「バイトの日」を含む日記 RSS

はてなキーワード: バイトの日とは

2024-04-06

無知で後悔した話

高校生とき、初めてアルバイトをした。

一緒に働く人たちは親切で楽しかった。

ある日、修学旅行に行くので休みいただきますと伝えたら「お土産買ってきてね!」と言われた。

この場合お土産は、個包装の箱入りお菓子を買ってみんなで分けて食べてもらえば十分なのを、そのときはまだ知らなかった。

バ先の人数分、仲の良い友だちにあげるようなレベルお土産を買わなければならないと思いこんでいた。

持っていける小遣いの金額は決まっていたので、大半がそのお土産代になってしまい、自分が欲しいものはあまり買えなかった。

バイトの日お土産を渡したら「え!? こんなのもらっちゃっていいの!?」とみんなに驚かれた。

内心「お土産買ってきてねって言ったのそっちじゃん…」と思ったけど、そうは言えないので「もちろんです、どうぞ」と言うしかなかった。

その後、バ先の他の人が旅行に行ったお土産を配ってくれたときに、なんだ、こんなものでよかったんだと気づいた。

と同時に、そうとも知らず無駄に張り込んでしまった自分が恥ずかしく、さらに、だったらもっと自分の欲しいものを買えてたじゃん…と悲しい気持ちになった。

一度でも事前に他の人からお土産をもらう経験があったら気づけたのに、それがなかった。

どんなものを買えばいいのか誰かに聞けばよかったのに、自分の中でお土産はこういうものという思い込みがあったから、尋ねることすら思い浮かばなかった。

こういう世間知らずで失敗した話、悔しさと恥ずかしさで、なんかずっと忘れられない。

2023-11-11

彼女の絶えないニートだけど、「彼氏が構ってくれない」とのたまう女は現実見てない

今付き合ってる彼女元彼女、「元カレ全然構ってくれなくて、いつもつらかった」

と暗にいつもどこかへ出かけてくれる俺を褒めてくれるのだけれどな、それ、俺がニートからできるねん。

正確に言うとフリーランス年収150万で赤字決算税金抑えている俺だからこそできるねん。


彼氏全然構ってくれなくて、毎回家に呼ばれて辛かった」

ってな、君、バイトいつも夕方に入れてるやろ。

普通会社務めだと平日で夕方空いてるのは週5じゃないねん。3日くらいは残業で潰れて、ゆっくりできるのは週2。

上司飲み会入れれば週1、その週1は大体週3の残業での寝不足趣味不足を補う日なんやねん。

それで君のバイトの日と重ねたら、マトモに会えるのは週末やねんな。平日でそれでも君に会おうとすると、夜だけ、最低限の肌のふれあいで終わるねん。


週末も1日はゆっくり休まないと死ぬねん。体動かないねん。

それで遊べる週1も、君は夜勤バイト入れてるからたまに潰れるねんな。


社会人になったら週1デートで、月1にちょっとお台場とかがやっとやねんな。

そして君ラインも嫌いやろ。社会人カップルは出来ない分は電話で補ってるねん。


君も社会人なったらわかる。そして俺は取り残されてすれ違ってまた新しい女の子と付き合うねんな。

2022-11-08

anond:20221108175609

学生だったら繁華街のすぐそばに住んで、遊びとバイトの日々を1年くらいやってみるってのも勉強になるぞ

抜けられなくなったらそれはアホだが

2022-01-31

大学生だけど社会で働ける気がしない

春休み入ってバイトの日数増やしたんだけど、週3で合計10時間くらいなのにきつい

世の大人たち本当にすごいな

あ〜働きたくないな〜……

賃金の高さより労働の楽さで仕事を選びたい

2021-07-11

anond:20210710171633

医師会って金よこせ、しか言わないからね。これも利権ですよ。NPBは金くれるからヨシ!

ワクチンバイトの日当もどんどん上がってる。さすが医師会様よ。

2021-05-30

バイト日記

 前回のバイトの日は、出勤直前に雨が止んでしまったせいで、ものすごく混んだ。自動車税の駆け込みが多いのきつかった。

 オーナー判断なのか本部差し金なのかわからんけど、レジカウンターの横の中華まん什器跡地に、広々としたジャンプコーナーができた。ジャンプというか、鬼滅の刃呪術廻戦のコーナーかな。

 鬼滅はともかく呪術廻戦は中学生以上にしか流行らないだろうと思っていたのだが、最近小学生呪術廻戦のグッズやお菓子に反応するようになった。反応するだけであまり買いはしないけど。親も子供呪術廻戦のグッズを欲しがっても鬼滅のものほど買い与えようとしないように見える。

 私が呪術廻戦は名前だけ知ってるけどまだ観たことないと言ったら、フリーター女子さん18歳から熱くおすすめされた。prime0円なので是非!! と。

 シフトリーダーが、

「来月、鬼滅の映画DVD出るから、買おうかなーと思って」

 というので、私とフリーター女子さんが声を揃えて

「買うんですか!? すげえ!!」

 と言ったら、シフトリーダーは、

「あっじゃあやっぱレンタルにしようかな……」

 と、なんか気弱になった。

という話を、20時に出勤したAさんに話したら、これだから非オタはwとシフトリーダーを鼻で笑った。

 夜遅くだがやけに混雑した最中に、母娘の二人連れのお客様が来店、なんとかという雑誌がいつ入荷するか教えて欲しいと言う。それで雑誌の納品後の検品担当しているAさんに応対を替わってもらった。レジ一つ塞がってしまったので、会計待ちの長い列が出来てしまった。最近毎回思うけど、コロナのご時世、20時以降のコンビニ全然暇じゃない!! お問い合わせは昼間にお願いしま!!!

 Aさんが雑誌の入荷の件の対応を終えて戻ってきて、

「さっきの質問、今週に入ってから俺が知る限りこれで三度目です」

 といった。なんでも、その雑誌は30代~40代くらいの主婦層向けの雑誌なのだそうで、なんか付録がつくらしい。附録がどーしても欲しいか転売目的だろう。先ほど問い合わせてきた母娘はなんかどっちも雑誌推定読者層から外れていそうだったけど、転売目的か、母親の方が附録欲しかったのかなって思う。娘の方は十代後半~二十代後半くらいで主婦には見えなかった。それとも、附録がサンリオディズニーか鬼滅かなんかとコラボしたやつなのだろうか。

 そんなことがありつつ、絶え間なく忙しい日だった。

2021-02-12

私は私の父の年収の4~5倍くらいです

https://anond.hatelabo.jp/20210212190536

ひとり親家庭ではなかったが、貧しめな家庭に育った。マウントを取るわけではないが、元増田記述を見るにうちの実家の方が貧していたな、と思い出した。

実は、元増田と同じ気持ちになることが時々ある。うちの嫁にはそういう話を時々していて、受け止めてもらっている。子どもたちには、お金がなくて苦労したという話は軽くすることはあるが、「だからおまえらは恵まれているんだ感謝しろ努力しろ」とは言わないようにしている。そのカードはえらく卑怯な気がするので出さないことにしている。

スーパーでは積極的に割引シール商品をゲットしに行かなくていいし、ネットで買い物をするときにも時間お金で買うようなことが多い。

自分の子どもたちも、親に大学の金を出してもらうのが当然と思うのだろうか。あるいは、周囲の子どもたちも当然という空気の中で育つのだろうか。俺は2年制の専門学校に自費+借金で行った。高校時代バイトの日々、そして就職してから返済の日々。

自分学費を出したかちゃんと学ぶのか、親に出してもらったら適当に学ぶのか、このあたりはわからないなーとは思う。でも、子ども学費を気にしなくていいというのは本当に幸せなこと。その幸せ環境を、できれば作ってやりたい。感謝されなくても。適当に学んでいたとしても。

日本もっと子どもに金出せ」「教育に金出せ」と、若かりし日の自分を供養するような気持ちで時々叫んでいる。

2021-01-31

バイト日記

 この間のバイトの日、帰ろうとしたらAさんが事務所に駆け込んできて熱心に監視カメラ画像を見るので、なにごとかと思ったら、

増田さん、さっき客がズボンを穿きながら店に入って来やがったんですよ!」

 Aさんはその客がどんな交通手段でここに来たのか気になって、監視カメラに映る駐車場映像を見ていたのだった。

2021-01-18

コロナつらい」とか簡単にグチ吐いてる奴がイラつく

手取り月収10付近をいったりきたりで3年くらいやってみろよ。

ガチサバイバル能力がつくから

具体的には自炊とか業務スーパーでの節約術、

ネット通販以外で余計なものを買わないスキルなどだな。

バイトの日雇いもスーパーカブさえあれば都内どこでもいけるしなんでもできる

そもそもここで弱音吐いてる時間あるなら余裕あんだろ?

たか半年やそこらの不景気社会のせいにしてる雑魚イラつく。

さらに俺よりも何年も耐えてるやつもいる。

家庭事情とかで何年も年収150円切ってるやつなんて沢山いるんだ。

人生をナメるな。

2020-02-16

人生どうしたらいいのか教えてほしい

30になってまで正社員としての職歴がないまま来てしまった。ずっとバイトバイトの日々だ。

特段秀でたスキルもなければ、何を勉強したら市場的に価値があるのかもわからない。

このまま一生低所得で安定がないままなのだと思うと、能力がなかったということもあるし人より頑張ってこなかったしで仕方ないなとも思う。

もう俺はダメだという気持ちで頭の中がいっぱいになって、最近は眠れないし食欲もないしでひどく辛い。

これから俺はどうやって生きていけばいいのかわからない。今から就活したところで、30になって職歴もないプライド高いおじさんを雇ってくれるところは無いだろう。

たぶん正社員というプレッシャーにも耐えられないだろう。ダメじゃねえか俺は

どうやって地下から這い上がればいいのだろうか

2019-08-25

めしを食う日々(寿司)

