「人口動態統計」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 人口動態統計とは

2024-04-19

2020年の初婚年齢の最頻値は男性27歳、女性26歳です。

人生結婚経験する人の半数以上が28歳時点で初婚を経験しています

交際から結婚に至るまでの期間はゼクシィ調査によると最頻値が2-3年となっています

まり女性22~24歳、男性23~25歳くらいが結婚相手探しのピークです。

はてなに書かれている内容は遅すぎです。

芸能人大富豪などの結婚が遅いことはありますが、一般庶民28歳までには結婚しているから、厚労省人口動態統計では男性27歳、女性26歳が初婚最頻値という結果が出ているんです。

大富豪イケメン俳優のつもりで安心しないでください。松本人志なども参考にしないでください。松本人志ファンしかないあなたたちは、地方都市ヤンキーより性的魅力に乏しいです。

40歳男性が、両親も衰えてきたしそろそろ婚活でもするか~!共働きで同居介護可能女性希望!みたいなこと言っていますけど、活動の開始が15年以上遅いです。

はっきり言って、もう手遅れです。手遅れの自覚を持ってください。そして25歳未満の人たちに「男はいつでも結婚できる」といった嘘を言って、怠慢による手遅れに巻き込まないでください。

男性であっても若いほうが有利です。大富豪イケメン俳優大富豪イケメン俳優から高齢カバーできてるんです。

若い庶民男性を巻き込まないでください。彼らにはまだ若さという資産がありますあなたたちとは違って。

2024-03-31

年間自殺者2万人の理由

2019年自殺者数は19425人(人口動態統計に基づく自殺死亡数に基づく)である

https://www.mhlw.go.jp/content/000748021.xlsx

3万人の時代から大分減ったわけだが、未だ2万人近くいる。それはなぜか?

個人精神問題もあるが、一番はローンやら借金の返済が死ぬことで免責されることである

ということを踏まえて自殺者数を減らすことを考えると、アホは免責を無くせというが結局しんどくなったら死ぬので無意味である

解決方法自己再生法や生活保護といった補助申請簡単である

かに自己再生法も用意されているが結局のところ、生活保護の水際みたいなもの個人簡単にできるか?というとそうでもない。

死のほうが距離として近い人もいる、というのがこの数字である

結論として、名ばかり申請主義資本主義限界点自殺の原因である

2024-03-11

漫画家寿命は本当に短いのか

鳥山明さんが68歳という若さで亡くなったことで、にわか漫画家寿命話題になっている。

漫画家は魂を削って作品を生み出す過酷職業だが、果たして一部だけを切り取って短命というのはどうなのか - Togetter

https://togetter.com/li/2328789

大元調査ツイートにはさっそくコミュニティノートも付けられており、確かにこれだけで短命かどうかを判断することはできない。

https://twitter.com/monakayoshihiro/status/1766072771971576033

この調査では、1987年まれ享年36歳の人を調査対象に入れている一方、1987年まれ2024年現在も存命の人(享年が80歳や90歳になる可能性のある人物)は調査対象になっておらず、平均寿命より低い年齢が導出されるのは当然です。

平均寿命とは、各年に誕生した人間調査年時点で生存している「割合」を用いて算出されるものです。

また、平均寿命は、1947年から2023年のうちに、男性は30.99年、女性33.13年伸びています

このことからも、1890年代生まれ1980年代まれの人を混ぜ合わせた今回の調査不適切であると言えます

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life22/dl/life22-15.pdf

そこで、私は以前、そうした事情考慮した 将棋棋士の平均寿命は本当に短いのか という記事を書いていたので、漫画家についても同様の手法グラフにしてみることにした。



(追​記: なぜか時々404になるのでU​R​Lを変更し​ました)

📈グラフhttps://f.hatena.ne.jp/Knoa/20240311125534



このグラフを見る限り、いくらか予感していたことではあったが、将棋棋士とは異なり、確かに「漫​画​家の平​均​寿​命は、世の中の平均よりも短い」と言えそうである。(ただし、ひかえめに見ても10歳以上とかなりの差ではあるものの、後述の注意事項には目を通しておいてほしい)

私たちに夢や感動や笑いを与えてくれる漫画家という職業ではあるが、きっと健康長生きしてくれれば、結果的にはもっとたくさんの漫画を生み出してくれることにも繋がるはずだと思う。それは出版社などにとっても、息の長いビジネスという観点から考慮する価値のあることなんじゃないだろうか?


データと注意事項

最中義裕 @monakayoshihiro

https://twitter.com/monakayoshihiro/status/1766729822607221162

3月8日にUPした「鬼籍に入った漫画家リスト」に関し

多くのご意見及び情報提供を賜り、御礼申し上げると共に、それらを加味し大幅改造した表を再UPいたします。

変更点は下記

没年齢が不明の方の追加

死因を記しました(報道ウィキ公表されている場合のみ)

没年平均値計算は止めました

なお、人選には何の基準もなく、私が過去漫画家さんの訃報を聞く度に書き留めたデータ

今回、皆様から寄せられた情報構成されているため、当然ながら、情報の偏りと(訃報訃報ニュースにならないマイナー作家を中心に)かなりの漏れがありますことをお詫びいたします。

もう一つ変更点(書き忘れ)

自殺事故死の方々も残しました

漫画家男女のグラフは男女比までは考慮しておらず、時代と共に女性比率が増えて、それに伴って死亡年齢が高くなっている可能性がある。(性別は精査していない)

※ 「訃報ニュースにならないマイナー作家」という偏りについては、単に世の中の平均からより乖離した上澄みを対象にしているだけと見ればよいが、逆に自殺事故死などで死亡年齢が若い場合ほど、マイナー作家でもニュースになりやすという事情が考えられる。本来であれば将棋棋士のように一律の条件でデータが揃っていればよいのだが。なお、自殺事故死は政府統計にも含まれているので条件は同じである

