はてなキーワード: 出待ちとは
最近某最大手アイドル事務所のマネージャーが、事務所タレントのファンの女性からストーカー被害にあい、結局その女性は逮捕されたという顛末の事件が明るみになりました。
ああ、きっとこれはまた事務所タレントのファンではない様々な人からあれこれ言われたり思われるんだろうなぁと思い、何とは詳しく言及は出来ませんが一応ゾーニング(?)分類(?)みたいなものを書いておこうと思います。各項目の詳細についてはこれ以上は言及しませんので悪しからず。
・茶の間
…映像や雑誌などで見れる媒体を楽しむファン。お茶の間止まりという意味。主に実際コンサートに行ったり、その他イベントなどでもタレントに生で会ったことがないまたは会うつもりはないファン。CDは普通に買うが現場に行かない、など。稀にCDやグッズをめちゃくちゃ買うのにライブに言ったことがないという人もいたりする。
…上記に加えて、年に数回は現場に行くファン。所謂普通のちょっと熱心なファン。普通にファンクラブに入り、普通に年に数回はちゃんと生で見に行く。オリキややらかし(下記に登場します)
…上記のヲタク活動の中でも特に現場に大してお金を注ぎ込むファン。コンサートツアー、舞台、イベントに年がら年中行くファン。イッピよりは確実に現場に足を運んでいるファン~全ステ(全通、全公演行くこと)するファンなど、まあイッピと所謂ガッツと呼ばれるまでには色々な尺度のファンがいると思うので、どこからがガッツなのか?という考え方は人それぞれ。
・オリキ
…語源は『追っかけに力(リキ)入ってる』の略。上記のヲタク活動に加えて、オリキ行為(=ここでは入待ちや出待ち)をするファン。事務所は元々明確には出待ちを禁止はしていません(もちろん、ここはダメとかあそこはオッケーなどの細かいTPOは多々あります)非公式で組織化されている現状であり、ファンクラブや事務所とも密に関係しているため、そのルール(代々受け継がれた口伝え、結構厳しい)を守っていることが大前提。何とは言わないがごくまれに番協やイベント協力はこの組織を頼る。
・ギャラリー、ちゃっかり
…上記のオリキのルールに守れないファン。オリキの存在を知らず無意識にこうなってるパターンもある、知ってて守ってないパターンもある。無断でタレントの写真を撮る、バレないように付きまとおうとする(大体バレてる)、偶然の遭遇をしたファンを装って話しかける(本当は偶然じゃない)、まあ大体そんな感じなので「オリキもしないし善良なファンを装ったやらかし予備軍」なので個人的には一番厄介な気もする。
・やらかし
…上記のオリキのルールを守れないまたは守りたくないファン。ちゃっかりがいつか激化するパターンもある。オリキやイッピに攻撃をしてくる人もいたり、はてまたちゃっかりからタレントを守るという名目で誰にも頼まれてないのに自主的に付きまとって警備をしたりする人もいる。意味が分からん。ちゃっかりの度を超えて、タレントに無断で接触、付きまとい、ストーカー、暴力、他のファンや一般人への暴力、社会的な迷惑行為、犯罪行為などを重ねるファン。もはやファンとは呼べない人々。(←※今回逮捕された女性はここ)
一般外来の病院では初診を除いて予約時間を厳守するので遅くても30分程度待たされるだけで済むけど
これが精神科とか障がい専門のメンタルクリニックになると別でベッドの数とか関係がないのにどうしようもなく待たされる。
例えば10時に予約を入れたとして10時ちょうどに来ると2時間以上も待たされる。どうやら10時以前に出待ちする人が多くて10数人ほど待ち構えてたなんて話もあった。
それだけに予約してもなお待ち時間が長すぎる異常事態に陥っている。といって10時以前の出待ちを禁止しないのかと医師に聞くと大抵開くのは10時なので問題ないとかわされる。
予約した時間に行っても通常の病院の何倍も待たされて診察は数分程度。
何故こうなるのかというと医師の数が圧倒的に少ないせいもある。
一人の医師が何百人と毎日診察する訳(週3日交代勤務)のが問題だ。
ある都市部の医師は朝の8時前には出社して夜10時まで診察(延長)して1日を終えるとか。
医師の数が少ない事とその対応が良くても待たされる事を考慮するとグーグルの口コミで評価が低水準なのも分からない話ではなくて延々待たされる事に寛容でいるのも訓練だという医師もいる。
そうじゃないから精神科に通ってるんだがこのストレス過多な病院(全体論として)どうにかならないものか。
国や自治体が本腰を入れて病床数を増やすとか医師を割り当てるとか、その過程で医師の待遇を優遇するとか。
そうじゃないと医師の数が少ないのに患者は増える一方で一か所にドバっと来院し過ぎなんだよね。
昨今コロナ対策が急務と叫ばれる中で毎日数百人規模で入れ替わり立ち代わりやってくるからコロナに一人でも罹患してたらすぐにクラスターになると思う。
毎日気を付けて除染してる所ですらクラスターが発生するのでその辺の対策を一医院に丸投げするのは問題じゃないかと。
予約時間を設定してるのにその時間を過ぎるのも問題だし待ち時間を減らす努力が物理的に出来ない以上、国や自治体が何とか対策を講じるべきなんじゃないか。
去年の3月。世間が「もしかして、コロナってヤバい?」という雰囲気になってきた頃。私に好きな芸能人が出来た。以下、その人のことを「推し」と呼ばせてもらう。
ほどなくして訪れた緊急事態宣言。以前から好きだったスポーツ観戦やコンサート、舞台等が続々と中止になり、激しく落ち込んだ。
そんな時、唯一の心の支えだったのが、毎日更新される推しのYoutubeだった。
緊急事態宣言が明け、続々と無観客ライブの配信が始まる。推しも仕事を徐々に取り戻し、私は推しのライブの有料配信チケットを沢山買った。
やがて少しずつ観客が入れるようになっていくも、ただでさえ人気の推し。更に座席数が激減となると、ライブチケットは入手困難。
そんな状況でも、チケットを1人で複数枚買い、良席を抜いて残りは金額を少し上乗せして売るという、ダフ屋まがいの行動をしている女性をツイッターでチラッと見かけた。
嫌な奴だなと思った。この人が買い占めなければ、もっと色んな人にチケットが行き渡るのに。
そしてコロナも終わったわけじゃない。私は高齢で体の悪い両親に気を遣い、有料配信で推しのライブを見続けた。更に、推しのグッズが発売されたら全て必ずネット通販で購入した。
夏の終わり。私はとうとう我慢できず、細心の注意を払って、1回だけ生の推しのライブを見に行った。
やっぱり生で見る体験は違う。推しはすごく輝いていた。楽しい時間を過ごした。この思い出でしばらく頑張れる。
同じライブを見ていたファンの人とツイッターで知り合い、友達になった。
「申し訳ありません。事務所の方針で、今は写真撮影NGなんです。コロナが終わったらいくらでも一緒に撮ります!」
多分、出待ちか通りがかりのファンに頼まれたのだろう。そりゃそうだと思った。常識のないファンだなと。
時は流れて冬。コロナ感染者は増えているのに、私の職場はかなり忙しくなった。疲弊していた私は同僚に「お客さん、ちょっとは自粛してくれないかな。コロナなのに」と愚痴った。
思い返せば4月からこれまで、夏に見に行った推しのライブ1回以外は、家と職場と近所のスーパーと、本当に疲れた時に立ち寄る飲食店と、最小限の移動しかしていない。他の買い物は全て通販。
