はてなキーワード: ベーゼンドルファーとは
高校生の時の彼氏が母子家庭だったんだけど、普通に金持ちだったんよな。
祖父は医師で個人病院をやっていたらしいがとっくの昔に亡くなっていて、元教師の祖母と薬剤師のお母さんと3人で暮らしていた。家も大正に建てられたトトロみたいな洋館付き住宅。広い庭には苔の生えた石とか盆栽。玄関には祖母が生けたでっかい胡蝶蘭。座敷の床の間に刀と甲冑と束帯着たご先祖様の書かれた掛け軸。長屋門に蔵もあった。
彼氏は洋館の部分を使ってて、一階にはベーゼンドルファーのグランドピアノとコントラバスとヴァイオリン。屋根裏が彼氏の部屋で高そうなアンティークのベッドに机に脚付きの本棚。ピアノとバイオリンとテニスを習ってて予備校にも通ってた。大学は現役で私立医学部に入って東京で一人暮らし。
私の生活圏にいて付き合いのあった母子家庭が彼氏だけだった(他にもいたかもしれないが)こともあり、「母子家庭は生活が苦しい」みたいなのが全くピンとこない。うちが姉と弟がいる子供3人ってのもあるだろうけど、両親共働きの私の家より普通に裕福だった。
ちょっと前にグランドピアノを買ったので書く。最初に言っておくと、「子供にピアノを習わせたい」とか「大人になったけど始めてみたい」という人にはほぼ役に立たない。どちらかというと「音大出たけど全く別の職についていて今は趣味」とか「音大には行かなかったけど子供の頃からずっとやっている」人向けの話。プロは知らん。
まず、信用できるピアノ技師もしくはピアノ調律師の知り合いを探す。そしてその人に予算を伝えた上で、一緒に楽器店に行く。これが一番重要。
よく「楽器店に行って実際弾いてみましょう。同じ型番でも楽器によって音が違ったりします」みたいなことが言われているけど、これは新品を買うのであれば正しい。ただし、中古を買うのであればこの限りではないので必ず調律師を連れて行ったほうがいい。楽器店は中古で買った楽器を必ず修理する。ここで金に糸目をつけなければかなりよく仕上げることもできる。弦だって変えれば良いしハンマーだって鍵盤だってオーバーホールすることができる。だけど、すべての楽器にそれをやったら、中古なのにどの楽器も新品に負けないくらい高額になってしまう。よって店側もすべてを完璧に修理しているわけではない。だから中古楽器を弾いてみると、「そこまでだなぁ」と感じる楽器が多いと思う。思ったより音が響かなかったり、鍵盤が重かったり、一部で変な音がしたり、ペダルが重すぎ、軽すぎたり……。そこにピアノ技師を連れて行くと「ここは直せる」「これは直せない」「〇〇円でこのくらいまではできる」というのを言ってくれる。もちろん楽器によってポテンシャルは全然違うし、保管状況等によって状態も違う。中古楽器を買うのであれば、店頭に並んだ状態でいい音がするものより、このポテンシャルが高いものを買ってピアノ技師に直してもらうほうが、よほど良い楽器が手に入る。そしてこのポテンシャルは、ピアノを弾くだけの人には絶対わからない、と言われた。
で、実際見に行ってどうだったか。
まず新品を見るために、山野楽器、ヤマハ、スタインウェイ、ベヒシュタインのショールーム行った。ダントツでスタインウェイ、これは間違いない。いくつかの楽器店でベーゼンドルファーも弾いてみたが、そこまで良いベーゼンドルファーに巡り会えず、こちらはそれ以降追わなくなった。
ヤマハ、CXシリーズは何度もいろんなところで弾いたことがあったけど、やはり話にならない。SXシリーズで、「まぁ買っても良いかなぁ」くらいで、これで660万円。S6Xを弾いたけど、まぁまぁ……くらいなんだけど音がうるさい。ヤマハのピアノは響かせるために音を大きめにしている傾向があるんだけど、これがうるさくて上品さにかける。できればCFシリーズが良かったけど、これを買うなら結局1000万円超えるので、それならスタインウェイ買えるし、そっちのほうが良い。
ベヒシュタイン、かなり良い。コンサートシリーズは他の輸入ピアノと同じ金額帯だけど、アカデミーシリーズは500万円程度からラインナップされていて、ヤマハのSXシリーズ買うくらいならベヒシュタイン買おうという気になる。ただできれば、やはりコンサートシリーズのほうが全然良い音がする。
次に中古ピアノを見るためにいくつか店を回った。新品は、ヤマハの大きめの楽器店に行けばヤマハの楽器は全部触れるけど、中古は各店舗によって楽器があったりなかったりするので、いろいろ回る必要がある。そしていくつかスタインウェイを置いている楽器店を見つけ、最終的にA-188かB-211かというところまで絞った。ここで知り合いのピアノ技師に一緒に来てもらい、各楽器を吟味してもらう。「〇〇と〇〇は交換したほうがいい。〇〇は調整できる」みたいな話をしてもらいながら、最終的にはB-211を選ぶことになった。楽器本体とその後の修理費を含めてだいたい1000万弱というところ。
最後に金額感。ヤマハやカワイのアカデミー向けのピアノだと、サイズによるがだいたい200万~500万くらいで新品が買える。スタインウェイ、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファーのコンサートグレードだと大体1200万~2200万くらいする。この間の、500万~1000万くらいの価格帯の製品はあまりなくて、ベヒシュタインのアカデミーシリーズや、ヤマハのSXシリーズ、カワイのSKシリーズしかない。
中古だとこの価格帯でベーゼンドルファーやスタインウェイが買えるので、そっちのほうが良い場合もある。
ちなみに重さは350kg。これを運び入れるだけでも10万円以上かかった。
寡占の意味は「同一産業内で少数の大企業がその市場を支配している状態」だぞ?
ベーゼンドルファーが寡占したとは別に俺も言ってないわけだが、
結論だけ言うと単にシェアが大きいだけで寡占が決まるわけではないと言っている。
そら入門者用の機器や子供向けのおもちゃの売れ数を足してしまえば
別にカシオはヤマハ、カワイ、ローランドほどの影響力もないし、
これら3メーカーの後追いで戦うカシオには市場を支配する力もない(寡占する側ではない)。
やなり、電子ピアノ業界の市場の支配力でランキングをつけるとヤマハ、ローランドあたりが上位だろう。
まぁ、俺の意見はともかく普通の感覚で考えると増田が失笑したブコメの反応の方が自然で大多数なので
百歩譲って増田のほうが正しかったとしても、「電子ピアノはカシオだろ」とか言ったら
周りは「こいつ何も知らないんだな」って思うってことは間違いないので
恥をかきたくなければ人には言わんほうがいいよ
ピアノ弾きから言わせてもらうとカシオは電子ピアノというよりおもちゃのイメージだな。
そら安いから初心者向けに売れてて、見た目のシェアは取ってるかも知れんが
ヤマハカワイはピアノメーカーとしてのバックグラウンドがあるから評価されてるし
ローランドはもともと電子楽器で高い評価を得てるっていうバックグラウンドがあるけど
カシオはそういうのなくて、初心者向けの利用者が多いところをターゲットにした
入門機みたいなのでシェアが多くなってるだけだから、カウントするのにすごい違和感がある。
何だろ、極端な例だけど、例えば「テニスラケットの寡占メーカーは?」っていう話の時に
子供向けの百均のおもちゃのラケットメーカーを挙げてしまってるような感じ。
その理屈だとヤマハの 100 分の 1 しかピアノを作っていない