とはいえ昨今の同人界隈って魔境よな。

同人作品がそのまま商業上がったり、同人からフィギュア版権グッズが出たり、エロだとAVだのゲーム化だの横行してる。

かつて平野耕太が盛大に腐した同人ゴロ(誤用ではない)は今こそが最盛期といったところで、同人作家が別の同人作家に発注して本を作るなんてよく見る光景となった。

在野には同人編集者が溢れ、デジタル同人は音声にせよ映像にせよプロが当たり前にいて受発注行っている。

何らなら商業商流に乗るような作品まで頒布される(まあこれは今更か。音楽系だとよくあるし)

俺はむしろこの辺の外連味にこそ眉をひそめるのだが、好きなことで食っていけるのはいことなので黙って見ている。

ちなみに売り子のレイヤーからR18DVD写真集を渡されて「使ってください」と言われたことはありますが、粘膜の接触は一切ありませんでした。

よろしくお願いします。

2024-05-25

anond:20240525142353

国会図書館デジタルコレクションに『古今伝授沿革史論』というのがあって

その「序」がこんな感じだった

...丹後田邊城に立て籠った細川幽齊玄旨法印は...

...

「幽齋討死せは、本朝神道奥儀、和歌秘密、永く絶て神國の掟も空かるへき」ことを恐れ

給ひ、勅裁に依つても「古今傅授を禁裡へ残さるへし」との大御心と「幽齋玄旨は文武の達人に...

2024-05-24

anond:20240524003254

国会図書館デジタルコレクションで遠戚の氏名を検索してみよう

これやったせいでマジで知らなくてよかった最悪情報を突き止めてしまったわ。

家柄悪くない自信のある奴以外はやらない方がいいかも。

anond:20240521221155

増田に更なる娯楽を教えよう

登記簿も取ってみよう

登記簿土地建物所有権の変遷や抵当権といった担保権の内容が記載されている。

いつ、売買や贈与、相続を原因として、誰から誰に所有権移転していったのかを把握できる。

差押競売が入った記録も載っている。

担保権の関係では、貸主と金額等を把握できる。

照会に必要なのは地番だ。2丁目3番4号のような家屋表示ではなく、1234番地みたいなやつだ。

古い戸籍謄本本籍地がそのまんまそれにあたるといってよく、本家の遠戚の土地建物の変遷を目にすることができるかもしれない。

登記簿法務局身分証明書すら不要で誰でも取得できる。

最近は1件600円とやや高い。ワイは公営登記情報提供サービスを頻用している。

初回登録は難儀だけどクレカ決済で土日でも夜中でも全国の登記簿を取れるので便利だ。

https://www1.touki.or.jp/

これを面白いと感じたなら、オンラインでは取れない、電子化される以前の登記簿法務局窓口で取ってみるといい。

国会図書館デジタルコレクションで遠戚の氏名を検索してみよう

国会図書館が膨大な資料テキスト検索できる形でデータベース化している。

そのうえ画面で高画質スキャンデータを閲覧できるし、わずかな費用印刷して郵送までしてくれる。

その規模はなかなか驚異的で、ワイの遠戚の爺さんが5歳ごろの1950年代児童雑誌投稿した内容まで発見できた。

https://dl.ndl.go.jp/

まだまだ楽しみは続くぞ。

2024-05-21

正常独身青年先祖戸籍を取り寄せる

アブスト

 結婚の見込みがない29歳正常独身青年が、ご先祖様に申し訳ないという気持ちから先祖戸籍請求した。6市町から31通の戸籍謄本を取り寄せ、Excelにまとめた。戸籍制度の変遷や行政区画歴史を知ることができ、何故か海外移民歴史にも繋がり、祖父母との会話のきっかけにもなった。独身暇つぶしにはもちろん、子供自由研究にもおすすめであるかわいいの子と新戸籍編製したい。助けて。

背景・目的

俺が末代だ(誤用)→ ご先祖様に申し訳ないにゃあ → そもそも先祖って具体的に誰やねん → そうだ、戸籍、取ろう

 ワイ、29歳素人童貞自分は子孫を残せないかもしれないというぼんやりした不安がいよいよ現実味を帯びてきた今日この頃。親にも祖父母にもご先祖様にも顔向けがきぬと思った時、はて自分先祖ってどんな人たちだったんだらうという疑問が湧いてきた。祖父母に聞いてみても、こんな先祖がいたという話は出てくるがそれが自分にとって何にあたる人なのか(曾祖父?曾祖母?高祖父?)が分からない。墓石や位牌を見てみても名前戒名と行年が分かるだけ。家系図なんて高尚なものもなし。というわけで、先祖戸籍、取り寄せてみました。

僕はどこから来たのか、僕は何者か

 僕は埼玉まれ埼玉育ち、岐阜県在住29歳素人童貞工場勤務現場労働限界サラリーマン父親次男地元山口県母親は次女で地元栃木県、そんな2人が地元を捨てて東京大学出会い埼玉で僕が爆誕したってわけ。親の背中を見てすくすく育った僕は当然のように親元を離れ、縁もゆかりもなかった岐阜で働き、親に会うのも年1回、これが因果ってやつです。

How to 戸籍請求(※2023年版)

 さて、いざ戸籍請求しようと思っても、やり方もようわからん。こういう時はとりあえずググる。ふむふむ、直系尊属戸籍なら請求できる、と。まずは自分とか親の戸籍を取って、そこに親の名前と前の戸籍本籍地が書いてあるから、親、その親、そのまた親って遡っていけばいいわけか。同じ市町村内なら先祖戸籍をある分だけまとめて請求も出来るんだな。自分本籍地父親実家にあることは以前に住民票取った時にわかってたから、山口県役所まで行かなきゃいけないのかなと思ってたけど、どうやら郵送でも請求できるらしい。これはありがたいね。で、必要ものは、と……、まず請求書か、これはあとでコンビニプリントだな(プリンターなんて持っていない限界独身青年)。本人確認書類免許証でいいな、これも後でコンビニコピー。返信用封筒切手は買ってこなきゃ。あとは手数料を、定額小為替?、何だこれ、ていがくしょうかわせって読むのか?郵便局しか入手できないし、貯金窓口って平日16時までしか空いてないのか、これは面倒だな……。

 実際の手続き市区町村サイトにやり方書いてあるんで、それを見れば誰でもできます。面倒だったり時間がなかったりする人は司法書士とか行政書士かに依頼したらやってくれるらしいよ。僕はコミュ障からそっちの方が面倒なので1人でやった。手続き関連で意味わからんのは定額小為替。読み方もわからんくて、僕は最初郵便局の窓口で「ていがくしょうかわせください」って言って小恥かいた(ていがくこがわせ)。これは要するに戸籍の発行代を、現金は郵送できないから代わりに為替で送るってことなんだけど、小為替の額面にかかわらず1枚の発行に200円の手数料がかかる(2022年までは100円だったらしい)。200円の定額小為替1枚にも200円かかるし、750円定額小為替5枚で1,000円の手数料だよ⁉ 平日の昼間になんとか時間作ってるのにこんな手数料取られるの、ほんとアホらしい。オンライン決済に対応してくれ。社会人時間と金を返せー。北方領土も返せー。

 まあそんなことは置いといて、戸籍請求の時に用意しとくと便利なもの挙げときます。①プリンター: これがないと請求書の印刷とか本人確認書類コピーとかでいちいちコンビニに行かなければいけなくなる。行った。必要項目さえ書いてあれば手書きの書面でもいいらしいんだけど、今時そんな人なかなかいないよね。②角形2号封筒: 請求書発送と返信用として同封する分で結構使う。③A4クリアファイル: 封筒に入れる書類クリアファイルに入れる、これ社会人常識ね。え?ギリギリ働けているだけの無能社会人面してんじゃねえ?いいいいイキってすみません

