はてなキーワード: モロッコ産とは
ニュースになっていたクジラ化石の展示が目当てだったのですが、
スタンプラリーで4館をまわるとサメの歯化石がいただけました。
一体目は頭部の骨がないので種の特定は難しいけど、展示には見栄えがする標本とのこと。
目玉の二体目はまだクリーニング中ですが、全身骨格が得られる可能性もあるそうです。
とりあえず下顎骨や耳石など種の同定に必要な部位が得られているので、
ほぼ完全な耳石を発見した学芸員さんは感動と興奮で震えたことと推察いたしますわ。
クジラは博物館内にも骨のあるイサナセタスの仲間であろうとのことです。
瑞浪mioちゃんも繋がった状態で見つかった脊椎に「すごーい」と驚いていましたわ。
同じ場所で採集されたイガイの化石(つまりイガイの遺骸ですわ!)も
非常に保存状態がよく、殻の両側が繋がったまま密集した状態で発掘されています。
生きていた状態をそのまま保存している可能性があるそうですの。
写真を撮ってSNSやブログで広めてほしいと説明文に書いてありました。
・陶磁資料館
みなさんパネルに展示会や賞などの経歴が書かれている中、
硬派に感じました。写真は珍しくろくろのポーズで写っていました。
おとなりの安田周司さんはパネル自体がありませんでしたけれども!
作品では安藤百利行さんの緑色で落ち着きと風格のあるものが個人的に一番よかったですわ。
伊村徳子さんの童話的な造形物も印象に残りました。
・市之瀬廣太記念美術館
常設展示のみでした。かっこいいポーズをつけた彫像が入館者を囲む
展示室2はユーモアのある作品がみられ、見事なミサイルおっぱいの彫像や
スカートに猫が飛び込んだ瞬間を描いた彫像などがあり笑いを誘いましたわ。
・地球回廊
拝見した範囲では館内でお子さまが駆け回っていることはなく、
博物館に囲まれた空間にある公園でうまくエネルギーを発散させている様子でした。
前回訪問時ですわ
こちらでは現地に産する礫岩中に含まれていた片麻岩の礫が20億年前の日本最古のものであったことから、
25人も乗れるエレベーターが「タイムスリップ装置」になっていて、
光の演出後にエレベーターがガタンと動いて、太古の地球に行けますわ。
「太古の地球」には世界最古のアカスタ片麻岩からストロラトマイトなど
有名どころの岩石の立派な大型標本が展示されていて、
始生代のマグネシウムが豊富な火成岩「コマチアイト(コマネチアイトではありませんわ)」
円磨された石英が岩石になった大陸に特徴的な堆積岩「オーソコーツァイト」
などは聞き覚えがなくて興味深かったです。
本当にいくつになっても知らないことばかりですわねえ。
・・・・・・ただ、忘れているだけかもしれない事実がつらいところです。
なぜかモロッコの岩石を推していて、モササウルスの頭骨標本も展示されていました。
でも、出典を明記しないよりはよろしくてよ。
また、入り口のところではモロッコ産のサメの歯とアンモナイトが100円で二つまで「ハンティング」できて、
ついつい没頭してしまいましたわ。
どうせなら現地のチャートを磨いた物のほうが欲しかったですわ。
展示をみるとなかなか綺麗ですし、昔の人も石器に加工していました。
地学系博物館にありがちな動く地質立体模型でせり上がってきた地質断面図に
この岩体を含む地層の走向を追っても石灰岩が露頭していません。
どうしてこんな図が描けたのかしら?と注意してみると、
周囲の地層が褶曲構造をなしており、反対側の翼では石灰岩が露頭していました。
これが反対側では地中のあのあたりに現れると推定して描いたのでしょう、
徹底的に深いボーリングをしたのでなければ。
礫岩から命名したそうです――博物館名と同じくどうにも安直ですわ。
ごろんと道路をふさいでレッカーされそうですわ。
わたくしなら岩の男の子だからロックマ・・・・・・レッキーくんのお名前とっても素敵だと思いますわ。
おほほほ。ごめんあそばせ。