飯を食うとうまい

わかる

日曜日の昼前、実家暮らしの俺は冷蔵庫にめぼしい食材が無い事を確認し、

服を着替え家から徒歩3分くら寿司へ向かった。

回転寿司くら寿司よりもスシローの方が好きだったが、家から一番近いスシローでも徒歩30分。

車の免許もない俺はくら寿司を選んだ。

店を訪れるのは久しぶりで、今回初一人回転寿司ということもあり、

普段通り過ぎるだけのカウンター席に座るドキドキ感はそれだけで寿司の美味さに加点される。

席に着くとまずお茶を淹れるルーティン。の前にメニューを見た。

「これは!!」

くら寿司メニューにとびこがあるではないか

実は俺はとびこブームの真っ最中なのである

スシローくら寿司の大きな違いはとびこの有無たったそれだけであり、寿司屋の善し悪しはそれで決まる。

俺は興奮気味にタッチパネルをねっとりとした指先でなぞり、とびこを2皿注文した。

カウンター席の一番端は休日の昼までも混雑を知らず、あとにやってきた父と娘の2人客も静かでとても快適だった。

そんなこんなで場の雰囲気を味わいながらお茶をすすっていると注文配達レーンにとびこと続いて注文していたえんがわフライドポテトが続々と到着した。

すこしとびこが皿に散らばっていたりしていたがそれも情緒

きょうのとびこ散らばり占いは絶好調だ。

口の中に放り込めばプチプチと元気な音が聞こえる。

少し多くつけすぎたワサビの行き場のない痛みが涙を誘う。

うまい

なんてうまいのだろう。

テンションがぶちあがり、隣に座った客の食べっぷりの良さも影響して1皿、また1皿と狭いカウンターに到着する。

7皿ほど食べ、最初に頼んだフライドポテトがよくも悪くも存在を主張してくるが、

この天ぷら盛りあわせ280円の(大葉つき)がどうしても食べたい…

でも、揚げ物をこんなに食べたら死んでしまう…

今年22の俺の胃は脆い。

天ぷらの盛り合わせが手元にあった。

正直これはよくばりだったとおもう。

最後デザートを食べくら寿司をあとにした。

いい店じゃないか

俺は満足げに腹を撫でまわしながら、原稿用にモンエナの500ml缶を買おうとローソンに寄った。

レジに並ぶと見覚えのある後ろ姿。

「お、おかん…?」

おかん家族アイスを買いに来ていた。

「俺のは…?」

あんたは爽」

わるくない。

そのまま一緒に帰ることにした。

あんたどこ行ってたの」

「そこのくら寿司

俺は最近食べるものに金をかけることの喜びに気付き、

休日はよく一人で外食をしている。

今日原稿が行き詰って心が折れそうになっていたこともあり、俺の大好きな寿司を食べに行ったというわけで。

「へえ、一人でくら寿司

「さすがに沢山は食べれなかったなあすぐお腹いっぱいになっちゃった

俺は満足げに腹をさすった。


「やっぱりおいしくなかったでしょ?」


「おいしくなかったでしょ?じゃないでしょ?」

飯を食べてきた人に向かって開口一番「おいしくないでしょ」と断言するなんてサイコパスか?

「なんでそんなこと言うの?わざわざ店へ行ってお腹いっぱい食べて帰ってきている人においしくないってどうしていうの?」

俺はさっきたべた寿司たちの為に反論した。

安価提供される寿司たちにはネタ薄っぺらい、少ない、美味しくないって暴言吐いてもいいのか?

(これらは全て俺の祖母回転寿司に行くと必ず言う言葉なのでなるべく一緒に飯を食べにいかないことにしている)

「お前はいつも細かいことに反応して!そうやっていつもいつも」

「ちがうだろ!言い方がおかしいだろ!」


言い合っている間に家についた

俺はそそくさと自室に戻り10分ほど泣いた。

くら寿司UX完璧だった。

またつらくなったら寿司を食べよう。そう思った。

1663円でこんな最高になれるなんて。

しかおかん一言で俺は

「まずい飯に1663円を払った馬鹿

になった。


数年前学生の頃、オープンキャンパスバイトをしていた時も同じようなことがあった。

バイトの日は学食をタダで食べることができた。

俺はうめうめと飯を食う。

学食の回転効率を突き詰めた飯は素朴な味わいで食べ盛りの学生の為に米は大盛りだ。

今日タダメシも美味かったぜ、と満足げに教室へ戻ると同じメニューを食べた教員がこう言うのだ。

あんまりおいしくなかったね」


俺は思う。

人は共感を得たいというのもわかる。

だがネガティブもの共感を得ようとするやつは何をやってもダメだ。

おいしくなかったならわざわざおいしくないと言葉にせず、黙っていてほしい。

そして仮にとんでもなく自分の口にあわないものを食べたとしても、違う言い方をするべきだと思う。

例えば、

このうどんは俺には味が薄すぎたとか

油が強すぎたねとか

兎に角なんにでもまずいと言うのはやめた方がいい。

独り言でも隣の客に聞こえたらそいつUXもたちまち下がってしまう。

その教員には言った。納得してくれた。

でも俺の家の人たちはそういう理屈通用しないタイプだ。

からまり家族外食もしなかったし、これからもしたくない。

きっとどんな店に行っても何かにかこつけてまずいまずいと言うのだろう。


結論

美味い飯は環境から

うまい飯を食える仲間、美味い飯が食える店。

大事にしてほしい。

2018-07-03

anond:20180703145944

そういや安倍botって生活費どうしてるんだろう

たまに居なくなる日は、病院の日とか施設のレクの日かと思っていたけどそれで一日中不在になるわけないし

実際には日雇いバイトの日なんだろうな、仕事をしている時は普通の顔して黙々と仕事しているのだろう

2018-02-28

バイトバイトバイト

わたし女子高生渋谷区の端っこにある女子校トキメキスクールライフを送っています今日金曜日バイトの日です。放課後ベルが鳴り終わるとオフィスに向かいます女の子社会で生き残るための装備である仲良しグループの子達と、なんとなくフォローしてる同じ学校の子達のストーリーをババッとみて投稿にポポッと既読いいねしてDMを返していきますバイトの連絡にはラインを使っていますが、ナウでヤングな女子高生達はインスタにシフトし終わってます

