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2024-04-30

NETFLIX日本公開を待っている間に、Amazon Primeが見放題にしてしまった

anond:20210304122852後日談になる。

ここに挙げた映画の半分くらいはなんと、Amazon Primeが2024.04.30現在見放題作品にしている。

具体的には、

Amazon Primeの見放題タイトルで見られる状態になっている。

いつまでこれがタイトルに入っているかはわからないので(実際、トッツィーズ & フェイスターはその後日本NETFLIXラインナップから外れた)、このGW後半にはぜひとも見てほしい。




ついでに、The Con Heartist以降のgdh映画についても短評しておこう。ついてるのは予告編URL

ゴーストラボ 禁断の実験 //youtu.be/RN9G-g5PhJE

ホラー映画インターン医師たちが霊の存在、そして幽霊との会話が可能なことを証明するために、とんでもないことを思いつき、実行してしまう。NETFLIX(JP)で見られる。思いつきは怖いが内容は怖くない。お勧めではない。

女神継承 //youtu.be/we_8D7zvf4U

モキュメンタリーホラー映画。泰韓合作タイ東北部巫女インタビューを通じて、彼女の周囲にある霊的に非常識状態が明らかになっていく。日本でも公開した。NETFLIX(JP)で見られる。比較グロい。お勧めではない。

プアン/友達と呼ばせて //youtu.be/CcZkHdfus_A

ドラマ映画。かつて友人だった白血病患者の別れの旅に付き合った結果、彼が自分元カノの去就にも関わっていたことが明らかになる。日本でも公開した。WKWプロデュースAmazon Prime(JP)で見られる。 おすすめ

スピード&ラブ //youtu.be/pg_Ij-3YySM

コメディ映画カップタッキング生活をかける男と彼のサポート青春をかけてしまった女性のゴタゴタを描く。韓国映画パロディとか第4の壁描写とかが面白いが、それだけ。NETFLIX(JP)で見られる。お勧めではない。

運命ふたり 劇場版 //youtu.be/ShD0CvB9kWM

同名のドラマ第1弾(NETFLIX(JP)でかつて公開されていたが公開終了済)とドラマ第2弾との間をつなぐストーリーで、日本でいうと江戸末期ごろのタイバンコクに転生とタイムスリップが交錯する。この時代近辺に興味がある人には同時代実在人物とか出てくるのでおすすめ。逆に言うとほとんどの人にはお勧めではない。NETFLIX(JP)で見られる。

オー・マイ・ガール なんで今なの!? //youtu.be/VKk6UvyysU8

ラブコメ映画。たぶん性格は合うのだがタイミングが絶妙に合わない2人のラブストーリー2020年代バンコク周辺の若者事情覗き見としては見どころがあるが、あまりスカッとしない。NETFLIX(JP)で見られる。まあまあ。

You & Me & Me //youtu.be/s7H5JV9wfdQ

青春恋愛映画替え玉を駆使しまくる双子女子の片割れを好きになってしまった男子とその双子自分たちの家族愛情との間で葛藤する。監督自身双子女子という面でたぶん実体験がいくつも入っていると思われる。日本未公開。1999年代の風俗が懐かしい。おすすめ

Home for Rent //youtu.be/db8puvbOhQw

ホラー映画。実話に基づく映画で、引っ越した後の家を他人に貸したら、その家で怖い儀式が行われるようになるというあらすじ。おそらく「邪厄の家」という邦題でそのうちNETFLIX(JP)でみられる。未見。

親友かよ //youtu.be/2ZZtD18W2Mw

青春映画。推薦入学を狙って死んだ友達の遺作をネタ短編映画を作ろうとする高校生を中心に「友情とはなにか、親友とはなにか」を考えさせる作品大阪アジアン映画祭で公開。日本一般公開するべき。おすすめ

2024-04-11

anond:20240411112002

普通ラブストーリーでいいんだが女が男を押し倒して跨って欲しい

しかもとっかえひっかえ

2024-04-01

まもって守護月天!を読み終えた その1


当方40代であるはてなユーザーでは平均ほどか。

数年前に父が亡くなり、半年前に母も亡くなった。ずっと実家暮らしで、会社仕事の合間に農業をやっていたが、そろそろこの家ともお別れである家族が俺一人になったので、土地建物を売りに出して、会社の近くにある空き家ハウスに引っ越すのである

相続が終わってから遺品整理屋とかリサイクル屋とか解体屋さんと話をすることが多くなった。処分すべき財産はあっという間に片付いたが、最後に残ったのが……西暦で言うと2000年頃に亡くなった実弟漫画だった。部屋を共有していたので、本棚には俺と弟の漫画が並んでいた。

その大半は、ブックオフでも1冊10円すらつかないモノだった。メルカリで売るにも手間がかかりそうだ。遺品整理屋も「今のご時世、紙のマンガは売れないんですよ」と引き取りを断った。ほかの価値のなさそうなモノは、タダ同然でも引き取ってもらえたのだが。

何か月か経って、今年の正月を過ぎた頃だった。

実家本棚にあった俺の漫画を何冊か、手に取って読んでみた。うーん、これは……「懐かしい」という感情が僅かにあった。一番好きだった漫画、『天使禁猟区』『スカイハイ』『クロマティ高校』を読んでみたが、いまいちピンとこない。楽しい思い出が蘇ってこない。お楽しみの記憶脳裏から消えてしまったのだ……。

ふとここで、亡き弟の漫画を手に取った。あいつは将来裁判官になりたいと言ってたっけ。『家栽の人』が本棚の目につくところに置いてあった。一番上の段だった。

そして、一番下の段に視線を移すと……ここで一番、ドーン!! と、当時の記憶が蘇った。それは、『まもって守護月天!』だった。弟が一番好きだった漫画

家族食卓を囲んでいる時も、旅行をしてる時の車内でも、何気ない団らんの瞬間でも、とにかく弟は、この漫画の話をしてることが多かった。

弟の死因は、自動車に轢かれた後の外傷から内臓の疾患にかかったことにある。交通事故の原因の半分は弟にあり、当時は自業自得だと冷たいことを思ってたけど、まさか亡くなるとは……。病院でお見舞いをしてる時にも、弟はこの漫画を繰り返し読んでいて、ずっとその話の内容とか喋ってるんだよ。どんだけ好きなんだよって思った。

確か、アニメも観たいって言ってたかな。病室にテレビはあったけど、ビデオ再生できるものがなかった。弟は泣いて悔しがっていた。

さて、当時の俺は高校生であり、ガンガンコミックス漫画を読むことはなかった。守護月天漫画を読んでみたことはあったが、すぐに読むのをやめた。「稚拙だな」と思ったのもあるし、「絵がちょっとな~」という思いもあった。当時の俺は、CLAMPが描くような、Xとか聖伝とか、ああい精緻な絵柄のエログロが好きだった。

とにかく弟は『まもって守護月天!』が好きだった。それを、この本棚を見ていて思い出した。この日は休日であり、時間がたくさんあった。せっかくなので、この日から一週間ほどかけて、全11巻を読んでみることにした。

読んでみた感想を、以下に綴っていこう。感想を交えつつ、各巻に1~2箇所ずつ、印象的だったところを抜き出して引用する。

ネタバレがあるように見えるけど、本当に大事なところは抜き出してない。隠してる。まあ、俺の人生で『まもって守護月天!』を取り上げるのはこれっきりなんだし、少しくらいは許してくれ……。

その前に、これはどういう漫画やねん、と気になった方はWikipediaでググってほしい。あらすじは、概ねこんな感じである

~ブックライブから引用

一人暮らしで寂しさを抱える少年と、ご主人様をあらゆる不幸から守る役目を持つ守護月天美少女とのファンタジーラブストーリー一人暮らし中学2年生・七梨太助(しちり・たすけ)は、中国を旅する父親から支天輪(してんりん)という八角の輪を送られる。


まり主人公の何気ない行動をきっかけとして、小璘(シャオリン)という女神様のようなものがやってくる。お互いに惹かれつつ、ラブコメディが進行していく。その中で、超えないといけない壁がいくつもあって、主人公である太助シャオにふさわしい男になるために奮闘する物語である

では、さっそく始める。



【第1巻】

読み始めは、正直キツかった。絵柄が古いのもあるし、漫画表現が昔風なのもあるし、ラブコメを読んだ経験がない人間には何がどう面白いのかわからない。

まり楽しめないのは、すでに四十を過ぎているからだろう。子どもの頃であれば、まだマシだったのかもしれない。ただ、まあ……コンセプトはいいと思う。すごく。

なんとなくだが、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という映画を思い出した。某グルメ漫画でいうと、「うん こういうのでいいんだよ こういうので」を地で行く。

シャオリンが「この平和時代に、どんなものからご主人様を守るか」を決めたシーン

太助様…」

「…え……」

「もし迷惑でなければ あなたの中にある「孤独」や「寂しさ」から あなたを守ってさしあげたいのですが それではいけませんか?」


シャオ歴代の主を守ってきた手段は、主に暴力である。星神を呼び出して使役し、主人を狙う者を撃退する日々を過ごしてきた。だが、平和現代でそんな行為需要があるはずもなく。シャオは、呼び出されてすぐにお役御免になってしまう。

ならば、主人である太助をどのように守ればいいのか――その答えが上記台詞である。命を狙う敵がいないのであれば、孤独や寂しさから主人を守るのだ。太助には家族が3人いるが、全員家を離れて放浪の旅をしている。ネグレクトに限りなく近いものがあるが、ラブコメの都合というものだ。



【第2巻】

このあたりは、まだだるかった。物語登場人物は揃いつつあるのだが、展開が退屈でなかなか話が進まない。この巻から、慶幸日天の汝昴(ルーアン)という主人公の恋路を邪魔する、まさにお邪魔キャラみたいな人が出てくる。

別に、なんということはない恋愛妨害工作なのだが、この時代ラブコメ高橋留美子の影響がまだ色濃いのだろうか、暴力性が強い。この巻以外にも「死ぬやろ……」というシーンがけっこうある。昔は気にならなかっただろうが、やはり時代というものか。

ルーアンの計略によりシャオ太助の元から離れようか迷っているシーン ※太助が駆けつける

「えーっと 今はうまく言えないけど… 俺はシャオにずっとここにいてほしいんだ ――それだけじゃここにいてもらう理由にならないかな……」

「…いいえ… ………あの 私…… 太助様がここに来てくれるの 待ってたかもしれないです」


ルーアンがそれっぽい発言をして、「シャオ現代には不要ではないか」という意見を伝える(あなたなんて いても邪魔なだけなのよ)。シャオは真に受けてしまって、支天輪に帰ろうとするのだが……すんでのところで太助がやってくる。そして、ふたりきりの状態で上のような会話をする。

この場面は気に入っている。シャオ気持ちも、太助気持ちリアルに描いていたからだ。ストレートさがいい。



【第3巻】

このあたりから恋愛路線に入ってくる。太助シャオ愛情意識する場面が出てくる。

ネタバレは避けるが、シャオには恋愛ができない事情がある。本人ですら認識できない事情が。

以下の山野辺というのは、最初の頃は万引きとかするキャラとして描かれていた。物語が進むにつれて応援キャラになっていく。

シャオ山野辺が一緒に温泉に入っているシーン

「なあ シャオ…」

「…………」

シャオ?」

はい?」

「なんか元気ないけど七梨と何かあったのか?」

翔子さん…………私 病気かもしれないです なんだか…ね 胸が苦しい… 太助様がルーアンさんと一緒にいると とっても胸が苦しくなります さっきなんか どうしてだか自分でもわからないけど そっけない態度とっちゃったし太助様が話しかけてくれたのに 太助様にきっと変に思われちゃった きっと悪い病気にかかっちゃったんです ――でも どうしたらいいのか わからなくて…」 

(へえ…精霊ってのも 人を好きになったりするんだあ…)


うん。女性作者が描いてるラブコメってさ。女性側の心理描写リアルだよな。女の子ってさ、好きな男性の目の前だと萎縮することがあるじゃん意中の人を目の前にすると、体がつい後ろに下がってしまうとか、廊下を走って逃げだす子とかいるよな。

なんかこう、恋愛感情に対して不安になった時の女性心理というか。リアルさが伝わってくる。子ども時代に読んでも全く認識はできなかったろう。



【第4巻】

この巻くらいになると、ストーリーの基本線が定まってくる。何らかの事件イベントが起こって、太助シャオが巻き込まれて、レギュラーキャラがそれぞれの立ち位置で動き回って、なんやかんかで解決して、ふたり(又はほかのキャラ同士)の間柄が深まって……という流れである

基本は、太助シャオ関係性がメインだ。この作品うまいところは、ふたりばかりを推すのではなく、ほかのキャラクター間の友情とか愛情ガッツリ描いてる。

この巻だと、2つの場面が印象に残っている。いずれも、ルーアンふたりの仲を妨害するための工作を試みて、やってしまった結果である

④-1太助高速道路自転車走行中にタイヤバースト、そして前方車両(トラック)と自転車を括っていたロープが取れて転倒した後のシーン

「………え 太助様!? 太助太助様!! 太…助様あ… ……う…」

「あ…あの小璘さん…」

「どうしよう…どうしようどうしよう ルーアンさん! ――太助様が 死んじゃったらどうしよう!!」

「あ…いや まさかそんなあ」

「どうして支天輪を車に乗せちゃったりしたんですか 私……太助様に何かあったら ルーアンさんのこと絶対さない!!」

「…………」

太助様に…太助様に何かあったら… 太助様… 太助様早く帰って来てください」

「小璘…………あんた」

④-2保健室で、シャオがベッドに横たわって寝ているシーン

「なあ…ルーアン

はい!?」

「…俺シャオのこと 好きにならない方がいいのかな…」

「………… あんたあのおじょちゃんになんか言われたでしょ ――じゃあひとつ聞くけどなんでそう思うの?」

「――…」

「小璘が人間じゃないから?」

「…………」

「………俺とシャオって絶対結ばれないのかなって…」

「…ねえ たー様 あたしは たー様のこと好きよ 考えれば悩みなんていくらでも出てくるけど 一番大切なのは自分気持ちでしょ だからあたしはあんたみたいに悩まない 悩んでも変わらない想いなら 悩むだけ損だと思わない?」


気持ち、とでもいうのかな。かの有名な『BLEACH』でいうと、ウルキオラ・シファーの名台詞ひとつである



心か



みたいな感じだ。登場人物の心境がさ、わかるんだよな。喜んでるのもわかるし、苦しんでるのもわかる。そんな中でキャラクターが足掻いている姿が印象に残った。

漫画を読む前に下調べはしなかった。今も一切してない。よって推測になるんだけど、この作者である桜野みねねっていう人は、この時(1998頃?)は大学生かそこらの年齢なんだよな。作者あとがきを読むと、若いんだなというのは伝わってくる。

俺が二十代前半の頃は、地面から出てきたばかりのカブトムシの如き勢いでスポーツをするか、水道工事現場であくせく働くか、盛りのついた獣のように女を口説いて、年間に何人とセックスたか記録を付けるとか……同じ会社女の子と無理やりそういうことをした後でも、最後にベッドの上で「愛してるよ」と言ったら許されるから大丈夫とか、そんなことしか考えてなかった。人間性が動物レベルだった。

でも、この桜野みねねという人は、そんなどす黒い人間の対極を行く感性がある。この作者は凄い……と、いい年になったおっさんは感じた。※私個人と作者の年齢差は、干支0.5周り分ほどと思われる。



【第5巻】

20年以上前漫画なので、さすがに創作でも……というシチュエーションが生じることがある。作品内では、たまに登場人物がみんなで旅行とか海とか温泉に行くのだが、メインキャラがほぼ中学生で、20才以上は大変少ない。無理があるし違和感がある。

しかし、旅行とかでないと表現できないラブコメ的なシチュエーションもあると思うので……そこが創作の難しいところである。いや、文学作品創作とかしたこといからわかんないけどさ。

⑤仲間と海に来ていて、ようやく夜の海岸で二人で話ができたシーン

「なんだかね………私 太助様ととってもお話たかったです 別にお話したいことがあるわけじゃないの… でも… 太助様とお話してるととっても落ち着くから…」

「……シャオ

だってお話してるってことは 一緒にいるってことでしょ? だから…」

(だから… きっとこんなに 安心できるのね)


太助シャオは、何度もこういうシチュエーションになっている。が、恋愛が進む気配はない。事情はあるのだが、あまり絶望的な事情なのだ

あと、文章量の都合で載せなかったが、クラス演劇(かぐや姫)の数話分も大変よかった。ルーアンと、ほぼサブキャラの乎一郎が主体の話なのだが、中学校の学芸会かぐや姫をやることを通じて、「離れていても心は繋がってる」という要素を表現している。

この回は、大人ながらにしみじみときた。気になる人は、是非5巻を読んでほしい(ダイレクトマーケティング決行)。

大まかな流れを言うと、ラストのお別れシーンでかぐや姫役のルーアン台本にないセリフを言う → 月の使者役のシャオがお迎えを中止発言 → 乎一郎がそれを制止 → その後の会話のやりとりで、離れていても心は繋がっていることを示唆~といった具合である

ここまで五千字以上は書いている。一旦切ることにする。



文量の都合で2分割。

次に続きます

https://anond.hatelabo.jp/20240401122023

2024-03-14

anond:20240314181156

結局まともなラブストーリー映画としては評価されずセックスシーンだけが目的の客しか見なかったか

それならAVの方が良いって事になって廃れたわけで

anond:20240314175020

まともなラブストーリー映画の途中でAVのような現実離れした下品で派手なセックスやったらぶち壊しだし

それまでの映画雰囲気に合わせたリアルだったり絵面の美しさ重視のセックスシーン入れても

女性ウケはするだろうけど男がエロいとは感じないと思う

anond:20240314173426

それマジで期待してる

ラブストーリー映画でいい話でもベッドシーンカットされるじゃん

あれくらいのドラマベッドシーンあれば新ジャンルになると思うんだよね

2024-03-03

anond:20240301190014

シンエヴァラブストーリーの部分を抜きにしても作品としての完成度が低かったからねぇ

2024-02-22

anond:20240220234134

枯れ葉見てきたし面白かったけど落ち込んでる人が見るもんじゃない気がする

人生うまく行ってない中年同士の不器用ラブストーリーだよ?

「うまく行ってない」の部分とか「相手がいていいなあ」みたいなところで刺されるじゃん

2024-02-10

日本人ってマジ陰気だなぁ

テイラースイフトライブラブストーリーの「ただイエスと言って」の部分でプロポーズしたファンへ、テイラースイフトが祝福した事からライブのこの曲でプロポーズする事が慣習化している。

それを日本ファンがやったら、テイラーの曲を聞きに来ているのに迷惑だ!と叩かれまくり炎上した。

慣習をやっただけで叩かれるのだから、一人目がもし日本ライブでやっていたら大炎上だろうし、多分炎上したカップルを祝福したテイラーも叩かれ慣習化など不可能だろう。

慣習だとしても僅かな迷惑も許せないと幸せな人の首を絞める陰気な国民性マジで嫌だなぁ。

惣領冬実自分が読んでたのは少女漫画のころだった

シリアスめのラブストーリーの人、との印象があるのはスリからだろう

まあ、少女漫画恋愛が主軸にあるお話の人、だった

大人になってネットカフェに入り浸るようになって、チェーザレを見かけた

作者名にも絵柄にも見覚えのある、けど歴史物だった

くくりとしては青年マンガだった

あー、あのマンガ家さんがこんなの描くようになったんだなあ、と思った

今回の記事惣領氏が、マンガだって自分の好きなものを描かせてもらえるわけではない、少女漫画だったら必ず恋愛テーマにと編集から要請される、それが読者である少女達にウケるものから、と発言されているのを読んで あーこの人は恋愛マンガを描きたいわけでは無かったのか、と

辻褄があったような気がした

売れた作家さんがこれまでの売れに売れた作風をガラッと変えて、新しいマンガを描くのをたまに目にする

この人、こんなものも描くんだなあ、なんて思っていたけど、逆なのかもしれないなと

売れたか自分の好きなものを描けるようになったのであって、最初から趣向はこちらだったんだろうなと

2024-02-04

[]2月4日

ご飯

朝:メロンパン。昼:イカフライたこ焼き。夜:コロッケパン。間食:チョコ

調子

むきゅーはややー。おしごとはおやすみー。

○ATRI -My Dear Moments-

・はじめに

SCA-自、紺野アスタといった18禁美少女ゲーム界隈で著名な面々で座組された全年齢向けノベルゲーム

世界的に発生した海面上昇により社会基盤が大きく変化してしまった近未来舞台

右足を失う大怪我をしながらも優秀な頭脳からエリートとして将来を期待され都会の学校に通っていた斑鳩夏生が夢破れて田舎に帰ってくる、そこで祖母が残した美少女ヒューマノイドことアトリと出会うことから始まるラブストーリーだ。

10時間ほどの文量になるのでストーリーほぼほぼ一本道で恋愛関係を結ぶヒロインロボットのアトリだけ。

とはいえ、世話焼き幼馴染の水菜萌、借金取りの怪しいお姉さんキャサリンヤンチャな悪ガキながら聡いところもある凜々花といったサブヒロイン達の見所も欠かせない。

所謂悪友ポジションになる竜司も忘れちゃいけない王道立ち位置だ。

そして何より、そんなキャラクタ小説然としたエピソード群が徐々に舞台の島を全体を巻き込んだ大きくも小さいストーリー面白かった。

・アトリが可愛い

本作最初の魅力はなんといってもメーンヒロイン、アトリの可愛らしさだろう。

等身大美少女ロボット青春時代に刷り込まれたという贔屓目を抜きにしても、アトリのエピソードが中心になるので必然的に好きになっていく。

家事手伝い仕事のはずがドジな挙動を繰り返す、何気なく与えられた物を大切に使う、ロボットから人間感情がわからない(わかる)などなどの美少女ロボット暮らす際のエピソードが次から次へと楽しめる。

王道の味わいながら独自のそれも勿論あって、特に良かったのがアトリがママ味を発揮するところだ。

主人公斑鳩夏生は片足が無く義足とある事情からまり上等なものでないため日常生活に難儀している。

さらに脚を失うキッカケになった事故フラッシュバック精神が安定しないと、色々と辛い状況だ。

そのため、ドジながらも世界が海に呑まれる前の高度な技術力で作られたアトリは非常に役に立ち頼れる存在だ。

アトリは夏生の失った足の代わりを自称し、彼を支えることになる。

そんな大枠のストーリーと文量の制約があるとはいえ、年下の幼さが残るアトリに力いっぱいバブバブする甘えん坊な主人公の登場はかなり早い。

開幕早々、アトリの膝や胸に甘えながら泣く主人公へのファーストインプレッションはさておきつつ、アトリのママっぷりは堂に入っており、物語を終始支える良いものだった。

あくま機械ロボットなので、同じ機械意志はない義足嫉妬するくだりなんかもあって、この辺は小ネタ感はありつつもサイエンスフィクションらしさがある、そういう方向の面白さもあった。

・頑張る斑鳩夏生が応援したくなる

辛い過去と変えられない現状があるとはいえ、中々に情けない面が早々に目立った主人公の夏生。

しかし、彼が甘えん坊でアトリに子供っぽくなるのは彼らの家となる船内のベッドでだけ。

丘の上では彼の頼れる有能っぷりが物語をグイグイと引っ張っていく。

夏生は高校生ながらにしてアカデミーと呼ばれる研究機関に身を置く超エリート

片足が無い障害をアトリが補助する途端に、スムーズに有能ムーブを次々と重ね様々な問題解決していく。

なにしろ海面上昇で社会基盤がゆるゆるな本作の世界では、様々な問題が山積みなのだ

これを夏生がハイスピード解決していく展開は非常に面白く、中盤の大きな見どころになっている。

衒学趣味に寄りすぎない科学技術解説面白く、アトリ以外の面々が夏生を人間として好きになっていくのもうなづける楽しいパートになっていた。

・島を救う小さくも大きいストーリー

そんな夏生の活躍サブヒロイン親友キャラと言った名ありキャラクタ達の問題をどんどん解決していく。

そして次第に島全体を巻き込んだ大きな計画が立ち上がる。

ここも面白いのだけれど、特にイイなと思ったのが、あくま日本の小さな島一つに閉じた狭い達成感に過ぎず、世界を救うような大仰なことには直結しないと繰り返し語られることだ。

勿論だからと言ってそれに価値が無いというサゲではなく、そのような小さいことを繰り返していけばいつか大きなことが達成できるというとても前向きなメッセージがわかりやすくかつ情緒たっぷりに楽しめるのが、今作の最大の面白かった点だ。

その上で主人公夏生がエリートとして人の上に立つ上で自身に不足していたこと、そして海面上昇という未曾有の危機に彼が行う大プロジェクト、実に大きなサイエンスフィクションらしい展開でと、人間らしい小さな感情の変化がベストマッチに噛み合う本作の山場になるスチル絵のシーン。

主人公ヒロインのアトリも背中を向けており、背景絵が主役になっている美少女ゲーム然としていないスチル絵だが、とても寂しくてかつとても前向きな気持ちになれる素晴らしいイラスト文章だった。

・おわりに

面白かった。

一夏の物語として小さくまとめつつ、しっかりとその小さな一歩が大きな世界を動かす始めの一歩でもあると納得させられるくだりは、特に良かった。

少女でありながら凄まじい包容力で抱っこしてくれるアトリの魅力が物語原動力になる優しいストーリーも良き。

2024-02-01

原作改変は「勝てば官軍であるという話

セクシー田中さん芦原妃名子さんの一件から原作改変は悪」「原作者を尊重しろ」という言がそこかしこで聞かれるが嘘もいいところである

今や日本国民の基礎教養であるジブリ原作改変しまくりで原作者の苦言もあるのに受け入れられている。

ジブリ映画ゲド戦記」に対する原作者の考え

https://www5e.biglobe.ne.jp/~midearth/fanta/gedleguin.htm

ここでは原作ル=グウィン失望が語られている。

上記国内でも評価の芳しくないゲド戦記だが宮崎駿作品でも同じ事だ。

インタビュー前編】『魔女の宅急便』作者明かす本音ジブリ映画観て驚き 原作と異なる展開に「あれ?と思いました」 | ORICON NEWS

https://www.oricon.co.jp/special/66472/

「あれ?」と思いました。私だったらこうしないなと思うところもあって。(中略)でも、あれは宮崎さんの作品からと、すぐ切り替えました。

(ちなみにインタビュー後編も公開されている

https://www.oricon.co.jp/special/66504/

前編532ブクマに対し後編はゼロ…みんな、読もう)

魔女の宅急便 (1989年映画) - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/魔女の宅急便_(1989年映画)

角野は「タイトル名前」そして「世界を変えないで下さい」と伝えていたものの、「(映画は)お話の筋がちょっと違うのでびっくりしました。私はもう少しかわいいラブストーリーになるかと思ってたんです」と述べ、「映画を見てから原作を読む方がすごく多くて、それはそれで良かったと思います」と振り返っている。-『週刊朝日2019年7月19日

いずれも近年のコメントでこれなので公開当時の心中はお察しである

耳をすませば』も大幅に改変されているが…

[B! 映画] Season11/3本目 耳をすませば / 邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん - 服部昇大 | COMIC OGYAAA!! (コミックオギャー)|おもしろい、がうまれるところ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/comic-ogyaaa.com/episode/14079602755325900906

ジブリのすごいところはアレンジするとそちらの方が自然だと思わされるところ。こういうふうに設定したらもっと面白くなる、というアイデア力がすごいのだろう。

これがトップコメになるほど改変は支持されている。

結局のところ鑑賞者は面白ければ原作改変など気にしないしつまらないと感じたら原作改変を槍玉に上げるだけだ。

そこに原作者の尊重などない。

2024-01-25

サイレントラブって山田涼介浜辺美波が主演してて、こういう泣かせるラブストーリーってだいたい売り出し中の若手が起用されるんじゃないの?

って思って調べたら原作あるやつだった

あー、2人ともクソ実写化請負人か

ご愁傷様です

2023-12-08

ヴァイオレットエヴァーガーデンまらな過ぎて2回見た

自分記憶力があまりない方なので、嫌なことつまらなかったことは綺麗さっぱり忘れる性格だ。

まらない映像作品を見ると、もれなく見た記憶すら消し去られてしまうので好きな作品は何度も見ないのに。つまらない作品を何度か観てしまう。

ヴァイオレットエヴァーガーデンは、色んな人から勧められていたのでついに観る時が来たかと。ワクワクしながら先日視聴した。ストーリーの「心を失った機械のような少女が、愛を貰い心を取り戻していく純愛戦場ラブストーリー」には確かに自分の好きそうな要素が多くワクワクして視聴していた。しかし所々、既視感あるシーンがあり、ストーリーにも不満がどんどん募っていった。ああ、これ多分見たやつなんだ。つまらなかったから忘れてしまっていたやつなんだ。そう気づいた時にはもう遅く。とりあえず見てみることにしたが本当に綺麗な映像だけでありきたりな万人ウケするショートストーリーの詰め合わせに、グルーミングクズ男の少佐となんだかんだ最初から愛を表現しちゃってる機会というほど非情ではない中途半端少女ラブストーリーを見せられて本当に残念だった。勧められたからにはきっといいところがあるだろうと、外伝劇場版を見たが。個人的にいいと思ったのは外伝だけだった。メインのストーリーは、人を平気で殺せるレベル機械のような非常な女の子が心を取り戻すなんて壮大に煽りながら実際は4話あたりで号泣し始めるなど。全く心の機微表現する気がなくて残念だった。

近年のアニメは、視聴者需要に応えるためにはつまらない作品演出をせざる終えないことはわかっている。展開が遅いと視聴者が離れるし。アニメ好きに刺さっても、儲からなければ廃れてしまう。見る人見る立場が変われば、印象が変わるような。絵画を見ているような。芸術点の高い作品出会いたいな。

2023-11-30

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/comic-days.com/episode/14079602755433782224

結婚してあげられない、子供をうませてあげられない」とかただの友人同士で言わないだろ

「女2人じゃ稼げない、将来が」って言い方も一生女2人で生きる前提だったって事だろ

『男と』結婚するって言い方も『女と』結婚する選択肢があるって発想の人しか言わないだろ

そもそも扉絵コピーからして「生と死の『ラブストーリー』」だし

これでただの友情の話だと思ったって人、勘が鈍すぎないか

彼女子供がいなかったのもレスだった事を匂わせてるし

しおり和也くんに私のこと(を何か言っていなかったか)」と聞いてるのも、彼女恋人同士だった事を知っているのか聞こうとした

(んで弟が全然知らないっぽいのでやめた)、ってことだよね

2023-11-10

anond:20231110114624

デスノート夜神月 善のためなら人殺しをいとわない系の自覚なき悪

フェイトステイナイトエミヤシロウ特にヘブンズフィールのルート

・上の世界観つながり?の派生キャラ電脳深海領域セラフのキアラとエミオル

・天気の子 他にも「世界平和より愛する人を救うことをとる」系ラブストーリー 

たこピー原罪 一ノ瀬家は残念だったね

・育成系ゲーム全般 女神転生とか葛葉雷堂とかポケモンとかFGOは悪属性も話し合って集めて育てないと結末にたどりつけない

増田にすみついたマイクロテロリストたち(表現の自由戦士とか、下方婚増田とか、パンティとか)※作品ではないしどちらかというと害悪

2023-10-18

尊厳破壊

強くて名誉もある男の尊厳破壊取る描写としてワンピースは有名だと思うけど、マクロスFの、シェリルランカの2人もお互いに自尊心ボコボコしまくってると思った。

単純にストーリー追ってたら有りがちなラブストーリーみたいな感じだけど。

抗えないものにそれはすごくやだって思ってるところ、ピンポイントで突かれる感じ。

悪意が見えないかぼんやりするけど。

2023-10-17

anond:20231017141045

絵や小説などの創作での表現を「させられている」という

まるで登場人物人権があるような言い方をしちゃったら

ラブストーリーで男を愛するのも「愛させられている」になるし

殺人するのも「殺人させられている」になってしまうから

すべて批判対象になるのでは?

2023-09-15

エルメスどこで知ったか調査追記あり

1.ブランドでしょ、常識じゃん派

ティエリーエルメスが1837年に設立した馬具工房母体とする

世界有数のファッションブランド

 

2.ガンダムで知ったよ派

ガンダムに登場するニュータイプ専用MA(モビルアーマー)。

しかし1のエルメス日本における「エルメス」の商標を取っていたため、

販売時には「ララァ・スン専用モビルアーマー」と名前が変更された。

 

3.ジョジョで知ったよ派

六部に登場したキャラクター名前

正式名称エルメスではなくエルメェス

1のブランドから名前がとられている。

 

4.電車男で知ったよ派

2chで「電車で酔っ払った男に絡まれた女を助けたらエルメスカップが送られてきた」

という書き込みから、その酔っぱらいエルメスと呼ぶラブストーリーが展開された。

この送られたエルメスは1のものである

 

5.キノの旅で知ったよ派

キノの搭乗するモトラド(二輪車)の名前

なんか喋る。

モトラドドイツ語なのにエルメスフランス語なのはなんでなんだろうか。

 

6.ギリシャ神話で知ったよ派

ギリシャ神話に登場するのはエルメスではなくヘルメス、もしくはヘルメースでは?

綴りは同じでフランス読みだとエルメスにはなりますが。

 

あなたエルメスはどこから

2023-08-23

anond:20230823181705

男女がくっついた(付き合った)後の話とか、グダグダせず1話完結くらいで男女がくっつくとこを書いてる漫画って男性向けではなかなか無い(少なくとも自分の見てる範囲では)ので、そういうラブストーリー作品を読みたい気持ちの時に適当純愛エロ漫画を漁ることはある

でもシコりたくて見てる訳じゃないんで今度はエロシーンが邪魔になってくるんだよな

2023-08-09

ネタバレ マイ・エレメント感想

ネタバレ











まとめ 理解のある彼くんの概念アメリカに伝わってればもっと別のストーリーになったかもね!そっちの方が見たかったな

民族の誇りを背負って癇癪おこる!の火の精ちゃんと、恵まれた育ち由来の精神的余裕があり素直に人と話せる理解ある彼くん水の精とのラブストーリー

(これ性別が逆だと癇癪を起しまくる男とそれをすべていなして支える女になってグロいと思うんだけど?)

日本揶揄されてるこの概念アメリカに伝わっていれば、もっと別の解を出してこれたと思うので残念。それとも向こうでも広く知られていたりするのかな

結局ストレスで抑圧された人は精神的に安定した他者の助けを借りないと回復できないのかなと思ってしま

主人公自分一人でたちなおっていくようなストーリーは期待のしすぎだったな

ガチャも結局は大成功してるしね。あれで「許さん、お前はここで俺の介護をして死んで行け」ってタイプ可能性は現実としてあるわけで…

そもそも火の精霊があまりにもアジア系中東移民すぎて、例える必要ある?という(監督ルーツそのままとは聞いた)

肉食獣と草食獣のほうがまだうまく料理できていたような気がする

期待値が高すぎたのが良くなかった、終わり。

2023-07-29

グッドオーメンズ2への愚痴を言わせてくれぇ

※全シーズンネタバレありありです

AmazonPrimeVideoオリジナルコンテンツであるイギリスドラマグッドオーメンズ(以下GO

日本でも人気があったシーズン1だったがこの度シーズン2が配信された

個人的にとんでもない駄作だったのだが誰とも共有できないのでここに盛大に吐き出しに来た。お察しの通り駄文です。

これは続編では無くファンディスク

GOとはざっくりと言えば、神の計画によるハルマゲドンを阻止するべく右往左往する天使と悪魔。そしてそれぞれの理由により巻き込まれていく人間たちと、天国地獄陣営の戦いの行方、というような骨太ストーリーの元繰り広げられる群像劇だったと思っている。

主役と言われればキービジュアルにもなっている天使アジラフェルと悪魔クロウリーなのは間違いなく、私自身その二人が好きで見ていた面もあったが、その周りのキャラクターたちのドラマも間違いなく作品面白さを作るものだった。

そしてそれらがハルマゲドンという目的の元集まった末のてん末にカタルシスを感じられるというオカルト的魅力も含んだしっかりとした「作品」だった。

ところが今作ですよ。

とにかくアジクロ(カップリング的深い意味は無い略称で使う)がイチャイチャしているだけ。

いかにも重大な事件が始まるのかと思わせていた記憶喪失ガブリエルは、物語終盤までほぼ本屋から動かず変なキャラを振りまくだけ。

物語キーになるのかと思った人間レズカップル(未満)二人は特に何もしないままこれまた終盤にちょっと活躍するだけ。

ガブリエルを追ってる天国特に何か事件が起きてたわけでもなく、クビにした幹部処分前に消えたから探してるだけ。

地獄側は敵の幹部がうろついてる?じゃ捕まえたれってだけ。

ガブリエル記憶喪失ネタバレもなんの事もないベルゼブブ駆け落ちしたくて自分記憶移しただけ。

中身どこ?

とにかく誰がなんのために動いていて、どこに向かっているのか、何を目的としているのかが弱い!弱すぎる!

もともとそういう作風ならいいよ、天使と悪魔イチャイチャ日常ものでーすならそれでも良かったんだよ。

でも違うんだよ!S1では出来てたんだよ!「ドラマ」が!

今作で真っ先に思い浮かんだのが、ヤマなし・オチなし・意味なし、という古の呪文だった。これぞやおい

公式が人気カプイチャイチャさせて中身はやおい腐女子ファン大喜びってもうファンディスクしかねーのよ…

奇跡を封じられた手品ショーでクロウリーアジラフェルに向って銃構えてやけに深刻な空気が流れてた時は「今何を見せられてるんだ…?」という気分になったよ。

公式解釈違い

これ。久しぶりにガッツリ解釈違いを食らった。

ちらりと腐女子の話をしたけど、ここからが本当の深淵だ。(私の)

GOそもそもブロマンスモノとして人気あった作品だ。それはわかる。

公式からも「これは天使と悪魔ラブストーリー」とまで言われている。

でもそれは作品外での話だ。

作中での彼らは、地球暮らしを気に入り過ぎたが故、神の計画を阻止しようという、ある種の反逆者同士で協力者であり、敵陣営同士でもありつつお互いが唯一の仲間という特別な間柄ではあった。そしてそれは「友情」として描かれていた。

少し話が反れるが、そもそもブロマンスとは。

元々海外発の言葉のため、専門家でもない私が定義などしっかり理解しているとは思っていないが、

ロマンスと思えるほど深い男の友情を描くものだと思っている。あくま友情

ロマンスになってしまうとそれはもう別物、別ジャンル

激重感情大好物だけど、それが恋愛感情にされてしまうとスンッ…としてしまうのは私の癖によるところ。何でもかんでも恋愛にすんじゃねーよという、バトル漫画恋愛描写映画化で足される恋愛要素に激しく嫌悪感を覚えるめんどくせー女。男女問いません。トリックは今でも残念です。

閑話休題

ここまで書けばおわかりかと思いますが、今作はっきりとクロウリーの「恋愛感情」表に出して来たんですよね。

そうじゃねえ…そうじゃねえだろ〜

クロウリーS1ときからアジラフェル大好きなのは知ってるけどさ、パシリのように使われたりスパダリのごとく助けを出したり悪ぶってるくらいじゃ隠せない愛情はもうずっと描かれてはいたけどさ。

それ恋愛じゃないと駄目ですか?友情って言ってたか友情で良くないですか?!

周りから恋人扱いされるのはギャグのままにして欲しかった。

あとアジクロの二人はですね、なんだかんだ言って天使と悪魔っていうところが良かったんですよ。

いくら地球が好きで人間に情を持っていたとしても隣人では無い。

人間は最終的には奇跡でなんとでもできる下位的存在であり対等な存在ではない、意図的にそうしない限り眼中にない。そんな人外っぷりが良かったんですよね。

人間倫理ルールに縛られないとも言う。

(だからS1で二人の相手天使悪魔アダムだけであって、そのアダム天使でも悪魔でもなく人間らしく育って普通の犬と一緒に普通人間少年らしくその後を送るだろうラストはとても良いものでしたね)

それが今作ラストクロウリー人間の女二人に言いくるめられるってどんなよ。お前表向き一番人間軽く扱ってたじゃん(内面は一番まともに扱ってたけど)

ここまで書いて気づいたけど、アジラフェルは結構平常運転ペルソナ天使だったな…

人外はずっと人外しててくれ。美女と野獣お前のことだ。

なんならもうキスが決定的でしたね。あれさえなければ外国語特有言い回しだの翻訳の都合だのと自分言い訳出来たんだけどね。

はー激萎え

そこはかとない公式逆輸入

そもそもやっぱりGOって腐女子ファン多いんですよ。流石に全部とは言わない(言いたくない)けど。

公式SNSでもBL系のファンアートや女性コスプレ写真とかリツイートしてるくらいだし、PixivBLとしてイチャイチャしてるやつばっかりだし(そんな中友情レベルイチャイチャだけを探してお気に入りする作業に明け暮れていた頃もありました)

とにかく公式ファンとのふれあい貪欲な印象があって、フォローしてるとどんどんTLがBL色に染まっていきそうになってフォロー外したんだけど。

少なくともS1作ってた頃の作者及び公式はそこまでじゃなかったと思うんですよね、S1という結果が物語ってるけど。

それがほぼ腐女子ファン達と交流した事により、そういった物が求められていると思った結果があのS2なのだとしたら、これも立派な公式逆輸入だよなと思ったり。

マイノリティのつらみか。

サブキャラの魅力が激減

S1のサブは本当にみんな魅力的だった。

天国側も地獄側も人間も。キャラ立ちという点でもそうだが、ビジュアルとしても秀逸で世界観を作ることに貢献していた。

S2ではそもそもビジュアルで惹かれるキャラが皆無だった。前作引き続きのキャラ劣化してるし、新登場のキャラは何の印象もない見た目だった。あ、ムリエルは良かった。

特に地獄側、なんかボロくて緑っぽくしとけばいいだろとばかりに普通のボロイ人間S1の頃からいるうさ耳雑魚悪魔デザインが一番輝いて見えた。

だいたい地獄幹部たちはだいたい頭に何か生き物載せてる設定はどこいったん?

ベルゼブブさんの役者…顔が変わってしまったのはまあ大人の都合で色々仕方ない事もあるやろと納得はできるけど、塩顔シニカル中性的可愛さだったブブさんがウェットな女性的可愛さになってしまったのは本当に残念です。

その他

あとはもう箇条書きで

クソいらない部分

ここからはもうお気持ち中のお気持ちなんだけど

英語はよくわからんけど、日本語で今作タグ検索するともう絶賛の嵐なんですよね…

断末魔をあげている腐女子らしき書き込みラスト心神喪失してる腐女子らしき書き込みと尊さに昇天してる腐女子らしき書き込みと…

なあ本当に良かった?

ドラマとして見れた?

これが同人誌だったら良かったかもしれない

でも公式が出してくるものがこれで良かった?

結局イチャイチャしてればそれでいいのか?

S1好きだけどS2はクソだからオススメしないっていう貴重なツイートに思わず人生いいねつけちゃったよ。

ケンカ別れとかどうでもいい程に本編がスカスカだったので、もうS3に期待することは無いんだけど

万が一に作者が思い直してしっかりとしたストーリーを作った作品をお出ししてきてくれる「奇跡」を願ってはいるよ…

頼むよ天使様…

もうあんまり色んな作品追わなくなって、久しぶりに楽しみにしてたシリーズだったからすげえがっかりした&久々の解釈違いパンチ食らって吐きそうだったので吐かせていただいた。

あんスッキリはしないけど少しだけ楽になったかな。

2023-07-06

夏への扉』はとんでもない愚作なので褒めないでください

SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング、という記事話題だ。

ホコリの被った旧作(「古典」ではない)ばかり挙げられていて本当に辟易する。

SFアイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダー重要なのであって、

さらヴェルヌやウェルズを読んだところで、価値はない(ギブスンやディックも同様)。

そしてこういう「オススメSF」の話題になると必ず出てくるので『夏への扉』を薦めてくるやつだ。

はっきり言えるが『夏への扉』を薦めるやつは見る目がなく、センスに欠けていて、信用できないってことだ。

私もその手合いに騙されて、貴重な時間無駄にしてしまった。

夏への扉』は読まなくて結構。今からその理由を端的に3つ述べる。

 

夏への扉』は決して猫小説ではない。

夏への扉』は猫好きなら読んでおくべき、みたいな薦め方もされる。

読んでみて驚いたのだが、これはまったくもって猫小説ではない。

なぜなら猫はストーリーの本筋とまるで関係いからだ。

夏への扉』は共同経営者に裏切られた主人公が、

冷凍睡眠未来ジャンプして復讐を果たそうとする話だ。

では、猫は何なのかというと、主人公が猫を飼っていて、たまに触れられる程度。

一緒に行動するし、『夏への扉』というタイトルは猫の行動から来ているが、

猫が作品テーマだったり、猫の行動が何かストーリーに影響を与えるわけでもない。

ただの添え物であり、これを「猫小説」だと思ってしまうやつは、どうかしている。

最近、『世界から猫が消えたなら』という小説20万部?かそのぐらい売れていたが、

これもとんでもない愚作で、主人公消失物について浅い思弁を展開するだけの小説とはいえない代物だった。

どうやら世の中には猫が出ていればほかはどうでもいい連中がいるようだ。

猫好きは『綿の国星』でも読みなさい。こっちは掛け値なしの名作です。

 

プロット杜撰すぎる

主人公復讐を果たすために未来に行くのだが、

しかし、想像した未来と違い、不可解な点が散見されるので、

その理由を正すために過去へと舞い戻ることになる。

主人公未来にきたのは「冷凍睡眠」によってなので、過去に戻ることはできない。

じゃあ、どうやって戻るのか・・・というのが肝になるはずだが、『夏への扉』は驚くべき処理をする。

たまたま未来世界で知り合った男が、たまたま時間旅行を研究しているマッドサイエンティストと知り合いなのだ

そして、マッドサイエンティストを紹介してもらって過去に戻る・・・なんじゃそりゃ?

ほかのも「たまたま」で処理される部分はいくつかある。たまたま通りがかったとか、たまたま見逃した・・・とか。

それに未来過去へと行ったり来たりするが、そこでタイムトラベルらしい伏線を張ったり、解消したりということはない。

例えば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なら、「過去でのあの行動が未来にこう生きてくるのか!」という驚きがあるが、

夏への扉』では一切そういうのはない。時間移動というより、単なる舞台移動にしかすぎないのだ。

夏への扉』はタイムトラベルものとしても優れていない。プロット杜撰復讐ものなのだ

 

ロマンスご都合主義すぎる

夏への扉』のなかにヒロインと呼べる人物がいて、

最後はそのヒロインと結ばれて物語は終わる。

夏への扉』において、それは一緒に会社を興した男の義理の娘だ。

このヒロインは幼い頃に主人公なついていて、未来世界主人公と結ばれる。

仲のいい少女がずっと思っていてくれて、未来で結ばれる、というロリコン白昼夢のような展開だ。

しかし、それでも合理的説明がなされていてれば文句はない。

ヒロインがなぜ主人公なついているのか、なぜずっと主人公を思っていてくれてるのか(何十年も!)、その説明がなされればいい。

だが、驚くことにそこら辺の理由が一切説明されない。

ヒロイン理由なく主人公なついていて、理由なくずっと待っていてくれるのだ。

これをご都合主義と呼ばずしてなんと呼ぶ。私は読み終わって背筋が凍った。

こんな展開を「感動のラブストーリー」だと思っているやつもいるようで、SFファンはどうりでモテないはずだと合点がいった。

 

聞けば、海外では『夏への扉』の評価は決して高くない。

オールタイムベストの類では上位には入ってこないという。

夏への扉』が人気なのは日本特有ことなのだ。それを知ってはは~んと納得がいった。

夏への扉』はJ-POP歌詞みたいなものなのだ

中身はないが、何だか心地よい。日本にはそういうものに騙されるやつが多い。

なんていったって『負けないで』みたいな中身空っぽな歌がミリオンになる国だもんな!

『負けないで』に励まされるやつってどんだけ寂しい人生を送っているんだろう。可哀想だ。

うん、おれも仕事がつらいときたまたまラジオから流れてきて、泣きそうになっちゃったけどな。

お前ら、他人評価に惑わされるんじゃねえぞ。お前にとって何が面白いのか、知っているのはお前だけだ。

2023-07-05

[] 映画怪物」と一部批判について

ネタバレを含みます

未鑑賞の方は事前情報なしでの観賞を強くおすすめします。














監督是枝裕和脚本坂元裕二映画怪物を観た。

個人的に本当にすごく良かった。多くの人にこの映画を観てほしいと思う。

一部から意図的クィア映画であることを隠蔽しているという批判が上がってるみたいだけど、僕は制作サイドの判断を支持したい。

なぜならこの作品人間が持つ無意識の加害性、また特にマジョリティマイノリティの人々をいか無意識に加害しているかということも描いた作品だと思うから

自身は元ヘテロバイだけど、この映画は事前情報なしで観に行けたので湊の母親や保利先生視点ヘテロとして追体験できた。

そして、この映画を観た多くのノーマルの人々と同様に第三幕で明かされる真相に大きな衝撃を受けることができた。

もし、事前にこれがクィア少年同士のラブストーリーだと知っていたらここまでの衝撃を受けることはなかっただろう。

そして、バイセクシャルをカミングアウトしていない僕はきっと映画館でこの映画を観ることはなかった。

また、もし大々的にそれが告知されでいれば、一番この映画を観てほしいマイノリティかもしれない子供の親たちにこの映画は届いただろうか。観れたとしてもそれは事前情報なしの観賞体験とは全く異なるものであったはずだ。

もしこの映画に注文をつけるとしたら、最後のシーンだけだ。湊と依里が生きていると確信できる描き方にしてほしかった。

ただ、あの終わり方だったからこそ彼らは観客の心の中で生き続けるのかもしれない。

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