はてなキーワード: バルザックとは
まあネットにはポルノというものが溢れ返っており、我々は無自覚のままポルノを摂取してそれをメインストリームだと勘違いしながら生きている。
例えばスタンダールの『赤と黒』なんかはフランス文学史に燦然と輝く金字塔的文学とされているけど、実際読んでみたら完全にポルノやんけコレ、となる。当時欧州の文学界には姦通文学の嵐が吹き荒れており、玉石混交のグロテスクなモザイク画が出来上がっていたんだけど。まず、その最高レベルのものから言えば『アンナ・カレーニナ』である。貞淑な女性が徐々にぶっ壊れていき、自分の命さえ省みなくなる生々しいまでの過程はリアリズム小説の真骨頂であった。後はエミール・ゾラの『居酒屋』もいいね。首尾一貫した自然文学小説。それから、翻訳で読んでるからかやや粗い印象だけど(そして『赤と黒』同様にややポルノ臭がするけれど)、バルザックの『谷間の百合』。これは疑似姦通小説とでも呼ぶべきもので、母性的なものの没落を示唆している攻撃的な文学なんだ。
でもね、『赤と黒』は申し訳ないけどただのポルノだ。『ボヴァリー夫人』はアンナ・カレーニナより格が一段落ちるけど、『赤と黒』はそのボヴァリー夫人より更に一段下だ。
「おっす! オラ、ジュリヤン! 田舎の材木屋のしがない子せがれで、日々ぶん殴られながら生活してたんだけど、町の牧師に徹底的にラテン語を叩きこまれた結果、町一番の市長屋敷で家庭教師をすることになった! その結果、お屋敷の奥様に気に入られて、話の行きがかりでその奥様を旦那様である市長から寝取ってやった! そのことがほんのり露見したんで、オラ奥様から遠ざかるという意味合いで都会の神学学校に通わせられた! 都会に着いてからは暫く頭を冷やしてたんだけど、話の行きがかりで社交界の重鎮である侯爵家の世話になることになった! やがて侯爵の秘書としてパリの社交界にデビューしたんだけど、その侯爵家の娘さんは聡明な社交界花形の美少女で、最初はツンケンされたけども、最終的には行きがかりでその美少女をもモノにしてやった!」というものになる。
いやポルノやんけと。
というか、もうなろう小説だよね。『材木屋の子せがれの俺、ラテン語は完璧で聖書のありとあらゆる箇所を暗唱でき、市長家のお屋敷の奥様に気に入られてしまうも、最終的に社交界デビューし、侯爵の秘書としてスパイじみた任務をも任せられてしまい、戻ってこいと言われてももう遅い!』的な。
なろうだよこれ、と。
ちなみに同じスタンダールでも『パルムの僧院』は面白いです。まだ読んでる途中なんだけど。ただ、少なくともこの『赤と黒』に関してはどう控え目に言ってもポルノだし、スタンダール自身通俗小説としてこの小説を書いてたと思う。
とにかく、いかに権威ぶられてもどう見てもポルノ、ってものがあるように、いかに厳粛に見せかけてようが、結局は自分の主張を都合よく擁護してるだけのポルノ作品ってネットにはありふれてんだよね。「なろう」作品がポルノであるのと同じで、都合の良いポルノ作品に頭すっからかんにされてるとどうしても認知歪んでくるよね、って話。
あの小説がハードカバーで刊行された当時の年代考えると子供に向けてゴロッゴロタブーぶち込んでくる感じだったよね。
マーニャとミネアが二人してエドガンさんの事を男として好きで「どっちを女房にしてもらえるのかと思っていたんじゃないか?」なんてバルザックに言われて激昂するシーンとか、「え? お父さんなのに?」なんて思いつつ心がザワついたの覚えてる。二章だと「乙女でなければ生贄になること叶いますまい」のアレ(大不評)とかメイちゃんとのお別れの時のアレとかな。
あと一章のアレクスとフレアと金貸しのおっさんの話。あれ大人になってから読むと「おいィイイイ久美イイィ子供に何ちゅうもん読ますんじゃあアアァァ」ってなるよね(白目)、まあ当時は靴ブラシの方はともかく「あたしの女房」の方は裏の意味がよくわからず金貸しのおっさんがイキってるだけだと思って読み飛ばしてたんだけど。