オフィスに着きました。オフィスといってもただの待合室で、ビル倉庫だった部屋を片付けてイスと机と鏡と電気ポットを置いただけのものです。奥の方にパーテーションがあって、その向こうには連絡と事務をしているお兄さんがいるらしいですがみた事はないし興味もない事です。時刻は午後4時、学校帰りでしょうか2人の女子高生が座っていました。一人は黒っぽいセーラー服で机に突っ伏しています。もう一人はセーターを腰に巻いていてクマチックな茶色い耳カバーをつけたスマホを超高速で連打しています。他の子たちはもう仕事場に行ったのでしょう、本指名上位の子達はシフトを入れるとすぐに埋まるのでここに来るのは間の時間ぐらいですが、わたしのような下位の人間は連番とか無指名を待つしかありません。特にすることもないのでここの話でもしましょうか。ここはいわゆる世間一般でいうリフレで、その中でもJKが付くやつで派遣型のやつです。なんたらたんたら法で当局活動をしているせいで今時この業界では18歳以下を雇っている所なんてありませんが、つまりこれは希少価値がつくということでうちのように資本が限りなく#000に近いとこはこっそり雇ってたりして、ジェット気流の便りで知ったわたしのような人間が集まってくるわけです。もちろん現実はそう甘くなく単価は高いですが、だいたいお店が巻き上げてバックされるのはほんのちょっと収入相場より低いぐらいでちゅ。まぁコースによって単価とかバック率も変わってきますわたしにはあまり関係のないことです。

仕事の音がしました。ラインを見ると指名で90分コースが入ったようです。指名!!!そういえばわたしにも3億年に一度ほど指名が入ることを忘れていましたね、まぁどうせネット指名しょうが。とはいえこれはチャンスチャンスチャンス、本指名への架け橋

仕事場に着くと大学生ぐらいの男の子がいました。紺のズボンに薄い青のシャツを着ています。ねぽりんぱぽりんの一見ただの大学生しかし素顔は異常性癖者!回に出てきそうな感じです。スイッチオン。「こんにちは本日はご指名ありがとうございます!!███です!!!」「よ.....よろしくお願いしま..す...」ケッケッケこれはちょろい。色々遊べそうだ...と思っていると大学生がなんだか言いたそうにしています。「あの...」「はい!!!」「・・・・・」「・・・」「・・・大麻OPってありますかっ」オッオッオッこれは思わぬ展開。そんなものあるわけありませんがこれはキメセクチャンス。大麻取締法時効は7年だったけなぁと思いながら言っちゃってみた「今できました!!!!!」

2017-02-03

わたし彼氏のことが大好きだ。

彼氏と一緒にいるために一人暮らしをして、高校に通いながら月15、6万稼いでいる。

ファミレス(昼)、レジ打ち(深夜)、日雇い(休みの日にいれる)を組み合わせ、彼氏との時間を損なわないようなシフトを組んでいる。

彼氏バイトの日、家にいたいという日にバイトをいれるようにして、その他フリーであろう時間にはバイトをいれず、彼氏が会えないという時には日雇いをする、といったスケジュールだ。

稼ぐだけではない。将来的にお嫁さんになるために、「嫁力」なるものも鍛え上げる努力もしている。

主に家事や人付き合い、他人の前で彼氏と一緒にいるときの振る舞い方、自分容姿を向上させるよう日々気を付けて生活している。

彼氏のことを考えない日はない。

仕事をしても何をしていても、常に最低でも脳内の3割は彼氏について考えている。

彼氏はどういう人間で、何を求めているのか。どういうところを好いてくれているのか…。いろいろなことを考えている。

わたし生活は、比喩表現抜きに彼氏一色と言っても過言ではないと思う。

わたしはこんな自分生き方が好きだし、満たされている。本当に楽しくて、幸せだ。

だけど、最近世間とのズレを感じる。…ズレ、というか違和感、というか……。

皆、好きなものがあったら好きなものの話をするだろう。ペット料理釣りアニメゲームファッション芸能人…。

人によって違いはあるが、きっと楽しく話しているだろう。

わたし場合、それが「彼氏について」なのだ

いつだってどこだって何するのにだって彼氏について考えているものから、他の人と会話するときでも彼氏について話したくなってしまう。

けれど、彼氏はそうやってわたしが惚気話をするのを好かない。わたし彼氏に好かれたいから、やめたい。

でも、それだと話すことがなくなってしまうのだ。

彼氏わたしという人格を作り上げている大事な要素。その人の話ができないとなると、本当に話すことがない。

話せないと仲良くなれない。他の人と仲良くないのは、彼氏が望んでいないこと。

しんどい

ちなみに付き合いはじめて数ヶ月とかではない。もうすぐ2年経つくらいで、わたしは付き合いはじめてから今までずっとこのような感じで生きている。

……どうしたらいいんだろう。どうしたらいいかからない。

しんどいよ……。

2016-12-17

男の子泣かせちゃったか

男の子って言っても20歳くらいなんだけど、

バイト先にいるこで、多分うちで働きはじめてからは8ヶ月くらいたってるとおもう。

色々バレたくないから なんのバイトとか言えないんだけど、

その日はシフトが2人だけで、倉庫で探し物しなくちゃならなくて、

ふたりで分担してやってたんだ。

男の子のほうには布を探して貰ってた。

結構時間かかってるみたいだから「布あった?」って近寄って声かけたら「まだです。」って。

で、その時気付いたんだけど、そのこ、1m以上ある布をわざわざ広げて長さを測ってたんだ。(布は元々畳んでしまってある)

それで私、ちょっとお節介かなと思いつつも「1mm単位で正確な大きさの布を探せって言われてるわけじゃないから、十字折りになってる状態で図っていいよ〜2倍すれば大きさわかるからね」

って言ったんだ、言ってすぐ一旦自分の探し物に戻って、そしてまた そのこの所へ行ったら泣いてた。

わんわん大泣きとかじゃなく、鼻すする感じで、グスグスって…。

私もさ、「えっ泣いた?まさか…鼻詰まってるだけかな」と思ったけど、

倉庫にはもう結構長い時間いたのに、埃で鼻詰まったりするにしても突然このタイミングでってのは変だし、なにより"泣いてるのを鼻詰まりに見せかけて誤魔化そうとしてます"って感じなんだよ。

ほんとにびっくりした。

まじでびっくりした。

二回もびっくりしたって書くくらいびっくりした。

いろいろ考えたけど、本人も誤魔化そうとしてるみたいだし「泣いたの?」とか聞かないほうがいいかと思って、何も言わないでその日は業務終了した。

あ〜〜〜〜まじであれ私のせいで泣いたのかな?私、言い方キツかったかな?普通に友達に「これも便利だよ〜おすすめ〜」って言う程度のテンションで言ったつもりだったんだけど。

それともなんか普段からめっちゃ怖い先輩とか嫌な女とか思われてるのかな…

できれば、たまたま、あの時LINEで「お前の好きな子 彼氏いるらしいぞ」って連絡きたとか、実家ペット死んじゃった連絡きたとかだといいな…いや、やっぱり実家ペット死んじゃうのは可哀想から無しで!

まあでも、前から少し繊細な人なのかな?とは思ってたんだよ。

バイト大勢入ってる日、みんなで恋愛の話になった時ちょっとイジられたらめっちゃ嫌そうな顔してたり、

バイトの日誌(みんなテキトーなことしか書かない 雑談日誌みたいなもん)をなんか毎回すごいちゃんと読んでたり、

そのこがバイトに入ってすぐの頃、少しだけミスしてたから「ここ違うよ」って言ったら、なんかすごいあせってる感じで言い訳をきかせてくれたり(まだ新人から、わからないのは当然だから別にいいのになぁとおもった)、

なんかでも、あんなことで泣くのかぁ…

いや、人が泣いちゃったことをあんなこととか言っちゃだめか。

なんかともかく気が重い、次シフト一緒になった時どうすればいいの…謝ったほうがいいの…?なんにも気づかなかったふりしたほうがいいの…?まじで困ってる 困ってるっていうか どうすりゃいいんだよ〜〜

も〜このバイト結構長くやったし飽きてたところだから やめたほうがいいかな?

ていうか、本当に本当に私のせいで泣いたのかな?誰か教えてくれよ いや彼の心のことは彼以外わかるはずないけどさぁ あ〜〜〜〜どうすりゃいいんだ どうしてればよかったんだ…………

2016-10-24

彼氏がいることになってしまったビアンは私だ

彼氏の有無を聞かれて、いるって答えてしまったのが悪かった。

次にバイト先に行ったら、同じ時間帯に入っている方々全員にバレてて情報伝達能力の高さにびっくりくりちゃんですよ。

女性だらけの職場からか、初体験はー、とか彼氏の好きなところはー、とか根掘り葉掘り聞かれて、頭を抱えてしまった。

付き合って数年経つの結婚する気ないんですか。もったいないですよ。と言われても、したくても結婚できないんじゃわれええええ!!!と言えるはずもなく、結婚願望がないのでと答えるしかなかった。

友人のビアンは、職場だけでなく両親にまでもカミングアウトしている人が殆どで、とても羨ましいのだけど自分にはそんな勇気がない。ああ、あの人はレズから。と好奇な目で見られるのが怖くて怖くてたまらない。