友達とはLINEで「コロナ終わったら会いたいね」と何度か話して、まだ会っていない。
一方ワイドショーでは「若者が遊び歩いているせいでコロナが終わらない」と叩かれる。(私20代の若者だけど、必要最低限の外出しかしてないよ?)と内心イライラが募る。
毎日毎日、仕事でくたくたになって帰ったら、残っている家事をこなし、推しの出ていた番組や有料配信、Youtubeを見て寝るだけ。
休日も家に籠るか、近所の散歩だけ。自分は根っからのインドア派だと思っていたのに、そんな日々にはもう飽きてきた。
年が明けて、再びの緊急事態宣言。タイミング悪く、推しのグッズショップのオープンと重なってしまった。
推しは「こんなご時世ですから、お店に行けない方もいると思います。そんな方はぜひネット通販をご利用下さい」と言った。
私はネット通販でグッズを沢山注文した。通販分の在庫は即完売、実店舗でも9割のグッズが完売した。コロナさえ無ければ、現地に行っていた。
そして先日、グッズショップの公式ツイートが目に飛び込んできた。
【なんと!推しさんが緊急来店します!〇時までおりますので、ぜひ皆さんお立ち寄り下さい!】
ああ、やられた。
TL上で「地方民だから今更行っても間に合わない。地方民はいつもこうだ」「今仕事中だ。羨ましい」と無念そうに嘆くフォロワー達。
でも彼女達と違い、私は行けるスケジュールと距離だった。自粛さえしなければ。
そこから1時間ぐらい経つと、店にいたファンのレポツイが出回ってきた。
自らレジ打ちをし、
ノベルティを渡し、
会話をし、
買ったグッズにその場でサインを入れてくれたとのこと。
明らかに1m以内の距離で撮影された推しとの写真や、「結構お話できて嬉しい」「感動して震えた」「神対応すぎて今泣いてる」等と、現地でファンサしてもらった人々の自慢ツイートがTLに流れる。
その浮かれたツイート達の中には、夏に見かけたダフ屋もどき女性もいた。
そこで、なんかもう、急に全部がばかばかしくなった。
もう疲れた。
推しも現地に居合わせたファンも悪くない。こんな感情は私の嫉妬であり、ひがみであり、八つ当たりだ。
律儀に引きこもって、自分が感染しないよう、身近な人々や推しに感染させないよう、勝手に行動範囲を狭めて、ネットで金を出して現場へ行かずファンを気取って、今ここで愚痴る私が悪いんだろう。
でも、どれだけ私が間違っていたとしても、これだけは言わせてほしい。
「自粛した方が損じゃん」
もう頭にきた。
文化祭で漫才やってるし、一時期本気でNSC入ろうか考えてた。
女に生まれたせいで好きな芸人について語れないよ。どうしてくれんだよ。
地雷ファンでもミーハー顔ファンでもないってどうやったら理解してもらえるの?
ほんとはアインシュタイン好きなんだよ。
パンサー向井さんのラジオ毎週欠かさず聞いてるけど、パンサー好きって言えないよ。絶対誤解されるもん。
お笑いの話をするとき、誰の名前を言えば「そっち側じゃない」ことを理解してもらえるんだろう。
確かに、劇場に通い詰める女子の中には、痛いファンもいると思う。それは認める。
ちなみにフェミでもなんでもないよ。
一緒にライブ行く仲間でこの話題が出て、もやっとしたから書き込んだだけ。
こういうこと書くだけで「めんどくさいお笑いファンだな」と思われるんだろうな。
あーあ。
出勤してすぐくらいに外にすごくきれいな虹がかかっているのを見つけて、運がいいのか悪いのか微妙だなあと思う。虹を観るために女子中学生の集団が邪魔な所に溜まるし。
当店は今年のおでん販売は無しだという噂。まあ、店員がどんなに頑張ったって、お客様達が蓋を開けて覗いて喋りながら品定め出来る時点で不衛生だし。
「俺、プリキュアが好きなんです!」
いうて私ん家の娘(小学生)は貸さないよ。プリキュア好きな大人ってあんまり人目とか憚らずに映画館にプリキュアを観に行くものと思っていたので、もうこんな大人じゃ一人でプリキュア観に行けない……と嘆く人なんているんだなあ、と驚いた。
子供を言い訳して行ける所と出来ることの多さに打ちのめされるAさん。
最近、女子従業員にしつこく絡み果ては出待ちまでする迷惑客が来るらしい。Aさんが理解不能! 理解不能! と繰り返している。
迷惑客といえば、去年のいつだったか、股間をあからさまに起立させて(ズボンは履いていた)ニヤニヤ笑いながら店内を五分くらいうろうろしていた男がいたなあ、と思い出す。コンビニ、思いの外変態のやって来る場所なのだった。
この前人気エントリ入りしていた記事で「チュプ」という単語を初めて知った。
私がいる界隈にも「同人界隈への迷惑行為を繰り返す子もち既婚女性」がいて、彼女たちへの対処に困っていたので「ああいうタイプの同人女のことか」とすとんと腑に落ちた。
ブコメを見る限りとっくの昔に死滅した言葉で、今ではババアキッズとかキッズバアアとか呼ばれている人たちを一昔前は「チュプ」と言っていたのかな?と感じた。
ちなみに結婚出産報告は勝手にしてくれと思っているので元増田には不賛成だし、今回はそのことについては取り上げない
本の感想をくれるのは嬉しいが後半になると「先日伊勢丹に行って~~」とか「主人とどうのこうの……」みたいな私の本とは関係のない日記のようなメッセージを送ってくる
こういう人は昔はたくさんいたらしいが、今でもいます。ホラーかよ。
他人への感想文にも「〇〇さんのゲロ甘小説を読んだら旦那との初エッチを思い出しちゃいました!」とか書いてくる
あのメールをもらった当初はゲロ甘という言葉を知らなかったのでググって意味を知って衝撃だった。こっちがゲロだよ!
長机のまわりを走り出す幼児、ぐずって泣き出す幼児……おまけに自分の意志ではないコスプレをさせられていてかわいそう
変態趣味の一般人の幼児の写真を保存されていたらどうするんだ…
炎上案件に積極的に参加してキレている。そのキレ方が喪っぽさ全開。
検索かけたら昨日の同人女が~の記事に「ああいう記事を書いたのは独身のブスに違いない」とまで謎のマウントをとる方法で怒りを表明していたのもやはり既婚女性だった。
批判されたら「ここは私のツイッターなので好きにします!」などひと昔前の個人サイトルールを持ち出してくる始末。
SNSが個人サイトではなく垣根のうすい公共の場であることを理解できず、いまだに個人サイト時代の感覚のまま生きているらしい。ホラー。
「公式にファンの声を届けよう!」と煽動して公式を困らせるタイプの人ね
忙しくて腹立ってるのはわかるが漏らした情報かき集めたらどこの会社かや住んでる地域もおおむね特定できてしまうんだが……
空港や劇場で出待ちしたりね、旅行先に待ち構えていたりと聞くたびに冷や汗が出るような行為をしている
それはもう犯罪では……?
結婚妊娠出産報告をするのは好きにしてくれという気持ちであったが、個人情報がばがばで迷惑行為をしている自覚がないチュプを見ているとそういう人を遠ざけたくなるのは確かである。
そもそも、ジャンルやCPについて語りたくて同人活動してるのに、なんでお前の私生活情報にも付き合わなきゃいけないんだみたいなところは正直ある。
「私生活情報込みで私の作品見てね~☆」ってことなんだろうが、じゃあ聞くけど、なんのために同人やってるんですか?お友達作り?だったらジャンルの力を借りずにインスタグラムあたりでオタママ垢でもやればいんじゃないですか?
