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2017-06-29

https://anond.hatelabo.jp/20170629141912

クズ全員の面倒なんて見切れないかクズの中でもマシなの引き連れて召使しますってことでしょ

シンガポールみたいなもんなんじゃない?

2017-06-21

https://anond.hatelabo.jp/20170621172514

まあ「あてがえ論」提唱者を馬鹿にしている女性擁護派や、それに噛み付いているミソジニストはそれぞれ噛み付く場所を間違えてるんだけどな。

そもそも「あてがえ論」者を攻撃している女性(もしくは名誉女性)は、地方男尊女卑家庭で「女に教育不要」とか言われてきたり、母親召使のようにこき使われてきたりって光景を実際に見てたりしてて、そういうことを今も平然とやっている強者男性老害石原とか)を何とかしてやっつけてやろうと手ぐすね引いてる心に深い恨みを持った連中だ。

反対に「あてがえ論」に概ね賛成していたり、女性権利など不要で男に付き従うべきとか本気で思ってる連中は、学生時代クラスモテ女に鼻も引っ掛けてもらえなかったり、キモい趣味容姿学校職場女性たちからクスクス笑われてきた連中だ。

そういうミソジニスト本来噛み付くべき相手女性ではなくて中途半端マッチョ思想押し付けている社会の方なんだが、そもそも負け犬なので強者男性に立ち向かっていく気持ちなどさらさらない。したがって叩きやすい女を叩いている。

どっちもそこに噛み付いても君の恨みは晴れないよと言いたいのだが、まあ戦い合うことが楽しいのであればそれも幸せなのかと思ったりする。

2017-03-06

君が恋しがっているのは単なるお母さんという名の召使

anond:20170305232229

一般的主婦女性には「居間」以外の「自室」や「書斎」を持てない人が多いので、独房さえ母親が望んで手に入れられなかった自由なんだよ。

いまごろようやく子供一人暮らしさせることができたとほっと一息している。

2016-11-11

背景トランプお爺様(辛辣コメントが来たらないちゃうからw)

目撃者

海の向こうで反知性主義が始まったと嘆く人々がいる。

反知性「主義」?

すごいなあ、人間はいかなるときも、その日常生活でさえ、知性的判断をするんだそうだ。

人間はすごい。人間は立派だ。

決して、衝動買いなんてしたりしないし、後輩にいいところを見せようと、奢ったりもしない。

なぜなら、人間は知性に基づいて、合理的に行動するからだ。

すべての人が合理的判断を下すのだそうだ。

僕には、かの国の新大統領が掲げる偉大なるアメリカというのが本国の人のようにピンとはきていない。

ただ、「感覚的に」わかるのは、あの時代アメリカを、いい時代自分たちを取り戻してくれる、と明言してくれた候補にすがりたくなったその人間的な感情だ。

経験人間を突き動かす。

人間は知性だけで動くはずはない。衝動買いもしたりするし、カっとなったり、かと思えば気前が良くなって人に料理や鞄を奢ったりするだろう。

それが人間だ。

人間は見返りをつい求めてしまう。

「ありがとう」と愛しのあの子に言われたならば、つい破産の仕方をgoogle検索で探してしまう。

僕らは貧しい時代のシティボーイさ。

ただ、「ありがとう」と言われたくて。

人間は、すべての場面で知性的なわけではない。

アカデミズム世界で、その知性を轟かせる先生方も、SNSではつい感情的になる。

人間には、感情がある、本能がある。

今回、「知性」を信じた人々は、対になる概念黙殺してしまった。

本当に知性的ならば、見落としなんてなかったかもしれないけれどね。

仕方ない。人間だもの感情的になって見落とすこともあるさ。

人間自分の信じたいことだけを信じ、自分に有利な情報仕入れ確証バイアスで頭の中はフロートソーダさ。

こぼれおちるほどの、自分に有利な情報

愛おしいね人間

永遠に生きられるだろうか 永遠に君のために】

過日、僕は一人の女性出会った。

僕は、昔から繁華街バカをやっていた友人とカフェバーで、そいつを待った。

しかし、待てども待てども、来やしない彼女に業を煮やした僕らがウエイターを呼び止めようとしたとき、後ろの席から声がした。

気づきなよ」

それは確かに彼女だった。彼女の声だった。

僕の記憶の中の彼女は(どちらかというと)美人顔でとても薄幸なオーラを醸していた。

僕と一緒に彼女を待っていた友人は、人違いだ帰ろう、と言った。

僕は、目の前の彼女の目(整った二重にタレ目でどちらかというとかわいい系だ)の奥に、鈍いものを感じた。

彼女は僕の手をとって、私の家に泊めてあげた恩を忘れたの?とのたまう。

ああ、こいつだ。

この恩着せがましい話し方。間違いない。彼女だ。

僕が、東京に来たばかりの頃、彼女に振られて、自暴自棄状態歌舞伎町で朝を迎えたことがあった。

アスファルトは冷たく、饐えた匂いが空からしていた。

ホストたちは僕に邪魔だ、うっぜーなと声をかけて、みんなして帰宅していた。

僕が道の真ん中から端っこに移動して、寒さに凍えている頃。

彼女は現れた。

彼女は、あまり多くを語らず寒いでしょ。

うち、近くだから。とマンションに僕を誘った。

泥酔していた僕は、彼女の家の廊下で倒れて、数時間経つと頭痛吐き気と共に起きた。

便器友達になった後、僕はお風呂拝借して、置手紙をして帰った。

彼女は、帰宅するなり爆睡していた。

こじんまりした部屋のテーブルには無数の睡眠薬

ヴィトンのバッグからは、睡眠薬安定剤精神薬に痛み止めが溢れ出ていた。

僕は、その光景を見て、みんな苦労して生きているんだな、と思った。

彼女は、当時キャバ嬢だったが、風落ち(風俗で働くようになることをギョーカイではそのように称す)して、その後、AV嬢になった。

僕が自暴自棄だった頃、僕は彼女に連れられて、ホストクラブに行った。

彼女はホス狂だった。(ホストクラブで高額を使う人々のこと)

男の僕が行って楽しいのか、とは思ったが、思いの外、楽しかった。

ホストたちは、召使のように注文を取りに訪れ(跪いて御用聞きだ)彼女の横に座る。

そして、僕にも飽きないように話を振る。

僕は、好奇心が旺盛なのでギョーカイの話を聞くだけでも楽しかった。

彼女ドンペリやリシャールをぽんぽこ入れるので、どのテーブルよりも彼女への待遇は手厚く、そして連れてこられた僕もまるで、どこかの国の王子のように振る舞えるのだった。

僕は、その時思った。

理性や合理的判断論文を書く時だけで十分で好きな人や頼れる人を探すのに、直感感情、その発露を起源にして何故いけないのか、と。

永遠にとけない快楽はなくても、永遠に快楽に溺れたい。

楽しい毎日を望まない人々がいたら、なんだか、ロボットみたいだし、現実的でも、夢がなければ、きっと快楽世界に溺れようとするよ。

ある種の人々は。

わたしはまぼろしなの あなたの夢の中にいるの】

カフェバー彼女の顔をじっくり眺めた。

ついでに、胸の方も少し眺めた。

僕は少し思案した。(隠しておきたいのか?でも、真反対だからなあ、気づかないふりは……)