戸籍の、種類

 戸籍には、3つ種類がありまして、戸籍に除籍に改製原戸籍、この3つなんですが、まあ大雑把に言ってしまえば生きている戸籍と死んだ戸籍旧版戸籍って感じです。先祖のことを知りたいのなら、とりあえず全部1通ずつ請求すればオケ現存している先祖戸籍は全部手に入れてやるくらいの気持ちでいきましょう。請求理由家系図作成のためって書いておけば、まとめて請求もできます

 戸籍はこれまで法改正によって6種類の様式が作られていて(明治5年式・明治19年式・明治31年式・大正4年式・昭和23年式・平成6年式)、現在入手可能で最古のもの明治19年式。ここまで遡れれば、だいたい江戸後期生まれ先祖がわかります。そして、さらに遡りたくなります、なるんです。ところが、明治5年はいわゆる壬申戸籍ってやつで、新平民とか元穢多とかの表記があるらしく、昔の差別ガーって五月蠅かった奴らのせいで見ることができない。これ、完全に国民知る権利侵害じゃね?今の法律だと直系尊属戸籍しか請求できないんだし、見せてくれたって何の問題もないよね。まあそもそも部落差別がどうとかいう話がまず胡散臭すぎるし(職業差別なんか?地域差別なんか?血統差別なんか?)、そんなもん現代存在しないやろ。解放同盟とか、差別反対って叫んでる連中が日本を歪めてるって、こんなとこでもわかんだね。みんなも部落探訪、もとい曲輪クエスト©鳥取ループ)してこ♪ 楽しいよ!

この本籍地はどこなんだ?

 で、戸籍請求して特に不備がなければ、1週間程度で返送されてくる。僕は最初戸籍をまとめて請求した時、想定よりも枚数が多かったので小為替が足りず、追加で小為替を送ることになった。小為替は多めに用意しとくのがヨシ。

 ここから自分先祖戸籍の話。父方の実家山口県田舎で、江戸時代からそこに住んでいたと聞いていたので、1回の請求で割と簡単明治19年戸籍まで入手することができた。しかし、よく見ると本籍地表記現在のものと違っている。もちろん市町村合併が何度かあって〇〇郡〇〇村とかが今と違うのはわかるんだけど、番地が全然違うのだ。今の番地が「〇〇番地」なのに対し、明治19年式では「第△□番屋敷」になっていて数字も違う。調べてみると、現在本籍地地番記載しているが、明治19年式の段階では地番とは別の壬申戸籍編製時に家ごとにつけた屋敷番号というものを載せているらしい、ということが分かった。そしてややこしいのが、地番屋敷番号は全く対応していないようなのだ。その辺は地域差もあるみたいで、近代化の過渡期って感じのカオス面白いですね。まあ現代でも住所表記は複雑で統一されてないし、そんなもんか。もしこの明治19年式の期間に先祖転籍していたら、以前の本籍地現在でいうどの場所にあったのか、地番対応していないのでちょっとやそっとじゃわからないらしい。僕も詳しくはないから、知りたい方はググってみてくれ。そう思うと、父方の家が江戸時代からずっとそこにあるというのは、運がよかったのかもしれん。

 他にも、高祖母家系明治19年戸籍で、「〇〇郡〇〇浦」という、「町」でも「村」でもない表記のものがあった。町村制明治22年施行から、それ以前の藩政時代表記が残っていたのだろう。これまた過渡期って感じでたまらぬ。こうなると郡制とか府県制とか市制町村制とか、行政区画歴史についても、わたし、気になります状態。心の中のえるたそが犬みたいに瞳を輝かせて迫ってくる。やれやれ、僕の頭脳はほうたるだからね、手短にね、やっちゃいましょうかね(Wikiを読む)。

Excelにまとめたよ

 そんなこんなで、クソ労働により病みそうで病まない少し病んでいる状態になりつつも請求粛々と進め、とりあえず6市町から31通の戸籍を入手した。ある程度集めたところでExcelにまとめる作業に入り、そちらの作業の方に時間がかかってしまってまだ先祖戸籍すべては請求できていない。単純に高祖父母の代まででも2^4=16家系あるからね、というのは言い訳ですごめんなさい。今のところ、一番遡れた人が高祖母祖母にあたる人で文政3年(1820)生まれさらにその1代前の両親まで生年月日は不明ながらも名前は判明した。やろうと思えば200年くらい遡れるんやな。

 戸籍には生年月日や出生地婚姻などによる入籍・除籍日、死亡日、死亡地などが載っているので、ひとまずExcelでまとめてみた。眺めてみると、子供が早くに亡くなっていたり、夫と死別して出戻りしていたり、養子を迎えたり、韓国京城で死んでたり樺太真岡で死んでたりアメリカで死んでたり、戸籍から見えてくるものなんてその人の人生のごくごくわずかな部分にすぎないけれど、だからこそいろんな人生があったんだなと想像ちゃう。それに対して僕の人生……。もうずっと静止期、Stationary phase。Log phaseが一瞬すぎたんよ。いや、まだ長すぎるLag phaseの途中って可能性もないことも……ないか

戸籍から見えてきたこと①

 戸籍で父方の方を辿っていくと、長男がずっと(途中養子を挟んでいたが)家を継いでいて、一方母方の方を辿ると四男の四男の長男みたいな感じで家を継ぐという感じではなく、そこは対照的だなという感想をまず持った。自分アイデンティティはやっぱり父方の方にあるけれど、自分自身の境遇次男長男です)を思うと、母方の方にも親近感が湧く。故郷を離れる、離れざるをえない人生というものに。特に母方の方は、一度栃木県を離れて北海道に渡ってからまた栃木に戻ってきており、中には樺太に渡って真岡で死んでいる親族もいて、これはおそらく長男家系じゃなかったか移住したのだろうと思う。真岡なんて真岡郵便電信事件しか知らなかった地名だよ。こんなところで樺太と繋がるとは思わなかった。戸籍だと直系しか辿れないから、祖父母兄弟とか曾祖父母兄弟とかの傍系がその後どうなっていったのかまではわからないんだけど、自分自身が親元を離れていて昔の次男三男みたいな生き方をしているので、そっちの方も気になってしまう。それでも、おそらく当時の人たちには生まれ故郷という感覚はあったんだろうなと思ってて、自分なんかはもはや故郷存在しなくていつか故郷に戻るみたいな感覚が全くないので、故郷が欲しい帰る場所が欲しいと思ってしまうんだけど、これはないものねだりだよね……。強く生きていくしか、ないね……。

戸籍から見えてきたこと②

 父方の方は父方の方で、明治から大正時代アメリカに渡ってアメリカで死んだ親族が2人もいた。で、調べてみると山口県は全国でも5指に入る移民送出県らしい。有名なのは周防大島屋代島)からハワイ移民で、島には日本ハワイ移民資料館もあるよ。行ってみたいね海外移民歴史については、詳しくはググればWikiとかも出てくるし(Wikiの「広島県人の移民」の項目は読み応えあった)、興味ある方は調べてみてほしい。実際、父方の実家から瀬戸内海を挟んで周防大島がよく見える。でかい。一時期周防大島出身民俗学者宮本常一の本を読んでいたことがあって、そこに宮本常一父親明治27年にフィジー出稼ぎに行く話が出ていたので、まあ島と本土の違いはあるとは言え、あの辺一帯に外に出ていく気風みたいなものがあったのかなと想像してる。こんな感じで、家系っていう私的ものから歴史に繋がるのも面白いですな。