これもまた人気エントリで知ったのだが「マミーポルノ」という言葉があるらしい。
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」が確立させたとされている、ポルノ小説のジャンル。 同作が主に30〜40代を中心とした子供のいる女性の間で人気が高く、こう呼ばれている。 また、著者に家庭を持つ妻や母親が多かったことも名の由来とされている。
https://d.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%9E%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%8E
なるほど……!
そして日本にマミーポルノ作品が定着しなかったのは、既にR18同人文化が定着しているからだろう、というのは容易に想像できる。
だが日本の場合マミーポルノは2次創作同人で行われており、彼女ら創作するBLの中にはマミーポルノ作品に出てくるような特徴を持っているのだ。
幼児になった受けがいなくなって攻めがふぇえええ~~~とうるうるフェイスで泣かされているなど多岐にわたる
幼児化させられたキャラ同士ではぐはぐシーンなども。まるで動物の多頭飼育のよう
妊娠した受けを攻めがいたわる話が多い。オリキャラ息子が出てくると「息子より受け」な攻めが描かれる
BLなのに異性愛ベースの交際をしているというのも昭和の価値観から抜け出せないのだな、という印象である
「抽挿」「挿れる」「隘路」などじいさんが隠し持っていたフラ〇ス書院文庫みたいなエロ用語を2020年になった今でも使っている
このワードが出てくると(アッ……作者さんの年齢、かなり上だな)と察してしまう
いわゆるババ絵と呼ばれているアレです
塗りとか構図が進歩していない
2020年のジャンプ作品の同人でババ絵を見ると時空の歪みをアハ体験☆
マジで寒い。本当に寒い。なんだあのオタク臭全開のなれ合いシーンは……クールなキャラだろうがなんだろうがオタクのようなノリツッコミをさせられている。
そんでもって作者様本人らもSNSでオタク臭全開のなれ合いをしている。うすらきも寒い。
チュプのマミーポルノを見ていると「キャラが好きでBL同人をやっているのではなく、人気のある原作と手軽なキャラでマミーポルノ作ってオタクママ友会やってるだけ」みたいなところがある
マミーポルノが好きならそれでもいいが若年層やジャンルに迷惑をかけるのはやめてくれ
私はジャンルの輪を乱したりトラブルになるのはとても嫌なのでチュプにも愛想よく対応していますが、正直に言うと、会社の面倒くさいお局おばさんとお付き合いしている気分です
出待ちどころか、握手会やサイン会、お渡し会など特定の好きな出演者と一対一で触れ合うイベントがとても苦手です。なぜなら自分の顔が相手に見られたくないから。いくら化粧したって、服を整えたって、推しの前におめおめと無様な姿を晒したくない、推しの目に汚いものを入れさせたくない、という思いがどうしても上回ってしまいます。
でも私は多くの場合、イベントに参加するほど好きな相手に対するこの「好き」の感情はほぼ恋愛に近いです。私は同担拒否です。推しに直接リプしてるTwitterアカウントがあれば即ブロックする程度の同担拒否です。
絶対に推しに顔バレしたくない、でも推しのことは気が狂うくらい好き、なんなら抱かれたいくらい好き。こんな矛盾した感情が混じり合うと、オタクはただイベントに数回参加しただけでは満足いかなくなります。もっと推しのことを知りたい、推しの好きなものはなんだろう、何を食べてるんだろう、普段どの電車使ってるんだろう、どこに住んでるんだろう……
ここまで来て私は世にいるストーカーの気持ちに大いに納得しました。認知されたくない私の最も満足する行為は、推しの後を付けたい、ということなのです。散々、マナーを破って出待ちしケバケバな化粧で要らないプレゼントを渡す女達を斜に構えて見ていたけれど、彼女たちは推しに対する好意を伝える行動として最も彼女たちが満足する行為を行っているのであり、私のような拗らせたオタクの方が本当はいつでも法を犯す危険があるのである。
では実際ストーカーしたことはあるのかと言われたら今のところ無いのですが、そうなるとストーキングという行為が本当に私の最も満足する行動なのか疑問が湧きます。ストーカーした果てに、これでは満足行かずもっと推しの生活に踏み込みたいと思ってしまう恐れがあるのではないでしょうか。
こんなことを考えて文にしている時点で私はもう犯罪者に近づいている気がしてなりません。結局何をしても「オタクと推し」という距離感の関係性は消えなくて、認知されたくないオタクは報われない人生です。私が逮捕されたらこの記事をポリスに見せてあげてください。
そもそも予備試験とは、法科大学院を卒業しなくても司法試験を受ける資格を得られる試験である。
毎年5月に行われるけどコロナで8月に延期になって、感染者数は増えてるし愛知県じゃ独自に緊急事態宣言が出てるのに、テストは予定通り8/16に実施された。
できれば行きたくなかったけど勉強の成果は残しておきたいので、渋々行くことにした。今回で2度目。
自分の試験地は東京流通センター。文フリとかM3とかをやってるところである。東京では全部で4つの試験地があって、ほかは全部大学キャンパスらしい。
開場時刻は8:45で、8:30くらいには到着したけど、それまでにはまあまあの人数が並んでおり、行列もそんなに間隔はあいてなかった。さすがにコロナがやばいからなのか、わりかしみんな無言だった。
前回は会場に伊藤塾やら辰巳やらの人がパンフレットやらお菓子やらを配りまくってたんだけど、今回はスタディプラス?のひとが法科大学院の宣伝パンフレットを配っているだけだった。ちょっとさみしい。他の試験地はどうか分からない。
いちおう検温はやってたけど、カメラ越しで一瞬ですごくスムーズだった。
開場は第一展示場と第二展示場に分かれているけど、もとがイベント会場だけあってまあまあ広い。自分は第一展示場だったけど、部屋を4つに分けてて、一部屋あたり350人くらいだったとおもう。大学のでかい講義室よりはさらに広かった。
窓はないが、冷房がガンガン効いてて途中でお腹を壊した。たぶん換気もされてるんじゃなかろうか。
席は2メートルくらいの長机に二人がけで、前後の間隔は1メートルちょい、左右の間隔は2メートルは開けられていたと思う。
コロナを受けてか欠席している人もいて、ぱっと見数十人くらいは休んでたと思う。自分の隣の人も来てなかった。ふたりがけのテーブルにどっちも来てないところもあった。
トイレは男女関係なくすごい行列だった。係員のひとが駐車場のほうや他の階のトイレも使えますよってアナウンスしてたけど、あんま話聞いてないっぽかった。
いちおう受験者にもコロナ特例でフェイスガードと手袋を使って良いことになっていたが、みんなマスクはしていたけどフェイスガードや手袋をしているひとは誰もいなかった。
さいわい(?)なことに自席の近くでゲホゲホしているひとはいなかったけど、遠くの方や他の部屋は知らない。単純計算で、合計2000-3000人くらいはきてたとおもう。
科目は全部で4科目で、毎回テスト開始前に係員が注意事項を読み上げるのだけれど、係員のおばちゃんの喋り方が微妙に高圧的でところどころでワードに圧をかけてしゃべってくるんだけど、あんなの学校の先生でたまにいたなあとか思いながら説明を聞いてた。
テスト終了は17:30だけど、途中退出不可なので17:30まで待った。途中退出不可なのはおそらく不正防止なんだろう。これも不正対策なんだろうけど、試験室では休憩時間でも携帯電話電子機器が電源オフにしないといけない。
最後の科目が終わったら、コロナと混雑対策で時間差で受験生は退出するようになっていたんだけど、退出待ちのときでも携帯使えないから本当に無の時間だった。おばちゃんは最後の最後まで繰り返し「私がいいというまで携帯電話電子機器の電源は切ってください」と言っていた。
混雑がめんどくさそうなので近くを散策してやりすごしてゆっくり電車に乗って帰った。
総じていうと、いちおうソーシャルディスタンス対策を取ってるけど、ところどころに不満を感じる試験だった。
色んなオタクをやってきたが、例外はあれど大体認知貰ったら冷めるという最悪な人間をしている。
学生の頃、ある俳優さんが大好きだった。所謂リアコ。舞台やイベントも絶対行った。学生でお金なかったから沢山は通えなかったけど、でも絶対に行った。
ここで私は、こんなに貴方のことが大好きな人がここにいるんだよ!!というのを本人に知って欲しい!と思うようになった。認知厨の目覚めである。
でも接触で「名前○○です!覚えて!」とはなるべく言わない。それ言って結局覚えてもらってなかったら悲しいし恥ずかしいから。でもどうにかしてインパクト残らないかな、みたいなことは考えてた。
ある時、その俳優さんの結構ゆっくり話せる接触イベントがあった。もちろん行った。
そして私はとうとう言ってしまったのだった。どうしても耐えられなかった。確認がしたくなってしまったのだ。こんなに貴方のことを想っている私を知ってくれているのかと。
「私のこと覚えてますか?」
そう言うと、彼は、
「もちろん!この間も来てくれましたよね!いつもありがとうございます!」
と笑顔で言ってくれた。
全部報われたと思った。お金無い中頑張って行った舞台やイベント、必死に想いを綴った手紙、流れ作業の接触の時どうやったら一言で想いを伝えられるか考えていた時間も、全部報われたと思った。私はそこでかなり満足してしまった。
その後私は彼のイベントに行くことはなかった。
舞台には数回行ったけど。タイミングが悪かったとかもあって接触のあるイベントはあれから行かなかったと思う。そうなったのは認知されたから、という理由だけでは無かったけど、結局それが引き金にもなったと感じる。
今思えば結構最悪だと思う。いつも来てくれてる子にいつもありがとうって言った途端来なくなった、ということだから。本当に酷い。
次のジャンルは現場行ったら全員知り合いみたいな狭い狭い界隈で、接触イベントも沢山あったし、推しからの認知はまあ当たり前みたいな感じだった。だからそこでは認知されてすぐ冷めたりはしなかった。けど、結果的には冷めた。
そこでこそ冷めた理由は沢山あったけど、まあ言うとすれば、推しが私のプレゼントをずっと身につけてくれてたのに急に付けなくなってて、あれなんで付けなくなったの?!ってケンカしてからだと思う。文字で見ると本当に最悪なオタクで笑う。
これはプレを付けなくなったから冷めたんじゃなくて、「推しとケンカ」というマウント行為を取れたので満足したということ。ケンカって結構上級ランクのマウントだと思うんですよ。だってケンカって仲良く無いと出来ないから。
その次はまた推しとの距離が近いジャンルで、出待ちとかもしまくったし、なんならDMとかもしてた。(プライベートで会うとかはしてない)(謎のポリシー)
この時も認知されてすぐは飽きなかった。けど、1番デカかった出来事と言えば、出待ちする前に「渡したい物あるんだけど今日終わったら急いで出ます?」って聞いたら「今日はゆっくり出るよ」って言ってたので、私もゆっくりしてたら、「ごめん予定変わってすぐ出る」って連絡来て、え?!って急いで準備して裏口向かって、「もう出ちゃいました?」って連絡したら、
彼はその私の返事を待ってから出て来てくれたこと、それは本当に衝撃だった。
その時の優越感はかなりエグかった。うわ、今この人私の為だけに出て来てくれたんだ、って。
本当に最低だけど、確かそれ以降に彼の出待ちすることは無くなった。
それからちょっと反省して、認知されて終わりじゃないぞ!と思いながらオタクするようにした。
だから現在のジャンルでは、接触で「いつもありがとう」って言ってくれたり、舞台上から私を見つけて笑顔見せてくれたり、SNSで特大私信何回もしてくれたり、プレ使ってるアピールしてくれたりしても、全然冷めなかった。全然飽きなかった、んだけどそろそろヤバい。ごめん。
とかなんとか言ってたら独身アラサーになってたからみんな気をつけなよ!!!!
別にすごい後悔してるわけじゃないしオタクしてんのめちゃくちゃ楽しいし幸せだって思うけど、この熱量もっと別で使えたんじゃないのかなとは思う。
きっかけは何だったか、そうそう鈴村さんの生放送のラジオに真綾さんが出演されたのを聴いたとき。
その時たまたま見かけたファンの方のツイートで、真綾さんの「from every where.」のことを知ったんだった。
調べてみると真綾さんのヨーロッパ一人旅のことを書いた本だそうな。
なんだかとっても気になって、でも正直言って真綾さんのファンなわけでもなし、旅行だってどちらかといえば好きじゃない。
いきなり買うのはなぁ、と部屋を埋め尽くす物の山々を見て、とりあえず図書館で借りよう、そう思った。
ここで大事なのは借りようと"思った"だけで、"決めた"わけではないということ。
実際それから2020年春になるまで私は地元の図書館の蔵書検索すらしなかった。
2020年、いま現在もその渦中であるが、おそらく歴史に残るであろう未曾有の事態に世界中が襲われている。
様々な業種がコロナ禍にあえぐ中、書籍の売上はどうやら好調だったらしい。
確かに営業時間を短縮し、人数制限をして営業してくれた駅前の個人書店も、いつになくレジに人が並んでいた。
私自身もご多分に漏れず本を読みたくなり、そこで思い出したのだ。
坂本真綾「from everywhere.」
iPadから蔵書検索をしてみようとアクセスすると、当然だが図書館も閉館中。
外出自粛要請が解除され、徐々にお店や施設が再開しはじめ、蔵書検索機能も復活した。
早速、気になっていた小説2冊とともに予約。最寄りの図書館には無かったものの、貸出待ちをしてる人はいないようで、すぐに他館から届くだろうと思っていた。
というか、知らないところへ行くのがあまり得意ではない。
旅行先の土地へ着いてしまえばあまり気にならないのだが、それまでが非常に億劫である。
海外へのフライト中なんて泣き出したくなるくらい不安で不安で仕方なくなってしまう。
以前たまたま見た某バラエティ番組で「寄り道をしたり、今日は違う道を通ってみよう、とならない人は適応障害になりやすい」という精神科医の発言を見た。
そのとおり、私は適応障害を発端としての諸々で長くポンコツになっている。
じゃあそうならないように寄り道をしろ、知らない道を歩けと言われても、そもそも知らない道に入るだけで不安になるのにどうしたらいいのか。
近所を2~3時間散歩するときだってグーグルマップが頼みの綱なのに。
そんな私にとって真綾さんが書き記した数々の土地での不安な気持ちは正直心がざわつきもした。
閑話休題。
読みすすめてしばらくして気付いたことがあった。
「そりゃ坂本真綾が書いてるんだからそうだろう」と思われるかもしれない。実際彼女のファンの方はそうなのだろう。
だがしかし、私が知ってる坂本真綾の声はほんの数本のアニメか、数曲の歌声か、何本かのラジオ等でしかないのだ。
彼女が長年ラジオをやられているのは知っているが、一度も聞いたことはない。(ファンの方、関係者の方もしこのブログを見てしまってご気分を害されたらすみません)
なのに何故かすべての言葉が彼女の声で、間で、温度で聞こえてくるのだ。
ローマのそばの山の頂上のB&Bにて彼女が山中湖を思い出す中で、彼女の作詞した『I.D.』という曲の歌詞が出てくる。
http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=k-000640
それだけでとても幸せな気分になれるんだ
だから堂々としていればいいのさ
心と同じ声になるように
何度も何度もその部分を読んだ。
指でなぞりさえした。
心のなかで読み上げた。
その時頭の中で聴こえる声は坂本真綾ではなかった。
いま私が好きなもの。
それを見ず知らずの人たちに根拠なく叩かれている。
直接言われたわけじゃない。ただのインターネット上のデカイ声に殴られているだけ。
別に私自身が貶され、謂れのない誹謗中傷にあえいでいるわけじゃない。
そう思って息を潜めて周りの様子をうかがって声を出すことに疲れていたのかもしれない。
私がいまこの本を手にとったのは、この言葉に出会うためだったのかなと思えてちょっとうれしくなった。
37日間のひとり旅を終えた真綾さんの元に届いた数々のメッセージ。
これはあの時の彼女から、これはあの時出会った彼から、読んだばかりの彼らの姿は鮮やかに呼び起こせる。
シャルル・ド・ゴール空港で書かれた真綾さんからの最後の手紙。
このとき市橋織江さんが撮った坂本真綾はどんな表情だったのかなって想像しながら読んでいた。
日本に帰ったらまず「あなた」と一緒にしたいこと、その文章を読んだ瞬間なぜか急に涙が出た。
出たなんてもんじゃない、しゃくり上げるほどの大泣きだ。
この気持は何だ?
夜、車の中から街頭を眺めていて感じる帰りたい切なさと、安心と、羨ましいほどの愛情。
きれいな気持ちじゃない、でも決してドロドロはしていない、いろんな何かがぐわっとせり上がってきたのだ。
いまだかつて経験したことのない感情の揺さぶりに驚きすぎて、私もこの事を文章に残そう、そう思って勢い任せに書き始めたのがこれだ。
誰に読んでほしいわけじゃないけど、誰かに聞いてもらいたかった。
坂本真綾の「from everywhere.」のことを。
メモ帳を立ち上げると同時に、私はこの本「from everywhere.」を購入した。
正直何度も読み返すかと言われたらわからない。
また同じように涙するかと言われてもわからない。事実この文章を書くために最後の手紙を読み返したが泣く気配はなかった。
真綾さんのファンの方で、実際同じように彼女の足跡をたどって旅行をした方もいるのではないだろうか。
ストラホフ修道院、モルダウ川、ピアノのある老舗のカフェ、素敵なご夫婦と過ごしたB&B、サン・ジョルジェ城…
どんな景色が見えて、どんな匂いがして、どんな音が聴こえるのか想像をかきたてられる場所ばかりだけれど、きっと私は行かないのだと思う。
でも何故か思ってしまったんだ。
コロナの件でフィットネス業界はクラスターが発生して迷惑を掛けた
だからコロナ感染の経緯を把握し業界で細かい指針を出して徹底するようにしている
検温入場、マスク着用強制、レッスンとマシンの間引きや仕切り設置、声だしやハイタッチ禁止、長時間の滞在禁止、ドアと窓の常時解放と換気、消毒液設置と消毒の徹底、混まないよう人数制限、接客のカウンターはビニールで囲い、間隔開けて並ぶようマーキングし、座れないよう椅子は撤去
スタッフはマスクとフェイスガード着用、スタジオのイントラもマスク着用、プールも水中用マスク付けて指導、汗を激しくかくようなレッスンは中止、勿論出勤時の体調管理徹底etc
でも、今経済を回すというのは感染者が紛れても他人に移すリスクを可能な限り減らしてやってきましょって事でしょう
尚且つ利用者には移る危険性を理解して貰った上で、それでも誠意を込めて出来る対策を全部やるというのが最低限の妥協点だと思ってる
勿論再開しないのが一番だけど、それは暴論だ
だからこそ、再開以降今のところなんとかクラスター発生を抑えてる業界の人間からして、患者が居た場合にちゃんと店も公表もしてた業界の人間からして、未だにクラスターを発生させ続け、更には匿名条件にPCR検査受けてる新宿のホスト業界だとか話にならないし
ある意味イントラと似たような立場にある、演劇の、杜撰な対応してクラスター出した劇場と演者の意識の低さには腹立つ
かたや大きい声を出し参加者盛り上げて激しく動くイントラが、息苦しくて見苦しくてもマスクをしてソーシャルディスタンスを保ち、客に苦しくてもマスク外さないで!苦しかったら休んでね!と呼び掛け徹底し、終わった後も客とのコミュニケーション取らずにサヨナラしてるのに
そんな最低限の事すら出来ずに、客の要望のままフェイスガード未使用を放置しソーシャルディスタンスも取らず客を振り払えないからとファンサ、あまつさえ「警備や感染対策など、僕たちなりに努力はしました。でも金ないし~」って…何いってんだこいつは?
客に啓蒙して守らせるのも仕事だし、触れあおうとする客をかわすのもイントラとしての仕事だと叩き込まれてるから、本来それが一番出来なきゃいけないだろう役者が、しかも金すら掛からない部分でも出来る事を全くしてないのに何いってんのとしか思えない
わざわざ断りやすいように出待ち禁止と案内あったそうなのに客が来ちゃうから~と言い訳して触れあうとか問題外
こっちの業界からしたら、それこそファンサありきで客を引きとめて客の金を巻き上げるだけで、その客に対しての上っ面の気遣いだけで本当に払うべきコロナ対策という健康状態への気遣いゼロって、下っぱの演劇界もお水もプロじゃないわ
【下に追記したよ】
初増田だよ
地下アイドル(女子)→ジャニーズ→KPOP→芸人→舞台などいろんな界隈を転々とする雑食オタク増田だよ
コロナで次々行く予定だった舞台やなんやらが中止・延期になっていくのを見て、Twitterで繋がってる舞台役者やアーティスト、アイドルのオタクが「あれもこれも中止になって泣きそう」とか「払い戻しするたびに辛くなる」とか言ってたんだけど、わたしは中止の一報を聞いても「まあそりゃ中止になるよな〜」としか思えなかったし、払い戻しするときも別に残念とか悲しいとかマイナスの気持ちもなく、払い戻しでお金が戻ってきたことへのプラスの気持ちもなく、本当に何の感情も湧かなくて「実は何も楽しみじゃなかったし、誰も何も推してなかったんだな」と思ってしまった。
いろいろ界隈を転々としていろいろな推しを作って応援してきたつもりだったけど、よく考えたらアーティストの物販もいらないものは買わないからパンフとCDとペンラくらいしか買わないし、舞台も名前知ってる役者いるから行くか…という感じで見に行くだけだし、アイドルの握手会とか特典会にそこまで興味ないし、芸人もトークとか出待ちとかどうでもよくて芸人のネタにしか興味なかったな〜〜
と思ったら実はオタクという属性でもないのかもしれない、と思い至った。
でも、それぞれの界隈でオタクと名乗ること自体は好きだからそれだけ許してほしいな〜〜6個くらいファンクラブ入ってるから許して。パーソナルな部分に全く興味ないから会報もWebコンテンツもほとんど見てないけど。
仕事中はてブずっと見てたら(見るな)自分のエントリあってマジで心臓が止まってしまった(?)
ブコメくると思ってなくてびっくり。いろんな考え方が知れて楽しい。
あ!ちなみに特に人から「お前なんかオタクじゃねえわ」と言われたわけじゃないよ!最初に言ったようにオタクたちが悲しいつらいってみんな言ってたけど共感できなくて、薄々思ってたけどやっぱ誰も推してないのかも〜ってなったので書いた!
