はてなキーワード: 化学式とは
どうも。とある条件を満たして20年前から魔法使いになりました。
魔法を発動させるためには異なる魔力を異なる分量で正しい順番に配合し、最後にキーとなる呪文をトリガーとして発動させる必要があります。
そのため、詠唱は、その単語や長さによって、配合させる魔力の種類や分量がわかるようにデザインされています。
その後発動のキーとなる呪文をトリガーとして魔法が発動するという仕組みです。
このあたりは化学式を思い浮かべていただくのが良いかと思います。
正しい種類、分量、順番で組み合わせないと目的の化学物質が作られないのと同じです。
それを体系的に学習ができるようにと開発されたのが、みなさんのよく知る中二な詠唱と呪文を組み合わせたベーシックな魔法言語です。
魔力の種類と分量さえ正しく配合されていれば、詠唱の単語もキーとなる呪文も自由に置き換えることができますし、詠唱や呪文そのものを唱えずに魔法を発動することも可能です。
それでも詠唱を行う理由は大きくわけて二つで、一つは配合の間違えによる事故を防ぐため、そしてもう一つはどんな魔法を発動するのかを周囲に知らせるためです。
1つ目はいわゆる声かけ確認のようなもので、慣れてきた頃に一番起こりやすいうっかり事故を未然に防ぐことが目的です。
2つ目は味方とパーティー行動しているときなどに、どんな魔法を発動させるのかを周囲に知らせることでパーティーの安全を確保してもらうことが目的です。
詠唱の内容を理解できる敵に対してはわざと詠唱と異なる魔法を発動させるというテクニックもあります。
中にはパフォーマンスのためにあえて大げさな詠唱を行う魔法使いもいますが、治癒魔法などはそのほうが効果が高いなどいわゆるプラシーボ効果も認められているので、それらしい格好、それらしい雰囲気を好んで取り入れる魔法使いが多いのも事実です。
魔法使いの技量は大きく分けて、知識、魔力の最大量、魔力の充填速度の3つに分けられます。
化学式と似ているといいましたが、魔法も組み合わせによって種類が多く存在するので、単純にその時ふさわしい魔法をどれだけの魔法からどれだけすぐに用意できるかは魔法に対する知識そのものが試されます。
また、魔力の最大量には個人差があり、例えば多くの魔力を組み合わせる大魔法を唱えるには、一度にそれだけの量の魔力を保持できるだけの最大魔力が必要となりますので、単純に魔法を知っていれば使えるというわけではありません。
魔力の最大量は訓練で増やすこともできますが、基本的には本人の生まれ持っての才能に依る部分が大きく、天才と呼ばれる魔法使いが一握りなのも納得できるかと思います。
くわえて、魔法に必要なだけの魔力はそれに応じた分だけ魔力として充填する必要があり、この充填速度も個人によって大きく差が生じます。
一般的な詠唱の長さでは充填時間が足りない魔法使いもいれば、達人級になると詠唱の単語から頭文字だけを読み上げるだけの時間で充填が完了できる魔法使いもいます。
こちらも訓練で早めることはできますが、やはり生まれ持っての才能が大きく影響してきます。
さて、ここまでご理解いただけたなら、魔法における無詠唱とはいくつかの意味があることに気づきます。
これは普通の魔法発動プロセスと同じだけの時間が必要になりますが、魔法使いなら誰にでもできるもので、意図的に詠唱を行わないパターンです。
使用する魔法を予め予想しておいて、詠唱だけ済ませておくことで、必要なタイミングに最短で魔法を発動でするテクニックです。
充填した魔力は時間とともに目減りしていきますのでタイミングがとても重要なことと、状況が変化してしまうことでその魔法が必要なくなってしまえばためた魔力が無駄になってしまうなどのリスクがあります。
状況判断に長けた魔法使いがこれを多用している姿を見たことがありますが、文字通り魔法のように状況に応じた魔法を瞬時に繰り出す姿は、多くの冒険者を魅了していました。
達人級になれば、小さい魔法であれば暗唱でほぼ無詠唱のような速さで魔法発動できたりしますので、限りなく短い時間で充填できる魔法であれば無詠唱といっても差し支えないというパターンもあります。
しかし、一部都市伝説によると、過去最高クラスの魔法使いと呼ばれた人物は、つねに全ての魔力を最大まで充填している状態で、使用する魔法に応じた魔力だけを瞬時に組み合わせてその分だけを消費する本当の意味での無詠唱を実現していたと聞いたことがあります。
本当にそのような魔法使いが存在したかどうかはわかりませんが、基本的には充填した魔力は発動と同時に全て消費されてしまうので、単なる都市伝説ではないかと言われています。
ちなみに、巻物に記されるような魔法は基本的にレアで使用頻度の低い魔法が多く、それらが知識として失われないように文字として記録されているとのことでした。
また、魔力の低い魔法使いでもある程度の大魔法を使えるように、発動時にぴったり魔力が貯まるように計算して作られた詠唱が書いてあるとも聞いたことがあります。
いずれにしても理にかなった仕組みのようです。
いかがでしたでしょうか。
魔力が充填されていなければ、うっかり発動呪文を唱えても魔法は発動しませんし、詠唱だけしても対応する魔力を充填できなければ魔法が発動することもありせん。
それでも詠唱が形としてのこっているのは、事故防止のためだったり、パーティーとのコミュニケーションだったり、一部パフォーマンス要素を目的としているというわけです。
つい最近起こった出来事ですらもよく知らないことがほとんどだろう。
例えばウイグル自治区でほんとにナチスドイツのやったような虐殺は行われているのだろうか?
遺体焼却用らしき『電気炉』の話をする、なんとか協会のウイグル人副理事をyoutube動画で見たけど、証拠は一切ない。話をよく聞いているとどうも噂レベルの話のようである。
私個人はウイグル人の弾圧はあっても、大量虐殺などはどうも胡散臭くて信じがたいと思っている。
そもそも中国共産党にウイグル人虐殺をする理由がない。とは言え、事実はまるでよく見えてこない。
最近の事象ですらこうなのだから、昔のことになればなおさらだと思う。
私でももちろん知らないことはいっぱいある。私などは不勉強すぎて、日本の戦時中の話ですらどうなっていたのかまるでよく知らない。
だから、はてな民のような平均的ネット民に比べれば多少はリテラシーのある人達でもホロコーストのことをよく知らないという事実は、過剰な期待をはてな民にしてはいけないという意味で、ある程度は致し方ないことだと思う。
記事の中にさえきっちり書いてあるのに、何が「ドイツ」なんだろうか?
id:haru-k 自国の辛い歴史を正面から見切るドイツに敬意。
id:kanose 『アウシュビッツ 死者たちの告白』の書き起こし。番組を見たけど、地中に埋められていたメモが発掘、しかし解読不能だったのが、やっと解読できて、内容がわかってきたというドイツの執念がすごかった
この人達が、アウシュヴィッツ(博物館)がドイツではなくポーランドにあるという事実を知らないのも恥ずかしい話だが、もっと恥ずかしいのはこの2つのブコメにスターがたくさん集まっていることである。
それを知らなくてもアウシュビッツ強制収容所がドイツにあると誤解しているのは珍しくもないので別にしょうがないとは思うけど、記事の中に書いてあるだろ、
とはっきりと、しかも冒頭近くに。研究してる人も下記の通りである。
「ゾンダーコマンドに関する公式資料は、実は一切残っていません。ナチスは大量虐殺の目撃者だった彼らの存在を知られたくなかったからです」(アウシュビッツ博物館 資料部部長 ヴォイチェフ・プウォサ)
アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所・絶滅収容所は、アッパーシレジアと呼ばれるポーランドの南、スロバキアとの国境近くにある。行った人なら知ってるかと思うけど、結構遠くて辺鄙なところにある。
元々はポーランド軍の兵舎だったところで、1939年9月1日にナチスドイツがポーランドに侵攻して始まった第二次世界大戦で、要するにポーランド軍を追い出したのである。
そしてこのアウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所がこれほどまでに有名になったのは、戦争期の後半にはビルケナウこそがユダヤ人虐殺絶滅政策の要になった収容所だからだ。
戦後すぐから冷戦末期まで、旧ソ連が適当な推計計算を行ったがために四百万人のユダヤ人が虐殺されたとされていた。ビルケナウの遺体焼却炉の火葬率を大幅に過大に評価したためである。ちなみに、冷戦時代からそれはあまりに多すぎると西側研究者は言っていた。だって、ユダヤ人移送記録からかけ離れているし、精度の高いユダヤ人人口計算から言ってもアウシュヴィッツだけが突出して多いために計算が合わなくなるからである。
しかしそれでも、百万人も工業的にユダヤ人を虐殺し得たのはビルケナウしかなかった。
アウシュヴィッツ以前は、ソビボル、ベウジェツ、トレブリンカ、ヘウムノといった絶滅専用収容所でユダヤ人工業虐殺をやっていたが、こっちの方は、もう一つある絶滅収容所の機能を持つマイダネク以外、全てナチスは破壊処分して証拠隠滅されて残っていないのである。なお、アウシュヴィッツ以外の絶滅専用収容所トータルでざっと二百万人のユダヤ人が虐殺されている。
何故か。極秘裏にユダヤ人虐殺をやったからである。またポーランドは鉄道網が発達していて、効率的なユダヤ人大量輸送を行うことが可能だったのである。
ナチス親衛隊は、ユダヤ人虐殺を徹底的に隠蔽し、「ガス室」や「処刑」といった言葉ですらも文書記録にほぼ残さずにやったのだ。
ナチス親衛隊のトップ、全国指導者であったヒムラーは、部下にヤバい言葉の訂正まで命じている。
あのユダヤ人問題最終解決を話し合った有名な身内以外いないヴァンゼー会議ですらも、処刑だの虐殺だのという言葉は使わずせいぜいが「適切な処置」だの「特別な処置」というような曖昧な言葉しか議事録には残さなかった。
殺される側のユダヤ人にしても「シャワー室に入れ」である。ガス室の周りには「消毒はあちらへ」などの騙すための看板まで掲げられていた。
こうした徹底的な隠蔽工作(つっても、完全な隠蔽は無理で、虐殺を明示的に示す文書はたくさん残っているが)は、戦後の否認論者に付け入るすきを与えてしまったのである。否認論者に取っちゃ証言など「信用できない」で一蹴できるので、どんなに膨大な証言記録があっても全部ウソにされるからね。
『否定と肯定』という映画を見た人も多いと思うが、あのデヴィッド・アーヴィングの背後に一体何人の歴史修正主義者・否認論者がいると思うだろうか? もちろん推測でしかないが、アーヴィングの応援者は何万人もいたに違いない。
アーヴィングの主張にしたところで、彼が否認に用いた主張のほとんど全ては、お仲間の否認論者のものばかりである。フォーリソンであったり、バッツであったり、ロイヒターであったり。
彼ら否認論者の主張は、知っている人にとっては噴飯ものでしかないのだけれど、無知な人を騙すことにかけては絶大な高価を発揮するとてつもなく狡猾な主張である。
例えば、マルコポーロ事件でおなじみの日本の代表的な否認論者である西岡昌紀が一番良く使う否認論を紹介しよう。
さて、これを言われてあなたはどう思うだろうか? 答えは敢えて言わないでおくが、この懐疑論に即座にきちんと答えられる人はきっと少ないに違いない。あるいは、こんなのはどうであろうか?
といちいち上げていったらほんとにきりがないほどの細かい否認論がある。これらもいちいち回答は言わない。問題は、無知な人はこうした否認論に容易に騙されかねないということであり、実際に大勢騙されているという現実である。
未だに、あのクソみたいな西岡論文を信じている奇特な人たちも存在するのである。
ちゃんと教えといてあげるわ、ユダヤ人人口は当時、ポーランドはドイツの大まかに言ってざっと十倍はいたんだよ。
追記:
ほんとに何も知らない人が多いなぁ。
id:deep_one ガス室の謎の一つに「チクロンBでは毒性が低すぎる」っていうのがあるのだが、ガスの種類は明記してあるのだろうか?別のガスを使ったんじゃないのか。一酸化炭素中毒の方が簡単って話もある。
まさかチクロンBの毒性を疑う?(普通の否認論者は毒性が強すぎるという疑問を言うのだが……)HCNって化学式なんだけど、知らないのかな? 「青酸」とも言われる猛毒だよ。当時は広くシラミ退治用に使ってたんだ。シラミは不衛生な上に当時大流行していたチフスを媒介してしまうからね。だけど、人の場合シラミより遥かに低濃度かつ短時間で殺害可能なんだよ。チクロンBっていうのは珪藻土に青酸を染み込ませてあるわけよ。これが空気に触れて26度以上になるとガスを放出する仕組みなんだ。ガス室に裸にした人間をぎゅうぎゅうつめに押し込めて、壁の上や天井からチクロンBの缶を開けて、その珪藻土の粒を部屋に落とすんだ。ぎゅうぎゅう詰めだから26度なんて超えてるしね。あっという間さ。阿鼻叫喚の中10分程度で死んだそうだ。
別の場所では一酸化炭素も使ってたよ。アインザッツグルッペンは現地でガス車を使ってたし、T4作戦でも使われた。ソビブルやヘウムノなどの絶滅収容所でも使われたよ。