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2024-01-04

[]2023年前半に読んだ本

1月

読書12冊+α)

アラン・デケイロスサル大西洋を渡った 奇跡的な航海が生んだ進化史」

ラッタウト・ラープチャルーンサップ観光」★

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第S1話 スメルズ・ライク・イーヴル

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第S2ステアウェイ・トゥ・ワンダーランド

ルイジ・ピランデッロピランデッロ戯曲集I 役割ごっこ/作者を探す六人の登場人物

アゴタ・クリストフ悪童日記」★★

アゴタ・クリストフふたり証拠

アゴタ・クリストフ「第三の嘘」

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第S3話 シー・キャント・エクスプレイ

アゴタ・クリストフ「昨日」

マイケル・カニンガムめぐりあう時間たち 三人のダロウェイ夫人

日経アーキテクチュア編「危ないデザイン 建設設計運用に仕える知見を事故に学ぶ

繁田信一「殴り合う貴族たち」★★★

池澤夏樹「ワカタケル」

M・R・オコナー絶滅できない動物たち 自然科学の間で繰り広げられる大いなるジレンマ

美術館博物館

諏訪敦「眼窩裏の火事

府中市美術館常設展

特別展「毒」

映画

「すずめの戸締り」

その他

ボドゲ(クイックショット、マーダーミステリー・想いは満天の星に、ワードウルフ

金沢ハイキング

イチゴ狩り

友人のブログで見かけた本や、別の友人から紹介された本や、旅先の十和田市図書館で見かけた本を読んだ。アゴタ・クリストフは再読。昔は低く評価してしまったが、再読して正解。引越し先にも持っていきたい。

2月

読書(13冊)

ビー・ウィルソンキッチン歴史 料理道具が変えた人類食文化

ティーヴン・J・ダブナー 、スティーヴン・D・レヴィット「ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する 増補改訂版」★

千葉雅也「デッドライン

千葉雅也「オーバーヒート

山下いくとEVANGELION ANIMA 1」

山下いくとEVANGELION ANIMA 2」

山下いくとEVANGELION ANIMA 3」

山下いくとEVANGELION ANIMA 4」

山下いくとEVANGELION ANIMA 5」

繁田信一「平安朝の事件簿 王朝びとの殺人強盗汚職」★★★

天野 忠幸『三好一族戦国最初の「天下人」』

倉本一宏「平安京の下級官人」★★

美術館博物館

レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才

MOA美術館 名品展 国宝紅白梅図屏風」』

特集陳列 人間国宝中野孝一 蒔絵展」

活字 近代日本を支えた小さな巨人たち」於・横浜市歴史博物館

その他

イチゴ狩り

特に平安時代思い入れがあるわけではないが、何となく読んでいる。

千葉雅也はゲイコミュニティの様子が描写されていて面白い。ただ、作者がどちらかと言えばインテリ寄りなので、わかりやすく書いてくれているだけってのもあるだろう。

EVANGELION ANIMA」は新劇場版に流れた設定があるだろうかと思って読んだ。とはいえ、シン・エヴァンゲリオンでいろいろな感情成仏したため、考察を深めるにはいたらず。

3月

読書10冊)

高村光太郎智恵子抄」★

川田伸一郎「モグラ博士モグラの話」

ジャスティン・O・シュミット『蜂と蟻に刺されてみた 「痛さ」からわかった毒針昆虫のヒミツ』

尾脇秀和「壱人両名 江戸日本の知られざる二重身分」★★★

尾脇秀和「氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか」★★

ロブ・ダン「家は生態系 あなた20万種の生き物と暮らしている」

鈴木由美「中先代の乱-北条時行鎌倉幕府再興の夢」

ジャン=アンリファーブル著、奥本大三郎訳「完訳 ファーブル昆虫記 第1巻 上」

関幸彦「刀伊の入寇 平安時代、最大の対外危機」。

ジャン=アンリファーブル著、奥本大三郎訳「完訳 ファーブル昆虫記 第1巻 下」

映画

「シン・仮面ライダー

平安時代だけでなく。南北朝江戸時代について読んでいる。

かつて友人に「最近はあまり文学が読めなくて困る」と愚痴ると、「おっさんになると政治経済歴史生物学の本を読むことが増える」という返答が戻ってきた。

まり感情を揺さぶられたくないと感じてしまっているのか、歳月がある程度風化させたものに関心が向かうのだろうか。

現に「ファーブル昆虫記」を読み始めた。最近は何が読みたいのかがわからなくなってくると、やたらと巻数のある本を読むことが多い。昨年も「旧約聖書」を通読したし、その前は「聊斎志異」「三国志」「西遊記」、その前は「ラーマーヤナ」や「ガラン版千夜一夜物語」を読んでいる。

4月

読書11冊+α)

中村彰彦脱藩大名戊辰戦争 上総請西藩主林忠崇の生涯」

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行」第3話 魔の山を走れ

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第2巻 上」

梅津和夫「DNA鑑定 犯罪捜査から新種発見日本人の起源まで」★

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第2巻 下」

遠藤秀紀ニワトリ 愛を独り占めにした鳥」★★

日経サイエンス2023年5月号」

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第3巻 上」

嘉数次人「天文学者たちの江戸時代 暦・宇宙観の大転換」

ジャン=アンリファーブル奥本大三郎訳「ファーブル昆虫記 第3巻 下」

フレデリッククレインス「ウィリアムアダム家康に愛された男・三浦按針」

高野秀行清水克行「世界辺境ハードボイルド室町時代」★★★

美術

ルーヴル美術館展 愛を描く」展

映画

ウィリーズ・ワンダーランド

高野秀行は定期的に読みたくなる。

5月

読書12冊)

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第4巻上」

スージー・ホッグ「5歳の子どもにできそうでできないアート 現代美術コンテンポラリーアート100の読み解き」★★

スージー・ホッジ「世界をゆるがしたアート クールベからバンクシーまで、タブーを打ち破った挑戦者たち」★★★

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第4巻 下」

田中康弘「ニッポンの肉食 マタギから食肉処理施設まで」★

田向健一「生き物と向き合う仕事」☆

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第5巻 上」

渡邊大門流罪日本史」☆

笠谷和比古武士道精神史」

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第5巻 下」

堀越啓『西洋美術は「彫刻」抜きには語れない 教養としての彫刻見方

グレイソン・ペリー「みんなの現代アート 大衆に媚を売る方法、あるいはアートアートであるために」☆

漫画

映画大好きポンポさん」 *pixivで。

ルーブル展で見かけた美術書が無性に読みたくなる。

また、先月の鶏に続いて、食肉にまつわる本を読んだ。屠畜の現場についての本も読みたくなったのだが、関心がほかのテーマに移ってしまった。「昆虫記」を読んでいると、当時のヨーロッパの屠畜について書かれているのも興味深い。

6月

読書10冊)

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第6巻 上」

新渡戸稲造山本博文現代語訳 武士道

関幸彦「英雄伝説日本史」★

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第6巻 下」

安廷苑「細川ガラシャ キリシタン史料から見た生涯」

渡邊大門清須会議 秀吉下取りスイッチはいつ入ったのか?」

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第7巻 上」

武澤秀一『伊勢神宮の謎を解く アマテラス天皇の「発明」』★★

池上俊一動物裁判 西欧中世正義コスモス」★★★

ジャン=アンリファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第7巻 下」

美術

マティス展」

「ABSTRACTION 抽象絵画覚醒と展開 セザンヌフォーヴィスムキュビスムから現代へ」

特別展古代メキシコ

ガウディサグラダ・ファミリア

読書を休んだ日が多い割にはまあまあのペース。昆虫記は8月の中頃に読み終わるだろうが、旅行にまでに間に合うかはわからない。間に合わなくても構わない。

当時はそう書いていたのだが、なんだかんだで間に合っている。

こうしてみると美術展には毎週行っていることになる。旅行先で絵画ばかり見るのにはもう飽きたと口にしているものの、そうでもないのかもしれない。それとも、歴史神話知識で「読解」できてしま西洋古典絵画に飽きているのか? だから博物館歴史遺物により惹かれるのか。

【続き】

[読書]2023年後半に読んだ本

2022-06-08

Kendall (2007)について適当に調べました。

Kendall (2007)に関する雑感。筆者は経済学学位を持っていますが、因果推論は専門ではありません。なのでコアな分析妥当性について判断を下すことはありません。あと短時間でパパっとみた結果なので、網羅的に全ての情報を集めることはできていません。それを理解した上で読んでください。興味深い部分をまとめると

1. Kendall自体はしっかりした経済学者。指導教官ヤバい経済学で有名な Steve Levitt。

2. 指導教官のLevittは自身ブログで、読んではいないけど、結果にはSkepticalと述べている。自然実験を探さないとね、とのこと。

3. Kendall (2007)は最終稿のようなものではなく、これからブラッシュアップしていく段階のように(僕は)感じる。

4. Kendallは2008年民間に移ったので、それでこの研究は中断されたのでは。

5. ただKendall自身はこのあとも研究活動を共著者らと続けているようなので、なぜこの論文だけ宙に浮いてしまったのかはよく分からない。

査読論文ならこんな素人探偵みたいなことをしなくていいのにね!

Kendallについて

-- 所属時系列とともに整合的。論文テーマから見ても同一人物でしょう。

-- 2003年シカゴ大学経済学博士号を取得した後、2003年から2008年にかけてアメリカのクレメント大学助教授として勤める。その後に転職し、現職のCompass Lexeconに勤める。

-- 最初査読論文2003年にSouthern Economic Journalに掲載されたもの

-- この謝辞にGary Becker. Pete Klenow, Steve Levitt, Casey Mulligan, Kevin M. Murphy, Derek Neal, Allen Sanderson, Lester Telser名前があることから、ここらへんの人に指導されたことが推測できる。Gary Becker, Pete Klenow, Kevin M. Murphy, Steve Levittは僕でも知っている有名人指導教官はSteve Levittのよう(下記参照)。

-- そのあとの論文を見ていると、Journal of Sport Economicsに載せていたり、Steve Levittみたいなヤバい経済学スタイルを感じる。

-- Journal of Economic Behavior & OrganizationやJournal of Urban Economicsなどのソリッドな雑誌論文掲載している。一流とは言わないけど、ちゃんとした経済学者。Journal of Urban Economicsに載った論文(https://doi.org/10.1016/j.jue.2010.12.001)は2011年のものなので、転職後も研究活動自体は続けているよう。


Kendall (2007)について

-- どちらのバージョンもRepecを通しては見つからない。SSRN(プリプリントサーバー)にも登録されていない。

-- 2006年バージョンはToulouse School of Economicsで発表したときのものっぽい(http://idei.fr/sites/default/files/medias/doc/conf/sic/papers_2007/kendall.pdf)。

-- けっこう雑じゃない?(僕は専門じゃないので分からないけど)

-- Placeboとか、そういうお作法が広まるはもうちょっと後な気がするので、そこまで要求するのは酷かもしれない。

-- 指導教官のLevittは2006年の段階では、It is not really fair (especially to your former student) to be skeptical without reading the paper, but I have to say I am skeptical of the empirical resultと述べている。(https://freakonomics.com/2006/10/pornography-and-rape/) ちゃん自然実験を探した方がいいよ、とのこと。

-- このあと同じブログで他のライターがBhullerらの論文を紹介している。Bhullerらの論文自然実験を利用しているので、自然な流れ。(https://freakonomics.com/2011/08/more-on-rape-and-porn-does-internet-access-increase-sex-crimes/)

  • NBER Law and Economics Summer Instituteで発表しているようなので、それはかなりいいシグナルのように思うが…。
  • 論文体裁としては最終稿っぽくないけど…?

-- サブミット前の論文だったらもっとちゃんとしたドメインにありそう。

-- 2007年回帰表(表1から表5にかけて)がワードで作ったやつみたい…?

-- どうもStataを使っているようなので、綺麗に作れると思うのだけど…

-- ただ大量に脚注がついていて、これはもしかしたらレフェリー対応したのかもしれない。

-- LeamerExtreme bound analysisを使っている人、はじめてみた。

ここから完全にあてずっぽう


ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。筆者のhesopennです。前の投稿と直接関係はなく、あくま自分好奇心の赴くまま、適当に調べました。あまり信用しないで、気になる部分は自身で調べて頂ければ幸いです。個人的感想として、論文評価を非専門家がするのはあまりにも難しいなと感じました。僕個人のこの論文評価は「よく分からない」です。だから狭義の専門家査読するわけですよね。

2020-02-11

胃ろうにまつわる不都合な事実

胃ろうを行う医療費年金支給額」

以上。

ここから蛇足である

証明するなら統計とって、年金支給額 - 支払い医療費と、胃ろう申請率を取れば、相関するだろう。ヤバい経済学ネタである

胃ろうしている限り貯金が溜まっていくのであれば、誰しも断らない。死を先延ばしできるし、みんなハッピーである。ただし介護する人と、医療財政は除く。

老人に死んでくださいとは、誰も言えない。

お金がないので、できませんと断る嫌な役目をやりたがる人はいるのだろうか?

自分子供でも言えない。ただ、風向きは少しづつ変わってきているようである

2016-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20160604152724

ヤバい経済学』を読んだら、そこに書いてある子育て論の知識をドヤ顔で語ってるはてなーの多さに気付くと思う。

もはや知ってて当たり前の知識を知りたい

そういう知識の抜け漏れが無いか近頃少し不安だ。

例えば、今更『ヤバい経済学』の内容をドヤ顔で喋っても、

「えっ、こいつ今更ヤバい経済学に書いてあることで騒いでるの…?」となる可能性が高い。

それは、『ヤバい経済学』の内容がつまらないとかではなく、

もう今となっては『ヤバい経済学』に書いてあることなんてある程度認知されて共有されているのに、

今更その話を新鮮な顔して喋ってんの?という方の呆れられ方である

これが映画小説なら、もしも超有名映画スターウォーズ』を見てなかったとしても、

「あ、スターウォーズは通って来なかった人なんだ」という納得のされ方になる。

しかし、こういう『ヤバい経済学』のような新たな教養常識となるような知識が得られ、それが共有されているようなものだと話が違う。

こういうもの過去の例から挙げてみると、(当時のことに詳しくないから以下の例はいい加減かもしれないが)

80年代の『ジャパン・アズ・ナンバーワン』が流行った数年後に『ジャパン・アズ・ナンバーワン』を新鮮に語るみたいなものだ。

(『ジャパン・アズ・ナンバーワン』はもう一周してしまたから、今語ったら新鮮かもしれないが。)

流行ものはつい敬遠してしまいがちだが、流行っているものをその当時リアルタイム経験するのは大事だとつくづく思う。

こうしたことを書いたのも何を隠そう俺が一番最初に例にあげた『ヤバい経済学』を読んでいないかである

後で読もう後で読もうと思っている内に数年が経ってしまった。

こうした「もはや知ってて当たり前」の知識になっている本があと数冊あって、それらも読んでなかったんだが、それが何か忘れてしまった…。

2015-05-20

http://anond.hatelabo.jp/20150520010311

早生まれが不利なのは別に日本に限ったことじゃないけどね。

ヤバい経済学によると、8月まれの子どもがプロ野球選手になる確率7月まれに比べて50%も高いそうだ。

アメリカ少年野球では8月1日区切りにして同年齢のチームを作るらしい)

2014-04-11

もうとうに「割れ窓理論()」ってなってるんだよアップデートしろ

http://anond.hatelabo.jp/20140411134344

もう何度目だ。『ヤバい経済学』くらい読んどけよ。お前以外のみんなは読んでるぞ恥ずかしい。

ジュリアーニが何もしなくても犯罪は減っていた(主に人口動態的な要因で)し、効果があったのは割れ窓理論に基づく防犯じゃなくて中絶合法化だっつーのが定説なの。

http://abrahamcow.hatenablog.com/entry/2014/01/25/232720

安全社会ならいいが、安心社会とか基本的にクソだってことくらい認識しとけよ恥ずかしい。

2013-12-21

本棚でかまそう

リビング横山光輝三国志を読み返していると、嫁が言った。

「来週月曜日学生時代の友人を招こうと思うの。いい?」

「いいじゃないか」僕は言った。

だって嫁が友人を連れてくるなんて滅多に無い。

滅多に無いことを提案されると、嫁が僕への主観による決め付けを少し緩和させているような気がして嬉しくなる。

そうやって僕がうきうきしていると、続けてこう言った。

「で、リビング本棚なんだけど・・・

黄漢升が夏侯妙才を討ち破るという華々しいシーンを片手に、本棚を見ると、まず「ヤバい経済学」、「日本クレジット総論」という文字が眼に飛び込んできた。

次に「漫才入門 ウケる笑いの作り方、ぜんぶ教えます 元祖爆笑王」と「俳優仕事」という背表紙認識した。

なるほど。そういうことか。

嫁は友人に対して、僕をかっこよく話しているのかも知れない。それは夫として嬉しいことだ。

そんなかっこいい夫が、死ぬほど必死お金を稼ぎだしてやろうと燃えている姿や、その為に笑いや演技を真剣に学ぼうとしている姿を友人たちに連想させてしまうのは彼女プライドに触るのかも知れない。

僕のプライドをどこかで護ってくれている嫁に対して、僕は彼女プライドを護る義務感が芽生えた。つまり本棚でかまそうと決めたのだ。

まず、持ちうる限りの岩波文庫講談社学術文庫ちくま学芸文庫を並べた。リビング本棚は小さいのですべて埋まった。

これは完全にかましている。素晴らしい。

そして、嫁に告げた。「ねえ、本棚を見てごらん?」

一瞬の沈黙の後、彼女は首を振りながらこう言った。

違和感があります

確かに、教養本だけがリビングにあるのは生活臭が薄い。

ふーむ。それならば趣味を少し加えてみよう。僕の場合将棋短歌がある。

将棋短歌需要が少ないので、名著と言われる本でもすぐに絶版になる。

絶版になった本は、定価千二百円ぐらいのものだが、神保町八木書店アカシヤ書店という若干お高い本屋で一万円以上出して買った事もある。嫁にはとても言えない大切な本だ。

本棚は五段に分かれているのだが、岩波文庫たちは下三段に押しやり、上二段を将棋短歌で埋めた。

完璧だ。これで仕事も遊びも完璧な夫だ。

「うーん。そういうことじゃないんだよね。どうして分からないのかなあ」

なんだ。ぜんぜん分からない。

遊びをもっと入れた方が良いのか?

思い出せ、友だちの家の本棚を。

そうだ。もっとストレートマンガがあった。

僕もマンガは好き。ああ、そう考えると結構気取ってたな。ああ、すみません

でも、特攻の拓や、カイジや、三国志なんかは少し違うんだろうな。よく分からないけどきっと。

それならばと、一二段はSLAM DUNKワンピースで、三四段目は将棋短歌。五段目に岩波文庫講談社学術文庫を並べてみた。

割と他人の家でまあまあ見かけるラインナップになってきた。

オーケー、分かりました。当日わたしがやっときます

こんな感じで、結局正解が分からず、別の主観による決め付けが嫁の脳内に生まれてしまう結果となった。

本棚の見せ方について、言及しているひとを知っている方は教えて欲しい。

2012-07-31

http://anond.hatelabo.jp/20120731022416

レスで失礼だけれども、ここ(http://anond.hatelabo.jp/20120731005653)で言われてるのは、

チャウシェスクの子供たち」みたいな、親に望まれない子供たちや、教育を受けないで育つ子供たちが

経済社会にとってもマイナスだし、生まれてきた本人たちにとっても不幸にしかならないって話か、と。

※もし、ご存知無いようでしたら、「チャウシェスクの子供たち」「人口増加策」とかでググってみてください。

 

あと、「望まれない子供」の話は、アメリカ妊娠中絶の合法化が、犯罪発生率に与えた影響、という点でも統計があって

ベストセラーになったスティーヴン・レヴィットの『ヤバい経済学』で、その話は書いてあります

http://kosodatemedia.com/archives/641

 

以上、横レスでした。既知の話ならスマソ。

 
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