あと、人が作るものが好きなのかも、芸を推していることにすればって ブコメはそうかも!になった。なんかわからんけどその視点で見ることはなかったな〜んでだろ。でもなんか腑に落ちた
ていうか叩かれるかと思ったけどみんな優しいね〜たしかにオタクの定義なんて決まってないしオタクって名乗ろうかな。
あとTwitterのTLってやっぱ世界狭いよね!そういう(わたしみたいな)人多そうってコメ見てそうなん!?!?になった。わたしのTLには地方からバンバン遠征してくる人とか舞台のチケット全公演押さえる人とかおまいつ(=お前いつもいるな、が語源のいつもいるオタクの総称)、TO(=トップオタ、その推し界隈においてお金を1番多く使う人)しかいないので…
たいして伸びてるわけでもないから追記とか生意気なことすんなって怒られたらどうしようかと思ったけど、どうしてもブコメがいろいろ教えてくれたことで若干心が軽くなったお礼を言いたかった!ありがと!見てるか知らんけど!
(本文と同じくらいのボリュームかも!ごめん!)(あと追記のやり方があってるかわからん)
追記ここまで---------------
先日、服屋に行った。どこに行ったかは伏せるが自宅から電車で40分はかかるところだった。
もともと服を見るつもりはなかった。服ではなく、映画を見るためにその駅を降りたからだ。30分前に着けばいいと思っていたのが用意が早く終わって家を出ると、なんと予定の3本前の電車に間に合ってしまったのだ。結果、1時間半もの時間を私は持て余すことになった。ので、近くにある大きなビルを下から雑貨屋、服屋、化粧品、服屋と見ていくことにした。1店目の服屋は特に何もなかった。服の素材を右から左に触るだけの女だった。そこの店員がなかなかにアグレッシブで何かを手に取るたびに話しかけてきたから、逃げるように化粧品コーナーに逃げた。
そうしてビルの最上階にある服屋に入った私はさっきと同じように服を眺めていた。このあと映画を控えていたからもとより買う気は一切なかった。荷物を増やしたくなかったのだ。冷房の効いた室内でだらだらとしていても時間は1時間弱ほど余っていた。久々の外出ということもあって足も限界、最初から適当なカフェに入っておけばと自分を呪いながらマキシ丈のスカートを手に取ったその時、推しが横にいた。正確には推しではない。なぜなら私の推しは韓国アイドルでありこんなコロナのご時世に日本にいるはずがないのだ。そもそも日本ツアーが中止になった時点で逆立ちしても日本にいるわけがないに決まっている。こんなことは初めてだった。これまでの人生野中で日本一の男性アイドル事務所であるジャニーズのメンバーを追ったことはなかったが、ジャニーズファンの友達が「推しに似た人見た...」とうわ言のように呟くのを何回か見てきたことはあった。でも自分がそっちに回るとは思ってなかった。それでも隣に立って服を決まった場所に返している店員さんはどうしようもなく推しに見えた。とにかく目が似ていた。コロナ対策のマスクで目しか見えないからそれしか言えないが、目が似ていた。むしろマスクで見えないという事実が、もしかすると全体的に推しに似ているんじゃないかという妄想に拍車をかけた。そう考えているうちに店員さんは服を全部かけ終わって別のところに移動したがそれを見てまた思った。顔だけじゃない、体格も似てるんかい!!!!!!! 推しは足が長かった。実際の身長は180オーバーなため店員さんとは違うとわかっていたが悲しいかな私は未だ推しのサイズが実感できるような距離で推しを拝んだことはなかった。180越えの成人男性が米粒に見えるようなドームの端でしか見たことのない推し。唯一近距離で目視できる接近イベはせっかくの当選も虚しくコロナ禍で儚く消えた。
そんな私には店員さんが推しに見えた。自動販売機の横に立っては照れていたがそっくりな顔が付いている分こっちの方が100倍照れた。顔、滅茶苦茶小さかった。私の頭蓋骨をどれだけ削れば推しの小顔さに並べるのだろうかと思っていたが多分これはドリルなんかでどうこうするものじゃない。天性のものなんだろうな。現地で彼らを出待ちするファンってこんな気持ちだったのかな。推しの身長を体感できるの羨ましいな。Tシャツにジーンズだけでこんなにスタイルがよく見えるのって推しだけだと思ってた。裾を大きめに折り返すのも、そこから見える白ソックスもスニーカーも推しがしてたのを見たことがあった。髪型なんて私が推しにハマったきっかけのライブの髪型と同じだ。そのまま私は買いもしない服屋の店内をうろつきながら、たまに同じ列に服を返しに来る店員さんを視界の端に納めては馬鹿らしくドキドキしていた。しかも帰ってから気づいたことだが、推しに日本語は通じない。でも推しにそっくりな店員さんは日本語が通じるのだ。なんなら日本語が母国語なのだ。店にいた時も今も店員さんに話しかけるつもりは一切なかったが、声をかければ返ってきたのだ。寒いねと言えば寒いねと、暑いねと言えば暑いねと、普段私が行なっていたコールアンドレスポンスさながらの会話のキャッチコピーが推しとそっくりな人間とできる可能性が、日本人にはあるのだ。コロナで大変な世の中だけど、案外希望というのは残っているらしい。私にはないが。
前回のシフトは休んだので、数日ぶりの出勤だった。私が休んだ日の翌日にシフトに入っていたAさんが教えてくれたが、
「あいつ、いつもは金曜には来ないのに来やがりましたよ。たぶん、増田さんが前日休みだったから翌日に来ればワンチャン会えると思ったんだと思います」
ということだった。あいつとは、いつもの、私のレジにしか並ぼうとしないお客様のことだった。あーやっぱりとしか言いようがない。
いつも通り、私がカフェマシン洗いに没頭していた時、私のレジにしか並ぼうとしないお客様が来店したので、Aさんが今日もまた来やがったと思ってレジで私のレジにしか並ぼうとしないお客様の動向を観察していた。そしたら私のレジにしか並ぼうとしないお客様は意外にもいつものように私がレジにつくまで店内をうろついて待つことをせずに、「実に流れるようなムーブで」アイスコーヒーのカップを買っていったので、Aさんは『そ、その手があったかー!?』と思ったそうだ。
その手とは、私がカフェマシンに洗ったパーツを組み込んでいる横に来て、アイスコーヒーを淹れて行く、という接近方法である。
「ここ使ってもいいすか?」
と、私のレジにしか並ぼうとしないお客様からいきなり話しかけられたので、私はびっくりしたが、これは目を合わせたらいけないやつだと思い、組み立て作業から顔を上げずに「どうぞ」と答えた。だが、お客様がアイスコーヒーを淹れてる最中にこちらをチラチラ窺ってくるのが視界の端の方に見えたので、目を上げなかったら上げなかったで勘違いされるパターンなのかもしれない。
私のレジにしか並ぼうとしないお客様が帰って、その後カフェマシンの組み立てが終わったのでレジに戻ると、Aさんが「またあいつ、来やがりましたね!」と大興奮していた。今度は予想外の手で接触を図ろうとしてきたのが面白かったらしい。そら他人事だったらおもしろおかしいネタか。私はさすがに引いているのだが。
すぐ横から話しかけるという、今までにない距離の詰めかたをしてきた挙げ句、三回に分けて店内のゴミ箱にゴミを捨てに来るということまでしてきたので、私のレジにしか並ぼうとしないお客様もさすがに今日は満足して二度目の来店はないんじゃないだろうか、と私とAさんは予想していたのだが、二時間半後くらいに私のレジにしか並ぼうとしないお客様はまたやって来た。今度はいつも二度目の来店の際に高確率で連れている高齢男性と一緒だ。レジで会計中に私のレジにしか並ぼうとしないお客様とそのお連れ様がハイテンションでしゃべくりまくっているので、ちょっとその会話に耳を傾けたが、会話の感じからどうやら二人は親子のようだ。仕事仲間っぽくない気がする。まあ、集中して聴いてた訳じゃないから外れているかもしれないが。
私のレジにしか並ぼうとしないお客様とそのお連れ様が騒ぎながらまたアイスコーヒーを淹れている間、私はレジ下にしゃがみ込んで(そこならカフェマシンの所から見て完全に死角になる)、迷い込んできた甲虫と遊んでいた。うっかり踏み潰しちゃうとキモい虫だけど、こうして掌を這っている姿を見るとかわいーなーと思いながら。
私のレジにしか並ぼうとしないお客様が帰った直後にAさんが事務所から出てきて、「さすがにあれはもう、完全にヤバい人ですよね」
と言った。さしものAさんも引いていた。もうこれオーナーに相談案件かもしれないが、出待ちとか店外でのストーキングみたいにクリティカルにヤバいことをしてくる訳でもないし、お客様がお気に入りの店員をかまうのは日常茶飯事な光景でもあるので、どうしたもんかなと話し合った。しかし、ここ最近の急な間合いの詰め様はやっぱり怖い、というのが夕勤メンバーの総意なのだ。
昨日も私のレジにしか並ぼうとしないお客様が来店。その時も私はカフェマシン洗いに没頭していたのだが、日曜の夕方にも関わらず、急に混み始めたのでレジに戻ったその時に、私のレジにしか並ぼうとしないお客様が列の前から三番目くらいに並んでいてこっちを見ているのに気づいた。私はついうっかり素が出てしまい「またお前か!」という気持ちを眉間の皺で表現してしまった。そしたら私のレジにしか並ぼうとしないお客様はなんというか、友達にでもするようなアイコンタクトを返してきた。それで、私のレジにしか並ぼうとしないお客様は順番通りにAさんのレジの方に行った。それが夕方6時くらいのこと。
私のレジにしか並ぼうとしないお客様は夕方そんな感じで私のレジで会計できないと、必ず20時~21時の間に再来店する。その口実なのか何なのか、1度目の来店のときにタバコを買わずに帰って、二度目にタバコを買うのだ。
で、やっぱり昨日も私のレジにしか並ぼうとしないお客様は21時になる少し前に来店して私のレジで会計をしていった。しかもつれの人数が前回よりも増えている。前回の、年配の男性でどうやら私のレジにしか並ぼうとしないお客様が私のレジに並ぶ為に当店に来ていることをわかっていてわざわざ着いてきている人と、その人と同じくらいの年齢に見える女性だ。なんなんだろう、この三人組……家族?
三人組は外の、私のレジからよく見える位置でしばらく立ち話をしていった。煙草一本吸い終えるくらいの時間だろうか。実際、私のレジにしか並ぼうとしないお客様はこっちに背を向つつ喫煙していた。灰皿から距離あるんだけど、吸殻ちゃんと灰皿に捨ててったのかどうか。
私のレジにしか並ぼうとしないお客様が車を停める場所はいつも決まっていて、店の出入り口の一番近くで、私がいるレジがよく見える所なのだ。私のレジにしか並ぼうとしないお客様は店を出たあとも長時間車の中にいることが多い。昨日の二回目のときは、私のレジにしか並ぼうとしないお客様が来店する前から、その場所にピカピカの黄色い高そうな車が停まっていた。
三人組が帰って行ったあと、Aさんが
「予想通り、またヤツは来やがりましたね!」
と言った。毎度のことだがAさんは結構楽しんでいる……。Aさんが言うには、夕方の想定外のピーク時に私のレジにしか並ぼうとしないお客様は店内をうろうろ徘徊したあと、レジ待ちの行列に並んで斜めに顔を出し、前の客の人数を数えて、私のレジに並べそうにないと判断したのか列を外れ、またしばらくして並び直して同じことをして列を外れ、三度目にしてやっと、しぶしぶと言った感じですごい不機嫌ヅラでAさんのレジに来たし煙草も買っていかなかったという。そんなんだったので、Aさんは「ヤツはまた必ず来る!」と思っていたそうだ。並び直してるとか、私は全然気付かなかった。
私のレジにしか並ぼうとしないお客様のよくわからん所は、あからさまに私のレジに並ぶことに執着しているのに、第三者目線から見ても私のことを全く好きそうな感じではないというところだ、とAさんが言った。私から見てもほんとその通り。思いかえせば、あのお客様は前からたまに来る人だったが、頻繁に来店するようになったのは去年私が入店してからで、以来Aさんは殆んどあのお客様の会計をしていないという。来店の頻度に対して明らかに会計する回数が少ない、と。で、この間の金土と、Aさんは都合で珍しく二日連続でシフトに入っていたらしいのだが、その二日とも、私のレジにしか並ぼうとしないお客様は来店しなかったという。私のいる火木日曜にしか、あのお客様はやっぱり来ないのだ。
性別を問わず、お客様の中には店員の片方が男でもう片方が女だったらどっちか特定の性別を選びたがる人がいる。例のお客様も、もしかすると私に執着しているのではなく、女に接客されることに執着するタイプである可能性はある。今、当店の夕勤で女は私だけだし。
この春までいたベテランのパート女性と組んでいた時はどうだっただろうか? あの頃も私だけが執着されていただろうか? と、記憶を辿ったが、よくわからない。その頃は全然気にもとめていなかったからかもしれない。
前に勤めていた店ではどうだっただろう? あの頃は、私はほとんど七十歳近い女性バイトと組んでいた。思い返せば、二人で店番をしているわりには、あのお客様を見る機会がおおかったような気がする。当時も「この人よく来るな」とは思っていたけど、それはお客様が毎度来るとき同じ派手な色のTシャツを着ていて目立つからそう思ったのだ。でも、当時もあのお客様はわざと私のレジに並んでいたのだろうか?
まあ、うっすらと気持ち悪いものの、例えば「出待ち」みたいな明らかに一歩踏み込み過ぎなことをする訳でもないので、気を付けるったって何も対策は取れないのだが、前々から粘着されているのは確かなので、これ以上の何かをされたらオーナーに即相談ですな、とAさんと話した。
AさんにしろBさんにしろ、私が特定のお客様にどうやら粘着されているようだというボヤキを聞いて、即座に気のせいwwwと笑ってバッサリ一刀両断せずに、粘着現場を観察したり検証したりして事実であると確かめてくれて、実に親切というか……まともな対応をしてくれたのだが、こんな「まともな対応」を仕事でされたことって過去にないので驚いている。いや、これで驚く私のこれまでの人生がおかしいのかなあ。
飢餓「うぃーす、おつかれさんでーす」
飢餓「ウィッス〜、なんか国ちゃんがそろそろ困ってるかな〜って思って〜」
戦争「オイッス〜、お疲れィ〜」
戦争「オゥ〜、飢餓が仕事するってなったら俺もそろそろ出番だろうと思ってヨォ〜わざわざアメリカから来てやったぞォ〜」
疫病「マジっすか〜!流石先輩っス〜!」
飢餓(いや、だって出掛けようとしたら戦争先輩が出待ちしてたんですもん!)
疫病(だからって国ちゃんのとこに来ちゃダメでしょ!戦争先輩来たらまた職場無茶苦茶になっちゃうじゃん!)
飢餓(そんなこと言われてもぉ〜)ゲッソリ
疫病・飢餓「いえ!何も言ってないっス!」
戦争「そうかァ〜!よォ〜し、最近はいろんな道具があるからなァ〜!使うぞォ〜もらうぞォ〜」
疫病・飢餓「はぁーい…(国ちゃんの後片付けが大変そうだな…ドンマイ国ちゃん)」ゲッソリ
一方その頃
国「はいこちらマスク二枚の方!あと、申請書類の方は?まだ出してない!?早く出してね!出してからまだとか言ってね!うちの国に富豪はいませんので!!少ない財政から頑張って出してるから!だから書類はしっかりとしてね!はいそっち!あ、さっき疫病って店員から接客されたけどまだ商品が届いてない?とりあえずこっちの病院行きのレーンの最後尾に並んでてね!順番だからね!はいそっちは?桜を見る会?今見にいけると思ってんの!?とりあえず家帰って去年の桜の画像でも見てきな!名前と顔は覚えたからね!はい次そっち!だから十万円は今日すぐじゃないって!牛も魚もそう!詳しくはごめんだけど自分で調べてくれる!?んでそっちは!?さっきと言ってることが違う!?混乱しててごめんなさいね!?はいそっち!疫病って店員に注文したけどまだメニューが来ない!?もう一回注文聞きますので病院行きのレーンの最後尾に並んでもらえます!?はいそっち!27度のお湯を撒け?華氏と摂氏もわからん奴が適当抜かすな!80度の熱湯まくぞ!はい次!…」
タイトルまんま。ジャニオタなら一度は聞いたことがあるであろう「列」の話です。
SNSに書くな触れるなの御触れをされましたが、あんな気持ち悪いもの二度と行くか知らねえと思ったので今後あの文化が根絶されればいいなという思いでこれを書いています。
某内輪向け舞台が上演されている期間中、それなりに仲良くしてるフォロワーから突然「列には行きますか?」というラインが送られてきた。
もともとジャニーズに明るくなかった私は「列」とはどういったものか分からず「列ってなんですか?」とそのまま質問返しをした。そのフォロワーは懇切丁寧に列の意味を教えてくれた。まさか私が「列」を知らないとは思っていなかったらしい。
「列」とは、ジャニーズ特有の出待ち文化のことである。多分主にJr.にある文化のことで、毎回あるわけではなく、決まった日に終演後列を形成して目当てのタレントの有難いご講話を聴くらしい。それを聴いたとき、学生時代の同期が言ってたやつのことかな? というにわかな記憶と繋がり、まあ公式ではないとはいえ運営が黙認してて本人に迷惑かかってないならいいかな……と軽く考えてフォロワーと一緒に行くことを了承した。
毎回かは知らないが、そのときは「列」へ並ぶにはある程度の条件があった。
「その日の公演のチケットの半券を所持していること」「目当てのタレント宛の手紙を持参していること」それから「携帯電話の電源をその場で切ること」「録音・録画は絶対にしないこと」「一言も発してはならないこと」など、正直もう細かいことは覚えていないが少なくともそれくらいは言われたように思う。それらを指示してきた女性たちはスタッフの名札を首から下げていたが、ただのファンであることは明白だった。のちにそれが仕切りおばさんと蔑称される古参オタクたちであると知った。地下ドルでいうTOみたいな感じなのかな。
私が行った日は偶然自担の列がある日で、それすらもランダムであることに驚いた。そういう意味で、私は運が良かったのだと思う。偶然仲良くなったフォロワーが列が作られる日を割り出せるほどジャニーズの文化に詳しい人物であり、何故かその方から列に誘われるほどの信頼があって、たまたまその誘われた日に自担の列が作られた。もう二度と行くもんかとは思うが、そう思える機会を得られたのは貴重だ。
劇場を出ると、帰宅しようとするオタクに混じって「○○くんの列はこちらです!」の叫び声が聞こえた。あんなに分かりやすいのかとドン引きした。それらを聞き分け、まず仕切りおばさんに半券を提示し、自担宛の手紙を回収される。携帯電話の電源を切ってあるかの確認、列の後列に並びされる。20分ほど沈黙を強要され、その間仕切りおばさんたちの読み上げるやらかし行為の注意喚起を聞き続ける。正直、そんな注意喚起をするくらいなら半分オフモードの自担と接触するような闇文化は即刻やめるべきだと思うが、一方でこの文化がやらかし行為の抑制力にもなっているのかもしれない、とも感じた。
大体並び始めて30分が経ったところで、さらに列が整えられ、自担が現れた。他のオタクが帰った後の劇場前は異様なまでに静かで、沈黙を強要されているオタクたちは自担が挨拶をしてくれても黙りこくるばかりで気持ち悪かった。自担は慣れているのかそれを気にも留めず、手紙の入った紙袋を受け取り、15分ほど今回の舞台の話や近況を話してくれた後、脈絡なく解散! と言ってその場を去った。オタクたちはその後仕切りおばさんたちにより劇場から遠い道まで誘導され、1キロ近く歩いた後解散の運びとなった。
オタクの前でぼそりぼそりと話してくれる自担はやっぱりかっこよかったけど、こんなん相手に話しなきゃいけないの可哀想だなあと思ってしまった。もちろん「こんなん」には私自身も含まれている。自担が「○○って〜だよね?」などと話しかけてくれたとしても、我々は口を開いてはならないので頷くか首を振ることしかできない。察しているかもしれないが、自担はおそらくオタクが話してはいけないことを知らないのではないだろうか。私が覚えている限り、三度ほどこちらに何らかの問いかけをしており、内一回はイエスノー以外の回答を求められた。もちろん誰も答えはしなかった。
お話が終わった後、オタクたちは仕切りおばさんの誘導により横断歩道の前で信号待ちをしていた。その近くでは、自担と同じグループのメンバーたちが、自分のファンに向かって何かを話している様子が窺えた。別に見る気はなかったけれど、黙って前だけを見て並んでいるにはあまりにも信号が変わらなかったので、ふとそちら側に首を動かしたときだった。
「あなたは○○くんのファンなんだから、他の子のことを見ないでください」
仕切りおばさんのこの一言で、わたしは胸の内に飲み込んでいた「気持ち悪い」という感情を抑えきれなくなった。気持ち悪い。じっと黙ったまま、息を潜めて自担の話を聞き入るオタクたちの異様さも、仕切りおばさんたちの偉そうな空気感も、そしてこんなところに軽い気持ちで来てしまった自分自身も。
自担のことは好きだけど自担のことだけが好きなわけではないので(あくまでもDDではないが、私は自担がメンバーと仲良さそう過ごしている姿を見て好きになった)ここにはオンリー担しか来ちゃいけないんだなと思ったし、私はこの文化に触れちゃいけなかった。あの人たちは自担が私たちに向けていた冷たい目線をどう捉えているのだろう。好意的に見えているのかな。マチソワを終えて時刻は午後8時半を回った劇場前。一刻も早く帰りたいだろうにオタクの相手をするために引き留められ、オタクたちが劇場前を去るまでは帰れない。その上、じぃっと黙ったままギョロリとした双眸を向けてくる自称「自分のファン」たちに向かって何を思って話をしてくれるんだろう。わたしにはこれが正しいことだとは到底思えなかった。仕事の一環だと言うには酷すぎる。
誘ってくれたフォロワーの手前楽しかったと口にしたが、全く楽しくなかったし、もう二度と行かないし行きたくないし、今後誘われても絶対に断る。ちなみにこれは昨年9月の話なので、昔はそういう文化が、という次元の話ではない。
自担はもうこの気持ち悪い文化から離れられるはずなので、今後何かがありうっかり「列」に遭遇してしまっても「列」で自担と顔を合わせることはないが、現在掛け持ちしている自軍のメンバーがラジオでうっかり口を滑らせて列文化について話してしまったのを聴いてかなりげんなりしたので、さっさと潰れろクソ文化という気持ちでこれを書いている。 「受け取りの話ですか?」じゃねえんだよなあ。その返しをして列の話を広げてしまったのが掛け持ち先の自担というのがまた切ない。