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2023-10-16

anond:20231016135704

数式や表のTeX打ちを覚えさせるのは、・・・・・Pandocの環境構築させるか?

どうしてもワードでないとできない(やりにくい)ことはそれでもいいけどpandoで変換してねっていえばいいか

includegraphic(x)は、HTML直打ちしたことある人なら、なんてことないだろうし・・・

ワード場合安直pngとかで図面つくるから困るんだよな。その点TeXeps, pdfからベクターぐせをつけさせられてよいんだよな。ヒートマップとかじゃない限りベクターで作ってほしい

2023-10-11

anond:20231011170001

いきなり髪切らせるのも料理させるのもいいんじゃね

一回完成させろで棒人間でもいいんじゃね

家建てるのはリソース的に不可だろ。バカ

例えるなら図面引いてみろとかプランニングしてみろとかだろ

Youtuberは一本作ってみろじゃね。なんで毎日とか言い始めた?自分でも苦しいのが分かってるからだよな


自発的に「なりたい」って言ってる以上多少は知ってる前提だよな

マンガだったら読んだことがあるレベル

料理だったら家庭料理くらい作ったことがあるレベル

なんでそこらへんのオッサンランダムに選んで放り込むみたいな前提なんだ?

変だよ……

2023-10-06

日本エンタメ業界崩壊寸前という主張

ここのところ連続してイベントライブの突然の中止が発表されてる。

それ自体チケット想定外に売れなかったことでの損切りだと思うけど、これに便乗して旬の過ぎた声優歌手とか、採算の取れない趣味みたいな舞台をやってる自称演劇人とかが「エンタメ業界コロナダメージがあったからだ!」とか便乗して騒いでて滑稽だなと思う。

コロナ禍でライブ舞台制限されたせいで専門職を含む人材がいなくなり、人手不足日本エンタメ業界崩壊寸前!みたいなことらしいが、実態としては会場ステージ設営に使う人材専門職人件費が上がってて、ボランティア頼みや安い値段で買い叩こうとしてるやつらが人手不足になってるだけだったりする。

近年の人件費の高騰は全ての業界で言えることだから特別な話でもないし、ちゃんと稼いで商売の成り立ってる人たちは問題なく興行ができてて、今ドームアリーナ稼働率コロナ前くらいまで戻ってきてる。

そもそも設営なら建築系と同じ人材使うし、コロナ禍で照明やステージ図面引くような専門職が大量に廃業したなんて事実もない。

あと廃業した人間がいたとしても、ライブ制作とかのエンタメ系は人気職なので、新人が途切れることなく入ってきて層が厚い。

じゃあなぜ、人手不足業界破滅寸前!みたいな主張をする人がインターネット上にいるのかというと、肩書き欲しさにエンタメ業にすがりついて赤字ギリギリライブ舞台を強行していたタイプが、この値上げ分の賃金を払えなくて勝手人手不足に陥っているからだ。

ちゃんビジネスとして成り立っていれば高騰した人件費電気代を客に負担してもらえるが、需要供給ミスマッチチケットもグッズもそもそも売れてない人たちには、チケットの値上げについてきてくれるファンがいない。

これから先は、今まで人件費を安く買い叩いたり、ボランティアで済まそうとしていたような、趣味みたいな興行を続ける人たちがどんどん淘汰されていくんだろうなと思う。

でも、その人たちの小さなエンタメ崩壊業界特に影響を与えないし、むしろ出演者スタッフやりがい搾取みたいなのが減って健全になるんじゃないかなと思う。

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part2/3


思い出③ ビットコイン

 私の所属していた法人課税部門の話ではあるが、直接関わったわけではない。どちらかというと、もっと上の方の、課税全体の企画や調整・取りまとめを行う部署の話になる。

 当時も、国税庁が掲げるところの「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」をめざして、日々勉強毎日だった。世の中は変わり続けている。税の勉強に終わりはない。当時の仕事を平たくいうと、税制改正の内容を関係者関係部局にわかやすく伝えて質問相談苦情に答える、といったところか。管理職が近づいた当時は、そんな仕事をしていた。

 40代が近づいても、税の世界は深かった。税理士資格若い時分に取得したが、それでもマニアックな税分野とか、諸外国税制度になると不案内だった。

 そんな折、とある会議最中だった。ある人が、たしか個人課税徴収部門責任者だったかビットコインの話を始めた。納税方法がわからない人や、脱税の疑いがある人が増えており、(内閣府まで通じて)国レベル対応を考えているという。

 ビットコインのことは何となく知っていた。どんな形であれ、収益を得たのであれば納税するのが当たり前である。だが、事情があってできない者や、あえてそうしない者もいる。私の思い違いは、後者が思いのほか多かったということだ。

 国の関係機関は、ビットコインほか暗号資産に関する文書を多数発行している。国税庁もそのひとつだ。それは6,7年前だったか、取り掛かったのはさらにその数年前になるが――上の会議の後で、主に若手職員が中心となって暗号資産の税務上の取扱いに関する文書納税ガイドライン)を起草した。国税庁のページに今でも載っている。

 ガイドラインを作るにあたり、各部からは若手数人(YoungなAdultを含む。40代でもOK!!)が抜擢された。うち1人は私の同僚だった。あの頃、仕事帰りに個室の飲み屋で話をしたのを憶えている。彼は、ビットコイン暗号資産)に対して恨みの感情をいだいていた。

・ただでさえ忙しいのに。ガイドラインの下準備だけでも難しい

・今の部署との並行体制だと過労死する

・国際反社資金源を絶とうと思えば、暗号資産違法化してもよいのでは

・でも、それでは他国との足並みが揃わない。国力にとってデメリットがある

暗号資産がどの国でも一般的存在になれば、俺達のこの仕事は報われるかもしれん

上司評価をくれると言っていたが、貸し借りにすらなっていない感がある

・実は、「優秀な若手を」と言いつつ、優先順位の低い職員を駆り出しているのでは?

・こんなことが続くようなら、転職を考えた方がいいかもしれない

 このような愚痴をもらしていた。この人は、高卒枠で国税庁採用され、若い頃は地方税務署を転々とした。その後、実力を評価されて国税庁現場寄りの部門で働くようになった。叩き上げというやつだ。普通に幹部候補である。このあたりの考え方は、省庁によって違う。※後述。

 私だって彼のように、当時は「よくわからないもの」「社会必要性がないもの」「反社資金源」とされるものを扱う仕事に抜擢されたとしたら、どんな気持ちになっていただろう。憂鬱になっていたかもしれないし、反対にワクワクしていたかもしれない。おそらくはその中間だ。

 ところで、件のガイドラインは相当に練られている。人件費で換算するなら、軽く数千万はかかっている。本来部署でさえ仕事忙殺されているのに、彼らはよく作ったものだと感心した。

____________________________

《後述の内容》

中央省庁大卒しか採らない印象があるかもしれないが、高卒採用は私が知る限り全省庁で実施している。省庁によって雰囲気は異なるが。私が若い頃だと、毎年何十人も採用しているところもあれば、実質的高卒者を採用していないところも当然あった。覚えている限りでは、次のような印象だった。

総務省

たくさん採用する。男女比は同じくらいかデータの取りまとめや解釈など、政策の基本になる数字を拾う仕事が多い。実力が認められると政策立案担当できる。地方自治体への幹部待遇での出向も。

国土交通省

たくさん採用する。男性が多い。本庁に採用されても、ダム管理関係など現場作業をするポジションになる可能性があるからだろうか。工事用の図面作成なんかも当然あるだろう。

財務省

ほどほどの数を採用する。高卒枠だと、ほぼ女の子しか採用してなかった。もちろん顔採用だ。たまに業務で寄ることがあったが、当時の先輩が「俺も財務省の子合コンしたい……」と呟いていた。当然ながら、銀行一般職みたいに、大卒採用男性とくっつけるためにやっている。

国税庁

高卒採用はしているが、数はとても少ない。公務員試験には受かっても、税務大学校での勉強についていけずに辞めていく子が多いのが理由だ。代わりに、会計といった専門学校の子を多く採用している。

厚生労働省

たくさん採用する。男女比は半々だ。労働環境が厳しいこともあるのだろう、私が知っている子は、ガタイがいい人ばかりだった。総じて言えることだが、高校3年生の時点で中央省庁面接官の眼鏡にかなうわけだから、指折りの人材だ。特に役職持ちの高卒者を見たら刮目せよ」のイメージは正解だ。

____________________________

 かくいう私も、当時はこの仕事を続けるべきか迷っていた。実際、数年後には転職することになるのだが、正直やりがいを感じられなかった。

 実際、あの彼の言うとおりだったと思う。あのガイドラインは、いわゆる『火消し』の仕事に近い。すぐにバブルが弾けてなくなると思われたビットコインが生き残ったことで、脱税者(善悪を問わない)が多く存在することが予想された。事前の対策を打とうにも、そんな余剰人材は配置されていない。

 実際、暗号資産関係脱税者がいたとして、まともに取り締まることができていなかったのではないか? 現金で数千万円を国内口座に出金、みたいな愚か者はすぐに摘発されただろうが、もう少し小さい金額とか、取引所にずっと利益を預けていたとか、そういう人は対応ができていないはずだ。他部門の私ですらわかるほど、それくらい国税庁マンパワーが足りていない。

 加えて、思い出②で説明したストリートレベル行政職員観点もある。海外取引所や、すでに潰れた取引所で売買をしていた場合納税者も行政庁も課税情報証明ができない。そういう面倒かつ費用対効果の低い案件――それでいて該当者が数千人に上るであろう案件は、あえて手をつけないこともある。

 さて、こうした想定外事態が起こった場合、上で説明したように臨時タスクフォースが編成される。今回の火消しチームだと、指揮を取る者が選り抜きであったのは言うまでもないが、ほかのメンバーを見る限りだと、各課イマイチメンバー人柱にしていた感がある。正直、エースは残して温存させているように見て取れた。

 そんな理不尽でも耐えられるほどに組織が魅力的で、職員にとってやりがいのある仕事内容や職場環境を用意できればいいのだが――こういうわけで、近年の若手官僚大量離職問題が起こっている。

 ちょっと路線変更をする。思えば、このあたりの時期は私も病んでいた。過重労働で心が沈んでいた。

 一応マイホームは買っていた。ただ、数年前から妻が病気入院していて、子どもふたり実家にしばらく預けてあった。つまり単身だった。

 かつては、いろいろと堪え切れずにデリバリーヘルスを呼んでいた時期もあるが、穴があったら入りたい気分だ。煉獄さん……。

 その日々では、深夜に誰もいないマイホーム帰宅して、独身時代が懐かしいと思いながらテレビを点けていた。ある時だったか、今時風のアニメが流れた。

♪ わんわんわん猫が好き 夢中で何も見えない

  にゃんにゃんにゃん犬が好き 素直にアイラブユー ♪

 ほぼ終電+徒歩の関係で、自宅に帰る時間は固定だった。ダイニングの食卓の上に、コンビニおにぎり綾鷹を置いてから、大匙1杯の味覇を小鍋に入れて沸騰させ、菜箸で溶き卵を回し入れていた。最後テーブルコショーを振りかける。ネギは買い忘れることが多かった。

 食事の支度ができて、テレビを点けると上のアニメがやっていた。女の子が出てくるやつ。

 サブカルチャーについては、若い頃に少し嗜んだだけの私でもわかった――これは三級品のアニメだ。放送枠を埋めるためにひとまず作られたような、1話につき実質4分間だけの5分もの作品。それが正体だった。

 かわいそうに。作者はどんな想いだったろう。悔しいと思わなかっただろうか。残念ながら、番組製作者にとって優先順位が低いアニメだったのだ。※当時はそう思っていたが、今は違う。

 内容だが、女の子同士が仲良くするようなものだった。はっきりいって中味はない。ただ単に、女子高生が仲良くしているか、仲良くしようとアプローチしているだけの。そういうやつだった。だが、観ている最中に何も考えなくていい。それがいいと思って、つい毎回見てしまっていた。

 別に興味はない。なんとなく見ているだけだ。深夜帯だから、それ以外に選択がなかった。前後時間帯にほかのアニメ放送されることもあったが、観ることはなかった。この齢になると、特に30分枠のアニメは見るのがしんどい子どもと一緒に土日朝のアニメを観るのであれば、まだなんとかなるのだが。

 愚痴が長くなった。この章は仕舞いにする。これ以外にもパワハラ職員とか、やる気のない職員とか、省庁間のいがみ合いとか嫌がらせとか、議員行政との癒着・密着とか、嫌なことはいくつもあったが、本題ではない。

 そういうのが知りたい人は、元キャリア官僚が書いた書籍ブログを探して読んでみるといい。意外とみんな、けっこうぶっちゃけている。生々しい。

 その人達に比べれば、当記事の内容というのは、やはりベジタブルに違いない。冷静に考えて、野菜よりも肉の方がハイパワーだろう。そういうことだ。



思い出④ 政治家転身を間近に見て

 「官僚から政治家になりたい」という想いを抱く人は、一応は存在している。そして、そういう人が政治から求められる場面もある。

 30代に入る頃の話だ。具体的にいつ頃だったか失念したが、自由民主党地方自治を担っているグループが各官庁にチラシを配っていた。要するところ、「官僚の皆さんの中で政治家になってみたい人、手を挙げて。ハーイ、ハーイ!!」と、ここまで軽いノリではないが、かくして官僚から政治家へ……というルート希望する人は一定数いる。

 そういう説明会に参加したことがある。「興味本位でいい。年齢関係なし」といったことがチラシに書いてあったが、会場に同年代はほぼいなかった。

 説明会の流れは月次だった。自民党のそこそこ偉い人が挨拶をして、後は別の人達に交代して政治家への転身ルートの大まかな説明(国政コース地方自治コース)があって、最後簡単グループ討議だった。

 なお、これはずっと昔の話だ。今がどういうシステムかはわからない。

 私がいた席の隣には、一回り年上の国土交通省(の前身)の技官であるIさんがいた。体格は小柄だったが、その割には大きく見えた。頭の回転が速くて、こっちが話しても0.5秒でレスポンスが飛んでくる。

 Iさんとはグループ討議の後で連絡先を交換して、一度だけ飲みに行った。頭の回転だけじゃなく、教養のある話し方だった。人としてのスペックの違いを感じた。

 Iさんが上の説明会に参加した動機は、出世や昇進に関係していた。上に行けないのであれば、いっそ政治世界活躍してみたい――そんなことを話していた。

 Iさんは、東大でも京大でも筑波大でも東工大でもなく、一般的国立大学だった。偏差値でいうと50ちょっと。私と同じくらいの。その大学名では正直、立身出世の見込みはなかった。よくて審議官民間でいうと次長部長ほどか。今はどうかわからないが、当時は学歴が問われる時代だった。国交省でも、上級管理職東大が基本だった。

 Iさんのキャラクターというのは、古い語彙になるが、ザ・自民党といった雰囲気だった。政治的に保守というやつだ。頭の回転が速いというよりは、物事道理がわかるというか。いざという時には清濁併せ吞むことができる。そんな具合だ。

 かくいう私は、政治家ルートは無理だと感じ、その後にあった面接を受けることはなかった。国会議員になるには地盤看板も鞄も足りないし、かといって地方自治体に出向して市町村助役(今でいう副市長)になるのはリスクが高すぎる。もし地場に合わなければどうすればいいのか。どの面を下げて霞が関に帰ればいいのか? いや、というか帰れない。片道切符だ。

 でも、本当に政治家になりたい人であれば、不安に打ち勝ってしまえるのだろう。当時の私は、転職を考えはじめていたけれども、今と違って転職市場は整備されていなかった。インターネットでの転職活動も始まったばかりだ。リクナビ黎明期になる。

 まあ、それらも言い訳に過ぎない。本気で転職したい人だったら、そんな事情関係なく転職エージェント架電していることだろう。心の底では、そこまで転職したいとは思ってなかったのだ。

 その後も、厳しい日々が続いた。職責はどんどん増えていくけれども、やりがいは減っていった。給料も見合っていない。時給換算だと千数百円ほどか。上でいう40才になる頃には、自分がなんのために働いているのかわからなくなった。行政ロボットのようだった。

 ひたすら政策課題に対して向き合い、法律常識に照らして世間でいうところの正解と思われる回答を見つけ出し、複数上司忖度とやらをしながら仕事を回していた。税制を維持していくためのロボットになっていた。

 あと数年以内には、おそらく課長補佐から課長級になる。もっと忙しくなるだろう。子どもを2人育てるなど不可能だ。

 もやもやした気分で深夜に帰宅した時、やはり、あのアニメ――『犬神さんと猫山さん』が流れていた。たった三ヶ月の付き合いだったが、少しばかりの息抜きになった。コンビニおにぎりお茶と、味覇スープを飲みながら、ほとんど何も考えずに観ていた。

 女性同士が仲良くすることに主眼を置いていたのはわかる。メインふたり関係だけでなく、ほかの女性同士の関係性も描いている。

 犬神さんは積極タイプだった。猫山さんのことが大好きだ。ほかの女の子はいざこざがありながらも、最後には仲良しになっていた気がする。

 強いていえば、犬神さんの猫山さんに対するアプローチには、セクシャルハラスメント構成する要素があった。いきなり抱きついたり、薬物を飲み物に混ぜようとしたり、髪型自分好みにさせようとしたり、猫山さんの反応が気に入らないとキレたり、ハラスメントし放題だった。デートDVに通じるものがある。人権という観点からは、現代社会で許容されるべきものではない。

 この日記を書き始めた頃、ニコニコ動画登録して全話パックを購入した。順番に話数を巡ったところ、第9話にこういうやり取りがあった。以下、犬神さんを「犬」とし、猫山さんを「猫」とする。

犬「あの~、今なんて……?」

猫「えっと、だからストパーかけたいなって……」

犬「バッカなんですか猫山さん!」

猫「そこまでいうの犬神さん!?」

犬「だって、素晴らしいその猫っ毛を矯正するとか、そんなのって、そんなのって、コーヒーからコーヒー抜くようなものですよ!?」

猫「わたしアイデンティティなんだと思ってるの!?」

 リアル高校生ならこういう会話をするのかもしれないが、中年の私には厳しい描写だった。若い人向けの作品なのだからと思いつつ、読者が真似をしたら相手が苦しいことになる――と当時は考えていた。こちら以外にも、若い人なりの情動リビドー)が爆発するようなシーンがあったのを思い出す。

 思えば、若い人向けの作品なのだから、少しオーバーなのがちょうどいいのかもしれない。作者が若年だったのもあるだろう。梶原一騎(巨人の星)にしても、雁屋哲(野望の王国)にしても、巻来功士(メタルK)にしても、CLAMP(聖伝)にしても、荒木飛呂彦(バオー来訪者)にしても、板垣恵介(バキシリーズ)にしても、作者が若いと、エログロやスプラッタや、恋愛確執社会価値観との対峙など、青春期ならではのリビドーに溢れている。反対に、作者が齢を取ってくると確執関係が雪解けするような、そんなシーンを描くようになる。『バキ親子ケンカ編』などが顕著だ。

 あの人達が若かりし頃のマンガというのは、基本線として反社会的だ。反社会的といっても、若者にとっての抑圧を打ち破るという意味での反社会性だ。うまく料理できれば、マンガの魅力として存分に活きてくる。あの人達は、若者のそんな感情を搔き立てるのが抜群にうまかった……と、元若者が振り返ってみる。

 追記 Iさんはその後、大成した。少しではあるが本人に馴染みのある地域で、市町村助役として迎え入れられた。その後、国会議員職員団体や地元から応援を受けて市長選立候補し、並み居る解放同盟勢力を圧倒して市長になった。

 あれから調べてはいないが、きっと長い間お勤めになったのだろう。ああいう人がもっと多くなれば、地方もっと活性化するに違いない。



 Part3/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201303

2023-09-21

anond:20230921202331

わりとイメージ浮かんだ。ありがとう

ついでに未来の話を聞きたい。よろしければ。

アート系の建築家数字の入った図面引きはやらない。

クレヨンとかでコンセプト画を描く。

下っ端が実図面に起こす。

ザハ・ハディドなんかはトンカチ一つ持ったことがないから、下っ端に完全おんぶにだっこ

日本人は、そういうセンセイの立場になるまでに下積みなしということはまずないので、

建築構造のことも一応一通りわかった上でクレヨン握っている。

これはもちろん例えで、

クレヨンアート仕様書作り

コンセプト・構造意匠統合して立体構築する頭脳労働プログラ厶の設計

図面引き=コーディング

ということになろうかと思うが、

建築場合やっぱり下から全部やった人がクレヨン握らないといいものができない。

ザハ・ハディドなんかはどっかの独裁国に馬鹿げた「作品」作っただけで先進国ではついに通用しなかった。

プログラミングはどうなのかな。

いずれAIにどんどん下働きは任せて、人間はコンセプトとか要望を出すだけで良くなるのか

やっぱり中の仕組みと格闘しないとプログラミングの思考が身につかず、よいリクエストをだせず、しょぼいものしか作れないのか

2023-09-14

anond:20230914092453

受信確認なだけで、図面、表など添付ファイルも見ろってことだよ

口頭で終わる内容をメールして電話確認してってやつはやばい。そういう指示出してる会社があるとしたらそこもやばい

2023-08-29

anond:20230829142602

・簡略化されたその図だけ見ても放射線モニターは1か所ではない

再処理が必要判断するには当然、放射性物質を調べないといけないので図面だけみても複数回放射性物質を測定している。そもそも分析第三者

分析はお前の言う放射線モニターとは別でサンプリングして測定している。

東電ALPS処理、再浄化第三者機関の分析放出前の放射線モニター

の全部がぶっ壊れないとお前の妄想通りの状況にはならない。

微粒子レベル存在するなんて妄想されても困るんだよね。

2023-08-22

仕事の出来はその仕事に用いる能力のうち、最低のものを反映する

1年ほど前、施工管理仕事をしていた頃、なぜ仕事が上手く行かないか悩んだことがある。  

今になって、原因がはっきりした。

俺の性格のせいだ。  

能力自体は高いと自負している。言われたことはすぐに覚えるし、家に帰って復習だってした。自主的図面も描いた。

しか評価は高くない。それは当然だった。  

研修の際、会社の都合で日程が大幅に遅れてしまい、課題解決するのに皆相当な残業をする必要があった。

その際、俺は課題解決にかかる時間をなるべく短縮するようなマクロを組んだ。

数値さえ記入すればあとはマクロがやってくれる。  

それが良い事だと思っていた。

結果的に俺は同僚の学習の機会を奪った。

上司にそれを指摘された際には、どうせ短い期間で理解できるわけがないのだから、と自己正当化した。  

今ではそれが醜悪だと分かっている。

当時は自覚が無かった。

結果的には同僚の学習機会を失って、自分だけ学習したのだから差し引きでマイナスだったと、今では思う。

仕事の結果が俺の最低値、つまりコミュ力を反映したと言える。  

汎用性のある知識はここまでだ。  

あとは自分語りになる。  

職場でそれが自覚できた頃、同僚の皆と上司に謝った。

謝ると、皆それを許してくれて、応援までしてくれた。

俺はそれが怖かった。

から仕事を辞めた。  

俺は、謝られると、それを相手支配権を握るチャンスだと考えて、そのチャンスを破棄する。

のしたような事はしたくないからだ。

自分が謝った時、相手はどう思うだろう、と考える時、やはり相手自分支配権を握るチャンスだととらえているのだろうと考えてしまう。  

事実そうでないことは分かっている。

自分が屑だと、他の人間まで屑に見えてしまう。

謝った時、相手自分支配権を握ろうとして、優しくしてくれているのではないかと、そう思ってしまう。

謝った相手に敬意を抱くという事に共感できない。

自身、敬意を抱けないからだ。

終わっている。

蟲すら羨ましい、蟲は何も考えないからだ。

ももう、何も考えたくない。

仕事の出来はその仕事に用いる能力のうち、最低のものを反映する

1年ほど前、施工管理仕事をしていた頃、なぜ仕事が上手く行かないか悩んだことがある。  

今になって、原因がはっきりした。

俺の性格のせいだ。  

能力自体は高いと自負している。言われたことはすぐに覚えるし、家に帰って復習だってした。自主的図面も描いた。

しか評価は高くない。それは当然だった。  

研修の際、会社の都合で日程が大幅に遅れてしまい、課題解決するのに皆相当な残業をする必要があった。

その際、俺は課題解決にかかる時間をなるべく短縮するようなマクロを組んだ。

数値さえ記入すればあとはマクロがやってくれる。  

それが良い事だと思っていた。

結果的に俺は同僚の学習の機会を奪った。

上司にそれを指摘された際には、どうせ短い期間で理解できるわけがないのだから、と自己正当化した。  

今ではそれが醜悪だと分かっている。

当時は自覚が無かった。

結果的には同僚の学習機会を失って、自分だけ学習したのだから差し引きでマイナスだったと、今では思う。

仕事の結果が俺の最低値、つまりコミュ力を反映したと言える。  

汎用性のある知識はここまでだ。  

あとは自分語りになる。  

職場でそれが自覚できた頃、同僚の皆と上司に謝った。

謝ると、皆それを許してくれて、応援までしてくれた。

俺はそれが怖かった。

から仕事を辞めた。  

俺は、謝られると、それを相手支配権を握るチャンスだと考えて、そのチャンスを破棄する。

のしたような事はしたくないからだ。

自分が謝った時、相手はどう思うだろう、と考える時、やはり相手自分支配権を握るチャンスだととらえているのだろうと考えてしまう。  

事実そうでないことは分かっている。

自分が屑だと、他の人間まで屑に見えてしまう。

謝った時、相手自分支配権を握ろうとして、優しくしてくれているのではないかと、そう思ってしまう。

謝った相手に敬意を抱くという事に共感できない。

自身、敬意を抱けないからだ。

終わっている。

蟲すら羨ましい、蟲は何も考えないからだ。

ももう、何も考えたくない。

2023-08-20

anond:20230819212444

これは職場による。基本図面あるところ、役所や客先への提出書類あるところ、機械があるところ、

危険区域では飲食しないのが基本。ソースはねとばしたり、急な電話とかであわててひっくり返したりしたらそのあとリカバリー

ものすごく手間と時間がかかるよ。

一方で、建設現場事務所とかでは当然のようにカップラーメンカップ焼きそば食べるとこある。

2023-07-20

anond:20230720102517

うそう、事務職で何か資格持ってると言っても、応募資格の所に「経験者」と書かれてることがほとんど。

俺の後輩も簿記何級か取ったけど、未経験だと何処でも応募しただけではねられると嘆いてた。

結局未経験簿記資格とっても無意味だよね。


CAD資格取ってCADオペになりたい...って言う奴多いけど、CAD資格もこれまた無意味

CADが使えたからって図面が描けるわけでもない。

建築土木機械プラント電気...それぞれの業界やそれぞれの企業図面の描き方が有って、

それを理解できていないと図面なんて描けない。

とある会社の方が「(派遣会社の)CADオペは、ニートの駆け込み寺じゃねー」って怒ってた。

設計はできないけど、図面の描き方知ってるっていう奴じゃないと、使えないと。

CADの使い方よりも、図面の描き方教えるのって大変なんだよ。


「じゃあ未経験者は何処で経験積むんだよ!」その通りなんだよ。

経験者が経験積むとこ無いんだよ。

2023-07-04

仕事部品工場と打ち合わせするんだけど

職人気質ジジイっているじゃん。

あれってただの社不だよな。

これくらいの精度でこの図面・・・って話してんのに、俺がこの程度の精度しか出せないと思ってんのか?とかキレ散らかすわ、

40年の思い出話を有難く聞けと言い出すわ、俺が認めたヤツとした仕事はしねぇとか言い出すわ・・・・。

工場社長さんめっちゃ困ってたじゃん・・・

どうも工場を立ち上げた先代の社長とずっと仕事をしてたから頭が上がらないとかなんとか。

こっちもウチの社長の頼みで仕事持って行ったけど、仕事任せてもずっとトラブルになりそうだから別のトコに頼むわって話にした。

そしたらジジイ、これくらいで弱音吐くとか根性がねーなとか散々言ってくるからそっくりそのまま弊社社長に伝えたらガッツリ縁切りの話になってて草

よく小さな町工場がどんどん潰れていくとか、職人の跡継ぎが居ない、この精度を出せる職人・・・・って聞くけど、

ぶっちゃけその精度は要らん(職人自己満足無駄コスト)し、後がない職人なんて性格に難アリでどこも拾わんだけだし、

町工場なんて時代遅れは淘汰されて当たり前って事なんだよなぁ。

昔は沢山あった魚屋とか米屋、寝具屋とかってもう無いだろ?そういう事と同じ。

時代に合わせることが出来ないヤツらから消えていく。

相手工場社長さんには悪いが、さっさと工場畳んで旋盤売るなりした方が良いと思うぞ。

今、鉄は買い取り高いからな。

2023-06-06

名古屋城エレベーター問題について

名古屋城は戦災で焼ける前の図面が残っているので当時と同じ完全復元ができる。

エレベーターなんて存在しない時代建物なので当然エレベーターは付けられない。

安全対策バリアフリー対策建屋構造を変えない手すりや昇降機を用意する。

ここまで名古屋市(河村市長)のスタンスで、まあ妥当対応だと思うんだよな。現存する文化財もこんな感じだし。

それに対して建屋の梁や柱をぶち抜いて大型エレベーターをつけろと言うのが障害者団体の主張。

木造完全復元のコンセプトを真っ向から否定する形になるから折り合えるわけないんだよな。

この問題ずっと揉めているけど障害者団体側の主張がよくわからなくて、市の配慮否定して大型エレベーターにこだわる理由がわからない。

ドリルを買う客は穴を開けたいみたいな話があるけど、天守閣に登りたいのではなくエレベーターをつけたいみたいに主客が逆転している主張に見える。

2023-06-05

仕事愚痴

うつかれたー

毎日毎日終電で帰って

睡眠時間足りないか集中力が落ち簡単仕事でも余計に時間かかるし

資格学校課題もできずに叱られて

資格学校も21時まで授業しやがるし

今日夕方までに図面を先方に提出って言うから

夕方までに仕上げて他の業務にも着手して余裕かと思いきや

定時になっても帰ってこない上司

予定の共有してくださいって何度言ってもしないからこうなるんだよ

やっと20時にチェック

修正してOKもらって21時過ぎにそそくさと帰宅

一番下っ端の私が一番早く帰ることになるのはこちらも気まずい、早く帰れよお前ら

さて家に帰ってご飯食べて家事して勉強…と思っていたら上司からLINE図面の間違いの指摘

申し訳ないけど…あの、それって明日「ここ違ってたから直しといたよ」って一言言えばいいよね…嫌がらせか…?

先に帰った部下の図面修正するのが癪なんか?

こっちだって毎日毎日残業ばっかで21時帰宅が「早い」と思われてるのクッソ癪だが?

資格勉強進まないのマジで不満だが?

資格試験まであと4ヶ月しかないんだから帰るに決まってるだろそもそも21時まで働いてることがおかしいんだわ


あーー仕事辞めたい

仕事くそうざい

2023-04-28

そこそこの会社でも商品開発とか結構ええかげんなもんやな

登場人物

A社・・・とあるジャンルの中堅ブランド専門店にいったら絶対置いてる程度には有名。

B社・・・A社の商品製造する下請

ワイ・・・B社の注文で製造用の型を作る人

A社「B社さんこれ作ってや。イメージ図やで」

B社「ワイさんこれの型頼むやで(右から左へポイー」

ワイ「これ図面やなくてただの絵やん、細かい寸法とか全然わからんやで」

B社「何となくそんな感じになるように適当にやってクレメンス

ワイ「おかのした」

ワイ「適当に決めてやったけどこんなんでええんか?」

B社「サンキューやで」

~~数か月後~~

ワイ「アレ商品化されとるやんけ」

ワイ「ワイの手間が省けるよう適当に作ったとこそのまんまやな・・・

ええんかそんなんで

2023-04-26

東京都若年被害女性支援事業に対する住民監査請求監査結果への疑念

Colabo事業への監査結果を読んでみる

https://anond.hatelabo.jp/20221229122645

Colaboの監査請求役人文学の話(追記あり

https://anond.hatelabo.jp/20221229223951

元増田です。

東京都若年被害女性支援事業(前回のColaboを除いた、若草プロジェクト、BOND、ぱっぷすの事業対象)に対する監査結果が出ました。(https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/5jumin/5jumin2.pdf

4月から久々に仕事に復帰してみたら妙に忙しい部署に放り込まれしまい完全に乗り遅れましたが、今までの経緯もあり最後まで付き合うつもりです。

結論

まず最初結論を。

1.本監査結果が全面的に正しいとした場合、以下のことを導くことができる。

(1)事業者の実施状況報告書重要ものであるにも関わらず、誤記記載方法の不統一など不備が非常に多い。これを漫然と見過ごしていた事業実施部局責任は重く、これを監査委員に指摘させただけでも、本監査請求の意義は高い。

(2)同実施状況報告書の内容を信じた者(ここでは請求人)が、本事業会計に不備があると判断することは自然である

2.本監査請求結果は、監査委員が直接会計確認したものではなく、監査対象局の言い分を監査委員が全面的に受け入れて成立したものである。なお、監査委員が直接会計確認しなかった理由不明である

3.監査部局が「不当ではない」と判断したことについて、理由が示されていない。

4.その他多数の疑義があり、住民訴訟により明らかになることを望む。

私のスタンス

これまでも書いてきましたが、本論に入る前に私のスタンスを書いておきます

住民監査請求や不服審査請求情報公開請求などについて、それを乱発するなどして行政リソースを過度に費やすような状況ではない限り、どのような者でも実施することができる。

 これは当然でしょう。これをとがめるとなると、左派系市民団体オンブズマン活動はかなり制約されてしまます

住民監査請求や不服審査請求(また住民訴訟国賠訴訟行政事件訴訟等)については、請求人(原告)側が100個論点を立てたとして、そのうち1件でも認められたら請求人側の大勝利

 行政相手の不服審査訴訟について、このように評価報道されることが一般的です。行政側が専門性を持ち、また巨大なリソースを抱えている以上、これも当然でしょう。

1.事業者による実施状況報告書に不備が多い点

監査結果26ページ)

(2)意見

本件各契約に基づいて都に提出することとされている実施状況報告書は、概算払の精算の基礎であり、また事業の履行状況を明らかにするための書類であることの重要性に鑑み、監査対象局は受託者に対して、数値や文章誤記がないよう正確に記載させるとともに、相談人数等の集計方法統一させるよう、契約時及び履行期間中において指導を徹底することを求める。

事業者の実施状況報告書に不備が非常に多かったことが伺えますこれを指摘させただけでも本監査請求には重要意味があったと思います

また、仮にこれが単なる不備であったとしても、その情報公表されていない以上、この点において、公表資料を信じて会計不正があると判断した請求人には何ら落ち度はないと考えます

監査結果においてもこのように触れられています

ちなみに、本監査結果において実施状況報告書に不備があったと結論づけられているのは以下のとおりです。

はっきりいって事業実施部局は何のチェックをしてるのか、というレベルですね。

法人Aが相談を受けた人数のカウント方法

法人Aの本件事業に要した経費の総額

法人Aが保護した人数のカウント方法

法人Cの通信運搬費と光熱水費

法人Cが相談を受けた人数のカウント方法

※ちなみに、本当に単なる誤記であったのかどうかは本監査結果からは読み取れません。

2.監査委員が直接会計確認していない点。

前回のColaboの監査請求では、監査委員が自ら関係人(Colabo)の調査を行い、帳簿、領収書等を確認していました。(https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5.pdf 14~18ページ)

今回の監査請求結果では、関係調査実施していないため、監査結果の各項目に「監査対象局の説明により確認した」などという文言が繰り返されます

少なくとも、本監査請求結果を読む限りにおいて、監査対象局の説明が正しいとする合理的根拠は認められませんが、監査委員には領収書等が提示されたということなのでしょうか。

例えば以下のとおりです。

監査結果20ページ)

支援のうち相談については相談窓口の拡充により当初の計画額を上回ったということを監査対象局の説明により確認した。

監査結果22ページ)

監査対象局において再調査実施したところ、本件事業に要した経費は2,601万円であり、その内訳は、第1四半期が453万円、第2四半期が543万円、第3四半期が706万円、第4四半期が899万円で、領収書も全て確認したとの事であった。こうした説明により、第4四半期のみが殊更に過大な支出であることはなく、また経費全体で本件委託の上限額を超えているということが確認でき、当該説明に特段不合理な点も見当たらない

監査結果24ページ)

家財道具代や引っ越し代、不用品撤去医療機関に対する支払を年度末にまとめて行っており、支出根拠となる領収書も全て確認したということを監査対象局の説明により確認した。

今回、監査委員がなぜ関係調査実施しなかったか不明ですが、少なくとも監査委員がこの説明をもってよしとした理由訴訟で明らかになっていくでしょう。

3.監査委員の判断理由が示されていない点

2と似ていますが、「監査対象局の説明により確認した」としている点以外の部分でも監査委員が判断をした基準が全く示されていませんので、本監査結果が妥当であるか否か、外部から確認をする術がありません。

例えば、請求人に「LINE相談人件費が過大である」と指摘された部分について、このように記しています

監査結果21ページ)

請求人は、(略)東京都最低賃金である時間額1,072円を考慮しても高額である旨主張する。このことについて、オンラインアウトリーチ自殺企図等の対応など慎重かつ精神的な負担も大きい業務であることを監査対象局の説明により確認した。様々な困難を抱えた若年女性支援するという業務性質からすれば、こうした説明に特段不合理な点は見当たらず、また、このような業務内容を考慮することなく、最低賃金との比較において当該金額の当否を論ずることは適当とはいえない

通常、役所人件費積算する場合役所内部で持っている単価表や一般社会における求人標準的数字(例えばハローワーク求人広告)を参照します。しかし、本監査結果では、「業務性質」というのみであって、本件で計上された金額妥当であるかという点には一切触れていませんので、説得力の欠ける文章になっています

(ちなみに、個人的には請求人の主張はこの点では妥当ではなく、有資格者公認心理士臨床心理士社会福祉士などとまでは言わなくとも、民間カウンセラー資格など)による実施であれば、十分に見合う金額だとは思いますが、本資料からそれを読み取ることはできません。)

4.その他多数の疑義

監査結果11ページ)

夜間見回りについては、事業計画では、秋葉原界隈を月1回、御茶ノ水界隈を年4回、神保町界隈を年4回、赤羽界隈を月1回行うこととしていた。

御茶ノ水神保町については、コロナ禍で対面でのアウトリーチが難しい中、有効手段は無いか検討したところ、中学校高校専門学校等が多い地域特性を踏まえ、11校、9図書館に対してアプローチを行い、生徒に団体活動を紹介するリーフレットを配付してもらう方法に変えたものである

赤羽については、地元消防団等の協力を得てアウトリーチ実施する予定であったが、協力が得られず、また、客引き行為などの検挙が続出し、治安悪化したことから実施を断念したものである

結果として、アウトリーチ秋葉原での13回となったが、その人件費は、事業計画で300万円のところ、実績に基づき、支出額は877,100円となっている。

一方、利用者要望を踏まえ、当初計画以上にまちなか保健室の開催日及び開催時間を拡充したことから、まちなか保健室人件費予算額400万円に対し、実績額は653万円となっている。

当初計画との若干のずれではなく、根本的にやり方を変えているわけですが、このようなやり方をするのであれば当然担当部局(今回の監査対象局)の事前の承認必要でしょう。

契約記載の有無にかかわらず、です。

文章では事前の承認があったようには読み取れませんので、おそらく事後承諾なのでしょうが、このような事後承諾を認めていればなんでもありになってしまます

バラ色の計画書を提出して事業者に選定され、「〇〇の協力を得て事業実施するつもりだったが協力を得られなかったので代わりに××をした。事後承諾してね」なんてのが認められたら委託事業は全く成り立ちません。

かかった経費がオーバーしていればOKというものではありません。これを認めると事前の計画無意味となり、いくらでも経費の横流し(例えば事業者に関係性の深い者の雇用等に切り替えるなど)が可能になります

※この部分に限らず、事業者の言い分を事業実施部局がそのまま鵜呑みにしている部分が多いんですよね。事業実施部局は何のために存在するのかってくらいに。

監査結果14ページ)

委託については、委託契約書第3条において、「委託業務の全部又は主要な部分を一括して第三者委託することができない。ただし、あらかじめ委託者の承諾を得たときは、この限りでない。」と定められている。本事業における主要な業務とは、アウトリーチ支援・居場所提供に関する支援自立支援であり、報告書作成会計業務は主要な業務範囲である

監査結果22ページ)

委託について委託業務の全部又は主要な部分を一括して第三者委託する場合には、あらかじめ委託者の承諾を得ることになっているところ、法人Aが法人Xに再委託している業務は、事業報告書作成及びこれに係る会計業務であり、これらの業務委託事業を履行するための補完的な業務であって、本件事業の全部又は主要な部分ではなく、都の承諾を得る必要はない

(令和3年度事業契約書)

第 1 条 委託者及び受託者は、標記契約書及びこの約款(以下「契約書」という。)に基づき、別途添付仕様書及び図面等(以下「仕様書等」という。)に従い、日本国法令を遵守し、この契約を履行しなければならない。

(令和3年度仕様書

12 再委託の取扱い

受託者は、受託者が行う業務の全部又は主要な部分を一括して第三者委託し、請け負わせることは出来ない。

個人情報の取扱いに関する特記事項

第2 受託者は、個人情報の適正な安全管理が図られていることを都が確認し、都の許諾を得た場合に限り、再委託を行うことができる。再委託を受けた者が更に再委託を行う場合も同様とする。

監査対象局と監査委員は、報告書作成は「主要な部分ではないから事前の承諾は不要」としています

ただ、少なくとも令和3年度の契約書・仕様書によると、

・どのような再委託でも都の事前の承認必要

契約書の「委託業務の全部又は主要な部分を一括して第三者委託することができない。ただし、あらかじめ委託者の承諾を得たときは、この限りでない。」というのは、仕様書12を打ち消すために行われたもの

と読み取ることができます

監査対象局と監査委員の解釈は違うようですが、ね。

※ここで持ってきた仕様書は令和3年度のもので、令和4年度は変わっている可能性があります。ないと思いますが。

いずれにしてもこういった点は、訴訟になれば根拠資料も含めて裁判所から提示を求められるものなので、裁判の結果を見ないと何とも言えない、という結論しかなりません。

監査委員がこのように判断した根拠資料も添付してくれるのが一番わかりやすいのですがね。(おそらく監査対象局はそこまで資料を作りこんで説明しているはずなのですが)

まだ疑義のある点はありますがキリがないのでこのあたりで。

追記

ブコメから

○こいつも中立面してるが初手から既におかしいからな。普通HP上の数字があってなかったら「誤記かな?」って思うもんなんだよ。自分自分不正証拠ネットにアップする奴なんかいないって普通わかるだろ…

監査ってのは事業者ではなく、事業実施部局に対して行うものなんですよ。

で、事業実施部局が、そんな誤記だらけのものを通している時点で大問題なんですよね。

また、請求人の立場としては、事業実施部局が、そんな誤記だらけのものを通してるとは思わないでしょう。

弁護士会計士への委託は前から記載あったのに何でいきなり「いかなる再委託も許さん」みたいな話になっているんだろう?

事前の承認があれば委託していいんですよ。

弁護士等の場合計画書の時点で委託が前提なので、都の事前の承認がありますね。

会計士への委託があったかは知りませんが(税理士だったよーな)

2023-04-11

anond:20230409141535

いまは、昔のことを思い出しながら図面をひいたりしています

これそのうちAIがやるようになるから大企業にしがみつけっていう奥さんが正しいで

2023-04-09

伊藤稔さん(59)は2年前、大手建材メーカーから社員およそ300人の住宅会社転職しました。新たな商品を開発する部署部長を務めています

前の会社では、技術者として30年以上商品開発などにあたっていました。しかし、管理職となり現場から離れる中、やりがいを見失うようになったといいます

伊藤稔さん

「やっぱり、ものづくりに関わっていたいという思いが強かったですね。自分のやったことに対する達成感、満足感をもう一回味わいたいなと思いました。いまは、昔のことを思い出しながら図面をひいたりしています

新しい職場で、窓の商品開発の陣頭指揮をとることになった伊藤さん。以前も、窓の開発に携わった経験いかし、商品化のためのコストダウンに取り組んでいます

伊藤さんの指摘で設計を見なおすことになった部材です。

改良前の部材は一部がせりだす形になっていて、加工に時間コストがかかっていました。伊藤さんはそれを省いても、品質的に問題はないと判断。そのぶん手間が省け、材料費の削減にもつながったといいます

ものづくりに直接関わり、試行錯誤を繰り返す。前より年収は減りましたが、日々やりがいを実感できているといいます

伊藤稔さん

「やっぱりやる気が出てくるので、日本一の木製サッシメーカーになるという目標を掲げて、それに向かってみんなのモチベーションを上げていきたいと思っています

伊藤さんのようなベテラン人材を受け入れることは、会社にとっても成長が促されるなど、メリットは大きいといいます

ウッドフレンズ 林知秀代表取締役

中小企業からこそ、自分の幅が広がるところに魅力を感じてチャレンジしたいという思いを、採用時に感じました。一緒にやりましょうという思いです」

仕事やりがいを求め、60歳を前に転職に踏み切った伊藤さんについて、家族は…。

妻 嘉代さん

最初聞いたときはショックではあったんですけど、今はとても充実してそうなので、転職してよかったんじゃないかと、すごく思います応援しています

こういうのは良い奥さん

まずい結婚をすると奥さんが「絶対にやめるな!上場企業にすがりつけ!」みたいな脅迫をする。

ワイの妻なのだが、そういうのと結婚したらおしまい

2023-03-27

BIMを知らない建築現場の2次元CADによる設計作業

巨大な集合住宅建築現場施工設計に駆り出された記憶メモする。


1 展開図 床の間の前にある垂壁をとって床の壁の収まりを見たいから作図して欲しい。

200部屋を超える床の間の展開図から垂壁の線画を削除して、床の間の部材を延長する形で書き直し、寸法も入れ直した。所要時間は2週間以上。

BIMモデリングされていれば断面線を動かすか新設するかで瞬時に完了する。たとえ200部屋を超えても1日程度で終わったはず。


2 新たな断面図をつくってほしい

構造図、平面詳細図と展開図から要点を拾い出し繋いでゆく。複雑なので確認修正を繰り返し2日かかった。

BIMモデリングされていれば必要なところに断面線を引くだけで瞬時に完了した。


3 構造の柱と梁を階と仕様ごとに色分けしてほしい

CADデータがすべてただの線の集合体で、ここから柱や梁を指定することができなかった。1本づつハッチングをかけとか非効率も甚だしいので構造平面図と構造軸組図、伏せ図あわせて60ページほどを紙で出力しラインマーカーで塗り分けた。まる2日かけてなんとか最終確認まで持って行った。

BIMモデリングされていれば階と部材で検索し該当する要素に色をつければいい。要素が何百だろうが何千だろうが瞬時に完了したはず。


4 数千件にのぼるデータを2次元CAD使いが人海戦術修正していて何がどこにあるのか、最新の図面がどこにあるのかを正確に把握しているひとがいない。設計変更や仕様変更が反映された最新のデータのありかが共有されていない。図面探しでかなりの時間が失われる。

BIMモデリングしていればこんなことはおこらない


5 基礎梁の断面積を見たら人通口が開口できないことがわかり急遽基礎梁を下に拡張、これにともないラップルコンのレベルもかわった。ものすごい数の設計士がどんちゃん騒ぎをして2週間ほどで基礎の図面をぜんぶ修正した。

BIMモデリングしていれば、1人が1日くらいかければ完了しただろう。段取り確認時間をとっても3日以内におわったはず。


6 すべての部屋の床を種別ごとに求積・積算エクセルにまとめる。

次元CADがローエンドすぎて求積機能が貧弱、作業煩雑。ぜんぶBIMソフトにほうりこんで変換、ゾーニング作業をおこなった。取り込んだデータがぜんぶ閉じていない線分で構成されており、微細な隙間などもあったのでマジックワンド機能動作せず、ゾーン境界をポリラインで引き直した。このため2日以上かかった。

BIMモデリングされていれば何もしなくてもはじめから面積表は自動生成されていた。


没落国家建築現場ではBIMの普及ははてしなく遠い。本社が本気で取り組んでも末端の建築現場事務所が2次元CAD時代から何も進歩していない。たとえスーパーゼネコンでも。

2023-03-08

anond:20230307172453

2000年代前半のISO導入が推進されてた頃に「現場勝手に直すのはけしからん」ということで

部品工場には図面だけ渡して何に使うかは教えないとかやってたりもしたんだけど、

結局それで不具合がいっぱい出て誰も幸せにならなかったんだよね。

昔は現場から「今回のロット現場でなんとかしたから次のロットから図面に書いといて」でメデタシメデタシだったのが、

今は「図面通りに出来ていないなら出荷できない」という建前になってるのでそれが出来ない。

お客さんも設計の要所要所で検証して承認をしているという体裁になっているので、

図面を直してハイおしまいではなくて、客先になぜ図面変更が発生するのか説明して承認をもらわなきゃいけない。

結局、現場でこっそり直しておいてシレッと出荷してしまおう…が横行している。

2023-03-07

anond:20230307121329

一点物の部品だと、作ってくれる、作れる所が町工場しかないみたいなことまであるね。

JAXAの人が図面をもって町工場を回る話は聞いたことある

機械機械って言われても、そんなに精度出ないから、仕上げは人の手というのも普通にあるし。

ロケット潜水艦では、溶接が大切な技術で、大部分は機械でできたとしても、入り組んだ立体になった部分は職人芸が必要なこともある。

からこそ、後進を育成しないとダメなんだけどね。

2023-02-25

昔の方が楽しかった仕事

測量系の仕事をしてるんだけど、トータルステーション(三脚カメラみたいなのを覗いてるやつ)の出番が減ってきてて、GPS測量のケースが増えている。

GPS測量も現場要請があるから開発されたわけだが、いかんせん人間がすることが少なくて、突っ立ってるだけなので現場作業面白くないんだ。機械ほとんどやってくれる。

図面書くのもCADより手書きの頃の方が楽しかった。

人の手でやる暖かさじゃないけど、便利になった反面、自分がモノを作っているという手応えが減っている気がする。単なる懐古趣味なのかもしれないが。

はてなーにはIT関連の人が多いと思うけど、ITにも昔の仕事のやり方の方が手応えがあったとかあるんだろうか。

2023-02-08

anond:20230208222953

こういうことを言うやつが出ると思った。

人災じゃなくて天災です。

震源の深さ2kmとかどんな建物でも無理。

ソースにするのは証言ではなく材質と図面

そんなものソースではない。

物理的にM7超の震源km地震では有史以来全て破壊されています

文字を大きくすればいいと思うのもバカバカしい。

人間地震に勝てない。

2023-01-28

カタストロフィの日

とある公共インフラ系の施設の話。

昭和バルブや配管が今も現役且つ根幹的な箇所で現役稼働中

枝葉末節の部分は比較的新しく更新されているが、理由寿命が短いから。

10年どころか5年もたない機器類も多い。

年間の予算ほとんどそいつらに食われていく。

さすがに根幹部分もかなり危険状態で一刻も早い更新必要なんだが、なんと言ってもまず金がない。

更に大きな問題がある。

昭和設計は古くなったら別の場所に作れば良い、どんどん新しく作って古いのは廃止していけば良いという発想だったのだろう。

バルブ一つの交換の為に施設全体を相当期間止めないといけない構造になっていて手を入れられないんだ。

もう一つ言うと、施工時にその場のアドリブ設計を変えたりする事も多くまともな図面が少ないのも困っている。

子供が描いたようなフリーハンドの線が引いてあるだけの図面もザラにある。

しか昭和のモノはやたら丈夫で長持ちだ。

その為問題が先送りされてきたが、いよいよいつ崩壊してもおかしくない。

ある日全てが一斉に朽ち果てると思う。

ダイナマイトを使ったビル爆破とかあんな感じだ。

カタストロフィの日は近い。

何百万人のQOL途上国並みに下がり、国の状況を考えると二度と復活する事はないだろう。

実は中国侵略より来たるべき南海トラフ大地震より身近な場所で致命的な危機が迫っている。

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