だけれど彼女彼氏に置き換えて話している時、どうしても彼女を裏切っている気分になる。本当は、私が好きなのは彼ではなく彼女なのだと胸を張って言いたいのだ。

こんな風に悩んでいたら仕事に支障が出そうだからバイトを辞める覚悟カミングアウトするだろうけれど、次のバイトの日までカミングアウトしても平和未来妄想させてほしい。

2016-10-08

言の葉の庭自分語り

※ 一部新海監督作品のネタバレを含むので注意してほしい

  • 前 ---

君の名は。人気はまだ続くのだろうか。自分は公開2週目位に一度見たきりなのだが、Web上で展開されている

様々な解釈念頭に置いて、もう一度くらいは劇場に足を運ぼうと思っている。

新海監督の作品は「ほしのこえからの自分だが、その中では前作「言の葉の庭」が一番好みである

50分弱という過不足無い尺。今作では少し鳴りを潜めた、現実よりやや過剰に高められた光の輝き。

ヒロインを失意の闇から救済し、精神的な絆を結びつつも、直接の対価を得ることが無い幕引き。

どれをとっても、新海誠という人物が長年その心象世界に持つ純粋な「私の世界」。

君の名は。を彼のベスト盤であると評した人がいた(本人?)ように思ったが、自分は「言の葉の庭」こそが、

最も正確に彼そのものを表しているように思う。

ただ、そういった作品性とは別に、自分が言の葉の庭を特別なものとして見るのにはもう一つ大きな理由がある。

全くもって個人的な体験に基づくもので、それを他人と共有する事に価値は無いのだとは思うのだが、

40を目前とした今、その記憶がゆるやかに風化していくにつれ、どこかにその記憶を刻んでおきたいという欲求に駆られ、

1日だけの日記としてここに記しておこうと思う。

創作では無い為物語の構成は酷く、起伏にも全く欠けるが、偶然目にする人がいたら、息抜きのつもりで読んでみて欲しい。

  • 序 ---

20年ほど前、自分は地方私立大学に通う大学生だった。高校を出て何となくの流れに乗って通う大学生活は、

地方であること。理系であること。あまりハイブロウ属性でないことなから大きな刺激も無く、

かといって腐ってしまうという程の退屈さもなく、毎日がそこそこのルーティーンとそこそこのイベントによって消費される、

どこにでもある普通日常だった。

卒業校は大学とほど近い場所にあるため、自分は時折高校時代の恩師の元を訪れ、近況の報告や、

(当時のPC弄りが好きな学生がしばしばそうであるように)師のPCメンテナンスなどを請け負っていた。

ある日いつものように師の元を訪れると、師の隣席に初めて見る顔があった。

師は、新任の先生だと言って彼女を紹介してくれた。

「今度新しく入ったH先生だ。」

「どうも初めまして。Sといいます。」

学校行事でスーツを着ていた自分を、おなじ新任か関連業者の人間と思ったのかもしれない。

彼女…H先生は突然勢いよく椅子から立ち上がり、コンシェルジュのような角度でお辞儀をしながら

「新任のHと、も、申します!よ…よろしくおねがいします!」

と、およそその完璧お辞儀からは相応しく無い焦り具合で挨拶をしてくれた。

新任教師ということだから、歳の頃は24、5だったと思う。

少しだけ長めのボブカット

新任らしいカチッとしたスーツタイトスカート

そして何より、整った、育ちのよさそうな顔立ち。

(ははぁ。これは生徒に人気がでるだろうなぁ…。)

そう、思った。

「そう言えばH君、パソコンの調子が悪いと言っていたじゃないか。せっかくだからSにみてもらったいい」

これをきっかけに、ほんの短い間ではあるものの、自分とH先生に関係が生まれた。

  • 二 ---

その後数か月間、自分はH先生のPC周りの面倒を見ることになった。勿論、数か月といっても頻繁では無い。

実のところは、精々5・6度の話でしかなかったと記憶している。そうとは言え、ほんの少しだけ年上の

とびきり可愛らしい女性が相手だ。いつもわくわくしながら通ったのを覚えている。

見かけ通り、H先生はとても可愛らしく純粋だった。

明かりの落とされた職員室。

冷陰極管の青白い光に浮かび上がる横顔。

買ってくれた缶コーヒーの温もり。

年下の自分に中途半端な敬語交じりで話し、ソフトの使い方を教えたり、FEPの不調をメンテしたり、

壊れたFATテーブルエディタで書き直す程度の事で、H先生はとても喜んでくれた。

見かけによらず、頑固でもあった。

突然の夕立に「いい」と言うのに頑として聞かず、駅まで車に乗せられた。

H先生らしい、深いグリーンのK11マーチ

エアコンが効かず、少し蒸した車内。

シフトレバーにかける細く白い腕。

まるで童貞妄想のものだった。

一度、何かの為にソフトを借りに実業系科目の教師の所へ顔を出したとき

「お前、あの人はお嬢なんだから丁重に扱えよ」

と、冗談とも真面目ともとれない顔で言われたこともあった。

…その通りだと思った。

あの時自分はどうして恋に落ちなかったのだろう?

高校時代淡い好意を持っていたクラス女の子を忘れられなかったからだろうか?

卒業校とは言え、教師という立場の相手に対しての遠慮だったのだろうか?