祖父母に報告です

 ここまで調べたことを表にまとめて、父方の祖父母に見せてみた。よお調べたのおって言われました。

  「この人はアメリカに渡って、稼いだから家を建てちゃるけぇって言っちょったけど、向こうで喧嘩を止めに入って死んじゃったんよ」

  「このおばあさんは酒造の娘でのぉ、気位が高い人じゃった」

  「このおじいさんは働かん人だったみたいでねぇ、田んぼを売っちゃって大変じゃったんを○○さん(息子)が頑張って立て直したんよ」

 (方言ネイティブじゃないのでうろ覚えで書いています

 あとは祖父が実は山口ではなく東京で生まれて幼少期は東京暮らしていたり(当時は東京東京市)、祖母京都で生まれていてそれが実は自分大学時代下宿していた場所の近くだったり、なんてことも初めて知って、いろいろと話せて楽しかったです。

今後の展望

① 引き続き戸籍請求:多分まだ結構取り寄せられる戸籍が残っているので、続けていこうと思う。古い戸籍は廃棄している自治体もあって(実際にもう無いですって3件ほど言われた・昔は除籍後80年経過したら廃棄してもよかったらしい・今は150年)、あれはとても悲しい。1回広島市請求した時に無いですって言われたので、もしや原爆のせいか⁉と思って調べてみたんだけど、戸籍疎開させていて無事で、単純に大正3年以前に除籍された戸籍を廃棄してだけでした。貴重な資料なんだし、廃棄せずに何とか残せんかったんかな。

② 昔の住宅地図を見る:せっかく先祖本籍地を集めたので、古い住宅地図本籍地がどういうところだったのかを見てみたい。複写したい。でも住宅地図図書館でも禁帯出で、地域図書館とか国会図書館とかの現地に行かないと見ることができないからな……。やるか――住宅地図複写旅――。

菩提寺過去帳を見せてもらう:これもいつかやってみたいね

終わりに

 実際にやってみて思ったけど、これ、中学生自由研究かにいいんじゃないかな。役所手続きして、資料集めて、整理して、発表用にまとめる。広げようと思えば家制度とか行政区画とかの歴史にまで広げてレポートにもできる。祖父母との会話のきっかけにもなる。お子さんがいる方、おすすめですよ!もちろん子供もつ見込みのない独身暇つぶしとしてもかなり面白いと思う。まあ、休日に何してるの?って職場で聞かれたとき先祖戸籍集めてまとめてますって答えたらちょっと引かれたけどね。そもそも休日が少なすぎて疲弊して遊びにも行けんのじゃこのクソ会社がコラ。でも一人、この話に食いついてくれた女の子もいたので、あわよくばお近づきになりたいよ。一緒に新戸籍編製しませんか?住宅地図複写デートとかどうですか?もちろんオシャレなカフェとか映画館とか夢の国かにも行きますから。高いご飯も奢りますから自分、やれますやらせてください。使うあてもないのにNISAで順調に積み立てられていく資産、何も積み上らない人生、虚しい。寂しい。一発やるまで死ねるか!!!

2024-05-01

[]国会図書館デジタルライブラリに追加された必読書

2024-04-27

「0歳児から投票権」はドイツでどのように議論されているのか?

 維新の会共同代表吉村大阪府知事が、「0歳児投票権」(未成年の子投票は親が代理して行う)を提案し、維新マニフェストに加えたいという意向だという。

https://digital.asahi.com/articles/ASS4T2RNLS4TOXIE01TM.html

 これについて同党音喜多幹事長が、次のようなツイートリツイート(リポスト?)していた。

吉村知事の0歳児投票権=ドメイン投票の実現可能性は兎も角、海外で真面目に議論されて国会まで行った話を、あたかも与太話のようにせせら笑い取り合わない風潮をみると、この国の知識レベル心配になる

海外議論で主な論点はすでに整理されてるが、日本SNS界隈の反応はそのレベルに達してない

吉村知事が言ってるドメイン投票は例えばドイツでは連邦議会において議論され、(https://bundestag.de/resource/blob/531942/6669f3e29651882065938fc6a14fd779/wd-3-157-17-pdf-data.pdf)、無論導入にはいたらなかったものの、第三次メルケル内閣のManuela Schwesig家族相など、賛同者もいた昔からあるアイディアの一つですが

それを「頭がおかしい」はさすがに乱暴すぎでは

https://twitter.com/Barrettm95sp/status/1783579344503529489

 ドイツ連邦議会議論されたというのは、この議論が無理のあるものではないということを示す一つの傍証とされているのだろう。音喜多氏もこれを自分議論を支持する意味でリポスト(?)しているようだ。ただ、リンク先のPDFを見て色々な意味で驚いた。

 第一に、このPDFドイツ連邦議会調査局(Wissenschaftliche Dienste)が作っているものである調査局が作っている立法資料を持ってきて連邦議会において議論されたというのは羊頭狗肉の感がある(※)。たとえば日本国会図書館調査及び立法考査局が資料を書いたら国会議論されたことになるのだろうか。

 第二に、調査局の報告書タイトル:生まれた時から選挙権[構想]の諸問題)という体裁上、両論併記的であり、あまり執筆者個人意見は出ていないが、この提案に対する分析の水準は明らかに日本でいま議論されているようなレベルのものではないことに驚いた。なお、ドイツ法に詳しくない方のために申し上げるが、ここから先で述べる「基本法」とは、ドイツにおける憲法典日本憲法のような)にあたる法である

要約すると、

・親に子どもの数分の選挙権付与するモデル(Modell des originären Elternwahlrechts)は、ドイツ基本法38条1項1文が保障する平等選挙原則に反するし、平等原則原則20条の民主的連邦国家原理に含まれる。したがって、基本法79条3項の定めにしたがって、このような提案はたとえ基本法憲法改正によるとしても許されない。(4-5頁でバッサリ斬られている)

・一方子の選挙権を親が代理行使するモデル(Modell des originären Kinderwahlrechts)については、別途の考察必要になる。(同)

基本法38条2項(選挙権年齢)の改正必要という点はともかくとして、実質的な側面としてはやはり基本法79条3項が定める基本法改正限界について検討するべきであるが、そこで重要になるのは、基本法20条の民主国家原理に含まれ平等選挙原則にこのようなモデルが適合するか否かである

・親の代理投票主唱者は、親は子の票を受託に基づいて行使するので、平等選挙原則に反しないと主張する。すなわち、親自身投票権行使と子の投票権行使区別して行うべき制度であれば平等選挙原則に反しない。また、たとえ平等選挙原則に反するのであるとしても、このような制度普通選挙原則選挙権を万人に付与すること)に奉仕するから、その意味では民主主義原理に役立つ(※基本法20条、ひいては79条3項に反しない)。(7-8)

・このモデルへの批判者は、まずもって、望むか否かは別として政治プロセスに参加できない人にも選挙権を与えても、民主主義正統性は得られないとする(※普通選挙の拡大という言い分は見せかけであるということだろう)。そのうえで、親による代理投票は、事実問題として、親に複数の票を与えることに他ならない。親自身の票と子の票を区別して投票するという仕組みは非現実的であるそもそも代理投票という仕組み自体子ども成熟していないということを前提としているのであり、親が子の受託に基づいて投票するという議論矛盾する。加えて、親を通じた代理投票という仕組みは、選挙権一身専属的な権利であり、国家意思形成責任を持って参加する力をその人だけに与えるものだという側面を無視している。結局、基本法20条、ひいては79条3項に反する。(9-11