僕は彼女に言った。

「可愛く整形してもらったな。どこのクリニックだ。腕がいい。

でも、胸はパッドを詰めりゃいいんじゃないか。代わりに可愛いワンピースでも買うといい」

「君にはばれるか。500万でこれだから安いよー、シャンパン開けてたら、1000万以上なくなったのに笑」

僕と彼女の会話の間中、僕の連れは口をあんぐり開けて、小声で人違いに失礼だぞ、と言っていた。

(シーッ、静かに。愛は静寂に包まれ割れしまクリスタル)

僕は笑いながら

あんたじゃなかったか、人を見た目で判断するのは良くないつったのは。

ついでだから、言っとくが正義の味方にでもなりたいんだったら、何をもってしても人を判断してはいけない。

人は等価値だ。例え、悪人でも愛すべき人間だ。そうだろ、正義の味方くん」

僕は、つい本音を口にしてしまったが、彼はそれを気にもとめなかったようだ。

どうでもいい。僕は、人を見た目で判断するが、その人物が同一かどうかを見た目以外で判断することができる。

見た目で人を判断しないと言っている人に限って、見た目で人を確認しているのはどうにかならんかね、全くw

彼女

「足が朝から痛くて、つっちゃって」

仕事か」

「単価上がって、万々歳よ、整形代の元は取れるよ。人は見た目だねえ、だって、私だって人を見た目で選ぶもん」

彼女のこういうあっけらかんとした本音で話すところは嫌いになれない。

現代では、本音で話すことが制限されることが多すぎる。

思想信条自由はどこに行った。表現の自由はどこに行った。

公共の福祉他人を害するのでなければ、シンプルに生きたっていいじゃないか

「私、復讐する。だってモテるようになったんだもの金も稼いで、男をはべらかして、復讐する。あの頃の、自分に聞かせてあげるの。

シンデレラになったよって」

「いいぞいいぞ」

「私をぞんざいに扱った奴らに、おっぱいアタックする」

「まあ、この際、それもいい」

「ところで、君、私の意見に賛成しているのは、私が可愛いから?それとも私の意見が納得できるから?」

「難しい質問だ。ねえ、世界って複雑なんだよ。復讐のしがいがあると思わない」

ポエマーはすぐポエる」

「ツンツンしたこと言っても、容姿が良ければ、言い返す手間がいらなくていいな」

世界は、整理されていない。

たくさんの人々がいて、たくさんの考えがあって。

同じ考えの中にも、異なるロジックでの説明があって。

いいじゃないかダイバーシティ尊重しよう。

ひとまずは、新しい世界を祝福しようじゃないか

普段はこういう駄文を書いてます

http://kasuminx.hatenablog.com

真面目な文章も書けるから仕事くれww

俺の前後記事、よくわからんスパムじゃないか

2016-10-05

何物にもなれないまま生きることの意味

誰もが世界スーパースターになることなく死んでいく。

そんなものにならなくても人生を十分に満足することができる。

100万人の召使を従える必要もない。

でも本当は王様になりたい。

2016-08-13

あのう。。

豊かさとは相対的ものなんだよ、とりあえずこの現代資本主義社会においてはさぁ。。

豊かさの本質とか、そういう面倒くさいことはとりあえず抜きにするとね。

貧乏人がいるか金持ちがいて、

底辺いるから上流がいるんよ。

上流が上流らしい暮らしができるのは底辺いるからだしよう。。

はるかから、どんな国でも金持ち貧乏人を召使に、時には奴隷にしてきたでしょうが。。

今はそう見えないだけで同じようなもんよ。

時給うん千円~万円のおっさんが高級ホテルのバーで手取り17万円のバーテンが出した酒飲んでる。

バーテン実家限界集落農家だ、、年収は、、300万だ、、、。

あなたPh.D持ちの時給5000円だとしても、

コンビニ店員や飲み屋のねぇちゃんたちもが、

Ph.D持ちの時給5000円だったら、

あんたは「豊か」には暮らせねぇのよ。

だってそんな人件費はらってたら、

コンビニで売るお茶だっておにぎりだって馬鹿高くなっちゃうからね、当たり前だけどさ。

新小岩キャバクラだって、セット料金1万超えちゃうよ。

まり上流階級っぽくは暮らせねぇのよ。

場所を一流のホテルに変えたって、同じことよ。

一流のホテルだってボーイやウェイトレス地方から出てきた短大出や専門卒が多いしね。

ほんとにほんとに、サービスまでもを中流以上の人から受けたいのなら、

かなり、稼がなきゃあね。

http://anond.hatelabo.jp/20160812203238

2016-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20160417125158

ただでエッチできて、家事してくれる召使が手に入ると思えばこその優しさ…

2016-01-20

ぼくもランサーズラノベを作ってもらった

ノベル 雑記 コンテンツ

 

どうも増田です。

クラウドソーシングライトノベルを書いてもらったらどんな感じになるのかなって。それで募集かけたら心躍る作品が寄せられたので、ここで紹介したいと思います

利用したのはランサーズ。有名どころで。簡単なテンプレプロットだけを用意して「これを参考にして」って感じで依頼を出しました。

プロットはこんな感じ。

 

そして、いただたいた作品はこちら。

 

……暑い。暑すぎる。

もうどれだけ砂漠の中を歩いただろうか。朝と夜が何度巡ったか数えるのを止めてから、日付の感覚が無くなってしまった。それでも、重い足を引き摺って、俺は歩き続ける。しかし、太陽容赦なく俺を照り付ける。

 

もう、限界かもしれない。

 

と、諦めそうになったそのとき、揺らぐ視界の先に、ひとりの少女が見えた。

春風にそよぐ花弁のような、桃色の装束を纏った可憐少女

 

美しい。この手で、触れたい。

 

朦朧とする意識の中で、俺はそう強く思った。とうの昔に動かなくなっていてもおかしくない俺の足は、その少女に向かってよろよろと歩を進めた。

しかし、少女が俺の存在に気付き、視線を交わしたと思ったそのとき、どうやら俺の体に限界が来たらしく、そこで俺の記憶は途切れてしまった。

 

 

* * *

 

 

「あら、目を覚ましたわ。マルジャーナ!いらっしゃい!見て、目を覚ましたの」

 

薄く目を開けると、そこには途切れる直前の記憶の中にいる、あの美しい少女が、興味深いものを見るような目で俺を見つめながら、大声で人を呼んでいた。

マルジャーナと呼ばれた少女が慌しくやってきて、目を覚ました俺の姿を認めると、急いで水差しを持ってきてコップに水を注ぎ、俺に差し出した。

喉がカラカラに渇いていた俺は、思わずそれを奪って飲み干すと、「おかわり!」と叫んでいた。

 

「まぁ、野蛮ですこと。マルジャーナ、甕にいっぱい水を持ってきなさいな」

かしこまりました」

 

マルジャーナは二つ返事で踵を返すと、部屋を後にした。

 

「お……お前は、誰だ?」

「あら失礼、申し遅れました。わたくしの名はシャハラザード。この国……セルジューク帝国の皇女ですわ」

セル、ジューク……セルジューク!?ここがあの、セルジュークなのか!?ということは、お前は……!」

 

俺は飛び起きた。が、何日も寝ていたらしく、凝り固まった体を急に動かしたためか、腰からビキッと嫌な音がして、激痛が走った。

 

「いっ………てぇ!」

「大人しくなさい、野蛮人!」

野蛮人じゃねぇ……俺の名はアリババアリババディアーブだ」

ディアーブ……?どこかで聞いた姓ねぇ。どこだったかしら……」

「ふざけるな……3年前にてめぇが無残に処刑した、大盗賊ガラン・ディアーブの名を忘れたのか!」

「あぁ、あの盗人ね!わたくしの飼っている可愛いペット”のエサにしたのよ」

ペット……あの化物が!?

 

数年前まで、アラビア中を恐怖に陥れた大盗賊ガラン・ディアーブは、他でもない俺の父親だ。父親、と言っても血は繋がっていない。娼婦だった母親がどこの誰だかわからねえ男と勝手に作って勝手に生んで、名前も付けないまま捨てられた俺を、父・ガランは拾ってくれて、立派な盗賊に育ててくれた。俺はガランを心から尊敬し、親父と呼んで慕っていた。

しかし、近年急激に勢力を伸ばし、遂にアラビアを征服したセルジューク帝国は、あんなに大盗賊と恐れられていた親父を、いとも簡単に捕らえてしまったのだ。

俺はすぐに帝国へ復讐しようと40人の盗賊仲間をけしかけた。しかし、最長老の爺さんが、俺を止めた。

長老が言うには、セルジュークはアラビアはいなかった魔法使いの勢力で、親父もまたその魔法の餌食になり捕まってしまったらしい。

また、セルジューク帝の一族、特に処刑を実行した皇女シャハラザードは化物のような魔法生物を何百・何千と子飼いにしていて、王宮に忍び込もうにもそんな化物たちを何匹も倒さなければいけない。そのため、復讐にも準備が必要なのだ、と。

復讐のために俺達は、セルジュークの魔法のことを徹底的に調べ上げた。主義には反したが、自分たちでも身に付けることにした。そうした中で、親父は処刑として皇女子飼いの化物に食い殺されたこと、その処刑は王族のためのショーとして披露されていたことを知った。

 

そして3年。俺の40人の仲間達は復讐を企てる過程で、ある者は逃げ出し、ある者は野垂れ死に、ある者は殺され、そうこうするうちに、また俺はひとりぼっちになってしまった。

だが、子供の頃とは違う。俺には親父に貰った「アリババ」という立派な名がある。仲間達との思い出がある。だからこそ、ここまで来られたんだ。

 

「だから俺は絶対にこいつを殺し、この国を潰してやるんだ……」

「何をひとりで語ってらっしゃるの?」

「え!?

 

どうやら声に出ていたらしい。俺としたことが……。

 

「っ、痛……!」

「あら、やはり体が痛むようね。マルジャーナはもう少々時間がかかるようですし、わたくしが応急処置をいたしますわ」

 

そう言うと、シャハラザードは踏み台に乗り、背伸びをして棚の上を探り始めた。と、その時。

 

「キャッ…・・・!」

 

踏み台がぐらつき、シャハラザードは無様に床へ落ちてしまった。

 

「お、おい!慣れねぇことはする、な……っ!?

 

痛む体を押して身を起こすと、そこには筒状の装束を無様に捲れ上がらせ、こちらに尻を向けて床に倒れ込むシャハラザードの、

 

「ぱっ、ぱん………」

「い、イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」

 

絹を裂くような悲鳴が、王宮に響き渡る。

 

「う、うるせえ!静かにしろ!」

 

俺の制止も空しく、シャハラザードが叫び続けると、先ほどのマルジャーナが猪突の如き勢いで部屋へと戻ってきた。

 

「シャハラザード様、どういたしまし……こ、このお姿は……まさか、貴様ッ!」

「おおお俺じゃねえ!こいつが勝手に……!」

 

と、その時、シャハラザードが装束を調えながらユラリと立ち上がり、

 

マルジャーナ、ごめんなさいね。わたくしとしたことが、取り乱しました」

「シャハラザード様、しかし……」

「分かっているわ、マル。セルジュークの女傑にとって、婚前の娘が許婚以外の殿方に下着を見られることは、すなわち死を意味します。この屈辱は、わたくしが、みずからの手で晴らします

「……!!!おい貴様、まずい、逃げろ……!」

「え、え!?

 

敵意を剥き出していたマルジャーナに突如「逃げろ」と言われ、俺は面食らった。

と、次の瞬間には赤い閃光が部屋を包み、気付くと俺の体は宙に浮いていた。

 

「花よ、鳥よ、風よ、月よ。セルジューク第三皇女・シャハラザードの名の下に、大罪人に死のダンスを」

 

シャハラザードが呪文を唱えると、部屋の四方から魔方陣が浮かび上がり、俺の四肢を固定して引き裂こうとした。

が、しかし。

 

「ハァッ!」

「な……ッ!?どうして、蛮族が魔法を……?」

伊達に3年も復讐のために魔法研究してねえよ!」

 

俺は3年間の復讐生活の中で、かなり複雑な魔法まで理解でき、分解できるようになっていた。セルジューク国民以外が自分の魔法を分解出来ることに、シャハラザードはかなり驚いているようだった。

 

「……なるほど、あなたの実力は分かりましたわ」

「分かったか!だったらこの場は一旦……」

「わたくしの持てる全ての魔力を、次の魔法に注ぎ込ませていただきます

「シャ、シャハラザード様!いけません、ご自分を見失っては……!」

「はぁぁあ……………」

 

マルジャーナの忠告に耳を傾けることなく、シャハラザードは全身に魔力を漲らせた。

魔力が赤い光となってシャハラザードの体の回りに揺らめくと、地面が強烈に振動し始めた。

 

「い、いけません!このままでは王宮が崩れて……キャァッ!」

 

振動で倒れてきた棚が、マルジャーナのすぐ近くを掠めて倒れた。

いけない、このままでは無関係召使たちまで巻き込んでしまう。

かくなる上は、いちかばちか……

 

「やめろォォォオオオオ!」

 

そう叫びながら、俺は皇女に飛び掛った。

俺は3年間の修行の中で、自分の手に触れた魔法を分解する能力を手に入れた。だから、術者であるシャハラザードの体に触れれば、あるいは彼女の大魔法をも沈静できるかもしれない。

 

「…………………………止まったか……?」

 

無我夢中でシャハラザードに掴み掛かり、床へ倒れこんだ俺は、状況が上手く把握できなかった。しかし、振動は止んでいる。どうやら俺の作戦成功したらしい。

が、何故だ?マルジャーナが俺を蛆虫でも見つめるかのような目で見下ろしている。

と、何だ、この右手の柔らかな感触は。

というか、何だ、この柔らかい床は。

 

「………ぅ、ひっく、ひぐ…うぇーーーーーーーーん」

 

突如、俺の体の下から泣き声が聞こえてきた。

から体を離すと、俺の腕の中に入るような形でシャハラザードが横たわっていた。

そして、俺の右手は、しっかりとシャハラザードの左の乳房を掴んでいた。

 

「っうああああああああああ悪い!本当に済まねえ!!違うんだ、俺はこの手に触れた魔法を分解できるから、その、違うんだ!断じて!そんな!つもり!でh」

「うるさいわよこの変態!!!!!!!!!!!!!!!

 

俺の息も絶え絶えの弁解は空しく、俺の右頬に物凄いスピードでシャハラザードの平手が飛んできた。あまりの衝撃に、脳が揺れる。

 

「そこは魔法じゃねえのな……」

 

そこで再び、俺の記憶は途切れたのだった。

 

── アリババと40人の盗賊と史上最凶の姫君と!? Øさんの作品でした。

 

 

 

まだその原因が風だったら、彼女がこんなに怒り狂うこともなかったかもしれない。あるいは水たまりに映ったのを偶然、たまたま、思いがけず見てしまったとしたら、こんなことにはならなかったかもしれない。白にピンクリボンが付いていたなんて、一瞬にしてこうも細部まで把握してしまう自分の性が誇らしい……じゃなくて、今は憎らしい。

「そこの男、待ちなさーい!」

烈火のごとく、この表現が最適だ。なんて考えている場合じゃなかった。彼女はおっとり清楚系の容姿から想像もつかないようなスピードで追いかけてくる。

「わざとじゃないんだー」

いや、まさか、あのタイミングで傍に女の子が立っているなんて気付かなかったんだ。

 数分前、胸ポケットに入れていたペンを街で落とした。ぼく以外の人間はこれを使って魔法を自在に操るんだけど、ぼくにはなぜか魔法の素質がない。普通の人は命の次くらいにこのペンを大事にしているらしいが、ぼくにとってはいたって平凡なペンぐらいの存在しかないので、外出時に胸ポケットに放り込むくらいにはぞんざいに扱っていた。

「なんだよ、まったく」

 こけはしなかったが、小さい段差につまずいた途端、学校支給されたこのペンがポケットから飛び出たのだ。ぼくはそれを、何の躊躇もなくしゃがんで拾った。そして、何の考えもなしに空を見上げた。その瞬間が、彼女との、いや、彼女の下着との出会いだった。

「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」

 だって飛行機が飛ぶ音がしたと思ったんだ。昔、人間飛行機とやらの飛ぶ羽のついた列車に乗ってあちこちを旅したという。でも現在は魔法を使って自分でどこにでも行けるので、飛行機はめったに見られない。何かのイベントでもない限り、事故の原因になるので披露されない。

飛行機飛行機を見ようとしただけなんですー!」

 魔力も体力もほとんどないぼくだが、真っ赤になって飛んでくる彼女から逃げるため、必死に走る。

 彼女ものすごい形相で追いかけてくる。もし今、彼女を横から見ることができれば、なびく腰まである長い髪はとてつもなく美しいだろう。けれど、真正面からしか今のぼくにはとうてい無理な話だ。

なんでぼくがこんな目に。ただペンを落としただけなのに。ペンのバカ野郎。たいして役にも立たないくせに。飛行機のバカ野郎。結局見れなかったし。

人をかきわけ、大通りを突っ走る。ぼくは魔力が極めて少ないので飛ぶことはできない。飛べたらとっくに逃げ切っている。

後ろを向くと、まだ彼女はあきらめない。なんて日だ。ピンクリボンが付いて、あっさりとしたレースのある白いパンツを見てしまったばっかりに……。

でも、もう限界。息がつづかない。ぼくは足を止めた。

 振り返ると、彼女はペンを高々と振り上げていた。そして、頌栄を始めた。もしかして、魔法を使うの? あきらかに虚弱なぼくに?

それに……、やばい、これってもしかして……。

「滅びよ! ゴルゴダのイカヅチ!」

やっぱりー! って、関心している場合じゃない。思わずぼくはペンを取り出し、落ちてくる雷を受け止めた。

 辺りにまばゆい光が広がり、すぐに消えた。

「えー、なんでー!?

あれ? たしかに持てる魔力の全てを込めてペンをにぎりはしたけれど、まさか無効化できるなんて。しかも、ぼくの学校でもできる人が少ないゴルゴダの魔法を……。

あなた! 今、何をしたの! 私の魔法を無効化できるなんて、できるなんて生意気よ!」

 彼女の髪が舞い上がっているのは、目の錯覚ではないだろう。そして、きっと漫画的な怒りを表す効果でもないだろう。これは、人が持てる全魔力を一度に使おうとした時に現れる、女性特有の……。

「み、見てしまったのは謝りますから。謝りますので!」

 ものすごい魔力だ。髪どころか、さっき覗いてしまったスカートまではためいている。

「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」

 彼女はまばたき一つなしに、また頌栄を始めた。いや、まさか。さっきのゴルゴダのイカヅチだって、人に向けちゃいけない魔法の一つだって、教わっただろ?

もしかして、ヘブントゥーヘル!?

 天国から地獄にたたき落とされるほどの衝撃だというこの世界最大級の大魔法。どうせぼくには使うことも、ましてや受けることも絶対ないだろうと、教科書には乗っていてもその存在くらいしか知らなかった魔法。

「だったら、なにー?」

頌栄と共に、彼女の足元に魔法陣が完成していく。見回すと、ぼく以上に街の人たちはパニックになっていた。それもそうだ、この街一つ消し飛ぶくらいの魔法なんだから

「やめろ、やめろ。や、やめてください!」

叫んではみるものの、彼女の耳には届かない。

「よくも私のパンツ見たわねー! それに、私の魔法を消すなんて、消すなんてー!」

 このままでは、ぼくの人生どころか、ぼくの街も終わる。

 あのペンさえ、彼女のペンさえ奪えれば、どんなに頌栄をつづけても魔法陣は消える。どうにかしなきゃ。どうにかして彼女から取り上げなきゃ。

 ぼくは走っていた。もうヘトヘトで足がもつれて仕方ない。けれど、彼女の方へと走った。もう時間がない。

 頌栄は最後フレーズに入った。ヘブントゥーヘル、発動まで後五秒……。急げ、ぼく。

 残り、四秒……。やっと魔法陣の中まで入った。すさまじい魔力に、全身の毛穴から汗が沸騰したかのように吹き出る。

 残り、三秒……。

「やめるんだ。ぼくが悪かったから!」

「そんなの当たり前でしょ!」

 残り、二秒……。

 彼女の握るペンに手をのばす。けれど彼女はそれを避けるように腕を振り上げた。

「ペンを離せ!」

「いやよ! 私に命令しないで!」

 一秒……。

 彼女が自分の胸の前でペンを抱きしめるように握り締めた。よし。そこなら届く! ぼくはペンに力いっぱい腕を伸ばした……

 あれ?

 ペンじゃない。

 でも、ヘブントゥーヘルは発動していない。おかしいな。ペンを奪わずに魔法が止まるなんて。

 足元の魔法陣は、きれいさっぱり消えていた。

「あー、よかった。ヘブントゥーヘルなんて発動したら、どうなってたか……」

 目の前の彼女は、ぽかんと口を開けて微妙だにしない。魔力を使いすぎたのかな。もしかして、もう気が済んだとか?

でも、あれ?

 なんだ、この手のやわらかな感触は……。思わずしかめるように、指先を動かしてみる。

 みるみる真っ赤になる彼女の顔。

「キャーー!」

 バシーーーン!

 叫び声とともに飛んできたのは、彼女ビンタだった。

「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」

 脳みそが、揺れる。なぜかこんな時に、ピンクリボンの付いた白いレースの下着を思い出す。素材はそう、綿じゃなくて、ツルツルした感じのサテンだった……。

 ぼくの鼻から鼻血が一筋、ツーっとつたった。

 

 ── 『ぼくと彼女のペンの誤り』 春野かなたさんの作品でした。

 

いかがでしたでしょうか。みなさん普段使いの場所で構えずに感想を書いていただければなと思います

 

参考情報

さて、依頼してみて分かったことをさも知っていたかのような素振りで書いていきます。そんなに長くないので、ご参考まで。

 

今回の依頼について

タスク方式」で依頼したため、応募は早い者勝ち執筆時間制限を掛けなかったので、とにかく名乗りさえ上げてもらえば、じっくりと時間をかけて執筆していただたける。無用制限はよくないね。低単価と短納期と高品質は、小学校算数でやった「はじきの法則」に似ている。金と時間ケチるなら品質はそれなりよ。とか言いながらもやっぱムリな場合、応募後に難癖をつけて受け取りを拒否することもできるけど、3,000字も書いてもらって後から無碍にするのはゲスい。

メッセージファイルのやり取りで、うまいこと交渉しつつ修正を掛けてもらうこともできるので、そうゆう事態のために単価はチョイ増しするのがよろしい。

今回の依頼件数は1件だけだったけれど、実は1人目の方の執筆中に書き上げてくださった方がいたので、そちらも買い取らせていただきました。その書き上がりが依頼登録から2時間後のこと。その後1人目の方がキャンセル、そして3人目の方が原稿をアップロードして募集終了になったので、もしかすると他にも構想を練っていた方がいらっしゃったのかも。選手層ぶあつい。募集条件外の取引なら新しい依頼を立てればいいだけだし、特定の人だけに直接依頼することもできるんです。ランサーズユーザー間の合意が全て(すいません利用規約もあります。お互いに得をするなら金銭授受さえランサーズでやれば)取引方法は自由なんです。

でも今回はつつがなく終わりました。お二人共ありがとうございました。

 

依頼してみたい人へ

欲しい点だけ指示して、後をぜんぶ丸投げするならランサーズおすすすめ。依頼者がこだわると、どこまでももつれるからね。

今回とは違う「コンペ方式」で依頼すれば、大勢の作品から1つ選んで「あとは要らない」って言っちゃうこともできる。でもガッツリ書いてもらってから無碍にするのはやっぱりゲスいので、ほんの一部ややや詳しいプロットを出してもらうのがいい。本格的に書いてもらうのはこの人と決めたひとりだけ。変則的募集方法でも事前に明示していれば問題なし。(ただし規約違反っぽい記述があると、誰かがランサーズ事務局通報しただけで中断させられることに。説明を求められちゃうので注意)

また合意さえあればいいので、どんなに低単価・短納期でもやる人間がいればおk。ありえない報酬でも実際に成約しているから現在の相場ができた、というわけなのです。公式サイトじゃないけどこの情報によると月25万円稼ぐ人は現在100人しかいないらしい。毎月収入がある人でも1,000人。まー請負には法定最低賃金とかないんで。むきゅー。なにやらその1,000人を1万人に増やしてかつ食べていけるまで増額するのが今年の目標だ、とも書かれているけどね。一方で総務省によると「右肩上がりの成長市場」らしいっすわ。安倍政権の「一億総活躍社会」の基盤になるかもと俺に期待されてるのがランサーズシステムなんです。いやいいんですよ一億総活躍社会には労働力人口の確保が必要なんだから。まっとうな額にするのは二の次。いやいや成長市場なんだから心配無用

あと依頼する側として気になるのは剽窃? 400字100円の原稿を何百件も募集するようなケースだとコピペチェックが問題になってくるらしい。超限界価格によって試されるのはスピード感マイルドに言うと生産性)だからね、ダメ元でコピペぶち込んで来る人もいる(という先入観がある)わけで。そこで法人にはランサーズ開発部謹製の「コピーコンテンツチェック」が提供されている。どんなデータに基づくのかは秘密だけど、コピペはこれで見つかる(という幻想を見せる)スグレモノだ。これで著作権侵害から損害賠償リスクを無くすことができる(と思われている)。実際に問題になってるのはデザイン方面依頼側の著作権侵害なんだけど。

 

依頼できるジャンルについて

件の記事についたブコメを読むと「ラノベも書いてもらえるんだ!」と思った方は多いらしい。でもなんでもアリなんですよ。ふふふ。こっち系の小説執筆依頼なら他にもありました。それに抱き枕の作画を依頼する人もいるんですよ。こちらは当方注目のクライアント様っす(完全受注生産でカバーの販売もしているみたいっす)。あとは二次創作イラストをポートフォリオとして公開している絵師さんもいるので、みなさんも2万円くらい用意して何か考えてみるといいですよ。相場の現実感を上げてください。

 

最後

あのと*科*超*の設定で落第騎士精霊使いの筋書きをなぞったようなテンプレプロットから、全く世界観の異なる2作品を作って頂きました。原稿をもらった後にも作者名掲載のお願いをしたりして、ちょっと日常には無い経験ができました。もし自分が受注側としてモノ書きをしていたら参考にしたいし「レクチャー」を依頼することもあったかも。実際「Skypeなどでアレコレ教えてほしい」という依頼はあるみたい(でもかなりの高ハードルなため、相応のハイジャンパーしか応募しない)。

久しぶりに見てみるとココナラも賑わってる様子。こちらは受注側が露店開いて待ち構えている(イメージの)サイト。「金払えばはてブ付けますサービスは一掃されてしまっていた。今回お世話になろうと思っていたのに。

 

(この記事本文はクラウドワークス執筆依頼させていただきました)

 

改訂履歴

 

