はてなキーワード: 北極星とは
20歳の頃、黒い服ばかり着ていた。
モノトーンのファッションが流行していたこともあって、黒い服は無難な選択だった。
黒を中心にグレー、白などをあわせて少しおしゃれな大学生を気取っていた。
そんなある日、確か雑誌の表紙だったと思うが、全身黒い服をまとった緒方拳さんの姿を目にした。
黒で統一しながらも、質感の違う黒を見事に組み合わせて着こなす、その姿に私は釘付けになった。
当時、緒方さんは60歳くらいだっただろうか。髪は全体的に白くなっていたが、経験と自信とほんの少しの茶目っ気を感じさせる彼の魅力を最大限に引き出しているのは間違いなくこの黒い服だった。
これだ、と思った。
これこそが自分の目指すべきスタイルだと、私は天啓に打たれたような気持ちになった。
と、同時に思った。
これからずっと死ぬまで黒い服を着続けるのだろうか。それはそれで何かつまらない。
そうだ、黒い服は自分の中の北極星にしておこう。昔の船乗りが道標としたように、自分も道に迷ったときはこの黒い服を思い出したらいい。そして年齢を重ねた頃に戻ってくればいいのだ。
こう考えると、今、黒い服を着ていることがなにやらもったいないようなことをしている気持ちになってきた。どうせいつかは黒い服を着るのだから、今は様々な色合いの服を着たほうがいい。
こうして、私のクローゼットにはベージュやカーキや紺の服が徐々に増えていった。一方、黒い服はどんどん減っていき、やがて一枚もなくなった。
今、私のクローゼットは赤や緑や黄色の服で溢れ返っている。先日は赤地に白のストライプのスキニーパンツを古着屋で買ってしまった。
夜空を見上げても星の姿はどこにもない。
目に入るのは色とりどりのネオンと
○half point
#13話「どれみ,お嫁さんになる?」でMAHO堂全員のライブ曲として歌われたのが印象深い。
MAHO堂の中でも一番変わった存在でもあり、同時に変わらない存在でもあるおんぷちゃんらしさを歌っている。
おんぷちゃんの始めてのソロ曲ということもあり、かなり印象深い曲です。
○we can do
もっ〜と18話「密着!!チャイドルの一日」で秘話が語られた曲。
エピソード自体は、アニメ本編を見ての通りだから置いておくとして、無印、#を経験してMAHO堂のみんなと親密になったおんぷちゃんの心情が歌われている歌詞もいい出来!
おんぷ曲で1つ選ぶならこれだなあ。
○北極星
これは本編では使われていない曲ですね。
We Can Doのカップリング曲だけに、ちょっと地味な印象。
ただ、前二曲と違ってしっとりした曲調で、おんぷちゃん本人が目指す大女優に相応しい貫禄のある曲だと思います。
明るくて楽しい曲なんだけど、なんかおんぷらしくないというか、おジャ魔女らしくない曲かも。
これも本編では使われていない曲です。
それだけに思い入れもなくて印象が薄いです。
僕はたぶん、好奇心で動いている。
でも、人生で知る・体験できることは有限だ。
色々と盛り込むのか、何かを極めるのか、トレードオフは常に存在する。
今までの僕は、目の前にあるものをとにかく口の中に放り込んでた。
自分が興味のあることの中から一番近くにある美味しそうなものを食べてた。
死ぬ時にもしそれを手に入れてなかったら一番後悔するのは、愛する妻と子供達だ。
欲しいものはまだまだ沢山ある。
でも、自分の中で目指すべき北極星ができたことはとても喜ぶべきこと。
正直、ここ数ヶ月はとても苦しかった。
もともと楽天的な僕だけど、精神的にも肉体的にもしんどいことが多かった。
でもたぶん良かったんだと思う。
今まで人生を食い散らかしてきたツケをここで払えた。
あー、頑張ろう。
人生は素敵。
私は頭が悪いんだということを知った。
大学は早慶だし、ゼミの発表やレポートなんかで褒められることも多くて、そんなに頭は悪いほうじゃないと思ってた。
ところが、面接で自己PRがうまく話せない。突っ込まれるとうまく返せない。
論理的かつ好感を持たれるかたちで相手を説得できない。
ただ、論理的に感じよく話せるだけじゃない。
一朝一夕に身についたものなんかじゃない。
大学時代、いや、もっと前から、いろんなこと楽しんでやってきた感じだ。
自信のようなものを感じる。
バイトを転々として、人間とちゃんと向き合ってこなかったと思う。
自分の間違いに気づいたのはつい半年前だ。就職活動が始まる時期だった。
友達は多いほうだが、彼らのようにすこぶる輝く人たちではない。
類が友を呼んだのだろうか。
今から努力したんじゃ到底埋まらない人間の格の溝のようなものがあるように感じてしまう。
もっと大学生活、勉強して、本読んで、人と本気で話をすれば、私もあんな風に頭よくなれたのだろうか。
大学生活やり直すことができないまでも、院に進みたい。もっと勉強がしたい。いろんな意味で。
現実逃避だし、家に金が無いのも分かっている。
そもそも、今まで私が人間関係に怠惰に生きてきたということは、変えられない事実であり、
院に行ったところで、文系だから新卒採用には不利に響くだろう。
追記
コメントくれた人ありがとうございます。
なんか涙でました。
清清しいカードですね。
おっしゃるとおり、院に行ってもたぶん何も変わらんでしょうね。
今は、ESが通った会社で働くため、OB訪問、面接対策を重ねることにします。
この怒涛の中で、自信は喪失、迷いは千万。
ただ、院に行くかどうか、今考えることではないことだけは確かなようです。
みなさんほんにありがとう。