漫画家という職業自体歴史はある程度長くても、まだまだ発展途上の職業で、人口ピラミッド比率日本人平均より若い世代に偏っているという事情も考えられる。極端な話、たとえば2018-2022年における「Webデザイナー」の死亡年齢をデータ化しても、少数の不幸な事例ばかりが集まり、80歳で天寿を全うした事例は見つからないだろう。これを考慮して検証するには、存命中漫画家データ必要となり、なかなかむずかしい。参考: プロ漫画家は日本に何人いるのか? - 漫画の真ん中

政府統計は5歳ずつの階級中間値で平均して求めた(たとえば80-84歳での死亡を一律で82歳とみなしている)。新生児高齢者本来の死亡年齢より高く、それ以外は低く算出されやすいが、結果的にある程度相殺される。

政府統計は「その年」に死亡した男女だが、漫画家統計は「その年の前後5年(2020年なら2018-2022年)」に死亡した漫画家男女である2025年分の漫画家データは期間途中であり、今後2027年にかけて変動する。

政府漫画家誕生日までは考慮していないので、「80歳と11ヵ月」で死亡しても80.0歳として計算される。(どうしても平均寿命と比べたいなら、+0.5するとよいが、本来人口ピラミッドの影響も差し引かなくてはならない)


あとがき

データを公開してくれた最中義裕さんに感謝します。

記事グラフは、引用だけでなく他の職業などへの転用も歓迎します。

2024-02-22

2020年の初婚年齢の最頻値は男性27歳、女性26歳です。

結婚経験する人の半数以上が28歳時点で初婚を経験しています

交際から結婚に至るまでの期間はゼクシィ調査によると最頻値が2-3年となっています

まり女性22~24歳、男性23~25歳くらいが結婚相手探しのピークです。

はてなに書かれている内容は遅すぎです。

芸能人大富豪などの結婚が遅いことはありますが、一般庶民28歳までには結婚しているから、厚労省人口動態統計では男性27歳、女性26歳が初婚最頻値という結果が出ているんです。

大富豪イケメン俳優のつもりで安心しないでください。松本人志なども参考にしないでください。松本人志ファンしかないあなたたちは、地方都市ヤンキーより性的魅力に乏しいです。

40歳男性が、両親も衰えてきたしそろそろ婚活でもするか~!共働きで同居介護可能女性希望!みたいなこと言っていますけど、活動の開始が15年以上遅いです。

はっきり言って、もう手遅れです。手遅れの自覚を持ってください。そして25歳未満の人たちに「男はいつでも結婚できる」といった嘘を言って、怠慢による手遅れに巻き込まないでください。

男性であっても若いほうが有利です。大富豪イケメン俳優大富豪イケメン俳優から高齢カバーできてるんです。

若い庶民男性を巻き込まないでください。彼らにはまだ若さという資産がありますあなたたちとは違って。

2024-02-14

anond:20240214073304

果たして婚活市場は実際に婚姻率の上昇に寄与してるんかいな?

記事およびその元々記事あくま婚活市場最適化した場合このぐらいコンサバな「男は仕事女は家庭」パターン戦略がうまくいくよという趣旨で、顧客特に女性側はコンサバ志向が多くそニーズに応えるのが市場目標だけど国全体の婚姻率を上げることには寄与してないんじゃないかなあ。まあビジネス側も顧客あくま個人婚姻目的なんで国の目標なんか知ったこっちゃないんだから関係ないんだけど。

実際婚姻率はここ20年でじわじわ、直近2〜3年はがくって下がったんだよなあ。

総務省婚姻の動き Marriages

令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況

ということはこのビジネス全体は婚姻率を上げるのは寄与してないと判断できるんよなあ。マッチングアプリ市場はある程度拡大してるみたいだけどなあ。

おばちゃんIT業界なんであん婚活市場で有利な「男は仕事女は家庭」パターンが周りにいなくてピンときにくいというか(意外とこの業界女性既婚率高いのよ)、実際結婚してる夫婦でここまでコンサバパターンいかなあというのが正直なところ。結局男性収入は増えず、今専業主婦世帯より夫婦フルタイム共働きの方が多い時代なのに現実問題として男性家事せにゃあかんし、女性もある程度は働く気ないと収入保てないよなあ。

https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/zuhyo/zuhyo00-08.html

まあ元から難しいんだろうけど結婚相談所の成婚率20%ぐらいらしいので

平成 21 年度サービス産業生産性向上支援調査事業(サービス産業の統計整備・実態把握に関する調査)結婚相談・結婚情報サービス業界統計

そもそもその時代結婚しにくい属性の人が駆け込むビジネスって結論Ok??そういう人がマジョリティの界隈の考え方ではたして結婚という目的が果たしやすくなるのかなあ?

この記事の本題とは関係ないのはわかってるけど、このコンサバな考え方で実際結婚できるのか疑問だったので。

2024-01-30

SNSより自動車規制すべきだな。

厚生労働省の「人口動態統計(確定数)」によると、2022(令和4)年の交通事故死者数は3,541人で、1日あたり約9.7人が亡くなっています

2023-11-08

進次郎すげーな

滝川クリステルに第2子誕生かあ

滝川クリステルさん第2子妊娠発表で考える、晩婚&高齢出産の夢と現実植草美幸) - エキスパート - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/29d41302571bc88b5d292d07ab73a38cc95b6a09

しかしこういうニュースを聞いてつくづく思うんだけど、十年程前の「卵子の老化」ブームは過度なまでに不安煽り

団塊ジュニア世代女性の駆け込み出産を抑止した事は「少子化」を決定付けたと思うんだけど、その辺を反省している人って皆無なんだよなあ

10年前に35歳前後ならば実際にはさしたる問題なく健康子供が産めた人も多いと思うんだけど、ポジティブな例は取り上げずに何故か一括して

35歳になったら卵子の老化で子供は必ずダウン症になると言わんばかりの報道が相次いだ。

その時30代半ばの女性出産を後押ししていれば、「少子化」の状況も変わっていたのではないか、という反省は全く見られない。

それどころか未だに男はいくつになっても大丈夫だけど女はとにかく若いうちに産め産めと説教して何とかなると思っている始末。

初産が35歳以上だと高齢出産にあたりますが、女性出産年齢は高齢化しています。令和4年度は40代女性の出生数は約4.8万人で、総数77万人のうち約6%を占めます。出生数が減少する中、45歳以上の出生数は増加しています厚生労働省 令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況より)。

意外と多かった。

40代でも約6%だから、30代後半も入れれば「高齢出産」はもっと多くなるだろうね。10年前にあんなに国を挙げて35歳になったら産んじゃ駄目キャンペーンをしていたのは何だったのかと言わんばかりに。

まぁこ記事自体は結局45歳でも子供が産めると思っている婚活女性を晒上げして女に説教しているけれど、実際にはそんな女性って殆どいないと思うんだよね。

実際には45歳どころか35歳手前辺りですっかり結婚を諦めてしま女性が多いのに(私もその一人)。

婚姻出産失業率と同じで、そもそも競争から降りた人は母数にも加えられていないって事を考えなきゃいけないと思うんだけど。

女性に対してのみ、「卵子の老化」を過剰なまでに煽り、その結果として30代後半の女性は諦めて婚活市場から降り

それのみならず妊娠出産時に35歳以上になる可能性の高い30代前半の女性さえも男性から爪弾きにされ

少子化」を大いに進めたという反省は皆無らしい。

2023-10-05

anond:20231005133014

ごく一部の年だけを取り上げて相関関係があるように見せた意見鵜呑みにするのはいかがなものかと。

数年分抽出してみたが、統計的有意差は特段見られないようだが?

急性腎不全

 
2020年1,2771,373
2019年1,2111,385
2018年1,3051,438
2017年1,1761,445
2016年1,5661,835
2015年1,6311,940


人口動態調査 人口動態統計 確定数 死亡

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003411657

2023-09-26

人口動態速報で婚姻数が1/4減少 本当に日本から結婚する人がいなくな

7月人口動態統計速報が出た。

出生数対前年-2.3%、婚姻数は対前年-25.5%!!

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2023/dl/202307.pdf

やばいねこ

anond:20230926160307

厚生労働省人口動態統計によると、2019年の初婚夫婦の年齢差割合は夫年上54.9%、妻年上24.2%、同じ年21.0%


いつものでまかせフェミ

年齢差の内訳だと夫1歳上13.6%についで多いのが夫7歳以上上の11.2%

2023-08-21

自動車資産ではなく負債であり、買うべきでも所有するべきでもない事実 3000万円以上も無駄 逮捕実名や顔が犯罪者として報道され交通刑務所懲役リスクも高い

自動車乗車中の年間死者数は約1000人と数多く、自転車の倍以上も自動車乗員は車内で死亡しており重大事故で逮捕実名報道交通刑務所懲役囚人となる人間のほぼ全員は自動車運転手

これへの追加情報として

その他、特に自動車企業との悪しき癒着が強いテレビ局新聞社も含めたマスコミメディアで顕著な偏向報道の傾向として

というものがある。

さらいすると、自動車は賢い人ほど買わない、持たない、運転しない、ということです。

自動車の所有も運転もしなければ

と数多くのメリットがある。人々が自動車という負債を抱えなくても便利に生活でき、維持費が無料同然で健康的な自転車が使いやす都市部への移住を加速させている事実も、人口動態統計を見ればよくわかりますね。

2023-06-17

埼玉共産党フェミ有害ゴミババアというのはデータでわかる

 埼玉県知事共産党フェミのお陰で草木も生えず死んでいる

埼玉出生率過去最低 住宅開発など影響か?出生率の高さ県内3位さいたま市西区、2位横瀬、1位は

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e7921b044f2b4aa19b919f523c92ca3b9bd9860

厚生労働省は2日、2022年人口動態統計(概数)を発表した。女性1人が生涯に産む子ども推定人数「合計特殊出生率」は1・26(前年は1・30)で、05年と並び過去最低だった。生まれ赤ちゃんの数(出生数)は77万747人(前年比4万875人減)で、1899年統計開始以来、初の80万人割れとなった。埼玉1・17(前年は1・22)だった。

このように無為無策

大野知事共産党フェミババア埼玉県民虐殺している

言い換えると虐殺器官がフェミということになります有害です。

なぜそうなるか:経済お気持ち不安定

クソカス税金泥棒フェミババア

都合が悪くなると逃げまくる。

説明責任ルールもない。

嫉妬に狂って圧力イベントを潰す。

証拠を見せます

水着撮影会中止で弁当キャンセルに困るお店にフェミニストらが暴言反共カルト弁当屋」「未成年搾取に加担する弁当屋」

https://togetter.com/li/2165307

【これが共産党のやり方】水着撮影会中止で被害を受けた弁当屋さん、フェミ&リベラルの悪質な嫌がらせ電話対応に追い込まれる...

https://femimatsu.com/article/499743903.html

このように共産党圧力県民に加え、県知事も認めています。これで暴言とかどの口で言いますか?

2023-02-25

anond:20230224073522

国内最大のマッチングアプリペアーズの統計

男の年齢別人気会員の割合は26歳-37歳で高い(ピーク32歳)

女の年齢別人気会員の割合20歳-29歳で高い(ピーク26歳)

これこそがフェミニストが異常に発狂する男女の適齢期の違いであ

男の年齢は女のそれのマイナス7歳~8歳(市場価値は女の20歳=男の28歳、女の30歳=男の38歳、女の40歳=男の48歳...)

ソース)「match△app〇jp×al/×131805」(△は-に、〇は半角ピリオドに、×は半角スラッシュに変換)

厚生労働省人口動態統計」による2015年結婚した夫婦の年齢差

夫が11歳以上年上 … 6.9%

妻が11歳以上年上 … 0.8%

夫が年上 … 57.6%

妻が年上 … 24.2%

https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1662357800/

2023-02-22

いや、女性非正規ゆえに結婚出来ないなんて今に始まった話じゃなくて、ずーっと前からそうだから

どうして就職氷河期世代20代の頃にその当たり前の発想が持てなかったんだ…


https://www.asahi.com/sp/articles/ASP644WDMP63UTFL01G.html

出生数が84万人まで落ちこんだ2020年人口動態統計からは、新型コロナウイルス感染拡大が、日本少子化に追い打ちをかける構図が浮かぶ。長引く経済の停滞で将来が見えず、子どもを持つことに踏み出せない状況に、コロナ禍が直撃。感染への不安から妊娠を控える動きだけでなく、出会いの機会や結婚も減り、「緊急事態だ」との指摘があがる。

2023-01-29

2022年の超過死亡数があまりにも多い件について

2022年11月分の「人口動態統計速報」が先日発表された。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2022/dl/202211.pdf

以下は、全国の死者数について昨年11月までのデータとおととしのデータ比較したものである

20222021増加分
1月14.4万人14.1万人0.3万人
2月13.8万人11.9万人1.9万人
3月14.0万人12.4万人1.6万人
4月12.2万人11.8万人0.4万人
5月12.1万人11.9万人0.3万人
6月11.2万人10.9万人0.3万人
7月11.8万人11.2万人0.5万人
8月13.6万人11.8万人1.8万人
9月12.7万人11.6万人1.1万人
1013.2万人12.1万人1.1万人
11月13.4万人12.3万人1.2万人
前年度1213.4万人13.3万人0.1万人
合計155.8万人145.1万人10.6万人

2~3月の両月では、前年より1.5万人以上死者数が増加しているほか、8月以降は毎月1万人以上の増加を常に記録している。

言うまでもなくコロナウイルス蔓延の影響だ。コロナによる直接死だけでなく、それによって引き起こされた医療逼迫による関連死も多い。

そして、報道されている通り昨年の12月のコロナ患者数は相当数にのぼる。一昨年の死者数をさらに上回り、年間合計死者数は156万人以上を記録すると推定される。

これまでの最多死者数が1918年(スペインかぜの年)の149万人だから、記録が残っている中では最多の記録となる。

ご存知の通り、超高齢化社会である日本の死者数は毎年過去最多を記録しているため、史上最多と言われてもピンと来ないかもしれない。

人口問題研究所2017年に発表している「将来推計人口」を用いて、予想された死者数と実際の数字がどれくらい乖離しているのかを見てみる。

https://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Mainmenu.asp

推計実際の数字乖離
2016131.2万人130.8万人-0.4万人
2017133.8万人134.1万人0.3万人
2018136.4万人136.2万人-0.2万人
2019139.0万人138.1万人-0.9万人
2020141.4万人137.3万人-4.1万人
2021143.8万人144.0万人0.2万人
2022146.0万人156.0万人(推)10.0万人

2022年の死者数は予想よりも10万人増加していることがわかる。

2020年自粛の影響で人々の往来が少なくなり、結果として超過死亡数がマイナスになったという記事が出ていたが、

この数字はそれらのマイナスをかき消して余計に約5万人の超過死亡数を記録したということを示している。

人口問題研究所過去にも5年おきに同様の推計を出している。過去の死者数の推計と実際の死者数の数字を見比べてみる。単位は万人。

1997推計2002推計2006推計2012推計2017推計実数
199691----90
199793----91
199895----94
199998----98
2000100----96
200110398---97
2002106103---98
2003109107---102
2004112109---103
2005114112---108
2006117114110--108
2007120117112--111
2008123119115--114
2009126122117--114
2010129125119--120
2011132127122126-125
2012135130124123-126
2013138133127126-127
2014141135129128-127
2015144138131131-129
2016147140134134131131
2017149143136136134134
2018152145138139136136
2019154147141141139138
2020156149143144141137
2021159151145146144144
2022161153147148146155

2021年までは、基本的に死者数の実数は推計を下回る、そういうものであった。

1997年当時予測されていたよりも医学の発展はめざましく進み、平均寿命は常に上昇してきた。

「より人が死なない」という医療をひたすら、ときに色々なもの犠牲にしながら目指してきた日本であったが、

去年、ついに日本は「コロナに負けてしまった」のである

2023-01-23

将棋棋士平均寿命は本当に短いのか

将棋棋士平均寿命は、世の中の平均よりも短い」と言うのが、なかば定説のようになっている。プロ棋士趣味将棋では肉体的にも精神的にも負荷がまったく違うとはいえ将棋を普及させようとする上では、将棋界にとって少し耳の痛い話だろう。

言及されている記事を以下にいくつか紹介しておく。

将棋棋士の平均的寿命について - おおた 葉一郎のしょーと・しょーと・えっせい (2007年)

結果は・・67.51才である短い!

棋士と年齢を分析する | 将棋ペンクラブログ (2014年)

全体の平均 68.5歳 (110人)

*最も長命だったのが加藤博二九段の90歳(2013年)、最も若かったのが村山聖九段の29歳(1998年)。

2013年厚生労働省の発表によると日本人男性平均寿命は79.59歳。

棋士は激務である、ということが言えると思う。

5月5日で65歳の前期高齢者になった田丸の1年後の引退への思い: 田丸昇公式ブログ と金 横歩き (2015年)

平均享年は69歳で、世の平均寿命より10歳も下回る69歳でした。

将棋棋士の平均寿命を調べてみた - 将棋ペンタゴン (2021年)

物故棋士は91人でその没年齢の平均は72.0歳となっています

WHO世界保健機構)が発表した2020年版の世界保健統計によると、日本人男性平均寿命は81.1歳。

まり将棋棋士平均寿命日本人男性平均寿命に比べると約9歳低いことがわかります

野月浩貴八段と藤森哲也五段の発言例も→ anond:20230124165248


しかし、これらの記事に書かれた棋士平均寿命のようなものは、「既に死亡した棋士の死亡年齢を平均したもの」であって、いわゆる世の中で平均寿命として公表されている「今年生まれた0歳児が何歳まで生きるか」とは異なる。極端な話、江戸時代までさかのぼれば棋士の死亡年齢はもっと短くなるわけで、「過去400年間に死亡した棋士」と「今年生まれた0歳児」を比べるのは的を外している。(最初に挙げた記事のうち 将棋棋士の平均的寿命についてはいくつか但し書きも添えられているが、それでも不十分)


そこで、直接比較やすい「死亡年齢」だけに着目して、5年ごとに区切って世の中の平均と比べてみた。

ただし、全男性の死亡年齢は、新生児の死亡なども含まれるので、特に古い時代ほど低くなりやすい。「棋士が0歳で死亡する」ことはありえないので、おおむね棋士の年齢に対応する「20歳以上」に絞った死亡年齢と比較するのがよいだろう。(棋士プロ入り平均年齢は22.4歳)


(※1/2​4追​記: 全男​性と2​0​歳+の計​算に間違いがあり、すべて-0.5だけ下​方​修​正​し​ました。考​察や結​論に変わりはありません)

平均死亡年齢の推移:

男性20歳+男性棋士男性棋士
誤差(95%)
1940年54.7 5.2
1945年61.516.9
1950年41.157.861.022.0
1955年50.061.148.510.1
1960年55.563.343.0 6.0
1965年59.364.767.8 6.9
1970年61.065.364.819.5
1975年63.166.664.6 8.5
1980年65.768.169.3 7.0
1985年67.469.173.5 6.1
1990年69.270.572.4 8.8
1995年70.471.471.3 6.4
2000年71.472.168.216.4
2005年73.373.766.110.1
2010年75.175.573.8 8.8
2015年76.977.281.3 6.4
2020年78.478.678.9 6.9

グラフ:

https://imgur.com/a/DOB6zqI


こうしてみると、誤差は大きいものの、将棋棋士平均寿命は、世の中の平均よりも短い」という定説は、妥​当ではないと言える。もっとも、1960年2005年ごろにかけては世の中の推移に逆行して若くして亡くなる棋士が多かったため、誤った定説を生み出しやす環境だったとは言えるかもしれない。


データ

政府統計は5歳ずつの階級中間値で平均して求めた(たとえば80-84歳での死亡を一律で82歳とみなしている)。新生児高齢者本来の死亡年齢より高く、それ以外は低く算出されやすいが、結果的にある程度相殺される。

政府統計は「その年」に死亡した男性だが、男性棋士統計は「その年の前後5年(2020年なら2018-2022年)」に死亡した男性棋士である

政府棋士誕生日までは考慮していないので、「80歳と11ヵ月」で死亡しても80.0歳として計算される。(どうしても平均寿命と比べたいなら、+0.5するとよいが、本来人口ピラミッドの影響も差し引かなくてはならない)


あとがき

ちなみに囲碁棋士女性も含んだリストしかなかったが、特に将棋棋士に比べて大差あるわけではなかった。

追記: 相撲力士は死亡年齢付きの便利なリストが見つからなかった。

記事グラフは、引用パクリも歓迎します。

2022-07-28

みやマリってさあ

宮城県出生率は全国ワースト2位が続いている

出生率1.15、宮城の低さはなぜ 専門家3人に聞く \| 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

https://kahoku.news/articles/20220709khn000021.html

令和2年人口動態統計(確定数)の概況 - 宮城県公式ウェブサイト

https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/hohusom/r2kakutei-.html

それで村井知事肝いりAIマッチングを搭載した結婚相談所サービスを始めたんだけどイマイチに見える

みやぎ結婚支援センター みやマリ

https://miya-mari.net/

このご時世で積極的情報提供はしていないし、2021/11-2022/6までで成婚12組って少なくない?


みやぎ結婚支援センター「みやマリ!」ご紹介動画 - YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=hsvFOwR4NwU

※2021/9/30に開設して動画1本


みやぎ結婚支援センター「みや•マリ!」(@miyamari_miyagi) • Instagram写真動画

https://www.instagram.com/miyamari_miyagi/

最近開設したのか2つしか投稿がない

「みやマリ!」縁結び順調 意思固め、4組結婚へ 昨年開設の宮城県支援センター | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS

https://kahoku.news/articles/20220228khn000009.html

みやマリ!のご成婚カップル4組様に知事からのお祝いコメントいただきました♡ | お知らせ | みやぎ結婚支援センター みやマリ

https://miya-mari.net/282/

※2022/2時点での状況

出生率ワースト2位”の県が婚活AIマッチング」導入 登録者1800人と“右肩上がり” どんなシステム体験取材!  | tbcニュースtbc東北放送 (1ページ)

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tbc/74963?display=1

※2022/6時点での状況、成婚12組の根拠

以前やってた婚活支援サービス PISA適当だったし宮城県って適当だなあ

2022-06-06

亡者数が増加しているっていわれても

人口動態統計(速報)は「日本における日本人」、「日本における外国人」、「海外における日本人」を含んだものしかない

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2022/03.html

> 速報の数値は調査票の作成枚数であり、日本における日本人、日本における外国人外国における日本人及び前年以前に発生した事象を含むものである

って書いてあるし

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2022/dl/202203.pdf

資料本体にも書いてあるのに騒ぐほどの数字でも何でも無いんだけど

これであーだこーだいってる人って資料読めないの?

2022-05-19

出産を重視し始めた20代後半女性

厚労省が毎年出してる人口動態統計

出す度に少子化が進んでいるとメディアは騒ぐが、実は重要な傾向変化が見られ始めている。

なんと、2019→2020年度にかけて、20代後半女性の第1子出産数が増加に転じたのだ。この年代は毎年1~2%前後ずつ減少しているので、出生率が同じであれば第1子出産数も同じように減り続けるが、この世代だけ増加に転じているというのは異例だ。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/dl/kekka.pdf

これは、20代女性が早いうちの出産を重視し始めたことを意味しているのではないだろうか。

氷河期世代反面教師にして早婚、出産を目指す20代女性が増えているという話を近年聞くようになったが、それがデータでも示され始めたのではないだろうか。

もうすぐ2021年度の人口動態統計が出てくるから、そのデータも見て判断したい。

2021-10-23

anond:20211023155128

3組のうち1組が離婚になってしまうわけではない

「3組に1組が離婚している」と聞くと、結婚しても3組に1組は離婚するようなイメージがあるかもしれませんが、実はそうではないのです。

令和元年人口動態統計によると、令和元年の年間の婚姻件数は59万9007件で、離婚件数20万8496件です。ざっくりですが、離婚件数婚姻件数の約3分の1となっていることがわかります

ここで注意しておきたいのは、令和元年に結婚した夫婦が令和元年に離婚するわけではなく、令和元年に離婚した夫婦の中には、さまざまな年度に結婚した夫婦が含まれるということです。そのため、結婚した夫婦のなかで何組が離婚たかという数字とは異なります

「3組に1組が離婚」という説は、単純に同じ年の婚姻件数離婚件数比較したもので、実際に離婚した割合ではありません。

2021-08-05

書け書けと言われたので(2)

anond:20210805095803 の続きです)

社会的コンセンサス」について


rag_enさんはこの「社会的コンセンサス」についても言及されていたので、少し補足します。上の社会的コンセンサスというのは、あくまで「現在社会において」そうなっていると考えられているだけであって、時代の変化、社会情勢の変化とともに変容していく可能性は十分にあります(それがrag_enさんの期待している方向に進むかどうかは別ですけど)。本多議員の件で話題になった「性交同意年齢の引き上げ」という政策議論も、社会的コンセンサスの変化を受けつつ、議論を通じて再帰的にそれに影響を与えていくものだと言えるでしょう。

別の分野で言えば、たとえば夫婦別姓制度に関する議論でも、与党の一部議員やその他の反対派は「国民的なコンセンサスが醸成されていないから認めるべきでない」と言っています。これは裏を返せば、夫婦別姓制度に反対する人々も、世論の盛り上がりによって「国民コンセンサスが醸成された」と認めざるを得ない状況に到れば、それに応じた立法措置を取ることはやぶさかでない、ということですよね。ですから、rag_enさんの以下の文章

問題は、真っ当な理屈がないにも関わらず、それがさも普遍で不変の常識(≒“社会的コンセンサス”)であるかの様に鎮座する事であって、まさにその問題点そのもの


の中で、「普遍で不変の常識(≒“社会的コンセンサス”)」という風に普遍で不変の常識〉と〈社会的コンセンサスニアリーイコール記号で結ばれているのは、とても奇異なことに感じます。ここで再確認したいのですが、rag_enさんにとって「コンセンサス」というのは「普遍で不変の常識」のことなんでしょうか。でしたら、私達が日常的に使う「コンセンサスを取る」とか「コンセンサスが醸成される」というのはどういう意味だとお考えなんでしょうか。自分は、社会的合意形成というのは社会環境や集団意識の変化を受けて継続的に進んでゆく動的なプロセスだと思っていますが、rag_enさんにとっては、それは一度確定したら揺らぐことのない、普遍的で変化しない常識なんでしょうか。

さすがにそんなはずはないよな、と思って繰り返し考えていたのですが、もしかしてrag_enさん、先の増田をお読みになったときに、「コンセンサス」を「コモンセンス」と読み違えられていたのではないですか?(それなら話の辻褄が合いますので。)もしそういう単純な読み違いだったのなら、本件についてはこれ以上書きませんので、そうおっしゃってください。

未成年の「中絶に到る妊娠」の突出した多さについて

自分は元の増田で:

そして妊娠。多くの未成年女子が正しい避妊知識を持っておらず、また力関係的に性行為の場で避妊を求めることができず、その結果として性的交際により妊娠しています未成年人工妊娠中絶数は、2014年厚労省データで約18,000件/年です。https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/19/news017.html このように未成年中絶に到る妊娠が突出して多いのは、妊娠リスクに関する未成年判断力の未熟さの傍証だといえるでしょう。


と書きました。それに対してrag_enさんは、厚労省資料の「人工中絶件数及び実施率の年次推移」を引用しつつ、以下のように書かれています

中絶に関して言えば以下の通りで(表)成人の方が圧倒的に多いですよね、と。『中絶判断力の無さ』という基準採用するなら、成人の方が判断力が無いという結論になりますよね、と。更に言うと、約1万ウン千件の中絶未成年と言っても、そのうち18・19歳が2014年で6割強、2017年で7割弱、15歳未満なんて約1.5%なわけです。

件数で言えば、未成年のそれはおおよそ40~44歳と同程度です。実施率では未成年の方が多くなりますが、19歳を抜けば(つまり18歳以下)40~44歳とやはり同程度です(2017年)。“未成年中絶に到る妊娠が突出して多い”とはいったい…?


rag_enさんが引用された資料は、その年齢コホート女性人口全体における中絶件数中絶率を示していますね。そして、その数字が「成人の方が圧倒的に多い」「件数で言えば、未成年のそれはおおよそ40~44歳と同程度」と仰っています。ところでrag_enさんは、自分元増田で「中絶が突出して多い」ではなく「中絶に到る妊娠が突出して多い」と書いた理由がおわかりになりますでしょうか。元増田では、リンク記事を読めば当然理解できることだと思って逐一引用しませんでしたが、上記記述裏付けになるのは、リンク記事の以下の部分です。

厚生労働省衛生行政報告例 2014」によれば、2014年10代の人工妊娠中絶件数は1万7854件。一方、10代の出生数は1万3011人(うち43人は14歳以下の母からの出生)である。つまり、陽の目を見ずに死んでしまう子の方が、陽の目を見る子より約5000人も多い。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/19/news017_2.html

自然流産などを除いて「出生」と「中絶」だけの比率で考えれば、10代の妊娠のうち57.8%が、出生ではなく人工妊娠中絶を選んでいるということです。自分はこの部分を指して「未成年中絶に到る妊娠が突出して多い」と言っています

一方、rag_enさんは先ほどの表を用いて「件数」の比較をされていますが、これはあくまで年齢人口あたりの人工中絶件数実施率のデータなので、それぞれの年齢コホートで性行為経験している人の比率も、性行為の頻度も、妊娠数も、出生数も、わかりません。「中絶に到る妊娠」が全ての妊娠のうちどれぐらいの割合を占めているのかも、それが20代未満と20代以上でどちらの方が多いのかも、わかりません。ですので、rag_enさんがお示しになったデータは、「未成年中絶に到る妊娠が突出して多い」という自分記述への反証にはなっていないと思います

(rag_enさんはクラミジア感染率に言及した箇所で「未成年妊婦感染率の高さについては、恐らく成人と未成年とでは妊婦絶対数に差がある、つまり『分母』の差があるだろうという事を考慮すべきです」とおっしゃっていて、この「分母」の圧倒的な差についてはご理解されているはずなので、中絶件数の部分で「分母」の話をされずに絶対数の話だけをしているのは何だか変な感じがしますが、まあそれはよしとしましょう)

では、どうすれば10代において「中絶に到る妊娠が突出して多い」かどうかを検討できるでしょうか。衛生行政報告例の「母体保護」の項目でわからない出生数は、人口動態統計を見ると確認できます。以下、最新の人口動態統計の「第4表 母の年齢(5歳階級)・出生順位別にみた出生数」を見ると、2019年には母親が19歳以下の出生数は7782人、母親20〜29歳の出生数は293725人でした。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei19/dl/08_h4.pdf

これを、rag_enさんも引用されている衛生行政報告例の最新版突合してみます2019年には、母親が19歳以下の中絶件数は12678件、母親20〜29歳の中絶件数は71197件でした。それぞれの年齢コホート中絶数を、「分母」(出生数+中絶数)で除してざっとの「中絶率」を計算すると、母親が19歳以下の中絶率は62.0%、母親20〜29歳の中絶率は19.5%と、実に3倍以上が中絶をしています。この方法だと自然流産のように「人工妊娠中絶でも出生でもない数」が抜けてしまますが、全体的な傾向を掴むにはこれで十分でしょう。データの読み違えがないよう、同じ2019年衛生行政報告例を元にした、日本家族計画協会ソースを以下に示します。

厚生労働省2月18日公表した令和元年度衛生行政報告例によると、人工妊娠中絶件数は15万6430件で前年度比5311件、3.3%減であった。45〜49歳を除く年齢階級で減少が見られた。人工妊娠中絶実施率(15〜49歳女子人口千対)は6.2で、前年度から0.2低下し、過去最低を更新。19歳以下では4.7から4.5に低下した。

出生数に中絶数を加えた妊娠数中の中絶割合は、15.3%(前年度15.0%)となり、なかでも14歳以下は82.3%、15〜19歳は61.7%、45〜49歳は46.8%と高い割合を示した(令和元年人口動態統計、令和元年度衛生行政報告例をもとに算出)。

https://www.jfpa.or.jp/kazokutokenko/topics/001066.html

自分計算と同じく、10代未満は60%を超える中絶割合を示しています。これを踏まえれば、「未成年中絶に到る妊娠が突出して多いのは、妊娠リスクに関する未成年判断力の未熟さの傍証」の、少なくとも前半部分については、ご納得いただけるのではないでしょうか。もしrag_enさんに、後半部分について「妊娠リスクに関する未成年判断力の未熟さ」以外の要因によるものだ、というご主張があるなら、それは傾聴したいと思いますし、その要因が先のパターナリズム論理によって保護すべき問題かどうかという点も、自分の気が向けばご一緒に考えてみたいと思います

他にも細かいことはいくつかありますが、上の3点に比べれば枝葉末節の類だと思いますので、これぐらいにします。それではまた。

追記

タイトルこう書いちゃいましたが、実際は「書け書け」とは言われてはいませんでした。正確にはこんな感じでしたね。

それ(いっぱい書けましたね!というmuchonovのコメント)は「もう反論できません」「私(muchonovさん)の主張が全面的に間違いでした」という宣言なのですか?その事実さえ明確にして頂ければもう結構なので。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4706376774348735330/comment/rag_en

という言われまして、当方blogで書かれたのならコメント欄で返答するのがいいかなあと思って

どちらでもないですよ。コメント機能ONなら気が向けば何か書くかも。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4706377186128935426/comment/muchonov

とお返事したところ:

ブログでもお得意(?)の増田でも好きな所で書けばよいのでは?別に強制しませんが。少なくとも今はmuchonovさんの主張が間違いだという事実があるだけなので。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4706379101148530466/comment/rag_en

と言われたので、増田に書きました。「少なくとも今はmuchonovさんの主張が間違いだという事実があるだけなので」という表現は、正直意味がよくわかりませんけども、「反論を書かないなら主張が全面的に間違いだということを認めるのですね、それが事実として確定しますよ」と、何らかの形で反論を促すニュアンスなのかなと思いました。よく考えてみると、rag_enさんの中でそれが確定することで自分が何か困るというわけでもないんですが、もしかしてパターナリズム」や「社会的コンセンサス」などについてrag_enさん側に誤認や取り違えがあったのであれば、そこは老婆心ながらお伝えして誤解を解いたほうがrag_enさんにとってもプラスかもしれないし、自分の側に何か見落としや理解不足の点があるならそこはご指摘いただくのも悪くないということで、つらつら書かせていただきました。

2021-04-25

anond:20210425165320

2020年が87万人ってどういう情報なんだろう

人口動態統計月報(概数)(令和2年11月分)見た感じ、2020年は85万人は間違いなく切って84万人切ってもおかしくなさそうに見えるけど

2021-01-08

緊急事態宣言の発令に関して、グローバルダイニング代表長谷川の考え方(2021年1月7日現在

2021/01/07

緊急事態宣言の発令に関して、グローバルダイニング代表長谷川の考え方

2021年1月7日現在の状況におきまして、当社は宣言が発令されても営業は平常通り行う予定でございます

■以下にその理由を記させていただきます

現在緊急事態であるのか?

私はそう思えません。

緊急事態とは「国民生命」、「健康」、「財産」、「環境」に甚大な脅威となり得る事態認識しております

今の日本で、コロナ禍が国民健康生命に甚大な脅威なのか?

幸いなことに日本における新型コロナによる死者数は米国と比べると約40分の1と極端に少なく、

東洋経済オンラインによりますと累計で3,718人。(https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/ 1月5日現在)

比較として2018年の「季節性インフルエンザ」の死者数は3,328名。

流行した1998年1999年は約10倍の35,000人程の方々が亡くなっている。

その時、緊急事態宣言、出ていますか?

また、新聞にも出ていましたが、厚生労働省人口動態統計速報によると、2020年10月までの総死者数は2019年と比べて約14,000人減少したとのこと。

一番の理由は、インフルエンザ感染が抑えられ、その死者数が激減した事だそうです。

ロックダウンを徹底している国々で感染が下火にならず、「時短」や「休業」が感染コントロールするのに効果ないのは世界規模で証明されていると思っているからです。

医療崩壊、本当なのか疑問に思っています

冬にウイルス感染症は増えるのは自然の摂理

これに対して(パニックを起こして)、医療崩壊とおっしゃっている国や自治体関係者感染専門家の方々は何の準備もしていなかった?

また、死者数は米国などの約40分の1しかいないのに、なぜ医療崩壊

⑷ 今の行政からの協力金やサポートでは時短要請に応えられません。

飲食で19時までの飲食提供20時までの営業では事業の維持、雇用の維持は無理です。

以上の理由により、当社は緊急事態が発令された後も、平常通り営業を続ける所存です。

2021年1月7日

2020-12-26

2020年に生まれ子どもの数は85万人を割り込み統計を開始した1899年以降で過去最少の84万人台半ばとなる見通しであることが24日、分かった。

政府関係者が明らかにした。政府が「86万ショック」と表現した昨年の出生数約86万5千人からさらに2万人程度減少し、5年連続過去最少を更新することになる。

新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく反映される来年の出生数は70万人台に落ち込む懸念も指摘され始めており、抜本的な対策が求められる。

 厚生労働省人口動態統計によると、出生数は16年に初めて100万人を下回り、この10年で20万人超も急減。

2020-08-10

新型コロナウイルスを正しく怖がるためのメ・モ(メメント・モリの略)

内訳

80代以上が掛かった場合34%の人が死亡(約3人に1人)。

70代の場合は14%の人が死亡(約7人に1人)。

60代の場合は4%の人が死亡(約24人に1人)。

50代の場合は0.8%の人が死亡(約123人に1人)。

40代は0.3%の人が死亡(約316人に1人)。

30代は0.07%の人が死亡(1345人に1人)。

20代は0.01%の人が死亡(8838人に1人)。

10代は0%の人が死亡(1211人に0人)。

10歳未満は0%の人が死亡(564人に0人)。

基礎疾患のある人の場合、死亡率は12倍に上がる。

何も対策を取らない場合国内で40万人が死ぬ可能性がある(314人に1人)。

現在の死亡率から逆算した場合、40万人死亡時の感染者数の想定は約1800万人。

感染しても30~50%は症状が出ない(無症候の割合もっと高い可能性もある)

回復後に何らかの後遺症の出ている人の割合は、まだ不明

この先ウイルス変異する可能性があり、感染力・致死率などが高くなる可能性がある(低くなる可能性もある)。

集団免疫を作るノーガード作戦を取った国がうまくいくかどうかは、まだ未確定。

今までに人類制圧できた感染症は、天然痘だけ。

インフルエンザにはワクチンがあるが、毎年のように型が変異するウイルスに対して決定打になっているわけではない。

SARSMARSなども、封じ込めは成功したもの特効薬はない。

covid-19の2020/08/09時点での国内感染者数 45,439人

死者数 1,039人(平均死亡率 2.28%)

※参考 その他の病気の年間死者数(2018)

悪性新生物(がん) 373,584人

心疾患 208,210

老衰 109,606人

脳血管疾患 108,165人

肺炎 94,654人

平成 30 年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai18/dl/gaikyou30.pdf

※参考 その他の理由年間死者数

自殺 19,959人(2019)

風呂での死亡 5,398人~(2018)

餅などの食べ物による窒息死 4,000人~

交通事故死 3,532人(2018)

2019年の年間死者数(全体) 1,376,000人(日本人口の1.08%)

2019年の1年間で減った日本人口 505,046人

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん