はてなキーワード: ブリタニアとは
@suzukiyuusuke3
今日までアニメはある種の人々(一般にオタクと呼ばれる)の信仰対象になっていた。それは新興宗教だった。以前、あるアニメをみろとそういう人達に奨められ、なんとか苦労して全話みてみた上で、おもに美術の批評言語を使って率直に批評したところ、その種の狂信者から大変しつこく誹謗中傷された。
それで私は気づいた。アニメは或る一部の人々にとっての正真正銘の宗教なのだと。信者の中に批評言語は持ち込まれない慣行になっている。だから私がちょっとしたきっかけ(アマゾンプライムビデオに入ってみた)で一時的にひきずりこまれたその業界中では、同調か全拒否どちらかしかできないのだった。
アニメは手塚治虫やディズニー辺りから流行しだした新たな映画の形式といえるだろうが、その商業芸術が主な客にしているのは一般大衆の中でも子供や、特に幼稚な大人達である。宮崎駿でさえ子供向けを前提にしていたから、総じて知的障害に近い社会不適合者を大勢ひきつける結果になるのは必然だった。
私が何とか苦労してあるアニメを全編みてみたのは、そのアニメのファンがネット上で制作陣を執拗に脅迫していたのを知っていたからだ。アニオタによる猟奇的事件を引き起こしている作品とは何かを確かめてみたのだ。結果はひたすら幼稚な中身で、反社会的な知的障害ボーダー層を煽っていたのだった。
京アニの作品は1度もみたことがないから中身については何もいえないのだが、昨今アニメをとりまく状況は嘗てのものとは全然様変わりしている。それは上述のよう反社会的で精神遅滞に近い人々が大勢、新興宗教として崇める対象になっているという点で、過去のアニメ界とはまるで質が違うのである。
アップルCEOのティムクック氏が京アニに同情の様なツイートをしていて私はこの事件について知ったのだが、彼はアイフォンの主要な顧客層である日本人全体の中でも、京都に新たな店舗を設置したところなどから、現代アニメ界をとりまく社会病理をまったく無視して単なるテロとして扱っていると思う。
他の大衆娯楽、たとえば(これも京都に本社がある任天堂に縁が深いが)テレビゲームとか、映画とか、漫画、小説みたいなものとアニメが「サブカルチャー」として近い位置づけにあるのは確かだが、現時点のアニメはほぼ深夜テレビなどで提供される無料の娯楽で、いってみれば下流の慰み物なのである。
村上隆氏はアニメの無教養(Lowbrow)な性質を、知的な文脈操作で欧米美術史に皮肉な位置づけで乗せることで有名になった。端的にいうとアメリカのポップアーティストが漫画に素材をとったのを日本ネタで流用したのだが、一時的に彼の援護的唱道者だった東浩紀氏らも、アニメに公民権を与えた原因だ。
なにがいいたいか。日本政府が麻生大臣や、東氏に親しい猪瀬都知事が在籍していた時期に、クールブリタニアを表層的に猿真似した文化政策であるクールジャパンでアニメにお墨つきを与えたのは、間接的に東京圏のスーパーフラッターが影響している。要はアニメの暗黒面は意図的に無視されていたのだ。
アニメは「わかりやすく」「子供に愛されており」「みなが大好きな」「誰にとっても望ましい」「外国人にも大人気で」「日本文化の象徴」といった凄まじい厚化粧で美化されてしまった。背後には労働集約的手描きの不合理な制作、過酷な長時間労働の地獄があり、知的ボーダーの客層による退廃があった。
たとえば同人誌という分類がある。二次創作という名目でアニメキャラに、変態性欲の性行為をさせる独自制作の漫画・アニメ作品を販売するとんでもない退廃主義的世界が、東京コミックマーケットを中心に勃興していた。石原都知事の時代には一部は18禁化されたが、堂々と非実在児童の性を含んでいる。
美術史の中ではバルテュスを筆頭に、その種の児童性愛の表現や、ギリシア美術とか江戸の春画などに由来した変態性欲的なエロス表現は多かれ少なかれ容認されている。つまり同人誌もサブカルの派生物として、未来では昭和~平成・令和期の主に東京での大衆芸術の姿と歴史化されてはいるだろう。
京都は中世、「上方」と称し、大衆蔑視の高踏的な文化傾向を自認していた。が上述の任天堂や今回被害にあった京アニはそうではない。京都府民の一部は東京文化を自らとりこみ、多かれ少なかれ低俗な大衆芸術を販売しはじめた。これは質的変容でもあるし、アニオタによる炎上事件の伏線にもなっている。
サブカルなるものは低俗で無教養な一般大衆を相手に客商売するところに発生した。しかもアニメは単なる売り上げの為ますます「大衆の中で最も愚かな者」を最大公約数の客層にしようと幼児退行じみた卑俗化を極めていった。その極点に起きたのが某アニメ制作陣への脅迫事件や今回のガチ炎上事件なのだ。
今日、アニオタと呼ばれる人々には、おそらく東京のキー局によるテレビのニュースでコメンテーターが訳知り顔でいいそうな「犯罪者予備軍」といった客層が確かに含まれている。それは例えば高IQな知識人とかハイカルチャーの客層(日本ではほぼ絶滅しているが)に比べてより多めに含まれているだろう。
なぜなら、上に述べたとおり、東京や京都のアニメなるものは金儲けを目的に、できるだけ量的に俗受けする為、どんどんと卑近な表現に自らを変質させていったからだ。要は、下流相手に客商売しているので、当然ながら犯罪者や反社会的な知的ボーダーの部類もアニメファンには含まれてしまうことになる。