〔本文はCC0募集した2作品はCC BY-SA

2015-11-24

http://anond.hatelabo.jp/20151123222912

増田がどのあたりの生活普通と感じているのか不明だが、タワマンに住んでベンツ乗ってるくらいの年収支出はこんなもんだ。


配偶者有り 子供2人

年収3000万 手取り2000万(月収換算166万)


住居費 30万(1億程度のマンションローン、あるいは家賃

教育費 20万(私立、塾と学資保険込み)

光熱費・食費など 20万(通信費交通費を含む)

旅行積立 30万(年2回海外旅行分、Yクラスビジネス想定)

車両費 10万(ベンツCクラス想定、駐車場込み)

夫小遣い 15万

嫁小遣い 10

被服費 10

遊興費、雑費 10

予備費 10万チョイ

だいたいこんなもん。貯金したけりゃどこかを削る感じだな。

別にこれでも余裕の生活って訳ではない。例えば子供が私学の医大に行くと借金か切り詰め生活が始まる。

ある程度金持ってると服も吊るしスーツという訳にはいかんし、付き合いのメシも3000円居酒屋はいかん。


家族持ちで余裕が出てくるのは年収5000万クラスから

スーパーカー乗り回して別荘持てるのは1億クラスかな。

まぁそんくらい取ってるやつは石投げれば当たる程度には居る。

生きるだけなら500万有れば十分だし、増田は600万だから問題はない。

しか会社員で居る間は、資本家投資家経営者と同じ生活不可能だな。

絶望しか無いと言ってるが、一国の首都貧乏しか居ない方が絶望だと思うぞ。

東京金持ちと、その召使の街なんだよ。

2015-09-24

男性モテオーラ

女性は、男性をみるときその男性がグループのなかでどういう振る舞いをしているか、どのポジションいるかをすごくよく見ている。

「ああ、あいつは下層だな」と思ったら、もうオスとしては対象外

よく、気遣いできる男はモテると言われるが、あれは誤解だと思う。

合コンやなにかで、飲み物を注文したり、食べ物を取り分ける男に好印象がいくのは、気遣いが好印象なのではない。

場を仕切ることが出来るリーダーとしてみられているからに過ぎないと思う。

男性のなかでの序列というのは、女性はすぐ察知する。

男性グループのなかでの話し方、態度、真のリーダーはどんなに本人が謙ってもみなから尊敬の態度をとられてるからすぐわかる。

リーダーが率先して動くというのは好印象だけど、下層が注文や取り分けをしても、召使のような印象になる。

よく、どうしてチャラい男や派手な男に引っかかるのかという話がある。

あれは、チャラい男や派手な男が好きなのではなくて、みなに注目されている男に声をかけられるということが嬉しいのだ。

ナンパするなら、開き直って思い切り目立つべきだと思う。

オシャレな格好(と自分が思ってる格好)なんかよりも、着ぐるみナンパするべきなのである

シャモジの着ぐるみインタビューしても、みんな逃げないのだ。

リーダー、つまり最上位層にいるのは、自信にあふれた男だ。

田舎学校なんかだとヤンキーであったり、会社で言えばエリート

サル山でいうボス猿。

サル山と違うのは、強そう、賢そう、というのがキーのようで、実はそうでもなく、実力とは関係ないことがままある。

例えば、ヤンキーが強いかどうかは別問題であり、実際に強いヤンキーはいるのだろうけれど、不摂生、不真面目を美徳としてる彼らが、アスリートのようなカラダを持っているわけはない。大抵は、標準よりもヒョロいか、ただの肥満体。

ガリでもデブでもいいのだ。不細工でも。

ガリで不細工でも、ボスとして崇められている男、その男に女であるということが嬉しい。(麻原彰晃こと松本智津夫美男子だったら、あれほど女性信者を囲えなかったと思う)

頭のいいエリートもいる。でもそうでないエリートも少なからずいる。

力強く音頭をとり、堂々とした振る舞いで命令を飛ばすことが出来ることが条件であり、知性があるだけではいけない。

賢いだけなら、第二階層、第三階層に属してて、最上位層には属せない。

まり、カラダを鍛えようが容姿を変えようが知性をつけようが、染みこんだカースト下位の空気を全部消臭しないかぎり、最上位層にはなれないということである

仕事熱心な男が好き」

という発現を真に受けて、自分にもチャンスがあるかも!などと思ってはいけない。

仕事熱心な男が好きと、チャラ男好きは相反しない。

みんなの注目の的を手に入れるのが好きなだけで、むしろ流行に敏感な女に多いくらい。

真面目さだけが取り柄な男は一生モテません。

追記

気がつかない男性も多いだろうけど、ほとんどの女性は見抜いてると思います

デコに肉のマークみたいに、一発でわかる。

美容院で髪を切られるときも、レストラン給仕されるときも、コンビニでお釣りを渡す時も、日本女性(女性に限らず)は優しいから、そんなのおくびにも出さない。

外国人風俗とかだと、態度違うんじゃないかな?

そもそもそういう男性はそういうところに行かないと思うけど。

フィリピンパブで「シャッチョさん」と呼ばれて喜ぶようなガハハキャラじゃなくて、自分より弱そうな女性しかターゲットにしない印象。

逆にいうと、ボスキャラのほうが、自分より弱い女性がたくさんいるから、ストライクゾーンが広いのかな?

カースト最下層のキョドキョドキャラだと、自分より強そう、リア充女子には声がかけられないからモテないだけじゃなくて、本人のストライクゾーンも狭い。

追追記

デコの肉マークを検知出来ない女性もいますけど、カップルになれるかというと厳しいと思います

初対面で一対一だと検知できなくても、すぐに絶対にバレます

一対一だとそこそこに感じたのに、複数人での振る舞いを見て幻滅というのはよくある話で、それです。

振る舞いを見て幻滅というのは違うんですよ。

自分の男が、特級か上級かと思っていたのに、そこで下層民とわかると気持ちが180度反転します。

自分の愛する男がdisられて腹が立つ!とはなりません。

残酷ですけど、前に会った時の素敵なエスコートも、率先して注文をとったりしても、下層の出しゃばりにしか見えなくなりますんで。

それと、そういう男性って、モテれば全てうまくいくって思ってる節がありますよね?

仕事が上手く行けば、モテるというわけじゃないですけど、モテたからって人生好転しませんから

そこのところを、勘違いしてるので、下層の男は痛い。

追追追記

下層というのは、男性階層が5層くらいあったら、下の2つ、第四層と大五層あたり。

第一層はボスルポジション。

なろうとしてもなれない。

根拠の無い自信と、ある種の敏感さと、鈍感さを奇跡的な配合比で併せ持ってる。女子ボスとはだいぶ違う。

第二層はボス猿側近。

一歩引いて主に調整役をするポジションボスの近くにいると、それだけで女性の目から見ると魅力的に見える模様。

大学デビュー高校デビューが狙うポジションだが、空気を読めない男子がそこを狙おうとすると、出しゃばり、空気を読めないと馬鹿レッテルが貼られ、第四層か第五層に落とされる。

第三層は第二層の友達。第三層としたけど、こっちが第二層かも。モテる道化も主にここ。弄っていいキャラ

第四層や第五層の道化はこの層の道化とは違う。注目の対象ではなく蔑みの対象

ここまでは女性から見てオスとしての対象

第四層。キモいと口には出さないけど、オスではない。恋愛対象にはならないけど、この層で年収が高い人はみんな結婚してる。

非モテ界隈でたまにATMって言われてるけど、そうは思わない。それなりに愛し合ってはいると思うからdisらないであげたい。

第五層。不可触民。残念でした。

ちょっとフォローすると、第四層、第五層もオスとして認識されないだけで、悪くないスペックの人はいます

というより、オスとしての階層というだけで、部活の中でのポジションや、会社内での職位とかとは関係ないです。

イケメンだなという人も、賢いなという人も、仕事出来るなという人もいます

オスとしてみれないというだけです。

disってるわけじゃなくて、参考までに。

2014-08-08

http://anond.hatelabo.jp/20140808094815

ものを知らないという意味無知ってか、自分の知ってる世界観しか別の人のことを判断できない人も多いってことかも。

NHKの「母娘クライシス」とかでも母親が娘に8時間くらい愚痴をこぼすのがつらいって言ってた人に対して

「親子なんだから愚痴くらい聞いてあげなさいよ~」

とか言ってたやつがいたみたいだし。

そういう意味で「お~いお茶」に問題を感じない人ってのは、

茶の間でふんぞりかえる父親が「お茶!」って言って母親召使のごとくお茶を用意するという

かつては日常だった景色を全く見たことがない人ってことなんだろうね。

2014-07-25

http://anond.hatelabo.jp/20140725115126

一般論と個人の選択を一緒にされても。

元増田2009年増田からもう居ないだろうけど)の言う「絶対に女を召使にしない男って実在するの」という疑問に

召使にしない男と結婚すりゃいいんじゃないの」じゃ答えになってない。

んで実在しなければ結婚しようがないし、実在していてもごく少数であればそんなレアな男と結婚出来る可能性は少ない。

http://anond.hatelabo.jp/20140725115021

そりゃ「金を払う召使共働き」よりは「金を貰える召使専業主婦」の方がマシ、ってだけ。

アンケートなんかの結果だと子育てアウトソーシングを嫌ってる人が多数のようですけど

http://anond.hatelabo.jp/20140725115021

いつも思うけど、召使になりたくないなら

召使にしない男と結婚すりゃいいんじゃないの。

そういう男が多いか少ないかは知らないけど

少なくともあんたは相手を選べるわけで。

「男」なんて対象批判して改善を乞うより、

自分がそうじゃない人間を探した方がよっぽど建設的に思うけど。

http://anond.hatelabo.jp/20140725114453

そりゃ「金を払う召使共働き」よりは「金を貰える召使専業主婦」の方がマシ、ってだけ。

家事育児の分担希望割合は増え続けてるけど、現実だとそういう男は少ないから

http://anond.hatelabo.jp/20140725114315

そもそも専業主婦を持って「召使にする」って概念もどうかと

2012年内閣府調査専業主婦希望する女性が過半数超えてたやん。

女性の願いが叶ってるんじゃねーの。

http://anond.hatelabo.jp/20140725113638

そりゃ、収入が上がる=年齢層が上がるってことなんだから

そりゃ専業主婦も増えるだろ。高度経済成長期の基本スタイルだったんだから

今の20代~30台くらいで考えたらどうかな、もう時代がすっかり変わってるんだから

共働き率はどんどん上がってるよ。

使えない召使は要らない時代

http://anond.hatelabo.jp/20140725113512

いつもこういうの読む度に思うんだけど

これ「バカ(な女)がバカ(な男)に引っかかった」ってお話

男がどうとか女がどうとかそういう話じゃないんじゃないの。

んな、貯金失って召使にされて殺意を抱く前に

別れろってお話

良い教訓になったでしょ、男女ともにそういうことはあるもんだ。

http://anond.hatelabo.jp/20140725112915

召使確保のために結婚するのはコスパ悪すぎる」が

今の上層階級の考え方だと思うわ。

そもそも、結婚って金かかるし離婚したら持ってかれるしで

召使としてそれに見合う性能を持った女自体も少ないし

そもそもこんな便利な時代、大抵のことは自分でやれるしなぁ。

必要ないんだよな、召使は。

自分で稼げて自分人生生きてて、お互い個人としてパートナーシップを結べる相手が良いですね。

http://anond.hatelabo.jp/20140725112654

いや、上層階級ですら圧倒的に「召使にしたがる男」が多いだろってこと。

今50代60代以上の高齢の上層階級ならそうだね

でも今結婚適齢期上層階級はそうじゃないよ

http://anond.hatelabo.jp/20140725111635

いや、上層階級ですら圧倒的に「召使にしたがる男」が多いだろってこと。

あ、上層の中の上層であれば「召使別に雇ってるから彼女or妻を召使にする必要がない」ってのはいるかもね。

でもそんな例外的富裕層の話をされても。

http://anond.hatelabo.jp/20140725111249

日本語読めない人ってほんと大変そうだね

 

その増田の論旨はこうだよ

下層階級は「女を召使にする男」だらけ、またここに「召使にされたがる女」が一定存在する

上層階級に「召使にしないし、されたがる女を嫌う男」がそれなりにいる

 

で、召使にする男が多いの方が多いのは下層階級の方が上層階級より圧倒的にボリュームが大きいから

http://anond.hatelabo.jp/20140725110833

現実では「女を召使にしたがる男」の方が圧倒的に多いのに(高学歴の世界でも勿論そうだ)

それは「女が召使にして欲しがっているから、男はそれを望んでいない」って何その超理論

虐待された子が親になって虐待する問題の一種

http://anond.hatelabo.jp/20140724230700

これね。まず、

「絶対に女を召使にしない男」は存在する。

多分、元増田が思っているよりも多いボリューム存在する。

でも、元増田出会ったことがないという。

低学歴の世界ってのが話題になったことがあったけど

元増田の周りにそういう人が全く見当たらないとしたら、

うん、そういうことなんだよね、残念だけど。

ただもし何かのきっかけでふっとそういう人に出会えて、

元増田がそれまでに「バールを持っていなければと祈らなければならないような」感情の波を小さくする技術を覚えていれば、

その人はあなたパートナーに選ぶ可能性は結構あると思うよ。

彼らは彼らで

「結局のところ召使にして欲しい女」

「女の義務に反応する程にはリベラルだけど、男の“甲斐性”を否定するほどには平等を徹底できない女」

辟易しているから。

元増田が本当の意味で、男女平等内面化できているかどうかが、そこで問われるんじゃないかな。

追記:高学歴の世界の男が全員リベラルだなんて全く思ってないよ。

   少なくともそういう層がそれなりにいる、っていうだけ。

   割合専業主婦率はだからこの場合、あんまり関係ないかな。

2014-01-14

無為ターニングポイント

なぜランナーズハイが起きるのか、考えてみたことはあるかいマラソン選手が「無心」に走るとき、いやマラソン選手じゃなくてもいいけど、人が走るとき、その人の脳内で何が起きているのか、それを考えてもみてくれ。

「無心」という言葉がある。また、「無為」という言葉がある。それらは何を意味する言葉なのか、ちょっと考えてみようか。

例えば、「美味しそうな桃があるなあ」と思って、桃をつかむ。これは「有心」なわけですよ。やろうと思う→動こうと思う→動く→反応がえられる。必ず、こういう順序になっているわけ。これはね、人生の最も普遍的構造の1つなんだ。あらゆる所で、今言った順序のプロセスがついてまわる。

ところがだよ、「美味しそうな桃があるなあ」と思ってつかんだら、前の席の女の子のお尻だった。これはどう考えるべき?

「無心」に近いのだよ、これは。たしかに「やろうと思った」。桃をつかもうとした。でも、痴漢行為という違うことをやっちゃったわけ。つまり、桃に関しては「有心」かもしれないが、痴漢に関しては紛れもなく「無心」。やろうと思わないで、動こうと思わなかった動きをやった。そしてビンタされるという反応をもらった。簡単なことだろう。

これは、先ほどの矢印で表すなら、 動く→反応 というシンプル構造をしておる。これが無心の構造だ。

有心と無心の構造の違い、それが何をもたらすのか?ここが重要なところであるぞ。有心だと、「やろうと思う」「動こうと思う」という意志が行動に先行していた。すると何が起きるかというと、動きがよく意識される。当たり前だ罠。やろうと思って動こうと思って動いたんだから、その動きはよく自覚される。当然である

ところがどっこい、無心の場合は動きが「特別視」されない。ここがポイントね。特別視されないから、動きと反応が渾然一体となって、心に「どぴゅっ」と入ってくる。射精音を「どぴゅっ」と最初表現した人は天才だと思う。話がそれた。渾然一体となって行動とその反応が入ってくるから区別がつかない。これが「主客未分」とか「無我」なわけです。

おそろしく単純だけどそれを厳密にやるのは難しい。だから「無我」はむずかしい。からまりの糸をほぐさないと外れない、でも外れたフリは簡単にできる、そんな知恵の輪がそこにある。

無為」も似たようなものだ。だから説明は略す。

以上から、「無為」のヒントが分かったろう。「やろうと思う」「動こうと思う」といった「意志想念」を無くせばよい。もちろん難しい、難しいけど無くせればもうそこには「無為」がある。

さらに、「無為」と「どぴゅっ」の関連性も理解できたはずだ。

ランナーズハイのえもいえぬ快楽はまさにこの「どぴゅっ」であろう。ランナーは走り去る景色を見ながら走る。過ぎ去る路面を見ながら走る。やがて走ろうという意志が消えて走行が自動化すると、何ということでしょう、過ぎ去る景色が「どぴゅっ」「どぴゅっ」と飛び込んでくる。エンドレス射精が気持ち良くないなんて人はこの世にいるだろうか?いや居ない。射精だに気持ち良いのに、いわんや連続射精においてをや。世間では「ちんぽには勝てなかったよ」という名言があるそうだが、それは自身のちんぽとて例外ではないということだ。話がそれた。

私はジョギング以外にスキーもやるのだが、スキーにも似た感覚がある。過ぎ去る景色がやがて「どばばばば」という射精感で飛び込んで全身の喜びとして一体化される。バイクはやらないんだがバイクなんかもそうなのだろうか?

その気持ちよさを味わってみると、ああ人間ってのはなんて自分の動きにやたらと注意を払う生き物なのかと叫ばずにいられない。そのようにhumanbeingを特徴づけても差し支えないくらいに、自分の動きを意識しすぎている。それは挙動不審とか自意識過剰とよばれる。自然から有心な生き物だけ集めると、すまないがホモサピエンス以外は帰ってくれないかってことになる。

要するに、「○○しよう」って意志人間人間たらしめ我らが誇る文明を築き上げてきたのであると同時にだな、人間を大きく縛り付ける枷(かせ)ともなっている、と言いたいのだ。

その枷から逃れる術は実はあるのだがここでは詳しく立ち入らない。簡単に触れると、動きの意志から離脱が動きを無為へと解放したように、「意志意志」というか「意志へのこだわり」を捨てればよい。さすれば、己が意志すらも「どぴゅっ」と飛び込んでくる。イメージとしては川の上流が滞りなければ、中流も下流もさらさら流れやすいだろ?そういうこと。感覚としては小学生でも分かる簡単なことだ。また、部分的実行もさほど難しくない。だが完璧な実行は、言うは易く行うは難しである

それはそれとして。とにかく、意志諸刃の剣だってこったい。

から意志は最小化(minimize)したい。そう思うのも当然だね?それをシンプルに「没頭したい」「熱中したい」と言い換えることも可能だ。人々は意志の中身を問題にするが、意志の量はあまり問題にされない。意志の量を問題視しよう。

アメリカ政治家ナサニエル・シモンズはいみじくも「習慣は最高の召使か、最悪の主人のいずれかである。」と言い放った。

しかし、こと意志の最小化に関しては、習慣化は善である。すなわち、習慣化すれば意志は減る。換言すると、動きを自動化すれば、動きに関して気にすること(daily hassles)が減る。当然だよね(キュウべえ口調)。

習慣化なんてやだよーと枕に顔をうずめて手足じたばたさせているそこの貴方朗報。習慣化しなくても意志は減らせますキーワードは「リズム」。リズムに乗れば確実に無駄意志は減りますジョギングってリズム運動じゃないすか~?だから効くんすよ~。

リズムというと「リズムに乗る」という言い方をするだろう。「リズムに身を任せる」ともいう。意識せずとも身体が動く。無為。これはもう完全に、意志で「動こうとする」のとは正反対のことですわい。

ジョギングでも音楽演奏でもなんでもいいんだけど、リズム運動するとき最初リズムに「乗ろうとする」。けど、やがて「リズムに乗る」。すると、意識の上でも逆転現象が起きる。こういう順番なわけ。

逆転現象ってのは、世界自分を対立させて自意識過剰にキョドってうまく動こううまく動こうとするモードから世界に乗って世界のあやつり人形となったお任せモードへと変わる。あやつり人形なんておそろしい言葉・・・しかし、これはあくまで行動の細部が自動化されることを感覚的に表現しただけで、実際に大筋を決めるのはモニタの前に座ってるそこの貴方だ。びしっ。

是非ともこの逆転ということを幾度となく経験してどんなものか掴んでほしい。「無為ってなあに?無為ってなあに?」と彷徨っていると夜のとばりが突然降りたかのようにガラッと変わるから

自分の動き、自分の身体が景色の一部に取り込まれて、景色全体が一挙にドドドドドドと押し寄せてくる、飛び込んでくる感覚

そして、そのとき漏れなく付いてくるのが「どぴゅっ」である。それも連続。つまり、「ドドドドドトド、どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅ」なのである

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