 ここから分かるのは、ドイツでは親の代理投票制度は、普通選挙の拡大に資するし、かつ、代理投票モデルであれば、平等選挙原則に反しないという形で議論されているということである。少なくとも「消滅可能自治体」があるからかいう「地方創世」で一山当てたいコンサル向けのくだらない理由提案の原点なのではない。また、少なくとも表向きは、少子化対策のために子持ちの票を増やそうという理由でもない(その理由馬鹿らしさはこれでも読めば良いhttps://mond.how/ja/topics/v35a8jk8lwp89el/jw3f2o4dj0z9fo4)。あくまでも普通選挙の拡大に資するというのが理由である。より民主的政治制度への変更を試みようという提案(として自らを位置付けている)というわけだ。ただ、民主主義平等選挙原則も同様に要請するからドイツ人がやっているように、平等選挙原則と両立するかを考えなければならない。

 平等選挙原則に反しないというためには、親自身投票と子の投票を厳密に区別する必要がある。それが現実問題として可能なのかということをしっかり考えなければならない。この仕組みの賛同者がドイツ連邦議会調査局を区別していないというぞんざいなやり方をとっていることからすると、どうもドイツ議論は話の枕に使われているだけで、ドイツ議論を真面目に受け止めて、そのような制度可能なのかを考察する者はあまりいなさそうだ。私個人意見では、親と子の投票を厳密に区分した制度を作ることは無理だろう。というのも、この仕組みが問題になるのは、子の投票意向と親の意向が相反する場合だが、その場合、子は自らの投票意向を開示して親を説得しなければならない。これでは投票秘密も何もあったものではなく、逆に子が投票秘密を守ろうとすると、親の投票意向コントロールすることはできない。それでは子から投票付託されたという代理人という建前が崩れる。また、投票意向が明らかにならない子について親が「代理」するのでは、結局親に二票与えるのと変わりがない。加えていえば、代理権を持つの母親なのだろうか、父親なのだろうか(吉村知事制度実現のあかつきには自身が子の分も含めて4票あるというので、父親が前提なのだろう)。ここは、親と子の投票を厳密に区分するという発想をとれば実は問題が生じない(子の意向に沿うならばその票を投ずるのは父でも母でも他の保護者でも構わない)のだが、先程述べたように、特に投票意向を表示できない子については区分は無理だろう。したがって、事実上「二票」入れられるのはどちらなのかという争いが生じざるを得ない。そのような場合には「0.5票」を両親に付与することも考えられるが、正面から両親に票を与えることを認めれば、ますます平等選挙原則に反しないという建前が崩れる。

 そもそも、ここから分かるように一口子どもといっても投票可能な年齢の子とそうでない子がいるのだから投票可能な年齢の子について代理投票などという面倒な仕組みを採らずに投票権の年齢を下げれば良いだけの話だ。たとえばオーストリアでは16歳まで投票権年齢が引き下げられているが、引き続き14歳投票権議論されていると聞いた覚えがある。このような議論真剣考慮に値すると思う。

 繰り返しになるが、ドイツではこの投票制度平等選挙原則に反しないと言えるか否かが議論され、それが難しいと考えられているようだ。だとすれば、ドイツ議論を踏まえて、この制度賛同者は、この制度平等選挙原則に反しないようになる制度可能性こそを真面目に考えるべきだろう。ただ思いつきでぶち上げても、もう終わった話だと一蹴されるのは当然である(※)。なお、そもそも平等選挙原則について真面目に考えないのであれば、民主主義コミットしていないと思われても仕方がない。上記議論では、平等選挙原則基本法(=憲法改正によっても曲げることは許されないと言われている(※※)。

興味本位で調べてみたところ、ドイツ連邦議会にこのような基本法改正提案が提出されたことはあるようだ(2008年提案)。ただ、連邦議会HP確認する限り、提案委員会付託されたが、その後本格的な審査が行われた様子はない。つまり、賛成・反対の議決もなく、本格的な議論もされずに一蹴された話だということだ。

https://dip.bundestag.de/vorgang/der-zukunft-eine-stimme-geben-f%C3%BCr-ein-wahlrecht-von/14939

※※

これはドイツ基本法79条3項の規定故ではあるが、憲法改正限界という純法律的論点を脇に措いたとしても選挙権平等を真面目に考えないことが民主主義であることを疑わせるのは変わりはない。なお、日本憲法も、14条1項からして平等選挙原則をとっている(そうでなければ一票の格差問題にされることはない)が、平等選挙原則排除憲法改正限界に引っかかる理論可能性はあるだろう。

追記

 それにしても、吉村氏に関しては、自身が子の分も含めて4票あるというから、「代理モデルの利点である平等選挙原則との抵触回避の利点をわざわざ捨てているように思う。利点を捨てるような発言自分からしていくあたり、本当にただの思いつきなのだろう。ドイツ人の議論を持ち出しながら(これをやったのは音喜多氏だが)、ドイツ人が回避しようとしていたことをやってしまうのは無様だ。「消滅可能自治体」に引っかけた話題作りという以上の意味はないのだろうが、話題作りのために民主主義根本原理に手を触れるのはどうかしている。それが弁護士のすることだろうか。

(再追記

 多重投稿状態になっていたものを削除しました。

(再々追記

 ブックマークコメントに触発されてさらに考えてみました。

https://anond.hatelabo.jp/20240428001438

2024-03-28

anond:20240328021640

博士取った時に印刷された博士論文の献本を2冊求められたんだけれど、あれって任意だったんだろうか。

大学図書館国会図書館に行くと聞いていたような...ふと思い立って探してみたら、けいはんなにあるらしい。

2024-03-25

昔の日本ではハート形を何と呼んでいたのだろう

気になるねえ

何故気になったのか

昨晩の鉄腕DASH自然薯を掘っているのを見たか

自然薯を探すときはまず特徴的なハート形の葉を探すとよい」のような説明がされることがままある

ハート形」という概念が無い昔の日本だと自然薯山芋の葉のような形を何と呼んでいたのか、というのを知りたい

調べましょうね

とりあえず「ハート 昔 日本」でぐぐってみるか……

なるほど、西洋からいわゆる「ハート概念が伝来する以前から土器織物ハート形の文様存在する、と

神社仏閣など建築物には「猪目」と呼ばれるハート形の意匠が施されている、と

なるほどねえ

じゃあ昔の日本自然薯を探すときは「猪目型の葉っぱを探すとよい」と説明されていたのだろうなぁ~

……とはならない

西洋ハート伝来以前から猪目と呼ばれるハート形の文様存在した」イコール自然薯など芋系のハート形の葉っぱを当時の人は猪目のような形の葉っぱと呼んでいた」とはならない

芋掘りする農民が「猪目」というある種の専門用語日常的に使用するか?という点を疑う

農民が子を連れて山に入り、山芋の探し方を教える時に「山芋はこういう形の葉っぱだ」と伝える時、その葉の形をどういう形と表現するか?

勘だけど逆なんだろうな

すなわちハート形を「芋の葉のような形」と呼んでいたのではないか……という勘

その場合

ハート形」という概念が無い昔の日本だと自然薯山芋の葉のような形を何と呼んでいたのか、というのを知りたい

の問いの答えは「自然薯山芋の葉のような形はそのまま『芋の葉のような形』と呼んでいた」ことになる

農民が子に山芋の探し方を教える時も、山芋の葉の形を何かに例えたりせず「こういう葉っぱの形は芋の葉の形だ」と表現する……?

さて、この勘由来の仮説を検証するにはどんな文献を探せばいいのか

とりあえず昔の植物図鑑記述を探してみるか?

いろいろぐぐってみるか

……「大和いも」のwikipediaのページの記述

大和いも - Wikipedia

1911年明治44年)、奈良県農事試験場(現農業研究開発センター)がツクネイモの品種試験を開始した。黒皮ツクネの特徴として「所謂大和薯にして本県の原産なり 蔓褐色にして太く葉は広き心臓形にして葉肉厚く濃緑なり 草勢強壮にして本県の風土に能く適正す 塊根は球状にして豊肥凹凸なく外皮粗厚にして小亀裂をなして亀甲形の斑点をなす 肉質純白水分少なく粘気強くして品質頗る佳良 料理菓子蒲鉾用等に用途広く四ヶ年平均反当収量六百三十二貫四百匁(2.37t)にして種薯に対する生産割合は約八倍に達し供試各品種第二位にありと雖も其価格高きが故に経済上は寧ろ第一位を占む 該薯は零余子(むかご)は頗る小にして二ヶ年間栽培せざれば種薯に供養し難し[9]」と記録されている。

20世紀初頭時点で「心臓形」という表現が使われている

キリスト教伝来から300年以上経過しているかハート形という概念が浸透していても不思議じゃない

キリスト教伝来以前の記述を探したいところだが……

いや、リンネ分類学著作日本に伝来した時期あたりも調べる価値があるか?

西洋植物図鑑で「heart-shaped」のような説明がされているのが翻訳されたことで明治期に一般に普及の可能性……

『日葡辞書』になんか自然薯記述とかないかなあ……いや、あったとしてもポルトガル目線記述から意味いか……

江戸時代アサガオ流行したようだ

園芸アサガオの葉っぱの形で「芋葉」と呼ばれる変異パターンがあるようだ

この呼称江戸時代からあったかどうか?

もし当時からそう呼ばれていたとすれば傍証にはなるか……?

時間切れ、また夜に調べるか……

しかハート形の葉っぱなんて芋に限った話じゃない

例えば徳川家三つ葉葵紋とかもハートの形しているし

三つ葉葵紋は西洋人にハート形と誤解されたみたいな逸話をどこかで読んだような……

いも限定で探すのは筋が悪いかもしれない、再考すること

これは日記です

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追加で調べたメモ書きを追記しましょうね

葉身 - Wikipedia

Wikipediaの「葉身」の「葉の概形を表す用語」を見ると興味深い

自然薯や葵のような葉は「心臓形(cordate)」と分類されている

その一方でカタバミのような葉は「倒心臓形(obcordate)」と分類されている

へえ……カタバミの方が逆位置扱いなんだ?

きっと西洋メジャーハート形の葉が葵みたいなタイプで、後からマイナーな側に倒心臓形と名付けられた、みたいな流れがあるのだろう

ヨーロッパメジャーハート形の葉っぱの植物……西洋菩提樹とかかなあ

知らんけど~

おそらく現代人の葉っぱの形に対する分解能が昔と比べて落ちている

色の分解能が上がって青と緑が別々になった現象の逆

葵の葉の形と芋の葉の形を現代人は一括りにハート形としてしまうが、昔の人は正しくそれぞれ「葵の葉のような形」「芋の葉のような形」と認識していた可能性がある

ゆえに、「ハート形」に類する形を指す言葉不要だった……とか

その場合

ハート形」という概念が無い昔の日本だと自然薯山芋の葉のような形を何と呼んでいたのか、というのを知りたい

に対する回答は「ハート形より細分化されたそれぞれの植物の葉の形に例えられた表現で呼ばれていた。芋の葉は芋の葉のような形と呼ぶほかないし、葵の葉は葵の葉のような形と呼ぶ。」

となる

本当に?ちょっと怪しい理屈な気がする

そもそも葉っぱ以外でハート形をしたモノが例えば江戸時代にどれだけあったというのか、という話がある(桃とか……しかし葉っぱを指すときに「桃の形の葉っぱ」とは言わんやろ、たぶん)

市松模様とか唐草模様とか、古くからある文様でいわゆるハート柄っぽく見えるものはないっぽいしなあ……一応「猪目文」があるのか

それこそ数少ない葉っぱ以外のモチーフハート形が現れたときそれを「猪目」と呼んでいたのではないか

検証できるかどうか

うーんどうだろう、例えばこういう攻め方はどうか

本草学」という昔の日本学問ジャンルがある

博物学医学薬学中間みたいなジャンルという認識なのだが、植物の葉の形で分類するみたいなことをやっていたらしい

そういう文献にはきっとハート形の葉の説明文章があるはず

ただなぁ~、学者先生が使う言葉認識と、市井の人々の使う言葉認識って別だろうからな……

自分が欲しい情報じゃないかもな

とりあえず1759年ごろに書かれた『花彙』という名の植物図鑑国会図書館デジタルコレクションで読んでみよう

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ああそうだ、江戸時代には和算というものがあった

面積を求める和算問題で、ハート形の図形の面積を求めよ……みたいな問題あるかもな

もしあったなら「〇〇に似たこの図形の~」みたいな記述があるかも

一応調べること

→軽く調べてみたが無さそう……こち方面調査頓挫

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調査がとっちらかったので自分の関心の向き先を言語化しておこう

■メインクエス

・「ハート形」という概念が無い昔の日本だと自然薯山芋の葉のような形を何と呼んでいたのかの調査(昔の人は山芋の探し方をどうやって伝えたのか問題

■サブクエスト

・昔の日本における(芋の葉以外の)「ハート形」と類似した図案、文様使用例、またその呼称調査

幕末明治期の文献からハート形」」「心形」「心臓形」の記述を探して市井の人々の中に「ハート形」という概念が定着していった流れの調査

調べがいがありそうなテーマだし、焦らずゆっくり調べていこう

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メモ

こういう調べものをしていると古辞書に何と書かれているか確認したいというシーンがしばしばある

インターネット上で閲覧できる古辞書を調べる事

また、現代語訳された古辞書書籍として売ってあるなら購入も検討すること

辞書で「猪目」をひいて何と書かれてあるかを確認したい

辞書辞典であるならば形の説明文章でしている可能性がある

また、もしも辞書に「猪目」が載っていないなら当時の一般的な語彙の中に「猪目」が含まれていないとみなすことが出来るかもしれない

ここまでの調べものは「猪目は確かに日本古来から存在するハート形の模様だけど、昔の日本の多くの人は猪目って単語を知らないのではないか」という話が前提にあるので、その裏取りにもなる

神社仏閣に猪目模様があって、その模様があると知っている人でも、その模様の名前を知っているかどうかは完全に別

例えば……コンクリートブロック塀の松みたいな模様の穴が開いたブロック、あれの名前を知っている現代人は少ないのではないか

似たような構造があることを疑っている←この例は適切ではない……「身近にある模様でも名前を知らないものはある」という意図で例示したが、……上手く言語化できないな、後で再考する バックスペースを押さないことがアウトプットやすくなるコツみたいな文章を何かで読んだ

トランプハート柄が「猪目柄」と呼ばれないという傍証はあるんだけどな……→昔の日本人でも猪目という単語を知っている人は少ない説

それはそれとして、そろそろくずし字を読めるようにならないと調べものが滞る……教材を探して勉強してみるか

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■メインクエス

・「ハート形」という概念が無い昔の日本だと自然薯山芋の葉のような形を何と呼んでいたのかの調査(昔の人は山芋の探し方をどうやって伝えたのか問題

→率直に「芋の葉の形」と何にも例えず呼んでいた、あるいは「芋の葉に似た植物の葉の形」を例に挙げて説明していた……と思われる

直接的な物証発見できず

しかし古い植物図鑑を見ていると、例えばサツマイモの葉の説明をするときに「葉は朝顔に似る」のように別の植物で例える記述が多くみられた

(余談だがアサガオヒルガオ科サツマイモ属なので葉が似ているのは納得、リンネ階層分類体系は偉大っすなあ)

であれば別の植物の葉の形で例えるのがまあ自然か……

■サブクエスト

・昔の日本における(芋の葉以外の)「ハート形」と類似した図案、文様使用例、またその呼称調査

→これは猪目、家紋で描かれるカタバミや葵あたりが該当

芋って家紋モチーフにないんだなあ、考えてみるとちょっと意外(芋桐紋とかあるけど、これは芋ではなく桐モチーフと呼ぶべきだろう)

♡の幾何学的な図形の特徴を指す呼称という意味では、そのような概念存在しない……か?

猪目が一応それではあるんだけど、市井の人々に広く知られた概念ではなかった(これも証拠なし)

からこそ芋や葵の葉も「♡の幾何学的な図形の特徴を指す呼称」で形を例えられないということになる

幕末明治期の文献からハート形」」「心形」「心臓形」の記述を探して市井の人々の中に「ハート形」という概念が定着していった流れの調査

→ https://web.archive.org/web/20181002182121/nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/261341.html

トラバ言及いたここに詳しい(情報提供感謝

調査がひと段落したのでクローズ

2024-03-03

水原章次郎の官報ネトゲ戦記

533 :名無しさんお腹いっぱい。 (JP 0H87-GQNw [86.48.12.166 [上級国民]]):2023/12/20(水) 19:17:37.50 ID:edI70keXH.net

暇さん実家と言えば、官報データベースで「水原章次郎」と検索すると、昭和36年10月31日(号外第118号)と昭和36年12月16日の官報(号外第138号)に、郵政職員京都地区(第1次試験京都市)の合格者として名前が載っているんだよね。受験番号?は10283。

もちろん郵政職員合格リストから断定はできないけれど、もしかして暇さんパパは郵便局職員だったのかな?


私はこれでも慎重派でね国会図書館で徹底的に研究分析させてもらったよ

その結果…ガチだった

しか官報データベースは有料サービスだし図書館内でも一部端末からしか利用できないんだよね

この情報捜し当てた上級国民はたらもんじゃねーな…たらもんじゃねーよ

京都地区受験してるけど、在住地じゃなくて勤務希望地で分けられてるらしく

京都地区なので京都市、亀岡市近辺が勤務地域であり、当時はこの辺りに在住していたと考えられる

また、受験資格17~30歳のため現在80~93歳、高齢ながら表札は出てるので健在らしい

60年代電話帳で京都水原さん調べれば実家特定できるかも?と思いきや

1-3. 1960年代半ば以前の電話

国立国会図書館では、1960年代半ば以前の電話帳は、わずしか所蔵しておりません

とのことで見つからず。


あと、ネトゲ戦記も国会図書館で見るつもりだったけどまだ納本されてないらしく未確認

デカ書店巡っても置いてなく

調べたところ全国のジュンク堂でも壊滅状態

https://honto.jp/netstore/pd-store_0633109213.html

アニメイトへの通商破壊効果抜群だったけどセルフ焦土作戦なっちゃってるじゃん

炎上弁護士普通に平積みだったのに

2024-02-25

anond:20240224224713

お前のとこの電子図書館にまともな本あるのか、羨ましいな

うちの市の電子図書館青空文庫にも劣るゴミみたいな本か本家で読んだ方が自由度高い青空文庫コピー本しかない

こんな言葉使いたくないけどマジでゴミの山

国会図書館ことならまあ

2024-02-20

効果的な80年代90年代鬼畜文化糾弾運動思い付いたけど、お前ら応援してくれる?

俺(いや誰でも良いけど)が国会図書館とか大宅壮一文庫に行って、80年代90年代週刊誌を読む。

そこには、今では考えられないようなセクハラパワハラまみれでそれを賛美している様などうしようもない記事がたくさんあり、しかもそれには今も活躍している芸能人も関わっている。(露骨記事だけじゃなくて、女性を招いた対談で相手下着の色を聞いたり、胸を本当に触ったり、性生活を無理やり聞き出したり。それがずっと続いている)

それで俺は例えば試しに文春なり週刊ポストなりサンケイなりプレイボーイなりの198X年Y月号の記事評価目録とでもいうものを作って、「何ページ 記事名 この記事では(現在活躍する)男性芸能人Xが、女性Yに対し、これこれこういうセクハラを働いていた」とか「学生時代いじめ加害行為を良い思い出かのように懐古していた」「レイプわいせつ行為を自慢気に告白していた」などとリストを作る。

そしたらお前らか誰かがそれをもとに、その芸能人に対するキャンセルを行う。被害者当人告発の有無とかは関係ない。「いやあれはただノリでふざけて誇張して書かれてるだけで」とかも関係ない。

社会にその様な記事が出回って問題を軽薄化させ、被害者を増やす様な風潮に加担したこと自体が罪だ。それだけでキャンセルに値する」と

できるかな

もちろんこれは現時点では思考実験だけど

俺がこういうこと思いつくくらいだから、筋金入りの活動家なんかはすでに内輪で同じ事やって「爆弾」をせっせと作ってるんじゃないかと思うよ。

東京オリンピック小山田問題とかもそういうことなんだけど(障害者五輪に絡んでるから注目度が増しただけで、あれの相手普通学生or五輪に関わってなかったら騒いでなかっただろ)

じゃああの大物芸能人や大物俳優はええのか?その差はどこに?ってことでもある。

個々のケースや個人だけでなく、ブームとして大々的な掘り返しが始まった場合、直接的な加害者(まあ主に男性だろうな)だけじゃなくて、

当時はそれを受け入れていた女性にも「なんであの時ちゃんと抗議しなかったんだ!お前らが抗議しなかったせいでアップデートが遅れた!」みたいなむちゃくちゃな向きが発生しそうな気もするけどな。

2024-01-31

anond:20240130222749

要約すると「国会図書館に当時のエロ同人誌がある」ってことでよろしいか

2024-01-30

芸能界Part2を始めるしかないし、サブカルチャーPart2を始めるしかないし、オタクPart2を始めるしかない

かなり前から思ってたこ

最初に思い付いたのは島田紳助引退騒動の時なんだけど

もう、ある年代以上の芸能界とか、カルチャーとか、そういったものを、根本的に、文字通り「切り離す」しかないと思う。

何言ってんだこいつ、と思われるかもしれないけど

国家レベルの罪悪が革命であるとか戦勝国側の裁判形式上清算されるように(それが上手くいってないという問題はあるとしても、ポーズは取り続けている)

日本も、例えば2000年以前から活動している芸能人の、公に発された言動を一つ一つ精査して、ある程度以上の悪質さが累積した芸能人謝罪引退させ、ちゃんとしている芸能人ちゃん人権教育を受けている若い芸能人だけで構成された芸能界を作り直す

そういう仕切り直しをするしかないと思う。

個人的な話に絡むけど、2010年代入ってから卒論を書くときに、国会図書館70年代後半から80年代にかけての週刊誌を読んだんだけど、もう本当に別世界だったよ

完全に男による男の男の為のセックス暴力無知の賛美みたいな感じ、今のコンビニにかろうじて残されてる実話誌みたいなのが全てのページを乗っ取ってる感じ。

チビデブハゲブス年増障害者なんでも攻撃し放題。

「そういうものを調べてるんだからそういうのしか出ないだろ」ってのは違くて、本当に今はまともな報道誌扱いされてるような雑誌でも昔はそうで、しかもそれが今より部数が多い。

行ける奴は行って見てみるといいよ、今は週刊ポストとかサンケイとか大体デジタル化されてるみたいだから

それで私達は人権だ何だって普段さわいでるけど、90年代鬼畜系とか以前に、80年代そもそも地層の様にどっしりとそういう世界があって、それに使って生きていた人間が何百万といて、

あるインフルエンサーとかが個人で「80年代90年代の私は間違っていました、セクハラを軽視してすみません反省します」と謝罪しようが他の何百万人はヘッと笑ってるわけ。

幾ら数年前や十数年前のことを掘り返そうが運の悪かった奴扱い。

これからもそういった芸風は再生産されていく。若い世代のかなりの人達いくらアップデートしようが、追い付かなくて潰されたりしてしまう。

それを断ち切るにはもう、根本的にスパッと、「はい、お前らは芸能界Part1。ここまで。これからちゃんと新しい世代の、ちゃん客観視と人権を守れる人による芸能界Part2を始めます」とするしかないじゃん。

そして問題芸能界とか、サブカルみたいな分野だけじゃないんだよね。

オタク自身もそう

80年代90年代オタクって弾圧されてたとかそういう被害者面ばかり取り上げられるけど

コミケとかのイベントに「ぼくのロリータを紹介します」とかいって、大学生中学生とかを連れ込んで無修正80年代当時は黙認されてた)のエロ同人の売り子をさせてたとか

昔のオタクは明らかに少女ヌード児童ポルノも許容して一流の文化扱いしていたとかそういうことは忘却されているわけで

そういう時代の人脈、漫画家とかライターが今でも大手を振って下手したら文化人扱いされてるわけだよね

そしてコメントを求められても、明らかに本気でやっていたことを「あれはシャレ、遊びだった」「本気にしだす人がいて困った」とかいって逃げたりする。

逃げるなら逃げるで退場しないとだめだよ。

そして今のオタク文化もそういうものの上に成り立っている以上、存続したいなら切り離すしかない。

絵柄とか美意識とかは今現在は無理だとしても(あくまで今現在はね)、「もう繰り返しません」「この人脈の賛美はやめ、二度と肯定的引用しません」みたいなやり方をするしかない。

そうしないなら全部規制されるしかないよ。

突拍子ないとか狂ってるとか言われるかもしれないけど

数年前の時点では私も薄々どうかなって感じだったけど

今となってはもう被害者を直接産み出すシステム(それも熟成された何百年ものの)の否定をどう行うかが重要なんだから

あなたの息子や娘や友達が、そしてあなた自身がそういう昔の価値観被害者になったら、そして「そういうものから仕方ないじゃん」っていう空気に押しつぶされる側になったら遅いんだよ。

「もう被害者は発生させない」芸能界サブカルオタクPart2を始めようよ。

2024-01-29

国会図書館って立法府国会議員のための施設でもあるのに

そのために本館に国会議員専用閲覧室や研究室もあるのに、将来的に本館より関西館の収蔵能力が上回るってどういうことぞ!

……と一瞬思ったけど、たぶんデジタル化が完了してるものとか比較重要度の低い資料を優先的に収蔵していくのかもしれない。知らんけど。

anond:20240128235220

その本は国会図書館にはあるんじゃないの

見れないの?

2024-01-16

anond:20240116110622

あと本はぜんぶ電子化して座席の端末で電子ペーパーを閲覧できるようにしてほしい。

国会図書館に行けばいいのでは

anond:20240116132438

専門書が読みたいとなったら横断検索で取り寄せするか、一般にも解放されている大学図書館に行くか、国会図書館へ行くのが常識だと思ってるから

anond:20240116110622

図書館自分で買えない/入手できない本を借りに/探しに行く場所と思ってたけど、そういう使い方じゃないんですね

専門的な本がないとのことですが、専門書が必要なら国会図書館大学図書館を利用すればよいのでは

2023-12-25

ChatGTPでブックマークレットを作りまくってる

自分では作れないので今までは誰かが作って公開していたGoogleキャッシュの取得やTwitter検索魚拓検索くらいしか利用できていなかったが、ChatGTPに頼めば簡単に作ってくれるので、いくらでも細かい指示を出して量産できる。Twitterで今見てるアカウント内で検索ハイライトした文字国会図書館デジタル検索青空文庫検索Fanza検索、その他◯◯で検索ってのを普段調べで使うサイトで作って他に、増田で太字タグをつける、URLタグをつける、引用タグをつける、といったはてな記法を使いやすくするブックマークレットも作った。Webアーカイブで開いたページの元ページのはてブコメントページを開く、だったり、朝日新聞URLを変換してTwitter検索するなんて「葬送のフリーレン」に出てくる魔法みたいに特定用途しか使わない自分用のブックマークレットも作れて満悦。

2023-12-22

結局Xのコミュニティノートは誰が書いているのか

やれ広告代理店だのやれ政府自民党に雇われた人間だの、一部の方々からはX(Twitter)のコミュニティノート執筆者存在邪推されている。

そんな邪推はしないにしても、誰がこんなものマメに書いているんだ?と疑問に思う人も多いだろう。

あくまで一例に過ぎないが、コミュニティノート寄稿者1人としての増田の話を書いてみようと思う。

趣味:調べ物

世の中には調べ物が趣味という人間がいる。増田もその一人だ。

気になるニュース事象があったらGoogle検索するだけで、必要であれば論文公文書などを探し、ネットで見つからなければ国会図書館に赴く。国会図書館に無い本があれば古本屋を探すし、現地に赴けば情報が得られるものなら現地に赴く。

そうして得られた情報知識を整理して体系化し、ブログ個人サイトなどで記事にする。もちろん媒体は人によるから同人誌として発表する人も居るだろうし、最近ならYouTube動画として投稿する人も居るだろう。とにかく、これが趣味なのである

陰謀論で儲けようと熱心な方々には想像もつかないだろうし、だからこそ「政府に雇われた人間がやっているビジネスに違いない」という発想が出てくると思うのだが、趣味として無償でこういう調べ物と発表をする人間インターネット黎明期から現在に至るまで一定存在することは知って欲しい。

ウィキペディア経験者と相性が良い

増田はかれこれ10年以上、Wikipedia編集している所謂ウィキペディアン」である

ウィキペディアは端的に言ってしまうと、執筆に際して出典の提示を最優先に掲げている。例えばあなたが非常に先進的かつ斬新な知識を持っており、それを正しいと信じていても、信頼できる出典がなければウィキペディアはそれを受け入れることはない。

(この出典至上主義とも言えるスタンス自体には賛否があるかもしれないが、ルールなしに寄せられた各自の主張が入り乱れる状態よりは遙かにマシだろうと自分は思っている。)

そうとはいってもウィキペディアは誰でも編集できるわけだから、出典のない記述が寄せられることは日常茶飯である。そういった記述メンテするのもウィキペディアンの活動の一つであり、「雑草取り」と呼ばれる。

これに関して最も簡単方法といえば出典がないことを示す [要出典] を貼り付けることなのだが、時たま「これは恐らく事実で、単に出典を貼っていないだけではないか」という記述に出くわすことがある。

こういった場合増田は調べ物に走る。つまり、その記載裏付ける出典をできる範囲で探し、確認できたら出典を付与するということを行うのである。無論、本当に出典が確認できないものもあるため、残念ながら記述を削除したり [要出典] を貼り付けたりするという結末に終わることもある。

この営みはコミュニティノートの、「誤解を招く投稿情報を補足を行う」という趣旨で求められることと類似しているため、ノウハウがそのまま使える。

増田は正直なところ、「雑草取り」の趣味の場が広がったと思ってコミュニティノートを書いている。

どのようなジャンルポストツイート)にコミュニティノートを書くのか

増田は以下の2つに絞っている。

自分の知見がある分野

特定されたくないので詳述は避けるが、増田の専門分野をメインにしている。調べ物が趣味とは書いたが、専門分野以外に関しては情報源の勘所がわからないことも多いあるため、余計なことはしないようにしている。

その分野の単語検索したり、タイムラインに流れたり、何らかの形で目にしたもののうち、誤解を招くものに関しては情報源を確認した上でコミュニティノート投稿している。

添付された動画画像などから調査できるもの

専門分野以外では、明らかなフェイ画像フェイ動画にはコミュニティノート投稿することがある。

正直なところ、自明ものノート書くのは野暮だと思っているのだが、それでもリプライ引用で釣られてしまっている人が多いものに関しては積極的投稿するようにしている。

ジャンル以外での選び方

政治信条党派性

これは重視していない。もちろんフェイクを流す勢力政治信条には偏りがあるため、ノートを書く分量自体には偏りが出てしまうが、右派左派などは関係なく、誤解を招くものを見つけては書くようにしている。

露悪的な言い方をすると「調べ物をして誤解を招くポスト撃破するモグラ叩き」だと思っている面はあり、それが一番楽しいので特に特定政党勢力を利するつもりはない。

閲覧数

閲覧数が多いもの、あるいは多くなりそうなものを選ぶようにしている。

これはコミュニティノートアルゴリズムに由来するもので、閲覧数が少ないポストノートを書いても反映されないためである(より大きな影響を与えるポストに優先してノートがつけられるべき、というのがX社の理屈なのだろう)。

最初はこれも気にしていなかったのだが、このアルゴリズム確認してからは、なるべく表示される機会が多いものを選ぶようになった。趣味とはいえ調べ物をする時間は有限であるため、それくらいは許して欲しい。

2023-12-10

2023年12月8日 田中真紀子記者会見文書き起こし 1/2

皆様こんにちは田中真紀子でございます

11年ぶりの永田町の印象は、暗い雰囲気、そして住人にそぐわない議員会館の立派さだ

11年ぶりに永田町の土を踏みました。

まあ、なんか空気が相変わらずよどんでいるし、きな臭いし、

なんか暗い感じがするなというのが第一印象でした。

で、こんな立派な、私初当選の時にはですね、あの古い議員会館だったんですけど。

こんな立派なね、議員会館ができて。人間がなんかみんな姑息になっているのに。住人が。

関係者がおられるから・・・呆れた顔しておられるけど・・・

議員にふさわしくないほど立派な議員会館ができているなという印象も持ちました。

国民政治に飢えている

で、上田先生上田清司参院議員)が今おっしゃってくださいましたけれども、

私あの、安倍内閣が出来たこからですね。これはちょっと日本危ない方向に行くかもしれないし

国際情勢もたいへん厳しくなってくるということの見通しもついていましたので、

あのこれ、政治改革かなり具体的にやらなきゃいけないんじゃないかなとずっと思っていました。

で、その、勉強会もいたしましたが、その前にですね。

あの、父が書きました、これ51年前に出版いたしました日本列島改造論。

これの復刻版を出すことにいたしました。

なぜかと申しますと、あの、刊行してくださった日刊工業新聞の井水社長さんがですね、

「これ出しましょう、出しましょう、世間から要求がありますよ、かなり希望があります」て

お話があったんですが、もう今さら田中角栄でもなかろうと私思ってたんですけども。

この過去10年間ぐらいの政治を見ていまして、与党とか野党とかという政党の話じゃないんですね、

日本政治国民の、政治に対する意識投票率の低さ。

それから世界がこれだけ複雑に動いていて、その中で日本は立ち竦んでいるというかですね

はぐらかしばっかり言ってるんですよね、はっきり言うと。

これは大変なことになると思いまして、こちからお願いをいたしまして

日本列島改造論、51年前の本を復刻いたしました、この春。

おとといでしたか、あの販売担当者の方に聞きましたならば、

当時は92万部か何かでベストセラーだったんですね。当時大変な政治家の本としては売り上げであった。

現在はですよ、これだけ時間が経っているのに、1か月に全国の書店から平均400部の注文が来ていると。

間違いなく、初版から行くとミリオンセラー100万部になるという話を聞きました。

それどういうことかと言いますと、政治にみんなが飢えているってことです。国民が。

投票率が低いというよりかも政治に期待できない。

それは困るんですよ。

私は政治の素晴らしさを信じている

私は本当に政治ってものはすごいものだと思って育ってきているんです。

今もそう思ってます政治は一番チャレンジングでやりがいのある仕事だと思っています

現実を夢に非常に近づけられるのは政治なんですよ。夢を実現することもできるんですよ。

これが政治でしょう。こんな素晴らしい職業ないと私は信じています

しかし夢のない、人として終わってしまった人たちがポストを握っている

であるにも関わらず。

どこの議員がどうだとか、何党がどうとかそんなこと言う気はないんですけど、

とにかく意識がみんな下がってきて。

で、友達も、あるいは何かの対談とかプロの方にお会いするときも、みんな聞くと、

政治ダメだ」「期待できない」

なぜかというと、「国会議員面白くない」「ヘナチョコばっかりだ」

みたいなこと平気で言うわけですよ。

本来国会議員ていうのは尊敬されてですね、みんなから憧れられるような存在じゃなきゃいけない。

政治家を志す人たちが、色んなルールも変わってきていますけど、やっぱり夢がないでしょうね。

天下国家に対する矜持が無いと言いますかね。そういう人たちが平気で議員になっているということで

私はおかしいと思ってますし。

その、安倍さん以降、彼も含めてですけど、

安倍さん同期だから私仲良しだったんですけど、客観的に見てですね、やっぱりもうあの、

人としてなんかこう、全て終わってしまったというか、賞味期限が切れたと言いますかね

そういう人たちが総理になり、閣僚になり、議員になっているんですよ。

活力が充実してて、やる気満々で、「どんな批判があっても自分の夢は実現したい」

ていうような人たちがポストについていないってことなんです。

まあ言ってみれば、このあいだも、最近今日まぁなんか1番ピークですね、

官房長官が大変なお金をなんか取ったとかなんとかって、もう毎回毎回そんな記事

今日は偶然ちょうどいいタイミングというか、世間が盛り上がってるときに偶然なったんですけど。

そして政治家たちは役人に軽んじられている

ずっと私11年間ずっと見てきていて、なんか政治家、特にこのあい

1か月間に3人も副大臣クビになりました。

消耗品じゃないですか。使い捨てですか? 国会議員は。副大臣ですよ。

役人とも、昨日も外務省役人ご飯食べました。その前は科技庁、文部省役人ご飯食べました。

このあともまた若手と食べます。みんな、

なんであなたがたそんな優秀なのに役人になったのかと聞くと

「僕は役人になる前に、学者にもなれたし、研究者にもなれた。

 研究者にならずに役人になった理由は、僕の国家に対する思い、能力、それを全て反映してほしい。

 国民還元したい。だから僕はなったんです」

どの役所のひとも言うんですよ。

今どう?て言っても、

──ところで今の大臣文部大臣誰?

「誰だっけ?」

て言うんですよ。

──外務大臣は?

「男?女か?男、あ、また女だよね女か」

なんて言うんですよ。失礼な話じゃないですか。

現職の役人たちですよ。ついこないだまで、事務次官局長やっていた人がそういうこと言うんですよ。

それで役人仕事しますか?

政治家の熱量を取り戻すため、私たち勉強会を開いている

やっぱり熱がなきゃダメなんです、熱がなければ。

で、そういう人を集めるためにはどうすればいいかという勉強会を、

ここの永田町には来なかったですから国会図書館のなかの議員閲覧室で、

主人や上田先生郷原先生郷原信郎弁護士)もそうですし、

他の知識人たちとずっと勉強会をしてきました。

今日ご都合が悪くて来られなかった方もおられますけれども、

とにかく国会が閉まらないうちに我々の声をあげたいと思っています

これはあの別に私たち売名でやろうなんて気もありませんし、

新党を作って頑張ろうとかですね、そういう、あの、愚かな考えも持っておりませんけれども。

つづく

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