なぜ彼ら下流的な知的ボーダー層に昨今のアニメが宗教とみなされているかだが、私のみたかぎり、彼らは知識社会に全然ついていけていない。当然ながら幼稚極まりない娯楽作品しか理解できない。資本主義の手順に従い広告費やグッズ販売などを目的に次々流される深夜アニメが彼らのたまり場なのだ。
ニコニコ動画は、今では国際レベルでビリビリ動画にお株を奪われたが、嘗ても今もこのアニオタ層と極めて親近していた。2chねらーを誘引した西村博之氏らが匿名コメント機能をつけたので、名誉どころか恥も外聞もない反社会的犯罪者との境界例にとって極めて居心地のよい居場所になったからだった。
もう一つ、注目すべき事件があった。悠仁親王をアニメ『エヴァンゲリオン』内で引用された、ロンギヌスの槍とほぼ同じピンク色に塗った二股の刃物で、或る被疑者が脅迫した事件だ。この槍は神学上、磔刑後のイエスを突いて聖性を否定した遺物とされており、王権神授説の否定を意識した事件だったろう。
アニメオタクはそもそもが、虚構を現実と多かれ少なかれ混同し易い脳の性質の持ち主が大半であろう。さもなくば作り話にいつまでも夢中になるわけもない。いわゆる偶像崇拝の禁忌という私徳が弱い人達といいかえてもいい。この点では、ポケモンGO等を禁止した一部のイスラム法学者は正見を述べている。
そして虚構と現実を混同し易い脳は、一般に子供の時点でそうなり易いのが経験的に明らかなかぎり、いわゆる精神年齢の低い人々により多くみられるはずだ。つまりアニオタは単に批評言語が拙いだけではなく、アニメ内で表現された思想を宗教的に鵜呑みにしがちで、かつ知的ボーターも相当混じっている。
識から、多かれ少なかれ類似の退廃がみられる他のサブカル(例えば小説とかも)含め、一切近づかないことにした。その内部にいる人々は特定の宗教信者とほぼ類似のエコーチェンバー(残響室)内にいると自覚し、サブカル批判を進んで行うのが賢明だ。
https://twitter.com/suzukiyuusuke3/status/1151922241971478528
2019/07/19
PubMed(パブメド)とは、MEDLINEなどを対象とした検索エンジンである。
MEDLINE(メドライン)とは、医学を中心とする生命科学分野の文献のデータを集めたオンラインデータベースである。
細かい話はググれ。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
とりあえず医学論文を調べるだけなら、公式サイトのページ上部の検索窓に適当に単語をいくつか放り込むだけで良い。オートサジェスト機能もあるよ。
基本的に英語の論文を対象としているので、日本語で検索しても何も引っかからない。また、大文字小文字は区別しない。
半角スペースで区切った単語は基本的にAND検索となるが、大文字のANDで区切って明示的にAND検索することもできる。他にもORやNOTや()も使える。
検索語句が複数の単語からなるフレーズであると認識された場合はそういうものとして検索される。ダブルクォーテーションで囲むことで明示的にフレーズと解釈するようにもできる。例えばdog allergyなら5000件ほどヒットするが、"dog allergy"なら50件である。
検索対象となるデータは著者名・文献のタイトル・キーワード・雑誌名・その他となる。検索する単語の後ろに[タグ]とつけることで、単語を検索する場所を指定できる。例えば[ta]なら雑誌名だ。例えばdog allergy [ta]で検索すると"Allergyという雑誌の犬に関する文献"が189件ほど出てくることになる。
著者名で検索する場合はちょっと変わっていて、ラストネームをフルで記載してファーストネームとミドルネームはイニシャルを後ろに付ける。山田太郎ならyamada tだし、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアならBritannia lvだ。多分な。
検索窓の下のAdvancedからはさらに高度な検索のあれこれ(例えば小規模な症例報告に絞るとか)ができるんだけど、きりがないので興味があればググれ。Pubmed 検索とかでググって出てくるのを3つくらい読んだら大体分かる。
ちなみに検索結果のところにFree PMC Articleって書いてあったらその文献はタダで全文読めるぞやったな。
まずはPATMを"自分自身が皮膚から放散する化学物質によって,周囲の他人に対してくしゃみ,鼻水,咳,目の痒みや充血などのアレルギー反応を引き起こさせる体質"と定義しておこう。ちなみにこの定義の引用元は例の皮膚ガス測定の論文だ。
とりあえず、PubmedでPATMと検索したら91件ヒットする。これはphosphorylated ataxia-telangiectasia mutated(pATM)という全然関係ないものが引っかかるからだ。これがPATM Allergyだと3件になるんだけど、全て全然関係ない論文なので要するにこのアプローチは駄目だ。
そもそも普通の医学論文は実際に発症している患者サイドに視点を置いて書かれているものと期待できる。報告があるとしたら"ヒト由来の抗原によってアレルギーを発症した症例"についてのものになるだろう。PATMの定義からその病態は1型アレルギー、具体的にはアレルギー性鼻炎か蕁麻疹、ひょっとしたら気管支喘息に近い症状を呈すると予想される。じゃあそっちの報告でヒト由来の抗原で、もしくは抗原をくっつけた他者との接触が原因で発症したパターンを探せばいいんじゃないの?
