「同盟軍」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 同盟軍とは

2022-03-12

anond:20220311230852

いざ事が起こったら同盟軍分断工作されて瓦解しそうだな

2022-02-24

anond:20220224173753

でも、中国が全力出すと瞬で、

日本在日米軍アジアに展開している同盟軍

は総数で完全に負けるんだよね…

いきなり中国短期で本気出せば勝ててしまう…

米国が全力出せばそりゃ勝てるけど、時間はかかるんだよね…

2021-09-25

飲み会帝国復活の日は近い。

帝国の逆襲がはじまるぞ。

コロナワクチンコロナ飲み薬、こんなものが普及したら我々ちんぽこ同盟軍運命や如何に?

2021-05-30

遠い昔 はるかかなたのBL系で…

エピソード

オケケの帰還

 

若きオケケ・スカイウォーカー消息を絶った!

まんさん同盟軍オケケ不在の中、けんかを始めた。

そんななか増田怪文書スーパーお気持ち長文が投下されるのであった……。

2020-09-14

anond:20200914120313

単純な話で、王政国家でそういうジェンダーなのはストーリー的に違和感いからでしょ

同盟軍の方は一応民主主義リベラル的な設定の筈なんだから

もちろん、軍の幹部ほとんど男だから父権主義民主同盟って設定にしてもいいんだけどね

2020-09-12

銀英伝で1つ気になることがある

帝国軍同盟領に進行始めたころだったと思うが

下記のようなシーンがある

同盟輸送船だ!襲え!」

「よっしゃ補給物資回収しろ!」

おおっと歩兵が潜んでいた!放棄だ!放棄!」

同盟軍の攻撃どかーん!

「うわー!物資コンテナヘリウム爆発だ!!」

潜んでた歩兵、お前それでええのんか?

2020-09-01

https://note.com/sudo_rm_rf/n/n47989425fe73

スラーへの愛はよくわかったけど、ちょっと気になったんだよな。

スラーリップシュタット戦役に艦隊司令官として参戦するシーンが無いと、僚友たちが彼を「提督」と呼ぶ理由がわからないという状況になってしまう。

提督」って、海軍将官って意味から。「将軍」は陸軍将官な。

階級にadmiralってくっついてる奴には提督と呼ばれる資格がある。キャゼルヌもドーソンも俺は提督と呼んでいいと思う。

日本語だと、軍隊を率いる将としての「提督」「将軍」と、階級としての「少将」や「大将」が語彙の面で完全に分かれてるけど、西欧語だと分かれてないから。

第二次世界大戦期のドイツ海軍では、大将はGeneraladmiral、中将はAdmiral、少将はVizeadmiral、准将はKonteradmiral。

要するに、艦隊を率いる司令官を表す語としてadmiralというのがまずあって、海軍組織が単純な頃はAdmiral=艦隊指揮官でいいんだけど、艦隊の規模が大きくなると同じadmiralの中で順序をつける必要が生まれて総提督とか副提督かい呼称が生まれ、また組織が複雑化すると地上勤務の人間階級にも当てはめられるようになる。

で、欧米だと艦隊率いてようが陸上参謀やってようが、(階級としての)admiralがつく階級を持ってるやつには(称号としての)admiralと呼ばれる資格がある。

西欧語だと階級称号が同一だからそんなに違和感はないんだけど、日本語階級を表す語と称号を表す語を分けちゃったからな。

まり、キャゼルヌもケスラードーソン提督です。同盟軍では准将から閣下」なので、フォーク提督です。少なくともそう呼ばれる資格があります

2019-09-23

最近の若者は「恋愛離れ・草食化」という大誤解」

https://toyokeizai.net/articles/-/282402

僕も恋愛弱者です。

本当にね。昔のお見合い制度功罪とかはともかく、パートナーが居ない事へのセーフティネットになってたのは否めないよね。

童貞馬鹿にするのを止めるのがどれだけ童貞の為になる? 」

https://anond.hatelabo.jp/20190810064323

童貞ではないんだけど(とは言っても風俗以外でしたのってまじで何年前だってくらいなのでほぼセカンド童貞)、こういうの見ると胸が張り裂けそうになる。

趣味とか仕事とか恋愛以外の事での価値を見つけてそれにまい進していくしかないよな・・・・。

後ろ指さされたっていいじゃないか銀河英雄伝説同盟軍アッテンボローじゃないが「それがどうした!」んだよ、と言い聞かせる。

でもやっぱり寂しいんだよな、悔しいかな。しょうがないじゃん。

2017-12-19

STAR WARS最後ジェダイVS パロディ〇V SITAI WARS新たなる恥棒

以下タイトルを読んでもいただいてお分かりいただけるようにSTAR WARS EP8 最後ジェダイネタバレ及び、この映画が好きな方には極めて不快表現が含まれています

