はてなキーワード: 七味唐辛子とは
半年ぶりのご無沙汰です。春になって水が温んだと思ったら、いきなり夏でした。冬越しをした生き残りのメダカたちと本年のスタートです。
冬越しの結果をまずお伝えします。
良好でした。サンルーム内の台の上に発泡スチロール製の容器を5個並べました。半分ほどふたをして残りを開けておくようしました。冬越し率99%台の好成績。アナカリスは、発泡スチロール容器のふたをして保管。春先から新芽が出まくりでした。
南面に集中配置したのが功を奏しました。冬は温かい場所においてあげるのが良いみたいです。
ちなみに東面で網で取れなかった屈強な奴らが若干残りましたが、こいつらは屈強なだけあり生き残りました。
ということで、家の周りの水槽のポジションを季節によって配置換えすることはとても有効でした。
・壊れたもの
昨年アマゾンで買った10分岐のコックが空気が抜けるようになりました。本年は塩ビパイプにコックをねじ込んだ自作のものに切り替えます。
トロフネ40用の自作の網がたるんできました。安い網を使ったのが良くなかったらしく、樹脂製の網に切り替えたいと思います。
晩秋の水替えであれだけ捕獲したのですが、春になって10匹ほど捕獲しました。捕獲後は近所の小川へリリース。水面に寄せ付けないさらなる工夫が必要かもしれません。
令和元年度の事業計画です。
みんなが急に令和元年とか言い始めたので、令和元年度でいきます。
・黒タライを増備
黒タライを5個増やしました。南面の暑いポジションは深型の黒タライが8個並ぶこととなりました。水替えなどの運用がとても楽になりました。
南面に配置していたトロフネ40x4個は、東面へ配置換えとなり、NVボックス#13の利用を極力排除して、水槽の大型化を推進します。
・ヒメタニシの導入を加速
レッドラムズホーンからヒメタニシへ。水の浄化役を交代させます。
稚エビをメダカが捕食することがわかったので、ミナミヌマエビは単独で飼育していきます。エサを集中させるため貝類もなしでいきます。
長野のお土産の七味唐辛子のスチール製の容器がメダカのエサ入れとして使いやすいです。詰め替えるときは、ふたが完全に取れてえさが入れやすく、えさを与えるときは、ふたのサイドに開いた穴から少量ずつ出すことできます。キリミンなどの空き容器を使って詰め替えていましたが、長野の七味唐辛子容器がとても使いやすいです。長野県をドライブしているときに道の駅で七味味のゴマが入っている大容量のものを発見。こちらは、より大型でたくさんのえさを入れておくことができます。長野に行った際にはぜひゲットしてください。ちなみ梅味のゴマもあります。
吉野家の七味唐辛子は、辛味が牛丼の邪魔をしないように辛さを抑えてると聞いたことがある。
タイトルだけでもう8割くらい言いきってる。
牛丼屋行ってもいつも牛丼を食べてるわけじゃないんだけど、今朝すき家のまぜのっけごはん朝食に付いてくる牛小鉢に七味唐辛子かけて、紅生姜のっけて食べてその思いを強くした。
いや吉野家でもいつも牛丼食べてるわけじゃない。普段ははてなで誰かが勧めてたベジ牛定食食べてる。あれに付いてくる牛小鉢に同じように七味唐辛子かけて、紅生姜のっけて食べると、本当に紅生姜が美味しいんだ。
酸味と塩味のバランスがとてもいい。そのうえすきやの紅生姜にある微妙な生姜のエグみが吉野家のそれにはない。
すき家はPFCバランスって言ったっけ? タンパク質脂質炭水化物のバランスがいいっていうけどその3つだと微妙にビタミンが気になるじゃん?別にそこに何か野菜足したところでちゃんとしたバランスになるわけじゃないから気休めなんだけど、なんか野菜っぽいもの足したくなる、その欲求に応えてすき家はキムチ牛丼とかオニサラ牛丼とかトッピング用意してるし、吉野家も似たようなトッピングを真似しだしたけど、本当に吉野家は紅生姜で十分その気分を満たしてくれるほどうまいんだ。