そこまで決めたらタイトルか抄録に使われてそうな単語を思いつくままに入れて検索ボタンを押し、検索結果を上から順番に見て回る。それっぽいことが書かれたものを見つけたら、その抄録画面の右側を見てみよう。その文献に関連している他の文献へのリンクが張ってあるぞやったな。本文を読める文献なら末尾に参考文献のリストがあるはずだ。そこもチェックして関係ありそうなら読んでいこう。あとは芋づる式に当たりを探すだけだ。どう考えても関係なさそうな文献はタイトルだけでスルーしてかまわんぞ。
で、結論から言うと私が探した限りでは人体由来の抗原が他者にアレルギーを起こしたという報告は、母乳アレルギーで児がやられたとかしか見当たらない。これがPATMの正体ということはないだろう。
一方で"直接動物を飼っていない人が他者に媒介されて動物アレルギーを引き起こす"という話がある。これとか↓
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26934742
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29434523
個人的には微量の皮膚ガスよりも余程こっちの方がありそうに思うが、如何に。
日本人における何らかのアレルギー疾患を持っている頻度は30%を越えているが、逆に言えばどんなに最凶のアレルゲンを持ってきてもその辺の10人中3人くらいしかアレルギーの症状は起こさないだろう。PATMを訴える人がそれを超える頻度でアレルギー症状を振りまくのであればそれは大層画期的なことだ。
知り合いにPATMを主張する人が1人居るが、その人は風邪を引いている私の前に来てまず自分が臭くないかと聞き、それが否定されると次にPATMを訴え始めた。私はその人は典型的な自己臭症だろうと思う。そして私のはただの風邪だ。
Pubmedで調べた結果はないが、PATMの人の腸内細菌叢の変化を調べるという研究がある。
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03582826
あとはまだ読んでないけどこのへんとかはどうなんすかね↓
https://www.biorxiv.org/content/early/2017/05/19/139014
とりあえずPATMについては以上です。
他人にアレルギー症状を起こさせる疾患「PATM(パトム)」は実在するか? - NATROMのブログ
http://natrom.hatenablog.com/entry/20180928/p1
もちろん、論文がないからといってPATMという病気がないことにはならない。また、PATMとされている患者さんの苦痛は気のせいなどではなく実在しているものである。しかしながら、病気の真の原因について正しく認識できなければ、かえって患者さんの不利益になる。私はそれを危惧する。
これを読んで、
こうなるとさすがにこいつは何を言ってるんだ???と言わざるをえない。
「AはBである」論なので論拠が必要ですが、論拠を求めるとNATROM氏は"データなどあるわけない"と逆ギレし、一向に論拠を示してくれませんね。
ほーん、どこかでなとろむ先生に論拠を要求したことがあるのかね。
まあ私はこの増田がなとろむ先生の記事のコメント欄でいちゃもんを付け続けてアクセス遮断された誰かであったとしても知ったことではないが。
他人にアレルギー症状を起こさせる疾患「PATM(パトム)」は実在するか? - NATROMのブログ
http://natrom.hatenablog.com/entry/20180928/p1
PATMで苦しんでいる患者さんは、代替医療を行っているクリニックで今現在調子がよいならいいが、もし良くならないようなら、自己臭症を診る精神科医に相談してみるという選択肢も考えてみてはいかがだろうか。PATMを疑っている段階では、自費診療のクリニックよりも先に、精神科に受診することを強く勧める。
これを読んで、
というか勝手にNATROMが「Pubmedに無かった」ことを論拠に「PATMの症状は幻だ」って言ってるわけで(誰もPubmedで調べろとは言っていない)、
誰も幻だなんて言ってない……もしかして幻覚を見ているのでは?
普通は"無いことを証明せよ"とか言い出した時点でまともな議論は諦めて放置されるところなのだが。こんなのを長時間見てると科学的アプローチの概念が崩壊しそうだ。
私がこの増田を見た時に最初に気になったのは、この"調べ方"に対するこの異常なこだわりだった。
"調べたけど見当たりません"に対する最も簡単な反論は"こっちで調べたらありました"だ。そこに検索ワードが何であったかは全く何の意味もない。というかヒットしない検索ワードを聞くことの意義とは一体。
例えばこれがSTAP細胞の製造手法に関する質疑なら分かる。何故ならSTAP細胞は"ある"という主張だった。それならば間違ったやり方で検証しても意味がないし、検証にかかるコストも大きい。
しかしこれは単なる検索だ。思いついた単語をぽちぽち打ち込むだけだぞ? 検索ワードを知ることのどこに科学的アプローチが?
何故か頑なに自分で調べようとしないこの増田が、執拗になとろむ先生が使った検索ワードを知りたがる理由とは何だろうか。普通はなとろむ先生もいちいち覚えてないと思うけど。
私は当初"最大限好意的に見て"、能力的な問題で検索のやり方が分からないのではないかと考えていた。しかしどうやら違う。この増田は別になとろむ先生が見つけられなかったものを見つけたいというわけではないと言う。
ブコメに対する返答を見るにつけ、どうやらこの増田はなとろむ先生が間違っている"ということにしたい"だけなのでは、と思えてくる。そう考えると色々と腑に落ちる。例えばなとろむ先生の記述や、他人のコメントを無理矢理自分に都合の良いように解釈しようとすることとか、やたらと他人の属性を気にして連呼することとか。
長々書いたが以下の2点だ。
②はどうでも良い。問題は①だ。
そんな主張をしているなとろむ先生は存在しない。幻覚を見ているのでは?
ただ、なとろむ先生と私はPubmedで検索してもPATMっぽい症例の報告を見つけられなかったから、そこで颯爽と1例見つけ出したらマウントくらいとれるんじゃねーの?知らんけど。
無駄に声がでかい人、間違いを認めようとしない人に指摘するのは大変です。全く。
せめて最低限の科学的アプローチはできるようになって欲しい。本当に。
"可能性のある原因物質" なんて精液アレルギーの原因タンパク質も犬アレルギーの原因の大部分も、まだぜんぜん特定されてねーよ。
これでも読め↓
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3519933/
ちなみに精液アレルギーも分子量で大体の絞り込みができてたはずだよ。
我々はいつまで待てばいいんですかね??
覇剣の皇姫アルティーナの四巻から十巻を読んだ。巻が進むに連れてしり上がりに面白くなってくれた印象。だけど、典型的なラノベっぽい作風がもったいないなって思った。
なんていうか、全編通してやりたいことは分かるし、物語のプロットとしては面白いと感じられるんだけど、肉厚がないというか悪い意味でラノベっぽいのが残念だった。
文章にしても台詞にしても、もっと重厚に切実に書ける力量はあるはずなのに、あえてそれを隠している。わざとラノベらしく軽くしているのが感じられて物足りなさを覚えた。
典型的なハーレム要素も、提示される問題をいとも簡単に解いてちやほやされる主人公にも正直辟易してしまう。
敵方が強くなり、主人公のチートっぷりにそれなりの説得感が出てきてくれたように感じられた六巻くらいからは、随分と読みやすくなったけれど。
ファミ通文庫の特色なのかしらんと思ってしまう。やっぱりもうちょっと重厚な物語がいいよ。
織田信長がウィッチ(森蘭丸、少女でウィッチ)によって暗殺を免れ、海洋大国として栄えた国。西はインド洋や東南アジアでブリタニア(大英帝国)とドンパチ、東は北リベリオン大陸(北米大陸)に入植するなどのチート国家。
ウィッチが脚に履くストライカーユニットは、1・2期主人公の父親が開発した。
1話にもチラッと出てくる「南洋島」は、太平洋に進出した武士団が発見した無人かつ資源豊富な島で、本土よりも広大。ぶっちゃけ満州。
中国大陸・朝鮮半島は荒涼とした大地が広がっているが、浦塩(ウラジオストク)周辺も勢力圏。
あの世界の少女は「使い魔」と呼ばれる動物と契約することでウィッチとなる。
もともとはユニットを穿かせるにああいうデザインとなったが、作中では若い女の子ならアレが一般的らしく、ナースや村の少女ですらパン……ズボン丸出しである。
スカートのようなものを「ベルト」と呼ぶことがある。タイツのようなものは「ズボンの重ね穿き」。
海軍付属学校の制服故、着水してもいいようにらしい。が、軍属でない女学生も着ている。紺・白の他に臙脂色?も確認されている。
海軍は軍服の下にスク水だが、陸軍は丈の短い巫女装束っぽいもの+ズボン。
公式ではまず有り得ない。
メタな話、キリスト教が(おそらくイスラム教も)存在しない。詳細は省くが、ストライクウィッチーズの世界はカエサルが暗殺を免れたあたりから歴史に手が加えられており、民族紛争や宗教対立のない、または現実よりも悲惨ではないものとなっている。
Leicesterは
(Roman) fort of the Ligore people
の意である。
「-cester」はラテン語の「castra」に由来し、これがローマ軍の「砦(fort)」の意味である。
「Manchester」とか「Lancaster」とかいろいろありますね。
「Lei-」は「ligore」であり、これはソアー川の昔の名前なのだが、
According to a suggestion due to William Somner (1701) the Soar river may formerly have been called the Leir, from Brittonic Ligera or Ligora, cognate with the French Loire.
ウィリアム・ソムナー(1701年)の提案によると、ソアー川はかつてLeirと呼ばれていたかもしれません。これはブリトニックのLigeraまたはLigoraからきており、フランスのLoireと同義です。
「ロワール」という名前は、ラテン語のLigerから来ており、ガリア語(ケルト語)での川の名前「liga」の転写である。ガリア語で「liga」は「沈殿物」を意味する。この単語は、ぶどう酒などの澱を意味するフランス語のlieや、英語のleesとなった。「liga」は、インド・ヨーロッパ祖語の「横たわる」を意味する「*legh-」から来ており、この祖語は英語のlay、ledge、lawなど多くの単語の元となった。
ということらしく、つまり「legh」→「liga」→「ligore」→「leir」→「lei-」なのか。
一方で、
レイア(Leir)は、ジェフリー・オブ・モンマスの『ブリタニア列王史』に登場する、伝説的なブリトン人の王。その話はウィリアム・シェイクスピアの『リア王』の材源になった。レイア王の伝説はウェールズ神話の海神スィール(Llŷr)の形から始まり、後に歴史的背景が与えられたものと考えられている。
(中略)
ジェフリーの『ブリタニア列王史』では、レイアは父ブラドッドの後を継いでブリタニア王となり、ブリタニア王では最長となる60年間統治した。レイアはソアー川(River Soar)沿いにカール・レイア(現レスター)という町を建設した。
古代ローマ時代にすでに砦があったんならレイア王の「カール・レイア」は後付けくさいが。
ともあれ、レスター優勝おめでとう!
今年の4月に新人が配属され、社会人3年目の俺にも初めて後輩ができた。
後輩ができると自分の仕事を見直す切っ掛けになるから、そういう意味では少しだけ成長(笑)できていると思う。
この辺りは学生時代の勉強なんかと同じだから割と想像ができてたけど、報連相がないときの不安は体験して初めて理解した。
右も左も分からない状態で先輩や上司に確認も取らず仕事をしてないか、仕事を頼んだ俺に確認が一切ないのは大丈夫なのか、俺自身も先輩や上司にこんな気持ちを味わわせていたかもと反省して、報連相はクドいくらいするようになった。
後輩ができると分かったときはまだ一番下でいいのにと思ったけど、いざ後輩ができるとそれはそれで学ぶことがある。
と、本来なら『先輩になって初めて分かること』ぐらいのタイトルで個人ブログに書いて終わるところだが後輩が臭すぎてそれどころではない。
後輩が配属された当初は繁忙期だったし、異動して出て行った人のデスク(俺から距離がある)で後輩は仕事をしてたんだけど、その時から通るたびに臭い。息が詰まる。
ほどなくして席替えがあり現在に至るまで隣の席だがヤバい。死ぬ。
この気持ちを吐き出したくて吐き出したくて初めて増田使う。限界だ。助けてくれ。
他の人は何食わぬ顔で仕事をしている。本当に何とも思っていないんだろうか?
実は臭いと思っているのに言うに言い出せないだけなんじゃないか?
遺伝的に近い人は臭く感じるみたいな俗説を聞くけどそれなのか?
俺だけが(もしくは後輩も俺を)臭がっていて、他の人は何ともないのか?疑心暗鬼になる。
1日に席を立つ機会が増えた。社内SNSで済む用事も積極的に足を延ばしている。
できるだけデスクにいたくない。人事課が残業時間を減らすために送り込んだ刺客か?
腐ったような強烈な臭い。もう嫌だ。まだ3ヶ月。
あとどれだけ顔をしかめればいいんだ。
座って足を前に投げ出している(デスクの奥なので俺から遠い)時と足を曲げている(俺から足が見える位置にある)時で臭いのキツさに差がある気がしてきているからだ。
念の為どちらも強烈な臭いであることに変わりはないことを申し添えておく。
発信源が分かったところでどうしようもないのが辛い。そして気持ち悪い。
臭いの元が足だろうがどこだろうが、その特定の部位から放たれた何らかの物質が鼻にまで届いているということだ。
もし俺だけが臭いと思っているなら仕方ない。毎年異動の希望を出し続けよう。
でも他の人も臭いと思っているなら、対策を実現できる道は残っているはずだ。
これを読んだ誰でもいい。考えてくれ。頼む。
お前らも、そして部署の諸先輩方も後輩が女だからって遠慮しないでくれ。
俺の命に関わることなんだよ。頼む。
いわずもがな、 某エントリーを読んでいて思ったことを書こうと思う。
できるだけ短く済ませたいけど、テーマの性質上むずかしいかもしれない。
件のエントリーは、結局FFとWoWの比較を行っただけで、結論する事を放棄してしまっているように思う。
なので、僕が変わって代弁しよう。自信がないので、この誰も見なさそうな、匿名ダイアリーの片隅で。
http://d.hatena.ne.jp/pal-9999/20090625
ブログ持ってないし、ここの使い方がよくわからないのでリンクを張ります。
これでトラックバックできてるのかな。
とりあえずこちらを一読してください。
当方WoWを一時期どっぷりハマっていて、だいたいこちらのエントリーは概ね同意できた。
FFは件のエントリで言及されている「idleタイム」ってのが本当に長い。大いなる期待を胸に、ヴァナに飛び込んできた新人冒険者に対して、最初に与えられる洗礼は、これじゃないだろうか。
「え、戦闘って見てるだけなの・・・」「座ってるけど回復してるのかな・・・コレ・・・」
っていう。
気がつけば二時間ほど過ぎて、「なにやってんだオレ・・・・」と思って、ログアウトしたが最期。もう二度とログインしなかったユーザーも結構いるんじゃないかな。
WoWはその点、一回あたりの戦闘がスピーディで軽快だった。すぐ体力も回復するし、絶えず動き回れる。
これはあくまで一例で、WoWはFFと比較すると、そういう諸々の部分で、遥かに「ゲームを遊んでる」感じがするんだ。
でもね、ゲームを遊んでる感じ、を求めるなら、オフゲのほうが面白いよ。と、言いたい。
相手が人じゃなきゃだめだ、というなら、FPSのようなオンラインマッチをオススメする。
成長するゲームがやりたいんだよ。人が相手の世界だと尚いい。というなら、現実が最高にエキサイティングだ。
そして、その欲求はゲームでは永久に解消してくれるものではないという事も気付かなくてはならない。
FFXIVの登場のよって懸念されているFFXIの終了は、WoWにも遅かれ早かれ起きるんだ。
少なくとも、今現在、思っている以上に、オフゲ、半オフゲ(非MO)は面白くなっている。
くどいが、断言する。件のエントリーで言及している大部分の要素において、WoWよりも面白いゲームは無数にある。
僕はディアブロ(IとII)から始まってUOの黎明期を遊び、FFXIを解約してWoWを遊んだけど、今再び新規のキャラでFFXIを遊んでいる。
ゲームとして面白いかどうか、というのは結局人それぞれで、今の所、僕はFFXIに対して好印象だ。
ブリタニアンよ、エンターテイナーたれ、というのは、ある有名なMMOの好きなサイトの管理人さんが仰っていた言葉だ。
オンラインゲームの仮想世界で旅をして、見ず知らずの人と言葉をかわす。
僕は現在のFFXIがそのプレイスタイルに一番適していると思った。そして実際、非常に楽しんでいる。面白い所だよ、ヴァナディール。
FFは確かに、制限が多いゲームだ。そして、その制限が非常にプレイヤーに対して辛辣だ。だから目立つし、ストレスになる。
だけど、その制限はプレイヤーの手助けでなんとでもなるようにできている。当然その時いくつかのしがらみもあるが、少なくとも、気を許し合える仲間と出会う、という事がMMO本来のゲームの目的なのだから、それくらいじゃなきゃ、MMOは面白くないだろう、とも思う。多かれ少なかれ、その辛辣な制限によって、いい仲間と出会えたプレイヤーもいるはずだ。
そうして、脚本家が絶対描けないようなドラマが、MMOには極稀に起きる。そして、それは願えばきっと起きるようにできている。FFにおいては、特にそれを強く感じる。
本来MMOは、そういうゲームになるはずだった。誰もがそれを期待していた。
いつからか、そういうゲームではなくなってしまっていた。
FFXIというゲームが内包する唯一の問題は、そういうMMOにならなかった原因の一翼を担っているという事だ。
そしてこの流れを変える事ができる数少ない可能性も、FFXIVにはあるんだろう。
私はとんでもない思い違いをしていたのかもしれない。
過去数回にわたって色々とゼロレクイエム後について書いていた。
しかし、私如きの推察など、とうの昔にルルーシュが予想していたとしても
何ら不思議ではないだろう。
もちろん私はその点についての回答を用意していた。
「いくらルルーシュとはいえ遠い未来のことを予測できるはずがない。
だからこそシュナイゼルに『ゼロに仕えよ』という曖昧な形でギアスをかけることにより
思考の自由を残した」
という回答だ。
違うのだ。
もっと単純に考えればいい。
作中では何人もの軍師が、特に守備を命じられた武将に手紙を渡していたはずだ。
「もしものときにはこの手紙を開け」
と。
ご存知ない方はドラえもんの「ウソ800」を思い出してもいい。
先読みの得意なルルーシュのこと、「こんなこともあろうかと」ナナリーのために手紙を残しておいても不思議ではない。
それもただの手紙ではない。
相手の思考を読んで、あたかも会話してるかのようにビデオレターを作成するという万国びっくりショーにでも出れそうな
特技を持っているルルーシュである。
それにルルーシュはスザクとナナリーの能力を十分に把握していたはずだ。
政治の執行部分はシュナイゼルが司るとしても、方針を示すエグゼクティブはナナリー(そしてスザク)しかいない。
しかし彼らにそんな指導力があるとはほとんどの人が思わないだろう。
経験を積むことによりいずれは指導者としての手腕が身につくかもしれないが、
急に傾きかけた大国の指導者として手腕を発揮せよというのは非常に困難なことである。
そこでルルーシュはナナリーやスザクの性格、それに世界情勢から
「将来起こりうる可能性の高い事象のうち、ナナリーやスザクにとって苦手な局面」
を可能な限り見つけ出し、その困難を乗り切るための策をしたためたと考えられる。
以下、2例ほど想定事例を挙げてみることにしよう。
ルルーシュの残したビデオレターによって窮地を脱したナナリー。
しかし……
「ナナリー、調子はどうだい?」
「ナナリー、お前はよくやってるよ。オレの自慢の妹だ」
暗い部屋の中、リモコンを操作するナナリー。
激務に次ぐ激務で疲れ果て、心身ともにボロボロになっていたナナリー。
彼女にとって、聴き慣れた兄の優しい声と、美しい兄の姿が唯一の癒しとなっていた。
「お兄様……」
零れ落ちる一筋の涙。
どんなに会いたいと願っても、決してかなうことはない。
でも、これで明日からまた頑張れる。
細い両腕で身体を起こし、ベッドに倒れ込む。
ブリタニアの代表となってからは、咲世子の申し出も断り、ナナリーは極力誰も自室に入れないようにしていた。
芋虫のようにもぞもぞとベッドにもぐりこむ。
外の舞台で民衆が目にするブリタニア代表としての優雅な姿からはほど遠い。
しかし、以前からは想像できないような逞しさがそこにあった。
いつものように優しい兄の声に包まれながら、ナナリーは深い眠りの底に落ちていくのだった……。
……いかがだっただろうか?
