はてなキーワード: ヘーゼルナッツとは
私は今海外単身赴任中で日本に婚約者がいる…のだがこちらへ来てから恋人が新しく二人出来た。
ひとりは婚約者と同い年の女性で、見た目も性格も女王様といった感じ。ふわふわの長い髪の毛と緑の瞳がとっても綺麗だ。
もうひとりはまだ未成年の男の子で、とにかくやんちゃをする。まあそこが可愛いんだけど。ヘーゼルナッツカラーの瞳が気に入ってる。
二人とも私に凄く甘えてくれて、ソファやベッドをよく共にする。まあ朝になったら二人とももういなくなっているのだが。
毎日二人をとっかえひっかえして甘やかし、私を取り合って喧嘩するのを優越感に浸りながら眺めている。
日本では全然モテなかったのに、この国の人達はみんな凄くフレンドリーですぐに擦り寄ってくる。不思議。
こんなに充実した生活を送っているのに、私の婚約者が恋しくてたまらない。
この二人より全然見た目も声も良くないし、甘えてもくれないし寝てもくれないのに。早く日本に帰って彼のお腹に顔を埋めたい。
(登場人物は私を除いて全員が猫です)
母さん、
齢二十四にして、記念すべき
初の、デートです。
母さん、
私には、ひとっことも、
そろそろ彼氏のひとりくらい、
とか
とか
口にしませんでしたよね。
その代わり、
あんた、
子どもだけは作りなさいよ、
と。
子どもだけは作りなさいよ、
と
何度も言いましたね。
一体どこにいるんだ、
と頭を抱えた私が、
今度、
母さん、
中学も、
高校も、
大学も、
彼氏がいないどころか、
男友達もろくにいない、
パッサパサの、
パッサパサのサバンナで、
そろそろ、
そろそろ慎ましいオアシスに、
たった一杯の水に辿りついても
良い年頃かもしれません。
そう思いませんか。
母さん、
たいそうおモテになったのだと
何度も聞かされて育ちました。
私は今、
フェイスパックしたり
心臓が爆発しそうです。
こんなこと、
私の人生には永劫
起こり得ないと思っていたからです。
世の女の子たちが、
早くて小学校、
サッサと通り過ぎていた道です。
母さん、
その女、殺してやりたいと思いましたか。
それとも父を殺してやりたいと思いましたか。
両方かな。
あなたは父の悪口を言いませんでした。
結局、
ただ、
そういうところはお父さんに似たのね、
と
よく、うんざりしたふうに
そう言いました。
母さん、
私はなんだかあなたを
裏切るような気持ちで
爪を磨いている。
きっと、
あなたも
私も、
人生に折り合いを付けられていない。
踏み出すことは怖い。
事実を受け容れて、
直視することも、
ましてや、
苦しみを抱えたまま
新しい幸福を
探しに出ることなど、尚更。
そんなことはさておき、
デートです。
早起きして髪を巻いて
一番可愛い服を着て
おしゃれなカフェで
チーズケーキなんか食べて
考えるだけで
頭がフットーしそうです。
うれしくて、
朝、
鏡を見るだけで、
笑えて来ちゃいます。
母さん、
母さんも、
父さんと初めて