今となっては思い出すことができない。

ただとにかく、会いに行く時間の胸の高鳴りとは裏腹に、

自分がH先生に対して恋心を抱いたことは無かったように思う。

時が経つにつれて、H先生とは疎遠になった。卒業からしばらくOBとして顔を出していたやつが

つの間にか顔を見なくなるという、ごくありふれた、普通の流れだった。

勿論、心のどこかで気になってはいたが、明確なきっかけも無いのに顔を出すのも気恥ずかしく、

また、自分という存在が順調に過去となっていく高校に窮屈さを感じ、足が向かなくなるにつれ、

しばらくの後には思い出すことも無くなっていった。

  • 三 ---

それから季節が一巡…二巡くらいしたかもしれない。

大学生活は相変わらず少々退屈で、授業とバイトの日々が続いていた。バイト先にはコケティッシュに笑う

年下のあざと可愛い女子大生が入り、自分はその子に相当入れあげていた。

そんなある日。

高校の「部室」へ顔を出した。

自分は高校時代ややヲタクサークルに顔を出していた。それはよくあるアニメゲーム好きが集まるような

内輪志向趣味サークルで、正規の部員でこそ無かったものの、殆どコアメンバーのような立場メンバーとつるんでいた。

先輩も、後輩も、同級生も、自分の高校生時代の交友の半分は、そのサークルに由来している。

部室にはYがいた。

Yは自分が卒業する年に入学した後輩で、少々エキセントリック性格ではあるものの、

当時の世相でそういったサークル志向していた女子には珍しく、並以上とは言える容姿と、

その予測不能な反応を示す性格から、OB現役を問わず大層人気があった。当時から近い表現はあったように思うが、

ヲタサーの姫がベターワードチョイスだ。正確にはサークラ的要素も多分に混じるのだが、

方々穴兄弟にはなったものの、サークルクラッシュされなかったので、二択であればやはり姫の方が無難であろう。

Yや他の部員たちと軽く挨拶を交わし、部室に置き去りにしたPCエンジンで縦スクロールシューティングに興じていると、

唐突にYが話題を振った。

「先輩先輩。先輩はH先生知ってますか?」

驚いた。彼女が新任教師として赴任したのは自分が卒業した後であり、現役生であるYもそれは承知だろう。

卒業後に赴任した教師話題にあげるという事は、普通滅多なことではしない筈だ。

「ああ、実はちょっとした絡みがあって少しだけ知ってるよ」

事実を答えた。Yが続けた。

「H先生、辞めちゃったんですよ」

公立高校と違い、私立高校では異動というものが殆どない。私立主体の都会では事情が異なるかもしれないが、

地域内に同業が少ないこともあって、転職という選択をする教師も(教師という手堅い職を選ぶ本人の性向もあってか)