「こんなのはナナリーじゃない! ナナリーは黒くなきゃだめだ!」
という読者の方もおられるかもしれない。
そう思って、もう一パターン用意させていただいた。
黒ナナリーのパターンを紹介して、この話の締めとさせていただきたい。
ピッ
このビデオを再生しているということは、窮地に立たされているということだな。
でも大丈夫! このルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの名において、
今の状況から脱出する起死回生の策を教えよう。
お前が風邪を引くといけないけら、遷都は温暖で過ごしやすい土地を選んでおいt」
ピッ
(……1時間経過……)
ピッ
「……だからくれぐれも気をつけないとだめだぞ。
おっと、ちょっと話が脱線しすぎたな。
よし、今の状況を脱出する方法を教えよう!
おそらく今の状況は……だろう、だからこんなこともあろうかと用意しておいた……で、
条件がクリアされた後はシュナイゼルを使って……すればいいんだ。(この間約50秒)
どうだ? これで一安心だろう?
他にも様々なパターンを想定して策を用意してあるから、困ったことがあったら
いつでもビデオを見るんだぞ。
い、いや、多分きっとお前も年頃の女の子だし、立派にひとり立ちしているから
あ、兄として禁止するとかそういうんじゃないんだが、
相手はとにかく慎重に選ぶんだぞ。
まずギャンブルやるやつは絶対ダメだ! あとあちこちの女に手を出すやつ!
ピッ
そしてナナリー、カレン、神楽耶はヒロインになれなかった女達である。
(C.C.は別格扱いなのでここではとりあげない)
理由は、「ルルーシュを信じ切ることができなかったから」。
シャーリーはルルーシュが自分の父を生き埋めにして殺した、憎い敵であるゼロであると知りながら
彼の孤独を理解し彼のために傍にいようとした。
カレンはシャーリーと同位置のキャラクターである。ゼロがルルーシュであると知り、常にルルーシュの
傍にいて、ルルーシュの孤独まで分かっていた。にも関わらず信じ切ることができず、傍にいようと
しなかった。
ロロはルルーシュのためというよりも自身のために偽りの兄を信じ、傍にいようとした。
ロロと同位置の立場にいるのは当然ナナリーである。
ナナリーもまた、自分自身のために兄を愛し、兄の傍にいることを望んだ。
(ナナリーは今までも決して兄を理解しようとしたり兄のために行動しようとしなかった)
しかしナナリーはロロと違い優しい兄の姿を信じることができず、ゼロとしてのルルーシュ、
ブリタニア皇帝としてのルルーシュの姿しかみようとしなかった。
神楽耶は C.C. の評価通り、ゼロ=ルルーシュとの接点がほとんどないにも関わらず、持ち前の洞察力の鋭さにより
とはいえ所詮「ある程度」なのでルルーシュに対する理解は完全とはほど遠く、そういう意味でも
ヒロインの座を獲得することは難しかっただろう。
それに神楽耶は女であるよりも「日本の盟主」であることを最優先に行動するタイプの人間で、
根っからの指導者である。
日本を捨ててルルーシュを取るなどという行為は、たとえ彼女がカレンやシャーリーよりも
結局、ルルーシュを信じた2人はルルーシュとともにその命を落とし、
ルルーシュを信じ切れなかった3人は心に大きな穴を開けて生きることになる。
「自分が信じなかったばかりにルルーシュは死んだんだ」という後悔の念に
さいなまれながら生きていくのだろう。
前:(3) http://anond.hatelabo.jp/20081002054900
番外編:(3.5) http://anond.hatelabo.jp/20081005204600
次に、軍事面での考察をしてみよう。
今回は特に長いので、時間の無い方は概要だけ読めば十分である。
エピローグのカレンの独白にあるように、世界は間違いなく軍縮の方向に向かう。
しかしこれは世界(特にブリタニア)に今までの軍事力を支えるだけの経済的余力がなくなったためであり、決して平和的理由からではない。
世界の軍事力はZR後に急激に縮小し、その後緩やかに軍縮が行われていく。
むしろブリタニアは国内事情を盾に軍事力維持の正当性を主張し、他国にとっての脅威となるだろう。
超合集国各国も対抗して軍事力保持を主張するも、シュナイゼルの策により未然に防がれる。
世界は再び、ブリタニアに対する(一方的な)恐怖を抱くことになる。
実は、富士の決戦後でもブリタニアの軍事力はあまりダメージを受けていなかった。
富士の決戦ではルルーシュの富士山大噴火やフレイヤによってブリタニア軍は壊滅的な打撃を受けた。
しかし、決戦前の戦況を見れば、世界中でブリタニア軍と黒の騎士団(実体はおそらく各国軍隊がそのまま自国国境を守っているだろう)がにらみ合いを続けていることがわかる。
ここで超合集国側の戦力を推察すると、今までの本編の描写から最新のナイトメアを保持している部隊は富士の決戦に臨んだ黒の騎士団本隊ぐらいであろうと思われる。
一方ブリタニアは、いくら主戦場から離れているとはいえサザーランド・グラスゴークラスのナイトメアは世界中の部隊で標準配備されているだろう。
紅蓮や神虎、暁といった最新ナイトメアの開発能力のあるインドを除けば、黒の騎士団本隊壊滅後に世界中の国を制圧できる。
当然ZR直後にも、絶大な軍事力を保持していたことが推測できる。
しかし、その軍事力は一気に縮小される。
わかりやすくいうと、「兵士にメシを食わせる金がない」のである。
前述の通り、ブリタニアは経済的に壊滅的なダメージを受けている。
シュナイゼルやカノンは、ナナリーが示すであろう平和路線への方針をうまく活用し、ブリタニア経済の崩壊を防ぐという現実的な理由のために急激な軍縮を敢行すると思われる。
もちろん急激な「人員減」は失業者の急増、それに伴う社会不安、経済不安、犯罪増加や治安悪化など諸々の弊害を生ずるためこれは行わない。こうした余剰人員は例えば公共事業等によって一時的に吸収することで段階的に人員削減を行うだろう。
そしてこの公共事業の一つが「飢餓や貧困対策」なのではなかろうか(具体的に何をするのかは知らないが)。
さて、軍縮を行ったブリタニアだが、今後まだまだ軍事力の活動の場は多いことが予想される。
旧貴族の反乱である。
ルルーシュによって反乱を起こす貴族はかなりの割合で討伐されただろうが、反乱は起こさないまでも不満を抱えていた元貴族は相当数いたと思われる。
また、植民地エリアで富を築いてきた人々もルルーシュに対して憎しみの念を抱いていただろう。
こうした人々にとってルルーシュの暗殺とナナリーやコーネリアといった皇族の復活は歓迎される出来事だっただろう。
(シュナイゼルは、ペンドラゴンにフレイヤを落としたこともありどのような評価をされるか不明。歓迎する人と憎む人が半々、といったところだろうか。ゼロについてもまた同様だが、ここではそのあたりの考察は脇に置いておく)
貴族制の復活を望み、そしてナナリーに断られることになるだろう。
一方で長期的な経済悪化により、貴族達は元領民に助けを懇願される。
かくして領民のため、そして自分の家のために元貴族達は立ち上がることになる。
おそらく軍需産業からの多大な支援や元ブリタニア軍人の参加によって相当の戦力を用意できるだろうが、ゼロスザクをはじめとしたブリタニア正規軍(名目上は黒の騎士団だろうが)に勝てるはずもないので勝敗については特に考察しない。
しかし、こうした政情不安によってブリタニアが軍事力を維持する大義名分とできることは大きい。
シュナイゼルがこれを利用しない手はない。
政治力で超合集国が勝てるとも思えないので、結局その他の国はブリタニアの要求を認めることになるだろう。
ナナリーにも当然反論の余地はなく、スザクはバカなのでシュナイゼルに簡単に丸め込まれる。
(シュナイゼルは「ゼロに仕えよ」というギアスをかけられているだけなので、おそらく自分が「ゼロのため」と思えば手段を選ばないと思われる。別に嘘をついているわけではないし)
結果として、世界の人々は依然としてブリタニアの軍事力に対する脅威を抱き続けることになるだろう。
程度の差こそあれ、超合集国も軍縮と政情不安による軍事力保持という2つの流れがあることに大差はない。
ブリタニアの急激な軍縮により、各国は安心して軍縮に向かうことになる。
度重なる戦争により疲弊した国を復興させるため、世界はカレンの言うように「戦争に向けたエネルギーが飢餓や貧困に向けられる」こととなるだろう。
しかし、紛争は世界中のあちこちで勃発する。
元ブリタニア植民地エリアは、突然の植民地支配からの解放により、新たな戦争へと向かう。
こうした流れは、現実世界におけるアフリカの元植民地を見ればわかりやすいかと思う。
また、突然支配権を失い、また祖国も経済的に壊滅状態で事実上帰る家を失ったブリタニア人も多いだろう。
彼らがかつての黒の騎士団等のレジスタンスのようにテロリストになる可能性も高い。
こうした紛争やテロから世界を守るために黒の騎士団は世界中で戦い続けることになる。
また、ブリタニアが軍事力を保持し続ければ、インドや日本をはじめとした各国は国軍保持を主張し始めるかもしれない。
ブリタニアのように、形式上は黒の騎士団でも事実上の国軍としてしまう、という主張を行う可能性がある。
しかしここでもシュナイゼルの手腕により、そうした主張を退けることになる。
かつての黒の騎士団は、本隊以外は各国の軍隊の所属が変わっただけのようであった。
もしそのままの組織体制であれば、前述の主張は通しやすかっただろう。
しかしシュナイゼルは予め、そういった自国軍化し得る危険のある組織体制は黒の騎士団の目的「国から独立した治安維持集団」とは合わない等の理由を元に、元各国軍隊を解体・再編し、さらに各部隊を数年ごとに別々の地域へとローテーションする組織体制を提案するだろう。
こうした数年ごとの配置換えは現実世界の日本における銀行員などでも地域との癒着を避けるために普通に行われていることであり、シュナイゼルも各国が自由に動かせる軍事力を削るためにこのような策をとる可能性も十分にある(もちろん、ゼロのため、ナナリーのため、平和のために)。
当然ながらシュナイゼルは、自国が事実上の国軍を持つためにあれこれと政治的な抜け道を作っているだろう。
結局のところカレンの独白はカレン自身の主観に基づく部分的な見方でしかなく、
またそうした軍縮も一時的なものに過ぎず、世界的な政情不安から軍事力は引き続き保持されていくことになる。
特にシュナイゼルの活動によりブリタニアだけが国軍を持つようなパワーバランスにシフトしていく可能性があり、世界のブリタニアに対する恐怖は当分消えることはないだろう。
(続く)
前:(3) http://anond.hatelabo.jp/20081002054900
実は、前述の経済面での考察、特にブリタニア・日本の箇所については容易に反論できる。
