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はてなキーワード: 作風とは

2024-04-18

anond:20240417211742

ホヨバ作品理解が浅いな。十把一絡げに語れるもんではない。

崩壊学園や崩壊3rdくらいまでは、萌え萌え的な平成日本萌えカルチャーを強く意識した作風でありつつ、崩壊現象侵食される世界抗う少女というシリアス混じりのアツい少年漫画的な展開をベースにしてる。SF的な背景は作り込まれはいるけどカラーとして強く出てるわけじゃなく、アクセントとかテイストの域に収まってる。ただ、収まってるがゆえに詳細な背景が何年も伏せられていて「そういうことか!」となるまで時間がかかりすぎるから、これも運営ゲームとして興味を持続させるためのやり方ではあるんだけどもどかしくはあるな。

原神はファンタジーで、スターレイルスペースオペラで、どちらもSFというかオーバーテクノロジー的な要素はあるけれどもスパイスにすぎず、前2作の少年漫画的ノリよりは洗練された、穏やかでじんわり・しんみり来るヒューマンドラマ主体としてる感じになってるな。萌え萌え感も特に全面には押し出してなくて、デザインをよく見るとフェチを感じるけれども、露骨さはなくて令和のオタクカルチャーらしくこれも洗練されてる。萌え的なもの摂取できるけれど、それを主眼として飛びつくもんではないのよ。グラブルみたいな感じと言えば近いかもしれない。

で、ゲームという媒体で得られるナラティブというのは、例えどんなすぐれたSF小説と比べたとしても、やっぱり別モンなのよ。

ホヨバースゲームはそれを特に理解していて、ゲーム内だけでなく動画音楽や催しとあらゆる表現を使って多角的作品観を彫り上げていく技法に長けているし、作品間の特に明示するわけではない些細なシンクロニシティみたいなものが大から小まで散りばめられてる。そういうところを汲み取れるくらいになると、小説やら萌えゲーやらが比較対象にならないことが理解できると思う。

20推し続けた人のファンを辞めた話

私はある劇団員ファンだった。

キャパ130人くらいの劇場で公演をしているような劇団の中堅の役者ファンだった。

奥さん劇団員

結婚していることは非公開にしているくせに

奥さんは私によく「匂わせ」をしてきていた。

そんなとこもなんかずっと気持ち悪かった。

推し(便宜上そう呼ぶ)は、20年前はたっくさんのファンがいた。

人目につくような仕事をしていたから、仕事から流れてきたファンがたくさんいて、私もその1人だった。

でもその仕事がなくなり、人目につかなくなると、ファンはすぐに離れていった。

気づいたら、私は推しの唯一のファンになっていた。

若かりし頃、被りなんてみんないなくなっちゃえばいいのに、と思ったこともあったが

実際に居なくなるとなんとまあやりがいのないことか。

ファン同士で「私の方がいい対応してもらってる!」「私の方が可愛い!」「私の方がたくさん金を落としている!」など内心バチバチやることが楽しかったのだ。

今は、客は客だしお行儀よく金落とせば好かれる。とわかるけど、そういうことがわからないファンが(私含め)いっぱいいたしそれで承認欲求が満たされることが楽しかった。

競う相手がいないとつまらない。

淡々とした日々が続いた。

頑張ろうが頑張らなかろうが私は「唯一のファン絶対的存在」だから、頑張る必要がなかった。

その頃気づいたが、推しには役者としての魅力がなかった。演技も上手くないし、顔もスタイルも貧相。20年前は若くて華があっただけだった。

あとびっくりするくらいコミュ障で、面会でも会話が成立しない。

から役者としても別に好きではないし、人としては苦手だった。唯一のファンである心地よさと、他の劇団員がいつも良くしてくれるから辞められなくて、ずっとファンを続けていた。

ファンになって19年が過ぎた頃、状況が変わった。

その頃の私は怠慢も怠慢で、推しが出演する舞台でも、その団体作風が嫌いなら観に行かなかった。

役者ファンとして推しが出るなら観に行こう、という気持ちより、消費者として観たくないものは観なくていいだろ、と思っていた。今もそれは正しいと思っているけど、ファンならなにがなんでも追いかけるのもまた正解だったのだと思う。

そんな間に、私が観に行かなかった舞台を「推しを目当てに見に行った人」をXで見つけた。

その人は、どうやら新規ファンのようだった。

推しはXで、劇団ファンの中で唯一私だけをフォローしていた。

ごくたまに、酔った勢い推しが芝居のことや仕事のことでDMをしてくることがとても嬉しく、私の中の自信となっていた。

気づいたら、推し新規ファンのこともフォローしていた。

新規」の「匂わせ」からしてDMしていることもわかる。

別に全然いいしファンが出来て良かったねと思っていた。本当に。

でも、気づいたら、「新規」のツイートばかりいいねリツイートしているな。とか

面会の際も「新規」とは長々話しているな、とか勝手に卑屈に感じるようになっていった。

今まで待ち望んでいた被りなのに、

惰性でファンを続けすぎてもう戦う熱量なんてない。

絶対的不動の存在だと思っていたので

別に私じゃなくても誰でもいい」みたいな扱いを受けると

虚無感に襲われた。

推しにとっては、チケットが売れて席が埋まれば、誰が座っても変わらないことは頭では理解しているのだけど、ヲタクとしては感情が追い付かない。

かといって私のことを露骨に贔屓しろとも思わないし

自分のペースでこれから推し続けようと思っていた。

そして推し誕生日

新規」は0:00に主語もなく「おめでとう」とだけXにポストしていた。

私も数時間後に同様につぶやいた。

その日の夕方になり、「新規」のつぶやきにだけいいね がついていた。

私の気持ちが折れた。

中学生じゃないんだから、こんな小さなことで、と私も思う。

こんなに長文を書いて。

いいねがつかなかったって。

しょうもな

でも、でも、タイムラインを見ていたら、「新規」のポストが目にはいったなら、私のポストも目に入ったんじゃないの?とか

いつも劇団に関するポストをすると即座にいいねしてくるんだから私のポスト絶対に見ているはずなのに、とか。

まあこれはきっかけに過ぎないのだけど

誕生日おめでとうのつぶやきに、被りはいいねされて私はいいねされなかったので、私は20年続けた推しファンを辞めます

劇場では推しはとてもいい笑顔を私に向けてくれるので

推しがXの使い方が上手ければこんなことにはならなかったのかも、と思うと悔しい。

というか劇団劇団員もXの使い方が下手すぎる。

客のポストバカみたいに全部リポストするから、本当に見たい劇団員ポストが埋もれるし全員がリポストするから同じ客のポストが何度も流れてきて不快

複数回観劇するヲタクがここぞとばかりに考察したり「今日はこうだった」とポストするのに嬉々として反応するので、ライトヲタは肩身が狭くなり行きにくくなる。

まじで頼むから当日券情報とか楽屋での様子だけポストしててくれ。

むちゃくちゃ悪口ばっかり書いちゃったけど

推し、今までありがとう

いまだにヘッダーを私が撮った写真にしてくれていることだけが唯一の私の自信です。

バイバイ元気でね。

2024-04-16

anond:20240416105325

まずSFは好きでなさそう。サイファイばっかやってるし

ロボットは……どうだろうね。ザブングルとかリーンの翼とか、やってるけど。作風としてやりやすいだけで、好きではないのかもね。

でもデザインには並々ならぬこだわりがあるよね。これかな。ロボデザインが好きなのかな。

2024-04-14

anond:20240414123952

書く方には限度がないが、現実人間には限度があるから、そんなに書いたってもうだめという一線に至って悲劇が起る。

思うに彼の作品も限度に達した。

こうなって欲しいという願望の作風が頂点に達し或いは底をつき、現実とのギャップを支えることができなくなったから、

彼には芸術上の転機が必要となり、自らカラを突き破り、その作品の基底に於て現実と同じ地盤に立ち戻り立ち直ることが必要となった。

然しそれが難なく行い得るものならば芸術家に悲劇というものはないのである

オモチャ箱 坂口安吾

https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/56800_56883.html

anond:20240414083422

AIの話と似てるな

AI著作権のない作風をパクられただけでキレまくってる

著作物として保護されたきゃ法律変えて「作風」というアイデアのもの保護してもらえるようにしなきゃいけないし

それをせずキレてもお気持ちしかないよな

エロ絵が女の抽象的な特徴をパクッて2次創作しても問題ないように

AI萌え絵抽象的な特徴をパクって2次創作しても問題ないはずだ

エロ絵のモデルがわかるほど本人に酷似させてしまったら問題になるように

AI絵も類似性確認されて初めて問題になる

万物創造神だと言うならそれでもいいけど、著作物しかない女はキレてくるなよ。著作物として保護されたきゃ創った神様に「この女を元にして作っただろ」とでも言わせることだね。

まぁ実際は「女」というアイディアのもの保護されないし、それで神がキレてきたとしてもお気持ちしかないはず。神がそんなことするほど低俗とも思えないし。

バンクシーグラフィティ「あり」で、その辺のエビチリと書かれたグラフィティが「なし」だとすると、その違いは金銭的な価値と、積み上げられた分脈の有無だろう。

バンクシーは既に有名で、作品は数億円で取引きされている。その辺の壁のグラフィティも、うまく回収できれば数千万円〜で売れる。だから書かれた方も喜ぶ。

なぜバンクシーにその価値が生じているかというと、今までの活動作品の蓄積で、バンクシーというアーティストがどのような作風であるか、どういう姿勢をもって何のために作品を作っているか、どのような作品の変遷があり、どの美術館に展示されているかなどが物語として成立しているから。

エビチリ落書きも、同様の蓄積があれば価値を持ち有り難がられる可能性がある。

ジャンルによるが、クリエーターリベラル寄りの思考のことが多い。

これはなぜだろうと考えてみると、「未知への挑戦をする」「自分理想とする作品を作ろうとする」ことが理想主義的、場合によっては夢想であることに近いからではないだろうか。

ジャンルに寄る傾向の違いは、伝統的なスタイル確立されていて型にはめることが大切なジャンルでは保守的な傾向が強いとか。音楽ジャンルで言えばアメリカカントリーミュージック日本演歌のようなものでは、客層が保守的ということもありリベラル思考であることはマイナスになり得る。

逆に現代アートのように常に過去とは違う作風を探し求める必要があるもの、新しいものが常な求められるジャンルでは、よりリベラル思考の人が増えると説明がつく。

2024-04-12

anond:20240412125940

なるたるメンタルがやられると聞いたけど

あの作者の漫画全般に言えるけど社会をあまり知らない思春期学生かに刺さる作風だよね

2024-04-11

anond:20240411002849

…どちらの方が可能性が高いかな。自分後者だと思う。

2024-04-10

卑怯もの

最近流行ってるコンテンツチェンソーマンとか推しの子とかちいかわとか

一見ライト層にも受けがいい媒体作風でそういう人間呼び込んどいて、信者たちに浅い闇の深さとか社会風刺みたいなの見せて二面性があるとして人気出すのやめてほしい

最近流行り全部それ

バカどもに「闇が深い!」だのそういった考察だのさせて金稼ごうとするの狡猾すぎるわ

恥ずかしくないのかね?本当に仕事批評してるライターとかならまだしも、少年誌SNSで発表されてるという前提があってその作品読んでますみたいなやつがしたり顔考察とかしてて何語ってても「でもお前キッズやん」としかならない

2024-04-09

anond:20240409151719

何を守りたいのかわからん

非親告罪にしようと作風画風が保護されないことには変わりない

2024-04-05

冷笑系を広めたのは藤子

anond:20240404233313

藤子F氏はそういうのを広めるつもりは全然なかっただろうけど、氏が国民漫画家フィクション天才だったが故に氏の冷笑系作風が浸透した感がある(もちろん冷笑以外にも引き出しはあるが)

特にSF短編皮肉のキレ味は昔も今も影響力が絶大

だけど藤子F氏は今や手塚治虫より聖域化してるレベルから日本最大の冷笑系的には目を向けようとしない(なのでひろゆきのような安心して批判出来るのをターゲットにする)

山本弘氏の影響なんてありんこ程度よ

2024-04-03

anond:20240403161711

問題は先鋭的な現代アートではなくて、ファインアートイラストレーションなど職人的な技術作風個性価値が置かれるフィールドAIオペレータ学習素材を簒奪していることだろう

漁師が最新の設備で魚獲るのは結構だが、他人ルアーフィッシングしてる渓流をせき止めて一川魚を網打尽にしようとするのはインモラルだろ

2024-04-02

石黒正数、暇アノン呼ばわりする者を刑事告訴

石黒正数は、女性叩きやリベラル叩きを盛んに行うゴントゥーンベリ宇佐美典也を以前から好いており、よくいいねしていた

暇空茜がcolaboにいちゃもんをつけるようになってからは、ゴンらのcolabo叩きのツイートにも多数いいね

彼の作風にも生意気な女をこらしめたい、慈善事業は金目当ての嘘っぱち、という思想複数作品露骨に表れている

天国大魔境」アニメ化の際に「この作者暇アノンだよな」と暇空アンチに叩かれるように

石黒は、「暇空を称賛し暇空のデマを信じる人たち」のツイート自体は多数いいねをしていたが、暇空自体には流石にヤバイと思ったのかいいねをつけずフォローもしていない

しかし、「石黒は暇アノン」と広まる中で「石黒は暇空にいいねしたりフォローしていた」というデマも広まっていった

赤松健内藤泰弘などの暇空をフォローしている有名漫画家が他にいるため、混同されたのかもしれない

天国大魔境はディズニープラスで独占配信されていた

ディズニーコンプラにうるさいので、石黒女性支援団体へのデマを多数いいねして結果的拡散に加担したこと通報したれと言い出す愉快犯複数出た

まり真剣味はなくネタっぽかったが、それに焦ったのか石黒は「暇空を支持しているというのはデマいいねはよくわからずつけただけでcolabo叩きの意図はなかった」と昨年に釈明

しかし、その時点ではcolaboの監査結果が出て公金不正受給はなかったと判明した後だったのに、疑われるcolaboが悪いと逆ギレして炎上

いいね欄のことなんか知らない人にまで「石黒はこういうひどい内容にいいねしていた」とスクショが出回り、colaboに関係ない別件の揶揄中傷いいねも発掘された

その後、石黒単行本編集作業の時期でもないのに休載した

4月になってから石黒は、改めて自分は暇空支持者ではないし濡れ衣に苦しんでいると語る動画投稿

「あの人って前は暇空フォローしてたんでしょ」という一般人たちのツイート晒しいいねをしただけなのに大勢に尾ひれをつけられたと語る

終始石黒の声は疲れ切って弱々しい

石黒は暇空を支持している」「フォローをしていた」「いいねをしていた」とデマを流した者たちを訴えるとのこと

また、警察にも行って刑事告訴の準備をしている

「暇空の支持をしている」「暇空のフォローをしていた」「暇空にいいねをしていた」は警察に捕まるレベル誹謗中傷であり名誉毀損だという判例がこれからまれ

震えて待て

2024-04-01

画風をまねるAI禁止したい絵描きは、他人の「文体」を尊重してるか?

イラストレーターの「画風」に相当するのは、俺たち文章書きにとって「文体」だろう。

「〇〇さんっぽい文体で、他の誰かが執筆」を文章書きは問題視しない。たまたま似ていたら「文体が似てるね」だけだし、意図的に似せてきたら「すげえ、上手い」と思うだけだ。

文章の内容をパクったり、一字一句同じコピペだったら批判するが、「俺の文体は俺が独占すべき財産だ」なんて微塵も思わない。

なぜ絵描きけが自分の「作風」が独占できるなんて考えるのか? 特権階級意識もいい加減にしてもらいたい。

2024-03-28

anond:20240328112955

だとしたらそれは監督演出家意図からやっぱり現場作業員を叩く意味嫌がらせ以外になくね?