それに関して問題ない方はこの長文にご付き合いください。














先週末、映画史上に残るカルトムービーSTAR WARSの続編、EP8を名乗る映画最後ジェダイ】が公開された。

海外大手評価サイトRotten TomatoesでFresh(新鮮、この場合面白い)である保証されていること以外は何も事前知識を入れずに公開初日夕方に見に行った自分を待っていたのはとんでもないものだった。

観客の予想を裏切ることを優先するあまりとっ散らかってカタルシスのないストーリー銀河を巻き込んだ壮大な戦争のはずが敵味方がいつの間にか人類ばかりになってしまたことによる説得力のなさ、黒人には白人美女はふさわしくないとばかりに略奪愛を行うローズから滲み出る制作人の差別意識などはSTAR WARSの名を冠さな映画であっても「これってどうなの?」と思わざるを得ない点が多々あった。

特にフィンローズパートは30分近くかけて何一つ大勢に影響がなかったばかりか、結果的にとてつもない大失態となり何百人ものレジスタンス犬死にし、あまつさえその本人達自分引き起こしたことなどすっかり忘れて英雄気分でいるという普通映画なら考えられないことになっている。もしこのサブプロット存在せず、映画が2時間で収まっていれば、すっかり前立腺肥大しきっており必死尿意に耐えていた自分のような人間評価も今ほど辛辣ものでは無かったかもしれない。

そしてこれら以上にファン(旧三部作)を襲ったものルークスカイウォーカーキャラ崩壊を筆頭とした「これまでの物語はなんだったんだ」という絶望感では無いだろうか。

EP6にてルークスカイウォーカー映画史上に残る悪役にして父親ダースベイダーに僅かに残る善性を信じ敵の根拠地、新デススターに単身乗り込む。妹のレイアを暗黒面に誘惑するというベイダー挑発に激高し右手を切り裂きベイダーを追い詰める、しか自分と同じく機械の右腕を持つ父親言葉に出来ない繋がりを感じたルークは暗黒面へ来いといざなう皇帝を前にしてライトセーバーを捨てこう言うのだ「Never. I'll never turn to the Dark Side. You have failed, Your Highness. I am a Jedi, like my father before me.」巨悪たる皇帝の前で身を守る武器を捨てて「あんたの負けだ」と勝利宣言をするのである。そして最終的に父親をかつてそうだったようにジェダイに帰還させるのだ。このことからSTAR WARSという映画宇宙規模の戦争正義が悪を倒すといったことやフォースがどうたらといったことがメインテーマなのではなく、結局最後まで諦めなかった一人の息子がとてつもない悪の道に沈んだ父親を助け出す、ただそれだけの物語なのだ解釈することも出来る。

しかし、最後ジェダイで明らかになったルーク過去はこれまでの物語を全て覆すものであった。親友双子の妹の間に生まれたベン・ソロからとてつもない闇を感じ寝静まったところを襲い、返り討ちにあったということだ。

EP7、或いは8を見た方の中でベン・ソロことカイロレンからそこしれない深い闇を感じた方が一人でもいるのだろうか。闇落ちの理由は偉大な両親にコンプレックスを抱き、そして両親の仲が悪く仕事に逃げ構ってやらなかったことだったと思う。どこまでが偉大な親に含まれるかは置いておいて、このようなケースは現代日本でもゴマンといるだろう。

百歩譲ってそのようなきっかけでカイロレンが深い闇に沈んだとしても映画ではそのような描写殆どされない。父親を殺したことに動揺して初めてセイバーを握ったレイに対決で敗れ、母親のいる艦橋にはミサイルを撃ち込めず、師匠を殺してやっと一皮剥けたと思ったらハックス将軍に「女がやった」と言い訳をかますヘタレっぷりである

一つ擁護させていただくとカイロレン役のアダムドライバーは最高の演技をしていたと思う。しかしそれは今一悪に染まり切れない不安定若造としての演技であって間違っても凶悪ヴィランとしてのそれではない。

繰り返すが、ルークはこの若者からかつて銀河を恐怖のどん底に陥れたダースベイダー以上の闇を感じ、闇討ちをしたと言うのだ。

ふざけるのもいい加減にしろと言いたい。あまつさえそれで心に傷を負い、隠棲した?

