はてなキーワード: ヒーリングとは
ビョーゲンズ→生存競争の果てに対立。生存競争を生き残るために戦い滅ぼす
ヒーリングアニマル→地球が生み出した抗体なので人類と共闘。ただしいずれは人類を滅ぼす構想あり。
凄いな。
終始「今を生き残るためにとにかく戦う」がテーマだ。
地球をお手当するというテーマだっだがやってることは「ビョーゲンズとの生存競争のために殺し合う」ことばかりだったと思う。
戦ってるプリキュアもあくまで使うのは武力、そして武力を提供するヒーリングアニマルも本当なら人類を滅ぼしたいけどビョーゲンズと戦うのに人類の力を借りないといけないから共闘。
癒やしとは?
俺のイメージだと「自己治癒力を手助けしつつ本来の状態に戻す」ことなんだが。
どうもスタッフの考える癒やしって「敵を滅ぼして世界をあるべき姿に戻すこと」らしい。
まあねがん治療とかはがん細胞と戦争して滅ぼしきることなんだけど、そこで滅ぼすための戦いをプリキュアパートに持ってきてるからこのプリキュアは癒やしじゃなくて滅ぼしのプリキュアにしか見えないんだよね。
自分もエピローグでいきなり「人間こそが地球を蝕むビョーゲンズ!」「まぁまぁ、そのうち滅ぼすから今は共闘、な?」って話しされなきゃこんなこと言わねえけどさあ。
癒やしってなんだろうな。
ネットワークビジネスやってる人って勧誘で押し付けてはいけないとか言う割に、
断られると「あの人には良さがわからない」「良さがわかってる自分たちは素晴らしいし良さがわからないなんてあの人は可哀想」っていう言い方するんだよな。
それ以外の方法で頑張るって言ってる人に対して普通に失礼だと思うし、バカにされてるんかなって思う時すらある。
母がそうなんだけど。
実家出るしどうでもいいけどマジでこの選民思想発言だけはいつ聞いても腹立つ。
コロナ禍でリストラ増えてるとかはわかる。だからちゃんと生きていくための副収入が必要なんだよとかも理屈的にはわかる、だから権利収入が得られるネットワークビジネスを始める人が増えてるんだよーっていうのもわかるけど、
お金と引き換えに勧誘で友達減らすのは嫌だからやらない、それ以外の方法で生き抜けるように頑張るっていう選択を尊重しないのは意味がわからん。
この発言家で聞いてるからわかるけどしょっちゅう組合員の会話の中に登場するからガチで組織全体で見下して断られた傷を舐め合うようにできてるんだろうねー。
コロナとか関係なくまじで金に困ってる人いっぱいいるから占い師とかヒーリングなんとかとか訳分からん職業の人山ほどいるっぽいし
失敗『ふたりはプリキュア Splash Star』
失敗『フレッシュプリキュア!』
失敗『スイートプリキュア♪』
失敗『ハピネスチャージプリキュア!』
失敗『魔法つかいプリキュア!』
失敗『HUGっと!プリキュア』
ちなみに最高傑作は『Go!プリンセスプリキュア』ね
なに!?プリキュア燃えてるの!?今週めちゃくちゃ良かったやん 良かった話するぞ
まず前提として、個人的にヒーリングっど♥プリキュアの一番の良さは、パートナーとの関係性の描き方が上手なところだと思っている。
地球を守りたいヒーリングアニマルたちの想いに応える形で少女たちはプリキュアになり、互いに支えあって影響し合ってこの1年かけて成長してきた。ヒーリングアニマルは自分たちの無力さに自覚的で、実際に戦う力を持っているプリキュアを想い支え続けてきた。プリキュアはそんな健気なヒーリングアニマルの手を取り、悩み迷いながらも大事なものを守るために戦ってきた。
で、今週はそんな一年の積み重ねがよく表現された、集大成とも言える回だったんだよ。
ラビリンの、自分の使命を気にしてのどかが本当の気持ちを言えずに悩んでいるのではという心配。のどかの、ヒーローとしてプリキュアとしてみんなを救いたいという想いと、病気はつらくて怖くてもう二度となりたくないという素直な気持ち。
自分の気持ちを言えず喧嘩もしたことがある二人が、いま腹を割って各々の気持ちを伝え合える関係性を築けたことがまずこの一年の積み重ねの結果だし、のどかのその気持ちを聞いてラビリンが「のどかは自分を一番に考えていい」って言ってくれた、その言葉でのどかは背中を押され、自分を大切にすることを決める力になったことは……もう……ラビリンとのどかのこの一年の関係性あってこその救いだし、双方の成長なわけじゃん。
そもそも我々だってのどかたちのことを一年見てきてるわけで。しかも私情を挟むといま病気で絶賛長期入院中。だからめちゃめちゃのどかの気持ちに共感してたよ。嫌だよ、自分が死ぬかもしれないって思うほどのつらさ怖さ苦しさが続く日々。二度と経験したくないよ。ヒーローなんだから受け入れなきゃ、救わなきゃなんてこと正直思えない。
そんな思いをしたのにダルイゼンのことであれだけ悩んだのどかは、自分があれほど大変でもいつも周りの人の気持ちを思いやって、つらいところを見せないように悲しませないようにって、もう書いてて泣きそうなんだけど、優しくて他人思いで、そういう子なんだよ。
そういう子が、自分を一番に考えてもいいんだって、ラビリンが言ってくれたからそう思えるようになったんだよ。成長と絆の集大成なんだよ今回は。
確かに「目の前で苦しんでる人を救いたい」って気持ちは正しいこと。でも、それよりも、まず何よりも「自分を一番大切にする」が最初でいいんだって、自分が苦しんでまで救う必要はないんだってこと。
それは本当に素直なメッセージで、ここで言いたいことなんだろうなって伝わってきた。
自分は世の中のいろんな人に会って、自分を大事にするのを上手にできない人は意外とたくさんいるんだなって思った。だからこそ、ここでこのメッセージをくれるプリキュアは良い作品だなと思った。痛い、つらい、怖い、苦しい、そういうのが嫌だって自分の気持ちを認めて、素直に言えることの大切さ。そしてみんながその気持ちを一番大事にしていいんだ。
こういう力強いメッセージをまっすぐにわかりやすく伝えてくれるから、こうしてプリキュアをいつまでも見ていたくなるんだ。大好き。
相手に雑にレッテルを貼って殺していいかどうか決めてんのかあ。
相手が動物だから殺していい、人間は特別だから殺してはいけない。
そんな身勝手な倫理観を振りまいて、自分たちに都合の悪い生物はあわよくば絶滅をはかる。
水脈の流れを変え、化石燃料を掘り起こして都合よく利用し、地球の環境をすごい勢いで換えていく。
本当の病原菌はどっちだ?
言うなればヒーリングっどプリキュアとは病原菌の尖兵同士の生存競争に他ならないのだ!
人間と全く同じ行動(自分たち都合のテラフォーミング)を画策する者たちを病原菌と呼び、彼らの生存と反対の天秤に人類の存続を乗せる。
これはつまり人間が病原菌であることを主張していることにほかならない。
あなたを助ける気にはなれない!
都合のいい時だけわたしを利用しないで!
近年(っても無印やSS時点で何人か救済されましたが見なかったことにする)のプリキュアは敵幹部が救済されることが多いですが、ヒープリではそういう事もなく退場しました。
このことが一部の視聴者と大多数のいっちょ噛みに刺さったらしくごくごく一部で燃えてるそうです。
流れを軽く説明すると
主人公の「花寺のどか」は幼い頃原因不明の病気にかかり長期間入院を強いられた
↓
その原因は「ダルイゼン」というイケメン病原体がのどかを宿主として成長していたから
↓
ダルイゼンはのどかから離れた後、利己的な都合でのどかの家族や近所の住人、地球を苦しめる(この間に一度のどかを宿主として病原体を新たに生成)
↓
好き勝手やってたら上位種が復活してダルイゼンを取り込もうとする
↓
身の危険を感じたダルイゼンは宿主であるのどかの体内でやり過ごさせてくれと助けを求める
↓
のどか、日常生活に支障が出るほど悩むがパートナーの「ラビリン」から「(自分が苦しむくらいなら助ける)義理も責任もない」の言葉を受けこれを拒否。暴走したダルイゼンをヒーリングッバイする。
↓
「救済しろ!」「なんで和解せず助けず拒絶するの…」「Vやねん!」などなど、一部界隈荒れる
燃やしてる連中は本当にアニメ見てるんですかね。ダルイゼンに情状酌量の余地がなさすぎるだろ。
・のどか(幼)を長年苦しめる
・のどかの顔にばい菌を塗りたくる
これで許される方が可笑しいわ。むしろここまでされても助けるか悩んだのどかが聖母まであるわ。
HUGの世界にいたら違かったかもしれないが、イケメン無罪でも限度があるだろ。
のどかが一番「守らなきゃいけないもの」は地球でも苦しむ人々でも家族でも友達でもなく、のどか自身なんですよ。
両親だって蜂須賀先生だってのどかを救うために必死だったんですよ。前の話だって両親がのどかを探すために家を飛び出し暗い中ずっと探して、やっと再開した時強く抱きしめ涙を流してたでしょ。蜂須賀先生も自分の無力さにショックを受けたけど、退院したのどかから手紙貰って泣いてたでしょ。結局病気の原因なんて分からず仕舞いだったにも関わらず、のどかが感謝してくれたことに。病気も治せなかった自分に手紙をくれたのが嬉しかったんですよ。
そんな人たちに守られてきたんですよのどかは。それをダルイゼンの為だけに己を犠牲にする必要なんて一切なし。
もう一度のどかが苦しんだらどうするんだ?命の危険しかないだろ。両親やちゆたちを心配させたいのか?長い間苦しんできた中学生の女の子にさらなる自己犠牲を強いるのか?
フィクションだから理想の為に死ねってことなんですかね…そんなのプリキュアで見たくねぇよ俺は。
だいたいよぉ、「二度とあんな苦しい思い、もうしたくないよ…」って泣きながら訴えてるんだぞ?「叶うことなら」付きでだよ。「一生のお願い」みたいな軽いもんじゃなくて「叶うことなら」だぞ。そんなん14歳の少女に言わせんじゃないよ。
年端もいかない子がさぁ…もしかしたら死んでしまうかもしれない原因不明の病気にずっとずっと耐えてきたんだよ、戦ってきたんだよ。強い気持ちでいないと負けそうなくらい…それをもう一度だぞ?今まで散々自分や大切な人を苦しめてきた奴"だけ"の為にやれんのか?って話ですよ。無理でしょどう考えても。
そんな女の子がな、必死に想いをパートナーにぶつけてんだよ。分かるか?のどかがどんな気持ちで……あの辛く苦しい入院生活は、今の自分を作る大事な経験だったと肯定しなきゃ耐えられねぇんだよ…潰れちまうんだよ………。
似たような立ち位置に仮面ライダーエグゼイドのパラドっていたじゃないですか。主人公を宿主にして成長したバグ。
あいつも作中でやりたい放題してたけど最後にコンテニュー出来ない命を実感して反省→共闘したのに対してダルイゼンはそういうの一切なかったよね。
最後の最後まで自分本位で好き勝手して、死に直面したから助けてくれって、そんなん通るわけないだろ。フリーザかよ。
今日の話だけでも
・のどかは自分たちだけ良ければいいのかで日常生活に支障出るほど悩む
のどかを利用しようとしただけだから「助けたらどうするの?」の問いに答えられなかったのが答えです。無理ですd(´∀`)b
ラビリンも言ってただろ。「そんな義理も責任もないラビ!」なんだよ。
ダルイゼンはのどかにとって病でしかなく、自分が悩み苦しんでまで助ける義理も責任もねぇんだよ。のどか"も"等しく自分が生き残るための選択をしただけ。
彼女はもう散々苦しんできた。自己犠牲で同じことをする必要はないし、それを提示したのは大きい。救急において人助けは自分の安全を確保して行うものである。助ける人が危険な目に合っては元も子もない。
一話からのどか達を見守ってきた視聴者からすれば「私は嫌」って自分の意見をはっきり口にしたことが嬉しいよ。自己犠牲の子だったから…自分を第一に出来るようになったんだねって。ラビリンの手助けもパートナーとしての役割をちゃんと果たしてる。
バテテモーダやケダリーみたいな名有りキャラを容赦なく浄化したのにこいつだけ救わないのはちょっと無理ありますね。一貫性がない。
正直ダルイゼンがグアイワルぐらいギャグキャラだったらワンチャンブンビーさん枠で生き残ってたかもしれん。
まぁ、そもそも医者モチーフではあるがビョーゲンズは病原体なので救う必要ないんだよなぁ。
ビョーゲンズは人の形をしてるし感情はあるけど"人"ではない。
って返してんだよなぁ、ダルイゼン自身が。感情を持ってるだけで人間じゃないよ。やっぱり病原体は殲滅しなきゃね。
で、のどかはダルイゼン倒した後キングビョーゲンに「ダルイゼンを追い詰めたのは誰!?」て問い詰めてんのよ。今までこいつに散々やられてきたから分かるんだよ、あいつが助けを求めてくるなんてよっぽどだって。
それだけで十分じゃねーの?
レス乞食の逆張り糞野郎とアニメ見てないにわか未満とヘテロババアはキングビョーゲン倒したら中から出てくる可能性に賭けてくれや。
俺はグアイワル結構好き(自分の城自分で建てるの面白すぎる)だから生きててほしいです;;
これ書いてたら https://anond.hatelabo.jp/20210201163214 みたいなアホアホ増田が上がってたんで頭抱えた。
こういうアニメ見てないカスがアニメ見てない層を勘違いさせるような記事を書くな。アニメ見てこれ書いたんならもうアニメ見る才能ないよとしか言えない。
ここまでグダグダ書いといてなんですが、そんなん全部ほっぽって頭ん中空っぽにして大声で言いたいのは
ダルのど派のヘテロババアが悲鳴上げてるのが面白すぎますねぇ!!!!!
人であることで無条件に前面的な善として肯定されてしまう今のプリキュアは、人の心のなかにある善を育てることを阻害すると思う。
生きていることや存在することは善として扱ってもいいが、あらゆる営みが善として扱われるべきじゃない。
ましてや、自分たちにとっての住みやすさを絶対的な善として、それに敵対するものは無条件の悪として排除するのは非常に危険な描写だ。
あの世界は「人間がやっているから」を正しさの論拠とするような描写が多すぎる。
人間だって悪いことはするし、人間と違う生き物だってそれぞれの正義があるということを教えるべきだ。
悪と決めつけた相手だから話し合いもすっ飛ばして殴り殺すことを善とするようでは、アンパンマンにだって劣るというもの。
勘違いされがちだが、アンパンマンは「相手がバイキンマンだから」で殴りかかったことは一度としてない。
相手の行動に対して善悪を見定め、時にはバイキンマンが正しいことをしていたらちゃんと見抜いてる。
あのプリキュアにはそれがない。
彼らにとって、地球を蝕む病原体と決めつけた相手は絶対悪であり、それの死滅こそが正義となっている。
これでは鬼畜米英皆殺しを謳ったプロパガンダ映画と何も変わらない。
こんな番組をいくら見せても、人の心の中にある善が本当に目覚めることはないだろう。
対して、モルカーは素晴らしい。
人であること、モルカーであること、そういった単なる属性がそれぞれの善悪など全く保証しない。
それでも、正しくあろうとする心は輝き続ける。
モルカーを見て育った子はきっといい子に育つ。
https://anond.hatelabo.jp/20201130143825
この増田に触発されて。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/gendai.ismedia.jp/articles/-/77739
みんな大好き初詣も、おみくじ、占い、お盆、クリスマス、バレンタイン、ジューンブライドもみんなスピリチュアルでしょ?スピリチュアル嫌いな人がどうやって折り合いをつけているのか知りたいくらいだよ。
まず、「スピリチュアル」というものを定義したい。日本でスピリチュアルという時、最も一般的なのは海外発のニューエイジ〜日本における精神世界〜ほぼ同じ内容ながら大衆向けに転換した「スピリチュアル」だと思う。
これはこの分野の第一人者、宗教学者島薗進や、それを引き継いでの研究を参照してのものだが、スピリチュアル界隈について見ている人なら概ね納得してもらえると思う。
最もよくまとまっているのは「精神世界のゆくえ」(これは精神世界についてだがスピリチュアルも中身はほぼ同じ,より新しいものなら「スピリチュアル市場の研究」あたり)だが、とりあえずスピリチュアリティのwikipedia記事、「日本での展開」について読むだけでもおおよそ分かってもらえると思う。
例えば下記のようなものだ。癒しや自己啓発に結びつくものが多い。
・瞑想
・ヨーガ(単なる健康法ではなくチャクラの覚醒やエネルギーについて言われることも多い)
・代替医療(レイキ、手かざし、ホメオパシー、気功、各種ヒーリングなど)
スピリチュアルの特徴は、「宗教ではない」とされること。スピリチュアルで使われる要素自体は宗教的なものが多いが、宗教団体という形を取っていることはほとんどなく、多くは個人としてスピリチュアル本やグッズを消費している(といってもスピリチュアルビジネスの主体が教祖のように振舞っているパターンはよく見られる)。
また、スピリチュアルと共通した概念を取り込んでいる新宗教もあるが、少なくともスピリチュアル界隈で堂々と「○○教です!」と主張されることはほぼないと思う。
となると、「初詣やおみくじ、お盆、クリスマス、バレンタインetc」のほとんどがスピリチュアルには当てはまらないことがお分かり頂けると思う。
ここで挙げられていたのは、世間一般的に行われている慣習であり、私からすれば特に癒しを求めているわけでもないのでスピリチュアルなこととは思わない。占いについてはスピリチュアルの範疇に入るかもしれないが、これは触れなくても問題なく生活はできる。また、初詣については、神社を「スピリチュアルなパワーが得られる」パワースポットとは思っていないのでスピリチュアルな人達とは目的が違っている。
小林麻耶さんの事件で問題になったのは、まさに上述したような教祖化するビジネス運営側であり、スピリチュアル界隈ではこういう例が頻繁に見られる。
個人でやる分にはやたらと批判されることもないだろうが、資格ビジネス化していることも多く、健康被害やキャリアの形成に繋がりかねないような言説(ニセ医療や一般社会での労働を軽視しスピ商材での自立を促す)をばらまく側になってしまっていることがあるので難しい。
子どもが見たがるので動画配信サイトで観てるんだけど……ハグプリきつい。
何より「なんでもできる、なんでもなれる」って繰り返されるメッセージが中年にはキツイ。女児にはこのくらいポジティブなほうがいいのかな。
さんざん叩いたり蹴ったりして弱らせてからハグするのもキツイ。特に15周年映画がきつかった。DVする人みたい。観てて怖い。
叩きのめすなら叩きのめすだけにしてほしいし、ハグするなら痛めつけるなよと思ってしまう。聞く耳もたない敵だから仕方ないのかな。まあこれは、プリキュアシリーズ通して言えるかもしれない。でも杖使って戦うほうがまだ優しさがあったやん? エールの「組んだ手を上から思いきり振り下ろして敵が沈み込む」みたいな技痛そう過ぎて観てられない……
惚れた女が赤ちゃんになったのをおむつ替えから世話するハリーもどうなん? と思うし。生理的にキツイ。
ストーリー自体も「壮大な夫婦喧嘩やん……」と思ってしまう。未練タラタラの未来夫どうにかして……ヤリ捨てされるパップルさん気の毒すぎるし……
不満ばかり書いてしまって申し訳ないけど、自分には合わなかった。
魔法つかい、アラモード、HUGっと、スター☆トゥインクル、ヒーリングっどと付き合いで観てきたけど、私はスター☆トゥインクルが一番好きだった。
変身シーン可愛かったし、OP、ED可愛かったし、ピンクと緑の友情や、黄色と紫の友情も良かった。秋の映画も本当に良かった。
ラスボスがおばちゃんなのもよかったし、敵異星人たちとの交流もよかった。「バケニャーンなんていない」には度肝を抜かされた。良かった。
つまりスタプリ大好きだった。ヒーリングっどじゃまったく物足りない。けど、プリキュアは売り上げが全てだもんね。ババアが内容に文句言っても仕方ない。
最近「あれ、あのアニメってもうそんなに前だっけ…?」と思う事があって、とてもショックを受けた。
そこで、あれは何年前の事だったか…とすぐ思い出せるように、備忘録代わりに数年前見ていたアニメのタイトルを簡単な感想と一緒に50音順に書き記してみようと思う。
シリーズファンには不評だったらしいが、ロゴスは初アクエリオンだった僕は問題なく楽しめた。
作品の後半に登場する主役機の名前は「アクエリオンディーバ」なのだが、何故番組名が「アクエリオンロゴス」なのか最終話で分かるシーンはグッと来た。
この作品のお陰で、僕は長年積んでいたアルスラーン戦記を崩し一気に読む事が出来た。
初期EDのアルスラーン殿下が非常に可愛らしく、僕はしばらくの間小林裕介さんと花江夏樹さんの事を女性ではないかと思っていた。
藍井エイルさんのラピスラズリはCDも買った。ところで、このアニメで使われたKalafinaの楽曲は以前発売されたアルバム「Seventh Heaven」に収録された物とそっくりだと思った。
OVA版でうしおの声を担当した佐々木望さんが今作でも終盤重要な役割にキャスティングされているのにはニヤリとした。
林原めぐみさんの演じる白面の者、斗和子はイメージが原作を読んで感じた雰囲気にピッタリだった。主題歌もどれも好きだった。
大人気アニメ。視聴したのが結構前の事なので内容を大分忘れている。
六つ子が皆で麻雀をやる回が好きだった記憶があるけど、あれは一期だったか二期だったかよく覚えていない。
一期は概ね好評だった印象があるが、僕は一期より二期の方が好きだった。
僕はこの作品に登場するモビルスーツ・グレイズがガンダムシリーズに登場する機体の中で一番好きで、初めてガンプラに手を出してしまった。
これまで高橋留美子作品に出演した声優陣が多数出演なさっていて、そういう意味でも楽しめる作品。主題歌がどれも好きだった。
結局原作の最終回までアニメ化する事無く一旦終了してしまったけど、犬夜叉の続編が始まってしまったので続編は望み薄かもしれない。
アニメオリジナルエピソードに結構尺が割かれており、原作読者には賛否両論らしいけれどアニメから入ったファンには概ね好評らしい。
今でも血界戦線ファンの間でアニメ肯定派と否定派が喧嘩をしている所を見かけて嫌になる。僕は終わってみればアニメはアニメで悪くないな、と思った。
1クールロボットアニメ。fhánaの主題歌が本当に素晴らしい。
進化する毎に弱くなっていく主役機を始め色々と突っ込まれる駄目な所も多い作品だけど、僕はそこまで嫌いじゃなかった。
今思うとラブコメ作品でOPもEDも男性ボーカルが歌う作品って珍しいんじゃないだろうか。コミックスも買ってみたけど、内容はほぼ原作通り?だったんだろうか。
声優さんに釣られて見てしまったミュージカルアニメ。もろに女性向けの作品なんだろうけど、最新作まで全て見てしまった。
シリアスな話をしていた筈なのにシームレスにミュージカルパートに入る所が歌劇的で面白い。この作品もやっぱり主題歌が好きだなぁ。
あれです。あの、エッチなアニメです。エロに釣られて見ました。
所謂モン娘アニメの火付け役?はこの作品って事でいいのでしょうか。記憶だとパピちゃんがエロかったような気がします。
ブラック・ジャック先生が若かりしころの姿を描いた漫画のアニメ化作品。当然作者は手塚治虫先生ではない。
この作品を作った人は手塚治虫先生の作品が好きなんだろうなぁ…と作品内のオマージュ要素を見て何となく思った。
ブラック・ジャック先生が「若い頃の自分を思い出している」という形で大塚明夫さんがナレーションを担当しているのはグッドだった。ところどころ女性向けっぽい描写もあった気がする。
パンチ一発でどんな奴でも倒せてしまうとんでもなく強いヒーローが主役の奴。
作画がとんでもなく良くて国内のみならず国外でも非常に高い人気を誇るとか。その反面二期は色々と評判が良くないらしいけど、僕は二期も好きです。
声優の古川慎さんの名前を初めて知ったのはこの作品からだったと思う。EDを森口博子さんが歌ってたりして2015年のアニメなのに凄いなぁと思った。
所謂赤ルパン。見始めたのは途中からだったけれど、一応最後まで視聴出来た。やっぱりルパン三世のテーマは何十年経っても色褪せない名曲だと改めて思う。
宮崎駿氏が手掛けたシリーズの中でも評判の良い回も見れた。ただ宮崎監督はこのルパン三世 PART2を快く思っておらず、その当てつけでああいう話を作ったと聞くと複雑な気持ちになる。
所謂緑ルパン。記念すべきルパン三世シリーズの第一作目。OPが3種類もあるけれど、どれも個性的で素晴らしい。EDもいいよね。
1クール目は現在のルパン三世に比べるとシリアスな印象が強く、ルパンも義賊というよりプライドが高い悪党という感じ。
2話にしてルパンが処刑されたと思い涙を流す不二子ちゃんなど貴重な所も見える。番組の後半からはファミリー向けというのか、皆が知っているいつものルパンになる。ルパンって本当カリオストロの城っぽいノリが多いと思う。
所謂ピンクルパン。赤ルパンや緑ルパンを知っていてもこれを知っている人はあまり居ないと思う。結構人を選ぶらしい。
OPはルパン三世のテーマとかかじゃないんだけどルパンのイメージに合致しててとても良い感じだと思う。番組の後半から明らかに作画の雰囲気が変わるからそこから人を選ぶ感じかな。
PART2と比べると山田康雄さんと納谷悟朗さんの声が大分しんどそうな感じだった。最後に山田康雄さんが演じたTVルパンって事でどうしても哀愁のような物を感じてしまう。
魔法少女物。90年代ってこういう作風が流行っていたんだろうなぁという感じがする。これも主題歌がどれも好きだった。
ネットでは暗い作品として有名だけど、実際に見たところ前半は割と普通の魔法少女物で後半から露骨に暗い雰囲気になったと感じた。
現在放送中のヒーリングっど♥プリキュアもこんな感じの作品にならないよな…と不安半分期待半分で見ている。
ある年代よりの下の人間には「タイトルと主題歌は有名だけど実際に見た事は無い」ってアニメの結構上位に入りそうな作品だと思う。
ピョン吉の声がのび太のママ役の千々松幸子さんで、ひろしの母ちゃんの声がのび太くん役の小原乃梨子さんな事に結構衝撃を受けたでヤンス。
ひろしの母ちゃんはひろしがどんなに悪い事をしても決して怒らない良くも悪くも優しい人なんだけど、ひろしが他人から馬鹿にされた時だけは鬼のような形相になって怒る人なのは、何というか生々しい母ちゃんって感じもした。
登場するロボットがマクロスそっくりだなぁと思ったら、マクロスと同じタツノコプロが作っていたアニメ。とにかく音楽の雰囲気がお洒落で素晴らしい。
ルーク・スカイウォーカー以外で島田敏さんが主人公を演じている数少ない珍しい作品でもあるんじゃないだろうか。