アニメに限らずドラマでも監督によってわざとらしい演技と顔芸のオンパレードみたいなのあるけど、それはその監督がそういう作風なわけで役者問題ではない

全年齢向けで二次創作オリジナル漫画を上げていた人が、いつの間にかfantiaだかfanboxだかを始めており、投稿は下書きで完成品をそこに上げるようになっていた。

それからまた月日が経ち、その人は成人向けの絵を描くようになった。肌露出部分を隠した絵を投稿し、それを取っ払った名実共に成人向け状態ものをfantiaだかfanboxだかに上げている。

本人が何を思って路線を変えたかはわからないし、本人の勝手ではあるものの、まるで収益性がその人の作風を左右したかのように見えて漠然と切ない気分になった。

2024-03-25

「当該作品群」を誤読されてます

まず基本的な話ね

作風や画風といったアイデア等が類似するにとどまり既存著作物との類似性が認められない生成物は、これを生成・利用したとしても、既存著作物との関係著作権侵害とはならない。また、既存著作物アイデア等が類似するが、表現として異なる生成物が市場において取引されたとしても、これによって直ちに当該既存著作物取引機会が失われるなど、市場において競合する関係とはならないと考えられる。

そのため、著作権法保護する利益でないアイデア等が類似するにとどまるものが大量に生成されることにより、自らの市場が圧迫されるかもしれないという抽象的なおそれのみでは、「著作権者利益を不当に害することとなる場合」には該当しないと考えられる。

著作権法30条の4の但し書きもアイデア(作風や画風)の類似では該当しません。

ファインチューニングの扱い

なお、この点に関しては、上記イ(イ)のとおり、特定クリエイター作品である著作物のみを学習データとしてファインチューニングを行う場合、当該作

品群が、当該クリエイター作風共通して有している場合については、これにとどまらず、表現レベルにおいても、当該作品群には、これに共通する表現

本質的特徴があると評価できる場合もあると考えられることに配意すべきである

これ文章が読みにくいので難しいのだが、上記イ(イ)は下記の文章だと思われる。

学習データをそのまま出力させる意図までは有していないが、少量も学習データを用いて、学習データの影響を強く受けた生成物が出力されるようなファインチューニングを行うため、著作物の複製等を行う場合」に関しては、具体的事案に応じて、学習データ著作物表現上の本質的特徴を直接感得できる生成物を出力することが目的である評価される場合は、享受目的が併存すると考えられる。

ここでも「本質的特徴を直接感得できる生成物を出力することが目的である評価される場合とあるので

アイデア(作風や画風)を模倣した生成物を出力することが目的である場合対象外です。

続いてこうあります

○ 近時は、特定クリエイター作品である著作物のみを学習データとしてファインチューニングを行うことで、当該作品群の影響を強く受けた生成物を生成することを可能とする行為が行われており、このような行為によって特定クリエイターの、いわゆる「作風」を容易に模倣できてしまうといった点に対する懸念も示されている。

このような場合、当該作品群は、表現に至らないアイデアレベルにおいて、当該クリエイターのいわゆる「作風」を共通して有しているにとどまら表現レベルにおいても、当該作品群には、これに共通する表現上の本質的特徴があると評価できる場合もあると考えられることに配意すべきである

これ上記引用したことと同じことが書いてありますが「当該作品群」の読み方が非常に間違えやすいです。

当該作品群の誤読

○ 近時は、特定クリエイター作品である著作物のみを学習データとしてファインチューニングを行うことで、当該作品群の影響を強く受けた生成物を生成することを可能とする行為が行われており、このような行為によって特定クリエイターの、いわゆる「作風」を容易に模倣できてしまうといった点に対する懸念も示されている。

ここに出てくる当該作品群はクリエイター著作物です。

このような場合、当該作品群は、表現に至らないアイデアレベルにおいて、当該クリエイターのいわゆる「作風」を共通して有しているにとどまら表現レベルにおいても、当該作品群には、これに共通する表現上の本質的特徴があると評価できる場合もあると考えられることに配意すべきである

ここに出てくる当該作品群は生成された作品群です。

これをクリエイター著作物誤読すると「作風コピーしまくると本質的特徴があると評価できる場合もある」と読めます

実際は「生成された作品群の中には本質的特徴があると評価できる場合もある」と言っているに過ぎません。

作風模倣にとどまらず、表現模倣に至る場合もありますよってだけです。

anond:20240325183328

anond:20240325183328

お、著作権法に自信ニキきたね

ところで「作風」と「創作的表現」って違うらしいんだけど、具体例知ってる?

AI と著作権に関する考え方について(素案) (令和6年2月29日時点版)

によると、

近時は、特定クリエイター作品である少量の著作物のみを学習データとして追加的な学習を行うことで、当該作品群の影響を強く受けた生成物を生成することを可能とする行為が行われており、このような行為によって特定クリエイターの、いわゆる「作風」を容易に模倣できてしまうといった点に対する懸念も示されている。

この点に関して、いわゆる「作風」は、これをアイデアにとどまるものと考えると、上記2.(1)アのとおり、「作風」が共通すること自体著作権侵害となるものではない。

他方で、アイデア創作的表現との区別は、具体的事案に応じてケースバイケースで判断されるものであるところ、生成 AI の開発・学習段階においては、このような特定クリエイター作品である少量の著作物のみからなる作品群は、表現に至らないアイデアレベルにおいて、当該クリエイターのいわゆる「作風」を共通して有しているにとどまらず、創作的表現共通する作品群となっている場合もあると考えられる。このような場合に、意図的に、当該創作的表現の全部又は一部を生成 AI によって出力させることを目的とした追加的な学習を行うため、当該作品群の複製等を行うような場合は、享受目的が併存すると考えられる。

また、生成・利用段階においては、当該生成物が、表現に至らないアイデアレベルにおいて、当該作品群のいわゆる「作風」と共通しているにとどまらず、表現レベルにおいても、当該生成物に、当該作品群の創作的表現が直接感得できる場合、当該生成物の生成及び利用は著作権侵害に当たり得ると考えられる。

作風著作権侵害じゃないってハッキリと書かれてるし、じゃあ創作的表現って何を想定してるんだよ……ってなってて、分からなくてさ。

anond:20240325143631

追記部分を見るにあなたは誤解をしているようにみえ

 

まずあなた特定絵師へのファインチューニング(LoRA)の話をしている。事前学習済みモデルに何枚かのイラストを追加学習させて絵柄を模倣させる。この場合著作権侵害とは「学習の際に許可なくイラスト使用すること」である問題は絵柄の模倣ではないので注意。あくま著作物の利用に焦点がある。 

 

さて、普通ならこれは著作権侵害になるのだがAI利用の場合はそうはならない。AI研究促進のため平成30年著作権法が改正された。著作権法30条の4によりAI利用に関してのみ権利制限されたからだ。

 

ところが著作権法30条の4には以下の但し書きがある

著作物は,次に掲げる場合その他の当該著作物表現された思想又は感情を自ら享受し又は他人享受させることを目的としない場合には,その必要と認められる限度において,いずれの方法によるかを問わず,利用することができる。ただし,当該著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は,この限りでない。

 

まりAIなら無罪というわけではなく、著作権者の利益を不当に害する場合は別なのである

以上の問題においては、著作権者の利益を不当に害するといえるかどうかが争点になる。

 

 

文化庁見解

AI と著作権に関する考え方について(素案)

文化庁見解をみてみよう。上のp6ファインチューニングの項を見て欲しい

なお、この点に関しては、上記イ(イ)のとおり、特定クリエイター作品である著作物のみを学習データとしてファインチューニングを行う場合、当該作

品群が、当該クリエイター作風共通して有している場合については、これにとどまらず、表現レベルにおいても、当該作品群には、これに共通する表現

本質的特徴があると評価できる場合もあると考えられることに配意すべきである

 

まり、程度問題だけれども誰が見てもAさんの絵柄といえるものであれば著作権者の利益を不当に害すると判断されるということである

ちなみに同上の見解では

 

自らの市場が圧迫されるかもしれないという

抽象的なおそれのみでは、「著作権者の利益を不当に害することとなる場合」には該当しないと考えられる。

 

絵師さんの側もぶった斬っている。口の悪い書き方をすると

お前は下手くそからAIのせいで仕事がなくなるとかねーよ。元々お前は仕事ないだろ。AIくらい上手くなってから言えみたいな意味(意地悪く曲解しています

 

とにかく、訴えるならAIのせいで不利益を被ったとはっきりと証明できないとダメなわけです

 

件の漫画家さんの件を見てみよう

AI絵師さん、漫画家へのイヤガラセでLoRAを作成、他の絵師に成りすまし拡散、赤松議員「類似性を満たせば著作権侵害」相談窓口を設置 - Togetter

 

この件ではモデル名に漫画家さんの名前が使われています。なので偶然似てしまったと言い訳はできない。

さらモデル作成者は目的嫌がらせであることをX上で発言してしまっています

著作権者の利益を不当に害することが目的であると自ら証言してしまっているので言い訳できません。もしも訴えられたら負けるでしょう。

  

ただし、著作権侵害親告罪なので著作権者が訴えなければお咎めなしです。これは二次創作と同じですね。

現状はこんな感じです

2024-03-24

生成AI推進派と規制派のバトルが過去のあらゆる界隈のキメラ化してる

今日今日とてX(旧ツイッター)が生成AIのあれこれで燃えている。

直近の一週間だけでも、ゴールデンボンバー配信音源ジャケット絵・プリキュア20周年・文化庁パブコメ公開第一段……と、もはや日替わり定食かという勢いで話題が移り変わっている。

生成AIの推進派(親AI)と規制派(反AI)が互いの陣営の行儀が悪い行いをつるし上げ、ファンネル飛ばしお気持ち表明を行い、相手バカにし、互いを憎み合っている。

AIの一部ネームアカウントを中核とした集団は先鋭化&晒し引用リプライ爆撃を続けており、また親AI側も徹底的に文化庁資料現行法を基礎とした理詰めロジハラでの徹底抗戦継続

そんなインターネット言論バトルを見るにつれ、思う事がある。

AI側の言動が、過去にXで繰り広げられていたツイフェミ・悪質撮り鉄限界左翼・反ワクチン界隈の言動と重なりつつあるのだ。

そして、反AIを正面から叩き潰そうとする親AI側もまた、上記4界隈の敵対サイドに重なる要素が見えてきた。

この増田では、生成AIを巡るインターネットバトルを蚊帳の外から傍観する自分上記の様に感じた理由を述べ、その上で生成AIを巡るインターネットバトルについて今後の進展を予測したいと思う。

AIとツイフェミ類似点

温泉献血広報活動への二次元美少女起用やサイゼリヤで喜ぶ美少女絵への攻撃を中心にX上での活動をしていたツイフェミ界隈。

ツイフェミ電凸攻撃のせいでキャンペーンが中止となった事もあっただろう。例えば、マイメロママ発言をまとめたグッズの発売中止などである

そんな過去の栄光(?)はどこへやら。もはや昨今では発言力を失い、2024年に至っては三重交通への物言いをした程度しか記憶に無い界隈である

この界隈と反AIとの共通点としては、以下が考えられる。

ネームアカウントが犬笛を吹くと突然ファンネルが襲い掛かる

こんなシーンに覚えはないだろうか?

それまでは特に問題ないとして世の中で扱われていた広告広報コンテンツに対し、ツイフェミ界隈の大御所が苦言を呈すると、まるでゾンビ映画のワンシーンの如く大量のツイフェミアカウントが群がって攻撃をする。

半年以上当たり前のように掲示されていたポスターや、一年以上サービス継続していたゲームに対し、突如として大量のツイフェミアカウントが群がり、襲い掛かり、電凸を行う。

襲い掛かるツイフェミアカウント中の人にとっても、もっと早くからそれら攻撃対象は目に入っていただろう。

何なら、ツイフェミアカウント中の人通勤路上にそれらコンテンツ広報ポスターなどはあたりまえに掲示されていただろう。それを一切問題としてとらえる事なく、平穏日常を過ごしていただろう。

そんな、静穏な日常を送っていたツイフェミアカウントたちが大御所ツイフェミ攻撃指示を受信するなり、

突如狂暴化して攻撃的になり、「ツイフェミルール攻撃して良い存在」めがけて攻撃を開始する。

この行動を、「犬笛を吹くと突然ファンネルが襲い掛かる」と形容した次第である

AIについても同様の行動パターンが見られるのだ。

イラストレーターや某同人作家や某漫画家、あるいは正体不明のよくわからないネームド反AIアカウントもやし、水玉、赤髪モノクロ男性など)が取り上げるやいなや、

彼らが取り上げた存在は「攻撃して良い存在社会悪」と認識され、無数の有象無象によって攻撃が行われる。

蚊帳の外から見ていると、異常である

言いたい事があるのならば、犬笛や攻撃指示の有無にかかわらず、個人として行動をすれば良いのだ。

しかし反AIもツイフェミも、鉄砲玉が自らの意思攻撃をする事はない。鉄砲玉は鉄砲玉として、攻撃指示を待っているのだ。

ネームドの攻撃命令によって「攻撃して良い存在」と化した相手へのみ攻撃を行う習性が見受けられる。

まるで日頃から攻撃して良い存在ギラギラとした血走った眼で探し求め、攻撃して良い存在が出現するなり暴力性を解き放つ怪物の様だ。

はっきり言って、異常である

生成AI規制する根拠現行法にそぐわず感情論に寄っている

まず、感情を持つ事は問題ではない。好き嫌い、支持不支持、良いと思う悪いと思う…など。人は感情を持つ生き物だ。

筆者にも好き嫌いはある。パクチーは嫌いだし、きのこの山派だし、野球オリックスファンだ。

擬人化ゲーではアズレンが好きだし、ブレイバーンは正体判明後も気持ち悪いと思う。

ウマ娘ではヒシアマゾンが好きで、スマホiPhoneの方が好き。FateシリーズではZeroイチオシだったりする。

何が好きか? 何が嫌いか? という感情を持つ事。それ自体を筆者は否定しない。

二次元美少女イラストが嫌いだ。生成AIが嫌いだ…そういう感情を持つ事自体は、特段問題ではない。

問題となるのは、何か世の中のシステムを変える(=社会運動をする)時に、感情ベースとする事だ。

「私が嫌いなもの社会悪だ!ケガレだ!この世界から排斥しなけれはならない!死刑しろオオオオオオ!!」……こんな主張をする政治団体存在したら、貴方はどう思うだろうか?

ちょっと距離を置きたくなるだろう。

AIの主張の一部には、上記主張が見受けられる。

例えば、某漫画家はかつて、生成AI批評する際にケガレ思想に通じる発言をした事がある。

あるいは、某イラストレーターや某説教騎士アカウント(凍結済み)については、生成AI利用者を盗人・泥棒反社・スジモン…と形容した事がある。

生成AI問題を追い続けている人であれば、そんな事もあったなぁと懐かしい気持ちになるのではないだろうか。

ここで断言したい。現代日本社会変革を求める際、ケガレ思想を持ち出して対抗勢力を叩くというのは最悪中の最悪。悪手である

なぜケガレ思想を持ち出してはいけないの? あいつらはケガレだぞ? 人権の無い存在だぞ? など真顔で言い返す人はいないと思うが…もしいるのならば、道徳勉強をして頂きたい。

議論をするのであれば、感情を表向きでも排し、徹底的に理詰めで話をしなければならないのだ。

それがツイフェミも反AIもできなかった。

キモいモンはキモい!」「ケガレケガレ!」「キモ男はタヒね!」「生成AI犯罪者から死刑!」……先鋭化した人物言葉は、やすやす社会通念上許されないラインを超える。

そうなれば、もはやその発言者は社会運動の場からさなければならなくなるのだ。

少なくとも、謝罪を行い、過去無礼を詫び、相手側がその謝罪を受け入れるまでは議論の場から出禁処置妥当であろう。

……それが、できない。感情一辺倒のケガレ思想混じりでは、冷静な議論ができない。敬語も使わず相手罵倒言葉を繰り返すのみである

その結果、ツイフェミ界隈は「話を聞くだけムダな人達」「どうせウチの客じゃないか電話ガチャ切りでOK」……という認識をされてしまったのが現在である

筆者としては、このままでは先鋭化した反AI界隈が「話を聞くだけムダな人達」「あいつらは無視してOK」という認識をされる様になるのではないか…と思う次第である

もちろん、礼儀を尽くし、感情的にならず、相手を敬い、発言は常に敬語で接し、その上で徹底的に理論的で理詰めの会話ができるのであれば、反AI界隈も議論の場に参加できるだろう。

なので、まず、感情的になっている反AI貴兄らにおかれては、常に敬語相手に接するという人間社会の基礎中の基礎から学んで頂きたい次第である

言わずもがなパブコメ喧嘩腰で罵倒文章を書くなんてのは論外である

殺したいくらい憎い相手であっても、八つ裂きにしたい存在であっても、文をしたためる際は常に敬語丁寧表現を心掛ける。それはもう、義務教育を終えた人間の基礎であろう。

AIと悪質撮り鉄類似点

悪質撮り鉄……電車撮影に熱意を燃やし過ぎた結果、迷惑行為危険行為に及ぶ一部撮り鉄存在である

例を挙げると、電車撮影のために田畑私有地に入る。ホームに脚立を立てる。街路樹や柵を破壊する。子供恫喝する。江の島自転車ニキに罵声を飛ばす…など。

定期的に問題行動がインターネットを賑わせ、時にニュースでその姿が取り上げられる集団。それが、迷惑撮り鉄である

この迷惑撮り鉄と反AI共通点としては、以下が挙げられる。

自界隈でのみ通用するローカルルール(ムラの掟)を妄信し。それらローカルルール法律より上に見ている

これは驚くべき事なのだが、迷惑撮り鉄界隈というのは独特の秩序は敷かれており、一応の平定が為されている。というのも、昔の上司撮り鉄だったので、そこで聞いたのだ。

場所取り一つ取っても、現地撮り鉄界隈の大御所センセイに顔を覚えて貰わなければ良いポジションには陣取れない……らしいのだ。

また、新参者が先輩方よりも高いレンズを使うのは失礼。まずは陣取った撮り鉄集団の後ろの方で撮影を行い、大御所撤収準備や車の運転を務め、徐々に顔を覚えてもらうことでベストポジションでの撮影が許されるようになる。……らしいのだ。

昔の上司がいた撮り鉄集団が独特のルールを敷いていた可能性はあるが、

少なくとも、こういった先輩・大御所優先の風潮というのは、撮り鉄以外の界隈でもある程度共通して敷かれているものである

例えば、芸能界や体育系の部活などだ。先輩がクロをシロと言えばシロになる。社会通念や法律よりも、目の前の大御所言葉感情が優先される。そこには、一定の秩序が存在している。

……その結果、時に芸能界ではとんでもないスキャンダルが起き、体育会系部活では暴力や薬物の蔓延ニュースになるのだが……。それはつまり、彼らの秩序・ルール法律を侵してしまったという事であろう。

AI界隈、特に絵師同人作家を中心とするメンバーの中では、こういった傾向が散見される。

まり権威主義お気持ち優先である

大御所センセイが言っているから正しい。法的な正当性二の次だって〇〇万人フォロワーで〇〇の案件を受けて、企業Vの〇〇のママであるセンセイの発言なんだから、正しい!

あの先生発言邪魔となるルールは間違っている! 法律おかしい! 即売会ルールおかしい! 文化庁おかしい!

愛があれば二次創作合法! コミケでウン百万の利益が出ても合法! skebで小遣い稼ぎをしても合法! 著作権親告罪から権利元が文句を言わなければ合法

生成AIは愛が無いか違法! こんな技術違法! コミケから叩き出せ! 権利者が誰かは知らないけど違法! 生成AI使用罪を作れ! 非親告罪だ!

……いや、ちょっと待ってくれ。

大手企業Vのデザイナーである事と、著作権法に精通している事は何の関係もないではないか

フォロワー50万人の大手絵師で、ソシャゲで絵を描いていて、同人誌プレミアが付く事と、法解釈妥当性については何の因果関係も無いではないか

大手絵師のセンセイが今まで十年単位で絵を描き続けた修練の期間を、文化庁職員法律勉強を行い、法解釈政務実践をしていたのだ。

なのになぜ、大手絵師のセンセイの方が文化庁職員よりも著作権に詳しいと言えるのか? 私には分からない。

まず、専門家意見を聞く。耳を傾ける。傾聴する。静聴する。

そういった学習勉強プロセスも経ず、なぜいきなり法律の新解釈を叩きつけられるのだ?

絵師界隈であれば、あなたのお言葉法律であり、教典であり、条例であり、判決だったかもしれない。

だが、フィールドが違うのだ。界隈が違うのだ。界隈のローカルルール通用しないのだ。

なのになぜ、あなた絵師界隈のルールで戦おうとするのか? 法律世界に対して、なぜ絵描きとしての実績で殴り込むのか? 私には分からない。

それと、二次創作と生成AIについて。

端的に言うと、生成AI著作権侵害で叩き潰そうとするのであれば、相当抜本的な法改正必要となる。

その結果、著作権侵害の非親告罪化や絵柄・画風・アイエデアの保護……あるいは類似性依拠性といった判断基準見直しが発生する可能性があるのだ。

そうなると、同人誌権利元以外から著作権侵害として叩かれる可能性がある。(非親告罪である

また、類似した絵柄や画風、塗りや作風ストーリー展開について、先駆者しか書けなくなる可能性がある。(画風やアイデア保護である

現在日本二次創作がおおっぴらに認められており、堂々と著作権侵害コンテンツで金稼ぎができるのは、現行の著作権法がユルユルであるという特殊な状況の恩恵を受けているからに過ぎないのだ。

その著作権法をAI憎しで締め付けるとなると、回り回って全ての二次創作作家が焼き払われる……など。

……これで理解できれば良いのだが、「愛があれば合法」のムラルールで動いている界隈に響くのか、不安である

ここまで書いて疲れてしまったので、ここでいったん投稿する。

後半戦、限界左翼界隈・反ワクチン界隈との類似については以下の通り見出しだけ書いておくので……。

まあ、こういうことだよね…と思っていただければ幸いである。

AI限界左翼類似点

ゼロか100かの極端思考物事を濃淡で捉えられず、100%迎合以外は敵認定
浮動票無党派層といった本来取り込むべき層への脊髄反社攻撃

AIと反ワクチン界隈の類似点

度を越えた誹謗中傷と法的措置の発生
陣営に有利な海外ニュースを熱心に取り上げ、その後の顛末を発表しない
科学技術の軽視。論文技術書を読まない。論拠は「私がこう思うから正しい」

2024-03-22

anond:20240322185217

単純に作曲AIがまだオリジナリティのある部分含めて真似してばら撒かれるところまで進んでないだけ

特定アーティスト作風学習したモデルとそれによって生成された本人のものとほぼ区別のつかない曲データが巷に溢れてからが本番

才能の民主化って言ってる人が叩かれまくってるらしいけど、何らかの技術には努力量による差が認められるべきだと思ってる人が多いんだなって思う。

ええやん。努力せずに憧れが手に入るなら最高やん。我慢ってそれそのものには意味ないし。

努力過程を楽しめないならその程度のものだったんだ。好きと憧れは違う。

とかそういうありきたりな説教が覆ったら面白いじゃん。

努力なくして技術を手に入れてはいけないのなら翻訳アプリも使ってはいけませんねぇ。

まあ機械翻訳じゃまだ雑な部分もあるし、正確なニュアンスを伝えるのも難しいだろうけど。それなりに知識がなきゃ翻訳結果が間違ってるのか正しいのかも分からんし。

絵も音楽も然りだろうし、(こっちには正解も正確もありませんが……)そういう事なら変な叩き方せずにそう言えばいいだけええやん。別にわざわざ言う必要ないけど。

民主化というよりは均質化とかの方が近い気はする。

人の絵を勝手学習させるってのが著作権違反っていうのも微妙じゃねって思う。

特定の一人の作風パクるならともかく複数から学んでいくのもダメなら、それはもう他人作風の影響を受けてはいけないって話になるし。

人が手を頭を動かしながらやるのは良くて機械がやるのはダメとか言ったら、もう公立中学校の謎風習みたいな感じになる気がする。ヌクモリティがないのでダメです。

じゃあ社会ルールが常に公立中学校の謎風習とは違ってきわめて筋の通った合理的ものかと言ったら別にそうでもない気もするけど。

2024-03-21

anond:20240321215850

個人絵師特定学習AI権利者の許可がある or 本人使用じゃないとダメってルールいいんじゃないかなぁと思うんだよね

手描きでパロディするのはどうするんだよ!!同じじゃん!って反論もあるけど、

機械的に大量に自分と同じ絵柄出すのと一生懸命手描きでチマチマ描くのとは並べられんなぁって思うんだわ

機械的にやっちゃうとすごい数になるから

やっぱりオリジナル絵師が描こうと思ったものを潰す確率が高くなるし、規制必要と感じる

これによってオリジナル絵師萎えて筆折ったらもう最悪だし…

他にもAIに食われたもの回避するように変に作風変えたりとか、考えられるオリジナル絵師への悪影響が多すぎる

anond:20240321122248

うそう。パブリシティ権のようなもの作風にある気がするといか

今の社会はなんとなくそれを認めているようなんだよね。

もちろん、作風パブリシティ権なるもの無分別に認めるのは難しいし、

作風パブリシティ権を認める条件を厳格に定めれば、必ずそれを認めさせないような行動に出る人がでてくるから

権利確立は難題だとは思うけど。

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