この映画を見る前「もしルークが闇落ちしていたら怒っちゃうかもしれない」などと冗談を言っていたがそれを上回ると言っても過言ではないあんまりな展開だった。

ついに明らかになったレイアの潜在能力や「もう全部あれでいいじゃん」と思わせるワープ特攻フォースを使ったSkype対話等々今までのファンから見たら目を疑うようなシーンが多く見られた今作であったが自分にとって最も許せないのはこの旧三部作テーマを全て否定したルークの扱いであった。

このような脚本を渡されたマークハミルは心から気の毒だと思うし、それでも演じきった俳優としてのプライドは本当に凄いと思う。

漸く本題に入る。上記のこともあって自分は途中からこの映画を見ていてもう質の悪いパロディ映画を見ているような気がしてならなかった。

そこで今回登場するのが『シターイ・ウォーズ-SITAI WARS- 新たなる恥棒』というわけだ。

アイアンマンの『アーンイヤーンマン』に代表されるように有名な映画というのはこのようにおもしろおかしタイトルパロディAVになるものらしい。

シターイウォーズはこんなストーリーのようだ。

SF映画金字塔、いやハリウッド映画の超名作といえるあの作品が遂にパロディとして登場!

帝国軍と反乱同盟軍との間に、戦いの火蓋が切って落とされた。

帝国軍の狙いはセックス大好きなレイプ姫。

劣勢の同盟軍絶倫暗黒騎士ダーススペルマーの軍門に下ってしまうのか、それとも救世主ルークスカイファッカーの力を借りて銀河平和をもたらすのか…

ラストシーンレイプ姫、ルーク、ハン・ダチによる3Pポルノ史に残る名場面になること必至。

名脇役たちのパイオツーディーツー、センズリピーオー、シコッテバッカといった面々もリアルに登場!

よくもまぁこんな名前ポンポン出てくるものだと感心する。

断っておくとどちらがマシかとタイトルに銘打っているのだからしっかりと見比べているんだろうと思われるかもしれないが自分はこのパロディAVは全く見ていない。申し訳ない。最後ジェダイの方も2回以上見るほど肝は据わっていない。

だがこの紹介文だけでも読み取れることはある。

両者ともにキャラクター崩壊しているのは想像に難くない。旧三部作では絶対にやらなかったことのオンパレードなのは見なくても伝わってくる。文字通りこれまでのSTAR WARS感を粉々に砕いてくれるだろう。

そして片方しか見ていないのに言うのもなんではあるが最後ジェダイと新たなる恥棒のどちらがマシかと言われたら、自分は新たなる恥棒のほうが恐らくマシだと思う。

新たなる恥棒は最初にしっかりと【パロディ】と銘打っており厚顔無恥にもEP8などと壮大なサーガの続編を名乗っていない。

タイトル登場人物の名も微妙に変え、これは本物ではないと誰にでもわかるようになっている。

間違ってもレンタルビデオ店の暖簾をくぐってSTAR WARSの続編見たさにこれを手に取る人はいない。

最後ジェダイはえらく異なる深謀遠慮っぷりである

映画評論家町山智治氏は最後ジェダイについてざっとこのように評しているそうだ「これまでのSTAR WARS定番を打ち破り脱却している素晴らしい作品過去キャラの扱いが気に入らず怒るのはお門違い。」(直接は聞いておらず伝聞を記しているのでもし異なるところがあればご指摘いただきたい。良くないことで本当は直接聞くべきなのだ自分はそこまで心が強くない。)

このように評価している評論家国内外わずたくさんいるようだ。

そしてインターネット中に溢れるSTAR WARSファンの中には「STAR WARSの全てを愛するのが本当のファン、嫌ならば辞めればいい」と言う人も散見される。

評論家の方々に是非この新たなる恥棒もレビューしていただきたい。最後ジェダイはるかに超える満足度だと思う。

STAR WARS関連のグッズは何でも集め、愛するという方々にもしこのパロディタイトルが本当にSTAR WARSの名がついていたらやはり中身は関係なく神聖視するのか?と問いかけたい。

そして駄文の締めにこんなブログを見るはずがないとわかっていてもディズニーにお願いしたい。

4000億円もかけてSTAR WARSの権利を買い取ったのだからあなた方はSTAR WARSという世界でありとあらゆることをする権利がある。EP8を作り直してくれなんて馬鹿なことも言わない。

