「ノウゼンカズラ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ノウゼンカズラとは

2024-03-13

現代詩

実る道行

 

 

 

いま雄叫びからすむぎ

そして実りゆく案山子

つるむらさきと芹ならば

かえって心も気も楽か

 

紙が毛羽立つ筆先に

今日自分感情

眠れるものから綴じるのか

寝てもいいけど角度を変えて

どの交情が占めるかとか

激情の水と信仰

雁は帰巣の頭を巡らせ

湯冷めのしない羽休め

気持ちをすべて言い当てられて

謎まだ解けず

声、小さいよ

もう眠そうな声

眠いのか、そう眠たいならね

 

薄暮れにひきあげて

体の幅で塞ぐ畦道

ゆくりなく渡り歩いて

抜き足を峠まで運ぶか

運んだ先の馬場で待つ蟻

 

夜の目も利く先導と

山裾からまた山裾へ

 

思い出したら話してくれる

何かと深めた信心

あたらしい主になり代わる

鯰の潜む流れから

 

遠くから二十万騎のかちどき

おおむね好意を内に示して

 

尖底土器まで野心が巡る

ただ走り先走る尖石

 

雪が見えるの

なれの果て

それがおまえ

おびただしく連なるからたち

 

絶えずまわりにくべる火の

しらじら退いた機先

 

明日の天気は野を分けて

みだりに迫り来る老齢

未来蕎麦も遠のいて

昼のあずきとも関係ない

払えば道となる藪を

ぼうぼう伸びるにまかせていれば

 

北限に迫る脊梁

とうとう採集しきれぬノート

たかく道行き

ゆずりあう群落を間引いても

洗いそそいで運ばねば

枯れるもなにも使う人のない枕木

 

ノウゼンカズラ

向こうで咲いてたか

走りながら根付くわけではないか

うそこまで行ければいい気がする

 

ひとまず不慣れな先行きで

まずは燕をとらえるか

あぶみを離れるいななきの

鼻先まで香るうちに

まずは燕をとらえてみるか

 

 

 

パッチ・ワークス』(港の人)より

https://www.minatonohito.jp/book/420/

2022-09-05

ミントテロリスト

8年前、下町引っ越して驚いた。狭いスペースの植え込みや家の前に植物を大量に育てる家だらけだった。

特に玄関前の道路脇スペースと街路樹の植え込みは、完全にその家の私有地だった。

公共のものはオレのもの

我が家ビルの三階だが、ビルの前の植え込みは隣の家のおばちゃんが世話する庭木スペースになっていた。

椿、薔薇いちじく、夏はひまわりかぼちゃなどが所狭しと植えられ、同時に雑草も勢いよく繁茂し、都内とは思えぬワイルドなガーデンだ。

私と夫は都会のジャングル空間結構好きで、帰宅する際にはどんな雑草がどれぐらい育っていたか、見たこともない謎の草が生えてきたら画像にとって調べたり、日々楽しんでいた。

区の管理シーズンごとに、雑草は刈られ丸坊主にされてしまうが、例年旺盛な生命力で春先から夏にかけてどこからともなく復帰する。

おばちゃんが我が物顔で植えたイチジクバラの成長を見守るのもワクワクだ。

一度たわわに実ったイチジクが、心なき夜盗被害によりすべて失われた際には、おばちゃんと怒りを分かち合ったものである

そんな平和ワイルドガーデンに、大事件が起きた。

街路樹以外の植木を、期日内に全て撤去する張り紙が貼られていたのだ。

おばちゃん管理していた超密スペースにも、例に漏れ張り紙が貼られ、私と夫は大きく育ったイチジクの木や見事な椿の木はどうなってしまうのだろうと、陰ながら心配した。

5月になると町内の街路樹の植え込みは、街路樹以外全てキレイ雑草ごと引き抜かれ、丸坊主にされてしまった。

あとに残ったのは、ひょろひょろしたヤマボウシのみだった。

しか雑草生命力はすさまじく、9月現在我が家の前にはどくだみノウゼンカズラが猛然と幅を利かせむくむくと育っている。

違法なのは十分に承知している。だが。しかし。

まったく釈然としない。

からジャングル創生に加担すべく。

町の人たちが狭いスペースを利用して緑を楽しむささやか幸せを奪った区に対して、猛然と抗議すべく。

7月の半ば、私はスペアミントレモンバームの種をネットで大量に買い、雑に全力投球スタイルでばらまいた。


そして今、雑草のみでジャングルとなった街路樹の植え込みには、レモンバームスペアミントが育ちつつある。

ま、これも立派な雑草だ。

いつ終わるとも知れぬ夏は未だ続いているので、粛々とミントが育つ雑草ジャングルを、これからも夫と日々見守り続けようと思う。

2017-10-08

キュートを用いたローマ字綴りを普及させたい

いや、嘘。実体参照リストを見てたらいろんなラテン文字に結合できると知って使いたくなっただけ。

もつらつら書いてたら同音異義語を多少緩和させて読みやすくなりそうなので、ローマ字書きするときに普及したらいいなあと思った。

使うもの
数値文字参照表示この増田での意味
́ ́漢語外来語を表す。
̊ ̊大和言葉を表す。
̄ ̄長音
̈ ̈単独発音する。

使った例
漢語外来語の例

キュートを付ける。略語場合には構成する語ごとに付ける。固有名詞大文字


大和言葉

1. 混種語で後ろが大和言葉場合リングを付ける。

1. 大和言葉同士で連濁が起こらず、且つ分かりづらい場合リングを付けえる。3重以上の複合語で大きく分かれる箇所にリングを付けるとよい。

1. 固有名詞単語の切れ目を意識させたい場合任意で。




そのほかの例
トレマも使おう
接頭辞接尾辞

ハイフンレスですっきり。


「当機」「冬季」「陶器」「時」「朱鷺」の区別

  • T́ōḱi wa mamonaku t́yakuriku t́aisei ni hairimasu.
  • T́ōki órinpikku, tugi wayontyan de yarurasii.
  • T́ōki to ieba, masiko.
  • Toki no kane wa kawagoe no midokoro.
  • Toki wo yatara mettara tukau Niigataḱen. Tokimeki T́etudō toka mohaya kirakira ńēmu.

「機」 (漢語)と「木」 (大和言葉)の区別

リング+トレマの併用例と併用しない例。

  • Ǵaruṕanö̊zisan, Ibaraḱi Ōårai no ḱeizai wo uruosu.
  • Ǵaruṕan ozisan, Ibaraḱi Ōårai no ḱeizai wo uruosu.

課題

  • Maa dono ǵengo demo sō darō kedo, komaru no wa Latin ḿozi no ḿeisi dayo ne. Tatoeba:
  • Mise no hito: "T́hī Ṕointo Ḱādo (T-Point Card) wa om̊oti desu ka?"
  • yaku: "Iie, ḱādo wa ṕurasutikku (plastic) desu."
おまけ

Śeigi no Ḿik̊ata no T́okutyō

  1. Źibunźisin no ǵutait́eki na ḿokuhyō wo motanai
  2. Aite no yume wo śosi suru no ga ikigai
  3. T́andoku-Śyōninzū de ḱōdō
  4. Tune ni nanika ga okotte kara ḱōdō
  5. Ukemi no śisei
  6. Itumo okotte iru

Ákud̊ama no T́okutyō

  1. Ōkina yume ya ýabō wo idaite iru
  2. Ḿokuhyō t́assei no tame, ḱenkyūḱaihatu wo okotaranai
  3. Hibi d́oryoku wo kasane, yume ni mukatte te wo tukusite iru
  4. Śippai sitemo hekotarenai
  5. Yoku warau
まとめ

増田さん」って、言ったり聞いたりするときは一塊のフレーズとして聞くけど(もっと言えばテニヲハまで一塊)、読んだり書いたりするときは「増田」と「さん」に分けて理解するわけで、そういう目と耳とで矛盾する解釈をうまくアルファベットに落とし込めると読み書きしやすローマ字になるのかな、と思った。

以上3連休前半を無為に過ごした自分への言い訳

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん