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2024-10-28

anond:20241028222345

原発ある区に住んでいるけど、まったく気にしてなかった

地方区域デカイんだよなあ

2024-10-17

電動キックボード話題になるので、利用者として評価を書く。【※追記有り】

まず自分属性を書いておくと、交通工学大学でかじっていてLRT推進派。普段通勤電車より早いため、車通勤。フルリモート経験済み。自転車はMAX190km/1日走ったり、自転車通勤なども嗜む程度。地方田舎地方都市東京都市郊外エリア居住経験あり。なので、だいたいの通勤属性経験したことがある。ということで経験豊富立場としておいてほしい。

 

現在京都住まい京都東京に比べても、電動キックボードサービス(以下Luupとする)は向いている。

1,公共交通の整備が遅れている。

2,東京に比べて、人が少ない。

3,自転車通行がメインの道路存在する。

 

京都公共交通バスしかない区間や、バス地下鉄私鉄乗り継ぎが発生するルートがかなり多い。1回乗り換えるだけで、400円突破する。赤坂から新宿まで行っても180円の東京とは間隔が違うのだ。

それに比べれば、目的地まで直接行けるLuupは選択肢としてかなり良い。時間短縮にもなるので、仕事帰りに旧友と集まるための飲み会に行くタイミングなど、さっと行きたいときによく利用している。

3については、少し説明必要かもしれない。京都の碁盤の目を想像してもらったときに、碁盤の格子の真ん中には、一方通行の細い道ゾーン存在している。ここは車は一方通行しかないため、主には歩行者自転車が多いゾーンになっている。車も30kmぐらいしか出さず、一方通行の分だけ自転車を避ける幅もあるため、比較安全運転やす場所なのだ。ここに時速20kmで、加減速しやすいLuupが合ってる。減速せずに突っ込む自転車に比べれて、加速調整しながらでもあまり力を使わないので楽に使える。

 

運転する側から見たLuup

バランスは確かに悪いし、見た目以上に筋力もいる。ちゃん練習してから乗ったほうが良いのは間違いない。

うまく車の通らない道路を見つけて、なれるまでいろいろ練習した方がよいと思うし、自信のない人は乗らないほうが良いと思う。

 

でも電車自転車より楽なので、自分は使う。

 

段差あぶないじゃん!って声に対しては、段差超えることがない。としか言えない。

そもそも歩道を走ることがない(というか禁止)ので、歩道以外に道路には段差が普通はない。

あと砂利道も走れない。なので、押して通れ、キックボード載るな。以上である

 

自動車運転する側からみたLuup

自転車道が整備されていない、車線の少ない道路で、追い抜かす場合は若干手間ではあるが、車道を走るロードバイクと同じ程度なので、そこまで違和感はない。

流石に外国人観光客が、歩道を走っていたり、2列横隊で走ってたりすると、ぐぬぬ!となるが、まぁサービス当初だししゃあないか。という気持ちちゃんと注意すれば良いとは思う。

 

サービス提供側に物を申す

1、ヘルメット着用化は必要

サービスとしてヘルメット共用が難しいのはわかるが、ノーヘルを勧めることになるので、任意でも良いので、保管場所ヘルメット設置してほしい。

個人的に使うときにも、ヘルメット持参しようか。と思うぐらいには、気になる。※自分ロードバイクノーヘルで乗っていたので、むしろそっちのほうが危ない。時速的に。

 

2、ビームの強化

最近LED製の自転車ライトが普及しつつあるが、それよりもライトが弱いので、確実に気付くレベルハイビームにするべき。

夜間の認知性能がかなり上がるので有用特に音がない乗り物な分だけね。

自転車ライトなしもアウトだぜ!

 

3、ハンドルミラーの設置

自転車よりも、後ろを振り向きづらい。これは、バランスの悪さに由来する点。右ハンドルのみに設置必須で、かなり解消するはず。

 

ユーザー側への提言

「人混みは道路であっても、キックボードで走らない。」

これにつきる。

じぶんは2段階右折が必要な場面だと、横断歩道を歩いて渡るようにしている。交通ルール通りだし、安全自転車でも押して通れと思うレベルだし。

木屋町寺町観光地などの、人混みはそもそも通らないように調整している。

 

さいごに

色々批判を見るが、おしなべて交通マナーが定着していないことと、都市計画的な整備が追いついていないことが問題だと感じる。

 

電動キックボードが悪いのではなく、電動キックボードの普及に社会が追いついていないだけ。だとは思う。

交通は何よりも、歩行者最優先で考えるべきだし、もっと公共交通を整備し、そこを補間するための手段の一つとして、ちゃんと整えるべき。

 

今のままだと事業者が得してるじゃん!ってだけになってしまうので、国側は道交法禁止武器に、電動キックボード各社に対応を迫ることができる権力を持っているので、

事業が堅調にのびたタイミングなどで引き締めを強くすることで、交通マナー啓蒙に繋げれる可能性もある。

 

いっぽうで、利用する側がこのままだと使えなくなるという危機感のもと、ちゃんマナーを守る。というのをちゃんとやってく必要がある。暴走族が嫌われる使い方をしている一方、バイク地方を盛り上げようとする人たちもいて、そういった人が交通手段イメージアップをしてくれることが交通機関の市民権を得る上でも大事だと思うので。

 

こういったレンタル自転車は、うまく行けば公共交通の新しい形態として根付くんんじゃないかなと期待している。

LRT信者的にも、駅から個別場所への交通手段というのは長年の課題だったので、その解決策の一つが生まれるのは嬉しいことでもあるので。

トラックバックのコレは、知らんかった。知ったかですまない。最近は、ほとんど街中に行かない郊外区民なので。

> どこのこと言ってるのか知らんが河原町周辺だと歩道走って通行人引っ掛けてるのよく見るよ

コレはアウトだと、自分も思う。

早めに乗り入れ交通禁止区域地方条例で作ってしまい、事業者強要して、GPS上の表示を必須にするように働きかけるとかできると良いのかも。せめて要請レベルでも出せると良いのか。

こういうのを寺町商店街の組合とか、地域団体から要請書を出せると進みが早かったりするんだけどね。

「ココは走行禁止区域です!」って爆音スマホから音が流れてたら、あいつが悪い!って話になるんだけどね。このままだと事業者キックボード悪者にされてしまう。

悪いのは危ない乗り方してるやつ。

> 一方通行

道路交通法的にはOKだそう。

https://lp.luup.sc/letter/posts/how-to-rule-ippoutsuukou-230620

但し**「左側通行」**は守るべきだね。

電動キックボード話題になるので、利用者として評価を書く。【※追記有り】

まず自分属性を書いておくと、交通工学大学でかじっていてLRT推進派。普段通勤電車より早いため、車通勤。フルリモート経験済み。自転車はMAX190km/1日走ったり、自転車通勤なども嗜む程度。地方田舎地方都市東京都市郊外エリア居住経験あり。なので、だいたいの通勤属性経験したことがある。ということで経験豊富立場としておいてほしい。

 

現在京都住まい京都東京に比べても、電動キックボードサービス(以下Luupとする)は向いている。

1,公共交通の整備が遅れている。

2,東京に比べて、人が少ない。

3,自転車通行がメインの道路存在する。

 

京都公共交通バスしかない区間や、バス地下鉄私鉄乗り継ぎが発生するルートがかなり多い。1回乗り換えるだけで、400円突破する。赤坂から新宿まで行っても180円の東京とは間隔が違うのだ。

それに比べれば、目的地まで直接行けるLuupは選択肢としてかなり良い。時間短縮にもなるので、仕事帰りに旧友と集まるための飲み会に行くタイミングなど、さっと行きたいときによく利用している。

3については、少し説明必要かもしれない。京都の碁盤の目を想像してもらったときに、碁盤の格子の真ん中には、一方通行の細い道ゾーン存在している。ここは車は一方通行しかないため、主には歩行者自転車が多いゾーンになっている。車も30kmぐらいしか出さず、一方通行の分だけ自転車を避ける幅もあるため、比較安全運転やす場所なのだ。ここに時速20kmで、加減速しやすいLuupが合ってる。減速せずに突っ込む自転車に比べれて、加速調整しながらでもあまり力を使わないので楽に使える。

 

運転する側から見たLuup

バランスは確かに悪いし、見た目以上に筋力もいる。ちゃん練習してから乗ったほうが良いのは間違いない。

うまく車の通らない道路を見つけて、なれるまでいろいろ練習した方がよいと思うし、自信のない人は乗らないほうが良いと思う。

 

でも電車自転車より楽なので、自分は使う。

 

段差あぶないじゃん!って声に対しては、段差超えることがない。としか言えない。

そもそも歩道を走ることがない(というか禁止)ので、歩道以外に道路には段差が普通はない。

あと砂利道も走れない。なので、押して通れ、キックボード載るな。以上である

 

自動車運転する側からみたLuup

自転車道が整備されていない、車線の少ない道路で、追い抜かす場合は若干手間ではあるが、車道を走るロードバイクと同じ程度なので、そこまで違和感はない。

流石に外国人観光客が、歩道を走っていたり、2列横隊で走ってたりすると、ぐぬぬ!となるが、まぁサービス当初だししゃあないか。という気持ちちゃんと注意すれば良いとは思う。

 

サービス提供側に物を申す

1、ヘルメット着用化は必要

サービスとしてヘルメット共用が難しいのはわかるが、ノーヘルを勧めることになるので、任意でも良いので、保管場所ヘルメット設置してほしい。

個人的に使うときにも、ヘルメット持参しようか。と思うぐらいには、気になる。※自分ロードバイクノーヘルで乗っていたので、むしろそっちのほうが危ない。時速的に。

 

2、ビームの強化

最近LED製の自転車ライトが普及しつつあるが、それよりもライトが弱いので、確実に気付くレベルハイビームにするべき。

夜間の認知性能がかなり上がるので有用特に音がない乗り物な分だけね。

自転車ライトなしもアウトだぜ!

 

3、ハンドルミラーの設置

自転車よりも、後ろを振り向きづらい。これは、バランスの悪さに由来する点。右ハンドルのみに設置必須で、かなり解消するはず。

 

ユーザー側への提言

「人混みは道路であっても、キックボードで走らない。」

これにつきる。

じぶんは2段階右折が必要な場面だと、横断歩道を歩いて渡るようにしている。交通ルール通りだし、安全自転車でも押して通れと思うレベルだし。

木屋町寺町観光地などの、人混みはそもそも通らないように調整している。

 

さいごに

色々批判を見るが、おしなべて交通マナーが定着していないことと、都市計画的な整備が追いついていないことが問題だと感じる。

 

電動キックボードが悪いのではなく、電動キックボードの普及に社会が追いついていないだけ。だとは思う。

交通は何よりも、歩行者最優先で考えるべきだし、もっと公共交通を整備し、そこを補間するための手段の一つとして、ちゃんと整えるべき。

 

今のままだと事業者が得してるじゃん!ってだけになってしまうので、国側は道交法禁止武器に、電動キックボード各社に対応を迫ることができる権力を持っているので、

事業が堅調にのびたタイミングなどで引き締めを強くすることで、交通マナー啓蒙に繋げれる可能性もある。

 

いっぽうで、利用する側がこのままだと使えなくなるという危機感のもと、ちゃんマナーを守る。というのをちゃんとやってく必要がある。暴走族が嫌われる使い方をしている一方、バイク地方を盛り上げようとする人たちもいて、そういった人が交通手段イメージアップをしてくれることが交通機関の市民権を得る上でも大事だと思うので。

 

こういったレンタル自転車は、うまく行けば公共交通の新しい形態として根付くんんじゃないかなと期待している。

LRT信者的にも、駅から個別場所への交通手段というのは長年の課題だったので、その解決策の一つが生まれるのは嬉しいことでもあるので。

トラックバックのコレは、知らんかった。知ったかですまない。最近は、ほとんど街中に行かない郊外区民なので。

> どこのこと言ってるのか知らんが河原町周辺だと歩道走って通行人引っ掛けてるのよく見るよ

コレはアウトだと、自分も思う。

早めに乗り入れ交通禁止区域地方条例で作ってしまい、事業者強要して、GPS上の表示を必須にするように働きかけるとかできると良いのかも。せめて要請レベルでも出せると良いのか。

こういうのを寺町商店街の組合とか、地域団体から要請書を出せると進みが早かったりするんだけどね。

「ココは走行禁止区域です!」って爆音スマホから音が流れてたら、あいつが悪い!って話になるんだけどね。このままだと事業者キックボード悪者にされてしまう。

悪いのは危ない乗り方してるやつ。

> 一方通行

道路交通法的にはOKだそう。

https://lp.luup.sc/letter/posts/how-to-rule-ippoutsuukou-230620

但し**「左側通行」**は守るべきだね。

電動キックボード話題になるので、利用者として評価を書く。【※追記有り】

まず自分属性を書いておくと、交通工学大学でかじっていてLRT推進派。普段通勤電車より早いため、車通勤。フルリモート経験済み。自転車はMAX190km/1日走ったり、自転車通勤なども嗜む程度。地方田舎地方都市東京都市郊外エリア居住経験あり。なので、だいたいの通勤属性経験したことがある。ということで経験豊富立場としておいてほしい。

 

現在京都住まい京都東京に比べても、電動キックボードサービス(以下Luupとする)は向いている。

1,公共交通の整備が遅れている。

2,東京に比べて、人が少ない。

3,自転車通行がメインの道路存在する。

 

京都公共交通バスしかない区間や、バス地下鉄私鉄乗り継ぎが発生するルートがかなり多い。1回乗り換えるだけで、400円突破する。赤坂から新宿まで行っても180円の東京とは間隔が違うのだ。

それに比べれば、目的地まで直接行けるLuupは選択肢としてかなり良い。時間短縮にもなるので、仕事帰りに旧友と集まるための飲み会に行くタイミングなど、さっと行きたいときによく利用している。

3については、少し説明必要かもしれない。京都の碁盤の目を想像してもらったときに、碁盤の格子の真ん中には、一方通行の細い道ゾーン存在している。ここは車は一方通行しかないため、主には歩行者自転車が多いゾーンになっている。車も30kmぐらいしか出さず、一方通行の分だけ自転車を避ける幅もあるため、比較安全運転やす場所なのだ。ここに時速20kmで、加減速しやすいLuupが合ってる。減速せずに突っ込む自転車に比べれて、加速調整しながらでもあまり力を使わないので楽に使える。

 

運転する側から見たLuup

バランスは確かに悪いし、見た目以上に筋力もいる。ちゃん練習してから乗ったほうが良いのは間違いない。

うまく車の通らない道路を見つけて、なれるまでいろいろ練習した方がよいと思うし、自信のない人は乗らないほうが良いと思う。

 

でも電車自転車より楽なので、自分は使う。

 

段差あぶないじゃん!って声に対しては、段差超えることがない。としか言えない。

そもそも歩道を走ることがない(というか禁止)ので、歩道以外に道路には段差が普通はない。

あと砂利道も走れない。なので、押して通れ、キックボード載るな。以上である

 

自動車運転する側からみたLuup

自転車道が整備されていない、車線の少ない道路で、追い抜かす場合は若干手間ではあるが、車道を走るロードバイクと同じ程度なので、そこまで違和感はない。

流石に外国人観光客が、歩道を走っていたり、2列横隊で走ってたりすると、ぐぬぬ!となるが、まぁサービス当初だししゃあないか。という気持ちちゃんと注意すれば良いとは思う。

 

サービス提供側に物を申す

1、ヘルメット着用化は必要

サービスとしてヘルメット共用が難しいのはわかるが、ノーヘルを勧めることになるので、任意でも良いので、保管場所ヘルメット設置してほしい。

個人的に使うときにも、ヘルメット持参しようか。と思うぐらいには、気になる。※自分ロードバイクノーヘルで乗っていたので、むしろそっちのほうが危ない。時速的に。

 

2、ビームの強化

最近LED製の自転車ライトが普及しつつあるが、それよりもライトが弱いので、確実に気付くレベルハイビームにするべき。

夜間の認知性能がかなり上がるので有用特に音がない乗り物な分だけね。

自転車ライトなしもアウトだぜ!

 

3、ハンドルミラーの設置

自転車よりも、後ろを振り向きづらい。これは、バランスの悪さに由来する点。右ハンドルのみに設置必須で、かなり解消するはず。

 

ユーザー側への提言

「人混みは道路であっても、キックボードで走らない。」

これにつきる。

じぶんは2段階右折が必要な場面だと、横断歩道を歩いて渡るようにしている。交通ルール通りだし、安全自転車でも押して通れと思うレベルだし。

木屋町寺町観光地などの、人混みはそもそも通らないように調整している。

 

さいごに

色々批判を見るが、おしなべて交通マナーが定着していないことと、都市計画的な整備が追いついていないことが問題だと感じる。

 

電動キックボードが悪いのではなく、電動キックボードの普及に社会が追いついていないだけ。だとは思う。

交通は何よりも、歩行者最優先で考えるべきだし、もっと公共交通を整備し、そこを補間するための手段の一つとして、ちゃんと整えるべき。

 

今のままだと事業者が得してるじゃん!ってだけになってしまうので、国側は道交法禁止武器に、電動キックボード各社に対応を迫ることができる権力を持っているので、

事業が堅調にのびたタイミングなどで引き締めを強くすることで、交通マナー啓蒙に繋げれる可能性もある。

 

いっぽうで、利用する側がこのままだと使えなくなるという危機感のもと、ちゃんマナーを守る。というのをちゃんとやってく必要がある。暴走族が嫌われる使い方をしている一方、バイク地方を盛り上げようとする人たちもいて、そういった人が交通手段イメージアップをしてくれることが交通機関の市民権を得る上でも大事だと思うので。

 

こういったレンタル自転車は、うまく行けば公共交通の新しい形態として根付くんんじゃないかなと期待している。

LRT信者的にも、駅から個別場所への交通手段というのは長年の課題だったので、その解決策の一つが生まれるのは嬉しいことでもあるので。

トラックバックのコレは、知らんかった。知ったかですまない。最近は、ほとんど街中に行かない郊外区民なので。

> どこのこと言ってるのか知らんが河原町周辺だと歩道走って通行人引っ掛けてるのよく見るよ

コレはアウトだと、自分も思う。

早めに乗り入れ交通禁止区域地方条例で作ってしまい、事業者強要して、GPS上の表示を必須にするように働きかけるとかできると良いのかも。せめて要請レベルでも出せると良いのか。

こういうのを寺町商店街の組合とか、地域団体から要請書を出せると進みが早かったりするんだけどね。

「ココは走行禁止区域です!」って爆音スマホから音が流れてたら、あいつが悪い!って話になるんだけどね。このままだと事業者キックボード悪者にされてしまう。

悪いのは危ない乗り方してるやつ。

> 一方通行

道路交通法的にはOKだそう。

https://lp.luup.sc/letter/posts/how-to-rule-ippoutsuukou-230620

但し**「左側通行」**は守るべきだね。

2024-10-11

地方都市にいると結婚して子供が生まれて家を建てるって普通出来事と感じる

特に俺のいる区域出産ラッシュで、引っ越してきた当初より子供が増えている

2軒隣も1か月前に出産していた

特に若いころに結婚したらポンポンまれている印象だ

ただ、それと反対に職場結婚比率は少ない

なので既婚者と独身二極化が凄いなと肌で感じる

2024-10-03

電動キックボード話題になるので、利用者として評価を書く。【※追記有り】

まず自分属性を書いておくと、交通工学大学でかじっていてLRT推進派。普段通勤電車より早いため、車通勤。フルリモート経験済み。自転車はMAX190km/1日走ったり、自転車通勤なども嗜む程度。地方田舎地方都市東京都市郊外エリア居住経験あり。なので、だいたいの通勤属性経験したことがある。ということで経験豊富立場としておいてほしい。

 

現在京都住まい京都東京に比べても、電動キックボードサービス(以下Luupとする)は向いている。

1,公共交通の整備が遅れている。

2,東京に比べて、人が少ない。

3,自転車通行がメインの道路存在する。

 

京都公共交通バスしかない区間や、バス地下鉄私鉄乗り継ぎが発生するルートがかなり多い。1回乗り換えるだけで、400円突破する。赤坂から新宿まで行っても180円の東京とは間隔が違うのだ。

それに比べれば、目的地まで直接行けるLuupは選択肢としてかなり良い。時間短縮にもなるので、仕事帰りに旧友と集まるための飲み会に行くタイミングなど、さっと行きたいときによく利用している。

3については、少し説明必要かもしれない。京都の碁盤の目を想像してもらったときに、碁盤の格子の真ん中には、一方通行の細い道ゾーン存在している。ここは車は一方通行しかないため、主には歩行者自転車が多いゾーンになっている。車も30kmぐらいしか出さず、一方通行の分だけ自転車を避ける幅もあるため、比較安全運転やす場所なのだ。ここに時速20kmで、加減速しやすいLuupが合ってる。減速せずに突っ込む自転車に比べれて、加速調整しながらでもあまり力を使わないので楽に使える。

 

運転する側から見たLuup

バランスは確かに悪いし、見た目以上に筋力もいる。ちゃん練習してから乗ったほうが良いのは間違いない。

うまく車の通らない道路を見つけて、なれるまでいろいろ練習した方がよいと思うし、自信のない人は乗らないほうが良いと思う。

 

でも電車自転車より楽なので、自分は使う。

 

段差あぶないじゃん!って声に対しては、段差超えることがない。としか言えない。

そもそも歩道を走ることがない(というか禁止)ので、歩道以外に道路には段差が普通はない。

あと砂利道も走れない。なので、押して通れ、キックボード載るな。以上である

 

自動車運転する側からみたLuup

自転車道が整備されていない、車線の少ない道路で、追い抜かす場合は若干手間ではあるが、車道を走るロードバイクと同じ程度なので、そこまで違和感はない。

流石に外国人観光客が、歩道を走っていたり、2列横隊で走ってたりすると、ぐぬぬ!となるが、まぁサービス当初だししゃあないか。という気持ちちゃんと注意すれば良いとは思う。

 

サービス提供側に物を申す

1、ヘルメット着用化は必要

サービスとしてヘルメット共用が難しいのはわかるが、ノーヘルを勧めることになるので、任意でも良いので、保管場所ヘルメット設置してほしい。

個人的に使うときにも、ヘルメット持参しようか。と思うぐらいには、気になる。※自分ロードバイクノーヘルで乗っていたので、むしろそっちのほうが危ない。時速的に。

 

2、ビームの強化

最近LED製の自転車ライトが普及しつつあるが、それよりもライトが弱いので、確実に気付くレベルハイビームにするべき。

夜間の認知性能がかなり上がるので有用特に音がない乗り物な分だけね。

自転車ライトなしもアウトだぜ!

 

3、ハンドルミラーの設置

自転車よりも、後ろを振り向きづらい。これは、バランスの悪さに由来する点。右ハンドルのみに設置必須で、かなり解消するはず。

 

ユーザー側への提言

「人混みは道路であっても、キックボードで走らない。」

これにつきる。

じぶんは2段階右折が必要な場面だと、横断歩道を歩いて渡るようにしている。交通ルール通りだし、安全自転車でも押して通れと思うレベルだし。

木屋町寺町観光地などの、人混みはそもそも通らないように調整している。

 

さいごに

色々批判を見るが、おしなべて交通マナーが定着していないことと、都市計画的な整備が追いついていないことが問題だと感じる。

 

電動キックボードが悪いのではなく、電動キックボードの普及に社会が追いついていないだけ。だとは思う。

交通は何よりも、歩行者最優先で考えるべきだし、もっと公共交通を整備し、そこを補間するための手段の一つとして、ちゃんと整えるべき。

 

今のままだと事業者が得してるじゃん!ってだけになってしまうので、国側は道交法禁止武器に、電動キックボード各社に対応を迫ることができる権力を持っているので、

事業が堅調にのびたタイミングなどで引き締めを強くすることで、交通マナー啓蒙に繋げれる可能性もある。

 

いっぽうで、利用する側がこのままだと使えなくなるという危機感のもと、ちゃんマナーを守る。というのをちゃんとやってく必要がある。暴走族が嫌われる使い方をしている一方、バイク地方を盛り上げようとする人たちもいて、そういった人が交通手段イメージアップをしてくれることが交通機関の市民権を得る上でも大事だと思うので。

 

こういったレンタル自転車は、うまく行けば公共交通の新しい形態として根付くんんじゃないかなと期待している。

LRT信者的にも、駅から個別場所への交通手段というのは長年の課題だったので、その解決策の一つが生まれるのは嬉しいことでもあるので。

トラックバックのコレは、知らんかった。知ったかですまない。最近は、ほとんど街中に行かない郊外区民なので。

> どこのこと言ってるのか知らんが河原町周辺だと歩道走って通行人引っ掛けてるのよく見るよ

コレはアウトだと、自分も思う。

早めに乗り入れ交通禁止区域地方条例で作ってしまい、事業者強要して、GPS上の表示を必須にするように働きかけるとかできると良いのかも。せめて要請レベルでも出せると良いのか。

こういうのを寺町商店街の組合とか、地域団体から要請書を出せると進みが早かったりするんだけどね。

「ココは走行禁止区域です!」って爆音スマホから音が流れてたら、あいつが悪い!って話になるんだけどね。このままだと事業者キックボード悪者にされてしまう。

悪いのは危ない乗り方してるやつ。

> 一方通行

道路交通法的にはOKだそう。

https://lp.luup.sc/letter/posts/how-to-rule-ippoutsuukou-230620

但し**「左側通行」**は守るべきだね。

2024-10-02

 原口さんはそこでちょっと絵を離れて、画筆の結果をながめていたが、今度は、美禰子に向かって、 「里見さん。あなた単衣を着てくれないものから着物がかきにくくって困る。まるでいいかげんにやるんだから、少し大胆すぎますね」 「お気の毒さま」と美禰子が言った。  原口さんは返事もせずにまた画面へ近寄った。「それでね、細君のお尻が離縁するにはあまり重くあったものから、友人が細君に向かって、こう言ったんだとさ。出るのがいやなら、出ないでもいい。いつまでも家にいるがいい。その代りおれのほうが出るから。――里見さんちょっと立ってみてください。団扇はどうでもいい。ただ立てば。そう。ありがとう。――細君が、私が家におっても、あなたが出ておしまいになれば、後が困るじゃありませんかと言うと、なにかまわないさ、お前はかってに入夫でもしたらよかろうと答えたんだって」 「それから、どうなりました」と三四郎が聞いた。原口さんは、語るに足りないと思ったものか、まだあとをつけた。 「どうもならないのさ。だから結婚は考え物だよ。離合集散、ともに自由にならない。広田先生を見たまえ、野々宮さんを見たまえ、里見恭助君を見たまえ、ついでにぼくを見たまえ。みんな結婚をしていない。女が偉くなると、こういう独身ものがたくさんできてくる。だから社会原則は、独身ものが、できえない程度内において、女が偉くならなくっちゃだめだね」 「でも兄は近々結婚いたしますよ」 「おや、そうですか。するとあなたはどうなります」 「存じません」  三四郎は美禰子を見た。美禰子も三四郎を見て笑った。原口さんだけは絵に向いている。「存じません。存じません――じゃ」と画筆を動かした。  三四郎はこの機会を利用して、丸テーブルの側を離れて、美禰子の傍へ近寄った。美禰子は椅子の背に、油気のない頭を、無造作に持たせて、疲れた人の、身繕いに心なきなげやりの姿である。あからさまに襦袢の襟から咽喉首が出ている。椅子には脱ぎ捨てた羽織をかけた。廂髪の上にきれいな裏が見える。  三四郎は懐に三十円入れている。この三十円が二人の間にある、説明しにくいもの代表している。――と三四郎は信じた。返そうと思って、返さなかったのもこれがためである。思いきって、今返そうとするのもこれがためである。返すと用がなくなって、遠ざかるか、用がなくなっても、いっそう近づいて来るか、――普通の人から見ると、三四郎は少し迷信家の調子を帯びている。 「里見さん」と言った。 「なに」と答えた。仰向いて下から三四郎を見た。顔をもとのごとくにおちつけている。目だけは動いた。それも三四郎真正面で穏やかにとまった。三四郎は女を多少疲れていると判じた。 「ちょうどついでだから、ここで返しましょう」と言いながら、ボタンを一つはずして、内懐へ手を入れた。  女はまた、 「なに」と繰り返した。もとのとおり、刺激のない調子である。内懐へ手を入れながら、三四郎はどうしようと考えた。やがて思いきった。 「このあいだの金です」 「今くだすってもしかたがないわ」  女は下から見上げたままである。手も出さない。からだも動かさない。顔も元のところにおちつけている。男は女の返事さえよくは解しかねた。その時、 「もう少しだから、どうです」と言う声がうしろで聞こえた。見ると、原口さんがこっちを向いて立っている。画筆を指の股にはさんだまま、三角に刈り込んだ髯の先を引っ張って笑った。美禰子は両手を椅子の肘にかけて、腰をおろしたなり、頭と背をまっすぐにのばした。三四郎は小さな声で、 「まだよほどかかりますか」と聞いた。 「もう一時間ばかり」と美禰子も小さな声で答えた。三四郎はまた丸テーブルに帰った。女はもう描かるべき姿勢を取った。原口さんはまたパイプをつけた。画筆はまた動きだす。背を向けながら、原口さんがこう言った。 「小川さん。里見さんの目を見てごらん」  三四郎は言われたとおりにした。美禰子は突然額から団扇を放して、静かな姿勢を崩した。横を向いてガラス越しに庭をながめている。 「いけない。横を向いてしまっちゃ、いけない。今かきだしたばかりだのに」 「なぜよけいな事をおっしゃる」と女は正面に帰った。原口さんは弁解をする。 「ひやかしたんじゃない。小川さんに話す事があったんです」 「何を」 「これから話すから、まあ元のとおりの姿勢に復してください。そう。もう少し肱を前へ出して。それで小川さん、ぼくの描いた目が、実物の表情どおりできているかね」 「どうもよくわからんですが。いったいこうやって、毎日毎日描いているのに、描かれる人の目の表情がいつも変らずにいるものでしょうか」 「それは変るだろう。本人が変るばかりじゃない、画工のほうの気分も毎日変るんだから、本当を言うと、肖像画が何枚でもできあがらなくっちゃならないわけだが、そうはいかない。またたった一枚でかなりまとまったものができるから不思議だ。なぜといって見たまえ……」  原口さんはこのあいだしじゅう筆を使っている。美禰子の方も見ている。三四郎原口さんの諸機関が一度に働くのを目撃して恐れ入った。 「こうやって毎日描いていると、毎日の量が積もり積もって、しばらくするうちに、描いている絵に一定の気分ができてくる。だから、たといほかの気分で戸外から帰って来ても、画室へはいって、絵に向かいさえすれば、じきに一種一定の気分になれる。つまり絵の中の気分が、こっちへ乗り移るのだね。里見さんだって同じ事だ。しぜんのままにほうっておけばいろいろの刺激でいろいろの表情になるにきまっているんだが、それがじっさい絵のうえへ大した影響を及ぼさないのは、ああい姿勢や、こういう乱雑な鼓だとか、鎧だとか、虎の皮だとかいう周囲のものが、しぜんに一種一定の表情を引き起こすようになってきて、その習慣が次第にほかの表情を圧迫するほど強くなるから、まあたいていなら、この目つきをこのままで仕上げていけばいいんだね。それに表情といったって……」  原口さんは突然黙った。どこかむずかしいところへきたとみえる。二足ばかり立ちのいて、美禰子と絵をしきりに見比べている。 「里見さん、どうかしましたか」と聞いた。 「いいえ」  この答は美禰子の口から出たとは思えなかった。美禰子はそれほど静かに姿勢をくずさずにいる。 「それに表情といったって」と原口さんがまた始めた。「画工はね、心を描くんじゃない。心が外へ見世を出しているところを描くんだから見世さえ手落ちなく観察すれば、身代はおのずからわかるものと、まあ、そうしておくんだね。見世でうかがえない身代は画工の担任区域以外とあきらめべきものだよ。だから我々は肉ばかり描いている。どんな肉を描いたって、霊がこもらなければ、死肉だから、絵として通用しないだけだ。そこでこの里見さんの目もね。里見さんの心を写すつもりで描いているんじゃない。ただ目として描いている。この目が気に入ったから描いている。この目の恰好だの、二重瞼の影だの、眸の深さだの、なんでもぼくに見えるところだけを残りなく描いてゆく。すると偶然の結果として、一種の表情が出てくる。もし出てこなければ、ぼくの色の出しぐあいが悪かったか恰好の取り方がまちがっていたか、どっちかになる。現にあの色あの形そのもの一種の表情なんだからしかたがない」  原口さんは、この時また二足ばかりあとへさがって、美禰子と絵とを見比べた。 「どうも、きょうはどうかしているね。疲れたんでしょう。疲れたら、もうよしましょう。――疲れましたか」 「いいえ」  原口さんはまた絵へ近寄った。 「それで、ぼくがなぜ里見さんの目を選んだかというとね。まあ話すから聞きたまえ。西洋画の女の顔を見ると、だれのかい美人でも、きっと大きな目をしている。おかしいくらい大きな目ばかりだ。ところが日本では観音様をはじめとして、お多福、能の面、もっとも著しいのは浮世絵にあらわれた美人、ことごとく細い。みんな象に似ている。なぜ東西で美の標準がこれほど違うかと思うと、ちょっと不思議だろう。ところがじつはなんでもない。西洋には目の大きいやつばかりいるから、大きい目のうちで、美的淘汰が行なわれる。日本は鯨の系統ばかりだから――ピエルロチーという男は、日本人の目は、あれでどうしてあけるだろうなんてひやかしている。――そら、そういう国柄から、どうしたって材料の少ない大きな目に対する審美眼が発達しようがない。そこで選択の自由のきく細い目のうちで、理想ができてしまったのが、歌麿になったり、祐信になったりして珍重がられている。しかいくら日本的でも、西洋画には、ああ細いのは盲目かいたようでみっともなくっていけない。といって、ラファエル聖母のようなのは、てんでありゃしないし、あったところが日本人とは言われないから、そこで里見さんを煩わすことになったのさ。里見さんもう少しですよ」  答はなかった。美禰子はじっとしている。  三四郎はこの画家の話をはなはだおもしろく感じた。とくに話だけ聞きに来たのならばなお幾倍の興味を添えたろうにと思った。三四郎の注意の焦点は、今、原口さんの話のうえにもない、原口さんの絵のうえにもない。むろん向こうに立っている美禰子に集まっている。三四郎画家の話に耳を傾けながら、目だけはついに美禰子を離れなかった。彼の目に映じた女の姿勢は、自然の経過を、もっとも美しい刹那に、捕虜にして動けなくしたようである。変らないところに、長い慰謝がある。しかるに原口さんが突然首をひねって、女にどうかしましたかと聞いた。その時三四郎は、少し恐ろしくなったくらいである。移りやすい美しさを、移さずにすえておく手段が、もう尽きたと画家から注意されたように聞こえたかである。  なるほどそう思って見ると、どうかしているらしくもある。色光沢がよくない。目尻にたえがたいものうさが見える。三四郎はこの活人画から受ける安慰の念を失った。同時にもしや自分がこの変化の原因ではなかろうかと考えついた。たちまち強烈な個性的の刺激が三四郎の心をおそってきた。移り行く美をはかなむという共通性情緒はまるで影をひそめてしまった。――自分はそれほどの影響をこの女のうえに有しておる。――三四郎はこの自覚のもとにいっさいの己を意識した。けれどもその影響が自分にとって、利益不利益かは未決の問題である。  その時原口さんが、とうとう筆をおいて、 「もうよそう。きょうはどうしてもだめだ」と言いだした。美禰子は持っていた団扇を、立ちながら床の上に落とした。椅子にかけた羽織を取って着ながら、こちらへ寄って来た。 「きょうは疲れていますね」 「私?」と羽織の裄をそろえて、紐を結んだ。 「いやじつはぼくも疲れた。またあした天気のいい時にやりましょう。まあお茶でも飲んでゆっくりなさい」  夕暮れには、まだ間があった。けれども美禰子は少し用があるから帰るという。三四郎も留められたが、わざと断って、美禰子といっしょに表へ出た。日本社会状態で、こういう機会を、随意に造ることは、三四郎にとって困難である三四郎はなるべくこの機会を長く引き延ばして利用しようと試みた。それで比較的人の通らない、閑静な曙町を一回り散歩しようじゃないかと女をいざなってみた。ところが相手は案外にも応じなかった。一直線に生垣の間を横切って、大通りへ出た。三四郎は、並んで歩きながら、 「原口さんもそう言っていたが、本当にどうかしたんですか」と聞いた。 「私?」と美禰子がまた言った。原口さんに答えたと同じことである三四郎が美禰子を知ってから、美禰子はかつて、長い言葉を使ったことがない。たいていの応対は一句か二句で済ましている。しかもはなはだ簡単ものにすぎない。それでいて、三四郎の耳には一種の深い響を与える。ほとんど他の人からは、聞きうることのできない色が出る。三四郎はそれに敬服した。それを不思議がった。 「私?」と言った時、女は顔を半分ほど三四郎の方へ向けた。そうして二重瞼の切れ目から男を見た。その目には暈がかかっているように思われた。いつになく感じがなまぬるくきた。頬の色も少し青い。 「色が少し悪いようです」 「そうですか」  二人は五、六歩無言で歩いた。三四郎はどうともして、二人のあいだにかかった薄い幕のようなものを裂き破りたくなった。しかしなんといったら破れるか、まるで分別が出なかった。小説などにある甘い言葉は使いたくない。趣味のうえからいっても、社交上若い男女の習慣としても、使いたくない。三四郎事実上不可能の事を望んでいる。望んでいるばかりではない。歩きながら工夫している。  やがて、女のほうから口をききだした。 「きょう何か原口さんに御用がおありだったの」 「いいえ、用事はなかったです」 「じゃ、ただ遊びにいらしったの」 「いいえ、遊びに行ったんじゃありません」 「じゃ、なんでいらしったの」  三四郎はこの瞬間を捕えた。 「あなたに会いに行ったんです」  三四郎はこれで言えるだけの事をことごとく言ったつもりである。すると、女はすこしも刺激に感じない、しかも、いつものごとく男を酔わせる調子で、 「お金は、あすこじゃいただけないのよ」と言った。三四郎がっかりした。  二人はまた無言で五、六間来た。三四郎は突然口を開いた。 「本当は金を返しに行ったのじゃありません」  美禰子はしばらく返事をしなかった。やがて、静かに言った。 「お金は私もいりません。持っていらっしゃい」  三四郎は堪えられなくなった。急に、 「ただ、あなたに会いたいから行ったのです」と言って、横に女の顔をのぞきこんだ。女は三四郎を見なかった。その時三四郎の耳に、女の口をもれたかすかなため息が聞こえた。 「お金は……」 「金なんぞ……」  二人の会話は双方とも意味をなさないで、途中で切れた。それなりで、また小半町ほど来た。今度は女からしかけた。 「原口さんの絵を御覧になって、どうお思いなすって」  答え方がいろいろあるので、三四郎は返事をせずに少しのあいだ歩いた。 「あんまりでき方が早いのでお驚きなさりゃしなくって」 「ええ」と言ったが、じつははじめて気がついた。考えると、原口広田先生の所へ来て、美禰子の肖像をかく意志をもらしてから、まだ一か月ぐらいにしかならない。展覧会で直接に美禰子に依頼していたのは、それよりのちのことである三四郎は絵の道に暗いから、あんな大きな額が、どのくらいな速度で仕上げられるものか、ほとんど想像のほかにあったが、美禰子から注意されてみると、あまり早くできすぎているように思われる。 「いつから取りかかったんです」 「本当に取りかかったのは、ついこのあいだですけれども、そのまえから少しずつ描いていただいていたんです」 「そのまえって、いつごろからですか」 「あの服装でわかるでしょう」  三四郎は突然として、はじめて池の周囲で美禰子に会った暑い昔を思い出した。 「そら、あなた、椎の木の下にしゃがんでいらしったじゃありませんか」 「あなた団扇をかざして、高い所に立っていた」 「あの絵のとおりでしょう」 「ええ。あのとおりです」  二人は顔を見合わした。もう少しで白山の坂の上へ出る。  向こうから車がかけて来た。黒い帽子かぶって、金縁の眼鏡を掛けて、遠くから見ても色光沢のいい男が乗っている。この車が三四郎の目にはいった時から、車の上の若い紳士は美禰子の方を見つめているらしく思われた。二、三間先へ来ると、車を急にとめた。前掛けを器用にはねのけて、蹴込みから飛び降りたところを見ると、背のすらりと高い細面のりっぱな人であった。髪をきれいにすっている。それでいて、まったく男らしい。 「今まで待っていたけれども、あんまりおそいから迎えに来た」と美禰子のまん前に立った。見おろして笑っている。 「そう、ありがとう」と美禰子も笑って、男の顔を見返したが、その目をすぐ三四郎の方へ向けた。 「どなた」と男が聞いた。 「大学小川さん」と美禰子が答えた。  男は軽く帽子を取って、向こうから挨拶をした。 「はやく行こう。にいさんも待っている」  いいぐあい三四郎追分へ曲がるべき横町の角に立っていた。金はとうとう返さずに別れた。

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一一

 このごろ与次郎学校文芸協会切符を売って回っている。二、三日かかって、知った者へはほぼ売りつけた様子である与次郎それから知らない者をつかまえることにした。たいていは廊下でつかまえる。するとなかなか放さない。どうかこうか、買わせてしまう。時には談判中にベルが鳴って取り逃すこともある。与次郎はこれを時利あらずと号している。時には相手が笑っていて、いつまでも要領を得ないことがある。与次郎はこれを人利あらずと号している。ある時便所から出て来た教授をつかまえた。その教授ハンケチで手をふきながら、今ちょっとと言ったまま急いで図書館はいってしまった。それぎりけっして出て来ない。与次郎はこれを――なんとも号しなかった。後影を見送って、あれは腸カタルに違いないと三四郎に教えてくれた。

 与次郎切符販売方を何枚頼まれたのかと聞くと、何枚でも売れるだけ頼まれたのだと言う。あまり売れすぎて演芸場はいりきれない恐れはないかと聞くと、少しはあると言う。それでは売ったあとで困るだろうと念をおすと、なに大丈夫だ、なかに義理で買う者もあるし、事故で来ないのもあるし、それからカタルも少しはできるだろうと言って、すましている。

 与次郎切符を売るところを見ていると、引きかえに金を渡す者からはむろん即座に受け取るが、そうでない学生にはただ切符だけ渡している。気の小さい三四郎が見ると、心配になるくらい渡して歩く。あとから思うとおりお金が寄るかと聞いてみると、むろん寄らないという答だ。几帳面わずか売るよりも、だらしなくたくさん売るほうが、大体のうえにおいて利益からこうすると言っている。与次郎はこれをタイムス社が日本百科全書を売った方法比較している。比較だけはりっぱに聞こえたが、三四郎はなんだか心もとなく思った。そこで一応与次郎に注意した時に、与次郎の返事はおもしろかった。

相手東京帝国大学学生だよ」

いくら学生だって、君のように金にかけるとのん気なのが多いだろう」

「なに善意に払わないのは、文芸協会のほうでもやかましくは言わないはずだ。どうせいくら切符が売れたって、とどのつまり協会借金になることは明らかだから

 三四郎は念のため、それは君の意見か、協会意見かとただしてみた。与次郎は、むろんぼくの意見であって、協会意見であるとつごうのいいことを答えた。

 与次郎の説を聞くと、今度は演芸会を見ない者は、まるでばかのような気がする。ばかのような気がするまで与次郎講釈をする。それが切符を売るためだか、じっさい演芸会を信仰しているためだか、あるいはただ自分の景気をつけて、かねて相手の景気をつけ、次いでは演芸会の景気をつけて、世上一般空気をできるだけにぎやかにするためだか、そこのところがちょっと明晰に区別が立たないものから相手はばかのような気がするにもかかわらず、あまり与次郎の感化をこうむらない。

 与次郎第一に会員の練習に骨を折っている話をする。話どおりに聞いていると、会員の多数は、練習の結果として、当日前に役に立たなくなりそうだ。それから背景の話をする。その背景が大したもので、東京にいる有為青年画家をことごとく引き上げて、ことごとく応分の技倆を振るわしたようなことになる。次に服装の話をする。その服装が頭から足の先まで故実ずくめにでき上がっている。次に脚本の話をする。それが、みんな新作で、みんなおもしろい。そのほかいくらでもある。

 与次郎広田先生原口さんに招待券を送ったと言っている。野々宮兄妹と里見兄妹には上等の切符を買わせたと言っている。万事が好都合だと言っている。三四郎与次郎のために演芸万歳を唱えた。

 万歳を唱える晩、与次郎三四郎下宿へ来た。昼間とはうって変っている。堅くなって火鉢そばへすわって寒い寒いと言う。その顔がただ寒いのではないらしい。はじめは火鉢へ乗りかかるように手をかざしていたが、やがて懐手になった。三四郎与次郎の顔を陽気にするために、机の上のランプを端から端へ移した。ところが与次郎は顎をがっくり落して、大きな坊主頭だけを黒く灯に照らしている。いっこうさえない。どうかしたかと聞いた時に、首をあげてランプを見た。

「この家ではまだ電気を引かないのか」と顔つきにはまったく縁のないことを聞いた。

「まだ引かない。そのうち電気にするつもりだそうだ。ランプは暗くていかんね」と答えていると、急に、ランプのことは忘れたとみえて、

「おい、小川、たいへんな事ができてしまった」と言いだした。

 一応理由を聞いてみる。与次郎は懐から皺だらけの新聞を出した。二枚重なっている。その一枚をはがして、新しく畳み直して、ここを読んでみろと差しつけた。読むところを指の頭で押えている。三四郎は目をランプのそばへ寄せた。見出し大学の純文科とある

 大学外国文学科は従来西洋人担当で、当事者はいっさいの授業を外国教師に依頼していたが、時勢の進歩と多数学生の希望に促されて、今度いよいよ本邦人講義必須課目として認めるに至った。そこでこのあいだじゅうから適当人物を人選中であったが、ようやく某氏に決定して、近々発表になるそうだ。某氏は近き過去において、海外留学の命を受けたことのある秀才から至極適任だろうという内容である

広田先生じゃなかったんだな」と三四郎与次郎を顧みた。与次郎はやっぱり新聞の上を見ている。

「これはたしかなのか」と三四郎がまた聞いた。

「どうも」と首を曲げたが、「たいてい大丈夫だろうと思っていたんだがな。やりそくなった。もっともこの男がだいぶ運動をしているという話は聞いたこともあるが」と言う。

しかしこれだけじゃ、まだ風説じゃないか。いよいよ発表になってみなければわからないのだから

「いや、それだけならむろんかまわない。先生関係したことじゃないから、しかし」と言って、また残りの新聞を畳み直して、標題を指の頭で押えて、三四郎の目の下へ出した。

 今度の新聞にもほぼ同様の事が載っている。そこだけはべつだんに新しい印象を起こしようもないが、そのあとへ来て、三四郎は驚かされた。広田先生がたいへんな不徳義漢のように書いてある。十年間語学教師をして、世間には杳として聞こえない凡材のくせに、大学で本邦人外国文学講師を入れると聞くやいなや、急にこそこそ運動を始めて、自分の評判記を学生間に流布した。のみならずその門下生をして「偉大なる暗闇」などという論文を小雑誌に草せしめた。この論文零余子なる匿名のもとにあらわれたが、じつは広田の家に出入する文科大学小川三四郎なるものの筆であることまでわかっている。と、とうとう三四郎名前が出て来た。

 三四郎は妙な顔をして与次郎を見た。与次郎はまえから三四郎の顔を見ている。二人ともしばらく黙っていた。やがて、三四郎が、

「困るなあ」と言った。少し与次郎を恨んでいる。与次郎は、そこはあまりかまっていない。

「君、これをどう思う」と言う。

「どう思うとは」

「投書をそのまま出したに違いない。けっして社のほうで調べたものじゃない。文芸時評の六号活字の投書にこんなのが、いくらでも来る。六号活字ほとんど罪悪のかたまりだ。よくよく探ってみると嘘が多い。目に見えた嘘をついているのもある。なぜそんな愚な事をやるかというとね、君。みんな利害問題動機になっているらしい。それでぼくが六号活字を受持っている時には、性質のよくないのは、たいてい屑籠へ放り込んだ。この記事もまったくそれだね。反対運動の結果だ」

「なぜ、君の名が出ないで、ぼくの名が出たものだろうな」

 与次郎は「そうさ」と言っている。しばらくしてから

「やっぱり、なんだろう。君は本科生でぼくは選科生だからだろう」と説明した。けれども三四郎には、これが説明にもなんにもならなかった。三四郎は依然として迷惑である

「ぜんたいぼくが零余子なんてけちな号を使わずに、堂々と佐々木与次郎署名しておけばよかった。じっさいあの論文佐々木与次郎以外に書ける者は一人もないんだからなあ」

 与次郎はまじめである三四郎に「偉大なる暗闇」の著作権を奪われて、かえって迷惑しているのかもしれない。三四郎はばかばかしくなった。

「君、先生に話したか」と聞いた。

「さあ、そこだ。偉大なる暗闇の作者なんか、君だって、ぼくだって、どちらだってかまわないが、こと先生人格関係してくる以上は、話さずにはいられない。ああい先生から、いっこう知りません、何か間違いでしょう、偉大なる暗闇という論文雑誌に出ましたが、匿名です、先生の崇拝者が書いたものですから安心なさいくらいに言っておけば、そうかで、すぐ済んでしまうわけだが、このさいそうはいかん。どうしたってぼくが責任を明らかにしなくっちゃ。事がうまくいって、知らん顔をしているのは、心持ちがいいが、やりそくなって黙っているのは不愉快でたまらない。第一自分が事を起こしておいて、ああいう善良な人を迷惑状態に陥らして、それで平気に見物がしておられるものじゃない。正邪曲直なんてむずかしい問題は別として、ただ気の毒で、いたわしくっていけない」

 三四郎ははじめて与次郎を感心な男だと思った。

先生新聞を読んだんだろうか」

「家へ来る新聞にゃない。だからぼくも知らなかった。しか先生学校へ行っていろいろな新聞を見るからね。よし先生が見なくってもだれか話すだろう」

「すると、もう知ってるな」

「むろん知ってるだろう」

「君にはなんとも言わないか

「言わない。もっともろくに話をする暇もないんだから、言わないはずだが。このあいから演芸会の事でしじゅう奔走しているものから――ああ演芸会も、もういやになった。やめてしまおうかしらん。おしろいをつけて、芝居なんかやったって、何がおもしろものか」

先生に話したら、君、しかられるだろう」

しかられるだろう。しかられるのはしかたがないが、いかにも気の毒でね。よけいな事をして迷惑をかけてるんだから。――先生道楽のない人でね。酒は飲まず、煙草は」と言いかけたが途中でやめてしまった。先生哲学を鼻から煙にして吹き出す量は月に積もると、莫大なものである

煙草だけはかなりのむが、そのほかになんにもないぜ。釣りをするじゃなし、碁を打つじゃなし、家庭の楽しみがあるじゃなし。あれがいちばんいけない。子供でもあるといいんだけれども。じつに枯淡だからなあ」

 与次郎はそれで腕組をした。

「たまに、慰めようと思って、少し奔走すると、こんなことになるし。君も先生の所へ行ってやれ」

「行ってやるどころじゃない。ぼくにも多少責任があるから、あやまってくる」

「君はあやまる必要はない」

「じゃ弁解してくる」

 与次郎はそれで帰った。三四郎は床にはいってからたびたび寝返りを打った。国にいるほうが寝やす心持ちがする。偽りの記事――広田先生――美禰子――美禰子を迎えに来て連れていったりっぱな男――いろいろの刺激がある。

 夜中からぐっすり寝た。いつものように起きるのが、ひどくつらかった。顔を洗う所で、同じ文科の学生に会った。顔だけは互いに見知り合いである。失敬という挨拶のうちに、この男は例の記事を読んでいるらしく推した。しかし先方ではむろん話頭を避けた。三四郎も弁解を試みなかった。

 暖かい汁の香をかいでいる時に、また故里の母から書信に接した。また例のごとく、長かりそうだ。洋服を着換えるのがめんどうだから、着たままの上へ袴をはいて、懐へ手紙を入れて、出る。戸外は薄い霜で光った。

 通りへ出ると、ほとんど学生ばかり歩いている。それが、みな同じ方向へ行く。ことごとく急いで行く。寒い往来は若い男の活気でいっぱいになる。そのなかに霜降り外套を着た広田先生の長い影が見えた。この青年の隊伍に紛れ込んだ先生は、歩調においてすでに時代錯誤である。左右前後比較するとすこぶる緩漫に見える。先生の影は校門のうちに隠れた。門内に大きな松がある。巨大の傘のように枝を広げて玄関をふさいでいる。三四郎の足が門前まで来た時は、先生の影がすでに消えて、正面に見えるものは、松と、松の上にある時計台ばかりであった。この時計台時計は常に狂っている。もしくは留まっている。

 門内をちょっとのぞきこんだ三四郎は、口の中で「ハイドリオタフヒア」という字を二度繰り返した。この字は三四郎の覚えた外国語のうちで、もっとも長い、またもっともむずかしい言葉の一つであった。意味はまだわからない。広田先生に聞いてみるつもりでいる。かつて与次郎に尋ねたら、おそらくダーターファブラのたぐいだろうと言っていた。けれども三四郎からみると二つのあいだにはたいへんな違いがある。ダーターファブラはおどるべき性質のものと思える。ハイドリオタフヒアは覚えるのにさえ暇がいる。二へん繰り返すと歩調がおのずから緩漫になる。広田先生の使うために古人が作っておいたような音がする。

 学校へ行ったら、「偉大なる暗闇」の作者として、衆人の注意を一身に集めている気色がした。戸外へ出ようとしたが、戸外は存外寒いから廊下にいた。そうして講義あいだに懐から母の手紙を出して読んだ。

 この冬休みには帰って来いと、まるで熊本にいた当時と同様な命令がある。じつは熊本にいた時分にこんなことがあった。学校休みになるか、ならないのに、帰れという電報が掛かった。母の病気に違いないと思い込んで、驚いて飛んで帰ると、母のほうではこっちに変がなくって、まあ結構だったといわぬばかりに喜んでいる。訳を聞くと、いつまで待っていても帰らないから、お稲荷様へ伺いを立てたら、こりゃ、もう熊本をたっているという御託宣であったので、途中でどうかしはせぬだろうかと非常に心配していたのだと言う。三四郎はその当時を思いだして、今度もまた伺いを立てられることかと思った。しか手紙にはお稲荷様のことは書いてない。ただ三輪田のお光さんも待っていると割注みたようなものがついている。お光さんは豊津の女学校をやめて、家へ帰ったそうだ。またお光さんに縫ってもらった綿入れが小包で来るそうだ。大工の角三が山で賭博を打って九十八円取られたそうだ。――そのてんまつが詳しく書いてある。めんどうだからいかげんに読んだ。なんでも山を買いたいという男が三人連で入り込んで来たのを、角三が案内をして、山を回って歩いているあいだに取られてしまったのだそうだ。角三は家へ帰って、女房にいつのまに取られたかからないと弁解した。すると、女房がそれじゃお前さん眠り薬でもかがされたんだろうと言ったら、角三が、うんそういえばなんだかかいだようだと答えたそうだ。けれども村の者はみんな賭博をして巻き上げられたと評判している。いなかでもこうだから東京にいるお前なぞは、本当によく気をつけなくてはいけないという訓誡がついている。

 長い手紙を巻き収めていると、与次郎そばへ来て、「やあ女の手紙だな」と言った。ゆうべよりは冗談をいうだけ元気がいい。三四郎は、

「なに母からだ」と、少しつまらなそうに答えて、封筒ごと懐へ入れた。

里見お嬢さんからじゃないのか」

「いいや」

「君、里見お嬢さんのことを聞いたか

「何を」と問い返しているところへ、一人の学生が、与次郎に、演芸会の切符をほしいという人が階下に待っていると教えに来てくれた。与次郎はすぐ降りて行った。

 与次郎はそれなり消えてなくなった。いくらつらまえようと思っても出て来ない。三四郎はやむをえず精出して講義を筆記していた。講義が済んでから、ゆうべの約束どおり広田先生の家へ寄る。相変らず静かである先生茶の間に長くなって寝ていた。ばあさんに、どうかなすったのかと聞くと、そうじゃないのでしょう、ゆうべあまりおそくなったので、眠いと言って、さっきお帰りになると、すぐに横におなりなすったのだと言う。長いからだの上に小夜着が掛けてある。三四郎は小さな声で、またばあさんに、どうして、そうおそくなったのかと聞いた。なにいつでもおそいのだが、ゆうべのは勉強じゃなくって、佐々木さんと久しくお話をしておいでだったという答である勉強佐々木に代ったから、昼寝をする説明にはならないが、与次郎が、ゆうべ先生に例の話をした事だけはこれで明瞭になった。ついでに与次郎が、どうしかられたかを聞いておきたいのだが、それはばあさんが知ろうはずがないし、肝心の与次郎学校で取り逃してしまたかしかたがない。きょうの元気のいいところをみると、大した事件にはならずに済んだのだろう。もっと与次郎心理現象はとうてい三四郎にはわからないのだから、じっさいどんなことがあったか想像はできない。

 三四郎は長火鉢の前へすわった。鉄瓶がちんちん鳴っている。ばあさんは遠慮をして下女部屋へ引き取った。三四郎はあぐらをかいて、鉄瓶に手をかざして、先生の起きるのを待っている。先生は熟睡している。三四郎は静かでいい心持ちになった。爪で鉄瓶をたたいてみた。熱い湯を茶碗についでふうふう吹いて飲んだ。先生は向こうをむいて寝ている。二、三日まえに頭を刈ったとみえて、髪がはなはだ短かい。髭のはじが濃く出ている。鼻も向こうを向いている。鼻の穴がすうすう言う。安眠だ。

 三四郎は返そうと思って、持って来たハイドリオタフヒアを出して読みはじめた。ぽつぽつ拾い読みをする。なかなかわからない。墓の中に花を投げることが書いてある。ローマ人薔薇を affect すると書いてある。なんの意味だかよく知らないが、おおかた好むとでも訳するんだろうと思った。ギリシア人は Amaranth を用いると書いてある。これも明瞭でない。しか花の名には違いない。それから少しさきへ行くと、まるでわからなくなった。ページから目を離して先生を見た。まだ寝ている。なんでこんなむずかしい書物自分に貸したものだろうと思った。それから、このむずかしい書物が、なぜわからないながらも、自分の興味をひくのだろうと思った。最後広田先生は必竟ハイドリオタフヒアだと思った。

2024-09-27

anond:20240927192754

交通規則は一気に複雑化するだろう。空飛ぶ車の導入により、既存交通ルールに加えて、空中交通に特化した新たな規則必要となる。以下にその例を列挙する。

1. 高度規制

- 最低飛行高度: 空飛ぶ車が飛行できる最低高度を設定し、地上交通歩行者に対する安全を確保する。

- 最高飛行高度: 高度の上限を定め、航空機との衝突を避ける。

- 高度別通行帯: 高速道路のように、高度別に異なる速度制限ルートが設定される可能性がある。

2. 飛行経路

- 飛行ルート指定: 特定の飛行ルートを設定し、渋滞事故を防止するために空の道を効率的に利用する。

- 都市上空飛行禁止区域: 住居密集地や商業地区の上空では飛行禁止エリアを設けることで、安全性とプライバシーを確保する。

- 飛行優先権: 同一経路上での進路譲渡ルールや、交差点に相当する場所での優先権規定必要

3. 離着陸規則

- 離着陸専用ゾーン: 空飛ぶ車が離着陸できる専用エリア(「スカイポート」など)を設定し、無秩序な着陸を防止する。

- 緊急着陸規則: 技術問題が発生した場合に、安全緊急着陸できるエリアとその手順を規定する。

4. 速度制限と操縦ライセンス

- 空中での速度制限: 地上とは異なる速度制限必要となる。高度や天候に応じた制限も考えられる。

- 操縦ライセンスの取得: ドライバーではなく「パイロット」としての訓練が必要で、特別免許制度が導入される。

5. 気象条件に基づく規則

- 飛行禁止天候: 強風や濃霧、雷雨時には飛行が禁止される。

- 視界確保義務: 飛行時に一定の視界が確保されている必要があり、自動運転機能故障した際の対応策も規定される。

6. 空中交通管制

- 空中交通管制の強化: 空飛ぶ車が増加することで、空港での航空管制のような空中交通管制システムの導入が不可欠になる。

- 通信と追跡義務: 空飛ぶ車が常に追跡可能であるよう、位置情報リアルタイム送信するシステム必要

7. 衝突回避システム

- 自動衝突回避システム: 空飛ぶ車には高度なセンサー自動衝突回避システム義務付けられ、事故を防ぐ。

- 飛行間隔の確保: 前後左右上下の空飛ぶ車との距離一定以上に保つための規則必要

8. 騒音規制

- 騒音制限: 空飛ぶ車が都市部上空を飛行する際の騒音規制し、居住者への影響を最小限にする。

9. 環境規制

- 排気規制: 空飛ぶ車が排出する排気ガス環境負荷を低減するための規制が導入される可能性がある。

- 電動化推進: 環境保護観点から、電動空飛ぶ車の利用を奨励する。

10. 保険事故対応

- 空飛ぶ車専用保険: 地上の自動保険とは異なる、空飛ぶ車専用の保険が設けられる。

- 事故時の対応規則: 空中での衝突やトラブル発生時の対応プロトコルや、被害者救済措置規定される。

11. セキュリティサイバー攻撃対策

- サイバーセキュリティ規制: 自動操縦機能ハッキングサイバー攻撃を防ぐための厳しいセキュリティ基準必要

- 緊急停止機能: 何らかのセキュリティ脅威が発生した際に、強制的に飛行を停止するための機能義務化。

12. 法的な問題プライバシー保護

- 空中でのプライバシー保護: 空飛ぶ車による撮影監視が容易になるため、個人プライバシーを守るための規則が求められる。

- 空中領域所有権問題: 空飛ぶ車が通過する空域の権利管理責任明確化される必要がある。

これらの規則により、空飛ぶ車社会安全かつ秩序正しく運営されることが期待されるが、技術進歩に伴いさらなる規制の追加も考慮されるであろう。

anond:20240926000644

下水道がつながっていない=浄化槽だけど、取手駅の周辺とかいまだに浄化槽なのに買い物は普通にできるんで、3000万円から4000万円で売れるならよく考えたほうがいい

逆に裏に崖があったり、旗竿地で旗の幅が4mもないなら、今後売りにくくなるんで早めに売ってしまったほうがいい

郊外の崖や旗竿地は正直言って処分がしにくい

あと居住誘導区域から外れてるやつも売る方向で考えたほうがいい

判断基準をまとめると

居住誘導区域、近くに買い物できるところがある +10点

崖 -10

地方で、旗の幅が4m未満の旗竿地 -10

再開発が進行中(成田プロジェクトみたいにやる気がない奴は除く) +1点

から近く、車がなくても都内に出ることができ、電車の本数も取手駅程度はある +5点

ハザードリスクがある ー10

土地正方形に分けることができたり、車2台止めることができる +2点

で+が多いなら、売るのを考えたほうがいい。

ただ、実家に行くまで新幹線でも2時間近くかかって、管理するのもしんどいし、お金がかかるとなったら、売れるときに売ったほうがいい。

俺は名古屋アパートと戸建てを持っていて、住みやすかったけど、管理するのが大変なので売った。

近くにナゴヤドームがあって、今は駐車場になってる。

2024-09-23

anond:20240923012145

犯罪スレスレ生活を強いられている彼らにとって、「マッチングによる結婚」は最後の頼みの綱となっていた。

これに参加しなければさら社会底辺に押し込まれるという暗黙の圧力存在していた。

タケルとミサキ――希望なきマッチング

タケルはそのプレッシャーを感じながらも、特別な期待を抱くことなくこのマッチングに参加することを決めた。

参加しなければ仕事人間関係ますます行き詰まり、どこにも居場所がないまま犯罪と失敗を繰り返すしかないという現実が目の前にあったからだ。

彼のマッチング相手ミサキという女性だった。

彼女もまた、家庭崩壊経済的困窮の中で育ち、社会の隅に追いやられた一人であった。

ミサキ最初結婚には興味がなかったが、周囲の空気や、もはや他に選択肢がないという感覚に押され、タケルとの結婚を受け入れることにした。

二人は特別感情もなく、ただ「お互いにこれしかない」と思い込んだまま、形式的結婚を進めた。

社会に溢れる「形式的家族

この新たなマッチング制度のもとタケルとミサキのような家庭は次々と作られていった。

しか実質的支援愛情が欠如しているままのこの結婚制度はかつてのカズキたちの時代と同様に、愛情共感のある家族関係を築くことがほとんどなかった。

結婚することで「何かが変わる」という期待は、早々に裏切られる

社会には形式的結婚した夫婦が増え続け表面的には家族という形が保たれているが、その裏には感情的な空白が広がっていた。

貧困孤立の中で結婚を強いられた若者たち経済的にも感情的にも余裕がなく、ただ日々の生活をやり過ごすだけだった。

愛情や信頼を築く時間はなく育った環境そのままに、次世代にも同じ無感情絶望が受け継がれていく。

子どもたちの犯罪スレスレ生活

タケルとミサキの間にもやがて子どもが生まれた。しかし、この子どもたちが育つ環境さら悪化していた。

タケルもミサキ仕事を見つけることはできず収入が少なくなる一方で、家族を支えることができない状況が続いていた。

子どもたちは物心がつく前から経済的困難にさらされ、親から愛情支援ほとんど受けることなく育っていった。

彼らが成長すると、学校にも通わなくなり、友達も作れず、社会との接点を失ったまま犯罪スレスレ生活突入していった。

盗みや詐欺闇市場での売買などに手を染めるが、時代さらに厳しくすべてがうまくいくわけではなかった。

成功を期待して計画した犯罪がことごとく失敗し、追いつめられる彼ら。社会底辺にいる多くの若者が同じ状況にあり、競争は激化し、成功ますます遠のいていった。

社会に溢れる絶望

タケルとミサキの子どもたちのような人々が社会に溢れ、街には犯罪と失敗が日常の一部となっていた。

犯罪すらうまくいか無力感絶望感が蔓延している。この社会では、形式的結婚によって新たな世代が生まれるたびに、さらに深刻な問題が積み重なり、底辺の層は広がる一方だった。

人々は次第に「結婚さえすれば未来が変わる」という幻想を捨て、ただ生き延びるために無感情日常を繰り返すだけの存在となりつつあった。

家族という形があるにもかかわらず、誰もが孤独で、社会全体が崩壊の一歩手前にあるような不安定な状況が続いていた。

この未来社会は、犯罪と失敗で溢れるだけでなく、希望のない結婚生活と無感情人間関係が続き、次世代にわたって繰り返される運命にあった。

スラムに響く「マッチングによる結婚」の喧伝

スラムは、かつて活気に満ちた都市一角朽ち果て放置された区域だった。

ボロボロアパートが密集し街のあちこちゴミが風に舞い、人々は疲れ果てた顔をして道端に座り込んでいた。

タケルとミサキの子どもたちのような若者や、その親たちが溢れかえるこの街には、希望などかけらもない。

犯罪に手を染めるも失敗し日々の生活に追われる人々の間では、もう将来への期待を語る者はほとんどいなかった。

仕事もなく、金もなく、社会の中での居場所もない。彼らはただ、目の前の苦しみを紛らわせるために酒を飲み時には薬物に頼り、現実から逃避しようとするがその努力すら無駄に終わることが多かった。

そんな絶望の中、街角の大きなスクリーンが再び輝きだす。

政府広告が流れ、きれいなスーツを着たアナウンサー笑顔で語りかける。

未来をつかみましょう。マッチングによる結婚が、あなたに新たな道を開くかもしれません。お互いを支え合い、明日をともに作るパートナーを見つけましょう。」

明るい音楽が背景に流れ、完璧家族笑顔スクリーンに映し出されている。

この喧伝は、スラム街の人々にとって既に耳慣れたものだった。何度も聞かされ、何度も信じては裏切られた言葉

マッチングによる結婚」という響きは、もはや希望ではなく、虚無感を伴ったものしかない。

彼らの多くがその制度に従い、形式的結婚をしてきたが、待っていたのはさらなる絶望貧困だった。

若者たち視線スクリーンに向けられるが、そこにはかつてのような期待はない。

結婚によって何も変わらなかった過去が、彼らの心に刻まれている。

タケルの子どもたちのように、犯罪すら成功しない無力感に押しつぶされている人々にとって、この広告はただの幻想しかなかった。

それでも、別の選択肢存在しないという現実が、彼らを再びその「希望」に誘い込む。

結婚すれば、少しは楽になるんだろうか…」誰かがぼそっとつぶやいた。

しかし、その声には信じる気持ちは感じられない。ただ、何も変わらない日常をどうにかするために、また同じ道を歩むしかないという諦めだけがそこにあった。

スラム街は暗く沈み、スクリーンの光だけがその一角を照らしている。

絶望の中にいる人々の顔には何の表情もなく、彼らはただ同じ日々を繰り返しながら、そのまま虚無の未来に流れ込んでいく。

マッチングによる結婚という虚像が再び喧伝され続けるこの世界で、救いの光はどこにも見つからなかった。

弱者男性弱者女性マッチングして6年が経った

失われた時間

夜9時、カズキが眠りについた後、家の中には静寂が訪れた。

しかし、その静けさの中で、リビングにはスマホの画面をタップする音が断続的に響いている。

夫はソファに横たわり、スマホ操作している。妻もまた、ダイニングテーブル椅子に座り、同じようにスマホ凝視していた。

彼女視線は画面の中のSNSに釘付けだ。友人たちの投稿コメント、次々と流れる他人生活に触れ、時間を忘れてスクロールし続ける。

そこで彼女現実の不満や孤独一時的に忘れられるのだ。

母親として、妻としての役割を一旦棚に上げ、ただ画面の中で過ぎ去る時間に身を任せる。育児という責任はすでに頭の片隅に追いやられ、彼女虚構世界に浸る。

カズキが泣き声をあげても、彼女は反応が鈍い。夜中に子どもが寝室からさな足音を立ててやってきたときも、彼女スマホの画面から目を離さない。

父親は、ちらりと子どもを見ただけで、何も言わずにまた画面に目を戻す。結局、カズキは二人の間に挟まれ、静かにソファに座って彼らの顔を見上げたが、誰も何も声をかけることはなかった。

家族としての絆はもはや形骸化しており、親子の間には実際の対話交流ほとんど存在しない。

ただ、スマホの明かりに照らされる無言の時間が過ぎていく。それはまるで、彼らが現実から逃げるために自ら作り出した、無感情牢獄のようだった。

弱者マッチングの始まり

数年前、彼らが「マッチング」された日のことを思い出す。

政府主導の新たな社会政策が大々的に発表された時、孤立し、結婚を諦めていた弱者男性と女性が、一度に大量にマッチングされ、結婚を促進されるというプログラムだった。

そこには理想未来が描かれ、少子化対策経済的な安定・社会全体の調和を目指すという美辞麗句が並べられていた。

彼女はその時、仕事に追われ、将来の見通しに不安を抱いていた。

孤独生活の中で、社会の期待や周囲からの無言のプレッシャーに押されるようにして、参加を決めた。

彼もまた、社会的に疎外され、職場での孤立感に耐えきれず、希望が薄れていく中でこのプログラムに乗り込んだ。

彼らが最初出会ったのは、淡々としたマッチングイベントの会場だった。まるで品定めされるように、テーブル越しに数分間だけの会話を交わした。

しかし、そこでのやり取りは極めて表面的なものだった。互いに特別な印象を持つこともなく、ただ社会的な期待に応えるための形式的時間が流れた。

彼女は彼に対して特別な魅力を感じることはなかったが、経済的な安定や社会的な孤立を避けるためには「結婚」が必要だという思いに駆られていた。

彼も同様に自分未来に対する不安孤立から、この結婚が何かの救いになるかもしれないと考えていた。

結婚という名の契約

彼らの結婚は、愛情感情的なつながりを伴わないまま始まった。

結婚式は小規模なものだったが、それでも形式的に行われ、家族や親しい友人たちが集まった。

笑顔を作り、記念写真を撮り、社会的には「成功」と見なされた。しかし、二人の間にはほとんど会話がなく、結婚という大きな決断に対する感情曖昧なままだった。

彼らは新婚生活を始めたもの感情的な絆は深まることなく、時間が経つごとにお互いの存在が重荷になっていった。

子どもが生まれることで何かが変わるかもしれないという淡い期待もあったが、実際には彼らの関係さらに複雑にするだけだった。

子どもは彼らの生活に新たな責任をもたらしたもののその責任を共有する意識希薄だった。

互いに育児負担押し付け合い、疲れ切った日々の中で、二人とも現実逃避にスマホ世界に没頭するようになっていった。

崩れかけた家族

こうして、建前だけで作られた家族の絆は、日に日に薄れていった。

子どもが何を感じているのか、何を求めているのかに対して、二人は気づこうとしない。

育児という責任あくまで「社会的な役割」であり、愛情を注ぐことはなく、ただ義務感だけが残っていた。

カズキは、そんな家庭の中で日々を過ごしながら、両親の愛情を感じることなく成長していく。

無言の時間と無関心の中で、彼の心の中に小さな孤独の種が静かに芽吹いていた。

孤独クラスルーム

カズキは5歳になり、ついに小さなランドセルを背負って学校に通い始めた。

彼が通う学校は、政府弱者マッチング政策によって生まれ子どもたちが集まる場所でもあった。

同じように、家庭の中で愛情や関心を受けることなく育った子どもたちが大勢まり学校教室には独特の空気が漂っていた。

教室一見すると普通小学校と変わらない。先生が黒板に向かい子どもたちは机に座り、ランドセルを下ろして教科書を開く。

しかし、そこにあるのは静かな孤独空気だった。クラスメートの多くは、家庭での愛情ケアを十分に受けておらず、どこか無感情で無表情。誰も他人積極的に話すことはなく、ただ時間が過ぎるのを待っているような雰囲気が漂っている。

カズキもまた、その一人だった。教室の隅に座り、他の子どもたちとあまり目を合わせることなく、無表情で机に向かっている。

先生が何かを質問しても彼はただ小さくうなずくか、返事をすることな視線を落とすだけだった。彼にとって学校もまた家と同じように、感情のない無機質な場所になっていた。

クラスの子どもたち

クラスメートたちも同様に、家庭での愛情を知らず、感情を抑圧されたまま育った子どもたちだった。

友達同士の会話はほとんどなく、遊び時間ですら誰かが楽しそうに笑うことはほとんどない。まるで、大勢の子どもたちがそれぞれの小さな殻に閉じこもっているかのようだ。

授業中、カズキ先生の話をぼんやりと聞いているが、心の中では何かが欠けていることを感じていた。

家では両親から十分な会話や接触を受けていないため、彼にとって他人との交流信頼関係の築き方がわからない。クラスメートもまた、同じように孤独存在であり、互いに心を開くことができないため、自然と静寂が教室支配していた。

休みになっても、誰かと遊ぼうとする子は少ない。カズキは、ランドセルの中に入っているお弁当を一人で静かに食べる。誰も彼に話しかけず、彼もまた、誰かに声をかけることはない。彼の周りでは、他の子どもたちも同じように無言で食事をしている。カズキはその無表情な顔のまま、スプーン一口ずつ弁当を口に運んでいく。

カズキの心の中

家でも学校でも、カズキ孤独を感じているが、それを言葉にすることはできない。

彼の心の中には常に空虚さがあり、何かが足りないという感覚が消えることはない。しかし、彼にはその感情表現する手段がなく、ただそれを胸の奥に押し込めるだけだ。

学校友達を作る方法も知らず家では両親と感情的なつながりがないまま育ったカズキにとって、周囲の世界はどこか冷たく、無意味に感じられることが多い。

クラスメートも同様に自分たちの孤独を抱えており、互いに心を開くことができない。

それは、家庭の中での愛情不足が原因となり、感情表現信頼関係の築き方を学べなかった子どもたちに共通する問題だった。

放課後になると、カズキランドセルを背負って黙って帰り道を歩く。

家に帰っても両親との交流は期待できず、ただまた同じ日々が繰り返されるだけだ。

彼の頭の中には、誰とも交わらない日々が続き、心の中にある小さな孤独の種が、静かに大きく育っていくのだった。

カズキ学校では彼のような子どもたちが多数を占めているため、クラス全体がどこか感情のない機械的集団のように見える。

彼らは互いに関心を持つことなく、先生が指示するままに動き、誰も積極的自分意思表現しようとはしない。

孤独感や無力感が漂う教室では、笑顔や楽しさ、友情といった感情希薄で、日常淡々と過ぎ去る。

成長したカズキ未来

カズキは15歳になり中学卒業して高校に進学するか、あるいは早々に働きに出るかという選択を迫られる年齢に差し掛かっていた。

しかし彼の中には将来に対する明確なビジョン目標ほとんどなく、家族との感情的な疎遠さや学校での無感情な日々が彼の意欲をすっかり失わせていた。

家庭環境も依然として冷え切ったままで、両親から進路についてのアドバイスや励ましがあるわけでもない。

父親は今も不定期な仕事を続け、母親も相変わらずパート仕事を掛け持ちしている。

彼らの生活経済的に安定しておらず毎月ギリギリ生活費でやりくりしている。

家族全体が経済的な困難に直面していることは、カズキにとっても避けられない現実だった。

働くことへの不安

カズキ学校での成績も特に優秀ではなく、勉強に対する興味を持つこともなかった。

周囲の同級生たちも同じように、家庭や社会からサポートほとんど受けることなく育ってきたため、将来について真剣に考える者は少なかった。

クラスほとんどの生徒は、進学よりも早く働いて家計を助けることを選ぶか、非正規仕事に流れていくのが現実だった。

カズキもその例外ではなく社会に出ることに対する不安と無関心が入り混じった状態だった。

彼の家族は彼がすぐに働きに出ることを期待していたが、それは経済的理由からであって、カズキの将来を心配してのことではなかった。

両親は息子がどのような仕事に就くかに関心を示すことはなく、ただ「家計の足しになるならそれで良い」という態度だった。

カズキ自身も、将来の夢や目標がないまま、やがては自分も両親と同じように、不安定な職に就いて日々をやり過ごす未来ぼんやりと受け入れていた。彼の心には「どうせ自分は何も変えられない」という諦めの感情が根強く存在していた。

経済的問題現実

成長したカズキ社会に出たとき、彼が直面する最も大きな問題は、まさに経済的不安定さだった。

彼は学校卒業してすぐに安定した職に就くことができず、非正規雇用やアルバイト転々とする生活が始まった。

日本全体では弱者男性や女性社会の周縁に押しやられ、正規雇用に就くことが難しい状況が続いており、カズキもその波に飲み込まれていた。

カズキ収入は低く生活費を賄うのがやっとで、将来的な貯蓄や投資などは夢のまた夢だった。

家賃光熱費、食費、そして時には両親から経済的支援を求められることもあり、彼の手元にはほとんど何も残らない。

彼の労働は、社会必要とされるが正当に報われることのない単純作業が多く、心身の疲労が募る一方だった。

また、カズキ家族から社会からも十分なサポートを受けることなく育ったため、将来に対する不安経済的問題対処する力を持っていなかった。

彼は、経済的問題だけでなく、感情的な孤独自己肯定感の欠如にも苦しみ続け、ストレスが重なっていく。

社会との断絶と孤立

カズキが直面するもう一つの大きな問題は、社会との断絶感だった。

彼は家庭でも学校でも十分な愛情支援を受けられなかったため、人間関係の構築やコミュニケーションに対して強い抵抗感を抱いていた。

仕事でも職場人間関係にうまく溶け込めず、孤立したまま日々を過ごしていた。

こうした孤立感はカズキにとって大きなストレスとなり、結果として職場でのモチベーションパフォーマンスにも悪影響を及ぼしていた。

彼は仕事に対する満足感を得られず、ただ生きるために働くという消極的姿勢に陥っていた。

彼のような若者たち社会全体に増え続けており、同じように家庭環境経済的な困難、そして社会的なサポート不足に苦しんでいる。

多くの人々が非正規雇用に追いやられ、低賃金で働くことを余儀なくされ、将来に希望を見出すことができないまま、現実と戦い続けている。

カズキの早期結婚――無感情未来

カズキは、社会との断絶感に押しつぶされながらも、弱者男性と弱者女性マッチング政策によって20代前半でユウコという女性結婚した。

両者とも愛情幸福を求めることなく、ただ社会の仕組みに従い自分たちの未来に対して諦めを抱いていた。

彼らの結婚生活形式的感情的なつながりは希薄で、ただ「結婚している」という事実けが彼らを繋ぎ止めていた。

ユウコカズキと同様に愛情のない家庭で育ち、社会との接点をほとんど持たない女性だった。

彼女もまた孤独を抱えたまま仕事に就き、カズキとともに経済的不安を分かち合うことなくただそれぞれが生きるために必死で働いていた。

カズキ低賃金非正規雇用に押し込まれユウコもまたパートタイムの仕事を掛け持ちする日々。二人の間に交わされる会話は少なく、家の中には沈黙が漂っていた。

カズキの子ども――犯罪の縁で生きる

カズキユウコの間に早くも子どもが生まれ、彼らはその子を「タケル」と名付けた。

しかカズキ自身経験した孤立経済的困難は、さらに厳しい形でタケルに受け継がれることになった。

タケルは幼少期から十分な食事も満足な環境も与えられずに育った。

家には物が溢れ乱雑なままで整理されることはなく、学校では友達を作ることもできなかった。

カズキユウコはどちらも仕事に追われタケルの世話をする時間がなく、彼は放任されるように育っていった。

タケルが中学卒業する頃にはすでに家庭での居場所を見失い、社会からも完全に疎外された存在となっていた。

彼は学校卒業しても就職先が見つからず、社会の隅に追いやられるようにして犯罪スレスレ生活に足を踏み入れていた。

タケルのような若者はこの時代には増え続けており、彼らは生き延びるために小さな詐欺や盗み闇市場での売買に手を染めていたが、それらすらもうまくいかないことが多かった。

犯罪の失敗と絶望

タケルは盗みや詐欺を何度か試みたが、成功することはほとんどなかった。

彼が属する社会底辺は同じような境遇の人々で溢れており、競争は激化していた。

彼が盗もうとした小さな金品はすでに別の誰かに奪われていたり、詐欺を試みる相手もまた騙され慣れていたりするためうまくいかず、むしろ危険さらされることの方が多かった。

ある日、タケルは仲間とともにコンビニ強盗計画したが、あっけなく警察に察知され失敗に終わる。

彼の仲間の一人は逮捕されタケル自身はかろうじて逃れたものの、失敗の連続で心身ともに疲れ果てていた。

彼は犯罪ですら成功しない自分の無力さに絶望し、社会の中で何の価値も持たない存在だと感じていた。

社会に溢れる「タケルたち」

タケルのような若者は、もはや社会の一部を構成する主要な層となっていた。

経済的な困難や家庭崩壊教育の欠如がもたらす無気力若者たち犯罪に手を染め、失敗を重ねながらもその場しのぎで生き延びていた。

街には、そうした「タケルたち」が溢れ、どこに行っても犯罪が起こりそうな張り詰めた空気が漂っているが、実際には成功する犯罪すら少ない。

仕事の機会は減り、低賃金非正規雇用や闇市場での労働を強いられる若者たち

犯罪に走るがすべてがうまくいかず、どんどん貧困の深みにはまり込んでいく。彼らは家庭でも社会でも愛情を受けることなく、常に孤独無力感に苛まれながら、社会底辺で苦しみ続けていた。

タケルはその典型的な一人であり彼もまた未来希望を持てず、犯罪の失敗と絶望の中で、ただ何とかその日を生き延びるだけの生活を続ける。

カズキが直面した孤立感や経済的困難は、さら悪化し、次世代にわたって連鎖的に続いていた。

弱者男性・弱者女性マッチングの再導入

タケルが20代に入った頃、彼が育った社会には新たな「弱者男性・弱者女性マッチング」の仕組みが再び広まっていた。

この制度は表面的には自由意志による選択として進められていたが、実際には経済的不安社会的な孤立に直面する多くの若者にとって、結婚を通じて「安定」を得る以外の選択肢がほとんど残されていなかった。

政府はこのマッチングを「未来への一歩」「パートナーと共に新たな人生を切り開くためのチャンス」として宣伝し、若者たち積極的に参加を促した。

制度のもの強制ではなく形式的には自由参加であったが、現実的には低賃金非正規雇用や Permalink | 記事への反応(1) | 01:21

2024-09-08

[][][][][]

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PKKに侵●されつつある「お馬鹿国家日本

https://tinyurl.com/PKK-in-Japan

PKK支援団体日本側へ情報伝えていた」 トルコ大使

クルド系だから問題視しているわけではない。PKKは分離独立を目指してテロ活動を行っており、

1990年代から4万人のトルコ国民犠牲にしてきた。

このような団体容認できる国は日本を含め世界のどこにもないはずだ」

www.sankei.com/article/20240102-WS7FBLTYMNL2BDYWHCOWYOY6IY/



1997年10月8日米国国務省は、米国改正移民国籍法第219条に基づき、PKK外国テロ組織指定した。

その後2001年10月31日国務省は、改正大統領令第13224号に基づき、PKK特別指定国際テロリストとして指定した。

tinyurl.com/5ecwdwca

クルディスタン労働者党 - Wikipedia

w.wiki/5PDU



ドイツ判例

亡命トルコ未成年の子供を持つ家族男性姉妹PKK / YPGの疑い、偽造逮捕状の提出、証明書

31

人口は約8200万。

人口は約1300万人を生きています。 最大1500万。トルコクルド人。

クルド人はトルコで最大の少数民族代表しています

彼らの祖先だけのために。

連邦外務省現在の状況報告によると、彼らはいかなる国家弾圧対象にもなりません。

54

c)ドイツでの亡命申請後の強制送還は、

トルコでの非人道的または品位を傷つける扱いまたは処罰もつながりません。

https://www.gesetze-bayern.de/Content/Document/Y-300-Z-BECKRS-B-2021-N-35315?hl=true

ドイツ判決トルコクルド迫害認定しない」【日本語訳】(12,000文字over) - 美桜

2021年ドイツミュンヘン行政裁判所は、「トルコ政府によるクルド迫害は認められない」とする判決を下しました。

出典:

BeckRS 2021, 35315

https://note.com/uruwashisakura/n/n2d43184a9ad2

https://x.com/UruwashiSakura/status/1825311164798255356



ドイツ裁判所は、デモにおけるPKK指導者オジャランの写真使用禁止する判決を下した。

埼玉県蕨の公園では堂々とオジャランの旗が、

そしてトルコ殺戮を賛美する歌と踊りで盛り上がる

https://x.com/F23I5h/status/1746119973595214001

ドイツPKKに大打撃!

ドイツメディア |ドイツ裁判所は、デモにおけるPKK指導者オジャランの写真使用禁止する判決を下した。

ドイツクルド団体「KON-MED」の元会長に対するテロ訴訟ミュンヘン高等地方裁判所で始まった。

起訴状によると、問題協会ドイツ禁止されているテロ組織PKKの全国組織の統括組織とみなされている。

https://x.com/hermes_z/status/1745498385044361666

日本で何をやってるの?



「オジャランに自由を」

x.com/ishiitakaaki/status/1832576083117641809



犯罪大家族(クラン)抗争の中心の一つ、独エッセン裁判所判決朗読の直後に被告人たちが暴れ、恐らく敵対するクランに属する傍聴人と殴り合い、防弾チョッキ着用の警官20人がようやく抑える。

x.com/sgupping/status/1825512972737020216

x.com/Georg_Pazderski/status/1825598273392095306



2007年にドイツの/訴訟で、ク●ド●新●社はドイツ禁止されているテロ組織PKKの子会社である認定された。/いわゆる援助団体は、救済活動と称した活動脅迫脅迫を通じてドイツ資金を集めている。/その後、テロ組織PKK/KCKの資金を集めたとして有罪判決を受けた。

x.com/mildliner2/status/1745444853943767395

www.aa.com.tr/en/middle-east/pkk-front-groups-send-funds-to-terror-organization/1674411?s=09



イギリス

クルド密入国者が不法移民英国亡命制度を騙す方法を教えた衝撃的な瞬間:

犯罪ボス移民に、英国に来た政治的理由があると偽り、

絶対に」帰国させられないようにアドバイスしていたことが調査で明らかになった。

ビデオを見ると、密入国者たちが笑いながら冗談を言い、

制度ごまかす方法を教えていた。

1 October 2023

www.dailymail.co.uk/news/article-12578125/Kurdish-smugglers-cheat-Britain-asylum-system.html



ドイツ

難民ようこそ政策」で治安が急激に悪化警官殺害アフガン移民毅然批判できないドイツ政府の大迷走

25秒の間に6人が重軽傷を負う大事件が発生

president.jp/articles/-/82683

埼玉では病院周辺にクルド100人の異常事態難民受け入れで「ナイフ犯罪」激増のドイツ近未来日本か?

ドイツでは昨年、ナイフを使った犯罪が約2万件だった。毎日、ほぼ60件が起こっている計算だ。

www.mag2.com/p/news/582015

法を完無視アラブ系大家族」にドイツ社会震撼

司法介入拒否不倫した人間を「私刑」で殺害

toyokeizai.net/articles/-/758850

もはやテロ…「総勢50人の大家族が集まり病院警察官乱闘世界2位の移民大国ドイツで起きていること

マラミエ・クルド人の「大家族犯罪」はドイツ司法の「想定外」だった

president.jp/articles/-/83645

しかし、それが裏目に出て、現在ドイツ犯罪統計を見ると、その頂点にいるのがクルドマフィアレバノンマフィアだ。

彼らの犯罪は多岐にわたり、すでに様々な利権を獲得、暗躍できる法律グレーゾーンも拡大している。

下手に告発すれば、裁判検察が負ける可能性も高いというから、彼らはまさにビジネスライクで、プロなのだ

www.mag2.com/p/news/566634/2

ドイツを悩ます大家族犯罪」 法より「一家のおきて」重視で凶行や迷惑行為に関与

2022年、ノルトライン=ヴェストファーレン州大家族による犯罪20.3%増えた」

globe.asahi.com/article/15368196

大家族犯罪解決へ 偏見助長せず歯止めかけられるか スタート地点に立つドイツ

ドイツ全土の組織犯罪のうち10分の1がO●e●r●t氏族関係者によるものだということがドイツメディア報道されています

globe.asahi.com/article/15368335



スウェーデン

クルドの狐

https://tinyurl.com/KurdishFox

Rawa Majid

en.wikipedia.org/wiki/Rawa_Majid

kurdish fox

x.com/search?q=kurdish%20fox

Foxtrot (criminal network) - Wikipedia

w.wiki/B8DV

処刑爆弾テロ子供暗殺者 - スウェーデンはいかにして麻薬王支配するギャング地獄となったのか クルドの狐&ザ・グリー

ほんの20年前、スウェーデンヨーロッパで一人当たりの銃乱射による死者数が最も少ない国のひとつだった。

今ではヨーロッパ平均の2.5倍である

昨年、スウェーデンでは60人以上が銃乱射事件で死亡した。

www.thesun.co.uk/news/24114449/executions-bombs-child-soldiers-sweden-gangland-hell/

ギャング犯罪激増し軍司令官招集支援要請へ スウェーデン首相

www.cnn.co.jp/world/35209717.html

スウェーデン政府が増加する移民犯罪対処する為に、移民政策を変更して移民削減政策を進めています

スウェーデン国内麻薬取引暴力犯罪を増加させているクルドギャングへの対策移民規制強化する大きな動機の一つ

スウェーデン国内での暴力犯罪増加は、麻薬取引覇権を巡って2つのギャングが争っている事が関係し、

ギャングの一つは「クルドの狐 」として知られるラワ・マジッドに率いられ、マジッドトルコから犯罪組織を動かしているとされています

https://tinyurl.com/Sweden-iminseisaku-henkou

https://www.youtube.com/watch?v=fISGXTBfJRY

日本人が知らない世界事情 第二回 

スウェーデン 暴力の波 軍導入か

スウェーデンでは特に外国ギャングを中心に殺人、爆破事件暴力などが増え続けもはや警察だけでは対応しきれない状態になってしまっている。

政府としても初めて問題の大きさを認め軍隊を入れて対応する事の検討に入っている。

また、外国ギャング犯罪歴は無くてもギャングメンバーであるだけで国外追放出来る法律検討

no-go zone スウェーデンでは60ヵ所

スウェーデンクルド問題難民聖人のように受け入れて国家崩壊

短期間で犯罪組織形成スウェーデン裏社会支配し、

スウェーデンから欧州各国にドラッグ流通網を作り上げた

www.thutmosev.com/archives/34897.html 

スウェーデン犯罪が多発し、若者ライフルを持って街を徘徊する

2018年1月21日

第3の都市マルメ問題地域であるローゼンガルドの警察署に爆発物が投げつけられた

警察への攻撃ますます頻繁

tinyurl.com/rifles-sweden

スウェーデン第3の都市マルメローゼンゴール地区にある聖マリアカトリック教会の前で、25歳の男がAK47で射殺された。

ローゼンゴールは過去30年間、スカンジナビアで最も危険立ち入り禁止区域として悪名高い。

2024年8月26日

x.com/visegrad24/status/1828071226922692746

スウェーデン移民の街マルメで起こったパトカー爆破事件

www.thelocal.se/20171230/one-arrested-after-police-car-explosion-in-malm

スウェーデン移民の街マルメ警察署はマシンガンを持った警察官で警備

www.thelocal.se/20180204/officers-with-machine-guns-posted-at-malm-police-stations

ジャーナリスト暴力を振るうスウェーデン移民

x.com/RadioGenoa/status/1779720084488946155

帰国すれば最大480万円、スウェーデンの新たな移民抑制

www.afpbb.com/articles/-/3538623

スウェーデン「500万円あげるから帰って」と移民自主出国促す 北欧の寛容が様変わり

www.sankei.com/article/20240924-NGI4ALAO5NG2XFYFNYG4TA6MH4/

移民統合政策は失敗し

国に2つの別々の社会並存する

「並行社会」を生み出した

スウェーデン・アンデション首相

tinyurl.com/tabunkakyousei



駐日トルコ大使

川口クルド問題治安上、大いに懸念」 トルコ大使インタビュー

トルコ国内クルド人は「選挙権もあり、人権保障されている」と説明し、日本難民認定申請を繰り返すクルド人の「難民性」を暗に否定した。

www.sankei.com/article/20240101-KBB6T6OJZFJ2DPG22TLGSUQNQA/

クルド騒動遺憾」 トルコ大使法令順守求める

日本滞在するクルド人が自国での差別迫害などを理由難民申請していることに関し、「トルコにおいてクルド系が切り離された存在であるかのような印象で物事を語るのは間違いだ。クルド系はトルコであらゆる政治活動自由保障されている」と反論した。

www.sankei.com/article/20230812-OCDDUA7CUFLFDGCSO2EPGBA2CY/

2024-08-19

クルド問題で良くやり玉にあがる解体トラックの積載とヤード問題に就いてパート2

パート1→  https://anond.hatelabo.jp/20240819184907

木曽呂(神根東)

木曽呂はまっ平らな川口市大宮台地が張りだした高台地区。この木曽呂の東には川口ICがあり、その東側には人家希な地域がある。神根東と言えばいいのか。住所としては赤芝、石神という地域だ。

ここの場合一般的調整区域建築制限されているのではなくて、近郊緑地保全区域という規制が掛かっている。

家やマンションが建てられないので畑をやるしかない。しか都心から近い畑地域では花卉栽培が人気になる。そこでこの周囲では盆栽植木名産になっている。

しかし、植木って今は人気だろうか?あまり植木に精を出しているおじさんとかは見ない。なので下火となり、都市化によって農業自体廃業してしまう人も多い。

すると土地が遊んでしまうし、そこに固定資産税も掛かってくる。

一方、建築規制だけなので用途規制されていない。

そういう訳で駐車場用途ヤード用途の買い手に売却、となる。緑地保全区域なのにホコリっぽいヤードだらけになるのが皮肉だ。

特に外環道川口IC付近にはヤード類がまとまった箇所が数か所ある。

 

特養ホーム調整区域サイン

特養ホームというのは収益性が然程は高くないのに広い面積が必要施設で、故に訳アリの土地、崖の下などに造られやすく、その為に災害犠牲者が出る事がままある。

調整区域特養ホーム例外に入っている場所などは当然候補地となる。

産経は近所の迷惑度を強調したくて特養ホームを入れたのだろうが、増田場合は逆に「ああ、人家希な地域なんだろうな」と考えてしまうのだ。

因みに学校が一緒に挙げられているが、学校は今夏休みだ。

 

増田産経のこの手の報道を信用していない理由

増田はこの手の産経キャンペーン記事を信用していない。何故ならクルド叩きキャンペーンは「中国人が水源地を買っている、日本の水が危ない」キャンペーンの続きだからだ。

この中国人水源キャンペーンの時は遂に具体的な売買の経緯などを取材して書かなかった。

増田含めてネットには不動産のうち、「負」動産クラスタというのが居る。不良不動産インチキ売買や怪しい不動産ゴロの事などを調べるのが好きな人間だ。

そんな負動産クラスターズが「水源までの道路はあるのか、それは誰の管理か」「水源地の分筆は売主がやったのか、仲介第三者取引か」「もしや嘗ての原野商法土地を買い上げて今度は中国人騙してる原野二毛作か」とウキウキでいたのに、結局最後まで具体性のある記事は一切書かなかった。

朝日新聞取材して「どうやら中国人相手原野商法しているようだ」という一定取材記事を出したのに、アンサーは無し。朝日の件と違うケースがあるのかどうかも書かないし、一切の掘り下げも無し。原野商法は整地もせずに登記簿だけで行われる詐欺商売で、売主が現地にも行かないという信頼?の元に為されるバカみたいな取引だ。だから地上からは一切の変化も見えず、金だけが動いてゴミを得るという事が行われる。故に掴んだ情報がどこの事かと言ってくれないと困るし、言ってくれたら登記簿取って何があったか調べられるのだ。

そういう掘り下げを全くせずに、今度は自衛隊基地の近くに外国人土地持ってるのが判った、日本危機だ!と煽る方向にだけ行ってそれっきりだ。

 

元々産経には一般向けではない産経記事というのがずっとある街宣右翼とか宗教右翼とか向けなので程度は極端に低く、社会人読者が常識的スキルで疑問を持つという想定がされない。例えば「なんで登記簿取って書かれている買い手や司法書士銀行などに取材に行かないんだ?」という疑問を持つ人は想定読者じゃないのだ。そういう人は一般的には社会人と呼ぶ。

書いてる記者もまともな能力がない。公害問題の時に地盤沈下が起こり井戸水の汲み上げ規制が全国で出来ていたはず、という常識やそれらにアタッチする能力もない。かなり特殊記事群と言っていいだろう。

クルド問題では他の新聞医療センターでのケンカを報じるくらいで取り上げない。地元紙の埼玉新聞はたまに取り上げるがトーンや内容が全然違う。「Xで定積載の平トラック撮影して『過積載クルド』とする盛り上がりに迎合してやはり定積載の平トラック掲載してアイキャッチにする」なんて事は当然しないし、そういう読者を想定していないのだ。それは良識とかじゃなくてただの常識だ。

 

という訳でしてこの記事自体は「いつものアレ」であって、「領海侵犯」「刑事裁判での被害者人権」なんかと同じ枠なので全く信用していないのであります

具体的にはクルド盆踊りのその迷惑度が信用できないから。

 

しかし、定積載のトラック捕まえて「警察がなぜか検挙しない!1」ってそりゃ定積載だからだよなぁ。しかもその写真ガイジン悪事として記事掲載する新聞があるって言うんだからすげえよなぁ。しかもよく見たら読者に提供してもらってるのな。つまりXでバズってるのを鵜呑みにした情弱さんを鵜呑みにしたって事よな。

 

地理がよく分からずにあの手の情報に踊らされている場合もありそうなんで、川口地理説明したいんだが、紙幅が尽きたので今度なー。そんじゃーね

2024-08-17

田舎世界各国の超超巨大書店が集積する都市がほしい

これが世界最大という超超巨大書店を、どーんと僻地でもなんでもいいから街が作れそうな平野に作ってほしい。その超超巨大さは世界第2位を突き抜けてほしい。

政府テコ入れし、クラウドファンディングも募り、数多ある企業も全勢力が参入してほしい。もうとにかく全力をかけて作ってほしい。

「そんなことして失敗したらどうする?!バカじゃん?!」とか考えず作ってほしい。勝算とか考えず勢いで作ってほしい。

そこには和書だけではなく洋書もある。西洋の本だけではなく中国語の本、アラビア語の本、アフリカーンス語の本、とにかく片っ端から「いやこれいらんだろ」みたいな本だったとしてもすべておく。

なんなら和書中央ではなく洋書中央である日本語を中心で考えてほしくはない。言語別に存在する知の量に応じた配分をしてほしい。

客層に応じてカテゴリ分けは必要だろう。1つの書店だけでなく複数書店統合してもかまわない。古本屋を集めてもかまわない。

「よくわからなくても物理の本を買うなら日本のここへ行け。たぶんあるから」という状態になっていてほしい。日本の中規模以上の書店はほぼすべてここに集める。

勢力が協力してできた超超巨大書店中央に据えて、その周りを他の超巨大書店が取り囲む。その周りは巨大書店。その周りは中規模書店、その周りには小規模書店

海外からも片っ端から誘致する。必要なら補助金も出す。「バカなの?」とか「さすがに海外出店は難しいです」とか一蹴されるだろうが「まあ採算とれそうだからいいよ」と言われるまで粘ってほしい。

税金をたくさん投入してもかまわない。重要なことは「そこにある」「とにかく日本のここに来たらある」「お前のやりたいことは知らんけど本がほしいなら日本のここに行け」という願いが叶う場所だ。

例外を作ればそのブランドは失われる。このブランドこそが他国追随不可能な圧倒性を生む。先行者利益だ。バカすぎて1つ1つで見るとデメリットしかない行為が、結合すると巨大な1つのメリットを作り出す。

どこかで手を抜くと終わる。そんなことまでする必要ないんじゃないのとか、それってめちゃくちゃ損しますよねとか言われようが、究極に本を集める。

書店書店の隙間にはさまざまなカフェが立ち並ぶ。個人経営するカフェからチェーン店が密集する。コンビニも立ち並び、公園には読書に適したベンチがある。公園読書最適化されている。

その街にはどこにでも椅子が置いてある。買った本をすぐ座って読む人向けのものだ。

この街には有名人毎日のようにやってくる。たとえば「ビル・ゲイツが本を選びに来日!」など当たり前のことになるだろう。

読書家はこの街付近に別荘をかまえる。なんにもなかった僻地の近隣に富裕層街が誕生し、地価がとんでもなく上昇する。意味不明なおいしい話だ。

一方で本を読むことが目的でない人間には居心地が悪い空間になる。この街存在している人間はほぼ全員本かその周辺が目的なのだ。本以外が目的人間は異様に目立つようになり警戒される。

街の中央部分は徹底的に、本、本、本、本、本、と本が存在するのが当然の本の密集空間になっている。普通人間が「ここまですることはないんじゃ・・・だって採算とか・・・」とドン引きするぐらいの熱量で本で溢れかえっていてほしい。

地面に敷かれたタイルには、文章が書かれている。まっすぐ歩くと偉人言葉などがそのまま読めるようになっているのだ。たとえば「良い本は私の人生におけるイベントである。」「本の無い家は窓の無い部屋のようなものだ。」「天才とは努力する凡才のことである」などという文が永久に書かれている。有名な書の冒頭部分だったりもあるし、古典文学もあるし、文学のみならず数式も書かれていたりする。それを読むだけで日が暮れる。

この街広告はすべて本に関するものでいっぱいだ。ほかでは絶対に見られない、読書家にだけ向けた広告が撃たれる。「こんな難しそうな本の広告ある?」というのがそこここで見つかる。

たとえばベトナム語マンガ新刊広告なども見受けられていてほしい。

この街にあるのは紙の本ばかりではない。電子書籍派のための書店もある。他では絶対採算がとれないような形の店であっても、「読書家が毎日のように集まることが普通」の街特有書店ができる。たとえば巨大な8Kモニタにその人へレコメンドされた電子書籍が大量に表示され、立ち読みすることができるとか。「辞書専門店」や「単語専門店」や「栄養学書専門店」などがあったりもする。そういうものを作っても不思議利益が出るのだ。

この超超巨大書店圏内部には研究所大学なども誘致する。どのような言語でも関係ない。化学系のカテゴリが立ち並ぶ「化学通り」のようなところには実験器具専門店も立ち並ぶ。

そういうところは、基本的には英語がメインだ。英語の下に日本語が書かれている感じ。イメージ的にはハリーポッターだろうか。ときどき「なんで化学通りにオムライス専門店がこんなにあるんだよ」などということもあるかもしれない。秋葉原神田カレーがたくさんあるようなものだろう。

やや込み入ったところにはマイナー本屋がある。「なんだよこの本屋・・・」という、見るからに異国感が漂う本屋だ。謎の部族の謎言語で書かれた謎の材質の本が置いてあるなど。ネクロノミコンのような本も見つかる。

石版などもなぜかある。読書向けの椅子専門店もある。「本のためだけの椅子専門店」が生存できる場所日本ではここしかない。

しかし、この超超巨大書店群の主目的は「本の集積」である。そこから逸れるようなことがあってはならない。何か欲をかいて「ここに企業をうんたら」などとして利益を優先するとこの街はあっという間にその意味をなくし滅びるだろう。ありとあらゆる人々が周辺の利益を求めて集ってくる。そういうのを一蹴できるような体制であってほしい。

この街意味ないだろ。なんで作った。赤字だろ」と罵られながらも存続する街であってほしい。そして、そう罵る人も、ひとたびその街に入ると「すげえ・・・この街地球必要だわ・・・」とどうあがいても認めざるをえないほど感動できる街であってほしい。街自体で見ると赤字なのだ不思議日本経済が潤う源泉である摩訶不思議都市であってほしい。完全に未来へと投資された都市である

この街では、夜もたくさんの書店営業している。こんな大きな本屋24時間営業できるのはこの街しかありえないとなっていてほしい。「夜眠れないな・・・本でも買いに行くか・・・」という人外の行動を普通にするような場所であってほしい。

街の周囲には民家が立ち並ぶ。ただしこの民家に住む民間人はややおかしい。本のために移住してきた狂信者たちだ。軒先には自分選書が並び「1冊100円」などと書かれていることも多々ある。

富豪がゴッソリ買っていくことを見越して少し離れたところに在庫置き場がある。

富豪が「ではこの棚からこっちの棚まで」などと爆買いしていく。もはやテロリストのようなものだが、そんなことは気にせずまた入荷する。本はバカみたいに売れる。

近隣の都市はこの超超巨大書店都市のおかげで経済効果がある。

この街は、「日本人なら1度は絶対行け」と呼ばれる場所になる。そしてひとたびそこに立ち入れば「世の中にはこんなに知識があったのか」「世の中はこんなに頭のいい人たちで溢れかえっていたのか」ということが、嫌でも全身の細胞に刻みつけられる。伊勢神宮みたいなものだ。それよりも神々しいかもしれない。

そして、全身の細胞体感したその人は、格段に読書するようになるだろう。それは地元へ帰っても同じことだ。一流を目の当たりにした者は一流になる。

取次の問題も、書店が潰れかけている問題も、日本人が本を読まなくなってしまっている問題も、経済が深刻化している問題も、だいたい解決できるだろう。

誰か作ってください。

ちなみに国防にも役に立ちます。一度作ってしまえばここを潰すやつは「バカ」なので。ペンは剣よりも強し!

書店兵器です。

追記

ジュンク堂書店など大型書店が潰れかけているのは知っている。

ただそれは、「本がたくさんあっても意味がない」のではない。逆。

大型書店であっても、本が少なすぎるのが問題である

だいたい日本語の本というのは大して範囲が広くない。

それに「物理本を読む人が少ないか本屋が潰れちゃう」というのも逆だ。

物理本を読みたいと思う人を増やす。そのためには本屋すべてが潰れることも辞さない」という情熱が正道である

本というのは知の源泉である。だから知識がない人に迎合すれば、潰れるのは自然だ。知識がない側に与するのだから

本の機能はそれとは真逆であり、全体を引っ張り上げるものである知識がない側が「欲しい」と願える場にすべきなのだ

ない側に媚を売っていれば潰れて当然。

「この本は今は読めないけれど、読みたいと思う」そういうものがない。

「この本は内容はちんぷんかんぷんだけど、そういう本の存在を知っている」そういうものもない。

ジュンク堂書店などですら、知らない人々が多い。大型書店重要性を知覚できていない。入ったことがない人間もいる。

からこそドカンとぶち上げるのだ。

記事を読んでくれた人へ: 記事を読んでくれたのはありがたいが、たぶん自分が考えている規模と読んだ人が考えている規模に大きな差があると思う。

自分が考えているのは、もっとも小さく考えても深圳書城中心城の数十倍の大きさであり、既存書店ちょっとだけ大きくしたものとか、蔵書が全く同一であるような大型書店が単に10個ある街という形ではない。

コーチャンフォーつくば店は50万冊、池袋ジュンク堂書店は150万冊、深圳書城中心城は400万冊、国会図書館は4685万点。Amazon Kindleは60万点。

自分が言っているのは、数億冊あるような書店である。つまりコーチャンフォージュンク堂書店紀伊國屋書店は超超巨大書店世界中の意味わからんハイレベルの本から選びぬかれ集まったエリート本屋)の周辺を取り囲む「日本区域最大の超巨大書店」の周辺を取り囲む「大型書店の1つ」という状態を考えている。ブックオフなどはその周りを取り囲む中型書店になるだろう。その周りを、身近にあるご近所の本屋さんがたくさんずらーーーっと並んでいるというような領域だ。いうならばこれが日本区域である

世界の蔵書数はGoogleによると約1.3億冊であるらしい。日本区域内に別に中国語韓国語の本があることもある。ただし日本区域の横には韓国区域だったり中国区域だったりする。その中国区域でもばかみたいにデカい超巨大書店があり、それを取り囲むようにジュンク堂書店並の大型書店があり、英語区域では……というような状態だ。言語別に分けられているだけでなく、「数学領域」で分けられていることもあり、そこでは「高校数学」の棚に世界各国の高校数学が並ぶ。数学参考書を買いに来た高校生が、カメルーン人の中学生と仲良くなるみたいなことも想定できるわけだ。

地方のクソデカ本屋が数百個単位で入る「は・・・?」「この街・・・全部・・・本屋さん・・・?」という規模の書店である

イメージとしては↓な感じ。

まもなく目的地の駅に近付く。電車にいる人々は全員が本を読んでいる。スマホを触っている人たちなど誰もいない。不思議光景だ。多くの人がそわそわしている。初めて来た人たちが多いのかもしれない。

電車が駅に滑り込み走って降りる人々の後ろでのんびりと降りる。全く、はしゃぎすぎだろう。

降りた直後、本の形をした案内板が表れた。真っ先に飛び込んできたのは「↑ バベル中央書店」というやたらとデカい黒文字と、その下にあるやや大きな黒文字の「↑ 北区書店」だった。

右を向くと・・・あれは・・・本の自動販売機?! 本を自販機販売するのか。カルピスの作り方・・・自動販売機歴史・・・Why could he make vending machines?・・・なるほど。

床には文字が書かれている。Station, State, Statue, Status. 何のことやらわからない。

改札を出る。改札を出ると、ああ、もうこれは本のテーマパークだ。最奥部に見える巨大な塔には雲がかかっている。おそらくあれが中央書店だ。その横には数えるのもバカバカしくなるほど書店が並ぶ。街には今まで見たこともないような人々で溢れかえっていた。ベンチでは読書をしている中東とおぼしき人が中国人らしき人と何やら議論している。彼らが話しているのは何語だろうか。

デジタルサイネージで目まぐるしく本の広告が入れ替わっていく。「サウダージさようなら」「入門グロキング」「般若心経終焉

ぼうっとしているとハトが飛んできた。ここでは何やら、ハトでさえ賢く見える。予算は5万円だったが、足りるだろうか。

Amazon倉庫でもないんだって

なんか全然伝わっていなくてものすごく悲しい。

子どもときに巨大書店や巨大図書館人生で初めて行ったときとか、論文大学研究の仕組みと接したときに、知の偉大さに震えたことがないだろうか。

目に見えないものは見えないことが多い。たとえば、ライブ会場に行ったことがなければライブの偉大さは本当にはわからないし、「本当にこんなにたくさんの人がファンなのだな」ということもわからない。

記号接地問題ともいうらしいが。

いま「自分が考えるクラスの巨大な本の集積地を人類の誰もが見ていない」というのが問題であると思う。誰1人として。

そういう知がたくさんあることは存在としては知っていても、「それを見たことがある人は誰もいない」のだ。いわば、月は見えるけど、月に行ったことは誰もいないような状態だ。

神田古本屋街や、既存大型書店というのは、いわば地球上にある月に似たところでしかない。「たぶんこれとこれがこうなると月」というふうにしか想像できない。だが月に行かなければ月の隕石は無いのだ。

ほとんどの人は、目に見えないなら存在しないと感じてしまう。マッチングアプリ人間を左右にスワイプするとき人間ではないように扱う。それは人間として存在しているのに。

一方、眼の前に相手がいるとき、同じように左右に指を振って弾くのは容易ではない。これが目の前にあるかないかの大きな違いである。

自分が言っているのは、そういう知の集積の偉大さが理解できなくてもとにかくそこに行けば、「ああそういうこと」「人類は偉大だったのか」と、誰もがたちどころにわかってしま場所がほしいということである

それから、実現の不可否はともかくとして、「え、そういう本屋あったらめっちゃいいな〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と感じてほしい。

2024-08-12

anond:20240812083439

無理なんだよ。

お前はタイムリープしたら簡単止めれると思ってるだろ?

ちょっと警備の人らに注意するとかすれば暗殺を防げる、と。

無理なんだよ。

山上フラフラ立ち入り禁止区域侵入した時に、大声を上げれば警備が駆けつけて取り押さえる、と。

無理なんだよ。

事前に電話警察タレコミしたらなんとかなる、と。

無理なんだよ。

どうやっても暗殺は実行される。

そして下手したらお前は事前に暗殺計画を知っていたということで共犯扱いされるかもな。

2024-08-11

anond:20240809215500

アノンの流すデマ

 

菅直人が1Fに行ったかベントが遅れた

水素爆発の前に双葉大熊町民は避難たから誰も被曝してない

水素爆発の前に放射性物質漏れてない

・帰還困難区域以外は汚染されてない

・帰還困難区域があるのは防犯の為

 

アノンと大差ないね

2024-08-04

anond:20240804120647

そうなんだけどさ。

ブクマカ含む国民ニュースで知るのは、断水全戸解消だけだし、

行政が、避難民の状況について、あれは除く、これは除くってやっていたら、

帰宅困難区域を除く避難民はゼロ とか、

何度もしつこく仮設住宅希望する市民ゼロ みたいな、

被災地実態とかけ離れた情報ばかり流れる国になるんじゃないか危惧してるのです。

2024-08-03

東北震災立入禁止区域って窃盗団に荒らされてると思ってた

案外残ってるのな

いやほら車盗むくらいだし

さっさと盗みに入って売ってるのかなって

2024-07-29

福島県民はおしなべてkraftwerk大嫌いみたいに思われると困るから言う

おれはあの曲大好きだぜ。仕事がなければ現地であの曲を浴びたかった。本当に

そもそものradioactivity自体1970年頃に作られた曲で、それが福島メルトダウンを期に現代リファインされたとかカッコよすぎじゃん

発表された当時聞かなかったんだろうけど超絶痺れたぞ。つべ過去コメ欄みてみろよ。

俺たちの身に起こったことを理解してくれて、寄り添って、芸術昇華して、彼らの歴史に刻んでくれたんだから。それをちょっと自分思想に合わないからってゴミカスみたいに批判してんじゃねーよ。嫌なら聴かなきゃいいじゃんか。何様なの?

てかあんたらいつまで原発反原発やってんのよ。うちの地区も元立入禁止区域だったけどみんなもうコロナのほうが大変でどうでもいいって感じだぞ。賠償金目当ての大熊町双葉町の一部の海沿いの人間以外な(笑)

からしたら殊に騒ぎ立てるあんたらの方こそ思想を通したり承認欲求を満たすための道具としてフクシマをいいように使うなよって思うよ。

たまたまフジロッククラフトワーク知ったようなニワカが俺たちのクラフトワークを「汚い手で触るな」。

2024-07-21

ウクライナイスラエルガザには駐留米軍基地がない

米英人は頭が良い

  1. アラブ基地に最適の場所は開発せず確保して置きたい
  2. パレスチナ人なら立ち退かせるのが簡単
  3. そうだパレスチナ人区域にしよう
  4. ガザ

  1. 東洋基地必要だな
  2. 日本台湾

2024-07-14

2024/07/14

雨も昼頃からやんでよかった本当に

・しんぱち食堂での朝食だあいすき

ハラスの思い出上書きできた!

外人さんもそらくるよな…

・歩いたことのない新宿の街を歩き回れて楽しかった

・前々からやりたかった自炊持ちこみできて本当によかった 延々と先延ばしたか

最悪後悔しても本をまた買えばいいか

オサレな薄暗い室内+黄色灯+音響に拘ってるっぽいジャジーBGM、美味いベーグル、美味しいお酒

最の高や… ゆったりできて最高だった

LINEサンキューな!

・酔った状態だったけど伊勢丹メイクコーナー冷やかしできて楽しかった

・中 区推しファンみれてアツかった

女を推す女はいい…

秋田展でなまはげ出張してて子供なまはげに近づくにつれ怖くなって父親の足に体挟んで俯いててキューアグで涙出るほど笑った かわいい

ライブは激しい曲も歌ってくれて期待以上だったし

 アーティストが1メートル以内に来てくれて

 ラッキーだった

 やっぱプロってすげえ!

・泊まりから夜の東京の街を歩けて楽しかった

治安区域によって全然違う…

そんなに離れてないのに…

2024-06-25

anond:20240624170802

こっそり大きなトランクに潜んで船を降りた可能

この身長体重なら出来そうな気がする。

立ち入り禁止区域にこの女性の傘があったとのことだけど

この遺留品の残し方は転落したと見せかけるための可能性もあるね。

こういうニュースが出るたび別の乗客の車に乗って降りてそうと思ってしまう。

2024-06-24

【速報】フェリー運航中に旅客女性1人が行方不明「海中に転落の可能性」捜索も10日以上見つからず 徳島和歌山航路

今頃は海のもずくかな・・・

6月9日午前1時すぎ、「甲板上の立ち入り禁止区域内に黒色の傘が放置され、防犯カメラなどを確認したところ、女性1人が下船しておらず、海中に転落した可能性がある」と乗務員から通報がありました。

自殺やね・・・

 フェリーは8日午後9時50分に徳島港を出港して、9日午前0時すぎに和歌山港に到着し、29人の乗客がいましたが、

徳島市に住む福井夕芽さん(23)と連絡がとれず、福井さんの家族から行方不明届が出たということです。

 五管は9日以降、巡視船ヘリコプターなどでフェリー航路などを捜索したものの、これまでに福井さんは見つかっておらず、手がかりは見つかっていないということです。

 福井さんは、身長162センチ体重30キロで、黒髪ショートヘア、長袖の灰色パーカと黒色のズボンはいていた


Kai

1時間

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この前の女性子供の件はどうなった?

フェリーに車が残されたまま行方不明だったと思うが…

lhy*****

1時間

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関東では電車に、徳島では船から海に飛び込むということ?

2024-06-21

都知事選トーナメント戦になんないかな?

予選 人口100万人程度で市区町村を区切る×13区域で。選挙活動は各区域内に限定。敗者は得票数関係なく供託金没収

本選 13区域で勝ち残った13候補者+現職が都内全域で選挙戦供託金没収ルールは現状通り

 

これなら売名候補はまず予選で落ちるから供託金による宣伝効果が出ないので、だいぶ候補者限定されるだろ。

2024-05-05

anond:20240505030127

ちょっと馬鹿

 

  1. ユダヤ区域は初めはカトリック前のローマイスラム前のペルシャ寄生ユダヤ属州
  2. 紀元1世紀ユダヤ教徒は十分の一税を支払っており(ハコモノ神殿不要になり)、独立戦争をして負けたのでディアスポラ(各地に潜伏)
  3. 6世紀ユダヤ教徒がヒムヤル王国乗っ取りカトリック虐殺
  4. 7世紀イスラム教が発明され、ヒムヤル王国イスラム改宗
  5. 10世紀ハプスブルク(親ユダヤ)が現れ土地を求め、カトリック11世紀イスラムを敵視して十字軍を開始
  6. 15世紀新大陸発見され、ハプスブルグカール5世司教領地動説は用済みとし、プロテスタント入植者支援
  7. 18世紀産業革命のあと、消費者必要になり、奴隷制廃止
  8. 原爆発明に至って植民地は足手まといになり、2度の大戦を経て植民地制度廃止、軍を縮小(米国以外)
  9. 21世紀組織的テロが増え、小国たちは、ユダヤ先進国任せではヤバいと気付いてはい

 

分かった?

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