はてなキーワード: 助手席とは
運転手の男はとろんと口を開け恍惚とした表情で運転し、助手席の女が男のソレをフェラしていた。
その光景が忘れられず、俺は心のどこかでずっとそのシーンを体験したいと思って生きてきた。
そして先日。俺は実際に体験した。
深夜の幹線道路。走行車の数はまばらで、彼女には事前に話を通していた。
当初は断られるのではと思っていたが、実際に話してみると彼女は乗り気であった。
何だかおもしろそうじゃん、それに昔からやってみたかったんでしょ?と彼女は微笑み、俺は彼女に感謝した。
月極の駐車場から車を出し、慣らし運転に少し走るときから既にドキドキしていた。
彼女は胸の膨らみが著しいニットを脱ぐと下には何も着けておらず、露になったたわわな乳房を目に俺はすぐさま勃起した。
俺は運転に集中した。
いよいよ幹線道路に合流すると彼女は二つに折った身体のまま俺のファスナーをゆっくり下ろす。
下は何も履いていない。屹立したそれが彼女の顔の前でおっ立ち、彼女はそれを右手で包み込むようにゆっくり握る。
「あぁ……」と思わず声を上げてしまい、アクセルを踏みそうになる。
そのとき脳裡には幼少期の記憶、小中高の学生時代の記憶が蘇り走馬灯のようなものを瞬くように垣間見た。
同時に、悦楽に溺れる自分と至極冷静に運転を行う自分の存在を感じ、まるで二人の人間が同時にこの世界を走行しているように感じられた。
俺は射精した。
赤信号にブレーキで止まり、ピントが合わず二重に重なっていた自己がひとつに収斂するような感覚。
はっ…とした。
思わず顔を下げると彼女は俺のソレから頭を離し、ごくんと喉元を揺らした。
俺たちは無言でそのまま走り続けた。そしてコンビニに寄った。
柔らかな日差しに誘われて、国道沿いのホームセンターにカチコチに乾燥した水苔を買いに園芸趣味者たちが群がる季節。
大小さまざまな植物の即売イベントがいたる場所で開催されて、奇妙な蘭に、雄々しいユーフォルビアに、グルメな食虫植物に、大いなる眠りから目覚めた塊根植物に、それから…なんだかよくわからない多肉植物にも、冬の間に貯めこんだ札束が飛び交う季節。
園芸趣味者のXを見れば氷漬けだった2月の頃が嘘のような狂乱騒ぎが繰り広げられている。
だがタイムラインの百花繚乱をよそに、ザコ園芸趣味者はボサッとしていた。ザコ園芸趣味者だからだ。
起きたらベランダの窓を開け、曇天の続く空をギラリと睨みつけ、空気の匂いを疑わし気に嗅いだあと「まだ寒い」と一言つぶやいて窓から顔を引っ込め、布団に再び潜り込む。
たしかに、背後ではいよいよ植え替えせねばならないアンスリウムが列をなしている。だが!まだ今日はその日ではない。
植え替えは根に負担が掛かる。そこにこの3月の花冷えが悪さをしたら…考えただけでも恐ろしい!春はともあれ、慎重が一番なのだ。
じっさい、ザコ園芸趣味者の「庭」はこのapple社製の数インチのスマホの中にあるといっていい。
立ち並ぶサムネイルは確かに春が到来していることを告げている。
同じころに園芸を始めたはずのあの人はいつの間にかマダガスカルから輸入されたベアルートの発根に取り組んでいるし、別の園芸素人を自称するあのひとは自宅で細胞培養するための無菌培地づくりに悪戦苦闘しているらしい。
多肉植物のために家の隣の空き地を買って温室を建てたり、熱帯植物のために加湿器を鉢の数ほど並べてフル稼働させていたり、YouTubeを始めたり、3Dプリンターでオリジナルの鉢を印刷していたり。
しかしザコ園芸者は焦らない。どうせまだ―何らかの不思議な力によって―私の家まで春は来ていないのだから。
そうは言ってもせっかくの休みなので何か園芸趣味者らしいことをしたい。
そうそう植え替えの準備をしなければ。赤玉土はまだあったはず…あれ、なんでパーライトが二袋もあるんだ?いやこりゃゼオライトじゃないか。鹿沼土は中粒はあるが、小粒が無いな。しまったまた買ってこなくては。
ザコ園芸趣味者は去年の今頃の記憶を掘り返して何を揃えなければならないかリストを作る。自分の頭はどれほど掘り返しても「水はけがよく、水持ちがよい用土」にはなってくれない。
コストコのレシートのように長いリストが出来たら、せっかくだから車で1時間くらいの大型園芸品店まで繰り出そう。
細君が椿を育てたいというから助手席に乗せて、行く途中でスタバによって、春限定のなんか良くわからない甘いやつをドライブスルーで買ってもいい。たいていピンク色をしている。
ところで、園芸趣味者はたいていのものが罹患している病気がある。うどん粉病と、この世のすべてのものが園芸用品に見える病である。
セリアのメッシュのキッチンツールスタンドを見ては「こういう鉢なら根腐れ防止にいいかもしれん」と唸り、アウトドアショップの合わせ焼き網を見ると「間に水苔を挟んだら立派な着生材だ!」と喜び、食器を見ると「味のある素晴らしい器だが…残念なことに底に穴が開いていないな」と心底悔しそうにする。
一切万事がそんな具合だから、ほんものの園芸店に入るとしばらくは感動で身震いが止まらない。
買わなければならない諸々のリストをほっぽり出して店内の隅から隅まで踏破しなければ気が済まない。
ついてきた細君は腕組みの位置がどんどん高くなる、が、あの高さならまだ大丈夫。先週はフランフランで同じように待たされたのだから、気にすることはない。
散々待たせた挙句、買ったのは近所のホームセンターでも買える用土の類ばかりだ。
あきれて無口になってる細君に向ってザコ園芸趣味者は満足げに言う「立派な亀甲竜があったね!うちのほどじゃないけど」
家に帰るとザコ園芸趣味者は買った椿に水をやる細君に講釈を垂れるのを忘れない。
「おやおや水をやるときはちょろっとじゃいけないよ。鉢底から水がしっかりあふれるまでじゃないと。そしてよく乾くまで水をやるのは辛抱すること。今日買ったのは花芽のついた枝差しだから今年は開花するだろうけど来年からは…」
すべての講釈を聞き流した妻が適当に世話をした椿がつぼみを綻ばせるころになっても、ザコ園芸趣味者が丹精込めて世話をするオペルクリカリア・パキプスは休眠からなかなか目覚めてくれない。
一人暮らしを始めた。今年24になる。一人暮らしを始めるには遅い方だと思う。
家から片道1時間半近くかかる部署に異動になって一人暮らしを決めてから、こうして暮らし始めるまで、気づけば半年近く経っていた。
今年の初めに母親が家を出て行った。父が年末年始実家に帰っている隙にと、前々から契約していた部屋にごっそり荷物を持って、父に知らせずに出て行った。
最後の日、いよいよ自由になる母の乗ったタクシーが、新しい部屋に向かって走っていくのを1月2日の私はずっと見ていた。もう母と一緒に暮らすことはないんだなあと、そう思った。そして少し泣いた。
モラハラ気質の父と、そんな父のことが大嫌いな兄と、控えめな母。金銭的に不自由することはなくても、昔から仲は良くなかった。兄が母親側につくことが多いから、自然と私は父親側につくことが多かった。思えば父が運転する時は決まって私が助手席で、母が運転する時は兄が助手席だった。たまに外食する時の席も同じ。子どもと妻を置いてすいすい歩く父を懸命に追いかけるのも私だけだった。
家から自転車で通える距離にも関わらず、兄は高校進学と同時に寮に入った。そうしたら、私が一人でバランスを取らなければならなくなった。母の更年期と兄の思春期と私の反抗期でだいぶ前から荒れに荒れていた家をどうにか保たなければと、私なりに頑張ったつもりでいた。
自傷行為がやめられなくなった。中学はどうにか卒業した。不登校になった。高校を辞めた。そのあと定時制に入り直した。無事に進学して、普通に就職した。
母親も父親も大好きだ。あらゆることに対して感謝してもしきれない。でも、かけられた言葉や取られた態度の中に「絶対に死んでも許さない」というものがいくつかある。
仕方ないことだとはわかってる。親も人間だ。こと母親においては、彼女の母親、つまり私から見ての祖母によるネグレクトに近い環境で育ったことや、長いこと父親のモラハラに耐えてきた鬱憤が溜まっていたんだと。そうだとわかる。でも、中学から高校にかけての数年間、わりと長い間八つ当たりされたことも父親の悪口をずっと聞かされたことも父に似ているとあらゆる仕草を詰られたことも私に嫌味を言ってきつくあたることで父親に自分の望む振る舞いをさせようとしていたことも、どうしようもなく許せないままでいる。父親になんでもないことのように「なんの努力もしてないくせに」と言われたことも、たぶん一生許せない。
でも一番許せないのはたぶん自分自身だ。なんの努力もしてないのは事実だし、何より生きづらさを環境のせいにするくせに、10代の私は母親と父親の関係に対して何もしようとしなかった。父に母への態度を改めるように言わなかった。二人にもっと話し合うように薦めなかった。夕食中に口論が始まれば、箸を置いて自室に逃げた。兄のお下がりのiPodで二人の怒鳴り声をかき消すようにアジカンを聞いて、ただ震えながら泣いていた。
母とは1ヶ月に一度は会っている。新居の近くには美味しいベトナム料理屋があって、二人でフォーを食べて、母の部屋で少し話して、煙草を吸って帰る。私が部屋に来るたびに母はおやつを用意してくれて、私が泊まりにきた時に困るだろうからとドライヤーまで買ってくれた。この前泊まった時は作り置きのおかずを持たせてくれた。
たまに実家にも帰る。置いてきた荷物を取りに帰るたびに、父は車で送ってくれる。足りないものはないかと聞いて、あればホーマックに寄って車に乗っけてくれる。ちゃんと自炊してるか、野菜を食べろと言ってくれる。父親も母親も大好きだ。嘘じゃない。
HIRAETHという言葉があるらしい。『翻訳できない世界のことば』という本で知った。ウェールズ語で「もう永遠に戻れない場所への郷愁」とう意味だ。それが私にとっての実家だ。母親と父親が居間にいる時なんか、些細なことで空気が悪くなって口論が始まるから居心地が悪くてたまらなかったのに。
あれが紛れもなく私にとっての実家だったんだと思う。それはもう永遠にない。どこにもない。それが潔くて、ちょっとだけ寂しい。
これまでの人生、車の中でごはんを食べている人を何回も見かけたが、自分は食べたことがなかったし、食べようとも思わなかった。
しかし、先日遠出をした時のこと、運転中に恐ろしい位の空腹を感じた。目的地に到着しても、お昼を食べられるのは2時間後。
予想以上に食べづらい。テーブルがなく、尚且つ平行な場所が無いので、カップ麺を置くのに困る。あとがけの調味料をかけたり、おにぎりの封を開けるのにいちいち置く場所を探すストレス。
そうか。なるほどと思った。
家族や友人がなにやら車内を簡単にカスタマイズしていたが、思い出してみるとそれらは車内で快適にご飯を食べられるような工夫デあった。
なにより車内でご飯を食べることの落ち着きや、1人だけの空間が心地よかったので、とりあえず車内で使える小さなテーブルを作ってみようと、辛いカップ麺をズルズルすすった。
続編書きました。
日々コンクリートジャングルをチンパンして回る、お前たちより少し先輩のチンパンジーだ。
お前らはまだブーブーを運転するには早すぎる。
早すぎるが、森を出てここに来たからにはお前らにも運転してもらうしかない。
車校または教習所では法律(ルール)と車両の動かし方(ハウツー)は教えてくれるが、
上手に運転する方法(ハウグッド)までをきちんと教えてくれるわけではない。
ムダに長いこの文章を読み切って実践し身につけた暁には、「運転のうまいチンパンジー」の称号を得ることだろう。
そして普段運転をしないチンパンジーも、知識として知っておくことで事故に遭う確率を減らせるはずだ。
無免許チンパンジーもジャングルに引きこもらずに表に出られるようになるだろう。
これはもう単純な話だ。お前がハンドルを握ったら、ぶつけてはいけない。
他の車は当然だし、カーブの途中にある十年に一度突っ込まれる民家にも
邪魔な電柱や信号にガードレール、オレンジ色のふにゃふにゃした棒にもぶつかってはならない。
未だに裸で暮らすチンパンジーも多い。
痴漢と同じで裸だからといって、それ自体が責められるべきではないし、やる方が悪いのは誰だって分かる。
ただし、この世の中にはわざとぶつかってくるやつもいれば、ヘッドホンに目隠しをしてふらつくチンパンジーもいる。
そんなライアーゲームの中で、お前にできる最大限の対策を行え。
この二つに共通していることは何か。お前が死なないことだ。
死なないまでも、事故を起こしたり、遭う確率を減らすということだ。
華麗で高速でイカレチンポンジーな運転をしたいのなら、ジャングルの奥地にあるサーキットで披露してこい。
お前と、お前の大切な嫁と子チンパンほか同乗者を守るためにもこの二つを徹底しろ。
では具体的にこの二つをどうやって対策するか、ということになる。
ここからはぶつける、ぶつけられない、それぞれに共通する項目もあるから、箇条書きにする。
警察発表の古いデータだが、平成24年に15km未満で取り締まられたのは速度超過違反全体222万件中の40件らしい。全体の約0.002%ということだ。
これを高いと見るか低いと見るかはお前次第だが、高速道路で5km、10km超過するなんてことは
ちょっとした下り坂に差し掛かればいくらでもあるわけで、そういったところでまで速度を厳守しろと言いたいわけじゃない。
そうではなく、特に住宅街や駅の周辺など自転車や歩行者が多い場所、子チンパンが多い学校や公園周辺なんかでは特に厳守しろと言っている。
いや、厳守どころか徐行さえしたっていい。周りに人がいないような時間帯でさえだ。
お前だって同じ森の仲間たち、例えばタヌキやハクビシンやアライグマを轢いてしまって夢に見たくはないだろう。
シカやクマやイノシシ?そいつらは俺たちが森を追い出された原因だ。それらは轢いて鍋にしてしまえ。
そりゃあ、森の中じゃ皆飲みながらフラフラ運転してあちこちの木々にぶつけてただろうさ。分かるよ。
けれどここはコンクリートジャングル。精密な運転が要求されるし、
ニンゲンの取り締まりもとても厳しい。悪いことは言わない、飲んだら乗るな。
もしお前が高級ブーブに乗っているのなら気をつけろ。
そもそも、チンパンジーは車に乗ると気が大きくなるという研究がある。
その上高級外車にでも乗ってみろ。さらに気の大きくなったお前は、信号さえ無視しだす。
そしてお前は横断歩道の前できちんと毎回止まっているのか?
チンパンジーは気まぐれだ。黒い板に夢中になっているかと思えば、突然顔を上げて走り寄ってきたりする。
どんなに急いでいても、全ての横断歩道前で止まるくらいの気持ちの余裕を持て。
例えば親パンが倒れたと聞いたとする。
地方では車しか移動手段がないかもしれないが、焦って車に乗るのはオススメしない。
可能であれば公共交通機関を使え。車しかないのなら、友パンに運転してもらうか
お前しかいないのなら、深呼吸を10回してから乗り込んでいけ。
親の死に目に会えないかもしれない?普段からもっと会いに行け。
お前は誰だ?森の王者チンパンジーじゃないのか。王者の風格を見せつけろ。
俺はチンパンジーだからリセールバリューとやらのお金のことは分からない。
ニンゲンたちがよく話しているのを聞くが、チンパンジーの俺たちには関係のない話だ。
だが、最近の車の安全装置の向上具合は目覚ましいものがあるようだ。
俺達チンパンジーの能力はといえば、数万年来向上しているわけではない。
俺たちは森の覇者ではあるものの、その反射神経なんかには限界があるし、
最近は寿命も伸びており、老チンパンジーが暴れまわっているようだ。
老いたチンパンジーに最新鋭の衝突防止機能。豚に真珠、猫に小判、暖簾に腕押し、糠に釘。
お前の親もそろそろ高齢パンまたは後期高齢パンになってきていないか?
実家のクルマはどうだ?20年落ちで安全装置が何もついていなかったりしないか?
たまには実家に帰ってクルマを見て、多少金があるのなら安全なクルマを買ってやれ。
駐車が苦手なやつも、なんと今は自動駐車機能を搭載した車種もあるというぞ。
年齢や素質によって出来ないことは出来ないで仕方がない。
だが俺達はチンパンジー。知恵と工夫とニンゲンの技術で対処していけ。
車検が切れる3年か、5年か、そのあたりで一度下取り価格を見てみるといい。
最近は納期が長期化しているようだからそのつもりで早めに動け。
いいか。俺たちチンパンジーには運転が許されていない車種に、トラックやトレーラーという車がある。
デカい車だ。こいつらは、デカくて重くて取り回しにくいらしい。
当然俺も運転したことはないが、ニンゲンであっても訓練が必要になり習熟には長期間を要するらしい。
お前らも交尾を他のチンパンジーに急に止められたら困るだろう。
彼らも同じだ。ちょっと隙間が空いているからといって無理に入らないように。
風の強い日などには、その積み荷から小さな石がこぼれ落ちることだってあるだろう。
陰謀論者の中にはチンパンジーを狙った犯行と騒ぐ物もいるものの
真相は定かではないし、たまたま積み荷が落ちてしまうこともあるだろう。
なるべくならばそういった車の後ろは走りたくないものだ。
右折するときだ。右折する時にはたいていの場合横断歩道を横切ることになる。
信号機付き横断歩道はチンパンジーたちが乱舞闊歩する社交場として有名なのは諸君もご承知の通り。
デカいのや小さいの、たまにゴリラやナマケモノ、あらゆる霊長類が数十秒に限って暴れまわる。
ルールやマナーを守る行儀が良いのがほとんどだろうが、たまに斜めに横断してきたり
最近は電動キックボードなどというオモチャに乗るナマケモノもいたり、想像以上に騒がしいとされている。
そんな危険な場所へ進入する際には、きちんと大回りで進入しろ。
カミソリのように鋭く入ってしまった場合、右側から迫るチンパンジーへの注意が向かなくなる可能性がある。
それに対し大回りで横断歩道に対し90度で正対した場合、左右どちらも見えることなり見落としが減る。
ここまできちんと守れるのなら、一人でコンクリートジャングルに繰り出していっても良いだろう。
そうして運転する中で、この先は右折専用だから左に寄っておこうだの
そういう小手先の瑣末事を学んでいってさらなるスマート・チンパンジーを目指すのも良い。
そしてここからは蛇足というか、もし守れるのならキャースマートね、と思われてチンパンジーにはモテモテになるための心構えになる。
お前の生命や財産を守るという観点においてはそれほど効果のないことではあるが、知っておいて損はない。
あるいは、ニンゲンとお付き合いすることだって出来るかも知れない。
助手席、という名前のその席は、古来からその名の通り運転を助手する者の席だった。
しかし、今やそれは形骸化し、運転するチンパンジーの口へバナナを運ぶだけのメスチンパンジーの定位置になりつつある。
電動化やらセンサーやらのおかげらしいが、チンパンジーの長たる俺にもよく分からない。
やることの無くなった助手席のチンパンジーにも運転手を寝かせない、という役割があるという者もいる。
ただ、そんなものはガンガンにユーロビートでもかけて飛び跳ねていれば問題ない話だ。
だから、そこのお前、お前だ。ハンドルを握っているチンパンジー。
お前は一生乗ることもないだろう高級車の後部座席に、ニンゲンを乗せて運転するチンパンジーがいる。
それを、お前もやることだ。そうすればとなりのメスチンパンジーもあれ、わたし寝ちゃってた。運転上手いから…照
と言ってその後の交尾チャンスも増えるわけだ。
この世にはきちんと運転ができるチンパンジーがどれほどいるか知っているか。
適当だがだいたい10%~20%くらいだ。彼らは、仮にルールや信号がなくたって運転することができるらしい。
けれど、それ以外。それ以外の90%近くは、お前たちの知っての通りチンパンジーなわけだ。
ほとんど出来ていないから、必要ある?って思う信号やガードレールや斜線や停止線があるわけだ。チンパンジーのために。
いいか。そんな環境の中で、例えばとろとろ運転するクルマや急ブレーキするクルマや禁止エリアで駐車するクルマや
はたまた横断歩道のない道路を横断しようとする歩行パンジーもいるのは当然なわけだ。
当然なことなのに、それに憤るのは何事だ?
人前に立つ際に、オーディエンスを全てじゃがいもと思え、という緊張感を和らげるためのアドバイスがあるが、あれと似ている。
お前以外の周りのクルマと二足歩行する動物は全てチンパンジーと思え。
そうすれば、ムッキーッ!と怒ったりイライラしたりすることも少なくなるだろう。
そもそも俺もお前もチンパンジー。チンパンジー同士、広い心で森の王者たれ。
別にこれが出来たからといって何も誇れるわけでもなんでもないが、
ちなみに勘違いした「おれ運転上手い」というチンパンジーについても紹介しておく。
例えば都会なら、どっち車線の方流れがいいだの何だのと言いながら
お前、お前一匹の15秒が一体何だって言うんだ?
そういうのはニンゲン様に任せておけ。
森を離れ、車もなしにチンパンジーの運転するコンクリートジャングルを歩くお前たち。
いつ、どこでアクセルとブレーキをふみ間違え、お前を跳ねるか知れない。
ニンゲンが自動運転というものを開発しているそうだが、それだっていつ始まるか俺達にはわかったもんじゃない。
だが、これだけセンサーとやらが発達しても、毎年100万匹もの同胞たちが、同胞たちの運転するクルマによって殺されている。
いいか、俺たちはチンパンジーなんだ。間違えることはある。眠いときもある。ケシの実を食べてハイになってるときだってある。
だから、信用をするな。
最近の若パンジーの中には、変な板に夢中になったり、耳栓をしながら歩いたりするチンパンジーがいるが
いいか、周りの車たちはいつお前を轢き殺そうかと狙っていると思え。
まるで悪魔に取り憑かれたかのように疑心暗鬼さで周りを見て歩け。
横断歩道を渡れ。信号を守れ。止まれは止まれ。スマホを見るな。イヤホンは周りが聞こえるやつか音量にしろ。メガネをかけろ。
右を見て、左をみて、さらに右を見て、左を見て、前を見て、左をみて、右を見て、後ろも見て、前を見てから進め。挙動不審すぎるだろうが。
ニホンザルには出来ないだろうが、お前たちは腐ってもチンパンジーの端くれじゃないのか。
王者たる所以を世に知らしめろ。広く世界にその名を轟かせろ、森の王者チンパンジー。
最近では自転車に乗るチンパンジーたちはヘルメットが義務になったのか、なっていないのか曖昧な感じになっている。
だが、特に若いチンパンジーなど元気の有り余っているやつらには付けさせておいたほうが懸命だろう。
ニンゲン共の話によれば、あと10年か、20年かすると自動で運転するクルマが開発されるかもしれないらしい。
そうなれば、俺たちチンパンジーの役目は終わるかもしれない。
こんなコンクリートジャングルではなく、バナナの沢山生えた緑豊かな真のジャングルに帰ろう。
それまであと少しの辛抱だ、同胞よ。
大学生のインターンを騙してイベント運営して荒稼ぎしてる反社のフロント企業に籍をおいてたことあるけど
反社も当時はとにかく羽振りがよくて
給料は30万程度だったが取引先に打ち合わせに行くたびに上司がランチ代として10万くれたから手取りは80超えてて、一個千円の凝ったいなり寿司をおやつにパクパク食ってた
幹部が月イチくらいでガールズバーの女子大生を金で集めて乱交パーティー開いてた
近所のバーで芸能人が暴れたらしいって噂が流れたことがあったけど、ニュースみたら海老蔵で笑った
潰れそうな私大にうちの母体が金貸してたから、無理矢理ホームページリニューアルの案件をとりつけて
もともと俺の知らん言語で書かれてた大規模システムを適当にワードプレスで作り変えて学生を困らせた上に3000万ぼったくった
イベント会場で半グレと抗争になって、デカいハンマー持った半グレの構成員を上司がランドローバーで轢き飛ばした
土日もずっと仕事してて睡眠時間4時間くらいだったけど満足だったし楽しかった
今思うと感性ぶっ壊れてたな
普通のエンタメではまったく心が動かなくなって友達との付き合いも全部なくなった
その会社が解散したのと、結婚することになったので普通の企業に転職したが
それから3年くらいは久しぶりに異世界から帰ってきたみたいで日本社会に馴染めなかった
毎日ただ頼まれた仕事をこなして、効率の悪い業務も慣習だからと受け入れて
すごく少ないお金ですごくつまらないものを買って死なないように生きるだけの生活があまりにくだらないと感じた
でもアドレナリン漬けだった脳が回復して刺激を求めなくなるとこれでいいんだと思うようになった
金にならない趣味も本気で楽しめるようになった
少しずつ感性が周りの人間と合うようになって少ないながら友人も出来た
友人に紹介してもらう前に、友人がおらず
上司や親から「出会いがほしいなら、飲み歩きしなきゃ」とのアドバイスをうけるも、そもそも私はお酒が飲めない
たどり着いたのが、婚活サイトに登録し、金を払ってでもお相手を見つけ出してもらう手法だった
私が登録したのは、比較的大手の、全国区でCMも流れているような婚活サポートサイト
登録料を支払う際に「これだけのお金をかけたんだから、きちんと面倒みてもらえるに違いない」と、勝手な信頼感を募らせていた
それと同時に、女性よりも男性の登録料が倍以上高額なことも知り、この金額を支払えているということは、それだけ経済的に余裕があり、結婚に真剣な方々が、多く登録しているのだと判断し、益々信用度はあがっていった
しかしここで、ずっと見えていたはずの落とし穴に落ちることとなる
それは人口の少なさ
私の住む街は、人口30万人以下の少子高齢化が顕著な過疎地で、若者がいない
更に婚活サイトに登録している、近場で会えそうな人は、10名以下
そのうち半数が45歳以上
とりあえず会ってみたいと思えるようなプロフィールの方は、まじで2人くらいだった
うだうだしていても仕方がない
そのうちの1人と、会うことにした
最初のメッセージのやりとりで、いきなりご両親と暮らす自宅の住所を番地まで晒してきたのには、度肝を抜かれたが、それだけ真剣なんだろうと、受け止めた
都会のように、気軽に現地集合・解散が叶わないのが田舎クオリティ
そうなると、どうしても「近くまで迎えにいくよ」という話の流れになり、初回から車内でふたりきりの空間という、かなりハードルがあがった状況になる
こちらとしては、お互い自家用車で現地集合するなり、タクシーを使うなり、最初からふたりきりの空間は避けたかったが、お相手の強い希望に押しきられて、結局私の自宅付近まで迎えにきてもらうことになった
お互いに、はじめましての挨拶をすませて、映画楽しみですね~みたいな雑談で、間を繋いでいたその時、膝に置いていた右手を、おもむろにぎゅっと握られた
車で走り初めて5分後くらい
ときめきとかそういうのの全く前段階で、そこにあったのは純粋な「恐怖」
あっドキドキしてるね~笑オレも~笑
みたいなことを言ってたと思うが、それどころじゃない、本当に離してほしい
…が、運転席でハンドルを握っているのは相手で、ここで嫌がるような素振りをして、機嫌を損ねたら道の真ん中で降ろされたりする可能性がある
何より、ちゃんとした婚活サイトを通してお会いしたのだから、変なことはされないだろう
様々な思考が、脳内を駆け巡り、結果的に何の抵抗もせず、手を握らせてしまったこと、今考えると「なに期待させてんだよバカ!!!」と昔の自分をビンタしたいが、その時はへらへら笑って受け入れる他なかった
後から思い返したとき、相手の方も婚活に対する思い違いがあったのかもしれないと考える
婚活=結婚前提=友人関係や告白やらをすっ飛ばして、交際中の状態からスタート!!
的な…
というか、そうじゃないと当日の彼の異常行動は説明がつかないほど異常だった
初対面手繋ぎドライブから始まった初デートは、その後も、映画中に膝に手を置かれる、映画の途中で謎にじっと顔を見つめられながら手を握られる、映画館から出る時には、肩を組まれるなど、終始触られっぱなしであった
端からみると、ただのカップルがいちゃついてるだけに見えていたと思うので、まさか片方が、こんなに生きた心地がしないほど嫌がっているとは誰も思わないだろう
本当に嫌なら振り払って、走って逃げたらよかったのにと、そう思うだろうが、そんな状況でも、私の中にあったのは、婚活サイトの登録料のことだった
相手から、やたらと触れられるたびに、これを我慢すれば相手の素晴らしい部分が見えてくるかもしれないと、なんとか「もと」をとろうと画策していたと思う
お相手の方の、行きつけの喫茶店があるとのことで、そのお店へと移動
お店に入るやいなや、店員やマスターらしき方が大歓迎してくださり、○○くんが女の子連れてくるから皆集めたよ~、お祝いしなきゃね!
みたいな、感じ
つまり、完全な身内の店だったのだ
一応確認だが、まだ出会ってから映画の時間をいれても、3時間経っていない
それで?この身内への紹介??この盛り上がり??付き合ってもいないのに???
はてなまみれになりながらも、あ、どうも…と自己紹介などして、席についた
店での彼は大変に饒舌で、仕事のことや車のこだわりや、両親の仕事のことなどを語ってくれた
私が相づちをうたなくても、狭い店内でのどこからか、店員さんが笑ってくれたり、合いの手を入れたりしてくれるので、彼にとっては気持ちよくお話できる空間だったのだと思う
つらかった
つらい時間は実際より長く感じる
お店を出る際、皆で写真を撮り、大きな声で「おしあわせに~!!」と背中を押されたが、あんなに空虚な気持ちは初めてだった
その後、再び手を握られながら、自宅付近まで送ってもらう地獄の時間を過ごし、そこで一方的に一緒に住む話をされたが、そこはさすがに、やんわりと断った
何度も言うようだが、出会って1日目だ
車を降りる際も、いつまでも離してもらえず「まだ離れたくない…」「こんなに気が合うんだからもっと話したい」「次は泊まりに行こう」とのことで、勘弁してほしかった
そうして、ぐったりと疲れはて、自宅に戻ると、それからはメッセージがひたすら送られてくる
正直、彼と付き合ったり、家庭をもったり、この先いろんな会話をして仲良くなっていけるビジョンが見えない
だが、そうは言ってもまだほぼ初対面だ
これから、もしかしたら、良い関係に発展するのかも…と、こんな目にあってもまだ、淡い期待をもてたのは今思えばあれは、愚かさという名の若さだったのかもしれない
関係性をひとまず保留し、翌日仕事へ行くと、別部署の上司から、○○くんと付き合い始めたんだって?彼のお父さんと親しくて、よく知ってるんだよ と話しかけられ、この街の狭さに、トドメを刺された
しかもすでに付き合っていることになっている、こうなってはもう逃げられない
この時の絶望は、今でも夢にみるほどで
「あ、もうこの人と添い遂げなきゃなんだ…」と本気で思った
その後、全身全霊でお断りのメッセージを送るも「気持ちの整理がつくまで、距離を置こう」と、付き合って数年のカップルがやるような、措置を提案されたり
そもそも付き合っていないのに、別れを切り出すと、電話口で泣かれたり怒鳴られたりしながら、初デートの時間より長く、ファミレスで別れ話をする羽目となった
なぜなら今回は、何とかお別れすることができたけど、あのまま結婚まで流されることだってできたから
むしろ、そう「ならなかった」自分の方が「異常」で、周りから応援され、本当の意味で「婚活」を頑張っていた彼の方が、報われるべきだから
だから、こんな思いは二度としたくない
せっかく昔免許とったのに事故起こすのが怖くて全く運転してない。
ヨボヨボの年寄りとか免許取りたてのJDが親の車をガンガン乗り回してても俺にはできない。マジ無理。
たぶんドラレコで撮られた事故動画を日常的に見ているのが良くないのだと思う。ドラレコ普及の弊害だ。
事故動画を好き勝手に摂取してはいけない。他人の事故はエンタメではない。
もし少しでもハンドルが逸れたら人を轢いてしまうかと思うと本当に恐ろしい。
俺もマイカーでソロキャンとかしてみたいよ。車載動画も好きで良く見ている。でも運転は駄目だ。
家族を人質に取られて犯人に運転を強要でもされない限り決してできない。自分本位な理由で運転できるほど俺の中のハードルは低くない。
完全自動運転早くしてくれ。頼む。
もしくは俺の家族を人質に取ってくれ。何回か乗らせてくれれば多分大丈夫だと思うから。でもしばらくは助手席に乗って見ててね。
3列シートならバックドア壊れてても2列目は無事なことはあります
なぜか子供は後部座席に固定してますけど、助手席にチャイルドシートも一定数はいます
また、そもそも挟まれたりと普段の個所にいないことを想定して、子供がいることを明示しているんだから、シートベルト不十分なりで運転席や助手席に飛んで行っていることも想定されます
よってバックドアが壊れてステッカーが見えなくても、子供が取り残されている状況は十分考えられますね
なお、挟まれた場合はバックドアも運転席側も同時に壊れていることもありますね
わかりましたか?そのうえで、一番安全に作っているのは運転席、また統計的に大破が少ない箇所は天井となるため、明示するのであれば後部より有効ではないかと言っているのですよ
その文章がどんなだったかはもうほとんど覚えていないけれど、挿絵として載っていた漫画でチャーリーブラウンが言っていたことは今でもふとしたときに思い出す。
大雑把にまとめると、「安心」とは車の後部座席で眠れる状況のことで、そしてそれはある日突然、永遠に失われる、みたいな内容だった。
私は昔から車に乗ればすぐ眠れる性質だったので、これを読んだ当時はなるほどなぁとすごく共感した。
家族で遠出した際、一人っ子だったために独占状態だった後部座席で横になり、夜のラジオを聴きながらブランケットにくるまってうとうとする時間が大好きだった。
でも、高校生の私も、横になれこそしないもののまだまだ車内では眠らせてもらえる存在で、それが「永遠」に失われるとはどういうことなのか、実感としては分かっていなかったのだと思う。
免許を取って数年は、まだ両親の運転する車に乗る機会が多かった。
通勤時もついでだからと送ってもらっていたし、そもそも自分の車がない。ときどき家族の車を借りて練習程度に乗るくらいだった。
それでももう、その頃には後部座席でも助手席でも意識的に起きているようにはなっていて、移動中に眠るのは専ら夜行バスや電車、新幹線だけになっていた。
それから更に数年。母が持病の関係で運転できなくなったので、職場への送り迎えや日々の買い物の際、ハンドルを握るのは私になった。
車も自分のものを買った。両親に加え祖父母を乗せることもあるので、幅の広い乗用車。通勤でもレジャーでも、当然自分で運転する。誰かの飲み会の際はタクシー代わりになることだってあった。
しかし、この頃から父の運転する車は私にとって居心地のいい空間ではなくなっていて、おそらくこのとき私の安心は永遠に失われたのだろう。
ある日、父が同居していた祖父母たちを追い出した。元々折り合いは悪かったのだけれど、私にとっても母にとっても非常にショッキングな出来事だった。
私は祖父母に育てられたようなところもあるので、経済的、社会的立場が弱い祖父母の味方についた。それ以降父とはほぼ絶縁状態である。
母の病状も悪化する一方だ。進行性の病気なのでどうすることもできず、父の居ない隙に様子を見に行くことしかできない。
祖父母と母。この二つを訪ね、二つ分の病院に通い、二つと一つ分の買い物をして、出社日には私を職場に連れて行く。それが私の車の仕事。申し訳ないが、美しい景色を見に遠出……とか今はちょっとできそうにない。
さすがにちょっと疲れてしまって、帰宅後リモートワークを再開すれど、進捗はあまりよろしくない。終業後もぼんやりとして、そろそろ夕飯の支度をしなきゃなと思っても立ち上がれない。眠ろうにも眠れないのでこうしてうだうだと日記を書いている。こんな日が本当にたまにやってきて、そのときふと後部座席の話を思い出すのだ。
私はもう大人で、運転席に座る側の人間で、たとえこれから恋人やパートナーができたとしても、やっぱり私はドライバーかもしれないし、助手席であっても事故が起きないよう常に気を張っていないといけない。
後部座席で眠っていた頃には戻れないんだな、と。今は実感としてよく理解できる。
昨日見た夢は車が壊れる夢だった
助手席に人を乗せて走らせて、別の車と合流すべく待ち合わせの公園に行くが、エンジンのボタンを押してもエンジンが切れない
あれおかしいな?と思ってるとそのうち停止した
助手席の人になんか車の調子がおかしいかもって言うけど大丈夫じゃない?って言われる
念の為もう一度エンジンをかけて切るも、やはり切れずにゆっくり走り出してしまう
ブレーキも効かなくなった
しょうがないので壁に押し付けて止めることにするがギリギリでエンジンが止まってなんとか助かる
一番近くの整備会社に電話するも症状を説明すると無言になりやがて電話は切られる
夕方になりもう一旦車はここに置いて週明けにもう一度なんとかしようか?との結論になるも公園の管理者がきて放置するんだったら通報すると言われ
このへんで目が覚めた
彼女にふられた。
オイラのスペックは大学生・低身長・外見普通・顔普通・えろまんがだいすき。変な洋楽しか聴かない。
彼女はそんなオイラには全く合ってないぐらいの美人で高身長・巨乳・性格強し・スタイル良し・元ヤン。ユーロビートしか聴かない。
奇麗な顔に似合わず器量とかもあわせて、なんというか、呂布のような漢臭さがある。怒ると勝気煙がでる。そこに惚れた。
むこうはおいらの付き合った経験のなさからくるやさしさ(のようなもの)に惚れたようだ。
全く合わなさそうな二人であったが、いろいろあって出あって、
付き合うことになって一年半ぐらいの日々が「のほほん」とたった日のことだった。
一ヶ月??二ヶ月彼女とすれちがっててイライラして怒ったら数日後に連絡来て、ふられた。
電話のみ。会えなかった。
友達に戻ろうとか言われたが、おいらが無理だった。
ちょっかい出してよけい嫌われて、れんらくとれなくなった。
先月あたらしく彼女できた。友人の紹介で会ってたら告られた。人生初。
年下。可愛い。天然。ハムスターのよう。萌える。さみしがり。いろんなところに体をぶつける。
電話がちょお長いのでソフトバンク買った。そしたらもっと長くなった。
とてもとても楽しい。
でも、仕事がはいってたりとか、変愚蛮怒してるときとかたまに会話が生返事になってしまう。
それを繰り返していたらちょっと不安になみたいで、「**くん、あたし嫌?」とか聞いてくる。
明らかにおいらが悪い。ハッと後悔して手をやめて話してみると「よかったー」とかいって泣き出したりする。
そのときは萌え死んだ。それからちょくちょくこんなことがあった。そのうち、何もなくても不安になって泣いちゃったりとかするようになって、
車で迎えに行って、助手席の彼女をなでなでしてたらそのまま寝て、笑顔で「すー、すー」って寝息を立てだして朝までとか。
めっちゃかわいいんだけど何度も続くと最近すこししんどくなってきてる。おいらの身勝手この上ないのはわかってる。でもたまにしんどい。
数時間におよぶおやすみの電話を切ったあと、『この構図、どっかでおいら経験した気がする』って最近ふっと感じた。
それと同時に、前の彼女にふられた理由がめっちゃよく理解できた。
おいら、そいえば前の彼女にこんなことしてたわ。
前の彼女の呂布のような漢臭に比べて、おいらのナヨナヨしさは釣りあわない気がずっとしてたから、
一ヶ月ぐらい会えなかったとき、バクハツして何度も聞いてしまった。一週間ぐらい。
腰も引けていた。どうかんがえてもこれはうざい。男にやられたらたまったもんではない。
今になってようやく赤面の念が沸いてきたおいらは本当に馬鹿でとてもとても痛いやつだと思う。
そして、そんなうざいおいらに今つきあってくれてる今の彼女を、これからも、とてもとても大事にしようと思う。
ちょっとだけしんどいって思っちゃってごめんね。そして、そんなことで悩ませちゃってごめんね。
とりあえず、明日彼女んちいってパスタでも作ってやろう。そして、海に一緒にいって、釣りでもしよう。
ちょうど、こんなかんじの。
Appleの発表を見ていた。導入すべき機種はMacBook Pro14inchと判断した。M3でいいかM3proがいいか、RAMが8でいいのか16が望ましいのかGRAPHISOFTとAutodeskのアナウンスを待つ。11月中旬に導入したい。Thunderboltディスプレイはつながるのだろうか。場合によってはディスプレイも新規で導入する必要がある。
餃子祭りから逃げるためつくばに帰る同僚にカツカレーのうまい店はないか尋ねた。そんなものここで探すなよと笑いながら同僚は車に乗り込んだ。発車間際に助手席の窓が開いた。カツカレーではないがミニボルツ、タージマハルあたりはどうかなと言い残し同僚は研究所へ向かった。mapsによるとミニボルツは歩いていける。タージマハルは駅の向こうだ。最近話題のLRTで行けるかもしれない。古い知り合いからひさしぶりの電話があった。仕事の話をひとしきり話したあと新幹線のチケットを予約した。餃子祭りに巻き込まれるつもりはない。