ただ、もう昔の登場人物を安らかな眠りから叩き起こし、屈辱を与えることはこれで最後にしてほしい。



とりとめのない長文に付き合っていただき本当にありがとうございました

2017-02-06

[]リゲイーン要塞の反乱

 攻めあぐねるモレツ帝国に対して、テイジー同盟有効な反撃ができているわけではなかった。

建前では彼らは全知的生命自由冬眠をもたらすことを国是としていたが、

赤道地帯の縦深を突破して、モレツ帝国の中枢に迫るだけの国力に欠けていたのだ。

 結果、宣伝工作によりモレツ人民の決起をうながすことや、

亡命者を受け入れることが活動の中心となる。

 皮肉にもゆいいつモレツ帝国転覆可能性があるのは、帝国赤道派遣軍の反乱であった。

 そして、リゲイーン赤道要塞で起こった反乱は未曾有の規模にふくれあがった。

その反乱はいつもと違って南方への移動中ではなく、

軍団要塞に赴任してから起こった。

 しかも、半年間動かなかった。彼らが何をしていたのかと言えば。

寝てた。

「本当に我が国亡命をしなくてよろしいのですか?」

 心配そうなテイジー同盟の軍使に反乱軍司令官は快活に答えた。

「一度冬眠して見たかったのだ。これで思い残すことはない」

 物心がついてから初めての冬眠経験した兵士たちは清々しい気持ちで北へ向かった。

半年間の待機にはテイジー同盟交渉して補給を受ける目的もあった。

 反乱軍司令官はテイジー同盟指導者たちが冬眠から覚めるのを待ったのだ。

だが、同盟指導者たちは密かに冬眠打破の薬を使っていた。

レツ帝国皇族が密かに冬眠を楽しんでいるがごとくである

 鏡の国において禁じられた行為が、それぞれ特権となるのであった。

 リゲイーン要塞反乱軍は三度までも討伐軍を打ち破り、

帝都に迫ったところで多方面から接近する敵軍に包囲された。

 彼らは一昼夜の奮闘の末に壊滅した。

テイジー同盟軍増田アースの反対側でおこなった助攻勢がもっと大規模であれば、

あるいは両国の間にある二つの接触点がもっと接近していれば、

違った結果が得られたかもしれない。

 壮士去って復た還らず。

http://anond.hatelabo.jp/20170205201049

2017-02-05

[]赤道防人

 モレツ帝国とテイジー同盟が接触したとき、国力においてモレツ帝国は圧倒的な優位に立っていた。

 その差を埋めた要素の一つは、強制的冬眠打破によりモレツ帝国内部で社会不安が増大していたことだ。

特に過酷赤道地帯勤務に不満をもつ兵士は多く、反乱の温床になっていた。

赤道地帯での勤務にはセックスアピールとなる長い毛を短く刈らねばならないことも彼らの不満を強めた。

 これではテイジー同盟征服するどころではない。

仮に征服成功しても遠征軍がそのまま反乱軍と化すことを帝国政府危惧せざるを得なかった。

 一方のテイジー同盟は語り継がれてきた帝国の脅威を一体感の糧にした。

それだけではなく、一年仕事をせざるをえない赤道地帯防人

健康活動させるための方策を生み出した。

 これは高山地帯を冬の代わりに利用するものだった。

冬眠必要兵士はかわりばんこに高山に登り、長く深い眠りにつくのだ。

 こうしてテイジー同盟軍は北の防人士気一定に保つことに成功した。

また、冬眠中の兵士が予備兵力となり敗戦による全軍の壊滅をふせぐ効果も期待できた。

 それは兵力分散と裏表ではあったが……。

http://anond.hatelabo.jp/20170204174627

2016-06-17

[]17:増田堤防

 みやこの喪失により増田家(八)の勢力は大きく後退した。

地元戦場となっただけに背走する軍隊からは大量の脱落者が生じる。

だが、その一方で増田家は致命的な一撃を敵にむけて放っていた。

 増田海に面した港町、増瀬から出航した船団がそれだ。

 増田中弐にひきいられた船団は、彼の旧領をめざして一路、西進。

途中で嵐に遭い、三万人のうち一万人しか残らなかったが、

指揮官の不屈の闘志に牽引され、満月大潮を活かし軍勢を増屋近くに上陸させた。

 このことを増田家(士)東征軍はまったく察知していなかった。

老兵ばかりの居残り部隊が送った急使は旧増田家(九)の陸橋部分で片っ端から始末された。

これは、忍びたちの働きによるものだ。また、占領されて日の浅い現地住民増田家(士)に非協力的であった。

 そして、西方での驚くべき活動が、当主たちの耳に入る頃には、みやこ周辺の情勢も、のっぴきならないものに化けていた。

 増田軍の手癖の悪さが原因である。常に文明先進地域占領し続けてきた増田軍には略奪癖がついていた。

 それがみやこを前にしても発揮されてしまい人々の恨みを買った。

最悪なのは宗教施設にまで手を出してしまったことで、増田軍は強烈な反発を招いた。

 前の支配者向けに用意されていた一揆が新しい支配者向けに発動され、占領軍出血分散を強いる。

 しかも、旧増田(七)領の西方国境城塞群は整備しなおされ、一揆勢を招き入れて強力な迎撃体制を整えていた。

腹背に敵を受けた状態では、とても抜けるものではない。

 増田軍は進退窮まった。一度も負けていないのに、増田島の覇権をめぐる戦争を失おうとしていた。

 逡巡の後、現実を認められない家臣たちを物理的に排除して、増田家の当主はみやこから撤退を決意する。

 だが、すべては遅すぎた。

 今度は増田家(八)の南海岸側の船団が三万の上陸部隊を満載して陸橋部に突進、かつての経験を活かして上陸成功させたのだ。

そこに増田家(九)の旧臣が続々とあつまり、臨時の砦を築き、破却された山城を修繕した。

本領回復した増田中弐も援軍を送り込んできた。彼の船団から嵐ではぐれた二万から合流する者もあった。

 本拠への帰還をいそぐ増田軍は一揆勢の追撃を受けながら、この足止め部隊と衝突した。

 足止め部隊をひきいるのはお馴染みの増田大学である

彼は八万から五万に減った敵の鋭鋒を受け止めず、陣地を活用して逸らし続けた。

 勇猛で後のない敵の攻撃で陣地は次々と陥落したが、そのかわりに敵は貴重な時間を失った。

しかも、陸橋の後方では新しい陣地が建設されつづけていた。さながらアキレスと亀状態である

 これは増田家(七)の築城技術者を連れてきたおかげだ。

 武具が傷つき、腹を減らした増田軍(士)の有様は無惨なもので、ついにやせ我慢の限界を超えた。

後生大事に持ち帰っていた略奪品など何の役にも立たない。

陣地ではインフレが発生し、ひとにぎりの食料が非常な高値で取り引きされた。

ちょっとしたことでの諍いから殺し合いが発生するのも日常と化してしまう。

 そんな有様も増田同盟軍忍者は逐一上司に「ウェーイ」「キィヤー」☆報告「……」等と報告した。

「そろそろか……」

 増田大学増田中弐から送ってもらったある部隊に連絡を取った。増田匿兵衛に授けられた計略を実行するときだ。

 その夜、前線の陣地から増田家(士)が多用する戦闘用熊、武熊の雄叫びが繰り返し響いた。

 こうして、彼らの本拠地占領され、帰る場所もないことを敵に知らしめたのだ。

実際はまだ縁辺部を侵しただけだったのだが、心理的効果は絶大だった。

ちなみに本来武熊を使役する立場増田軍では武熊は食料に化けてしまっていた。

 絶望した増田から自殺者や脱走者が続出し、当主も弟に後をたくして腹を斬った。

一週間後、増田家は完全に降伏した。最弱の将と軍が、最強の将と軍を倒したのだ。

前回

http://anond.hatelabo.jp/20160616041243

次回

http://anond.hatelabo.jp/20160618092459

2016-06-16

[]16:増田の興亡

 後増田氏と同盟を結んだ増田(八)軍は西から進撃してくる増田軍を迎撃するため、みやこの脇を流れる増江川に陣を張った。

 敵味方あわせて十五万をこえる大戦のはじまりである

 東の増田軍公称十万の指揮官は、数倍の敵(今日の友)を何度も破った武功でその敵に推薦されて大抜擢された増田左混であり、

副将には増田金吾がつけられていた。

 大将が後増田家の人間ということもあり、彼らは四万の兵を派遣し、残りが増田家(八)の兵である

前の経験から増田左混は同盟軍を信頼していなかった。

 西の増田軍は後顧の憂いがないことを活かして、八万と号する全領地の兵をひっくるめ、当主が指揮している。

 両軍はまず、川を挟んで向き合い、小競り合いを繰り返した。

増田軍の部隊は勝つこともあったが、雑魚ナメクジ増田軍は美しいほど全てに負けた。

 自信をつけた西の増田軍は伍除海の計をかけた上で、敵前渡河を強行した。

 それに対して東の増田軍は、何もしなかった。

 増田金吾が

「敵の半分が渡ったところを攻撃するべきです」

 と勧めても、

「敵が隊列を整えている間に仕掛けるべきです」

 と訴えても、増田左混は同意しなかった。

 あまりに余裕のある敵の様子に、西の増田軍は疑心暗鬼に駆られた。

当主なら「舐められたらおしまいだ」と攻撃を仕掛けるのだろうが、

それより慎重な弟は(何か策があるのでは?)と勘ぐってしまう。

 おりしも増田(四)軍が待ち伏せの策略により奇跡的な勝利を収めた後でもあった。

 しばらく睨み合っていると西の増田軍に不吉な空気が流れはじめる。

「我々を背水の陣にして一網打尽にする自信があるのでは……」

「小競り合いで負け続けたのも、わざとなのか?」

 一方で当主突き上げてくる古参指揮官もいた。

背水の陣とは弱体で忠誠心の低い兵を戦わせるための策。

 殿は我々がそのような兵だともうされるのか!?

 敵が動かず結果的背水の陣になったのだから、ひどいいちゃもんである

このままでは戦えないと判断した当主は、下策と知りつつ再度川を渡って後退することを決めた。

 何もしていないのに敵が下がっていく――

 東の増田軍は目の前の情景に目をみはった。

一戦もしていないため隊列は整い粛々とした動きだ。しかし、士気が落ちているのは明らかだった。

「半分が渡ったところで攻撃を仕掛けるべし」

 増田金吾はいきおいこんで主将に訴えた。今度ばかりは増田左混も重々しく頷いた。

 こうして川に分断された敵を勇躍襲撃した増田軍は――ボコボコに殴り返された。

東岸に残っている増田軍は精鋭ばかりであり、数ほどは戦力が低下していなかった。

 このとき増田軍は「釣り増田」と同時に「捨てトラバ」を用いた。

 捨てトラバトラバース)とは、下がる部隊が次々と横に動くことで雁行をなし、

反撃に際しては一瞬で斜線陣に化ける戦術とされる。

 また、雁行の法則性から部隊を追っていくと、途中が忽然と消えており、

肩すかしを食らったところに斜め前後の隊列から挟撃を受けることもあった。

 もちろん、釣り増田も絶好調

「これは地方とみやこの戦いにござる」

「なんだと!?

「これからはおなごもいくさに活用するべきでござる」

「なんだと!!?

大通りを走る(牛)車は狂人の乗り物にござる」

「おう、そうだな」

容姿に恵まれないと人生は全部ダメでござる」

武功をあげろよ」

 後増田兵は釣り増田に引っかかりまくった。「増江のダボハゼ」の異名を授かるほどだった。

 なお、増田兵(八)は話題に加わらず(田舎者同士が何を言ってやがる……)と上から目線でさげずんでいた。

 ちなみに大将増田左混は本当に何も考えていなかった。以前、彼が連勝したのは敵が弱すぎたのと多大な運のおかげであった。

もっとも、増田金吾の献策通りに戦っても結果は変わらなかったであろう。それくらい両者の実力は隔絶していた。

 東の増田軍は増田家(八)諸将の導きで、ほうほうのていで撤退した。

みやこ周辺は彼らにとって逃げ慣れた道である。あがりはじめた満月が彼らの退路を照らした。

 いっぽう、西の増田軍はみやこを陥落させた。

前回

http://anond.hatelabo.jp/20160615052605

次回

http://anond.hatelabo.jp/20160617032710

2016-06-15

[]15:増田の攻防

 急いで増田家(八)との同盟を成立させた増田家(五)は、北の空白地帯の奪取に兵三千を送った。

 浅ましい態度であるが、長い間平野部に逼塞を余儀なくされていた増田家にとっては待望の好機なのであった。

競争相手因縁のある増田家(四)であることから、後れをとるわけにはいかなかった。

 驚くべきことに同盟を結んだばかりの増田家(八)は、この遠征に援軍を派遣してきた。

それでいて奪った領地はすべて増田家(五)のものにして良いというのだから断る理由がない。

 誠意の援軍は主体となるべき後増田軍をうわまわる規模の五千人で、

指揮官増田大学増田出羽守増田金吾ほか四名とある意味で錚々たる面々だった。

 彼らは軍師増田匿兵衛に簡単な指示を受けていた。曰く

「いつも通り戦ってください」

 いつも通りの意気込みで増田軍は北へ走った。

 だが、疾さで増田騎馬軍団にまさる存在はない。

 旧増田(三)領の占領を味方にまかせて素通りした彼らは有利な地点を敵に先んじて押さえた。

 彼らは二千の半数を下馬させて高台に配置し、残りの騎乗士に両翼を守らせる。

最初増田大学隊一千が敵に接触した。

 増田大学時間稼ぎに言った。

「後からもっと戦いがいのある連中が現れるから通してくれ」

 もちろん、言葉部隊も一蹴された。

続いて増田出羽守隊千五百が敵に補足された。出羽守姑息手段を試みた。

「次にくるのは大部隊だ。戦う体力を残しておいた方がいい」

 余計なお世話だった。そもそも、それならなおさら合流を許すわけがなかった。

最後に二千五百人をひきいる増田金吾がやってきた。

「やあやあ、我こそは増田家(八)一の家臣!増田金吾なるぞ」

 連勝をみた現地の国人勝ち馬についたことで、増田騎馬軍団兵力三千に補強されていた。

増田金吾の負けっぷりは増田家(八)一の家臣にふさわしいものであった。

 ジャイアントキリングをなしとげて士気が天を衝かんばかりの増田軍(四)の相手雑魚ナメクジたちには荷が重すぎた。

 後増田軍も同盟軍の敗走に巻き込まれ、いつの間にか南へ逃げていた。

「何しに来たんだ、あやつらは!!」

 増田家一門衆の増田左混は罵ったが、後の祭りであった。

 ただ彼らの言葉は「無用深追い」を避けさせて、我が身を守る役には立った。増田金吾が戦った時には三連戦で流石に疲れていた。

増田軍(四)は北の旧増田領(一)の制圧を優先したこともあって、同盟軍戦略的な追撃を受けずに済んだ。

亡命希望するカラトラヴァ騎士団を戦いに紛れて収容できたことが唯一の成果であろう。

 さすがにしょんぼりして復命した諸将を、増田家(八)当主はひとりひとり手を握ってねぎらった。

「よく生きて帰ってきてくれた」

 当主は漏らした後、手を洗っておらず、増田大学増田出羽守は感激と下痢に悩まされた。

増田金吾は自分も漏らして、まとめて手を洗ったので無事だった。

 同盟軍時間無駄にしている間に、西の国境には増田家(士)の大軍が刻々と迫っていた。

独自領土拡大に失敗した後増田家はもはや同盟国と運命共同体になるしかない事実を突きつけられた。

前回

http://anond.hatelabo.jp/20160614053759

次回

http://anond.hatelabo.jp/20160616041243

2014-10-16

http://anond.hatelabo.jp/20141016135858

同盟先がこちらの兵站環境を見て羨んで、当初の予定通り活躍してくれなかったらめっちゃ困るッショ。

その場合の影響と比べたら、自軍の糧秣のグレードを多少下げた程度での影響は優先度が下がるッショ。

そりゃもちろん糧秣のグレード上げたら多少は自軍士気が上がるけど、些細なもんッショ。

最終的に自軍同盟軍が結託したら、自軍だけで頑張るより素晴らしい戦果が得られるッショ。

そういう事情によって業界セオリーは掟となっていくのだッショ。

2014-04-07

ナウシカあらすじ01

マンガ風の谷のナウシカあらすじ

まずはじめに、マンガナウシカ」をお読みになっていない読者のために、そのあらすじをやや詳しく説明しておこう。

すでに多少説明したことでもあるし、本書の読者であれば、マンガナウシカ」を読んでおられなくても、すでに何度となく

テレビで放送され、どこのレンタルビデオショップにも置いてあり、へたをすればほとんど国民映画扱いのアニメナウシカ

をごらんになっているであろうからアニメ漫画双方に共通する限りでの設定の説明は省略する。

 

しかし、漫画ナウシカ」のストーリーはきわめて複雑に錯綜しているため、必ずしもテクスト通りには整理できないがご容赦いただきたい。

もちろん、この記述で納得なさらずに漫画ナウシカ」のテクストに実際に当たられることが一番である

物語の発端はアニメナウシカ」と同様に、風の谷」付近の「腐海」でのナウシカとユパの再会、ユパの風の谷訪問である

平和なこの国も別転地ではなく、「腐海」の毒は確実に浸透し、人口は年々減り続けているし、近々始まる戦争ナウシカ

時期族長として、病める父、ジルに変って、同盟宗主国トルメキアの軍に従軍しなければならない。

そんな時、谷付近で不時着した飛行船から隣国ペジテが同盟であるトルメキアから滅ぼされたとの報が入る。

飛行船に乗っていたペジテの姫ラステルはいまわの際に、ナウシカに謎の「秘石」を渡し、それをトルメキアの王に渡すことな

兄の元に届けるように依頼する。

ペジテ避難船の動向を察知したトルメキアの部隊は程なく、風の谷に現れ、谷の代表として対峙したナウシカと一瞬即発の事態

空気が流れるが、ユパの仲裁によって事なきを得る。しかしその際トルメキア兵を一人殺めてしまったナウシカ自分の中に

眠る力と凶暴性に恐怖する。

出発前夜、ユパはナウシカ管理する城の地下最下層にある部屋に案内され、そこでナウシカ管理する「腐海」の植物群を

目にする。通常の「腐海」の環境下では瘴気を発する植物群も、清浄地下水と土で育てれば、毒を発しないのである

これを見てユパは腐海生態系が土壌中の有害物を還元して無害化し、かつての産業文明汚染した地球環境を浄化している

という自らの仮説に確信を抱き、独力で実験的に結論に到達したナウシカこそ、人類未来を握る存在だと直感する。

ナウシカは谷の将来のためにあえて、若者を残し、老人達ばかりの戦闘従者率いて、ガンシップ(小型の戦闘用高速飛行艇)とバージ(艀

ガンシップに牽引されて滑空する輸送グライダー)で、近隣の、同じく「腐海」のほとり(この地域は「辺境」あるいは「エフタル」と呼ばれる。)に位置する小国家郡の軍勢とともにトルメキアの部隊に従軍するべく出立する。彼女達が合流する部隊の長はトルメキアの第四皇女クシャナである彼女は本来一大軍団の長であるが、自軍の兵力の大半を主戦線に召し上げられ、今はペジテ攻略のためのわずかな兵力しか手元にない。彼女任務は当初、ペジテで偶然発見され、その危険性を察知したペジテ当局によって封印された最終戦争「火の七日間」の超兵器巨神兵の奪取だったが、其の復活の鍵である秘石の紛失によって当面巨神兵は役に立たない。

ついで新任の参謀クロトワによって、現有兵力プラス辺境諸族の同盟軍によって「腐海」を突破し、主戦線とは別方向から遊撃を行えとの指令が中央からもたらされる。彼女の側近たちは激昂し、この作戦自体彼女の政敵である皇子たちによる、彼女を陥れる為の罠ではないかと憂慮するが、クシャナはおとなしく指令どおりに行動することを決める。

クシャナの軍とナウシカ辺境諸族の軍は「腐海」上空で合流するが、ランデブーポイントに突如ペジテのガンシップが飛来し、攻撃を仕掛けてくる。それはラステルの双子の兄アスベルであった。攻撃に巻き込まれて風の谷のバージは牽引ロープを切られ「腐海」に不時着する。

初めて本格的な戦闘行動に直面したナウシカは、機敏な行動でバージを不時着へ誘導し部下の命を守ったものの、殺戮に軽いパニック状態になりテレパシーでアスベルに攻撃をやめるよう呼び掛ける。

そのため隙を作ったアスベルもまた、クロトワの操るコルベット戦闘用高速飛行艇撃墜され「腐海」に不時着する。

腐海」に降りてバージを救ったナウシカは、そこで「腐海」の主とも言える巨大な蟲王蟲と接触し、アスベルの生存を察知し、ただ一人メーヴェ(一人乗りの動力凧)に乗って救出に向かう。辛くも生き残ったアスベルは「腐海」の蟲たちを殺しすぎ、蟲の群の集中攻撃を受けていた。

ぎりぎりのところでナウシカはアスベル救出に成功するが、二人して「腐海」最下層へ落ちてしまう。気を失ったナウシカを守ろうとするアスベルの前に現れた王蟲は、ナウシカを小サキ者と呼び、彼女がそう望むからさない、早く去れ、自分達は助けを求める遠い南の森へ行く、と言い残して去る。

腐海」最下層は瘴気が無く、空気も水も清浄場所であった。ここでナウシカは「腐海」が地球環境を浄化しているという自らの直感の裏づけを得る。そしてナウシカとアスベルメーヴェで「腐海から脱出するが(ここまでで単行本第一巻)

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん