はてなキーワード: 和製漢語とは
熟語は中国語に由来してるから、基本的には漢語の語順(SVO)が適応されることになる。
ただ、和製漢語については日本語の語順で作られているものも存在する。
・酒造(OV):酒を(O)造る(V)だから「造酒」が正しい
・鬼滅(OV):鬼を(O)滅ぼす(V)だから「滅鬼」が正しい
「店休日」についてだけど「店を(O)休む(V)日」だから「休店日」が正しく、「定休日」は「定めて(副詞)休む(V)日」だから「定休日」が正しい。
※ここで「正しい」と書いたのは漢文構造に従っているという意味であり、漢文構造に従ってない漢語が「間違っている」というつもりはなく、日本語構造に従った漢語もまた中世から見られる伝統的なものであると補足しておきます
増田が覚える違和感は漢文構造に反していることが原因だと思う。
ただ、日本語の語順に従った熟語には「酒造」「人選」など定着しているものも多く、漢語の語順に従っていないという理由だけで誤用であるとは一概には言えない。
(ちなみに「調剤」は、「ととのえる、調合する」という意味を持つ「調」と、「薬を配合する」という意味を持つ「剤」を並べたVVの構造で、「進行」などと同じで似た動詞を並べた型みたいです。)
プロテインでいいだろ。
質←日本語
っていう複合語なのかと思いきや
卵(日)=蛋(中)
Protein(英,独)=タンパク質(日)
という複雑すぎる語源。
「蛋」の字は日常的に見ない字だし
蛋白=卵白なら「卵白質」でいいじゃん。卵白はタンパク質でできてるしわかりやすいしーーと思うじゃん?なんと昭和初期に蛋白質じゃなくて卵白質にしようと言い出した栄養学者がいたけど定着しなかったらしい。
で、結局「蛋白」って何なのか分かりにくいから今は、たんぱく質/タンパク質表記らしい。
でもさぁ、ということはさぁ
でしかないわけじゃん
いやわかりにくいわ。日本語という漢字圏の長所をかなぐり捨ててんじゃん。漢字から連想できる意味もなし。音から連想できる意味もなし。最悪だ。
明治の日本人が一生懸命英語やらドイツ語やらの単語にあたる新しい日本語を作ったことの素晴らしさはわかる。「福祉」「哲学」「失恋」は素晴らしい日本語だ。ウェルフェアとかフィロソフィーとかハートブレイクじゃパッと見て意味が通らないから言葉として定着しなかったろう。和製漢語のおかげで日本人が新しい概念に早く馴染むことができた。
だが、明治の人間が頑張ってしまったばっかりに、日本人は英語により疎くなったという側面はある。その最たる例がやはり、「タンパク質」だろう。
「タンパク質=protein」感の無さは異常。これじゃあ、『タンパク質とは肉や魚、大豆や卵を構成しているアミノ酸のポリペプチドなんだな。』と覚えた後、更に『protein(名)タンパク質』と覚えなきゃならない。無駄だ。無駄すぎる。プロテイン飲んでる中学生の3割はプロテイン=タンパク質と認識していないんじゃないか。だれもプロテインがタンパク質だとは知らなきゃわからない。
対して「プロテイン=protein」はわかりやすい。英語の授業でproteinを習わなくてもproteinがプロテインだとわかる。