「幸せとは何か」って考えるのは大事。というか考えないと自然と「結婚して子供を生む。かっこいいクルマを買う。豪華な家に住む。仕事に打ち込める環境がある。」が幸せだと思うようになる。何でかっていうとここは資本主義の国だから。大量消費・拝金主義の世界だから。周囲がそういう考えである以上、自分もそれに染まってしまう。
ただやっぱりこういう考えってのは異論があって、拝金主義批判がされてる映画・漫画・小説というのは多数ある。映画なら『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、『ファイト・クラブ』、『生きる』等。小説なら各種バルザック作品、トルストイ作品等。漫画・アニメなら『ナニワ金融道』、『もののけ姫』等。
ちなみに聖書なんかも拝金主義に批判的。大事なのは罪を許されて神の許に行くことであって、金や地位は幸福となんも関係がないとされているね(この点、キリスト教国のアメリカに拝金主義が蔓延してるのは皮肉だけど)。
結局、この辺の作品を見るなり読むなりして自分で考えることじゃないかな。その美人の「幸せ」ってのも結局大量消費・拝金主義に沿ったものだからね。
がひどい。
幼いころからいい大学に行き、いい企業に就職するというのが至上命題で育ってきた。
結婚観も偏っており、とにかく金のないところに幸福はない、愛は存在しないという考え。
最近だと北川景子とDAIGOの結婚を見て、「どうしてDAIGOみたいな10年後どうなってるのか分からないタレントと結婚するのか」と不思議がっていた。
親戚も似たような価値観であり、スポーツ選手を見ながら「この人は年収○○万円だ」という話ばかりしている。
こういう環境で育てられた結果、それなりにいい大学に行ったが、そこでトルストイ、バルザック、マルクスを読んで拝金主義にほとほと愛想が尽きたのは皮肉。
こういう家庭はうちだけなのか、それともそういう人が多いのだろうか。
俺たびたび目にするんだけど、何か文学とか映画、各種高尚なエンタメに詳しいだけで
やたらと教養人ぶる人たちって何なの?
いつも思うのは、それって教養じゃなくて 雑学 ていうんだよってこと。
源氏物語のエピソードを引用してみたり、怪獣映画の批判性を指摘したりとか、
まあ好きなら好きにしてって感じだけどそれをもってして、
ほら俺って教養人だろ!一目置けよ!みたいなオーラが気持ち悪すぎ
どんなに濃い思想性があるが、伝統的なものだろうが所詮はエンタメ。エンタメなんだよ。
お前らだって俺が金持ち男&貧乏女の格差恋愛ばっかり描く韓国ドラマをもってして
「これは文豪バルザックの描く極端な上昇婚指向が見られた19世紀フランス的現実そのものである」
「格差婚への渇望は 労働市場の歪みによって貧困に陥る若年女性の韓国社会への絶望を色濃く反映している」
とか批評的に書いたら ウッザー! クッサー! メンドクサー! って拒否反応示すだろ。
いろいろあってキリスト教徒になりました。
んで気づいたんですけど、日本人って無宗教の人が多いじゃないですか(主語がでかいですか、すいません)。
そうすると、拝金主義とか消費社会に対する批判に触れる機会が文学や映画ぐらいしか無いんですよね。
小説ならバルザックとかトルストイ、漫画なら岡崎京子とか青木雄二、映画ならフィンチャーとか。あとはまぁマルクスですか。
でもこれらって大人になってからじゃないと読めないじゃないですか。岡崎京子とかナニワ金融道は子どものころに読んでるかもしれないですけど、その根底に消費社会・拝金主義批判がある(岡崎京子ならたぶんゴダールの影響、青木雄二なら自身の経験に加えてマルクスの影響)って気付ける小学生ってなかなかいないと思うんです。
拝金主義や消費社会批判に幼いころから触れないもんだから、金こそ全てみたいな価値観が蔓延しやすくて、よくないと思うんです。増田に毎日投稿される労働者の苦悩みたいなの見てると切に思います。
その点聖書って子どもでもよく分かる話で「金が全てじゃないんだよ」って教えてくれるんで、いいと思います。どうですか増田見てるお父さん方(布教)。
そういやこの前、カイジを読んだ学生で、利根川の演説に感動したって言ってる人がいました。利根川さんはその思想に基づいて行動した結果、焼き土下座させられてるんですけど、いいんですかね。
http://jp.sputniknews.com/life/20160611/2290166.html
いつかは来ると思っていたが、それなりに早く来そうだ。
俺は基本的に賛成する。
俺の初めては16歳、相手は30過ぎのお姉さんだった。
その時はヤる事しか頭に無いので相手がチョイぽちゃ(150cmチョイ体重恐らく50キロくらい)でも気にならなかった。
3回くらいヤったけど、その後自然消滅してまたオナニーの日々に戻るのだが、それはどうでもいい。
それでだ、俺が25歳の時にたまたま再開したんだよ、相手は40過ぎてた。
ヤバかったね。ボストロールになってたよ。
150cmチョイの身長で体重は70キロ近く有ったんじゃないか。
あんなにヤりたくてヤりたくて仕方なかった相手がボストロール。
しかもバルザックのような目をしてヤル気満々で迫ってくる。俺はメタルスライムのようにかわし続けたよ。
でもな、バルザックは痛恨の一撃を放ったんだ。初めての相手してやったんだから、1回くらい付き合えよって。
メタルスライムのHPでは耐えられなかったんだ。ちょうど彼女と別れて1ヶ月ほどヤってなかったのも悪かったのかもしれない。
リップスのようにキスからフェラされて、騎乗位でトドマンが腰を振っていた。腹の揺れが息子にまで伝わってきて、俺の息子はダイダルウェイブした。
1ヶ月分のダイダルウェイブを見て「いっぱい出たね(はぁと)」と勝ち誇ったように言われた。
「1回だけだから、次も有ると思わないでね」と言い残してボストロールは消えた。
俺は泣きながら歯を磨き体を洗った。2回洗って、家に帰ってもう1回洗った。
真の敗北とは、心が折れた時に訪れるという。
俺は人生初の勝利をお姉さんから貰い、人生初の真の敗北をボストロールから与えられた。
これが大人の階段を登る代償だというのなら、大人の階段などいらぬ!
話が長くなった。
『超権威主義的世界文学百選』http://togetter.com/li/138734というランキングを見て、面白いと思いながらも疑問に思ったことがあって、「20世紀の小説ばっかりじゃん!!」ということで19世紀の小説を重視したランキングを作成してみました。具体的には近代文学の始まり「ドン・キホーテ」(1605,1615)からモダニズムの始まりである「ユリシーズ」(1922)までです。つまり近代文学のモダニズム以前、ということになります。小説を選ぶうえで参考になればと。あと、あくまで個人的な基準に過ぎないことを留意してもらえればと。
1.「ドン・キホーテ」(1605,1615) ミゲル・デ・セルバンテス
2.「ガリヴァー旅行記」(1726) ジョナサン・スウィフト
3.「トム・ジョーンズ」(1749) ヘンリー・フィールディング
4.「紅楼夢」(18世紀中頃) 曹雪芹
5.「トリストラム・シャンディ」(1759~1767) ローレンス・スターン
7.「高慢と偏見」(1813) ジェーン・オースティン
8.「黄金の壺」(1814) E.T.A.ホフマン
10.「いいなづけ」(1825) アレッサンドロ・マンゾーニ
11.「赤と黒」(1830) スタンダール
13.「アッシャー家の崩壊」(1839) エドガー・アラン・ポー
15.「虚栄の市」(1848) ウィリアム・メイクピース・サッカレー
16.「緋文字」(1850) ナサニエル・ホーソーン
17.「デイビッド・コパフィールド」(1850) チャールズ・ディケンズ
18.「白鯨」(1851) ハーマン・メルヴィル
19.「死せる魂」(1855) ニコライ・ゴーゴリ
20.「オーレリア」(1855) ジェラール・ド・ネルヴァル
21.「ボヴァリー夫人」(1857) ギュスターブ・フロベール
22.「晩夏」(1857) アーダルベルト・シュティフター
25.「ミドルマーチ」(1872) ジョージ・エリオット
29.「ブラス・クーバスの死後の回想」(1881) マシャード・デ・アシス
30.「さかしま」(1884) ジョリス=カルル・ユイスマンス
31.「ハックルベリー・フィンの冒険」(1885) マーク・トウェイン
32.「飢え」(1890) クヌート・ハムスン
33.「クォ・ヴァディス」(1895) ヘンリク・シェンキェヴィッチ
36.「シスター・キャリー」(1900) セオドラ・ドライサー
37.「ロード・ジム」(1900) ジョゼフ・コンラッド
38.「ブッデンブロークス家の人々」(1901) トーマス・マン
39.「超男性」(1901) アルフレッド・ジャリ
40.「チャンドス卿の手紙」(1902) フーゴ・フォン・ホーフマンスタール
41.「鳩の翼」(1903) ヘンリー・ジェイムズ
42.「一万一千本の鞭」(1907) ギヨーム・アポリネーム
44.「ハワーズ・エンド」(1910) E.M.フォースター
45.「ペテルブルク」(1913) アンドレイ・ベールイ
46.「変身」(1915) フランツ・カフカ
47.「明暗」(1916) 夏目漱石
48.「ワインズバーグ・オハイオ」(1919) シャーウッド・アンダーソン
49.「われら」(1921) エヴゲーニイ・ザミャーチン
バルザックの小説「人間喜劇」シリーズに嵌っていて、作者の時代背景や衣装、世相、生い立ち、思想
深く文章を味わいたい為に今仕事の合間を縫って色々調べている
「実名」でネットすることが危ないのは生身の人間の「魂」が無料ネットコンテンツ化して大衆に消費され尽くされそうになった時
生きている一人の人間の文章に大衆が興味を示し、無料のネットメディア、無料の報道、大勢のイナゴが興味を向けて
一人の人間が「魂の情報」を吸い尽くされ抜け殻になっても、才能の枯れ尽くした音楽家が奇行に走っても
「ははは、このオモチャ壊れちゃったよ^ ^(汗)」とばかりにマスコミと大衆はちょっとだけ外面を取り繕ってから
その人をすぐに忘れ、次の「魂」を探す それが「SNSを取り巻くネットメディアの本質」
他の人の文章に目を通すという事は多少の差はあっても「魂の情報を吸う」ということなのさ 情報を錬金して金に換える人もいる
「はてな匿名ダイアリー」こそ魂を吸い尽くされた(吸い尽くされそうになってる)人々にネットでの最後の居場所を奪わない鯵ーる
「正義」「善意」ではなく、多くの人々は与えられた情報の範囲内で物事を判断するし、大衆に与えられる情報の大元の流れの人脈とか金脈とか各クラスタ間の
ネットワークがどういう流れを作ろうとしていて、勢力や対立クラスタ、情報攻撃力、防御力、知性の浅さ深さ、物語を作って大衆を誘導する能力、拡散力、共感力
など一つ一つの要素が情報ゲームの趨勢を左右すると知っておくと何かと捗る
情報におけるゲーム性については、とある市立大学の某先生が良いコラムを書かれていたので休日の趣味のバルザック『人間喜劇』シリーズ読書を中断してでも
そのいーち 端末や出版社ごとに閲覧できるサイトがバラバラで別のサイト見る度に
(まさかIDやパスワードを全サイト一緒にしてる人はいないと思う)
そのにー 遅いとにかく電子書籍化されるまでが遅い 最新刊を発売日に電子書籍で
販売してくれないところが多いので結局紙の本買っちゃう 本屋に行かずにすぐ読みたいから
端末買ったのに電子書籍発売されるのは何年も後な事が多い
(これは分かるだんだん出版者へ消費者のニーズを盾にどんどんルールの締め付けが厳しくなって
手数料も上がる事が容易に予想される某電子書籍サイトには天下獲らせたくないだろうし出品したく
ならないだろうな そんな某電子書籍サイトの端末買っちゃった超絶読書家の
元増田は買った後でサイトの在庫の少なさや追加される本のペースの遅さに愕然とした ゾラやバルザックでさえ
「その内在庫増やします」じゃお客さん帰っちゃって駄目な事が分かってないサイトばかり
そのよーん 本ごとの分類作業がめんどくさい 自力か 自分の買った電子書籍を分類ごとに放り込める
My図書館が欲しい
disここまで
電子書籍端末持ってていいことも書いておこう
20世紀の時代から電子書籍端末持っているけど、あれは辞書持ち歩かなくて良いというのが最大のメリット
辞書っていっても充分な収録数が無くて不満足な辞書は使えないから
電子書籍で買えるものは電子書籍で買う 既に紙の本棚パンクしてるし
一記事ごとに売ってくれる人もいる これは便利
購入理由
1.バルザックの未だ日本語に翻訳されていないシリーズが読みたかった
2.Amazon MP3で曲買ってキンドルファイアHDで聞けば、CDケースの蓋開けてCD取り出して聞く手間が省ける
3.バルザックやゾラその他本、漫画、雑誌、CDやDVD買い溜めすぎてとうとう小さな本棚に治まりきれなくなった
4・これからもゾラやバルザックは全集読破する予定なので置き場所の問題があった
買ってよかった点
・今使っているボロPCよりは、WEB表示が速い さくさく
・人差し指と中指を揃えて閉じてピースの形に指を開くと閲覧中のWEBページの文字を大きくできる
・外国の著作権が切れているバルザックの無料電子書籍本を何冊か購入した
・記事ごとの購入(1記事100円)が可能だった某ビジネス誌の読みたい記事だけ購入できた
改善してほしい点
・ボカロ曲がまだまだ少ない
・アニソンも少ない(オルゴールバージョンとかカラオケバージョンだけあっても・・・)
・J-POPも少ない
・雑誌や漫画の電子書籍化が「遅い」「少ない」上に当日発売で無い。電子書籍化待ちきれずに本屋で買ってしまうし
・電子書籍が少ない 今テレビでミステリードラマ化され放送中の話題の小説の
電子書籍化待ちきれなくて昨日本屋で買った 発売日に電子書籍が出ないと何のための端末なんだか
・これまでのIDとパスワードではログインできないウェブサービスが1サイトあった
今のところ文字入力と曲数や書籍の少なさ以外は音楽プレイヤーとフランス文学を読むための電子ブック端末として
充分満足してる
『谷間のゆり』でヒロインにうんざりして『従妹ベット』の細かい描写で嫌になって
そのころ『ナナ』を読んで一気にゾラへ興味が移ったのだけれども
『ゴリオ爺さん』あらすじ
名家の流れを組む貧乏家庭の長男(イケメン)がパリの大学に勉強&出世の為にやってきて
最初は勉強に打ち込もうとするんだけど、コミュ力の必要性に目覚め
下宿先のワルからは、勉強しても元手となる金が無いと望むような出世は出来ないという現実
を教えられ
(芸能界や上流階級でもいるよね、有名お嬢様学校出たトロフィーマダムな奥様や
よく分けのわからない肩書きの芸能人の夫、夫や妻の知名度を利用して商売をしてる人
社交界でやっていく事を目指すが
金をかけることが必要と悟り、家族に金の無心して、「ゴリオ爺さんに金をせびる娘たち」と
同じ事をしていると気づきブルーになるが、腹をくくってこの世界に挑む
社会的に成功する為にはイケメンで高学歴かつ家柄があっても、身だしなみにかける金や
金持ちの社会でのコミュ力が無いと厳しいという現実を書いてるのが面白い
下宿先のワルのその後を書いた『幻滅』や『浮かれ女盛衰記』はまだじっくりとは読まず
パラパラページをめくっただけだけど、かなり面白い。『幻滅』は現代のネットメディアのステマ騒動にも
通じるところがある
早く人間喜劇シリーズの続きが読みたいのに市立図書館が工事で2月29日まで完全閉館
2月終わるまで続き待てない。
本屋ではバルザックあまり種類置いてないから、電子書籍で『浮かれ女盛衰記』買うか