滅多にいなかったと思う。とにかく、短期での退職というものはあまり例が無さそうに思えた。

Yは表情を変え、ゴシップ好きの主婦のような声色を作って次を継いだ。

「それがね、聞いてくださいよ先輩。H先生寿退社…ってことになってるんですが、本当は…」


「本当は、生徒に強姦されて辞めたんです。」

  • 四 ---

それから数年の年月が過ぎた。

大学卒業後、氷河期のどん底という頃に地元の小企業就職したが、ワンマン社長の横暴に嫌気がさし2年と少しで退職。

しばらくアルバイトをしながら職を探したが、高卒でブルーカラー職についたり土建業に入るならともかく、

大卒が志向するようなサービス業的業種にまともな就職先はとても少なく、わずかにある条件のよいポジション

新卒で滑り込んだ者が既得権化しており、あとはそれこそ公務員くらいしか不満の少ない就職は困難だった。

それを期に、意を決して東京へ出た。

友人の家に転がり込み、転職エージェントを頼りにいくつかの会社を受けた。東京での活動は思いの外順調で、

面接したいくつかの会社から採用通知を受け、そのうち、条件はあまり良く無いものの、基盤の堅い中小企業に入社した。

入社後上司との性格の不和に苦しんだが、前職の事を思えばその程度の問題に対処することは苦労のうちには入らなかった。

給料はとても安(250程度だったと思う)かったが、それも前職に比べれば不満は少なく、初めての東京生活エンジョイし始めることができた。

そんな矢先。

アキバメイド始めたんで、良かったら遊びに来てください』

Yからメールだった。

当時の秋葉原メイドカルチャー黎明期の出店ラッシュがひと段落し、金の匂いに感づいた風俗業の面々が

続々と出店を始めた位の頃だったと思う。高校卒業したYは東京大学へ進学したが、

生来の不安定性格故順調にメンヘラ属性を手に入れ、真面目な大学生という路線は早々に離脱。

生活の為か趣味かは聞かなかったが、アルバイトとしてメイドを始めた、ということだった。

メールには多少面食らったが、Yの人と成りからすれば、想像には難くなかった。

自分の秋葉原に対するスタンスは単なるパソコンショップ詣の場所で、メイドカフェへ行くことに多少の

戸惑いはあったのだが、後輩に会いに行くと思えばいい。了承の返事を送信した。

  • 五 ---

「おかえりなさいませ、ご主人様~」

Yの働く店は正確にはカフェではなく、バーだった。

万世橋渡り少し裏手の路地の扉を開けると、今では手垢どころか擦り切れて表皮が

ボロボロになったような定型のコールで迎えられた。

やや珍しい青と白の照明で彩られた店内(まるで自作PC筐体のようだ)は、多少の安っぽさはあるものの、

常連客との適度なゾーニングもされていて、居心地は悪くなかった。カウンターの向こうで客の相手をする

Yに目配せだけをして、入り口に近いスツールに腰をかけた。

隣では、この場所にはやや不釣り合いな女性が独り呑んでいた。

「君、初めて?」

声をかけられた。

「そうですよ。高校時代の後輩がいるんで、まぁ付き合いです。」

「そうなんだ。じゃあ私と一緒ね。」

女性(T)は銀座ホステスをしていた。非番今日は、ここで働く自分の彼女の仕事が終わるまで待っているのだ、

と教えてくれた。自分も自己紹介をし、それからしばらく話をした。ホステスの会話術は流石に巧みで、

後輩に会いに来たことなどすっかり忘れ、仕事の話や高校時代のことなどを話し込んだ。

2杯目のジントニックの氷が溶けるころ、Tがはたと気付いたように自分に聞いた。

「ねぇ、SはYの先輩なんだから、N高校なんだよね?」

「そうですよ。Yは3つ以上下から、直接一緒になったことはないですけどね」

「そっか。そしたら君…」


「H先生って…、知ってる?」

  • 六 ---

ドキリとした。

自分の中で風化し、消えかけていた「H先生」という単語の響きが、急速に記憶の色を取り戻させた。

しかし、こんな偶然があるのだろうか?ここは00年代も半ばの秋葉原。しかも場末メイドバーだ。

これが地元のバーでの出来事であったとしたら不思議ではない。

100歩を譲って、自分達の高校埼玉神奈川にあったとすれば分からなくもない。

だが、自分達の高校は十分に遠方にあり、増してや、彼女がH先生であったのは6年も7年も前の話なのだ

心臓が早鐘を打つのを感じた。自分はTに話をした。

卒業生ではあるものの、偶然新任教師として紹介されたこと

ボブのかわいい初々しい先生だったこと

人の消えた職員室で一緒にコーヒーを飲んだこと

たった徒歩10分の道程緑色マーチで送ってくれたこと

大した話ではない。読んでくれている人がいたら申し訳ないが、当事者以外が聞いても何の感慨もない日常出来事だろう。

Tは、そんな自分の話を穏やかな顔で聞いていた。ひとしきり話を聞いてから、話をしてくれた。

彼女とは夜の世界で知り合ったこと

髪型が全然違うこと 化粧が派手だったこと

プレリュードに乗っていたということ

…そして、1年程前まで、自分の彼女だったということ

少しジメジメした夏の終わり頃だったように思う。

日付なんて全く覚えていない。

でも、それくらい、自分にとって忘れられない日の出来事である

  • 結 ---

言の葉の庭」は、ヒロインである雪野先生が、想いを寄せられた男子生徒への対応を誤ったことを

きっかけに物語が構成されている。劇中、男子生徒を奪われ、腹いせに雪野先生の退職を画策

(そしてそれは成功する)した女生徒主人公が抗議をするシーンがある。

客観的に見るとやや時代錯誤と青臭さがあり、本作で唯一落ち着かない場面ではあるのだが、

このシーンを見ていると、雪野先生とH先生をどうしても重ねてしまう。

勿論、自分が孝雄になる妄想を出来る程今の自分は若くない。ただ、物語は悲恋として終わるものの、

孝雄の存在は、雪野先生の人生において彼女のレールを想定の範囲内におさめる為強力に機能した筈だ。

では彼女は、H先生はどうだ?

H先生に関して一つ書き忘れたことがある。彼女は県下一の、ある業種の創業家の息女である

実業科教師の「お嬢だから」は冗談ではなく、本当だったのだ。

名士の娘が地元の高校で教壇に立つ。頃合いをみて結婚。家に入る。

時代錯誤ではあるのだろうが、そんなルート彼女の想定の範囲だった可能性は高い。

もっとも、実はそれが嫌で飛び出したということも考えられる。

これを読んで、「だからだよバーカ」と舌を出しているかもしれない。

それならそれで、構わない。彼女が想定の範囲人生を受け入れていたかどうかなどわかるはずもないし、

想定されたルート幸せだったなど、他人人生価値判断想像でするべきではない。

ただ、人生ターニングポイントにおいて、1人の人間の存在が他の1人の人生に与えうるインパクトの大きさというものは、

現実であっても、いや、現実こそ想像以上に大きい。花澤香菜がワンテイクで録ったというクライマックスを見る度、

そこに感情をぶつける肩のあった雪野先生と、もしかしたら無かったのかもしれないH先生とで、

いつも必要以上の涙が溢れてしまうのだ。

-----------------------------------------------

自分語りはこれで終了だ。

最後に少しだけ、素人の新海誠評を書いてみたい。

あくま想像だと前置きするが、新海監督は幼少から無理目な恋愛ばかりをしてきたのではないだろうか?

恋愛という通常とは比較にならないエネルギー必要とする行為において

その力を一方的放出還流を受けることのできない状況は、人を極端に消耗させる。

ある者は力尽き、ある者は別の誰かから力を得た。

またある者は、運良く力の循環に出逢えることもあるだろう。

監督はどうだ?

監督は恐らく、無から力を生み出すことを選んだ。それが新海誠作品性の源流であり、

彼の心象世界価値観なのだと自分は思う。

君の名は。の2人は、時空を超えて尚力の循環を得ることが出来たように描かれている。

これをもってして彼の心象世界との乖離を突き、不安視する声がある。かく言う自分も少しばかりは、心配だ。

だが、監督は既に力の循環を知っている。言の葉の庭の2人は、実態としての結末こそハッピーではなかったかもしれないが、

雨の非常階段の2人には、明らかな力の循環があった。君の名は。は、それを実態に反映させたに過ぎない。

からきっと、大丈夫だ。また気負わずに描きたいものを描いて欲しい。

2014-07-08

昔、とあるコーヒーチェーンでバイトした時の話

面接店長がして、バイト初日店長自ら、いろいろ仕事を教えてくれた

で、次にバイトに出ると店長はいなかった

その次のバイトの日も、その次のバイトの日店長は来なかった

何日目だったか、「店長と連絡が取れない」と他のバイトの人から聞いた

店長が仕入れや、シフト管理をしていたので、結構社員じゃないけどチーフ的な立場の人がかなり苦労してた記憶がある

で、僕はよく、仕入れが足りなくて、他店に電車乗って食材を取りに行かされてた

両手に食材持って電車乗って帰ってくるのが大変だったな

で、1ヶ月くらいしたころだったか、朝礼で、「本日付で店長が首になりました。今後は他店の店長がうちの店長兼任します」

みたいになって、でも殆どその他店の店長うちにこなくて

ほぼバイトだけで店回してた

しばらくして、店長代理という肩書若い社員がやってきたけど

パートバイトの方が仕事が出来る人が多く店長代理はよく怒られてた

そんなちょっと変わった職場だった

あれから10年以上経つけど、始めてのバイトだったせいか、未だにたまに思い出すことがある

ちょど今ぐらいの時期に始めたのもあって思い出したので書いてみた

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん