はてなキーワード: 全解連とは
https://anond.hatelabo.jp/20230504221251
とか
https://anond.hatelabo.jp/20230504230548
(削除済み)
が話題だけど、そもそもなんで京都で共産党が強いか、って理由が書かれてない。
55年体制下では、非自民の最大勢力は社会党だったのは御承知かと思う。
何故かと言うと、京都では部落解放同盟(社会党の有力支持団体)への配慮(市への採用枠/生活保護・公営住宅その他公共サービスの優先需給枠/「差別だ!糾弾するぞ!」と謂えばどんな無理難題も通る風潮(特定地域の路上駐車が全く取り締まられないとか、どんなクレームでも飲まされるとかね))がいきすぎていて、その他の住民の暮らしを圧迫していたんだ。
※京都市環境局の職員(もちろん事実上無試験の採用枠)が毎年に近いくらい覚醒剤などの事件を起こして逮捕されていた時代すらあった。
それを、差別利権として真っ向から批判したのは共産党だけだったんだよね。まぁ共産党系の全解連(今の全国地域人権運動総連合)と解放同盟の仲が悪かったことが主たる理由なんだけどね。
だから、京都では共産党が普通の住民の味方って雰囲気が長く続いて、支持も広がっていっていた。ただ、こういった配慮が減るにしたがって共産党の京都での存在意義も減っていったんだよね。
京都での維新の台頭はそんな中でおきたイベントで戦後政治史の転換点のひとつになりそう。
余談だけど、更に遡れば自民党の重鎮野中広務と共産党の関係とか共産党と朝鮮労働党の関係とかまで出てくるけどそこまでは今は関係が薄いので。
更に余談だけど、30年ほど前までは公立小学校の先生から「投票は共産党に」とか電話が掛かってきた。今はさすがにないはず。
更に更に余談だけど、差別利権に切り込みまくってた共産党が現在ではそういったもの(女性差別とか)に食い込もうと頑張ってるところを見ると、当時を知る者としては真底失望する次第ですね。
http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20080129/1201604111
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同和対策でばらまかれる金のおこぼれは欲しいが、解放同盟にも全解連にも入るのは嫌だ、という以上の何ものでもないんだけどね。自力で何かの対策を勝ち取ったとかの実績なんてほとんどなし、「解放同盟の小判鮫」という表現がよく似合う。
だから、同和対策の垂れ流しをカットして張り付いてる本体が苦しくなる頃には、放っておいても勝手に自滅するよ。自民党側から見た集票団体としての旨味もほとんどないし、大樹会すら切り捨てるいまの状況では、むしろ「既得権益」の象徴としてスケープゴートにしたいくらいなんじゃなかろうか。
ついでに言えば、少なくとも建前としては、"自由同和会の糾弾"というものは存在しないことになってる。(実態として強要事件の類が存在しない、とは言わない) なんとなれば彼らが「解放同盟にも全解連にも入るのは嫌」な理由自体が「糾弾」と「社会主義臭」だったんだもの。