はてなキーワード: ハイポジションとは
ギター始めてしばらく経つけど、今何の音を出しているのかが全く分からない。
ピアノなら黒鍵2つ白鍵3つの塊、黒鍵3つ白鍵4つの塊、それぞれ合わせて1オクターブと区切りを無意識で認識してる。抑えた鍵盤の絶対的な音が一目見れば分かる。黒鍵2つが並んでる塊の一番左がドだと一発で分かる。逆に相対的に音を捉える事はあんまりない。
ギターはローポジションのメジャースケールはCからBまで意識せずとも弾けるようになったけど、ハイポジションはCメジャースケールしか弾けない。それもまだ頭で弾いてる。
ピアノみたいな区切りの塊がないから非常に分かり辛い。一応フレットに目安の白ポチはあるけど、オクターブ上の目印くらいにしか使えてない。あとTAB譜見ながら練習する時の目印。
この地帯では何の音が鳴るのかが肌感覚で分からない。隣の弦に移るとどれだけ音の高さが変わるのか、頭で考えないと分からない。手癖で出来ない。慣れの問題なのだろうけど。
全音上げるのに2フレット、半音上げるのに1フレットという相対的な考え方をする事が多い。
何弦何フレットだからこの音だな、と考える事はまずない。ローポジションだとたまにそれもあるけど、かなり分かり辛い。
ギターという楽器の特性として音を相対的に捉えるようになりがち、そして移調が簡単なのが強み。みたいなのはどっかで聞いた気がするけど、生まれた時点からピアノじゃなくギターに馴染んていたら逆の事が起きたりするのかなって思った。
12フレットジョイント・シングルカッタウェイのアコースティックアーチトップが欲しい。
まず、なぜアーチトップなのかというと、フラットトップは弦高調整・オクターブチューニングが面倒だから。
あとは音に遠達性があるから。
次になぜ12フレットジョイントなのかというと、響きがベストだと思うから。
ブリッジがロウワーバウトの中央にくるじゃん。クラギもそうだし。
そもそも、ハイポジションへのアクセスを良くするために14フレットジョイントにしたらしいが、良いのか?そんな理由で変えて。
カッタウェイについてはテイラー社の見解に同意してるので。見た目としてはノンカッタウェイのほうが好きだが。
当時はそもそも古典派以降の、要するにクラシック音楽というカテゴリーで主流になっている曲を全然知らなかったし興味もなかったし、そこでやたら沢山音符を弾かされる、管弦楽というジャンル自体が自分の手に余るものだった。
クラシック音楽の凄さが分かってきたのは、しばらくオケを離れて、就職して数年後に社会人オケに入ってからだったかな。
そこでやっと必死に作曲家のことやスコアを勉強して、とてつもない世界があることに気づいたという・・・。
つまり、自分は楽器を手にした年齢だけはとても早かったけど、あとは色々遅い。笑っちゃうくらい遅い。
それでも好きになったクラシックを、出来る所を見つけて続けているだけなのだ。
だから4歳から始めているとか、出来れば訊かれても答えたくないわけで。
メンコンやチゴイネルワイゼンはやっていて当たり前、ラロもクライスラーもスプリングソナタも四季も楽にこなせるレベルまで、かなり短期間で叩き上げてきたメンタリティってそういうもんなのだと思う。
強烈な自負と自意識がなければ無理というか。
妙に迫力も出ちゃうし、何より自信溢れる態度で、モテても全く不思議はないし。
それでも4歳からやっている人相手ならそれなりに敬意を示すんだろうけど、逆にそれくらい早くから始めていてメンコンも弾けないどころか、バッハのコンチェルトやヘンデルのソナタを勢いでやっつける程度では、軽く見る理由にしかならないと。
何しろあっちは指板のどこでも快適にフィンガリング出来て、かつ上級のボウイングと音造りが出来るのに対し、こっちはそこそこハイポジションで弾けて、初歩の重音とヴィブラートがせいぜいだったわけで。
今だから分かるけど、とんでもない差だと思う。
そしてあの頃からかなりの年月が経ち、ようやく古典派やロマン派の歌い方が分かってきた今だからこそ、メンコンというドイツ前期ロマン派の名曲を完璧に、かつ最高に楽しく弾いてやり返したいのだ。
このままやられっぱなしで、中途半端で終わらせてたまるか!と、やっと奮起できた感じ。
それに、そこまで弾けたらもっともっと楽しい領域が待っていると思うから。