はてなキーワード: 今日だけはとは
今日は自慢させてくれ。
東京生まれ、東京育ち。都内のそこそこ有名な大学を修士で卒業して、いわゆる日系大手企業に1年勤めた。この会社は待遇が日系新卒にしてはよくて、完全に在宅勤務&ゆるゆる労働環境で額面600万ちかくもらえた。
1年働いたので転職活動をしてみたら、きょう、ある会社から900万を超えるオファーをもらえた。自分は職場でいちばんポンコツだったし、正直にいうとまったく期待していなかったのでビックリした。
家賃20万の南麻布の1Rか、はたまたちょっと田舎(成城とか横浜)の50平米近い1LDKか。。。と悩む楽しみ。これを機に積立NISAをはじめてみたり、給料が増えることが純粋に楽しい。
実家暮らしで貯金が300万近くあり有給が2ヶ月あるので、この費用で韓国に整形しにいきたいとも考えたがこのご時世で断念。
自分で事業立ち上げてるような人間・外資とかでバリバリやってる人間・官僚とかいう謎世界の人間にはなんもイキれないけど、今日だけはイキらせてくれ。
ちなみに自分はキャラが幸せで有れば大体なんでもいいタイプ。感想も大体ポジティブ。
①ケンアス
ここがこうなるとは思わなかったけど話の流れ的には自然だったので個人的には満足。
アスカが「ケンケン」なんて呼んでた時から怪しいと思ってたのよ。ウフフ
ポスターの配置的に公式かと言われると微妙だけどエヴァなんて脳内補完したもん勝ちなんだからこれはカップルだよ。
大人ケンスケ落ち着きあって知的な部分だけが残って、めちゃくちゃカッコ良かったね。アスカが村から出発する前「今日だけは撮らせてくれ」(ビデオを)って言ってたのセクシーすぎて震えたぜ。
アスカは正直中身28なんか?って思ったな。まぁ元々シンジよりもだいぶ精神年齢が高いからな。
村にいるときの2人はなんとなくまだ恋人ではないのではないか?と思うのだけどほぼ素っ裸のアスカと一緒に暮らしていると考えると分からない、、脳内補完は情報の整合性を取るのが難しい。
アスカが幸せになってくれて本当によかった。ケンスケはこれからもアスカをなでなでしてあげてほしい。
②シンマリ
想像をしたことがなかったし他に比べて話の流れ的にも必然性がないのでまだしっくりきてはいない。が、かわいいカップルなのでこれはこれでありだ。
ワンコくんとパラシュートの人くらいの関係性からシンジくんマリさんの仲になり、「絶対迎えに行く」(本当に来た)で熱い信頼関係が築かれ、、と考えるとシンジの、レイやアスカなど自分が不安定な時に築いた関係性ではない、自立してからの新たな人間関係というのは新鮮に感じた。(シンジ君て大体不安定だったし)
姉のような母のような、過去までひっくるめて抱きしめてくれるような優しさと底なしの明るさと強さに辛い体験をしたシンジ君は救われるのではないでしょうか(昇天)
「絶対迎えに行くよ!」の強さやばかったよね。マリさん強いしほんとかっこよかった、、シンジ君と幸せになってね
③カヲレイ
劇中一度も話したことないのに!みたいな声ありますがカヲル=ゲンドウだとしたらしっくり来ますね。(ゲンドウとカヲル君のビジュアル差(イケメン度)があまりにも大きくレイ=ユイと比較してカヲル=ゲンドウの概念を脳が受け入れられていないのはさておき)
劇中1番美人なカヲル君と劇中2番目に美人なレイが結婚したら、、ハァ。絵が美しすぎてため息が、、
どうでもいいけど最後のホームにいたレイとカヲル君私服だったところ、アパレルコラボとかで散々見てきた立ち絵みたいでちょっと面白かった(伝われ)
シンジ君の幸せを思って貞エヴァやら旧劇やらループしてきたカヲルくんの事を思うと胸がギューっとなってしまう。これからはレイを幸せにする事で幸せになれる人生を送るんだろうな(大号泣)
(カヲル君がシンジを幸せにしたいと思うのはゲンドウの優しい部分が抽出されてるからなのかな、とか思ったり)
ここまでが公式ですね。
以下は非公式です。
④カヲシン
あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜
私の中のカヲシンはまだ成仏しきっていないので、もう一度見に行ってスッキリ成仏させてこようと思います。
⑤マリアス
ケンアス、シンマリではあったかもしれないけど、マリアスも公式だったと思うんですよね。途中まで。
姫〜〜おかえり〜〜〜💞のシーンあれマリアスじゃないですか。ほっぺにチューしてたじゃないですか!!(幻覚)
このシーンもシンマリにしっくりきていない要因の一つである。更なる脳内補完が必要。
髪の毛切るシーンめっちゃ良かったね。
黒レイ→シンジ描写いっぱいあったけどシンジ君はメンタルがそれどころじゃなかったよね。
プログラムされてた云々はどうでも良い!レイがシンジを好きになることでポカポカするならそれでいいじゃん!!