異星人が敵として登場しながら宇宙では殆ど戦わずほぼ地球での戦闘がメインという珍しい作品。スパロボのα外伝が好きな人なら雰囲気を好きになりそうだと思った。勿論僕は好きになった。
窪田正孝さん主演のドラマ版デスノート。視聴者が原作漫画や実写映画を見ている事を前提に意表をついてくるような展開が面白かった。
夜神月は天才高校生では無く凡人大学生、ミサミサは人気アイドルでは無く地下アイドルなど、原作と似て非なる設定から展開されたオリジナル展開は新鮮だった。
特に物語の終盤で父総一郎に自分が殺人鬼キラである事を見破られてしまった月が、父の遺体からデスノートを引き剥がし我が物とするシーンの迫力は…このドラマ版ならではの物だと思う。
ニアとメロが二重人格設定で原作とはまるで別物だったのだけはどうにか出来なかったのかなと思ったけど、どうにか出来なかったんだろうから仕方ないと思う事にする。
化物語などで知られる西尾維新先生の小説の実写ドラマ版。とにかく新垣結衣さん演ずる掟上今日子さんが可愛い。
原作小説は読んだ事は無いけど、西尾維新先生の作品が初めて実写化されたというのはやっぱり感慨深い。とにかく新垣結衣さん演ずる掟上今日子さんが可愛い。
また続編を作ってもらえたら嬉しいけど、5年も経ったから流石に無理かもしれない。でも逃げ恥だって続編が作られたんだからこっちも原作ストックがあるならまたドラマ化して欲しいと思う。
上川隆也さんがもっこり男の獠ちゃんことシティーハンター冴羽獠を演じるドラマ作品。
シティーハンターの続編エンジェル・ハートは未だに未読だけど、上川さんの演じる冴羽さんはかなり雰囲気がハマっていたと思う。
ところで北条司先生の作品っていつも父と子の愛情が物語のテーマになるのは偶然では無い気がする。
スパイダーマンのTVアニメーション作品。所謂サム・ライミ版のスパイダーマンしか知らない人は本作を見て実写映画版とのノリの違いにビックリすると思う。僕はビックリした。原作コミックの雰囲気にはこちらの方が近いのかもしれない。
とにかくスパイダーマンが陽気でお喋りな性格で、毎回大変な事件に巻き込まれるも軽快にお喋りをしながら解決していく。最初は映画版と全然雰囲気が違うな…と思いながら、慣れてからは楽しんで見ていた。
余談だけど、このアニメ版スパイダーマンを見て「スパイダーマンはこんな奴じゃない」と馬鹿にする人も結構居たんだとか。サム・ライミの映画がいかに日本でのスパイダーマン像を固めたか、この一件で分かった気がした。
スター・ウォーズのアニメーション化作品。時系列的にはEP3とEP4の間の話らしく、銀河帝国によるジェダイ残党狩りが盛んな時期の事なんだとか。
スター・ウォーズ/クローン・ウォーズというアニメの続編にあたる作品らしいけど、この作品単体でもスターウォーズのスピンオフ作品として楽しめた。それでも前作から続けて見た方がきっと面白かったんだろうなと思う。
アニメ作品という事で子供も見る事を考慮しているのか、ライトセーバーで人の体を切断するような残酷なシーンは無かった。それでも、ヌルヌルと動くライトセーバーを使った戦闘シーンは非常に迫力があった。
抜けがあるかもしれないけど、ひとまずこんな感じだろうか。
こうやって並べて書いてみるだけでも、「あれ、これもう放送して5年以上経つんだっけ…?」と感じて怖い。時間が過ぎ去るのは本当に早い物だと思った。
前回はこちら
https://anond.hatelabo.jp/20200911202150
精神的に不健康な作品・コンテンツの例として、青年向け漫画も取り上げる予定だった。もつあきさんと無望菜志さんと朝凪さんを取り上げようと考えていた。
迷った挙句に書かないことにした。男性しか読んで楽しめないものは書くべきではないと考えたからだ。かといって、私がボーイズラブの世界に足を踏み入れるわけにもいかず。
その代わり、ブクマコメントで要望のあった、精神的に健康なコンテンツを取り上げてみようと思った。
各編ひとつずつ選んで紹介する。ひとつにつき1000字程度。たまにネタバレをする。
久しぶりに読み返して、精神的に不健康な作品ってそもそもどんなものなのか?と自らに問いかけることになった。
これは面白い。「何も聞かずに読んでみて!」と無条件で人に勧めることができる数少ない漫画だ。
火の鳥。生き血を飲むと不老不死になる。彼女(?)は人間世界を見守っている。たまに人間に捕まえられて血を取られたり、稀に自分から血をあげることもある。その血を巡ってドラマが繰り広げられる章編もあれば、そもそも生き血を飲みたいという展開のない章編もある。
精神的に不健康な描写が数多くある。不老不死がテーマなだけに理不尽な死も多い。エロもあるし、グロもある。昔の漫画なのでよくない言語表現もある。
でも、読んでいるうちに何が何だかわからないまま時間が経って、読み終えると心が静かになっている。何も考えられない。心が作品に持っていかれる。
前々回の記事で、『完全なる経営』から読み取ることができる、精神的に健康な人間の要件として以下の5つを挙げた。
・今の状況をありのままに捉え、不確実な状況でも耐えることができる
・夢中になれる物がある
火の鳥に出てくる主要人物は、このいずれかを必ず持っている。持っていないこともあるが、成長とともに持つようになる。
どのシーンも主人公に厳しい。安息の時はない。あったとしても理不尽に打ち砕かれる。各編の主人公には欲しいものや、なりたいものがある。それらを目指して戦い続ける。
彼らが生の終わりを迎えた時、死の跡には必ず何かが残っている。
精神的に健康/不健康な作品を分かつものは、破壊と創造のバランスなのだと思う。精神的に不健康な作品やコンテンツは、最後は何かが崩壊して終わる。対して、精神的に健康な作品というのは、最後に何かが創造される。
物語の過程で、登場人物が絶えず営為を繰り返している。だから読者の心に爪痕が残る。
精神的に健康になりたいのなら、土日の朝にやっているアニメを見るのが近道かもしれない。
人として正しい道へと導いてくれる作品が多い。
プリキュアはその筆頭だろう。プリキュア作品を見た児童は、正しい人格の在り方や、仲間のために何をしてあげればよいか、敵に対してはどのような態度で接すべきかなど、社会生活を営むうえで大事なことを学べる。
大人が視聴すると、忘れかけていた大事なことを思い出させてくれる。
今やっている『ヒーリングっどプリキュア』だと、15話がよかった。のどかとラビリンがあることをきっかけに喧嘩となり、冷戦状態になる。なんというか、リアルなのだ。ラビリンが問題行動を起こすきっかけも、のどかが怒った理由も。ケンカ中の態度も。
イザという時にケンカが裏目に出てしまう。信頼関係がなくなったせいで〇〇に失敗する。
ラテの仲介によって二人は仲直りするのだが、これもまたリアルだ。現実でも、こんなやり取りを見たことのある人がいるのではないか。
創作の世界に生きている人間を、現実に生きているように描く。これができるのは一流の作品だ。当たり回はいくらでもある。騙されたと思って是非視聴してほしい。
(余談)
大人が児童向けアニメを見ても面白くないという意見もある。特に作画。児童向けアニメというのは、1年間放送する関係で1話当りの予算が少ない。作画がよくないイメージが強いのではないか。
その点は安心だ。ハートキャッチプリキュア!の辺りから予算が上がっている(ような気がする)。それまでのプリキュアシリーズというのは、月に一度は作画が崩れてプリキュアの顔がおっさんになるという事態が生じていた。
いい時代になった。ただし弊害もある。スタッフがお気に入りのプリキュアが贔屓されるようになった(※今は特定のキャラが贔屓されることはない)。個人的意見になるが、キュアムーンライトの変身時の作画枚数が少ないのは、キュアサンシャインの変身バンクを盛大にするために暴走したスタッフのせいだと思っている。
プリキュアシリーズがたくさんありすぎて選ぶのがしんどいと思われた貴方には、私が選んだ大人向けのプリキュアを紹介させてもらう。作品紹介は最小限に留めている。
キャラデザは子ども向け。物語はシリアス。ファッションショー回にスタッフの愛を感じる。
本物の友情を描いている。硬派で軟派。中学生なのに色気がある。
男の子向け? 保守寄りの価値観をベースにしている。お笑い描写に定評がある。
★Go!プリンセスプリキュア(2015年)
誇りや気高さ、心の強さを描いている。みんな大好きキュアトゥインクル。
少女の友情がメイン。スイプリに比べれば甘々な感じ。最後の方は泣ける。
フリーゲームだ。一時期話題になったので知っている人もいるだろう。
主人公やヒロインは、病気や障害を持っている。主人公である中井久夫は、ある時に心臓病であることが判明し、30まで生きられるか怪しいという状態で物語がスタートする。
ヒロインの障害は様々だ。目が見えない子、話すことができない子、足がない子、手がない子、火傷のある子……。
この作品の、いったい何が精神的に健康なのかといえば、キャラクター同士の人間関係の深みを追体験できることだ。
外国人の有志が作ったゲームなので、そのあたりの深みはとんでもない。愛情で繋がるシーンが感動的なのと同じく、信頼が消えるシーンもまた同じくらいの衝撃で心を抉ってくる。
笑美のルートがよかった。外国人から見たときの模範的な恋人同士ってこうなのかな、というのが伝わってきた。個人主義・秘密主義を貫いていた笑美が、心の弱さを久夫に見せられるようになる過程に癒された。
テキスト量が凄まじいゲームなので、ホームページを読んで感じるものがあった子をプレイするのがいい。
某動画サイトではお馴染みのシリーズであり、2011年頃までは定期的に動画投稿をしていた。
このシリーズは、各作品の制作時期によって印象がてんで異なる。
初期の作品は見るに堪えない。まさに精神的に不健康だ。理不尽な死は基本であり、人権侵害を地でいっている。実際に見てみるのが一番早い。
初期に投稿されたのは、邦子が子どもの頃に作ったと思われるものだ。キャラクターはとりあえず雄叫びを上げ、とりあえず戦闘に突入し、とりあえず死ぬ。そんな作品としか言いようがない。ただし、作者のセンスが飛び抜けているので結果的に面白いストーリーになる。
邦子が大人になってから作ったと思われる作品は、初期のものとはまるで違う。理不尽な死が基本であるのは変わらないが、以下の特徴が挙げられる。
・視聴者のテンションの変化を読んでプロットを組んでいる。ハリウッド映画を研究している。
・真面目でひたむきなキャラが無残な死を遂げるのが減った
高橋邦子は大人になってしまったのだと思う。新しめの作品を視聴すると、このことがよくわかる。
精神的に若くないと、ああいう作品を作るのは難しい。例えば、会社員として適合してしまうと、そっち方面のアイデアが湧いてこなくなる。
これまでに30ヵ国語以上に翻訳され,1000万部以上を売ったとされる。架空の町マコンドの創設から、その滅亡に至るまでのブエンディア一族の歴史が描かれる。
ブエンディア一族は、みな自らが決めた使命や、本能のままに生きている。長生きした者もいれば、短命だった者もいるが、誰一人例外なくキャラクターが濃い。
キャラの立ち方について、「根が明るい」とか「聡明」とか「向こう見ず」とか、そういう言葉で表すのではなく、具体的なエピソードで表現している。
読了後は放心状態になる。静かな気持ちの中で、この本を選んでよかったという感慨を得ることができる。
大衆向けの作品でありながら純文学でもある。思わず吹き出してしまうシーンもあれば、「お前ここで終わるんか…」みたいに物悲しいシーンもある。
一番のおススメは文章だ。一文字一文字が読書中の脳に突き刺さる。以下の例はほんの一部だ。
屋敷のなかが恋であふれた。アウレリャノはその恋心を、初めも終わりもない詩にうたい込めた。メルキアデスからゆずられたざらざらの羊皮紙や浴室の壁、自分の腕にまで詩を書きつけた。あらゆるものに、変身したレメディオスの姿を認めた。午後二時の睡魔をさそう風のなかのレメディオス、薔薇の穏やかな息遣いにつつまれたレメディオス、蛾の浮いた静かな水時計のなかのレメディオス、明け方のパンの匂いにただようレメディオス。いたるところにレメディオスがいた。永遠に変わらぬレメディオスがいた。 P.73
ホセ・アルカディオが寝室のドアを閉めたとたんに、家じゅうに響きわたるピストルの音がした。ひと筋の血の流れがドアの下から洩れ、広間を横切り、通りへ出た。でこぼこの歩道をまっすぐに進み、階段を上り下りし、手すりを這いあがった。トルコ人街を通りぬけ、角で右に、さらに左に曲り、ブエンディア家の正面で直角に向きを変えた。閉っていた扉の下をくぐり、敷物を汚さないように壁ぎわに沿って客間を横切り、さらにひとつの広間を渡った。大きな曲線を描いて食堂のテーブルを避け、ベゴニアの鉢の並んだ廊下を進んだ。アウレリャノ・ホセに算術を教えていたアマランタの椅子の下をこっそり通りすぎて、穀物部屋へしのび込み、ウルスラがパンを作るために三十六個の卵を割ろうとしていた台所にあらわれた。
「あらぁ大へん!」とウルスラは叫んだ。 P.142~143
モンカダ将軍は起きあがって、シャツの裾でべっこうの分厚い眼鏡をふき、次のように言った。「恐らくね。しかし、わたしが気にしているのは、銃殺されるかどうかということじゃない。結局のところ、われわれのような人間にとっては、銃殺は自然死と変わらないんだから」。 P.172
現実世界ではありえない現象を何度も何度も描くことで、読者に対してこういう世界なんだなと思わせる。慣れてしまうと、どんな不思議な情景が現れても自然に読める。この小説はマジックリアリズムの極致にある。
時間のある人は図書館で手に取ってみよう。時間のない人はほしい物リストに放り込もう。
イラスト形式で人生に役立つ知恵を提供している。あなたも動画を見たことがあるかもしれない。
このコンテンツも、高橋邦子と同じく、作者が人間的な成長を遂げたタイプだ。
初期の頃は、インターネット上の疑問やネタを集めて電撃ランキングやその他まとめ的な成果物を作り、電ラン子というキャラクターに解説させるスタイルだった。
だが時を経て、そういったランキングで使うテーマや疑問、ネタを自らの手で作り出すようになった。
そこまで珍しい作風ではない。ほかにも、「ネタざんまい」や、「これ本当かも」、「アシタノワダイ」、「セカイノフシギ」など、イラスト形式で日常・非日常の疑問を解説するページはけっこうある。
フェルミ研究所が、類似コンテンツよりも抜きん出ているところ――精神的に健康な要素というのは、ひとえに笑いだ。
他に比べて、フェルミ研究所が一番笑えるし、絵も可愛いし、ネタが豊富だ。他のコンテンツは、ストーリーの傾向がシンプルな意味で「精神的に不健康」である。
一応はディスる内容なので、どのコンテンツがこういう内容で精神的に不健康である~といった具体的な説明はしない。
一般的な傾向として、ストーリーが語られる中で不幸になるキャラが存在している。そんな、不幸になった人物をラストに描くことで、視聴者に「ざまあみろ」という感情を吐き出させる。
精神的に健康な人間は、そういったコンテンツを好まない。再生ボタンを押したとしても、臭いを感じた時点でページを閉じる。
フェルミ研究所にしても、初期~中期にかけてはやりたい放題やっていた感がある。
恋愛を扱った回だと、童貞を煽るようなナレーションを連発したり、女性キャラが恋愛に挑んで失敗した男性に辛辣なセリフを吐いたりしていた。
今では、そういった描写は少ない。むしろ、恋愛に挑む若者を応援するような作品を作るようになっている。
青年向け漫画で活躍している。性別非公表。一般的なエロ漫画に比べて絵が独特なので見たらすぐにわかる。
男女別の作品を好む傾向として、「男性はシチュエーションに萌え、女性は人間同士の関係性に萌える」というのがある。
このふたりはこういう関係で、あの時こんなことがあって、だから今はお互いにこう思っている、といった情報がさりげなく挿入されている。読者はこれから行為をする者同士の気持ちを知ることができる。
では、肝心の行為をしているシーンはどうかといえば、これがまた…略
はてな匿名ダイアリーなので、あまり詳細に書くことはできない。一般的な男性であれば満足できる。「スミヤでは抜けない」といった意見もあるが、漫画をよく読んでいないからだ。
肉々しいタイプの絵柄ではないので、作中の行為だけを見て興奮するのは難しい。ふたりの関係性を理解したうえで楽しむのが筋といえる。
男性向けのエロ漫画において描かれる女性というのは、実は女性ではない。女の姿をした男だ。最初は嫌がっているものの、性的な興奮によりスイッチが入り、快楽に抗えなくなる。最後は自ら求めるようになる――愛よりも肉を優先せざるをえない。それが男だ。
スミヤの作品は純愛が多い。ふたりの愛情を描いたうえで行為を表現する。最初に愛情がない時もあるが、ラストではお互いに何らかの感情が芽生えたことが示唆される。
それらに触れて、多くの感情を得ることができた。もちろん、他の作家からも得られるものは多かったけれども、ここでスミヤを紹介したのは、「これって男性からも女性からもウケるんじゃないのか?」と私が勝手に思ったからだ。面白くなかったらごめんなさい。