最初は牛丼にガンガン紅生姜を乗っける俺のことをただのコスパ厨だと思ってた嫁も、一度騙されたと思って食べてみろ、って食べてからは吉野家の紅生姜のトリコだ。それに同じように紅生姜が好きすぎるやつは他にもいるからこその持ち帰りでの紅生姜添付制限だ。
こんな時期なので、1人暮らしを始める随分昔の前の自分のために書く。自分のために書くので他の人にはあまり参考にならないかもしれないけど、自炊しようと張り切っている人には是非一読してほしい。
自炊をしようと思うなら、最初から張り切って完璧にやろうとするな。あれもしたいこれもしたいと思うだろうけど、まずは最低限のことから始めていけ。最低限を習慣化することが一番大事だから。
26センチくらいの深型があればとりあえずなんでもいける。チャーハンもカレーもいける。深型を買え。
20センチくらいの小さいアルミ鍋ひとつでいい。ラーメン茹でたりちょっとしたスープならそのくらいでいい。カーチャンが「おでんとかそうめんとか」と言ってデカい鍋を持たせてくるけど絶対使わない上に邪魔なので置いていこう。
軽めの万能包丁ひとつあればいい。出刃包丁とかパン切り包丁とかいらない。
100均のカッティングシートで十分。劣化したら買い換えればいい。デカイのはしっかり料理するようになってから。
自炊初心者の自覚があるなら必須。キッチンスケールはこの段階ではいらないけど、じゃがいもとかの重さも不安な人はあってもいいかも。
洗った野菜等を入れておくのに大事。スパゲッティやうどんの水切りにも。
台所用に。キッチンペーパーはめっちゃ使えるから取り出しやすいところに置いておくように。布巾は100均でたくさん買って汚れたら捨ててもいいと思う。
これすごく大事だからしっかり準備するように。後片付けが自炊の要だから。
袋を開けるだけじゃなくて食品を切ることもできるからあったほうがいい。
料理に慣れてきたらあってもいいかもしれない。あるととっても便利。
スマホのタイマーでもいいけど、料理している間は手が汚れるし、慣れてくるといちいちアプリ起動するのがめんどいとか思ってくる気がするので100均でいいから専用のキッチンタイマーがあると超便利。料理初心者ならタイマーは大事。
自炊の敵は「少しだけ作るの難しい」だ。そこで余ったら迷わず保存できるタッパーが必要。タッパーを制する者は自炊を制する。
なくてもいいけど、個人的に今まで大変お世話になったので導入を検討しているならオススメする。
小さくて洗いやすくて便利。1人分ちょっと肉を焼いたり野菜を炒めたりするくらいを想定するなら断然オススメ。
調理器具は揃えられるものは100均など安いものを揃えた方がいいと思う。初心者のうちは失敗して壊したり焦がしたりしがちなので、すぐ買い換えのきくものがいいと思う。それに「やっぱり自分に料理は向いていない」と思った時に惜しくないのもメリット。料理に慣れてきたらいいものを買えばいいと思う。
とりあえず1本デッカイの買っておけばいい。
これがあれば炒めものがワンランクアップするので冷蔵庫に入れておこう。
味のアクセントになるから料理に慣れてきたら積極的に使っていこう。
サラダ油でもいいんだけど、味が結構変わるから慣れてきたらオリーブオイルを使うレシピに挑戦してもいいと思う。
砂糖を入れてコーヒーを飲む習慣等がなければ白砂糖をキロ単位で買う必要はない。煮物をするときは蜂蜜やオリゴ等などで代用してもいい。
これで野菜を煮れば大体なんでも食べられる。和風がいいなら本だしで。
1人暮らしだと毎日味噌汁作るわけでもなければ普通に買うと余るので張り切って買わないように。
とりあえず肉も野菜もこれ1本で結構食べられるものになるのでお好みで。
これで肉とか野菜を煮るとだいたい美味しいし保存もできるので常備向け。
自炊と言うと料理というイメージがあると思うけど、自炊で一番大変なのは食材の管理。せっかくいろいろやろうと思っても余計な道具で台所が狭くなっていたり、買った食材を使いきれなかったり作ったものを食べきれなかったりして腐らせたりするとやる気がなくなってくる。まずは「台所と冷蔵庫を綺麗にする」ことを目標にするといいと思う。
スーパーで売ってる野菜をそのまま買ってくると食べきれないことが多いので、野菜の在庫管理に自信がないうちはカット野菜を活用しよう。なお使い勝手のいい野菜の中でも、もやしは足がはやいので在庫管理が難しい。できれば買ってからその日のうちか翌日中に調理しておきたい。なお冷凍のほうれん草やブロッコリーなどは少しずつ使える上に保存がきくので一人暮らしには有難いアイテムだと思うので常備推奨。
これも1人分を確保するのが難しい。買ってきたらラップに包んでジップロックで冷凍するのが望ましいけど、最初からそれをやろうとすると大変なので肉は割高だけど小分けのものを買うか、ウィンナーなど多少保存がきく加工食品を買っていくといいのかも。
例えば付箋を使ったり書き込みのできるマグネットシートを冷蔵庫に貼っておいて、ホワイトボードマーカーなどで今冷蔵庫に入っているものをメモしておいたりすると使い忘れが減る。賞味期限なんかも一緒に書いておくと無駄が減る。これも最初から綺麗な表を作ろうとしないで、あくまでも在庫管理を習慣化することを目的にしよう。
いつだかのゴミ屋敷増田に「実家からの仕送りがゴミになる」という記述があったけれど、自炊を初めて自分のペースで在庫管理ができるまで食材は自分で購入したほうがいいと思う。自炊が軌道に乗るまで、缶詰や保存食品以外はお断りしよう。親に言い難い人はこの増田をプリントアウトして親に見せよう。お父さんお母さん、子供さんは自分の力で頑張ろうとしているのでまずは見守りましょう。助けが必要な時は向こうから声を掛けてきてくれますよ。
包丁でうまく切れなくて自炊を諦めるかもしれないけど、これだけは簡単に切れるコツとかなくて、慣れの習得の面が大きいと思う。だから最初はうまく切れなくてもいいし、面倒だったらカット野菜を買ってしまった方がいいと思う。
レシピはネットで検索すればたくさん出てくるけど、自炊初心者にクックパッドやレシピ動画はあまりオススメできない。あれはある程度料理の経験があって全体像がわかっている人が見て参考にするもので、初心者にはキツイものがあると思う。素人の分量で失敗をしたり、素敵なレシピ動画を真似しようとしてできなくて落ち込むより、1冊自分に合いそうな「初心者のための本」みたいなのを買って何品か料理を作った方がいいと思う。ネットより本の方が初心者には誠実だろう。少し経験と自信がついてからなら、これらのレシピは大いに役立つと思う。
コンロを使うなら、最初はお鍋の直径の半分より大きな火を使うのはやめた方がいい。「これちょっと抑えめじゃないの」というくらいでいい。多少火が通ってないのは加熱を続ければ良いけれど、焦がすのは食材にも申し訳ないし、自信を失う原因になるのでよくない。
炒め物をする前等にフライパンに敷く油は大体大さじ1くらい。これは大体どのメニューでも通用する。大さじ1の大体の分量を覚えたらフリーハンドで流しても構わない。料理は「大体これくらいが何g」と把握できると速くできるようになって楽しくなってくる。
初心者こそCookDoや惣菜のもと系の合わせ調味料を使うといいと思う。作り方も丁寧に書いてあるし、味も大体保証できる。分量通り作ると1人分には多いので何日かに分けて食べるといいと思う。
在庫管理の大切さを書いてきたけど、次いで大事なのが自分の食べる量を知ることだ。実家で暮らしてきたら出されたものを出されただけ食べていたと思う。これからは「食べる量」を気にしていくといいと思う。量の他に好きな味付けの加減も調整できるとこれからの人生が楽しくなると思う。
自炊の中で在庫管理の次に大事なのは、実は後片付け。「食べた皿や調理器具を洗うのが面倒くさい」というのは自炊のモチベーションを大いに下げる。そこで料理の隙間に使った菜箸や包丁をさっと洗っておく、皿に料理を移したあと空っぽになったフライパンや鍋などはすぐに洗ってしまう癖をつけておいた方がいい。
予備の食器が大量にあると「どうせ洗わなくても違うのを使えばいい」という発想になって洗い物が溜まっていくので、食器も最低限が望ましい。どんぶり、おかず用(大小)、ご飯茶碗、味噌汁椀、取り皿数枚にコップとカップ等あればもう十分。紙皿やプラスチックの使い捨てを活用するなど人によってはなくてもいいものもあると思う。カーチャンが揃いの食器とかグラス(6個入り)とか持たせようとしてきても受け取ってはいけない。ニトリや100均の食器で十分です。
もやしを食べるだけ洗う→キャベツ2枚くらい、人参3分の1くらい、豚肉食べるだけを食べやすい大きさに切る→フライパンを温めて油を流してさらに温める→薄く湯気みたいなのが立ったら人参と肉を炒める→人参の色が鮮やかになって豚肉の色が変わったらキャベツともやしを炒める→しんなりしてきたら塩コショウで味付け、お好みで焼肉のたれ→盛り付けて出来上がり。
鶏肉を食べるだけ食べやすい大きさに切る→塩コショウ、酒につけて30分冷蔵庫に入れておく→火が通るまで焼く。
玉ねぎ半分をくし切りにする→鍋に水を適当に入れて、火をつける→沸騰したらコンソメスープの素を入れる→玉ねぎが煮えたら溶き卵をそっと入れる→卵に火が通るまで煮る。
シーチキンとマヨネーズを混ぜる→パンに乗せる→焦げないように焼く。
スパゲティを茹でておく→ピーマン半分と玉ねぎ4分の1、ハム2枚を切っておく→フライパンでピーマンと玉ねぎ、ハム(ベーコン、ウィンナー可)を炒める→火が通ったらスパゲティを入れて、塩コショウする→ケチャップで味をつける。
卵を半熟程度に炒めて皿にとっておく→卵を取り出して玉ねぎ半分とハム(ウィンナー可)を炒める→ご飯を入れて、混ざったら卵を加えて混ぜて炒める。
使いもしないのに見慣れないスパイスだけ増えてしまって使い切れないというのは料理初心者が陥りがちな罠だ。料理に慣れてくるまでは聞いたことのない調味料は買わない方がいいと思うし、使用するレシピにも手を出さない方がいいと思う。急にカレーにこだわることにしたとか、そういう事情なら止めはしないけれど。
自炊と言うと毎日料理をすることだと思ってしまうけど、逆に毎日料理しなくてもいいようにするのも自炊の醍醐味だったりする。作り置きをしたりハードルを下げるレシピでおいしいものを好きなように、ある程度バランスよく食べたりすることが自炊だと思う。だから無理をしないで疲れたと思う時はコンビニ弁当でもいいしカップラーメンでもいいと思う。そこに作り置きしてある惣菜をプラスしたり冷凍の野菜をインしたりすることで少しでも食卓が豊かになれば、自炊大成功だ。自分の食事を自分で面倒みることができれば大体どこへ行ってもやっていけるので自信を持って欲しい。
これはこの増田を書いた人の失敗談。自炊を始めるにあたって結構張り切っていたけれど、「料理=カーチャンの味」だと思っていてしばらくカーチャンの再現をすることばかり考えていた。でも自分はカーチャンじゃないし、料理初心者の自分と料理習熟度数十年のカーチャンのレベルの違いに気づけなくて「カーチャンみたいに野菜切れない、自分は料理が下手だ」と思ってしまって料理するモチベーションが下がってしまった。そこに散々上記した在庫管理の甘さで次々食材をダメにして、自炊というものに対する自信をなくしてしまった。それから随分経ってある程度料理にも慣れた今だから言えるのが、最初から自炊というものに対する理想が高すぎたということだった。最初は調理器具も食材も最低限でいいし、張り切る必要もない。ただそれをうまく毎日回していくことだけを考えるべきだった。初めての一人暮らしだし慣れない新生活でそれどころじゃなかったけど、そういうアドバイスをしてくれる大人がいたらよかったなあと思ってこの増田を書きました。
4月から1人暮らしを始める予定の人は、これから新生活にわくわくしていながら、それでも1人でやっていけるか不安を持ってる時期だと思う。ただ自炊に関して言えるのは、毎食ポテトチップとか同じ吉野家の牛丼とかそういう偏ったものでなく予算の範囲で楽しく食べることができているなら、もうそれだけでいいと思う。逆に食事の管理が難しくなったら、それは黄色信号だから生活を見直したり誰かに相談したりした方がいいと思う。それでは良い新生活を。長々とすいませんでした。
天つゆのような少し甘めの出汁で食べるかき揚げうどんや蕎麦が旨いと思うのだ。
そして立体的なかき揚げは、氷山のように出汁の外に出ているプレーンな部分のサクサク感と、少し出汁に浸かった部分のサクとろ感、そしてしっかり出汁に浸かってもはやトロっトロになったぐじゅぐじゅ感が奏でる絶妙なハーモニーは、至高の幸福感をもたらしてくれるのだ。
食べ始めは無論七味唐辛子を入れない。
初期状態のまま食べるのだ。
かき揚げは出汁に浸からなければ話にならないが、浸かり過ぎてもダメだ。
そして食べ進めるうちに状態は変化してゆき、前述の三態が偶然にも最高の比率で揃いグラデーションが織り成された瞬間に七味唐辛子を投入することで僥倖が訪れる。
七味唐辛子の量は「その時どう思ったか?」だけを基準に決定されるものであるべきなのだ。
迷いにより僥倖を逃すことは、なんと言う不幸であろうか。
意識してはならない。
集中すべきは「食べること」ただ一点である。
その上で瞬間的に現れる絶好のチャンスを逃すことも許されない。
そしてその好機がこの世界に顕になった瞬間、すでに数秒先の未来は脳裏に浮かんでいるはずである。
すなわち、ほのかな香りと味わいを求めているのか、多めの刺激が必要なのか、あるいは挑戦とも言える程度の辛さを欲しているのか、それは事前に決まっていることである。
従うことでのみ、その先にある幸福をも手に入れることができるのである。
あたかも瞬間は偶然であるかのように述べたが、実は必然である。
「瞬間」は必ず訪れる。
逃すな、諦めるな。
ローソンのチルド食品棚に、商品名は分からんが砂肝を七味唐辛子風味で焼いた、レンジでチンするだけで食べられる商品がある。これがめちゃくちゃいい。
深夜家に帰ると、この砂肝で発泡酒をより気持ちよく流し込みたいから、今にもベッドへ体を投げ出したくなる気持ちをおさえてシャワーを浴びる。買ってきた砂肝と発泡酒はそのまま冷蔵庫へ放り込んでおく(このシャワー待ち冷蔵時間を個人的に「寝かせる」と呼んでいる)。ちなみに夜にシャワーを浴びておくというのも、これは大切なことだと砂肝に教わった。次の日に自宅を出る前に焦る気持ちが随分と減る。良い教訓、砂肝ありがたい。
シャワーを浴び終わったら、冷蔵庫からまず砂肝を取り出そう。食べるまでに必要なステップは実にシンプルだ。容器フタの角を点線まで少しだけペリペリっと開ける(カップ焼きそばの流し口的な)、レンジで加熱500Wで50秒、あとは待つだけ。んでさ。この50秒間が何より愛おしいのよ。単身ぐらしだと冷蔵庫の上に電子レンジを置いているケースが多いと思うけど、レンジのなかをのぞき込みながら、いつ冷蔵庫から発泡酒を取り出すのがベストなのか、視線を上へ下へ上へ……とやりつつ、40秒ぐらい経った瞬間に意を決してズバーっと発泡酒を取り出す。加熱終了のベルが鳴り響き、扉を開ければ七味唐辛子の香りが一気に押し寄せてくる。ああ……たまらん、これを今から食えるのか。食ってもいいのか!
いそいそと席へ砂肝&発泡酒を運び、豪快に砂肝容器のフタをはがす。しかし最後の一手間がある。食べる前に追い七味唐辛子をするのだ。これはゆずれない。気が立っていたらドバーッとかけるし、丁寧にキメたいときは砂肝一片一片へ丹念に振りかける。この追い七味の具合で、その日の体調や気分に応じたアジャストメントをおこなう。そのまま食べても七味の風味はじゅうぶんあるけれど、追い七味をすることで、七味の粒子感を舌で楽しみやすくなるのよ。香りが増すっていうよりは、食感が増すって感じかな。
ここまで来ればもう何も気にすることはない。自信たっぷりに発泡酒を開けて、ひとっ風呂浴びた体に流し込み、砂肝をひとくち。嗚呼。一片ずつ食べても咀嚼をたくさんできるから、見た目の量以上に満足感を得られる。これが。発泡酒をひとくち、次の砂肝をひとくち。止まらん。コリコリとした食感と、グニュッとした食感が混ざったような絶妙な出来具合。七味で味が統一されているから、肥えていない舌には味わいの解像度的にわかりやすい。奥歯で追い七味を噛み砕く感覚も楽しい。一日における最高最良の瞬間は、いまここにこそあるのだ。
この商品、焼き物で揚げ物じゃないし、砂肝自体カロリーも糖質も低いはずだから、夜中に食べても罪悪感がないのでダイエットの人にもおすすめよ。発泡酒も無論、糖類ゼロのものをチョイス。ぜひ今日の帰り道、ローソンで探してみてほしい。もし今日が砂肝気分じゃなくても大丈夫。冷蔵庫に入れておけば賞味期限もけっこう長い。この「今日食べなくてもおっけー」なのは、スーパーとかのお惣菜と違って、気が楽でいいのよね。深夜でも買いやすいし、在庫も安定してる。
さて。ひととおり砂肝と発泡酒を堪能したら、一日の楽しみも終わりだ。現実へ戻る時間の到来、深夜二時。
自分が把握している自分の現実というのは、お化粧もされていないし、余所行きの服装もしていなくて、とても素直だなぁと感じる。
新卒で入った会社。毎日が息苦しくて転職を試みた。転職先では一定期間、人一倍がんばることで自分を示そうとした。評価は残せたようだったが、そこで精神を崩して休職することになった。半年ほど休み、自分の考える職業像に近いと感じられる会社へ移った。ただ休まずに踏ん張って勤労することが継続できず、大きなプロジェクトが終わった後「これ以上迷惑はかけたくない」と先を決めずに会社を辞めた。というより、本来は正社員化できるはずの契約社員だったが「この勤怠では来年の契約更新は難しい」と言われ、最後の緊張が途切れてしまった。
それから安定して働ける実感を持てないまま、かつての職場から好意で仕事をもらい、細々と生きてはいる。ただ一人暮らししていけるだけの収入を得ることは難しそうで、再び転職活動をせねばと思っている。
人と比較して落ち込む癖はだいぶ減退したと思うが、しかし実際問題、生活が安定して送れそうな見通しが立たないのであれば動かなきゃいけない。今までは、心のどこかで「自分はやればできるんだから、今は金銭的にも乏しいが、這い上がっていくきっかけを掴めれば、優秀な生活を目指せる」などと、誰かと自分を比較した上でなお意地を張ろうとしてきていた。少なくともこれまでの転職に関しては、そのモチベーションが原動力になっていた。だが今になって、衰弱して、できることが少しずつ思うようにできなくなりつつなって、初めて自分の現実を原動力にしなきゃダメだと感じ始めた。でも、じゃあ具体的にどうすれば、自分の何を優先したらいいのか、全く検討がつかない。
でも、現実だけは嘘つかない。働けなくなったから社員をキープできず、安定した勤務がなければ収入も維持できないし、ましてや暮らし向きが良くなることもない。現実がどんどん、本来の自分の体のサイズにフィットしてきている感じがする。そういう現実に、見栄をはれない状態に押されながら、自分は次に何を引き出すことができるんだろうか。
誰かが見つけてくれるのか?自分の現実を見ている自分のこの視点は合っているのか?今の自分が思っていることは妥当だと言えるのか?
子供舌なので、辛い物が苦手だ。
スーパーでカレーのルーを買うときも、麻婆豆腐の素を買うときも、甘口しか買わない。
世の中では辛ければ辛いほど旨いと感じる人が一定数いるようだ。
友人にもいたが、赤いきつね一食に七味唐辛子を一瓶使うと言っていた。
なぜ「痛い」が「うまい」と感じられるのか。
まあ、いいんだ。さっきも書いたけど他人の好みを否定はしない。
ただ、ゾーニングはしてほしいのだ。
たとえば、さっき富士そばで「肉富士(冷)」というのを初めて頼んだんだが、
肉にけっこうな量の豆板醤がかかっていた。辛い。
券売機の小さな写真では確認できなかったし、何より温かい方の肉富士そばには豆板醤はなかった気がする。
最近、コンビニで「油そば」とか「混ぜそば」みたいなカップ麺があるけど、
パッケージに「激辛」とか「ピリ辛」とか書いてくれればいいが、
何も書いてないのに辛い場合がある。
いずれにしても一度試して辛かったなら二度と食べなければいいだけではあるが、
避けられるものなら避けたいのだ。
いい歳の男がみっともないと自分でも思うけど、苦手なものは苦手なのだ。
嫁が出張でいない。
よし、今日は時間もあるし、ちょっと気合を入れてうどんを作ろう。うどんは去年の秋田旅行で買ってきた稲庭うどん、まだあったはずだ。
戸棚を確認。あった。ちょうど一人前ぐらいだな。よし。
冷蔵庫を確認。なす、ねぎ、白菜、しいたけ、ほうれん草。いい感じに結構揃ってる。冷凍庫に鶏肉もあるぞ。これも解凍して入れよう。
だし。この前友人から貰った煮出すタイプの高級だし、そういえばまだ1回も使ってなかったな。使ってみよう。
鍋で湯を沸かし、だしを取る。同時並行で具材を切る。いい感じにだしが出たところで鍋に投入。
さっと醤油と酒で味を整える。うん、うまい。出汁が効いてる。ほんだしより遙かに美味しいぞこれは。
別の鍋で湯を沸かし、うどんを茹でる。いつもならめんどくさくて湯は少なめにするところだが今日はここで妥協しない。大きめの鍋にたっぷり水を入れ沸かす。茹で時間は4分半。
そういえばこの前長野で買ってきた七味唐辛子具もあるな。何だ今日はすべていい感じだ。うどん、大正解間違いなし。
お、そろそろ4分か。ゆで加減を確認しよう。ん、よし、もう十分だ。4分半と書いてあったのに、ヤバイぞ。早くあげよう。
鍋を持って、ざるをおいたシンクにドバーッて、、おい!なんだ!湯気でメガネが曇って何も見えないうあーーーーーっ!!!!え、?あれ?うどんがない!?あああああああ排水溝にうああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(日記はここで終わっている……)
禿は遺伝であれば、こんなの参考にも何にもならぬ。
【朝】
・ねぐせをとるため、洗面器でお湯のシャワーで髪をたっぷり濡らす。バスタオルでゴシゴシ拭き、その後ドライヤーで乾かし、出社
【昼】
・とにかく、髪、地肌をよくいじる。気付くと髪をいじっている。手ぐしも頻繁
【夜】
・シャンプーは容赦なく指の腹でゴッシゴシ擦る。髪の毛は抜けるが、ここで抜けるくらいの髪は、どうせ明日歩いてるときに抜ける。
シャンプーは特価品。コンディショナーも同レベル。こだわりなし
【食生活】
・酒は、日曜以外毎日。制限なし
・特に夜。ご飯&油物は食べない。
大皿のサラダ。キャベツ、パプリカ、チクワ等。ドレッシングはいろいろ。ただ、控えめ
・パックのもずく。
・キノコ炒め。黒ゴマ(すりゴマ)、七味唐辛子はたっぷりとかける。
【スポーツ】
ここ20年ほど、何もしてない。
【体形】
【その他】
神田駅でSuicaをフルチャージし、西口商店街の松屋に入る。
店内で手を洗ったり、二十秒ほどトイレに行ったりしていたら、いつのまにかうとうととカレギュウを注文してしまった。
席について、食券を机に置く。
店員観察にも飽きて、壁の広告を黙読。ひとしきりセール情報を学ぶ。
退屈しのぎに牛丼の価格変遷を思い返すが難しすぎる。店員の雑談で中国語の勉強。
舌にヒリヒリくる感じが実に心地良い。
注文を思い出して、簡単な暗算をする。
ちょっと手持ち無沙汰になって、また壁の広告を黙読。
カレギュウが来た。
吉野家ではこうはいかない。
それだけで株価が高いのではないかとさえ思う。
頼んでもいないのに味噌汁が出る。
カレギュウを書き込んでから、生野菜を食べ、また味噌汁を飲む。
ひとしきり食べてから、思った。
こいつは最高の朝食だ。
ありとあらゆる食材が、ここにある。
カレーが、肉が、生野菜が、そして味噌汁が、もう松屋専用に作り込まれている。
カレギュウを食べてから牛丼を食べると、実に窮屈で無理矢理な印象を受ける。
漬物がなくて、甘くもない。
ほんの数か月前までは牛丼が駄目だなんて考えもしなかった。
だが、カレギュウを一度でも食せば、誰もが僕と同じ感想を抱くだろう。
つまり「こっちが本物」なのだということを。
むしろ牛丼は、カレギュウが登場するための伏線に過ぎなかったのではないか。
たぐい稀なる完成度を誇る実験食。真打はむしろカレギュウで、その前には牛丼はもちろん、全ての牛丼もどきが色褪せて見える。
コーイチはそう言っていた。
ホラーが一流の大衆娯楽として昇華し、世界中の人々のイマジネーションに強い影響を与え、それ以後のホラー漫画は、どこか漂流教室のようだった。
そして、カレギュウは、すべての食事におけるそれだ。
カレギュウ以後、わずか数年で僕の食生活はカレギュウとカレギュウ的なもので埋め尽くされるだろう。
グッバイ・牛丼
カレギュウの具材にはまだ肉が必要だ。
けれどもそういう時代もすぐに終わるだろう。
おそらく大多数の人にとって、カレーで事足りるのだ。
カレギュウ以外のメニューを必要とするのは一部のプロだけになり、そういう食事さえもいずれはカレギュウ的なものにとって変わられるだろう。
松屋のカレーがでたとき、あんなメニューじゃ満足できないという人がいた。
しかし実際には満足出来てしまった。
一方、もうやってしまったのが一流のすき家である。
そしてカレギュウはすべての牛丼屋にそうしたいと思わせるのに十分な魅力を持っている。
新しい時代がここからはじまるのだ。