推してないけど大本命と思ってたのでアッサリ祭りもなく終わってしまい、私は悲しいです。
アスカ昔の片想いに決着をつけられて本当によかったね、、薄着でお料理作ったりしてたの思い出してうるっときてしまった。アスカの性格的に、ああいうのはもっと未練がましく言いそうだと思ったんだけどさっぱりすっきり言ってたのが印象的だったな。大人になったのと、ケンケンがいるからって事を考えると納得。
⑧カヲアス
僕は最後までカヲアスを諦めませんでした。たとえ、面食いの妄想乙wwwと言われようとも!!!!!
妄想乙でしたね。まあ、新劇のカヲルくんは美しさが超越しすぎててカヲアスは違和感ある。対面したっけ?ってレベルで何もなかったしね。
(でも貞エヴァならありそうではないですか??)
今夜は某先生のかわいいカヲアスを読んで泣きます。某先生またエヴァ描いてくれないかしら。
ミサトと加持さんのむしゅこイケメンすぎてワロタくらいですかね。
カップリングだけでこんななのに戦闘シーンとかそれぞれの成長とか考え出すとお気持ちが止まらないね!!!シンエヴァ最高でした!!
帰宅して聞いたのが信じられない話。
なんと制服→ジャージへの着替えが男女同室で行われるというのだ。
そのため常に、男女とも、半袖短パンを制服の下に着用せよという。
事前にそういうお達しがなかったため、今日だけは「特別に」別室で着替えたらしい。
おそらく、スペースと移動する時間がないという理由だと思う(後々事情を学校に聞いてみることにする)。
校舎は数年前に建て替えられたため、その時スペースを作ることは可能だったはずだ。
同じ市内の小学校の時でさえ着替えは別々だった。
ヘタクソで腐ヲタ向けだけど、お暇なら聞いてください。
「白目」
時には作者を
知らず知らずのうちに
傷付けてしまったり
失ったりして初めて
犯した罪を知る
戻れないよ、昔のようには
煌めいて見えたとしても
今の僕には
何が出せるの?
何に描けるの?
同志のために語るなら
まともなことばかり
言ってらんないよな
どこかの沼で
また出会えたら
僕の絵柄を覚えていますか?
その頃にはきっと
春コミが来るだろう
へばりついて離れない
真っ黒な職にさよなら
垂れ流すツイよ
全てを包み込んでくれ
全てを察してくれ
もう戻れないよ、昔のようには
羨んでしまったとしても
推しがムショ行きになろうとも
いつものように狂ってたんだ
分かり合えると思ってたんだ
途方のない別垢探し
締め切り越えて
イベで会えたら
君の見本を読んでもいいかな
その頃にはきっと
春コミが来るだろう
CPが精一杯繋がった
如何しようも無いエロを
欲しているんだ
真っ白な紙にさよなら
垂れ流すツイよ
今だけはこの萌えを語らせてくれ
全てを忘れさせてくれよ
朝目覚めたら
神の作画に
なってやしないかな
なれやしないよな
聞き流してくれ
忙しないヲタ活の中で
金だけを捧げた
その向こう側で
推しが潤うなら
言えやしないんだ頭の中
自CPが 愛し愛され
生きて行くのが尊いと知って
後悔ばかりの人生だ
掘り返したくない黒歴史(あやまち)の
一つや二つくらい
誰にでもあるよな
損な業だろう
うんざりするよ
真っ黒な職にさよなら
垂れ流すツイよ
全てを包み込んでくれ
全てを察してくれ
夫は毎晩のように晩酌をする。
休肝日といえば二日酔いでお酒が飲めないときくらいだった。(当然休肝日になっていない。)
アルコール依存症というわけでもないが、それでも仕事が終わって家にいる時間の大半は酔っ払っていることが何となくストレスではあった。
依存症になってからでは遅いし、今のうちになんとかできないだろうかと考えた結果、そこで思いついたのが休肝日貯金という提案だった。
大体ビールを1缶空けると、割と良さそうな焼酎をロックで2~3杯。毎週ゴミの日に一升瓶が一本出てるので、一週間で飲みきっているようだ。
150x7+2500=3550円が夫の一週間の酒代と考えられる。
そういえば、以前夫がなんとなく大きな買い物をするのは気がひけるというようなことをいっていた事を思い出した。
自分の小遣いを貯めたとしても、なんとなく家族の手前使いづらいというような感じだった。
そんなつもりもなかったが、確かに毎日ちょっとずつ使う分には罪悪感がないのもわかる。
私「いつもおつかれさま。ところでそろそろ年齢的にも体のことが心配だし、お酒を減らしてみてもいいと思うんだけど。」
夫「あー、うん。そうだね。健康のことを考えなきゃだね。」
口ではこう言っておきながら明らかに生返事。次に何か私が言おうものなら言い返してやろうという身構えも感じられるが、ここまでは予想通り。
私「そこで考えたんだけど、休肝日を作ったらその分貯金してみるってのはどうかな。」
夫「、、、え?どういうこと?」
