はてなキーワード: ドライビングテクニックとは
クリスチャン・ホーナーのセクハラ騒動から端を発したレッドブルチームのゴタゴタが沈静化しない。
当初はあり得るわけがないと受け止められていたフェルスタッペンのメルセデスへの移籍も絶対にありえないわけではないと真実味を帯びつつある。
とはいえ、果たして現在最強のマシンをフェルスタッペンが本当に捨てることなんてありえるのか?
筆者はありえると考える。
といっても、
レースで勝つためにはレッドブル以外のチームへと移籍しなくてはならない。
そのためには現在長期契約を結んでしまっているレッドブルと何らかの方法で契約を解除しなければならない。
そのための方便としてレッドブルチームのお家騒動を利用しようとしているのではないか?
御存知のとおりF1は2026年から大幅にレギュレーションが変わる。
そのときに果たしてレッドブルは勝つためのPUを用意できるのか?
そのことをフェルスタッペンは疑問視しているのではないだろうか?
2026年には現在レッドブルにPUを供給しているホンダとは袂を分かち、
レッドブルは自社製のエンジンとフォードが開発した電動モーター部分で戦うことになる。
そのことを不安視しているのではないだろうか。
以前は、その非常に優れたドライビングテクニックをもってしても
優勝どころかトップ争いに絡むこと無く終わるレースのほうが多かった。
その主な要因は競争力のないルノーのパワーユニットに起因するものだった。
シャーシー自体は優れていた。
それは史上、最も優秀なF1カーデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイの設計によるものだからだ。
それでもPUが駄目ならば勝てないのだ。
2026年からのPUは当初それほど難しいものではないと目されていた。
現在のターボエンジンから排出した熱エネルギーを電気へと変換しそれでモーターを回すなどという目もくらむような複雑さを捨てて
単純にエンジンとモータを組み合わせるだけのシンプルなものになるはずだった。
しかし、フタを開けてみるとそれほど簡単なものではないことが理解されるようになった。
ICEの信頼性が非常に重要なシステムであることが判明したのだ。
エンジンをできるだけ全開にして発電をしたい。
コーナーの立ち上がり部分やストレート部分以外でもICEを全開にして発電をしなければ、
サーキットの途中でバッテリーのエネルギーが枯渇して失速してしまう。
これまで数十年もの歳月をエンジンと向き合ってきた企業が作り出す
ICEと互角に戦うことが出来るのだろうか?
そのように考えたときに他のチームへと移籍する可能性を考慮しないわけにはいかないのではないか。
とくにフェルスタッペンのようにルノーパワーユニットに幾度となく苦虫を噛み潰すほかなかった経験を持つドライバーなら。
もちろん、フェルスタッペンが来年他チームに移籍したなら来年度のチャンピオンシップは捨てることになる可能性が高い
だがこれは必ずしも良いこととは言えないのでは?
この時期になってマシンが速くなるというのは今季マシンの開発を継続していることの証明だからだ。
年間予算の上限が決められている中、早期に来季向けの開発にシフトしていないことは来シーズンまたもやライバルたちに遅れをとることになりかねない。
大きな規約変更がないから今季マシンの開発は来季にも繋がるとはいえ、メルセデスのマシン自体にはコンセプトの大きな変更を加えることが必須であるのは間違いないだろう。
そのような状況の中、今年の成績にこだわるのはよい傾向ではない。
これは今年のフェラーリの躍進が昨シーズン、来季向けマシン開発に全振りしたことによるものであることを考えれば自明である。
駄々っ子のように引くことを知らない両者。
オコンは数年前、同じブラジルでラップリーダーだったフェルスタッペンに対して周回遅れだったオコンが同一ラップにしようと不用意なオーバテイクをしかけて接触したことがあるがそのころから成長しているようには思えない。
もちろん今回の接触はアロンソ側に非があるように思えるものだがこれまでの経緯を考えるともう少しやりようもあったのではと思える。
もう少しオコン側に妥協点のようなものがあれば二人でチームプレーをしていくことも可能だったのではないだろうか。
来季のガスリーとのコンビにも暗雲垂れ込めるとしかいいようがない。
おそらく来季はより競争力のあるマシンをアルピーヌは用意するはずだから、そのことで余計にチーム内競争が苛烈になることだろう。
ストロールに関してはその心臓の強さは驚異的だが如何せんドライビングテクニックがその精神力の強さについていっていないのが残念。
馬鹿っ速いオッサンだが如何せんすぐにチーム批判をしてしまうのが悪い癖のアロンソ。
復帰してからはルノーアルピーヌとは慎重な関係を維持していたがいよいよ移籍が間近になっていいたい放題が始まりだしている。
PUが壊れるのは競争力と引きかけに信頼性を犠牲にした結果だし、これはシーズンが始まる前からチームがすでに認めていたことだ。
だからPUが壊れることを批判しても仕方がないし、ましてやマクラーレン時代のホンダを持ち出すなどあまりに迂闊である。
また今回のオコンとの2度の接触のうち一度目は不可抗力だし、2回目はアロンソのミスだろう。
であるにも関わらず、オコンと離れることが出来て清々するなどという物言いは舌禍を招くだけである。
来季のアストンマーチンが良いマシンをアロンソのために提供してくれることを願うばかりだ。
なんかさー
スプラトゥーン3発売間近で前夜際やっかー?って
これは本編を楽しみにしていた方がいいのか?
ちょっとでも先取りに遊べたら遊んでみる方がいいのか?迷うけど。
え?それならやってみようかしら?って思った矢先よ。
もうさ、
スプラトゥーン3の発売を前にして
またいそいそとスプラトゥーン2を3ヶ月ぶりに遊んでみて
最後の遊び納めって訳ではないけど、
再度って感じよ。
さすがにバトルで遊びまくってるので、
一番最初にステージ1のボスですら塗って登れるのに苦労して倒せなかった日が懐かしいわ。
相当そりゃ鍛えられたと思うし、
ボスも楽勝よ!
ステージ4までだったかしら?そのぐらいまで一気に進めて再開したヒーローモードね。
ちょっと前みたいに一気にぶっ通し8時間プレイして体調悪くしないことを願うし、
ほどほどってことよね。
と言うかさ、
ポケモンアルセウスもなんだかボスに鎮玉投げて当てるだけのゲームになってきて、
これって本当の私の思っているポケモンだったのかしら?って未だに思うし、
もう今さら再開するなら
一から始めてやり直した方がまだマシなのかも知れないわ。
途中で投げ出した話しのついでなんだけど
もう投げ出すってレヴェルじゃないのよ。
完走すらまともにできない1回でもミスったらもう完走は無理なぐらい
もうこれゲーム作ってる途中で気が付かなかったのかしら?
私は躍起になって何度も中級コース20周チャレンジをするんだけど、
これほど難しいゲームは初めてよ。
慎重に走っていてもこれタイヤの寿命ちゃんと守れてるの?って疑問だけど、
超絶難しすぎるわ。
無理ゲーにもほどがあるわ。
バーチャレーシング持ってる人は20周中級コースチャレンジしてみてよ!
でも絶対に投げ出さないことが一番大事的な大事マンブラザーズの歌の曲のようにこれ投げ出さずに
最近のゲームは超大盛り大ボリュームで隅から隅まで遊ぶのには到底時間が足りないって言うのに
これはただただ中級コースが完走できない!って
自分のヘボいドライビングテクニックが故に
ゴリ中のゴリ押しで解決できる事案でないところがまた中級コース20周チャレンジへのチャレンジング精神がふつふつを沸き上がってくるわ。
もう自分の腕だけなところがまたなんともよ。
うふふ。
おにぎりのバリエーションがたくさんあるお店だとついつい目移りしてしまって逆に迷ってしまう時間がかかるわ。
味付き海苔は除外するとしても、
それでもチョイスする選択肢が多すぎてちょっとチョイスできないわ。
ランダムお任せおにぎりってのがあったら私それ買っちゃうかもな。
ハイボールで生のレモンが添えてあったらナイス!って言っちゃいたいぐらいの同じレヴェルよ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
「毒ガスだ!!」
ツービートではない。今朝がた私が自分の車の中で発した言葉だ。
なんとなく腹具合が悪いな…とは思いつつも、出勤時刻が迫っていたため家を出た。
職場近くまで腹痛に悩まされることなく辿り着いたものの、少々腸内がガスっぽい。
凄まじい臭さ。
腹具合が悪い時の屁は概して強烈なニオイであるが、今日はいつものそれとは全く違う。
私は以前にもこのニオイを嗅いだことがある。
ドリアンだ。
乾燥しているだけあってそのままではニオイ控えめだったが、ひとたび口に入れられ水分を得たそれは本来の輝きを取り戻した。
ガス臭としか言い表せないあのニオイ。
そしてそれを「案外美味いもんだ」などと言って山程食べた翌朝の屁のニオイ。
その時と全く同じニオイがした。
強烈なガス臭。
思わず窓を開けたが、絶対にハンドルから手を放せないような高度なドライビングテクニックが求められる道であれば窒息死していた可能性がある。
https://www.youtube.com/channel/UCYy32dSCsxUzgo6yRam_Psg
陰キャ系Youtuber。陰キャ・ぼっちならではの経験談やアドバイス、生活の様子を発信。
2020年3月から活動開始と、かなりの後発組。しかし、体験談やアドバイスに強いリアリティがあることで人気を博している。理系大出身ということもあり、ラムダ技術部のような技術系動画も手がける。
私は「【検証】国会図書館にちゃお2002年12月号はあるのか?」が一番好き。
https://www.youtube.com/c/takechiyoyam
「47都道府県を史上最速で巡る旅」「満タンのスーパーカブ110はどこまで行ける?」などの動画を投稿する移動系Youtuber。ニッチだが興味をそそられる企画と、スラスラ出てくる分かりやすい喋りが特徴。鉄道Youtuberのスーツと水曜どうでしょうを足して2で割ったようなYoutuberである。長距離移動が好きな人必見。
https://www.youtube.com/channel/UChshnsP0z2NQyY4y-3bqXcg
今日まで絶大な人気を誇るカービデオマガジンである、ベストモータリングの編集に携わった人物が運営するYoutubeチャンネル。スーパーカーや旧車の試乗インプレッションやドライビングテクニックにまつわる動画など、自動車にまつわる動画を配信。
自動車業界で長いこと仕事をしてきた人物であるため、並のYoutuberには太刀打ち出来ないほど高い取材力が魅力。Youtube"R"を自称している。
https://www.youtube.com/channel/UCH_Y1aRnSiMc_IALuNMmvUg
主にグランツーリスモ6や湾岸ミッドナイトのプレイ動画を手がけるYoutuber。10年前くらいのニコ動のノリを汲む、一癖も二癖もあるネタが特徴。万人には全く受け入れられないだろうが、ハマるとおもしろい。
Aではじまり~
Fでおわ~る
広瀬すずです。
ウソです。
あのさ、
マリオカート熱!白熱教室でようやく200ccクラスを走れるようになったんだけど、
い、今までのほのぼの世界とは違う
遭遇した当時はそのスピード最強タイプの敵のスピードに全くぜんぜん追いつけなく歯がたたなくて、
お、オレたちの戦っている世界とまるで違い速いすぎる!って場面よくあるじゃない。
それよ!それ。
桁が違うわ。
そんでね、
大戦すると
もうまるで音速の貴公子がアイルトンセナだったときの頃のように、
本当について行けないというか。
グランプリの50ccクラスでは1位ぶっちぎってクラス優勝出来たんだけど、
一つ上のクラス100ccクラスでももう1位獲得できないぐらい、
結構コンピューターと言えども速くて世界に取り残されている感じで、
もうあれはマリオカートじゃねぇ!
ほのぼのF-ZEROじゃん!って!
可愛い運転手の見た目とは裏腹に辛口なドライビングテクニックが要求されて生半可には太刀打ちできないわ。
私もうんと修行して
宇宙一スピード最強タイプの敵に気付かれないように彼を上回るスピードで背後に立って、
オラはここだ!って
お、俺を上回るスピードだなんて!そんなのあり得るわけねぇ!ってビビらす作戦に躍り出たいのよ。
そ、そんな馬鹿な!とか言っちゃって、
もう私もその200ccのスピードに付いてけちゃうんだから!てへ!
って余裕ぶっこいて1位取りたいものよね。
本当に宇宙一速いスピード重視タイプの強敵をも上回るスピードを出しつつ
彼に気付かれないように背後に回ることを常に思って、
マリオカートの200ccクラスに挑まなくてはいけないのね!って
てっきりほのぼのレーシングゲームだと思ったら
大間違いだったわ。
だから結局昨日も早寝しようと思っていたんだけど
疲れたわー。
私の充電が切れちゃっうわ。
うふふ。
さすがに何も食べないで走り続けることは出来ないので、
朝食ゲットよ。
遊んでばかりいられないけどね。
上手く皮をむいて、
むかなくても搾り器で搾った果汁でもよろしくて、
そこはどちらでもOK。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
この増田は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長である、森喜朗氏の問題発言についての所感である。
多くの人がこの問題に対して擁護や批判を述べているが、その中で、最も興味深い話は下記の記事にある経団連会長である中西宏明氏の話だ。
https://mainichi.jp/articles/20210208/k00/00m/020/164000c
この発言の興味深い所は「本音の部分での考え」と「本音に対する評価」が混じっている所にある。こういった本音であるという事自体がけしからんと思う人がいる一方で、事実としてこういった本音があることを認識しているのは、現状分析としては正しく、その部分においてのみ一定の評価をしている人もいるだろう。
(尚、私は中西氏の発言についてはこの記事しか読んでいない事はお断りしておく。)
私はこの発言を通じて、性差に関して言えば、本音に対しての評価が正しくとも、決してそれを吐露してはいけないという事を改めて感じた。本音がどうあれ、先ずは本音を隠して、形式的な振る舞いをする事が大事なのである。そして、形式的な振る舞いをするにあたっては、様々な困難もあるわけだが、その困難は絶対に限りなく近い相当程度、受忍されるべきである。
「三つ子の魂百まで」という諺もあるように、私は、人の持っている潜在的な感覚や価値観というのは、一度ある程度構築されてしまったらそれを変えるのは容易ではないと思っている。
先程の本音に対する批判にも様々なものがあるが、その批判が本音の是正を求めるという意味であった場合には、本音では女性軽視の気持ちがある人に心からのジェンダーフリーを求めるのは不可能なので、全く無意味な批判となる。
批判の対象は本音を出してしまった事に対して向けられるべきで、私なりに批判してみると、
といったところだろうか。
私はタイムマシンに乗ったことが無いので想像であるが、もしも明治、大正時代にタイムスリップして当時の人に「100年後には女性に参政権がある」という話をしたら、さぞびっくりされるのではないだろうか。
今では女性に参政権があるというのは当然だと思う人が、ほぼ全てと言って良いレベルで殆どだろうし、もっと言えばあまりにも当然すぎて、当然を当然と思うことすら無いだろう。
我々の行うべき事は現在を変えるというよりも、未来を変えること、それに尽きるのだと思う。先人が努力した様に、我々も努力をし、未来の礎となり、未来の人にとって男女平等を当然とさえ思わせないようにする事である。
そのためにはどうするか。
先程の女性参政権を例に挙げれば、我々がこれを当然と思っているのは生まれてきたときから女性に参政権のある国に生まれ育ち、女性参政権に対して反対する声を聞くことの無い環境にあるからではないだろうか。(世の中色々な人がいるので、女性参政権に反対する人も中にはいるだろうが、少なくとも私は聞いたことが無い。多くの人も同様ではなかろうか。)
少し話が逸れるが、女性参政権を例に出したのは、若干不適切だと思う。実際に権利を手にしたわけであって、純粋に「形」だけでは無いのがその理由だ。ただ、私が伝えたいことがより伝わると考えて、あえて例に持ち出した事をご承知いただきたい。
話を戻す。
この事から考えると、我々が出来ることは「形から入る。そして、その形が自然になるまで根気強く待つ。」これに尽きるのでは無いだろうか。
根気強く待つ期間が世代を超えるかもしれないので、その間に傷つく人も相当数いるであろう。
もちろん、今の犠牲を甘んじて受ける事は無い。むしろ、今大いに抗うことがより良い未来に繋がる。
もう一度言う。
女性蔑視発言をした者が会長職にいるのは、形として相応しく無い。この一言に尽きる。
余人を持って代えがたい等々、様々な擁護と会長を続けるための理由が出ているが、これこそが前述した、形式的な振る舞い、ここでは森氏が会長を退く事にあたっての困難であり、「調整力」「これまでの実績」程度の事ではお話にならない。残った者で何とかならなくても何とかしなければならないのである。
スピード違反をしたドライバーが普段どんな運転をしているのか、どれくらいのドライビングテクニックがあるのか、その様な事は関係なく、ある一定のスピードを超えたら違反は違反である。
所感は以上。
蛇足になるが、別な側面から考えると、森喜朗氏を擁護する面々も、あえて氏を批判する必要は無い事を付記しておく。
失言の是非や氏の思想に対して批判したく無ければしなくても良い。形から入るという考え方に立てば、失言をしてしまったので会長職を退くという形が重要なので、氏のこれまでの実績や、(擁護する人から見た)人柄を否定しなくても良い。
先程、スピード違反の例を出したが、ドライバーがどの様な人間かは関係ないので、そのドライバーに対して「素晴らしいドライビングテクニックだ!」「普段は安全運転をする人だ」などの感想があっても良い。
私は本音の発露は良くないとしているが、感情が湧き出ること自体を否定しているわけではない。
デスストはアクションゲームやろが。ザコ戦闘で銃撃つしそこそこドライビングテクニックも必須だし、立ち回りうまくないとボス戦きついよ。
例えば10年前に必要とされた「これぐらいできて当然のスキル」思い浮かべてみてほしいんだが
その上で、こことかで言われてる「今、業界でこれぐらいできて当然のスキル」を思い浮かべてみてくれ
2000年代並みの技術が激変したわけでなく、新しく出そろっている技術なんてほとんどないのに、必要なスキルとやらが10倍くらい増えてないか?
アーキテクチャとかが根っこから変わったわけでもないだろ?今ホットな言語なんて、出たのは80年代末期とかだから昔からあるもんだし。
今、できて当然年収300~400万相当のスキルは、10年前にそれができてりゃ2000万円くらいザラで稼げるくらいのスーパーエンジニアクラスだったってことだ。しかも、技術そのものはほとんど変わってなくて、とんでもないことにエンジニア自身が勝手に「10倍近い技術の安売り」をしてるわけだ。
タクシーの運転手が全員F1レーサー並みのドライビングテクニックを持ってる必要がないはずなのに、エンジニア界隈では増田たち見ればわかるが、1番以外は無価値、と新自由主義的な定義で全員がF1レーサーも、それもモナコグランプリだろうがパリダカールラリーだろうがNO1でなければならない、という強迫観念めいた考えを持ってる。
そういう意味では、プログラマー界隈って技術大好きな分、視野が狭くて無駄に求道者的な思考の枠組みの人間が多くて、はっきり言えば「凄い頭が悪い」んだよな。
そんで業界が悪い、中抜きが悪い、国が悪い、結婚できない、まともな人間と結婚できなかったので悲惨だっていうけどさ、はっきり言って、キミら、なんでこの仕事してんの?マジで、って思うわけよ
金稼ぎたいのか承認欲求満たしたいのか、はっきりしなよ、ねぇいつ目覚めるの?いつまで武芸者みたいな求道者気取って技術の安売り続けて疲弊し続けてるの?
技術職や開発職はオリンピックじゃないよね?だから別に1番取らなくても気に病むような話じゃないわけだが
タクシーの運転手が全員F1レーサー並みのドライビングテクニックを持ってる必要がないのと同じでしょ?
でも不思議な事に、ITやプログラマー界隈って技術大好きな分、視野が狭くて無駄に求道者的な思考の枠組みの人間が多くて、逆に凄い頭が悪いと思ってしまうんだよね
わかりやすく言うと、食堂のおばちゃんは全員ミシュランの3つ星シェフじゃなくてもいいし、ミシュランの三ツ星の仕事なんて、世の中に常に大量に需要があるわけじゃない
料理が作れればいいし、そこそこ美味い飯が作れれば素晴らしいんじゃないか、という話
増田のいうレベルのエンジニアなんて、アメリカでもGAFAの中でも1パーセントくらいしかいないし、そいつらもう厳密にいえばプログラマーではなくジェダイの騎士みたいな何でもできるスーパーマンじゃん、でもアメリカでも大半はカレッジスクール出身の年収は日本の平均と大して変わらないプログラマーが大半なわけで、そこは脳が認識を拒否したみたいになかったことにしたがる。
結局、神の腕前のシェフで世の中の仕事を全て片付けることができるわけではないので、こういうスーパーマンこそがどんなことをしても許されるというのが当たり前みたいに語られる業界は、すさまじいブラックになりやすい。
結果的に、今みたいな案件激減した状況下で、食堂のおばちゃんの募集にミシュラン三ツ星シェフを応募かけて、それらが殺到して結果的に業界全体の単価を下げているわけで
その1では、Microsoft、Apple、GoogleのOS抗争についてみてきた。その2では、もっと小さい話、ネット上でのGIGAスクールをめぐる論戦について整理したい。
教育に関しては、専門外でも自分の教育を受けた経験から語りたくなってしまうもので、必要な前提知識も現状認識もなくみんなが思い込みで好き勝手なことを言って噛み合わず、泥沼の混戦になってしまっている。
そもそも、おかしな意見がネット上で飛び交い始めたのは、Newsポストセブンの書いた、ミスリード狙いの悪質な記事がきっかけだ。嫌なのでリンクも張らない。
GIGAスクールとは直接関係のない渋谷区の事例を雑に一台27万円と記事にして、あたかも全国でそんな税金の無駄が行われるかのように印象付けた。
その結果、「業者にぼったくっれている」とか、「無駄遣い」とか、GIGAスクール構想で27万円PCを導入するかのように勘違いした意見が噴出した。
内容を考えると、不当な高値ではないということは、NTTコミュニケーションズの稲田さんという人がまとめられているので、そちらを参照してほしい。
「1台27万円」はぼったくりなのか?
https://note.com/u17da/n/n1c5423754062
その上で、こんな構成だと渋谷区みたいなお金があるところ以外は導入できないため、そんな贅沢する必要ないというのが今回の標準仕様だ。
話の順番がそっくり入れ替えられているのがわかるだろうか。
政治主導の大型事業に対する批判的世論を喚起したいという意図の見える、ミスリード狙いの悪質な記事だ。
悪質なマスコミに釣られた意見は置いておくとして、その他に多いのは、標準仕様のスペックが低すぎるということ、学校にそんなものが必要なのかということ、ラズパイやIchigoJamでいいんじゃないのかということ、あたりだろうか。
こうした意見が出てくるのは、文科省が「何のために」という部分を説明しきれていないことが原因だと思う。
実際、一人一台で何をするのかというと、「Society5.0」とか「個別最適化された学び」とか「先端技術の活用」とかよく分からない言葉が多く、イメージしにくい。
ただ、ここが不透明なままでは一人一台がなぜ不可欠なのかが共有できないので、ここは明確にしておく必要がある。
参考になるのが、GIGAスクール構想にあたっての文部科学大臣メッセージだ。
https://www.mext.go.jp/content/20191225-mxt_syoto01_000003278_03.pdf
この中のキーワードは、情報活用能力だと思われる。この言葉は、新しい学習指導要領にも出てきて、言語能力と並ぶ全ての学習の基盤なる資質・能力と位置付けられている。
この情報活用能力を掘り下げるために、頑張って下のリンク先の資料を読んでみた。
情報活用能力を育成するためのカリキュラム・マネジメントの在り方と授業デザイン
その結果、これはデジタル・シチズンシップのことを指しているのだと理解した。
あくまで個人の理解なので、違うかもしれない。だが、こう理解すると低スペックパソコンでも構わない理由が説明できるので、こう理解する。
デジタル・シチズンシップという言葉はメジャーな言葉ではないので、ピンと来ない人が多いだろう。
下のリンク先が非常にわかりやすいので、とりあえずそちらを見てほしい。
https://medium.com/dqeverychild-in-japan/8-digital-life-skills-all-children-need-25e57b5365a9
スペック不足を指摘する人やラズパイを使えという人は、みんなデジタル・クリエイティビティの話をしている。
彼らは恐らく、パソコンを扱うことに慣れていて、パソコンはクリエイティブであるべきだという呪縛にがっちり縛られているのだと思う。
だから噛み合わない。
iPhone3Gが日本で発売されたのは2008年。iPadが2010年。LINEがサービス開始したのは2011年。LTEが2012年。
今の小学生は、スマートデバイスやインターネットが普通に側にある中で成長してきた、人類史上はじめての世代なのだ。
成長してから、特別なものとしてパソコンに出会った我々とは違う。
今の大人にとってパソコンの問題は常にデジタル・クリエイティビティの問題だった。
でも、子どもたちは違う。インターネットは生まれたときから普通にそこにある環境なのだ。
ドライビングテクニックを習得する前に、彼らは身を守るための交通ルールを理解しなければならないのと同じで、彼らはまずデジタル・シチズンシップを習得しないといけない。
そのためには、安全を確保した環境で、大人が見守る中で使える端末を、一人一台持たせる必要がある。
家庭でそれができるなら問題ない。できない家庭があるから、公教育でやる必要がある。
そのためには、安価な端末でなければならない。たとえデジタル・クリエイティビティを培うのには不十分な性能しかなくても。
と、これがあの程度のスペックで構わない理由、そして、どうしても一人一台が必要な理由だ。
この他の意見としては「導入しただけで終わるのではないか」、「使いこなせないんじゃないか」といったものがある。
これは、他の意見よりかなり現実を見た上での意見で、その分深刻だ。
現在のところ、情報活用能力、あるいは、デジタル・シチズンシップを習得させる教育に関する具体的な実践は、この国ではほとんど行われていない。
先進校と言われるところでも、授業技術に優れた先生が、従来型の授業にうまく使っているだけで、子供たちの情報活用能力というより先生の能力によって小道具としてICTを使っている。
このようなスタイルでは、デジタル・シチズンシップは習得できない。
研修だけで、正しいパソコンやインターネットの使い方を覚えた人がどれだけいるだろうか。
研修はきっかけになるかもしれないが、普通はそのあと使いながら学ぶものだ。
プログラミングなんかは顕著で、なんとなく教えられたとおりに書いてうまく動いた時よりも、エラーが出てその原因を特定するために四苦八苦した時のほうが学ぶものは大きかったはずだ。
先生が完全に管理し、先生の指示通りに作業をするといった、従来の一斉授業の手法では、目的を達成できない。
端末のスペックよりもはるかに重要なのは、子どもたちが自分で考えてトライ&エラーを繰り返すことだ。ここが実現えきなければ、多くの人が心配しているように、一人一台パソコンは無駄になってしまう。
教育情報化に詳しい識者が、この機会に一斉授業からの脱却を強く訴えているのには、こうした背景がある。
ただ、偉い先生はTo beを語るがAs isとのギャップを埋める方法や、妥協点としてのCan beを考えるのが得意ではない。このため、周囲はついていけない。
今の学校には、一斉学習を前提とした学習指導要領があり、現場ではそれを1年間消化するだけで手いっぱいになっている。子どもに自由を与え、トライ&エラーを繰り返させる時間的余裕がない。
文科省が早急に考えないといけないのは、足し算の発想で膨れ上がった指導内容から、ICTを活用することで省略や簡素化ができる項目や、個別学習で代替できる項目を抽出し、子どもが自由にパソコンを操作する時間を確保することだ。
これを現場に丸投げするようでは、GIGAスクールは上手くいかないだろう。
政令指定都市の市長会が、文部科学大臣に将来的な更新費用も補助するように要望を出していた。
それまでに、学校で一人一台パソコンを持つのが当たり前という状況を作り出し、ランドセルと同じように保護者に買わせることを目指していると思われる。
補助無しで更新する体力はどこの自治体にもないだろうから、保護者が納得して負担してくれる状態になっているかどうかが最も重要になる。
そのためには、一人一台パソコンが埃をかぶるようなことなく、デジタル・シチズンシップの習得に有用なものであることが広く理解されることが必要だ。
だが、学校のカリキュラムが今のままでは、そのために必要な時間がそもそもとれない。
文科省が本気であることは、色々な面から感じられるが、一方で、明らかにマンパワーが不足しているのもよくわかる。
その中で、学校で必要な時間を確保するための方法を検討できるのか、動向を注視したい。
間違っても、形だけの教員研修や支援員の派遣などという対応に全力で取り組まないようにしてもらいたい。
特に支援員は、教員の甘えと依存につながり逆効果になるリスクが高いので、慎重にお願いしたい。
ということで、現時点では、また無駄な投資になるリスクも大きく予断を許さないが、デジタル・シチズンシップを義務教育課程で習得させる必要性は高く、今回のGIGAスクールにかかっているものは大きいということを広く理解してほしい。
この台詞について考察をした。自分なりの考えを書く前に、軽く人物について整理しておく。
江戸川コナン:みなさんご存じ主人公。本当は17歳の高校生探偵だが、「黒の組織」が開発した毒薬を飲んで小学1年生まで縮んでしまった。
工藤有希子:コナン(新一)の母。元女優。変装術が得意。ベルモット(後述)の親友?
(コナン界での)FBI:ベルモットを追い来日。日本では違法捜査中である。(→注1)
赤井秀一:スナイパー。組織に追い詰められ殺されたことになっているが、現在は沖矢昴として工藤邸に潜伏中。
ジョディ・スターリング:赤井の元カノ。ベルモット(後述)と因縁があり、憎んでいる。
アンドレ・キャメル:ドライビングテクニックに優れている。
ベルモット:表の顔はハリウッド女優。バーボンに秘密を握られている。ジョディの両親を手に掛けた。
NOC
安室透(バーボン):本名・降谷零。公安(警察庁)から送り込まれたスパイ。スコッチ(後述)の死をきっかけに赤井秀一を憎んでいる。公安では多数の部下を率いる立場で、上司もいる。(→注2)組織では「探り屋」として活動中。
スコッチ:本名・諸伏景光。公安(警視庁)から送り込まれたスパイ。組織にスパイだということが露見し、家族や同僚の事を守るため、胸ポケットに入れたスマートフォンごと心臓を打ち抜き自決する。安室の同僚で幼馴染みで親友。
水無怜奈(キール):本名・本堂瑛海。CAIから送り込まれたスパイ。弟・瑛祐の保護を条件に、FBIに情報を渡す約束をしている。(→注3)
(注1)
FBIはベルモットの身柄を確保するまで日本警察に捜査のことを伏せる方針でいる。つまり、日本での捜査に関して許可をとっていないことが判明している。
だが、高木刑事のこの台詞「困りますよジョディさん…いくらFBIの捜査官だといっても、ここは日本!しかもあなたは休暇を使って来日してるだけでしょ?」(81巻)から、現実世界と同様に、許可のないFBIの捜査は日本で認められていないことが分かる。後に、赤井は「日本警察が組織の存在をつかみ、捜査を開始している」ことを認識していた事実が明らかになったが、それをチームメンバーには報告していない。
(注2)
85巻(緋色シリーズ)で工藤邸の前に集まっていたいかつい男達は部下。その後の安室の台詞「撤収してください…上には僕の方から話しますので…」から、赤井秀一およびFBI捕獲作戦は公安の上から許可が下りた作戦だったことが分かる。
赤井秀一は公安のこの作戦を「俺の身柄を奴らに引き渡し、大手柄をあげて組織の中心に食い込む算段だった」と言っているが、「黒の組織」に赤井秀一を売るために「公安の仲間」を連れてくる行為は矛盾している。
更に、赤井秀一を始末した(ことになっている)水無は、始末前と代わらず監視が厳しくメール1本送ることすら困難な状況にいることが窺えるので、例え安室が赤井を組織に売っても「大手柄」になることはあり得ず、赤井のこの推測は成り立たない。
「組織の中心に食い込む算段」に関しても、安室は現在ラム(組織のNo,2)から直接指令メールをもらうほどの立場にいるので、わざわざこのような危険を冒す必要がない。(95巻)
なお、「赤井およびFBI捕獲作戦に関する推測」に安室側からのアンサーはないので、赤井の推測を事実として扱うことには疑問が残る。
(注3)
96巻現在、瑛祐が証人保護プログラムを断って以降FBIが彼を保護・護衛している描写はないので、水無から一方的に情報を貰っているというアンバランスな構図になっている。
赤井秀一の「目先のことに囚われて…狩るべき相手を見誤らないで頂きたい」という主張について整理していく。
狩るべき相手を見誤らないで頂きたい…ここでの赤井は、「(安室が)狩るべき相手を見誤っている」と認識している。
赤井は、「(緋色シリーズにおいて)安室が狩ろうとしている相手」を、来葉峠で公安とカーチェイスを繰り広げている「赤井及び来日中のFBIメンバー」のことだと言っている。
以上を整理するとこうなる。
赤井秀一「(安室は)FBIを狩ろうとしているが、それは間違いだ」
つまり、「(安室が)狩るべき相手はFBIではない。」→「(安室が)狩るべき相手は別にいるはずだ」
更に、現在安室が潜入捜査中であることを踏まえると、赤井は「(安室の)狩るべき相手は黒の組織だ」と伝えたいのだと推測できる。
つまり赤井秀一の主張は、「安室の狩るべき相手はFBIではなく黒の組織だ。」になる。
上で、「(赤井秀一の考える)安室透の狩るべき相手」について触れたが、ここからは「(安室から見た)安室透の狩るべき相手」について整理していく。
人物紹介に書いた通り、安室透は公安である。コナン界で公安は以下のように認識されている。
江戸川コナン「ゼロっていうのは「存在しない組織であれ」と付けられたコードネーム…日本の安全と秩序を維持する為に存在する…公安警察の俗称…」(84巻)
では、「日本の安全と秩序を維持する為に存在」している公安警察・安室の「狩るべき相手」は誰なのか。
先程のコナンの台詞を裏返せば、安室の敵は「日本の安全と秩序」に害をなすものだと考えられる。赤井の言う通り、安室の潜入先「黒の組織」も、敵であることに間違いはない。
つまり「(安室から見た)安室透の狩るべき相手」は「日本の安全と秩序を脅かす人物・組織」である。
上の2点を整理した上で、「狩るべき相手を見誤らないで頂きたい」について考察していく。
(注1)で述べた通り、赤井たちFBIは日本で捜査する許可を得ていない。だが、FBIの面々は、緋色シリーズを見るだけでも
拳銃の所持・発砲(来葉峠カーチェイス)、道路交通法違反(同場面)、公務執行妨害(同場面)、遺体損壊(遺体すり替えトリック)、観光ビザで来日しながら違法捜査を行っている
など、かなりの違法行為をしている。特に、拳銃の所持・発砲は「日本の安全」を、違法捜査は「日本の秩序」を脅かしていると言っても良い。
まさに、来日中のFBIメンバーは「日本の安全と秩序を脅かす人物・組織」である。
当然、安室透の狩るべき相手に「黒の組織」が含まれていることに間違いはないが、彼は公安である。「狩るべき相手」は、全ての「日本の安全と秩序を脅かす人物・組織」なのであって、黒の組織だけを捕まえればその使命を全うしたことになるわけではない。
もし、現実に
「テロリストを捕まえるのに必死で、他の事件の犯人は逃がしてしまいました。」
という発表があったとして、果たして警察のその言い分は通用するのだろうか?…通用するわけがないと言い切ることが出来る。
もし、現実に
警察「それもそうだな、じゃあ君釈放ね」
ストーカー、詐欺集団、泥棒、どれか1つを追いかけている間は、他の犯人達を放っておくのが正解なのか?違うだろう。
公安にとって黒の組織は「解決すべき事件の容疑者集団A」、違法捜査中のFBIは「解決すべき事件の容疑者集団B」、その程度の違いであり、まさに違法捜査真っ最中の赤井に「狩るべき相手を見誤」っていると言われる筋合いはない。
本当に赤井秀一が組織を壊滅させることを目的としているならば、脅しや既に破綻している約束で現役スパイのキール・バーボンに負担を掛けるのは悪手だと言わざるを得ない。そもそも、本来「脅し(をすること)」や「破綻している約束(を一方的に守らせる)」といった方法は、相手を陥れたいときに使うものだ。
赤井本人にその意識はないようだが、状況だけ見れば、キール・バーボン両名は赤井の「自らの手で組織を狩り尽くしたい」という非常に個人的な「狩り」に巻き込まれているとも言えるだろう。
漫画図書館Zがリニューアルしたし、年末だし、Jコミ時代から今まで読んできて面白かったZオフィシャルの漫画を紹介するよ。
匿名である以上筆者のパーソナリティに依存するランキングをつけても無価値なので、年代順に列挙する。参考にしたのは、作品本体、著者のホームページ、メディア芸術データベース (https://mediaarts-db.jp/mg/) および Wikipedia。画像がないので説明文多め。あと参考までに連載誌情報も分かった分だけ添えとく。
なお、増田はあんまり漫画を読まないので、この作者は有名とかこの作品は名作とかほとんど知りません。それと投稿制限のため作品ページには直リンクしていません。手間かけさせてごめんね。http か https でアクセスしてね。
猫型のネコン星人と共存社会を作っている、近い未来の地球を舞台にしたコメディーSF。
人間たちに虐げられているネコン星人が自由のために蜂起する話がメインストーリーだけど、漫画の核心はめね田や猫田たち無軌道(猫)大学生たちの傍若無人っぷりを鑑賞することだと思う(特にモーガン所長がひどい目に合わされるところ)。
ずばり少女漫画。ちびなのに馬鹿力で一人称が「オレ」の女の子 弥生と、弥生のことが大好きなのっぽでラグビー馬鹿の陸、通称バイオレンスコンビをめぐるラブストーリー。
陸の方は一途に弥生を思っているのだけど、鈍感で男勝りな弥生は陸を親友としか思っていなくて、いつも悶々させられる陸。やっぱり男の片思いはいいわ。頭の中の箸が進むすすむ。
少女漫画の醍醐味と言えば恋する二人の関係性の変化なんだけど、この作品では、恋愛に無頓着な弥生が、何ものにも代えがたい陸と一緒にいるために、悩んだ末に親友から恋人という関係性の変化を受け入れるところがぐっとくる。恋人となることを受け入れた弥生だけど、陸とはずっと親友関係だったから、急に恋人関係(デート、キス)を求められて戸惑う。その弥生の戸惑いを汲んだ陸が自分が暴走していたと反省するところもいい。二人の幸せは一人と一人の幸せの足し算ではなくて、二人でいることでしか見えてこない幸せのことなんだと思う。
漫画が終わっても、この二人はきっと大丈夫だと思える少女漫画はいい少女漫画だ。
超能力者として戦争のために育てられた子供達「クラリオンの子供たち」をはじめ、冷凍睡眠から目覚めてみれば地上で最後の生き残りとなっていた少年が、電話でマザーコンピューターにグチ垂れる「THE DAY AFTER CARE」など少年少女がメインのSF短編集。
廃棄された街の底で他人の赤子を身ごもる出稼ぎ代理母達が、中東の政治対立に巻き込まれる「マザーズタウンラプソディ」がおすすめ。
ちなみに宮崎駿があとがきで絶賛している。なおハードなSFがよければこちらをどうぞ。
ARMS (www.mangaz.com/book/detail/43001)
女王蟻 (www.mangaz.com/book/detail/3901)
タイトル通り、古びた町の古びた校舎を舞台に、転校生の少女とノスタルジックな夢が交差する漫画。
あらすじ
夏休みのある日、古びた町に転校してきたばかりの宮沢真里は、校舎の中で謎の少女に帰ってきたのと抱きしめられた。その少女は、真里が転校してきたころ偶然目撃してしまった、古びた教室で自らを慰めていた少女 岡部梨絵であった。梨絵と恋人同士になった真里は学校で、原っぱで、古びた路地で、幻想的なときを過ごす。
古い作品なんだけど、色褪せない艶みたいなものを感じる良作。正直はじめて読んだ時、過去にこんな作品があったなんてと、かなりショックだった。
作中にこんなやりとりがある。
梨絵「手沢(しゅたく)って言葉があるわ」
真里「聞いたことある」「よく使われたりさわられたりした木が つやつやに光ってくるようなことでしょ?」
梨絵「そう ここにはいっぱいあるね そういうのが」
まさにそんな作品。
また、田舎の学校の垢抜けない感じがごく自然に表現されていて、増田的には恩田陸の「蛇行する川のほとり」とか「六番目の小夜子」が思い出された(わかる人には伝わってほしい)。
キャラクターとしては真里のちょっとふてぶてしくてまっすぐな性格がよい。友達に対してはおおらかで若者らしく愛する人にはまっすぐ好きと伝える。その全てが自然体で、漫画を読んでいるとまるでどこかに古い学校があって真里が今でもそこにいるような気がしてくる。
レズビアン行為の描写があるので苦手な人は注意ね。
ティリニアという架空の大陸を舞台に「魅猟龍人」や「マジシャンロード」、「サルトーの凱歌」など複数のタイトルにまたがるファンタジー漫画シリーズ。
いわゆる剣があって魔法が偏在している世界なんだけど、今のようにメラの上がメラミでメラミが強くなるとメラゾーマでやまびこの帽子を装備したらメラゾーマ連発でめっちゃ強い、みたいな共通認識がない時代なので、世界設定に作者色が強く滲んでいる(巻末の歴史表および設定資料参照)。
オススメはリンクしてある「魅猟龍人」。魅魔という悪鬼のようなものを狩る一族と、大陸中で迫害される龍族に生まれ魅猟に育てられた主人公の冒険譚。
ビームとか飛行船とか出てくるけど、王宮とか飛行座とか聖武将とかファンタジー濃度が高い、ファンタジック時代風スペースオペラ。
ちょっと増田の語彙では適切に紹介するのが難しいので、冒頭を引いてみる。
広大な星界に散らばる国々を「帝都」と称す専制国家が支配していた時代
『これが墓陵衛星「伊邪那美」か。星ひとつ墓にするなんざ気が知れねえな。』
『「星」というより岩の塊。小さいが造りはいい。気圧も重力も申し分ない。』
『これが”墓”とはね。』
『(こんなところに本当に”奴”がいるのか?)』
おわかりいただけたでしょうか。あんまりこういう漫画読んだことないけど、作者がこんな雰囲気好きなんだろうなーって思える。
なんていうか「デューン 砂の惑星」を初めて読んだ時の感覚といえばいいだろうか、SF的装置と非科学的なよくわからん概念が有機的に結合していて勢いがページから蒸れてくるような感覚。
架空時代物好きなんだーって人にオススメ。
力士と女子高生おかみもの。
少女漫画の彼氏側はかっこよくなくてはならないという不問律と脂肪と筋肉ドーンの力士でどう釣り合いをとったか。
答えは幕下イケメン力士だ! これならイケメンと脂肪のトレードオフにはならないぞ!
あらすじ
高校生の早弓は、たった一人の家族だった祖父の葬式の帰り、二年前に行方不明になった双子の兄 乙矢が斬り殺される幻想を見た。その瞬間、突然現れた黒い鎧武者に巨大な刀で斬りつけられた。目がさめると早弓の体は乙矢となっていた。しかも早弓が目を覚ました世界は現代の日本とは全く違う、戦国の世のような世界であった。兄の乙矢は二年前からこの世界で花敷の国の姫を守る衛士として生きていたのだった。 兄の最後の願い − 姫を守ってほしい − を守るために、早弓は姫の弟で総大将の夜光と共にさらわれた花敷の姫の救出に向かう。常識では考えられない九耀の死人兵や酷たらしい戦闘に、外見は男だが中身が少女の早弓は拒絶し苦しむが、国のため家族のため姉を助けるという夜光の真摯な思いに助けられ、次第に夜光に惹かれていく。しかし、乙矢(早弓の体)は姫と相思の仲であり、姫を無事助け出せれば国中に乙矢と姫の仲を示すこととなる。そして同時にそれは本当の自分を偽り生きていくことであるのだ。
時代伝奇ロマン漫画。いや増田にはBLの気はないと思っているんだけど、男の乙矢(中身は女)に向かって「幾度も思った。お前が女であればと。その度に自分が狂っている気がした。」なんて憔悴した顔で告げる夜光を見ると、なんか歪んだふわぁぁぁみたいな気持ちが湧き上がる。かと思うと男の体で殊勝な乙矢(中身は女)を見ると(少女として)いじらしいしかわいいし全力で応援する気持ちになるから不思議なもんだ。そう考えるとなかなかフェティシズムが詰まった漫画である。
全200ページくらいのよくまとまっている中編なのでオススメ。
諸事情により男子として育てられたノーランドの王女エスター(僕っ娘)が剣士ソール(女アレルギー)と術師テュール(男色家)を護衛に、自分の身代わりに魔狼に連れさらわれた乳兄弟を救いに行くのが一巻。彼らのその後を描いたのが二巻。一応タイトルにはサスペンス・ミステリーと書いてあるけど少女漫画。
こういうのでいいんだよこういうので(その1)。なんとなくお姉ちゃんの本棚にありそうな気がする(姉いないけど)。面白い点を挙げるならば、ソールとテュールの友人同士のフランクなやりとり、男に迫られているエスターを見てエスター一筋のソールがやきもきする姿とか、つまり少女漫画フォーマットそのものという他なくて、この気持ちがわかる人は読んでくれというしかない。
あらすじ
それぞれ違う人生を生きてきた還暦前の幼馴染三人 − 真面目な元小学校教諭の時世、お妾さんだった元芸者のミハル、専業主婦だったけど夫に愛想を尽かし家出してきた待子 − が共同生活を送りながら、第二の人生を支え合い暮らしていく話。
十年以上も前の作品になるけれど、オールドミスの老後や、熟年離婚、ワーカーホリック、仕事人間の退職後問題など、家庭内問題を正面から書いていて好感が持てる。
どの部分も優しくて素敵なんだけど、増田的にオススメしたいのは、恋愛に恵まれなかった時世が、過去一度だけ思い合っていたかもしれない男性と第二の人生で再開し、不器用だけど優しく一緒に過ごそうと決めるところ。この元同僚の男性は妻に先立たれていて、その後同じ職場で出会った時世と再婚しようとしたけれど、子供に新しい母親なんていらないと反抗され再婚を諦めた過去がある。ところがその子供が成長し自分自身が子供連れの女性と再婚したことで、当時の父親の心境を理解して時世に昔のことを謝るシーンがある。とても普通なことなんだけどとても豊かだなって思った。
ウブな時世に、芸者だったために男の酸いも甘いも知り尽くしたミハルさんが寂しさを感じながらもアドバイスするんだけど、仲の良い幼馴染だけの間柄ではなくてこれから幸せになれる女性を羨み祝福する姿勢が中庸で凡庸でとても感じ入る。
感覚投入型の巨大VR空間「BOOM-TOWN」とその街を保守するデバッガたちのお話。
デバッガのお仕事は、BOOM-TOWN に現れるノイズ(バグ)を発見して収束させること、なんだけど……実際は XYZ-P (NPC) のお悩み相談を聞いたり、BOOM-TOWN で自分の力を誇示するハッカーたちのやんちゃを懲らしめたりと何でも屋に近い。また BOOM-TOWN がメイン舞台と言っても、BOOM-TOWN での事件の原因追求のために現実世界でリアルハックを行ったりして、現実と地続きの二面性があってとても面白い仮想現実漫画。
BOOM0TOWN という仮想現実が普及した社会では、同じ人間より XYZ-P に感情移入してしまう人や、逆に人に恋をしてしまう XYZ-P がいたりして、人間もデータ化してVRに参加する以上 NPC と大差ないんだなって思える。
最後に、オススメポイント。主人公達デバッグ課はそれぞれが元ハッカーだったり英才教育施設出身だったりして、かなりプログラマ的な性格をしていてニヤニヤできる。特に、主人公(女性)が楽をするために自分の代わりに仕事(簡易デバッグ)をするボットを作ってサボっていたら、同僚に知らぬ間にボットモデルをスキャンされてボディデータを把握されるという話は非常によかった。あとウィザード級のハッカーと BOOM-TOWN の中でマトリックスばりの戦闘をするんだけど、最終的にVRの中ではなくウィルスによる現実端末ハッキングでハッカーにトドメを刺すところもリアルでよかった。
気がついたら内田さんの作品を紹介するのは二作目だった。多分この作者の乾いたユーモアが好きなんだと思う。
作品ページの紹介より引用。
2007年。 超高速通信ケーブルで繋がれた電脳世界を舞台に、 自ら作成したデータ上のロボット(VP)に搭乗し、 戦いを繰り広げるリアルタイムバトルシミュレーションゲーム 「デンジャープラネット3」。 その名手、国府高専1年生の桐生は、 ある日、謎の巨大VP "ベンケイ"に大敗してしまう。 一体どんな奴が乗っているんだ!?── 隣町のコニーパレス(ゲームセンター)からエントリーしていた 相手VPのパイロットは、高校2年生の可憐な少女だった。 "ベンケイ"のパイロット、彩理に惹かれた桐生は、 トップパイロットのプライドと彼女との交際を賭け、 新しいフルカスタムVP "九郎"で1対1の勝負を挑む。
この作品はデンジャープラネット(DP)に情熱を捧げる高専生たち若者の日々の物語。
この作品を読むと、ビデオゲーム同好会のみんなでワイワイしたり、 DP で勝利するために VP のカスタマイズに勤しんだりと、若い頃を仲の良い誰かと一緒に過ごすことができるというのはとても楽しいものだったんだなと思える。
主人公 桐生の周りの登場人物はみんな個性豊かで面白いんだけど、一番の際物は国府高専ビデオゲーム同好会の長船会長。私服として着ぐるみを毎日着てて国府高専のぬいぐるみ師の異名を持つ会長は、初登場時なんと二十二歳。まだまだ卒業したくないからという理由で計画的に留年しまくりである。さらには生粋のゲームマニアであるので、田舎を巡ってひなびた旅館に置かれているレトレゲーム(の基盤)を収集する旅(同好会の強化合宿)を開催したりと大変変人である。でも材料工学を専攻していてなおかつ構造力学にめちゃくちゃ詳しくて、 DP ではものすごい頼りになるところが実ににくい。
増田の中では、久我という過去に囚われたエンジニアと未来を純粋に見つめる桐生たちとのラストバトルがすごく良くて、ラストバトルの理想の一つになっている。 DP を遊んでいるいちユーザだった桐生が、彩理と出会い少しずつ業界に関わるようになり、 DP のユーザから DP の開発者となっていく。その桐生と彩理の目の前に最後に立ちふさがるのが、 DP に尊敬する人を踏みにじられ業界からドロップアウトした久我。このラストバトルのすべてが、若者たちによる閉塞しようとする未来の打破と過去の解放、まさに BREAK AGE を見事に描いている。
言わずと知れた魔夜先生の作品となります。
面白いので読みましょう。
一言いうならば、SFのうんちくがそこここにあり、独特の味気があるところが面白い。
あらすじ
元気娘の一条あおこは温厚な生物教師の夜光先生が大好き。積極的に毎日しかける(お弁当を一緒に食べる)ものの、夜光先生はのらりくらりと柳の如し。しかしあるとき、いつも夜光先生が両手につけているオパールの指輪をこっそり自分の手にはめてしまったとき、突然人の心の声が、それどころか生き物全ての声が頭の中に流れ込んできた。 実は夜光先生は地球の化身で、先生がつけていたのは生物の声が聞こえるオパールの指輪だったのだ! オパールの指輪を起点として、あおこの環境と夜光先生(地球)が交差していく。しかしその交差の先に待っていたのは……。
こういうのでいいんだよこういうので(その2)。
オパールの指輪をはめて、杉の木の話を聞いたり、カラスの恋愛相談に乗ったり、犬に占いをしてもらったりとのほほんとしてお話も多いのだけど、後半になるにつれて、(略)つまり地球がヤバイとなる。しかし漫画の主題が突き詰めるところあおこと夜光先生の関係性だからノープロブレムである。最後がとっても綺麗にセンチメンタルに終わるので読後感が大変気持ち良い。
友人の手入れが難しい花の世話を、先生に押し付けた時のあおこの名言を紹介しよう「平気 平気 先カンブリア紀から生き物育ててる人さ!!」
あらすじ
聖剣により魔風から守られている世界、その世界の君主国アーサトゥアルの王女エルナは、王族の身でありながら全く魔力を持たないという稀有ではあるが異端の存在であった。 しかし世界の支配を進めようとするアーサトゥアルは、魔力を持たないがゆえに世界を支えている聖剣を引き抜ける唯一の駒としてエルナを利用しようとしていた。 支配を広げようとする自国に対して違和感を持つエルナだったが、一人の力では対抗することができなかった。しかしエルナを暗殺するために彼女の前に敵国の王子シャールヴィが現れたことで、世界を変えるために、自分の力でできること、成すべきことを成すために立ち上がる。
魔力がストック性だったり古代文明の遺産がSF的で独特の味があるファンタジー漫画。
続編であるIIと合わせてどうぞ。
あらすじ
個性豊かな関北高校新聞部は、霊能事件だったり恋の謎解きだったり、今日もあのネタこのネタと東西奔走。毎回締め切りに追われながらも、けっこう低俗なセキホクジャーナルを毎月発刊しています。
こういうのでいいんだよこういうので(その3)。
なんていうか安定感が半端ではない。そうそうこうなるよねと、筋書きも語りも全部頭に入っている落語を聞くような感じがするのは増田だけではないだろう。
なお、作品事情によりヒロインの相手役は眉毛が太い。しかしいい男である。
クロスボーンガンダムで知ってた長谷川裕一作品。なんだかわかんないけど学校が丸ごと魔界へ飛んでしまったという漂流教室的な流れから始まり、わけがわからない内にいきなり敵がガンガン攻め込んでくるというハードな展開。
なんだけど、なんだかんだ7回だけ起動することができる超強力なロボット ダイソードに乗り込む熱血主人公や「サイバトロンかと思ったらモビルアーマーだわ」(自律型兵器かと思ったら搭乗型だったのねという意味)という名言を言い放ったオタク生徒会長(美人)のもと適度にシリアスに適度にコミカルにそしてちょっとエッチに進む。
長谷川作品はご都合展開などで設定を裏切ることはないし、当たり前を当たり前に描いているのでそういったこだわりが好きな人にはおすすめできる。
例えば超強力ロボット ダイソードは7回しか起動できないという制約から、一回起動したらパイロットが気絶したり寝落ちするまで気合い運用するとか、だけど無防備な会長と二人っきりになったせいでずっと悶々と完徹を続けていら、あっさりと「なぜならばナチュラルハイだからだー!」って叫んで貴重な起動回数を使ったりする主人公だったりして実によい。
ちょっとエッチで熱血な異世界漂流学園ロボット漫画である。面白い。
立派な剣士を目指す少年カイル君が、魔法がダメダメけっこうワガママお気楽白エルフのレニフィルと、頼りになる酒乱の姉御こと黒エルフのシルカに振り回されるギャグ漫画。素朴な絵とハイブロウなエルフギャグの落差が良い。
作中では、トールキンを含めたエルフの起源とか、エルフとドワーフとの確執とかを描いていて、意外とファンタジー世界の基礎がしっかりしているところもグッドポイント。
この増田は基本的にギャグマンガの激しい言動とか苦手でげんなりしちゃうんだけど、この作品はボケやツッコミがおとなしい(相対的に迫力がないとも言えるのかも)ので楽しく読めた。それにしてはひどく下品なネタもあったりするんだけどね(ケンタウロスがひっくり返ったときに腹側を見て「わー馬並み」とか)。
漫画図書館Zでだいたい通用する面白さの尺度として、巻数が長いほど面白いというのがある。
つまり18巻あるこの漫画は安定して面白い。あと長いのは奇面組(3年とハイスクール)かね。
内容は車に関する事件物。交通事故鑑定人の環倫一郎が、アメリカ全土を舞台に助手のクリスティーナを引き連れ(しばしば引っ張られながら)交通事故が起きた原因を解明していく。この説明だけだと地味な漫画かと思うかもしれないけど、いつも丁寧語で迫力がない環は実は、交通事故工学の博士号持つアカデミックポストだし、また過去に草レースでカミカゼと恐れられていたほどのドライビングテクニックを持つ元レーサーだし、かなりアメリカンにアクティブである。
ます間違いなく面白い。
透明感のあるSF連作。UFO を信じている少年や、時のエアスポットに落ちてしまった冴えない中年のサラリーマンなど、日常生活のふとした変わり目に立った人たちがメモリ星人を名乗る少女みーむと出会う、ちょっとふしぎな漫画。
みーむは会話の端々で古今東西の古典から引用する; 「恋愛の本質は自由である。」シェリー、「人生は芝居の如し」福澤諭吉、「みーん みんみんみんみんみん み〜〜〜〜ん」これは引用じゃないか……。
こんな、穏やかなんだけど、選べる選択肢には必ずよりよい道があって、だけどもどの選択肢を選んでも結局人生の無意味さに諦めを持てるような作風が増田の好みである。
なお作中にインセストタブーの場面があるので、苦手な人はご注意。
あと、再読した時に解説を梶尾真治(黄泉がえりで有名)が書いていることに気がついてびっくりした。
警視庁刑事部特殊捜査課交渉班(重要犯罪交渉人)という、重大事件での交渉がメインの警察漫画。
テロリストによるハイジャック事件やイジメられた少女の飛び降りの説得、銀行強盗犯への投降の呼びかけなど、犯人の心の葛藤と向き合い、死傷者ゼロすなわち犯人の無事すらも絶対条件とし、人生を諦めた彼らを現実(社会)へ呼び戻す場面が実に迫力がある。
作中のセリフより重要犯罪交渉人の説明を引こう
「交渉人が目指す解決というのは 常に死傷者ゼロですから」
主人公である英太郎のちょっととぼけた頼りなさそうな顔(本人談: 僕の場合はこのルックス自体が罠なんだ)をはじめとして、マイペースでゴーイングマイウェイの臨床心理士 酒堂さん、暗くて怖くて渋い元捜査一課の平光リーダーなどユニークなキャラクターが、ただでさえシリアス全振りになりそうな警察漫画にユーモアを添える。
あと、手書き輪郭線の柔らかい感じがたまらない。特徴的な図作りなんだけど意外と読みやすいと思う。また内容的にも、おそらくオウム事件を下敷きにしている新興宗教団体「メシアの号令」への強制捜査(最終章カルト編)は熱量がものすごい。
パワーがある漫画である。
お前様のようにドライビングテクニックがある奴ばかりじゃないんだよ…
プログラミング言語論争を車に置き換えるとおもしろいかもしれない。
一台の車にしか乗ってない奴はドライバーではない。
多種多様な車に乗って、それぞれのいいところやダメなところを見つけて、
それでいて「自動車」というものの本質を体感し、汎用的なドライビングテクニックを身につけたものが「ドライバー」といえる。
うん、俺はドライバーなんかにならなくていいや。
「自動車」はあくまでも目的地にたどり着くための手段なわけで、
その道中がそれなりに楽しければそれで満足だわ。
目的地に着いた後でその人から
「お前のその道中はなってない」
とか言われても、「はぁ、そうですか」としか思わないわけで。
「お前、社用車にトヨタなんか使ってるのかよwwwwうちはホンダだぜwww」
「最近の流行りは軽だろ。町中走行は最強だし、最近のだと遠出もできるぜ」
うわー。痛いなー。