現実世界における第二次大戦後の日本・西ドイツの復興・発展を見れば、単純に悲観的な結論とするのは早いということがわかるだろう。
さらに反論の反論も可能だ。
現実世界とギアス世界の違いを挙げて、そこから論を展開していけばいい。
東西冷戦の存在が日本・西ドイツ両国の復興を早めたという一面があるし、両国ともに首都に核攻撃をされたわけではないので、このあたりから議論をはじめても面白い。
また、はてなブックマークで id:esper が指摘しているように、そもそもギアス世界が資本主義でなりたっていないという説を挙げて反論するのも興味深い。本編より証拠になりそうな箇所を何点かとりあげれば新しい議論になるだろう。
毎度のことであるが私は軍事の専門家でも歴史の専門家でもないので詳しい方から見れば浅慮も甚だしいかもしれないが、そういった点も含めて興味のある方は是非反論してほしい。
前:
(1) http://anond.hatelabo.jp/20080929225639
(2) http://anond.hatelabo.jp/20080929225856
戦争の傷が癒えないEU、比較的新しい元ブリタニア植民地エリア。
信頼できる通貨なんてどこにもないからいつどこで超インフレが起こってもおかしくないんじゃなかろうか。
(尤も筆者は経済の専門家ではないので筋違いな考察かもしれない。その辺は了承していただきたい)
帝都ペンドラゴンが東京のような政治・経済一致型の都市であったのかワシントンD.C.のように政治機能だけを備えた都市だったのかは定かではないが、どちらにせよ帝都から半径100kmが消滅している以上、政治機能はもちろんのこと経済面でダメージがないことなどありえない。
さらに、植民地の解放や貴族の解体はそれらに依存していた経済の崩壊を意味するから、ルルーシュの行った急激な改革はブリタニアの経済を直撃しているのは間違いない。
おまけに現在の統治者がシュナイゼル(帝都を滅ぼした張本人)・ナナリー(シュナイゼル側にいた)・ゼロ(前皇帝ルルーシュを暗殺。さらにクロヴィスやユーフェミアといった皇族達も暗殺している)といった面々である以上、ブリタニア国民の政府に対する不信感は計り知れないものがあるだろう。
また、ルルーシュによって弾圧されていた元貴族も、ルルーシュの死とともに再び反旗を翻すものと思われる。政治不安と大不況の中、国中で内乱が発生し、さらに政治と経済を混乱させるという悪循環に陥る。
もう一つ言及すると、ブリタニアは敗戦国として各国に賠償金を支払わなければならない可能性がある。当然各国もブリタニアの経済事情をある程度考慮するだろうが、以後数十年間ブリタニアは世界中にお金を払い続けなければならなくなる。
ブリタニアが皇帝シャルルの時代のような繁栄を取り戻すことは二度とないだろう。
おそらくここはシュナイゼルやカノンといった優秀な文官達が(ある程度は)どうにかするのだろうが、たとえ彼らがいかに優秀でも経済の安定化には相当の時間がかかるものと予想される。
首都トウキョウの一部がフレイヤで吹き飛び、数千万人の被害が出たというだけで国が潰れてもおかしくないのだが、それに匹敵するぐらい痛い出来事がルルーシュによる富士山大噴火ではないだろうか。
サクラダイト爆破によるあの大噴火で富士山地下に眠るサクラダイトはかなりの量が消失しているだろうし、少なくとも採掘場は全滅状態であるだろうから、事実上日本のサクラダイト供給能力はなくなったと見ていいだろう。
コードギアスの世界は内燃機関が存在せず、サクラダイトに依存したエネルギー活用技術が発達しているため、このことは日本だけでなく世界経済にも大きな打撃を与えることになる。
おそらくオイルショックがはるかにひどくなったような現象が発生するのではないだろうか。
この世界の日本経済はサクラダイト輸出による利益に依存していた可能性がかなり高いものと思われるから、たとえブリタニアから解放されても日本経済の見通しは極めて暗いと言える。
もう一つ言及しなければならない国がインドである。
ギアス本編では、黒の騎士団のKMFは初期の無頼等を除いて全てインド製である。
この事実は、インドが高い軍事開発力のみならず非常に優れた工業生産能力を備えていることを示している。
そして何より、あれだけの兵器を一テロリスト集団に渡せるだけの経済力を持っていることがうかがえるのである。
ひっきりなしに注文が来るKMF、新兵器開発への惜しみないリソース投資、これで軍需産業が活性化しないわけがない。
混乱する世界経済の中でほぼ唯一といっていいほど安定した経済を保ち続け(あくまで相対的にであるが)世界におけるインドの発言権が拡大する。
ブリタニアの侵略に対抗するため、中国や日本を上手く利用してブリタニアの進行を食い止める方針を固めたインドはその全ての生産力を黒の騎士団への武器提供のために使っていた。
しかし、インドが心血を注いで製作したKMF部隊と最新鋭空中戦艦は富士の会戦でほとんどが破壊された上、ブリタニアと直接戦争していたわけじゃないインドはブリタニアから賠償金を得ることもできず、大幅な戦費を回収する手段がどこにもない状態となった。
本考察では (1) のパターン、つまりインドは ZR 後に発展するという仮定の下に話を進めていく。
ひどいインフレ状態の中では、どちらもかなり経営が厳しいものと思われる。
オレンジ畑はまだマシかもしれないが、喫茶店経営ってろくに輸入もできなさそうな状況でまともにできるのだろうか……?
(続く)