動揺が見えた!すかさず畳み掛ける。
私「あー、ほら。以前、金額の大きな買い物をするのに気が引けるって言ってたでしょ。だから、休肝日を一日作るごとに500円を貯金していって、溜まったら好きなものを買ってもいいってしたらどうかなと思って。」
しばらくして口を開く。
夫「うーん。でも、小銭とか用意するの大変だし、長続きしなさそうだな。」
実はそれも想定内。
私「そそ。それで考えたんだけど、寝るまでにお酒を飲まなかった日は、電子マネーサービスに500円チャージするっていうのはどう?いつも電子マネーでお酒も買ってるんだから、月末の請求は変わらない感じになるでしょ?」
ハッとした顔で顔を上げる夫。畳み掛ける私。
私「それでたまったお金の使い道に関しては、絶対文句を言わない。趣味のものでもゲームでも、好きなものを買ったらいいんじゃない?」
夫の瞳の奥が輝いたのを見逃さなかった。
私「そしたら、今日だけはこのビール一本で終わったらOKということにして、早速やってみようよ!」
えー、悪いよ。いいの?といいながらスマホを取り出す夫。どの電子マネーにチャージしようかアプリをぽちぽちし始める。
勝った。
最初の一週間くらいは日中の頭痛がひどかったらしく、それってどこぞで読んだ離脱症状じゃねーか!って大声で突っ込みたくなるのを我慢。
そんなこんな、すでに禁酒生活も10日を過ぎ、自分の仮説が正しかったことを実感した。
なんとなく夫の心理的には、小遣いを残しても使いみちがないなら、毎日の発散で消費してやろうという気持ちがあったみたい。
まぁ、私だって好き勝手買い物ができるわけじゃなくて、小遣いだからって好き勝手できていいですねという無言のプレッシャーをかけていたことは反省している。
子供も大きくなって少し手がかからなくなってきたので、そろそろ趣味を取り戻して、いいも悪いも子供を巻き込んでもらいたいなと思ったのは事実で、うまく行ってくれてよかったです。
さて、その分今度は子供にお金がかかるようになってくるので、次はどのタイミングで小遣い減額を申し出るかの戦略を立てなくては。
昨日の音楽の日、とにかく最高だった。
と言うのもここ最近、テレビやネット配信でそこそこ長い尺のメドレーをやってくれることは確かに増えたんだが、基本Love so sweetやhappinessと言った認知度の高い曲。
つまりは万人受け狙いの定番曲を含んだメドレーが多く、別に嫌いなわけじゃないんだけど、ファンとしてはなんだかなぁと言う気持ちが否めないまま12/31へ向かっていた。
そんな中、昨日大トリで出てきた嵐。
どうせ定番曲とReborn、そしてカイトだろうなぁ…と勝手に予測を立ててたんだが、それが良い意味で裏切られた。
「ハダシの未来」「PIKA★★NCHI DOUBLE」「カイト」
思わず声が出た。
え、PIKA★★NCHI DOUBLEやってくれるんですか?マジですか?え?
こんなとこに常駐してる人間だから涙腺なんてものは枯れ果て、年中水不足のような状態なんだけど、女がむやみやたらに発狂したりする感情がこの時初めて理解出来た。
PIKA★★NCHI DOUBLEはファン人気が非常に高いシングル曲。
しかし同時に嵐の中で一番″売れなかった″暗黒時代の象徴でもある曲(それでも14万枚売れてるんだけど)
勿論ファン人気が高いだけあってライブでもそこそこやってくれた曲ではあるんだけど、外周回ってお手振りやファンサ用の曲にほぼなっていて、まともなパフォーマンスを見れる機会は少なくなっていた。
そんな″名曲″をまさかこの2020年にテレビで、しかもダンスパフォ付きでやってくれるとは…
ファン向けの曲であればYouTubeとかのネットでやるのが主流なんだろうけど、ここに来てテレビで、しかも一音楽番組の大トリでやってくれることに本当に感動した。
なんかもうそれだけで最近あった嫌なこととか全部吹っ飛んだし、一曲が齎すパワーってすげぇんだなぁと。
「限られた愛と時間を両手に抱きしめる」
「せめて今日だけは消えないで」
こんなの今歌われたらグッと来ちゃうよね。
淡く儚い青春を歌った曲が、今はこうして活動休止へのカウントダウンとリンクする。
なんて良い曲なんだろうと再認識出来たと共に、コロナ禍だろうと最後までグループとしての「嵐」を応援しようと心に決めた。
たとえ今だけと分かっていてもね。
エアポートまで急いで!
もはやどちら分からなくなって久しいところなんだけど、
大はしゃぎして新成人が
一升瓶でワインかっくらって酔っ払うニュースが微笑ましいと思う、
今年19歳本厄来年成人式!フレッシュな感覚でお送りしたいと思ってるんですけど!
昔はそうだったらしいわよ。
これハッピーマンデーどころの話ではないわよね。
そう思わない?
そんなわけで今年もまた夜のニュースチャンネルで、
微笑ましい荒れる成人式のニュースがたくさん流れることを期待しちゃうわ。
もうこんな時間で私はお友達の家からの帰り道帰路についているところを数キロメートル走ったところで
便利は便利なんだけど、
それはさておき
今日はなんとしてでも
夜までに帰り着いて
また銭湯に浸かりたいとも思ってるので、
書いている暇もないこともないことはなくもないんだけど、
あの関東の人がよく使う、
なくなくない?って泣くに泣けないと思わない?
「と言い過ぎるのは過言ではない」ってこれもどうなのかしらって思うし、
成人の人してはしっかりと言葉を今日だけは正したいところだけど、
じゃあ先生が言ってるなら言ってるで
それでいいんじゃないの?とも思うのよね。
と言うか、
もうそんな「なくなくない?」って回りくどい言い方してる人の話なんか端から聞いてないんだけど、
でもこの地方のWi-Fiが弱い問題はなんとかならないのかしらね?って思っちゃうけど、
ネットに辛うじて繋がってるだけでもパソコンはただの箱じゃないから、
なんとか遅くても我慢してるんだけど、
この山の中の山中、
とりあえず、
そろそろ給油して出発することにするわ!
お友達のところで頂いた朝食が超美味しくて超ショック!
激ウマピザトーストよ。
薄めの食パンなんだけど、
美味しいからって、
ただただ足せばいいといわけじゃなく、
思ったほど美味しくならなかったわ。
やっぱり定められた定量の粉とお湯で作るべきだったのね。
熱いホッツお茶の
これお砂糖入ってるんじゃない?って不信感をいだきそうな
本当に低温で抽出した急須職人の人が丁寧に作られた急須で煎れらてたから美味しかったのかしらね?
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
12月ももう終わる。忙しいけどもどうしても一年の総括をしたくて書き始める。
当方極小企業の薄給アラサーサラリーマン。趣味は仕事。ただ仕事しかしない。
そんな私にも長い付き合いの彼女がいる。
しかし、周りから「なぜ付き合い続けているの?」と言われるくらいに性格が合わないのでよくケンカをする。そしてお互いに結婚するつもりはない。さらにいうとお互いに支えあうつもりもほぼない。本当になんで付き合い続けているのか今でもわからない。
彼女への関心や興味も薄れるどころか全くなくなってきた。ダラダラ付き合うのも良いことが無いと思い、周囲の言うとおりに今年中に別れようと思っていた。
先に話しておくと、私は1月から6月までの半年間、ほぼ毎月別れ話を持ち出していた。
でも彼女からは「別れたくない、絶対わかれない。」の一点張り。仕事だけの男の何がそんなに良いのか。
そこまで言うならこちらとしても考えがある。別れはしないかもしれない。でも、思いっきり遊ばせてもらおう。と。
ようは、浮気だ。
相手は職場の先輩。すこしぽっちゃりしているけど凄く美人。仕事も出来る。彼氏はいた気もする。
私からは全く意識をしていなかったが、相手からのアプローチがきっかけ。
願えば叶うというのか、意識の力って大きいのだなっていうのを実感。
もちろんこちらに彼女がいることは伝えた。先輩は、「それでもいい、仲のいい友達として遊んだりする関係でいい」というので、まぁそれならいいかなと。
今思えば、辞めておけばよかったと思うけども、後悔はない。
先輩との相性はよかったのだとおもう。一緒にいるだけで心地よいし、波長もあう。ああ、運命の人ってこういう人なのかなって強く思った。匂いも好きだしハグしたときの抱き心地のよさ、腕枕されるもするもとても安らぐ。たぶん相手も同じように感じていたようだ。
はじめは一緒に散歩にでかけたり、買い物にいったり、ご飯を食べたり。
でも気が付いたらホテルにいることもあった。
いいのかなと思うこともあったが、手を出さなければいいだろうと。はじめの2か月はただ抱きあったりなんとなくキスしたり、それだけでも凄く幸せだった。
4月のある日、いつもと同じように散歩をしたあと、先輩からホテルに誘われる。
いつもは、どうしようか?と二人で話をしていくか決めていたのに、その日だけはなぜか先輩からのお誘いが。
何か外では話しづらいことでもあるから、個室のほうが良いのかなと思い了承する。
その日は雨も降っていたし、室内のほうが良いのかなとも思った。
毎度、ホテルに着いたらお互いに足だけは洗っていた。さすがに足が匂うままベッドに入りたくもないので、自然とそうなっていたのだろう。
「もう我慢できない。やりたい」と。
いやいや、ちょっとまって。あなた彼氏いるでしょう?何をおっしゃっているのかしら?
なんて考えをする前に服を脱ぎ始める。そして脱がされる。
こうなったらもう止まらない。けど、セックスはしなかった。いや、出来なかった。
なので、その場では発展することは無かった。そして、何事もなかったかのようにその一日は終わった。
拙い文章でもうしわけない。そして、ここまで書いたけど、体力が尽きてしまった。風俗のことすら書いてない。続き読みたい人がいたら一生懸命書くけど、そうでなければ心の奥底にしまうことにする。ただ気が向いたら供養しにくるとはおもう。
クソなんて言葉は口にしないようにしようと決意して1週間。早くもクソだわと思う出来事に出会ってしもうた。だからここだけクソを連呼しまくろうと思う。
今日は用事があって仙台に遊びに行ってたんだけど、そこのゲームコーナーではいつも一回無料のチケットを配っててまあ無料だしと思ってたまたま入荷してたプライズの缶バッジをやることにした。
その缶バッジはプラスチックの輪っかがついてる穴に引っ掛けて落とすタイプのクレーンゲームだったんだけど、横並びに8個くらい並べられてた訳よ。したらどう頑張ったって他の輪っかにも引っかかるじゃんね笑。並べ方がもうクソ。この時点で気づくべきだった。
何回かやってみてうまい具合に持ち上がるんだけどそこから全然動かない。(自分で言うのもなんだけどアームの扱いは上手な方だと思う)
そうしてるうちに他の缶バッジも重なり重なりで持ち上がりもせぬ。アームの弱さはそんなでもなかったけど右アームはご存知の通り弱々。
そんで、なんやかんやあってフチに上がれば落とせるところまできた。だがここで持ち上がるのにフチに乗らないという事件発生。
下に敷いてあったのはあのキラキラのプラスチック宝石だったんだけど高さ足りなくて引っかかんないのよねこれが。そこで取らせる気が無いのは察するけど何か取れると思っちゃうんだよ。不思議。
しょうがないから店員さん呼んでここから動かないんですよー、全然って言ったら「初期位置に戻すくらいしか出来ません」って言われてしもうた。まあ分かってたけど、ここは一旦引いて、じゃあそのままで大丈夫ですってもっかい挑戦した。
正確な数字は覚えてないけど少なくともこの時点で二千円くらいは落としてた。
しょうがねーなーって思って再開。
しかし押せども持ち上げども引っ張れどもうんともすんとも言わんのや。
は~~~~ムカつくわーって思って今度は別の店員さんを呼んでキラキラ宝石のとこならせませんかって言ったら「ならすのも初期位置に戻さないとだめですね」ですって。
分かりましたじゃあそのままで良いですってまた再開。
でもやっぱり動かない。持ち上がるけどそれだけ。ちゃんとアームの開くギリギリに缶バッジのフチ合わせてるし引っかかってるのにこれはもう鬼畜。
五千円くらい落としたかもしれん。そこでまた同じ店員さんに声かけて、「持ち上がるけど動かないんですよー。どうしたら取れますか。」ってもう取らせろって圧かけました←
まあ安定の「初期位置」。「初期位置からの方が意外と取れやすくなるかもしれないですねー。他のお客様もそれで二回くらいで取れた方いますしー」って私そのお客様じゃないからおんなじように取れると言い切れんのかとイライラしちゃったよ。
「あ、じゃあ戻してください」ってちょっと声のトーン下がっちゃったしテンションガタ落ち。振り出しに戻る。
六千円は落としたんじゃないかと思ったけど収穫ゼロだかんな。は~~~クソオブクソ。あれで缶バッジ取っていった人にスタンディングオベーションだわ。すげーよ。尊敬する。
なんかコツでもあんのかな。決して決して下手じゃないし、あれの攻略できたら気持ち良さそう。
もう私、ゲーセンでじゃがりこ(3個入りのやつ)しか取らないわ。つかあのゲームコーナーがクソだっただけで他のゲーセンでやったらまた別だったんだろうなって。
時間(一時間も費やしちゃった)とお金(さらば私の六千円)の無駄遣いをしてサゲサゲのクソな時間でした、と。
まあバイトとかだとそんな融通きかんかなとは思うけどさすがに終始「初期位置」はムカつくわ。無慈悲。
ゲーセンで今まで楽しくなかったことなかったのに今日だけは別。お金使うことがこんなに楽しくなかったの初めて笑笑。
ちゃんと学んでるだけ褒めてくれ。
それにしてもクソオブクソだった。
明日からはクソなんて言葉口にしないようにします。口からうんこ出してるようなもんじゃん。
は~~~~~~~~~~~クソクソクソ。
自分は美人だけど、寄って来るのはやっぱり、性的弱者、恋愛弱者、KKO、精神に問題をかかえた人達ばかりだよ。いつもは世渡りのため「自分が美人である可能性なんて、考えたことすら無かった」ふりをしているが、今日だけは言う。そして5段落目は思い切り同意。
まともなコミュ力を持った人達は、このご時勢の中、女に声をかけるリスクが色んな意味で高いことを知ってるので、あっちからなんて決して来ないよ。同窓会で数年経ってから「学生の頃好きだったけど、クラスで一番の美人にアプローチするなんて、とんでもなく思い上がってる気がして出来なかった」的なことを言われたことは数知れず。そこを乗り越えて来るのは、よっぽどの身の程知らずで、バランス感覚が欠如した人間か、そうでなければ、やんちゃ系オラオラ男。この二種しか来ないのは、現代社会の必然。あとは、女の方からおっけーサインを出しまくって相手にアプローチさせるという、誘い受け手法があるけど、同じ集団内の女に目撃されると受けが悪いし、元増田は不器用そうなので、オススメしない。
お見合い市場に出ろ。ここなら、女の方も相手を探してると公言してるので、日常のアプローチではセクハラリスクが怖い男も、積極的になる。しかし、まともな人から先に退場するシステムなので、大量のクズも同時にいる。増田は大量のクズにアプローチされて、自分の価値がそれくらいだと言われた気がしてダメージを受けるかもしれないが、最初からそういうものだと思って出ろ。健闘を祈る。
そんな予感がずっとしていた。
告知からずっとずっと楽しみにしていた。私は彼女が大好きだった。大阪公演も凄く楽しかった。泣いて笑って、今までで1番楽しくて、キラキラしてた。
でもひとつ、胸にひっかかる。
「歌い手」としての名前と、もうひとつ、「役者」としての名前を掲げた。
嬉しいより先に困惑した事を覚えている。当時の私はまだ高校生で、今よりももっともっと子供だったから、「どこへ向かうの?」と、単純に、残酷に、思った。
それから時間をかけて、彼女は「1度諦めた夢を追いかけようと決意した」と説明してくれた。彼女の演技に触れて、何より「演技が好き、楽しい」と苦悩しながらも笑う姿を見て、私も彼女の夢を応援しようと自然に思えた。
その姿には見覚えがあったからだ。
彼女は歌が好き、大好きと、本当に楽しそうに歌う。
なんだ、一緒じゃん。
そう思って、肩の力が抜けた。
そんな、大きいようで小さいようで、やっぱり大きな変化が起きた日からもう2年半も経っていた。
そして明日。
明日はその、もうひとつの、彼女が長年連れ添ってきた名前からの卒業かもしれない。
そう、思ってしまう。
伏線は幾つもあった。
大阪公演で披露したセットリスト、1度だけ顔を出したもうひとつの声、「夢」の話。
これから彼女の夢を叶える為には演技の名前へ移行した方が良いのではないか。実際そう思ってたし、その時はいずれ来ると覚悟していた。
していたはずなのに、いざ直面するとこんなにも寂しい。
頭ではわかっているのに、心はこんなにも弱くて、嫌になってしまいます。
ずっとずっと、笑っちゃうぐらいずっと、初めて会った日から毎日、毎日、毎日、好きだった。
歌う彼女に会って、毎日動画サイトへ行って、毎日何時間も生放送で彼女の声を聞いて、
動画があがると言われれば1時間も前からパソコンを立ち上げて、待って、イヤホンを耳に当てて、ドキドキしながら時計の針が進むのを待って、
好きだった。
好きだった。
なんか、ほんとに、好きだったんだなって、馬鹿みたいな言葉しか出てきません。
別の名前も彼女は歌う。だけど、出会った貴方としてのステージは最後かもしれない。
きっと、大事なことは何も変わらない。そう思うし、彼女を信じているけれど、今日だけはセンチメンタルに浸らせてください。
人間の感情は刹那的なもので、喉元を過ぎれば熱さは忘れるし、一年前の自分の感情なんて覚えていません。
あんなに彼女の事を好きだった人が、友人が、沢山の人が去っていく所を見てきました。
感情というのは本当に流動的で、掴めなくて、変化していきます。
ずっとずっと好きでいたいし、好きでいようと思っているけれど、未来のことなんて誰にもわかりません。
だから、書きました。
今、思ってることを、剥き出しの感情を、記憶できないなら記録しておきたい。
そんな中で、変わっていくけれど、大切なものは変わらないでいてくれる、彼女がいます。
「歌い手」という枷は私達が思っているよりずっと、大きいのかも知れません。
名前を変えること、それを聞いた彼女のファンは様々なことを言うでしょう。
数年前の私ですら、思ったから。
私には怖くて到底できない。
私の推しは本当に凄いことをしているのだなと思う。
いつまでも夢を追ってくれるのが、その姿を見せてくれるのが本当に本当に嬉しい。
そんな彼女にできる最大の恩返しは、彼女が帰って来れる場を作ることだと、思います。
満面の青のサイリウムの海の景色を、いつまでも、いつまでも見ていてほしい。
胸を張って夢を追ってほしい。
だから、どうか私は、
明日、何を言われても、笑っていてね。
運がいいことに、きっと明日の私は一番前で彼女を見ているから、彼女が私を見た時に、些細な「頑張れ」と「ありがとう」が伝わるように。
ちゃんと「終わり」をくれるのは、彼女がその名前を私達と同じぐらい、愛していてくれてた証拠なのかもしれません。
今まで本当にありがとう。本当に、本当に、沢山の思い出をありがとう。
一緒に、これからを見たい。
広がった道の続きを描けば鮮やかに、新しい夢の姿を照らした。
遠ざかった街の景色の眺めは晴れやかに、背中を押されて今走り出した。
渋谷の真ん中で、たくさんの人の、色々な想いが交錯するステージで、
家族からの連絡を聞いて会いたくないと言っていたあなたに無理やり会いに行きました。
声をかけても仕方がないとわかっていても、どうしえてもやっぱり話がしたかった。
せっかくここまでがんばったのにと、思ったでしょう。
一人でがんばって一人で耐えて、私たちのだれにも弱音を吐かずに戦ってたんだね。
もしかしてとおもうこともあった。
強気なあなただから、あまり深く踏み込むと拒否されそうで、表面上の言葉を受け取って、ありきたりな言葉しか返せなかった。
もっと会いに行けばよかった。たった車で15分の距離なのにね。
直接あったら気づけたかもしれない。
だけど気づいたところで何もできない。
私には何もできない。
長い付き合いだから。
「完璧にだまされたし隠し通されたね、完敗だよ。会いに来てごめんね」
そういったらゆっくり、あなたがいつもの癖のように手の甲をあごにもっていったことが忘れられない。
その三日後には、もうなにも、私からの言葉も届かなくなったけど。
また会いに行くね。
本当はせめて毎月行きたいんだけど時間が取れなくて。
「どうして人って自分が理解できないことに対して寛容になれないんだろうね」
会社をサボろうと思ったわけじゃなかった。今日だけは一人になりたいと思った。自分の割り振られている仕事はこっそりやっておくつもりだった。なんだけど、昼すぎには東京駅から広島行きの新幹線に乗っていた。大学生のときはこんな簡単に乗れなかったのに。少しだけ大人になった気がした。
なんで京都だったのだろう。多分、その意味は無意識の自分にはわかっていて、意識の自分にはわかっていない。思えばいつもそうだ。いつも無意識の自分は答えを出している。懐疑的な僕だけが、無意識に出した答えを理解できずに苦しんでいる。無意識の僕は僕よりも僕のことを理解している。なんでなんだろう。僕はいつも僕に負けている。
京都についたらとりあえず清水寺に行こうとだけ決めていた。京都駅から歩くと30分以上かかってしまうけど、歩いていきたかった。ただ歩きたい時もある。その時はそういう気分だったのだ。
タカは、「清水寺に日本人が全然いない」と驚いた様子の僕に向かってそう言った。京都についた時、一応連絡しておいたほうが良いだろうと思って連絡を入れたところ、
タカから「急にどうした?」と返信が来たので、「確かに急だったわ。なんか一人になりたくて」と言った。するとタカは何かを察したように
「19時から会おうよ。なんか食べたいものある?」と聞いてきた。僕が「お好み焼きかもんじゃ」と注文したら、「もんじゃは東京の食べ物やからw」と笑われてしまった。
もんじゃは東京の食べ物なのか。もんじゃとかお好み焼きとかはなんとなく関西発の食べ物なイメージがある。本場のお好み焼きはやっぱり広島なのかな。よくわからないけど、関西に来たら食べるべきものってその辺なんだろうなって思っていたのに。
タカは呆れた顔で「今更?」とだけ答えた。
「そんなことはわかっているんだけど、なんかほら、そういうことじゃなくてさ。向いていないことなんて百も承知だったよ。だけど自分はそれが自分の課題だと思っていたから。克服すべきものだと思ってた。昔から社会性のなさで怒られてばっかりだったし、大学入ってからもそれは変わらず指摘を受けるばかりだったから」
「りゅーちゃんにそれは無理だと思ってたよw」
僕もそう思っていた。だけどそれでもきっと何かを変えるためには、多種多様な方々と協働することが求められるのだと。そう考えた時、社会性のなさは致命的だと思った。
「・・・まぁ確かに、いまこうしてここにいる時点で克服できるとは言い難いね。笑 タカはどうなの?こうして今自分の事業やってるわけだけど。俺と似たような課題感じていたわけでしょ?」
「もちろん全くできないよね。絶対無理!ってわかってたから半年で辞めるつもりだったしね〜。
ただ私の場合は成功体験があったからさ。大学時代に。それでイケる実感があったよね。まあ、最低限のお金さえ回っていれば潰れることはないしね。」
僕は店員さんが焼いてくれたお好み焼きに青のりをかけてから、ヘラで4等分にした。
「絶対無理かあ。それ、いいね。俺も決め切れたら少しは楽だったのかもしれん。だけどやっぱ、難しいわ。」
「なにがあったの?」
お店を出てから、「これからどうするつもりなの?」と聞かれたので
「漫画喫茶に泊まるつもりだよ。あ、それか温泉の付いているホテルとか、今から入れないかな?」と言った。
「明日みんなで温泉いくよ。学生の子達連れて合宿すんのよ。宿泊費とか食事代とかはうちで持つから、メンターやってくれない?明日には帰るつもりなんだっけ、帰るの明後日になっちゃうけど。」
すごい魅力的だった。でも急に押しかけてそこまでしてもらうのは申し訳ないと思ったので、
「いやさすがにおれなんかがメンターとか、大丈夫か?これ・・・なんかみんなきまずくしちゃいそう。。」気を遣ってみたのだが、
「なにさっきからうるさいわ!こういうのは流れで行くもんだろ!そういう旅なんじゃないの?今回は!」と怒られてしまった。
こんだけ勢いのある感じなら、確かにスパパーンと会社を辞めて事業を興すくらい容易いんだろうなと僕は思った。今日はタカの家に居候させてもらうとして、合宿に参加させてもらうことにした。
「自分のやりたいことを実現するためだったら、政治的な動きだっていやだと思うことないって言ってる人がいてね。その人の気持ちがよくわかる。今京都の行政トップの人たちとお話する機会あるけど、そういう人たちの理解をいただくのとかって、自分の事業のためだったら苦じゃないよ」
いつから僕は人から好かれることが苦手だと思うようになったのだろう。いつのまにか、目上の人はみんな自分のことをいけ好かないやつだと思っていて、余計なことを口走るくらいなら、会話せず穏便に済ますほうがいいと思うようになった。みんなから気に入られて、それでコトがうまく進むのなら、どんなに生きやすいだろうか。
自分は人からどう見られているかに対して無頓着なままだった。ものすごくくだらないことだと思っていたし、気にしても仕方がないに決まっていると思っていた。みんなが意識せずに行っていることを全くしてこなかったからか、まわりからどう思われているのかを意識することがまるでできないらしい。それに今だって、心底どうでもいいと思っている。自分の価値を人に決めさせてしまって良いのだろうか。それは僕に対して最も無礼な態度に思う。
でも多分、こんな僕だけど目上の方々は僕が苦手だと思っているほどには僕のことを苦手としていないのだろう。きっと僕が歩み寄り方を知らないだけで。
奥嵐山から望む京都の景色はとても奥ゆかしくて、いつまでも眺めていられた。奥嵐山にはちょっとした小屋があって、ベランダみたいなところから景観を味わうことができる。ボケーっとした顔で座布団の敷かれたベンチに座っていると、住職のおっさんが僕の隣に座り、京都のことや奥嵐山のことについていろいろ教えてくれた。四条にある木造カフェでブレンドにウィスキーを入れて飲むとか、でもおっさんはウィスキーを水割りにしてそのまま飲むとか。ブラタモリで紹介されたとか、夏目漱石がここで昼寝して帰ったとか。14時になった時、僕の隣で法螺貝を吹いてくれた。宗派によって吹き方が違うらしいのだけど、どこがどう違うのかまではわかりそうになかった。
「比叡山に行きたいの?今が一番のチャンスだね。本場の比叡山を体験できますよ。」住職のおっさんは言った。
「本場ですか?本場というと・・・」
「修行僧が登った比叡山だよ。2月は寒いし、ロープウェイが動いていないからね。バスも出てるけど、歩いて登るんだ。修行になるよ。」
「それは過酷ですね・・・いまから行くと登り切れなさそう。」僕は残念に思った。
これは無意識の僕と意識の僕が対話をするための旅なのだから、もっと旅らしいことをしていいのかなって思った。さすがに歩いて登るわけにもいかないから、ひとまず夜行バスの予約をして、そこから京都駅でレンタカーを借りて比叡山を登ることにした。
「これからどうするつもりなの?」僕は言った。
比叡山の頂上から見える夕暮れの景色の美しさに言葉が出なかった。奈良まで続く京を一望できた。この景色がまさに権力の象徴しているように感じた。僕はこの平地に思いを馳せた当時の人々のことを思った。ある人は太平を願い、ある人は戦乱を望んだ。比叡山を焼き討ちするくらいの器量は僕にはないだろうな。僕は彼の方がバグっていることに少しだけホッとした。「それよりはいくらか、だいぶマシだよな。」
京の反対側の景色も好んだ。どこまでも山脈の続くような予感が僕の想像の世界を掻き立てた。さらにすぐそこに琵琶湖があって。つくづく京都はいいところだなって思った。この景色をいつでも見られるなんて。
これから東京に帰る。そう思った時、 タカの家のドアを開けた6階からの景色を見て、「うわ、すごいねこれ、タカにとっては見慣れた景色かもしれないけど、俺にとってはすごい貴重なものだよ」と言ったことを思い出した。
タカは「知ってるよ」と満足げに笑った。
タカの部屋には今だに世界史の教科書や政治経済の用語集が置いてあって、僕たちはそれを手にとって、
「うわあ、いまやったらすげえ理解できるのに。。東インド会社とかって、もう、そりゃそうするよね・・・」
「政治経済もやってたの?あれ、二次試験って、文系2科目? うわ、すごい、ケインズの説明。みてこれ。この一文にケインズ政策とその課題点書いちゃってるよ。」
と盛り上がっていた。
知らないものに対して関心を持つことは難しい。僕は勉強が苦手で、覚えなければならないことを覚えることができなかった。そんなことよりも日本史のwhyを解き明かして行くのが好きだったのだ。
「なぜこの絶望的な状況下で戦争に踏み切ったのか。教科書では陸軍の勢いって書いてあるけど、それだけで本当に説明つくのかな?」
いまだからわかることが受験時の記憶から解き明かされるのが面白い。アームストロング砲を答えとして書かせる大学があって、当時は「なんだこの重箱クソ問題」と思っていたが、その答えを書かせることで戊辰戦争の真意を解き明かすきっかけになっていることに後から気づくことがあるといったように。
「いや、そっちじゃなくて。辞めちゃいなよ。リクルート」