はてなキーワード: 南北問題とは
(仮まとめ)最低賃金を下げればバリキャリ女性の社会参加率と出生率が高まる、という研究
https://togetter.com/li/1231524
以前に「シンガポール/香港なら月6万で家事子育てオールお任せのフィリピン人メイドを雇える」問題の時に議論したが、この手の労働は男性労働者は忌避されるので女性が女性を南北問題的に収奪する構造になりやすく、unpaid workを安く査定してしまう問題がある。
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1231524
maruX 移民を搾取するなと言う話なら当然なのに、女性が女性を搾取するという構造の問題とされると死ぬほど腹立つな。家事育児を女性だけの問題として高みの見物してるお前は何なんだよ。自分の問題として考えろよ。
kjtec 家事代行業を格安で一部の層に押し付けることを「女性による」搾取って言っていて驚く。外注にしろ内製にしろ、女性が家事をしその成果を享受するのは生来の男性の権利だとでも思ってない限り、出てこない発想かと。
えぇ・・・。
「意識高い」というより、単なるブラック経営者じゃねえか。増田は、労務規定守る理由を、「法律違反になるから」以外に理解してないから、何も言い返せなかっただけじゃねえか。
サービス残業は労働力のダンピングであり、それを許すと市場が破壊されるから厳に取り締まられるわけで、「弱いからダンピングしてよい」とはならない。行うのが弱者であろうが強者であろうが、ダンピングはダンピングだ。増田は、その根底を理解せず自分の「論」をもってないから言い返せなかっただけで、ベトナム人のしたことは全く「論破」じゃない。
まあ、不正競争をして先行グループに入った人間が、その後、後続グループの人間に対し「やっぱ不正はダメだわ。お前らルール守れよな」というのが全く説得力をもたないのには同意する。南北問題、エネルギー・環境問題、なんにせよそういう側面はあるよな。先行グループが勝手にルール作ってんじゃねえか、というのが後続グループの言い分だし、それも非常に正しい。ただ、その不公正を正すのは別な面や方法であるべきで、何もできあがりかけている市場を再度壊すような形で行われるべきではない。それは、弱者の側も含めて、誰も幸せにしない。
見習うなら、もっと生産性高いやり方の部分や、せめて、ほとんどブラックながら高度成長期の日本を支えた「年功序列・家族的一体化」みたいな部分を学ぶように伝えてやってほしいな。中長期的な意味では、そっちの方が明らかに彼ら自身にとっても役に立つはずなんだからさ。
http://anond.hatelabo.jp/20090416005743
うちは、当たり前のように日本人だと思っていたが、自分が高校生の頃に在日朝鮮人というのを知ったよ。全く気付いていなくてびっくりした。免許取るときに何か変だなと両親に聞いて発覚した。自分が本名と思っていたものは通名だったらしい。親しい友人に、俺、朝鮮人らしいとカミングアウトしたんだが、「お前、自分で知らなかったの?!」と笑われたよ。
苗字が在日にありがちな苗字であり、家業が焼肉屋であり、今思えば、ジイさんバアさんは韓国語をしゃべれた。どう考えても在日なんだけど、自分で全く気が付かなかったよ。それがきっかけというのか知らんけど、自分が大学に入る前に一家丸ごと帰化した。たぶん、そのせいなんだろうけど、良い肉が安く手に入りにくくなったらしい。仕入先が変わったとの事。
そういう出来事があったんだけど、気が付いてから日本人になるまでに2、3年の間だったから、自分が朝鮮人だと考えた事なんて一度も無い。国籍は日本だけど、間違いなく血はあっちなので、なんか不思議な感じはあるけど、自分が日本人であることに疑いすら湧かない。この一連の在日の話で、ああ、そういえば俺も関係あるんだなという感じ。拉致とか在日特権とか南北問題も全て日本人的視点で見てる。超ノンポリ。
とりあえず、こんなのもいるよという事で手を上げておきます。
標記のダールフール関連記事を読ませて頂きました。
きちんと過去ログを追ってはいませんが、ダールフール危機関連の記事を精力的に拾い上げていらっしゃることに敬服しています。事実、今回の記事を目にしなければ、私はご紹介されたNYTやFTの記事その他を読むことはなかったでしょう。
しかし、ご多忙のせいでしょうが、訳し急ぎのご様子がそこここに見られるように思われますし、それをもとにしたご論旨もいささか明瞭でない部分もあるように思われます。一読して感じた違和感を整理するため、増田からですみませんが、記事を起してみました。
まず、FT記事の「展望」の紹介の仕方にやや違和感があります。その部分(''What happens next ... in exchange for surrendering Mr Bashir'')を私が要約するなら、構造は以下のように取ります(重要と考えるところを< >で囲って強調します)。
イ.(逮捕状を出した結果、)何が起こるかははっきりしない。
ロ.最も楽観的なシナリオは、体制内プラグマティストが政変を起こし、和平交渉へ向かうこと。
ハ.しかし、ICCの法的決定の<政治的帰結>がそううまくいくとしたら奇跡。
ニ.<第一の理由>は、逮捕がすぐに実現しそうにないから。
ホ.<第二の理由>は、バシールが<全てを統べる>独裁者ではないから。つまり、正義が追求されるなら、体制内のバシール以外で責を負うべき者も起訴されねばならないから。
特段の予備知識のない私の単純な読みを述べますと、ここでFTは、楽観的なシナリオに釘をさしています。ICCの逮捕状は、国際的に正義を追求するというメッセージだが、その原則は、罪に関与した体制派をより広く射程におさめるものであるため、内部からの変革をためらわせるのではないか、ということです。つまり、はっきりと言いきってはいませんが、正義と和平を天秤にかけています。
一方、前回ご紹介のクリストフ記者によれば、両者はトレードオフの関係にはないとされます(''I think Graham is wrong that that's the trade-off, and I agree with Tutu that there won’t be peace until there is an element of justice.'' この部分の紹介はより原文に沿った形にしてもよいのではないかと思います)。彼は基本的にICCの決定を肯定的に見ているようです。
続く文章を読んだ限り、ブログ主様はFT寄りのように見えますが、このあたりを「微妙に異なっている」等々とぼやかす必要はあるのでしょうか。
また、この問題に関しては、国務大臣と民兵指導者それぞれ一名に対し、2007年4月の段階で、ICCから既に逮捕状が出ていることも留意されるべきではないかと思います。
次の論点、悲観的なシナリオ、スーダン南北の内戦再点火に移ります。「クリストフ記者の洞察が重要」とのことですが、どの部分かやや不明確なように思います。
彼は、包括的和平合意は既に著しく不安定となっているのであり、逮捕状がその流れを悪化させるとは見ていません。そして、南部は独立に向かっているが、石油資源喪失を阻止するため、北部は戦う(''fight'')だろう、と前回ご紹介の記事で述べています。その一方で、逮捕状は戦いを抑止する効果を持つだろうとも述べています(''there’s vast uncertainty about the CPA, but I don’t think there’s any reason to think that an arrest warrant for Bashir worsens the trajectory. Right now, the South is headed for independence in 2011, and the North will fight to prevent that because the South has oil. Frankly, an arrest warrant may make it less likely that Khartoum will fight (or make it less able to fight), perhaps averting a resumption in the north-south war.'')。つまり、南北の火種は非常に大きいが、逮捕状にはある程度の抑止効果があるという見解のようです。
文章を拝見した限り、ブログ主様は、「南北問題は再燃する可能性」を重視していらっしゃるように見えます。
この再燃を促すかもしれない逮捕状、その火種の大きさという前提に立って、ブログ主様は、その逮捕状を出した「ICCを支える諸国」の責任へと言及されています。そこの論旨には基本的に賛成なのですが、いくばくかの違和感を感じますので、述べてみます。
まず、FTの訳について、一文だけ、こなれているようには見えないので、不出来ですが拙訳を出します。
もしICCがこの件でへまをやり、スーダンが崩壊していくのを世界が傍観するようなことになったなら、水曜日の決定は、人権の勝利では全くなかったことになるというリスクがあるのです。
(''For if the ICC bungles this case, and the world stands by as Sudan crumbles, there is a risk that Wednesday’s decision will prove no triumph for human rights.'')
スーダンでは確かに人権が蹂躙されてきました。とはいえ、人権が完全に空文化することはないでしょうし、ICC加盟国<だけ>の責務でもないでしょう。
お示しの地図にあるように、スーダンはICC加盟国ではありません。それなのに、どうしてICCが逮捕状を発行したのでしょうか。それは、<国連安保理>がICCに付託したからです。つまり、今回の逮捕状の件について、「ICCを支える諸国」に安保理常任理事国が「含まれていない」とされることには賛同できません。
もちろん、「ICCを支える諸国」の責任の重さは言うまでもないでしょうし、「日本に問われている部分も大きいはずだ」という結論に異議はありません。
最後に、このような問題について紹介の労を取って下さったことに改めて感謝します。
<参考URL>
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/03/post-0f1e.html
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/03/post-1cfc.html
http://www.ft.com/cms/s/0/52a9c366-08f1-11de-b8b0-0000779fd2ac.html?nclick_check=1
http://kristof.blogs.nytimes.com/2009/03/04/answering-your-darfur-questions/
http://www.icc-cpi.int/NR/exeres/0EF62173-05ED-403A-80C8-F15EE1D25BB3.htm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7924195.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/3496731.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7039360.stm
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7887007.stm
http://www.mofa-irc.go.jp/link/kikan_info/icc-c.htm
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol8/index.html
http://www.hrw.org/ar/news/2008/07/14/icc
http://uuair.lib.utsunomiya-u.ac.jp/dspace/bitstream/10241/6368/1/kokusai26-003.pdf
IEって画像を非表示にする設定って無いんだっけ?Firefoxなら画像を非表示にできるよ。広告ブロックの機能拡張なんかもあるし。
さすがに繊細すぎる人は自衛するしかないよ。自閉したくないって言ってもね…。自閉せずに戦うんならもっと強くならなくちゃ。
異議申し立てがほとんど通用しなくて絶望してる人いっぱいいるからね。例えば日本では景観、音環境なんかを問題にする人はマイノリティ(どころか下手すりゃ気違い扱い)だよね。
それと余計なお世話で悪いんだけど、フェミニズムとかオリエンタリズムとか人種、南北問題とか労働問題とか我々がさらされてる「非対称」性にまつわる問題っていっぱいあるから、そういう事について勉強してみるとかすればいいんじゃないかな。なにか克服できるかもしれない。