はてなキーワード: 公正世界仮説とは
まず断っておくが、死刑反対とか、19歳への死刑反対とか、そういう話ではない。
世間にしてみたら冷酷な殺人者だろうが、親にしてみたら小さいころから育ててきた可愛い息子であるし、まだ独り立ちもしていないまだまだ子どもという年齢だ。
ついこの前までランドセルしょってたのにもう高校生かぁというくらいの感覚だ。
出産の痛みも、夜泣きの辛さも、学校の入学卒業も鮮明に覚えている。
その子供が国から、「死ぬべきである」と告げられとあれば正気ではいられないだろう。
親であれば子供を救いたいと思うかもしれない。
だが、それと同時に子供は殺人者であるのだ。自分の子供とおなじくほかの人が大切に思っている人を殺したのだ。
それを差し置いて自分の子供を救いたいと思うのはおこがましく思うし、なによりも殺人者にしてしまったという親としての責任も重く感じてしまうだろう。
殺人を許さない気持ち、自分が殺人者を生んでしまった気持ち、このような贖罪の気持ちと、自分の息子を愛する気持ちは矛盾しない。
同時に抱えてしまう感情だが、世間はその息子を愛することを許してはくれない。
逆縁はいかなる場合でも悲しいものだ。逆縁の不幸に直面した親たちは多くの同情を誘う。だが世間は自分たちの逆縁を望んでいる。
いっそ、失恋に苦しんで自殺でもしてくれたらとふと思い、そして自分の子供の死を思うなんてと自己嫌悪にも陥る。
もう子供は死んだのだと思う様にしても、まだ生きていて、そして確実な死が数年後に訪れると司法が判断をした。
被害者を悼む気持ちを強くすれば、息子を愛するという人間の正常な感情を殺さなければならい。
息子を愛するという正常な感情を出すと、犯罪を肯定しているような罪悪感が生まれる。
勝手にエンパシーを感じている僕は、この不協和を公正世界仮説に基づいて「こんな殺人者を生んだ親だから、毒親にちがいない。」というストーリーを作ってしまいたいが、現実はそうではないのだろうなと思う。
猿も木から落ちる、みたいな、たしかにそういう現象あるよね、そこから教訓が導き出せるかもね、ってタイプの根拠のあることわざはまあわかるんだが。
可愛い子には旅をさせよ、みたいななんの根拠もないことわざが好きなんだよな。
根拠が無いのにことわざのフォーマットを利用してるから説得力だけはあってバグっちゃってる感じが好きなんだわ。
可愛い子を旅に出しても実際は殺されるかもしれないし、家でていねいな教育を施したほうが出世するかもしれないわけじゃん。
チンパンタラコの言い方を借りれば「なんかそういうデータあるんですか」って話だよな。
実際、「可愛い子には旅をさせよ」って思わない人も多いから警句としてそういうことわざがあるわけでしょ?
だったらデータで話をすべきであって、ことわざに頼るべきじゃないよな。
これがことわざなのかはわからないけど「天網恢恢疎にして漏らさず」も好きだなあ。
天の網は抜け穴があるように見えるけど実際は通すべきでないものを通さないようにできている、つまり悪人にはかならず報いがある、みたいな意味だな。
なのに見てきたかのように「疎にして漏らさず」とか言ってるわけでしょ。空想の二段重ねじゃん。
めっちゃ好きだわ。
まあ天網ってのが比喩なのはわかるんだけど、それにしたって極悪人が大往生する例なんていくらでもあるわけで、根拠もなければ事実でもないわけじゃん。
「天網恢恢疎にして漏らさず」みたいな思考って公正世界仮説って名前が付いていて、歪んだ思考の典型だよな。
老子とかいう中国の謎のオッサンの言葉らしいけど俺からすればワンパンだろwって思うわ。
「二度あることは三度ある」とかな。普通に二度で終わるパターンもあるだろ。
繰り返しになるけど、なんの根拠も無いのにことわざのフォーマットを使ってるから説得力だけあってバグっちゃってる感じが好きなんだよな。
そういうのあったらおしえて。
毎度のことながら赤き◯チガイ集団こと例のサッカークラブファンが人類にご迷惑をおかけしているようで。
さてさてこの手の話題になる度にいつも言われているのが
で御座います。
これには立派な理由があるのです。
という類の話に帰結するのですよ。
無期限出禁にするということは、クラブが出禁にしたファンのコントロールを行う機会を完全に失うということです。
特定の試合数を出禁にした場合は、「大人しくしていたらまた来てもいいよ」という餌をチラつかせることが可能になりますが、無期限で出禁にした場合はそれは不可能です。
期限付きの出禁とは、「出禁の期間中は大人しくする」という行為に対してクラブが「大人しくしていたら許す」というインセンティブを与えて首輪をつけている状態なのです。
この首輪を手放してしまえば、相手は「どうせ真っ当にやっても駄目なら変装なり不法侵入なりをすれば良い」と考え始めます。
もちろん法的措置を取るという手段はあるのですが、これはクラブ側もかなりの体力を使うことになる。
そしてそこまでやってしまうと今度はフーリガン側が強い逆恨み意識を持って何をしてくるかわからない危険性が生まれます。
サッカーは遠征をして行うスポーツであることを考えれば、コントロール不能な暴徒のリスクを他所に押し付けるのは回避したいわけです。
期限付き出禁のメリットとしてファン同士の間に「大人しくしていれば良いじゃないか」という空気を醸成できるというものものもあります。
サッカーファンの中でもフーリガンになるような人種は得てして承認欲求が強く、サッカーやクラブが好きというよりも「応援を通して仲間意識を感じられるのが好き」という意識が強いものです。
こういった連中は仲間から「クラブもそう言ってるんだし大人しくしてなよ」という圧をかけられると黙って従います。
もしもここで完全に出禁にしてしまえば「そこまでするなんて酷いよね。僕たちが支えてきたのに」と勝手に盛り上がられる危険性さえあります。
期限付きの出禁というのは罰則としてはそこまで重くないわけですが、それが結果として罰則を回避した他のファンの警戒心を必要以上に煽らずに済むのです。
より厳格な罰則や法的措置を行ってしまえば、明日は我が身ではと怯えた一部のファンが逆ギレ的な抗議活動を始めるリスクが発生します。
最悪自分が同じ目にあっても大人しくしていればいいという安心感があるから、「今回は諦めて大人しくしていろ」と周囲が気軽に行ってくれるのです。
もしもこれがファン活動の死刑宣告に等しい無期限出禁となれば、ゴールラインが自分たちに伸びてくるよりも前に先に死刑宣告を食らった仲間を扇動して「このようなクラブの措置に我々は講義をするものである」と活動を行わせようとする圧をかけてくる者たちが出てくるでしょう。
罰則処分というのは誰かの公正世界仮説を支えるための手段ではなく、相手をコントロールして再発のリスクを下げるための手段です。
ここを見誤っている人が結構多いんですよね。
ここを区分けできないと近代社会における罰則の本質を見誤ることになる。
はてなー(というかブクマカ)が本を読むとか嘘だし、未だに努力教で公正世界仮説に生きてるよね
anond:20230413050437 anond:20230413165758 anond:20230413154903
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20230413050437
割とそれ以前の問題だと思うぞ
共感性死んでないヤツは、
メンタルの病気で心神喪失状態にあるか、食い物を盗まないと『死ぬ』状況にあるか、
知識不足で犯罪になると知らなかったとかでもない限り、悪いこと元からできねーもん
これが悲惨な環境に生まれても犯罪者にならない理由だね(共感性がある)
逆に恵まれた環境に生まれても犯罪者になる理由だね(共感性が生まれ付き死んでる)
あと、因果応報ってのは公正世界仮説と同じく馬鹿げてるけど、理にかなっている部分もあって、
それは "ストレス" な。ストレスの有害さが人類唯一の絶対の平等で、
いいメシ食って、モデルの彼女や奥さんがいて、ハウスキーパーいて、専属の医師がいて、SPに守られてても、
みんな、ガン・脳卒中・心筋梗塞・免疫弱りからの過労死とか薬のやり過ぎで早死にしてる
世界的に成功して金が有り余ってても、肉体労働してなくても、ストレスまみれだと、精神病含めた病気になるか死ぬのだ